JP4565898B2 - 傾き補正機能を備える3次元物体測量装置 - Google Patents

傾き補正機能を備える3次元物体測量装置 Download PDF

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本発明は、複数の測量用カメラによって構成される3次元物体測量装置の傾き調整機能に関する。
従来の測量において、測量しようとする点(測点)を含む周囲の風景を異なる視点から撮影し、撮影した視点の位置および傾きを用いて、測点の位置を三角測量の原理により求める方法が知られている。複数のカメラを所定の位置に固定したステレオカメラを用いて、このような測量が行われている。
ところで、このようなステレオカメラは同一の測点を撮影するカメラの視差を利用して測量を行うため、撮影された画像において視差以外の要因によるズレがないことが望ましい。しかしカメラを固定するときに規定する固定位置からカメラの位置、および傾きにズレが生じる。そのため、あらかじめ位置が既知である調整用パターンを用いて、三角測量に用いるカメラのずれた後の位置と傾きを算出し、測点の画像からこれらのズレを幾何学的に補正することが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、ステレオカメラを測量現場に運ぶ際に平行移動および回転によるズレが算出した値からさらに変位してしまう。この変位も補正して測量の精度を上げることが可能である。しかし、特許文献1に提案されている手法でそのズレを補正する場合は、測量を行う現場で調整用パターンの位置の測定が必要となる。したがって一つの作業を余計に行う必要があるため不便であり、また撮影時間が長くなってしまう。
特開平10−307352号公報
したがって、本発明では簡易的な方法により、ズレを補正することが可能な3次元物体測量装置の提供を目的とする。
本発明の第1の3次元物体測量装置は第1のカメラと、第1のカメラと所定の間隔に配置された第2のカメラと、所定の位置に複数の基準標識を備えるターゲットを第1のカメラおよび第2のカメラにより撮影した画像に基づき、基準標識の各々の位置を第1の位置情報として認識する位置認識手段と、基準標識毎のターゲットにおける所定の位置を記憶する記憶手段と、第1のカメラの光軸方向の単位ベクトルと第2のカメラの光軸方向の単位ベクトルとの合成ベクトルに垂直で、かつ第1のカメラと第2のカメラを結ぶ基線に垂直な方向と略平行で第2のカメラの投影中心を通る直線を回転軸とした第2のカメラの第1回転角、およびターゲットの位置と傾きを可変パラメータとして、可変パラメータとターゲットにおける所定の位置とに基づいて基準標識の各々の位置を第2の位置情報として算出する位置算出手段と、第1のカメラおよび第2のカメラにより撮影された基準標識の画像および/または第1の位置情報を表示する表示手段と、表示手段により表示される基準標識の一部あるいは全部の各々において同一の基準標識についての第1の位置情報と第2の位置情報とを対応付ける入力操作を行うための入力手段と、入力手段の入力により同一の基準標識に関する位置情報として対応付けられた第1の位置情報と第2の位置情報とに基づいて、第1回転角を算出する回転角算出手段とを備えることを特徴としている。
基準標識毎に異なる識別情報が所定の規則により定められ、識別情報が、識別情報に対応する基準標識のターゲットにおける所定の位置に関連づけられて記憶手段に記憶され、
位置算出手段が識別情報を第2の位置情報に関連づけ、入力手段における、表示手段に表示された画像上の基準標識および/または第1の位置情報に関して基準標識毎に識別情報を指定する入力に基づいて、第2の位置情報に関連づけられた識別情報と第1の位置情報に指定された識別情報とを対応付けることにより同一の基準標識についての第1の位置情報と第2の位置情報とが対応付けられることが好ましい。
回転角検出手段が基準標識毎の固定パラメータとインデックスの組合わせに基づいて第2の位置情報に関して基準標識毎にインデックスを指定することが好ましい。
基準標識が直線上に並べられることが好ましい。また位置認識手段がターゲットに設けられた2以上の基準標識の位置を認識することが好ましい。
本発明の第2の3次元物体測量装置は第1のカメラと、第1のカメラと所定の間隔に配置された第2のカメラと、所定の位置に複数の基準標識を備えるターゲットを第1のカメラおよび第2のカメラにより撮影した画像に基づき、基準標識の各々の位置を第1の位置情報として認識する位置認識手段と、基準標識毎のターゲットにおける所定の位置を記憶する記憶手段と、第1のカメラの光軸方向の単位ベクトルと第2のカメラの光軸方向の単位ベクトルとの合成ベクトルに垂直で、かつ第1のカメラと第2のカメラを結ぶ基線に垂直な方向と略平行で第2のカメラの投影中心を通る直線を回転軸とした第2のカメラの第1回転角およびターゲットの位置と傾きを可変パラメータとして可変パラメータとターゲットにおける所定の位置とに基づいて基準標識の各々の位置を第2の位置情報として算出する位置算出手段と、基準標識の一部あるいは全部の各々において同一の基準標識についての第1の位置情報と第2の位置情報とを対応付ける対応付け手段と、同一の基準標識に関する位置情報として対応付けられた第1の位置情報と第2の位置情報とに基づいて第1回転角を算出する回転角算出手段とを備えることを特徴としている。
基準標識毎に異なる識別情報が所定の規則により定められ、記憶手段に識別情報が、識別情報に対応する基準標識のターゲットにおける所定の位置に関連づけられて記憶され、位置算出手段が識別情報を第2の位置情報に関連づけ、対応付け手段が第1の位置情報を所定の規則に並べることにより識別情報を第1の位置情報に関連づけ識別情報に基づいて同一の基準標識についての第1の位置情報と第2の位置情報とを対応付けることが好ましい。
また本発明にかかる測量写真解析装置は第1のカメラと、第1のカメラと所定の間隔に配置された第2のカメラにより撮影される画像に対応する画像データを取得する画像取得手段と、所定の位置に複数の基準標識を備えるターゲットを第1のカメラおよび第2のカメラにより撮影した画像に対応する画像データに基づき、基準標識の各々の位置を第1の位置情報として認識する位置認識手段と、基準標識毎のターゲットにおける所定の位置を記憶する記憶手段と、第1のカメラの光軸方向の単位ベクトルと第2のカメラの光軸方向の単位ベクトルとの合成ベクトルに垂直で、かつ第1のカメラと第2のカメラを結ぶ基線に垂直な方向と略平行で第2のカメラの投影中心を通る直線を回転軸とした第2のカメラの第1回転角、およびターゲットの位置と傾きを可変パラメータとして可変パラメータとターゲットにおける所定の位置とに基づいて基準標識の各々の位置を第2の位置情報として算出する位置算出手段と、第1のカメラおよび第2のカメラにより撮影された基準標識の画像および/または第1の位置情報を表示する表示手段と、表示手段により表示される基準標識の一部あるいは全部の各々において同一の基準標識についての第1の位置情報と第2の位置情報とを対応付ける入力操作を行うための入力手段と、入力手段の入力により同一の基準標識に関する位置情報として対応付けられた第1の位置情報と第2の位置情報とに基づいて、第1回転角を算出する回転角算出手段とを備えることを特徴としている。
画像検出手段が第1のカメラと第2のカメラにより撮像される画像に対応する画像信号を格納した画像記憶手段から画像信号を取得することが好ましい。
