JP5478409B2 - 定着装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

定着装置およびそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5478409B2
JP5478409B2 JP2010170336A JP2010170336A JP5478409B2 JP 5478409 B2 JP5478409 B2 JP 5478409B2 JP 2010170336 A JP2010170336 A JP 2010170336A JP 2010170336 A JP2010170336 A JP 2010170336A JP 5478409 B2 JP5478409 B2 JP 5478409B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
layer
recording medium
rotating body
fixing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010170336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012032486A (ja
Inventor
智士 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2010170336A priority Critical patent/JP5478409B2/ja
Publication of JP2012032486A publication Critical patent/JP2012032486A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5478409B2 publication Critical patent/JP5478409B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、記録媒体上に転写されたトナー像を該記録媒体上に加熱定着させる定着装置、およびそれを備えた画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置は、基本的な構成要素として、像担持体(例えば感光体ドラム)上に画像を形成する画像形成部と、像担持体上のトナー像を記録媒体の一例としての用紙上に転写させる転写部と、用紙上に転写されたトナー像を該用紙上に加熱定着させる定着装置とを含む。
定着装置は、起動時のウォームアップタイムの短縮や省エネルギー等の要望から、熱容量を少なく設定できるベルト方式を採用したものが増えてきている。また、急速加熱や高効率加熱が可能な電磁誘導加熱(IH)方式が注目されている。電磁誘導加熱方式は、誘導コイルに高周波電流を流して発生させた磁界によって定着ローラや定着ベルトに誘導電流を誘起させ、定着ローラや定着ベルト自体が持つ抵抗を利用して定着ローラや定着ベルトをジュール発熱(誘導加熱)させ、このジュール熱により、定着ローラ(または定着ベルト)と加圧ローラとの間のニップ部においてトナー像を用紙上に定着するものである。電磁誘導加熱方式とベルト方式とを組み合わせた定着装置が製品化されている。
ベルト方式と電磁誘導加熱方式とを組み合わせた場合、コイルのレイアウトの容易さ、コイルの冷却の容易さ、ベルトを直接加熱できること等のメリットが挙げられる。一方、電磁誘導加熱方式は加熱能力が高いため、定着ローラや定着ベルトが過昇温しやすいという問題がある。
定着ローラや定着ベルトの過昇温は、定着ローラの軸方向両端部(定着ベルトの場合、幅方向の両端部)において発生しやすい。定着ローラの軸方向両端部(定着ベルトの幅方向両端部)は、用紙の幅方向サイズが小さい場合、ニップ部において用紙に接触しない非通紙領域となる。非通紙領域では、加熱定着が行われないため、小サイズの用紙に対して連続印字を行う場合、非通紙領域が過昇温する。小サイズの用紙に対して印字を行った後に大サイズの用紙に対して印字を行うと、大サイズ用紙上に転写されたトナー像における過昇温領域に接触した部分から、トナーが熱によって過昇温領域に付着する。付着したトナーは、次に定着処理される用紙上のトナー像に付着して、画像不良、いわゆる画像オフセットを発生させる。また、過昇温領域は熱劣化しやすい。
非通紙領域での過昇温を抑制する技術として、特許文献1および特許文献2のものが知られている。特許文献1の定着装置は、定着ベルトの幅方向(つまり、用紙の搬送方向と直交する方向)に沿って並べた複数の励磁コイルユニットを含み、各励磁コイルユニットが発生させる磁界を用紙のサイズに応じて適宜調整することにより、用紙が小サイズの場合であっても定着ベルトが非通紙領域において過昇温することを抑制している。
また、引用文献2の定着装置は、定着ローラと、定着ローラの軸方向に沿って延びて該定着ローラに対して離接可能な均熱筒とを含み、用紙が小サイズの場合、均熱筒を定着ローラに接触させて、非通紙領域において発生したジュール熱を均熱筒に移動させることにより、用紙が小サイズの場合であっても定着ローラが非通紙領域において過昇温することを抑制している。
