JP5478451B2 - 遅延プロファイル測定装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、地上デジタル放送波の遅延プロファイルを測定する装置及びプログラムに関する。
日本の地上デジタル放送波は、ISDB(Integrated Services Digital Broadcasting:統合デジタル放送サービス)−T方式に従った変調方式で送信される。ISDB−T方式では、数千本からなるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)キャリアが用いられ、各キャリアは、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying:四相位相偏移変調)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直角位相振幅変調)、64QAM等の方式にて変調される。QAMの方式にて変調されたキャリアを復調するためには、基準位相及び基準レベルの信号が必要である。この基準位相及び基準レベルの信号として、SPキャリア(Scattered Pilot:スキャッタードパイロット)が用いられる。
図1は、地上デジタル放送のSPキャリア配置を説明する図である。図1に示すように、OFDMシンボル中のキャリアには、SPキャリアが挿入されている。SPキャリアは、振幅及び位相が予め所定の規定により定められた既知の信号であり、周波数軸方向に12キャリアに1個の割合で挿入されている。ISDB−T方式においては、OFDMシンボルの帯域右端(最も高い周波数のキャリア)に、CPキャリア(Continual Pilot Carrier:コンティニュアルパイロット)が1本追加されている。ここで、SPキャリアの配置は、OFDMシンボル毎に周波数軸方向に3キャリアずつずれており、4種類のSP配置パターンのシンボルが存在する。尚、地上デジタル放送のISDB−T方式における伝送規格の詳細については、ARIB標準規格STD−B31を参照されたい(非特許文献1)。
ところで、地上デジタル放送波の電波伝搬環境を測定するために、遅延プロファイルが用いられる。遅延プロファイルは、地上デジタル放送波の品質を分析するためのデータであり、中継ネットワークを構築する際に用いられる。また、伝送装置の研究開発、受信機等の性能の向上等、様々な用途で利用されている。以下、遅延プロファイルの算出方法について説明する。遅延プロファイルの算出方法として、様々な方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
図2は、遅延プロファイルを算出するために用いるSPキャリアについて、その抽出方法の一例を説明する図である。図2(a)は前の3シンボルを利用する方法を示しており、図2(b)は前後のシンボルを利用する方法を示している。図2(a)に示すように、遅延プロファイル測定装置は、遅延プロファイルを算出する際の対象となるシンボルのSPキャリアを抽出すると共に、当該シンボルの前に受信した3シンボル分のSPキャリアを抽出し、当該シンボルのSPキャリアの位置に、抽出した3シンボル分のSPキャリアを代入し、SPキャリアの間に存在するデータキャリアの位置に、振幅=0及び位相=0のデータキャリアを代入(0補完)する。尚、SPキャリアの他の抽出方法として、図2(b)に示すように、当該シンボルの前後のシンボルを使って、SPキャリアを内挿する方法もある。また、一般的には、直交復調を行うために、受信したSPキャリアは、I軸(In-phase:同相成分)及びQ軸(Quadrature-phase:直交成分)による複素ベクトル表記され、I軸データ及びQ軸データによる複素演算が行われるが、ここでは、原理を説明するため、振幅及び位相で表現し、振幅のみに着目して遅延プロファイル測定の原理を述べる。
図3は、遅延プロファイルを算出するためのデータ配列を説明する図である。また、図4は、同じ波形が3回折り返る遅延プロファイルを説明する図である。遅延プロファイル測定装置は、図3に示す、周波数軸上に配列されたSPキャリア、データキャリア(0補完したデータキャリア)及び外挿したキャリアに対し、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:高速フーリエ逆変換)処理を施すことにより、図4に示す遅延プロファイルを求める。ここで、IFFT後のデータ数は、時間軸でΔt×FFT点数分となるが、3キャリアに1個のSPデータ以外のデータが0補完されているため、遅延プロファイルは、同じ波形が3回折り返る形態になっている。したがって、有効な遅延プロファイルのデータ範囲は、Δt×FFT点数のうちの1/3の長さとなる。
また、図4では、遅延プロファイルを振幅データのイメージにて表したが、通常、遅延プロファイルの算出演算は、I軸データ及びQ軸データを用いた複素演算によって行われるため、演算結果は位相データを併せ持つ形態であり、振幅データ及び位相データからなる遅延プロファイルがΔt毎に得られる。このような遅延プロファイルにより、マルチパスの遅延時間、DU比(Desired to Undesired signal ratio)及び位相を知ることができ、地上デジタル放送波の品質を分析することができる。
一例として、ISDB−T方式のMode3と呼ばれる伝送パラメータでは、キャリア間隔Δfは125/126=0.992・・・[kHz]、FFTサンプル速度は512/63=8.1269・・・[MHz]、1シンボルのFFT点数は213=8192であり、遅延プロファイルの解像度Δt及び遅延プロファイルの時間幅Tは、以下の(1)式及び(2)式のようになる。
Figure 0005478451
Figure 0005478451
遅延プロファイル測定装置は、できるだけ長い遅延時間までの遅延波を測定するために、各シンボルのSPキャリア配置が3キャリアずつずれていることを利用し、図2(a)に示したように、連続する4シンボル分のSPキャリアのデータを合成し、3キャリアに1個の間隔でSPキャリアを配置したデータを処理することにより遅延プロファイルを算出する。ここで、4シンボルのSPキャリアのデータを合成するにあたっては、4シンボルを送信または受信する時間の間に、送信装置の送信周波数及び遅延プロファイル測定装置の周波数に変動がないことを前提としている。例えば、ISDB−Tパラメータが、現在の日本の地上デジタル放送で主として用いられているMode3、GI比=1/8の場合、ガードインターバルも含めた1シンボルの長さは1134μ秒であり、4シンボルを送信及び受信する間の時間は4536μ秒となる。
現実の送信装置及び遅延プロファイル測定装置では、様々な要因から時間的に周波数が変動する。このため、周波数の変動を補正する手段として、GI相関を用いたAFC(Automatic Frequency Control:自動周波数制御)回路による補正手段等が用いられている(特許文献1を参照)。
特許第3960511号公報
ARIB STD−B31、「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式」
