JP5477095B2 - 情報処理システム、装置、方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、装置、方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、アクセス処理に応じて情報提供を行なう情報処理技術に関する。
ユーザがネットワークに接続されたコンピュータを操作して、このコンピュータを自ネットワーク内もしくは外部のネットワークにあるサーバやデータベースにアクセスさせることにより、情報を取得する作業を行なうことがある。そのような作業において、コンピュータが行なうアクセスに応じて、コンピュータがユーザに対して情報提供を行なうことが知られている。
例えば、特許文献1には、同一のユーザ単位もしくはセッション単位においてアクセスされた複数の情報同士を関連付け、関連付けられた複数の情報の何れかが要求された際に、その要求された情報に関連付けられた他の情報または他の情報へのアクセス手段を提供する旨が記載されている。
特開2009−80598号公報
しかし、特許文献1記載の技術においては、同一のユーザ単位もしくはセッション単位において取得した情報同士を関連付けるため、同一ユーザが、同一セッション内であったとしても異なる複数の作業を行なった場合、関連付けられた情報同士が、その情報を取得する作業の対象が同一であるという関連性を有しないことが考えられる。その場合、関連付けられた複数の情報の何れかが要求された際に、提供される情報は、その情報を取得した作業の目的が同一であるという関連性を有しないものを含んでしまう。
本願においては、行なわれたアクセスに関連する情報の提供において、対象が異なる作業に基づいたアクセスによって取得された情報同士を関連付けて蓄積することの抑制を目的とする。
第1の案では、指定されたアクセス先へのアクセス処理を行なうアクセス手段と、前記アクセス先のアドレスを取得する取得手段と、取得した前記アドレスが予め識別情報を与えられた複数のアドレスのいずれかに該当する場合に、該当した前記アドレスと、該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、該当の前記アドレスに与えられた識別情報に関連付けて記憶する記憶手段と、前記取得手段が取得した前記アドレスと同じアドレスと関連付けられて前記記憶手段に記憶した前記識別情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶されたアドレスを抽出して出力する出力手段とを含むことを特徴とする情報処理システムを用いる。
第2の案では、指定されたアクセス先へのアクセス処理を行なうアクセス手段と、前記アクセス先のアドレスを取得する取得手段と、取得した前記アドレスが予め識別情報を与えられた複数のアドレスのいずれかに該当する場合に、該当した前記アドレスと、該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、該当の前記アドレスに与えられた識別情報に関連付けて記憶する記憶手段と、前記取得手段が取得した前記アドレスと同じアドレスと関連付けられて前記記憶手段に記憶した前記識別情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶されたアドレスを抽出して出力する出力手段とを含むことを特徴とする情報処理装置を用いる。
第3の案では、指定されたアクセス先へのアクセス処理を行なうアクセス手段、前記アクセス先のアドレスを取得する取得手段、取得した前記アドレスが予め識別情報を与えられた複数のアドレスのいずれかに該当する場合に、該当した前記アドレスと、該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、該当の前記アドレスに与えられた識別情報に関連付けて記憶する記憶手段、前記取得手段が取得した前記アドレスと同じアドレスと関連付けられて前記記憶手段に記憶した前記識別情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶されたアドレスを抽出して出力する出力手段としてコンピュータを機能させる情報処理プログラムを用いる。
本発明によって、行なわれたアクセスに関連する情報の提供において、対象が異なる作業に基づいたアクセスによって取得された情報同士を関連付けて蓄積することが抑制される。
本実施形態の構成例 システム1の装置配置例 本実施形態の処理フロー アクセス処理と保持される識別情報との時系列での対応 記憶部15に記憶されるデータの形式例 集計部23、記憶部21を含めた本実施形態の構成例 インシデント処理のフロー アクセスに応じた関連するアドレスを提供するフロー アドレスを取得するフロー アドレスをインシデントIDと関連付けて記憶するフロー 記憶部15に記憶されるデータ形式の例 記憶部15に記憶されるデータ形式の例 アドレスを抽出する処理のフロー アドレスを抽出する処理のフロー インシデントID入力画面の例 取得部13が取得したアドレスの例 インシデントIDを取得するフロー 表示画面例 学習処理のフロー 記憶部21に記憶するデータ形式の例 記憶部21に記憶するデータ形式の例 複数のアドレスに基づいた抽出の例 端末装置1bの装置構成例 記憶装置1aの装置構成例
ユーザがコンピュータなどを操作して情報を取得する作業において、ユーザはその作業の対象とするものを何かしら設定し、その対象に沿った情報を収集しようとするため、同一の対象について行なわれた操作に基づいて得られた情報同士は、その情報取得作業の対象が同一であるという点で関連している。
例えば、ある対象について情報を取得する作業において、アクセス先を直接指定して情報を取得した場合、その情報が対象に沿う情報であるとユーザが認識していると考えられ、取得した情報は作業の対象と関連していると考えられる。
さらに、検索エンジンを用いて情報を取得した場合も、ユーザは作業の対象に沿ったキーワードなどを設定し、そのキーワードを含む情報のアクセス先を検索エンジンから入手するため、そのアクセス先にアクセスして取得する情報は、作業の対象に関連していると考えられる。
以下に、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
[本実施形態の構成]
図1に本実施形態のシステム1の構成を示す。
システム1は、11は記憶部であり、12はアクセス部であり、13は取得部であり、14は保持部であり、15は記憶部であり、16は関連付け部であり、17は抽出部であり、18は出力部であり、24は入力部である。また、2は他のシステムを示しており、3はネットワークを示している。他のシステム2はネットワーク3を介して通信可能である。
記憶部11は、ユーザがシステムに含まれる端末装置を用いて行なう作業についての記録を作業の案件ごとに記憶している。また、作業の記録以外にも、作業に関連する情報を記憶していても良い。
記憶部11に記憶された作業についての記録は、案件ごとに、識別情報、作業の対象を示す情報、作業経過を示す情報、作業結果を示す情報、作業が終了しているかを示す情報などを含むことが考えられる。また、記憶部11に記憶された情報は、アクセス部12のアクセス処理により、作成、参照、編集することが可能である。
アクセス部12は、通信機能を有し、入力部24から指示により自システム又は他のシステム内の装置にアクセスして、情報を取得する。点線は読み出しの制御を行なうことを示しており、実線は読み出したデータを取得することを示している。
なお、図示しないが、記憶部11は、システム1に含まれずに、外部のシステムに含まれ、アクセス部12にネットワークを介してアクセスされるように構成しても良い。
取得部13は、アクセス部12がアクセス処理を行なったアクセス先を示す情報(以下、単にアドレスとする)を取得する。アドレスは、アクセス部が取得する情報が格納されている場所を表し、例えば取得する情報がwebページであれば、URLなどの情報、データベースに格納されたファイルなどであれば、ファイルへのパスとすることができる。
