JP5477189B2 - 車両電源制御装置 - Google Patents

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本発明は、車載発電機又はバッテリから負荷群へ給電する場合に、電圧を昇降制御する車両電源制御装置に関する。
近年、燃料消費量の抑制、及び排気ガス排出量の低減等の観点から、車両が交差点又は踏切等で停車している場合にエンジンを一時的に作動停止させ、発車前に再始動させるアイドリングストップが推奨されている。
車両のエンジンは、バッテリから給電されているスタータがエンジンをクランキングすることによって、始動する。
エンジンをクランキングする際のスタータは、消費電力が大きい。このため、バッテリの出力電圧が一時的に低下する。この結果、バッテリから給電されているスタータ以外の車載機器(例えば、カーナビゲーションシステム及びメータ等)において、電圧不足による動作不良又は作動停止等の不都合が生じる虞がある。
このような不都合を解消するために、エンジンのクランキングによってバッテリの出力電圧が一時的に低下した場合に、バッテリの出力電圧を補償するアイドルストップ車両が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載のアイドルストップ車両においては、DC/DCコンバータを用いて、バッテリの出力電圧を昇圧して車載機器に与えることがなされている。
ところで、エンジンの作動中は、エンジンに連動する車載発電機が発電し、バッテリは車載発電機によって充電される。車載発電機は、バッテリを充電するために、バッテリの開放電圧よりも高い電圧で発電するときがある。従って、車載発電機が発電している間、車載機器は高い電圧で給電され、無駄に電力を消費する。このような電力の無駄をなくすために、車載機発電機の発電電圧が高い場合は、車載発電機から供給される電力の電圧を降圧して車載機器に与えることが考えられる。
以下では、車載発電機又はバッテリから供給される電力の電圧の昇圧/降圧を、車載発電機又はバッテリからの供給電力の昇圧/降圧という。
特開2002−38984号公報
つまり、車両においては、エンジンのクランキング時には車載機器に対する供給電力を昇圧し、エンジンの作動中には車載機器に対する供給電力を降圧する必要がある。
とはいえ、エンジンのクランキング時には使用されるが、エンジンの作動中には使用されない昇圧回路と、エンジンの作動中には使用されるが、エンジンのクランキング時には使用されない降圧回路とを共に車両に搭載すると、車両の製造コストが増大し、また、車両の小型軽量化が阻害される等の問題が起き得る。
また、車両には、エンジンをクランキングしている短時間の間であれば、給電されなくても特段の問題は生じない車載機器(例えば、リアウィンドデフォガ及びワイパデアイサ等)も備えられている。しかしながら、特許文献1に記載のアイドルストップ車両においては、クランキング時にも給電が必須であるか否かに拘らず、バッテリから車載機器へ給電している。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、バッテリの電圧が第1電圧以下である場合に、バッテリからの供給電力を昇圧させて第1の負荷群に与えるが、第2の負荷群には与えず、バッテリの電圧が第2電圧以上である場合に、車載発電機からの供給電力をそのまま第1の負荷群に与えるが、第2の負荷群には降圧させて与える構成とすることにより、エンジンのクランキング時及び作動中等の区別なく、負荷群に対して適切に給電することができる安価で小型の車両電源制御装置を提供することにある。
第1発明に係る車両電源制御装置は、エンジンに連動する車載発電機、又は該車載発電機によって充電されるバッテリから供給された供給電力の電圧を昇降制御して第1及び第2の負荷群に与えるための車両電源制御装置であって、前記供給電力の電圧の昇圧又は降圧を選択的に実行する電圧変換部と、該電圧変換部から出力された出力電力の第1及び第2の負荷群への供給のオン/オフを切り替える第1及び第2の切替部と、前記供給電力を、前記電圧変換部を迂回して第1の負荷群に与えるための負荷給電部と、前記バッテリの電圧が第1電圧以下である場合に前記電圧変換部に前記供給電力の電圧を昇圧させ、前記バッテリの電圧が第2電圧以上である場合に前記電圧変換部に前記供給電力の電圧を降圧させる制御部と、該制御部が前記電圧変換部に前記供給電力の電圧を昇圧させる場合に、前記第1の切替部をオンにし、前記第2の切替部をオフにする昇圧時切替手段と、前記場合を除いて、前記第1の切替部をオフにし、前記第2の切替部をオンにする非昇圧切替手段とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る車両電源制御装置は、前記制御部は、前記バッテリの電圧を検出する検出手段と、該検出手段の検出結果が、前記第1の負荷群に印加すべき最低電圧以上のV1 以下に達した場合に、前記電圧変換部に昇圧を開始させる昇圧開始手段と、前記検出結果が、前記第2の負荷群に印加すべき最高電圧以下のV2 (V2 >V1 )以上に達した場合に、前記電圧変換部に降圧を開始させる降圧開始手段と、昇圧開始後、前記検出結果が、V3 (V1 ≦V3 <V2 )以上に達した場合に、前記電圧変換部に昇圧を終了させる昇圧終了手段と、降圧開始後、前記検出結果が、V4 (V3 <V4 ≦V2 )以下に達した場合に、前記電圧変換部に降圧を終了させる降圧終了手段とを有することを特徴とする。
第3発明に係る車両電源制御装置は、前記第2の負荷群への給電の要否を判定する判定手段を更に備え、前記判定手段が否と判定した場合、前記制御部は、前記電圧変換部に前記供給電力の電圧の降圧を行なわせないようにしてあることを特徴とする。
第4発明に係る車両電源制御装置は、前記第1の負荷群は、前記供給電力を継続的に供与されるべき車載機器からなり、前記第2の負荷群は、前記供給電力の供与の一時的な停止が許容される車載機器からなることを特徴とする。
第1発明にあっては、車両電源制御装置は、第1の負荷群及び第2の負荷群へ給電するために、電圧変換部、第1の切替部、第2の切替部、負荷給電部、制御部、昇圧時切替手段、及び非昇圧切替手段を備える。
ただし、第1の負荷群は、エンジンのクランキング時にも給電されるべきものであることが望ましい。一方、第2の負荷群は、エンジンのクランキング時には給電されなくても特に問題はないものであることが望ましい。更に、第2の負荷群は、不要の高電圧が印加されると大きな電力を無駄に消費してしまうものであることが望ましい。
