JP2010134854A - 情報提供システム、情報閲覧支援システム及び情報提供方法 - Google Patents

情報提供システム、情報閲覧支援システム及び情報提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特定のWebページに対してより関連性が高い情報を収集する情報提供システム、情報閲覧支援システム及び情報提供方法を提供する。
【解決手段】情報閲覧支援システム1に含まれる閲覧情報提供サーバ110は、ユーザが通信端末によりアクセスして閲覧する文書である閲覧文書を特定する情報である閲覧文書特定情報(URL)を、当該通信端末を特定する端末特定情報及び当該通信端末によるアクセス時刻と対応付けてアクセス履歴情報として格納するアクセス履歴蓄積部111と、この閲覧文書特定情報により特定される文書に対してアクセスしたクライアント携帯端末100がその文書の前後にアクセスした頻度の高い文書である近隣文書を特定する情報である近隣情報を作成する近隣URL集計部(近隣情報作成手段)112と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供システム、情報閲覧支援システム及び情報提供方法に関する。
現在、インターネットには膨大な情報が蓄積されており、Webブラウザを搭載したパーソナルコンピュータや携帯電話等の端末のユーザは、これらの端末を使用することにより、インターネット上のWebページにアクセスして、当該Webページに記載された情報(コンテンツ)を閲覧することができる。ユーザが特定の場所に格納される情報を閲覧する場合、当該情報の格納場所を示すURL(Uniform Resource Locator、統一資源位置指定子)を直接指定する方法や、他の文書において上記のURLが埋め込まれたリンク情報をクリックする方法や、検索エンジン等を用いて、検索ワードとして入力したキーワードと関連するURL(リンク情報)の一覧を取得しこのURLをクリックする方法等が用いられる。しかしながら、インターネットに蓄積される情報量が膨大であることと、情報によって文書構造や他の情報とのリンク構造が異なることと、によって、ユーザがインターネットにおいて所望の情報を見つけることは容易ではない。このため、所望の情報に対してユーザが到達することを支援する処理方法が種々検討されている。
例えば、特許文献1では、ユーザが過去にアクセスしたWebページの情報をユーザ毎に収集し、この過去にアクセスしたWebページの情報のうち、当該ユーザが現在アクセスしているWebページと、内容、閲覧時刻及びURLから関連があると判別されるWebページの情報を、現在アクセスしているWebページに埋め込んで表示させることによりユーザの情報閲覧を支援する方法が開示されている。
また、特許文献2では、特許文献1と同様にユーザが過去にアクセスしたWebページの情報をユーザ毎に収集し、ユーザが現在アクセスしているWebページと、過去にアクセスしたWebページとの関連性を図示することによりユーザの情報閲覧を支援する方法が開示されている。
さらに、ユーザ毎に過去のアクセス履歴を収集する手法のほかに、ユーザの情報閲覧を支援する方法として、主に通信販売サイトで使われるバスケット分析がある。非特許文献1記載のサイトで用いられるように、バスケット分析とは、例えば通信販売サイトにおいて特定の商品の情報をユーザが選択した場合に、同じ商品の情報を過去に閲覧したユーザ群が閲覧した他の商品の情報を提示することにより、当該商品と関連のある情報の閲覧を支援している。
特開2007−226501号公報 特開2005−63373号公報 Amazon.co.jp、[online]、[平成20年12月1日検索]、インターネット<URL:http://www.amazon.co.jp/>
しかしながら、上述の支援方法では、ユーザの情報の閲覧を十分に支援できていない場合がある。例えば、特許文献1や特許文献2記載の技術では、ユーザが過去にアクセスしたWebページの情報に基づいて情報支援が行われるため、例えばこのユーザが検索エンジン等を利用して初めてアクセスしたWebページに対しては関連するWebページについての情報蓄積が少なく、満足な情報を提供することが困難である。一方、非特許文献1記載の技術は、他のユーザの過去の閲覧行動に基づいた支援が行われることから、初めてアクセスしたWebページであっても、関連する情報の提供が行われる。ただし、非特許文献1記載の技術は、通信販売のように商品(を販売するWebページ)が並列して配置されるサイトにおいては好適に用いられるものの、情報閲覧においてその閲覧順序が重要となることが多いWebコンテンツの閲覧の場合には、必ずしも満足のいく情報支援を行うことができないと考えられる。
また、近年、携帯電話によるインターネットの利用が増加し、これに対応して携帯電話向けのWebページが増加している。携帯電話では表示領域の面積がパーソナルコンピュータと比較して小さいため、携帯電話向けのWebページは1ページあたりの情報量が少なく、コンテンツ毎に細かく分割されるため複雑な構造を有する文書群が形成されることが多い。したがって、同一の文書群に含まれ、高い関連性を有するWebページをユーザが発見することができず、十分に情報を得ることができないことが増えている。また、このような現象は、パーソナルコンピュータ向けのWebページでも同様に発生しうる。例えば、フレーム表示されることを想定し関連情報へのリンク情報を排除して作成されたWebページに対して、ユーザがURLを指定することにより直接アクセスした場合には、当該Webページの関連情報へのリンク情報を見ることができないために閲覧すべき情報を見落としてしまい、結果としてユーザが満足に情報を得ることができない場合がある。
さらに、近年は上述のようなWebページへのアクセスによる情報閲覧行動は、ユーザが余暇を消化する際の手段の一つとして用いられることが増加している。この場合、例えば、現在閲覧している情報を見終えた後に他のユーザが閲覧している情報と同じものを見たいという要求がある場合があるが、上述の従来の方法では他のユーザの行動を知ることは困難であり、ユーザの要求に対して満足に応える情報支援を行うことが困難であった。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、特定のWebページに対してより関連性が高い情報を収集する情報提供システム、情報閲覧支援システム及び情報提供方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報提供システムは、ユーザが通信端末によりアクセスして閲覧する閲覧文書を特定する情報である閲覧文書特定情報を、当該通信端末を特定する端末特定情報及び当該通信端末によるアクセス時刻と対応付けてアクセス履歴情報として格納するアクセス履歴格納手段と、
前記アクセス履歴情報に基づいて、前記閲覧文書の前後にアクセスされた頻度の高い近隣文書を特定する情報である近隣情報を作成する近隣情報作成手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る情報提供方法は、アクセス履歴格納手段により、ユーザが通信端末によりアクセスして閲覧する閲覧文書を特定する情報である閲覧文書特定情報を、当該通信端末を特定する端末特定情報及び当該通信端末によるアクセス時刻と対応付けてアクセス履歴情報として格納するアクセス履歴格納ステップと、近隣情報作成手段により、前記アクセス履歴情報に基づいて、前記閲覧文書の前後にアクセスされた頻度の高い近隣文書を特定する情報である近隣情報を作成する近隣情報作成ステップと、を備えることを特徴とする。
上記の情報提供システム及びこの情報提供システムによる情報提供方法によれば、端末特定情報及び当該通信端末によるアクセス時刻と対応付けて格納されたアクセス履歴情報に基づいて、閲覧文書の前後にアクセスされた頻度の高い近隣文書を特定する情報である近隣情報が作成されるため、他のユーザの行動に基づいて求められた関連性の高い情報を収集することができる。
ここで、前記近隣情報は、前記閲覧文書の直前又は直後にアクセスした頻度の高い前記近隣文書を特定する情報である態様とすることができる。
上記の態様のように直前または直後にアクセスした頻度が高い近隣文書を表す情報を近隣情報として用いることで、より関連性の高い情報を近隣情報とすることができる。
また、前記通信端末のユーザの属性を示す情報である属性情報を格納する属性情報格納手段を更に備え、前記近隣情報作成手段は、前記端末特定情報と、前記属性情報に含まれる当該ユーザの属性情報とに基づいて、前記属性情報毎に前記近隣情報を作成する態様とすることができる。
ユーザにより閲覧される文書の内容によっては、ユーザの属性によって、関連性の高い情報として認識する情報の種類が大きく異なる場合がある。したがって、上記の態様とすることにより、ユーザの属性に応じた近隣情報が作成されることから、当該属性を有するユーザにとってはより関連性の高い近隣情報が作成される。
さらに、前記アクセス履歴格納手段は、前記閲覧文書に対してアクセスした時点の前記通信端末の位置情報を更に対応付けて格納し、前記近隣情報作成手段は、前記端末特定情報と、前記位置情報とに基づいて、前記位置情報毎に前記近隣情報を作成する態様とすることができる。
上記の態様とすることにより、ユーザが通信端末を操作する位置によって異なる近隣情報が作成される。したがって、通信端末を操作する位置によって興味を持つ内容が異なるような情報についても、通信端末の位置に応じてより関連性の高い情報が近隣情報により作成される。
また、前記近隣情報を前記閲覧文書特定情報と対応付けて格納する近隣情報格納手段と、前記近隣情報格納手段を検索し、前記ユーザが閲覧中の前記閲覧文書の前記閲覧文書特定情報に対応付けられた前記近隣情報を取得する検索手段と、前記閲覧文書特定情報に対応付けられた前記近隣情報を閲覧情報候補として前記ユーザに提示する提示手段と、を更に備える態様とすることができる。
上記の態様によれば、ユーザが閲覧中の閲覧文書に関連ある近隣情報が、検索手段により取得されこれが提示手段により閲覧情報候補としてユーザに対して提示されることから、ユーザは、閲覧中の文書に関連ある情報を得ることができる。
ここで、前記提示手段は、前記閲覧情報候補から、前記ユーザが過去に閲覧した前記閲覧文書の前記閲覧文書特定情報を排除する態様とすることができる。
上記のように、閲覧情報候補から過去にユーザが閲覧した閲覧文書の閲覧文書特定情報を排除することにより、ユーザが過去に閲覧したことがない新たな情報が閲覧情報候補としてユーザに対して提示されるため、関連性が高いにも関わらず従来はユーザが知ることのできなかった情報をユーザが知ることができる。
なお、本発明に係る情報提供システムに係る発明は、情報提供サーバと通信端末とを含んで構成される情報閲覧支援システムの発明として記述することができる。すなわち、本発明に係る情報閲覧支援システムは、情報提供サーバと、通信端末とを含んで構成される情報閲覧支援システムであって、前記情報提供サーバは、ユーザが通信端末によりアクセスして閲覧する閲覧文書を特定する情報である閲覧文書特定情報を、当該通信端末を特定する端末特定情報及び当該通信端末によるアクセス時刻と対応付けてアクセス履歴情報として格納するアクセス履歴格納手段と、前記アクセス履歴情報に基づいて、前記閲覧文書の前後にアクセスされた頻度の高い近隣文書を特定する情報である近隣情報を作成する近隣情報作成手段と、前記近隣情報を前記閲覧文書特定情報と対応付けて格納する近隣情報格納手段と、前記ユーザが閲覧中の前記閲覧文書の前記閲覧文書特定情報が含まれて前記通信端末から送信される閲覧情報候補要求に基づいて、前記近隣情報格納手段を検索することにより、前記ユーザが閲覧中の前記閲覧文書の前記閲覧文書特定情報に対応付けられた前記近隣情報を検索結果として取得する検索手段と、前記検索結果を閲覧情報候補として前記通信端末に送信する閲覧情報候補送信手段と、を備え、前記通信端末は、前記ユーザが閲覧中の前記閲覧文書の前記閲覧文書特定情報が含まれた前記閲覧情報候補要求を前記情報提供サーバに対して送信し、前記閲覧情報候補を受信する送受信手段と、前記閲覧情報候補を前記ユーザに対して提示する提示手段と、を備えることを特徴とする。
上記の情報閲覧支援システムによれば、情報提供サーバにおいて閲覧文書特定情報を含んで通信端末から送信される閲覧情報候補要求を受信し、当該閲覧情報候補要求に基づいて、現在通信端末が閲覧中の情報の前後に他の多くのユーザによって閲覧されているURLの情報が含まれる近隣情報が情報提供サーバにおいて検索され、この検索結果が情報提供サーバから通信端末に対して送信され、通信端末においてこれがユーザに対して閲覧情報候補として提示される。したがって、例えばユーザが閲覧中の情報から次に閲覧すべき情報が見つけられない場合や現在閲覧している情報から直接次に閲覧すべき情報へのリンクが存在しない場合においても、他の多くのユーザの閲覧行動を参考として、現在閲覧中の情報と関連して閲覧される頻度が高い情報をユーザに提示することにより、ユーザの閲覧行動を支援することができる。
本発明によれば、特定のWebページに対してより関連性が高い情報を収集する情報提供システム、情報閲覧支援システム及び情報提供方法が提供される。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
<第1実施形態>
(情報閲覧支援システムの構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る閲覧情報提供サーバ(情報提供サーバ)110を含む情報閲覧支援システム(情報提供システム)1の構成について説明する図である。情報閲覧支援システム1は、クライアント携帯端末(通信端末)100による情報の閲覧を支援するシステムである。情報閲覧支援システム1に含まれる閲覧情報提供サーバ110からクライアント携帯端末100に対して提供される情報は、具体的にはクライアント携帯端末100から送信される要求に応じてクライアント携帯端末100に対して送信されるものであり、クライアント携帯端末100が閲覧中の情報(コンテンツ)のURL(Uniform Resource Locator、統一資源位置指定子)の近隣URLのリストである。この近隣URLとは、詳細は後述するが、閲覧中のURLにより特定される情報(閲覧文書)の前後に閲覧される頻度の高い情報(近隣文書)を特定するURLである。図1に示すように、閲覧情報提供サーバ110は、クライアント携帯端末100への情報提供のための主要機能を有する装置である。また、情報閲覧支援システム1は、アクセス履歴収集システム105を含んでいてもよい。アクセス履歴収集システム105と閲覧情報提供サーバ110との間は有線で接続されており、情報の送受信を行うことができる。以下、図1に示す情報閲覧支援システム1に含まれる各装置の構成及び機能について説明する。
クライアント携帯端末100は、ユーザにより用いられる端末装置であり、ネットワークNへのアクセス機能を有している。具体的には、ネットワークNは、例えば、移動体通信網であり、クライアント携帯端末100は、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の移動通信端末である。クライアント携帯端末100は、所定の方法でネットワークN上の情報にアクセスする。具体的には、クライアント携帯端末100は、URLを含むHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)リクエストをネットワークNに送信することで、URLに対応するWebサーバにアクセスしてコンテンツ(情報)を受信する。
図2は、クライアント携帯端末100のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、クライアント携帯端末100は、CPU(Central Processing Unit)21、RAM(Random Access Memory)22、ROM(Read Only Memory)23、操作部24、無線通信部25、ディスプレイ26、スピーカー27、及びアンテナ28等のハードウェアにより構成されている。これらの構成要素が動作することにより、以下に説明するクライアント携帯端末100の各機能が発揮される。
図1に戻り、クライアント携帯端末100に含まれる各機能について説明する。クライアント携帯端末100は、通信部(送受信手段)101と、提示部(提示手段)102とを含んで構成される。
通信部101は、ネットワークNを介してアクセス履歴収集システム105及び閲覧情報提供サーバ110との間で情報の送受信を行う機能を有する。また、現在のセッションで閲覧中のURL群を含む閲覧情報候補要求を閲覧情報提供サーバ110に対して送信することによって、閲覧中のURL群の直前、あるいは直後に閲覧される頻度が大きく、かつ当該ユーザが未閲覧のURLの情報(近隣URL)を受信する送受信手段として機能する。閲覧情報候補の取得を要求する処理は、例えば、図3に示すように、ユーザがクライアント携帯端末100を用いてコンテンツを閲覧している際にクライアント携帯端末100のディスプレイに表示される、「前URL」、「次URL」等のボタンをクリックする、或いは「前URL」、「次URL」の表示用に予め割り当てられたクライアント携帯端末100の入力ボタンを押下げることで行われる。例えば、図3の場合はボタンB1が「前URL」に対して割り当てられ、ボタンB2が「次URL」に割り当てられているため、これらのボタンを押下げることにより、閲覧情報候補要求が閲覧情報提供サーバ110に対して送信される。なお、閲覧中に選択可能な機能の一覧を表示するためのボタンを配備し、機能一覧の中に前述の「前URL」、「次URL」に相当するメニューを表示することとしても良い。クライアント携帯端末100は、この閲覧情報候補要求を閲覧情報提供サーバ110に対して送信し、これに基づいて閲覧情報提供サーバ110から送信される近隣URLを取得する。
提示部102は、上述のように、閲覧情報提供サーバ110から送信される近隣URLを出力することによりクライアント携帯端末100のユーザに対して提示する提示手段として機能する。近隣URLをユーザに対して提示する方法は適宜変更できるが、例えば、近隣URLにより特定されるコンテンツ(情報)に対してのリンク一覧を作成する方法等を用いることができる。
続いて、アクセス履歴収集システム105について説明する。アクセス履歴収集システム105は、ネットワークN上に設けられており、クライアント携帯端末100がアクセスして閲覧する情報の履歴であるアクセス履歴情報を取得するシステムである。すなわち、アクセス履歴収集システム105は、「どのクライアント携帯端末100が」「どのコンテンツ(情報)に」「いつアクセスしたか」という情報を取得し、アクセス履歴情報として格納するアクセス履歴格納手段の一機能とすることもできる。具体的には、アクセス履歴収集システム105は、図4の表に示すように、クライアント携帯端末100を特定する情報であるユーザID(端末特定情報)、一連のアクセス行動を一意に識別するセッションID、クライアント携帯端末100により送信されたHTTPリクエストに含まれるURL(閲覧文書特定情報)、及びクライアント携帯端末100がHTTPリクエストを送信した時刻のタイムスタンプ(アクセス時刻)の各情報を対応付けて取得する。
なお、上述の各項目のうち、セッションIDは、ユーザがクライアント携帯端末100を操作してブラウザを立ち上げ、情報の閲覧に係る通信を開始する度に生成され、例えば、ブラウザの終了、ブックマークに記録したURLへの遷移、あるいはURLの直接入力による遷移など、予め設定されたイベントが発生するまで同じ値が保持される。セッションIDがシステム上使用できない場合は、タイムスタンプを使用する。この場合には、タイムスタンプの間隔が一定時間以上であった場合には、別セッションであると判定することにより、同一のセッションかどうかを判定することができる。また、クライアント携帯端末100がHTTPリクエストを送信した時刻は、クライアント携帯端末100のユーザがコンテンツにアクセスした時刻を示す。
アクセス履歴収集システム105が上述の各情報を取得する方法としては、例えば、アクセス履歴収集システム105がクライアント携帯端末100のプロキシサーバとして機能している場合には、クライアント携帯端末100から、ユーザIDを含むHTTPリクエストを受信して解析することによる方法が挙げられる。また、例えば、クライアント携帯端末100から各情報を受信する等の他の方法により各情報を取得することもできる。アクセス履歴収集システム105は、取得したアクセス履歴情報を情報提供装置120に送信する。なお、アクセス履歴収集システム105がプロキシサーバである場合等には、クライアント携帯端末100から受信したHTTPリクエストを対応するURLで示されるコンテンツを提供するWebサーバ(図示省略)に対して転送する。
次に、閲覧情報提供サーバ110について説明する。図1に示すように、閲覧情報提供サーバ110は、機能的な構成ブロックとして、アクセス履歴蓄積部(アクセス履歴格納手段)111と、近隣URL集計部(近隣情報作成手段)112と、近隣URL情報格納部(近隣情報格納手段)113と、閲覧情報候補生成部(検索手段、閲覧情報候補送信手段)114と、を含んで構成される。
アクセス履歴蓄積部111は、アクセス履歴収集システム105から送信されるアクセス履歴情報を受信し、格納するアクセス履歴格納手段として機能する。このアクセス履歴蓄積部111には、例えば、図4に示す表のように、ユーザがクライアント携帯端末100にアクセスして閲覧する文書に係る閲覧文書特定情報であるURLを、クライアント携帯端末100を特定する端末特定情報であるユーザID及び当該通信端末によるアクセス時刻を特定する情報であるタイムスタンプと対応付けたアクセス履歴情報が格納される。なお、ユーザIDとは、例えば電話番号のように、クライアント携帯端末100の所有者を特定する情報である。また、セッションIDは、上述のように、一連の動作によるアクセスであるかを特定するものである。アクセス履歴蓄積部111において格納されるアクセス履歴情報は、後述の近隣URL集計部112からの要求に使用される。なお、アクセス履歴蓄積部111に格納されるアクセス履歴情報は、一定期間経過すると削除される態様とすることもできる。この場合、アクセス履歴情報を削除するまでの期間は予め定められている。また、本実施形態に係る閲覧情報提供サーバ110では、アクセス履歴蓄積部111は、アクセス履歴収集システム105において収集されたアクセス履歴情報を取得し、これを格納する構成が示されているが、閲覧情報提供サーバ110がアクセス履歴を収集する機能を備えることもできる。
近隣URL集計部112は、アクセス履歴蓄積部111の情報を参照し、各URLについて同一セッション内で直前、及び直後にアクセスされるURLの頻度を集計することにより、近隣情報を作成する近隣情報作成手段として機能する。この近隣URL集計部112により作成される近隣情報とは、特定のURLに対してアクセスしたクライアント携帯端末100がその文書の前後にアクセスした頻度の高い文書を特定する情報のことであり、具体的には、アクセス履歴蓄積部111に格納される図4に示す表を用い、URL毎に、同一ユーザID、同一セッションIDのアクセス履歴であって、当該URLの直前及び直後に登場しているURLをそれぞれ前URL及び次URL(両者を併せて近隣URLとする)として抽出し、URLと近隣URLの組み合わせ毎にその出現頻度をアクセス頻度として算出したものである。なお、図4のデータはユーザID及びセッションID毎にタイムスタンプの示す時刻順にソートされている状態である。
近隣URL集計部112によるアクセス頻度の集計結果は、例えば、図5に示す表によりまとめられる。図5に示す表では、上述のURL(特定の文書(コンテンツ)のURL)と、前後識別キーと、その近隣URLと、アクセス頻度と、が対応付けられている。なお、前後識別キーは、履歴の内容が、前URLの情報と、次URLの情報のどちらを示しているか区別するものであり、前者であれば0、後者であれば1を設定している。したがって、例えば、近隣URL集計部112によって算出した結果、URL「http://aaa.html」により特定されるコンテンツの次に、URL「http://bbb.html」により特定されるコンテンツを参照した頻度が1785回であったことが図5から分かる。このように集計された結果は、後述の近隣URL情報格納部113に格納される。
なお、近隣URL集計部112によるアクセス頻度の集計等の近隣情報の作成に係る処理は、予め定められた間隔毎に行われる。また、アクセス履歴蓄積部111において集計が行われていないアクセス履歴情報が一定数蓄積された毎にアクセス頻度の集計を行う態様とすることもできる。
近隣URL情報格納部113は、近隣URL集計部112によって集計された近隣情報を蓄積する近隣情報格納手段である。近隣情報の蓄積は、例えば、図5に示す表の状態で各情報を格納することにより行われる。なお、近隣URL情報格納部113により格納される近隣情報は、図5に示す近隣URL集計部112により集計された情報のうち、アクセス数が一定数以上のものである情報や、特定のURLに対する近隣URLのうち、アクセス数が上位のもののみを格納する態様とすることもできる。
閲覧情報候補生成部114は、クライアント携帯端末100からの閲覧情報候補要求を受信し、この閲覧情報候補要求に基づいて閲覧情報提供サーバ110を検索することにより近隣情報である近隣URLのリストを取得し(検索手段)、この近隣URLのリストをクライアント携帯端末100に対して送信する(閲覧情報候補送信手段)機能を備える。クライアント携帯端末100から送信される閲覧情報候補要求には、クライアント携帯端末100が現在のセッションで閲覧中のコンテンツを示すURL(閲覧文書特定情報)と、要求内容が直近URLか次URLのどちらであるかを示す前後識別キーとを含んで構成される。なお、閲覧情報候補要求に含まれるURLは現在閲覧中のコンテンツを示すURLのほか、同一セッションで閲覧されたURL群であってもよい。以下は、閲覧情報候補要求に含まれるURLが閲覧中のURLを含むURL群である場合について説明する。
閲覧情報候補生成部114は、これらの情報に基づいて近隣URL情報格納部113を検索することにより、クライアント携帯端末100が閲覧中のURL群のそれぞれに対して合致する近隣URLとアクセス頻度の一覧を取得する。そして、必要に応じて、URL群のそれぞれに対して得られた一覧表のうち、近隣URLが同じものについてアクセス頻度を合算し、さらに、近隣URLのうち、閲覧中のURL群と重複するURLを除外した後に、アクセス頻度が大きいものから順にソートした結果を閲覧情報候補としてクライアント携帯端末100に送信する(閲覧情報候補応答)。ここでアクセス頻度が小さいものは、極一部の他のユーザの特殊なアクセス行動によるもので、当該ユーザにとって有益な情報とならない可能性が高いため、必要に応じて予め設定する閾値以下の近隣URLは、クライアント携帯端末100への送信対象から除去する。また、対象となる閲覧情報候補が多数の場合は、アクセス頻度が大きいものから順に一定数のレコードのみを抽出してクライアント携帯端末100に送信する機能をさらに備えていてもよい。なお、URL群ではなく、閲覧中のコンテンツを示すURLのみがクライアント携帯端末100から送信された場合には、URL群のそれぞれに対して合致する近隣URLのリストを用いた合算やソートを行う必要はない。
また、上記では閲覧情報候補として、複数のレコードのリストを送信したが、アクセス頻度が最大のもののみをクライアント携帯端末100に送信することとしても良い。この場合は、クライアント携帯端末100では、閲覧情報候補のリストでは無く、直接当該閲覧情報候補のコンテンツを表示する。
以上が、本実施形態に係る閲覧情報提供サーバ110の構成である。図6に、アクセス履歴収集システム105及び閲覧情報提供サーバ110のハードウェア構成を示す。図6に示すように、各装置105,120は、CPU11、主記憶装置であるRAM12及びROM13、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール14、並びにハードディスク等の補助記憶装置15等のハードウェアを備えるコンピュータとして構成される。これらの構成要素が動作することにより、上述した各装置105,120の機能が発揮される。なお、各装置105,120は、必ずしも一つのコンピュータにより構成されている必要はなく、複数のコンピュータによるコンピュータシステムにより構成されていてもよい。また、上記の2つ以上の各105,120の機能が一つのコンピュータにより実現されてもよい。
(情報提供方法)
引き続いて、図7のフローチャートを用いて本実施形態に係る情報閲覧支援システム1により実行される処理(情報提供方法(情報閲覧支援方法))について説明する。
情報閲覧支援システム1では、まず、アクセス履歴収集システム105によりクライアント携帯端末100のアクセス履歴が収集されると共に、一定期間のアクセス履歴が閲覧情報提供サーバ110のアクセス履歴蓄積部111に格納される(S11、アクセス履歴格納ステップ)。
次に、近隣URL集計部112によって、一定期間毎に、アクセス履歴蓄積部111に格納されたアクセス履歴に含まれるURL毎に、その近隣URLと当該近隣URLに対するアクセス回数が集計される。(S12、近隣URL情報算出ステップ(近隣情報作成ステップ))。そして近隣URL集計部112により集計された結果は、近隣URL情報格納部113に格納される。
次に、閲覧情報提供サーバ110の閲覧情報候補生成部114において、クライアント携帯端末100からの閲覧情報候補要求(情報送信要求)を受信する(S13、閲覧情報候補要求受信ステップ)。閲覧情報候補生成部114は、閲覧情報候補要求に含まれる閲覧文書のURLに基づいて、近隣URL情報格納部113を参照して、要求に含まれるURL群と、前後識別キーに合致する近隣URL情報を検索し(S14、近隣URL情報作成ステップ)、この検索結果を基に閲覧情報候補となる近隣URL情報を抽出した後、クライアント携帯端末100に送信する(S15、閲覧情報候補送信ステップ)。そして、クライアント携帯端末100では、通信部101により近隣URL情報が受信され、この近隣URL情報が提示部102において閲覧情報候補として表示等の出力がなされ、ユーザはこの出力結果を閲覧することができる。
以上により、本実施形態に係る閲覧情報提供サーバ110を含む情報閲覧支援システム1における処理が終了する。
(第1実施形態の効果)
上述した本実施形態に係る閲覧情報提供サーバ110では、クライアント携帯端末100から、情報(コンテンツ)を閲覧する際に、近隣URLを示す閲覧情報候補の取得要求を行うことで、閲覧情報提供サーバ110により作成された現在閲覧中の情報の前後に他の多くのユーザによって閲覧されているURLの情報が含まれる近隣URLリストが閲覧情報提供サーバ110から提示される。したがって、ユーザが閲覧中の情報から次に閲覧すべき情報が見つけられない場合、あるいは、現在閲覧している情報から直接次に閲覧すべき情報へのリンクが存在しない場合においても、他の多くのユーザの閲覧行動を参考として、同一セッション内で閲覧される頻度が高いにも関わらず、当該ユーザがまだ閲覧していない情報をユーザに提示し、閲覧行動を支援することができる。
<第2実施形態>
(情報閲覧支援システムの構成)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図8は、本発明の第2実施形態に係る閲覧情報提供サーバ110を含む情報閲覧支援システム2の構成について説明する図である。第2実施形態に係る情報閲覧支援システム2と第1実施形態に係る情報閲覧支援システム1とを比較すると以下の点が異なる。すなわち、情報閲覧支援システム1では、複数のクライアント携帯端末100のユーザ全体について閲覧中の情報群の前後にアクセスされる頻度の高いURLを閲覧情報候補としてユーザに提示したが、情報閲覧支援システム2では、性別・年齢・住所などのユーザの属性毎に近隣URLを集計し、閲覧情報候補を要求したユーザの属性に対応する近隣URLのみを基にして、閲覧情報候補を提示する点である。以下、この点を中心に第2実施形態に係る情報閲覧支援システム2について説明する。
図8に示すように、第2実施形態に係る情報閲覧支援システム2では、閲覧情報提供サーバ110に含まれる各構成に加え、ユーザ属性情報格納部115を備えることを特徴とする。
ユーザ属性情報格納部115は、予めユーザによって通知されるユーザの属性情報を図9に示す構造で格納する機能を有する。ここでユーザIDはアクセス履歴蓄積部111に格納されるユーザIDと同一のものであり、クライアント携帯端末100のユーザを一意に識別するIDである。
本実施形態においては、近隣URL集計部112で、アクセス履歴蓄積部111に加え、ユーザ属性情報格納部115を参照し、ユーザ属性が同一となるユーザ群毎に分離して、URL毎の近隣URL及びアクセス回数の集計を行い、それぞれの集計結果を近隣URL情報格納部113に格納する。なお、ユーザ属性情報格納部115に格納される属性(性別、住所等)のうち、どの属性に基づいてユーザ群を分離するかは、URL毎に予め定めておく態様としてもよい。また、複数種類の属性を用いてユーザ群を分離する態様とすることもできる。
一方、情報閲覧支援システム2のクライアント携帯端末100は、閲覧情報候補要求時に、前述の現在のセッションで閲覧中のコンテンツを示すURL群と、要求内容が前URLか次URLのどちらであるかを示す前後識別キーに加え、ユーザIDを含む閲覧情報候補要求を、閲覧情報提供サーバ110に対して送信する。閲覧情報提供サーバ110の閲覧情報候補生成部114は、ユーザIDを用いてユーザ属性情報格納部115を検索することにより、閲覧情報候補要求を送信したクライアント携帯端末100のユーザの属性情報を取得する。さらに閲覧情報候補生成部114は、このユーザの属性情報とURLとに基づいて、クライアント携帯端末100のユーザが属するユーザ群における近隣URL情報を近隣URL情報格納部113から検索することにより取得する。そして、この検索結果に基づいた閲覧情報候補をクライアント携帯端末100に送信する。これにより、クライアント携帯端末100に対して、クライアント携帯端末100のユーザの属性と一致する属性の他のユーザによるアクセス頻度が高い閲覧情報候補が取得される。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態の情報閲覧支援システム2によれば、閲覧情報提供サーバ110により、ユーザの属性に応じてユーザを分離した後に、アクセス頻度の集計が行われ、クライアント携帯端末100のユーザの属性を反映した近隣情報がクライアント携帯端末100に対して送信される。したがって、例えば、服飾の通信販売や、動画コンテンツなどで、ユーザ属性によって嗜好が異なり、閲覧する情報が異なるような場合であっても、同一の属性のユーザが前後に閲覧する傾向が高く、かつ現在のセッション内で未閲覧の情報を閲覧情報候補として提示することで、当該ユーザにとって有用性が高いと考えられるコンテンツの閲覧を支援することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明に係る情報提供システム、情報閲覧支援システム、及び情報提供方法は種々の変更を行うことが可能である。以下、この変形例について説明する。
<変形例−1>
上述の情報閲覧支援システムでは、各URLの直前、或いは直後に多くのユーザがアクセスするURLのリストを閲覧情報候補(近隣情報)としたが、同一セッション内で各URLの直前、或いは直後で最初にURLのドメイン部分が変化するURLを閲覧情報候補として用いても良い。
上記の態様の場合、近隣URL集計部112において、各URLの直前、直後のURLの代わりに、同一セッション内で各URLの直前、直後で最初にURLのドメイン部分が変化するURLを集計した情報を近隣URL情報格納部113に格納し、上記の実施形態と同様の処理を行うことにより、クライアント携帯端末100に対して現在閲覧中のURLとは異なるドメインを有するURLが閲覧情報候補として送信される。これにより、例えば商品の詳細情報をメーカーのwebページで閲覧した後に、多くのユーザが高い頻度で次に閲覧する、異なるドメインの商品販売webページを提示するといったことが可能となる。
<変形例−2>
上記実施形態では、ユーザ全体について前後にアクセスされる頻度の高いURLを近隣URL情報としてクライアント携帯端末100に送信することによりユーザに提示したが、情報閲覧時のクライアント携帯端末100の位置情報毎に近隣URLを集計し、閲覧情報候補を要求したクライアント携帯端末100の位置情報に対応する近隣URLのみを基にして、近隣URL情報を提示することとしても良い。
この場合、アクセス履歴収集システム105において、図3に示したユーザID、セッションID、タイムスタンプ、URLに加え、情報閲覧時のユーザの位置情報を収集し、アクセス履歴蓄積部111に格納する。
ここで、アクセス履歴収集システム105において収集される情報閲覧時の位置情報は、クライアント携帯端末100にGPS(Global Positioning System)が搭載されている場合は、GPSより出力される位置情報を情報閲覧時にクライアント携帯端末100から送信することで、アクセス履歴収集システム105において収集される。また、GPSが使用できない場合においては、クライアント携帯端末100が通信している最寄りの通信基地局の位置情報、或いは、IPアドレスから判別される位置情報を用いて位置情報が推定される。
一方、近隣URL集計部112では、位置情報が同一となるアクセス履歴毎に分離してURL毎の近隣URL及びアクセス回数の集計を行い、それぞれの集計結果が近隣URL情報格納部113に格納される。
そして、クライアント携帯端末100はこの位置情報にも基づいたアクセス履歴を取得するために、前述の現在のセッションで閲覧中のコンテンツを示すURL群と、要求内容が前URLか次URLのどちらであるかを示す前後識別キーに加え、ユーザの現在の位置情報を含む閲覧情報候補要求を、閲覧情報提供サーバ110に送信する。閲覧情報提供サーバ110の閲覧情報候補生成部114では、この閲覧情報候補要求に含まれるクライアント携帯端末100の位置情報と対応付けて格納される近隣URL情報を近隣URL情報格納部113から検索し、検索結果の近隣URL情報を閲覧情報候補としてクライアント携帯端末100に対して送信する。これにより、クライアント携帯端末100に対して、クライアント携帯端末100の位置情報に基づいたアクセス頻度が高い近隣URLが取得される。
上記の態様の場合、近隣URL集計部112において位置情報に基づいてアクセス履歴情報を分離した後に集計を行った情報を近隣URL情報格納部113に格納し、クライアント携帯端末100から送信される位置情報に応じて、異なる近隣情報を提供することができる。これにより、例えばレストランやホテルなど、クライアント携帯端末100のユーザの現在地によって閲覧したい情報が異なる場合であっても、同一の位置にいたユーザが前後に閲覧する傾向が高い情報を閲覧情報候補として提示することで、当該ユーザにとって有用性が高いと考えられるコンテンツの閲覧を支援することができる。
<変形例−3>
上記実施形態では、閲覧情報候補として、他ユーザが現在のセッションで閲覧中の情報群の前後で最もアクセスされる頻度が高く、かつ同一セッション内で未閲覧の情報を一つ、あるいは複数表示していたが、閲覧情報候補を要求したユーザが過去に閲覧したことがあるURLを表示候補の対象外としても良い。
この場合、閲覧情報提供サーバ110、或いはクライアント携帯端末100上で、閲覧情報候補のリストに含まれるURLと、ユーザが過去に閲覧済みのURLを照合し、合致するURLを除去することによって、過去に閲覧したことがあるURLを表示候補の対象外とすることができる。
閲覧情報提供サーバ110上で、上記機能を実現する場合は、図6に示すフローチャートのうち、クライアント携帯端末100からの閲覧情報候補要求を受信した際(S13)に、クライアント携帯端末100を特定する情報(例えばユーザID)を送信端末特定情報として取得する。そして、閲覧情報候補生成部114では、近隣URL情報格納部113を検索することによりクライアント携帯端末100の要求に合致する近隣URLを取得した(S14)後に、アクセス履歴蓄積部111を参照して、クライアント携帯端末100のユーザID(送信端末特定情報)を用いて、当該ユーザの過去の閲覧済みのURLのリストを取得し、近隣URL情報に含まれる近隣URLのうち閲覧済みのURLに含まれるURLを除去し、除去後のURLを近隣情報として送信することにより実現することができる。
一方、クライアント携帯端末100上で、上記機能を実現する場合は、予め過去の閲覧履歴を保存しておき、クライアント携帯端末100に対して閲覧情報提供サーバ110から閲覧情報候補(近隣情報)が送られた際に、このリストに含まれる近隣URLと、閲覧履歴に含まれるURLとを照合し、閲覧情報候補のリストから合致するURLを除去した後に、除去後のURLを閲覧情報候補としてクライアント携帯端末100に表示してユーザに通知することができる。
閲覧中の情報の前後でアクセス頻度の高い情報であっても、既に当該ユーザが過去に閲覧したことのある情報は、ユーザにとって有用性は低い可能性がある。したがって、上記の態様とすることで、こうした過去に閲覧済みの情報を除去して、まだユーザが閲覧したことのない情報のURLのみ示すことで、よりユーザにとって有用性の高い閲覧支援を提供することが可能となる。
<変形例−4>
上記実施形態では、近隣URLとして、各URLの直前、或いは直後に多くのユーザがアクセスするURLを用いたが、直前、或いは直後の複数段先までを近隣URLとして用いることとしても良い。
この場合、近隣URL集計部112において、各URLの直前、直後のURLの代わりに、直前、或いは直後の複数段先のURLまでを、近隣URLとして集計した情報を近隣URL情報格納部113に格納し、上記の実施形態と同様の処理を行う。
これにより、クライアント携帯端末100において現在閲覧中の情報の二つ以上前に閲覧していた情報について、その前後でアクセスされる頻度の高い情報を閲覧情報候補としてクライアント携帯端末100に対して提示することが可能となり、本来二つ以上前の情報まで一旦戻った上でなければクリックできないリンク先の情報へのアクセスが容易になる。
<変形例−5>
上記実施形態では、ユーザがクライアント携帯端末100を操作することにより(例えば図3のボタンB1を押下げることにより)、閲覧情報候補要求を送信することを契機として、閲覧情報候補をクライアント携帯端末100に対して送信する態様について説明したが、例えばクライアント携帯端末100から送信されたHTTPリクエストを閲覧情報提供サーバ110において閲覧情報候補要求として受信する態様とすることによって、クライアント携帯端末100のユーザが当該URLの情報を閲覧している時点で、同時に次の閲覧情報候補をクライアント携帯端末100の画面上に提示する態様とすることもできる。この場合、画面上にユーザがアクセスしているコンテンツと並べて、例えば閲覧情報候補の情報及び、各情報のタイトルなど、情報の概要を示す情報をリスト形式で表示してもよい。
上記の態様とすることにより、現在閲覧中の情報の前後でアクセスされる頻度の高い情報群をユーザが把握することが可能となり、ユーザの次の閲覧情報決定を容易にする閲覧支援を実現することができる。
本発明の第1実施形態に係る情報閲覧支援システムの構成について説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るクライアント携帯端末のハードウェア構成を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るクライアント携帯端末の画面イメージを示す図である。 アクセス履歴蓄積部に格納される情報のデータ構造を示す図である。 近隣URL情報格納部に格納される情報のデータ構造を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るアクセス履歴収集システム及び閲覧情報提供サーバのハードウェア構成を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る情報閲覧支援システムによる情報提供方法(情報閲覧支援方法)を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る情報閲覧支援システムの構成について説明する図である。 ユーザ属性情報格納部に格納される情報のデータ構造を示す図である。
符号の説明
1,2…情報閲覧支援システム,100…クライアント携帯端末(通信端末)、110…閲覧情報提供サーバ、111…アクセス履歴蓄積部、112…近隣URL集計部、113…近隣URL情報格納部、114…閲覧情報候補生成部、115…ユーザ属性情報格納部。

Claims (8)

  1. ユーザが通信端末によりアクセスして閲覧する閲覧文書を特定する情報である閲覧文書特定情報を、当該通信端末を特定する端末特定情報及び当該通信端末によるアクセス時刻と対応付けてアクセス履歴情報として格納するアクセス履歴格納手段と、
    前記アクセス履歴情報に基づいて、前記閲覧文書の前後にアクセスされた頻度の高い近隣文書を特定する情報である近隣情報を作成する近隣情報作成手段と、
    を備えることを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記近隣情報は、前記閲覧文書の直前又は直後にアクセスした頻度の高い前記近隣文書を特定する情報であることを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  3. 前記通信端末のユーザの属性を示す情報である属性情報を格納する属性情報格納手段を更に備え、
    前記近隣情報作成手段は、前記端末特定情報と、前記属性情報に含まれる当該ユーザの属性情報とに基づいて、前記属性情報毎に前記近隣情報を作成する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報提供システム。
  4. 前記アクセス履歴格納手段は、前記閲覧文書に対してアクセスした時点の前記通信端末の位置情報を更に対応付けて格納し、
    前記近隣情報作成手段は、前記端末特定情報と、前記位置情報とに基づいて、前記位置情報毎に前記近隣情報を作成する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報提供システム。
  5. 前記近隣情報を前記閲覧文書特定情報と対応付けて格納する近隣情報格納手段と、
    前記近隣情報格納手段を検索し、前記ユーザが閲覧中の前記閲覧文書の前記閲覧文書特定情報に対応付けられた前記近隣情報を取得する検索手段と、
    前記閲覧文書特定情報に対応付けられた前記近隣情報を閲覧情報候補として前記ユーザに提示する提示手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報提供システム。
  6. 前記提示手段は、前記閲覧情報候補から、前記ユーザが過去に閲覧した前記閲覧文書の前記閲覧文書特定情報を排除することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報提供システム。
  7. 情報提供サーバと、通信端末とを含んで構成される情報閲覧支援システムであって、
    前記情報提供サーバは、
    ユーザが通信端末によりアクセスして閲覧する閲覧文書を特定する情報である閲覧文書特定情報を、当該通信端末を特定する端末特定情報及び当該通信端末によるアクセス時刻と対応付けてアクセス履歴情報として格納するアクセス履歴格納手段と、
    前記アクセス履歴情報に基づいて、前記閲覧文書の前後にアクセスされた頻度の高い近隣文書を特定する情報である近隣情報を作成する近隣情報作成手段と、
    前記近隣情報を前記閲覧文書特定情報と対応付けて格納する近隣情報格納手段と、
    前記ユーザが閲覧中の前記閲覧文書の前記閲覧文書特定情報が含まれて前記通信端末から送信される閲覧情報候補要求に基づいて、前記近隣情報格納手段を検索することにより、前記ユーザが閲覧中の前記閲覧文書の前記閲覧文書特定情報に対応付けられた前記近隣情報を検索結果として取得する検索手段と、
    前記検索結果を閲覧情報候補として前記通信端末に送信する閲覧情報候補送信手段と、
    を備え、
    前記通信端末は、
    前記ユーザが閲覧中の前記閲覧文書の前記閲覧文書特定情報が含まれた前記閲覧情報候補要求を前記情報提供サーバに対して送信し、前記閲覧情報候補を受信する送受信手段と、
    前記閲覧情報候補を前記ユーザに対して提示する提示手段と、
    を備えることを特徴とする情報閲覧支援システム。
  8. アクセス履歴格納手段により、ユーザが通信端末によりアクセスして閲覧する閲覧文書を特定する情報である閲覧文書特定情報を、当該通信端末を特定する端末特定情報及び当該通信端末によるアクセス時刻と対応付けてアクセス履歴情報として格納するアクセス履歴格納ステップと、
    近隣情報作成手段により、前記アクセス履歴情報に基づいて、前記閲覧文書の前後にアクセスされた頻度の高い近隣文書を特定する情報である近隣情報を作成する近隣情報作成ステップと、
    を備えることを特徴とする情報提供方法。
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