JP5479005B2 - 形状測定装置、回転体の形状の測定方法、及びプログラム - Google Patents

形状測定装置、回転体の形状の測定方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、形状測定装置、回転体の形状の測定方法、及びプログラムに関する。
従来、2台以上のビデオカメラを用いてタイヤなどの物体の3次元形状を測定する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−89357号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、2台以上のビデオカメラを用いて3次元形状を測定しており、1台のビデオカメラ(撮影装置)では3次元形状を測定できない。そのため、簡易な方法で物体の形状を測定できない、という問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するために成されたものであり、従来技術と比較して、簡易に形状を測定することができる形状測定装置、回転体の形状の測定方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明の形状測定装置は、表面に複数のマーカが配置された回転体を回転させた状態で連続的に複数回撮影することにより、前記複数のマーカを含む画像の画像データを複数個取得するための第1の撮影装置と、前記第1の撮影装置によって取得された複数個の画像データに基づいて、該複数個の画像データが示す複数の画像の各々に含まれる前記複数のマーカの各々について各画像上での位置を追尾する追尾手段と、前記追尾手段による追尾結果に基づいて定まる各マーカの各画像における位置に基づいて、2つの画像間での同一マーカ同士の距離を各マーカ毎に求め、求めた各マーカ毎の距離の和が最大である第1の画像及び第2の画像を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された第1の画像及び第2の画像の各々が、前記回転体に対する撮影位置及び撮影方向が異なると共に同じ水平面上で前記回転体に対して左右の位置に配置された第2の撮影装置及び第3の撮影装置で同時に前記回転体を撮影したと仮定した場合の画像となるように、前記第1の画像及び第2の画像を、画像の中心回りに回転させる画像回転手段と、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々に対して予め設定された三次元の撮影位置としての前記第2の撮影装置前記第3の撮影装置との相対間隔、及び撮影方向としての前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の各々の初期値と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マーの二次元座標とに基づいて、各マーカの三次元位置座標を算出し、前記算出した各マークの三次元位置座標であって、前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々の前記撮影位置としての前記相対間隔の初期値及び前記撮影方向としての各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の初期値と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マークの二次元座標とに基づいて重複して算出される座標の差の二乗和の合計が最小となるように、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各撮影方向として各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の前記初期値を調整し、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記相対間隔の初期値及び前記初期値を調整した前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の撮影方向としての各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マーの二次元座標とに基づいて、各マーカの三次元位置座標を算出し直し、前記回転体上の予め定められた2つのマーカ間の距離と、前記第1の画像及び前記第2の画像における前記算出し直した各マーカの三次元位置座標から算出される前記2つのマーカ間の距離との差の二乗和が最小となるように、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記相対間隔の前記初期値を調整する推定手段と、前記複数個の画像データ、前記推定手段によって初期値が調整された前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記第2の撮影装置と前記第3の撮影装置との相対間隔及び撮影方向としての前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々のロール角、ピッチ角、ヨー角に基づいて、前記複数個の画像データが示す複数の画像の各々の複数のマーカの位置を推測することにより、前記回転体の少なくとも一部の形状を測定する測定手段と、を含んで構成されている。
本発明によれば、互いに撮影位置及び撮影方向が異なる第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々によって、選択された画像のうちそれぞれ1つが撮影された場合における第2の撮影装置の第3の撮影装置に対する相対的な撮影位置及び撮影方向、及び第3の撮影装置の第2の撮影装置に対する相対的な撮影位置及び撮影方向を推定する。そして、複数個の画像データ、推定された第2の撮影装置の第3の撮影装置に対する相対的な撮影位置及び撮影方向、並びに推定された第3の撮影装置の第2の撮影装置に対する相対的な撮影位置及び撮影方向に基づいて、複数個の画像データが示す複数の画像の各々の複数のマーカの位置を推測することにより、回転体の少なくとも一部の形状を測定する。
このように、本発明によれば、1台の撮影装置(第1の撮影装置)のみを用いて回転体の少なくとも一部の形状を測定するので、従来技術と比較して、簡易に形状を測定することができる。
また、請求項記載の発明の形状測定装置は、請求項1記載の発明の形状測定装置において、前記回転体をタイヤまたはタイヤのホイールとしたものである。
