JP5475886B2 - 電源 - Google Patents

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Description

本発明の分野は、包括的に、電源に関し、より具体的には、汎用DC出力電源に関する。
[関連出願情報]
本出願は、本明細書で完全に述べられているかのように、参照により組込まれる、2009年6月28日に出願された米国仮出願第61/229,217号の利益を主張する。
電源又は変換器の2つの主要なクラス:(1)AC−DC及び(2)DC−DCが存在する。AC−DC電源は、一般に、その入力としてのACライン電圧をDC出力電圧に変換し、例えば、家庭用オーディオ増幅器等の用途に見出される。AC−DC電源は、一般に、リニア電源又はスイッチング電源として実装することができる。DC−DC電源は、1つの既存のDC電圧を別のDC電圧に、例えば、電池から別のより高い又はより低い電圧レベルに変換する。DC−DC電源は、通常、スイッチング電源とともに実装される。一般的な使用の場合、DC−DC電源は、電圧を変換し、また、入力と出力との間の絶縁を提供する。
従来の電源の一般的な構成要素は、変圧器、整流器、及び平滑化/蓄電キャパシタを含む。スイッチング電源において一般に利用される更なる構成要素は、制御ICチップ、パワートランジスタ、電磁干渉(EMI)を防止するフィルタリング及びスクリーニングを含む。益々小さな機器に対する需要が、スイッチング電源の優位性をもたらした。
例えば家庭用オーディオ増幅器で使用される、従来のリニア電源は、大きく重く費用がかかる変圧器を使用して、低周波数の高電圧ACライン電源を、増幅器又は他の用途に適した低電圧に変換する。高電圧ACライン電源は、最初により低いAC電圧にドロップダウンされ、次に、より低いAC電圧波形が、DCに整流される。しかし、整流電圧は、不連続であるため、増幅器用の平滑な電圧を提供するために、大きな蓄電キャパシタが必要とされる。そうであっても、DC電源は、依然としてDC上にかなりの不規則性(リップル電圧)が重畳されており、増幅器設計及びレイアウトに関してかなりの配慮がなされない限り、増幅器出力で可聴のハム及びバズとして顕在化する可能性がある。
こうした電源の設計は比較的簡単で、EMI放射は比較的低いが、変圧器は、大きく、重く、非常に費用がかかる。蓄電キャパシタもまた、大きく、費用がかかる。そのため、この電源手法の全体のバルクは、軽量で低プロファイル設計に対する使用を不可能にする。電源の電力損失は、比較的低く、総合効率は、一般に85%〜90%の範囲に見出される。
リニア電源の使用に対する代替法は、スイッチングモード(switched-mode)電力変換技法を使用することである。この技法では、ライン電圧は、最初に整流され、全ライン電圧において平滑化される。これは、蓄電キャパシタが、リニア電源に比較して小さくなり、同様に費用がかからなくなることを可能にする。その結果得られる高電圧DC信号は、その後、非常に高い周波数(通常、数十kHz)でチョッピングされることによって低電圧に変換されて、AC出力信号が生成され、そのAC出力信号が、小型の変圧器を通じて低電圧に変換される。動作周波数が、リニア電源の場合よりずっと高いため、変圧器は、従来のリニア電源の場合よりずっと小さくすることができる。しかし、変圧器の出力側のAC信号は、再び、DCを得るために整流されなければならず、リニア電源の場合より小さな蓄電キャパシタではあるものの、蓄電キャパシタによって依然として平滑化されなければならない。こうした電源の例は、ラップトップコンピューターに電力供給するために一般に使用される外部電源である。
この手法において被らなくてはならない1つの不利益は、効率を維持するために、DCのチョッピングが、不連続で方形の波形を有する高周波ACを生成することである。こうした波形は、無線周波数干渉(EMI)を引起すように放射する高レベルの非常に高い周波数を生成する。これらの放射を許容可能な限度まで低減するために、注意深い設計、レイアウト、及びスクリーニングが必要とされる。スイッチング周波数構成要素もまた、入力ライン及び出力ラインから取除かれるか又は絶縁される必要があり、電源のコスト及び容積を増加させる特別な磁気構成要素を必要とする。効率は、理論的には非常に高くすることができるが、通常、80%〜90%の範囲内に存在する。全体では、スイッチングモード電源のサイズ及び重量は、従来のリニア電源に比較してかなり低減され、基本構成要素のコストもまた低くすることができる。しかし、スイッチング電源の設計に固有の複雑さは、設計及び認可(certification)コストをかなり増加させ、結果として、市場に出るまでの時間が何か月もかかる可能性がある。
要するに、リニア電源は、サイズ及びプロファイルが大きく、比較的高価で、重い傾向がある。リニア電源は、効率及び低いEMIの点で有利である。スイッチング電源は、小型で重量が小さい傾向がある。高周波動作のため、スイッチング電源の変圧器及びキャパシタは、リニア電源の場合より小さい傾向がある。しかし、スイッチング電源は、リニア電源より効率が低く、注意深いフィルタリング及びスクリーニングを必要とするかなり大きなEMIを生成する可能性がある。スイッチング電源はまた、より複雑で、制御回路部及び電力スイッチングデバイスを必要とする。スイッチング電源は、設計するのに長くかかり、一般に、リニア電源より費用がかかる。この傾向は、高周波動作を必要とする益々小型の電源に向かっており、したがって、EMIに関連するより潜在的な問題に向かっている。
より大きな電源は、これまで述べられた技法に対する代替の電源技法である3相発電を利用することができる。3相システムでは、3つの電力ラインが、異なる時間にその瞬時ピーク値に達する、同じ周波数であるが異なる位相の3つの交流電流を運ぶ。電流波形は、互いから120度だけオフセットしている(すなわち、各電流は、他の2つの波形から1サイクルの1/3だけオフセットしている)。波形のこのスタガリング(staggering)は、減少しているがそれでもかなりのリップルがある状態で、エネルギーが負荷(複数の場合もあり)に連続して提供されることを可能にする。結果として、一定量の電力が、電流の各サイクルにわたって伝達される。変圧器を用いて、3相電力網において種々の時点で電圧レベルをステップアップするか又はステップダウンすることができる。3相整流器ブリッジは、一般に6つのダイオードを含み、2つのダイオードが、3相の各ブランチのために使用される。
3相電源システムは、いくつかの利点を有するが、或る欠点又は制限も受ける。例えば、最低限3つの導体又は電力ライン、及び、各ブランチを(変圧器を用いて)レベルシフトさせて整流する回路部の3つのセットが一般に必要とされる。同様に、リップルは、単相電源に比べて低減されるが、依然としてかなりの程度あり、一般に、許容可能なレベルまで減少させることを畜電キャパシタに要求する。
EMIが最低限度の状態で、小型で、軽量で、適度に安価にすることができる電源又は変換器が必要とされている。スイッチング電源の複雑さ及び複雑化(complexity and complication)を回避する電源が更に必要とされている。大きな構成要素の必要性を低減でき、したがって、サイズ及びプロファイルを小さくしかつ軽量にすることができる電源が更に必要とされている。
一態様では、DC出力波形の生成について出力波形が最低限の平滑化しか必要としないように、1つ又は複数の入力波形が、整形されるか又はその他の方法で選択される電源が提供される。
1つ又は複数の実施の形態によれば、絶縁変圧器に提供される前に整形されるか又はその他の方法で選択される1つ又は複数の入力波形をもって電源が提供される。入力波形の性状は、変換済み波形が、DC出力波形の生成のために平滑化を全く必要としないか又は最小限の平滑化しか必要としないように、整形又は選択される。
電源は、波形発生器、電圧レベルをステップアップ(又はステップダウン)するためのレベル変換ステージ、整流ステージ、及び信号合成器を備えることができる。波形発生器は、相補的波形を生成することができ、それにより、相補的波形のそれぞれが整流され合成された後、相補的波形の和が一定になり、したがって、DC出力波形の生成のために平滑化を全く必要としないか、又は、最小限の平滑化しか必要としなくなる。
一実施の形態では、DC出力電源は、波形発生器、少なくとも1つの変圧器、整流ステージ、及び信号合成器を備える。波形発生器は、相補的波形を生成することができ、それにより、相補的波形のそれぞれが整流され合成された後、相補的波形の和が一定になる。相補的波形は、好ましくは、同一であるが互いに90度位相がずれているが、他の実施の形態では、波形は、異なる関係を有することができる。相補的波形は、一対の変圧器又は別個の巻線を有する単一の変圧器に印加される。変圧器の出力は、一対の整流信号を出力する整流ステージに提供される。整流信号は、ともに加算されると、その和が一定になる特性を有する。整流信号は、信号合成器に提供され、信号合成器は、信号を加算し、一定DC出力信号を生成する。
或る特定の実施の形態では、出力電圧は、監視され、電源の入力側にフィードバックされ、それにより、変圧器(複数の場合もあり)に印加される前に、相補的波形信号の振幅又は他の特性が調整される。
他の実施の形態では、変圧器(複数の場合もあり)の代わりに、スイッチドキャパシタ技法を使用して、相補的波形の電圧レベルを調整(例えば、ステップアップ)する。他の点に関して、電源は同様な方式で作動する。
本明細書で述べる実施の形態は、1つ又は複数の利点をもたらすことができ、1つ又は複数の利点は、高い効率を保持しながら、大きな構成要素を少なくして、従来の電源に比べて、小型で、軽量で、薄く、かつ/又は、安価になることを含む。電源は、最小の又は無視できるEMIを生成するように設計することができる。電源は、設計し製造するのが簡単であるため、より迅速に市場に提供することができ、したがって、より速い製品設計サイクルをもたらす。
更なる実施の形態、代替形態、及び変形形態が、同様に、本明細書で述べられるか、又は、添付図面に示される。
信号レベル変換のために1つ又は複数の変圧器を使用した、本明細書で開示されるDC出力電源の概念ブロック図である。 一例による、図1に示す電源の動作(operation)を示す波形図のセットである。 別の例による、図1に示す電源の動作を示す波形図のセットである。 図1の概念ブロック図によって開示される電圧制御式DC出力電源の一実施形態の構成要素を示すブロック図である。 図1の概念ブロック図によって開示される電流制御式DC出力電源の一実施形態の構成要素を示すブロック図である。 本明細書で開示される種々の実施形態に関連して使用することができる信号発生器の一例を示すブロック図である。 図1と同様の技法を使用するが、スイッチドキャパシタ回路を用いて実装される電源の一実施形態を示す概略図である。 本明細書で開示されるDC出力電源の概念ブロック図である。 本明細書で開示される種々の実施形態に関連して使用することができる信号発生器の第2の例を示すブロック図である。 信号発生器によって出力することができる一対の周波数変調信号の例を示す波形図である。 異なる入力波形の1つを使用して図1の原理に従って動作するDC電源の一部分の概略図である。 異なる入力波形の1つを使用して図1の原理に従って動作するDC電源の一部分の概略図である。 積分器として構成された増幅器を有するDC電源の一部分の概略図である。 積分器特性を有するトランスコンダクタンス増幅器を有するDC電源に関連して使用することができる波形図である。 電力増幅器を線形化するためにフィードフォワード技法を使用するDC電源の一部分の概略図である。 フィードフォワード技法とフィードバック技法の両方を使用するDC電源の一部分の概略図である。 フィードフォワード技法とフィードバック技法の両方を使用するDC電源の別の実施形態の概略図である。 マルチステージ電力変換器を形成するためにスイッチドキャパシタを使用する実施形態の概略図である。 正ブースター回路及び反転ブースター回路の組合せを有するスイッチドキャパシタ電源を示す概略図である。
1つ又は複数の実施形態によれば、絶縁変圧器に提供される前に整形されるか又はその他の方法で選択される1つ又は複数の入力波形をもって電源が提供される。入力波形の性状は、変換済み波形が、DC出力波形の生成について最小の整流及び/又は平滑化を必要とするように、整形されるか、選択されるか、又はその他の方法で生成される。
図8は、本明細書で開示される電源800の概念ブロック図である。図8では、信号源(波形)発生器805は、一対の相補的波形信号823、824を生成する。相補的波形信号823、824は、レベル変換ステージ830を通じて出力(整流)ステージ840に結合された後に一定DC出力レベルを提供するように選択され、出力(整流)ステージ840で、レベル変換された信号は、出力ステージ840における蓄電/平滑化キャパシタ要件を最小にしながら、整流され合成される。相補的波形信号823、824は、好ましくは、本明細書において後で述べるタイプである。相補的波形信号823、824は、本明細書で更に詳述されるように、例えば1つ若しくは複数の変圧器又はスイッチングキャパシタ網として具現化することができるブロック835、836を介してそれぞれステップアップ又はステップダウンされる。レベル変換ステージ830は、信号837、838を出力ステージ840に提供する。第1のレベル変換ブロック835からの信号837は、出力ステージ840の第1の整流器ブロック860に提供される。第2のレベル変換ブロック836からの信号839は、出力ステージ840の第2の整流器ブロック861に提供される。整流器ブロック860、861はそれぞれ、例えば全波整流器ブリッジとして具現化することができる。整流器ブロック860、861の整流済み出力信号866、867は、ともに加算されると、得られる結果が一定のDCレベルとなるように本質的に相補的である波形である。そのため、整流済み出力信号866、867は、信号合成器870に提供され、信号合成器870は、整流済み出力信号866、867を加算するか又はその他の方法で合成し、一般に蓄電/平滑化キャパシタを必要とすることなく、本質的に実質的に一定であるDC出力信号885を提供する。
図1は、図8の一般原理に基づき、かつ、信号レベル変換器用の1つ又は複数の変圧器を使用する、本明細書で開示されるDC出力電源100の概念ブロック図である。図1に示すように、信号源(波形)発生器105は、信号ライン123、124を通じて一対の相補的波形信号VIN1、VIN2を生成する。相補的波形信号VIN1、VIN2は、変圧器ステージ130を通じて出力ステージ140に結合された後に一定DC出力レベルを提供するように選択され、出力ステージ140で、信号は、出力ステージ140における蓄電/平滑化キャパシタ要件を最小にしながら、整流され合成される。相補的波形信号VIN1、VIN2は、好ましくは、本明細書において後で述べるタイプである。相補的波形信号VIN1、VIN2は、変圧器ステージ130を通じて、より具体的には、変圧器ステージ130のそれぞれの変圧器135、136を通じて出力ステージ140に結合される。変圧器135、136は、本質的にステップアップとすることもできるし、ステップダウンとすることもでき、また、相補的波形信号VIN1、VIN2の振幅が同じであると仮定すると、好ましくは特性が同一である。変圧器135、136は、入力信号123、124用と出力信号137、138用の別個の巻線を有するが、同じ磁気コア(複数の場合もあり)を共有する単一変圧器として物理的に具現化することもできるし、そうでなければ、変圧器135、136は、物理的に別個の2つの変圧器として物理的に具現化することもできる。
変圧器ステージ130は、信号137、138を出力ステージ140に提供する。変圧器135の2次出力からの信号137は、出力ステージ140の第1の整流器ブロック160に提供される。変圧器136の2次出力からの信号139は、出力ステージ140の第2の整流器ブロック161に提供される。整流器ブロック160、161はそれぞれ、例えば全波整流器ブリッジとして具現化される。整流器ブロック160、161の整流済み出力信号166、167は、ともに加算されると、得られる結果が一定のDCレベルとなるように本質的に相補的である周期波形とすることができる。そのため、整流済み出力信号166、167は、信号合成器170に提供され、信号合成器170は、整流済み出力信号166、167を加算し、一般に蓄電/平滑化キャパシタを必要とすることなく、本質的に実質的に一定であるDC出力信号185を提供する。実際には、少量のリップルが発生する可能性があり、少量のリップルは、整流器ブロック160、161の出力において、かつ/又は、信号合成器170の後等の任意の好都合な場所に設けることができる比較的小さな平滑化キャパシタ(複数の場合もあり)(図示せず)を用いて平滑化することができる。
生成される波形IN1、VIN2の特性は、信号が、変換され、整流され、合成(例えば、加算)された後、結果として得られる出力信号185が一定のDCレベルとなるような周期波形となるように選択される。好ましくは、波形IN1、VIN2は、形状が同一であるが互いに90度だけオフセットしている。また、波形は、好ましくは、全体が平滑であり、EMIの観点から望ましくない可能性があるスパイク又は他の特徴部がない。信号VIN1、VIN2に適した波形の例は、図1に示され、また、図2により詳細に示される。図2では、グラフ2A及び2Bは、それぞれ波形VIN1、VIN2を示し(図2において波形203、204として表される)、波形VIN1、VIN2はそれぞれ、非反転/反転交番二乗余弦波形を構成するが互いに90度だけ位相オフセットしている。全波整流後、結果として得られる波形213、214は、グラフ2C及び2Dに示され、それぞれ波形VIN1、VIN2に関連する。波形213、214は、互いに90度だけオフセットした正弦波形である、すなわち、正弦及び余弦の関係を有し、元の波形VIN1、VIN2の位相オフセットを反映する。ともに加算されると、整流済み波形213、214は、グラフ2Eに示すように、一定のDC出力レベルを有する出力波形220をもたらす。換言すれば、波形VIN1、VIN2の整流及び加算は、一般に、従来のスイッチング電源において通常必要とされるような大きな蓄電/平滑化キャパシタを必要とすることなく、一定のDC出力レベルをもたらす。
図2のグラフ2A及び2Bに示す波形203、204以外に、他の波形もまた使用され、同様な最終結果を提供できる。図3は、整流及び加算後に一定のDCレベルを提供するように選択された相補的周期波形の第2の例を示す。図3では、グラフ3A及び3Bは、それぞれ波形VIN1、VIN2(図3の波形303、304として示される)を示し、波形VIN1、VIN2はそれぞれ、非反転/反転交番三角形波を有するが互いに90度だけ位相オフセットした三角波形を構成する。全波整流後に、結果として得られる波形313、314が、グラフ3C及び3Dに示され、それぞれ波形VIN1、VIN2に関連する。整流済み波形313、314はともに、互いに90度だけ位相オフセットした、対称形状を有する正の三角波形であり、元の波形VIN1、VIN2の位相オフセットを反映する。ともに加算されると、整流済み波形313、314は、グラフ3Eに示すように、一定のDC出力レベルを有する出力波形320をもたらす。整流済み波形313、314が、三角波の立上り部分及び立下り部分について同じ直線傾斜を有するため、第1の整流済み波形313の電圧の降下は、第2の整流済み波形314の電圧の上昇に一致し、逆もまた同様である。そのため、波形VIN1、VIN2の整流及び加算は、一般に、従来のスイッチング電源において通常必要とされるような大きな蓄電/平滑化キャパシタを必要とすることなく、一定のDC出力レベルをもたらす。
図2及び図3に示すVIN1、VIN2の波形以外に、他の波形もまた使用することができる。好ましくは、波形VIN1、VIN2は、変換され全波整流された後、整流済み波形が、ともに加算されて、一定のDC出力レベルをもたらすことができるよう、互いに相補的となるように選択又は生成される。こうした波形は、整流済み波形であって、その立上り傾斜及び曲率が、その立下り傾斜及び曲率と同じとなるように本質的に対称である、整流済み波形をもたらす周期波形を含むことができる。同様に、整流済み波形は、好ましくは、その「正(positive)」及び「負(negative)」の交番波が、形状が同一であるが互いから反転するように、その中間点の周りに対称である。図2及び図3に示す波形例は、上記基準を満たす。こうした整流済み波形が、同一であるが互いに90度だけオフセットしている場合、整流済み波形の対称性は、1つの整流済み波形の上昇が、他の整流済み波形の降下に正確に一致することになり、したがって、一定の合成出力レベルをもたらすことを意味する。
上記に加えて、より複雑な波形もまた、VIN1、VIN2に使用することができる。例えば、波形VIN1、VIN2は、いくつかの異なる調波で構成することができ、かつ/又は経時的に変動することができる。
上述した電力変換技法は、電圧ベース電源又は電流ベース電源に適用することができる。より詳細な例は、本明細書で更に述べられる。
図4は、図1の概念ブロック図に従って開示される電圧制御式DC出力電源400の一実施形態の構成要素を示すブロック図である。電源400は、電池等のローカル電力源によって供給することもできるし、ライン電源等の外部電力源によって供給することもできる。図4では、信号発生器405は、好ましくは本質的に周期的であり、かつ、VIN1及びVIN2について上記で述べた特性を一般に有する一対の相補的波形信号412、413を生成する。すなわち、波形信号412、413は、変圧器ステージを通じて結合され、整流され、合成された後に、一定のDC出力を提供するように整形又は選択される。相補的波形信号412、413は、電圧制御式増幅器(VCA)415に提供され、電圧制御式増幅器(VCA)415は、フィードバックセンス増幅器490を介してDC出力信号485から受信されるフィードバックに基づいて波形信号412、413の振幅を調整する。いくつかの実施形態では、電圧制御式増幅器415は、フィードバック経路491及びセンス増幅器490を省略することができるため、省略することができる。
電圧制御式増幅器415は、図1及び図2の同様な例で使用される波形と同様の例を示す、図4に示すオーバレイグラフの波形423、424によって反映されるように、振幅調整済みの一対の相補的波形信号VIN1及びVIN2をそれぞれ線形増幅器430、431に出力する。線形増幅器430、431の電力入力は、電源レール+V及びVに接続され、線形増幅器430、431は、本質的にレールからレールに及ぶ増幅済み信号432、433(増幅器430、431によるわずかな損失を受ける)を出力する。1つの波形例についての信号432、433の電圧特性は、図4に示すオーバレイグラフ440及び441(波形Vp1及びVp2を示す)でそれぞれ反映され、その場合、最初に生成された波形はVIN1及びVIN2用のグラフ423、424として現れる。Vp1及びVp2の対応する電流特性は、オーバレイグラフ442及び443(波形Ip1及びIp2を示す)でそれぞれ反映される。グラフ440、441、442、及び443を見てわかるように、この特定の例についての電圧波形Vp1及びVp2は、反転及び非反転交番二乗余弦波(Vp1及びVp2は、同一であるが互いに90度だけオフセットしている)によって特徴付けられる一方、対応する電流波形Ip1及びIp2は、非反転二乗余弦波の期間に対応する一定の正電流及び反転二乗余弦波の期間に対応する一定の負電流を有する方形波の形態をとる。電圧波形と同様に、電流波形Ip1及びIp2は、同一であるが互いに90度だけオフセットしている。
第1の線形増幅器430の出力は、第1の変圧器435の1次巻線に結合される。第2の線形増幅器431の出力は、第2の変圧器436の1次巻線に結合される。変圧器435、436の2次巻線は、変圧器435、436からの変圧器出力信号437、438を受取る出力ステージ450に結合される。変圧器435、436は、本質的にステップアップとすることもできるし、ステップダウンとすることもでき、また、相補的波形信号Vp1、Vp2の振幅が同じであると仮定すると、好ましくは特性が同一である。変圧器435、436は、入力信号423、433用と出力信号437、438用の別個の巻線を有するが、同じ磁気コア(複数の場合もあり)を共有する単一変圧器として物理的に具現化することもできるし、そうでなければ、変圧器435、436は、2つの別個の変圧器として物理的に具現化することもできる。変圧器435、436は、好ましくは低い漏れインダクタンスを有するように設計される。
出力ステージ450は、好ましくは、例えば全波整流器ブリッジとして具現化することができる一対の整流器ブロック460、461を備える。変圧器435の2次出力からの信号437は、出力ステージ450の第1の整流器ブロック460に提供される。変圧器436の2次出力からの信号439は、出力ステージ450の第2の整流器ブロック461に提供される。整流器ブロック460、461はそれぞれ、例えば全波整流器ブリッジとして具現化することができる。整流器ブロック460、461の整流済み出力信号は、この場合、ともに加算されると、得られる結果が一定のDCレベルとなるように本質的に相補的である周期波形である。そのため、整流器ブロック460、461の出力は、整流器ブロック460、461からの整流済み出力信号が、加法的に合成されるように、ともに直列に連結され、それにより、一般に蓄電/平滑化キャパシタを必要とすることなく、本質的に実質的に一定であるDC出力信号485を提供する。実際には、少量のリップルが発生する可能性があり、少量のリップルは、整流器ブロック460、461の出力において、かつ/又は、負荷470の両端で、等の任意の好都合な場所に設けることができる比較的小さな平滑化キャパシタ(複数の場合もあり)(図示せず)を用いて平滑化することができる。そのため、負荷470は、一定のDC出力電源信号を供給される。
所望される場合、センス増幅器490を介してフィードバックが提供され、センス増幅器490は、DC出力信号485をサンプリングし、電圧フィードバック信号を電圧制御式増幅器415に提供し、電圧制御式増幅器415は、次に、線形増幅器430、431に適するように入力波形412、413の振幅を調整する。こうして、DC出力信号485は、一定電圧レベルに維持することができる。
電源400の動作は、一般に図1の電源100と同様である。例えば、入力波形412、413が、図2のグラフ2A及びグラフ2Bで示すような周期的な反転/非反転交番二乗余弦波の形状をとる場合、結果として得られる整流済みでかつ結合済みの波形は、上記で説明したように、図2のグラフ2C、2Dで示す波形と同様となる。入力波形412、413が、図3のグラフ3A及びグラフ3Bで示すような反転/非反転交番三角波を有する三角波形の形状をとる場合、結果として得られる整流済みでかつ結合済みの波形は、上記で同様に説明したように、図3のグラフ3C、3Dで示す波形と同様となる。図1の場合と同様に、複数の調波を有するか又は経時的に変動する波形を含む、任意の適した周期波形を使用することができる。本明細書で述べるような適切な波形を用いて、電源400は、一定のDC出力信号485をもたらすことができ、理論的には蓄電/平滑化キャパシタを全く必要としない。
図5は、図1の一般的な手法による、電源500の別の実施形態の構成要素を示すブロック図である。電圧制御式DC出力電源である図4の電源と違って、図5は、電流制御式DC出力電源500を示す。図5では、5xxと表示される素子は、通常、図4で同様に表示された素子4xxと機能が類似する。電源500は、前のように、電池等のローカル電力源によって供給することもできるし、ライン電源等の外部電力源によって供給することもできる。信号発生器505は、好ましくは本質的に周期的であり、かつ、VIN1及びVIN2について上記で述べた特性を一般に有する一対の相補的波形信号512、513を生成する。すなわち、波形信号512、513は、変圧器ステージを通じて結合され、整流され、合成後に、一定のDC出力を提供するように整形されるか選択される。相補的波形信号512、513は、電圧制御式増幅器(VCA)515に提供され、電圧制御式増幅器(VCA)515は、フィードバックセンス増幅器590を介してDC出力信号585から受信されるフィードバックに基づいて波形信号512、513の振幅を調整する。いくつかの実施形態では、電圧制御式増幅器515は、フィードバック経路591及びセンス増幅器590を省略することができるため、省略することができる。
電圧制御式増幅器515は、図1及び図2の同様な例で使用される波形と同様の例を示す、図5に示すオーバレイグラフの波形523、524によって反映されるように、振幅調整済みの一対の相補的波形信号VIN1及びVIN2をそれぞれ線形トランスコンダクタンス増幅器530、531に出力する。トランスコンダクタンス増幅器530、531は、その入力電圧に比例する電流を出力し、したがって、電圧制御式電流源とみなすことができる。トランスコンダクタンス増幅器530、531の作用は、信号発生器505によって生成される波形512、513が、同様な形状の電流波形に本質的に変換されることである。以下で論じるように、これは、下流の処理について利点を有し、更によいEMI特性をもたらすことができる。トランスコンダクタンス増幅器530、531は、電源レール+V及び−Vに接続され、増幅済み信号532、533を変圧器535、536に出力する。信号532、533の電流特性は、図5に示すオーバレイグラフ540及び541(波形Ip1及びIp2を示す)でそれぞれ反映され、その場合、最初に生成された波形はVIN1及びVIN2用のグラフ523、524として現れる。信号532、533の対応する電圧特性は、オーバレイグラフ542及び543(波形Vp1及びVp2を示す)でそれぞれ反映される。グラフ540、541、542、及び543を見てわかるように、この特定の例についての電流波形Ip1及びIp2は、反転及び非反転交番二乗余弦波(Ip1及びIp2は、同一であるが互いに90度だけオフセットしている)によって特徴付けられる一方、対応する電圧波形Vp1及びVp2は、非反転二乗余弦波の期間に対応する一定の正電圧及び反転二乗余弦波の期間に対応する一定の負電圧を有する方形波の形態をとる。電流波形Ip1及びIp2と同様に、電圧波形Vp1及びVp2は、同一であるが互いに90度だけオフセットしている。
第1のトランスコンダクタンス増幅器530の出力は、第1の変圧器535の1次巻線に結合される。第2のトランスコンダクタンス増幅器531の出力は、第2の変圧器536の1次巻線に結合される。変圧器535、536の2次巻線は、変圧器535、536からの変圧器出力信号537、538を受取る出力ステージ550に結合される。変圧器535、536は、本質的にステップアップとすることもできるし、ステップダウンとすることもでき、また、到来する信号532、533の振幅が同じであると仮定すると、好ましくは特性が同一である。変圧器535、536は、入力信号523、533用と出力信号537、538用の別個の巻線を有するが、同じ磁気コア(複数の場合もあり)を共有する単一変圧器として物理的に具現化することもできるし、そうでなければ、変圧器535、536は、2つの別個の変圧器として物理的に具現化することもできる。
出力ステージ550は、好ましくは、例えば全波整流器ブリッジとして具現化することができる一対の整流器ブロック560、561を備える。変圧器535の2次出力からの信号537は、出力ステージ550の第1の整流器ブロック560に提供される。変圧器536の2次出力からの信号538は、出力ステージ550の第2の整流器ブロック561に提供される。整流器ブロック560、561はそれぞれ、例えば全波整流器ブリッジとして具現化することができる。整流器ブロック560、561の整流済み出力信号は、この場合、ともに加算されると、得られる結果が一定のDCレベルとなるように本質的に相補的である周期波形である。そのため、整流器ブロック560、561の出力は、整流器ブロック560、561からの整流済み出力信号が、加法的に合成されるように、ともに並列に連結され、それにより、一般に蓄電/平滑化キャパシタを必要とすることなく、本質的に実質的に一定であるDC出力信号585を提供する。実際には、少量のリップルが発生する可能性があり、少量のリップルは、整流器ブロック560、561の出力において、かつ/又は、負荷570の両端で、等の任意の好都合な場所に設けることができる比較的小さな平滑化キャパシタ(複数の場合もあり)(図示せず)を用いて平滑化することができる。そのため、負荷570は、一定のDC出力電源信号を供給される。
所望される場合、センス増幅器590を介してフィードバックが提供され、センス増幅器590は、DC出力信号585をサンプリングし、電圧フィードバック信号を電圧制御式増幅器515に提供し、電圧制御式増幅器515は、次に、トランスコンダクタンス増幅器530、531に適したレベルになるように入力波形512、513の振幅を調整する。こうして、DC出力信号585は、一定電圧レベルに維持することができる。フィードバックループは、好ましくは、トランスコンダクタンス増幅器530、531が、最大効率のためにレールの近くで、しかし、増幅器が線形動作領域に留まりクリップしないように十分に遠くで動作するように設計される。電圧フィードバックループは、たとえ負荷の特性(例えば、その抵抗)が経時的に変動しても、電圧レベルが比較的一定のままであることを保証するのに役立つ。電圧フィードバックはまた、(例えば、入力源としての電池に関して)入力電圧が降下した場合、出力電圧が比較的一定のままであることを保証するために使用することができる。
電源500の動作は、一般に、波形発生器105の出力信号123、124を電流に関連するものとして扱う図1の電源100と同様である。入力波形512、513が、図2のグラフ2A及びグラフ2Bで示すような周期的な反転/非反転交番二乗余弦波の形状をとる場合、結果として得られる整流済みでかつ結合済みの波形は、上記で説明したように、図2のグラフ2C、2Dで示す波形と同様となる。入力波形512、135が、図3のグラフ3A及びグラフ3Bで示すような反転/非反転交番三角波を有する三角波形の形状をとる場合、結果として得られる整流済みでかつ結合済みの波形は、上記で同様に説明したように、図3のグラフ3C、3Dで示す波形と同様であることになる。図1の場合と同様に、複数の調波を有するか又は経時的に変動する波形を含む、任意の適した周期波形を使用することができる。本明細書で述べるような適切な波形を用いて、電源500は、一定のDC出力信号585をもたらすことができ、理論的には蓄電/平滑化キャパシタを全く必要としない。
代替の増幅器配置構成を使用する電源の別の実施形態が図11A及び図11Bに示される。これらの例では、簡潔にするために、1次側電源の半分だけが示され、それぞれの場合の回路部は、電源の1次側部分を完成させるために複製されることになる。そのため、図11Aに示す変圧器1148は、図1の変圧器135(T1)に概念的に対応し、一方、変圧器136(T2)に対応する第2のセットの回路部及び第2の変圧器は、電源の1次側部分を完成させるために利用されることになる。同様に、1次側の電源回路要素1102だけが図11A及び図11Bに示されるため、2次側の回路部は、全体的に、例えば整流器160(R1)として図1に、又は、図5(すなわち、出力ステージ550のダイオードD1〜D4)に示すブリッジ回路部の半分で形成されることになる。
図11A及び図11Bにおける一般的な手法は、プッシュプル増幅器設計を使用することであり、したがって、変圧器1148は、単一の2次巻線1146を有するが、2つの1次巻線1147を有する。
最初に図11Aの例を見ると、電圧源1105、1106は、電圧源1105、1106に近接して重ね合わされた添付グラフに示す、出力波形1112及び1113をそれぞれ生成する。波形1112及び1113は、全体的に、図2Aに示す周期波形の、それぞれ正の半サイクル及び負の半サイクルに等しい。第1の電圧源1105は、図2Aの非反転二乗余弦波に対応する波形1112を生成し、一方、第2の電圧源1106は、図2Aの反転二乗余弦波に対応する波形を生成する。しかし、これらの波は、2重1次変圧器1148の反転側に印加されるため、負の代わりに正として示される。相補的な波形を生成する第2の変圧器(図示せず)の場合、2つの同様な電圧源は、図2Bに示す周期波形の、それぞれ、正の半サイクル及び負の半サイクルに対応する波形を生成するために設けられ、図2A及び図2Bの波形と同じように電圧発生器1105、1106の波形から同様に位相オフセットしている。
波形1112、1113はそれぞれ、一連の非反転二乗余弦波を構成し、この例では、互いから180度だけ位相オフセットしている。電圧源1105、1106は、それぞれ線形増幅器1120、1121への入力として設けられ、線形増幅器1120、1121は、次に、電界効果トランジスタ(FET)1130、1131に給電する。トランジスタ1130、1131はそれぞれ、変圧器1148の1次巻線1147の一方に接続され、各トランジスタのソースも、それぞれの信号増幅器1120、1121の非反転入力並びにそれぞれの電流センス抵抗器1116及び1117に接続される。また、変圧器1149の中央タップ1149及び増幅器1120、1121の電源入力は、例えば一連の電池又は他のDC電力源を備えてもよい別個の電源1107に接続される。
増幅器1120及びトランジスタ1130(Q1)は、増幅器1121及びトランジスタ1131(Q2)とともに、電圧源1105及び1106によって印加される電圧波形1112、1113によって規定される規定済み電流出力を提供するプッシュプル増幅器を形成する。電流波形は、変圧器1149に給送され、その後、出力ステージ(図11Aには示さず)による整流のために2次巻線1146上に現れる。
いくつかの構成では、図11Aのデバイスは、単極パワートランジスタデバイスを利用することができ、駆動電圧が単極性でかつグラウンドを基準とすることができる点で利点を提供することができる。
最適性能のために、トランジスタ1130、1131は、低い出力電流レベルにおいて応答の線形性及び速度を改善するために、永続的な自己消費電流(quiescent current)を伝導させる従来の方法に従って構成することができる。しかし、こうした自己消費電流は、電源の総合効率を減少させる可能性がある。図11Bに示す多少修正された作動配置構成は、自己消費電流の量を減少させることができる。図11Bの基本構造は、図11Aと同様であるが、信号発生器1105、1106によって供給される波形は、修正されて、総合効率の減少を最小にしながら、低い出力電流レベルにおいて応答の線形性及び速度を改善する。主駆動波形1112、1113の下に示す更なる周期波形1197、1198は、コモンモード波形がプッシュプル増幅器の両方の半分に同時に付加されるそれぞれの場合における、振幅拡大図である。このコモンモード波形は、トランジスタ1130、1131に、それぞれの主波形1112、1113がゼロに近づく領域の周りにだけ自己消費電流を伝導させ、伝導期間以外の他の全ての期間において、トランジスタ1130、1131はオフにバイアスされる。コモンモード電流は、トランジスタ1130、1131が作動することを要求される前に、トランジスタ1130、1131にその伝導領域に入らせ、これによってターンオン歪みを低減する。(2次側の)出力ステージのそれぞれの半分におけるコモンモード電流は、変圧器1148において相殺されるため、変圧器の2次巻線1146からの出力に現れない。
コモンモード波形がトランジスタ1130、1131に伝導させる期間は、示す例から変動させることができる。こうして、自己消費電流による平均電力損失は、連続伝導の場合と比較して大幅に低減することができる。
図5並びに図11A及び図11Bに示す電力増幅器配置構成は、一般に、線形トランスコンダクタンス増幅器であって、線形トランスコンダクタンス増幅器がその入力に給送される相補的波形を正確に再生するように、名目上フラットな周波数応答を有する、線形トランスコンダクタンス増幅器とみなすことができる。相補的波形は、非正弦的であるため、通常、最適性能のために増幅器から高い利得帯域幅積を要求する。
図2A及び図2Bに示す特定の相補的波形の場合、この制約は、増幅器が積分器として構成されるような相補的波形の適切な修正によって緩めることができる。積分器の閉ループ応答は、一般に、周波数の増加に伴って6dB/オクターブで低下し、低い開ループ帯域幅を有する増幅器が使用されることを可能にする。
この手法とともに使用することができる増幅器構成の一例は、図12に示される。この実施形態では、図11A及び図11Bの設計の場合と同様に、2つの変圧器の一方に関連する回路部に対応する1次側電源の半分だけが示される。上記の設計の場合と同様に、変圧器1248は、この例では、単一の2次巻線1246を有するが、2つの1次巻線1247を有する。前のように、1次側の電源回路部1202だけが示され、一方、1次側回路部のこの半分用の2次側の回路部は、全体的に、例えば図1又は図5の出力ステージの半分の回路部と同様のブリッジ回路部を備えることになる。この例では、一対の電圧源1205、1206は、電圧源1205、1206に近接して添付グラフに示す出力波形1212、1213をそれぞれ生成する。電圧源1205、1206の出力は、抵抗器1270(R3)及び1271(R4)を介して線形増幅器1220、1221にそれぞれ提供され、一方、増幅器1220、1221は、次に、電界効果トランジスタ(FET)1230、1231に給電する。トランジスタ1230、1231はそれぞれ、変圧器1248の1次巻線1247の一方に接続され、各トランジスタのソースはまた、電流センス抵抗器1216及び1217、並びに、それぞれが抵抗器1273(R5)及び1275(R6)がそれぞれ架けられる各積分キャパシタ1272(C1)及び1274(C2)にそれぞれ接続される。変圧器1249の中央タップ1249及び増幅器1220、1221の電源入力は、例えば一連の電池又は他のDC電力源を備えることができる別個の電源1207に接続される。
動作時、電流検知抵抗器1216(R1)及び1217(R2)からのフィードバックは、DC安定性を提供するために含まれる抵抗器1273(R5)及び1274(R6)を有するキャパシタ1272(C1)及び1273(C2)によって達成される。キャパシタ1272及び1273の積分器動作は、抵抗器1216(R1)及び1217(R2)の両端の電圧、したがって、トランジスタ1230(Q1)及び1231(Q2)を流れる電流が、信号発生器1205及び1206による電圧出力の積分、すなわち電圧1212及び1213の積分であるようにさせる。その電流が所望の形状に一致するために、電圧波形1212及び1213は、図2Aに示す波形203(又は、1次側電源回路部の相補的セクションの波形204)の微分であるように選択され、(図11Aと同様に)やはり、波形1212及び波形1213について波形203から1つおきの半サイクルをとる。波形1213が、2重1次変圧器1248の負巻線に印加されるため、波は、本質的に正として示される。
代替の積分器構成は、キャパシタ1273及び1274(C1及びC2)をなしで済まし、電流検知抵抗器1216及び1217(R1及びR2)をインダクタで置換することによって構築することができる。インダクタを流れる電流は、この場合、インダクタの両端の電圧の積分となる。
電力増幅器セクションへの積分器の使用は、これらの特定の例に限定されない。図5の電源回路のより一般的なバージョンでは、増幅器530及び531は、図5に示す波形523及び524の代わりに修正された電圧波形を給送された、積分器特性を有するトランスコンダクタンス増幅器として構成することができる。このための修正された波形は、図13で波形1312、1313として示され、一方、実線は、積分後に得られる波形1303、1304を示す。修正された波形1312、1313は、正弦波形又は余弦波形が、各サイクルの終わりで反転された状態の、正弦波又は余弦波のシーケンスとして述べることができる。図2A及び図2Bの場合と同様に、波形1312、1313及び結果として得られる積分波形1303、1304は、形状が同一であるが互いから位相オフセットしている。
低い自己消費電力流出の目的は、他の方法で、例えば電力増幅器を線形にするためにフィードフォワード技法を使用することによって達成することもできる。この手法は図14に示される。簡潔にするために、図14に示す回路部1402は、図11Aの電力増幅器の一方の側に対応し、完全な増幅器を作製するために、図11Aの電力増幅器の他の半分に対応する第2のセットの同様な構成要素が設けられる。そして次に、電源の他の側での整流及び合成のための相補的信号を提供するために、回路部の全セットが再び複製されることになる。図14では、増幅器1420、トランジスタ1430(Q1)、及び抵抗器1416(R1)は、図11Aの場合と同様に働くが、自己消費電流が低〜ゼロである増幅器A1を形成する。トランジスタ1430(Q1)の出力1432は、(図11Aに示す変圧器1148と同様の)2重1次変圧器の1次巻線の一方に同様に接続される。DC電力源1407は、電力を増幅器1420及び1421に供給し、また、(DC源信号が図11Aの変圧器1148の中央タップに接続されるのと同様に)変圧器の中央タップに接続される。
増幅器1421、トランジスタ1431(Q2)、及び抵抗器1417(R2)は、A1への入力電圧(信号発生器1405からの出力)と抵抗器1416(R1)の両端の出力電圧との差を増幅しスケーリングする低電力誤差補正増幅器A2を形成する。この差電圧のスケーリング済みバージョンは、トランジスタ1431(Q2)を通じて電流に変換されて、トランジスタ1430(Q1)からの電流に加算される。これは、一部には差分器1418を使用して達成され、差分器1418は、電圧源1405(V1)からの電圧信号を受信し、トランジスタ1430(Q1)のソースとセンス抵抗器1416(R1)との間のノードの電圧信号を減算する。したがって、増幅器A2は、A1の誤差を補償する補正電流を出力に付加する。増幅器A2から要求される補正電流は、一般に増幅器A1から出力される電流よりかなり小さく、したがって、増幅器A2は、増幅器A1に比べて低い電力増幅器とすることができ、同様にずっと小さな自己消費電流消費を有することができる。
トランジスタ対1430、1431の出力1432は、図11Aと同様の、変圧器の1次巻線の一方に給送されてもよい。同様に構成された別のフィードフォワード増幅器は、図11Aの場合と同様に、変圧器の他の1次巻線に接続されることになる。信号発生器(1405及びその対応物)は、図11A又は本明細書で開示される他の実施形態と同様の信号を生成されるように構成されてもよい。
図14に示すフィードフォワード補正の使用に対する代替法は、図15の実施形態に示す配置構成の場合と同様にフィードフォワード技法とフィードバック技法の両方を適用することである。図14の場合と同様に、図15の回路部1502は、図11Aの電力増幅器の一方の側に対応し、第2のセットの同様な構成要素は、完全な増幅器を作製するために、図11Aの電力増幅器の他方の半分に対応することになる。そして次に、電源の他方の側での整流及び合成のための相補的信号を提供するために、回路部の全セットが再び複製されることになる。図15では、増幅器1520、トランジスタ1530(Q1)、及びインピーダンス素子1516(Z4)は、図11Aの場合と同様に働くが、自己消費電流が低〜ゼロである増幅器A1を形成する。増幅器1521、トランジスタ1531(Q2)、及びインピーダンス素子1516(Z3)は、低電力補正増幅器を形成する。別のインピーダンス素子1572(Z2)は、増幅器1520の出力からその反転入力へのフィードバック経路を形成し、インピーダンス素子1571(Z1)は、増幅器1520の反転入力をトランジスタ1530(Q1)とインピーダンス素子1516(Z4)との間のノードに接続する。関係Z2・Z4=Z1・Z3が満たされる場合、トランジスタ1530(Q1)及びトランジスタ1531(Q2)を流れる電流の和によって形成される出力電流から、トランジスタ1530(Q1)の歪みを相殺することができる。そのため、増幅器ステージA1は、最大効率のために、低〜ゼロ自己消費電流で作動できる。
さらに、インピーダンス素子1572(Z2)がキャパシタとして選択され、インピーダンス素子1516(Z4)がインダクタとして選択され、インピーダンス素子1571(Z1)及び1517(Z3)が抵抗器である場合、出力電流が信号発生器1505からの入力電圧V1の積分でありながら、平衡方程式を満たすことができ、図12に示す波形が使用されることを可能にする。
同様な結果を達成するために、インピーダンス素子Z1〜Z4の他の組合せを使用することもでき、インピーダンス素子は、単一回路素子である必要がなく、素子網とすることができる。例えば、インピーダンス素子1572(Z2)はキャパシタとすることができ、インピーダンス素子1571(Z1)は抵抗器とキャパシタの一連の組合せとすることができ、インピーダンス素子1516(Z4)は抵抗器とすることができ、インピーダンス素子1517(Z3)は抵抗器とキャパシタの並列結合とすることができる。これは、入力として図12に示す波形を使用できる。別の例として、インピーダンス素子1572(Z2)はキャパシタとすることができ、インピーダンス素子1571(Z1)は抵抗器とすることができ、インピーダンス素子1516(Z4)は、抵抗器とすることもでき、インピーダンス素子1517(Z3)はキャパシタとすることができる。この場合、デバイスは、図11Aに示す入力波形又は他の適した入力波形を使用できる。
更なる代替法は、Z3用のインピーダンス素子を、増幅器1521の非反転入力端子への入力に対するフィルターと組み合わせることである。補正増幅器A2の伝達関数は、図16に示すフィードバック素子1675(Z5)及び1676(Z6)の付加によって変更することもできる。例えば、インピーダンス素子1675(Z5)は抵抗器とすることができ、インピーダンス素子1676(Z6)はキャパシタとすることができる。増幅器A2の伝達関数は、インピーダンス素子1617(Z3)を異なるタイプのインピーダンス素子のように見えるよう修正することができる。例えば、インピーダンス素子1617(Z3)を抵抗器として実装することが所望される場合があり、したがって、インピーダンス素子1617としてリアクタンス素子を使用することが回避される。他の点に関して、図16は、図15と同一であり、図16の構成要素16xxは、全体的に図15のその対応物構成要素15xxに対応する。
フィードフォワード誤差補正技法及びフィードフォワードプラスフィードバック補正技法が、特定の電力増幅器構成に関して述べられ示されたが、それらは、他の電力増幅器及び関連する設計にも適用可能である。
図7は、スイッチドキャパシタを用いて実装される、一般に図8の概念図の原理に従う電源700の実施形態を示すブロック図である。電源700は、本明細書で述べる他の例の場合と同様に、電池等のローカル電力源によって供給することもできるし、ライン電源等の外部電力源によって供給することもできる。図7では、この例では一対の信号発生器705、715を備える波形発生器は、好ましくは本質的に周期的であり、かつ、VIN1及びVIN2について上記で述べた特性を一般に有する一対の相補的波形信号706、716を生成する。すなわち、波形信号706、716は、レベルシフトされ、整流され、合成された後に、一定のDC出力を提供するように整形又は選択される。こうした波形の例は、周期的な反転/非反転交番二乗余弦信号波形707及び717(一例によれば、波形信号706及び716にそれぞれ対応する)として示される。相補的な周期的波形信号706、716は、任意選択で、DC出力信号785から受信されるフィードバック信号(同様に図示せず)に基づいて波形信号706、716を調整するために電圧制御式増幅器(VCA)(図示せず)に提供することができる。
波形信号706は、トランスコンダクタンス増幅器731及び751に提供され、一方、波形信号716は、トランスコンダクタンス増幅器741及び761に提供される。トランスコンダクタンス増幅器731、741、751、及び761は、その入力電圧に比例する電流を出力し、したがって、電圧制御式電流源とみなすことができる。トランスコンダクタンス増幅器731及び741の作用は、波形信号706、716が、同様な形状の電流波形735、745に本質的に変換されることである。トランスコンダクタンス増幅器751及び761の作用は、波形信号706、716がトランスコンダクタンス増幅器751及び761の反転入力に結合されていることから、波形信号706、716が、同様な形状であるが本質的に反転した電流波形755、765に本質的に変換されることである。図5の実施形態の場合と同様に、電流駆動式波形に変換することは、下流の処理について利点を有し、EMI特性の改善をもたらすことができる。トランスコンダクタンス増幅器731、741、751、及び761は、上記で述べた構成と同様な構成とすることができる。
図7に示す例の場合、信号735及び745の電流特性は、反転/非反転交番二乗余弦波(信号735及び745の電流波形は、同一であるが互いに90度だけオフセットしている)によって特徴付けられる一方、信号735及び745に関連する対応する電圧波形は、全体的に、非反転二乗余弦波の期間に対応する一定の正電圧及び反転二乗余弦波の期間に対応する一定の負電圧を有する方形波である。信号735及び745についての電流波形のように、電圧波形は、同一であるが互いに90度だけオフセットしている。同様に、信号755及び765の電流特性及び電圧特性は、信号735及び745から反転される。そのため、信号755及び765の電流特性は、この例の場合、非反転/反転交番二乗余弦波(信号755及び765の電流波形は、同一であるが互いに90度だけオフセットしている)によって特徴付けられる一方、信号755及び765に関連する対応する電圧波形は、全体的に、非反転二乗余弦波の期間に対応する一定の正電圧及び反転二乗余弦波の期間に対応する一定の負電圧を有する方形波である。信号755及び765の電流波形のように、電圧波形は、同一であるが互いに90度だけオフセットしている。
トランスコンダクタンス増幅器731、741、751、及び761の出力はそれぞれ、例えばチャージブーストスイッチドキャパシタの原理を使用して、入力電圧レベルをステップアップ(又はステップダウン)し、レベル変換済み出力を、一定DC源信号785として負荷770に提供するように動作する同様の構成要素網に結合される。第1のトランスコンダクタンス増幅器731の出力は、その他端が、入力電源レール789に結合されるキャパシタ732に結合される。トランスコンダクタンス増幅器731は、印加信号のレベルをステップアップさせ(ほぼ2倍にさせ)、これによってレベル変換済み信号737をもたらすようにキャパシタ732を周期的に充電するのに役立つ。ダイオード734は、ステップアップ済み(又はステップダウン済み)信号737を整流するのに役立つ。同様な方法で、トランスコンダクタンス増幅器741、751、及び761は、キャパシタ742、752、及び762にそれぞれ結合され、キャパシタ742、752、及び762はそれぞれ、ダイオード743、753、及び763を介して入力電源レール789にそれぞれ結合される。キャパシタ742、752、及び762並びに関連ダイオード743、753、及び763は、スイッチドキャパシタ回路を形成し、スイッチドキャパシタ回路は、入力信号レベルをステップアップ(又はステップダウン)し、したがって、レベル変換済み信号747、757、及び767をもたらす。整流用ダイオード744、754、及び764は、ステップアップ済み(又はステップダウン済み)信号737に対する整流用ダイオード734と同じ方法で、ステップアップ済み(又はステップダウン済み)信号737をそれぞれ整流するのに役立つ。レベル変換済み信号737及び757から引出される整流済み信号の加法的結合は、図7に示す例の場合、図2の波形213と同様である。レベル変換済み信号747及び767から引出される整流済み信号の加法的結合は、この同じ例の場合、図2の波形214、すなわち、レベル変換済み信号737及び757から引出される整流済み信号の加法的結合によって生成されるのと同じ波形の90度オフセットバージョンと同様である。上記で述べたように、波形213及び214の加法的結合は、一定のDC信号レベルである。
こうして、レベル変換済み信号737、747、757、及び767から引出される整流済み信号の4つ全てをともに結合することによって、最終結果は、一般に蓄電/平滑化キャパシタを必要とすることなく、本質的に実質的に一定であるステップアップ済み(又はステップダウン済み)DC信号785である。実際には、少量のリップルが発生する可能性があり、少量のリップルは、負荷770の両端等の任意の好都合な場所に設けられる可能性がある比較的小さな平滑化キャパシタ(複数の場合もあり)772を用いて平滑化することができる。負荷770は、それにより、一定のDC出力電源信号を供給される。4相設計はまた、電源789から取出される電流が実質的にリップルなしであることを保証する。図7の例は、電圧ステップアップの単一ステージを示すが、同じ原理を、マルチステージステップアップ変換器に適用することができる。
一態様では、図7は、供給電圧Vsupplyをほぼ2倍にする単一ブーストステージを提供する、キャパシタを使用する電圧ブースターを示す。この手法は、更なるブーストステージを生成するために、例えば図17の実施形態に示す更なる整流器及びキャパシタを付加することによって拡張することができる。図17では、電圧波形V1及びV2は、図7に波形と同一(すなわち、波形707及び717と同様)とすることができる。図17で17xxと表示される構成要素は、通常、図7で7xxと表示されるその対応物に対応する。さらに、第2のステップアップ済み(又はステップダウン済み)DC信号1795が、図17に設けられる。図7の同じ原理を使用して、更なる出力キャパシタ1772’が回路に付加されており、充電キャパシタ1732’、 1742’、 1752’、及び1762’は、図7に示す同様なダイオード/キャパシタ構成を介した他の充電キャパシタ(1732、1742、1752、及び1762)と同様な方法で、ダイオード1733’、1734’、1743’、1744’、1753’、1754’、1763’、及び1764’を介して周期的に充電される。更なる電力増幅器ステージは必要とされないが、更なる電力増幅器ステージを任意選択で使用することができ、デバイスの出力及び入力リップルは依然として非常に低い。トランスコンダクタンス増幅器出力にわたる電圧は、図7の場合と同様に方形波のままであるため、図17の増幅器全体は、依然として高い効率で動作することができる。
図7及び図17に示す正のブースティングに使用される技法はまた、整流器の極性を変更し、C型(charging)整流器を、正電圧の代わりにグラウンドを基準にすることによって、反転電源を生成するために使用することができる。2重ブースト電源手法が、1つのセットの電力増幅器上で2ステージブーストを合成できるのと同じ方法で、正ブースター及び反転ブースターに関して同じことが行われることができる。図18は、正ブースター回路及び反転ブースター回路の組合せを有する電源を示す概略図である。ここで、回路の上半分、すなわち、非反転電力セクション1802は、通常、図17の回路と等価であるが、反転電源セクション1803が付加されている。そのため、図18では、18xxと表示された構成要素は、通常、図7で7xxと表示されたその対応物に対応する。反転電源セクション1803では、更なる充電キャパシタ1836、 1846、 1856、及び1866は、充電キャパシタ1832、1842、1852、及び1862と同様な方法であるが、同じ入力波形を使用するが反対極性で、ダイオード1837、1838、1847、1848、1857、1858、1867、及び1868を介して周期的に充電されるため、結果として得られるのは、出力キャパシタ1876の両端の負の電源出力電圧1896である。こうして、電源は、同じデバイスにおいて、正出力電圧1885及び負出力電圧1896の双方を提供することができる。
図6は、反転/非反転交番二乗余弦波を有する波形を生成するための、本明細書で開示される種々の実施形態に関連して使用することができる信号発生器600の一例を示す略ブロック図である。図6に示すように、信号発生器600は、±Vsにピークを有する正弦波の形態の出力603を有する第1の正弦波形発生器602を備えることができる。正弦波信号603は、加算器610への入力として結合される。加算器610の他の入力は、固定レベルの+VsであるDC入力信号608である。結果として得られる信号607は、グラウンドと+Vsとの間にピークを有する正弦波信号603のDCオフセットバージョンである。DCオフセット正弦波信号607は、2つの経路に分割され、一方の経路は、アナログインバーター604に提供され、アナログインバーター604は、グラウンドと−Vsとの間にピークを有するDCオフセット正弦波信号607の位相反転バージョンを出力する。DCオフセット正弦波信号607及び反転DCオフセット正弦波信号609は、任意選択で、利得調整用の一対の増幅器605、606に提供することができ、所望である場合、両方の増幅器605、606の利得は同じである。増幅器605、606からの出力612、613は、入力信号607、609と同様の、互いに対して位相シフトしたDCオフセット正弦波である。スイッチ620は、出力612と613との間で交互になり、下側増幅器606からの正弦波が、その上部ピークに達する(上側増幅器605からの正弦波がその下側ピークに達するのと同時である)たびに、出力612と613との間で切換える。結果として得られるのは、図6の出力Vで示すように、非反転二乗余弦波と反転二乗余弦波との間のスムーズな移行を有する、半サイクルごとに、「非反転(non-inverted)」二乗余弦波と「反転(inverted)」二乗余弦波との間で交番する出力信号621である。
同様な技法を用いて、出力信号621の90度位相シフトしたバージョンを生成することができる。信号発生器600は、±Vsにピークを有する正弦波の形態の出力623を有する第2の正弦波形発生器622を備えてもよい。信号623は、信号603の反転バージョンであり、したがって、信号623は、信号603を単に反転することによって生成することができる。正弦波信号623は、加算器630への入力として結合される。加算器630の他の入力は、固定レベルの−VsであるDC入力信号608である。結果として得られる信号627は、グラウンドと−Vsとの間にピークを有する正弦波信号623のDCオフセットバージョンである。DCオフセット正弦波信号627は、2つの経路に分割され、1つの経路は、アナログインバーター624に提供され、アナログインバーター624は、グラウンドと+Vとの間にピークを有するDCオフセット正弦波信号627の位相反転バージョンを出力する。DCオフセット正弦波信号627及び反転DCオフセット正弦波信号629は、任意選択で、利得調整用の一対の増幅器625、626に提供することができ、所望である場合、両方の増幅器625、626の利得は同じである。増幅器625、626からの出力632、633は、入力信号627、629と同様の、互いに対して位相シフトした、DCオフセット正弦波である。スイッチ640は、出力632と633との間で交互になり、下側増幅器626からの正弦波が、その上部ピークに達する(上側増幅器625からの正弦波がその下側ピークに達するのと同時である)たびに、出力632と633との間で切換える。結果として得られるのは、図6の出力Vで示すように、非反転二乗余弦波と反転二乗余弦波との間のスムーズな移行を有する、半サイクルごとに、「非反転」二乗余弦波と「反転」二乗余弦波との間で交番する出力信号641である。
ともに、出力621及び641は、本明細書で開示される変圧器ベース電源の実施形態において入力信号VIN1及びVIN2として使用することができる。
実用的な用途では、信号発生器600からの出力信号(複数の場合もあり)は、小さなキャパシタ又は高周波フィルターを通過して、信号発生器600で意図せずに生成される場合がある残留DC成分が除去することができる。さらに、種々のバイアス電流調整及び他の実装詳細を、当技術分野でよく知られている技法に従って追加することができる。
代替的に、周期的交番波形を生成するために他の技法を使用することもできる。例えば、デジタル合成を用いて、上述した波形と同様の波形を生成することができる。図9に示す1つのこうした実施態様によれば、波形発生器900は、ルックアップテーブル905(例えば、読取り専用メモリ(ROM)又は他の不揮発性メモリストレージ)内にデジタル形態で波形データを記憶し、マイクロコントローラー、マイクロシーケンサー、有限状態機械、又は他のコントローラーの制御下で波形データを適切なシーケンスで読出す。デジタルデータは、一対のデジタル/アナログ変換器(DAC)910、911に、各波形について1つ提供することができる。すなわち、上記で述べたように、第1のDAC910は第1の変換済み波形914を出力し、第2のDAC911は、第1の変換済み波形914に対して同一であるが90度オフセットした第2の変換済み波形915を出力する。変換済み波形914、915は、平滑化のためにフィルター920、921に提供される。ともに、出力630及び631は、本明細書で開示される変圧器ベース電源の実施形態において入力信号VIN1及びVIN2として使用することができる。
他の実施形態では、ハブダイナモと原理上同様のロータ式機械発電機(rotorized mechanical generator)を、上記で述べ図2に示す、反転及び非反転の交番二乗余弦波の特性を有する波形を生成するために使用することができる。こうした波形発生器は、本明細書で開示する本発明の電源設計の大きなワット数の用途に特に適することができる。ハブダイナモ発電機は、通常、車軸上での永久磁石の回転によって作動し、磁石はワイヤコイル内に配設される。ハブダイナモ発電機の出力は、反転及び非反転の交番二乗余弦波を有する波形であると観測されている。相補的波形は、例えば、第1の磁石と同じ車軸上だが、第1のワイヤコイルから離れた第2のワイヤコイル内で第1の磁石に対して垂直の向きの第2の永久磁石を付加することによって生成することができる。2つの永久磁石は、好ましくは、車軸の長さに沿って互いから横にオフセットすることができる2つのワイヤコイルが持つのと同じサイズ及び物理特性を有する。車軸の回転は、モータ式技法、風力、又は他の手段を含む任意の適した手段によって達成される可能性がある。より一般的には、適切な波形は、1つ又は複数の磁界に対して相対回転運動状態にある、ワイヤコイルを有するロータリー交流発電機を使用して生成することができる。
電源が、比較的高いDC電圧を低いDC電圧に変換するために使用される場合、比較的高い電圧のDC源から生成される高周波AC波形は、一態様では、本明細書で述べる種々の実施形態で示すような1つ又は複数の小さな変圧器を通じて低電圧に変換される。電源の設計は、変換信号が整流された後に変圧器からの出力電圧を平滑化する大きな蓄電キャパシタについての必要性を回避することを可能にすることができる。電力変換器の入力及び出力はともに、理論的には、フィルタリングのために特別な磁気構成要素が全く必要とされないように、全ての出力レベルにおいてリップルなしにすることができる。出力蓄電要件をなくし、包括的フィルタリングをなくすことによって、例えば、従来のスイッチング電源と比較してサイズ及びコストを低減することができる。
上記で述べたように、実際には、変圧器ステージ又はその他のステージで任意の残留リップルを低減するために、何らかの小出力キャパシタンスが必要とされる可能性がある。こうしたわずかのリップルは、増幅器ステージに固有のインダクタンスによって生じる可能性がある。約300nF〜600nFのキャパシタンスが、25キロヘルツの周期波形で作動する50ワット電源に適切であることが予想される。このサイズのキャパシタンスは、従来のスイッチング電源について必要とされるキャパシタンスより大幅に小さい。
出力における任意の残留リップルを低減するために使用することができる別の技法は、低ドロップアウト(LDO)線形レギュレーターを使用することである。LDO線形レギュレーターは、一般に、出力信号と直列に配設されたパワーFETを含むことができる。差動増幅器は、LDO線形レギュレーターの入力と出力との小さなDC電圧差を維持するように、パワーFETを制御する。電圧差は、整流用回路の出力でピーク間リップル電圧より高い値に維持される。LDO線形レギュレーターは、フィルターによって、リップル電圧を拒否し、リップル電圧がその出力に現れるのを防止するように構成される。残留リップル電圧は、一般に、本明細書で述べ示す実施形態では非常に小さいと予想されるため、LDO線形レギュレーターは、残留リップルを低減するか又はなくすための、したがって、効率を大幅に損なうことなく、普通なら出力に持つことが望ましい場合がある小さな平滑化キャパシタの必要性を軽減するか又はなくすための1つのオプションである。
本明細書で開示されるいくつかの電源の実施形態は、2つの変圧器を使用して構築することができる。これらの変圧器は、低プロファイルに作製することができ、したがって、電源電子部品の総合サイズに著しい影響を及ぼさない場合がある。例えば、オーディオシステム用の200ワット電源の場合、一対のトロイダル変圧器が使用されてもよく、それぞれはサイズが約1”である。結果として得られるのは、同様なワット数の従来のスイッチング電源よりコンパクトである電源である。
本明細書で開示される電源設計は、数百ワットの電力範囲に限定されるのではなく、キロワット以上のずっと大きなDC−DC変換用途のために使用することもできる。
本明細書で開示される電源の実施形態は、従来のスイッチング電源と比較して大幅に低減されたEMIを有することができる。電圧波形が、図2の場合のように、すなわち、周期的反転/非反転二乗余弦波として現れる場合、対応する電流波形は、方形波であり、EMIの観点から望ましくない。図5の実施形態は、反転/非反転二乗余弦波を、変圧器ステージに送出される前に電流に変換することによってこれらの問題を克服する。この実施形態の比較的平滑な電流波形は、EMIの問題を軽減する。対応する電圧波形は方形波になるが、電圧方形波によって生成される静電放射は、電流方形波から生成されることになる電磁放射より、シールドし扱うのが容易である。
DC−DC変換の述べた方法によって生成されるEMIは、好ましい入力及び出力の電圧波形及び電流波形の低リップルの性質により、非常に低くすることができるが、時間に関して相補的波形の周波数を変調することによって、実効EMI放射を更に低減することが可能である。このタイプの変調は、残留干渉のスペクトル成分を、より広いスペクトル帯域幅にわたって拡散させ、これによって、任意の所与の周波数において干渉の平均振幅を低減する。変調波形は、本質的に周期的とすることもできるし、ランダム(疑似ランダムを含む)とすることもできる。周波数変調済み相補的波形1030、1031のセットの図の例は、図10に示される。この特定の例は、チャープ変調に基づき、波形1030、1031の波長の経時的な偏移は、例証だけのために図10において誇張されている。
種々の異なる変圧器設計及び技法は、本明細書で述べる種々の電源実施形態の変圧器ステージ(130、430、又は530)に関連して使用することができる。特定の変圧器設計は、所望の用途に従って選択することができる。例えば、変圧器は、1次巻線及び2次巻線が、磁気コアの周りに巻き付けられる前にともに撚り合わされる2本(bifilar)巻線を使用することができる。2本巻線は、漏れインダクタンスを低減する効果を有することができる。代替的に、1次巻線及び2次巻線が同軸に結合される同軸巻線を使用することもできる。同軸巻線も、漏れインダクタンスを大幅に低減することができる。
変圧器の形状及び構成の観点から、変圧器(複数の場合もあり)は、特に低いプロファイル及びおそらくはより簡単な製造を達成するために、(螺旋巻線によって)トロイダルとすることもできるし、そうでなければ平面とすることもできる。別のオプションは、例えば、本明細書で完全に述べられるかのように参照により本明細書に組込まれる、Herbertに対する米国特許第4,665,357号に全体が述べられるように、一連の中空立方状磁気コアを通して巻線を使用することである。なお別の可能性は、例えば、本明細書で完全に述べられるかのように参照により本明細書に組込まれる、Meretsky他に対する米国特許第4,210,859号に全体が述べられるように、角の張った縁部を有するトロイダル状磁気コアの側壁内のくり抜かれた溝内に、変圧器1次巻線/2次巻線の一方を(撚り合わされた対又は同軸対として)埋め込むことである。この例では、他の変圧器1次巻線/2次巻線は、従来のトロイダル変圧器と同様に、磁気コアに繰返し巻き付けられるが、1次巻線/2次巻線は、同軸対又は撚り合わされた対である。これを行うことによって、直交しかつ相互作用しない磁界が提供され、増加したエネルギー密度が提供される。この設計は、2つの独立した変圧器が、同じ磁気コアを共有することを可能にする。
もちろん、他の変圧器設計を利用することもできる。
本明細書で述べる電源設計及び技法は、ローカルな電池電源、そうでなければDC出力レベルに変換される前に、最初に入力DCレベルに変換されるライン電源を含む、異なるタイプの電力入力とともに使用することができる。ACライン電源が使用される場合、高電圧DCを生成するために、ラインAC電圧が最初に整流される。その後、DC−DC変換プロセスを、比較的高い周波数で実施することができるが、スイッチングモード電力変換と違って、このプロセスのために使用されるAC波形は、非常に低いレベルの無線周波数成分を有するため、電磁干渉は問題にならない。AC波形は、平滑でかつ非常に低いEMIを有するが、電源が、従来のスイッチングモード電源と通常同程度の、又は、それより良好な、非常に高い効率を保持するように使用される。
本明細書で述べる或る特定の実施形態によれば、高電圧DCから生成される高周波AC波形は、1つ又は複数の小さな変圧器を通じて低電圧に再び変換される。しかし、特定の設計によって、おそらく、整流後に出力電圧を平滑化する蓄電キャパシタの必要性が回避される。変換器の入力及び出力はともに、理論的には、全ての出力レベルにおいてリップルなしにすることができるため、フィルタリングのために特別な磁気構成要素が全く必要とされない。出力蓄電要件をなくし、包括的フィルタリングをなくすことによって、一般に、スイッチング電源と比較してサイズ及びコストが低減される。
出力蓄電キャパシタをなくすことは、更なる利益をもたらす。本明細書で開示される実施形態による電源は、制御信号に高速に応答できるため、効率がよく、高品質で、低ノイズで、低EMIのオーディオ電力増幅器用の高速トラッキング電源として使用することができる。DC電源が、電池又は外部電源から既に利用可能である場合、入力の整流及び蓄電は、なしで済ますことができ、出力蓄電キャパシタをなくすことによって、電源は、その後、著しく低いプロファイルで作製することができる。
本手法は、EMI低減に関連して損失が全くないか又は最小であり、また、競合すべき電力デバイスの動的スイッチング損失がないため、効率的な電源をもたらし、それにより、効率は、実際には90%を超えることができる。
変圧器を駆動するモード、スイッチングアーティファクトの削除、及び制御アーキテクチャーの簡略化は、スイッチングモード電源と比較して、設計プロセスを大幅に単純化し、市場に出るまでの時間を短縮することができる。
本明細書で述べ示す本発明の電源設計は、オーディオデバイス、可搬型電子機器(例えば、ラップトップ、携帯電話、又は無線デバイス等)、軍用機器、アビオニクス機器、医療機器、太陽電力変換、電力分配等を含む、多岐にわたる用途で使用法を見出すことができる。
種々の実施形態では、上述した実施形態に従って構築された電源は、例えば、オーディオ増幅器用の車両用電源として自動車業界で特定の有用性を見出すことができる。本明細書で述べる実施形態は、小型で、軽量で、かつ/又は薄い電源をもたらすことができ、その電源は、EMIの観点から比較的良性(benign)でありながら、費用がかからず、効率が高く、主要な構成要素を少なくすることができる。電源は、設計し生産するのをより簡単にすることができるため、より迅速に市場にもたらすことができ、したがって、より速い生産設計サイクルをもたらすことができる。とりわけ、低放射は、認可用の時間及びコストを低減する。簡単な設計プロセス、低い構成要素コスト、及び低い認可コストは、既存の電源手法に勝るかなりのコスト節約をもたらす。同様に、低プロファイル、低コスト及び重量、並びに非常に低い放射は、スイッチングモード電源設計によって実現することが現在のところ非常に難しい、車両内の場所での本発明の電源の使用を可能にする。
可搬型電池式製品の場合、低プロファイル能力は、達成することが現在のところ難しいフォームファクターを提供する。
より一般化された大規模な(heavy duty)電力分配用途の場合、大きなエネルギー貯蔵構成要素を使用することなく、リップルなし出力を生成する能力は、従来の手法に勝る明白な利点を有する。
種々の実施形態では、非常に低い入力リップル及び出力リップル並びに非常に低いEMI放射を有する、低コストで、軽量で、効率的で、絶縁された高速応答のDC出力電力変換器が提供される。電力変換器は、一般に、非常にわずかの出力蓄電キャパシタを必要とするため、非常に低いプロファイル構成で実装することができる。設計プロセスはまた、従来のスイッチングモード変換器より単純であり、より迅速な設計プロセスをもたらす。本電力変換器は、オーディオ増幅器について有利な使用法を有することができるが、その概念において具現化される一般原理は、本電力変換器が、多岐にわたる電力変換用途において適用されることを可能にする。
本明細書で述べる或る特定の実施形態は、或る特定の特性を有する2つの整流済み信号の結合によってDC出力信号を生成する。しかし、同じ原理は、適切な波形が選択されるとすれば、整流され加法的に合成される3つ以上の信号を有する構成に拡張することができる。
本発明の好ましい実施形態が本明細書で述べられたが、本発明の概念及び範囲内に留まる多くの変形が可能である。こうした変形は、仕様及び図面の検証後に当業者に明らかになるであろう。したがって、本発明は、任意の添付特許請求項の趣旨及び範囲内を除いて制限されない。

Claims (55)

  1. 第1の波形及び第2の波形を出力する波形発生器と、
    前記第1の波形に結合した第1の整流システムであって、第1の整流信号を出力するものと、
    前記第2の波形に結合した第2の整流システムであって、第2の整流信号を出力するものと、
    前記第1の整流信号及び前記第2の整流信号を連続して加法的に合成することによって形成されたDC出力信号と、
    含み、
    前記第1の整流信号及び前記第2の整流信号の和が前記DC出力信号のレベルに等しく、
    前記第1の整流信号及び前記第2の整流信号の両方は、ゼロでないとき、前記DC出力信号のレベルに同時に加法的に寄与する、電源。
  2. 前記波形発生器と前記第1の整流システム及び前記第2の整流システムとの間に挿入されたレベル変換回路を更に含み、前記レベル変換回路は、前記第1の波形及び前記第2の波形のステップアップバージョン又はステップダウンバージョンを出力する、請求項1に記載の電源。
  3. 前記レベル変換回路は、前記第1の波形の前記ステップアップバージョン又は前記ステップダウンバージョンに対応する前記第1の出力を出力する第1の変圧器と、前記第2の波形の前記ステップアップバージョン又は前記ステップダウンバージョンに対応する前記第2の出力を出力する第2の変圧器とを含む、請求項2に記載の電源。
  4. 前記第1の整流システムは第1の全波整流ブリッジを含み、前記第2の整流システムは第2の全波整流ブリッジを含む、請求項3に記載の電源。
  5. 前記レベル変換回路は、前記第1の波形の前記ステップアップバージョン又は前記ステップダウンバージョンに対応する前記第1の出力を出力する第1の対のスイッチドキャパシタ回路と、前記第2の波形の前記ステップアップバージョン又は前記ステップダウンバージョンに対応する前記第2の出力を出力する第2の対のスイッチドキャパシタ回路とを含み、前記第1の対のスイッチドキャパシタ回路及び前記第2の対のスイッチドキャパシタ回路は各々、キャパシタと、充電フェーズ間に前記キャパシタに流入しかつ放電フェーズ間に前記キャパシタから流出する電流波形を制御する相互コンダクタンス増幅器とを含む、請求項2に記載の電源。
  6. 前記第1の整流システムは、前記第1の対のスイッチドキャパシタ回路と前記DC出力信号との間にそれぞれ接続された第1の対の整流器を備え、前記第2の整流システムは、前記第2の対のスイッチドキャパシタ回路と前記DC出力信号との間にそれぞれ接続された第2の対の整流器を含み、前記第1の対の整流器及び前記第2の対の整流器のそれぞれの出力は、前記DC出力信号に接続される、請求項5に記載の電源。
  7. 前記第1の波形及び前記第2の波形はそれぞれ、非反転波及び反転波の交番周期シーケンスを含み、前記第1の波形及び前記第2の波形は、同一であるが互いに90度だけオフセットしている、請求項1に記載の電源。
  8. 前記第1の波形及び前記第2の波形はそれぞれ、反転二乗余弦波と交番する単一サイクル二乗余弦波の周期シーケンスを含む、請求項に記載の電源。
  9. 前記第1の波形及び前記第2の波形は、整流され加法的に合成された後、該第1の波形及び該第2の波形の加法的合成が、実質的にリップルのない状態で、前記DC出力信号の一定電圧レベルを生成するように選択される、請求項1に記載の電源。
  10. 前記DC出力信号の前記一定電圧レベルは、出力蓄電キャパシタなしで生成される、請求項9に記載の電源。
  11. 前記第1の整流信号及び前記第2の整流信号はそれぞれ、DCオフセットを有する余弦波形と、同じDCオフセットを有する正弦波形とを含む、請求項1に記載の電源。
  12. 前記波形発生器は、1つ又は複数の磁界に対し相対回転運動状態にあるワイヤコイルを有するロータリー交流発電機を含む、請求項に記載の電源。
  13. 第1の波形及び第2の波形を出力する波形発生器と、
    入力として前記第1の波形を受取る第1の変圧器と、
    入力として前記第2の波形を受取る第2の変圧器と、
    前記第1の変圧器の出力に結合した第1の整流ブリッジであって、第1の整流信号を出力する、第1の整流ブリッジと、
    前記第2の変圧器の出力に結合した第2の整流ブリッジであって、第2の整流信号を出力する、第2の整流ブリッジと、
    前記第1の整流信号及び前記第2の整流信号を連続して加法的に合成することによって形成されたDC出力信号と、
    含み、
    前記第1の整流信号及び前記第2の整流信号の和が前記DC出力信号のレベルに等しく、
    前記第1の整流信号及び前記第2の整流信号の両方は、ゼロでないとき、前記DC出力信号のレベルに同時に加法的に寄与する、電源。
  14. 前記第1の波形及び前記第2の波形はそれぞれ、反転二乗余弦波と交番する単一サイクル二乗余弦波の周期シーケンスを含み、前記第1の波形及び前記第2の波形は、同一であるが互いに90度だけオフセットしている、請求項13に記載の電源。
  15. 前記第1の整流信号及び前記第2の整流信号はそれぞれ、DCオフセットを有する余弦波形及び同じDCオフセットを有する正弦波形を含む、請求項14に記載の電源。
  16. 前記波形発生器に提供される、前記DC出力信号から引出されるフィードバック信号を更に含み、前記波形発生器は、前記フィードバック信号に応じて前記第1の波形及び前記第2の波形の少なくとも一方の増幅を調整するように働く、請求項13に記載の電源。
  17. 前記波形発生器は、電圧制御式増幅器に結合された出力信号を有する信号発生器を含む、請求項13に記載の電源。
  18. 前記第1の変圧器の前に配置された、前記第1の周期波形を増幅する第1の増幅器と、前記第2の変圧器の前に配置された、前記第2の周期波形を増幅する第2の増幅器とを更に含む、請求項13に記載の電源。
  19. 前記第1の増幅器及び前記第2の増幅器は、相互コンダクタンス増幅器であり、前記第1の波形及び前記第2の波形は電流波形であり、前記第1及び第2の整流信号は、連続して加法的に合成されたときに前記DC出力信号を形成する電流信号である、請求項18に記載の電源。
  20. 前記第1の変圧器及び前記第2の変圧器は、共通磁気コアを共有する、請求項13に記載の電源。
  21. 前記第1の整流ブリッジは、第1のセットの4つのダイオードを備える全波整流器であり、前記第2の整流ブリッジは、第2のセットの4つのダイオードを備える全波整流器である、請求項13に記載の電源。
  22. 第1の交番波形及び第2の交番波形を生成することと、
    前記第1の交番波形及び前記第2の交番波形を整流して第1の整流信号及び第2の整流信号をそれぞれ生成し、その場合、時間的に異なる瞬間における前記第1の整流信号及び前記第2の整流信号の和が実質的に一定値に等しいことと、
    前記第1の整流信号及び前記第2の整流信号を連続して加法的に合成することによって前記実質的に一定値でDC出力信号を形成することと、
    含み、
    前記第1の整流信号及び前記第2の整流信号の両方は、ゼロでないとき、前記DC出力信号のレベルに同時に加法的に寄与する、電力変換のための方法。
  23. 前記第1の交番波形及び前記第2の交番波形を整流する前に、該第1の交番波形及び該第2の交番波形を、ステップアップレベル又はステップダウンレベルに変換するステップを更に含む、請求項22に記載の方法。
  24. 前記第1の交番波形及び前記第2の交番波形を、前記ステップアップレベル又は前記ステップダウンレベルに変換するステップは、第1の変圧器において前記第1の交番波形を受取り、第1のレベル変換された交番波形を該第1の変圧器から出力することと、第2の変圧器において前記第2の交番波形を受取り、第2のレベル変換された交番波形を該第2の変圧器から出力することとを含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記レベル変換された第1の交番波形及び第2の交番波形を整流して前記第1の整流信号及び前記第2の整流信号をそれぞれ生成するステップは、前記第1のレベル変換された交番波形を第1の全波整流器に印加し、前記第1の整流信号を生成することと、前記第2のレベル変換された交番波形を第2の全波整流器に印加し、前記第2の整流信号を生成することと、を含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記第1の交番波形及び前記第2の交番波形を、前記ステップアップレベル又は前記ステップダウンレベルに変換するステップは、第1の対のスイッチドキャパシタ回路に前記第1の交番波形を印加し、第1のレベル変換された交番波形を出力させることと、第2の対のスイッチドキャパシタ回路に前記第2の交番波形を印加し、第2のレベル変換された交番波形を出力させることと、を含む、請求項23に記載の方法。
  27. 前記第1の対のスイッチドキャパシタ回路と前記DC出力信号との間で、少なくとも第1の対の整流器を結合し、前記第1のレベル変換された交番波形の整流を実施することと、前記第2の対のスイッチドキャパシタ回路と前記DC出力信号との間で、少なくとも第2の対の整流器を結合し、前記第2のレベル変換された交番波形の整流を実施することと、を更に含む、請求項26に記載の方法。
  28. 前記第1の交番波形及び前記第2の交番波形はそれぞれ、非反転波及び反転波の交番周期シーケンスを含み、前記第1の交番波形及び前記第2の交番波形は、同一であるが互いに90度だけオフセットしている、請求項22に記載の方法。
  29. 前記第1の交番波形及び前記第2の交番波形はそれぞれ、反転二乗余弦波と交番する単一サイクル二乗余弦波の周期シーケンスを含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記第1の整流信号及び前記第2の整流信号はそれぞれ、DCオフセットを有する余弦波形及び同じDCオフセットを有する正弦波形を含む、請求項29に記載の方法。
  31. 前記第1の交番波形及び前記第2の交番波形は、整流され加法的に合成された後、該第1の交番波形及び前記第2の交番波形の加法的合成が、実質的にリップルのない状態で、前記DC出力信号の一定電圧レベルを生成するように選択される、請求項22に記載の方法。
  32. 前記DC出力信号の前記一定電圧レベルは、出力蓄電キャパシタなしで生成される、請求項31に記載の方法。
  33. 前記第1の交番波形及び前記第2の交番波形は、1つ又は複数の磁界に対し相対回転運動状態にあるワイヤコイルを有するロータリー交流発電機を使用して生成される、請求項22に記載の方法。
  34. 前記第1の変圧器を通る電流及び前記第2の変圧器を通る電流は、連続であり、急激な遷移、段差、又は不連続性がない、請求項24に記載の方法。
  35. 前記第1の整流信号、前記第2の整流信号、及び前記DC出力信号はいずれも電圧信号である、請求項24に記載の方法。
  36. 前記第1の整流信号、前記第2の整流信号、及び前記DC出力信号はいずれも電圧信号である、請求項1に記載の電源。
  37. 前記第1の整流信号および前記第2の整流信号は、互いに90度だけオフセットしている正弦波形であり、前記正弦波形の各々は各全波形サイクル上にゼロ以上の電圧レベルを有する、請求項36に記載の電源。
  38. 前記第1の整流信号、前記第2の整流信号、及び前記DC出力信号はいずれも電圧信号である、請求項13に記載の電源。
  39. 前記第1の整流信号および前記第2の整流信号は、互いに90度だけオフセットしている正弦波形であり、前記正弦波形の各々は各波形サイクル上でゼロ以上である、請求項36に記載の電源。
  40. 複数の波形を出力するように構成された波形発生器と、
    複数の整流システムであって、各々が前記波形の1つを受取り、対応する整流信号を出力し、それにより複数の整流信号を生成するようにされ、前記複数の整流信号の和が実質的に一定値に等しいものと、
    前記複数の整流システムに結合した加算回路であって、前記複数の整流信号を連続して加算することによって前記実質的に一定値と等しいレベルでDC出力信号を形成するように働くものと、
    を含み、
    前記複数の整流信号は、ゼロでないとき、前記DC出力信号のレベルに同時に加法的に寄与する、電力変換器
  41. 前記整流システムは全波整流器である、請求項40に記載の電力変換器。
  42. 前記波形発生器と前記複数の整流システムとの間に挿入されたレベル変換回路をさらに含み、前記レベル変換回路は前記複数の波形のステップアップバージョン又はステップダウンバージョンを出力する、請求項40に記載の電力変換器。
  43. 前記レベル変換回路は、前記波形の前記ステップアップバージョン又は前記ステップダウンバージョンを出力するように働く複数の変圧器を含む、請求項42に記載の電力変換器。
  44. 前記レベル変換回路は、前記第1の波形の前記ステップアップバージョン又は前記ステップダウンバージョンを出力するように働く複数の対のスイッチドキャパシタ回路を含む、請求項42に記載の電力変換器。
  45. 前記波形は二つあり、前記複数の整流信号は二つある、請求項40に記載の電力変換器。
  46. 前記波形の各々は、反転二乗余弦波と交番する単一サイクル二乗余弦波の周期シーケンスを含む、請求項45に記載の電力変換器。
  47. 第1の時間変化波形信号及び第2の時間変化波形信号を出力するように働く波形発生器と、
    前記波形発生器に結合した第1の整流システムであって、前記第1の時間変化波形信号に応じて第1の全波整流信号を出力するように働くものと、
    前記波形発生器に結合した第2の整流システムであって、前記第2の時間変化波形信号に応じて第2の全波整流信号を出力するように働くものと、
    前記第1の整流システム及び前記第2の整流システムに結合した加算回路であって、前記第1の全波整流信号及び第2の全波整流信号を連続して加算することによってDC出力信号を形成するように働くものと、
    を含み、
    前記第1の全波整流信号及び前記第2の全波整流信号の和は前記DC出力信号のレベルに等しく、
    前記第1の全波整流信号及び前記第2の全波整流信号の両方は、ゼロでないとき、前記DC出力信号のレベルに同時に加法的に寄与する、電力変換装置
  48. 前記波形発生器と前記第1及び第2の整流システムとの間に挿入されたレベル変換回路を含み、前記レベル変換回路は前記第1の時間変化波形信号及び第2の時間変化波形信号の前記ステップアップバージョン又は前記ステップダウンバージョンを出力する、請求項47に記載の電力変換装置。
  49. 前記レベル変換回路は、前記第1及び第2の時間変化波形信号の前記ステップアップバージョン又は前記ステップダウンバージョンを出力するように働く複数の変圧器を含む、請求項48に記載の電力変換装置。
  50. 前記第1の変圧器及び前記第2の変圧器を通る電流は急激な遷移又は不連続性なしに連続する、請求項49に記載の電力変換装置。
  51. 前記レベル変換回路は、前記第1及び第2の時間変化波形信号の前記ステップアップバージョン又は前記ステップダウンバージョンを出力するように働く複数のスイッチドキャパシタ回路を含む、請求項48に記載の電力変換装置。
  52. 前記波形の各々は、反転二乗余弦波と交番する単一サイクル二乗余弦波の周期シーケンスを含む、請求項47に記載の電力変換装置。
  53. 前記DC出力信号は実質的にリップルがないものである、請求項47に記載の電力変換装置。
  54. 前記第1の全波整流信号、前記第2の全波整流信号、及び前記DC出力信号はいずれも電圧信号である、請求項47に記載の電力変換装置。
  55. 前記第1の整流信号および前記第2の整流信号は、互いに90度だけオフセットしている正弦波形であり、前記正弦波形の両方は各波形サイクル上でゼロ以上である、請求項47に記載の電力変換装置。
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