バッテリの電圧が第1電圧以下である場合とは、例えば、エンジンのクランキング時にバッテリからスタータへ給電されることによって、バッテリの出力電圧が一時的に低下している場合である。車載発電機はエンジンに連動するため、エンジンのクランキング時には発電しない。即ち、バッテリの電圧が第1電圧以下である場合とは、バッテリから給電される場合である。
そこで、制御部は、バッテリからの供給電力を、電圧変換部に昇圧させる。この場合、昇圧時切替手段は、第1の切替部をオンにし、第2の切替部をオフにする。このとき、昇圧された供給電力が第1の負荷群に与えられるが、第2の負荷群には与えられない。
この結果、第1の負荷群には必要十分な電圧が印加されるため、第1の負荷群に係る動作不良又は作動停止等の不都合が生じることが抑制される。また、第2の負荷群へ給電されない分、バッテリからの供給電力が、必要最小限の負荷群に対して効率よく与えられる。
バッテリの電圧が第2電圧以上である場合とは、例えば、エンジンの作動中に、車載発電機がバッテリの開放電圧よりも高い電圧で発電している場合である。即ち、バッテリの電圧が第2電圧以上である場合とは、車載発電機から給電される場合である。
そこで、制御部は、車載発電機からの供給電力を、電圧変換部に降圧させる。この場合、非昇圧切替手段は、第1の切替部をオフにし、第2の切替部をオンにする。従って、降圧された供給電力が第2の負荷群に与えられるが、第1の負荷群には与えられない。このとき、車載発電機からの供給電力が、電圧変換部によって降圧されることなく、負荷給電部を介して第1の負荷群に与えられる。
この結果、第2の負荷群に必要十分な電圧が印加されるため、第2の負荷群において大きな電力が無駄に消費されることが抑制される。
ところで、電圧変換部が昇圧も降圧も実行していない場合、非昇圧切替手段は、第1の切替部をオフにし、第2の切替部をオンにする。従って、車載発電機又はバッテリからの供給電力は、昇圧も降圧もされることなく、負荷給電部を介して第1の負荷群に与えられ、また、電圧変換部を介して第2の負荷群に与えられる。
以上のように、電圧変換部が昇圧している場合は、電圧変換部には第1の負荷群に係る電流が流れるが、第2の負荷群に係る電流は流れない。電圧変換部が降圧しているか、又は昇圧も降圧も実行していない場合は、電圧変換部には第2の負荷群に係る電流が流れるが、第1の負荷群に係る電流は流れない。一方、負荷給電部には第1の負荷群に係る電流が流れるが、第2の負荷群に係る電流は流れない。
従って、電圧変換部を構成する電気部品は、第1の負荷群に係る電流及び第2の負荷群に係る電流の何れか大きい方に対応する定格電流を有していればよい。一方、負荷給電部を構成する電気部品は、第1の負荷群に係る電流に対応する定格電流を有していればよい。
仮に、電圧変換部及び負荷給電部夫々に、第1の負荷群に係る電流及び第2の負荷群に係る電流が共に流れる場合、各部を構成する電気部品は、第1の負荷群に係る電流及び第2の負荷群に係る電流の和に対応する定格電流を有している必要がある。
第2発明にあっては、制御部が、昇圧開始手段、降圧開始手段、昇圧終了手段、及び降圧終了手段を有する。
検出手段は、バッテリの電圧を検出する。従って、制御部の外部に、バッテリの電圧を検出する電圧検出部を別途備えている必要がない。このため、車両電源制御装置を更に小型化することができる。
検出手段の検出結果が所定電圧V1 以下に達した場合、昇圧開始手段は、電圧変換部に、バッテリからの供給電力の昇圧を開始させる。また、昇圧開始後に、検出手段の検出結果が所定電圧V3 以上に達した場合、昇圧終了手段は、電圧変換部に、バッテリからの供給電力の昇圧を終了させる。
ここで、所定電圧V1 は、第1の負荷群に印加すべき最低電圧以上の電圧であり、所定電圧V3 は、所定電圧V1 以上の電圧である。
つまり、制御部は、スタータによるエンジンのクランキングが開始されることによってバッテリの電圧が所定電圧V1 以下になってから、スタータによるエンジンのクランキングが終了することによってバッテリの電圧が所定電圧V3 以上になるまでの間、バッテリからの供給電力を、電圧変換部に昇圧させることができる。
一方、検出手段の検出結果が所定電圧V2 以上に達した場合、降圧開始手段は、電圧変換部に、車載発電機からの供給電力の降圧を開始させる。また、降圧開始後に、検出手段の検出結果が所定電圧V4 以下に達した場合、降圧終了手段は、電圧変換部に、車載発電機からの供給電力の降圧を終了させる。
ここで、所定電圧V2 は、第2の負荷群に印加すべき最高電圧以下の電圧であり、所定電圧V4 は、所定電圧V2 以下の電圧である。
つまり、制御部は、バッテリの電圧が所定電圧V2 以上になってから、バッテリの電圧が所定電圧V4 以下になるまでの間、車載発電機からの供給電力を、電圧変換部に降圧させることができる。
しかも、所定電圧V1 は所定電圧V2 未満であるため、電圧変換部が供給電力を昇圧すべき場合と降圧すべき場合とが相矛盾することはない。
ここで、V1 =V3 (又はV2 =V4 )である場合、制御部には、昇圧(又は降圧)に関して1個の所定電圧V1 (又は所定電圧V2 )のみが予め設定してあればよい。このため、例えば、所定電圧を記憶させておくべきメモリの記憶容量を小さくすることができる。
一方、V1 ≠V3 (又はV2 ≠V4 )である場合、例えばバッテリの電圧の微小な変動によって、昇圧(又は降圧)の開始と終了とが短時間の間に無用に切り替わる不都合の発生を抑制することができる。
第3発明にあっては、車両電源制御装置が、判定手段を更に備える。
第2の負荷群は、例えば車両の運転者が手動で、又は何らかの条件(例えば車外の温度)に基づいて自動的に、オン/オフを切り替えることができるように構成されている。この場合、第2の負荷群がオン状態であれば、第2の負荷群を作動させるために、第2の負荷群へ給電する必要があるが、オフ状態であれば、第2の負荷群は作動しないため、第2の負荷群へ給電する必要はない。また、第2の負荷群へ給電する必要がないのであれば、バッテリの電圧が第2電圧以上である場合であっても、車載発電機からの供給電力を降圧する必要はない。
そこで、判定手段は、第2の負荷群への給電の要否を判定する。
判定手段が、第2の負荷群へ給電する必要がある、と判定した場合、制御部は、電圧変換部を制御することによって、バッテリの電圧が第1電圧以下であるときに供給電力を昇圧させ、バッテリの電圧が第2電圧以上であるときに供給電力を降圧させる。
一方、判定手段が、第2の負荷群へ給電する必要がない、と判定した場合、制御部は、電圧変換部を制御することによって、バッテリの電圧が第1電圧以下であるときに供給電力を昇圧させるが、バッテリの電圧が第2電圧以上であるときには敢えて供給電力を降圧させない。
このとき、第2の負荷群に不要の高電圧が印加されることはない。
仮に、第2の負荷群へ給電する必要がない場合に、電圧変換部に供給電力の降圧を行なわせるならば、供給電力を降圧させるべく電圧変換部を制御するために必要な電力が消費される分、無駄が生じ得る。
つまり、本発明の車両電源制御装置は、電圧変換部の制御を必要最小限に抑えることができ、このため、省エネルギに寄与することができる。
第4発明にあっては、第1の負荷群は、車載発電機又はバッテリからの供給電力を継続的に供与されるべき車載機器からなる。即ち、第1の負荷群は、エンジンのクランキング時にも給電されるべきものである。
また、第2の負荷群は、車載発電機又はバッテリからの供給電力の供与の一時的な停止が許容される車載機器からなる。即ち、第2の負荷群は、エンジンのクランキング時には給電されなくても特に問題はないものである。
つまり、本発明の車両電源制御装置は、2種類の負荷群夫々の性質に応じて、各負荷群に対し、適切に給電することができる。
本発明の車両電源制御装置による場合、エンジンのクランキング時(即ちバッテリから給電されている場合)及びエンジンの作動中(即ち車載発電機から給電されている場合)等の区別なく、第1及び第2の負荷群夫々に対して適切に給電することができる。
また、電圧変換部及び負荷給電部を、定格電流が小さい電気部品で構成することができる。ところで、定格電流が小さい電気部品は、一般に、定格電流が大きい電気部品に比べて、小型且つ安価である。従って、本発明の車両電源制御装置は、電圧変換部及び負荷給電部夫々を小型且つ安価に製造することができる。
更に、エンジンのクランキング時には使用されるが、エンジンの作動中には使用されない昇圧回路の機能と、エンジンの作動中には使用されるが、エンジンのクランキング時には使用されない降圧回路の機能とを、電圧変換部が兼ね備えることができる。このため、電圧変換部を備える本発明の車両電源制御装置は、昇圧回路及び降圧回路を共に備える車両電源制御装置に比べて、小型化することができる。
本発明の実施の形態に係る車両電源制御装置を搭載している車両の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る車両電源制御装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る車両が備えるバッテリの電圧の時間変化の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る車両が備える操作部に関するオン信号の出力のタイミングの一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る車両電源制御装置が備える昇圧用スイッチ及び降圧用スイッチのオン/オフのタイミングの一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る車両電源制御装置が備える第1の切替部及び第2の切替部のオン/オフのタイミングの一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る車両電源制御装置が備える出力端子及び出力端子群から出力される出力電圧の時間変化の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る車両電源制御装置で実行される昇降制御処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る車両電源制御装置で実行される昇降制御処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両電源制御装置2を搭載している車両1の概略構成を示すブロック図である。
車両1は、始動スイッチ10、スタータ11、エンジン12、オルタネータ(図中ALT)13、バッテリ14、車両電源制御装置2、第1の負荷群3、第2の負荷群4、及び操作部5を備えている。
車両1では、アイドリングストップが行なわれる。このために、エンジン12は、例えば車両1の一時停止が検出された場合に自動的に作動停止し、車両1が発車する際に再始動する。エンジン12は、スタータ11にクランキングされることによって、始動する。
スタータ11は電動モータを用いてなり、始動スイッチ10を介してバッテリ14に接続されている。アイドリングストップ中に、運転者による発進動作が検出された場合、始動スイッチ10は自動的にオンになる。この結果、バッテリ14からスタータ11へ給電され、給電されたスタータ11はエンジン12をクランキングする。エンジン12が始動すると、始動スイッチ10はオフになる。
オルタネータ13は、交流の車載発電機を用いてなり、内蔵の整流回路を介して、脈流を出力するよう構成されている。オルタネータ13は、エンジン12に連動して発電する。従って、オルタネータ13は、エンジン12が作動していない間(少なくとも、アイドリングストップ中)は発電しない。
オルタネータ13には、バッテリ14が直接的に接続されている。また、オルタネータ13には、車両電源制御装置2を介して、第1の負荷群3が接続されている。更に、オルタネータ13には、車両電源制御装置2及び操作部5を介して、第2の負荷群4が接続される。
このため、発電中のオルタネータ13は、バッテリ14を充電しつつ、車両電源制御装置2を介して第1の負荷群3へ給電する。また、オルタネータ13と第2の負荷群4に含まれている各車載機器とが接続されている場合に、発電中のオルタネータ13は、車両電源制御装置2及び操作部5を介して、第2の負荷群4の各車載機器へ給電する。
オルタネータ13の出力電圧は14Vであり、バッテリ14の開放電圧よりも高い。
バッテリ14は、鉛蓄電池を用いてなり、開放電圧は12.8V前後である。また、バッテリ14には、車両電源制御装置2を介して、第1の負荷群3が接続されている。更に、バッテリ14には、車両電源制御装置2及び操作部5を介して、第2の負荷群4が接続される。
オルタネータ13が発電していない場合、バッテリ14は、車両電源制御装置2を介して第1の負荷群3へ給電する。また、オルタネータ13が発電していない場合であって、バッテリ14と第2の負荷群4に含まれている各車載機器とが接続されているときに、バッテリ14は、車両電源制御装置2及び操作部5を介して、第2の負荷群4の各車載機器へ給電する。
バッテリ14の電圧は、オルタネータ13によって充電されているか否か、及び、第1及び第2の負荷群3,4に含まれている各車載機器の電力消費量等に応じて変動する。
始動スイッチ10がオンになっている場合、バッテリ14は、エンジン12をクランキングするスタータ11へ給電する。スタータ11の消費電力量は大きいため、スタータ11への給電中は、バッテリ14の電圧が大幅に低下する。
第1の負荷群3には、カーナビゲーションシステム(以下、ナビという)31、及びメータ32が含まれている。ナビ31及びメータ32夫々は、オルタネータ13又はバッテリ14からの供給電力を継続的に供与されるべき車載機器である。換言すれば、ナビ31及びメータ32夫々は、エンジン12のクランキング時にも十分に給電されるべき車載機器である。このような車載機器において電圧不足が生じると、車載機器の動作不良又は作動停止等によって、運転者の利便性を損ねたり、運転者に不快感を与えたりする虞がある。ただし、作動中のナビ31及びメータ32夫々に流れる電流は比較的小さい。従って、このような車載機器に不要の高電圧が印加されたとしても、大電力が消費されることはない。
第2の負荷群4には、リアウィンドデフォガ(以下、デフォガという)41、及びワイパデアイサ(以下、デアイサという)42が含まれている。デフォガ41及びデアイサ42夫々は、オルタネータ13又はバッテリ14からの供給電力の供与の一時的な停止が許容される車載機器である。換言すれば、デフォガ41及びデアイサ42夫々は、エンジン12をクランキングしている短時間(一般には数秒程度)の間であれば、給電されなくても特段の問題が生じない車載機器である。ただし、デフォガ41及びデアイサ42夫々に流れる電流は比較的大きい。従って、このような車載機器に不要の高電圧が印加されると、大電力が無駄に消費される。
操作部5は、操作スイッチ51,52を備えており、操作スイッチ51,52夫々のオン/オフを示す情報を後述する図2に示す制御部20へ出力するよう構成されている。本実施の形態では、操作スイッチ51,52の少なくとも一方がオンであることを示すオン信号が制御部20へ出力される場合を説明する。
操作スイッチ51(又は操作スイッチ52)は、デフォガ41(又はデアイサ42)を作動/作動停止させる場合に、運転者が手動でオン/オフするものである。なお、操作スイッチ51,52夫々は、例えば車外の温度に基づいて自動的にオン/オフになる構成でもよい。
車両電源制御装置2は、入力端子26、出力端子27、及び出力端子群28を備えている。
入力端子26は、オルタネータ13及びバッテリ14に直接的に接続されている。
出力端子27は、第1の負荷群3に直接的に接続されている。
出力端子群28は、操作部5を介して、第2の負荷群4に接続される。ただし、出力端子群28には、出力端子281,282が含まれており、出力端子281は、操作スイッチ51を介してデフォガ41に接続され、出力端子282は、操作スイッチ52を介してデアイサ42に接続される。
図2は、車両電源制御装置2の要部構成を示すブロック図である。
車両電源制御装置2は、1個のユニットであり、入力端子26、出力端子27、及び出力端子群28の他に、制御部20、電圧変換部21、平滑コイル22、第1の切替部23、第2の切替部24、及び負荷給電部25を備えている。
制御部20は、マイクロコンピュータを用いてなり、車両電源制御装置2の制御中枢として機能する。このために、制御部20は、図示しないRAMを作業領域として用い、図示しないROMに記憶されているコンピュータプログラム及びデータに従って装置各部の動作を制御し、各種処理を実行する。
また、制御部20は、バッテリ14に直接的に接続されており、バッテリ14から給電されつつ、バッテリ14の電圧を検出する。
更に、制御部20には、前述したように、操作部5からオン信号が入力される。制御部20にオン信号が入力されている場合、操作スイッチ51及び操作スイッチ52の両方、又は何れか一方がオンである。従って、第2の負荷群4へ給電する必要がある。逆に、制御部20にオン信号が入力されていない場合は、操作スイッチ51及び操作スイッチ52が共にオフである。従って、第2の負荷群4へ給電する必要はない。
故に、本実施の形態における制御部20は、第2の負荷群4全体への給電の要否を判定するが、これに限定されるものではない。例えば、制御部20は、第2の負荷群4に含まれているデフォガ41及びデアイサ42への給電の要否を個別に判定してもよい。このためには、例えば、操作部5は、操作スイッチ51のオン/オフを示す情報と、操作スイッチ52のオン/オフを示す情報とを個別に制御部20へ出力する。
電圧変換部21は、オルタネータ13若しくはバッテリ14からの供給電力の昇圧又は降圧を選択的に実行するものである。
このために、電圧変換部21の入力側は、入力端子26に接続されており、電圧変換部21の出力側は、平滑コイル22の入力側に接続されている。
また、電圧変換部21は、夫々トランジスタを用いてなる昇圧用スイッチ211及び降圧用スイッチ212と、昇圧用ダイオード213及び降圧用ダイオード214と、インダクタ215と、キャパシタ216とを備えている。
更に詳細には、電圧変換部21の入力側から出力側へは、降圧用スイッチ212、インダクタ215、及び昇圧用ダイオード213がこの順に直列接続されており、降圧用スイッチ212とインダクタ215との間、インダクタ215と昇圧用ダイオード213との間、及び昇圧用ダイオード213の出力側には、降圧用ダイオード214の高圧側、昇圧用スイッチ211の高圧側、及びキャパシタ216の高圧側が接続されている。降圧用ダイオード214、昇圧用スイッチ211、及びキャパシタ216夫々の低圧側は、接地端子に接続されている。
昇圧用スイッチ211及び降圧用スイッチ212は、制御部20によって個別にオン/オフ制御される。
具体的には、供給電力を昇圧する場合、制御部20は、昇圧用スイッチ211に対してPWM(Pulse Width Modulation )によるチョッパ制御を行ないつつ、降圧用スイッチ212をオン状態で維持する。また、供給電力を降圧する場合、制御部20は、降圧用スイッチ212に対してPWMによるチョッパ制御(以下、PWM駆動という)を行ないつつ、昇圧用スイッチ211をオフ状態で維持する。PWM駆動を行なうために、制御部20には、第1及び第2の負荷群3,4夫々に印加すべき目標電圧Vo1,Vo2が予め与えられている。
一方、供給電力を昇圧も降圧もしない場合、制御部20は、昇圧用スイッチ211をオフ状態で維持し、且つ、降圧用スイッチ212をオン状態で維持する。
降圧用スイッチ212をオン状態で維持したまま昇圧用スイッチ211に対してPWM駆動を行なうことによって、電圧変換部21の昇圧用スイッチ211、昇圧用ダイオード213、インダクタ215、及びキャパシタ216は、昇圧回路として機能する。