また、上記目的を達成するために、請求項3記載の発明の回転体の形状の測定方法は、表面に複数のマーカが配置された回転体を回転させた状態で連続的に複数回撮影することにより、前記複数のマーカを含む画像の画像データを複数個取得するための第1の撮影装置によって取得された複数個の画像データに基づいて、該複数個の画像データが示す複数の画像の各々に含まれる前記複数のマーカの各々について各画像上での位置を追尾し、追尾結果に基づいて定まる各マーカの各画像における位置に基づいて、2つの画像間での同一マーカ同士の距離を各マーカ毎に求め、求めた各マーカ毎の距離の和が最大である第1の画像及び第2の画像を選択し、選択した第1の画像及び第2の画像の各々が、前記回転体に対する撮影位置及び撮影方向が異なると共に同じ水平面上で前記回転体に対して左右の位置に配置された第2の撮影装置及び第3の撮影装置で同時に前記回転体を撮影したと仮定した場合の画像となるように、前記第1の画像及び第2の画像を、画像の中心回りに回転させ、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々に対して予め設定された三次元の撮影位置としての前記第2の撮影装置前記第3の撮影装置との相対間隔、及び撮影方向としての前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の各々の初期値と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マーの二次元座標とに基づいて、各マーカの三次元位置座標を算出し、前記算出した各マークの三次元位置座標であって、前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々の前記撮影位置としての前記相対間隔の初期値及び前記撮影方向としての各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の初期値と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マークの二次元座標とに基づいて重複して算出される座標の差の二乗和の合計が最小となるように、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各撮影方向として各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の前記初期値を調整し、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記相対間隔の初期値及び前記初期値を調整した前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の撮影方向としての各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マーの二次元座標とに基づいて、各マーカの三次元位置座標を算出し直し、前記回転体上の予め定められた2つのマーカ間の距離と、前記第1の画像及び前記第2の画像における前記算出し直した各マーカの三次元位置座標から算出される前記2つのマーカ間の距離との差の二乗和が最小となるように、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記相対間隔の前記初期値を調整し、前記複数個の画像データ、前記初期値が調整された前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記第2の撮影装置と前記第3の撮影装置との相対間隔及び撮影方向としての前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々のロール角、ピッチ角、ヨー角に基づいて、前記複数個の画像データが示す複数の画像の各々の複数のマーカの位置を推測することにより、前記回転体の少なくとも一部の形状を測定する方法である。
本発明によれば、1台の撮影装置(第1の撮影装置)のみを用いて回転体の少なくとも一部の形状を測定するので、従来技術と比較して、簡易に形状を測定することができる。
また、上記目的を達成するために、請求項4記載の発明のプログラムは、コンピュータを、表面に複数のマーカが配置された回転体を回転させた状態で連続的に複数回撮影することにより、前記複数のマーカを含む画像の画像データを複数個取得するための第1の撮影装置によって取得された複数個の画像データに基づいて、該複数個の画像データが示す複数の画像の各々に含まれる前記複数のマーカの各々について各画像上での位置を追尾する追尾手段、前記追尾手段による追尾結果に基づいて定まる各マーカの各画像における位置に基づいて、2つの画像間での同一マーカ同士の距離を各マーカ毎に求め、求めた各マーカ毎の距離の和が最大である第1の画像及び第2の画像を選択する選択手段、前記選択手段によって選択された第1の画像及び第2の画像の各々が、前記回転体に対する撮影位置及び撮影方向が異なると共に同じ水平面上で前記回転体に対して左右の位置に配置された第2の撮影装置及び第3の撮影装置で同時に前記回転体を撮影したと仮定した場合の画像となるように、前記第1の画像及び第2の画像を、画像の中心回りに回転させる画像回転手段、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々に対して予め設定された三次元の撮影位置としての前記第2の撮影装置前記第3の撮影装置との相対間隔、及び撮影方向としての前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の各々の初期値と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マーの二次元座標とに基づいて、各マーカの三次元位置座標を算出し、前記算出した各マークの三次元位置座標であって、前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々の前記撮影位置としての前記相対間隔の初期値及び前記撮影方向としての各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の初期値と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マークの二次元座標とに基づいて重複して算出される座標の差の二乗和の合計が最小となるように、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