JP5480045B2 - 粘着テープの貼着装置及び貼着方法 - Google Patents

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Description

この発明は、たとえば液晶表示パネルなどの基板に電子部品を粘着テープによって実装する場合、上記粘着テープを所定の長さに切断して上記基板或いは電子部品に貼着する粘着テープの貼着装置及び貼着方法に関する。
たとえば、液晶ディスプレイパネルやプラズマディスプレイパネルに代表されるフラットパネルディスプレイなどの製造工程においては、被貼着部材としてのガラス製の基板の側部上面に設けられた端子部に、TCP(Tape Carrier Package)などの電子部品を、μm単位の直径の金属粒子を含有する熱硬化性の樹脂によって形成された異方導電性の粘着テープを介して貼着する工程がある。
上記電子部品を上記基板の側部上面の端子部に貼着する前に、基板の側部上面或いは電子部品の下面には所定の長さに切断された上記粘着テープが貼着される。粘着テープは合成樹脂によって形成された離型テープに貼着された状態で供給リールに巻装されている。
上記基板の側部上面に電子部品を粘着テープによって貼着する場合、まず、チャックなどの送り手段によって供給リールから離型テープとともに所定長さずつ繰り出された粘着テープを所定長さに切断する。
所定長さに切断された粘着テープは、上記送り手段によって上記供給リールから上記離型テープとともに所定長さずつ引き出されることで、テーブルの上面に吸着保持された基板の側部上面或いはヘッドに吸着保持された電子部品の下面に対向するよう位置決めされる。
ついで、切断された粘着テープは、ヒータを有する加圧ツールによって基板の側辺部或いは電子部品に加圧加熱された後、基板或いは電子部品に貼着された粘着テープから離型テープが剥離手段によって剥離される。
特許文献1には基板に粘着テープを貼着する装置が開示されている。
上記剥離手段は第1の剥離ローラと第2の剥離ローラ及びこれらローラを一体的に駆動する駆動機構とによって構成されている。
上記第1の剥離ローラは外周面を上記離型テープの上記粘着テープが貼着された一方の面に係合させ、上記送り手段によって送られる上記離型テープをガイドするようになっていて、上記第2の剥離ローラは外周面を上記離型テープの上記粘着テープが貼着された一方の面と反対側となる他方の面に係合させている。
したがって、上記基板或いは上記電子部品に所定長さに切断された粘着テープが貼着された後、上記第1、第2の剥離ローラを上記基板或いは上記電子部品に貼着された粘着テープに沿って駆動すれば、上記第1の剥離ローラの外周面によって離型テープが粘着テープから離れる方向に引っ張られるから、離型テープが粘着テープから剥離されることになる。
つまり、上記第1のガイドローラは、離型テープをガイドするガイド機能と、上記第2の剥離ローラとで貼着された粘着テープから離型テープを剥離する剥離機能とを呈するようになっている。
特開平11−50016号公報
ところで、第1の離型ローラの外周面は、離型テープをガイドするガイド機能を持たせるために、離型テープの粘着テープが貼着されている一方の面に常に接触させている。上記離型テープの一方の面には粘着テープを所定長さに切断した際に生じる、粘着テープの切断かすが付着している。
そのため、離型テープの一方の面に常時接触している上記第1の離型ローラの外周面には、上記離型テープに残留する粘着テープの切断かすが付着堆積するため、上記第1の剥離型ローラの外径寸法は付着堆積した粘着テープの切断かすによって次第に大きくなる。
第1の剥離ローラの外径寸法が大きくなると、離型テープを送り手段によって供給リールから所定長さずつ引き出し、離型テープに貼着された所定長さに切断された粘着テープを上記基板或いは電子部品に対して位置決めすると、所定長さに切断された粘着テープの先端の位置が、上記第1の剥離ローラの外径寸法の変化によって上記基板或いは電子部品の貼着位置に対して精密に位置決めできなくなるということになる。