また本発明にかかる測量装置の回転角算出プログラムは第1のカメラと、第1のカメラと所定の間隔に配置された第2のカメラにより撮影される画像に対応する画像データを取得する画像取得手段と、所定の位置に複数の基準標識を備えるターゲットを第1のカメラおよび第2のカメラにより撮影された画像に対応する画像データに基づき、基準標識の各々の位置を第1の位置情報として認識する位置認識手段と、基準標識毎のターゲットにおける所定の位置に対応する信号を取得する固定パラメータ取得手段と、第1のカメラの光軸方向の単位ベクトルと第2のカメラの光軸方向の単位ベクトルとの合成ベクトルに垂直で、かつ第1のカメラと第2のカメラを結ぶ基線に垂直な方向と略平行で第2のカメラの投影中心を通る直線を回転軸とした第2のカメラの第1回転角およびターゲットの位置と傾きに対応する信号を可変パラメータとして可変パラメータとターゲットにおける所定の位置とに基づいて基準標識の各々の位置を第2の位置情報として算出する位置算出手段と、第1のカメラおよび第2のカメラにより撮影された基準標識の画像および/または第1の位置情報を表示する表示手段に画像に対応する画像データおよび/または第1の位置情報を出力する出力手段と、表示手段により表示される基準標識の一部あるいは全部の各々において同一の基準標識についての第1の位置情報と第2の位置情報とを対応付ける入力操作を行うための入力手段から入力信号を取得する入力取得手段と、入力手段の入力により取得された同一の基準標識に関する位置情報として対応付けられた第1の位置情報と第2の位置情報とに基づいて第1回転角を算出する回転角算出手段としてコンピュータを機能させることを特徴としている。
本発明によればターゲットを測量することなく撮影することによりズレの補正が容易に行われる。したがって、煩雑な作業を行う必要がなくなるので撮影時間を短縮し、精度の高い測量が可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態である3次元物体測量装置の画像撮影装置を示す斜視図である。
画像撮影装置20には所定の長さの基線桿21の両端に左スチルカメラ22と右スチルカメラ23とが所定の間隔をもって取付けられる。スチルカメラ22、23は写真測量用のデジタルカメラが用いられる。スチルカメラ22、23の光軸は互いに平行かつ基線桿21に垂直となるように固定され、同一の領域を同時に異なる視点から撮像することが可能である。ただし、スチルカメラ22、23の光軸を完全に平行に固定することは困難であり、実質的には略平行に配置される。スチルカメラ22、23は各々正確に位置決めされており、両者の位置関係は、あらかじめ高い精度で測量される。また、スチルカメラ22、23の内部定位要素などもあらかじめ正確に検定される。
図2は本発明の第1の実施形態を適用した測量装置の電気的な構成を示すブロック図である。測量装置10は画像撮影装置20とコンピュータ30により構成される。画像撮影装置20はスチルカメラ22、23とマイクロコンピュータ24により構成される。スチルカメラ22、23はマイクロコンピュータ24に接続され制御される。すなわち、スチルカメラ22、23のレリーズ動作は、マイクロコンピュータ24からの指令に基づいて行われ、各スチルカメラ22、23で撮影された画像に対応する画像データは、マイクロコンピュータ24に送出される。
また、マイクロコンピュータ24には、インターフェース回路25が接続されており、インターフェース回路25を介してコンピュータ30に接続される。スチルカメラ22、23からマイクロコンピュータ24に送出された画像データはインターフェースケーブル40などの通信媒体を介して、コンピュータ30に転送可能であるとともに、マイクロコンピュータ24には、コンピュータ30から制御信号を伝送可能である。なおマイクロコンピュータ24には、更に操作スイッチ群26、および表示器27が接続される。
コンピュータ30は、CPU31、インターフェース回路32、メモリ33、モニタ34、入力装置35により構成される。マイクロコンピュータ24から転送された画像データは,インターフェース回路25を介してインターフェース回路32において検出され、メモリ33に格納される。また、メモリ33に格納された画像データは必要に応じてモニタ34に表示される。コンピュータ30の各種操作は、マウス等のポインティングデバイスや、キーボード等により構成される入力装置35を用いた操作によって行われる。
スチルカメラ22、23の外部定位要素、すなわちスチルカメラ22、23の位置および傾き(X0 (L),Y0 (L),Z0 (L),ω(L),φ(L),κ(L))、(X0 (R),Y0 (R),Z0 (R),ω(R),φ(R),κ(R))は、基準点の位置をトータルステーションで測量して、空間後方交会によりあらかじめ算出される。検定により求められた内部定位要素、すなわちディストーション成分や偏心量、とともに外部定位要素はメモリ33に格納される。
上述のように外部定位要素はあらかじめ設定されるが、測量装置10を使用しているうちにこれらの要素は変位してしまう。外部定位要素の変位において最も測量の精度に影響を及ぼす要素は、光軸の向きと、左右のスチルカメラ22、23の投影中心を結ぶ基線とに垂直な方向を回転軸とした一方のスチルカメラの回転角である。これを第1回転角と呼ぶ。この第1回転角を後述の方法により算出し、算出した第1回転角、他の外部定位要素、および内部定位要素に基づいて三角測量を行うことにより測量の精度を高く保つことが可能となる。
ここで、第1回転角の変位が外部定位要素の変位において最も測量の精度に影響を及ぼすことについて説明する。図1において左スチルカメラ22の投影中心を原点として光軸方向の軸をX軸、基線に平行で左スチルカメラ22から右スチルカメラ23への方向の軸をY軸、X軸とY軸に垂直で上向きの軸をZ軸となるカメラ配置を想定する。なお、3次元座標の原点および座標軸は任意であればよいが、ここでは説明を簡単にするために上述のように想定する。
ステレオカメラの測量誤差は、画像座標に誤差がある場合と外部定位要素に誤差がある場合に発生する。外部定位要素の誤差量を画像座標の誤差量に換算することができるので、以下は画像座標に誤差がある場合の測量誤差について説明する。3次元座標系におけるY軸方向と平行な画像座標系のx’軸方向に画像座標誤差がある場合、X軸方向とY軸方向(図1)に測量誤差が発生する。
例えば基線長が1mのステレオカメラで20m先にある点を計測する場合、単位x’軸座標誤差あたりのX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の測量誤差の比は40:1:0である。また、Z軸方向と平行な画像座標系の単位y’軸座標誤差あたりのX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の測量誤差の被は0:0:1である。したがって、画像座標x’軸の誤差を発生させる外部定位要素の誤差を補正することが測量精度を上げるのに有効である。
右スチルカメラ23の変位が(δX0 (R),δY0 (R),δZ0 (R),δω(R),δφ(R),δκ(R))であるとする。このように変位したスチルカメラにおいて平行移動量(δX0 (R),δY0 (R),δZ0 (R))が測量の精度に及ぼす影響について説明する。画像のズレは平行移動量にカメラの倍率を乗じて算出される。カメラの倍率のオーダーは10-3であり、平行移動量として異常に大きな値である1mmの移動の場合においても、画像上での移動量は1μmであり、無視できる誤差である。
次に回転角における変位について説明する。まずδφ(R)の影響について説明する。図3(a)に示すように、Y軸と平行で右スチルカメラ23の投影中心を通るY(R)軸を回転軸としてδφ(R)回転(Ry参照)しても、図3(b)に示すように、回転前の測定点60と回転後の測定点61の画像の間にはx’軸方向の誤差は生じない。
一方で図4(a)に示すようにZ軸と平行で右スチルカメラ23の投影中心を通るZ(R)軸を回転軸としてδκ(R)回転(Rz参照)した場合は、図4(b)に示すように回転前の測定点62と回転後の測定点63の画像にx’軸方向の誤差が生じる。
最後に図5(a)に示すようにX軸と平行で右スチルカメラ23の投影中心を通るX(R)軸を回転軸としてδω(R)回転(Rx参照)した場合は、図5(b)に示すように回転前の測定点64と回転後の測定点65の画像にx’軸方向の誤差が生じる。ただし、Z軸を回転軸とする場合に比較すると、δκ(R)の回転においては全領域においてx’軸方向に誤差を生じる一方で、δω(R)の回転においては画像中央部での誤差は小さく端部で大きくなる。また、最もx’軸方向の変位が大きくなる画像端部においてもVGA画像のような縦横比の画像ではδκ(R)の回転による変位に比べて1/3程度の変位である。以上より第1回転角の変位δκ(R)が最も測量精度に影響を及ぼすことがわかる。
本実施形態においてスチルカメラ22、23はその光軸が略平行となるように配置されるが、捩れの関係にあっても適用は可能である。捩れの関係にある場合、スチルカメラ22、23の光軸方向のそれぞれの単位ベクトルの合成ベクトルに垂直で、かつ基線方向のベクトルに垂直な方向と略平行で右スチルカメラ23の投影中心を通る直線を回転軸とする回転角が第1回転角となる。
次に図6を参照して第1回転角を算出する処理手順について説明する。図6は未知変数の算出手順を示すフローチャートである。
まずステップ100において、オペレータはスチルカメラ22、23により測量現場において第1回転角算出用のターゲットであるイニシャライズチャート50を撮影する。図7に示すように表面が黒く塗られたイニシャライズチャート50には基準標識となる複数の白丸点51が直線上に並ぶ所定の位置に設けられる。各白丸点51には例えば一方の端から順番に1、2、3、・・・、iの番号が識別情報として定められている。したがって、白丸点51毎に異なる識別情報が所定の規則により定められる。イニシャライズチャート50は白丸点51がスチルカメラ22,23側を向くようにして撮影される。
次にステップS101においてスチルカメラ22、23により撮影されたイニシャライズチャート50の画像に対応する画像データがコンピュータ30に転送される。転送された画像データに基づき、ステップS102では各白丸点51の2次元の画像座標が第1の画像座標(第1の位置情報)として認識される。なお画像座標系は,画像左上を原点としたy’軸下向きが正の2次元座標系である。また各白丸点51の画像座標の認識は白丸点の輝度重心となる位置情報を画像座標として認識するなどの従来公知の手段により行われる。
ステップS103では、オペレータは各白丸点51に定められた識別情報を、対応する各白丸点の第1の画像座標に指定する入力操作を行う。この指定は例えば図8に示すように行われる。まず撮影されたイニシャライズチャート50の画像データがモニタ34に出力され、モニタ34の表示部36に表示される。イニシャライズチャート50に設けられた各白丸点51の画像は左スチルカメラ22により撮影された画像表示領域37および右スチルカメラ23により撮影された画像表示領域38に表示される。または各白丸点51の第1の画像座標が表示される。
オペレータが入力装置35を介して画面上の任意の白丸点51を指定すると、識別情報入力要求のウインドウ39が開く。ここで、指定した白丸点51に固有の識別情報がオペレータによる入力装置の操作により入力され、入力信号が取得される。例えば、識別情報が“3”である白丸点51を指定した場合はウインドウ39に“3”を入力する。この操作が各白丸点51に行われ、取得された入力信号に基づいて全ての白丸点51の第1の画像座標に識別情報が指定される。
後述するように、イニシャライズチャート50における各白丸点51の所定の位置、すなわちチャート座標系における各白丸点51の座標は、対応する白丸点51毎に固有の識別情報に関連づけられてメモリ33に格納される。チャート座標系における各白丸点51の座標から算出される各白丸点51の第2の画像座標(第2の位置情報)には白丸点51に固有の識別情報が関連づけられる。第2の画像座標に関連づけられた識別標識と第1の画像座標に指定された識別情報との対応付けが行われ、同一の白丸点51毎の第1の画像座標と第2の画像座標の対応付けの操作が行われる。
ステップS104では後述するように、同一の白丸点51毎に対応付けられて第1の画像座標と第2の画像座標とに基づいて右スチルカメラ23の第1回転角が算出される。そして、ステップS105においてメモリ33にあらかじめ格納された第1回転角の代わりに算出された第1回転角を新たな回転角としてメモリ33に格納する。以上により第1回転角を更新する処理は終了する。
次に図9、図10を参照して第1回転角を算出する方法(ステップS104)および、白丸点51の位置情報である第2の画像座標を算出する方法について説明する。
図9はイニシャライズチャート50上の3つの白丸点Pi(i=1,2,3)とこれらの左スチルカメラ22の撮像面S(L)における像点Pi’との関係を模式的に示している。各白丸点Piに関してイニシャライズチャート50の任意の位置を原点とする3次元であるチャート座標系(X’,Y’,Z’)における座標が測定されている。後述するように、チャート座標系における各白丸点Piの座標は3次元である測量座標系(X,Y,Z)とカメラ座標系(x,y,z)および2次元である像面座標系(s’,t’)と画像座標系(x’,y’)のそれぞれにおける座標に変換可能である。
図10は図6のステップS104におけるイニシャライズチャート50の位置と右スチルカメラ23の第1回転角を算出する処理のフローチャートであり、その算出には最小二乗法を用いた逐次近似法が用いられる。
まずステップS200において、測量座標系におけるイニシャライズチャート座標の位置および傾き(X0 (C),Y0 (C),Z0 (C),ω(C),φ(C),κ(C))と右スチルカメラ23の第1回転角κ(R)とに近似値として適当な初期値(XG0 (C),YG0 (C),ZG0 (C),ωG (C),φG (C),κG (C))およびκG (R)を与える。次にステップS201では与えられた初期値を用いて3つの白丸点Piのチャート座標系の座標から各白丸点Piに対応する左スチルカメラ22における像点Pi(L)の近似的な画像座標(xpGi(L),ypGi(L))と右スチルカメラ23における像点Pi(R)の近似的な画像座標(xpGi(R),ypGi(R))を算出する。
すなわち、測量座標系における白丸点Piの座標(XCi,YCi,ZCi)は、チャート座標系における白丸点Piの座標(XCi’,YCi’,ZCi’)から次の(1)式により求まるので、測量座標系におけるイニシャライズチャート座標の近似的な位置および傾き(XG0 (C),YG0 (C),ZG0 (C),ωG (C),φG (C),κG (C))およびチャート座標系における白丸点Piの座標(XCi’,YCi’,ZCi’)を(1)式に代入すると、測量座標系における白丸点Piの近似的な座標(XGCi,YGCi,ZGCi)を求めることができる。なお、チャート座標系における各白丸点Piの座標、すなわちイニシャライズチャート50における位置はあらかじめ定められており、メモリ33に格納されている。
Figure 0004565898