各撮影方向として各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の前記初期値を調整し、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記相対間隔の初期値及び前記初期値を調整した前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の撮影方向としての各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マーの二次元座標とに基づいて、各マーカの三次元位置座標を算出し直し、前記回転体上の予め定められた2つのマーカ間の距離と、前記第1の画像及び前記第2の画像における前記算出し直した各マーカの三次元位置座標から算出される前記2つのマーカ間の距離との差の二乗和が最小となるように、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記相対間隔の前記初期値を調整する推定手段、及び前記複数個の画像データ、前記推定手段によって初期値が調整された前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記第2の撮影装置と前記第3の撮影装置との相対間隔及び撮影方向としての前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々のロール角、ピッチ角、ヨー角に基づいて、前記複数個の画像データが示す複数の画像の各々の複数のマーカの位置を推測することにより、前記回転体の少なくとも一部の形状を測定する測定手段として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、1台の撮影装置(第1の撮影装置)のみを用いて回転体の少なくとも一部の形状を測定するので、従来技術と比較して、簡易に形状を測定することができる。
本発明によれば、従来技術と比較して、簡易に形状を測定することができる、という効果を有する。
本実施の形態の形状測定装置の概略図である。 本実施の形態の複数のマーカを説明するための図である。 マーカの追尾結果の一例である。 二次元座標の追尾結果からの0msの画像上位置を基準とする複数のマーカの距離の和の一例である。 選択された2枚の画像の一例である。 回転後の2枚の画像の一例である。 選択された二枚の画像の複数のマーカの水平方向(横軸Horizontal Axis)と垂直方向(縦軸Vertical Axis)の二次元位置を示す図である。 初期値を与えられた場合に得られた三次元位置座標を示す図である。 三次元座標の算出(計測)方法を説明するための図である。 相対角度調整後の三次元座標のグラフの一例である。 調整後の三次元の座標位置を示す図である。 第1の変形例の複数のマーカの距離の和の一例を示す図である。 第1の変形例で更に選択された二枚の画像を示す図である。 選択された二枚の画像の複数のマーカの水平と垂直方向の二次元位置を示す図である。 撮影画像二枚の二次元座標からの各画像に対応する相対的なビデオカメラ位置の相対間隔と相対角度の調整(補正)した、三次元座標の計測結果の一例を示す図である。 得られた二組目の画像による各マーカの三次元座標を白抜きのマーカで、得られた一組目の画像による三次元座標を中実のマーカで表した図である。 第1の変形例における移動・回転の結果を示す図である。 二組の移動・回転させた結果を平均により合成した結果を示す図である。 第2の変形例における画像の移動・回転の結果を示す図である。 0msの撮影画像上の複数のマーカの水平方向及び垂直方向の位置及び、移動・回転によって得られた三次元座標からの推定される画像上の位置を表した図である。 第2の変形例における調整後の結果の一例を示す図である。 調整(補正)した後の各マーカの三次元座標の推定(測定)値の一例を示す図である。 第2の変形例におけるマーカの運動の推定結果の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施の形態は、回転体としてのタイヤのホイールの形状(3次元形状)測定装置に本発明を適用したものである。
図1及び図2に示すように本実施の形態の形状測定装置10は、タイヤのホイール12の表面に配置された複数のマーカ(Point#1〜Point#9)を撮影することにより、複数のマーカ(Point#1〜Point#9)を含む画像の画像データを複数個取得するためのビデオカメラ14、予め記憶された処理プログラムに従って、ビデオカメラ14から入力された画像データに対して処理を施して回転体(本実施の形態では一例としてタイヤのホイール12)の形状を測定するコンピュータ16、データや指示などを入力するための入力手段としてのキーボード(図示せず)やコンピュータ16によって測定されたホイール12の形状等を表示する表示手段としてのCRT18を備えている。
本実施の形態における測定対象は上述したようにホイール12であり、マーカとしてPoint#1からPoint#3はプリンターで印刷した市松模様を両面テープで貼り付けた物、Point#4は回転軸中心部の穴、Point#5とPoint#6はアイボルト用の固定ネジ、Point#7からPoint#9は空気抜きの穴を利用した。また、本実施の形態のビデオカメラ14には、様々な種類のビデオカメラを用いることができるが、例えば、Photron社の高速度ビデオカメラFastCam Maxを使用してもよい。
なお、コンピュータ16には、記録媒体としてのフレキシブルディスク(FD)が挿抜可能なフレキシブルディスクユニット(FDU)を備えている。なお、後述する処理ルーチン等は、FDUを用いてフレキシブルディスクFDに対して読み書き可能である。従って、後述するプログラムや処理ルーチンは、予めFDに記録しておき、FDUを介してFDに記録された処理プログラムを実行してもよい。
また、コンピュータ16にハードディスク装置等の大容量記憶装置(図示省略)を接続し、FDに記録された処理プログラムを大容量記憶装置(図示省略)へ格納(インストール)して実行するようにしてもよい。また、記録媒体としては、CD−ROMやDVD等の光ディスクや、MD,MO等の光磁気ディスクがあり、これらを用いるときには、上記FDUに代えてまたはさらに対応する装置(例えば、CD−ROM装置、CD−RAM装置、DVD−ROM装置、DVD−RAM装置、MD装置、またはMO装置等)を用いればよい。