現用の放送では、送信設備の周波数偏差は規定によって定められており、周波数の偏差は非常に小さい。このため、遅延プロファイル測定装置の基準周波数も安定していれば、遅延プロファイルの演算処理に利用する4シンボルの間で、各シンボル間の周波数ずれは非常に小さく、遅延プロファイルの測定結果には、特に大きな雑音は含まれない。
しかしながら、送信装置の送信周波数または遅延プロファイル測定装置の基準周波数が、回路の故障等により、不安定かつ大きく変動する場合には、前述のAFC回路による補正手段等を用いたとしても、遅延プロファイルの測定結果に影響を与えてしまい、遅延プロファイル測定装置は、実際には存在しない遅延波の雑音を含む遅延プロファイルを測定してしまうことがあり得る。
図5は、送信装置の周波数のずれが比較的大きい場合の遅延プロファイルの測定結果を示す図であり、架空の遅延波を有する遅延プロファイルの例を示している。伝送パラメータはISDB−T方式のMode3であり、有効シンボル長は1008μ秒である。この伝送パラメータにおける有効な遅延プロファイルのデータは、有効シンボル長の1/3である336μ秒までのデータである。横軸は遅延時間[μs]を示し、縦軸は相対電力[dB]、すなわち遅延プロファイルのDU比を示している。
図5に示す遅延プロファイルの測定結果によれば、有効シンボル長の1/12の整数倍にあたる84,168,252μ秒の部分に、DU比の小さい、すなわち大きなレベルの遅延波が存在していることがわかる。しかしながら、この測定が行われた実際の伝搬環境には、このような遅延波は存在しておらず、この遅延波は架空のものである。この架空の遅延波が遅延プロファイルの測定結果に現れる理由は、送信装置における送信周波数の変動が比較的大きい場合に、遅延プロファイルを測定するための4シンボルの間で周波数が大きく変動することから、4シンボル間でSPキャリアを抽出して遅延プロファイルを測定するためのデータとして、周波数がさほど変動しないという前提条件が崩れていることにある。
図6は、図5に示した遅延プロファイルの測定結果に、架空の遅延波が含まれる理由を説明する図であり、12キャリアの間隔で存在する特異データを示している。図6に示すように、遅延プロファイルを測定するための4シンボル間による合成後のSPキャリアの配列において、第1シンボルから抽出されたSPキャリアのデータは、第2〜4シンボルから抽出されたSPキャリアのデータと比較すると、周波数の変動により、周波数的に連続性のないデータとなってしまう。このため、第1シンボルから抽出されたSPキャリア毎に、すなわち第4シンボルにおいて12キャリア間隔で特異データが存在する状態となる。すなわち、送信周波数の変動が比較的大きい場合には、対象シンボルである第4シンボルの送信周波数とこれと時間的に最も離れた第1シンボルの送信周波数との間の違いは、第1シンボルと時間的により近い第2,3シンボルの送信周波数との間の違いよりも大きいから、対象シンボルである第4シンボルにおいて、第1シンボルから抽出されたSPキャリアは、第2〜4シンボルから抽出されたSPキャリアと比較して、各データの周波数連続性の崩れたデータとなってしまう。このため、対象シンボルである第4シンボルにおいて、第1シンボルから抽出されたSPキャリア毎の12キャリア間隔で特異データが存在することとなる。これにより、有効シンボル長1008μ秒の1/12の間隔の遅延波が、遅延プロファイルの測定結果として検出されてしまう。つまり、84μ秒間隔の遅延波は、本来存在しないものであるにもかかわらず、図5に示したように、遅延プロファイルの測定結果として検出されてしまう。
尚、図5は、送信側の周波数が不安定な場合の異常測定結果として提示したが、受信側の遅延プロファイル測定装置の基準周波数が不安定な場合も同様の結果となる。また、このような周波数の変動の大小は時間的に不規則であることが多いため、周波数変動がある場合において常にこのような測定結果が発生するとは限らない。偶然、周波数変動幅が小さい瞬間に収集した4シンボルによって算出される遅延プロファイルでは、特にこのような異常測定結果とならない可能性もある。さらに、周波数ずれによる特異データの大小、その他の雑音成分の付加状況によって、有効シンボル長の1/12,2/12,3/12の3カ所に発生する架空の遅延波のDU比は変動し、また、各々のDU比は等しいとは限らず、むしろ、熱雑音等のランダム性を持った雑音、データの量子化、ビットの切り上げ、切り下げ等といった非対称性をもった処理のため、各々のDU比は等しくならない場合がほとんどである
このような周波数ずれによる架空の遅延波が、遅延プロファイルの測定結果に含まれるとすると、ユーザは、遅延プロファイルの測定結果のみから、本当に遅延波が存在するのか、または周波数変動による架空の遅延波なのかを、容易に区別することができない。
従来、遅延プロファイルに含まれる遅延波が本当の遅延波であるか、または周波数変動による架空の遅延波であるかを、熟練技術者は、豊富な知識、経験または第六感によって、遅延プロファイルを慎重に監視することで区別していた。または、送信装置の送信周波数及び遅延プロファイル測定装置の基準周波数の変動等を詳細に測定し、分析することによって区別していた。このような分析を行うには、送信設備、受信設備、地上デジタル放送のSPキャリアの仕組み等について高度な専門的知識、技術を持ち合わせる必要がある。このため、熟練技術者でないと、正確に区別することができない。つまり、通常のユーザでは、遅延プロファイルの測定結果から、架空の遅延波を本当の遅延波であると誤認識する可能性があり、誤った分析を行ってしまうという問題があった。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、地上デジタル放送波の遅延プロファイルを測定する際に、遅延プロファイルに、周波数変動による架空の遅延波が含まれるか否かを判断する遅延プロファイル測定装置及びプログラムを提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討を行った。その結果、送信装置の送信周波数または遅延プロファイル測定装置の基準周波数が変動することにより検出される架空の遅延波は、遅延プロファイル上において周期的な間隔で現れ、かつ、常に観測されるわけではなく、観測されたりされなかったりと変化し、周波数変動が特に大きくなった場合にのみ観測されることを見出した。一方、フィールドに実際に存在する(本当の)遅延波は、遅延波の原因となる反射体が高速に移動している場合を除いて、かつ雑音の影響等を除いて、常に同じ遅延時間及び一定レベルで観測される。つまり、実際に存在する遅延波は、架空の遅延波とは異なり、遅延プロファイル上において、周期的な間隔で現れることがない。したがって、本発明による遅延プロファイル測定装置及びプログラムは、遅延プロファイルを複数回連続して測定し、周波数変動により遅延波の成分が現れる可能性のある所定の遅延時間において、遅延波の変化を観測する。これにより、前記課題を解決することができ、遅延プロファイルに含まれる所定の遅延時間における遅延波が、周波数変動による架空の遅延波であるか、または実際に存在する遅延波であるかを正確に判断することができる。そして、遅延プロファイル測定装置は、判断結果のデータを画面表示することにより、ユーザは、遅延プロファイルに含まれる遅延波が架空の遅延波であるか否かについて正確に区別することができる。特に、専門的知識を持っていないユーザまたは経験の少ないユーザにとって有用である。