つまり、上記送り手段は上記離型テープを上記第1の剥離ローラに係合させて常に一定の長さずつ引き出すようになっている。そのため、第1の剥離ローラの外径寸法が粘着テープの切断かすが付着することによって初期の外径寸法よりも大径になると、外径寸法が増大した分だけ、所定長さに切断された粘着テープの先端位置が上記基板或いは電子部品の貼着位置の先端よりも前方に位置ずれしてしまうことになる。すなわち、基板或いは電子部品に対する粘着テープの貼着精度の低下を招くということになる。
粘着テープの貼着精度が低下し、たとえば粘着テープの先端が基板或いは電子部品の側端から外方に突出すると、貼着された粘着テープから離型テープを剥離する際、粘着テープのめくれが生じる原因になるということがある。
この発明は、第1の剥離ローラの外周面に粘着テープの切断かすが付着して大径化しても、離型テープとともに所定長さずつ引き出されて位置決めされる所定長さに切断された粘着テープの位置決め精度が低下することがないようにした粘着テープの貼着装置及び貼着方法を提供することにある。
請求項1の発明は、離型テープに貼着された粘着テープを被貼着部材に貼着する粘着テープの貼着装置であって、
上記離型テープを所定の長さずつ送る送り手段と、
上記粘着テープを貼着位置で上記被貼着部材に貼着する貼着手段と、
上記離型テープの上記粘着テープが貼着されていた一方の面に外周面を接触させる第1の剥離ローラと、上記離型テープの上記粘着テープが貼着されていない他方の面に外周面を接触させる第2の剥離ローラとを上記被貼着部材に貼着された上記粘着テープに沿って移動させて、上記貼着手段によって上記被貼着部材に貼着された上記粘着テープから、上記離型テープを剥離させる剥離手段を具備し、
上記送り手段によって上記離型テープを送るときは、上記第1の剥離ローラの外周面が、上記離型テープの上記粘着テープが貼着されていた一方の面に接触しない位置に位置していることを特徴とする粘着テープの貼着装置にある。
この発明は、離型テープに貼着された粘着テープを被貼着部材に貼着する粘着テープの貼着方法であって、
上記離型テープを所定の長さずつ送る工程と、
上記粘着テープを貼着位置で上記被貼着部材に貼着する工程と、
上記離型テープの上記粘着テープが貼着されていた一方の面に外周面を接触させる第1の剥離ローラと、上記離型テープの上記粘着テープが貼着されていない他方の面に外周面を接触させる第2の剥離ローラとを上記被貼着部材に貼着された上記粘着テープに沿って移動させて、上記貼着する工程によって上記被貼着部材に貼着された上記粘着テープから、上記離型テープを剥離する工程を具備し、
上記離型テープを所定の長さずつ送る工程では、上記第1の剥離ローラの外周面が、上記離型テープの上記粘着テープが貼着されていた一方の面に接触しないことを特徴とする粘着テープの貼着方法にある。
この発明によれば、被貼着部材に貼着された粘着テープから離型テープを剥離する剥離ローラを、粘着テープから離型テープを剥離するときだけ、その外周面を離型テープに当てるようにしたから、剥離ローラの外周面に粘着テープの切断かすが付着して大径化しても、この剥離ローラの大径化によって供給リールから引き出されて位置決めされる所定長さに切断された粘着テープの位置決め精度を低下させるのを防止することができる。
この発明の一実施の形態を示す貼着装置の全体構成図。 離型テープに貼着された粘着テープを所定長さに分断する機構を拡大して示す正面図。 TCPに貼着された粘着テープから離型テープを剥離する剥離手段を拡大して示す正面図。 図3に示す剥離手段の可動体を示す側面図。 貼着位置で待機するTCPに対して粘着テープの所定長さに切断された切断部が位置決めされた状態を説明するための正面図。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1に示す粘着テープの貼着装置は供給リール11を備えている。この供給リール11には図2に示すように一側面に粘着テープ12が貼着された離型テープ13が巻装されている。粘着テープ12は両面が粘着性を有する熱硬化性の樹脂に金属微粒子を混入した異方導電性であって、上記離型テープ13は合成樹脂によって粘着テープ12と同じ幅寸法のテープ状に形成されている。