また、コンピュータ16の他に、ワークステーションやスーパーコンピュータを回転体の形状の測定に用いてもよいことは勿論である。
次に、本実施の形態の作用として、コンピュータ16で実行される回転体の形状を測定するための形状測定プログラムの処理ルーチンについて以下説明する。
なお、本実施の形態では、ドラム試験機(図示せず)によって、ホイール12が装着されたタイヤ(例えば、52X21.0R22 36PRのタイヤ)が所定荷重(例えば、30,170kg)、所定速度(例えば、64.4km/h)、所定スリップ角(例えば、0.0degree)となるように回転され、ビデオカメラ14によって、所定時間間隔(例えば、1/2000秒間隔)で所定枚数(例えば、481枚)撮影される。以下で説明する形状測定プログラムの処理ルーチンによって、回転された後の選択された画像に含まれる複数のマーカの画像上での位置に基づいて、互いに撮影位置及び撮影方向が異なる左ビデオカメラ(第2の撮影装置)及び右ビデオカメラ(第3の撮影装置)の各々によって、選択された画像のうちそれぞれ1つが撮影された場合における左ビデオカメラの右ビデオカメラに対する相対的な撮影位置及び撮影方向、及び右ビデオカメラの左ビデオカメラに対する相対的な撮影位置及び撮影方向を推定する。そして、ビデオカメラ14によって撮影された複数個の画像データ、推定された左ビデオカメラの右ビデオカメラに対する相対的な撮影位置及び撮影方向、並びに推定された右ビデオカメラの左ビデオカメラに対する相対的な撮影位置及び撮影方向に基づいて、複数個の画像データが示す複数の画像の各々の複数のマーカPoint#1〜Point#9の三次元の位置を推測することにより、回転体としてのホイール12の少なくとも一部の形状を測定する。
まず、マーカの画像上の二次元位置の追尾を行う。より具体的に説明すると、例えば、Imagesystems社の動画解析ソフトウエアTEMAで、撮影画像上の各マーカの水平及び垂直方向の二次元座標を追尾する。図3はそのマーカPoint#1の追尾結果の一例である。図3は、横軸が経過時刻をms(ミリ秒)で、縦軸が撮影画像上の位置をpixcel(画素)で表した図であり、hは水平方向の位置、vは垂直方向の位置を示している。すなわち、ビデオカメラ14によって取得された複数個の画像データに基づいて、当該複数個の画像データが示す複数の画像の各々に含まれる複数のマーカの各々について画像上での位置を追尾する。
次に、ビデオカメラ14によって撮影された複数枚の画像のうち、マーカPoint#1からPoint#9までの各々の画像間の距離の和が最大となる2枚以上(本実施の形態では2枚)の画像を選択する。図4は、二次元座標の追尾結果からの0msの画像上位置を基準とするマーカPoint#1からPoint#9までの距離の和の一例で、横軸は経過時刻をミリ秒、縦軸は画像上の距離(マーカPoint#1からPoint#9までの各々の画像間の距離)の和を画素数で表したものである。図4の例では、114ms付近で、0msの画像上位置からのマーカ距離(マーカPoint#1からPoint#9までの各々の画像間の距離)の和が最大になっているのが分かり、0msと114msの各々に対応する画像2枚を選択する。図5は選択された2枚の画像で、測定対象のホイール12が大きく回転していることが分かる。なお、0msから114msまでの間にホイール12は180度前後(π(ラジアン))回転していると考えられる。
次に、ホイール12及びビデオカメラ16に対する相対的なビデオカメラの撮影位置及び撮影方向を想起し易いように、例えば、図6に示すように、0msの画像を時計回りに90度回転、114msの画像を反時計回りに90度回転する。このように画像を回転させる理由は、上記の0msから114msまでの間にホイール12が180度回転していると考えられるため、互いに撮影位置及び撮影方向が異なる2台のビデオカメラ(第2の撮影装置及び第3の撮影装置)が左右に配置されたと仮定した場合において、この二台のビデオカメラでほぼ同時に撮影された状態の画像を得るためである。ここで、本実施の形態では、第2の撮影装置及び第3の撮影装置の2台のビデオカメラの向きの合計6個の角度を回転させており、その6角度の回転を「画像の回転」と表現している。すなわち、当該6角度の回転により得られる画像が「回転された画像」である。また、画像を回転させる角度は、ビデオカメラ14によって撮影された複数枚の画像のうち、マーカPoint#1からPoint#9までの各々の画像間の距離の和に対応している。また、この画像間の距離の和は、上記の追尾結果に基づいて定まる。
また、上記の例では、2枚の画像を回転させたが、仮定された二台のビデオカメラでほぼ同時に撮影された状態の画像を得るためであるならば、少なくとも1枚の画像を回転させるようにしてもよい。この場合、例えば、一方のカメラの角度を全てゼロとしたときには、他方のカメラの向き3角度だけでなく、その他方のカメラのカメラ位置(位置の3座標)についても移動させる。
図7は、選択された二枚の画像のマーカPoint#1からPoint#9の水平方向(横軸Horizontal Axis)と垂直方向(縦軸Vertical Axis)の二次元位置を示す図である。本実施の形態では、測定対象のホイール12との相対ビデオカメラ位置として0msの画像を左ビデオカメラによって撮影された画像、114msの画像を右ビデオカメラによって撮影された画像として三次元座標を算出する。
ホイール12に相対的な左右ビデオカメラの位置の相対間隔(span)を2000mm、向きの相対角度として左ビデオカメラのロール角(roll a)を90度、ピッチ角(pitch a)を0度、ヨー角(yaw a)を70度、右ビデオカメラのロール角(roll b)を−90度、ピッチ角(pitch b)を0度、ヨー角(yaw a)を110度として初期値(初期撮影方向及び初期撮影位置)を与えると、この初期値では図8に示すような三次元位置座標が得られる。なお、図8では、Z座標は重複して算出され、左カメラによる物を白抜きのマーカ、右カメラによる物を中実(黒)のマーカで表されている。
本実施の形態では、三次元座標の算出(計測)は下記の一般的な方法(例えば、特開2008−89357号公報に記載の方法)で行った。この方法について図9を参照して説明する。
計測対象の三次元座標(x,y,z)は、左カメラ位置(x,y,z)からの方位角(azimuth a)と仰角(elevation a)と、右カメラ位置(x,y,z)からの方位角(azimuth b)と仰角(elevation b)とから下記の式(1)、式(2)、式(3)または式(4)から算出できる。
Figure 0005479005