すなわち、本発明による遅延プロファイル測定装置は、SPキャリアを含む地上デジタル放送のOFDM信号を受信し、前記OFDM信号から前記SPキャリアを抽出し、前記SPキャリアに基づいて、IFFT処理により遅延プロファイルを測定する遅延プロファイル測定装置において、前記測定した遅延プロファイルにおける有効シンボル長の1/12の整数倍の遅延時間に相当する遅延波のデータと、前記測定した過去の遅延プロファイルにおける前記遅延時間に相当する遅延波のデータとを比較し、これらの差分を算出する遅延プロファイル比較部と、前記遅延プロファイル比較部により算出された差分が、予め設定された閾値よりも大きいと判定した場合、前記遅延プロファイルは異常であると判断する異常判断部と、を備え、前記遅延波のデータを遅延波のDU比データとする、ことを特徴とする。
また、本発明による遅延プロファイル測定装置は、SPキャリアを含む地上デジタル放送のOFDM信号を受信し、前記OFDM信号から前記SPキャリアを抽出し、前記SPキャリアに基づいて、IFFT処理により遅延プロファイルを測定する遅延プロファイル測定装置において、前記測定した遅延プロファイルにおける有効シンボル長の1/12の整数倍の遅延時間に相当する遅延波のデータと、前記測定した過去の遅延プロファイルにおける前記遅延時間に相当する遅延波のデータとを比較し、これらの差分を算出する遅延プロファイル比較部と、前記遅延プロファイル比較部により算出された差分が、予め設定された閾値よりも大きいと判定した場合、前記遅延プロファイルは異常であると判断する異常判断部と、を備え、前記遅延波のデータを遅延波の位相データとする、ことを特徴とする。
また、本発明による遅延プロファイル測定装置は、前記遅延プロファイル比較部が、前記測定した遅延プロファイルにおける有効シンボル長の1/12の整数倍の遅延時間に相当する遅延波のデータと、前記測定した遅延プロファイルのうち、過去の1シンボル分の遅延プロファイルにおける前記遅延時間に相当する遅延波のデータとを比較し、または、前記測定した遅延プロファイルにおけるシンボル長の1/12の整数倍の遅延時間に相当する遅延波のデータと、前記測定した遅延プロファイルのうち、過去の複数シンボル分の遅延プロファイルにおける前記遅延時間に相当する遅延波のデータの平均値とを比較し、これらの差分を算出する、ことを特徴とする。
また、本発明による遅延プロファイル測定装置は、前記異常判断部が、前記遅延プロファイル比較部により算出された差分が前記閾値よりも大きいと判定した場合、前記遅延プロファイルは異常であると判断し、異常フラグを画面に表示すると共に、前記遅延プロファイル及び前記差分のうちの少なくとも前記遅延プロファイルを画面に表示し、前記差分が前記閾値以下であると判定した場合、前記遅延プロファイルは正常であると判断し、前記遅延プロファイル及び前記差分のうちの少なくとも前記遅延プロファイルを画面に表示する、ことを特徴とする。
また、本発明による遅延プロファイル測定装置は、前記異常判断部が、前記遅延プロファイル比較部により算出された差分が前記閾値よりも大きいと判定した場合、前記遅延プロファイルは異常であると判断し、前記測定した遅延プロファイルの画面表示を行わず、前記差分が前記閾値以下であると判定した場合、前記遅延プロファイルは正常であると判断し、前記遅延プロファイル及び前記差分のうちの少なくとも前記遅延プロファイルを画面に表示する、ことを特徴とする。
また、本発明による遅延プロファイル測定装置は、前記異常判断部が、前記遅延プロファイル比較部により算出された差分が前記閾値以下であると判定した場合、前記遅延プロファイルは正常であると判断し、前記遅延プロファイル及び前記差分のうちの少なくとも前記遅延プロファイルを画面に表示し、前記差分が前記閾値よりも大きいと判定した場合、前記遅延プロファイルは異常であると判断し、前記遅延プロファイルは正常であると判断したときの遅延プロファイルまたは複数の遅延プロファイルの平均値を画面に表示する、ことを特徴とする。
さらに、本発明による遅延プロファイル測定プログラムは、コンピュータを、前記遅延プロファイル測定装置として機能させることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、地上デジタル放送波の遅延プロファイルを測定する際に、遅延プロファイルに、周波数変動による架空の遅延波が含まれるか否かを判断することができる。
地上デジタル放送のSPキャリア配置を説明する図である。 SPキャリアの抽出方法の一例を説明する図である。 遅延プロファイルを算出するためのデータ配列を説明する図である。 同じ波形が3回折り返る遅延プロファイルを説明する図である。 架空の遅延波を有する遅延プロファイルの例を示す図である。 12キャリアの間隔で存在する特異データを説明する図である。 実施例1の遅延プロファイル測定装置の構成を示すブロック図である。 DU比データ比較部の処理を示すフローチャートである。 結果表示部の処理を示すフローチャートである。 結果表示部の処理(変形例1)を示すフローチャートである。 結果表示部の処理(変形例2)を示すフローチャートである。 実施例2の遅延プロファイル測定装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。以下に説明する実施例1,2の遅延プロファイル測定装置は、ISDB−T方式に従った変調方式で送信された地上デジタル放送の信号を受信し、遅延プロファイルを測定する。
〔実施例1〕
まず、実施例1について説明する。実施例1は、遅延プロファイルにおける有効シンボル長の1/12の整数倍に相当する遅延時間のDU比データと、過去の遅延プロファイルにおける同じ遅延時間のDU比データとの間の差分を算出し、この差分データが、予め設定された閾値よりも大きい場合、遅延プロファイルは異常である、と判断する例である。
図7は、実施例1の遅延プロファイル測定装置の構成を示すブロック図である。この 遅延プロファイル測定装置1は、受信アンテナ部100、チューナー部200、OFDM復調部300、周波数特性算出部400、遅延プロファイル算出部500、測定トリガー部600、遅延プロファイルバッファ部700、DU比データ比較部(遅延プロファイル比較部)800及び結果表示部(異常判断部)900を備えている。
受信アンテナ部100は、地上デジタル放送のOFDM信号を受信するアンテナであり、送信装置から送信された地上デジタル放送のOFDM信号を受信し、受信したOFDM信号101をチューナー部200に出力する。
チューナー部200は、受信アンテナ部100からOFDM信号101を入力し、OFDM信号101のうち、遅延プロファイルを測定するチャンネルの周波数帯域以外の信号をカットし、所望のチャンネルの信号を得て、RF(Radio Frequency:無線周波数)信号からIF(Intermediate Frequency:中間周波数)信号に周波数変換し、IF信号201をOFDM復調部300に出力する。
OFDM復調部300は、チューナー部200からIF信号201を入力し、A/D(Analog/Digital)変換、ガードインターバル相関演算、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)情報検出、AFC、シンボル及びフレーム等の各種同期処理、FFT等、一連のISDB−T方式のOFDM復調を行い、受信信号のSP信号データ301、TMCC情報から得られるモード、ガードインターバル比、シンボル番号の情報等が含まれるパラメータ情報302を生成する。そして、OFDM復調部300は、SP信号データ301を周波数特性算出部400に出力し、パラメータ情報302を周波数特性算出部400及び遅延プロファイル算出部500に出力する。
周波数特性算出部400は、OFDM復調部300からSP信号データ301及びパラメータ情報302を入力し、SP信号データ301及びパラメータ情報302に基づいて、4シンボル分のSPキャリアを抽出し、シンボル毎の周波数特性情報を算出し、周波数特性情報401を遅延プロファイル算出部500に出力する。ここで、周波数特性情報401は、SPキャリアのデータを振幅及び位相で表した情報、または、SPキャリアのデータをI軸及びQ軸上のI,Qデータで表した情報をいう。
遅延プロファイル算出部500は、OFDM復調部300からパラメータ情報302を入力すると共に、周波数特性算出部400から周波数特性情報401を入力する。そして、遅延プロファイル算出部500は、周波数特性情報401及びパラメータ情報302に基づいて、前述した遅延プロファイルの算出方法と同じ処理により、0補完及びIFFT処理を行って遅延プロファイルを算出し、遅延プロファイル情報501を遅延プロファイルバッファ部700及びDU比データ比較部800に出力する。遅延プロファイル情報501は、前記式(1)に示したようにΔt間隔の離散化データであり、DU比及び位相で規定されるデータ、または、I軸及びQ軸で規定されるデータ(I,Qデータ)である。
測定トリガー部600は、測定者であるユーザによる測定開始ボタン等の操作に従って、測定開始信号601を遅延プロファイルバッファ部700に出力する。
遅延プロファイルバッファ部700は、測定トリガー部600から測定開始信号601を入力すると共に、遅延プロファイル算出部500から遅延プロファイル情報501を入力する。遅延プロファイルバッファ部700は、測定開始信号601を入力した後、遅延プロファイル算出部500から入力した遅延プロファイル情報501をメモリに格納する。具体的には、遅延プロファイルバッファ部700は、遅延プロファイル算出部500から1シンボル毎の遅延プロファイル情報501を入力し、常に新しい1シンボル分の遅延プロファイル情報501または複数シンボル分の遅延プロファイル情報501がメモリに存在するように、入力した遅延プロファイル情報501をメモリに格納する。
また、遅延プロファイルバッファ部700は、メモリに1シンボル分の遅延プロファイル情報501を格納する場合、新たな1シンボル分の遅延プロファイル情報501を入力したときに、メモリから1シンボル分の遅延プロファイル情報501を読み出し、過去の遅延プロファイル情報701としてDU比データ比較部800に出力する。そして、遅延プロファイルバッファ部700は、入力した1シンボル分の遅延プロファイル情報501をメモリに格納する。これにより、メモリには、常に最新の1シンボル分の遅延プロファイル情報501が格納されることになる。
一方、遅延プロファイルバッファ部700は、メモリに複数シンボル分の遅延プロファイル情報501を格納する場合、新たな1シンボル分の遅延プロファイル情報501を入力したときに、メモリから複数シンボル分の遅延プロファイル情報501を読み出して平均値を算出し、算出した平均値を過去の遅延プロファイル情報701としてDU比データ比較部800に出力する。そして、遅延プロファイルバッファ部700は、メモリに格納されている複数シンボル分の遅延プロファイル情報501のうち、最も過去の1シンボル分の遅延プロファイル情報501を削除し、入力した1シンボル分の遅延プロファイル情報501をメモリに格納する。これにより、メモリには、常に最新の複数シンボル分の遅延プロファイル情報501が格納されることになる。
過去の遅延プロファイル情報701は、前述のとおり、過去の1シンボル分の遅延プロファイル情報501、または、過去の複数シンボル分の遅延プロファイル情報501である。また、過去の遅延プロファイル情報701は、前記式(1)に示したようにΔt間隔の離散化データであり、遅延プロファイル情報501と同様に、DU比及び位相で規定されるデータ、または、I軸及びQ軸で規定されるデータ(I,Qデータ)である。
(DU比データ比較部)
次に、図7に示すDU比データ比較部800について説明する。DU比データ比較部800は、遅延プロファイル情報501における有効シンボル長の1/12の整数倍に相当する遅延時間のDU比データと、過去の遅延プロファイル情報701における同じ遅延時間のDU比データとの間の差分データ802(P1,P2,P3)を算出する。
図8は、DU比データ比較部800の処理を示すフローチャートである。DU比データ比較部800は、遅延プロファイル算出部500から遅延プロファイル情報501を入力すると共に、遅延プロファイルバッファ部700から過去の遅延プロファイル情報701を入力する(ステップS801)。
DU比データ比較部800は、遅延プロファイル情報501及び過去の遅延プロファイル情報701におけるDU比データのうち、有効シンボル長の1/12の整数倍に相当する遅延時間におけるDU比データを抽出し、抽出したDU比データを比較し、以下の式(3)(4)(5)に示す差分データ802(P1,P2,P3)を算出する(ステップS802)。
1=|Xb1−Xa1| ・・・(3)
2=|Xb2−Xa2| ・・・(4)
3=|Xb3−Xa3| ・・・(5)
ここで、Xa1,Xa2,Xa3はそれぞれ、遅延プロファイル情報501におけるDU比データのうち、有効シンボル長の1/12,2/12,3/12に相当する遅延時間におけるDU比データである。また、Xb1,Xb2,Xb3はそれぞれ、過去の遅延プロファイル情報701におけるDU比データのうち、有効シンボル長の1/12,2/12,3/12に相当する遅延時間におけるDU比データである。有効シンボル長の1/12,12/12,3/12に相当する遅延時間は、例えばMode3の場合、84,168,252μ秒となる。
尚、DU比データ比較部800は、遅延プロファイル算出部500からI,Qデータの遅延プロファイル情報501を入力し、遅延プロファイルバッファ部700からI,Qデータの過去の遅延プロファイル情報701を入力した場合、各I,Qデータを、主波との比率で表されるDU比データに換算し、前述と同様の処理を行い、差分データ802(P1,P2,P3)を算出する。
DU比データ比較部800は、入力した遅延プロファイル情報501を遅延プロファイル情報801として結果表示部900に出力し(ステップS803)、算出した差分データ802(P1,P2,P3)を結果表示部900に出力する(ステップS804)。
(結果表示部)
次に、図7に示す結果表示部900について説明する。結果表示部900は、遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を画面に表示し、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの1つ以上の差分データが、予め設定された閾値よりも大きいと判定した場合、「遅延プロファイル情報801は異常である」と判断し、異常フラグを画面に表示する。
図9は、結果表示部900の処理を示すフローチャートである。結果表示部900は、DU比データ比較部800から遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を入力し、遅延プロファイル情報801及び差分データ802を画面に表示する(ステップS901)。そして、結果表示部900は、差分データ802(P1,P2,P3)のそれぞれと予め設定された閾値とを比較する(ステップS902〜ステップS904)。
結果表示部900は、ステップS902〜ステップS904において、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの1つ以上の差分データが閾値よりも大きいと判定した場合、「遅延プロファイル情報801は異常である」と判断し、すなわち「遅延プロファイル情報801には、周波数変動による架空の遅延波が含まれる」と判断し(ステップS905)、異常フラグを画面に表示する(ステップS906)。そして、結果表示部900は、ステップS901へ移行して次のシンボルの処理を行い、図9に示す処理を繰り返す。
ここで、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの1つ以上の差分データが閾値よりも大きいという状態は、遅延プロファイル情報801における遅延波が、遅延プロファイル情報801において有効シンボル長の1/12の整数倍に相当する遅延時間の位置に現れ、観測されたりされなかったりと時間的に変化していることを示している。つまり、遅延プロファイル情報801には、周波数変動による架空の遅延波が含まれる可能性があると言える。
一方、結果表示部900は、ステップS902〜ステップS904において、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの全ての差分データが閾値以下であると判定した場合、「遅延プロファイル情報801は正常である」と判断し、すなわち「遅延プロファイル情報801には、周波数変動による架空の遅延波が含まれない」と判断する(ステップS907)。そして、結果表示部900は、ステップS901へ移行し、次のシンボルの処理を行い、図9に示す処理を繰り返す。
ここで、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの全ての差分データが閾値以下であるという状態は、遅延プロファイル情報801において、有効シンボル長の1/12の整数倍に相当する遅延時間の位置に現れる遅延波は時間的変化がない、または、その位置に遅延波は現れていないことを示している。つまり、遅延プロファイル情報801には、周波数変動による架空の遅延波が含まれていないと言える。
また、結果表示部900は、入力した遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を測定データとして外部へ出力すると共に、異常フラグを外部へ出力する。
以上のように、本発明による遅延プロファイル測定装置1によれば、DU比データ比較部800が、遅延プロファイル情報501における有効シンボル長の1/12の整数倍に相当する遅延時間のDU比データと、過去の遅延プロファイル情報701における同じ遅延時間のDU比データとの間の差分データ802(P1,P2,P3)を算出するようにした。また、結果表示部900が、遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を画面に表示し、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの1つ以上の差分データが閾値よりも大きいと判定した場合、「遅延プロファイル情報801は異常である」と判断し、異常フラグを画面に表示するようにした。
差分データ802(P1,P2,P3)のうちの1つ以上の差分データが閾値よりも大きいという状態は、遅延プロファイル情報801における遅延波が、遅延プロファイル情報801において有効シンボル長の1/12の整数倍に相当する遅延時間の位置に現れ、観測されたりされなかったりと時間的に変化していることを示しており、遅延プロファイル情報801には、周波数変動による架空の遅延波が含まれる可能性があることを示している。これにより、遅延プロファイル測定装置1は、地上デジタル放送波の遅延プロファイルを測定する際に、遅延プロファイルに、周波数変動による架空の遅延波が含まれるか否かを判断することができる。そして、異常フラグが遅延プロファイル情報801等と共に画面表示されるから、ユーザは、遅延プロファイルに含まれる遅延波が架空の遅延波であるか否かについて、遅延プロファイル情報801等以外の情報を必要とすることなく、正確にかつ容易に区別することができる。特に、ユーザが専門的知識を持っていない場合、または経験が少ない場合に有用である。
一般に、遅延プロファイル測定装置1にて用いる周波数は、様々な要因から時間的に変動する。このような周波数変動を補正するために、前述の特許文献1に記載されているように、GI相関を用いたAFC回路による補正手段が用いられる。本発明の実施形態による遅延プロファイル測定装置1は、特に、このような周波数補正を行ってもなお、周波数変動による遅延プロファイル測定への影響が生じる場合に適用がある。後述する結果表示部900の変形例1,2及び実施例2についても同様である。
(結果表示部/変形例1)
次に、図7に示す結果表示部900における第1の変形例(変形例1)について説明する。結果表示部900の変形例1は、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの1つ以上の差分データが、予め設定された閾値よりも大きいと判定した場合、「遅延プロファイル情報801は異常である」と判断し、0に設定した遅延プロファイル情報801を画面に表示すると共に、差分データ802(P1,P2,P3)を画面に表示する。また、結果表示部900の変形例1は、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの全ての差分データが閾値以下であると判定した場合、「遅延プロファイル情報801は正常である」と判断し、遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を画面に表示する。
図10は、結果表示部900の変形例1の処理を示すフローチャートである。結果表示部900の変形例1は、DU比データ比較部800から遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を入力する(ステップS1001)。そして、結果表示部900の変形例1は、差分データ802(P1,P2,P3)のそれぞれと予め設定された閾値とを比較する(ステップS1002〜ステップS1004)。
結果表示部900の変形例1は、ステップS1002〜ステップS1004において、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの1つ以上の差分データが閾値よりも大きいと判定した場合、「遅延プロファイル情報801は異常である」と判断し、すなわち「遅延プロファイル情報801には、周波数変動による架空の遅延波が含まれる」と判断し(ステップS1005)、入力した遅延プロファイル情報801の全てのDU比データを0に設定する(ステップS1006)。
