JP5476742B2 - スイッチング素子、スイッチング素子の製造方法、電子デバイス、論理集積回路及びメモリ素子 - Google Patents

スイッチング素子、スイッチング素子の製造方法、電子デバイス、論理集積回路及びメモリ素子 Download PDF

Info

Publication number
JP5476742B2
JP5476742B2 JP2009045644A JP2009045644A JP5476742B2 JP 5476742 B2 JP5476742 B2 JP 5476742B2 JP 2009045644 A JP2009045644 A JP 2009045644A JP 2009045644 A JP2009045644 A JP 2009045644A JP 5476742 B2 JP5476742 B2 JP 5476742B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
oxide
switching element
conductive layer
ion conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009045644A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010199498A (ja
Inventor
直樹 伴野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2009045644A priority Critical patent/JP5476742B2/ja
Publication of JP2010199498A publication Critical patent/JP2010199498A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5476742B2 publication Critical patent/JP5476742B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

本発明は、金属の析出を利用したスイッチング素子、スイッチング素子の製造方法、電子デバイス、論理集積回路及びメモリ素子に関する。
プログラマブルロジックの機能を多様化し、電子機器などへの実装を推進するためには、ロジックセル間を相互に結線するスイッチのサイズを小さくし、そのオン抵抗を小さくすることが必要となる。金属の析出を利用したスイッチはサイズが小さく、オン抵抗が比較的小さいため、プログラマブルロジックに適用するスイッチとして注目されている。
上記金属の析出を利用したスイッチング素子として、2端子スイッチの技術が開示されている(例えば、特許文献1)。図10は、上記特許文献1の2端子スイッチの構造を示す。図示するように、上記特許文献1記載の2端子スイッチは、金属イオンを供給する第1電極11とイオンを供給しない第2電極12とでイオン伝導層14を挟んだ構造をしている。両電極間は、イオン伝導層14中での金属架橋の形成・消滅によってスイッチングする。2端子スイッチは、構造が単純であるため、作製プロセスが簡便であり、素子サイズをナノメートルオーダーまで小さく加工可能である。
しかし、上記したような2端子素子では、オンする際のオン抵抗を低減するようにスイッチングした場合、オフに遷移する際の電流であるオフ電流が数mA以上と大きくなってしまうという問題があった。オフ電流が大きくなると、プログラマブルロジックに応用した際に、周辺の回路サイズが大きくなってしまうため、金属の析出を利用したスイッチング素子の利点である小型性を生かせない。
上記問題を解決するために、金属の析出を利用した3端子スイッチの技術が開示されている(例えば、特許文献2)。図11は、上記特許文献2記載の3端子スイッチ素子の構造を示す。上記特許文献2記載の3端子スイッチは、上記特許文献1に記載された第1電極11及び第2電極12に加え、金属架橋の形成・消滅をコントロールする第3電極13を設けているので、オフ電流の信号線への影響を低減することができる。また、上記特許文献2記載の3端子スイッチは、金属架橋の太さが制御可能であるので、エレクトロマイグレーション耐性にも優れている。
しかしながら、金属の析出を利用したスイッチをプログラマブルロジックの配線切り替えスイッチとして搭載するためには、ロジック動作電圧(例えば、1V)以上のスイッチング電圧と半導体集積回路の製造工程に耐える熱耐性が必要となる。スイッチング電圧はイオン伝導体中の金属イオンの拡散速度に大きく依存するため、イオン伝導体材料の選択及び最適化が重要である。上記問題を解決するために、イオン伝導層に金属イオンの拡散の遅い酸化物を用いることで、スイッチング電圧を高め、高い熱耐性を得る技術が開示されている(例えば、特許文献3)。
特表2002−536840号公報 再特WO2006/070773号公報 特開2006−319028号公報
アイイーイーイー・トランズアクション・オン・エレクトロン・デバイシズ(IEEE Transaction On Electron Devices)、2008年、55巻、11号、3283頁〜3287頁 シン・ソリッド・フィルムス(Thin Solid Films)、1995年、262巻、168頁〜176頁 ジャーナル・オブ・クリスタル・グロウス(Journal of Crystal Growth)、2000年、212巻、459〜468頁
しかし、イオン伝導層に酸化物を適用する上記特許文献3の技術では、金属イオンの拡散が抑制されるため、第3電極による第1電極及び第2電極間の金属架橋の生成・消滅が困難となり、3端子動作が困難となってしまうという課題があった。
