JP2003097946A - 載置台式のカメラを用いた写真測量システム及び基準棒装置 - Google Patents
載置台式のカメラを用いた写真測量システム及び基準棒装置Info
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Abstract
支障樹木の離隔距離が分かるシステムを得る。 【解決手段】 基準棒2を用いてデジタルカメラ3、4
でステレオ画像を撮影する。そして、パソコン5が両方
の画像を一組とするモデル座標系を構築する。次に、現
場では基準棒2を用いて測定対象物を撮影させて、この
ステレオ画像をパソコン5が画面に表示し、画面で指定
された求点の座標をモデル座標系に定義した後に、左カ
メラのカメラ座標系に変換して、2点の求点の離隔距離
を求めて知らせる。所定の基準長を得るための基準棒
を、その全長を短くし且つ2台のカメラの相互関係を正
確に維持する。
Description
で、基準棒にカメラを搭載して対象物を撮影させ、この
撮影データから離隔距離が分かる写真測量システム及び
基準棒装置に関する。
電線を所定のたるみを有して張られるものである。この
ため、送電線下付近にある樹木の成長によって送電と送
電線下付近の樹木(以下送電線下支障樹木という)の距
離を適切に保てなくなってくる。
おいては電力会社の専任の作業員が実際に送電線下を回
って、送電線下支障樹木と送電線との距離(以下離隔距
離という)をチェックして必要に応じて伐採を行うのが
一般的であった。
た写真から離隔距離を割り出す場合もある。しかし、航
空機による写真測量であっても、実際に作業員が現場に
行って、離隔距離を測定し、その測定結果に基づいて伐
採を行うのが一般的であった。
による送電線下支障樹木の決定は、後日解析して分かる
ものであり、また送電線下支障樹木が決定したとして
も、作業員が実際に離隔距離を測定しなければならない
ので、時間と経費がかかるという課題があった。
れたもので、航空機を用いないで、現場で直ぐに送電線
下支障樹木の離隔距離が分かるシステムを得ることを目
的とする。
ラを取り付けて、該カメラが測定対象を撮影可能に観測
位置に設け、前記カメラで得たステレオ画像を内部に取
り込んで前記画像上の指定の対象物同士の離隔距離を求
める画像処理装置とからなる写真測量システムである。
レール上にカメラが載置される台を左右に摺動可能で、
かつ固定可能に取り付けてなる。
撮影した左画像と、右側で撮影した右画像とを内部に取
り込んだ後に、前記基準棒の長手方向をX軸に取ったモ
デル座標系を定義する初期設定手段と、前記モデル座標
系が定義された後に、前記カメラで撮影された左画像、
右画像を内部に取り込んで画面に表示させ、それぞれの
画面で指定された2点の求点の座標を、前記モデル座標
系でそれぞれ求める手段と、前記2点の求点のモデル座
標を、前記左カメラの投影中心を原点とするカメラ座標
系に変換する手段と、前記カメラ座標系で定義された2
点の間の空間ベクトルを求め、該空間ベクトルの差から
前記2点の離隔距離を求めて知らせる手段とを備えたこ
とを要旨とする。
形態の概略構成図である。本実施の形態は、鉄塔1に取
り付け可能で、かつ2台の載置台が習動固定可能に設け
られた基準棒2と、この基準棒2の載置台に固定された
2台のデジタルカメラ3、4(250万画素、130万
画素)と、パソコン5(画像処理装置ともいう)とから
なる。
ター9、光磁気ディスク装置10に接続されている。
の2台で、送電線6と送電線6下の送電線下支障樹木と
を撮影する。
タルカメラを降ろしてパソコンに接続又はメモリをパソ
コンに接続)を用いることによって、離隔距離を求め
る。
て、2台のデジタルカメラで撮影することにより、図2
に示すように、各種データ(計測対象までの距離、計測
対象の奥行き)を得ることが可能である。この原理を用
いて本実施の形態は、左カメラ3の画像の投影中心を原
点として座標系(X,Y,Z)を構築し、この左カメラ
の座標系上での送電線6の左カメラの点像(X、Y、
Z)と、左カメラの座標系上での右カメラの送電線下支
障樹木7の頂点の点像とを求めた後に、この2点間の空
間ベクトルを求めることで離隔を算出する。