一方、結果表示部900の変形例1は、ステップS1002〜ステップS1004において、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの全ての差分データが閾値以下であると判定した場合、「遅延プロファイル情報801は正常である」と判断し、すなわち「遅延プロファイル情報801には、周波数変動による架空の遅延波が含まれない」と判断する(ステップS1007)。
結果表示部900の変形例1は、ステップS1006またはステップS1007から移行して、遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を画面に表示する(ステップS1008)。そして、結果表示部900の変形例1は、ステップS1001へ移行し、次のシンボルの処理を行い、図10に示す処理を繰り返す。
う。
また、結果表示部900の変形例1は、ステップS1002〜ステップS1004において、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの全ての差分データが閾値以下であると判定して「遅延プロファイル情報801は正常である」と判断した場合、遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を測定データとして外部へ出力する。
以上のように、本発明による遅延プロファイル測定装置1によれば、結果表示部900の変形例1が、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの1つ以上の差分データが閾値よりも大きいと判定した場合、「遅延プロファイル情報801は異常である」と判断し、遅延プロファイル情報801を0に設定して表示すると共に、差分データ802(P1,P2,P3)を画面に表示するようにした。また、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの全ての差分データが閾値以下であると判定した場合、「遅延プロファイル情報801は正常である」と判断し、遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を画面に表示するようにした。
これにより、遅延プロファイル測定装置1は、地上デジタル放送波の遅延プロファイルを測定する際に、遅延プロファイルに、周波数変動による架空の遅延波が含まれるか否かを判断することができる。そして、遅延プロファイルに周波数変動による架空の遅延波が含まれる場合、算出した遅延プロファイル情報801は画面表示されず、遅延プロファイルに周波数変動による架空の遅延波が含まれない場合、算出した遅延プロファイル情報801が画面表示される。したがって、ユーザは、周波数変動による架空の遅延波を含まない遅延プロファイル情報801のみを画面にて観測することができ、架空の遅延波であるか実際に存在する遅延波であるかを区別する必要がない。特に、ユーザが専門的知識を持っていない場合、または経験が少ない場合に有用である。
(結果表示部/変形例2)
次に、図7に示す結果表示部900における第2の変形例(変形例2)について説明する。結果表示部900の変形例2は、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの全ての差分データが、予め設定された閾値以下であると判定した場合、「遅延プロファイル情報801は正常である」と判断し、遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)をメモリに格納して画面に表示する。また、結果表示部900の変形例2は、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの1つ以上の差分データが閾値よりも大きいと判定した場合、「遅延プロファイル情報801は異常である」と判断し、メモリから遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を読み出し、異常である遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を、メモリから読み出した正常な遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)に置換し、画面に表示する。
図11は、結果表示部900の変形例2の処理を示すフローチャートである。結果表示部900の変形例2は、DU比データ比較部800から遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を入力する(ステップS1101)。そして、結果表示部900の変形例2は、差分データ802(P1,P2,P3)のそれぞれと予め設定された閾値とを比較する(ステップS1102〜ステップS1104)。
結果表示部900の変形例2は、ステップS1102〜ステップS1104において、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの1つ以上の差分データが閾値よりも大きいと判定した場合、「遅延プロファイル情報801は異常である」と判断し、すなわち「遅延プロファイル情報801には、周波数変動による架空の遅延波が含まれる」と判断し(ステップS1105)、正常であると判断した遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)をメモリから読み出し、異常であると判断した遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を、正常であると判断した遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)に置換する(ステップS1106)。
この場合、結果表示部900の変形例2は、正常であると判断した最新の複数の遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)をメモリに格納しておき、メモリからこれらの遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を読み出して平均値を算出し、異常であると判断した遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を、算出した平均値に置換するようにしてもよい。
一方、結果表示部900の変形例2は、ステップS1102〜ステップS1104において、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの全ての差分データが閾値以下であると判定した場合、「遅延プロファイル情報801は正常である」と判断し、すなわち「遅延プロファイル情報801には、周波数変動による架空の遅延波が含まれない」と判断し(ステップS1107)、入力した遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)をメモリに格納する(ステップS1108)。この場合、メモリには、1シンボル分の遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)が格納されるか、または、ステップS1106において平均値が算出される場合に対応した複数シンボル分の遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)が格納される。