また、昇圧用スイッチ211をオフ状態で維持したまま降圧用スイッチ212に対してPWM駆動を行なうことによって、電圧変換部21の降圧用スイッチ212、降圧用ダイオード214、インダクタ215、及びキャパシタ216は、降圧回路として機能する。
つまり、電圧変換部21は、昇圧回路として機能する場合と降圧回路として機能する場合とでインダクタ215及びキャパシタ216が共用されている分、昇圧回路と降圧回路とを個別に備える場合に比べて、小型である。
平滑コイル22は、電圧変換部21から出力された供給電力を平滑する。平滑コイルの出力側には、第1及び第2の切替部23,24の入力側が接続されている。
第1の切替部23は、平滑コイル22から出力された供給電力(換言すれば、平滑コイル22を介して電圧変換部21から出力された出力電力)の第1の負荷群3への供給のオン/オフを切り替えるものである。
このために、第1の切替部23の出力側は、出力端子27に接続されている。
更に詳細には、第1の切替部23は、リレー231を用いてなり、リレー231(延いては第1の切替部23)は、制御部20によってオン/オフ制御される。本実施の形態における制御部20は、リレー231に通電する(又はリレー231に対する通電を停止する)ことによって、第1の切替部23をオン(又はオフ)にする。
供給電力を昇圧する場合、制御部20は、第1の切替部23をオン状態で維持する。この結果、電圧変換部21から出力された出力電力(即ち、昇圧された供給電力)が、出力端子27を介して、第1の負荷群3に与えられる。
供給電力を降圧する場合、制御部20は、第1の切替部23をオフ状態で維持する。この結果、電圧変換部21から出力された出力電力(即ち、降圧された供給電力)が、出力端子27を介して、第1の負荷群3に与えられることはない。
供給電力を昇圧も降圧もしない場合、制御部20は、第1の切替部23をオフ状態で維持する。この結果、電圧変換部21から出力された出力電力が、出力端子27を介して、第1の負荷群3に与えられることはない。
第2の切替部24は、平滑コイル22から出力された供給電力の第2の負荷群4への供給のオン/オフを切り替えるものである。
このために、第2の切替部24の出力側は、出力端子群28に接続されている。
更に詳細には、第2の切替部24は、リレー241,242を用いてなり、リレー241(又はリレー242)の出力側が、出力端子281(又は出力端子282)に接続されている。また、リレー241,242夫々は、リレー231の場合と同様にして、制御部20によってオン/オフ制御される。
本実施の形態では、リレー241及びリレー242は共にオン/オフされるため、以下では、リレー241,242のオン/オフを、第2の切替部24のオン/オフという。
第2の負荷群4へ給電する必要がない場合、制御部20は、第2の切替部24をオフ状態で維持する。この結果、電圧変換部21から出力された出力電力が、出力端子群28を介して、第2の負荷群4に与えられることはない。
第2の負荷群4へ給電する必要がある場合であって、供給電力を昇圧するとき、制御部20は、第2の切替部24をオフ状態で維持する。この結果、電圧変換部21から出力された出力電力(即ち、昇圧された供給電力)が、出力端子群28を介して、第2の負荷群4に与えられることはない。
第2の負荷群4へ給電する必要がある場合であって、供給電力を降圧するとき、制御部20は、第2の切替部24をオン状態で維持する。この結果、電圧変換部21から出力された出力電力(即ち、降圧された供給電力)が、出力端子群28を介して、第2の負荷群4に与えられる。
第2の負荷群4へ給電する必要がある場合であって、供給電力を昇圧も降圧もしないとき、制御部20は、第2の切替部24をオン状態で維持する。この結果、電圧変換部21から出力された出力電力(即ち、昇圧も降圧もされていない供給電力)が、出力端子群28を介して、第2の負荷群4に与えられる。
なお、リレー241及びリレー242は、個別にオン/オフされる構成でもよい。このために、制御部20は、第2の負荷群4に含まれているデフォガ41及びデアイサ42への給電の要否を個別に判定する。
負荷給電部25は、オルタネータ13又はバッテリ14からの供給電力を、電圧変換部21を迂回して第1の負荷群3に与えるためのものである。
このために、負荷給電部25の入力側は、入力端子26に直接的に接続されており、負荷給電部25の出力側は、出力端子27に直接的に接続されている。従って、電圧変換部21から出力された出力電力、又は平滑コイル22から出力された供給電力が負荷給電部25に入力されることはない。また、負荷給電部25に対する供給電力の入出力が、第1の切替部23又は第2の切替部24によってオン/オフされることはない。
負荷給電部25は、ダイオードを用いてなる。入力端子26を介して負荷給電部25に与えられた供給電力は、略そのまま(多少降圧されて)、出力端子27を介して第1の負荷群3に与えられる。
ところで、電圧変換部21が昇圧している場合、電圧変換部21、平滑コイル22、及び第1の切替部23には、第1の負荷群3に係る電流が流れ、第2の負荷群4に係る電流は流れない。また、第2の切替部24及び負荷給電部25には電流は流れない。
一方、電圧変換部21が降圧している場合、又は、降圧も昇圧もしていない場合、電圧変換部21、平滑コイル22、及び第2の切替部24には、第2の負荷群4に係る電流が流れ、第1の負荷群3に係る電流は流れない。また、負荷給電部25には、第1の負荷群3に係る電流が流れ、第2の負荷群4に係る電流は流れない。更に、第1の切替部23には電流は流れない。
従って、電圧変換部21を構成する昇圧用スイッチ211、降圧用スイッチ212、昇圧用ダイオード213、降圧用ダイオード214、インダクタ215、及びキャパシタ216と、平滑コイル22とは、夫々が、第1の負荷群3に係る電流及び第2の負荷群4に係る電流の何れか大きい方に対応する定格電流を有していればよい。
また、第1の切替部23を構成するリレー231と負荷給電部25を構成するダイオードとは、夫々が、第1の負荷群3に係る電流に対応する定格電流を有していればよい。
更に、第2の切替部24を構成するリレー241及びリレー242は、夫々が、第2の負荷群4に係る電流に対応する定格電流を有していればよい。
図3は、バッテリ14の電圧の時間変化の一例を示すタイミングチャートであり、縦軸は、バッテリ14の電圧VB を示している。
また、図4は、操作部5に関するオン信号の出力のタイミングの一例を示すタイミングチャートであり、縦軸は、オン信号の出力(図中「オン」)/出力停止(図中「オフ」)を示している。
図5A及び図5Bは、昇圧用スイッチ211及び降圧用スイッチ212のオン/オフのタイミングの一例を示すタイミングチャートであり、縦軸は、各スイッチ211,212のオン/オフを示している。
図6A及び図6Bは、第1の切替部23及び第2の切替部24のオン/オフのタイミングの一例を示すタイミングチャートである。縦軸は、各切替部23,24のオン/オフを示している。
図7A及び図7Bは、出力端子27及び出力端子群28から出力される出力電圧の時間変化の一例を示すタイミングチャートであり、縦軸は、出力端子27及び出力端子群28から出力される出力電圧V27及び出力電圧V28を示している。出力電圧V27及び出力電圧V28の上下変動は、第1の負荷群3及び第2の負荷群4に印加される電圧の上下変動に対応する。
図3〜図7夫々の横軸は、時刻tを示しており、時刻t0 <時刻t1 <…<時刻t7 である。
車両1は、時刻t0 以前から時刻t1 までアイドリングストップしている。
時刻t1 の時点で、始動スイッチ10がオンになり、時刻t1 以降、時刻t3 まで、スタータ11によってエンジン12がクランキングされる。そして、時刻t3 の時点でエンジン12が始動する。即ち、時刻t3 以降、エンジン12は作動している。このため、オルタネータ13は、時刻t3 までは発電しておらず、時刻t3 以降は発電している。また、時刻t3 の時点で、始動スイッチ10がオフになる。
図3に示すように、バッテリ14の電圧VB は、時刻t1 まで略一定であり、このときの電圧VB は、第1の負荷群3に印加すべき最低電圧を適度に上回る電圧である。
ところが、時刻t1 以降、時刻t3 まで、バッテリ14からスタータ11へ給電されるため、バッテリ14の電圧VB は低下し、時刻t2 の時点で、所定電圧VBa以下になる。ここで、所定電圧VBaは、第1の負荷群3に印加すべき最低電圧以上の適宜の電圧である。即ち、所定電圧VBaは、本発明の実施の形態における所定電圧V1 に相当する。
次に、時刻t3 の時点で、スタータ11への給電が終了し、更に、オルタネータ13が発電を開始するため、バッテリ14の電圧VB は上昇する。そして、時刻t4 の時点で、所定電圧VBb以上になる。ここで、所定電圧VBbは、所定電圧VBaより高い適宜の電圧である。所定電圧VBbは、本発明の実施の形態における所定電圧V3 に相当する。なお、V3 =V1 でもよい。
時刻t4 の時点以降、バッテリ14の電圧VB は更に上昇し、時刻t5 の時点で、所定電圧VBc以上になる。ここで、所定電圧VBcは、第2の負荷群4に印加すべき最高電圧以下の適宜の電圧であり、所定電圧VBaより高い。所定電圧VBcは、本発明の実施の形態における所定電圧V2 に相当する。ただし、本実施の形態では、所定電圧V4 は所定電圧V2 に等しい。なお、V4 <V2 でもよい。即ち、所定電圧V1 ,V2 ,V3 ,V4 は、V1 ≦V3 <V4 ≦V2 という大小関係が成立するように設定される。
時刻t5 の時点以降、バッテリ14の電圧VB は、暫く上昇し続け、次に、所定電圧VBcを超過した状態で、車両の走行状態に応じて変動し、ここでは、やがて低下し始める。そして、時刻t6 の時点で、所定電圧VBc以下になる。
時刻t7 は、運転者が操作スイッチ51,52を全てオフにした時点である。このため、図4に示すように、操作部5は、時刻t7 までオン信号を出力し続け、時刻t7 以降はオン信号を出力しない。つまり、第2の負荷群4へは、時刻t7 まで給電する必要があり、時刻t7 以降は給電する必要がない。何故ならば、時刻t7 までは第2の負荷群4が作動し、時刻t7 以降は作動しないからである。
図5Aに示すように、昇圧用スイッチ211は、時刻t2 までオフであり、時刻t2 以降、時刻t4 までPWM駆動によってオン/オフされ、時刻t4 以降はオフである。また、図6Aに示すように、第1の切替部23は、時刻t2 までオフであり、時刻t2 以降、時刻t4 までオンであり、時刻t4 以降はオフである。
図5Bに示すように、昇圧用スイッチ211は、時刻t5 までオンであり、時刻t5 以降、時刻t6 までPWM駆動によってオン/オフされ、時刻t6 以降はオンである。また、図6Bに示すように、第2の切替部24は、時刻t2 までオンであり、時刻t2 以降、時刻t4 までオフであり、時刻t4 以降、時刻t7 までオンであり、時刻t7 以降はオフである。
即ち、電圧変換部21は、時刻t2 以降、時刻t4 まで昇圧回路として機能し、時刻t5 以降、時刻t6 まで降圧回路として機能する。
図7Aに示すように、出力端子27から出力される出力電圧V27は、時刻t1 までは一定であり、時刻t1 以降、時刻t2 までは一時的に低下するが、時刻t2 以降は昇圧によって上昇し、やがて一定になる。また、出力電圧V27は、時刻t4 以降は上昇するが、時刻t5 以降は一定になる。
以上の結果、第1の負荷群3には、時刻t2 まで、昇圧も降圧もされていない供給電力が与えられ、時刻t2 以降、時刻t4 まで、昇圧された供給電力が与えられ、時刻t4 以降、昇圧も降圧もされていない供給電力が与えられる。
第1の負荷群3に印加される電圧は、出力電圧V27の変動に応じて変動する。ただし、第1の負荷群3には、第1の負荷群3が作動するために必要十分な電圧が常に印加され、第1の負荷群3が作動するために必要な最低電圧を下回ることはない。
図7Bに示すように、出力端子群28から出力される出力電圧V28は、時刻t1 までは一定であり、時刻t1 以降、時刻t2 までは一時的に低下する。また、時刻t2 以降、時刻t4 までは、出力電圧V28は“0”である。更に、出力電圧V28は、時刻t4 以降は上昇するが、時刻t5 以降、時刻t6 までは、電圧変換部21の降圧動作によって一定になる。この後、出力電圧V28は、時刻t6 以降は低下するが、時刻t7 以降は“0”である。
以上の結果、第2の負荷群4には、時刻t2 まで、昇圧も降圧もされていない供給電力が与えられ、時刻t2 以降、時刻t4 まで、供給電力が与えられず、時刻t4 以降、時刻t5 まで、昇圧も降圧もされていない供給電力が与えられる。更に、第2の負荷群4には、時刻t5 以降、時刻t6 まで、降圧された供給電力が与えられ、時刻t6 以降、時刻t7 まで、昇圧も降圧もされていない供給電力が与えられ、時刻t7 以降、供給電力は与えられない。
時刻t2 まで、及び、時刻t4 以降、時刻t7 まで、第2の負荷群4に印加される電圧は、出力電圧V28の変動に応じて変動する。ただし、第2の負荷群4には、第2の負荷群4が作動するために必要十分な電圧が常に印加され、不要の高電圧が印加されることはない。
時刻t2 以降、時刻t4 までは、エンジン12のクランキング中であり、時刻t7 以降は、第2の負荷群4は作動しないため、第2の負荷群4に電圧が印加されなくても問題はない。
図8及び図9は、車両電源制御装置2で実行される昇降制御処理の手順を示すフローチャートである。昇降制御処理は、始動スイッチ10に付設されている図示しないアクセサリスイッチがオンである場合に実行される。
図8に示すように、制御部20は、まず、降圧用スイッチ212をオンにし(S11)、昇圧用スイッチ211をオフにし(S12)、第1の切替部23をオフにし(S13)、第2の切替部24をオンにする(S14)。S13及びS14を共に実行する制御部20は、本発明の実施の形態における非昇圧切替手段として機能する。
次いで、制御部20は、バッテリ14の電圧VB を検出する(S15)。
更に、制御部20は、S15で検出した電圧VB が所定電圧VBa以下であるか否かを判定する(S16)。
VB ≦VBaである場合(S16でYES)、制御部20は、第2の切替部24をオフにし(S17)、第1の切替部23をオンにする(S18)。S17及びS18を実行する制御部20は、本発明の実施の形態における昇圧時切替手段として機能する。
更に、制御部20は、S15で検出した電圧VB と、第1の負荷群3に印加すべき目標電圧Vo1とに基づいてDuty比αを演算し(S19)、演算したDuty比αを用いて、昇圧用スイッチ211に対してPWM駆動を行なう(S20)。
ここで、S19で演算すべきDuty比αは、次の式(1)に従う。
α=1−VB /Vo1…(1)
S16でYESと判定された後、S19及びS20の処理を実行することによって、制御部20は、本発明の実施の形態における昇圧開始手段として機能する。
次いで、制御部20は、バッテリ14の電圧VB を検出し(S21)、検出した電圧VB が所定電圧VBb以上であるか否かを判定する(S22)。
VB <VBbである場合(S22でNO)、制御部20は、処理をS19へ戻す。この後、S19の処理を実行する際に、制御部20は、S21で検出した電圧VB を用いる。
以上の結果、第1の負荷群3には、昇圧された供給電力が与えられ、第2の負荷群4には、供給電力は与えられない。
VB ≧VBbである場合(S22でYES)、制御部20は、処理をS12へ戻す。
S22でYESの場合にS12の処理を実行することによって、制御部20は、本発明の実施の形態における昇圧終了手段として機能する。
一方、VB >VBaである場合(S16でNO)、図9に示すように、制御部20は、S15で検出した電圧VB が所定電圧VBc以上であるか否かを判定する(S31)。
VB <VBcである場合(S31でNO)、制御部20は、操作部5からオン信号が入力されているか否かを判定し(S32)、入力されている場合(S32でYES)、処理をS14へ戻す。
以上の結果、第1及び第2の負荷群3,4には、昇圧も降圧もされていない供給電力が与えられる。
操作部5からオン信号が入力されていない場合(S32でNO)、制御部20は、第2の切替部24をオフにし(S33)、処理をS15へ戻す。
S32を実行する制御部20は、本発明の実施の形態における判定手段として機能する。
以上の結果、第1の負荷群3には、昇圧も降圧もされていない供給電力が与えられ、第2の負荷群4には、供給電力は与えられない。
VB ≧VBcである場合(S31でYES)、制御部20は、操作部5からオン信号が入力されているか否かを判定し(S34)、入力されていない場合(S34でNO)、処理をS33へ移す。
S34を実行する制御部20は、本発明の実施の形態における判定手段として機能する。
以上の結果、第1の負荷群3には、昇圧も降圧もされていない供給電力が与えられ、第2の負荷群4には、供給電力は与えられない。また、オルタネータ13からの供給電力が電圧変換部21によって降圧されることもない。
操作部5からオン信号が入力されている場合(S34でYES)、制御部20は、S15で検出した電圧VB と、第2の負荷群4に印加すべき目標電圧Vo2とに基づいてDuty比βを演算し(S35)、演算したDuty比βを用いて、降圧用スイッチ212に対してPWM駆動を行なう(S36)。
ここで、S35で演算すべきDuty比βは、次の式(2)に従う。
β=Vo2/VB …(2)
S31及びS34でYESと判定された後、S35及びS36の処理を実行することによって、制御部20は、本発明の実施の形態における降圧開始手段として機能する。
次いで、制御部20は、バッテリ14の電圧VB を検出し(S37)、検出した電圧VB が所定電圧VBc以下であるか否かを判定する(S38)。
VB >VBcである場合(S38でNO)、制御部20は、処理をS35へ戻す。この後、S35の処理を実行する際に、制御部20は、S37で検出した電圧VB を用いる。
以上の結果、第2の負荷群3には、降圧された供給電力が与えられ、第1の負荷群3には、昇圧も降圧もされていない供給電力が与えられる。
VB ≦VBcである場合(S38でYES)、制御部20は、処理をS11へリターンする。
S38でYESの場合にS11の処理を実行することによって、制御部20は、本発明の実施の形態における降圧終了手段として機能する。
ここで、S15、S21、及びS37を実行する制御部20は、本発明の実施の形態における検出手段として機能する。
以上のような車両電源制御装置2は、オルタネータ13又はバッテリ14からの供給電力を適切に昇降制御して、第1及び第2の負荷群3,4に与えることができる。
例えば、図8に示す昇降制御処理のS17〜S22が実行されることによって、第1の負荷群3に印加される電圧の不足を抑制することができる。従って、第1の負荷群3の動作不良又は作動停止等の不都合が発生することを抑制することができる。このとき、第2の負荷群4には給電されないが、このことによって運転者の利便性が悪化する虞はない。
また、図9に示す昇降制御処理のS35〜S38が実行されることによって、第2の負荷群4に過剰な電圧が印加されないようにすることができる。従って、第2の負荷群4に係る消費電力の無用な増大を抑制することができる。
更に、車両電源制御装置2を構成する各電気部品は、第1の負荷群3に係る電流及び第2の負荷群4に係る電流の何れか一方に対応する定格電流を有していればよく、両方の和に対応する定格電流を有している必要はない。しかも、電圧変換部21が、昇圧回路の機能と降圧回路の機能とを兼ね備えている。このため、第1の負荷群3用の昇圧回路を有する電源系統と、第2の負荷群4用の降圧回路を有する電源系統とを個別に設ける必要がない。
従って、車両電源制御装置2は、小型且つ安価に製造することができる。
更にまた、S32又はS34でNOの場合、即ち、第2の負荷群4へ給電する必要がない場合、オルタネータ13からの供給電力が降圧されることはなく、また、第2の切替部24から供給電圧が出力されることはない。従って、降圧用スイッチ212及び第2の切替部24を制御するために必要な電力が無駄に消費されることを抑制することができる。なお、S32又はS34でNOの場合、制御部20は、第2の切替部24のみならず、降圧用スイッチ212もオフにしてよい。この後、制御部20は、第1の切替部23又は第2の切替部24をオンにするときに、降圧用スイッチ212もオンにすればよい。
更に、制御部20は、S32の処理において、デフォガ41(又はデアイサ42)に係るオン信号が入力されていない場合に、S33の処理において、リレー241(又はリレー242)をオフにし、S32の処理において、デフォガ41(又はデアイサ42)に係るオン信号が入力されている場合に、S14の処理において、リレー241(又はリレー242)をオンにする構成でもよい。
更にまた、制御部20は、S34の処理において、デフォガ41及びデアイサ42の両方に係るオン信号が入力されていない場合に、処理をS33へ移して、リレー241及びリレー242を共にオフにする構成でもよい。このように構成されている制御部20は、S34の処理において、デフォガ41及び/又はデアイサ42にオン信号が入力されている場合に、オン信号が入力されているデフォガ41及び/又はデアイサ42に対応するリレー241及び/又はリレー242をオンにし、オン信号が入力されていないデフォガ41又はデアイサ42に対応するリレー241又はリレー242をオフにした上で、S35以降の処理を実行すればよい。
つまり、デフォガ41及びデアイサ42への給電の要否を個別に判定する場合には、操作スイッチ51,52の少なくとも一方がオンであれば、オンである操作スイッチ51,52に直結しているリレー241,242がオンにされる。このとき、操作スイッチ51,52の少なくとも一方がオフであれば、オフである操作スイッチ51,52に直結しているリレー241,242がオフにされる。更に、バッテリ14の電圧VB が所定電圧VBc以上である間、電圧変換部21が降圧する。
また、この場合には、操作スイッチ51,52が共にオフであれば、リレー241及びリレー242も共にオフにされ、且つ、バッテリ14の電圧VB の高低に拘らず、電圧変換部21が降圧することはない。
以上のような場合、電力の無駄な消費を更に抑制することができる。
なお、車両1は、操作部5を備えていない構成でもよい。この場合、例えば車外の温度の検出結果が制御部20に与えられ、制御部20は、与えられた検出結果の高低に基づいて、第2の負荷群4への給電の要否を判定する。そして、第2の負荷群4へ給電する必要がある場合、制御部20は、第2の切替部24をオンにし、必要ない場合にはオフにする。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
また、本発明の効果がある限りにおいて、車両電源制御装置2に、実施の形態に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
12 エンジン
13 オルタネータ(車載発電機)
14 バッテリ
2 車両電源制御装置
20 制御部(昇圧時切替手段,非昇圧切替手段,検出手段,昇圧開始手段,降圧開始手段,昇圧終了手段,降圧終了手段,判定手段)
21 電圧変換部
23 第1の切替部
24 第2の切替部
25 負荷給電部
3 第1の負荷群
4 第2の負荷群

Claims (4)

  1. エンジンに連動する車載発電機、又は該車載発電機によって充電されるバッテリから供給された供給電力の電圧を昇降制御して第1及び第2の負荷群に与えるための車両電源制御装置であって、
    前記供給電力の電圧の昇圧又は降圧を選択的に実行する電圧変換部と、
    該電圧変換部から出力された出力電力の第1及び第2の負荷群への供給のオン/オフを切り替える第1及び第2の切替部と、
    前記供給電力を、前記電圧変換部を迂回して第1の負荷群に与えるための負荷給電部と、
    前記バッテリの電圧が第1電圧以下である場合に前記電圧変換部に前記供給電力の電圧を昇圧させ、前記バッテリの電圧が第2電圧以上である場合に前記電圧変換部に前記供給電力の電圧を降圧させる制御部と、
    該制御部が前記電圧変換部に前記供給電力の電圧を昇圧させる場合に、前記第1の切替部をオンにし、前記第2の切替部をオフにする昇圧時切替手段と、
    前記場合を除いて、前記第1の切替部をオフにし、前記第2の切替部をオンにする非昇圧切替手段と
    を備えることを特徴とする車両電源制御装置。
  2. 前記制御部は、
    前記バッテリの電圧を検出する検出手段と、
    該検出手段の検出結果が、前記第1の負荷群に印加すべき最低電圧以上のV1 以下に達した場合に、前記電圧変換部に昇圧を開始させる昇圧開始手段と、
    前記検出結果が、前記第2の負荷群に印加すべき最高電圧以下のV2 (V2 >V1 )以上に達した場合に、前記電圧変換部に降圧を開始させる降圧開始手段と、
    昇圧開始後、前記検出結果が、V3 (V1 ≦V3 <V2 )以上に達した場合に、前記電圧変換部に昇圧を終了させる昇圧終了手段と、
    降圧開始後、前記検出結果が、V4 (V3 <V4 ≦V2 )以下に達した場合に、前記電圧変換部に降圧を終了させる降圧終了手段と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の車両電源制御装置。
  3. 前記第2の負荷群への給電の要否を判定する判定手段を更に備え、
    前記判定手段が否と判定した場合、前記制御部は、前記電圧変換部に前記供給電力の電圧の降圧を行なわせないようにしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両電源制御装置。
  4. 前記第1の負荷群は、前記供給電力を継続的に供与されるべき車載機器からなり、
    前記第2の負荷群は、前記供給電力の供与の一時的な停止が許容される車載機器からなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の車両電源制御装置。
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