上記離型テープ13は、上記供給リール11から粘着テープ12とともに下方に向かって引き出され、ウエイト14を有するダンサローラ15に係合して走行方向が上方に向かって変換されている。それによって、上記離型テープ13には上記ウエイト14による張力が与えられている。
上方に向かって方向変換された離型テープ13は、第1のガイドローラ16に係合して粘着テープ12が貼着された一方の面を上に向けて走行するよう水平方向に方向変換される。
水平方向に方向変換された離型テープ13は、剥離手段17を構成する第1の剥離ローラ18の軸方向両端に設けられた一対の鍔18a(図4に示す)の間に通されて幅方向に振れが生じないようガイドされている。
上記第1の剥離ローラ18よりも離型テープ13の走行方向の上流側には、上記第1の剥離ローラ18とで上記剥離手段17を構成する第2の剥離ローラ19が設けられていて、この第2の剥離ローラ19によって上記離型テープ13は走行方向を水平方向から斜め下方に変更されている。
上記離型テープ13は、上記第1のガイドローラ16と上記第2の剥離ローラ19とで水平に走行するよう支持されていて、図3に示すように上記第2の剥離ローラ19によって斜め方向下方に方向変換された部分が上記第1の剥離ローラ18の一対の鍔18aの間に、第1の剥離ローラ18の外周面18bに対して非接触となるよう通されている。そして、一対の鍔18a間を通された離型テープ13は第2のガイドローラ21に係合して走行方向が垂直方向下方に変換されている。
上記第2のガイドローラ21よりも上方で、上記第1の剥離ローラ18よりも下方の位置には、上記剥離手段17が図3に実線で示す初期位置にあるとき、上記離型テープ13の上記第2の剥離ローラ19と第2のガイドローラ21との間の部分の他方の面に対して非接触となる位置に第3のガイドローラ22が設けられている。
上記第3のガイドローラ22は、上記第1、第2の剥離ローラ18,19を移動させて後述するように電子部品としてのTCP45から離型テープ13を剥離するとき、離型テープ13の第1の剥離ローラ18よりも下流側の部分が上記第1、第2の剥離ローラ18,19の移動にともなって下方へ大きく変位するのを阻止するようになっている。つまり、離型テープ13は図3に鎖線で示すように上記第3のガイドローラ22によって変位が制限されている。
図1に示すように、上記離型テープ13の上記第2のガイドローラ21によって走行方向が垂直方向下方に変換された部分には送り手段23が設けられている。この送り手段23は保持チャック24及びこの下方に位置する送りチャック25を有する。
上記保持チャック24は一対の挟持片24aを有し、この一対の挟持片24aはシリンダなどの第1の開閉駆動源26によって開閉駆動されるようになっている。上記送りチャック25は一対の挟持片25aを有し、この一対の挟持片25aはシリンダなどの第2の開閉駆動源27によって開閉駆動される。
上記送りチャック25はシリンダなどの上下駆動源28によって第2の開閉駆動源27と一体的に上下方向に所定のストロークで駆動されるようになっている。
上記第1の開閉駆動源26、第2の開閉駆動源27及び上下駆動源28は図示せぬ制御装置によって所定のタイミングで駆動が制御される。すなわち、保持チャック24が開放しているとき、第2の開閉駆動源27によって送りチャック25が閉じられて離型テープ13を挟持し、その状態で上下駆動源28によって送りチャック25が所定のストロークで下方へ駆動される。
それによって、各チャック24,25の挟持片24a、25a間に通された離型テープ13は、上記ダンサローラ15によって付与された張力に抗して上記送りチャック25により、そのストロークに応じた所定の長さでピッチ送りされる。