保持部14は、予め定められた複数のアドレス(以下、所定のアドレス群)に一意に与えられる識別情報を保持し、取得部13が取得したアドレスが、所定のアドレス群のどれかであった場合に、取得したアドレスに与えられている識別情報を取得して、保持する識別情報を更新する。取得部13が取得したアドレスが、所定のアドレス群に含まれない場合は、その時点ですでに保持している識別情報を引き続き保持する。
所定のアドレスに識別情報が予め対応付けられており、例えば、所定のアドレス群として、記憶部11に記憶された作業の案件ごとの記録を示すアドレスが考えられる。その場合、所定のアドレス群に含まれるアドレスへのアクセスにより、そのアドレスに記憶された作業の案件の記録が参照されることになる。所定のアドレス群に含まれるアドレスのそれぞれに与えられた識別情報により、それぞれのアドレスに記憶された記録の案件を識別できる。
識別情報の取得は、例えば、所定のアドレス群に含まれるアドレスに予め識別情報を含めておき、取得部13が取得したアドレスから識別番号を抽出するなどして行なっても良い。アドレスに識別番号を含めるには、アドレスの末尾を識別番号とするなどと決めておけば良い。他にも、所定のアドレス群に含まれるアドレスに記憶される情報に、予め識別情報の更新の指示を含ませても良い。
記憶部15は、アドレス及び識別情報などの情報を記憶する機能を有する。
関連付け部16は、取得部13が取得したアドレスと、保持部14が保持している識別情報とを関連付けて記憶部15に記憶させる処理を行なう。点線は読み出しの制御を行なうことを表し、実線はデータの流れを表す。
抽出部17は、取得部13が取得したアドレスに応じて、記憶部15からアドレスを抽出する処理を行なう。例えば、記憶部15から、取得部13が取得したアドレスと同じアクセス先を示すアドレスについて、関連付けられている識別情報が同一であるアドレスを抽出するなどの処理を行なう。点線は記憶部15の読み出しの制御を示しており、実線はアドレスなどのデータの流れを示している。
また、関連付け部16と抽出部17の処理として、関連付け部16が、アドレスを記憶させる際に、保持部14が保持している識別情報を参照し、その識別情報で互いを関連付けているアドレス群と、取得したアドレスとを関連付けて記憶部15に記憶させる処理を行ない、抽出部17が、取得部13が取得したアドレスと関連付けられて記憶部15に記憶された他のアドレスを抽出するという動作を行なっても良い。
出力部18は、アクセス部12がアクセス処理によって取得した情報及び抽出部17が抽出したアドレスを出力する処理を行なう。出力する処理として、モニタなどの画面に表示する処理、プリンタなどで印刷する処理、また音声情報で出力する処理などが考えられる。
入力部24は、ユーザにより入力された指示をアクセス指示部12に伝達する。ユーザは、システム1に接続されたキーボード、マウス、タッチパネルなどの入力装置を操作することにより、指示を入力できる。
システム1は、図2に示すように装置群を配置して構成しても良い。この配置はあくまで例示であり、同様の機能を実現すれば良い。図2には、システム1に加えてシステム1が接続されているネットワーク3と、ネットワーク3を介してシステム1と通信可能なシステム2を示してある。
システム1は、例えば、記憶装置1aと、端末装置1b〜1eと、中継装置1fなどを含んで良い。記憶装置1aと端末装置1b〜1eは、中継装置1fを介して、互いに、もしくはシステム2などの他のシステムとも通信可能である。
記憶装置1aは、作業の案件ごとに管理された作業の記録と、端末装置1b〜1eにおいて行なわれたアクセス処理のアクセス先アドレスとを蓄積するデータベースを含んで良い。
端末装置1b〜1eは、ユーザの操作に応じて処理を行なう端末装置であり、例えば、ユーザの入力に応じて、記憶装置1a、もしくはネットワークを介して他のシステムにアクセスして情報を取得する処理を行なう。この端末装置1b〜1eは、あくまで例示であり、台数をこれに制限するものでない。
中継装置1fは、中継装置1fに接続された装置間の通信を中継する装置である。
図1に示したシステム1を図2に示した装置群によって構成する場合には、例えば、記憶部11と記憶部15の処理を記憶装置1a行ない、アクセス部12、取得部13、保持部14、関連付け部16、抽出部17、出力部18、入力部24は、端末装置1bから1eのいずれかによって行なわれることが考えられる。他にも、端末装置1b〜1eが記憶媒体を有し、システム1の処理を単一の装置で行なうことも考えられる。
システム2には、多様な形態が考えられる。例えば、2aはサーバであっても、記憶装置であっても、またそれらの組み合わせであっても良い。また、2bは中継装置である。
図23に、システム1に含まれる端末装置1bの構成例を示す。1b1はプロセッサであり、1b2はメモリであり、1b3は記憶媒体であり、1b4は通信インターフェースであり、1b5は入力インターフェースであり、1b6は出力インターフェースであり、1b1〜1b6は、1b7のバスを介して接続されている。その他の端末装置も同様に構成されて良い。
プロセッサ1b1は、例えばCPU(Central Processing Unit)などが考えられ、端末装置1b全体の制御を行なう。メモリ1b2は、例えばRAM(Random Access Memory)が考えられ、OS(オペレーティングシステム)のプログラムや、アプリケーションプログラムの一部を一時的に格納し、また、プロセッサ1b1の処理に必要なデータを格納する。記憶媒体1b3は、HDD(Hard Disc Drive)などの記憶媒体であり、OSやアプリケーションプログラムを格納している。
通信インターフェース1b4は、ネットワークを介して他の装置との間でデータの送受信を行なう。入力インターフェース1b5は接続された入力装置からの入力信号を受付け、プロセッサ1b1に送信する。図23には入力装置の例として、キーボード1b8、マウス1b9が入力インターフェース1b5に接続されている。図示しないが、その他にもタッチパネルなども考えられる。出力インターフェース1b6は、プロセッサ1b1の制御により出力の制御を行なう。図23には出力装置の例としてモニタ1b10を示しているが、その他にもプリンタなど、様々な出力形態が考えられる。
図24に、記憶装置1aの構成例を示す。1a1はプロセッサであり、1a2はメモリであり、1a3は通信インターフェースであり、1a4は記憶媒体であり、1a1〜1a4は、1a5を介して接続されている。1a5はバスなどであり、装置間を接続する通信経路である。
プロセッサ1a1は、例えばCPUなどであり、記憶装置1a全体の制御を行なう。メモリ1b2は、例えばRAMであり、OS(オペレーティングシステム)のプログラムや、アプリケーションプログラムの一部を一時的に格納し、また、CPU1b1の処理に必要なデータを格納する。通信インターフェース1a3は、ネットワークを介して他の装置との間でデータの送受信を行なう。記憶媒体1a4は、記憶装置1aのOSやアプリケーションプログラムを格納し、さらに端末装置1b〜1eで行なわれた作業の案件ごとの記録と、端末装置1b〜1eで行なわれたアクセス処理のアクセス先アドレスを格納しても良い。
システム1が行なう処理は、それぞれ以下に示す装置によって行なわれることが考えられる。記憶部11の処理は、例えば記憶媒体1b3又は記憶媒体1a4に情報を格納するなどして行なわれる。アクセス部12の処理は、例えばプロセッサ1b1が通信インターフェース1b4を制御するなどして行なわれる。取得部13の処理は、例えばプロセッサ1b1がメモリ1b2に情報を格納するなどして行なわれる。保持部14の処理は、例えばプロセッサ1b1がメモリ1b2から情報を読み出し、メモリ1b2に格納するなどして行なわれる。記憶部15の処理は、例えば記憶媒体1b3又は記憶媒体1a4に情報を格納するなどして行なわれる。関連付け部16の処理は、例えばプロセッサ1b1がメモリ1b2から情報を読み出し、記憶媒体1b3又は記憶媒体1a4に情報を格納するなどして行なわれる。抽出部17の処理は、例えば記憶媒体1b3又は記憶媒体1a4からプロセッサ1b1が情報を読み出すなどして行なわれる。出力部18の処理は、例えばプロセッサ1b1が出力インターフェース1b6を制御するなどして行なわれる。入力部24の処理は、例えば入力インターフェース1b5が、入力装置から受信した入力信号をプロセッサ1b1に送信するなどして行なわれる。
記憶部11と記憶部15の機能が記憶媒体1b4によって実現される場合、図1に示したシステム1の機能を単一の装置で実現可能である。