特開平8−16006号公報 特開2000−137399号公報
しかしながら、特許文献1の定着装置は、複数の励磁コイルユニットを用いているうえに、用紙サイズに応じて各励磁コイルユニットに対する通電を独立に選択的に制御する必要があるため、構成が複雑になることが避けられないと共に、コストが嵩む。
また、特許文献2の定着装置では、均熱筒を定着ローラに対して離接させる構成を採用しているため、用紙上に転写されたトナー像からトナーが定着ローラに付着し、そのトナーが定着ローラから均熱筒に付着する可能性がある。そのため、均熱筒が付着トナーで汚れてしまい、その付着トナーが均熱筒から定着ローラを介してニップ部を通過しようとする用紙に付着すると、画像不良が発生する。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、構成の複雑化およびコストの増加を避けつつ、画像オフセット等の画像不良を抑制することが可能な定着装置、およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る定着装置は、発熱可能な発熱層を有し、所定の方向に回転する第1回転体と、前記第1回転体との間でニップ部を形成し、所定の方向に回転しつつ、トナー像が形成された記録媒体を前記ニップ部に通す第2回転体とを有し、前記第1回転体には、前記記録媒体が前記ニップ部を通過する際に前記第1回転体に接触する記録媒体通過領域と、前記記録媒体が前記第1回転体に接触しない記録媒体非通過領域とが前記記録媒体のサイズに応じて設定される回転体機構と、前記第1回転体を発熱させる発熱源と、前記第1回転体とは所定の距離だけ離間して配置され、前記第1回転体が前記記録媒体非通過領域において発生させた熱を前記記録媒体非通過領域から移動させる熱移動部材とを含む。前記熱移動部材は、前記記録媒体非通過領域に対向する第1層と、該第1層に積層され、当該第1層に沿って延在する第2層とを有し、前記第1層は、前記記録媒体非通過領域において発生した前記熱を吸収することが可能な程度の熱吸収性能を有する材料から形成されており、前記第2層は、該第2層が延在する延在方向と直交する厚み方向への熱伝導率が、前記延在方向への熱伝導率よりも低い異方性熱伝導材料から形成されている。
本発明に係る定着装置によれば、過昇温しやすい記録媒体非通過領域に対向して熱移動部材の第1層が位置しており、第1層は記録媒体非通過領域において発生した熱を吸収することが可能な程度の放射率を有する材料から形成されている。そのため、記録媒体非通過領域の熱は該記録媒体非通過領域から第1層に移動する。これにより、記録媒体非通過領域の過昇温が抑制されるので、例えば小サイズの用紙で連続印字を行った後に大サイズの用紙で印字を行ったときに画像オフセット等の画像不良が発生することが抑制される。これにより、良好な画質のトナー像が得られる。また、本発明に係る定着装置によれば、第1層が吸収した熱は第2層に移動し、第2層に移動した熱は、第2層が異方性熱伝導性材料から形成されていることから、第2層の厚み方向への移動が抑制される一方、第2層の延在方向への移動が促進される。そのため、第2層が均熱化されやすくなり、第1層から第2層への熱の移動が円滑に行われる。
本発明の他の好ましい実施形態では、前記発熱源は、磁界によって前記第1回転体の前記発熱層に誘導電流を誘起させて前記第1回転体を加熱するコイルである。
本発明に係る定着装置は、コイルを用いた電磁誘導加熱方式を採用している。電磁誘導加熱方式を採用した場合、加熱能力が高いため、記録媒体非通過領域が容易に過昇温しやすいが、本発明に係る定着装置は熱移動部材を構成要件としているので、電磁誘導加熱方式を採用した場合であっても記録媒体非通過領域の過昇温を抑制することができる。
本発明のさらに他の好ましい実施形態では、前記熱移動部材は、前記第2層が積層された第1支持面と、前記第1支持面とは反対側に位置して前記コイルを支持する第2支持面とを有する第3層を有する。
この構成によれば、熱移動部材はコイルを支持する支持部材を兼ねているので、部品点数の増加が抑制される。また、第2層では、厚み方向への熱移動が抑制されているので、熱が第2層から第3層を介してコイルに移動してコイルを加熱してしまうことを懸念する必要はない。
本発明のさらに他の好ましい実施形態では、定着装置は、さらに、前記第2回転体の軸方向に沿って延びるローラ部材を含み、前記第1回転体は、前記ローラ部材に巻回された無端ベルトである。
本発明に係る定着装置はベルト方式を採用している。ベルト方式を採用した場合、ベルトの断面積が小さいことから、記録媒体非通過領域から記録媒体通過領域への熱移動が生じ難いが、本発明に係る定着装置は熱移動部材を構成要件としているので、ベルト方式を採用している場合であっても記録媒体非通過領域の過昇温を抑制することができる。
本発明に係る画像形成装置は、トナー像が形成される像担持体と、前記像担持体上に前記トナー像を形成する画像形成部と、前記トナー像を用紙上に転写する転写部と、転写された前記トナー像を前記用紙上に定着させる定着装置とを含み、前記定着装置として、上記構成の定着装置が用いられている。