すように、スライダー10a(1m以下)とスライダー
10b(1m以下)とを備え、スライダー10aにはデ
ジタルカメラ3を固定する載置台12aが設けられ、ス
ライダー10bにはデジタルカメラ4を固定する載置台
12bが設けられている。つまり、撮影対象物の距離に
よって、間隔を調整できるようになっており、一方の載
置台に他方の載置台が連動して同距離逆方向に移動する
構造となっている。また、スライダーには中央から目盛
りが振られている。
ション処理機能と、座標変換機能と、離隔距離算出機能
を備えている。
って行く前に平らな場所で行われる機能であり、2台の
デジタルカメラを基準棒2に取り付けて平らな場所にお
いた後に対象物を撮影した後に、この撮影画像と2台の
デジタルカメラのパラメータ、基準棒2のパラメータ
(カメラの間隔)とが入力されると、X軸を基準棒とす
る2枚一組で構成されるモデル座標系(X、Y、Z)を
構築させる。
(対象物:送電線、樹木)の写真座標を測定する写真座
標測定、この写真座標をモデル座標系に変換するための
内部標定要素を定義する内部標定、モデル座標系におけ
る求点のモデル座標値(Xm1、Ym1、Zm1)、
(Xm2、Ym2、Zm2)を求める相互標定、これら
のモデル座標値を左カメラ座標系に変換する外部標定等
からなる。
義された対象物p1(x1、y1、z1)、p2(x
2、y2、z2)の空間ベクトルの差を離隔距離Lとし
て算出する。
図4のフローチャートを用いて説明する。
ータと、デジタルカメラ3、4の仕様を定義するパラメ
ータをパソコン5に入力する。そして、平面上で基準棒
に2台のデジタルカメラを取り付けて、座標が既知なも
のを撮影させて、基準棒2の長手方向をX軸として2台
一組で構成されるモデル座標系(X,Y,Z)を事前に
構築するキャリブレーション処理を行う(S1)。つま
り、機械座標(基準棒)、写真座標系、カメラ座標系が
定義されて、モデル座標系が構築される。
5に示すように、基線Bを固定とし、左カメラ3の画像
3aの撮影中心Ao(投影中心)を原点として構築す
る。また、このモデル座標系の構築に当たっては、後述
する画像計測、写真修正(内部標定)、相互標定を行っ
て定める。
定された基準棒2を持っていって鉄塔1に取り付けて、
計測対象である送電線6と送電線6下の送電線下支障樹
木7とを撮影する(S2)。
4の撮影データを内部に取り込み、画面表示する(S
3)。
のカメラの画像上(ステレオ画像)において、求めたい
点(p1、p2)をパソコン5で指示する(S4)。
点p(p1、p2…)の位置を写真座標として測定する
(S5)。
像座標系の写真座標を、それぞれの写真座標系(主点を
原点とする二次元座標)に変換する内部標定を行う(S
6)。つまり、それぞれの写真座標系で、対象物である
送電線下支障樹木と主点を結ぶ直線を定める。
ては、数パスポイントを必要としているが本実施の形態
ではキャリブレーション処理において、両方のカメラの
画像を一組とするモデル座標を形成しているので、パス
ポイントを定めなくとも、モデル座標系における求点の
内部標定要素が決まることになる。
座標系におけるモデル座標値を求める(S7)。そし
て、このモデル座標値を用いて、図5に示す基準棒の左
のカメラの投影中心moを原点としたカメラ座標系(X
m、Ym、Zm)に変換した後に(S8)、その求点で
ある送電線下支障樹木の離隔距離を求める(S9)。こ
の離隔距離の算出は後述する。
述べる。モデル座標系の構築は画像計測、写真修正計算
(内部標定)、相互標定の順に行われて構築される。
3,4で撮影されたデジタル写真画像上において、精細
に観測点を測るためのものであり、画像を拡大し計測を
おこなう。拡大の方法としては、(a)最近隣内挿法、
(b)共1次内挿法、(c)3次たたみ込み内挿法、に
おける3種類の内挿法等を用いるのが好ましい。
挿した画像が、鮮鋭化しており、観測点を認識しやすい
ため本実施の形態では(c)の方法を用いるのが好まし
い。
nterpolation) 求める拡大画像データの点から、その点に対応する元画
像の点座標に0.5を加算した点情報を持ってくる方
法。位置誤差は、カラム、ライン数に0.5を加算して
求めるため半画素分ずれる。
ation) 求める拡大画像データの点から、その点に対応する元画
像の点座標のまわり4点の座標情報をその距離に応じた
重みを乗算して求める方法。
interpolation) 求める拡大画像データの点から、その点に対応する元画
像の点座標のまわり16点の画像情報を以下の関数によ
る内挿を行う。
いるが、現場では単に求点のみでよいことになる。
標定)写真修正は、フィルム媒体の持つ重みをヘルマー
ト変換式及びアフィン変換式を用いて補正するものであ
る。特に写真測量においてポジフィルムの歪みを論理的
なサイズに補正する場合につかわれる。デジタルカメラ
では、画素座標系からCCD素子の中心座標系に観測値
(画面における求点)を写真座標に変換する時に用い
た。
ができる。ヘルマート変換は、2次元座標どうしの変換
式であり、2次元の回転,原点の移動量,縮尺を補正す
る変換である。
たように、これらを求めるには最低4点以上の既知点が
必要であり、キャリブレーションでは既知の4点を用い
るが、現場では求点のみである。
Z軸の画面距離としてあたえる。次に計算方法を記述す
る。縦視差消去法は、射影変換式を基本にして、yf1
−yw2が0と成る条件を設定して解くものである。
てその補正量をΔκ1,Δφ1,Δκ2,Δφ2,Δω2と
してこの2つの関係は以下となる。
為に式(7.3)を観測方程式を線形代数により解き未
知数を求める。
κ2’,φ2’,ω2’)を次の視差方程式を用いて求め
る。
1)の相互標定で求めた緒元(内部標定要素)を使用し
て、モデル座標を求める。
る。
い。つまり、基準棒2を用いることによって、ω1=ω
2としてモデル座標を決定したことを意味している。
て、モデル座標値から左のカメラの座標系に座標変換す
る式を以下に示す。以下の式は、三角関数を用いたもの
である。
こで、S・Rは回転行列であり、Sはスケールを表すl
またX0 は平行移動量である。
間の距離を求める場合は、X,Y,Zの差二乗平方根で
求める。
を用いて予め被写体とレンズ中心、フィルム面上の像の
3点が同一座標系となるモデル座標において同一直線を
なす幾何学条件をつくり、実際に樹木と送電線の離隔距
離を測定するときには、2台のデジタルカメラを用いて
撮影し、これらの画像データの求点を基準棒2の左カメ
ラ座標系で簡単に定義できるようにしている。つまり、
画面上で対象物を2点指定するだけで、その間の離隔距
離が求められる。
の載置台を設け、かつデジタルカメラも2台としたが、
図6に示すように、載置台は1台としてデジタルカメラ
を1台とし、ステレオ画像を得るときには、初めに左に
載置台を位置させて1枚の画像を得た後に、載置台を右
側に移動させて2枚目の画像を得るように構成してもよ
い。
かるので、GIS(地理情報システム)と連動させると
伐採しなければならない樹木の位置が分かることになる
から伐採の管理システムに応用が可能である。
るに当たっては、送電線を風力に応じて振ったり、送電
量によってたわませて、離隔距離を決定してもよい。
木との離隔距離を求めて知らせるとしたが、建築中の建
物同士の距離の算出、建物と送電線の離隔、火山土の、
高さ、奥行き測定度等に適用させてもよい。
を補充する。図7(a)に示すように、多数の点(3個
以上)を有する壁等(本カメラと壁までの距離が分かっ
ている:例えば20m)を、左カメラと右カメラ(3と
4)で撮影する(実際のものを撮影する前に行うのが好
ましい)。
画面に表示させ、既知となる3点(座標系を定義できる
点が好ましい)をそれぞれの画像に定義する。
(X、Y、Z)に対しての3点を投影して座標を演算し
(図7(b))、この求められた点座標をモデル座標系
で表す(Xm、Ym、Zm:図8)。
m1、Zm1)において、右カメラのモデル座標のXm
2=Xm1とする。
右カメラのモデル座標が左カメラのモデル座標によって
決定する。このことは、例えば、20m時の基準のモデ
ル座標系での画像の尺度が決定することになる。このよ
うな処理を、実際に撮影する前に行って、左右のカメラ
のモデル座標を構築する(キャリブレーション)。
に、実際のものを撮影し、その映像の内で既知の点画像
のスケールとモデル座標系の既知画像のスケールの尺度
で距離が分かるので、モデル座標に対して何倍になるか