結果表示部900の変形例2は、ステップS1106またはステップS1108から移行して、遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を画面に表示する(ステップS1109)。そして、結果表示部900の変形例2は、ステップS1101へ移行し、次のシンボルの処理を行い、図11に示す処理を繰り返す。
また、結果表示部900の変形例2は、ステップS1102〜ステップS1104において、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの全ての差分データが閾値以下であると判定して「遅延プロファイル情報801は正常である」と判断した場合、遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を測定データとして外部へ出力する。
以上のように、本発明による遅延プロファイル測定装置1によれば、結果表示部900の変形例2が、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの全ての差分データが閾値以下であると判定した場合、「遅延プロファイル情報801は正常である」と判断し、遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)をメモリに格納して画面に表示するようにした。また、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの1つ以上の差分データが閾値よりも大きいと判定した場合、「遅延プロファイル情報801は異常である」と判断し、メモリから遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を読み出し、異常である遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を、メモリから読み出した正常な遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)に置換し、画面に表示するようにした。
これにより、遅延プロファイル測定装置1は、地上デジタル放送波の遅延プロファイルを測定する際に、遅延プロファイルに、周波数変動による架空の遅延波が含まれるか否かを判断することができる。そして、遅延プロファイルに周波数変動による架空の遅延波が含まれる場合、遅延プロファイル情報801は過去の正しい情報に置換されて画面表示され、遅延プロファイルに周波数変動による架空の遅延波が含まれない場合、入力された遅延プロファイル情報801が画面表示される。したがって、ユーザは、周波数変動による架空の遅延波を含まない遅延プロファイル情報801のみを画面にて観測することができ、架空の遅延波であるか実際に存在する遅延波であるかを区別する必要がない。特に、ユーザが専門的知識を持っていない場合、または経験が少ない場合に有用である。
〔実施例2〕
次に、実施例2について説明する。実施例2は、遅延プロファイルにおける有効シンボル長の1/12の整数倍に相当する遅延時間の位相データと、過去の遅延プロファイルにおける同じ遅延時間の位相データとの間の差分を算出し、この差分データが、予め設定された閾値よりも大きい場合、遅延プロファイルは異常である、と判断する例である。
図12は、実施例2の遅延プロファイル測定装置の構成を示すブロック図である。この遅延プロファイル測定装置2は、受信アンテナ部100、チューナー部200、OFDM復調部300、周波数特性算出部400、遅延プロファイル算出部500、測定トリガー部600、遅延プロファイルバッファ部700、位相データ比較部810及び結果表示部900を備えている。
図7に示した実施例1の遅延プロファイル測定装置1と、図12に示す実施例2の遅延プロファイル測定装置2とを比較すると、遅延プロファイル測定装置1,2は、受信アンテナ部100、チューナー部200、OFDM復調部300、周波数特性算出部400、遅延プロファイル算出部500、測定トリガー部600、遅延プロファイルバッファ部700及び結果表示部900を備えている点で同一である。これに対し、遅延プロファイル測定装置2は、遅延プロファイル測定装置1に備えたDU比データ比較部800の代わりに、位相データ比較部810を備えている点で相違する。
受信アンテナ部100、チューナー部200、OFDM復調部300、周波数特性算出部400、遅延プロファイル算出部500、測定トリガー部600、遅延プロファイルバッファ部700及び結果表示部900については既に説明済みであるから、ここでは説明を省略する。
位相データ比較部810は、遅延プロファイル算出部500から遅延プロファイル情報501を入力すると共に、遅延プロファイルバッファ部700から過去の遅延プロファイル情報701を入力し、遅延プロファイル情報501における有効シンボル長の1/12の整数倍に相当する遅延時間の位相データと、過去の遅延プロファイル情報701における同じ遅延時間の位相データとの間の差分データ802(P1,P2,P3)を算出する。そして、位相データ比較部810は、入力した遅延プロファイル情報501を遅延プロファイル情報801として結果表示部900に出力すると共に、算出した差分データ802(P1,P2,P3)を結果表示部900に出力する。
位相データ比較部810は、図8に示したDU比データ比較部800の処理と同様の処理を行う。位相データ比較部810は、ステップS802において、DU比データの代わりに位相データを用いて、差分データ802(P1,P2,P3)を算出する。
尚、位相データ比較部810は、遅延プロファイル算出部500からI,Qデータの遅延プロファイル情報501を入力し、遅延プロファイルバッファ部700からI,Qデータの過去の遅延プロファイル情報701を入力した場合、各I,Qデータを、主波との比率で表される位相データに換算し、前述と同様の処理を行い、差分データ802(P1,P2,P3)を算出する。また、実施例2の遅延プロファイル測定装置2は、前述した結果表示部900の変形例1,2を備えるようにしてもよい。
以上のように、本発明による遅延プロファイル測定装置2によれば、位相データ比較部810が、遅延プロファイル情報501における有効シンボル長の1/12の整数倍に相当する遅延時間の位相データと、過去の遅延プロファイル情報701における同じ遅延時間の位相データとの間の差分データ802(P1,P2,P3)を算出するようにした。また、結果表示部900が、遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を画面に表示し、差分データ802(P1,P2,P3)のうちの1つ以上の差分データが閾値よりも大きいと判定した場合、「遅延プロファイル情報801は異常である」と判断し、異常フラグを画面に表示するようにした。
これにより、実施例1と同様の効果を奏する。すなわち、遅延プロファイル測定装置2は、地上デジタル放送波の遅延プロファイルを測定する際に、遅延プロファイルに、周波数変動による架空の遅延波が含まれるか否かを判断することができる。