本発明に係る定着装置および画像形成装置は、熱移動部材の第1層を発熱層の記録媒体非通過領域に対向させ、第1層を、記録媒体非通過領域において発生した熱を吸収することが可能な程度の熱吸収性能を有する材料から形成することにより、構成の複雑化およびコストの増加を避けつつ、画像オフセット等の画像不良を抑制している。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の内部構造を概略的に示す。 定着装置の縦断面図である。 定着ベルトの縦断面図である。 コイルの巻線形態を示す斜視図である。 定着ベルトの過昇温について説明するための模式図である。 コイル保持部材の断面図である。 コイル保持部材による過昇温抑制作用について説明するための模式図である。 本実施形態の実施例による非通紙領域の過昇温抑制について行った実験の結果を示す。 比較例による非通紙領域の過昇温抑制について行った実験の結果を示す。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、一実施形態の画像形成装置1の構成を示した概略図である。画像形成装置1は、例えば外部から入力された画像情報に基づいて記録媒体の一例としての用紙等の印刷媒体の表面にトナー像を転写して印刷を行うプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、それらの機能を併せ持つ複合機等としての形態をとることができる。
図1に示される画像形成装置1は、例えばタンデム型のカラープリンタである。画像形成装置1は、内部で用紙にカラー画像を形成(プリント)する四角箱状の装置本体2を備え、装置本体2の上面部には、カラー画像が印刷された用紙を排出するための排出トレイ3が設けられている。装置本体2内において、その下部には、用紙を収納する給紙カセット5が配設されている。また、装置本体2の図1における右側面には、手差しの用紙が置かれるスタックトレイ6が配設されている。装置本体2の上部には画像形成部7が設けられており、画像形成部7は、装置外部から送信される文字や絵柄などの画像データに基づいて用紙に画像を形成する。
図1における画像形成部7の左方位置には、給紙カセット5から繰り出された用紙を画像形成部7に搬送する第1の搬送路9が配設されている。給紙カセット5の上方位置には、スタックトレイ6上に置かれた用紙を第1の搬送路に案内する第2の搬送路10が配設されている。第1の搬送路9および第2の搬送路10のそれぞれには、用紙を搬送するための搬送ローラ対43が配設されている。また、装置本体2内の左上部には、画像形成部7で画像が形成された用紙に対して定着処理を行う定着装置14と、定着処理の行われた用紙を排出トレイ3に搬送する第3の搬送路11とが配設されている。
給紙カセット5は、装置本体2に対して挿脱可能であり、収納部16を有する。収納部16には、給紙方向のサイズが異なる少なくとも2種類の用紙を選択的に収納可能である。収納部16に収納されている用紙は、給紙ローラ17及び捌きローラ対18により1枚ずつ第1の搬送路9に繰り出される。
スタックトレイ6は開閉可能であり、その手差し面19に用紙が置かれる。手差し面19に載置された用紙はピックアップローラ20及び捌きローラ対21により1枚ずつ第2の搬送路10に繰り出される。
第1の搬送路9と第2の搬送路10とはレジストローラ対22の手前で合流している。レジストローラ対22に供給された用紙はここで一旦待機し、スキュー調整とタイミング調整を行った後、二次転写部23に向けて送出される。送出された用紙には、二次転写部23で中間転写ベルト40上のフルカラーのトナー像が用紙に二次転写される。この後、定着装置14でトナー像が定着された用紙は、必要に応じて第4の搬送路12で反転され、反対側の面にも二次転写部23でフルカラーのトナー像が二次転写される。そして、反対面のトナー像が定着装置14で定着された後、第3の搬送路11を通って排出ローラ対24により排出トレイ3に排出される。
画像形成部7は、ブラック(B)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の各トナー像を形成する4つの画像形成ユニット26〜29と、画像形成ユニット26〜29で形成した各色別のトナー像を合成して担持する中間転写部30とを含む。
各画像形成ユニット26〜29は、感光体ドラム32(像担持体)と、感光体ドラム32の周面に対向して配設された帯電器33と、帯電器33の下流側であって感光体ドラム32の周面上の特定位置にレーザビームを照射するレーザ走査ユニット34と、レーザ走査ユニット34からのレーザビーム照射位置の下流側であって感光体ドラム32の周面に対向して配設された現像装置35と、現像装置35の下流側であって感光体ドラム32の周面に対向して配設されたクリーナー36とを含む。
各画像形成ユニット26〜29の感光体ドラム32は、図示しない駆動モータにより図中の反時計回り方向に回転する。各画像形成ユニット26〜29の現像装置35は、ブラックトナー、イエロートナー、シアントナー及びマゼンタトナーをそれぞれ含む二成分現像剤が収納された現像容器51を有する。