[本実施形態の処理]
次に、図3を用いて、アクセスに応じて提供する情報の抽出処理のフローを説明する。
アクセス部12が、指定されたアクセス先へのアクセス処理を行ない(S01)、情報を取得することによりフローが発生する。S01のアクセスが所定のアドレス群のいずれかへのアクセスかどうかを判断し(S02)、所定のアドレス群のいずれかのアドレスへのアクセスであった場合はS03に移行し、所定のアドレス群に含まれないアドレスへのアクセスであった場合にはS04に移行する。
S03では、アクセスされた所定のアドレスの識別情報を取得して、保持する識別情報を更新し、S03からS04に移行する。
S04では、アクセス部12のアクセス先アドレスを取得し、S05とS07に移行する。S05では、保持部14を参照して保持されている識別情報を取得し(S05)、S06に移行する。S06では、S04で取得されたアドレスと、S05で取得された識別情報とを関連付けて、記憶部15に保存する。
S07では、S04で取得したアドレスと同じアクセス先を示すアドレスと同一の識別情報で関連付けられているアドレスを記憶部15から抽出する。これにより、アクセスに応じて提供する情報の抽出処理のフローを終了する(S08)。
[保持情報の切り替え]
図4、図5を用いて、互いに関連付けられるアクセス情報と識別情報との対応を説明する。
図4は、アクセス部12により行なわれるアクセスの例を時系列に示したものであり、ac1〜ac10の矢印で、アクセスが行なわれるタイミングを示している。また、それぞれのアクセスを「ac1」〜「ac10」とする。この場合、所定のアドレス群に含まれるアドレスへのアクセスが3つあるとし、そのアクセスが「ac1」、「ac5」、「ac8」であるとする。「ac1」でアクセスするアドレス「URL1」に識別情報「A」が与えられており、「ac5」でアクセスするアドレス「URL4」に識別情報「B」が与えられているものとし、「ac8」では「ac1」と同じアドレス「URL1」にアクセスするものとする。
図4に示す「ac1」〜「ac10」のアクセスにおいて、保持部14に保持される識別情報は、「ac1」、「ac5」、「ac8」のアクセスで切り替えられる。保持部14は、「ac1」〜「ac5」の間は識別情報「A」を保持し、「ac5」〜「ac8」の間は識別情報「B」を保持し、「ac8」〜「ac10」の間で識別情報「A」を保持する。
図4に示す「ac1」〜「ac10」のアクセスについて、記憶部15に記憶される情報を図5に示す。「ac1」〜「ac10」のそれぞれのアクセスについて、アクセスしたアドレスと、保持部に保持されている識別情報とが記憶される。この例の場合、「ac1」〜「ac4」でアクセスしたアドレスと、「ac8」〜「ac10」でアクセスしたアドレスとが、識別情報「A」に関連付けられている。また、「ac5」〜「ac7」でアクセスしたアドレスが識別情報「B」に関連付けられて記憶されている。
抽出部17は、取得部13が取得したアドレスと同一の識別情報に関連付けられたアドレスを抽出するため、例えば、点線の矢印で示した「ac11」が「ac6」と同じアドレス「URL6」へのアクセスである場合には、「ac11」のアクセスに応じて、「URL6」と同一の識別情報に関連付けられた「URL5」と「URL7」というアドレスが抽出されることになる。
本実施形態のシステム1においては、所定のアドレス群のいずれかへのアクセスから、次に所定のアドレス群のいずれかにアクセスするまでの間に、アクセス部12が行なったアクセス処理のアクセス先アドレスを同一の識別情報に関連付けて記憶させる。この所定のアクセスに起因した識別情報の切り替えによって、図4に示す「ac1」〜「ac5」と「ac8」〜「ac10」のように、連続して取得されないアドレス同士も同一の識別情報に関連付けられることが可能になる。
また、所定のアドレス群をユーザの作業の案件ごとの記録を格納したアドレスとした場合、所定のアドレス群のいずれかのアドレスへのアクセスは、ユーザが作業の概容、進捗、状況などを確認することになる。記録の確認というユーザの作業上必要な操作によって、保持部14は保持する識別情報を切り替えることができる。
記録の確認は、その記録に関する作業の開始時又は作業中に行なうことが考えられるため、記録を確認してから次に記録を確認するまでのアクセスにより取得した情報同士は、同一の作業に対して行なわれたアクセスにより取得された情報であると考えられる。従って、同一の識別情報に関連付けられたアドレス同士は、同一の作業において取得された情報を格納したアドレスであるという点で関連している。
アドレスの抽出は、アドレス同士を関連付けたアドレス群に含まれるアドレスにアクセスすると、アドレス群に含まれるアドレスのうち、アクセスされたアドレス以外のアドレスを抽出して行なわれる。そのため、アクセスに応じて、同一の過去の作業において取得されたアドレスであるという関連性を有する情報を取得できる。
この場合、関連性のある情報のアドレスが提供されることによって、ユーザは、キーワードを再設定する作業、再検索させる作業、検索によって提示されたリンクなどのアクセス手段から選択する作業を経ずに、情報収集対象との関連が見込める情報を入手できる。
[表示制御部・表示部・記憶部・受付部・集計部]
図1に示すシステム1を、さらに、表示制御部19、表示部20、記憶部21、受付部22、集計部23のいずれか、もしくはそれらを組み合わせて構成することが考えられる。その構成を図6に示す。
表示制御部19は、抽出部17が抽出したアドレス、もしくは集計部23の集計結果を表示部20に表示する制御を行なう。抽出したアドレスが示すアドレスを、リンクとして画面に表示しても良い。
表示部20は、表示制御部19の制御に基づいて表示を行なう。
記憶部21は、記憶部15に記憶されたアドレスが示すアクセス先ごとに、そのアクセス先と、そのアクセス先を示すアドレスと同一の識別情報に関連付けられて記憶部15に記憶されたアドレスを対応付けて記憶する。また、記憶部21は、アクセス先ごとに、後述する集計部23による集計結果を対応付けて記憶しても良い。この学習処理は、例えば、抽出部17が抽出処理を行なうたび、又は集計部23が集計処理を行なうたびに記憶しても良いし、日に1度程度行ない、記憶する学習情報を更新しても良い。
記憶部に記憶された情報は、抽出部17によって読み出される。抽出部17は、取得部13が取得したアドレスが示すアクセス先を記憶部21から検出し、検出したアクセス先と対応づけられた情報を抽出する。
また、記憶部21を設けた場合の抽出部17の処理は、記憶部21のみに抽出処理を行なうようにしても、記憶部21に対して抽出処理を行ない、記憶部21に取得部13が取得したアドレスが示すアクセス先の情報がない場合に、記憶部15に対して抽出処理を行なうようにしても良い。
受付部22は、入力部24から識別情報の入力を受け付けると、保持部14に保持された識別情報を受け付けた識別情報に更新する。これによりユーザの入力によっても、保持部14が保持する識別情報を変更できる。
集計部23は、抽出部17に抽出されたアドレスの集計処理を行なう。例えば、抽出部17が抽出したアドレスについて、アクセス先ごとに、同じアクセス先を示すアドレスを計数し、その結果、数が多いアクセス先を選択することなどが考えられる。また、集計の対象となるアクセス先を計数した数が多い順に順序付けても良い。
表示制御部19、表示部20、記憶部21、受付部22、集計部23のいずれも図23、図24に示す装置により処理できる。表示制御部19の処理は、例えばプロセッサ1b1が出力インターフェースを制御するなどして行なわれる。表示部20の処理は、例えば出力インターフェースの制御に応じて、モニタ1b10などの表示装置が表示を行なうなどして行なわれる。記憶部21の処理は、例えばプロセッサ1b1もしくはプロセッサ1a1が、記憶媒体1b3もしくは記憶媒体1a4から情報を読み出し、メモリに情報を一時的に格納するなどして処理し、処理した情報を記憶媒体1b3もしくは記憶媒体1a4に格納する処理などにより行なわれる。受付部22の処理は、例えばキーボード1b8、マウス1b9などの入力装置から入力された信号を入力インターフェース1b5がプロセッサ1b1に送信するなどして行なわれる。集計部23の処理は、例えばプロセッサ1b1もしくはプロセッサ1a1が、記憶媒体1b3もしくは記憶媒体1a4から情報を読み出し、メモリに集計情報を一時的に格納するなどして集計処理し、集計結果を記憶媒体1b3もしくは記憶媒体1a4に格納するなどして行なわれる。