尚、実施例1,2における遅延プロファイル測定装置1,2のハードウェア構成としては、通常のコンピュータを使用することができる。遅延プロファイル測定装置1,2は、CPU、RAM等の揮発性の記憶媒体、ROM等の不揮発性の記憶媒体、及びインターフェース等を備えたコンピュータによって構成される。実施例1の遅延プロファイル測定装置1に備えたOFDM復調部300、周波数特性算出部400、遅延プロファイル算出部500、測定トリガー部600、遅延プロファイルバッファ部700、DU比データ比較部800及び結果表示部900の各機能は、これらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現される。同様に、実施例2の遅延プロファイル測定装置2に備えたOFDM復調部300、周波数特性算出部400、遅延プロファイル算出部500、測定トリガー部600、遅延プロファイルバッファ部700、位相データ比較部810及び結果表示部900の各機能も、これらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現される。また、これらのプログラムは、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒体に格納して頒布することもできる。
以上、実施例1,2を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施例1,2に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、前記実施例1,2では、結果表示部900は、遅延プロファイル情報801及び差分データ802(P1,P2,P3)を画面に表示するようにしたが、遅延プロファイル情報801のみを画面に表示するようにしてもよい。
1,2 遅延プロファイル測定装置
100 受信アンテナ部
101 OFDM信号
200 チューナー部
201 IF信号
300 OFDM復調部
301 SP信号データ
302 パラメータ情報
400 周波数特性算出部
401 周波数特性情報
500 遅延プロファイル算出部
501,801 遅延プロファイル情報
600 測定トリガー部
601 測定開始信号
700 遅延プロファイルバッファ部
701 過去の遅延プロファイル情報
800 DU比データ比較部(遅延プロファイル比較部)
802 差分データ
810 位相データ比較部
900 結果表示部(異常判断部)

Claims (7)

  1. SPキャリアを含む地上デジタル放送のOFDM信号を受信し、前記OFDM信号から前記SPキャリアを抽出し、前記SPキャリアに基づいて、IFFT処理により遅延プロファイルを測定する遅延プロファイル測定装置において、
    前記測定した遅延プロファイルにおける有効シンボル長の1/12の整数倍の遅延時間に相当する遅延波のデータと、前記測定した過去の遅延プロファイルにおける前記遅延時間に相当する遅延波のデータとを比較し、これらの差分を算出する遅延プロファイル比較部と、
    前記遅延プロファイル比較部により算出された差分が、予め設定された閾値よりも大きいと判定した場合、前記遅延プロファイルは異常であると判断する異常判断部と、を備え
    前記遅延波のデータを遅延波のDU比データとする、ことを特徴とする遅延プロファイル測定装置。
  2. SPキャリアを含む地上デジタル放送のOFDM信号を受信し、前記OFDM信号から前記SPキャリアを抽出し、前記SPキャリアに基づいて、IFFT処理により遅延プロファイルを測定する遅延プロファイル測定装置において、
    前記測定した遅延プロファイルにおける有効シンボル長の1/12の整数倍の遅延時間に相当する遅延波のデータと、前記測定した過去の遅延プロファイルにおける前記遅延時間に相当する遅延波のデータとを比較し、これらの差分を算出する遅延プロファイル比較部と、
    前記遅延プロファイル比較部により算出された差分が、予め設定された閾値よりも大きいと判定した場合、前記遅延プロファイルは異常であると判断する異常判断部と、を備え、
    前記遅延波のデータを遅延波の位相データとする、ことを特徴とする遅延プロファイル測定装置。
  3. 請求項1または2に記載の遅延プロファイル測定装置において、
    前記遅延プロファイル比較部は、前記測定した遅延プロファイルにおける有効シンボル長の1/12の整数倍の遅延時間に相当する遅延波のデータと、前記測定した遅延プロファイルのうち、過去の1シンボル分の遅延プロファイルにおける前記遅延時間に相当する遅延波のデータとを比較し、または、前記測定した遅延プロファイルにおける有効シンボル長の1/12の整数倍の遅延時間に相当する遅延波のデータと、前記測定した遅延プロファイルのうち、過去の複数シンボル分の遅延プロファイルにおける前記遅延時間に相当する遅延波のデータの平均値とを比較し、これらの差分を算出する、ことを特徴とする遅延プロファイル測定装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の遅延プロファイル測定装置において、
    前記異常判断部は、前記遅延プロファイル比較部により算出された差分が前記閾値よりも大きいと判定した場合、前記遅延プロファイルは異常であると判断し、異常フラグを画面に表示すると共に、前記遅延プロファイル及び前記差分のうちの少なくとも前記遅延プロファイルを画面に表示し、前記差分が前記閾値以下であると判定した場合、前記遅延プロファイルは正常であると判断し、前記遅延プロファイル及び前記差分のうちの少なくとも前記遅延プロファイルを画面に表示する、ことを特徴とする遅延プロファイル測定装置。
  5. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の遅延プロファイル測定装置において、
    前記異常判断部は、前記遅延プロファイル比較部により算出された差分が前記閾値よりも大きいと判定した場合、前記遅延プロファイルは異常であると判断し、前記測定した遅延プロファイルの画面表示を行わず、前記差分が前記閾値以下であると判定した場合、前記遅延プロファイルは正常であると判断し、前記遅延プロファイル及び前記差分のうちの少なくとも前記遅延プロファイルを画面に表示する、ことを特徴とする遅延プロファイル測定装置。
  6. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の遅延プロファイル測定装置において、
    前記異常判断部は、前記遅延プロファイル比較部により算出された差分が前記閾値以下であると判定した場合、前記遅延プロファイルは正常であると判断し、前記遅延プロファイル及び前記差分のうちの少なくとも前記遅延プロファイルを画面に表示し、前記差分が前記閾値よりも大きいと判定した場合、前記遅延プロファイルは異常であると判断し、前記遅延プロファイルは正常であると判断したときの遅延プロファイルまたは複数の遅延プロファイルの平均値を画面に表示する、ことを特徴とする遅延プロファイル測定装置。
  7. コンピュータを、請求項1から6までのいずれか一項に記載の遅延プロファイル測定装置として機能させるための遅延プロファイル測定プログラム。
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