中間転写部30は、画像形成ユニット26の近傍位置に配設された駆動ローラ38と、画像形成ユニット29の近傍位置に配設された従動ローラ39と、駆動ローラ38と従動ローラ39に配置されたテンションローラ42と、駆動ローラ38と従動ローラ39とテンションローラ42とに跨って配設された中間転写ベルト40と、各画像形成ユニット26〜29の感光体ドラム32に対して中間転写ベルト40を介して圧接可能に配設された4つの転写ローラ41とを含む。
中間転写部30では、各画像形成ユニット26〜29の転写ローラ41の位置で、感光体ドラム32から中間転写ベルト40上に各色別のトナー像が重ね合わされた状態で転写されて、フルカラーのトナー像が形成される。本実施形態では、中間転写部30および二次転写部23が転写部を構成している。
用紙の搬送方向でみて、定着装置14の上流側及び下流側には搬送路47が設けられている。二次転写部23を通って搬送されてきた用紙は、上流側の搬送路47を通って定着装置14に案内される。そして、定着処理が施された用紙は下流側の搬送路47を通って第3の搬送路11に案内される。
第3の搬送路11は、定着装置14で定着処理の行われた用紙を排出トレイ3に案内する。第3の搬送路11には、用紙を排出トレイ3に搬送する搬送ローラ対49が配設されると共に、その出口には上記の排出ローラ対24が配設されている。
以下、図2を参照して定着装置14について説明する。図2は定着装置14の縦断面図である。定着装置14は、用紙上に転写されたトナー像に対して加熱および加圧を行うことにより、トナー像を用紙上に定着させる定着処理を行う。定着装置14は、加圧ローラ44(第2回転体)と、定着ローラ45と、定着ベルト53(第1回転体)と、コイルユニット50とを含む。
加圧ローラ44は、図2では反時計回りに回転可能なローラ部材であって、アルミ製の筒状の芯材46と、芯材46上に積層されたシリコーンゴム製の弾性層48と、弾性層48上に積層されたPFAチューブ製の表面離型層(図示せず)とを含む。なお、芯材46の内側には、ハロゲンヒータ等の熱源を配置してもよい。熱源により、弾性層48を加熱することができる。
定着ローラ45は、図2では時計回りに回転可能なローラ部材であって、アルミ製の筒状の芯材51と、芯材51上に積層された発泡シリコーンゴム製の弾性層52とを含む。定着ローラ45は、加圧ローラ44に対して平行に延びている。
定着ベルト53は、定着ローラ45の外周面のほぼ全体にわたって巻回された無端のベルトであり、定着ローラ45の回転に伴って回転する。定着ベルト53は、定着ローラ45の軸方向に幅方向寸法を有する。定着ベルト53は、図3に示すように、定着ローラ45側に位置する電鋳ニッケル製の発熱層64と、発熱層64上に積層されたシリコーンゴム製の弾性層65と、弾性層65上に積層されたPFAチューブ製の表面離型層66とを含む。発熱層64の厚さは、例えば40μmであり、弾性層65の厚さは、例えば300μmであり、表面離型層66の厚さは、例えば30μmである。
定着ローラ45および加圧ローラ44は互いに圧接された状態で配置されており、圧接位置において、定着ベルト53と加圧ローラ44との間にはニップ部NPが形成されている。また、加圧ローラ44および定着ローラ45のそれぞれは、用紙の最大幅寸法よりも大きく設定された軸方向寸法を有すると共に、定着ベルト53の幅方向寸法は、用紙の最大幅寸法よりも大きく設定されている。本実施形態では、加圧ローラ44、定着ローラ45および定着ベルト53が回転体機構を構成している。
コイルユニット50は、定着ベルト53の発熱層64を誘導加熱するものであって、コイル54(発熱源)と、コイル保持部材55と、アーチコア58と、一対のサイドコア59とを含む。
コイル保持部材55は、コイル54を保持する部材であって、定着ローラ45の軸方向(つまり、定着ベルト53の幅方向)に沿って延びている。コイル保持部材55は、加圧ローラ44とは反対側の位置において定着ベルト53に沿って延在するように半円筒形状に成形された半円筒部56を有している。半円筒部56は、定着ベルト53の幅方向寸法を超えて、かつ定着ベルト53の周方向長さの略半分にわたって延在している。半円筒部56は、定着ベルト53とは所定の距離だけ離間している。
コイル54は、コイル保持部材55の半円筒部56上に該半円筒部56の延在方向に沿って巻線状に配置されている。コイル54の巻線形態を図4に示す。図4中の線Xは、半円筒部56の延在方向を示す。コイル54の巻線領域は、定着ベルト53の幅方向寸法(図4中の延在方向Xと同一方向)を超える大きさに設定されている。コイル54は、半円筒部56の軸心と略直交する巻線中心Y(図4)を挟んで略対称に配置されている。コイル54は例えばシリコーン系接着剤によって半円筒部56に取り付けられている。
また、コイル54には、交流バイアス源Vが接続されており、コイル54に交流バイアスが印加されると、コイル54は磁界を発生させる。
アーチコア58および一対のサイドコア59は、コイル54が発生させた磁界の磁束が通る磁路を形成する、例えばフェライト製コアである。アーチコア58は、コイル54の巻線領域を超える領域にわたってコイル保持部材55の半円筒部56の延在方向に沿って延びるアーチ形状を有している。アーチコア58は図略の耐熱性樹脂(例えばPPS、PET、LCP)からなるコアホルダによって保持されている。