上記送りチャック25によって離型テープ13が送られると、上記保持チャック24が第1の開閉駆動源26によって閉じられて離型テープ13が保持される。ついで、送りチャック25が開放されて上昇位置まで駆動された後、閉方向に駆動されて離型テープ13を挟持する。
それと同時に、保持チャック24が開いて送りチャック25が上下駆動源28によって図1に矢印で示す下降方向に駆動されて離型テープ13を所定の長さで送る、という動作が繰り返して行われるようになっている。
なお、送り手段23によって下方へ引かれた離型テープ13は回収容器29に収容される。
図1に示すように、上記離型テープ13が上記ダンサローラ15によって垂直方向上方に方向変換された部分には、その離型テープ13の粘着テープ12が貼着された一方の面と、反対側の他方の面に対向して帯板状の支持部材31が設けられている。上記離型テープ13は上記支持部材31の板面に沿って走行するようになっている。
上記粘着テープ12の上記支持部材31に対向する部位には、図2に示すように離型テープ13に貼着された粘着テープ12に一対に切断線33aを形成し、この切断線33aによって上記粘着テープ12に抜き取り部33bを形成する切断機構34が設けられている。
上記切断機構34は、軸線を上記離型テープ13の側面に対して直交する状態で配置された駆動源としての切断用シリンダ35と、この切断用シリンダ35のロッド35aに連結された台座36と、この台座36に所定の間隔で設けられた一対の切断刃37によって構成されている。
上記切断用シリンダ35によって切断刃37が図2に矢印で示すように離型テープ13に貼着された粘着テープ12に向かって駆動されると、この粘着テープ12に一対の上記切断線33aが形成される。つまり、粘着テープ12に抜き取り部33bが形成される。
粘着テープ12に抜き取り部33bが形成されると、離型テープ13は上記送り手段23の送りチャック25のストロークに対応するピッチP(図2に示す)で間欠的に搬送される。それによって、上記粘着テープ12に上記切断機構34によって形成された抜き取り部33bが上記切断機構34よりも上方に配置された抜き取り機構39に対向位置する。
上記抜き取り機構39は、駆動源としての抜き取り用シリンダ41を有し、この抜き取り用シリンダ41のロッド41aには台座42が設けられている。この台座42には押圧部42aが設けられ、この押圧部42aの先端面には供給リールから繰り出されて巻取りリール(ともに図示せず)に巻き取られて走行する除去テープ43が張設されている。
上記抜き取り用シリンダ41が作動して上記除去テープ43が上記押圧部42aによって上記粘着テープ12に形成された抜き取り部33bに押圧されると、その抜き取り部33bが上記除去テープ43に付着して除去されるようになっている。
このように、粘着テープ12に切断機構34によって所定のピッチPで形成された抜き取り部33bを、上記抜き取り機構39によって除去すれば、上記粘着テープ12は所定の長さの切断部12aに分断されることになる。この切断部12aは後述する電子部品としてのTCP45の幅寸法とほぼ同じ長さに設定されている。
なお、上記上下駆動源28によって駆動される上記送りチャック25のストロークは変更可能となっている。それによって、上記切断機構34で切断される粘着テープ12の切断部12aの長さを上記TCP45のサイズ変更などに応じて設定することができる。
このようにして粘着テープ12が所定長さの切断部12aに分断されたのち、上記送り手段23による離型テープ13のピッチ送りが複数回繰り返されると、その切断部12aは上記TCP45が位置決めされて待機する貼着位置B(図1、図3及び図5に示す)に搬送位置決めされる。そして、上記切断部12aは先端が上記TCP45の幅方向一端に一致するよう位置決めされることになる。
図1に示すように、上記貼着位置Bには、この貼着位置Bに搬送された粘着テープ12の切断部12aの上方にインデックステーブル46が設けられている。このインデックステーブル46には周方向に所定間隔複数の保持部47が設けられている。
各保持部47には上記TCP45の幅方向と交差する前後方向の一端部の上面が吸着保持され、その一端部の下面に粘着テープ12の切断部12aが貼着されるようになっている。上記保持部47に吸着保持された上記TCP45は、上記貼着位置Bに搬送されてくる切断部12aよりもわずかに上方に位置している。
上記貼着位置Bの、上記離型テープ13よりも下方の位置には、上記貼着位置Bに位置決めされた上記保持部47に対向して貼着手段48が設けられている。この貼着手段48は上記切断部12aよりもわずかに大きな平面形状の加圧ツール49を有する。この加圧ツール49は上下用シリンダ51によって上下方向に駆動されるようになっている。上記加圧ツール49にはヒータ50が内蔵されていて、このヒータ50によって所定の温度、つまり上記粘着テープ12をTCP45に確実に貼着することができる温度に加熱するようになっている。
上記上下用シリンダ51は軸線を垂直にして配置されていて、その駆動軸51aの上端に上記加圧ツール49が取り付けられている。加圧ツール49の長さ寸法は、上記粘着テープ12の切断部12aの長さ寸法と同等或いはわずかに大きく設定されている。
したがって、上記上下用シリンダ51が作動して上記加圧ツール49が上昇方向に駆動されると、上記離型テープ13が押し上げられ、この離型テープ13の上面に貼着された粘着テープ12の所定長さに切断された1つの切断部12aが加熱されながら上記保持部47に吸着保持されたTCP45の下面に押圧される。それによって、上記粘着テープ12の切断部12aが上記TCP45に貼着されることになる。
図3と図4に示すように、上述した上記剥離手段17を構成する上記第1の剥離ローラ18と第2の剥離ローラ19は平板状の可動体53の前面側に回転可能に保持されている。この可動体53は図示しないリニアガイドに沿って水平方向に移動可能に支持されていて、背面には駆動機構を構成する送りねじ54が螺合するナット体55が設けられている。上記送りねじ54は軸線を水平にして回転可能に支持されていて、その一端に連結された回転駆動源56によって回転駆動されるようになっている。
それによって、上記第1の剥離ローラ18と第2の剥離ローラ19が設けられた上記可動体53は、図3に矢印で示す水平方向、つまり+X方向と−X方向に往復駆動されるようになっている。
上記可動体53が+X方向に駆動されると、離型テープ13の第1の剥離ローラ18の外周面18bに接触せずに一対の鍔18aの間に通されていた部分が、上記第1の剥離ローラ18の外周面18bによって押圧される。その状態で、上記可動体53がさらに+X方向に駆動されてインデックステーブル46の保持部47に保持されたTCP45の下方を通過すると、このTCP45の下面の粘着テープ12の切断部12aに貼着された離型テープ13が図3に鎖線で示すように上記第1の剥離ローラ18の外周面18bによって下方へ押圧され、上記切断部12aから剥離される。
このとき、離型テープ13の第1の剥離ローラ18よりも下流側の部分は上述したように上記第3のガイドローラ22によって下方へ大きく変位するのが制限される。
上記可動体53が図3に鎖線で示す位置まで駆動されて上記TCP45の幅方向全長、つまり切断部12aから離型テープ13が剥離されたならば、上記可動体53は−X方向に駆動されて図3に実線で示す初期位置に戻る。それによって、離型テープ13の第2の剥離ローラ19と第2のガイドローラ21との間に位置する部分は第1の剥離ローラ18の一対の鍔18a間に位置した状態で第1の剥離ローラ18の外周面から離れることになる。
このような構成の貼着装置によれば、離型テープ13を送り手段23によって所定のピッチPで送るときには、剥離手段17の第1の剥離ローラ18は外周面18bを離型テープ13の粘着テープ12が貼着された一方の面に接触させずに、一対の鍔18aによって離型テープ13の走行をガイドする。
そして、TCP45に貼着された粘着テープ12の切断部12aから離型テープ13を剥離するときには、上記第1の剥離ローラ18は外周面18bを離型テープ13の粘着テープ12が貼着された一方の面に圧接させて第2の剥離ローラ19とともに+X方向に駆動される。
そのため、TCP45に貼着された粘着テープ12の切断部12aから離型テープ13を剥離するとき、第1の剥離ローラ18の外周面18bが離型テープ13の粘着テープ12が貼着された一方の面に転接するため、離型テープ13の一方の面に付着残留する粘着テープ12の切断かすが上記外周面18bに付着堆積して第1の剥離ローラ18が大径化することになる。
しかしながら、粘着テープ12の切断部12aから離型テープ13を剥離してから−X方向に駆動されて初期機位置に戻った上記第1の剥離ローラ18は、外周面18bから上記離型テープ13が離れた状態で一対の鍔18aによって上記離型テープ13をガイドする。
そのため、離型テープ13が送り手段23によってピッチ送りされて図5に示すように粘着テープ12の切断部12aが貼着位置Bに位置決めされたTCP45に対して位置決めされたとき、上記第1の剥離ローラ18の外径寸法の変化によって上記切断部12aの位置決め精度が影響を受けることがない。したがって、上記切断部12aの先端を上記TCP45の幅方向一端に対して同図にSで示す位置に高精度に位置決めすることができる。
すなわち、第1の剥離ローラ18の外周面18bに付着堆積する粘着テープ12の切断かすによって上記第1の剥離ローラ18の外径寸法が大きくなっても、それによって粘着テープ12の切断部12aがTCP45に対して位置ずれし、離型テープ13の剥離時に粘着テープ12の切断部12aにまくれが生じるのを防止することができる。
上記一実施の形態では粘着テープを被貼着部材としての電子部品としてのTCPに貼着する例を挙げて説明したが、粘着テープを貼着する被貼着部材としては電子部品に限られず、液晶表示パネルなどに基板に貼着する場合であっても、同様に実施することができる。
11…供給リール、12…粘着テープ、13…離型テープ、17…剥離手段、18…第1の剥離ローラ、19…第2の剥離ローラ、23…送り手段、24…保持チャック、25…送りチャック、45…TCP(電子部品)、48…貼着手段、49…加圧ツール、53…可動体、54…送りねじ、56…回転駆動源。

Claims (2)

  1. 離型テープに貼着された粘着テープを被貼着部材に貼着する粘着テープの貼着装置であって、
    上記離型テープを所定の長さずつ送る送り手段と、
    上記粘着テープを貼着位置で上記被貼着部材に貼着する貼着手段と、
    上記離型テープの上記粘着テープが貼着されていた一方の面に外周面を接触させる第1の剥離ローラと、上記離型テープの上記粘着テープが貼着されていない他方の面に外周面を接触させる第2の剥離ローラとを上記被貼着部材に貼着された上記粘着テープに沿って移動させて、上記貼着手段によって上記被貼着部材に貼着された上記粘着テープから、上記離型テープを剥離させる剥離手段を具備し、
    上記送り手段によって上記離型テープを送るときは、上記第1の剥離ローラの外周面が、上記離型テープの上記粘着テープが貼着されていた一方の面に接触しない位置に位置していることを特徴とする粘着テープの貼着装置。
  2. 離型テープに貼着された粘着テープを被貼着部材に貼着する粘着テープの貼着方法であって、
    上記離型テープを所定の長さずつ送る工程と、
    上記粘着テープを貼着位置で上記被貼着部材に貼着する工程と、
    上記離型テープの上記粘着テープが貼着されていた一方の面に外周面を接触させる第1の剥離ローラと、上記離型テープの上記粘着テープが貼着されていない他方の面に外周面を接触させる第2の剥離ローラとを上記被貼着部材に貼着された上記粘着テープに沿って移動させて、上記貼着する工程によって上記被貼着部材に貼着された上記粘着テープから、上記離型テープを剥離する工程を具備し、
    上記離型テープを所定の長さずつ送る工程では、上記第1の剥離ローラの外周面が、上記離型テープの上記粘着テープが貼着されていた一方の面に接触しないことを特徴とする粘着テープの貼着方法。
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