Figure 0005479005
Figure 0005479005
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ここで、式の簡易化のためにビデオカメラ2台の中心を原点とし、左右カメラ位置を相対カメラ間隔(span)とすると、下記の式(5)、式(6)、式(7)となり、計測対象の三次元座標のx、y、zのそれぞれは、下記の式(8)、式(9)、式(10)、式(11)、式(12)、式(13)、式(14)で表される。
Figure 0005479005
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ここで、z座標は、左右カメラの仰角でそれぞれ算出され、重複しているため距離の逆数で加重平均とした(式(10)、式(11)、式(12)、式(13)、式(14))。
ここで、方位角及び仰角の算出方法について説明する。左カメラの向きを基準とした方位角(azimuth_cam a)と仰角(elevation_cam a)は、ホイール12の撮影画像上の水平方向位置(ha)、垂直方向位置(va)、撮影画像の水平方向中心位置(H)、垂直方向中心位置(V)、水平方向画素間隔(Ph)、垂直方向画素間隔(Pv)、レンズの焦点距離(Fl)を用いると以下の式(15)、式(16)のように表される。
Figure 0005479005
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なお、本実施の形態の撮影に使用したビデオカメラ14の仕様の一例として、画像中心位置が水平垂直方向とも512画素、画素間隔が水平垂直方向とも0.017mm、レンズ焦点距離が23.95mmの仕様が挙げられる。レンズ焦点距離は動画解析ソフトウエアTEMAのAICONオプションで計測し、同時に光学歪の補正も行っている。
ビデオカメラの向きを、撮影画面内にY軸回りで水平方向を左右ビデオカメラ相対間隔方向とするロール角(roll a)、相対間隔の方向のX軸回りのピッチ角(pitch a)、それらと直交するZ軸回りでX軸をゼロとするヨー角(yaw a)とすると、三次元座標の算出に使用する左ビデオカメラの方位角と仰角は下記の式(17)と式(18)で表せる。
Figure 0005479005
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右カメラの向きを基準とした方位角(azimuth_cam b)と仰角(elevation_cam b)は、ホイール12の撮影画像上の水平方向位置(hb)、垂直方向位置(vb)とすると、同様に以下の式(19)、式(20)のように表される。
Figure 0005479005
Figure 0005479005
同様に、ビデオカメラの向きを、撮影画面内にY軸回りで水平方向を左右ビデオカメラ相対間隔方向とするロール角(roll b)、相対間隔の方向のX軸回りのピッチ角(pitch b)、それらと直交するZ軸回りでX軸をゼロとするヨー角(yaw b)とすると、三次元座標の算出に使用する右ビデオカメラの方位角と仰角は下記の式(21)と式(22)で表せる。
Figure 0005479005
Figure 0005479005
次に相対間隔(span)と相対角度の調整(補正)について説明する。撮影画像二枚に対応する相対的なビデオカメラ位置の相対間隔と相対角度とは、まず重複して算出されるZ座標の差の二乗(2乗)和が最小となるように相対角度を調整した上で、実際のマーカ間隔と三次元座標からの算出距離の差の二乗和が最小となるように相対カメラ間隔を、マイクロソフト社エクセルのソルバー機能で調整する。なお、この実際のマーカ間隔は予め測定されて求められている。
画像二枚分のロール角、ピッチ角、ヨー角、合計六角度の中で、ピッチ角の基準を二者の中間とし、(Pitch a)=−(Pitch b)と定義すると対象が一つ減り五角度の調整となる。
その自由度以上のマーカ五つ以上のZ座標の差の二乗和、マーカPoint#1からPoint#9までの合計で調整する。その結果の一例として、例えば、初期値(初期撮影位置及び初期撮影方向)の状態から、Z座標の差の二乗和が130275.4mmから0.4mm、左ビデオカメラのロール角が90.000度から92.288度、ピッチ角が0.000度から1.141度、ヨー角が70.000度から69.666度、右ビデオカメラのロール角が−90.000度から85.758度、ピッチ角が0.000度から−1.141度、ヨー角が110.000度から110.288度となる。
図10は、相対角度調整後の三次元座標のグラフの一例である。重複して算出された左右カメラのZ座標の白抜きと中実のマーカはほぼ重なっていることがわかる。
残りの調整項目はビデオカメラ位置の相対間隔の一自由度だけなので、実際のマーカ間隔と三次元座標からの算出結果の差の二乗和が最小となるように調整する。例えば、図10に示された矢印が示すマーカPoint#1とPoint#3間が最小となるように調整する。この場合、実際のマーカPoint#1とPoint#3間は予め測定されて求められており、この実際のマーカPoint#1とPoint#3間の間隔が241.5mmである場合には、上記の調整によって、三次元座標からの算出結果が277.9mmから241.5mm、相対間隔が2000.0mmから1736.0mmとなり、図11に示すように三次元の座標位置も変化する。
このように本実施の形態では、予め定められた初期撮影位置及び初期撮影方向を、予め定められたマーカ間の距離及び選択された画像の対応するマーカ間の三次元上の距離の差の2乗和が最小となるように補正すると共に、選択された複数の画像の各々における複数のマーカの各々の距離の和が最小となるように補正することにより、左ビデオカメラの右ビデオカメラに対する相対的な撮影位置及び撮影方向及び右ビデオカメラの左ビデオカメラに対する相対的な撮影位置及び撮影方向を推定する。
以上、本実施の形態の形状測定装置10について説明した。本実施の形態によれば、回転された後の選択された画像に含まれる複数のマーカの画像上での位置に基づいて、互いに撮影位置及び撮影方向が異なる左ビデオカメラ(第2の撮影装置)及び右ビデオカメラ(第3の撮影装置)の各々によって、選択された画像のうちそれぞれ1つが撮影された場合における左ビデオカメラの右ビデオカメラに対する相対的な撮影位置及び撮影方向、及び右ビデオカメラの左ビデオカメラに対する相対的な撮影位置及び撮影方向を推定する。そして、ビデオカメラ14によって撮影された複数個の画像データ、推定された左ビデオカメラの右ビデオカメラに対する相対的な撮影位置及び撮影方向、並びに推定された右ビデオカメラの左ビデオカメラに対する相対的な撮影位置及び撮影方向に基づいて、複数個の画像データが示す複数の画像の各々の複数のマーカPoint#1〜Point#9の三次元の位置を推測することにより、回転体としてのホイール12の少なくとも一部の形状を測定する。
このように、本実施の形態によれば、1台の撮影装置(ビデオカメラ14)のみを用いて回転体としてのホイール12の少なくとも一部の形状を測定するので、従来技術と比較して、簡易に形状を測定することができる。
なお、上記では、測定対象の回転体としてホイール12を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、測定対象の回転体としてタイヤを用いてもよい。
次に本実施の形態の第1の変形例について説明する。図12は二次元座標の追尾結果から、上記の実施の形態で利用した0msと114msの画像上位置を基準とするマーカPoint#1からPoint#9までの距離の和の一例で、横軸は経過時刻をミリ秒、縦軸は画像間距離の和を画素で表した図である。0msと114msの画像から画像間の距離が大きいのは交点の57ms付近で、更に、57ms付近から画像間の距離が大きいのはグラフ最大値付近の170msで、それらの画像二枚を第2の三次元座標計測用に選択した。図13に選択された画像二枚を示す。測定対象のホイール12が大きく回転していることが分かる。
図14は、選択された二枚の画像のマーカPoint#1からPoint#9の水平と垂直方向の二次元位置で、ホイール12との相対ビデオカメラ位置として57msの画像を左ビデオカメラによって撮影された画像、170msの画像を右ビデオカメラによって撮影された画像として三次元座標を算出する。
図15に、上記の実施の形態と同様な方法で、撮影画像二枚の二次元座標からの各画像に対応する相対的なビデオカメラ位置の相対間隔と相対角度の調整(補正)した、三次元座標の計測結果の一例を示す。
図16は得られた二組目の57msと170msの画像による各マーカPoint#1からPoint#9の三次元座標を白抜きのマーカで、上記の実施の形態で得られた0msと114msの画像による三次元座標を中実のマーカで表した図である。図16に示されるように、両者の違い(差)は小さくない。そこで、両者の差を小さくするために、上記二組の三次元座標を、Point#1を原点(x=0mm、y=0mm、z=0mm)に、Point#3をZ軸上(x=0mm、y=0mm、z=241.5mm)に、Point#2、Point#5、及びPoint#6をXZ平面上(y=0mm)に近づけるように、括弧内の目標座標との差の二乗和が最小となるように移動・回転する。その結果を図17に示す。同図に図示されるように、両者の差は小さくなった。
そして、上記二組の移動・回転させた結果を平均により合成する。その結果を図18に示す。同図に図示されるように、座標の移動・回転の基準に使用していないマーカ、例えば、マーカPoint#7などのマーカの三次元座標については、一つ以上の計測結果があれば全ての組みに計測結果がない場合にも合成結果として得ることができる。
なお、三次元座標の移動については、一般的な方法を使用できる。例えば、移動前の三次元座標をx、y、z、三方向の移動距離をOfx、Ofy、Ofzとすると、移動後の三次元座標x´、y´、z´は以下の式(23)、式(24)、式(25)で表される。
Figure 0005479005
Figure 0005479005
Figure 0005479005
また、三次元座標の回転についても、一般的な方法を使用できる。例えば、回転前の三次元座標をx´、y´、z´、三方向の回転角をroll、pitch、yawとすると、回転後の三次元座標x´´、y´´、z´´は以下の式(26)、式(27)、式(28)で表される。
Figure 0005479005
Figure 0005479005
Figure 0005479005
次に本実施の形態の第2の変形例について説明する。上記第1の変形例で得られたマーカPoint#1からPoint#9の三次元座標を初期値として、X軸方向(Ofx)に0mm、Y軸方向(Ofy)に2500mm、Z軸方向(Ofz)に0mm移動し、X軸回りのロール角(roll)を0度、Y軸回りのピッチ角(pitch)を0度、Z軸回りのヨー角(yaw)を0度で回転させる。その結果を図19に示す。
図20に0msの撮影画像上のマーカPoint#1からPoint#9の水平方向及び垂直方向の位置を中実のマーカで、図19によって結果が示された移動・回転によって得られた三次元座標からの推定される画像上の位置を白抜きのマーカで表した。図20に示すように、初期値の設定では違い(差)が小さくない。そこで、その差を小さくするために、この初期値の状態から、三方向の移動量と三軸周りの回転角の六つの自由度を、その自由度以上でマーカ三つ以上の各マーカPoint#1からPoint#9の水平及び垂直方向の画像上位置の差の二乗和が最小となるように、マイクロソフト社エクセルのソルバー機能で調整する。その結果の一例を図21に示す。調整した結果、撮影画像上の水平方向及び垂直方向のマーカ位置の差の二乗和が359032.2pixcelから0.6pixcel、移動量がX軸方向で0.0mmから13.9mm、Y軸方向で2500.0mmから2374.4mm、Z軸方向で0.0mmから702.2mmとなり、回転角がロール角で0.0度から20.6度となり、ピッチ角で0.0度から12.7度となり、ヨー角で0.0度から7.3度となり、白抜きと中実のマーカが略重なった。このように調整(補正)した後の各マーカPoint#1からPoint#9の三次元座標の推定(測定)値の一例を図22に示す。
ビデオカメラ14での撮影画像481枚を上記で説明したのと同様に処理すれば、それら撮影画像に対する各マーカPoint#1からPoint#9の三次元座標が得られる。ここで、本第2の変形例に使用する移動量・回転角の初期値は、分析済の画像の値から外挿して推定した値を使用すると本第2の変形例でのエクセルのソルバー機能での調整がより容易となる。撮影画像上に無いマーカについても、本第2の変形例での移動・回転の調整に必要な数のマーカが撮影画像上に有れば、三次元座標の推定値が得られる。図23はマーカPoint#1の運動の推定結果の一例で、横軸は経過時刻をms(ミリ秒)、縦軸はカメラ位置を原点としてカメラの向きをY軸方向とした三次元座標を示している。
なお、二次元座標をx´´、y´´、z´´とした場合に、原点上でY軸方向を向いたカメラの撮影画像上の水平方向位置(h)、垂直方向位置(v)は下記の式(29)、式(30)で表される。
Figure 0005479005
Figure 0005479005
ここで、撮影画像の水平方向中心位置(H)、垂直方向中心位置(V)、水平方向画素間隔(Ph)、垂直方向画素間隔(Pv)、レンズの焦点距離(Fl)である。
10 形状測定装置
12 ホイール
14 ビデオカメラ
16 コンピュータ
18 CRT

Claims (4)

  1. 表面に複数のマーカが配置された回転体を回転させた状態で連続的に複数回撮影することにより、前記複数のマーカを含む画像の画像データを複数個取得するための第1の撮影装置と、
    前記第1の撮影装置によって取得された複数個の画像データに基づいて、該複数個の画像データが示す複数の画像の各々に含まれる前記複数のマーカの各々について各画像上での位置を追尾する追尾手段と、
    前記追尾手段による追尾結果に基づいて定まる各マーカの各画像における位置に基づいて、2つの画像間での同一マーカ同士の距離を各マーカ毎に求め、求めた各マーカ毎の距離の和が最大である第1の画像及び第2の画像を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された第1の画像及び第2の画像の各々が、前記回転体に対する撮影位置及び撮影方向が異なると共に同じ水平面上で前記回転体に対して左右の位置に配置された第2の撮影装置及び第3の撮影装置で同時に前記回転体を撮影したと仮定した場合の画像となるように、前記第1の画像及び第2の画像を、画像の中心回りに回転させる画像回転手段と、
    前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々に対して予め設定された三次元の撮影位置としての前記第2の撮影装置前記第3の撮影装置との相対間隔、及び撮影方向としての前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の各々の初期値と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マーの二次元座標とに基づいて、各マーカの三次元位置座標を算出し、
    前記算出した各マークの三次元位置座標であって、前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々の前記撮影位置としての前記相対間隔の初期値及び前記撮影方向としての各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の初期値と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マークの二次元座標とに基づいて重複して算出される座標の差の二乗和の合計が最小となるように、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各撮影方向として各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の前記初期値を調整し、
    前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記相対間隔の初期値及び前記初期値を調整した前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の撮影方向としての各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マーの二次元座標とに基づいて、各マーカの三次元位置座標を算出し直し、
    前記回転体上の予め定められた2つのマーカ間の距離と、前記第1の画像及び前記第2の画像における前記算出し直した各マーカの三次元位置座標から算出される前記2つのマーカ間の距離との差の二乗和が最小となるように、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記相対間隔の前記初期値を調整する推定手段と、
    前記複数個の画像データ、前記推定手段によって初期値が調整された前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記第2の撮影装置と前記第3の撮影装置との相対間隔及び撮影方向としての前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々のロール角、ピッチ角、ヨー角に基づいて、前記複数個の画像データが示す複数の画像の各々の複数のマーカの位置を推測することにより、前記回転体の少なくとも一部の形状を測定する測定手段と、
    を含む形状測定装置。
  2. 前記回転体をタイヤまたはタイヤのホイールとした請求項1記載の形状測定装置。
  3. 表面に複数のマーカが配置された回転体を回転させた状態で連続的に複数回撮影することにより、前記複数のマーカを含む画像の画像データを複数個取得するための第1の撮影装置によって取得された複数個の画像データに基づいて、該複数個の画像データが示す複数の画像の各々に含まれる前記複数のマーカの各々について各画像上での位置を追尾し、
    追尾結果に基づいて定まる各マーカの各画像における位置に基づいて、2つの画像間での同一マーカ同士の距離を各マーカ毎に求め、求めた各マーカ毎の距離の和が最大である第1の画像及び第2の画像を選択し、
    選択した第1の画像及び第2の画像の各々が、前記回転体に対する撮影位置及び撮影方向が異なると共に同じ水平面上で前記回転体に対して左右の位置に配置された第2の撮影装置及び第3の撮影装置で同時に前記回転体を撮影したと仮定した場合の画像となるように、前記第1の画像及び第2の画像を、画像の中心回りに回転させ、
    前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々に対して予め設定された三次元の撮影位置としての前記第2の撮影装置前記第3の撮影装置との相対間隔、及び撮影方向としての前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の各々の初期値と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マーの二次元座標とに基づいて、各マーカの三次元位置座標を算出し、