アーチコア58は、半円筒部56を挟んでその延在方向に沿って延びる一対の自由端58aを有しており、一対のサイドコア59のそれぞれは、対応する自由端58aに連結されている。半円筒部56は、定着ベルト53を挟んで定着ベルト53の幅方向に沿って延びる一対の自由端56aを有しており、各自由端56aには、該自由端56aに沿って延びる保持部57が一体に形成されている。保持部57は溝状に成形されており、サイドコア59は保持部57に保持されている。
なお、定着ローラ45の回転方向から見てコイル54の配置位置の下流側には、サーミスタ60が配置されている。サーミスタ60は、定着ベルト53の表面温度を検出する。検出された表面温度は、図略の制御部に伝送され、制御部はその表面温度に基づいて交流バイアス源Vを制御して、コイル54が発生させる磁界の磁束密度を調整する。
上記構成の定着装置14による定着動作について説明する。コイル54に、交流バイアス源Vから交流バイアスが印加されると、コイル54は磁界を発生させる。磁界の磁束は、アーチコア58、サイドコア59および定着ベルト53の発熱層64間で形成される磁路を通る。磁束が発熱層64を通ると、誘導電流が誘起される。誘導電流が発熱層64に流れると、発熱層64自体が持つ抵抗によってジュール熱が発生する、つまり発熱層64が誘導加熱される。発熱層64は定着ローラ45の回転に伴って全体が発熱する。
回転している定着ベルト53および加圧ローラ44間のニップ部NPに用紙が搬送方向Tに沿って進入すると、用紙上のトナー像は、定着ベルト53および加圧ローラ44間で挟持されつつ、定着ベルト53から熱を受ける。これにより、トナー像は用紙上に定着される。
ところで、上記構成の定着装置14では、定着ベルト53が過昇温するという問題が発生する。定着ベルト53の過昇温は、定着ベルト53の幅方向両端部(発熱層64の幅方向両端部)において発生しやすい。図5に示すように、幅方向サイズ(搬送方向T(図2)と直交する方向)が小さい用紙P1がニップ部NPを通過するとき、定着ベルト53の幅方向中間部は、ニップ部NPにおいて用紙P1と接触する通紙領域A1(記録媒体通過領域)となる一方、定着ベルト53の幅方向両端部は、用紙P1に接触しない非通紙領域A2(記録媒体非通過領域)となる。
また、幅方向サイズが用紙P1よりも大きいが、最大幅方向サイズの用紙P3よりも小さい用紙P2の場合も、定着ベルト53の幅方向中間部は、用紙P1の場合における通紙領域A1よりも大きい通紙領域B1となるものの、幅方向両端部は、用紙P2に接触しない非通紙領域B2となる。
非通紙領域A2,B2では、加熱定着が行われず、熱が非通紙領域A2,B2から用紙P1,P2に移動しないため、用紙P1,P2を用いて連続印字を行う場合、非通紙領域A2,B2は、過昇温した過昇温領域となる。そして、用紙P1,P2で連続印字を行った後に用紙P3で印字を行う場合、用紙P3がニップ部NPを通過するとき、用紙P3上のトナー像が定着ベルト53の過昇温領域に接触する。そのため、トナー像のトナーが過昇温領域に付着する。過昇温領域に付着したトナーは、次に定着処理される用紙がニップ部NPを通過する際にその用紙に付着してしまう。これにより、画像オフセット等の画像不良が発生する。また、過昇温領域(非通紙領域A2,B2)は熱劣化しやすい。
そこで、本実施形態では、発熱層64が非通紙領域A2,B2において発生させた熱を非通紙領域A2,B2から移動させて、非通紙領域A2,B2の過昇温を抑制するために、コイル保持部材55を、熱移動部材として構成している。図6を参照しながら、熱移動部材としてのコイル保持部材55の構成について説明する。
図6は、コイル保持部材55の半円筒部56の断面図である。図6に示すように、コイル保持部材55の半円筒部56は、熱吸収層61(第1層)と、断熱層62(第2層)と、基材層63(第3層)とを有する3層構造に構成されている。
熱吸収層61は、定着ベルト53の発熱層65のうちの少なくとも非通紙領域A2,B2(図5)に対向する層である。熱吸収層61の厚さは10μmに設定されている。熱吸収層61は、非通紙領域A2,B2において発生した熱を吸収することが可能な程度の熱吸収性能を有する材料から形成されている。熱吸収層61の材料として、放射率が0.9以上のシリコーン系耐熱塗料や高温黒体塗料が挙げられる。非通紙領域A2,B2は170℃以上に上昇する場合があるが、放射率が0.9以上の材料であれば、十分な熱吸収性能が期待できる。材料の具体的な製品名として、放射率が0.94のオキツモ#8000(オキツモ株式会社製)や、JSC−3号(ジャパンセンサー株式会社製)が挙げられる。なお、図6では、定着ベルト53の弾性層65および表面離型層66を省略している。
断熱層62は、熱吸収層61が積層され、熱吸収層61に沿って延在する層である。断熱層62の厚さは200μmに設定されている。断熱層62は、異方性熱伝導材料から形成されている。そのため、断熱層62が熱吸収層61に沿って延在する延在方向と直交する厚み方向への熱伝導率は、断熱層62の延在方向への熱伝導率よりも低い。異方性熱伝導材料として、グラファイトシートや、例えばシリコーンゴム、断熱性セラミック等の低熱伝導材料に熱伝導率の高い金属、セラミックス、炭素繊維等が充填された材料が挙げられる。グラファイトシートの場合、厚み方向への熱伝導率は、3W/m・Kであり、延在方向への熱伝導率は、400W/m・Kである。