また、上記特許文献3のスイッチのようにイオン伝導層に酸化物を用いた3端子スイッチにおいて、第1電極及び第2電極間の金属架橋を操作するためには、第3電極に大きな電圧を印加する必要がある。しかし、第3電極に大きな電圧を印加すると、第1電極及び第2電極間の金属架橋を生成もしくは消滅させる前に、第3電極及び第1電極間もしくは第3電極及び第2電極間において、金属の析出もしくは絶縁破壊によって短絡が発生してしまうという課題があった。
本発明はこのような実情を鑑みてなされたものであり、上述した課題を解決し、半導体プロセス親和性に優れる酸化物イオン伝導体を適用し、且つ低電圧で駆動できるスイッチング素子、スイッチング素子の製造方法、該スッチング素子を適用した電子デバイス、論理集積回路及びメモリ素子を提供することを目的とする。
本発明のスイッチング素子は、第1の電極と、第2の電極と、第3の電極と、酸化物を含有するイオン伝導層と、を有し、第1の電極は、イオン伝導層に電子を供給し、第1の電極及び第3の電極の少なくとも1以上の電極は、イオン伝導層に金属イオンを供給し、金属イオンは、電子を受け取ってイオン伝導層中で金属を形成し、金属は、第1の電極と第2の電極間を接続し、第3の電極は、第1の電極及び第2の電極間を接続する金属の形成及び消去を制御し、イオン伝導層は、第1の電極と第2の電極と第3の電極とに接して設けられ、酸化物の結晶化温度で結晶化した酸化物の結晶である酸化物結晶よりも小さい酸化物の結晶である微結晶を含有し、微結晶は、結晶粒界を形成することを特徴とすることができる。
本発明のスイッチング素子は、微結晶は、酸化物の結晶化温度よりも低い温度でイオン伝導層を加熱することにより形成されることを特徴とすることができる。
本発明のスイッチング素子の製造方法は、第2の電極を形成する第2電極形成ステップと、酸化物を含有するイオン伝導層を第2の電極に接するように形成するイオン伝導層形成ステップと、イオン伝導層を、イオン伝導層が含有する酸化物の結晶化温度より低い温度で加熱する加熱ステップと、イオン伝導層表面の一部であって、第2の電極との接面と対向する面に、イオン伝導層に電子を供給する第1の電極を形成する第1電極形成ステップと、イオン伝導層表面の一部であって、第2の電極との接面と対向する面に第3の電極を形成する第3電極形成ステップと、を有し、第1電極形成ステップ及び第3電極形成ステップで形成された第1の電極及び第3の電極の少なくとも1以上の電極は、イオン伝導層に金属イオンを供給し、該金属イオンが電子を受け取ってイオン伝導層中に金属を形成することを特徴とすることができる。
本発明のスイッチング素子の製造方法は、加熱ステップは、酸化物の結晶化温度で結晶化する酸化物の結晶である酸化物結晶よりも小さい酸化物の結晶である微結晶をイオン伝導層に形成し、微結晶により形成される結晶粒界をイオン伝導層に含有させることを特徴とすることができる。
本発明の電子デバイスは、上記スイッチング素子を有することを特徴とすることができる。
本発明の論理集積回路は、上記スイッチング素子を有することを特徴とすることができる。
本発明のメモリ素子は、上記スイッチング素子と、スイッチング素子がオン状態及びオフ状態の何れの状態であるかを読み出すトランジスタ素子と、を有することを特徴とすることができる。
本発明によれば、酸化物を適用したスイッチング素子の動作時において、短絡の発生を抑制し、第1電極及び第2電極間の金属架橋の生成・消滅を容易に操作することが可能となる。
本実施形態に係るスイッチング素子の概略構成例を示す断面模式図である。 本実施形態に係るスイッチング素子の概略構成例を示す断面模式図である。 本実施形態に係るスイッチング素子の微結晶酸化物イオン伝導層内での金属イオンの移動経路例を示す断面模式図である。 本実施形態の効果を説明するためのスイッチング素子の概略構成例を示す断面模式図である。 本実施形態の効果を説明するためのスイッチング素子の電気特性例を示すグラフである。 本実施形態の効果を説明するためのスイッチング素子の電気特性例を示すグラフである。 本実施形態に係るスイッチング素子の製造工程を示す断面模式図である。 本実施形態に係るスイッチング素子を適用したプログラマブルロジックの概略構成例を示す模式図である。 本実施形態に係るスイッチング素子を適用したメモリ素子の概略構成例を示す模式図である。 特許文献1に係る2端子スイッチング素子の構成を示す断面模式図である。 特許文献2に係る3端子スイッチング素子の構成を示す断面模式図である。
以下に本発明の実施形態の例について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係るスイッチング素子の概略構成例を示す。以下に、本実施形態に係る3端子スイッチング素子の構成について説明する。尚、本実施形態では、3端子スイッチング素子について例を挙げて説明するが、これに限定されるものではない。
図1に示すように、本実施形態に係る3端子スイッチング素子は、第1電極11と、第2電極12と、第3電極13と、微結晶酸化物イオン伝導層15と、を備えている。本実施形態に係る3端子スイッチング素子は、第2電極12の上層に微結晶酸化物イオン伝導層15を設け、微結晶酸化物イオン伝導層15の表面であって第2電極12が形成された面と対向する面に、微結晶酸化物イオン伝導層15を介して第1電極11及び第3電極13を設けている。尚、本実施形態では「上」や「下」と表現することがあるが、これは相対的な位置関係を便宜的に表現したものに過ぎず、例えば、上下を入れ替えたり上下を左右に置き換えたりしてもよい。
本実施形態に係る3端子スイッチング素子は、第1電極11及び第3電極13を、金属イオンを供給する金属で形成し、第2電極12を、金属イオンを供給しない金属で形成している。また、微結晶酸化物イオン伝導層15は、第1電極及び第3電極から供給された金属イオンを伝導するための媒体となる。
本実施形態では、この微結晶酸化物イオン伝導層15を、まずスパッタ法又はレーザアブレーション法等を用いて酸化物の薄膜を形成し、次に酸化物の結晶化温度よりも低い温度でアニール処理を行うことで形成する。これにより、本実施形態における微結晶酸化物イオン伝導層15に酸化物の微結晶を形成する。ここで、微結晶とは、酸化物の結晶化温度で形成される結晶である酸化物結晶よりも小さく、微細な酸化物の結晶を示している。尚、上記では、微結晶を形成して微結晶酸化物イオン伝導層15に含有させる例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、微結晶に加え、酸化物の結晶化温度で形成される結晶である酸化物結晶と同等又はそれ以上の大きさの結晶を形成して、微結晶酸化物イオン伝導層15に含有させるようにしてもよい。
図2は、本実施形態に係るスイッチング素子の概略構成例を示す。図3は、本実施形態に係るスイッチング素子の微結晶酸化物イオン伝導層15内での金属イオンの移動経路例を示す。次に、本実施形態に係る3端子スイッチの駆動方法例について、図2及び図3を用いて説明する。
まず、3端子スイッチ操作の前に、第1電極11及び第2電極12間で2端子操作を行い、金属架17橋を形成・溶解する。具体的には、第2電極12を接地して第1電極11に正電圧を印加することで、第1電極11の金属が金属イオン16になり、微結晶酸化物イオン伝導層15に溶解する。そして、微結晶酸化物イオン伝導層15に溶解した金属イオン16が第2電極12表面に析出し、析出した金属により第1電極11と第2電極12を接続する金属架橋17が形成され、第1電極11と第2電極12間がオンになる。その後、第1電極11に負電圧を印加することにより、金属架橋17の一部が溶解し第1電極11と第2電極12間がオフになる。
次に、第1電極11と第2電極12を接地して、第3電極13に正電圧を印加すると、第3電極13の金属が金属イオン16になり、微結晶酸化物イオン伝導層15に溶解する。そして、微結晶酸化物イオン伝導層15に溶解した金属イオン16が、上述した2端子操作において金属架橋17が溶解した箇所に析出する。これにより、再び第1電極11と第2電極12が接続し、3端子スイッチング素子がオン状態になる。
一方、上記したように3端子スイッチング素子がオン状態にある場合に、第3電極13に負の電圧を印加すると、金属架橋17の金属が微結晶酸化物イオン伝導層15に溶解し、金属架橋47の一部の接続が途切れる。この際、第2電極12は、溶解した金属イオン16を回収する。これにより、第1電極11と第2電極12との電気的接続が切れ、3端子スイッチがオフ状態になる。
尚、第3電極13を接地し、第1電極11又は第2電極12に負電圧を印加してスイッチング素子をオン状態にすることや、第1電極11又は第2電極12に正電圧を印加してスイッチング素子をオフ状態にすることも可能である。また、第2電極12は全てが金属イオンを供給しない材料である必要はなく、少なくとも微結晶酸化物イオン伝導層15と接触する部位が金属イオンを供給しない材料であればよい。
また、微結晶酸化物イオン伝導層15には、半導体プロセス親和性に優れる酸化物を適用することができる。例えば、酸化タンタル、酸化シリコン、酸化チタン、酸化ニッケル、酸化ニオブ、酸化タングステン、酸化モリブデン、酸化銅、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム、その組み合わせ等が好適である。
本実施形態に係る3端子スイッチング動作においては、図3に示すように金属イオン16は微結晶酸化物イオン伝導層15に含有される酸化物の微結晶18の結晶粒界19を移動する。上記非特許文献1に記載されているように、金属イオンの拡散速度は微結晶のバルク中よりも、結晶粒界の方が速くなる。
図4は、本実施形態に係る3端子スイッチング素子の効果を説明するための図である。図5及び図6は、本実施形態係る3端子スイッチング素子の効果を説明するためのスイッチング素子の電気特性例を示すグラフである。本実施形態に係る3端子スイッチの微結晶酸化物イオン伝導層の効果について図4〜図6を参照して説明する。以下、説明の便宜のために2端子スイッチング素子の例について説明するが、これに限定されるものではないことは言うまでもない。
図5及び図6は、MIM(Metal Insulation Metal)構造のスイッチを作製し、アニールに伴うスイッチング特性の変化を観測した結果である。スイッチング素子は、図4に示すように、上部電極20、酸化物イオン伝導層21、下部電極22、低抵抗シリコン基板23、を備えている。ここでは、低抵抗シリコン基板23上に、下部電極22として白金20nmを設けている。また、下部電極22上に、酸化物イオン伝導層21として酸化タンタルを15nm成膜している。さらに、上部電極20として酸化物イオン伝導層21上にシリコンで作製したマスクを介して真空蒸着法で銅を100nm成膜している。上部電極20に電圧を印加し、低抵抗シリコン基板23を介して下部電極22を設置している。尚、本実施形態では以上のような構成のスイッチング素子を用いた場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。
図5は、上記図4の素子において、上部電極20を形成する前に酸素中で酸化物イオン伝導層21をアニールした場合とアニールしなかった場合との、電流の過渡応答を示している。図5に示すように、酸化物イオン伝導層21に上部電極20を接して、金属イオンが酸化物イオン伝導層21中に供給されるように定電圧を印加した場合、まず電流値が一度減少した後、増加に転じる傾向が見られる。前者の電流の減少は、金属イオンが酸化物イオン伝導層21中に供給される際における、金属のイオン化に伴う電子のやり取りに起因するイオン電流である。他方、後者の電流の増加は、酸化物中における電子電流である(例えば、非特許文献2参照)。
図5に示すように、上部電極20を形成する前に酸素中で酸化物イオン伝導層21に350℃30分のアニールを行ったスイッチング素子の過渡電流は、4Vの定電圧印加時に1秒程度の間電流が減少し、その後増加に転じている。つまり、4Vの定電圧印加時に1秒程度イオン電流が観測される。一方、上記アニールを行っていないスイッチング素子の過渡電流は、5Vの定電圧印加時に500秒以上の間、イオン電流が観測されている。イオン電流が観測されている時間は、金属イオンが供給し終わるまでの時間、すなわち金属イオンの拡散速度に関係していることから、酸化物イオン伝導層21にアニールを行うことで酸化物イオン伝導層21中での金属イオンの拡散速度が増加していることがわかる。
図6は、図4の素子を用いて測定した、電流−電圧特性である。上部電極20に印加した電圧を正側へ走引すると、上部電極20を形成する前に、酸化物イオン伝導層21に対してアニールを行っていないスイッチング素子では、8.9V付近で電流が急に増加し、オン状態へ遷移する。一方、上部電極20を形成する前に、酸化物イオン伝導層21に対して酸素中で550℃30分のアニールを行ったスイッチング素子は、1.2V付近でオン状態に遷移している。つまり、上部電極20を形成する前に酸化物イオン伝導層21に対してアニールを行ったスイッチング素子では、アニールを行っていないスイッチング素子に比較してオン電圧を著しく低下させることができる。ここで、上記非特許文献1にも示されているように、金属イオンの拡散速度が速いほど、オン電圧が低下する。すなわち、酸化物イオン伝導層にアニールを行うことで、酸化物イオン伝導層中での金属イオンの拡散速度が増加していることがわかる。
尚、図5では350℃30分アニールしたスイッチング素子を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、図6と同様に550℃30分アニールした場合にも、図5に示すような結果を得ることができる。同様に、図6においても、550℃30分アニールした場合だけでなく、350℃30分アニールした場合にも、図6に示すような結果を得ることができる。また、もちろんアニール温度が350〜550℃であれば図5及び図6に示すような結果を得ることができることは言うまでもないが、550℃以上であっても構わない。
図5及び図6に示すように、酸化物イオン伝導層にアニールを行うことによって、酸化物イオン伝導層中における金属イオンの拡散速度が増加する。上記アニールによる拡散速度の増加は、イオン伝導層である酸化物の微結晶化に起因している。例えば、酸化物として好適な酸化タンタルの結晶化温度は約700℃付近であるが、350℃−400℃付近でも微結晶化が進行することが上記非特許文献3にも示されている。具体的には、上記非特許文献3では、原子層堆積法を用いて酸化タンタルを350℃で成膜した際に、結晶が形成されていることを確認している。このように、結晶化温度以下の温度でも酸化タンタルの微結晶化が進行することが示唆されている。
図7は、本実施形態に係る3端子スイッチング素子の製造方法例を示す。次に、本実施形態に係る3端子スイッチング素子の製造方法例について、図7を用いて説明する。
図7の(a)に示すように、低抵抗シリコン基板103の表面にシリコン酸化膜102を形成する。シリコン酸化膜102上に真空蒸着法やスパッタ法等を用いて第2電極101を形成する。そして、図7の(b)に示すように、第2電極上に酸化物イオン伝導層104を形成する。この際、成膜された酸化物の組成はターゲットの組成にできるだけ近くなるようにする。
次に、図7の(c)に示すように、酸化物イオン伝導層104をアニールすることで、微結晶酸化物イオン伝導層105を得る。そして、図7の(d)に示すように、図7の(c)で得た微結晶酸化物イオン伝導層105上の一部分に絶縁層106を形成する。図7の(e)に示すように、パターニングされた絶縁層106上及び絶縁層106に覆われていない微結晶酸化物イオン伝導層105上に、真空蒸着法又はスパッタ法等により第1電極に適用する金属を堆積する。その上にレジストをスピンコートし、リソグラフィ技術によりレジストのパターンニングを行う。パターニング後、該金属をエッチングすることで第1電極107を形成する。
最後に、図7の(f)に示すように、パターニングされた絶縁層106、絶縁層106に覆われていない微結晶酸化物イオン伝導層105、第1電極101上に、真空蒸着法もしくはスパッタ法により第3電極に適用される金属を堆積させる。その上にレジストをスピンコートし、リソグラフィ技術によりレジストのパターンニングを行う。パターニング後、金属をエッチングし、第3電極108を形成する。
本実施形態により、半導体プロセス親和性に優れる酸化物を含有する酸化物イオン伝導層にアニールを行うことで、電極から供給される金属イオンの拡散速度を向上させることが可能となり、スイッチング素子のオン電圧を低下させることが可能となる。これにより、酸化物イオン伝導層にアニールを行ったスイッチング素子は、繰り返し耐性や保持耐性といった信頼性を向上させることが可能となる。
(実施形態2)
本実施形態では、上記実施形態1の3端子スイッチング素子をプログラマブルロジックに適用した例について説明する。
図8は、上記実施形態1の3端子スイッチング素子を用いたプログラマブルロジックの概略構成例を示す。図8に示すように、プログラマブルロジック114は、2次元配列状に配置された多数のロジックセル111と、ロジックセル111間を接続するための配線と、配線間の接続・非接続を切り替えるための多数のスイッチング素子112と、を備えている。スイッチの接続状態を接続又は非接続に変えることにより、ロジックセル111間の配線の構成やロジックセル111の機能等を設定し、仕様に合わせた論理集積回路を得ることが可能となる。
スイッチング素子112は、例えば、ドレイン電極D、ソース電極S、ゲート電極Gを備えるトランジスタ素子である。上記実施形態1の3端子スイッチング素子を本実施形態のスイッチに適用すると、上記実施形態1の第1電極が図8に示すドレイン電極Dに相当し、第2電極がソース電極Sに相当し、第3電極がゲート電極Gに相当する。そして、図8に示すようにソース電極Sがロジックセル111に接続され、ドレイン電極Dがプログラマブルロジック114内の信号線113に接続されている。