ここで行列{Tjk}は回転行列であり、各成分Tjkは例えば次式で表される。
11 (C)=cosφ(C)・cosκ(C)
12 (C)=cosω(C)・sinκ(C)+sinω(C)・sinφ(C)・cosκ(C)
13 (C)=sinω(C)・sinκ(C)−cosω(C)・sinφ(C)・cosκ(C)
21 (C)=−cosφ(C)・sinκ(C)
22 (C)=cosω(C)・cosκ(C)−sinω(C)・sinφ(C)・sinκ(C)
23 (C)=sinω(C)・cosκ(C)+cosω(C)・sinφ(C)・sinκ(C)
31 (C)=sinφ(C)
32 (C)=−sinω(C)・cosφ(C)
33 (C)=cosω(C)・cosφ(C)
また左カメラ座標系における白丸点Piの座標(xpi (L),ypi (L),zpi (L))は、測量座標から次の(2)式により求まるので、(1)で求められた測量座標系における白丸点Piの座標(XCi,YCi,ZCi)と、測量座標系における左スチルカメラ22の位置および傾き(X0 (L),Y0 (L),Z0 (L),ω(L),φ(L),κ(L))とを用いて次の(2)式により求められる。
Figure 0004565898
ここで行列{Tjk (L)}は回転行列であり、各成分Tjk (L)は例えば次式で表される。
11 (L)=cosφ(L)・cosκ(L)
12 (L)=cosω(L)・sinκ(L)+sinω(L)・sinφ(L)・cosκ(L)
13 (L)=sinω(L)・sinκ(L)−cosω(L)・sinφ(L)・cosκ(L)
21 (L)=−cosφ(L)・sinκ(L)
22 (L)=cosω(L)・cosκ(L)−sinω(L)・sinφ(L)・sinκ(L)
23 (L)=sinω(L)・cosκ(L)+cosω(L)・sinφ(L)・sinκ(L)
31 (L)=sinφ(L)
32 (L)=−sinω(L)・cosφ(L)
33 (L)=cosω(L)・cosφ(L)
したがって(2)式に測量座標系における左スチルカメラ22の位置および傾き(X0 (L),Y0 (L),Z0 (L),ω(L),φ(L),κ(L))および(1)で求められた測量座標系における白丸点Piの近似的な座標(XGCi,YGCi,ZGCi)を代入することにより左カメラ座標系における白丸点Piの近似的な座標(xpGi (L),ypGi (L),zpGi (L))を求めることができる。
また、左カメラ像面座標系における白丸点Piに対応する左スチルカメラ像点Pi’(L)の座標(spi(L),tpi(L))は,撮影された白丸点、投影中心、およびその像点が同一直線上にあるという共線条件から、左カメラ座標系における白丸点Piの座標(xpi (L),ypi (L),zpi (L))と投影中心から像面までの距離f(L)とを用いて次の(3)式により求められる。
Figure 0004565898
したがって、(3)式に(2)式で求められた左カメラ座標系における白丸点Piの近似的な座標(xpGi (L),ypGi (L),zpGi (L))を代入することにより左カメラ像面座標系における像点Pi’(L)の近似的な座標(spGi(L),tpGi(L))を算出することができる。
また左カメラ画像座標系における像点Pi(L)の近似的な座標(xpGi(L),ypGi(L))は左カメラ像面座標系における近似的な座標(spGi(L),tpGi(L))を次の(4)式に代入することにより求められる。
Figure 0004565898
ここでPx、PyはそれぞれCCDの水平、垂直方向の画素ピッチであり、W、Hはそれぞれ画像の水平、垂直方向の画素数である。
一方で右カメラ座標系における白丸点Piの座標(xpi (R),ypi (R),zpi (R))は、測量座標から次の(5)式により求まるので、(1)で求められた測量座標系における白丸点Piの座標(XCi,YCi,ZCi)と、測量座標系における右スチルカメラ23の位置および傾き(X0 (R),Y0 (R),Z0 (R),ω(R),φ(R),κ(R))とを用いて次の(5)式により求められる。
Figure 0004565898
11 (R)=cosφ(R)・cosκ(R)
12 (R)=cosω(R)・sinκ(R)+sinω(R)・sinφ(R)・cosκ(R)
13 (R)=sinω(R)・sinκ(R)−cosω(R)・sinφ(R)・cosκ(R)
21 (R)=−cosφ(R)・sinκ(R)
22 (R)=cosω(R)・cosκ(R)−sinω(R)・sinφ(R)・sinκ(R)
23 (R)=sinω(R)・cosκ(R)+cosω(R)・sinφ(R)・sinκ(R)
31 (R)=sinφ(R)
32 (R)=−sinω(R)・cosφ(R)
33 (R)=cosω(R)・cosφ(R)
したがって(5)式に第1回転角を近似的な初期値κG (R)とする測量座標系における右スチルカメラ23の位置および傾き(X0 (R),Y0 (R),Z0 (R),ω(R),φ(R),κG (R))と(1)で求められた測量座標系における白丸点Piの近似的な測量座標(XGCi,YGCi,ZGCi)とを代入することにより右カメラ座標系における白丸点Piの近似的な座標(xpGi (R),ypGi (R),zpGi (R))を求めることができる。
また、右カメラ像面座標系における白丸点Piに対応する右スチルカメラ像点Pi’(R)の座標(spi(R),tpi(R))は,撮影された白丸点、投影中心、およびその像点が同一直線上にあるという共線条件から、右カメラ座標系における白丸点Piの座標(xpi (R),ypi (R),zpi (R))、および投影中心から像面までの距離f(R)を用いて次の(6)式により求められる。
Figure 0004565898
したがって、(6)式に(5)式で求められた右カメラ座標系における白丸点Piの近似的な座標(xpGi (R),ypGi (R),zpGi (R))を代入することにより右カメラ像面座標系における像点Pi’(R)の近似的な座標(spi(R),tpi(R))を算出することができる。
また右カメラ画像座標系における像点Pi(R)の近似的な座標(xpGi(R),ypGi(R))は右カメラ像面座標系における近似的な座標(spGi(R),tpGi(R))を次の(7)式に代入することにより求められる。
Figure 0004565898
ここでPx、PyはそれぞれCCDの水平、垂直方向の画素ピッチであり、W、Hはそれぞれ画像の水平、垂直方向の画素数である。
すなわち、測量座標系におけるイニシャライズチャート座標の位置および傾き(X0 (C),Y0 (C),Z0 (C),ω(C),φ(C),κ(C))と右スチルカメラの第1回転角κ(R)とを可変パラメータとして、各白丸点の左右のスチルカメラ22、23における第2の画像座標(xpGi(L),ypGi(L))、(xpGi(R),ypGi(R))が算出される。なお、第2の画像座標の算出において右スチルカメラの第1回転角κ(R)以外の外部定位要素、内部定位要素、およびチャート座標系における各白丸点Piの座標を固定パラメータとする。
またチャート座標系における各白丸点Piの座標は各白丸点固有の識別情報と関連づけられてメモリ33に格納されている。各白丸点の第2の画像座標が算出されるとき、各白丸点に対応する識別情報が第2の画像座標に指定される。
ステップS202では、測量座標系におけるイニシャライズチャート座標の近似的に与えられた位置および傾き(XG0 (C),YG0 (C),ZG0 (C),ωG (C),φG (C),κG (C))と右スチルカメラの第1回転角κG (R)の値が適切か否かを判定するためのメリット関数Φが計算される。メリット関数Φは例えば(8)式で定義される。