が容易に分かる(図9参照)。
際に左カメラと右カメラで対象物を撮影する。
指示(wire015、wire014、……)すると
共に、離隔距離を求めるための点を樹木上に指示する
(パソコン5は画面の画像座標系における求点p(p
1、p2…)の位置を写真座標として測定するという記
載に対応する)。
ント(wire015、wire014、……)の離隔
距離をそれぞれ求めて行く。このときの距離の求め方は
前述のモデル座標系を用いる。
示すように構築してもよい。本願発明は、前述の先願発
明における基準棒2に代えて、図11ないし図19に示
す基準棒装置20とする。
に固定し、ベース23に対して左右に伸長するベースレ
ール21と、ベースレール21の上面に接して左右に移
動すべくホルダー部30を介してベースレール21に支
持されている、左右一対のスライドレール(スライダ
ー)22とで構成する。
台40を固定して、該カメラ戴置台40にデジタルカメ
ラ3、4を装備し、スライドレール22をベースレール
21に対し左右に側方へ伸長させた状態で、デジタルカ
メラ3、4のカメラ画像の撮影中心Aoの相互間隔を設
定基準長B(例えば、100cm)を設定可能とする。
位置としてスライドルール22を外側方へ伸張させて基
準棒装置20の有効長を、設定基準長Bとすることを示
している(図12は図11の上面図である)。
としてスライドルール22をベースレール21の上方に
2段収納状態として、基準棒装置20の全長を短縮して
いる。
1、スライドレール22、ベース23、ホルダー部30
およびカメラ戴置台40により構成する基準棒装置20
を、アルミ製品として軽量化し、さらに、図11を参照
して、ベースレール21およびスライドレール22を中
空孔24および周辺溝25を形成したアルミ形成材とし
て軽量化をはかっている。
1の上面のガイド溝P1と、スライドレール22の下面
のガイド溝P2とに係合する係合体26を設け、該係合
体26によりスライドレール22をベースレール21に
対し長手方向にその移動方向を規制する。係合体26
は、図11の実施の形態例においては、平板26cとスラ
イドレール22側の上方突起26aおよびベースレール2
1側の下方突起26bとで構成した。
および蓋板32とで構成し、ボルト33で両者を固定し
て一体化した。
に係合する係合体(ナット)27aを、ホルダー30の両
締付け板31の内面P3対向部分に固定し、ボルト27b
により固定自在とした。
締付けボルト34により、ホルダー30をスライドレー
ル22に固定自在とする。
5により、スライドレール22とホルダー30とを固定
自在とする。
時に肩掛け紐を通すための保持金具である。
メラ戴置台40を説明する。
の外端面に形成したネジ孔28とスライドレール22の
上面の溝P4に挿入したナット44とを使用して、右側
のスライドレール22の右端、および左側のスライドレ
ール22の左端に固定されている。
ネジ39を螺合させることにより、カメラ戴置台40の
垂下片41をスライドレール22の右端または左端に固
定する。
6を貫通させたネジ45を螺合させることにより、カメ
ラ戴置台40の支持板42の内方部42aをスライドレ
ール22の右端部または左端部に固定自在とする支持板
42には、カメラ締付具47を貫通させ、カメラ3
(4)をカメラ戴置台40に固定自在とする。2点固定
のカメラに対しては補助締付具48を追加使用する。
カメラ戴置位置の両側に位置して、固定ガイド板49を
設ける。
具47のみによる一点固定のカメラ3(4)を、そのカ
メラ撮影中心をスライドレール22の直交方向とする
が、固定ガイド板49を、図24に示すごとくネジ50
を長孔の範囲で横移動させて固定することで、傾斜方向
とすることで、カメラ撮影中心を変更することができ
る。
得るための基準棒を、その全長を短くし且つ2台のカメ
ラの相互関係を正確に維持することができ、写真計測シ
ステムにおいて撮影機材の現場への搬送持込を容易にす
る効果を有する。
用いてステレオ画像を撮影して両方の画像を一組とする
モデル座標系を構築する。
物を撮影させて、このステレオ画像を画像処理装置が画
面に表示し、画面で指定された求点の座標をモデル座標
系に定義した後に、左カメラのカメラ座標系に変換し
て、2点の求点の離隔距離を求めて知らせるようにして
いる。
なくともよいので、時間と経費を低減できるという効果
が得られている。
で、例えば送電線と樹木との距離が近接している場合は
直ぐに伐採の手続きをとらせることが可能(伐採する樹
木の所有者を調べて伐採の交渉をする)となる。
を、その全長を短くし且つ2台のカメラの相互関係を正
確に維持することができ、写真計測システムにおいて撮
影機材の現場への搬送持込を容易にする効果を有する。
である。
する説明図である。
するフローチャートである。
よる離隔距離の算出を説明する説明図である。
の構築を説明する説明図である。
説明する説明図である。
する説明図である。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 基準棒にカメラを取り付けて、該カメラ
が測定対象を撮影可能に観測位置に設け、前記カメラで
得たステレオ画像を内部に取り込んで前記画像上の指定
の対象物同士の離隔距離を求める画像処理装置とからな
る写真測量システムであって、 前記基準棒は、 所定長のレールを有し、該レール上にカメラが載置され
る台を左右に摺動可能で、かつ固定可能に取り付けてな
り、 前記画像処理装置は、 前記基準棒の左側で撮影した左画像と、右側で撮影した
右画像とを内部に取り込んだ後に、前記基準棒の長手方
向をX軸に取ったモデル座標系を定義する初期設定手段
と、 前記モデル座標系が定義された後に、前記カメラで撮影
された左画像、右画像を内部に取り込んで画面に表示さ
せ、それぞれの画面で指定された2点の求点の座標を、
前記モデル座標系でそれぞれ求める手段と、 前記2点の求点のモデル座標を、前記左カメラの投影中
心を原点とするカメラ座標系に変換する手段と、 前記カメラ座標系で定義された2点の間の空間ベクトル
を求め、該空間ベクトルの差から前記2点の離隔距離を
求めて知らせる手段とを有することを特徴とする載置台
式のカメラを用いた写真測量システム。 - 【請求項2】 前記基準棒は送電線が張られる鉄塔に設
定され、前記測定対象物は、送電線と送電線付近の樹
木、建造物であることを特徴とする請求項1記載の載置
台式のカメラを用いた写真測量システム。 - 【請求項3】 前記初期設定手段でモデル座標系が定義
された後の測定対象物のモデル座標を前記カメラ座標系
に変換するときは、左側のカメラの傾きを右側のカメラ
と同じとして変換することを特徴とする請求項1又は2
記載の載置台式のカメラを用いた写真測量システム。 - 【請求項4】 前記カメラは高解像度のデジタルカメラ
を用いることを特徴とする請求項1、2又は3記載の載
置台式のカメラを用いた写真測量システム。 - 【請求項5】 前記基準棒は、所定長のレールを有し、
該レール上にカメラが載置される台を左右に摺動可能
で、かつ固定可能に2台取り付けてなることを特徴とす
る請求項1記載の載置台式のカメラを用いた写真測量シ
ステム。 - 【請求項6】 基準棒にカメラを取り付けて、該カメラ
が測定対象を撮影可能に観測位置に設け、前記カメラで
得たステレオ画像を内部に取り込んで前記画像上の指定
の対象物同士の隔離距離を求める画像処理装置とからな
る写真測量システムにおいて、 前記基準棒を、中心部にベースを固定したベースレール
と、該ベースレールに沿ってスライドする左右一対のス
ライドレールとで構成したことを特徴とする、写真計測
システムにおける基準棒装置 - 【請求項7】 基準棒にカメラを取り付けて、該カメラ
が測定対象を撮影可能に観測位置に設け、前記カメラで
得たステレオ画像を内部に取り込んで前記画像上の指定
の対象物同士の隔離距離を求める画像処理装置とからな
る写真測量システムにおいて、 その中心部にベースを固定したベースレールと、 該ベースレールに沿ってスライドする左右一対のスライ
ドレールと、 スライドレールの端部に固定したカメラ戴置台と、 ベースレールの両端部に固定されて前記スライドレール
を長手方向に移動自在に支持するホルダー部とで、 前記基準棒を構成したことを特徴とする、写真計測シス
テムにおける基準棒装置。
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