オン状態に設定された3端子スイッチは、ソース電極Sとドレイン電極Dとが電気的に接続された状態を維持する。そして、ロジック信号が信号線113を介してドレイン電極Dに到達すると、ソース電極Sを経由してロジックセル111に入る。その反対に、オフ状態に設定された3端子スイッチは、ソース電極Sとドレイン電極Dとが電気的に接続が切れた状態を維持する。この場合、ロジック信号は、信号線113を介してドレイン電極Dに到達しても、ソース電極Sに接続されたロジックセル111に入ることはできない。
このようにして、プログラマブルロジック114では、ユーザによりオン状態に設定された3端子スイッチが信号線として機能し、オン状態のスイッチに接続されたロジックセル111が動作可能な状態を維持する。
本実施形態により、上記実施形態1の3端子スイッチをプログラマブルロジックのスイッチに適用することで、スイッチのオフ状態のリーク電流を低減し、プログラマブルロジック全体の消費電流を小さくすることが可能となる。また、上記実施形態1の3端子スイッチをプログラマブルロジックのスイッチに適用することで、昇圧回路が必要なくなり、チップサイズを低減することが可能となる。
尚、本実施形態では、上記実施形態1のスイッチング素子をロジックセルへの接続及び非接続を切り替えるために用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、配線の切り替えやロジックセルの機能の切り替えを行うためのスイッチに適用することも可能である。
ここで、スイッチング素子を適用する、電子信号により回路構成を変更し、1つのチップで多くの機能を提供できるプログラマブルロジックとしては、FPGA(Field−Programmable Gate Array)やDRP(Dynamically Reconfigurable Processor)等を例として挙げることができる。
(実施形態3)
本実施形態では、上記実施形態1の3端子スイッチング素子を適用したメモリ素子の例について説明する。
図9は、上記実施形態1の3端子スイッチング素子を用いたメモリ素子の概略構成例を示す。図9に示すように、本実施形態に係るメモリ素子は、情報を保持するためのスイッチング素子122と、スイッチング素子122の情報を読み出すためのトランジスタ素子121と、を備えている。本実施形態では、このスイッチング素子122として、上記実施形態1の3端子スイッチング素子を適用する。スイッチング素子122は、ドレイン電極、ソース電極、ゲート電極を有するトランジスタの構成と同様であり、それぞれの電極が上記実施形態1の3端子スイッチング素子の第1電極、第2電極、第3電極に対応している。
トランジスタ素子121は、ソース電極がビット線123に接続され、ゲート電極がワード線125に接続されている。スイッチング素子122は、第2電極がビット線124に接続され、第3電極がワード線126に接続されている。そして、スイッチング素子122の第1電極は、トランジスタ素子121のドレイン電極に接続されている。
次に、メモリ素子への情報の書き込み方法例について説明する。尚、ここでは、メモリ素子が保持する情報「1」と「0」のうち、スイッチング素子122のオン状態を「1」とし、オフ状態を「0」とする。また、スイッチング素子122のスイッチング電圧をVtとし、トランジスタ素子121の動作電圧をVRとする。しかし、もちろんこれに限定されるものではない。
メモリ素子に情報「1」を書き込む場合は、スイッチング素子122の第3電極に接続されたワード線126に電圧Vtを印加し、第2電極に接続されたビット線124の電圧を0Vにする。そして、ビット線123に電圧(Vt/2)を印加する。これにより、スイッチング素子122は、オン状態になり、メモリ素子に情報「1」が書き込まれる。
他方、メモリ素子に情報「0」を書き込む場合には、スイッチング素子122の第3電極に接続されたワード線126の電圧を0Vにして、第2電極に接続されたビット線124に電圧Vtを印加する。そして、ビット線123に電圧(Vt/2)を印加する。これにより、スイッチング素子122は、オフ状態になり、情報「0」が書き込まれる。
次に、メモリ素子に保持された情報の読み出し方法例について説明する。
ワード線125に電圧VRを印加してトランジスタ素子121をオンさせ、ビット線123とビット線124との間の抵抗値を求める。この抵抗値は、トランジスタ素子121のオン抵抗とスイッチング素子122との合成抵抗値となる。この合成抵抗値が測定できないほど大きい場合にはスイッチング素子122がオフ状態であると判定でき、メモリ素子に保持された情報が「0」であることがわかる。一方、合成抵抗値が所定の値より小さい場合にはスイッチング素子122がオン状態であると判定でき、メモリ素子に保持された情報が「1」であることがわかる。
本実施形態により、上記実施形態1の3端子スイッチをメモリ素子の情報保持のためのスイッチング素子に用いることで、スイッチのオフ状態のリーク電流を低減することが可能となる。そのため、メモリ素子がアレイ状に複数配置されたメモリデバイスに本実施形態のメモリ素子を用いれば、メモリデバイス全体の消費電流を小さくすることが可能となる。
以下、本発明に係るスイッチング素子の製造方法の実施例として具体的な例を挙げて説明する。しかし、これに限定されるものではない。
本実施例の3端子スイッチング素子の製造方法について、上記図7を用いて説明する。図7の(a)に示すように、低抵抗シリコン基板103の表面に膜厚300nmのシリコン酸化膜102を形成した。シリコン酸化膜102上に窒化チタン及び白金を真空蒸着法又はスパッタ法で膜厚5nm及び40nmで成膜して、第2電極101とした。
次に、図7の(b)に示すように、酸化タンタルを含有する酸化物イオン伝導層104を膜厚15nmで形成した。この際、成膜された酸化物の組成はターゲットの組成にできるだけ近くなるようにする。具体的には、スパッタを行う際に、供給する酸素量を最適化する。本実施例では、酸素流量1sccm、ガス圧0.5Paの成膜条件で複合酸化物層を成膜し、酸素がタンタルの2.5倍含まれる化学量論的な酸化物層を得た。
図7の(c)に示すように、酸化物イオン伝導層104を窒素中550℃30分アニールすることで、微結晶酸化物イオン伝導層105を得た。ここで、550℃とは、酸化タンタルの結晶化温度よりも低い温度である。
次に、図7の(e)に示すように、微結晶酸化物イオン伝導層105上の一部分に絶縁層106を酸化シリコンで形成した。具体的には、微結晶酸化物イオン伝導層105上にスパッタ法で酸化シリコンを100nm形成し、その上にレジストをスピンコートし、リソグラフィ技術によりレジストのパターニングを行った。パターニング後、酸化シリコンをエッチングし、絶縁層106とした。
そして、パターニングされた絶縁層106上及び絶縁層106に覆われていない微結晶酸化物イオン伝導層105上に、真空蒸着法又はスパッタ法により膜厚100nmの銅を堆積させた。そして、堆積させた銅の上にレジストをスピンコートし、リソグラフィ技術によりレジストのパターンニングを行った。パターニング後、銅をエッチングし、第1電極101を形成した。
次に、図7の(f)に示すように、パターニングされた絶縁層106、絶縁層106に覆われていない微結晶酸化物イオン伝導層105、第1電極101上に、真空蒸着法又はスパッタ法により膜厚100nmの銅を堆積させた。そして、堆積させた銅の上にレジストをスピンコートし、リソグラフィ技術によりレジストのパターンニングを行った。パターニング後、銅をエッチングし、第3電極103を形成した。
上記のような方法で、第1電極、第2電極、第3電極、微結晶酸化物イオン伝導層を備えるスイッチング素子を製造した。このように製造したスイッチング素子では、動作時に第3電極と第1電極もしくは第3電極と第2電極が短絡することなく、低電圧で第1電極及び第2電極間の金属架橋の生成・消滅を操作することが可能となる。
尚、本実施例では、第1電極及び第3電極として、銅を適用する例を挙げて説明した。上述のように第1電極や第3電極に銅を適用した場合には、高いエレクトロマイグレーション耐性を得ることが可能である。しかし、これに限定されるものではなく、金属イオンを供給することが可能な金属であれば、第1電極及び第3電極として適用することが可能である。
上述したように、酸化物イオン伝導層を含有し、微結晶体であり結晶粒界を含んでいると、電極から供給された金属イオンは結晶粒界を通して拡散する。結晶粒界における金属イオンの拡散は、バルクや格子間における拡散よりも速い。この電極から供給される金属イオンの拡散速度が速いほど、金属架橋スイッチング素子のスイッチング電圧を低減することが可能となる。そのため、酸化物イオン伝導層に酸化物結晶化温度よりも低い温度でアニールを行った本実施形態に係るスイッチング素子では、動作時に金属架橋の形成・消滅を低電圧で行うことが可能となる。
また、本実施形態に係るスイッチング素子は、半導体プロセス親和性に優れる酸化物イオン伝導体を酸化物イオン伝導層に用い、且つ低電圧で動作可能なため、繰り返し耐性や保持耐性といった信頼性も向上することが可能となる。
本発明によれば、スイッチング素子が3端子スイッチング素子の場合、動作時に第3電極と第1電極もしくは第3電極と第2電極が短絡することなく、低電圧で第1電極及び第2電極間の金属架橋の生成・消滅を容易に操作することが可能となる。これにより、高信頼性を有する3端子スイッチング素子を提供することが可能となる。また、スイッチング電圧が低下することにより、3端子スイッチング素子を搭載したプログラマブルロジックは、昇圧回路が必要なくなり、チップサイズを低減することが可能となる。
また、上記実施形態では、スイッチング素子を論理集積回路やメモリ素子に適用する例を挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、様々な電子デバイスに適用することが可能である。
以上好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上述したスイッチング素子、スイッチング素子の製造方法、電子デバイス、論理集積回路及びメモリ素子に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるということは言うまでもない。
11 第1電極
12 第2電極
13 第3電極
14 イオン伝導層
15 微結晶酸化物イオン伝導層
16 金属イオン
17 金属架橋
18 微結晶
19 結晶粒界
20 上部電極
21 酸化物イオン伝導層
22 下部電極
23 低抵抗シリコン基板
101 第2電極
102 シリコン酸化膜
103 低抵抗シリコン基板
104 酸化物イオン伝導層
105 微結晶酸化物イオン伝導層
106 絶縁層
107 第1電極
108 第3電極
111 ロジックセル
112 スイッチング素子
113 信号線
114 プログラマブルロジック
121 トランジスタ素子
122 スイッチング素子
123、124 ビット線
125、126 ワード線

Claims (16)

  1. 第1の電極と、第2の電極と、第3の電極と、酸化物を含有するイオン伝導層と、を有し、
    前記第1の電極は、前記イオン伝導層に電子を供給し、
    前記第1の電極及び前記第3の電極の少なくとも1以上の電極は、前記イオン伝導層に金属イオンを供給し、
    前記金属イオンは、前記電子を受け取って前記イオン伝導層中で金属を形成し、
    前記金属は、前記第1の電極と前記第2の電極間を接続し、
    前記第3の電極は、前記第1の電極及び前記第2の電極間を接続する前記金属の形成及び消去を制御し、
    前記イオン伝導層は、前記第1の電極と前記第2の電極と前記第3の電極とに接して設けられ、電極前記酸化物の結晶化温度で結晶化した前記酸化物の結晶である酸化物結晶よりも小さい前記酸化物の結晶である微結晶を含有し、
    前記微結晶は、結晶粒界を形成することを特徴とするスイッチング素子。
  2. 前記微結晶は、前記酸化物の結晶化温度よりも低い温度で前記イオン伝導層を加熱することにより形成されることを特徴とする請求項1記載のスイッチング素子。
  3. 前記イオン伝導層は、前記酸化物結晶と前記微結晶とを含有することを特徴とする請求項1又は2記載のスイッチング素子。
  4. 前記酸化物は、酸化タンタル、酸化シリコン、酸化チタン、酸化ニッケル、酸化ニオブ、酸化タングステン、酸化モリブデン、酸化銅、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム及びその組み合わせの何れかであることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のスイッチング素子。
  5. 前記第1の電極及び第3の電極の少なくとも1つは、銅で形成されることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のスイッチング素子。
  6. 前記第2の電極は、少なくとも前記イオン伝導層との接面が、前記金属イオンを供給しない材料で形成されることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のスイッチング素子。
  7. 第2の電極を形成する第2電極形成ステップと、
    酸化物を含有するイオン伝導層を前記第2の電極に接するように形成するイオン伝導層形成ステップと、
    前記イオン伝導層を、前記イオン伝導層が含有する酸化物の結晶化温度より低い温度で加熱し前記酸化物を微結晶とする加熱ステップと、
    前記イオン伝導層表面の一部であって、前記第2の電極との接面と対向する面に、前記イオン伝導層に電子を供給する第1の電極を形成する第1電極形成ステップと、
    前記イオン伝導層表面の一部であって、前記第2の電極との接面と対向する面に第3の電極を形成する第3電極形成ステップと、を有し、
    前記第1電極形成ステップ及び前記第3電極形成ステップで形成された第1の電極及び第3の電極の少なくとも1以上の電極は、前記イオン伝導層に金属イオンを供給し、該金属イオンが前記電子を受け取って前記イオン伝導層中に金属を形成することを特徴とするスイッチング素子の製造方法。
  8. 前記加熱ステップは、前記酸化物の結晶化温度で結晶化する前記酸化物の結晶である酸化物結晶よりも小さい前記微結晶を前記イオン伝導層に形成し、前記微結晶により形成される結晶粒界を前記イオン伝導層に含有させることを特徴とする請求項7記載のスイッチング素子の製造方法。
  9. 前記加熱ステップは、前記酸化物結晶と前記微結晶とを前記イオン伝導層に形成することを特徴とする請求項8記載のスイッチング素子の製造方法。
  10. 前記酸化物は、酸化タンタル、酸化シリコン、酸化チタン、酸化ニッケル、酸化ニオブ、酸化タングステン、酸化モリブデン、酸化銅、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム及びその組み合わせの何れかであることを特徴とする請求項7から9の何れか1項に記載のスイッチング素子の製造方法。
  11. 前記第1電極形成ステップは、前記第1の電極を銅で形成することを特徴とする請求項7から10の何れか1項に記載のスイッチング素子の製造方法。
  12. 前記第3電極形成ステップは、前記第3の電極を銅で形成することを特徴とする請求項7から11の何れか1項に記載のスイッチング素子の製造方法。
  13. 前記第2電極形成ステップは、前記第2の電極のうち少なくとも前記イオン伝導層との接面を、前記金属イオンを供給しない材料で形成することを特徴とする請求項7から12の何れか1項に記載のスイッチング素子の製造方法。
  14. 請求項1から6の何れか1項に記載のスイッチング素子を有することを特徴とする電子デバイス。
  15. 請求項1から6の何れか1項に記載のスイッチング素子を有することを特徴とする論理集積回路。
  16. 請求項1から6の何れか1項に記載のスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子がオン状態及びオフ状態の何れの状態であるかを読み出すトランジスタ素子と、を有することを特徴とするメモリ素子。
JP2009045644A 2009-02-27 2009-02-27 スイッチング素子、スイッチング素子の製造方法、電子デバイス、論理集積回路及びメモリ素子 Expired - Fee Related JP5476742B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009045644A JP5476742B2 (ja) 2009-02-27 2009-02-27 スイッチング素子、スイッチング素子の製造方法、電子デバイス、論理集積回路及びメモリ素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009045644A JP5476742B2 (ja) 2009-02-27 2009-02-27 スイッチング素子、スイッチング素子の製造方法、電子デバイス、論理集積回路及びメモリ素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010199498A JP2010199498A (ja) 2010-09-09
JP5476742B2 true JP5476742B2 (ja) 2014-04-23