基材層63は、断熱層62に沿って延在する層であって、断熱層62が積層された第1支持面63aと、第1支持面63aとは反対側に位置して、コイルユニット55のコイル54を支持する第2支持面63bとを有する。基材層63の厚さは2.5mmに設定されている。基材層63の材料として、PET、PPS、LCP等の耐熱性樹脂が挙げられる。
次に、上記構成のコイル保持部材55による非通紙領域A2,B2の過昇温抑制について図7を参照しながら説明する。図7は、コイル保持部材55による過昇温抑制作用について模式的に説明する図であり、用紙P1の場合における過昇温抑制について示している。定着ベルト53の非通紙領域A2は、コイル保持部材55の熱吸収層61に対向しているため、非通紙領域A2において発生した熱は、矢印H1で示すように、熱吸収層61の放射率に従って熱吸収層61に向かって移動し、吸収される。これにより、非通紙領域A2の過昇温が抑制される。
熱吸収層61に吸収された熱は断熱層62に移動する。断熱層62は異方性熱伝導材料から形成されているので、断熱層62に移動した熱は、断熱層62の厚み方向への移動が抑制される一方、矢印H2で示す断熱層62の延在方向への移動が促進される。そのため、熱は、断熱層62の延在方向における中間部に向かって移動する。これにより、断熱層62は延在方向において均熱化され始め、熱吸収層61から断熱層62への熱移動、ひいては非通紙領域A2から熱吸収層61への熱移動が円滑に行われる。なお、図7では、熱吸収層61および断熱層62の各層厚を誇張して示している。
次に、コイル保持部材55による非通紙領域の過昇温抑制について行った実験について説明する。実験では、熱吸収層61、断熱層62および基材層63からなるコイル保持部材55を有する実施例と、基材層63のみからなるコイル保持部材55を有する比較例とが用いられた。また、実験では、幅方向サイズが小さい用紙P1(例えばA5用紙)を500枚連続印字した後に、定着ベルト53の幅方向における温度分布と、コイル保持部材55の延在方向における温度分布とについて測定した。図8は、実施例による過昇温抑制の結果を示し、図9は、比較例による過昇温抑制の結果を示す。
実施例では、非通紙領域において発生した熱は熱吸収層61によって吸収されたため、非通紙領域の温度は210℃程度に抑制された。これに対し、比較例では、非通紙領域において発生した熱は、移動せず、非通紙領域に滞留したため、非通紙領域の温度が240℃となり、過昇温した。
また、実施例では、熱吸収層61に吸収された熱は、断熱層62の延在方向に移動したため、コイル保持部材55における非通紙領域に対応する部位と、コイル保持部材55における通紙領域に対応する部位との間の温度差が10℃程度に抑えられた。その結果、定着ベルト53の通紙領域と、コイル保持部材55における通紙領域に対応する部位との間の温度差が60℃程度に抑えられた。一方、比較例では、コイル保持部材55の延在方向における熱移動が行われないため、コイル保持部材55における非通紙領域に対応する部位と、コイル保持部材55における通紙領域に対応する部位との間の温度差が50℃にもなった。その結果、定着ベルト53の通紙領域と、コイル保持部材55における通紙領域に対応する部位との間の温度差が80℃程度にもなった。
以上説明した本実施形態に係る定着装置14によれば、過昇温しやすい非通紙領域A2,B2に対向してコイル保持部材55の熱吸収層61が位置しており、熱吸収層61は非通紙領域A2,B2において発生した熱を吸収することが可能である。そのため、非通紙領域A2,B2の熱は該非通紙領域A2,B2から熱吸収層61に移動する。これにより、非通紙領域A2,B2の過昇温が抑制されるので、例えば幅方向サイズが小さい用紙P1で連続印字を行った後に幅方向サイズが大きい用紙P3で印字を行ったときに画像オフセット等の画像不良が発生することが抑制される。これにより、良好な画質のトナー像が得られる。また、コイル54を保持するコイル保持部材55を利用して過昇温抑制を図っているので、構成の複雑化およびコストの増加を回避することができる。
また、本実施形態に係る定着装置14では、コイル保持部材55の断熱層62は異方性熱伝導材料から形成されているので、熱吸収層61から断熱層62に移動した熱は、断熱層62の厚み方向への移動が抑制される一方、断熱層62の延在方向への移動が促進される。そのため、断熱層62が延在方向に均熱化される。これにより、熱吸収層61から断熱層62への熱移動、そして非通紙領域A2,B2から熱吸収層61への熱移動が円滑に行われる。
さらに、本実施形態に係る定着装置14では、コイル保持部材55は、熱移動部材として作用すると共に、コイル54を保持する保持部材として作用するので、部品点数の増加が抑制される。また、断熱層62では、厚み方向への熱移動が抑制されているので、熱が基材層63を介してコイル54を加熱してしまうことを懸念する必要はない。
さらに、本実施形態に係る定着装置14は、コイル54を用いた電磁誘導加熱方式を採用している。電磁誘導加熱方式を採用した場合、加熱能力が高いため、非通紙領域A2,B2が容易に過昇温しやすいが、本実施形態に係る定着装置14は熱移動部材を構成要件としているので、電磁誘導加熱方式を採用した場合であっても非通紙領域A2,B2の過昇温を抑制することができる。
さらに、本実施形態に係る定着装置14は、定着ベルト53を用いたベルト方式を採用している。ベルト方式を採用した場合、定着ベルト53の断面積が小さいことから、非通紙領域A2,B2から通紙領域A1,B1への熱移動が生じ難いが、本実施形態に係る定着装置14は熱移動部材を構成要件としているので、ベルト方式を採用している場合であっても非通紙領域A2,B2の過昇温を抑制することができる。
1 画像形成装置
14 定着装置
44 加圧ローラ(第2回転体)
45 定着ローラ
50 コイルユニット
54 コイル(発熱源)
55 コイル保持部材(熱移動部材)
56 半円筒部
53 定着ベルト(第2回転体)
61 熱吸収層(第1層)
62 断熱層(第2層)
63 基材層(第3層)
64 発熱層
A1,B1 通紙領域
A2,B2 非通紙領域
NP ニップ部

Claims (5)

  1. 発熱可能な発熱層を有し、所定の方向に回転する第1回転体と、前記第1回転体との間でニップ部を形成し、所定の方向に回転しつつ、トナー像が形成された記録媒体を前記ニップ部に通す第2回転体とを有し、前記第1回転体には、前記記録媒体が前記ニップ部を通過する際に前記第1回転体に接触する記録媒体通過領域と、前記記録媒体が前記第1回転体に接触しない記録媒体非通過領域とが前記記録媒体のサイズに応じて設定される回転体機構と、
    前記第1回転体の前記発熱層を発熱させる発熱源と、
    前記第1回転体とは所定の距離だけ離間して配置され、前記第1回転体が前記記録媒体非通過領域において発生させた熱を前記記録媒体非通過領域から移動させる熱移動部材と、
    を備え、
    前記熱移動部材は、
    前記記録媒体非通過領域に対向する第1層と、
    該第1層に積層され、当該第1層に沿って延在する第2層とを有し、
    前記第1層は、前記記録媒体非通過領域において発生した前記熱を吸収することが可能な程度の熱吸収性能を有する材料から形成されており、
    前記第2層は、該第2層が延在する延在方向と直交する厚み方向への熱伝導率が、前記延在方向への熱伝導率よりも低い異方性熱伝導材料から形成されている定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、
    前記発熱源は、磁界によって前記第1回転体の前記発熱層に誘導電流を誘起させて前記第1回転体を加熱するコイルである定着装置。
  3. 請求項に記載の定着装置において、
    前記熱移動部材は、前記第2層が積層された第1支持面と、前記第1支持面とは反対側に位置して前記コイルを支持する第2支持面とを有する第3層を有する定着装置。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の定着装置において、
    さらに、前記第2回転体の軸方向に沿って延びるローラ部材を備え、
    前記第1回転体は、前記ローラ部材に巻回された無端ベルトである定着装置。
  5. トナー像が形成される像担持体と、
    前記像担持体上に前記トナー像を形成する画像形成部と、
    前記トナー像を記録媒体上に転写する転写部と、
    転写された前記トナー像を前記記録媒体上に定着させる定着装置と、
    を備え、
    前記定着装置として、請求項1〜のいずれか一項に記載の定着装置が用いられている画像形成装置。
JP2010170336A 2010-07-29 2010-07-29 定着装置およびそれを備えた画像形成装置 Expired - Fee Related JP5478409B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010170336A JP5478409B2 (ja) 2010-07-29 2010-07-29 定着装置およびそれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010170336A JP5478409B2 (ja) 2010-07-29 2010-07-29 定着装置およびそれを備えた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012032486A JP2012032486A (ja) 2012-02-16
JP5478409B2 true JP5478409B2 (ja) 2014-04-23

Family

ID=45845991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010170336A Expired - Fee Related JP5478409B2 (ja) 2010-07-29 2010-07-29 定着装置およびそれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5478409B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6032051B2 (ja) * 2013-02-19 2016-11-24 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
KR101668439B1 (ko) * 2015-11-10 2016-10-21 임재균 전자기 유도가열 구조를 갖는 라미네이터

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3961169B2 (ja) * 1999-10-18 2007-08-22 株式会社リコー 加熱ローラおよびこれを用いた定着装置
US7261146B2 (en) * 2003-01-17 2007-08-28 Illinois Tool Works Inc Conductive heat-equalizing device
JP2004258100A (ja) * 2003-02-24 2004-09-16 Canon Inc 加熱装置
JP3896133B2 (ja) * 2004-09-30 2007-03-22 シャープ株式会社 誘導加熱装置およびそれを備える画像形成装置
JP4760901B2 (ja) * 2008-12-15 2011-08-31 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 定着装置用均熱部材の製造方法および定着装置用均熱部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012032486A (ja) 2012-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1923752B1 (en) Fixing Device and Image Forming Apparatus Using the Same
US6597888B1 (en) Image heating apparatus with holding a driving members for belt outside nip portion
JP5582655B2 (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JPH09325629A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JP2012058333A (ja) 定着装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2006293079A (ja) 像加熱装置
JP5232808B2 (ja) 定着装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP2011232734A (ja) 定着装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP2023011048A (ja) 定着装置
JP2012230293A (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5478409B2 (ja) 定着装置およびそれを備えた画像形成装置
JPH09292786A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JP2012037847A (ja) 定着装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2007047224A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5409414B2 (ja) 定着装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP6071351B2 (ja) 画像加熱装置
JP5417215B2 (ja) 定着装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP5698919B2 (ja) 定着装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP5564243B2 (ja) 定着装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP5459488B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2011123409A (ja) 定着装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP2008015082A (ja) 画像加熱装置および画像形成装置
JP5760157B1 (ja) 定着装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP5238736B2 (ja) 定着装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP2005100729A (ja) 加熱装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5478409

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees