JP5475948B2 - ガス放電ランプ - Google Patents

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Description

本発明は、ガス放電ランプに関し、ガス放電ランプは、放電容器と、放電容器に設けられた2つの密封部分とを備えた内管と、密封部分から放電容器の中へ突出した2つの電極であって、電流を供給されるために対応する密封部分に導体を用いてそれぞれ電気的に接続された2つの電極と、放電容器を取り囲み、放電容器と外管との間にキャビティを残す外管と、を備えている。加えて、本発明は、このようなガス放電ランプを用いたヘッドランプ、及びこのようなガス放電ランプを点灯する方法に関する。
上述のように構成されたガス放電ランプは、通常、高圧ガス放電ランプであって、例えば、高圧ナトリウムランプや、特にMPXL(マイクロ・パワー・キセノン・ライト)のランプである。このようなランプにおいて、放電容器(通常、「バーナー」として知られる)は、わずか数マイクロリットルのガスを保持している。周辺大気に対して密封された外管は、通常、ガス(しばしば空気)で満たされるか、または、排気されている。放電容器は、主として、放電に際して発生する紫外線を吸収する。このようなランプの光の発生に関する効率は高くなるほど、放電容器内の不活性ガスの圧力が高くなる。不都合なことに、不活性ガスの圧力が高くなると、ガスの点灯がより困難になることを意味する。このようなランプは、好ましくは車両のヘッドランプに使用されるので、安全上の理由から、ランプは、スイッチオンの後、極めて短時間で確実にスタートすることが必要である。従って、常温においても、高温、例えばランプをスイッチオフした直後に再スタートさせる場合においても、確実にスタートさせるため、比較的高い点灯電圧をかけなければならない。このため、比較的強力で、複雑で、故に、高価で、構造が大型な、点灯回路が必要になる。加えて、高い点灯電圧に起因して、車両の電子装置のその他の構成要素にランプが引き起こす電磁的な干渉の問題点が大きくなる。従って、スタート過程が引き起こす電磁的な干渉パルスを遮蔽又は回避するため、より大きな処置を講じなければならない。
しばらくの間、スタート補助アンテナとして通常知られる装置を用いて、高圧放電ランプにおける点灯電圧を実質的に低下できることが知られてきた。EP 1 069 596 A2号は、放電容器に沿ってガイドされ、または、放電容器のまわりのループをなし、正の電位に置かれるアンテナを開示している。これらは、一種の補助電極として機能して、放電容器の内側の電場をより均一に分布させる。これらの補助電極の構造は、通常、比較的複雑で、従って、しばしば大量生産には高価過ぎる。
本発明の目的は、従来技術によって知られたガス放電ランプに対する代替案を生み出すことであって、低い複雑さ及びコストにて生産でき、低い点灯電圧でもランプの点灯を保証することができる。
この目的は、請求項1に記載されたガス放電ランプ、及び請求項11に記載されたガス放電ランプの動作方法によって達成される。
本発明によれば、電位フリーに導電構造が、放電容器と関連する密封部分との間の遷移領域の2つの電極の少なくとも一方の近く、または遷移領域(例えば、ピンチ上、または、放電容器から見てピンチの直接後方)の近くで、内管の外側に配置され、電極に電圧をかけると、放電アークが、電極から、まず、電極に隣接した放電容器の壁部分の方向に伝わり、次に、壁の内側を覆って他方の電極に向けて伝わるように電極の領域に存在する電場に影響を及ぼす。「電位フリーに配置され」という用語は、導電構造が、電極及びそれらの供給配線、または、その他の電気導体、または、接地電位から絶縁され、故に、外部的に特定された電位に置かれないことを意味する。
点灯電圧をかけたときに生じる電場の、石英壁における適当な歪又は電場強度の増加は、電極と放電容器の石英壁との間の接触領域から、まず、ブレークスルーが開始することを確実にする。次に、この放電は、放電容器の石英壁の内側を覆って延び、他方の電極へと向かい、電極間に所望の放電が達成される。このような放電は、たとえ実際に最短放電経路が電極間であったとしても、電極間の直線的な放電に比べて、実質的により容易に、石英壁の表面にわたって可能であることが見い出された。この理由は、表面放電(すなわち、表面に沿った放電)においては、放電容器の中間を通る体積放電に比べて、電子及びその他の遊離帯電キャリアを生成するために、より効率的な物理的機構が使用されるためである。従って、本発明は、公知の従来技術から逸脱し、というのは、電極間に均一な電場を発生させるために直接的な試みを行わず、放電容器と関連する密封部分との間にある遷移領域において、2つの電極の少なくとも一方の近く、またはこの遷移領域の近くに、導電構造を使用して、電場ラインを適当に歪ませて、放電アークを、まず、壁に向けて(実際の望ましい放電経路からは逸脱するが)、壁の方向へ発生させる。
密封部分と放電容器との間の遷移領域に導電構造を適用することによって、ランプの後の動作において放出される光は、妨害されたり、または、別な具合に、内管の導電構造から影響されたりしないことが確保される。
従属請求項は、それぞれ、本発明の有利な実施形態と改良とを含んでいる。
特に好ましくは、導電構造は、導電性コーティングによって作られ、例えば、導電性ペイントを内管に設けられ、または、コーティングは小さな導電領域及び/又は要素から構成され、互いに隔離され、例えば、ペイントは多数の導電性粒子から構成され、単独に、または、クラスタをなして、小さな導電性領域を与える(例えば、ナノメートル以下の範囲)。言い換えれば、ペイント又はコーティング自体は、低い電気抵抗を有して、コーティングを通して電流を流せるという意味においては、導電性ではない。しかしながら、所望の電位フリーの導電構造を提供し、というのは、本発明においては、導電性の粒子が電場に影響するのに充分なためである。従って、「導電構造」及び「導電材料」という用語は、このように構築された構造又は材料を意味するものと解釈される。
コーティングを用いたこのような方法は、極めて簡単で経済的である。コーティングは、およそ1000℃のガス放電ランプの高温に永久的に耐えられるように選択され、すなわち、放電容器からの距離に応じて、導電構造は、例えば600℃以上の温度に耐えられなければならないことだけが確保されるべきである。しかしながら、適当な材料は専門家にとって知られている。例えば、白金、ジルコニウム、レニウム、パラジウムを含むペイントが使用される。また、蒸発に対する保護コーティングが与えられるならば(例えば、シリコン酸化物や、ジルコニウム酸化物)、金や銀などの温度耐性の低い材料を使用することもできる。
本発明は、無水銀のガス放電ランプ、すなわち、放電容器に充填されたガスが水銀を含んでいないようなランプに使用されるのが特に有利である。水銀を含有した放電ランプでは、冷間状態においては、水銀が放電容器の内壁に凝結している。これは、導電性コーティングに通じる。この導電性コーティングは、始動時に、壁にわたって放電表面を作り出す助けになる。しかしながら、動作状態においては、水銀が電極に堆積することが知られている。従って、本発明の使用は、水銀を含有する高圧ガス放電ランプにも役立つ。
いくつかの試験によれば、極めて簡単で良好に機能する実施形態では、リングの形態に電極を取り囲むように内管に設けたひとつの導電構造が充分であることが見い出された。換言すれば、簡単な環状の帯を内管に設け、好ましくは、放電容器と密封領域(ピンチ領域)との間の遷移領域に直接に、または、遷移領域に隣接させて又は遷移領域(例えば、ピンチ上、または、放電容器から見てピンチの直接後方)の近くに設ける。特に望ましくは、リングは、放電容器に自由に配置された電極の端部部分からの距離が最小である位置に配置される。この簡単な電位フリーの「リングアンテナ」を電極のまわりに設けることで、既に、始動に必要な電圧は平均18.5kVから平均15.3kVに大きく低下する。換言すれば、3kVより大きく低下させることができる。同時に、始動過程の信頼性が著しく高まる。この簡単な導電リング構造を備えないランプにおいては、始動に平均6.4パルスが必要であるけれども、このような導電構造を備えた本発明によるランプでは、始動のために1回のパルスだけでよい。
他の好ましい実施形態においては、導電性のコーティングの帯、または孤立した導電性要素から構成されるコーティングが、リード線と平行にピンチ領域に設けられる。
さらに別の好ましい実施形態においては、導電構造は、内管の外側で、放電容器と2つの密封部分との間の両方の遷移領域の間、またはこれらの両方の遷移領域の近くの位置の間に配置される。望ましくは、放電容器は、少なくとも導電構造と関連して対称的に構成される。例えば、内管の外側の、それぞれの電極のまわりに片側の電極について述べたような、簡単な電位フリーの導電リング構造が配置される。
原則的には、2つの導電構造は、例えば、導電性材料から作られた帯によって、または孤立した導電性領域からなる材料によって、一緒に接続することができ、放電容器の長手方向にわたって、または、放電容器の中心領域に配置されたその他の導電構造に設けられる。しかしながら、導電構造の全体は、依然として電位フリーであり、すなわち、電極のひとつやグラウンドとは、電気的に導電して接続されていないことが確保されるべきである。同様に、光の放射に影響しないように、構造は、放電容器に大きすぎるスペースをとらないことが確保されるべきである。
密封部分上の2つの端部導電構造の間の接続は、好ましくは、この方向に電場を歪めるのに充分であるが、内管が発生させた光が動作中に弱められるほどには幅広ではない、比較的薄い帯によって達成される。従って、放出された光の周波数範囲において透明な、導電性材料が使用される。
好ましい変形例においては、このようなランプは、放電容器とそれぞれの密封部分との間の遷移領域の両方に導電構造を有し、しかしながら、2つの構造は互いに電気的に絶縁されている。この変形例の好ましい改良においては、外管と内管との間のキャビティはガスで充填される。このガスは好ましくは、不活性ガス又は不活性ガスの混合物であるが、単に空気でも良い。可能な組合せには、F2、CL2、Br2、I2、N2、O2のグループからのガスが含まれる。
外管のガス圧が高くなり過ぎないように確保される場合、例えば、大気圧を下回る場合には、高周波で電極と容量性に接続された内管の外側に設けた2つの導電構造の間で、外管内にて事前放電が発生する。このことは、2つの導電構造の間は、内管と電気的に接続されず、外管の内側に放電容器に沿ってグロー放電が形成され、いわゆる「プラズマアンテナ」として働くことを意味する。また、これは、放電容器の壁の方向において、電極間に適用された電場に影響を与えることにつながり、ブレークスルー電圧の減少が達成される。この電位・フリーのリングアンテナは、片方又は両方の電極のまわりに設けられ、好ましくは、例えば、1kPaのNeAr又は15kPaのArN22などの適当なガス混合物と接続して、必要な始動電圧を平均18.5kVから13kV未満にまで極めて実質的に減少させる。すなわち、5kVを越える減少が達成される。また、通常は、必要な点灯パルスは1回だけである。最終的に放電容器の内側に放電が点灯した後には、電極と単に容量的に接続された導電構造における電位差は、もはや充分ではなく、外管内の放電は再び消滅する。
外管内の事前放電によって放電容器内の実際の所望の放電が援助される、このようなカスケードの放電に起因して、点灯電圧を結果的に減少させることができ、ここで、放電容器の外側にわたって延在する導電構造とは対照的に、ランプの後の動作時の光は、例えば金属ペイントやその他のコーティングから作られた導電アンテナ構造によって妨害されることがない。
従って、特に望ましくは、放電容器と外管との間のキャビティの圧力は、約0.1kPa以上で、約100kPa以下に設定される。特に好ましくは、圧力は40kPaよりも高く、というのは、この圧力以上に設定すれば、ガス内の熱発散は依然として充分であり、ランプの寿命を短縮化させないからである。特に好ましくは、圧力は80kPaを下回る。この場合には、内管の圧力は、ランプの加熱時においてさえ、外管を内管に対して密封する特殊なシールが必要になるであろう圧力を越えることはない。点灯特性に関して、理想的な充填圧力は、パッシェンの曲線を使用して決定される。幾何学的寸法がガス放電ランプのデザインによって事前に特定される場合とは対照的に、自由パラメータとしてアクセス可能である。
本発明のこれらの及びその他の観点については、以下に説明する実施形態を参照することで明らかになり、解明される。同一の構成要素には、同一の参照符号を付している。