Family

ID=42823890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009045644A Expired - Fee Related JP5476742B2 (ja) 2009-02-27 2009-02-27 スイッチング素子、スイッチング素子の製造方法、電子デバイス、論理集積回路及びメモリ素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5476742B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6125850B2 (ja) 2012-02-09 2017-05-10 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置及び半導体装置の作製方法
JP6112106B2 (ja) * 2012-03-16 2017-04-12 日本電気株式会社 抵抗変化素子、その抵抗変化素子を有する半導体装置、その半導体装置の製造方法およびその抵抗変化素子を用いたプログラミング方法
JP2014075424A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Toshiba Corp 不揮発性可変抵抗素子、制御装置および記憶装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006319028A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Nec Corp スイッチング素子、書き換え可能な論理集積回路、およびメモリ素子
JP5266654B2 (ja) * 2007-03-27 2013-08-21 日本電気株式会社 スイッチング素子およびスイッチング素子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010199498A (ja) 2010-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006319028A (ja) スイッチング素子、書き換え可能な論理集積回路、およびメモリ素子
CN109427841B (zh) 具有多个细丝的rram存储器单元、存储器电路及其形成方法
JP5066918B2 (ja) スイッチング素子、書き換え可能な論理集積回路、およびメモリ素子
US7960712B2 (en) Switching element, switching element drive method and fabrication method, reconfigurable logic integrated circuit, and memory element
JP5309615B2 (ja) 抵抗変化型メモリおよびその作製方法
US8664651B2 (en) Switching device and method of manufacturing the same
US9379322B2 (en) Highly reliable nonvolatile memory and manufacturing method thereof
JP5690574B2 (ja) 薄膜トランジスター及びその形成方法
CN105765720B (zh) 半导体装置
TW201238053A (en) Oxide semiconductor thin film transistor, and method of manufacturing the same
WO2008001712A1 (fr) Élément de commutation, dispositif à semi-conducteurs, circuit intégré logique réinscriptible et élément de mémoire
JP5135797B2 (ja) スイッチング素子、スイッチング素子の製造方法、書き換え可能な論理集積回路、およびメモリ素子
JP5476742B2 (ja) スイッチング素子、スイッチング素子の製造方法、電子デバイス、論理集積回路及びメモリ素子
JPWO2007091532A1 (ja) スイッチング素子、書き換え可能な論理集積回路、およびメモリ素子
JP5477687B2 (ja) スイッチング素子、スイッチング素子の動作方法、スイッチング素子の製造方法、書き換え可能な論理集積回路およびメモリ素子
JPWO2006070698A1 (ja) スイッチング素子、スイッチング素子の駆動方法及び製造方法、集積回路装置並びにメモリ素子
WO2013120285A1 (zh) 半导体存储器件及其访问方法
JP5374865B2 (ja) 抵抗変化素子、これを用いた記憶装置、及びそれらの作製方法
CN104716193A (zh) 一种薄膜晶体管及其制备方法和应用
JP2012216724A (ja) 抵抗記憶装置およびその書き込み方法
JP2009267204A (ja) 回路装置および制御方法
JP2012216725A (ja) 抵抗記憶装置およびその製造方法
WO2019009296A1 (ja) スイッチ素子、スイッチ方法および半導体装置
KR100785032B1 (ko) 저항성 메모리 소자 및 그 제조방법
JP5023615B2 (ja) スイッチング素子の駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20110920

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5476742

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees