JP5351159B2 - 基地局及び通信方法 - Google Patents

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    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
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Description

本発明は、多数の端末を収容する無線通信システムに関し、特にセンサーネットワークやアクティブRFタグなどの多数の端末を収容する無線ネットワークでのチャネル及び時間選択方法に関する。
近年、WPAN(Wireless Personal Area Network)やセンサーネットワークといった小型低消費電力の無線端末によるネットワークが注目されている。またこれに類似するシステムとして自ら無線信号を発信するアクティブRFタグといったシステムがある。これらのネットワークで用いられる無線端末は、伝送速度は低速(数kbpsから数百kbps)で、無線信号の到達距離は短い(数mから数十m程度)。その代わり、小型で、きわめて低消費電力であるという特徴があり、内蔵した電池で数年間の長期間にわたって駆動可能である。また、電池不要なパッシブ型のものもある。
このような無線ネットワークの応用として小型無線端末を個々の物品に貼り付けておき、基地局である管理端末の通信エリアに多数の物品が入ったときに、物品の識別、追跡、管理などを無線通信で行うなどの用途に用いることが期待されている。
また、学校の校門などに、基地局である管理端末を配置し、通学する生徒一人一人に小型無線端末を持たせ、生徒が校門を通過する際に認証を行い、当該生徒が通過したことを検出するシステムへの応用も期待されている。
このようなWPANで使用される従来の無線通信システムの1つとしては、Slot CSMA(Carrier Sense Multiple Access)方式を用いたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
図17の(a)は、特許文献1が開示する無線通信システムのネットワーク図である。ネットワークを管理し、バックボーンのネットワークに接続する基地局2000、基地局2000と無線ネットワークを介して通信する端末1000−1〜1000−3で構成される。これらの端末1000−1〜1000−3は同じチャネルCH1で通信を行う。
図17の(b)は、特許文献1が開示するSlot CSMA方式の一例である。Time Slot1では端末1000−1が可変長のランダムバックオフ後にキャリアセンスを行い無線ネットワークが占有されてないことを確認して、基地局2000にデータを送信して、固定長のACK(Acknowledgement)返信間隔の経過後に基地局2000がACKを返信する。基地局2000がACKを返信することで、端末1000−1はデータの受信成功を認識できる。
Time Slot2ではTime Slot1と同様に、端末1000−2が基地局2000にデータを送信して、固定長のACK返信間隔の経過後に基地局がACKを返信する。
以上のように、従来技術1はデータを送信する端末1000−1〜1000−3はTime Slotの先頭からランダムバックオフ後にキャリアセンスを行い、データを送信することによりデータの衝突回避を軽減し通信の品質の向上を実現していた。
また、別の従来の無線通信システムとしては、複数の周波数チャネルを用いて通信を行うものがある(例えば、特許文献2参照)。特許文献2が開示する複数の周波数を利用した通信システムでは、通信リンク状況、例えばRSSI(Received Signal Strength Indicator、受信信号電力)、ビット誤り率、パケット誤り率に応じて通信チャネル品質を決定し、品質の良いチャネルを利用して通信を行っていた。
特開2008−48365号公報 特開2007−104054号公報
特許文献1が開示するSlot CSMA方式は単一周波数チャネル(以下、シングルチャネル)の使用を考慮した方式であり、複数周波数チャネル(以下、マルチチャネル)に展開した場合について開示されていない。シングルチャネルのSlot CSMA方式をマルチチャネルに展開した場合、以下のような課題が想定される。
例えば、通信エリアに多数の端末であるアクティブタグが存在し、一定期間のタイムスロット内でアクティブタグとアクティブタグの情報を管理する基地局が認証を行う場合、一定期間内に確実に認証を行うことが重要である。マルチチャネルを使用し、多数のアクティブ電子タグを同時に認証するためには、アクティブタグに優先順位を付けて効率よく周波数チャネルやスロットの割り当てを行う必要がある。シングルチャネルでのSlot CSMA方式では、使用チャネルが干渉などによりビジー状態が続いたとき、認証成功するまでに時間がかかってしまい、一定期間内に認証が終わらない可能性がある。
すなわち、上記従来技術であるシングルチャネルでのSlot CSMA方式をマルチチャネルに展開した場合、認証までの時間制限が少ない端末が、例えばランダムにチャネルを選択し再度認証を試みた場合、チャネルの品質と端末の優先度を考慮せずにチャネルを選択して再送を行うため、認証にかかる時間が遅れて、一定期間内に認証が終わらないという問題が発生することが予想される。
図1に示すように、多数の端末が一定の方向に沿って移動することが想定される場合、端末は、基地局の通信エリア外から、通信エリア内に入り、またすぐに通信エリア外に出て行ってしまう。図1では、図面左側から右側に端末が移動する例を示している。例えば、学校の校門に基地局である管理端末を設置し、生徒一人一人が持つ端末を認証して、生徒の通過を検出するシステムにおいては、生徒はすぐに校門を通過してしまう。このような場合に、認証に時間がかかるとすると、認証されないまま通過してしまう端末が発生し、通過した生徒の検出漏れを起こしてしまう。
また、特許文献2においては複数のチャネルを同時に利用したデータ通信において、通信リンク状況、例えば受信強度、ビット誤り率、パケット誤り率に応じて通信品質の良いチャネルを利用して通信を行うが、緊急を要する端末など、端末の優先度を考慮したチャネル選択については開示されていない。
本発明は、認証に緊急を要する端末など、端末の優先度を考慮して再送チャネルや再送タイミング等の制御を行い、通信エリアを通過する端末の認証漏れを低減する、通信ネットワークで用いられる基地局及び通信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一局面は、基地局であって、通信に用いる複数の周波数チャネルについて周波数チャネル毎の伝送路の状態を推定する推定部と、複数の通信端末がそれぞれ複数の周波数チャネルのうちいずれかの周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信部と、周波数チャネル毎に受信したデータ信号の受信信号電力を測定する測定部と、周波数チャネル毎に受信したデータ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定部と、判定部でデータ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、検出部で検出された受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、推定部で伝送路の状態が良いと推定された周波数チャネルを割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた周波数チャネルを用いてデータ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御部とを備える。
また、本発明の基地局の判定部でデータ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末のうち検出部で2回以上受信信号電力が測定され、前回に比べて受信信号電力が低下している通信端末が検出された場合は、当該通信端末に対し、受信信号電力が最も大きい通信端末よりも優先的に、推定部で伝送路の状態が良いと推定された周波数チャネルを割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた周波数チャネルを用いてデータ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信することを特徴とする。
また、本発明の基地局の推定部は、判定部で判定された判定結果から所定の期間前から現在までの各周波数チャネルでの通信の成功確率を算出し、通信の成功確率の高い周波数チャネルを伝送路の状態が良いと判断することを特徴とする。
さらにまた、本発明の基地局の推定部は、成功確率を算出する際に、判定部で判定された判定結果に測定部で測定された受信信号電力に応じて重み付けを行い、判定結果が誤りなく復調された場合は受信信号電力が小さいほど、重み付け係数を大きくすることにより、重み付けを重くすることを特徴とする。
さらにまた、本発明の基地局の推定部は、成功確率を算出する際に、判定部で判定された判定結果にデータ信号が受信された時刻に応じて重み付けを行い、データ信号が受信された時刻が近いほど、重み付け係数を大きくすることにより、重み付けを重くすることを特徴とする。
あるいはまた、本発明の基地局の制御部は、複数の通信端末が所定の周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信部と、通信端末毎に受信したデータ信号の受信信号電力を測定する測定部と、通信端末毎に受信したデータ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定部と、判定部でデータ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、検出部で検出された受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、より短い再送間隔を割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた再送間隔を用いてデータ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信することを特徴とする。
あるいはまた、本発明の基地局の制御部は、判定部でデータ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末のうち検出部で2回以上受信信号電力が測定され、前回に比べて受信信号電力が低下している通信端末が検出された場合は、当該通信端末に対し、受信信号電力が最も大きい通信端末よりも優先的に、受信信号電力が大きい通信端末よりも優先的に、より短い再送間隔を割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた再送間隔を用いてデータ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信することを特徴とする。
本発明の他の局面は、通信方法であって、通信に用いる複数の周波数チャネルについて周波数チャネル毎の伝送路の状態を推定する推定ステップと、複数の通信端末がそれぞれ複数の周波数チャネルのうちいずれかの周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信ステップと、周波数チャネル毎に受信したデータ信号の受信信号電力を測定する測定ステップと、周波数チャネル毎に受信したデータ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定ステップと、判定ステップでデータ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、検出ステップで検出された受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、推定ステップで伝送路の状態が良いと推定された周波数チャネルを割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた周波数チャネルを用いてデータ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御ステップとを含む。
あるいは、本発明の通信方法は、複数の通信端末が所定の周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信ステップと、通信端末毎に受信したデータ信号の受信信号電力を測定する測定ステップと、通信端末毎に受信したデータ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定ステップと、判定ステップでデータ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、検出ステップで検出された受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、より短い再送間隔を割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた再送間隔を用いてデータ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御ステップとを含む。
本発明のさらに他の局面は、ネットワークシステムにおいて基地局として動作する通信機器が実行する、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に格納される、通信プログラムであって、通信に用いる複数の周波数チャネルについて周波数チャネル毎の伝送路の状態を推定する推定ステップと、複数の通信端末がそれぞれ複数の周波数チャネルのうちいずれかの周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信ステップと、周波数チャネル毎に受信したデータ信号の受信信号電力を測定する測定ステップと、周波数チャネル毎に受信したデータ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定ステップと、判定ステップでデータ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、検出ステップで検出された受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、推定ステップで伝送路の状態が良いと推定された周波数チャネルを割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた周波数チャネルを用いてデータ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御ステップとを含む。
あるいは、本発明の通信プログラムは、ネットワークシステムにおいて基地局として動作する通信機器が実行する、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に格納される、通信プログラムであって、複数の通信端末が所定の周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信ステップと、通信端末毎に受信したデータ信号の受信信号電力を測定する測定ステップと、通信端末毎に受信したデータ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定ステップと、判定ステップでデータ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、検出ステップで検出された受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、より短い再送間隔を割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた再送間隔を用いてデータ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御ステップとを含む。
本発明のさらに他の局面は、集積回路であって、通信に用いる複数の周波数チャネルについて周波数チャネル毎の伝送路の状態を推定する推定部と、複数の通信端末がそれぞれ複数の周波数チャネルのうちいずれかの周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信部と、周波数チャネル毎に受信したデータ信号の受信信号電力を測定する測定部と、周波数チャネル毎に受信したデータ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定部と、判定部でデータ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、検出部で検出された受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、推定部で伝送路の状態が良いと推定された周波数チャネルを割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた周波数チャネルを用いてデータ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御部とを集積した、集積回路である。
あるいは、本発明の集積回路は、複数の通信端末が所定の周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信部と、通信端末毎に受信したデータ信号の受信信号電力を測定する測定部と、通信端末毎に受信したデータ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定部と、判定部でデータ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、検出部で検出された受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、より短い再送間隔を割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた再送間隔を用いてデータ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御部とを集積した、集積回路である。
本発明のさらに他の局面は、複数の通信端末と、複数の通信端末と通信する基地局とからなるネットワークシステムであって、基地局は、通信に用いる複数の周波数チャネルについて周波数チャネル毎の伝送路の状態を推定する推定部と、複数の通信端末がそれぞれ複数の周波数チャネルのうちいずれかの周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信部と、周波数チャネル毎に受信したデータ信号の受信信号電力を測定する測定部と、周波数チャネル毎に受信したデータ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定部と、判定部でデータ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、検出部で検出された受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、推定部で伝送路の状態が良いと推定された周波数チャネルを割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた周波数チャネルを用いてデータ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御部とを備える。
あるいは、本発明のネットワークシステムは、複数の通信端末と、複数の通信端末と通信する基地局とからなるネットワークシステムであって、基地局は、複数の通信端末が所定の周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信部と、通信端末毎に受信したデータ信号の受信信号電力を測定する測定部と、通信端末毎に受信したデータ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定部と、判定部でデータ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、検出部で検出された受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、より短い再送間隔を割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた再送間隔を用いてデータ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御部とを備える。
本発明によれば、基地局は、通信エリアを多数の端末が短時間に通過する場合であっても、端末が通信エリアから出る前に認証が完了する確実性を高めることができる。
本発明の利用形態を示す模式図 本発明の第1の実施形態のネットワーク構成図 本発明の第1の実施形態の通信端末STAの機能ブロック図 本発明の第1の実施形態の管理端末APの機能ブロック図 本発明の第1の実施形態の端末認証のシーケンス図 本発明の第1の実施形態の端末認証のシーケンス図 本発明の第1の実施形態の通信端末STAと管理端末APとの距離と、RSSI値との関係を示す図 本発明の第1の実施形態の管理端末APのフローチャート 本発明の第1の実施形態のRSSIテーブルの更新を示す図 本発明の第1の実施形態のチャネル品質テーブルを作成するまでの一例を示した図 本発明の第1の実施形態の再送テーブルの一例を示す図 本発明の第1の実施形態のSTAの優先順位とチャネルの決め方を示した図 本発明の第1の実施形態のNACKフレームフォーマットの一例を示した図 本発明の第1の実施形態のチャネル品質テーブルを作成するまでの一例を示した図 本発明の第2の実施形態のRSSIテーブルの更新を示す図 本発明の第2の実施形態の再送テーブルの一例を示す図 特許文献1の無線通信システムによるデータ送受信の一例を示す図
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、説明する。図2は、本実施形態の基地局及び通信端末によって構成されるネットワークを示したネットワーク図である。図2は、マルチチャネルを利用したネットワーク構成の一例を示している。図2の(a)に示すように、基地局である管理端末AP20の通信エリア内で、通信端末STA10−1、10−2、10−3は、それぞれ異なるチャネルCH1〜CH3を使用し、AP20はSTA10−1〜10−3から送られてくるデータを受信して認証を行う。図2の(b)に示すように、STA10−1〜10−3はAP20と認証を行った後、認証済み通信端末ASTA30−1〜30−3となり、AP20の通信エリア外に出て行く。
図3に本実施形態に用いられる通信端末STA10の機能ブロック図を示す。STA10はアンテナ101、無線送受信部201、制御部301を備える。制御部301は、受信データ解析部311、ビーコン処理部312、NACK(Negative Acknowledgment)処理部313、データ作成部314、チャネル決定部315、チャネル切替部316、受信データ判定部317、送信時間決定部318を有する。制御部30で生成された送信データは無線送受信部201で送信信号、無線信号の順に変換され、アンテナ101から送信される。アンテナ101から受信された無線信号は、無線送受信部201で受信信号、受信データの順に変換され、制御部301に入力される。
図4に本実施形態に用いられる管理端末AP20の機能ブロック図を示す。102はアンテナ、無線送受信部202−1〜202−Nは、CH1〜CHNのそれぞれに対して、無線ネットワークから入力される受信データの復調と無線ネットワークに出力する送信データに対して変調を行う。無線送受信部202−1〜202−NからAP20の無線送受信部202が構成されている。またAP20は、RSSI測定部321、受信したデータが正常に受信したかどうかを判定する受信データ判定部322、ACK/NACK作成部323、ビーコン作成部324、CH1〜CHNを使用して各STA10から受信したデータのRSSIの測定結果を格納するRSSIテーブルを作成するRSSIテーブル作成部325、受信データ判定部322で得た結果に基づき、CH1〜Nに対して受信データ判定テーブルを作成する受信データ判定テーブル作成部330、通信成功累積確率テーブルを作成する通信成功累積確率テーブル作成部340、チャネル品質テーブル作成部350、再送テーブル作成部360、再送チャネル・時間割り当て決定部370、システム管理部380、コントロールチャネル決定部390を備え、これらの各機能ブロックは制御部302を構成している。400はメモリ、500はバスである。
以下、図5、図6を使って図3、図4の各機能ブロックの処理の説明を行う。図5、図6は本実施形態におけるAP20とSTA10のデータ送受信の一例であり、マルチチャネルのSlot CSMA方式を用いている。すなわちBeacon Slotにおいてビーコンの送信を行い、1つのTime Slotは、データの送受信を行うデータスロット時間とデータの受信確認を行うACKスロット時間から構成される。図5、図6に示す例では1台のAP20に対して4台のSTA10−1〜10−4がデータを送受信する。図6は、図5のデータシーケンス図を時系列で見たときの図を示している。
<Beacon Slotの動作>
Beacon SlotにおけるAP20の処理について以下に説明する。コントロールチャネル(以下、C−CHと呼ぶ)を利用してビーコンを送信する場合、まずAP20のシステム管理部380は電源起動時にコントロールチャネル決定部390が決定したビーコンの送信に使用するC−CHの周波数チャネル情報を保持する。なお、ビーコンの送信はC−CHのような特定のチャネルを使用するのではなく、全チャネルで送信してもよい。
システム管理部380は、ビーコンを送信するBeacon Slotの時間になると、ビーコン作成部324にビーコンの作成を指示する。ビーコン作成部324は、システム管理部380からビーコン作成の指示を受けると、システム管理部380から、現在のC−CH情報、ビーコン周期の情報、スロット数、スロット時間の情報を取得し、取得した情報を含むビーコンを作成し、AP20の無線送受信部202に渡す。無線送受信部202の中から該当するチャネルに対応する無線送受信部202−1〜202−Nより選択し、ビーコンを変調してアンテナ102を介して無線ネットワークにデータを送信する(図5の(a)及び図6の(a))。
次に、ビーコンを受信したときのSTA10の処理について以下に説明する。各STA10−1〜10−4は、無線ネットワークから受信したデータの復調を無線送受信部201で行い、受信データを受信データ解析部311に送る。
受信データ解析部311は、受信したデータがビーコンなら受信データ判定部317からビーコンのビット誤り結果を取得する。ここで、ビット誤りがあるならばビーコンを破棄する。ビット誤りがないならば、ビーコン処理部312に送る。
ビーコン処理部312は、ビーコンに含まれている情報を取得し管理する。ビーコンに含まれている取得情報はメモリ(不図示)に格納する。
<Time Slot1の動作>
[データスロット時間t1]
Time Slot1内のデータスロット時間t1におけるSTA10の処理について以下に説明する。受信したビーコン情報を元にデータ作成部314にてデータを作成し、無線送受信部201で変調された後、アンテナ101を介して無線ネットワークにデータを送信する。送信の際、STA10は、受信したビーコン情報で指定されたTime Slot区間の時間とチャネル周波数を用いる。ここでは、STA10−1〜10−4はそれぞれCH1〜CH4を使用してデータスロット時間t1で送信を行う(図5の(b)〜(e)及び図6の(b)〜(e))。
次に、各STA10からのデータを受信したときのAP20の処理について以下に説明する。AP20では、STA10−1〜10−4のそれぞれから各チャネルを使用して送信されたデータを、アンテナ102を介して無線送受信部202で受信する。無線送受信部202−1〜202−Nは、各チャネルにおける受信データを各チャネルに対応した方式で復調する。RSSI測定部321は、受信データの信号に基づき、RSSIを測定する。RSSIテーブル作成部325は、測定されたRSSIの値に基づいて、RSSIテーブルを作成する。RSSIテーブルは、具体例は後述するが、各STA10毎の、測定されたRSSIを記録するテーブルであり、RSSIが測定される都度、更新される。
また、受信データ判定部322は、受信データが正しく受信されているかどうかを判定する。受信データ判定テーブル作成部330は、その判定結果を元に、受信データ判定テーブルを作成する。受信データ判定テーブルは、具体例は後述するが、各STA10毎に受信データが正しく受信できたかどうかを記録するテーブルであり、受信データが正しく受信されているかどうかが判定される都度、更新される。RSSIテーブル作成部325と受信データ判定テーブル作成部330とでそれぞれ作成されたRSSIテーブルおよび受信可否判定テーブルは、バス500を介し、メモリ400に格納される。
通信成功累積確率テーブル作成部340は、受信データ判定テーブル作成部330が作成したテーブルを元に、通信成功累積確率テーブルを作成する。通信成功累積確率テーブルは、具体例は後述するが、各Time Slotまでに各チャネルの通信が成功した累積確率を記録するテーブルであり、各Time Slotで更新される。
チャネル品質テーブル作成部350では、通信成功累積確率テーブルを元にチャネルの品質を推測し、チャネル品質テーブルを作成する。チャネル品質テーブルは、具体例は後述するが、各Time Slot毎の各チャネルの推測品質を高低順に記録するテーブルであり、各Time Slotで更新される。
再送チャネル・時間割り当て決定部370は、データの再送が必要なSTA10が存在する場合、RSSIテーブル作成部325で作成されたRSSIテーブルに基づきAP20と各STA10との距離を推定し、チャネル品質テーブルと合わせて、再送に使用するチャネルと時間の割り当てを行う。なお、各STA10の送信信号レベルは、一般にばらつきは少ない。各STA10のRSSIの測定値は、主にAP20と当該STA10との距離に依存して変動するため、RSSI値に基づいて、AP20と当該STA10の距離を推定することが可能である。図7は、AP20とSTA10との距離と、RSSIの値との関係を示したものである。
再送テーブル作成部360は、再送チャネル・時間割り当て決定部370で決定された情報を元に、再送テーブルを作成する。再送テーブルは、具体例は後述するが、再送が必要な各STA10が存在する場合に作成され、当該STA10に対して割り当てる再送チャネルおよび再送時間を記録するテーブルである。作成された再送テーブルの情報は、メモリからシステム管理部380に渡される。
システム管理部380は、正常にデータ受信できたSTA10(ここでは、STA10−1及びSTA10−4とする)に対してはACK/NACK作成部323でACKを作成する。一方、データ受信に失敗したSTA10(ここでは、STA10−2及びSTA10−3)に対しては、ACK/NACK作成部323にてNACKを作成する。その際、NACKには、再送テーブル作成部360で作成された再送テーブルに基づいて、STA10が再送する際に使用する再送チャネルおよび再送時間についての情報が格納される。
[ACKスロット時間a1]
次にTime Slot1内のACKスロット時間a1におけるAP20及びSTA10の処理について説明する。ACKスロット時間a1において、データ受信が成功したSTA10−1及びSTA10−4に対して、AP20はACKを送信する(図5の(f)、(i)及び図6の(f)、(i))。一方、データ受信に失敗したSTA10−2及びSTA10−3には、AP20は、再送に使用するデータスロット時間及びチャネル情報が含まれたNACKを送信する(図5の(g)、(h)及び図6の(g)、(h))。ここでNACKには、STA10−2及びSTA10−3それぞれに対してCH1、CH4及びデータスロット時間t2が指定されている情報が含まれているとする。
STA10−2およびSTA10−3は、AP20からNACKをそれぞれ受信し、復調をそれぞれの無線送受信部201で行い、復調されたNACKデータを受信データ解析部311へ送る。
受信データ解析部311は、ここでは受信したデータがNACKであるためNACK処理部313へデータを渡す。NACK処理部313は、NACKに含まれている情報を取得し管理する。NACKに含まれている取得情報はメモリ(不図示)に格納する。
<Time Slot2の動作>
[データスロット時間t2]
次に、Time Slot2内のデータスロット時間t2における、STA10の処理について説明する。NACKを受信したSTA10は、NACKに含まれている情報を元にデータ作成部314にて再送データを作成する。データは無線送受信部201で変調された後、アンテナ101を介してAP20に再送データを送信する。送信に使用するチャネルおよび時間については、NACK情報に基づいて、チャネル決定部315および送信時間決定部318がそれぞれ決定し、無線送受信部201に対して設定を行う。
ここではSTA10−2およびSTA10−3がNACKを受信したため、NACK情報を元にCH1、CH4を用いて、STA10−2およびSTA10−3がそれぞれデータの再送を行う(図5の(j)、(k)及び図6の(j)、(k))。STA10−2およびSTA10−3が送信した再送データはAP20でそれぞれ受信される。AP20での処理は、データスロット時間t1の処理と同じであるため、説明は省略する。
[ACKスロット時間a2]
次に、Time Slot2内のACKスロット時間a2における、AP20の処理について説明する。AP20は、STA10−2及びSTA10−3の再送データに対してそれぞれ受信が成功したため、ACK/NACK作成部323でACKを作成する。AP20は、STA10−2及びSTA10−3に対してACKを送信する(図5の(l)、(m)及び図6の(l)、(m))。以上により、データシーケンスが完了する。
以下では、図8〜図12を参照して、データスロット時間からACKスロット時間までのAP20での処理フロー及び各種テーブル更新の説明を例を用いて行う。本例ではSTA10は、10台のSTA10−1〜10−10がAP20の通信エリア内に存在するものとする。
図8は、本発明の実施の形態1に用いられるAP20のフローチャートである。ここで図8は、チャネルCH1〜Nまで共通である。データスロット時間においてAP20は、各STA10からの受信データが存在するかどうかを確認する(S1)。受信データが存在した場合、データを受信する(S2)。
次に受信したデータのRSSIを測定して(S3)、図9に示すRSSIテーブルの更新を行う(S4)。
ここで、図9は本発明の実施の形態1におけるRSSIテーブルの更新の一例を示した図である。データスロット時間でAP20が各STA10からデータを受信した際に、AP20は、RSSI測定部321にて測定したRSSIを元に作られた各STA10に対するRSSIテーブルをメモリに格納する。各STA10は移動するため、AP20との距離は変化し、それに伴いRSSIも変化する。RSSIの変化に対応するためRSSIテーブルは、データスロット時間において更新される。例えば図9の(a)はデータスロット時間t1のRSSIテーブル、図9の(b)はデータスロット時間t2のRSSIテーブルを示している。図9の(a)、(b)のようにRSSIテーブルは、データスロット時間毎に更新される。
次にAP20が受信したデータが、正常に受信されたかどうかを判定する(S5)。AP20がいずれかのSTA10から正常にデータを受信した場合、図10の(a)に示す受信データ判定テーブルに「○」と記して受信データ判定テーブルの更新を行う(S6)。例えば図10の(a)のデータスロット時間t1では、CH1を使用して当該STA10から送信されたデータは、AP20で正常に受信されたため「○」と記している。
次に図10の(a)に示す受信データ判定テーブルを参照し(S7)、図10の(b)に示す通信成功累積確率情報テーブルを更新する(S8)。図10の(b)では図10の(a)の受信データ判定テーブルから過去複数回分の受信可否情報に基づいて通信成功累積情報テーブルを更新する。ここで過去何回分の通信成功累積確率を計算するかは、システム管理部380にて設定される。
例えば図10の(b)のデータスロット時間t3において、過去3回分のタイムスロットの受信データ判定テーブルの結果を考慮した場合、CH1は3回中3回通信成功しているため「100%」としている。CH1と同じように、データスロットt3において、CH2はデータ2回中1回通信成功しているため「50%」、CH3はCH1と同様に3回中3回通信成功しているため「100%」、CH4は3回中1回通信成功しているため「33%」となる。図10の(b)の通信成功累積確率情報テーブルは、RSSIテーブルと同様、データスロット時間毎に更新される。
次に、AP20は受信判定ステップS5で正常に受信を完了したので、ACKスロット時間で、STA10にACKを送信する(S9)。
受信判定ステップS5において、受信データが正常に受信されなかった場合、図10の(a)に示す受信データ判定テーブルに「×」と記して受信データ判定テーブルを更新する。例えば、図10の(a)のデータスロット時間t1では、CH2を使用して当該STA10から送信されたデータは、AP20で受信に失敗したため「×」と記している。
次に図10の(a)に示す受信データ判定テーブルを参照し(S11)、図10の(b)に示す通信成功累積確率情報テーブルを更新する(S12)。図10の(b)では、図10の(a)の受信データ判定テーブルから過去複数回分の受信可否情報に基づいて通信成功累積情報テーブルを更新する。
次に、ステップ12で更新された通信成功累積情報テーブルを参照し、図10の(c)に示すチャネル品質テーブルの更新を行う(S13)。
図10の(c)では、図10の(b)の通信成功累積確率情報テーブルに基づいて品質の良いチャネル、悪いチャネルの振り分けを行う。例えば、過去8回分の累積確率を計算している場合、図10の(b)のデータスロット時間t8において、通信成功累積確率が最も高いCH1が最も品質の良いチャネルとなる。一方、CH4は、通信成功累積確率が最も低いため、最も品質の悪いチャネルとなる。
次に、ステップ4で更新されたRSSIテーブルと、ステップ10で更新された受信データ判定テーブルと、ステップ13で更新されたチャネル品質テーブルを参照し、図11に示す再送テーブルを更新する(S14)。図13は、当該STA10に再送する際に使用するチャネル情報やデータスロット時間情報が含まれる再送テーブルを示している。
ステップ14で更新された再送テーブルに基づいて、AP20ではNACKを作成して(S15)、STA10へNACKを送信する(S16)。
図13に、NACKフレームフォーマットの一例を示す。DAは送信先アドレス、SAは送信元アドレス、CHは再送に使用するチャネルを示す再送指定チャネル、Timeは再送に使用するタイムスロットを示す再送指定タイムスロット時間、CRC(Cyclic Redundancy Check)は、エラー検出用の情報である巡回冗長検査情報を表している。
データスロット時間に受信データがあるかどうかを判定するステップ1において、受信データが正常に受信されなかった場合、図10の(a)に示す受信データ判定テーブルに「−」と記して更新する。例えば、図10の(a)のデータスロット時間t3におけるCH2では、受信データが存在しないため「−」と記している。
次に図11、図12を用いて、再送が発生した際に、各STA10へのチャネル及び時間の振り分け方について説明をする。
図11は、データスロット時間t1における再送テーブルの更新の一例を示している。また、図12はSTA10の優先順位とチャネル、時間の振り分け方を示した図である。
図11に示した再送テーブルは、図9のRSSIテーブル、図10の(a)の受信データ判定テーブル、図10の(c)のチャネル品質テーブルを参照して更新される。
図11では、STA10−1からの送信データはAPで受信に成功しているため、再送テーブルの受信判定には「OK」と記している。また、受信が成功しているため再送チャネル及び再送スロット時間は「−」と記している。一方、STA10−2は通信に失敗しているため、再送テーブルの受信判定には「NG」と記している。従って、STAに対してNACKで再送を要求するため再送用のチャネル、スロット時間を割り当てる。ここでは、STAの中でRSSIの値が最も大きいSTA10−2に、データスロット時間t1において最もチャネル品質の良いチャネルCH1と、次のタイムスロットにおけるデータスロット時間t2を割り当てている。一方、STAの中でRSSIの値が最も小さいSTA10−9はAPと認証するまでの時間に余裕があるため、データタイムスロット時間t1において最もチャネル品質の悪いチャネルCH2を割り当て、さらにタイムスロット時間t4を割り当てている。
STA10の優先順位のつけ方の例を図12に示す。図12では、AP20と10台のSTA10−11〜10−20が順次認証を行うことを想定している。この例では、STA10−11〜10−20が、図面下側から上側に端末が移動する例を示している。
STA10−11はAP20に最も近く、従ってRSSIも最も大きい値としている。一方で、STA10−17〜STA10−20はAP20から最も遠く、従ってRSSIは小さい値となる。チャネル及び時間の割り当て方は図11、図12に示すように、AP20に近い、すなわちRSSIが大きいSTA10には品質の良いチャネルを割り当て、かつ、当該チャネルに割り当てるSTA10の数を少なくする。一方、AP20から遠い、すなわちRSSIが小さいSTA10は品質の悪いチャネルを割り当て、かつ、当該チャネルに割り当てるSTA10の数を多くする。以上のように、AP20は、STA10がAP20から遠ざかる前に確実にデータの受け渡しを行ように、STA10に対して伝送路状態の良いチャネルでのデータ信号の送信を指示するので、より確実にデータの受信を行うことができる。また、AP20は、STA10がAP20から遠ざかる前に確実にデータの受け渡しを行ように、STA10に対してより早い時間に再送機会を与えることにより、例えば、STA10から送信されたデータが再度正しく受信できなかった場合に、STA10がまだAP20に近い距離にいる間に再び再送を要求する信号を送信することができるので、STA10から送信されたデータを正しく受信する可能性をさらに高くすることができる。
なお、図10のチャネル品質テーブルの作成部は、図14に示す手順で決定してもよい。以下に、図14を使ってチャネル品質テーブルの更新の手順を説明する。
図14の(a)は、データスロット時間t1での各チャネルにおけるチャネル品質Q(t)を示している。チャネル品質Q(t)は、例えば(数1)を用いて決定する。
Figure 0005351159
ここで、Zは通信が成功したか、通信が失敗したかを表す通信係数である。図14に示す例では、通信成功の場合Z=1、通信失敗の場合Z=0としている。通信失敗の場合、通信係数Zは、通信所望信号と干渉波の合成によりRSSIが高く測定される可能性があるので、チャネル品質Q(t)と無関係にするために、Z=0が望ましい。例えば図14の(a)では、APがCH1で受信したデータを正常に受信し、そのときのRSSI(t1)=−30dBmであったため、Q(t1)=|−30|×1=30である。
一方、CH3で受信したデータは受信に失敗したため、RSSIに関わらずQ(t1)=0となる。
図14の(b)は、データスロット時間t2での各チャネルにおけるチャネル品質Q(t)を示している。図14の(a)と同様、ここでは(数1)を用いて各チャネルにおけるチャネル品質Q(t)を計算している。
図14の(c)に、累積チャネル品質テーブルを示す。累積チャネル品質Qc(t)は、あるチャネルにおいて一定期間のチャネル品質Q(t)を累積した値である。累積チャネル品質Qc(t)は、現在に近い時刻におけるチャネル品質ほど、重み付け係数を大きくすることにより、重み付けを重くして計算している。図14の(c)では、例えば、(数2)に基づいて、累積チャネル品質Qc(t)を算出している。この例では、各時刻におけるチャネル品質Q(t)は、現在に近い時刻から順に、重み付け係数が、1、0.5、0.25…となっており、現在に近い時刻におけるチャネル品質ほど、重み付け係数を大きくしている。
Figure 0005351159
図14の(c)のCH4において、データスロット時間t2における累積チャネル品質は、(数2)を用いてQc=(50+(1/2)×50)=75となる。ここでは過去2回分のチャネル品質を考慮している。過去何回のチャネル品質を累積するかは、システム管理部380の設定に従う。
図14の(d)のチャネル品質テーブルは、図14の(c)に基づいて品質の良いチャネル順に並べられ整理される。このチャネル品質テーブルに基づいて、通信が失敗したSTA10へ再送に使用するチャネルの割り当て及び時間割り当てを行う。
なお、認証が成功したSTA10は音等を発して当該STA10の所持者であるユーザにその旨を通知してもよい。あるいは、認証が失敗したSTA10が音等を発してユーザにその旨を通知してもよい。
以上のように、第1の実施形態によると、基地局が、データ再送が必要な通信端末に対し、RSSIが大きい順に、伝送路状態の良い周波数チャネルでのデータ再送を指示するので、距離が近い通信端末が、自局から遠ざかる前に、より確実にデータ信号の受信を行うことができる。
また、基地局が、所定の期間前から現在までの通信の成功確率に基づいて各周波数チャネルの伝送路の状態を判断することにより、実際の伝送路の状態は良くても直前に受信したデータ信号が正しく復調できなかった場合に、誤って伝送路の状態が悪いと判断することがなく、より確実に伝送路の状態の良い周波数チャネルを推定することができるので、当該通信端末から送信されたデータ信号が正しく復調される可能性を高くすることができる。
さらにまた、成功確率を算出する際に、RSSIに応じて重み付けを行い、判定結果が誤りなく復調された場合はRSSIが小さいほど、重み付け係数を大きくすることにより、重み付けを重くしてもよい。このようにした場合、自局からの距離が遠く、伝送路の状態が良くても誤りなく復調される可能性の低い通信端末が使用する周波数チャネルを、誤って伝送路の状態が悪いと判断することを防ぐことができるので、より確実に伝送路の状態の良い周波数チャネルを推定することができる。
さらにまた、例えば、もともと伝送路の状態が良かった周波数チャネルにおいて、ある時点から他のシステムからの干渉信号の送信が開始されたために伝送路の状態が急激に悪くなった場合に、データ信号が受信された時刻が近いほど、重み付け係数を大きくすることにより、重み付けを重くすることにより、伝送路の状態が悪くなって以降、誤りなく復調されなかったと判定されることが多くなると、伝送路の状態が悪くなる前の判定結果よりも伝送路の状態が悪くなって以降の判定結果を重視することになるので、より早く当該周波数チャネルの伝送路の状態が悪くなったと判断することができる。
さらにまた、基地局が、データ再送が必要な通信端末に対し、RSSIが大きい順に、早い時間に再送機会を与えることにより、距離が近い通信端末が、自局から遠ざかる前に、さらにより確実にデータ信号の受信を行うことができる。
(第2の実施形態)
以下に本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、RSSIの測定値が大きいSTAには品質の良いチャネルを割り当てる。本実施形態では、これに加え、RSSIの測定値が前回測定したときの測定値より低下したSTA10が検出された場合には、例外的に、RSSIの測定値が大きいSTA10より優先して、品質の良いチャネルを割り当てる点が相違する。この相違点を以下に説明する。
図9に示す、第1の実施形態におけるRSSIテーブルは、RSSIの測定のたび更新値が上書きされるのみである。これに対し、図15に示すとおり、本実施形態においては、RSSIテーブルは、RSSIの測定値を更新するだけでなく、更新値が前回測定された値より小さい場合に、そのことを示すフラグを格納することができる。
図15に示す例では、10台のSTA10−21〜10−30がAP20の通信エリア内に存在するとする。時刻t0におけるRSSIの値と時刻t1におけるRSSIの値とを比較して、STA10−23のRSSIの更新値のみ低下しているため、STA10−23のフラグが立っている。このことはSTA10−23とAP20との距離が離れつつあることを示している。このことはSTA10−23とAP20との距離が小さくRSSI値が最も大きい間に、優先的に品質の良いチャネルを割り当てられたにもかかわらず、認証ができなかったことを意味する。STA10−23は他のSTA10に比べて早くAP20の通信エリア外に出てしまうことが想定されるため、優先的に認証が行われなければならない。このように、RSSIテーブルにフラグが立っているSTA10については、最もチャネル品質の良いチャネルを割り当て、また再送間隔を短くしている。図15に示す例の場合では、図16に示すように、STA10−23に最もチャネル品質の良いCH1を割り当てるとともに、再送データスロット時間も、早い時間t2を割り当てている。
以上のように、本実施の形態では、第1の実施形態において、認証ができないまま、基地局との距離が離れつつある通信端末が検出された場合、基地局との距離が最も近い通信端末よりも優先的に、品質の良いチャネル及び早い再送時間を割り当て、認証を行うことを可能にし、基地局の通信エリア外に先に出てしまうおそれのある通信端末の認証漏れを防ぎ、認証の確実性をさらに高めることができる。
なお、本発明の各実施形態にかかる管理端末AP20である基地局が行う処理は、一連の処理手順を与える通信方法として捉えることができる。この方法は、一連の処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムの形式で提供されてもよい。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で、コンピュータに導入されてもよい。
また、基地局を構成する機能ブロックは、集積回路であるLSIとして実現されてもよい。これらの構成は1チップ化されてもよいし、一部を含むようにチップ化されてもよい。ここでいうLSIとは、集積度の違いによって、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと称呼されることもあるが、いずれをも含む。また集積回路化の手法は、LSIに限られるものではなく、専用回路または汎用プロセッサで集積回路化を行ってもよい。また、LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable GateArray)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを用いてもよい。あるいはこれらの機能ブロックの演算は例えばDSPやCPUなどを用いて演算することもできる。さらにこれらの処理ステップはプログラムとして記録媒体に記録して実行することで処理してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路かの技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックを集積化してもよい。バイオ技術の適応などが可能性としてあり得る。
本発明にかかる無線通信システムに用いられる基地局及び通信方法は、管理端末が多数の通信端末と効率よく確実にデータ認証をすることができ、センサーネットワークやアクティブRFタグなどの多数の端末を収容する無線ネットワーク等に利用可能であり、特に、多数の通信端末が短時間で通過してしまう場合に、速やかに識別及び認証する必要のある無線ネットワーク等に有用である。
10 通信端末(STA)
20 管理端末(AP)
30 認証済み端末(ASTA)
100、101、102 アンテナ
150 無線局
200、201、202 無線送受信部
210 高周波部
220 復調部
230 変調部
01、302 制御部
311 受信データ解析部
312 ビーコン処理部
313 NACK処理部
314 データ作成部
315 チャネル決定部
316 チャネル切替部
317 受信データ判定部
318 送信時間決定部
321 RSSI測定部
322 受信データ判定部
323 ACK/NACK作成部
324 ビーコン作成部
325 RSSIテーブル作成部
330 受信データ判定テーブル作成部
340 通信成功累積確率テーブル作成部
350 チャネル品質テーブル作成部
360 再送テーブル作成部
370 再送チャネル・時間割り当て決定部
380 システム管理部
390 コントロールチャネル決定部
400 メモリ
500 バス
1000 通信端末(STA)
2000 管理端末(AP)

Claims (15)

  1. 通信に用いる複数の周波数チャネルについて周波数チャネル毎の伝送路の状態を推定する推定部と、
    複数の通信端末がそれぞれ前記複数の周波数チャネルのうちいずれかの周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信部と、
    前記周波数チャネル毎に受信した前記データ信号の受信信号電力を測定する測定部と、
    前記周波数チャネル毎に受信した前記データ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定部と、
    前記判定部で前記データ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、前記測定部で検出された前記受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、前記推定部で伝送路の状態が良いと推定された周波数チャネルを割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた周波数チャネルを用いて前記データ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御部と、を備える基地局。
  2. 前記制御部は、
    前記判定部で前記データ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末のうち前記測定部で2回以上前記受信信号電力が測定され、前回に比べて前記受信信号電力が低下している通信端末が検出された場合は、当該通信端末に対し、優先的に、前記推定部で伝送路の状態が良いと推定された周波数チャネルを割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた周波数チャネルを用いて前記データ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信することを特徴とする、請求項1に記載の基地局。
  3. 前記推定部は、前記判定部で判定された判定結果から所定の期間前から現在までの各周波数チャネルでの通信の成功確率を算出し、前記通信の成功確率の高い周波数チャネルを伝送路の状態が良いと判断することを特徴とする、請求項1または2に記載の基地局。
  4. 前記推定部は、前記成功確率を算出する際に、前記判定部で判定された判定結果に前記測定部で測定された前記受信信号電力に応じて重み付けを行い、前記判定結果が誤りなく復調された場合は、前記受信信号電力が小さいほど、重み付け係数を大きくすることにより、重み付けを重くすることを特徴とする、請求項3に記載の基地局。
  5. 前記推定部は、成功確率を算出する際に、前記判定部で判定された判定結果に前記データ信号が受信された時刻に応じて重み付けを行い、前記データ信号が受信された時刻が近いほど、重み付け係数を大きくすることにより、重み付けを重くすることを特徴とする、請求項3に記載の基地局。
  6. 複数の通信端末が所定の周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信部と、
    前記通信端末毎に受信した前記データ信号の受信信号電力を測定する測定部と、
    前記通信端末毎に受信した前記データ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定部と、
    前記判定部で前記データ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、前記測定部で検出された前記受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、より短い再送間隔を割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた再送間隔を用いて前記データ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御部と、を備える基地局。
  7. 前記制御部は、
    前記判定部で前記データ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末のうち前記測定部で2回以上前記受信信号電力が測定され、前回に比べて前記受信信号電力が低下している通信端末が検出された場合は、当該通信端末に対し、前記受信信号電力が最も大きい通信端末よりも優先的に、より短い再送間隔を割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた再送間隔を用いて前記データ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信することを特徴とする、請求項6に記載の基地局。
  8. 通信に用いる複数の周波数チャネルについて周波数チャネル毎の伝送路の状態を推定する推定ステップと、
    複数の通信端末がそれぞれ前記複数の周波数チャネルのうちいずれかの周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信ステップと、
    前記周波数チャネル毎に受信した前記データ信号の受信信号電力を測定する測定ステップと、
    前記周波数チャネル毎に受信した前記データ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記データ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、前記測定ステップで検出された前記受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、前記推定ステップで伝送路の状態が良いと推定された周波数チャネルを割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた周波数チャネルを用いて前記データ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御ステップとを含む、通信方法。
  9. 複数の通信端末が所定の周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信ステップと、
    前記通信端末毎に受信した前記データ信号の受信信号電力を測定する測定ステップと、
    前記通信端末毎に受信した前記データ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記データ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、前記測定ステップで検出された前記受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、より短い再送間隔を割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた再送間隔を用いて前記データ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御ステップとを含む、通信方法。
  10. ネットワークシステムにおいて基地局として動作する通信機器が実行する、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に格納される、通信プログラムであって、
    通信に用いる複数の周波数チャネルについて周波数チャネル毎の伝送路の状態を推定する推定ステップと、
    複数の通信端末がそれぞれ前記複数の周波数チャネルのうちいずれかの周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信ステップと、
    前記周波数チャネル毎に受信した前記データ信号の受信信号電力を測定する測定ステップと、
    前記周波数チャネル毎に受信した前記データ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記データ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、前記測定ステップで検出された前記受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、前記推定ステップで伝送路の状態が良いと推定された周波数チャネルを割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた周波数チャネルを用いて前記データ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御ステップとを含む、通信プログラム。
  11. ネットワークシステムにおいて基地局として動作する通信機器が実行する、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に格納される、通信プログラムであって、
    複数の通信端末が所定の周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信ステップと、
    前記通信端末毎に受信した前記データ信号の受信信号電力を測定する測定ステップと、
    前記通信端末毎に受信した前記データ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記データ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、前記測定ステップで検出された前記受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、より短い再送間隔を割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた再送間隔を用いて前記データ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御ステップとを含む、通信プログラム。
  12. 通信に用いる複数の周波数チャネルについて周波数チャネル毎の伝送路の状態を推定する推定部と、
    複数の通信端末がそれぞれ前記複数の周波数チャネルのうちいずれかの周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信部と、
    前記周波数チャネル毎に受信した前記データ信号の受信信号電力を測定する測定部と、
    前記周波数チャネル毎に受信した前記データ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定部と、
    前記判定部で前記データ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、前記測定部で検出された前記受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、前記推定部で伝送路の状態が良いと推定された周波数チャネルを割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた周波数チャネルを用いて前記データ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御部とを集積した、集積回路。
  13. 複数の通信端末が所定の周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信部と、
    前記通信端末毎に受信した前記データ信号の受信信号電力を測定する測定部と、
    前記通信端末毎に受信した前記データ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定部と、
    前記判定部で前記データ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、前記測定部で検出された前記受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、より短い再送間隔を割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた再送間隔を用いて前記データ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御部とを集積した、集積回路。
  14. 複数の通信端末と、前記複数の通信端末と通信する基地局とからなるネットワークシステムであって、
    前記基地局は、
    通信に用いる複数の周波数チャネルについて周波数チャネル毎の伝送路の状態を推定する推定部と、
    前記複数の通信端末がそれぞれ前記複数の周波数チャネルのうちいずれかの周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信部と、
    前記周波数チャネル毎に受信した前記データ信号の受信信号電力を測定する測定部と、
    前記周波数チャネル毎に受信した前記データ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定部と、
    前記判定部で前記データ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、前記測定部で検出された前記受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、前記推定部で伝送路の状態が良いと推定された周波数チャネルを割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた周波数チャネルを用いて前記データ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御部とを備える、ネットワークシステム。
  15. 複数の通信端末と、前記複数の通信端末と通信する基地局とからなるネットワークシステムであって、
    前記基地局は、
    複数の通信端末が所定の周波数チャネルで送信したデータ信号を受信する受信部と、
    前記通信端末毎に受信した前記データ信号の受信信号電力を測定する測定部と、
    前記通信端末毎に受信した前記データ信号が誤りなく復調されたか否かを判定する判定部と、
    前記判定部で前記データ信号が誤りなく復調されなかったと判定された通信端末に対して、前記測定部で検出された前記受信信号電力が大きい通信端末から順に優先的に、より短い再送間隔を割り当て、当該通信端末に対して、当該割り当てた再送間隔を用いて前記データ信号を再送するよう要求する再送要求信号を送信する制御部とを備える、ネットワークシステム。
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