図面に示した実施形態は、本発明をこれに限定するものではないが、好みによって使用されるMPXLランプであって、従来のやり方によって構築され、内管2と、内管2を取り囲む外管10とを備えている。内管2は、石英ガラスから作られた実際の放電容器(バーナー)3を備え、その2つの両端は、放電容器3にモールド成形された石英ガラスの端部ピース8を有している。放電容器3にすぐ隣には、石英ガラスの端部ピース8が密封部分4,5として形成されている。電極6,7が、これらの密封部分4,5から放電容器3の中へ突出している。密封部分では、電極6,7はそれぞれ、比較的薄くて短い導電膜部分9に接続され、この膜部分は、他端において、供給ライン17,18に接続されている。密封部分4,5の領域において、石英ガラスの端部ピース8は、一緒にクリンプされ、導電膜部分9は、密封部分4,5内にしっかりと取り囲まれている。従って、密封部分4,5は、通常、「ピンチ」と称される。この部分は、放電容器3を環境に対して確実に気密に又はガス密に密封する。
放電容器3の内部11では、不活性ガスが比較的高い圧力になっている。2つの電極6,7の間の不活性ガスによって、ランプの点灯時には放電アークが形成され、次に、点灯電圧に対して極めて低い電圧で静的な動作が維持できる。通常、点灯電圧は、20kVのオーダーであり、静的な動作のための動作電圧は、100V未満の範囲である。
外管10は、主として、所望の光スペクトルに近い、放電容器3内の物理的過程のために生じるUV放射を遮蔽するために働く。通常は、この外管10も石英ガラスから作られ、その端部が内管2の石英ガラスの端部ピース8に接続され、端部ピース8を通って、電極6,7の供給ライン17,18が外部へ案内されている。外管10と、内管2における石英ガラスの端部ピース8との間の接続箇所は、通常「ロール」と称される。好ましくは、この接続部は、ガス密に設計され、内管2と外管10との間の隙間12は、ガス又はガス混合物で充填され、適切な場合には空気が用いられる。
図1は、ランプ1をベース21に保持す方法を示している。ガス放電ランプ1はここでは、ホルダー22を介して、ベース21に接続され、これと共に、一般的なランプユニットを形成している。従って、ホルダーに対応するレセプタクルを有している様々なタイプのヘッドランプ、特に車両のヘッドランプに使用することができる。
図1に示すように、ベース側電極6に配置された供給ライン17は、直接、ベース21にガイドされている。電極7に接続された導体18は、ベース21から遠くに配置され、外部電気戻りライン19に接続され、この戻りラインは、外管10の外側においてランプ1を通り過ぎてベース21に戻される。この戻りライン19は、その一部分が、絶縁セラミック管24内にてランプバルブ12に対して平行に延びるようにガイドされ、セラミック管は、戻りライン19を支持し又は機械的に安定させるために働く。
図1に示すように、ベース21の近くに配置された電極6には、放電容器3と密封部分4との間の遷移領域で、内管2の直接、外側に導電構造13が設けられ、この密封部分においては、導体膜9を用いて電極6が供給ライン17に接続されている。導電構造は、導電性材料の簡単なリング13であって、この遷移領域に沿って内管2のまわりにひとまわりガイドされている。図5は、この導電構造13の上面図である。図5では、対応する導電構造13,13’が、2つの電極6,7上に対称的に配置され、図1では、これとは異なって、このような導電リング13が、ベースの近くで、点灯過程において高電圧がかけられる電極6のまわりだけに配置されている。導電構造13は、その他の部品から絶縁され、従って、特定の事前に指定された電位をもたない。導電リング13は、例えばパラジウムなどの導電性ペイント、又は、独立したパラジウム粒子を含むペイントなどの簡単なコーティングから構成される。
この導電リング構造13は、点灯電圧を確実にかなり低下させる。このリング構造13の作動機構を、図2、図3、及び図4に示している。電極6,7に電圧をかけると、リング構造13は、放電容器3に生成される電場を変え、第1の段階においては、放電アーク15は、初期には、電極6から、高電圧を受けて、放電容器3の隣接する壁部分へと向かって生成される。次の段階では、放電アーク15は、図3に示すように、放電容器3の壁の内側に沿って伝搬する。最終的に、放電アーク15が反対側の電極7に到達すると、図4に示すように、第3の段階として、放電アーク15は電極間に直接形成される。従って、本発明に従って内管3の外側に配置された導電構造13は、放電アーク15を、2つの電極6,7の間の最短の接続に沿って直接に向かわせる代わりに、放電容器3の壁に沿って迂回させるが、点灯電圧は、この過程によってかなり低下する。この理由は、壁に沿った表面放電で、遊離帯電キャリアを発生させる、かなり良い機構が使用されるためである。表面接触のない純粋な体積放電においては、電子及びイオンを発生させることはかなり困難である。最終的に放電アーク15が壁に沿って移動すると、不活性ガスには充分な遊離帯電キャリアが発生し、放電アーク15を、電極6,7の間に容易に形成することができる。
図5及び図6は、点灯電圧をかなり低下させる本発明のさらに別の変形例を示す。この変形例において、充分に高い導電性を示す対応するリング構造13,13’は、2つの電極6,7のまわりに配置される。内管3と外管10との間の空間12は、アルゴン又はアルゴン混合物で充填されている。ガス圧は、大気圧を下回る。このような低いガス圧によれば、比較的低い電圧において、異なる電位間に点灯が生じる。図2乃至図4に示した断面図から明らかなように、導電リング構造13,13’は、電極6,7の比較的近くに配置される。従って、それらは、関連する電極6,7と容量性に接続される。電極6,7に電圧が適用されると、放電容器3の両端に配置された2つの導電リング構造13,13’の間には、電位差が生じる。この電位差が充分に大きいと、ガス圧が比較的低いために、内管2と外管10との間の空間12に放電16が生じる。この放電16は、プラズマアンテナのように作用し、さらに、放電容器3内の電場を変化させ、外管10内における「事前放電」16の後に、電極6,7間に実際の所望の放電を形成させる。内管2内に放電が点灯すると直ちに、電極6,7とは単に容量性に接続されている、導電リング構造13,13’の間の電圧は低下し、外管10内の放電16は消滅する。
図7は、さらに別の変形例を示し、この変形例では、2つの導電リング構造13,13’は、それぞれの電極6,7のまわりに互いに対称的に配置され、放電容器3の外側を通る薄い電気導電帯10によって互いに接続され、好ましくは、2つのリング構造13,13’は常に同一の電位を有する。電気的な導電帯10の導電率は、充分に高く、環状構造の電位を確実に均等化するのが好ましい。この構造もまた、点灯の挙動を改善することが見い出された。
図8には、さらに別の実施形態を示し、この実施形態は、図1乃至図4に示した第1の実施形態と類似している。しかしながら、ここでは、導電リング構造13は、放電容器3から遠くに面したピンチ4の端部に適用され、かかる領域の温度がさほど高くないという利点が得られる。さらに、ここでは、上述したように、パラジウムなどの孤立した導電粒子を含む、導電性コーティングが使用される。
図9に示した実施形態においても、このようなコーティングが使用される。しかしながら、リングに代えて、石英ガラスの端部ピース8の外側には、帯の形態である導電構造13が適用され、ピンチ4の領域において(導体膜9を覆って)、ランプの長手軸線に沿っている。
最後に、図示して説明したランプの構造は、単なる実施形態の例であって、本発明の範囲から逸脱せずに、当業者は変更することができることを指摘しておく。
また、完全性の目的のために、本願において単数の名詞は、関連する特徴が複数存在することを排除するものではない。
図1は、本発明の第1の実施形態によるガス放電ランプを示した模式的な側面図であって、関連するランプホルダを備え、ガス放電ランプを断面図にて示している。 図2は、図1のガス放電ランプを示した断面図であって、放電アークの点灯中の第1の段階を示している。 図3は、図1及び図2のガス放電ランプを示した断面図であって、放電アークの点灯中の第2の段階を示している。 図4は、図1乃至図3のガス放電ランプを示した断面図であって、点灯後の静止モードを示している。 図5は、本発明の第2の実施形態によるガス放電ランプについて、外管の断面を上面図にて示している。 図6は、図5のガス放電ランプであって、内管と外管との間にガスが充填され、第1の点灯段階を示している。 図7は、本発明の第3の実施形態によるガス放電ランプについて、外管の断面図を上面図にて示している。 図8は、本発明の第4の実施形態によるガス放電ランプを示した断面図である。 図9は、本発明の第5の実施形態によるガス放電ランプについて、外管の断面図を上面図にて示している。

Claims (12)

  1. ガス放電ランプであって、
    放電容器と該放電容器に設けられた2つの密封部分とを備えた内管と、
    前記密封部分から放電容器の中へ突出した2つの電極であって、電流を供給されるために、関連する密封部分に導体を用いてそれぞれ電気的に接続された2つの電極と、
    前記放電容器を取り囲み、放電容器と外管との間にキャビティを残す外管と、
    前記放電容器と前記密封部分との間の遷移領域で、またはこの遷移領域から離隔して、
    前記内管の外側に電位フリーに配置された導電構造であって、前記電極に電圧をかけたとき、放電アークが、電極から、まず、前記電極に隣接した放電容器の壁部分の方向に伝わり、次に、壁の内側を覆って他方の電極に向けて伝わるように前記電極の領域に存在する電場に影響を及ぼす導電構造とを備え、
    前記導電構造は、電極を取り囲むように前記内管に設けたひとつのリングの形態であることを特徴とする、ガス放電ランプ。
  2. 前記導電構造は前記密封部分に向かう方向に配置される、
    請求項1に記載のガス放電ランプ。
  3. 前記導電構造は、前記内管に設けられた導電性コーティングから構成される、
    請求項1に記載のガス放電ランプ。
  4. 前記導電構造は、前記内管に設けられたコーティングから構成され、このコーティングは、ナノメートル以下の範囲の導電性の領域を設けるように、導電性の領域、及び/又は、互いに隔離された粒子から構成される、
    請求項1に記載のガス放電ランプ。
  5. ガス放電ランプであって、
    放電容器と該放電容器に設けられた2つの密封部分とを備えた内管と、
    前記密封部分から放電容器の中へ突出した2つの電極であって、電流を供給されるために、関連する密封部分に導体を用いてそれぞれ電気的に接続された2つの電極と、
    前記放電容器を取り囲み、放電容器と外管との間にキャビティを残す外管と、
    前記放電容器と前記密封部分との間の遷移領域で、またはこの遷移領域から離隔して、前記内管の外側で前記放電容器の両端部に電位フリーに配置された2つの導電構造であって、前記電極に電圧をかけたとき、放電アークが、電極から、まず、前記電極に隣接した放電容器の壁部分の方向に伝わり、次に、壁の内側を覆って他方の電極に向けて伝わるように前記電極の領域に存在する電場に影響を及ぼす前記導電構造と、
    を備え、前記導電構造は、互いに電気的に絶縁されている、ガス放電ランプ。
  6. 前記外管と内管との間のキャビティは、ガスで充填されている、
    請求項1ないしのいずれか1項に記載のガス放電ランプ。
  7. 前記ガスは、He、Ne、Ar、Kr、Xe、F2、Cl2、Br2、I2、N2、O2、又はこれらの混合物からなるグループのうちのひとつである、
    請求項に記載のガス放電ランプ。
  8. 前記外管と放電容器との間のキャビティ内の圧力は、0.1kPa〜100kPaである、
    請求項に記載のガス放電ランプ。
  9. 請求項1ないしのいずれか1項に記載されたガス放電ランプを備えた、
    ヘッドランプ。
  10. ガス放電ランプを点灯させる方法であって、
    前記ガス放電ランプは、放電容器と、前記放電容器に配置された2つの密封部分とを備えた内管と、
    密封部分から前記放電容器の中へ突出した2つの電極であって、電流を供給されるために、それぞれの密封部分に導体を用いてそれぞれ電気的に接続された2つの電極と、
    前記放電容器を取り囲み、前記放電容器と外管との間にキャビティを残す外管と、を備え、
    前記放電容器と前記密封部分との間の遷移領域で、またはこの遷移領域から離隔して、
    前記内管の外側に電位フリーに配置された導電構造であって、電極を取り囲むように前記内管に設けたひとつのリングの形態である前記導電構造によって、電極の領域に存在する電場は、電極に点灯電圧をかけると、放電アークが関連する電極から、まず、電極に隣接した放電容器の壁部分の方向に伝わり、次に、壁の内側を覆って他方の電極に向けて伝わるように影響を受ける、
    ことを特徴とする方法。
  11. 前記内管は、放電容器を備え、前記放電容器は前記放電容器にモールド成形された石英ガラスの端部ピースを有する両端を備えており、石英ガラスの端部ピースが密封部分として形成されている、
    請求項1ないしのいずれか1項に記載のガス放電ランプ。
  12. 前記外管は石英ガラス製であり、その端部が、前記内管の前記石英ガラスの端部ピースと接続されている、
    請求項11に記載のガス放電ランプ。
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