Figure 0004565898
すなわち、本実施形態においてメリット関数Φは、同一の識別情報が指定された白丸点Piの、左スチルカメラ22における第1の画像座標(xp(REC)i(L),yp(REC)i(L))と、近似的な左スチルカメラ22における第2の画像座標(xpGi(L),ypGi(L))との間の距離の2乗と、同一の識別情報が指定された白丸点Piの右スチルカメラ23における第1の画像座標(xp(REC)i(R),yp(REC)i(R))と、右スチルカメラ23における近似的な第2の画像座標(xpGi(R),ypGi(R))との間の距離の2乗との和である。
次にステップS203において、メリット関数Φが所定値よりも小さいか否かが判定される。すなわち、測量座標系におけるイニシャライズチャート座標の近似的に与えられた位置および傾き(XG0 (C),YG0 (C),ZG0 (C),ωG (C),φG (C),κG (C))と右スチルカメラの第1回転角κG (R)による像点Pi’の近似的な第2の画像座標(xpGi(L),ypGi(L))と(xpGi(R),ypGi(R))が、像点Pi’の第1の画像座標(X(REC)i (L)、Y(REC)i (L))と(X(REC)i (R),Y(REC)i (R))に十分近いか否かが判定される。Φ<所定値の場合にはこの処理を終了し、現在与えられている、測量座標系におけるイニシャライズチャート座標の位置および傾き(XG0 (C),YG0 (C),ZG0 (C),ωG (C),φG (C),κG (C))と右スチルカメラの第1回転角κG (R)の値を測量座標系におけるイニシャライズチャート座標の位置および傾きと右スチルカメラの第1回転角であるとする。
一方、ステップS203においてΦ≧所定値であると判定された場合には、ステップS204において測量座標系におけるイニシャライズチャート座標の近似的に与えられた位置および傾き(XG0 (C),YG0 (C),ZG0 (C),ωG (C),φG (C),κG (C))と右スチルカメラ第1回転角κG (R)に対する補正量(δX(C),δY(C),δZ(C),δω(C),δφ(C),δκ(C))とδκ(R)が例えば最小二乗法により求められる。
ステップS205では、ステップS204において算出された補正量(δX(C),δY(C),δZ(C),δω(C),δφ(C),δκ(C))とδκ(R)に基づいて測量座標系におけるイニシャライズチャート座標の近似値な位置および傾き(XG0 (C),YG0 (C),ZG0 (C),ωG (C),φG (C),κG (C))と右スチルカメラの第1回転角κG (R)の値が更新される。すなわち、(XG0 (C),YG0 (C),ZG0 (C),ωG (C),φG (C),κG (C))とκG (R)の各値は、それぞれ(XG0 (C)+δX(C),YG0 (C)+δY(C),ZG0 (C)+δZ(C),ωG (C)+δω(C),φG (C)+δφ(C),κG (C)+δκ(C))とκG (R)+δκ(R)に置換えられる。その後処理はステップS201へ戻り、ステップS203においてΦ<所定値と判断されるまでステップS201〜ステップS205が繰返し実行される。
以上の処理が実行され、同一の白丸点の座標として対応付けられた、各白丸点の第1の画像座標と第2の画像座標に基づいて右スチルカメラ23の第1回転角が算出される。
なお、以上の説明は、ディストーション等の内部定位が無視できる量である場合であり、補正していない概観画像を既知の内部定位量を用いて補正する場合は、(3)および(6)式で求められたスクリーン座標(spGi(L),tpGi(L))および(spGi(R),tpGi(R))を次の(9)、(10)式によりディストーション補正したスクリーン座標(dspGi(L),dtpGi(L))および(dspGi(R),dtpGi(R))に変換する。
Figure 0004565898
Figure 0004565898
ここで、D2 (L)、D4 (L)、D6 (L)はそれぞれ左スチルカメラ22の、D2 (R)、D4 (R)、D6 (R)はそれぞれ右スチルカメラ23のディストーション2次成分、4次成分、6次成分であり、P1 (L)、P2 (L)は左スチルカメラ22の、P1 (R)、P2 (R)は右スチルカメラ23のディストーション非対称成分、XC (L)、YC (L)は左スチルカメラ22の、XC (R)、YC (R)は右スチルカメラ23の主点の画像中心からのs’軸方向、t’軸方向への偏心量である。
また左右のスチルカメラ22,23の画像座標(xpGi(L),ypGi(L))および(xpGi(R),ypGi(R))は次の(11)および(12)式から求められる。
Figure 0004565898
Figure 0004565898
なお、上述の測量座標系におけるイニシャライズチャート座標の位置および傾きと右スチルカメラ23の第1回転角の算出において未知数は7個である。すなわち、最低7個の方程式を作る必要がある。一方で、白丸点1個につき左右のスチルカメラ22、23よりxpi (L),ypi (L),xpGi(R),ypGi(R)の4値が得られる。したがって、白丸点が2個以上であれば未知数の計算は可能であるが、精度を向上させるために多数の白丸点を備えることが好ましい。
また、同一の識別情報についての第1の画像座標と第2の画像座標との対応付けを左右のスチルカメラそれぞれについて2つ以上行えば、未知数の計算は可能である。それゆえ、対応付けのための第1の画像座標への識別情報の指定は白丸点の2つ以上に行えばよく、すべての白丸点でなく一部の白丸点に対して行っても計算が可能である。ただし、多くの白丸点毎に対応付けを行うことが好ましいのは前述と同様である。この場合、第1の画像座標に識別情報が指定されない白丸点に対して、第1の画像座標および第2の画像座標はメリット関数の算出には用いられない。
なお、本実施形態のように白丸点を直線上に並べる場合は白丸点を並べた白丸直線を軸とする回転角(図9におけるφ(C))を未知数にせずに任意の固定値として扱う。なぜならば、白丸直線を回転軸として各白丸点のイニシャライズチャート座標を回転させたとしても座標値が変化しないため、最小二乗法で補正量を算出することができなくなるからである。
また、本実施形態では第1回転角を算出しているが、他の要素、例えば右スチルカメラの光軸方向を回転軸とした第2回転角も求めて第1回転角とともに算出する構成にしてもよい。このように未知数が増える場合は、未知数の数に応じて白丸点の数を決めなければならない。
また、本実施形態では白丸点51の識別情報として数字を適用しているが、丸点毎に異なる色、文字、図形、記号、あるいはオペレータがここの基準標識を判別できるいかなる情報であってもよい。
さらに、各白丸点の第1の画像座標に対応する識別情報を指定する操作をオペレータによる入力でなく、自動的に行われる構成にしてもよい。例えば、以下のような構成により行われる。イニシャライズチャート座標の原点を白丸点が設けられた面の一端におき、各白丸点に原点から他端に向かう方向を順番とする規則に並べた識別情報1,2,3、・・・iが定められる。メモリ33に格納されるチャート座標系における各白丸点の座標にもこの規則に応じた識別情報が関連づけられる。
第1の画像座標を一番右側から順に配置する規則により並べ、並べられた各白丸の第1の画像座標に1,2,3、・・・iの順番で識別情報を関連づける手順を実行するプログラムがコンピュータ30に読込まれる。このような構成において、オペレータがイニシャライズチャート50をその原点が画像において右側となる姿勢にして撮影をすることにより、各白丸点に関して同一の識別情報が関連づけられた第1の画像座標と第2の画像座標が対応付けられる。
さらに、第1回転角の算出は測量現場で行うことも、イニシャライズチャート50を撮影した画像データをメモリ33に格納し、後にメモリ33から画像データを読込み、算出する構成にしてもよい。
以上のように、第1の実施形態によれば、測量現場においてカメラ位置のズレの補正を行うのに、基準点等の位置を測量することなく、イニシャライズチャート50を撮影するだけで簡単に求められる。したがって、時間をかけることなくズレの補正を行い、より正確な測量が可能である。
なお、本実施形態において2台のスチルカメラを用いているが、複数のカメラを備えてもよい。この場合、1台のカメラに対して他のカメラの第1回転角を算出する構成にしてもよい。
図11は本発明の第2の実施形態を適用した測量装置の電気的な構成を示すブロック図である。第2の実施形態では画像撮影装置20にROM28が接続される。ROM28には画像撮影装置20の内部定位要素および外部定位要素が格納される。測量装置は算出された右スチルカメラ23の第1回転角とROM28に格納された内部定位要素および外部定位要素とに基づき測量を行う。他の構成は第1の実施形態と同様である。
本実施形態によれば、個々の画像撮影装置20に特有である内部定位要素および外部定位要素が画像撮影装置20に備えられたROM28に格納されるので、画像撮影装置20固有の内部定位要素および外部定位要素を取違えることがない。
図12は本発明の第3の実施形態を適用した測量写真解析装置の電気的な構成を示すブロック図である。測量写真解析装置60では、CPU31にインターフェース回路32を介して画像メモリ41が接続される。画像メモリ41には画像撮影装置(図示せず)で撮影したイニシャライズチャート(図示せず)の画像および、測量するための画像が格納される。
本実施形態においては格納された左右のスチルカメラ(図示せず)で撮影されたイニシャライズチャートの画像データがインターフェース回路32において検出され、CPU31に読込まれ、読込まれた画像データに基づいて、右スチルカメラの第1回転角が算出される。他の構成要素は第1の実施形態と同様である。本実施形態によれば、測量現場において撮影だけ行い、ズレの補正を後に行うことが可能となり、撮影現場で行う作業を減少させることが可能となる。
なお、本実施形態を適用した測量写真解析装置は、汎用のパソコンに第1回転角を算出するプログラムを読込ませて構成することも可能である。
本発明の第1の実施形態である測量装置を構成する画像撮影装置の斜視図である。 本発明の第1の実施形態を適用した測量装置の電気的構成を示すブロック図である。 右スチルカメラの傾きによる画像のズレを示す第1の図である。 右スチルカメラの傾きによる画像のズレを示す第2の図である。 右スチルカメラの傾きによる画像のズレを示す第3の図である。 本発明の第1〜第3の実施形態を適用した測量装置における第1回転角の算出処理手順を示すフローチャートである。 イニシャライズチャートの斜視図である。 認識された白丸点座標に識別情報を付するときのモニタ上の表示例を示す図である。 3つの白丸点P1、P2、P3と左スチルカメラの撮像面における像点P1’、P2’、P3’の関係を模式的に示す図である。 右スチルカメラの第1回転角を算出するプログラムのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を適用した測量装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態を適用した測量写真解析装置の電気的構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 測量装置
20 画像撮影装置
22 左スチルカメラ
23 右スチルカメラ
27 表示器
30 コンピュータ
31 CPU
33 メモリ
34 モニタ
35 入力装置
50 イニシャライズチャート
51 白丸点

Claims (26)

  1. 第1のカメラと、
    前記第1のカメラと所定の間隔に配置された第2のカメラと、
    所定の位置に複数の基準標識を備えるターゲットを前記第1のカメラおよび前記第2のカメラにより撮影した画像に基づき、前記画像内の前記基準標識の各々の位置を2次元座標系である画像座標系における第1の位置情報として認識する位置認識手段と、
    前記基準標識毎の前記ターゲットにおける前記所定の位置を記憶する記憶手段と、
    前記第1のカメラの光軸方向の単位ベクトルと前記第2のカメラの光軸方向の単位ベクトルとの合成ベクトルに垂直で、かつ前記第1のカメラと前記第2のカメラを結ぶ基線に垂直な方向と略平行で前記第2のカメラの投影中心を通る直線を回転軸とした前記第2のカメラの第1回転角、および前記ターゲットの位置と傾きを可変パラメータとして、前記可変パラメータと前記ターゲットにおける前記所定の位置とに基づいて前記基準標識の各々の位置を前記画像座標系における第2の位置情報として算出する位置算出手段と、
    前記第1のカメラおよび前記第2のカメラにより撮影された前記基準標識の画像および/または前記第1の位置情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示される前記基準標識の一部あるいは全部の各々において同一の基準標識についての前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを対応付ける入力操作を行うための入力手段と、
    前記入力手段の入力により同一の前記基準標識に関する位置情報として対応付けられた前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とに基づいて、前記第1回転角を算出する回転角算出手段と
    を備えた3次元物体測量装置。
  2. 前記基準標識毎に異なる識別情報が所定の規則により定められ、
    前記識別情報が、前記識別情報に対応する前記基準標識の前記ターゲットにおける前記所定の位置に関連づけられて前記記憶手段に記憶され、
    前記位置算出手段が前記識別情報を第2の位置情報に関連づけ、
    前記入力手段における、前記表示手段に表示された画像上の前記基準標識および/または前記第1の位置情報に関して前記基準標識毎に前記識別情報を指定する入力に基づいて、前記第2の位置情報に関連づけられた識別情報と前記第1の位置情報に指定された識別情報とを対応付けることにより同一の基準標識についての前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とが対応付けられる請求項1に記載の3次元物体測量装置。
  3. 第1のカメラと、
    前記第1のカメラと所定の間隔に配置された第2のカメラと、
    所定の位置に複数の基準標識を備えるターゲットを前記第1のカメラおよび前記第2のカメラにより撮影した画像に基づき、前記画像内の前記基準標識の各々の位置を2次元座標系である画像座標系における第1の位置情報として認識する位置認識手段と、
    前記基準標識毎の前記ターゲットにおける前記所定の位置を記憶する記憶手段と、