以下に、本実施形態の具体的な適用例について適宜図面を参照しつつ説明する。なお、以下の適用例に本実施形態の適用先を限定するものでない。
[実施例1:インシデント処理への利用]
本実施形態は、製品又はサービスのカスタマーサポート業務であって、インシデント処理と呼ばれる業務に用いることが考えられる。製品又はサービスに発生したトラブルの解決を図ることを目的としたサポート業務をインシデント処理といい、インシデント処理は、主に顧客からの問い合わせに応じて行なう。製品又はサービスに発生したトラブルに関する問い合わせとしては、製品の故障・不具合に関する問い合わせ、使用方法に関する相談、サービスの中断またはサービスの品質についての問い合わせなどが挙げられる。また、システムの監視ツールからのアラート(警告)なども含まれる。
インシデントとは、ユーザが正常にサービスを受けることができない状態、もしくはそうなる可能性が高く、何らかの緊急対応が必要な出来事のことをいう。ユーザからの連絡や監視ツールからのアラートなどによってインシデントが発生し、そのインシデントに対処した後、ユーザから解決したことの確認をとることによってインシデントはクローズされる。この一連の流れを1件のインシデントとする。
インシデント処理を記録し、管理することをインシデント管理という。記録する情報は、例えばインシデントの症状と原因、応答時間、インシデントの症状の特徴的なキーワード、インシデントがクローズされたか否か、各インシデントを一意に識別する情報(インシデントID)などである。インシデントにおいて「症状」とは、インシデントが発生した製品又はサービスの状態・状況のことを指す。インシデント処理の記録はデータベースに蓄積され、蓄積された情報は他のインシデント処理の参考として活用され、さらに、インシデント処理業務の品質評価・改善にも活用される。
図7にインシデント処理のフローを示す。製品又はサービスにトラブルが発生することにより、インシデント処理が開始される(S11)。まず、コールセンターなどの顧客からの問い合わせを受け付ける業務(S12)を行ない、次に、インシデントに関連する情報を収集してインシデントに対処する業務(S13)を行なう。調査によってインシデントが解決する場合はインシデントをクローズし(S16)、インシデントが解決しない場合に専門的な原因調査を行なう業務などが行なわれる(S15)。以下においては、インシデント処理のうち、インシデントに関連する情報を収集する業務について説明を行なう。
処理するインシデントに関連する情報として、例えば、過去事例のデータベースにある原因や症状などが共通するインシデントの記録、web上のオンライン・マニュアル、又は関連するwebページ、システム運用管理のデータベースにある顧客情報ファイル(例えばネットワーク構成図)などが考えられる。インシデント処理者は、情報を収集して、収集した情報からインシデント解決に役立つ情報を抽出する。
インシデント処理者が情報収集を行なう際にも、アクセスした情報と関連する情報か、もしくは関連する情報へのアクセス手段を提供することで、作業の補助になることが考えられる。
例えば、過去に同一の症状に対処した記録が提供されることで、対処法を踏襲してインシデントへの早期対処を図ることができる。また、インシデントに関連する情報(オンライン・マニュアル、顧客のネットワーク構成図など)が提供されることで、インシデントの解決に関わる情報を入手できることも考えられる。
インシデント処理における調査は、処理するインシデントの症状に基づいて検索を行なうため、複数のインシデントにおいて同一の情報にアクセスしている場合、その複数のインシデントは、症状もしくは原因が関連したものであると考えられる。
現在処理中のインシデントと関連する過去のインシデントについてのデータベースに蓄積された記録、もしくは処理時にアクセスした情報又はアクセス手段(リンクなど)を提供されることで、インシデント処理者は次に参照すべき情報への手がかりを得ることができる。
データベースに蓄積されるインシデントの記録には、そのインシデントの症状と原因が含まれるので、現在処理中のインシデントと関連するインシデントの記録を提供されれば、関連するインシデントの原因を知ることができる。もし、現在処理中のインシデントと原因が共通している場合には、情報収集を続けるよりも早期にインシデントの解決を図ることができる。
そこで、処理中のインシデントと関連する情報を提供するために、アクセス先のアドレスをインシデントIDと関連付け、アドレスを蓄積するデータベースに蓄積する。これにより、直近に行なったアクセスと関連するアドレスを、データベースに蓄積されたアドレスから抽出し、そのアドレスに基づいてアクセス手段を提示することができる。
蓄積したアドレスは、インシデント管理にも有用な情報である。インシデント解決に至る情報の入手プロセスが明らかになるので、サポート業務の品質評価・改善に利用可能であり、本実施形態での情報提供機能によってインシデントが解決に至っているかどうかの確認にも用いることができる。
インシデント処理者が担当するインシデントは、必ずしも1件のみを担当するとは限らず、同じ期間に複数のインシデントを担当しうる。そこで、アクセス先アドレスを処理中のインシデントについてのインシデントIDと関連付けるために、インシデント処理者が処理を行なうインシデントを切り替えるタイミングに応じて、アクセス情報を関連付けるインシデントIDを切り替えられるようにする。
[インシデント処理システムの構成]
インシデント処理における情報提供を、図1もしくは図6に示すシステム1によって行なうことができる。
記憶部11は、過去のインシデントの記録を蓄積する過去事例データベースである。
アクセス部12は、運用管理データベース、過去事例データベースなどのデータベース、もしくはネットワーク3を介して外部のシステムから情報を取得する。データベースからは、過去事例データベースに蓄積された過去のインシデントの記録、もしくは運用管理データベースに蓄積された顧客情報などの運用管理に関するファイルを取得する。外部のシステムからは、オンライン・マニュアルなどのwebページ又はファイルの取得を行なう。
取得部13は、アクセス部12がアクセスしたアクセス先のアドレスを取得し、保持部14は、取得したアドレスが、過去事例データベースの過去のインシデントの記録のアドレスであった場合に、その記録のインシデントIDを取得し、保持する。
関連付け部16は、取得したアドレスと保持されているインシデントIDとを関連付けて記憶部15に記憶させる。抽出部17は、取得したアドレスに応じて、記憶部15からアドレスを取得する。記憶部15は、関連付け部16と抽出部17により情報の書き込み・読み出しを行なわれる。
また、付加的な構成として、抽出部17が抽出したアドレスをアドレスごとに集計する集計部23と、アドレスを画面に表示する制御を行なう表示制御部19と、表示制御部の制御に応じて表示を行なう表示部と、アドレスごとに関連するアドレスをまとめて記憶する学習記憶部21を設けても良い。
[動作フロー]
図8にインシデント処理システム1によるアクセスに応じた関連情報を提供する処理のフローを示す。アクセス部12は、ユーザが入力したアクセス指示を受付け(S21)、受け付けたアクセス指示に基づいてwebページ又はファイルへのアクセス処理を行なう(S22)。S22のアクセス処理により取得した情報は、表示制御部19に出力され、表示される(S26)。
取得部13は、S22におけるアクセスのアクセス先のアドレスを取得する(S23)。取得されたそのアドレスは記憶部15に格納される(S24)。また、記憶部15から、取得したアドレスに関連するアドレスを抽出する(S25)。S25で抽出したアドレスは表示制御部19に出力され、S22でアクセス処理により取得した情報とあわせて表示される(S26)。
次に、S23、S24、S25のそれぞれの手順について説明する。
図9にアドレスを取得するフロー(S23)を示す。まず、アクセス部12からアクセス処理を行なった場合(S30)、アクセス部12がアクセスしたアドレスを取得する(S31)。
次に、取得したアドレスが、検索エンジンの検索ページを示すものであるかが判定され(S44)、検索ページである場合はアドレスの取得処理を終了する(S34)。取得したアドレスが検索ページでない場合、アドレスを記憶部15と抽出部17に出力する(S33)。検索エンジンの検索ページとは、検索エンジンのホームページ、もしくは入力したキーワードによる検索結果を提示するページなどである。
図10に、関連付け部16がアドレスを記憶するフロー(S24)を示す。関連付け部16は、取得部13からアドレスを取得する(S40)と、保持部14に保持されたインシデントIDを参照する(S41)。次に、取得したアドレスをS41で参照したインシデントIDと関連付けて記憶部15に記憶させる(S42)。
記憶部15に記憶させる情報として、例えば、図11に示すテーブルT1のように、取得したアドレスごとにインシデントIDを対応付けても記憶しても良いし、図12に示すテーブルT2のように、インシデントIDごとに、そのインシデントが進行する間に取得したアドレスを対応付けて記憶しても良い。図12において、同一の行に属するアドレス[1]〜[4]は、同一のインシデントの進行中に取得されたアドレスである。
図13に抽出部17のフロー(S25)を示す。抽出部17は、取得部13がアドレスを取得する(S50)と、取得したアドレスと同一のアドレスを示すアドレスを記憶部15から検出する(S51)。
次に、S51で検出したアドレスと関連付けられたインシデントIDを抽出し(S52)、さらに、抽出されたインシデントIDに関連付けられたアドレスを抽出する(S53)。
例えば、図11に示したテーブルT1又は図12に示したテーブルT2が記憶部15に格納されており、「URL1」というアドレスを取得した場合、S52において記憶部15は「20080101−0001」、「20080101−0002」と、「20080102−0002」というインシデントIDを抽出する。さらに、S53において、「20080101−0002」というインシデントIDについて検索した場合、「URL2」、「ファイル2」、「URL1」、「URL4」というアドレスを抽出する。S53において、取得部が取得したアドレスを除いても良い。この例においては「URL1」のことである。
記憶部15にアドレスを図12のテーブルT2の形式で保存した場合は、S51〜S53のフローを図14に示すフローに置き換えることも可能である。抽出部17は、記憶部から、取得部13が取得したアドレスと同一のアクセス先を示すアドレスに関連付けられたアドレスを抽出する(S61)。関連付けられたアドレスとは、テーブルT2において、取得したアドレスと同一のアクセス先を示すアドレスと同じ行に属する(同じインシデントに属する)アドレスである。
また、この抽出処理に関して、検索範囲をクローズされたインシデントに関わるアドレスのみに限定しても良い。例えば、クローズされていないインシデントのインシデントIDを含むレコードには、関連付けられているアドレスは抽出しないことを指示する情報を付加するなどしても良い。
過去のインシデント処理においてアクセスした情報は、そのインシデントがクローズされていれば、そのインシデント処理中にアクセスした情報のうち少なくとも1つは、インシデントの原因を特定するなど、対処に役立つ情報であることが予想される。そのため、抽出されるアドレスをクローズしたインシデントのIDに関連付けられたものに限定すれば、抽出されるアドレスが、インシデントの解決に役立つ情報を提供するアドレスである可能性高まると考えられる。
また、提供されたアドレスを利用し、インシデントの早期解決につながることで、同じアクセスを次に行なった際に提供されるアドレスが、インシデント解決に役立つ情報である確率が高くなる、という効果も得られる。
さらに、同一のインシデントIDに関連付けられたアドレスのうち、S51で検出されたアドレスよりも時間的に後にアクセスが行なわれたアドレスのみを対象として抽出処理を行なっても良い。
例えば、図12に示したテーブルT2においては、「20080101−0001」、「20080101−0002」と、「20080102−0002」のインシデントについて「URL1」に関連する情報として抽出されるのは、「20080101−0001」の「URL2」と、「20080101−0002」の「URL4」となり、「20080102−0002」の「ファイル1」と「URL5」は抽出しないことになる。
過去のインシデントにおいて、現在アクセスしている情報と同一の情報にアクセスしている状況は、現在のインシデントが解決していないならば、おそらく過去のインシデントも解決していない状況であったと考えられる。過去のインシデントは、現在アクセスしている情報と同一の情報へのアクセス以降にアクセスした情報によって解決した可能性が高いと考えられる。そのため、S51で検出されたアドレスよりも後にアクセスされたアドレスのみを対象として抽出処理を行なうことで、インシデントの解決に役立つ情報を入手しやすくなると考えられる。
抽出部17のS51〜S53又はS61の抽出処理により、記憶部15から抽出されたアドレスは、集計部23に出力する(S54)か、集計部23を設けない場合は表示制御部19に出力する(S56)。
S54では、S53で抽出されたアドレスをアクセス先ごとに集計し、S55で集計に基づいてアドレスを選択する。選択は、例えば集計数が予め定めた数以上であるアドレス選択するか、集計数が上位であるアドレスを予め定めた数選択するなど、多様なパターンが考えられる。
例えば、図11又は図12において、「20080101−0002」というインシデントIDに関連付けられたアドレスを例にとれば、アドレスごとの集計値は、「URL2」、「ファイル2」、「URL1」、「URL4」のそれぞれで「1」となる。S53で複数のインシデントIDに基づいてアドレス抽出した場合は、各インシデントに対して求められたアドレスごとの集計値を加算する。この加算後のアドレスごとの集計値は、取得部13が取得した直近のアドレスとの関連度として用いることができる。
S56では、アドレスを表示制御部19に出力する処理を行なう。
[インシデントIDの取得]
記憶部15において、アドレスは処理中のインシデントIDと関連付けられて記憶される。処理中のインシデントの識別は、例えば保持部14に処理中のインシデントIDを保持しておき、関連付けて記憶する際に保持部14を参照することで可能となる。保持部14に処理中のインシデントを保持させる方法として、例えば、以下の方法が考えられる。
1つめの方法として、表示制御部19が図15に示すような入力画面を表示部20に表示させる制御を行ない、インシデント処理者がインシデント処理を開始するとき、もしくは処理するインシデントを変更するときに入力画面150の入力スペース151にインシデントIDを入力させて取得してもよい。取得したインシデントIDを保持部14で保持するインシデントIDを更新することで、関連付け部16はアドレスを処理中のインシデントのインシデントIDと関連付けることが可能となる。また、インシデントIDの入力はプルダウンのリスト152を用いて入力させてもよい。
インシデントの記録を管理するシステムを使用していれば、インシデントの記録を入力・閲覧するために、インシデントを管理する記録にアクセスすることが予想される。そこで、2つめの方法として取得部13で取得したアドレスから、インシデント管理の記録へのアクセスを検知して、保持部14に保持されるインシデントIDを書き換えてもよい。
図16に、取得部13が取得したアドレスの一例を示す。アクセス部12が、図16に示す順番でアクセス処理を行なった場合、取得部13は、図16の順番にアドレスを取得する。例えば、インシデント管理の記録のアドレス161、アドレス162を取得することを契機として、保持部14のインシデントIDを書き換えれば良い。また、インシデントの記録を記憶したアドレスにインシデントIDを含めておけば、より簡単にどのインシデントであるかの判別を行なうことできる。
このインシデントIDの取得は、図17の手順で行なうことができる。取得部13がアドレスを取得した(S70)場合に、取得したアドレスがインシデントの記録のアドレスであるかを判断する(S71)。インシデント管理の記録のアドレスであった場合は、保持部14で保持するインシデントIDを書き換える(S72)。S72の処理後と、インシデント管理の記録のアドレスでない場合は、インシデントID取得処理を終了する(S73)。
[アクセスに応じた情報の提供方法]
アクセスに応じた情報提供は、例えば表示部20に図18の領域180を表示させることで提供可能である。領域180は、領域181にアクセス部12のアクセス処理により取得した情報を表示し、領域182に抽出部17が抽出した情報を表示させる領域である。関連情報の欄に抽出されたアドレスを表示させ、関連度の欄に抽出されたアドレスそれぞれの集計値に基づく関連度を表示している。図18の画面表示はあくまで例示であり、アクセスした情報と関連情報が表示されていれば良く、それぞれが別画面であっても良い。また、領域183に示すように、インシデントIDの入力フォームを設けても良い。
[記憶部21の付加]
記憶部15に蓄積されたアドレスに基づいて、取得部13が取得したアドレスに関連する情報を抽出しやすい形式で情報を記憶しておく記憶部21を設けても良い。
図19に、記憶部21の学習処理フローを示す。学習処理が開始される(S80)と、まず、記憶部15からアドレスを選択する(S81)。この選択したアドレスが、既に学習処理を行なったアクセス先を示すかをチェックし(S2)、既に学習処理を行なっている場合は、S81のフローに戻る。まだ学習処理していないアクセス先であった場合は、選択されたアドレスに関連するアドレスを抽出し、抽出したアドレスを集計する処理(S51〜S54)を行なう(S83)。S83においてS81で選択したアドレスに関連するアドレスとそれぞれの集計数を取得できるので、それらの情報を記憶部21に格納する(S84)。その後、記憶部15に学習処理をしていないアドレスが無いかをチェックし(S85)、ある場合はS81のフローに戻り、ない場合は学習処理を終了する(S86)。
S84で記憶部21に格納されるデータの例を図20と図21に示す。図20に示すテーブルT3は、記憶部15内のアドレス同士の対応表であり、それぞれのアドレスに対し、同一のインシデントで関連付けられる他のアドレスの集計数を示している。それぞれのアドレスについて、関連付けられている他のアドレスの数の合計を算出し、他のアドレスの集計値をその合計で割って、それぞれ確率で示しても良い。
図21に示すテーブルT4は、選択されたアドレスと同一のインシデントに含まれる他のアドレスと、そのアドレスの集計値を示している。この場合も他のアドレスごとの集計値をその合計で割り、確率で示しても良い。
このテーブルT3、もしくはT4を記憶部21に格納しておき、取得部13が取得したアドレスに対し、テーブルT3、もしくはテーブルT4の該当する1行を読み出せば、関連するアドレスの抽出が可能である。
[複数のアドレスに対する関連情報の抽出]
取得部13が取得した直近のアドレスに基づいて、記憶部15から関連するアドレスを抽出するのみでなく、処理中のインシデントの複数のアドレスに基づいて関連するアドレスを抽出することも考えられる。複数のアドレスに基づく場合は、S52において、この複数のアドレスのいずれかと同じアクセス先を示すアドレスと関連付けられたインシデントIDを抽出しても良いし、全ての該複数のアドレスと同じアクセス先を示すアドレスと関連付けられたインシデントIDを抽出しても良い。さらには、該複数のアドレスとアクセス順序がおなじであることを条件としても良い。
図22に複数のアドレスに基づいて抽出されるアドレスの例を示す。例えば、記憶部15に図12に示すテーブルT2の形式でアドレスが記憶されている場合に、「URL1」と「URL2」の両方に関連するアドレスを抽出すると、図22の「URL1 and URL2」に示すように「URL4」、「ファイル1」、「ファイル2」が抽出される。さらに集計数も表記すれば、それぞれ集計数は「1」である。
また、「URL1」より後に「URL2」にアクセスしたこと条件に加えれば、アドレスを抽出すると、「URL1→URL2」に示すように「ファイル1」が抽出される。
また、「URL1」と「URL2」のいずれかに関連するアドレスを抽出すると、図22の「URL1 or URL2」には途中までしか示されていないが、「ファイル2」が集計値「2」であり、「URL4」、「URL5」、「ファイル1」、「ファイル2」抽出される。
複数のアドレスに基づいて抽出された関連するアドレスは、記憶部21に記憶されても良い。
[実施例2:論文検索システムへの利用]
図2に示すシステム1を論文検索システムに適用することも考えられる。
アクセス部12は論文検索システムにアクセスし、論文ファイルを取得することが考えられる。
また、記憶部11に例えば研究テーマごとに管理される論文検索の記録があるとする。研究テーマごとに管理される論文検索の記録には、例えば、研究テーマの識別番号、取得した論文の要約、研究テーマへの寄与などを含むことが考えられる。
実施例2も、実施例1と同様のフロー、同様の構成によって実施される。実施例2においては、インシデントIDの代わりに研究テーマの識別番号とアドレスを合わせて記憶部15に蓄積する。保持部に保持する研究テーマの識別番号は、記憶部11に記憶された論文検索の記録にアクセスした場合に切り替えても良いし、図15のインシデント入力画面と同様の入力画面による識別番号の入力に応じて切り替えても良い。
また、論文検索の記録の作成は、作成済みの記録を引き継いで新規の記録を作成できるようにしても良い。これにより一つの研究テーマから派生した研究テーマについても、それ以前の経緯を引き継いで記録を作成できる。例えば、研究テーマの識別番号として、IDを「123456」とすれば、「123456」から新たな研究テーマを見出した場合に、IDを「123456−1」などとして、新規の研究テーマの記録を作成すれば、どの研究テーマに属した論文検索であるかを明確にしたまま、アドレスに関連付ける研究テーマの識別番号を切り替えることができる。
[付記]
(付記1)
指定されたアクセス先へのアクセス処理を行なうアクセス手段と、
前記アクセス先のアドレスを取得する取得手段と、
取得した前記アドレスが予め識別情報を与えられた複数のアドレスのいずれかに該当する場合に、該当した前記アドレスと、該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、該当の前記アドレスに与えられた識別情報に関連付けて記憶する記憶手段と、
前記取得手段が取得した前記アドレスと同じアドレスと関連付けられて前記記憶手段に記憶した前記識別情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶されたアドレスを抽出して出力する出力手段と
を含むことを特徴とする情報処理システム。
(付記2)
前記記憶手段が、
該当した前記アドレスの取得後に前記取得手段が取得したアドレスが、前記複数のアドレスのうち、該当の前記アドレスの他に該当する場合に、他に該当した前記アドレスと、他に該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、他に該当の前記アドレスに与えられた識別情報とを関連付けて記憶すること
を特徴とする付記1記載の情報処理システム。
(付記3)
前記記憶手段が、
他に該当した前記アドレスの取得後に前記取得手段が取得したアドレスが、該当の前記アドレスに再度該当する場合に、再度該当した前記アドレスと、再度該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、該当の前記アドレスに与えられた前記識別情報に関連付けて記憶すること
を特徴とする付記2に記載の情報処理システム。
(付記4)
前記記憶手段が、
関連付けられる識別情報が同じである同一のアドレスを記憶する場合に、前記同一のアドレスと、前記同一のアドレスの個数を記憶すること
を特徴とする付記1〜付記3のいずれか1つに記載の情報処理システム。
(付記5)
識別情報の指定を受け付ける受付手段をさらに有し、
前記記憶手段が、
前記受付手段が指定を受け付けた後に前記取得手段が取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスを、前記受付手段が受け付けた前記指定の前記識別情報に関連付けて記憶すること
を特徴とする付記1〜付記4のいずれか1つに記載の情報処理システム。
(付記6)
前記出力手段が、
抽出した前記アドレスの表示装置への表示を行なうことにより出力すること
を特徴とする付記1〜付記5のいずれか1つに記載の情報処理システム。
(付記7)
前記出力手段が、
さらに、該当の前記アドレスの前記識別情報の前記表示装置への表示を行なうことにより出力すること
を特徴とする付記6記載の情報処理システム。
(付記8)
前記取得手段が、
前記アクセス手段がアクセス処理を行なった複数のアドレスを取得し、
前記抽出手段が、
前記記憶手段に記憶されているアドレスのうち、前記取得手段が取得した複数の前記アドレスのいずれかと同じアクセス先を示すアドレスと関連付けられている識別情報が同一であるアドレスを、前記記憶手段から抽出する
を特徴とする付記1〜付記7のいずれか1つに記載の情報処理システム
(付記9)
前記抽出手段が、
前記記憶手段に記憶されているアドレスのうち、前記取得手段が取得した前記アドレスと同じアクセス先を示すアドレスと、関連付けられている識別情報が同一で、取得された順序が後であるアドレスを、前記記憶手段から抽出すること
を特徴とする付記1〜付記7のいずれか1つに記載の情報処理システム。
(付記10)
前記取得手段が、
前記アクセス手段がアクセス処理を行なった複数のアドレスを取得し、
前記抽出手段が、
前記記憶手段に記憶されているアドレスのうち、同一の識別情報と関連付けられた複数のアドレスであって、前記取得手段が取得した複数の前記アドレスとそれぞれ同一のアクセス先を示し、順序関係も同一な複数のアドレスを抽出すること
を特徴とする付記1〜付記7のいずれか1つに記載の情報処理システム
(付記11)
前記記憶手段に記憶した前記アドレスと同じ識別情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶された他のアドレス群を、前記記憶手段に記憶した前記アドレスでラベル付けして記憶する学習記憶手段をさらに有し、
前記抽出手段が、
前記取得手段が取得した前記アドレスと同じアドレスでラベル付けして記憶されたアドレス群を、前記学習記憶手段から抽出すること
を特徴とする付記1〜付記10のいずれか1つに記載の情報処理システム。
(付記12)
前記学習手段が、
前記取得手段が取得したアドレスと、前記抽出手段が前記記憶手段から抽出した前記アドレスとを関連付けて記憶すること
を特徴とする付記11に記載の情報処理システム。
(付記13)
前記アドレスは、
前記アクセス先がwebページの場合はwebページのURLを含み、データベースに格納されたファイルの場合はファイルへのパスを含む情報である
ことを特徴とする付記1〜付記12に記載の情報処理システム。
(付記14)
指定されたアクセス先へのアクセス処理を行なうアクセス手段と、
前記アクセス先のアドレスを取得する取得手段と、
取得した前記アドレスが予め識別情報を与えられた複数のアドレスのいずれかに該当する場合に、該当した前記アドレスと、該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、該当の前記アドレスに与えられた識別情報に関連付けて記憶する記憶手段と、
前記取得手段が取得した前記アドレスと同じアドレスと関連付けられて前記記憶手段に記憶した前記識別情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶されたアドレスを抽出して出力する出力手段と
を含むことを特徴とする情報処理装置。
(付記15)
コンピュータを、
指定されたアクセス先へのアクセス処理を行なうアクセス手段、
前記アクセス先のアドレスを取得する取得手段、
取得した前記アドレスが予め識別情報を与えられた複数のアドレスのいずれかに該当する場合に、該当した前記アドレスと、該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、該当の前記アドレスに与えられた識別情報に関連付けて記憶する記憶手段、
前記取得手段が取得した前記アドレスと同じアドレスと関連付けられて前記記憶手段に記憶した前記識別情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶されたアドレスを抽出して出力する出力手段
として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
(付記16)
付記15に記載の情報処理プログラムを記録したことを特徴とする可搬記憶媒体。
(付記17)
指定されたアクセス先へのアクセス処理をアクセス手段によって行ない、
前記アクセス先のアドレスを取得し、
取得した前記アドレスが予め識別情報を与えられた複数のアドレスのいずれかに該当する場合に、該当した前記アドレスと、該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、該当の前記アドレスに与えられた識別情報に関連付けて記憶手段に記憶し、
前記取得手段が取得した前記アドレスと同じアドレスと関連付けられて前記記憶手段に記憶した前記識別情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶されたアドレスを抽出して出力すること
を特徴とする情報処理方法。
(付記18)
プロセッサとメモリを含む情報処理装置であって、
複数のアドレスと、前記複数のアドレスのそれぞれに一意に与えられた識別情報を予め格納し、
プロセッサの制御に応じて前記識別情報を保持情報として格納し、
プロセッサの制御に応じてアドレスと識別情報を格納するメモリと、
指定されたアクセス先へのアクセス処理を指示し、
前記アクセス先のアドレスを取得し、
取得した前記アドレスが、前記メモリに予め格納された前記複数のアドレスのいずれかである場合は、前記メモリに格納された前記保持情報を、取得した前記アドレスに一意に与えられた識別情報に更新し、前記複数のアドレスのいずれでもない場合は、前記保持情報を変更せず前記メモリに保持させ、
取得した前記アドレスを、前記メモリに格納された前記保持情報と関連付けて前記メモリに格納させ、
取得した前記アドレスと同じアクセス先を示すアドレスと同一の識別情報に関連付けられて前記メモリに格納されたアドレスを抽出し、
抽出したアドレスの出力を指示するプロセッサと
を含むことを特徴とする情報処理装置。
(付記19)
操作に応じた処理を行なう端末装置を含む情報処理システムであって、
指定されたアクセス先へのアクセス処理を行なうアクセス手段と、
前記アクセス先のアドレスを取得する取得手段と、
取得した前記アドレスが、予め識別情報を与えられ、ユーザの作業の記録を作業対象ごとに格納した複数のアドレスのいずれかに該当する場合に、該当した前記アドレスと、該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、該当の前記アドレスに与えられた識別情報に関連付けて記憶する記憶手段と、
前記取得手段が取得した前記アドレスと同じアドレスと関連付けられて前記記憶手段に記憶した前記識別情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶されたアドレスを抽出して出力する出力手段と
を含むことを特徴とする情報処理システム。
(付記20)
指定されたアクセス先へのアクセス処理を行なうアクセス手段と、
前記アクセス先のアドレスを取得する取得手段と、
取得した前記アドレスが、予めIDを与えられたインシデントに関する管理情報を格納する複数のアドレスのいずれかに該当する場合に、該当した前記アドレスと、該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、該当の前記アドレスに格納された管理情報に与えられたIDに関連付けて記憶する記憶手段と、
前記取得手段が取得した前記アドレスと同じアドレスと関連付けられて前記記憶手段に記憶した前記IDに関連付けられて前記記憶手段に記憶されたアドレスを抽出して出力する出力手段と
を含むことを特徴とする情報処理システム。
11 記憶部
12 アクセス部
13 取得部
14 保持部
15 記憶部
16 関連付け部
17 抽出部
18 出力部
24 入力部
1a 記憶装置
1b 端末装置
1c 端末装置
1d 端末装置
1e 端末装置
1f 中継装置
19 表示制御部
20 表示部
21 記憶部
22 受付部
23 集計部
1b1 プロセッサ
1b2 メモリ
1b3 記憶媒体
1b4 通信インターフェース
1b5 入力インターフェース
1b6 出力インターフェース
1b7 バス
1b8 キーボード
1b9 マウス
1b10 モニタ
1a1 プロセッサ
1a2 メモリ
1a3 通信インターフェース
1a4 記憶媒体
1a5 バス


Claims (12)

  1. 指定されたアクセス先へのアクセス処理を行なうアクセス手段と、
    前記アクセス先のアドレスを取得する取得手段と、
    取得した前記アドレスが予め識別情報を与えられた複数のアドレスのいずれかに該当する場合に、該当した前記アドレスと、該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、該当の前記アドレスに与えられた識別情報に関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記取得手段が取得した前記アドレスと同じアドレスと関連付けられて前記記憶手段に記憶した前記識別情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶されたアドレスを抽出して出力する出力手段と
    を含むことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記記憶手段が、
    該当した前記アドレスの取得後に前記取得手段が取得したアドレスが、前記複数のアドレスのうち、該当の前記アドレスの他に該当する場合に、他に該当した前記アドレスと、他に該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、他に該当の前記アドレスに与えられた識別情報とを関連付けて記憶すること
    を特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記記憶手段が、
    他に該当した前記アドレスの取得後に前記取得手段が取得したアドレスが、該当の前記アドレスに再度該当する場合に、再度該当した前記アドレスと、再度該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、該当の前記アドレスに与えられた前記識別情報に関連付けて記憶すること
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記記憶手段が、
    関連付けられる識別情報が同じである同一のアドレスを記憶する場合に、前記同一のアドレスと、前記同一のアドレスの個数を記憶すること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  5. 識別情報の指定を受け付ける受付手段をさらに有し、
    前記記憶手段が、
    前記受付手段が指定を受け付けた後に前記取得手段が取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスを、前記受付手段が受け付けた前記指定の前記識別情報に関連付けて記憶すること
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  6. 前記出力手段が、
    抽出した前記アドレスの表示装置への表示を行なうことにより出力すること
    を特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  7. 前記記憶手段に記憶した前記アドレスと同じ識別情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶された他のアドレス群を、前記記憶手段に記憶した前記アドレスでラベル付けして記憶する学習記憶手段と、
    記取得手段が取得した前記アドレスと同じアドレスでラベル付けして記憶されたアドレス群を、前記学習記憶手段から抽出する抽出手段とをさらに有すること
    を特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  8. 指定されたアクセス先へのアクセス処理を行なうアクセス手段と、
    前記アクセス先のアドレスを取得する取得手段と、
    取得した前記アドレスが予め識別情報を与えられた複数のアドレスのいずれかに該当する場合に、該当した前記アドレスと、該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、該当の前記アドレスに与えられた識別情報に関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記取得手段が取得した前記アドレスと同じアドレスと関連付けられて前記記憶手段に記憶した前記識別情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶されたアドレスを抽出して出力する出力手段と
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  9. コンピュータを、
    指定されたアクセス先へのアクセス処理を行なうアクセス手段、
    前記アクセス先のアドレスを取得する取得手段、
    取得した前記アドレスが予め識別情報を与えられた複数のアドレスのいずれかに該当する場合に、該当した前記アドレスと、該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、該当の前記アドレスに与えられた識別情報に関連付けて記憶する記憶手段、
    前記取得手段が取得した前記アドレスと同じアドレスと関連付けられて前記記憶手段に記憶した前記識別情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶されたアドレスを抽出して出力する出力手段
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
  10. 請求項9に記載の情報処理プログラムを記録したことを特徴とする可搬記憶媒体。
  11. 指定されたアクセス先へのアクセス処理をアクセス手段によって行ない、
    前記アクセス先のアドレスを取得し、
    取得した前記アドレスが予め識別情報を与えられた複数のアドレスのいずれかに該当する場合に、該当した前記アドレスと、該当した前記アドレスの後に取得する前記複数のアドレスのいずれにも該当しないアドレスとを、該当の前記アドレスに与えられた識別情報に関連付けて記憶手段に記憶し、
    前記取得手段が取得した前記アドレスと同じアドレスと関連付けられて前記記憶手段に記憶した前記識別情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶されたアドレスを抽出して出力すること
    を特徴とする情報処理方法。
  12. プロセッサとメモリを含む情報処理装置であって、
    複数のアドレスと、前記複数のアドレスのそれぞれに一意に与えられた識別情報を予め格納し、
    プロセッサの制御に応じて前記識別情報を保持情報として格納し、
    プロセッサの制御に応じてアドレスと識別情報を格納するメモリと、
    指定されたアクセス先へのアクセス処理を指示し、
    前記アクセス先のアドレスを取得し、
    取得した前記アドレスが、前記メモリに予め格納された前記複数のアドレスのいずれかである場合は、前記メモリに格納された前記保持情報を、取得した前記アドレスに一意に与えられた識別情報に更新し、前記複数のアドレスのいずれでもない場合は、前記保持情報を変更せず前記メモリに保持させ、
    取得した前記アドレスを、前記メモリに格納された前記保持情報と関連付けて前記メモリに格納させ、
    取得した前記アドレスと同じアクセス先を示すアドレスと同一の識別情報に関連付けられて前記メモリに格納されたアドレスを抽出し、
    抽出したアドレスの出力を指示するプロセッサと
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
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