JP5476954B2 - 移動端末、基地局、通信システムおよび通信方法 - Google Patents

移動端末、基地局、通信システムおよび通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5476954B2
JP5476954B2 JP2009276278A JP2009276278A JP5476954B2 JP 5476954 B2 JP5476954 B2 JP 5476954B2 JP 2009276278 A JP2009276278 A JP 2009276278A JP 2009276278 A JP2009276278 A JP 2009276278A JP 5476954 B2 JP5476954 B2 JP 5476954B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
data
mobile terminal
unit
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009276278A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011120049A (ja
Inventor
崇春 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2009276278A priority Critical patent/JP5476954B2/ja
Priority to US12/954,022 priority patent/US8626059B2/en
Priority to EP10193323.2A priority patent/EP2330766B1/en
Publication of JP2011120049A publication Critical patent/JP2011120049A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5476954B2 publication Critical patent/JP5476954B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L2001/0092Error control systems characterised by the topology of the transmission link
    • H04L2001/0097Relays

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、無線通信を行う移動端末、基地局、通信システムおよび通信方法に関する。
現在、一般的なセルラシステムにおいては、基地局と無線端末(たとえば移動端末)との間で直接通信を行うシングルホップ通信が用いられている。近年、シングルホップ通信に加えて、無線端末が他の無線端末のトラフィックを中継するマルチホップ通信が検討されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
また、移動無線通信の分野では、無線伝送区間における誤りを補償する誤り補償技術が用いられている(たとえば、下記特許文献2参照。)。誤り補償技術としては、たとえばARQ(Automatic Repeat Request:自動再送制御)がある。ARQでは、送信パケットに付加した誤り検出符号を用いてパケット毎に誤り検出を行う。そして、誤りがなければ送信側にACK信号を返して次のパケットを要求し、誤りがある場合はNACK信号を返してパケットの再送を要求する。
さらに、ARQの再送回数を少なくするために、近年ではHARQ(Hybrid ARQ)が使用されている。HARQでは、受信側で誤りを検出した場合に、受信パケットを保持し、再送要求後に送信される再送パケットと合成して復調することによって、再送時の受信特性を改善する。
特開2004−248210号公報 特開2006−066948号公報
しかしながら、上述した従来技術では、データを効率よく伝送することができない場合がある。たとえば、マルチホップ通信では、移動端末による中継を行うことによってデータの伝送遅延が生じる。また、シングルホップ通信では、誤りが発生した場合に基地局からデータを再送することになるため基地局の無線リソースが圧迫される。
開示の移動端末、基地局、通信システムおよび通信方法は、上述した問題点を解消するものであり、データを効率よく伝送することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示技術は、基地局が他の移動端末へ送信した他端末宛データを受信し、前記他端末宛データを前記他の移動端末が正常に受信できなかったことを示す否定応答を前記他の移動端末から受信し、受信した否定応答に基づいて、受信した前記他端末宛データを前記他の移動端末へ送信する。
開示の移動端末、基地局、通信システムおよび通信方法によれば、データを効率よく伝送することができるという効果を奏する。
実施の形態にかかる通信システムを示すブロック図である。 図1−1に示した通信システムの変形例を示すブロック図である。 図1−2に示した通信システムの変形例を示すブロック図である。 通信システムの動作例を示す図(その1)である。 通信システムの動作例を示す図(その2)である。 通信システムの動作例を示す図(その3)である。 通信システムの動作例を示す図(その4)である。 通信システムの動作例を示す図(その5)である。 移動端末の構成例を示すブロック図である。 移動端末の動作の一例を示すフローチャートである。 基地局の構成例を示すブロック図である。 基地局の動作の一例を示すフローチャートである。 同一の無線リソースによるデータの再送を示す図(その1)である。 同一の無線リソースによるデータの再送を示す図(その2)である。 同一の無線リソースによるデータの再送を示す図(その3)である。 同一の無線リソースによるデータの再送を示す図(その4)である。
以下に添付図面を参照して、開示の移動端末、基地局、通信システムおよび通信方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。開示の移動端末、基地局、通信システムおよび通信方法は、移動端末が、基地局からの他端末宛データを記憶しておき、他端末からの否定応答に基づいて他端末宛データを送信する。これにより、基地局から直接送信されたデータの再送を移動端末から行い、データを効率よく伝送することができる。
(実施の形態)
(通信システムの構成例)
図1−1は、実施の形態にかかる通信システムを示すブロック図である。図1−1に示すように、実施の形態にかかる通信システム100は、基地局110と、移動端末120と、移動端末130と、を含んでいる。基地局110は、移動端末120,130を宛先とする各データを送信する基地局である。移動端末120,130は、基地局110のセル内に位置しており、基地局110との間で通信を行う。また、移動端末120,130は互いに通信可能な距離に位置している。
移動端末120は、基地局110が移動端末130へ送信した他端末宛データを受信する移動端末である。また、移動端末120は、移動端末130から送信された他端末宛データに対する否定応答に基づいて移動端末130へ他端末宛データを送信する。具体的には、移動端末120は、データ受信部121と、記憶部122と、応答受信部123と、データ送信部124と、を備えている。
データ受信部121は、基地局110が移動端末130へシングルホップにより直接送信したデータ(他端末宛データ)を受信する。データ受信部121は、受信したデータを記憶部122へ出力する。また、移動端末120は、たとえば図示しない送信部により、データ受信部121によって受信された移動端末120宛のデータに対する応答信号を基地局110へ送信する。ここでは、データ受信部121によって移動端末120宛のデータが正常に受信され、移動端末120から基地局110へ肯定応答が送信されるとする。