    前記第1のカメラの光軸方向の単位ベクトルと前記第2のカメラの光軸方向の単位ベクトルとの合成ベクトルに垂直で、かつ前記第1のカメラと前記第2のカメラを結ぶ基線に垂直な方向と略平行で前記第2のカメラの投影中心を通る直線を回転軸とした前記第2のカメラの第1回転角、および前記ターゲットの位置と傾きを可変パラメータとして、前記可変パラメータと前記ターゲットにおける前記所定の位置とに基づいて前記基準標識の各々の位置を前記画像座標系における第2の位置情報として算出する位置算出手段と、
    前記基準標識の一部あるいは全部の各々において同一の基準標識についての前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを対応付ける対応付け手段と、
    同一の前記基準標識に関する位置情報として対応付けられた前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とに基づいて、前記第1回転角を算出する回転角算出手段と
    を備えた3次元物体測量装置。
  4. 前記基準標識毎に異なる識別情報が所定の規則により定められ、
    前記記憶手段に前記識別情報が、前記識別情報に対応する前記基準標識の前記ターゲットにおける前記所定の位置に関連づけられて記憶され、
    前記位置算出手段が前記識別情報を第2の位置情報に関連づけ、
    前記対応付け手段が、前記第1の位置情報を前記所定の規則に並べることにより前記識別情報を前記第1の位置情報に関連づけ、前記識別情報に基づいて同一の基準標識についての前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを対応付ける請求項3に記載の3次元物体測量装置。
  5. 前記基準標識が直線上に並べられる請求項1あるいは請求項3に記載の3次元物体測量装置。
  6. 前記回転角算出手段が、最小二乗法により前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との差が所定の値未満になるように、前記可変パラメータを補正することにより前記第1回転角を算出する請求項1あるいは請求項3に記載の3次元物体測量装置。
  7. 前記位置認識手段が前記ターゲットに設けられた2以上の前記基準標識の位置を認識する請求項1あるいは請求項3に記載の3次元物体測量装置。
  8. 前記位置認識手段が前記ターゲットにおいて直線上に並んだ2以上の前記基準標識の位置を認識する請求項1あるいは請求項3に記載の3次元物体測量装置。
  9. 第1のカメラと、前記第1のカメラと所定の間隔に配置された第2のカメラにより撮影される画像に対応する画像データを取得する画像取得手段と、
    所定の位置に複数の基準標識を備えるターゲットを前記第1のカメラおよび前記第2のカメラにより撮影した画像に対応する画像データに基づき、前記画像内の前記基準標識の各々の位置を2次元座標系である画像座標系における第1の位置情報として認識する位置認識手段と、
    前記基準標識毎の前記ターゲットにおける前記所定の位置を記憶する記憶手段と、
    前記第1のカメラの光軸方向の単位ベクトルと前記第2のカメラの光軸方向の単位ベクトルとの合成ベクトルに垂直で、かつ前記第1のカメラと前記第2のカメラを結ぶ基線に垂直な方向と略平行で前記第2のカメラの投影中心を通る直線を回転軸とした前記第2のカメラの第1回転角、および前記ターゲットの位置と傾きを可変パラメータとして、前記可変パラメータと前記ターゲットにおける前記所定の位置とに基づいて前記基準標識の各々の位置を前記画像座標系における第2の位置情報として算出する位置算出手段と、
    前記第1のカメラおよび前記第2のカメラにより撮影された前記基準標識の画像および/または前記第1の位置情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示される前記基準標識の一部あるいは全部の各々において同一の基準標識についての前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを対応付ける入力操作を行うための入力手段と、
    前記入力手段の入力により同一の前記基準標識に関する位置情報として対応付けられた前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とに基づいて、前記第1回転角を算出する回転角算出手段と
    を備えた測量写真解析装置。
  10. 前記基準標識毎に異なる識別情報が所定の規則により定められ、
    前記記憶手段に前記識別情報が、前記識別情報に対応する前記基準標識の前記ターゲットにおける前記所定の位置に関連づけられて記憶され、
    前記位置算出手段が前記識別情報を第2の位置情報に関連づけ、
    前記入力手段における、前記表示手段に表示された画像上の前記基準標識および/または前記第1の位置情報に関して前記基準標識毎に前記識別情報を指定する入力に基づいて、前記第2の位置情報に関連づけられた識別情報と前記第1の位置情報に指定された識別情報とを対応付けることにより同一の基準標識についての前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とが対応付けられる請求項9に記載の測量写真解析装置。
  11. 第1のカメラと、前記第1のカメラと所定の間隔に配置された第2のカメラにより撮影される画像に対応する画像データを取得する画像取得手段と、
    所定の位置に複数の基準標識を備えるターゲットを前記第1のカメラおよび前記第2のカメラにより撮影した画像に対応する画像データに基づき、前記画像内の前記基準標識の各々の位置を2次元座標系である画像座標系における第1の位置情報として認識する位置認識手段と、
    前記基準標識毎の前記ターゲットにおける前記所定の位置を記憶する記憶手段と、
    前記第1のカメラの光軸方向の単位ベクトルと前記第2のカメラの光軸方向の単位ベクトルとの合成ベクトルに垂直で、かつ前記第1のカメラと前記第2のカメラを結ぶ基線に垂直な方向と略平行で前記第2のカメラの投影中心を通る直線を回転軸とした前記第2のカメラの第1回転角、および前記ターゲットの位置と傾きを可変パラメータとして、前記可変パラメータと前記ターゲットにおける前記所定の位置とに基づいて前記基準標識の各々の位置を前記画像座標系における第2の位置情報として算出する位置算出手段と、
    前記基準標識の一部あるいは全部の各々において同一の基準標識についての前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを対応付ける対応付け手段と、
    同一の前記基準標識に関する位置情報として対応付けられた前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とに基づいて、前記第1回転角を算出する回転角算出手段と
    を備えた測量写真解析装置。
  12. 前記基準標識毎に異なる識別情報が所定の規則により定められ、
    前記記憶手段に前記識別情報が、前記識別情報に対応する前記基準標識の前記ターゲットにおける位置に前記所定の位置に関連づけられて記憶され、
    前記位置算出手段が前記識別情報を第2の位置情報に関連づけ、
    前記対応付け手段が、前記第1の位置情報を前記所定の規則に並べることにより前記識別情報を前記第1の位置情報に関連づけ、前記識別情報に基づいて同一の基準標識についての前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを対応付ける請求項11に記載の測量写真解析装置。
  13. 前記基準標識が直線上に並べられる請求項9あるいは請求項11に記載の測量写真解析装置。
  14. 前記回転角算出手段が、最小二乗法により前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との差が所定の値未満になるように、前記可変パラメータを補正することにより前記第1回転角を算出する請求項9あるいは請求項11に記載の測量写真解析装置。
  15. 前記位置認識手段が前記ターゲットに設けられた2以上の前記基準標識の位置を認識する請求項9あるいは請求項11に記載の測量写真解析装置。
  16. 前記位置認識手段が前記ターゲットにおいて直線上に並んだ2以上の前記基準標識の位置を認識する請求項9あるいは請求項11に記載の測量写真解析装置。
  17. 前記画像取得手段が前記第1のカメラと前記第2のカメラにより撮影される画像に対応する画像データを格納した画像記憶手段から画像データを取得する請求項9あるいは請求項11に記載の測量写真解析装置。
  18. 第1のカメラと、前記第1のカメラと所定の間隔に配置された第2のカメラにより撮影される画像に対応する画像データを取得する画像取得手段と、
    所定の位置に複数の基準標識を備えるターゲットを前記第1のカメラおよび前記第2のカメラにより撮影された画像に対応する画像データに基づき、前記画像内の前記基準標識の各々の位置を2次元座標系である画像座標系における第1の位置情報として認識する位置認識手段と、
    前記基準標識毎の前記ターゲットにおける前記所定の位置に対応する信号を取得する固定パラメータ取得手段と、
    前記第1のカメラの光軸方向の単位ベクトルと前記第2のカメラの光軸方向の単位ベクトルとの合成ベクトルに垂直で、かつ前記第1のカメラと前記第2のカメラを結ぶ基線に垂直な方向と略平行で前記第2のカメラの投影中心を通る直線を回転軸とした前記第2のカメラの第1回転角、および前記ターゲットの位置と傾きに対応する信号を可変パラメータとして、前記可変パラメータと前記ターゲットにおける前記所定の位置とに基づいて前記基準標識の各々の位置を前記画像座標系における第2の位置情報として算出する位置算出手段と、
    前記第1のカメラおよび前記第2のカメラにより撮影された前記基準標識の画像および/または前記第1の位置情報を表示する表示手段に前記画像に対応する画像データおよび/または前記第1の位置情報を出力する出力手段と、
    前記表示手段により表示される前記基準標識の一部あるいは全部の各々において同一の基準標識についての前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを対応付ける入力操作を行うための入力手段から入力信号を取得する入力取得手段と、
    前記入力手段の入力により取得された同一の前記基準標識に関する位置情報として対応付けられた前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とに基づいて、前記第1回転角を算出する回転角算出手段として
    コンピュータを機能させる回転角算出プログラム。
  19. 前記基準標識毎に異なる識別情報が所定の規則により定められ、
    前記固定パラメータ取得手段に前記識別情報が、前記識別情報に対応する前記基準標識の前記ターゲットにおける前記所定の位置に関連づけられて取得され、
    前記位置算出手段が前記識別情報を第2の位置情報に関連づけ、
    前記入力取得手段により取得される、前記表示手段に表示された画像上の前記基準標識および/または前記第1の位置情報に関して前記基準標識毎に前記識別情報を指定する入力に基づいて、前記第2の位置情報に関連づけられた識別情報と前記第1の位置情報に指定された識別情報とを対応付けることにより同一の基準標識についての前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを対応付ける請求項18に記載の回転角算出プログラム。
  20. 第1のカメラと、前記第1のカメラと所定の間隔に配置された第2のカメラにより撮影される画像に対応する画像データを取得する画像取得手段と、
    所定の位置に複数の基準標識を備えるターゲットを前記第1のカメラおよび前記第2のカメラにより撮影された画像に対応する画像データに基づき、前記画像内の前記基準標識の各々の位置を2次元座標系である画像座標系における第1の位置情報として認識する位置認識手段と、
    前記基準標識毎の前記ターゲットにおける前記所定の位置に対応する信号を取得する固定パラメータ取得手段と、
    前記第1のカメラの光軸方向の単位ベクトルと前記第2のカメラの光軸方向の単位ベクトルとの合成ベクトルに垂直で、かつ前記第1のカメラと前記第2のカメラを結ぶ基線に垂直な方向と略平行で前記第2のカメラの投影中心を通る直線を回転軸とした前記第2のカメラの第1回転角、および前記ターゲットの位置と傾きを可変パラメータとして、前記可変パラメータと前記ターゲットにおける前記所定の位置とに基づいて前記基準標識の各々の位置を前記画像座標系における第2の位置情報として算出する位置算出手段と、
    前記基準標識の一部あるいは全部の各々において同一の基準標識についての前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを対応付ける対応付け手段と、
    同一の前記基準標識に関する位置情報として対応付けられた前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とに基づいて、前記第1回転角を算出する回転角算出手段として
    コンピュータを機能させる回転角算出プログラム。
  21. 前記基準標識毎に異なる識別情報が所定の規則により定められ、
    前記固定パラメータ取得手段に前記識別情報が、前記識別情報に対応する前記基準標識の前記ターゲットにおける前記所定の位置に関連づけられて取得され、
    前記位置算出手段が前記識別情報を第2の位置情報に関連づけ、
    前記対応付け手段が、前記第1の位置情報を前記所定の規則に並べることにより前記識別情報を前記第1の位置情報に関連づけ、前記識別情報に基づいて同一の基準標識についての前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを対応付ける請求項20に記載の回転角算出プログラム。
  22. 前記基準標識が直線上に並べられる請求項18あるいは請求項20に記載の回転角算出プログラム。
  23. 前記回転角算出手段が、最小二乗法により前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との差が所定の値未満になるように、前記可変パラメータを補正することにより前記第1回転角を算出する請求項18あるいは請求項20に記載の回転角算出プログラム。
  24. 前記位置認識手段が前記ターゲットに設けられた2以上の前記基準標識の位置を認識する請求項18あるいは請求項20に記載の回転角算出プログラム。
  25. 前記位置認識手段が前記ターゲットにおいて直線上に並んだ2以上の前記基準標識の位置を認識する請求項18あるいは請求項20に記載の回転角算出プログラム。
  26. 前記画像取得手段が、前記第1のカメラと前記第2のカメラにより撮影される画像に対応する画像データを格納した画像記憶手段から画像データを検出する請求項18あるいは請求項20に記載の回転角算出プログラム。
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