    前記算出した各マークの三次元位置座標であって、前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々の前記撮影位置としての前記相対間隔の初期値及び前記撮影方向としての各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の初期値と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マークの二次元座標とに基づいて重複して算出される座標の差の二乗和の合計が最小となるように、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各撮影方向として各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の前記初期値を調整し、
    前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記相対間隔の初期値及び前記初期値を調整した前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の撮影方向としての各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マーの二次元座標とに基づいて、各マーカの三次元位置座標を算出し直し、
    前記回転体上の予め定められた2つのマーカ間の距離と、前記第1の画像及び前記第2の画像における前記算出し直した各マーカの三次元位置座標から算出される前記2つのマーカ間の距離との差の二乗和が最小となるように、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記相対間隔の前記初期値を調整し、
    前記複数個の画像データ、前記初期値が調整された前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記第2の撮影装置と前記第3の撮影装置との相対間隔及び撮影方向としての前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々のロール角、ピッチ角、ヨー角に基づいて、前記複数個の画像データが示す複数の画像の各々の複数のマーカの位置を推測することにより、前記回転体の少なくとも一部の形状を測定する
    回転体の形状の測定方法。
  4. コンピュータを、
    表面に複数のマーカが配置された回転体を回転させた状態で連続的に複数回撮影することにより、前記複数のマーカを含む画像の画像データを複数個取得するための第1の撮影装置によって取得された複数個の画像データに基づいて、該複数個の画像データが示す複数の画像の各々に含まれる前記複数のマーカの各々について各画像上での位置を追尾する追尾手段、
    前記追尾手段による追尾結果に基づいて定まる各マーカの各画像における位置に基づいて、2つの画像間での同一マーカ同士の距離を各マーカ毎に求め、求めた各マーカ毎の距離の和が最大である第1の画像及び第2の画像を選択する選択手段、
    前記選択手段によって選択された第1の画像及び第2の画像の各々が、前記回転体に対する撮影位置及び撮影方向が異なると共に同じ水平面上で前記回転体に対して左右の位置に配置された第2の撮影装置及び第3の撮影装置で同時に前記回転体を撮影したと仮定した場合の画像となるように、前記第1の画像及び第2の画像を、画像の中心回りに回転させる画像回転手段、
    前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々に対して予め設定された三次元の撮影位置としての前記第2の撮影装置前記第3の撮影装置との相対間隔、及び撮影方向としての前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の各々の初期値と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マーの二次元座標とに基づいて、各マーカの三次元位置座標を算出し、
    前記算出した各マークの三次元位置座標であって、前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々の前記撮影位置としての前記相対間隔の初期値及び前記撮影方向としての各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の初期値と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マークの二次元座標とに基づいて重複して算出される座標の差の二乗和の合計が最小となるように、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各撮影方向として各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角の前記初期値を調整し、
    前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記相対間隔の初期値及び前記初期値を調整した前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の撮影方向としての各々のロール角、ピッチ角、及びヨー角と、前記第1の画像及び前記第2の画像における各マーの二次元座標とに基づいて、各マーカの三次元位置座標を算出し直し、
    前記回転体上の予め定められた2つのマーカ間の距離と、前記第1の画像及び前記第2の画像における前記算出し直した各マーカの三次元位置座標から算出される前記2つのマーカ間の距離との差の二乗和が最小となるように、前記第2の撮影装置及び第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記相対間隔の前記初期値を調整する推定手段、及び
    前記複数個の画像データ、前記推定手段によって初期値が調整された前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々の撮影位置としての前記第2の撮影装置と前記第3の撮影装置との相対間隔及び撮影方向としての前記第2の撮影装置及び前記第3の撮影装置の各々のロール角、ピッチ角、ヨー角に基づいて、前記複数個の画像データが示す複数の画像の各々の複数のマーカの位置を推測することにより、前記回転体の少なくとも一部の形状を測定する測定手段
    として機能させるためのプログラム。
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