記憶部122は、データ受信部121から出力された移動端末130宛のデータ(他端末宛データ)を記憶する。また、記憶部122は、データ受信部121によって自端末宛データとともに受信された他端末宛データを記憶し、データ受信部121によって自端末宛データとは別に受信された他端末宛データは記憶しないようにしてもよい。これにより、データ受信部121において他端末宛データを記憶する頻度を低くし、移動端末120の処理負担を軽減することができる。また、記憶部122は、他端末宛データを復号されていない状態で記憶するようにしてもよい。これにより、他端末宛データの復号が不要となるため、移動端末120の処理負担を軽減することができる。
応答受信部123は、移動端末130宛のデータを移動端末130が正常に受信できなかったことを示す否定応答を移動端末130から受信する。たとえば、応答受信部123は、移動端末130から基地局110宛に送信された否定応答を受信する。応答受信部123は、受信した否定応答をデータ送信部124へ出力する。
データ送信部124は、応答受信部123によって受信された否定応答に基づいて、記憶部122によって記憶された移動端末130宛のデータを移動端末130へ送信する(再送データ)。たとえば、データ送信部124は、応答受信部123から否定応答が出力されると、否定応答の送信元である移動端末130宛のデータを記憶部122から読み出し、読み出したデータを移動端末130へ送信する。
移動端末130は、第一データ受信部131と、応答送信部132と、第二データ受信部133と、を備えている。第一データ受信部131は、基地局110が移動端末130へシングルホップにより直接送信したデータを受信する。第一データ受信部131は、データを正常に受信できたか否かを示す受信結果を応答送信部132へ出力する。
応答送信部132は、第一データ受信部131から出力された受信結果に基づく応答信号を送信する。具体的には、応答送信部132は、移動端末130宛のデータがデータ受信部121によって正常に受信できなかった場合に、第一データ受信部131によってデータが正常に受信できなかったことを示す否定応答を送信する。第一データ受信部131によって送信された否定応答は基地局110および移動端末120によって受信される。
第二データ受信部133は、移動端末130宛のデータを受信した移動端末120(他の移動端末)が応答送信部132から否定応答に基づいて送信したデータ(再送データ)を受信する。これにより、移動端末130は、基地局110から正常に受信できなかったデータを、移動端末120から受信することができる。
図1−2は、図1−1に示した通信システムの変形例を示すブロック図である。図1−2において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図1−2に示すように、移動端末120は、図1−1に示した構成に加えて測定部125を備えていてもよい。
測定部125は、移動端末120と移動端末130との間の通信品質を測定する。たとえば、測定部125は、応答受信部123から出力された移動端末130からの否定応答の受信品質を通信品質として測定する。これにより、測定部125は、移動端末130との間の通信品質を簡単に測定することができる。ただし、測定部125は、移動端末120と移動端末130との間で送受信される参照信号などに基づいて通信品質を測定してもよい。測定部125は、測定した通信品質をデータ送信部124へ出力する。
データ送信部124は、測定部125から出力された通信品質と閾値の比較結果に基づいて他端末宛データを送信する。具体的には、データ送信部124は、通信品質が閾値以上である場合は移動端末130宛のデータを移動端末130へ送信し、通信品質が閾値未満である場合は移動端末130宛のデータを移動端末130へ送信しない。
これにより、データ送信部124は、移動端末120と移動端末130との間の通信品質が良好な場合に移動端末130へのデータの再送を行うことができる。データ送信部124は、移動端末120と移動端末130との間の通信品質が良好でない場合は、移動端末130へのデータの再送を行わないことで、移動端末120における送信処理の負担および移動端末130における受信処理の負担を軽減することができる。
図1−3は、図1−2に示した通信システムの変形例を示すブロック図である。図1−3において、図1−2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図1−3に示すように、移動端末120は、図1−2に示した構成に加えて受信情報送信部126および依頼受信部127を備えていてもよい。応答受信部123は、受信した否定応答を受信情報送信部126へ出力する。測定部125は、測定した通信品質を受信情報送信部126へ出力する。
受信情報送信部126は、応答受信部123から出力された否定応答に基づいて、応答受信部123によって移動端末130からの否定応答を受信したことを示す受信情報を基地局110へ送信する。また、受信情報送信部126は、測定部125から出力された通信品質と閾値を比較し、比較結果に基づいて受信情報を送信してもよい。具体的には、受信情報送信部126は、通信品質が閾値以上である場合は受信情報を基地局110へ送信し、通信品質が閾値未満である場合は受信情報を基地局110へ送信しない。
また、受信情報送信部126は、受信情報とともに、測定部125から出力された通信品質を示す品質情報を基地局110へ送信してもよい。これにより、基地局110において、移動端末120と移動端末130との間の通信品質に基づいて、移動端末130へのデータの再送を移動端末120へ依頼するか否かを判断することが可能になる。
依頼受信部127は、受信情報送信部126によって送信された受信情報に基づいて基地局110から送信された再送依頼信号を受信する。依頼受信部127は、受信した再送依頼信号をデータ送信部124へ出力する。
データ送信部124は、依頼受信部127から出力された再送依頼信号に基づいて他端末宛データを送信する。具体的には、データ送信部124は、移動端末130へのデータの再送を移動端末120に依頼することを示す再送依頼信号が依頼受信部127から出力された場合に、移動端末130宛のデータを移動端末130へ送信する。
基地局110は、他端末宛データを受信する複数の移動端末(移動端末120,130)と通信を行う基地局である。具体的には、基地局110は、データ送信部111と、応答受信部112と、受信情報受信部113と、依頼送信部114と、を備えている。データ送信部111は、移動端末120,130を宛先とする各データを送信する。
応答受信部112は、データ送信部111によって送信された各データに対する移動端末120,130からの応答信号を受信する。ここでは、応答受信部112は、移動端末120からの肯定応答と、移動端末130からの否定応答と、を受信する。応答受信部112は、受信した応答信号を依頼送信部114へ出力する。
受信情報受信部113は、肯定応答の送信元の移動端末120から、否定応答の送信元の移動端末130からの否定応答を受信したことを示す受信情報を受信する。受信情報受信部113は、受信した受信情報を依頼送信部114へ出力する。また、受信情報受信部113は、受信情報とともに、受信情報の送信元の移動端末120と否定応答の送信元の移動端末130との間の通信品質を示す品質情報を受信してもよい。受信情報受信部113は、受信した品質情報を依頼送信部114へ出力する。
依頼送信部114は、応答受信部112から出力された応答信号に基づいて、否定応答の送信元の移動端末130に対するデータの再送を依頼する再送依頼信号を、肯定応答の送信元の移動端末120へ送信する。また、依頼送信部114は、受信情報受信部113から出力された受信情報の送信元の移動端末120へ再送依頼信号を送信するようにしてもよい。これにより、肯定信号の送信元の移動端末のうちの移動端末130との間で通信可能な移動端末に対して再送依頼信号を送信することができる。
また、依頼送信部114は、受信情報の送信元の移動端末(たとえば移動端末120を含む)のうちの、受信情報受信部113から出力された品質情報に基づいて選択された移動端末へ再送依頼信号を送信するようにしてもよい。これにより、受信情報の送信元の移動端末のうちの、移動端末130との間の通信品質が良好な移動端末(たとえば移動端末120)に対して再送依頼信号を送信することができる。
このように、移動端末120が受信情報を基地局110へ送信し、受信情報に基づいて基地局110が送信した再送依頼信号に基づいて移動端末120が移動端末130へのデータの再送を行う。これにより、移動端末130に対するデータの再送を、移動端末120および他の移動端末のいずれが行うかを基地局110によって管理することができる。
このため、移動端末130からの否定応答を受信した複数の移動端末から移動端末130へデータが再送されたりすることを回避することができる。また、移動端末120が受信信号とともに品質情報を基地局110へ送信することで、移動端末130との間の通信品質が良好な移動端末を基地局110において選択し、選択した移動端末によって移動端末130へのデータの再送を行うことができる。
(各処理部のハードウェア構成例)
図1−1〜図1−3に示した基地局110、移動端末120,130の各処理部のハードウェア構成例について説明する。移動端末120のデータ受信部121、応答受信部123、データ送信部124、受信情報送信部126および依頼受信部127は、たとえばDSP(Digital Signal Processor)などの演算手段および無線通信インターフェースによって実現することができる。また、移動端末120の記憶部122は、たとえばメモリによって実現することができる。また、移動端末120の測定部125は、たとえばDSPなどの演算手段によって実現することができる。
移動端末130の第一データ受信部131、応答送信部132および第二データ受信部133は、たとえばDSPなどの演算手段および無線通信インターフェースによって実現することができる。基地局110のデータ送信部111、応答受信部112、受信情報受信部113および依頼送信部114は、たとえばDSPなどの演算手段および無線通信インターフェースによって実現することができる。
(通信システムの動作例)
図2−1〜図2−5は、通信システムの動作例を示す図である。図2−1〜図2−5において、実線矢印はトラフィックを示している。また、点線矢印は制御情報を示している。図2−1〜図2−5に示す例では、通信システム200は、基地局#0と、移動端末#1〜#4と、を含んでいる。基地局#0には、たとえば図1−1〜図1−3に示した基地局110を適用することができる。
まず、図2−1に示すように、基地局#0が、移動端末#1〜#4を宛先とする各データを多重した無線信号を送信する。移動端末#1〜#4のそれぞれは、基地局#0からの無線信号を受信する。そして、移動端末#1〜#4のそれぞれは、受信した無線信号から自端末宛データを抽出し、抽出した自端末宛データの復号および誤り判定を行う。
図2−1に示す例では、移動端末#3においては自端末(移動端末#3)宛のデータの誤りが検出され、移動端末#1,#2,#4においては自端末宛データの誤りが検出されなかったとする。また、移動端末#1〜#4のそれぞれは、受信した無線信号に含まれる他端末宛データを一時的に記憶する。たとえば、移動端末#2は、受信した無線信号に含まれる移動端末#1,#3,#4を宛先とする各データを一時的に記憶する。
つぎに、移動端末#1〜#4のそれぞれは、自端末宛データに誤りがある場合は、基地局#0および周辺の移動端末へNACK信号(否定応答)を送信する。一方、移動端末#1〜#4のそれぞれは、自端末宛データに誤りがない場合は、基地局#0へACK信号(肯定応答)を送信する。また、移動端末#1〜#4のそれぞれは、自端末宛データに誤りがない場合は、周辺の移動端末からのNACK信号を受信し、受信したNACK信号の受信品質を測定する。
以下、自端末宛データに誤りがありNACK信号を送信する移動端末をNACK端末(否定端末)と称する。また、自端末宛データに誤りがなくACK信号を送信する移動端末をACK端末(肯定端末)と称する。図2−1に示す例では、移動端末#3がNACK端末となり、移動端末#1,#2,#4がACK端末となる。したがって、移動端末#3には、たとえば図1−1〜図1−3に示した移動端末130を適用することができる。また、移動端末#1,#2,#4には、たとえば図1−1〜図1−3に示した移動端末120を適用することができる。
つぎに、図2−2に示すように、移動端末#3はNACK信号を送信する。また、移動端末#1,#2,#4は、移動端末#3からのNACK信号を受信し、受信したNACK信号の受信品質を測定する。
つぎに、図2−3に示すように、ACK端末である移動端末#1,#2,#4が、移動端末#3からのNACK信号を受信したことを示す受信情報を基地局#0へ送信する。移動端末#1,#2,#4が送信する受信情報には、たとえば移動端末#3からのNACK信号の受信品質の測定結果を示す品質情報が含まれている。たとえば、移動端末#1,#2,#4は、基地局#0に対するACK信号とともに受信情報を送信してもよいし、基地局#0に対するACK信号を兼ねた信号として受信情報を送信してもよい。
つぎに、図2−4に示すように、基地局#0が、ACK端末である移動端末#1,#2,#4から受信した受信情報に基づいて、再送先および再送元を選択する。図2−4に示す例では、基地局#0は、NACK端末である移動端末#3を再送先として選択する。また、基地局#0は、ACK端末である移動端末#1,#2,#4のうちの移動端末#2を再送元として選択する。そして、基地局#0は、再送元として選択した移動端末#2に対して再送依頼信号を送信する。
つぎに、図2−5に示すように、基地局#0から再送依頼信号を受信した移動端末#2が、基地局#0から受信し一時的に記憶しておいた移動端末#3を宛先とするデータを読み出し、読み出したデータを移動端末#3へ送信する。このように、通信システム200によれば、新規データについては基地局#0から宛先の移動端末#3へ直接送信するとともに、再送データは他の移動端末#2から移動端末#3へ送信することができる。
(移動端末の構成例)
図3は、移動端末の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、移動端末300は、無線受信部310と、受信信号処理部320と、受信データバッファ部330と、誤り検出部340と、NACK端末検出部350と、通信品質測定部360と、送信信号処理部370と、無線送信部380と、DL/UL制御部390と、を備えている。
無線受信部310は、基地局500(図5参照)からの無線信号を受信する。また、無線受信部310は、周辺の他の移動端末からの無線信号を受信する。無線受信部310は、受信した信号を受信信号処理部320へ出力する。
受信信号処理部320は、無線受信部310から出力された信号の受信処理を行う。具体的には、受信信号処理部320は、無線受信部310から出力された信号に含まれる各データを、自端末宛データと他端末宛データに区別して取得する。たとえば、受信信号処理部320は、信号に含まれる制御信号を復号することによって、各データが自端末宛データおよび他端末宛データのいずれであるかを区別する。
受信信号処理部320は、取得した自端末宛データを復号し、復号した自端末宛データを誤り検出部340へ出力する。また、受信信号処理部320は、取得した他端末宛データを受信データバッファ部330へ出力する。たとえば、受信信号処理部320は、他端末宛データを復号しない状態で受信データバッファ部330へ出力する。
また、受信信号処理部320は、無線受信部310からの信号に含まれるNACK信号を取得し、取得したNACK信号をNACK端末検出部350へ出力する。また、受信信号処理部320は、無線受信部310からの信号に含まれる移動端末300宛の再送依頼信号を取得し、取得した再送依頼信号を送信信号処理部370へ出力する。
また、受信信号処理部320は、移動端末300と基地局500との間の通信品質を測定する第二測定部の機能を有していてもよい。たとえば、受信信号処理部320は、移動端末300と基地局500との間で送受信する参照信号に基づいて通信品質を測定する。また、受信信号処理部320は、測定した通信品質と閾値を比較し、移動端末300と基地局500との間の通信品質が良好であるか否かを判定する。
受信データバッファ部330は、受信信号処理部320から出力された他端末宛データを記憶する。誤り検出部340は、受信信号処理部320から出力された自端末宛データに誤りがあるか否かを判定し、判定結果を送信信号処理部370およびDL/UL制御部390へ出力する。誤り検出部340によって出力される判定結果は、たとえば、自端末宛データに誤りがない旨またはある旨の判定結果である。
NACK端末検出部350は、受信信号処理部320から出力されるNACK信号に基づいて、移動端末300の周辺のNACK端末を検出する。NACK端末検出部350は、検出したNACK端末からNACK信号を受信したことを示す受信情報を送信信号処理部370へ出力する。
また、NACK端末検出部350は通信品質測定部360を備えている。通信品質測定部360は、NACK端末検出部350において検出されたNACK端末と移動端末300との間の通信品質を測定する。たとえば、通信品質測定部360は、NACK端末検出部350から出力されたNACK信号の受信品質を通信品質として測定する。NACK端末検出部350は、通信品質測定部360によって測定された通信品質を示す品質情報を含む受信情報を送信信号処理部370へ出力する。
また、NACK端末検出部350は、通信品質測定部360によって測定された通信品質と閾値を比較し、通信品質が閾値以上のNACK端末に関する受信情報を送信信号処理部370へ出力するようにしてもよい。この場合は、NACK端末検出部350は、通信品質が閾値未満のNACK端末に関する受信情報は出力しない。
送信信号処理部370は、基地局500および周辺の移動端末への信号の送信処理を行う。たとえば、送信信号処理部370は、自端末宛データに誤りがある旨の判定結果が誤り検出部340から出力されると、自端末宛データに対するNACK信号(否定応答)を無線送信部380へ出力する。
また、送信信号処理部370は、自端末宛データに誤りがない旨の判定結果が誤り検出部340から出力されると、自端末宛データに対するACK信号(肯定応答)を無線送信部380へ出力する。また、送信信号処理部370は、ACK信号とともに、NACK端末検出部350から出力された受信情報を無線送信部380へ出力する。
また、送信信号処理部370は、受信信号処理部320から再送依頼信号が出力されると、再送依頼信号が示す再送先を宛先とする他端末宛データを受信データバッファ部330から読み出し、読み出した他端末宛データを無線送信部380へ出力する。また、再送依頼信号には、データの再送のための無線リソースの情報が含まれている。送信信号処理部370は、再送依頼信号が示す無線リソースによって他端末宛データが送信されるように無線送信部380を制御する。
無線送信部380は、送信信号処理部370から送信された信号を基地局500や周辺の他の移動端末へ送信する。DL/UL制御部390は、無線受信部310による信号の受信と、無線送信部380における信号の送信と、を制御する。たとえば、DL/UL制御部390は、データに誤りがない旨の判定結果が誤り検出部340から出力されると、周辺の端末からのNACK信号を受信するように無線受信部310を制御する。
受信データバッファ部330は、移動端末300の図示しない制御部の制御により、誤り検出部340によってデータに誤りがあると判定された場合に、記憶した他端末宛データを破棄してもよい。また、受信データバッファ部330は、移動端末300の制御部の制御により、受信信号処理部320によって自端末と基地局500との間の通信品質が閾値未満であると判断された場合に、記憶した他端末宛データを破棄してもよい。
(移動端末の動作例)
図4は、移動端末の動作の一例を示すフローチャートである。移動端末300は、たとえば以下の各ステップを繰り返し行う。まず、無線受信部310が、基地局500からの無線信号を受信する(ステップS401)。つぎに、受信信号処理部320が、ステップS401によって受信された無線信号に自端末宛データ(新規データ)が含まれているか否かを判断する(ステップS402)。
ステップS402において、無線信号に自端末宛データが含まれていない場合(ステップS402:No)は、移動端末300は、ステップS401に戻って処理を続行する。これにより、自端末宛データとは別に受信された他端末宛データについては記憶しないようにすることができる。無線信号に自端末宛データが含まれている場合(ステップS402:Yes)は、受信信号処理部320が、自端末宛データを復号する(ステップS403)。また、受信データバッファ部330が、ステップS401において受信した無線信号に含まれる他端末宛データを記憶する(ステップS404)。
つぎに、誤り検出部340が、ステップS403によって復号された自端末宛データに誤りがあるか否かを判定する(ステップS405)。自端末宛データに誤りがある場合(ステップS405:Yes)は、受信データバッファ部330が、ステップS404によって記憶された他端末宛データを破棄する(ステップS406)。
つぎに、無線送信部380が、基地局500および周辺の移動端末へNACK信号を送信する(ステップS407)。つぎに、DL/UL制御部390の制御により、無線受信部310が自端末宛データの再送待ち状態へ移行する(ステップS408)。つぎに、無線受信部310が、周辺のACK端末から再送された自端末宛データを受信し(ステップS409)、一連の動作を終了する。
ステップS405において、自端末宛データに誤りがない場合(ステップS405:No)は、受信信号処理部320が、自端末と基地局500との間の通信品質が閾値以上か否かを判断する(ステップS410)。基地局500との間の通信品質が閾値以上でない場合(ステップS410:No)は、受信データバッファ部330が、ステップS404によって記憶された他端末宛データを破棄する(ステップS411)。つぎに、無線送信部380が、ステップS403によって復号された自端末宛データに対するACK信号を基地局500へ送信し(ステップS412)、一連の動作を終了する。
ステップS410において基地局500との間の通信品質が閾値以上である場合(ステップS410:Yes)は、無線受信部310が、周辺のNACK端末からのNACK信号を受信する(ステップS413)。つぎに、通信品質測定部360が、ステップS413によって受信されたNACK信号に基づく通信品質を測定する(ステップS414)。
つぎに、NACK端末検出部350が、ステップS414によって測定された通信品質が閾値以上のNACK端末があるか否かを判断する(ステップS415)。通信品質が閾値以上のNACK端末がない場合(ステップS415:No)は、移動端末300は、ステップS411へ移行する。
ステップS415において、通信品質が閾値以上のNACK端末がある場合(ステップS415:Yes)は、無線送信部380が、ACK信号と受信情報とを基地局500へ送信する(ステップS416)。ステップS416によって送信されるACK信号は、ステップS403によって復号された自端末宛データに対するACK信号である。受信情報は、通信品質が閾値以上のNACK端末に関する受信情報である。
つぎに、無線受信部310が、基地局500からの無線信号を受信する(ステップS417)。つぎに、受信信号処理部320が、ステップS417によって受信された無線信号に自端末宛の再送依頼信号が含まれているか否かを判断する(ステップS418)。無線信号に自端末宛の再送依頼信号が含まれていない場合(ステップS418:No)は、移動端末300は、一連の動作を終了する。
ステップS418において自端末宛の再送依頼信号が含まれている場合(ステップS418:Yes)は、無線送信部380が、ステップS404によって記憶された他端末宛データをNACK端末へ再送し(ステップS419)、一連の動作を終了する。
(基地局の構成例)
図5は、基地局の構成例を示すブロック図である。図5に示すように、基地局500は、スケジューラ510と、送信信号処理部520と、無線送信部530と、無線受信部540と、受信信号処理部550と、端末情報管理部560と、を備えている。
スケジューラ510は、基地局500と各移動端末(たとえば移動端末300を含む)との間の無線通信のスケジューリングを行う。たとえば、スケジューラ510は、各移動端末へデータを送信するための無線リソースを決定する。スケジューラ510は、スケジューリング結果を送信信号処理部520へ出力する。
また、スケジューラ510は、送信信号処理部520および無線送信部530によって送信されたデータに対する移動端末からの応答信号に基づいて再送制御を行う。具体的には、スケジューラ510は、端末情報管理部560に管理されているACK端末に対する次のデータの送信をスケジューリングする。また、スケジューラ510は、端末情報管理部560に管理されているNACK端末に対するデータの再送をスケジューリングする。
また、スケジューラ510は端末選択部511を備えている。端末選択部511は、端末情報管理部560に管理されているACK端末の中から、端末情報管理部560に管理されているNACK端末へのデータの再送を依頼するACK端末を選択する。たとえば、端末選択部511は、端末情報管理部560に管理されている品質情報が示す通信品質が高いACK端末ほど、NACK端末へのデータの再送を依頼するACK端末として優先的に選択する。
スケジューラ510は、端末選択部511によって再送元として選択されたACK端末を宛先とし、再送先のNACK端末を示す情報が含まれる再送依頼信号を送信信号処理部520へ出力する。送信信号処理部520へ出力された再送依頼信号は、再送元として選択したACK端末へ無線送信部530によって送信される。
また、スケジューラ510は、再送先のNACK端末および再送元のACK端末が異なる複数の再送依頼信号を出力してもよい。たとえば、スケジューラ510は、第一のNACK端末への第一の再送を第一のACK端末に依頼する再送依頼信号と、第二のNACK端末への第二の再送を第二のACK端末に依頼する再送依頼信号と、を出力する。
また、スケジューラ510は、第一のACK端末が第二のNACK端末から遠い場合に、第二の再送に対して第一の再送と同じ無線リソースを割り当てる割当部としての機能を備えていてもよい。スケジューラ510は、第一のACK端末が第二のNACK端末から遠くない場合には、第二の再送に対して第一の再送と異なる無線リソースを割り当てる。
たとえば、スケジューラ510は、第一のACK端末が送信した受信情報に第二のNACK端末に関する受信情報が含まれていない場合に、第一のACK端末が第二のNACK端末から遠いと判断する。また、スケジューラ510は、第一のACK端末が送信した受信情報に第二のNACK端末に関する受信情報が含まれている場合に、第一のACK端末が第二のNACK端末から遠くないと判断する。
また、スケジューラ510は、再送先のNACK端末を宛先とし、再送元のACK端末を示す情報と、データの再送に割り当てた無線リソースを示す情報と、が含まれる割当情報を送信信号処理部520へ出力する。送信信号処理部520へ出力された割当情報は、再送先のNACK端末へ無線送信部530によって送信される。
送信信号処理部520は、スケジューラ510から出力されたスケジューリング結果に基づく送信信号の処理を行う。具体的には、送信信号処理部520は、基地局500のセル内に位置する各移動端末を宛先とする各データを多重した信号を無線送信部530へ出力する。また、送信信号処理部520は、スケジューラ510から出力された再送依頼信号や割当情報を無線送信部530へ出力する。
無線送信部530は、送信信号処理部520からの信号を無線信号として基地局500のセル内に位置する各移動端末へ送信する。無線受信部540は、基地局500のセル内に位置する各移動端末からの無線信号を受信する。無線受信部540は、受信した信号を受信信号処理部550へ出力する。
受信信号処理部550は、無線受信部540から出力された受信信号の処理を行う。具体的には、受信信号処理部550は、受信信号に含まれる、無線送信部530によって送信された無線信号に含まれる各データに対する各移動端末からの応答信号(NACK信号やACK信号)を取得する。また、受信信号処理部550は、ACK信号を送信したACK端末から送信された受信情報を取得する。受信信号処理部550は、取得したNACK信号、ACK信号および受信情報を端末情報管理部560へ出力する。
端末情報管理部560は、受信信号処理部550から出力されたNACK信号およびACK信号に基づいて、基地局500のセル内に位置するACK端末とNACK端末の情報を管理する。また、端末情報管理部560は、受信信号処理部550から出力された受信情報に基づいて、受信情報の送信元のACK端末や、受信情報の送信元のACK端末とNACK端末との間の通信品質を示す品質情報を管理する。
(基地局の動作例)
図6は、基地局の動作の一例を示すフローチャートである。基地局500は、たとえば以下の各ステップを繰り返し行う。まず、無線送信部530が、各移動端末を宛先とする各データを含む無線信号を各移動端末へ送信する(ステップS601)。つぎに、無線受信部540が、ステップS601によって送信された各データに対する応答信号(NACK信号またはACK信号)を各移動端末から受信する(ステップS602)。
また、無線受信部540が、ACK端末から送信された受信情報を受信する(ステップS603)。つぎに、スケジューラ510が、NACK端末へのデータの再送のための無線リソースを決定する(ステップS604)。つぎに、端末選択部511が、ステップS602においてNACK信号を受信したNACK端末の中から再送先のNACK端末を選択する(ステップS605)。ただし、以前のステップS605において選択済みのNACK端末は選択候補から除外する。
つぎに、端末選択部511が、ステップS602においてACK信号を受信したACK端末が存在するか否かを判断する(ステップS606)。ACK端末が存在しない場合(ステップS606:No)は、端末選択部511が、自局を再送元として選択する(ステップS607)。つぎに、端末選択部511が、ステップS602においてNACK信号を受信したNACK端末のうちの、ステップS605によって未選択のNACK端末が存在するか否かを判断する(ステップS608)。
ステップS608において、未選択のNACK端末が存在しない場合(ステップS608:No)は、基地局500はステップS612へ移行する。未選択のNACK端末が存在する場合(ステップS608:Yes)は、基地局500はステップS605へ戻る。
ステップS606において、ACK端末が存在する場合(ステップS606:Yes)は、端末選択部511が、ACK端末の中から再送元のACK端末を選択する(ステップS609)。つぎに、端末選択部511が、ステップS605によって未選択のNACK端末が存在するか否かを判断する(ステップS610)。
ステップS610において、未選択のNACK端末が存在する場合(ステップS610:Yes)は、端末選択部511が、未選択のNACK端末のうちの、ステップS609によって選択された再送元のACK端末から遠いNACK端末が存在するか否かを判断する(ステップS611)。
ステップS611において、端末選択部511は、たとえば、あるNACK端末からのNACK信号を受信した旨の受信情報をACK端末から受信した場合は、そのNACK端末はACK信号から遠いNACK端末でないと判断する。また、端末選択部511は、あるNACK端末からのNACK信号を受信した旨の受信情報をACK端末から受信した場合は、そのNACK端末はACK信号から遠いNACK端末であると判断する。
ステップS611において、再送元のACK端末から遠いNACK端末が存在する場合(ステップS611:Yes)は、基地局500はステップS605へ戻る。この場合は、ステップS604によって無線リソースが新たに決定されないため、前回決定した無線リソースと同一の無線リソースによって再送がスケジューリングされる。
ステップS611において、再送元のACK端末から遠いNACK端末が存在しない場合(ステップS611:No)は、基地局500はステップS604へ戻る。この場合は、ステップS604によって無線リソースが新たに決定されるため、前回決定した無線リソースとは異なる無線リソースによって再送がスケジューリングされる。
ステップS610において、未選択のNACK端末が存在しない場合(ステップS610:No)は、無線送信部530が、ステップS609によって選択された再送元のACK端末へ再送依頼信号を送信する(ステップS612)。なお、ステップS607によって自局が送信元として選択されたNACK端末についての再送依頼信号はACK端末へ送信しなくてよい。また、無線送信部530が、ステップS605によって選択された再送先のNACK端末へ割当情報を送信し(ステップS613)、一連の動作を終了する。
図7−1〜図7−4は、同一の無線リソースによるデータの再送を示す図である。図7−1〜図7−4において、図2−1〜図2−5と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。ここでは、移動端末#1,#4がNACK端末であり、移動端末#2,#3がACK端末であるとする。
そして、図7−1に示すように、移動端末#1から送信されたNACK信号は、移動端末#1から近い移動端末#2において受信され、移動端末#1から遠い移動端末#3においては受信されなかったとする。また、移動端末#4から送信されたNACK信号は、移動端末#4から近い移動端末#3において受信され、移動端末#4から遠い移動端末#2においては受信されなかったとする。
つぎに、図7−2に示すように、移動端末#2が、移動端末#1からのNACK信号を受信したことを示す受信情報を基地局#0へ送信する。また、移動端末#3が、移動端末#4からのNACK信号を受信したことを示す受信情報を基地局#0へ送信する。
つぎに、図7−3に示すように、基地局#0が、移動端末#1へのデータの再送を依頼する再送依頼信号を移動端末#2へ送信する。また、基地局#0が、移動端末#4へのデータの再送を依頼する再送依頼信号を移動端末#3へ送信する。
このとき、基地局#0は、移動端末#2から受信した受信情報に移動端末#4に関する受信情報が含まれていないため、移動端末#4への再送に移動端末#1への再送と同一の無線リソースを割り当てる。具体的には、基地局#0は、同一の無線リソースを示す情報を含む再送依頼信号を移動端末#2および移動端末#3へ送信する。
つぎに、図7−4に示すように、移動端末#2が移動端末#1へのデータの再送を行う。また、移動端末#3が移動端末#4へのデータの再送を行う。このとき、移動端末#2,#3による各再送は同一の無線リソースによって行われる。これに対して、移動端末#3は移動端末#1から遠いため、移動端末#3から移動端末#1への干渉701は小さい。また、移動端末#2は移動端末#4から遠いため、移動端末#2から移動端末#4への干渉702は小さい。このため、移動端末#2,#3による各再送が同一の無線リソースによって行われても、各再送の間の干渉を抑えることができる。
以上説明したように、移動端末、基地局、通信システムおよび通信方法によれば、新規データについては基地局から宛先の移動端末へ直接送信するとともに、再送データは他の移動端末から宛先の移動端末へ送信することができる。これにより、新規データの伝送遅延が抑えられるとともに、再送データが発生した場合における基地局の無線リソースの圧迫が軽減される。このため、データを効率よく伝送することができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)基地局が他の移動端末へ送信した他端末宛データを受信するデータ受信部と、
前記他端末宛データを前記他の移動端末が正常に受信できなかったことを示す否定応答を前記他の移動端末から受信する応答受信部と、
前記応答受信部によって受信された否定応答に基づいて、前記データ受信部によって受信された前記他端末宛データを前記他の移動端末へ送信するデータ送信部と、
を備えることを特徴とする移動端末。
(付記2)前記データ受信部によって受信された他端末宛データを記憶する記憶部を備え、
前記データ送信部は、前記記憶部によって記憶された他端末宛データを前記他の移動端末へ送信することを特徴とする付記1に記載の移動端末。
(付記3)前記他の移動端末との間の通信品質を測定する測定部を備え、
前記データ送信部は、前記測定部によって測定された通信品質が閾値以上である場合に前記他端末宛データを送信することを特徴とする付記1または2に記載の移動端末。
(付記4)前記測定部は、前記応答受信部によって受信された否定応答の受信品質を前記通信品質として測定することを特徴とする付記3に記載の移動端末。
(付記5)前記応答受信部によって前記他の移動端末からの否定応答を受信したことを示す受信情報を前記基地局へ送信する受信情報送信部と、
前記受信情報送信部によって送信された受信情報に基づいて前記基地局から送信された再送依頼信号を受信する依頼受信部と、を備え、
前記データ送信部は、前記依頼受信部によって前記再送依頼信号が受信された場合に前記他端末宛データを送信することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の移動端末。
(付記6)前記他の移動端末との間の通信品質を測定する測定部を備え、
前記受信情報送信部は、前記受信情報とともに、前記測定部によって測定された通信品質を示す品質情報を送信することを特徴とする付記5に記載の移動端末。
(付記7)前記基地局との間の通信品質を測定する第二測定部を備え、
前記データ送信部は、前記第二測定部によって測定された通信品質が閾値以上である場合に前記他端末宛データを送信することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の移動端末。
(付記8)前記記憶部は、自端末宛のデータとともに送信された前記他端末宛データを記憶することを特徴とする付記2に記載の移動端末。
(付記9)前記記憶部は、前記他端末宛データを復号されていない状態で記憶することを特徴とする付記2に記載の移動端末。
(付記10)基地局が自端末へ送信したデータを受信する第一データ受信部と、
前記第一データ受信部によって前記データが正常に受信できなかったことを示す否定応答を送信する応答送信部と、
前記データを受信した他の移動端末が前記応答送信部からの否定応答に基づいて送信した前記データを受信する第二データ受信部と、
を備えることを特徴とする移動端末。
(付記11)他端末宛のデータを受信する複数の移動端末と通信を行う基地局において、
前記複数の移動端末を宛先とする各データを送信するデータ送信部と、
前記データ送信部によって送信された各データに対する前記複数の移動端末からの肯定応答および否定応答を受信する応答受信部と、
前記応答受信部による受信結果に基づいて、前記否定応答の送信元の否定端末へのデータの再送を依頼する再送依頼信号を、前記肯定応答の送信元の肯定端末へ送信する依頼送信部と、
を備えることを特徴とする基地局。
(付記12)前記肯定端末が前記否定応答を受信したことを示す受信情報を前記肯定端末から受信する受信情報受信部を備え、
前記依頼送信部は、前記肯定端末のうちの、前記受信情報受信部によって受信された受信情報の送信元の肯定端末へ前記再送依頼信号を送信することを特徴とする付記11に記載の基地局。
(付記13)前記受信情報受信部は、前記受信情報とともに、前記受信情報の送信元の肯定端末と前記否定端末との間の通信品質を示す品質情報を受信し、
前記依頼送信部は、前記受信情報の送信元の肯定端末のうちの、前記受信情報受信部によって受信された品質情報に基づいて選択された肯定端末へ前記再送依頼信号を送信することを特徴とする付記12に記載の基地局。
(付記14)前記依頼送信部は、第一の前記否定端末への第一の再送を第一の前記肯定端末に依頼する再送依頼信号と、第二の前記否定端末への第二の再送を第二の前記肯定端末に依頼する再送依頼信号と、を送信し、
前記第一の肯定端末が送信した受信情報に前記第二の否定端末に関する受信情報が含まれていない場合に、前記第二の再送に対して前記第一の再送と同じ無線リソースを割り当てる割当部を備えることを特徴とする付記12または13に記載の基地局。
(付記15)複数の移動端末を宛先とする各データを送信する基地局と、
前記基地局が他の移動端末へ送信した他端末宛データを受信し、前記他の移動端末から送信された前記他端末宛データに対する否定応答に基づいて前記他の移動端末へ前記他端末宛データを送信する移動端末と、
を含むことを特徴とする通信システム。
(付記16)基地局が、複数の移動端末を宛先とする各データを送信し、
移動端末が、前記基地局が他の移動端末へ送信した他端末宛データを受信し、前記他の移動端末から送信された前記他端末宛データに対する否定応答に基づいて前記他の移動端末へ前記他端末宛データを送信することを特徴とする通信方法。
100,200 通信システム
701,702 干渉

Claims (10)

  1. 自端末宛のデータとは異なる、基地局が他の移動端末へ送信した他端末宛データを受信するデータ受信部と、
    前記他端末宛データを前記他の移動端末が正常に受信できなかったことを示す否定応答を前記他の移動端末から受信する応答受信部と、
    前記応答受信部によって受信された否定応答に基づいて、前記データ受信部によって受信された前記他端末宛データを前記他の移動端末へ送信するデータ送信部と、
    を備えることを特徴とする移動端末。
  2. 前記データ受信部によって受信された他端末宛データを記憶する記憶部を備え、
    前記データ送信部は、前記記憶部によって記憶された他端末宛データを前記他の移動端末へ送信することを特徴とする請求項1に記載の移動端末。
  3. 前記応答受信部によって前記他の移動端末からの否定応答を受信したことを示す受信情報を前記基地局へ送信する受信情報送信部と、
    前記受信情報送信部によって送信された受信情報に基づいて前記基地局から送信された再送依頼信号を受信する依頼受信部と、を備え、
    前記データ送信部は、前記依頼受信部によって前記再送依頼信号が受信された場合に前記他端末宛データを送信することを特徴とする請求項1または2に記載の移動端末。
  4. 前記他の移動端末との間の通信品質を測定する測定部を備え、
    前記受信情報送信部は、前記受信情報とともに、前記測定部によって測定された通信品質を示す品質情報を送信することを特徴とする請求項3に記載の移動端末。
  5. 基地局が自端末へ送信したデータを受信する第一データ受信部と、
    前記第一データ受信部によって前記データが正常に受信できなかったことを示す否定応答を送信する応答送信部と、
    前記データを受信した他の移動端末が前記応答送信部からの否定応答に基づいて送信した前記データを受信する第二データ受信部と、
    を備えることを特徴とする移動端末。
  6. 自端末宛のデータとは異なる、他端末宛のデータを受信する複数の移動端末と通信を行う基地局において、
    前記複数の移動端末を宛先とする各データを送信するデータ送信部と、
    前記データ送信部によって送信された各データに対する前記複数の移動端末からの肯定応答および否定応答を受信する応答受信部と、
    前記応答受信部による受信結果に基づいて、前記否定応答の送信元の否定端末へのデータの再送を依頼する再送依頼信号を、前記肯定応答の送信元の肯定端末へ送信する依頼送信部と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  7. 複数の移動端末を宛先とする各データを送信する基地局と、
    自端末宛のデータとは異なる、前記基地局が他の移動端末へ送信した他端末宛データを受信し、前記他の移動端末から送信された前記他端末宛データに対する否定応答に基づいて前記他の移動端末へ前記他端末宛データを送信する移動端末と、
    を含むことを特徴とする通信システム。
  8. 基地局が、複数の移動端末を宛先とする各データを送信し、
    移動端末が、自端末宛のデータとは異なる、前記基地局が他の移動端末へ送信した他端末宛データを受信し、前記他の移動端末から送信された前記他端末宛データに対する否定応答に基づいて前記他の移動端末へ前記他端末宛データを送信することを特徴とする通信方法。
  9. 自端末宛のデータとは異なる、基地局が他の移動端末へ送信した他端末宛データを受信するデータ受信部と、
    前記他端末宛データを前記他の移動端末が正常に受信できなかったことを示す否定応答を前記他の移動端末から受信する応答受信部と、
    前記他の移動端末との間の通信品質を測定する測定部と、
    前記応答受信部によって受信された否定応答に基づいて、前記測定部によって測定された通信品質が閾値以上である場合に、前記データ受信部によって受信された前記他端末宛データを前記他の移動端末へ送信するデータ送信部と、
    を備えることを特徴とする移動端末。
  10. 前記測定部は、前記応答受信部によって受信された否定応答の受信品質を前記通信品質として測定することを特徴とする請求項9に記載の移動端末。
JP2009276278A 2009-12-04 2009-12-04 移動端末、基地局、通信システムおよび通信方法 Expired - Fee Related JP5476954B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009276278A JP5476954B2 (ja) 2009-12-04 2009-12-04 移動端末、基地局、通信システムおよび通信方法
US12/954,022 US8626059B2 (en) 2009-12-04 2010-11-24 Mobile terminal, base station, communication system, and communication method
EP10193323.2A EP2330766B1 (en) 2009-12-04 2010-12-01 Mobile terminal, base station, multi-hop communication system, and communication method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009276278A JP5476954B2 (ja) 2009-12-04 2009-12-04 移動端末、基地局、通信システムおよび通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011120049A JP2011120049A (ja) 2011-06-16
JP5476954B2 true JP5476954B2 (ja) 2014-04-23

Family

ID=43619797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009276278A Expired - Fee Related JP5476954B2 (ja) 2009-12-04 2009-12-04 移動端末、基地局、通信システムおよび通信方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8626059B2 (ja)
EP (1) EP2330766B1 (ja)
JP (1) JP5476954B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2489507A (en) * 2011-03-31 2012-10-03 Nec Corp Cooperative transmission in a network comprising a number of relay nodes
JP5568506B2 (ja) * 2011-04-22 2014-08-06 株式会社Nttドコモ 移動通信方法、無線基地局及び移動局
US9844031B2 (en) * 2012-06-27 2017-12-12 Kyocera Corporation Mobile communication system, radio terminal, radio base station, mobile communication method, and processor
WO2014017503A1 (ja) * 2012-07-27 2014-01-30 京セラ株式会社 移動通信システム、移動通信システムで用いる移動通信方法
CN114982322A (zh) * 2020-01-20 2022-08-30 富士通株式会社 无线通信装置、无线通信系统以及无线通信方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3471785B1 (ja) * 2002-07-31 2003-12-02 松下電器産業株式会社 通信装置及びデータの再送制御方法
JP4118699B2 (ja) * 2003-02-17 2008-07-16 日本電信電話株式会社 無線通信方法および無線通信システム
JP4539231B2 (ja) 2004-08-24 2010-09-08 Kddi株式会社 マルチホップ通信での自動再送制御を用いた通信方法及び基地局
JP4637898B2 (ja) * 2005-02-22 2011-02-23 パナソニック株式会社 無線通信方法、中継局装置および無線受信装置
KR100976732B1 (ko) * 2005-12-01 2010-08-18 삼성전자주식회사 다중 홉 방식의 네트워크에서 중계국을 이용한 재전송 장치및 방법
KR20070063917A (ko) 2005-12-16 2007-06-20 삼성전자주식회사 다중홉 릴레이 방식의 셀룰러 네트워크에서 자동 반복요청을 수행하기 위한 장치 및 방법
JP2007266876A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Toyota Infotechnology Center Co Ltd 無線通信方法、無線通信装置、および無線通信プログラム
KR100906332B1 (ko) * 2006-11-03 2009-07-06 삼성전자주식회사 중계기를 사용하는 광대역 무선통신 시스템에서 협력 복합자동 재전송 기법수행 장치 및 방법
JP4888059B2 (ja) 2006-11-07 2012-02-29 富士通株式会社 無線基地局、中継局
EP1924009B1 (en) * 2006-11-20 2009-05-20 NTT DoCoMo Inc. Relay apparatus for relaying a data packet to be transmitted from a first partner transceiver to a second partner transceiver
JP2008154040A (ja) 2006-12-19 2008-07-03 Iwatsu Electric Co Ltd 無線中継方法
EP1965534B1 (en) * 2007-02-27 2016-05-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for transmitting a control message in a wireless communication system using relaying
CN101296060B (zh) 2007-04-23 2011-08-10 中兴通讯股份有限公司 多跳中继网络中对混合自动重传请求突发的下行发送方法
JP5058012B2 (ja) * 2008-02-08 2012-10-24 パナソニック株式会社 無線通信基地局装置、無線通信中継装置、無線通信端末装置、パケット再送方法および無線通信システム
JP5032395B2 (ja) 2008-05-16 2012-09-26 川崎マイクロエレクトロニクス株式会社 テスト条件の生成方法およびテスト条件生成装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2330766B1 (en) 2014-02-26
US20110136531A1 (en) 2011-06-09
EP2330766A1 (en) 2011-06-08
JP2011120049A (ja) 2011-06-16
US8626059B2 (en) 2014-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9338820B2 (en) Method and apparatus for providing machine-to-machine communication in a wireless network
US8595579B2 (en) Method for DL semi-persistent scheduling HARQ process allocation and apparatus thereof
EP2245781B1 (en) Channel allocation when using measurement gaps with h-arq
US20090175232A1 (en) Joint Coding of Multiple TTI Information and Quality Indication Requests
EP1965534A2 (en) Apparatus and method for transmitting control message in a wireless communication system using relaying
JP5476954B2 (ja) 移動端末、基地局、通信システムおよび通信方法
JP5351159B2 (ja) 基地局及び通信方法
CN110445598B (zh) 无线通信系统、无线基站、无线终端以及无线通信方法
CN101223759A (zh) 发送装置、接收装置、信息通信方法
US11963135B2 (en) User equipment, base station, and method of transmitting a scheduling request
CN101594682B (zh) 移动通信系统及其下行反馈方法
KR20110048462A (ko) 재전송 방법 및 장치
US8675692B2 (en) Method for acquiring processing time of wireless signal
CN108476099B (zh) 采用重新传送方案的方法和装置
EP4027552A1 (en) Communication method and apparatus
CN102045148A (zh) 基于中继移动通信系统的数据传输方法及其装置
CN109478958A (zh) 一种数据传输方法、设备及系统
CN105515734A (zh) 用于促进上行链路传输的混合自动重复请求的方法和设备
JP5249442B2 (ja) ハイブリッド自動再送要求をサポートする移動通信システムにおけるパケット送受信装置及び方法
US20140044082A1 (en) Mobile communication method
CN111788846B (zh) 基站装置、终端装置、无线通信系统
CN106464449A (zh) 一种信息传输方法及设备
AU2019468597C1 (en) Communication method and apparatus
KR20110103029A (ko) 무선 통신 시스템에서 자원 할당 방법 및 장치
KR101368467B1 (ko) 무선 신호의 처리시간 획득 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130813

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5476954

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees