JP5475128B2 - ワイヤレス通信ネットワークにおけるデバイスの同期 - Google Patents

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Description

関連出願
本出願は、両方とも本出願の譲受人に譲渡され、参照によって本明細書に組み込まれている、2009年7月23日に出願した、「SYNCHRONIZATION USING ASYNCHRONOUS NODEBS」という名称の米国特許仮出願第61/227,946号、および2010年1月15日に出願した、「SYNCHRONIZATION USING ASYNCHRONOUS NODEBS」という名称の米国特許仮出願第61/295,594号に対する優先権を主張する。
本開示は概して、通信に関し、より詳細には、ワイヤレス通信ネットワークにおける同期のための技法に関する。
ワイヤレス通信ネットワークは、たとえば音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージ通信、ブロードキャストなど、様々な通信コンテンツを提供するために広く展開されている。こうしたワイヤレスネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって、複数のユーザをサポートすることが可能な多重アクセスネットワークであり得る。このような多重アクセスネットワークの例には、符号分割多重アクセス(CDMA)ネットワーク、時分割多重アクセス(TDMA)ネットワーク、周波数分割多重アクセス(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークがある。
ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのデバイスのための通信をサポートし得るいくつかのマクロ基地局を含み得る。デバイスは、ホーム基地局、ユーザ機器(UE)、中継器などでよい。デバイスは、時間同期されることが望ましい場合がある。時間同期は、デバイスに、(i)そのタイミングを基準時間ソースに直接整合させ、または(ii)そのタイミングを、マクロ基地局を介して基準時間ソースに間接的に整合させることによって達成することができる。基準時間ソースは、全地球測位システム(GPS)などの全地球航法衛星システム(GNSS)でよい。ただし、デバイスは、GNSS能力をもたない場合があり、および/またはGNSS信号を受信することが可能でない場合がある(たとえば、屋内での展開により)。さらに、マクロ基地局は、非同期式である場合がある。このようなシナリオにおいても、同期を実施することが望ましいであろう。
ワイヤレス通信ネットワーク内のデバイスを同期させるための技法について、本明細書に記載する。デバイスは、GNSS能力および/またはGNSSカバレージをもたない場合があり、ワイヤレスネットワーク内のマクロ基地局は非同期式である場合がある。それにも関わらず、干渉を軽減し、かつ/または他の恩恵を受けるために、デバイスを同期させることが望ましい場合がある。
ある態様において、デバイスは、その送信時間を、基地局からの時間オフセットに基づいて設定すればよい。ある設計では、デバイスは、デバイスでの、基地局に対する受信時間を決定することができる。デバイスは、基地局に対する時間オフセットを、ネットワークエンティティから取得することができる。デバイスは次いで、その送信時間を、基地局に対する受信時間および時間オフセットに基づいて設定すればよい。時間オフセットは、協定世界時(UTC)である基準時間に対して基地局が非同期である度合いを補償し得る。
別の態様では、デバイスは、他のデバイスの同期をサポートするために、1つまたは複数の基地局に関する時間差情報を決定し、送ることができる。ある設計では、時間差情報は、基地局からの時間オフセットを備え得る。デバイスは、デバイスでの、基地局に対する受信時間を決定することができる。デバイスは次いで、基地局に対する受信時間および基準時間(たとえば、UTC時間)に基づいて、基地局に対する時間オフセットを決定することができる。別の設計では、時間差情報は、基地局のペアに関する到達時間差(TDOA)測定値を備え得る。デバイスは、デバイスでの、第1の基地局に対する第1の受信時間と、第2の基地局に対する第2の受信時間とを決定することができる。デバイスは、こうした基地局に対する受信時間に基づいて、第1および第2の基地局に関するTDOA測定値を決定することができる。複数の基地局に関するTDOA測定値を使って、こうした基地局に対する時間オフセットを決定することができる。
さらに別の態様では、ネットワークエンティティは、デバイスの同期をサポートし得る。ネットワークエンティティは、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を受信することができ、時間差情報に基づいて、少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定することができる。ネットワークエンティティは、少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを、各デバイスの送信時間を設定するのに使うために、デバイスに与えることができる。ある設計では、時間差情報は、少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを備えてよく、1つまたは複数のデバイスから受信され得る。別の設計では、時間差情報は、複数の基地局に関するTDOA測定値を備え得る。ネットワークエンティティは、TDOA測定値に基づいて、複数の基地局に対する複数の時間オフセットを決定することができる。
本開示の様々な態様および特徴を、以降でさらに詳しく記載する。
ワイヤレス通信ネットワークを示す図。 2つの基地局に対する受信時間に基づいて2つのデバイスの送信時間を設定する2つのデバイスを示す図。 デバイスの送信時間を決定するプロセスを示す図。 デバイスの送信時間を決定する装置を示す図。 デバイスによる同期をサポートするプロセスを示す図。 基地局に対する時間オフセットを決定するプロセスを示す図。 TDOA測定値を決定するプロセスを示す図。 デバイスによる同期をサポートする装置を示す図。 ネットワークエンティティによる同期をサポートするプロセスを示す図。 ネットワークエンティティによる同期をサポートする装置を示す図。 基地局と、デバイスと、同期サーバとを示すブロック図。
本明細書に記載する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のネットワークなど、様々なワイヤレス通信ネットワークに用いることができる。「ネットワーク」および「システム」という用語はしばしば、入れ換えて使われる。CDMAネットワークは、たとえばユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA)および他のCDMA変形体を含む。cdma2000は、IS−2000標準と、IS−95標準と、IS−856標準とをカバーする。TDMAネットワークは、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、たとえば次世代UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、ダウンリンクではOFDMAを利用するE−UTRAを、およびアップリンクではSC−FDMAを用いるUMTSの新規リリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織による文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織による文書に記載されている。本明細書に記載する技法は、上で言及したワイヤレスネットワークおよび無線技術ならびに他のワイヤレスネットワークおよび無線技術に用いることができる。
図1は、いくつかの基地局と他のネットワークエンティティとを含み得るワイヤレス通信ネットワーク100を示す。基地局は、UEと通信するエンティティでよく、ノードB、進化型ノードB(eNB)、アクセスポイントなどとも呼ばれ得る。「基地局」および「eNB」という用語は、本明細書では入れ換えて使われる。eNBは、ある特定の地理的エリアに通信カバレージを提供することができ、カバレージエリア内に置かれたUEのための通信をサポートすることができる。ネットワーク容量を向上させるために、eNBのカバレージエリア全体を、複数(たとえば、3つ)の小規模エリアに分割すればよい。各小規模エリアは、それぞれのeNBサブシステムによってサービスされ得る。3GPPでは、「セル」という用語は、このカバレージエリアにサービスするeNBおよび/またはeNBサブシステムの最小カバレージエリアを指し得る。
eNBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。図1に示す例において、eNB110a、110b、110cは、それぞれ、マクロセル102a、102b、102c用のマクロeNBでよい。eNB112a、112bは、それぞれ、フェムトセル104a、104b用のホームeNB(HeNB)でよい。eNB114は、ピコセル106用のピコeNBでよい。
ワイヤレスネットワーク100は、中継器も含み得る。中継器は、アップストリームステーション(たとえば、eNBやUE)からデータの送信を受信し、ダウンストリームステーション(たとえば、UEやeNB)にデータの送信を送ることができるエンティティでよい。中継器は、他のUE向けの送信を中継することができるUEでもよい。図1に示す例において、中継器110rは、eNB110aとUE120rとの間の通信を容易にするために、マクロeNB110aおよびUE120rと通信することができる。中継器は、中継局、中継器eNB、中継基地局などとも呼ばれ得る。
UE120は、ワイヤレスネットワーク全体に分散されてよく、各UEは、ステイショナリ−でもモバイルでもよい。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、ステーションなどとも呼ばれ得る。UEは、セルラーホン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)ステーション、スマートフォン、ネットブック、スマートブックなどでよい。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクを介してeNBと通信することができる。ダウンリンク(または順方向リンク)は、eNBからUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)は、UEからeNBへの通信リンクを指す。UEは、他のUEとピアツーピア(P2P)で通信することもできる。図1に示す例において、UE120aと120bは、ピアツーピアで通信することができ、たとえば、P2P通信に関与していないとき、または可能性としてはP2P通信と同時に、eNBと通信することも可能でよい。
ネットワークコントローラ130は、1セットのeNBに結合してよく、こうしたeNBを協調させ、制御する。ネットワークコントローラ130は、移動管理エンティティ(MME)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局コントローラ(BSC)、モバイル交換局(MSC)などでよい。ネットワークコントローラ130は、迂回中継によりeNBと通信することができる。eNBは、たとえば、ワイヤレスまたはワイヤライン迂回中継により、直接または間接的に、互いと通信することもできる。同期サーバ140は、ネットワークコントローラ130に結合されてよく、後で説明するように、eNB、中継器、およびUEの同期をサポートすることができる。
ワイヤレスネットワーク100は、同期動作も非同期動作もサポートすることができる。同期動作に対して、eNBは、類似したフレームタイミングを有してよく、相異なるeNBからの送信は時間整合され得る。eNBは、たとえば米国全地球位置測位システム(GPS)、欧州ガリレオシステム、ロシアのGLONASSシステム、中国のCOMPASSシステム、インドの航法衛星システム(IRNSS)、日本の準天頂衛星システム(QZSS)などのGNSSに基づいて同期を達成し得る。簡単にするために、「GNSS」という用語は総称的に、本明細書における記述では、どのGNSSも指す。非同期動作に対して、eNBは、異なるフレームタイミングを有してよく、相異なるeNBからの送信は時間整合されなくてよい。
ワイヤレスネットワーク内のデバイスに対して、時間および/または周波数同期を達成することが望ましいであろう。デバイスは、HeNB、ピコeNB、中継器、UEなどでよい。ただし、デバイスは、GNSS能力をもたない場合もあり、GNSS能力をもつがGNSS信号を受信することはできない場合もある。したがって、デバイスは、GNSSによる同期を達成することができない場合がある。このようなシナリオでは、デバイスは、ネットワークリスニングを用いて自己同期を実施すればよい。ネットワークリスニングのために、デバイスは、様々なマクロeNBから信号を受信することができ、受信信号に基づいてデバイスの時間および/または周波数を設定すればよい。ただし、マクロeNBは、(たとえば、欧州では)同期をとられなくてもよい。このようなケースでは、デバイスは、様々なマクロeNBのカバレージ内にあってよく、こうしたマクロeNB向けに様々な時間基準を有し得る。様々な時間基準により、特に時分割複信(TDD)ワイヤレスネットワークでは、セル境界で重大な干渉問題が生じ得る。その結果、非同期マクロeNBのみが存在するときにHeNBの展開が妨げられ得る。
ある態様において、デバイス(たとえば、HeNB、UE、または中継器)は、マクロeNBの受信時間に基づいてデバイスの送信時間を設定することができるが、マクロeNBが基準時間(たとえば、UTC時間)に対して非同期である度合いを補償するために、時間オフセットを適用してもよい。たとえば、マクロeNBの受信時間が、基準時間から10マイクロ秒(μs)ずれている場合、デバイスは、その送信時間を、基準時間とほぼ整合されるように10μsだけ進めればよい。異なるマクロeNBは、異なる送信時間を有し得るので、異なる時間オフセットに関連づけられ得る。異なるデバイスは、その送信時間を、異なるマクロeNBの受信時間に基づいて設定してよく、異なるマクロeNBに対する異なる時間オフセットに基づいてほぼ同期され得る。こうした技法を用いて、デバイスがGNSS能力もGNSSカバレージももたないがマクロeNBから信号は受信し得るときでも、同期を達成することができる。
図2は、2つの非同期マクロeNBに基づいてHeNBの送信時間を設定する2つのHeNBを示す。第1のマクロeNB(eNB1)は、1つまたは複数の同期信号を備えるダウンリンク信号を、eNB1_TX_Timeという送信時間に送信することができる。第1のHeNB(HeNB1)は、eNB1からダウンリンク信号を、HeNB1_RX_Timeという受信時間に受信することができるが、受信は、eNB1の送信時間から、PD1という伝播遅延だけ遅れ得る。ある設計では、HeNB1は、HeNB1_TX_Timeという送信時間を、eNB1に対する受信時間および時間オフセットに基づいて設定することができ、たとえば、HeNB1_TX_Time=HeNB1_RX_Time−Offset1となり、ここでOffset1は、eNB1に対する時間オフセットである。
同様に、第2のマクロeNB(eNB2)は、1つまたは複数の同期信号を備えるダウンリンク信号を、eNB2_TX_Timeという送信時間に送信することができる。第2のHeNB(HeNB2)は、eNB2からダウンリンク信号を、HeNB2_RX_Timeという受信時間に受信することができるが、受信は、eNB2の送信時間から、PD2という伝播遅延だけ遅れ得る。ある設計では、HeNB2は、HeNB2_TX_Timeという送信時間を、eNB2に対する受信時間および時間オフセットに基づいて設定することができ、たとえば、HeNB2_TX_Time=HeNB2_RX_Time−Offset2となり、ここでOffset2は、eNB2に対する時間オフセットである。
図2に示すように、HeNB1およびHeNB2は、こうしたHeNBがその送信時間を非同期マクロeNBに基づいて設定することができるとしても、ほぼ同期した送信時間を有し得る。各マクロeNBに対する時間オフセットは、そのマクロeNBが基準時間に対して非同期である度合いを補償することができる。
図2に示す設計では、デバイス(たとえば、HeNBやUE)の送信時間は、以下のように、マクロeNBに対する受信時間および時間オフセットに基づいて設定することができる。
Figure 0005475128
上式で、Device_RX_Timeは、デバイスでの、マクロeNBからの信号の受信時間であり、
Offsetは、マクロeNBに対する時間オフセットであり、
Device_TX_Timeは、デバイスの送信時間である。
別の設計では、デバイスの送信時間は、以下のように、マクロeNBに対する受信時間および時間オフセットならびにマクロeNBとデバイスとの間の伝播遅延に基づいて設定することができる。
Figure 0005475128
上式で、PDは、マクロeNBとデバイスとの間の伝播遅延である。
伝播遅延は、往復遅延(RTD)測定値、受信信号強度測定値、および/または他の測定値に基づいて推定することができる。伝播遅延は、カバレージまたはマクロeNB内の全デバイスに関して、平均または予想伝播遅延に設定してもよい。伝播遅延は、サイクリックプレフィックス長の、ある特定の割合(たとえば、2分の1)に設定してもよい。
概して、デバイスは、その送信時間を、1つまたは複数のマクロeNBに対する1つまたは複数の時間オフセットに基づいて設定することができる。デバイスは、その送信時間を、たとえば、式(1)または(2)に示すように、単一のマクロeNBに対する単一の時間オフセットに基づいて設定してもよい。デバイスは、その送信時間を、複数のマクロeNBに対する複数の時間オフセットに基づいて設定してもよい。たとえば、デバイスは、各マクロeNBに対するその初回送信時間を、そのマクロeNBに対する受信時間および時間オフセットに基づいて決定してよく、次いで、その初回送信時間を、全マクロeNBに関して平均して、デバイスに対する最終送信時間を取得すればよい。
ある設計では、図1の同期サーバ140(または他の何らかの指定ネットワークエンティティ)が、マクロeNBに対する時間オフセットをデバイスに与えて、デバイスがその送信時間を設定することを可能にし得る。同期サーバ140は、UE、HeNB、ロケーション管理ユニット(LMU)、および/またはマクロeNBから信号を受信するとともにGNSS能力をもち得る他のエンティティから、時間差情報を取得することができる。同期サーバ140は、時間差情報を使って、各マクロeNBに対する時間オフセットを決定することができる。
マクロeNBに対する時間オフセットは、様々なやり方で決定することができる。第1の設計では、マクロeNBに対する時間オフセットは、基準時間(たとえば、UTC時間)に基づいて決定することができる。デバイスは、マクロeNBのカバレージ内にあってよく、そのGNSS能力に基づいてUTC時間を決定することができる。デバイスは、デバイスでのマクロeNBの受信時間も決定することができ、マクロeNBに対する時間オフセットを、以下のように決定することができる。
Figure 0005475128
デバイスは、マクロeNBの時間オフセットおよびセル識別(ID)を同期サーバ140に報告してよい。同期サーバ140は、時間オフセットを、マクロeNBのカバレージ内の他のデバイスに与えてよい。こうしたデバイスは、その送信時間を、たとえば、式(1)に示すように、マクロeNBに対するデバイスの受信時間ならびにマクロeNBに対する時間オフセットに基づいて設定することができる。こうしたデバイスは次いで、ほぼUTC時間に送信することができる。
概して、同期サーバ140は、1つのマクロeNBに関して、1つまたは複数のデバイスから1つまたは複数の時間オフセットを受信し得る。同期サーバ140は、時間オフセットすべてを平均して、マクロeNBに対する単一の時間オフセットを取得することができる。平均化により、(i)(たとえば、より優れたGNSSカバレージを有するデバイスからの)より正確な時間オフセット、または(ii)より最近取得された時間オフセット、または(iii)マクロeNBのカバレージエッジ近くのデバイスからの時間オフセット、または(iv)他の何らかの時間オフセットに対して、より重みが与えられ得る。マクロeNBの時間オフセットは、周波数誤差によるマクロeNBでのタイミングドリフトを相殺するように、周期的にアップデートすることができる。
第2の設計では、マクロeNBに対する時間オフセットは、様々なマクロeNBに関するTDOA測定値に基づいて決定することができる。マクロeNBのカバレージ内のデバイスは、異なるマクロeNBの間のTDOAを測定することができる。ある設計では、所与のデバイスでの、2つのマクロeNBxとeNByとの間のTDOAは、
Figure 0005475128
と表すことができ、上式で、Device_RX_Time(x)は、デバイスでの、マクロeNBxに対する受信時間であり、
Device_RX_Time(y)は、デバイスでの、マクロeNByに対する受信時間であり、
TDOA(x,y)は、マクロeNBxおよびeNByに関するTDOA測定値である。
別の設計では、eNBxとeNByとの間のTDOAは、
Figure 0005475128
と表すことができ、上式で、eNBx_Offsetは、マクロeNBxに対する時間オフセットであり、
eNBy_Offsetは、マクロeNByに対する時間オフセットである。
式(5)における設計の場合、各マクロeNBに対する受信時間は、そのマクロeNBに対する時間オフセットだけ調節され得る。全マクロeNBに対する調節受信時間は、各マクロeNBに対する時間オフセットを取り除くことによって、ほぼ同期し得る。
異なるデバイスは、異なるマクロeNBに関してTDOA測定値を取得することができ、TDOA測定値を同期サーバ140に報告すればよい。同期サーバ140は、こうしたマクロeNBに対する時間オフセットを、報告されたTDOA測定値に基づいて計算することができる。第2の設計は、非同期マクロeNBと通信するデバイスの同期を、どのデバイスでのGNSS能力も必要とせずにサポートすることができる。
ある設計では、マクロeNBに対する時間オフセットは、最小平均二乗誤差(MMSE)計算を使って、報告されたTDOA測定値に基づいて決定することができる。測定値誤警報(たとえば、誤ったピークを選んだことによる、大きい測定値誤差)の影響を削減するために、入手可能な全TDOA測定値を使って、時間オフセットを決定すればよい。MMSEに基づく時間オフセットの計算は、例により示すことができる。この例では、eNB1〜eNB5として示される5つのマクロeNBが存在してよく、テーブル1の第1列に挙げる実時間オフセット(たとえば、UTC時間と比較して)をもち得る。5つのマクロeNBに関して7つのTDOA測定値を取得することができ、簡単にするために、こうした値には誤差がないものとしてよい。7つのTDOA測定値は、テーブル1の第2列に挙げられており、eNB3およびeNB5に関する1つの重複TDOA測定値を含む。
Figure 0005475128
TDOA測定値は、以下のように行列の形で表すことができる。
Figure 0005475128
上式で、xは、決定されるべき未知のものである、マクロeNBに対する時間オフセットのベクトルであり、
Hは、各TDOA測定値に対するマクロeNBのペアを識別する測定インジケータ行列であり、
yは、マクロeNBに関するTDOA測定値のベクトルである。
上述し、テーブル1に示した例に関して、測定インジケータ行列HおよびTDOA測定ベクトルyは、
Figure 0005475128
と表すことができる。
時間オフセットは、以下のように、MMSEに基づいて決定することができる。
Figure 0005475128
上式で、Iは識別行列であり、
Figure 0005475128
は、行列を可逆にするための、ノイズ分散(たとえば、
Figure 0005475128
であり、
VはMMSE解行列であり、
H」は、エルミートまたは共役転置を示す。
テーブル1に示す例に関して、解行列Vおよび時間オフセットベクトルxは、
Figure 0005475128
として与えられ得る。
MMSEの解は、全時間オフセットの和がゼロと等しくなるように、5つのマクロeNBに対して5つの時間オフセットを与え得る。5つのマクロeNBに対する実時間オフセットは、MMSEの解によって与えられる各時間オフセットに+1.40の共通時間オフセットを加えることによって取得することができる。共通時間オフセットは、UTC時間に基づいて計算された、マクロeNBに対する時間オフセットにより取得され得る。
ある設計では、共通時間オフセットが入手できない場合、あるマクロeNBに対する時間オフセットはゼロに設定してよい。上の例では、eNB1に対する時間オフセットはゼロに設定してよく、すると、eNB2、eNB3、eNB4およびeNB5に対する時間オフセットは、それぞれ、−1、1、−2、および−1に等しくなり得る。eNB1は、2という実時間オフセットをもち、その時間オフセットは0に設定されているので、残りの全マクロeNBに対する時間オフセットも、その実時間オフセットから2だけずれる。この設計では、5つのマクロeNBのカバレージ内のデバイスは、時間オフセットがゼロに設定されているeNB1のタイミングを追跡すればよい。
各マクロeNBのタイミングは、そのマクロeNBの周波数誤差に基づいて決定されたレートでドリフトし得る。すると、全デバイスのタイミングは、時間オフセットがゼロに設定されているマクロeNBと同様にドリフトし得る。ある設計では、異なるマクロeNBに対する時間オフセットは、異なる時間間隔中にゼロに設定することができる。たとえば、eNB1に対する時間オフセットは、第1の時間間隔中にゼロに設定することができ、次いで、eNB2に対する時間オフセットは、第2の時間間隔中にゼロに設定することができ、次いで、eNB3に対する時間オフセットは、第3の時間間隔中にゼロに設定することができる、などのようになる。異なるマクロeNBに対する時間オフセットを、異なる時間間隔中にゼロに設定することによって、デバイスは、いずれか1つのマクロeNBではなく、全マクロeNBの算術平均/平均タイミングドリフトを追跡することができる。算術平均時間ドリフトは、どの1つのマクロeNBの時間ドリフトよりもはるかに小さくなり得る。
式(8)に示すように、解行列Vは、1セットのマクロeNBに対する時間オフセットを計算するのに使われる1セットのTDOA測定値に対して定義され得る測定インジケータ行列Hに依存し得る。行列Hは、多数のマクロeNBまたは多数のTDOA測定値に対しては大きくなり得る。行列Vの計算複雑性は、行列Hのサイズに依存し得る。計算複雑性を低下させるためには、ワイヤレスネットワーク内のマクロeNBを、クラスタに分割すればよい。各クラスタは、どのマクロeNBから他のどのマクロeNBにも、TDOA測定「エッジ」を通るパスがあるように完全に接続され得る1セットのマクロeNBに対応し得る。各クラスタごとに、そのクラスタ中のマクロeNBに対して行列Hおよびベクトルyを定義することができ、ベクトルxをクラスタに関して別個に計算して、クラスタ中のマクロeNBに対する時間オフセットを(共通時間オフセットとともに)取得することができる。
次いで、各クラスタをノードとして扱うことによって、時間オフセット計算を繰り返せばよい。クラスタは、グループに分割することができ、各グループは、1セットのクラスタに対応し得る。各グループのために、行列Hおよびベクトルyをグループ中のクラスタに対して定義することができ、ベクトルyは、クラスタ間のTDOA測定値を含む。各TDOA測定値は、クラスタ内共通時間オフセットを取り除くように修正することができる。たとえば、eNBxとeNByのペアに関するTDOA測定値は、
Figure 0005475128
として与えることができ、上式で、RX_Time(x)およびRX_Time(y)は、ある特定のデバイスでの、eNBxおよびeNByに対する受信時間である。eNBxはクラスタ1に属してよく、eNByはクラスタ2に属してよい。
クラスタ1とクラスタ2との間の時間オフセットは、以下のように計算することができる。
Figure 0005475128
上式で、eNBx_OffsetおよびeNBy_Offsetは、それぞれ、クラスタ1、2に対する時間オフセット計算によって与えられる、eNBxおよびeNByに対する時間オフセットでよい。
クラスタ1、2中のマクロeNBに関するTDOA測定値は次いで、Offset(1,2)だけ調節すればよい。他のクラスタペアに対するオフセットも、同様に計算し、こうしたクラスタ中のマクロeNBに対するTDOA測定値を調節するのに使うことができる。次いで、ベクトルxを各グループに関して別個に計算して、グループ中のクラスタに対する時間オフセットを(共通時間オフセットとともに)取得することができる。時間オフセット計算が完了した後、グループ中の全クラスタに対する算術平均時間オフセットを、各マクロeNBに対する時間オフセットから差し引いて、算術平均時間ドリフトに続くことができる。
2つのレベルをもつ階層構造に対する時間オフセット計算について、上に記載した。概して、ワイヤレスネットワーク内のマクロeNBは、任意の数のレベルをもつ階層状に分割することができる。各レベルでのクラスタまたはグループのサイズは、MMSE解の質が損なわれないように、十分大きいべきである。
マクロeNBに対する時間オフセットは、上述したように、MMSEに基づいて決定することができる。マクロeNBに対する時間オフセットは、最小二乗法または他の何らかの技法に基づいて決定することもできる。
別の設計では、マクロeNBに対する時間オフセットは、連結グラフに基づいて決定することができる。このグラフは、(i)マクロeNBに対応するノードと、(ii)ノードを連結し、TDOA測定値に対応するエッジとを含み得る。グラフに対して初期マクロeNBを選択することができ、このeNBに対する時間オフセットはゼロに設定してよく、たとえば、eNB1_Offset=0となる。グラフは次いで、TDOA「エッジ」を追加することによって構築され得る。ある設計では、グラフ中の既存ノードを孤立ノードに連結するエッジは、新規エッジを付け加えるとき、既に連結されているノードに対する時間オフセットを調節する必要なく選択することができる。別の設計では、どのエッジを選択してもよく、既に連結されているノードに対する時間オフセットを、選択エッジに合わせて調節すればよい。両方の設計において、ループが作成される予定がない場合は、2つのノードを連結する新規エッジを追加することができる。ループが作成される予定がある場合、新規エッジは、新規エッジが連結している2つのノードの時間オフセットを修正するための何らかの手順で、破棄しても、追加してもよい。このプロセスは、全エッジが検討されるまで繰り返してよい。このプロセスは、反復して(たとえば、異なる初期マクロeNBから始めて、または異なる順序でエッジを検討することによって、など)実施することができる。いずれのケースでも、プロセスを完了した後、グラフ中の全ノードに対する算術平均時間オフセットを決定し、各ノードに対する時間オフセットから差し引けばよい。すると、この結果、デバイスは、グラフ中の全ノードに関する算術平均時間ドリフトに続く。
デバイスは、絶対時間ではなく周期的時間に基づいて、様々なマクロeNBに関するTDOA測定値を取得することができる。たとえば、各マクロeNBは、Qミリ秒(ms)ごとに同期信号を送信することができる。デバイスは、そのマクロeNBによって送信された同期信号に基づいて、各マクロeNBに対する受信時間を測定することができる。デバイスは次いで、Qを法とする様々なマクロeNBに関するTDOA測定値を取得することができるが、その結果、TDOA測定値に基づいて導出された時間オフセットに誤差が生じる。たとえば、eNB1、eNB2およびeNB3として示される3つのマクロeNBが存在してよく、それぞれ、0、2、4の実時間オフセットをもち得る。3つのTDOA測定値が、取得され、TDOA(2,1)=2、TDOA(3,2)=2、およびTDOA(1,3)=1を含み得る。TDOA(1,3)は−4のはずだが、周期的時間により1と測定される。こうした3つのマクロeNBに対する時間オフセットは、報告されたTDOA測定値に基づいて、−0.33、0.00、および+0.33として計算することができるが、正しい時間オフセットは、−1.93、0.00、および+1.93であるべきである。
モジュロQのTDOA測定値による潜在誤差は、報告されたTDOA測定がQ/2に近い場合、報告されたTDOA測定およびそのモジュロQバージョン両方を使うことによって解決することができる。具体的には、報告されたTDOA測定値がTの場合、時間オフセットは、この報告TDOA測定値に対するTおよび−(Q−T)という2つの仮定に関して計算することができる。周期性Qは、マクロeNBのシステムフレーム番号(SFN)を読み取ることによって増大され得る。
ある設計では、デバイスは、マクロeNBに対する受信時間を測定し、またはデバイスによって選択されたどの時間にも、異なるマクロeNBに対するTDOA測定を行うことができる。デバイスは、デバイスによって選択されたどの時間にも、時間オフセットまたはTDOA測定値を同期サーバ140に報告することができる。別の設計では、デバイスは、ある特定のマクロeNBに対する受信時間を同時に測定することもでき、様々なマクロeNBに対するTDOA測定を同時に行うこともできる。全デバイスが同時にブランクになって(または送信しなくて)よい調整無音方式(coordinated silence scheme)を用いて、基地局をモニタすることができ、この方式は次いで、あるデバイスの送信が別のデバイスの受信と干渉するのを防止し得る。
式(3)に示すように、マクロeNBに対する時間オフセットは、デバイスでの、マクロeNBに対する受信時間に基づいて決定することができる。式(4)に示すように、マクロeNBのペアに関するTDOAは、デバイスでの、こうしたマクロeNBに対する受信時間に基づいて測定することができる。デバイスでの、マクロeNBに対する受信時間は、図2に示すように、マクロeNBの送信時間ならびにマクロeNBとデバイスとの間の伝播遅延に依存し得る。式(3)で計算される時間オフセットと式(4)で計算されるTDOA測定値の両方が、デバイスと各マクロeNBとの間の伝播遅延に影響され得る。
ある設計では、伝播遅延は、UTC時間からの最大可能時間オフセット(上述した第1の設計の場合)または最小絶対TDOA(第2の設計の場合)を使うことによって補償することができる。というのは、この2つは、セルエッジデバイスに対応する可能性があり得るからである。第1の設計の場合、1セットのデバイスが、所与のマクロeNBに対する1セットの時間オフセットを報告し得る。1セットの時間オフセットの中の最大時間オフセットは、カバレージエッジ近くに置かれたデバイスからの時間オフセットに対応し得る。この最大時間オフセットは、使うために選択してもよく、平均化においてより大きい重みを与えられてもよい。第2の設計の場合、1セットのデバイスが、マクロeNBのペアに関する1セットのTDOA測定値を報告し得る。1セットのTDOA測定値の中の最小TDOA測定値は、カバレージエッジ近くに置かれたデバイスからのTDOA測定値に対応し得る。この最小TDOA測定値は、マクロeNBに対する時間オフセットを計算するのに使うために選択してもよく、平均化においてより大きい重みを与えられてもよい。
ある設計では、所与のデバイスXが、マクロeNBに対する時間オフセットを同期サーバ140から取得することができ、デバイスの送信時間を、上述したように、マクロeNBに対するデバイスの受信時間および時間オフセットに基づいて設定することができる。ある設計では、他のデバイスが、マルチホップ方式を使って、別のデバイス(たとえば、デバイスX)に対する他のデバイスの受信時間に基づいて、他のデバイスの送信時間を設定することができる。デバイスXおよび他のデバイスは次いで、ほぼ同じ時間に送信することができる。たとえば、2つのHeNBが、マクロeNBのカバレージ内にあり得る。第1のHeNBは、その送信時間を、マクロeNBに対するその受信時間およびマクロeNBに対する時間オフセットに基づいて設定することができる。第2のHeNBは、その送信時間を、第1のHeNBに対する受信時間に基づいて設定することができる。第1および第2のHeNBのカバレージ内のUEは、その送信時間を、それぞれ、第1および第2のHeNBに対するその受信時間に基づいて設定することができる。HeNBおよびそのUEは次いで、同期され得る。
別の態様では、デバイスは、無線フレーム整列を実施することができ、同期サーバ140または他の何らかのエンティティによって与えられ得る無線フレームオフセットに基づいて、マクロeNBの無線フレーム境界を決定することができる。デバイスは、GNSS、もしくはIEEE1588v2、または他の何らかの技法から、UTC時間を取得することも可能であり得る。ただし、デバイスは、マクロeNBの無線フレーム境界が分からない場合がある。同期サーバ140が、ある特定のUTC時間(たとえば、1980年1月6日00:00)に対する無線フレームオフセットを与えることができる。デバイスは、UTC時間のデバイス推定値と無線フレームオフセットとを使って、マクロeNBの無線フレーム境界を決定することができる。無線フレーム整列は、同じ周波数チャネル上で送られるダウンリンク送信とアップリンク送信との間の干渉を避けるために、TDDワイヤレスネットワークでは特に重要であり得る。デバイスは、同期サーバ140からのSFN情報に基づいて、使うべきSFNを決定することもできる。
概して、マクロeNBと同期されたデバイスは、マクロeNBと同じ無線技術も、異なる無線技術も使用することができる。たとえば、デバイス(たとえば、HeNB)は、マクロeNBによって使われる同じ無線技術(たとえば、LTE)を使って、別のデバイス(たとえば、UE)と通信することができる。あるいは、デバイス(たとえば、HeNB)は、ある無線技術(たとえば、LTE)を使って、マクロeNBから信号を受信することができ、別の無線技術(たとえば、Wi−Fi)を使って、別のデバイス(たとえば、UE)と通信することができる。
本明細書に記載する技法は、上述したように、時間同期に用いることができる。時間同期のために、デバイスは、その送信時間を、マクロeNBに対する時間オフセットに基づいて設定すればよい。本技法は、たとえば、異なるマクロeNBが異なる周波数をもつ場合は、周波数同期に用いることもできる。周波数同期のために、デバイスは、そのキャリア周波数を、同期サーバ140によって与えられ得る、マクロeNBに対するキャリア周波数および周波数オフセットに基づいて設定すればよい。マクロeNBのキャリア周波数が異なるときでも、異なるデバイスのキャリア周波数がほぼ整合されるように、異なるマクロeNBに対して異なる周波数オフセットが決定されてよい。
本明細書に記載する技法は、デバイス(たとえば、HeNB、UE、中継器など)が、非同期式であり得るマクロeNBによる同期を達成することを可能にし得る。マクロeNBは、通常のやり方で動作することができ、同期を達成するのに、デバイスの動作に影響されることはない。デバイスは、同期サーバ140(または、指定されたネットワークエンティティ)と通信して、時間オフセットを取得することができる。時間オフセットは、マクロeNBによってフォワードされ得る信号メッセージを介して送ることができる。本技法は、既存の第2世代(2G)および第3世代(3G)ワイヤレスネットワークならびに新規第4世代(4G)ワイヤレスネットワークに応用可能であり得る。
同期サーバ140は、デバイスから時間差情報(たとえば、時間オフセットおよび/またはTDOA測定値)を受信することができ、マクロeNBに対する時間オフセットを決定することができる。ある設計では、同期サーバ140は、MME、HeNB管理サーバ(HMS)、運用、管理および保守(OAM)サーバ、ロケーションサーバ、または他の何らかのネットワークエンティティなど、既存のネットワークエンティティの一部でよい。別の設計では、同期サーバ140は、デバイスの同期をサポートし得る別個のネットワークエンティティでよい。ある設計では、単一の同期サーバが、全地理的エリアにサービスし得る。別の設計では、複数の同期サーバが、相異なる地理的エリアにサービスすることができ、サーバのカバレージの境界での時間オフセットを計算するためのメッセージを交換することができる。
図3は、送信時間を決定するプロセス300の設計を示す。プロセス300は、HeNB、UE、中継器、または他の何らかのエンティティでよいデバイスによって実施することができる。デバイスは、ワイヤレスネットワーク内の少なくとも1つの他のマクロ基地局とは非同期なマクロ基地局でよい基地局に対する受信時間を決定することができる(ブロック312)。デバイスは、基地局に対する時間オフセットを、たとえば、ネットワークエンティティから取得することができる(ブロック314)。ある設計では、時間オフセットは、基準時間、たとえば、UTC時間に基づいて決定することができる。別の設計では、時間オフセットは、複数の基地局に関するTDOA測定値に基づいて決定することができる。
デバイスは、その送信時間を、たとえば、式(1)に示すように、基地局に対する受信時間および時間オフセットに基づいて設定すればよい(ブロック316)。デバイスは、基地局とデバイスとの間の伝播遅延も決定することができ、デバイス送信時間を、たとえば、式(2)に示すように、伝播遅延にさらに基づいて設定すればよい。
ある設計では、デバイスは、その送信時間に基づいて信号を送信してよい(ブロック318)。信号は、第2の基地局に対する第2の時間オフセットに基づいて設定される送信時間をもち得る第2のデバイスによって送信される第2の信号と同期し得る。基地局と第2の基地局は、非同期でよい。ある設計では、基地局に対する時間オフセットはゼロでよく、第2の基地局に対する第2の時間オフセットは非ゼロでよい。デバイスと第2のデバイスの両方が、基地局と同期され得る。別の設計では、基地局に対する時間オフセットおよび第2の基地局に対する第2の時間オフセットは、基準時間に基づいて決定され得る。デバイスと第2のデバイスの両方が、基準時間と同期され得る。ある設計では、別のデバイスが、デバイスによって送信される信号に基づいて、デバイスと同期され得る。
ある設計では、デバイスは、無線フレーム整列を実施することができ、UTC時間決定することができる。デバイスは次いで、UTC時間および基地局に対する時間オフセットに基づいて、基地局の無線フレーム境界を決定することができる。
ある設計では、デバイスは、周波数同期を実施することができる。デバイスは、デバイスでの、基地局のキャリア周波数を決定することができる。デバイスは、基地局に対する周波数オフセットを(たとえば、ネットワークエンティティから)取得することができ、デバイスのキャリア周波数を、基地局のキャリア周波数および基地局に対する周波数オフセットに基づいて設定することができる。
図4は、送信時間を決定する装置400の設計を示す。装置400は、デバイスでの、基地局に対する受信時間を決定するためのモジュール412と、デバイスによって、基地局に対する時間オフセットを取得するためのモジュール414と、基地局に対する受信時間および時間オフセットに基づいてデバイスの送信時間を設定するためのモジュール416と、デバイスの送信時間に基づいて信号を送信するためのモジュール418とを含む。
図5は、同期をサポートするプロセス500の設計を示す。プロセス500は、HeNB、UE、中継器、または他の何らかのエンティティでよいデバイスによって実施することができる。デバイスは、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を決定することができる(ブロック512)。デバイスは、時間差情報を、少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定するのに使うために、ネットワークエンティティ(たとえば、同期サーバ)に送ることができる(ブロック514)。
図6は、時間差情報を決定するプロセス600の設計を示す。プロセス600は、図5のブロック512の一設計であり得る。デバイスは、デバイスでの、基地局に対する受信時間を決定することができる(ブロック612)。デバイスは、たとえば、式(3)に示すように、基地局に対する受信時間および基準時間に基づいて、基地局に対する時間オフセットを決定することができる(ブロック614)。基準時間は、GPSなどのGNSSから取得され得るUTC時間に基づき得る。デバイスは、基地局とデバイスとの間の伝播遅延も決定することができ、伝播遅延にさらに基づいて、基地局に対する時間オフセットを決定することができる。図5のブロック512における時間差情報は、基地局に対する時間オフセットを備え得る。
図7は、時間差情報を決定するプロセス700の設計を示す。プロセス700は、図5のブロック512の別の設計であり得る。デバイスは、デバイスでの、第1の基地局に対する第1の受信時間を決定することができ(ブロック712)、デバイスでの、第2の基地局に対する第2の受信時間も決定することができる(ブロック714)。デバイスは、たとえば、式(4)に示すように、第1および第2の基地局に対する第1および第2の受信時間に基づいて、第1および第2の基地局に関するTDOA測定値を決定することができる(ブロック716)。デバイスは、第1の基地局に対する第1の時間オフセットと第2の基地局に対する第2の時間オフセットとを取得することもできる。デバイスは次いで、たとえば、式(5)に示すように、第1および第2の時間オフセットにさらに基づいて、第1および第2の基地局に関するTDOA測定値を決定することができる。図5のブロック512における時間差情報は、TDOA測定値を備え得る。
ある設計では、デバイスは、周波数同期もサポートし得る。デバイスは、少なくとも1つの基地局に関する周波数差情報を決定することができ、周波数差情報を、少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの周波数オフセットを決定するのに使うために、ネットワークエンティティに送ることができる。ある設計では、周波数差情報は、基地局に対する周波数オフセットを備え得る。デバイスは、デバイスでの基地局のキャリア周波数を決定することができ、基地局のキャリア周波数および基準周波数に基づいて、基地局に対する周波数オフセットを決定することができる。基準周波数は、GNSSまたは他の何らかの基準ソースからのものでよい。
ある設計では、デバイスは、第1の無線技術に基づいて、少なくとも1つの基地局(たとえば、少なくとも1つのマクロeNB)によって送信される少なくとも1つの信号を受信し得る。デバイスは、少なくとも1つの受信信号に基づいて、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を決定することができる。ある設計では、デバイス(たとえば、HeNB)は、第1の無線技術に基づいて、別のデバイス(たとえば、UE)と通信することができる。別の設計では、デバイスは、第1の無線技術とは異なる第2の無線技術に基づいて、別のデバイスと通信することができる。時間差情報を決定するのに使われる無線技術はしたがって、デバイスによって通信に使われる無線技術と同じでも、異なってもよい。
図8は、同期をサポートする装置800の設計を示す。装置800は、デバイスによって少なくとも1つの基地局に関する時間差情報(たとえば、時間オフセットやTDOA測定値)を決定するためのモジュール812と、時間差情報を、少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定するのに使うために、ネットワークエンティティに送るためのモジュール814とを含む。
図9は、同期をサポートするプロセス900の設計を示す。プロセス900は、同期サーバでも、MMEでも、HMSでも、OAMサーバでも、ロケーションサーバでも、または他の何らかのエンティティでもよいネットワークエンティティによって実施することができる。ネットワークエンティティは、非同期式であり得る、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を受信し得る(ブロック912)。ネットワークエンティティは、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報に基づいて、少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定することができる(ブロック914)。ネットワークエンティティは、少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを、少なくとも1つのデバイスの送信時間を設定するのに使うために、少なくとも1つのデバイスに与えることができる(ブロック916)。
ある設計では、時間差情報は、少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを備えてよく、1つまたは複数のデバイスから受信され得る。ネットワークエンティティは、デバイスから受信された、基地局からの時間オフセットを、基地局と同期しているか、または通信している他のデバイスに与えてよい。ネットワークエンティティは、基地局に対する複数の時間オフセットを、たとえば、様々なデバイスから受信することができる。ネットワークエンティティは、複数の時間オフセットを平均して、基地局に対する時間オフセットを取得することができる。ネットワークエンティティは、基地局に対する時間オフセットとして、複数の時間オフセットから最大時間オフセットを選択してもよい。
別の設計では、時間差情報は、複数の基地局に関するTDOA測定値を備え得る。ネットワークエンティティは、複数の基地局に関するTDOA測定値に基づいて、複数の基地局に対する複数の時間オフセットを、たとえば、MMSE計算を用いて決定することができる。ある設計では、ネットワークエンティティは、複数の基地局の1つに対する時間オフセットをゼロに設定すればよい。デバイスは次いで、この1つの基地局のタイミングに同期され得る。別の設計では、ネットワークエンティティは、異なる基地局に対する時間オフセットを、異なる時間間隔中にゼロに設定すればよい。ある設計では、ネットワークエンティティは、所与の基地局ペアに関する複数のTDOA測定値を受信することができ、こうした複数のTDOA測定値の中の最小TDOA測定値を使って、基地局に対する時間オフセットを決定することができる。
ある設計では、ネットワークエンティティは、周波数同期をサポートし得る。ネットワークエンティティは、少なくとも1つの基地局に関する周波数差情報を受信することができ、少なくとも1つの基地局に関する周波数差情報に基づいて、少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの周波数オフセットを決定することができる。ネットワークエンティティは、少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの周波数オフセットを、各デバイスのキャリア周波数を設定するのに使うために、デバイスに与えることができる。
図10は、同期をサポートする装置1000の設計を示す。装置1000は、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を受信するためのモジュール1012と、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報に基づいて、少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定するためのモジュール1014と、少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを、少なくとも1つのデバイスの送信時間を設定するのに使うために、少なくとも1つのデバイスに与えるためのモジュール1016とを含む。
図4、8、10のモジュールは、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子部品、論理回路、メモリ、ソフトウェアコード、ファームウェアコードなど、またはそのどの組合せも備え得る。
図11は、マクロ基地局/eNB110およびデバイス118の設計のブロック図を示す。デバイス118は、HeNB、UE、中継器、または他の何らかのエンティティでよい。基地局110は、T個のアンテナ1134a〜1134tを装備してよく、デバイス118は、R個のアンテナ1152a〜1152rを装備してよく、概してT≧1かつR≧1である。
基地局110で、送信プロセッサ1120が、データソース1112からデータを、およびコントローラ/プロセッサ1140から制御情報(たとえば、時間オフセットを搬送するメッセージ)を受信し得る。プロセッサ1120は、データと制御情報とを処理し(たとえば、エンコードし、変調し)て、それぞれ、データシンボルと制御シンボルとを取得することができる。プロセッサ1120は、同期信号、基準信号などに対する基準シンボルを生成することもできる。送信(TX)多重入出力(MIMO)プロセッサ1130は、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して、適用可能な場合は空間処理(たとえば、プリコーディング)を実施することができ、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)1132a〜1132tに与えることができる。各変調器1132は、それぞれの出力シンボルストリーム(たとえば、OFDM用など)を処理して、出力サンプルストリームを取得することができる。各変調器1132は、出力サンプルストリームをさらに処理し(たとえば、アナログにコンバートし、増幅し、フィルタリングし、アップコンバートし)て、ダウンリンク信号を取得することができる。変調器1132a〜1132tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれ、T個のアンテナ1134a〜1134tを介して送信され得る。
デバイス118で、アンテナ1152a〜1152rは、基地局110および他の基地局からダウンリンク信号を受信することができ、それぞれ、受信信号を復調器(DEMOD)1154a〜1154rに与えることができる。各復調器1154は、それぞれの受信信号を調整し(たとえば、フィルタリングし、増幅し、ダウンコンバートし、デジタル化し)て、入力サンプルを取得することができる。各復調器1154は、入力サンプル(たとえば、OFDM用など)をさらに処理して、受信シンボルを取得することができる。MIMO検出器1156は、R個すべての復調器1154a〜1154rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合は受信シンボルに対してMIMO検出を実施し、検出シンボルを与えることができる。受信プロセッサ1158は、検出シンボルを処理し(たとえば、復調し、復号し)、デバイス118に対する復号データをデータシンク1160に与え、復号制御情報をコントローラ/プロセッサ1180に与えることができる。
アップリンクでは、デバイス118において、送信プロセッサ1164が、データソース1162からデータを、およびコントローラ/プロセッサ1180から制御情報(たとえば、時間差情報)を受信し得る。プロセッサ1164は、データと制御情報とを処理し(たとえば、エンコードし、変調し)て、それぞれ、データシンボルと制御シンボルとを取得することができる。プロセッサ1164は、基準信号に対する基準シンボルを生成することもできる。送信プロセッサ1164からのシンボルは、適用可能な場合はTX MIMOプロセッサ1166によってプリコードされ、変調器1154a〜1154r(たとえば、SC−FDM、OFDM用など)によってさらに処理され、基地局110、および可能性としては他の基地局に送信され得る。基地局110で、デバイス118および他のデバイスからのアップリンク信号は、アンテナ1134によって受信され、復調器1132によって処理され、適用可能な場合はMIMO検出器1136によって検出され、受信プロセッサ1138によってさらに処理されて、デバイス118および他のデバイスによって送られた復号データと制御情報とを取得することができる。プロセッサ1138は、復号データをデータシンク1139に、復号制御情報をコントローラ/プロセッサ1140に与えればよい。
コントローラ/プロセッサ1140、1180は、それぞれ、基地局110およびデバイス118での動作を指令することができる。デバイス118でのプロセッサ1180および/または他のプロセッサならびにモジュールは、図3のプロセス300、図5のプロセス500、図6のプロセス600、図7のプロセス700、および/または本明細書に記載する技法のための他のプロセスを実施することも指令することもできる。メモリ1142、1182は、それぞれ、基地局110およびデバイス118用のデータとプログラムコードとを格納することができる。通信(Comm)ユニット1144は、基地局110が他のネットワークエンティティと通信することを可能にし得る。スケジューラ1146は、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでのデータ送信のためにデバイスをスケジュールすることができる。
デバイス118は、GNSS能力を有してよく、衛星152からの信号の測定を行うことができる。こうした測定の値は、処理されて、UTC時間、デバイス118に関するロケーション推定値などを取得することができる。あるいは、デバイス118は、GNSS能力をもたなくてもよい。
図11は、図1の同期サーバ140の設計も示す。同期サーバ140において、コントローラ/プロセッサ1190は、デバイスの同期をサポートするための様々な機能を実施し得る。メモリ1192は、同期サーバ140用のプログラムコードとデータとを格納し得る。記憶ユニット1194は、デバイスから受信された時間差情報、基地局に対する時間オフセット、および/またはデバイスの同期に関係する他の情報を格納し得る。通信ユニット1196は、同期サーバ140が、他のネットワークエンティティと通信することを可能にし得る。コントローラ/プロセッサ1190は、デバイスから時間差情報を受信し、基地局に対する時間オフセットを決定し、時間オフセットを要求側デバイスに与え得る。コントローラ/プロセッサ1190は、図9のプロセス900および/または本明細書に記載する技法のための他のプロセスを実施することもできる。
情報および信号は、異なる様々な技術および技法のどれを用いても表され得ることが当業者には理解されよう。たとえば、上記説明を通して参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルおよびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁気粒子、光場もしくは光学粒子、またはそのどの組合せでも表すことができる。
本明細書における開示に関連して記載した様々な例示的論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることが当業者には理解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの入換えを明白に示すために、様々な例示的コンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップについては、概してその機能性によって上述した。このような機能性が、ハードウェアとして、それともソフトウェアとして実装されるかは、具体的な適用分野およびシステム全体に課される設計制約に依存する。当業者は、記載した機能性を、具体的な各適用分野に対して、様々なやり方で実装してよいが、このような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきでない。
本明細書における開示に関連して記載した様々な例示的論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能論理素子、離散ゲートもしくはトランジスタ論理、離散ハードウェアコンポーネント、または本明細書に記載した機能を実施するように設計されたその任意の組合せで実装され、または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサでよいが、代替形態では、プロセッサは、従来のどのプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態マシンでもよい。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPおよびマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアを併用する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または他のこのような任意の構成の組合せとしても実装され得る。
本明細書における開示に関連して記載した方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアとして、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールとして、またはこの2つの組合せとしても実施することができ得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取外し可能ディスク、CD−ROM、または当該分野において公知である他のどの形の記憶媒体の中にも存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読むとともに情報を書き込めるように、プロセッサに結合される。代替形態では、記憶媒体は、プロセッサに統合され得る。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICに存在し得る。ASICは、ユーザ端末に存在し得る。代替態様では、プロセッサおよび記憶媒体は、離散コンポーネントとしてユーザ端末に存在し得る。
1つまたは複数の例示的設計では、記載した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはその組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体に1つまたは複数の命令またはコードとして格納され、またはコードを介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にするどの媒体も含むコンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または特殊目的コンピュータによってアクセスされ得る市販されているどの媒体でもよい。限定ではなく例として、このようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスク記憶、磁気ディスク記憶もしくは他の磁気記憶デバイス、または所望のプログラムコード手段を命令もしくはデータ構造の形で搬送し、もしくは格納するのに使われ、汎用もしくは特殊目的コンピュータまたは汎用もしくは特殊目的プロセッサによってアクセスされ得る他のどの媒体も備え得る。また、どの接続も、正しくはコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、ラジオ、およびマイクロ波などの無線技術を使ってウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、ラジオ、およびマイクロ波などの無線技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含むが、ディスク(disk)は通常はデータを磁気的に再現し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再現する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
本開示の前述の説明は、どの当業者も、本開示を実行し、または利用することを可能にするために与えられている。本開示に対する様々な修正が、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、他の変形形態に適用することができる。したがって、本開示は、本明細書に記載した例および設計に限定されることを意図しているのではなく、本明細書で開示した原理および新規特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] デバイスでの、基地局に対する受信時間を決定することと、
前記デバイスによって、前記基地局に対する時間オフセットを取得することと、
前記基地局に対する前記受信時間および前記時間オフセットに基づいて、前記デバイスの送信時間を設定することと
を備える、ワイヤレス通信のための方法。
[C2] 前記時間オフセットを前記取得することは、ネットワークエンティティから前記時間オフセットを受信することを備える、
C1に記載の方法。
[C3] 前記時間オフセットは、基準時間に基づいて決定される、C1に記載の方法。
[C4] 前記時間オフセットは、複数の基地局に対する到達時間差(TDOA)測定値に基づいて決定される、
C1に記載の方法。
[C5] 前記基地局と前記デバイスとの間の伝播遅延を決定することをさらに備え、前記デバイスの前記送信時間は、前記伝播遅延にさらに基づいて設定される、
C1に記載の方法。
[C6] 前記デバイスの前記送信時間に基づいて信号を送信することをさらに備え、前記信号は、第2の基地局に対する第2の時間オフセットに基づいて設定された送信時間をもつ第2のデバイスによって送信される第2の信号と同期し、前記基地局と前記第2の基地局は、非同期である、
C1に記載の方法。
[C7] 前記基地局に対する前記時間オフセットは、ゼロであり、前記第2の基地局に対する前記第2の時間オフセットは、非ゼロであり、前記デバイスおよび前記第2のデバイスは、前記基地局に同期される、
C6に記載の方法。
[C8] 前記基地局に対する前記時間オフセットおよび前記第2の基地局に対する前記第2の時間オフセットは、基準時間に基づいて決定され、前記デバイスおよび前記第2のデバイスは、前記基準時間に同期される、
C6に記載の方法。
[C9] 前記デバイスの前記送信時間に基づいて信号を送信することをさらに備え、第2のデバイスは、前記デバイスによって送信される前記信号に基づいて、前記デバイスに同期される、
C1に記載の方法。
[C10] 前記デバイスによって協定世界時(UTC)時間を決定することと、
前記UTC時間および前記基地局に対する前記時間オフセットに基づいて、前記基地局の無線フレーム境界を決定することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C11] 前記デバイスでの、前記基地局のキャリア周波数を決定することと、
前記デバイスによって、前記基地局に対する周波数オフセットを取得することと、
前記基地局の前記キャリア周波数および前記基地局に対する前記周波数オフセットに基づいて、前記デバイスのキャリア周波数を設定することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C12] 前記基地局は、マクロ基地局であり、前記デバイスは、ホーム基地局、またはユーザ機器(UE)、または中継器である、
C1に記載の方法。
[C13] デバイスでの、基地局に対する受信時間を決定するための手段と、
前記デバイスによって、前記基地局に対する時間オフセットを取得するための手段と、 前記基地局に対する前記受信時間および前記時間オフセットに基づいて、前記デバイスの送信時間を設定するための手段と
を備える、ワイヤレス通信のための装置。
[C14] 前記基地局と前記デバイスとの間の伝播遅延を決定するための手段をさらに備え、前記デバイスの前記送信時間は、前記伝播遅延にさらに基づいて設定される、
C13に記載の装置。
[C15] 前記デバイスの前記送信時間に基づいて、信号を送信するための手段をさらに備え、前記信号は、第2の基地局に対する第2の時間オフセットに基づいて設定された送信時間をもつ第2のデバイスによって送信される第2の信号と同期し、前記基地局と前記第2の基地局は、非同期である、
C13に記載の装置。
[C16] 前記デバイスの前記送信時間に基づいて、信号を送信するための手段をさらに備え、第2のデバイスは、前記デバイスによって送信される前記信号に基づいて、前記デバイスに同期される、
C13に記載の装置。
[C17] デバイスでの、基地局に対する受信時間を決定し、前記デバイスによって、前記基地局に対する時間オフセットを取得し、前記基地局に対する前記受信時間および前記時間オフセットに基づいて前記デバイスの送信時間を設定するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える、
ワイヤレス通信のための装置。
[C18] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記基地局と前記デバイスとの間の伝播遅延を決定し、前記伝播遅延にさらに基づいて、前記デバイスの前記送信時間を設定するように構成される、
C13に記載の装置。
[C19] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記デバイスの前記送信時間に基づいて信号を送信するように構成され、前記信号が、第2の基地局に対する第2の時間オフセットに基づいて設定された送信時間をもつ第2のデバイスによって送信される第2の信号と同期し、前記基地局と前記第2の基地局が非同期である、
C13に記載の装置。
[C20] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記デバイスの前記送信時間に基づいて信号を送信するように構成され、第2のデバイスは、前記デバイスによって送信される前記信号に基づいて、前記デバイスに同期される、
C13に記載の装置。
[C21] 少なくとも1つのコンピュータに、デバイスでの、基地局に対する受信時間を決定させるコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記デバイスによって、前記基地局に対する時間オフセットを取得させるコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記基地局に対する前記受信時間および前記時間オフセットに基づいて前記デバイスの送信時間を設定させるコードと
を備える非一時的コンピュータ可読媒体を備える、
コンピュータプログラム製品。
[C22] デバイスによって、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を決定することと、 前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定するのに使うために、前記時間差情報をネットワークエンティティに送ることと
を備える、ワイヤレス通信のための方法。
[C23] 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報を前記決定することは、
前記デバイスでの、基地局に対する受信時間を決定することと、
前記基地局に対する前記受信時間および基準時間に基づいて、前記基地局に対する時間オフセットを決定することと
を備え、前記時間差情報は、前記基地局に対する前記時間オフセットを備える、
C22に記載の方法。
[C24] 前記基準時間は、協定世界時(UTC)に基づく、
C23に記載の方法。
[C25] 前記基準時間は、全地球航法衛星システム(GNSS)に基づく、
C23に記載の方法。
[C26] 前記基地局と前記デバイスとの間の伝播遅延を決定することをさらに備え、前記基地局に対する前記時間オフセットは、前記伝播遅延にさらに基づいて決定される、
C23に記載の方法。
[C27] 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報を前記決定することは、
前記デバイスでの、第1の基地局に対する第1の受信時間を決定することと、
前記デバイスでの、第2の基地局に対する第2の受信時間を決定することと、
前記第1の基地局に対する前記第1の受信時間および前記第2の基地局に対する前記第2の受信時間に基づいて、前記第1および第2の基地局に関する到達時間差(TDOA)測定値を決定することと
を備え、前記時間差情報は、前記TDOA測定値を備える、
C22に記載の方法。
[C28] 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報を前記決定することは、
前記第1の基地局に対する第1の時間オフセットを取得することと、
前記第2の基地局に対する第2の時間オフセットを取得することと、
前記第1および第2の時間オフセットにさらに基づいて、前記第1および第2の基地局に関する前記TDOA測定値を決定することと
をさらに備える、C27に記載の方法。
[C29] 前記デバイスによって、前記少なくとも1つの基地局に関する周波数差情報を決定することと、
前記周波数差情報を、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの周波数オフセットを決定するのに使うために、前記ネットワークエンティティに送ることと
をさらに備える、C22に記載の方法。
[C30] 前記少なくとも1つの基地局に関する前記周波数差情報を前記決定することは、
前記デバイスでの、基地局のキャリア周波数を決定することと、
前記基地局の前記キャリア周波数および基準周波数に基づいて、前記基地局に対する周波数オフセットを決定することと
を備え、前記周波数差情報は、前記基地局に対する前記周波数オフセットを備える、C29に記載の方法。
[C31] 前記少なくとも1つの基地局によって送信される少なくとも1つの信号を、第1の無線技術に基づいて受信することと、ここにおいて、前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報は、前記少なくとも1つの受信信号に基づいて決定される、
前記第1の無線技術とは異なる第2の無線技術に基づいて、第2のデバイスと通信することと
をさらに備える、C22に記載の方法。
[C32] 前記少なくとも1つの基地局それぞれは、マクロ基地局であり、前記デバイスは、ホーム基地局、またはユーザ機器(UE)、または中継器である、
C22に記載の方法。
[C33] デバイスによって、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を決定するための手段と、
前記時間差情報を、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定するのに使うために、ネットワークエンティティに送るための手段と
を備える、ワイヤレス通信のための装置。
[C34] 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報を決定するための前記手段は、 前記デバイスでの、基地局に対する受信時間を決定するための手段と、
前記基地局に対する前記受信時間および基準時間に基づいて、前記基地局に対する時間オフセットを決定するための手段と
を備え、前記時間差情報は、前記基地局に対する前記時間オフセットを備える、
C33に記載の装置。
[C35] 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報を決定するための前記手段は、 前記デバイスでの、第1の基地局に対する第1の受信時間を決定するための手段と、 前記デバイスでの、第2の基地局に対する第2の受信時間を決定するための手段と、 前記第1の基地局に対する前記第1の受信時間および前記第2の基地局に対する前記第2の受信時間に基づいて、前記第1および第2の基地局に関する到達時間差(TDOA)測定値を決定するための手段と
を備え、前記時間差情報は、前記TDOA測定値を備える、
C33に記載の装置。
[C36] 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報を決定するための前記手段は、 前記第1の基地局に対する第1の時間オフセットを取得するための手段と、
前記第2の基地局に対する第2の時間オフセットを取得するための手段と、
前記第1および第2の時間オフセットにさらに基づいて、前記第1および第2の基地局に関する前記TDOA測定値を決定するための手段と
をさらに備える、C35に記載の装置。
[C37] 前記少なくとも1つの基地局によって送信される少なくとも1つの信号を、第1の無線技術に基づいて受信するための手段と、ここにおいて、前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報は、前記少なくとも1つの受信信号に基づいて決定される、
前記第1の無線技術とは異なる第2の無線技術に基づいて、第2のデバイスと通信するための手段と
をさらに備える、C33に記載の装置。
[C38] デバイスによって、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を決定し、前記時間差情報を、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定するのに使うために、ネットワークエンティティに送るように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える、ワイヤレス通信のための装置。
[C39] 少なくとも1つのコンピュータに、デバイスによって、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を決定させるコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定するのに使うために、前記時間差情報をネットワークエンティティに送らせるコードと
を備える非一時的コンピュータ可読媒体を備える、
コンピュータプログラム製品。
[C40] ネットワークエンティティによって、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を受信することと、
前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報に基づいて、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定することと、
前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを、少なくとも1つのデバイスの送信時間を設定するのに使うために、前記少なくとも1つのデバイスに与えることと
を備える、ワイヤレス通信のための方法。
[C41] 前記時間差情報は、前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを備え、1つまたは複数のデバイスから受信される、
C40に記載の方法。
[C42] 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報を前記受信することは、基地局に対する複数の時間オフセットを受信することを備え、前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを前記決定することは、前記複数の時間オフセットの中の最大時間オフセットを、前記基地局に対する時間オフセットとして選択することを備える、
C40に記載の方法。
[C43] 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報が、複数の基地局に関する到達時間差(TDOA)測定値を備える、C40に記載の方法。
[C44] 前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを前記決定することは、前記複数の基地局に関する前記TDOA測定値に基づいて、前記複数の基地局に対する複数の時間オフセットを決定することを備える、
C43に記載の方法。
[C45] 前記複数の時間オフセットを前記決定することが、最小平均二乗誤差(MMSE)計算に基づいて、前記複数の時間オフセットを決定することを備える、C44に記載の方法。
[C46] 前記複数の時間オフセットを前記決定することは、前記複数の基地局の1つに対する時間オフセットをゼロに設定することを備える、
C44に記載の方法。
[C47] 前記複数の時間オフセットを前記決定することは、前記複数の基地局のうち、異なる基地局に対する時間オフセットを、異なる時間間隔中にゼロに設定することを備える、
C44に記載の方法。
[C48] 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報を前記受信することは、基地局のペアに関する複数の到達時間差(TDOA)測定値を受信することを備え、前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを前記決定することは、前記基地局ペアに関する前記複数のTDOA測定値の中の最小TDOA測定に基づいて、前記少なくとも1つの時間オフセットを決定することを備える、
C40に記載の方法。
[C49] 前記ネットワークエンティティによって、前記少なくとも1つの基地局に関する周波数差情報を受信することと、
前記少なくとも1つの基地局に関する前記周波数差情報に基づいて、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの周波数オフセットを決定することと、
1つまたは複数のデバイスのキャリア周波数を設定するのに使うために、前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの周波数オフセットを前記1つまたは複数のデバイスに与えることと
をさらに備える、C40に記載の方法。
[C50] 前記ネットワークエンティティは、移動管理エンティティ(MME)、またはHeNB管理サーバ(HMS)、または運用、管理および保守(OAM)サーバ、またはロケーションサーバである、
C40に記載の方法。
[C51] ネットワークエンティティによって、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を受信するための手段と、
前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報に基づいて、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定するための手段と、
前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを、少なくとも1つのデバイスの送信時間を設定するのに使うために、前記少なくとも1つのデバイスに与えるための手段と
を備える、ワイヤレス通信のための装置。
[C52] 前記時間差情報は、前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを備え、1つまたは複数のデバイスから受信される、
C51に記載の装置。
[C53] 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報は、複数の基地局に関する到達時間差(TDOA)測定値を備え、前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを決定するための前記手段は、前記複数の基地局に関する前記TDOA測定値に基づいて、前記複数の基地局に対する複数の時間オフセットを決定するための手段を備える、
C51に記載の装置。
[C54] ネットワークエンティティによって、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を受信し、前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報に基づいて、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定し、少なくとも1つのデバイスの送信時間を設定するのに使うために、前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを前記少なくとも1つのデバイスに与えるように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える、
ワイヤレス通信のための装置。
[C55] 少なくとも1つのコンピュータに、ネットワークエンティティによって、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を受信させるコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報に基づいて、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定させるコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを、少なくとも1つのデバイスの送信時間を設定するのに使うために、前記少なくとも1つのデバイスに与えさせるコードと
を備える非一時的コンピュータ可読媒体を備える、
コンピュータプログラム製品。

Claims (52)

  1. デバイスでの、基地局に対する受信時間を決定することと、
    前記デバイスによって、前記基地局に対する時間オフセットを取得することと、
    前記基地局に対する前記受信時間および前記時間オフセットに基づいて、前記デバイスの送信時間を設定することと
    前記デバイスの前記送信時間に基づいて信号を送信することと
    を備え、前記信号は、第2の基地局に対する第2の時間オフセットに基づいて設定された送信時間をもつ第2のデバイスによって送信される第2の信号と同期し、前記基地局と前記第2の基地局は、非同期である、ワイヤレス通信のための方法。
  2. 前記時間オフセットを前記取得することは、ネットワークエンティティから前記時間オフセットを受信することを備える、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記時間オフセットは、基準時間に基づいて決定される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記時間オフセットは、複数の基地局に対する到達時間差(TDOA)測定値に基づいて決定される、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記基地局と前記デバイスとの間の伝播遅延を決定することをさらに備え、前記デバイスの前記送信時間は、前記伝播遅延にさらに基づいて設定される、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記基地局に対する前記時間オフセットは、ゼロであり、前記第2の基地局に対する前記第2の時間オフセットは、非ゼロであり、前記デバイスおよび前記第2のデバイスは、前記基地局に同期される、
    請求項に記載の方法。
  7. 前記基地局に対する前記時間オフセットおよび前記第2の基地局に対する前記第2の時間オフセットは、基準時間に基づいて決定され、前記デバイスおよび前記第2のデバイスは、前記基準時間に同期される、
    請求項に記載の方法。
  8. 前記デバイスの前記送信時間に基づいて信号を送信することをさらに備え、第2のデバイスは、前記デバイスによって送信される前記信号に基づいて、前記デバイスに同期される、
    請求項1に記載の方法。
  9. 前記デバイスによって協定世界時(UTC)時間を決定することと、
    前記UTC時間および前記基地局に対する前記時間オフセットに基づいて、前記基地局の無線フレーム境界を決定することと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  10. 前記デバイスでの、前記基地局のキャリア周波数を決定することと、
    前記デバイスによって、前記基地局に対する周波数オフセットを取得することと、
    前記基地局の前記キャリア周波数および前記基地局に対する前記周波数オフセットに基づいて、前記デバイスのキャリア周波数を設定することと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  11. 前記基地局は、マクロ基地局であり、前記デバイスは、ホーム基地局、またはユーザ機器(UE)、または中継器である、
    請求項1に記載の方法。
  12. デバイスでの、基地局に対する受信時間を決定するための手段と、
    前記デバイスによって、前記基地局に対する時間オフセットを取得するための手段と、 前記基地局に対する前記受信時間および前記時間オフセットに基づいて、前記デバイスの送信時間を設定するための手段と
    前記デバイスの前記送信時間に基づいて信号を送信するための手段と
    を備え、前記信号は、第2の基地局に対する第2の時間オフセットに基づいて設定された送信時間をもつ第2のデバイスによって送信される第2の信号と同期し、前記基地局と前記第2の基地局は、非同期である、ワイヤレス通信のための装置。
  13. 前記基地局と前記デバイスとの間の伝播遅延を決定するための手段をさらに備え、前記デバイスの前記送信時間は、前記伝播遅延にさらに基づいて設定される、
    請求項12に記載の装置。
  14. 前記デバイスの前記送信時間に基づいて、信号を送信するための手段をさらに備え、第2のデバイスは、前記デバイスによって送信される前記信号に基づいて、前記デバイスに同期される、
    請求項12に記載の装置。
  15. デバイスでの、基地局に対する受信時間を決定し、前記デバイスによって、前記基地局に対する時間オフセットを取得し、前記基地局に対する前記受信時間および前記時間オフセットに基づいて前記デバイスの送信時間を設定し、前記デバイスの前記送信時間に基づいて信号を送信するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備え、前記信号が、第2の基地局に対する第2の時間オフセットに基づいて設定された送信時間をもつ第2のデバイスによって送信される第2の信号と同期し、前記基地局と前記第2の基地局が非同期である、ワイヤレス通信のための装置。
  16. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記基地局と前記デバイスとの間の伝播遅延を決定し、前記伝播遅延にさらに基づいて、前記デバイスの前記送信時間を設定するように構成される、
    請求項15に記載の装置。
  17. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記デバイスの前記送信時間に基づいて信号を送信するように構成され、第2のデバイスは、前記デバイスによって送信される前記信号に基づいて、前記デバイスに同期される、
    請求項15に記載の装置。
  18. 少なくとも1つのコンピュータに、デバイスでの、基地局に対する受信時間を決定させるコードと、
    前記少なくとも1つのコンピュータに、前記デバイスによって、前記基地局に対する時間オフセットを取得させるコードと、
    前記少なくとも1つのコンピュータに、前記基地局に対する前記受信時間および前記時間オフセットに基づいて前記デバイスの送信時間を設定させるコードと
    前記少なくとも1つのコンピュータに、前記デバイスの前記送信時間に基づいて信号を送信させるコードと
    を備え、前記信号は、第2の基地局に対する第2の時間オフセットに基づいて設定された送信時間をもつ第2のデバイスによって送信される第2の信号と同期し、前記基地局と前記第2の基地局は、非同期であるコンピュータプログラム。
  19. デバイスによって、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を決定することと、
    前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定するのに使うために、前記時間差情報をネットワークエンティティに送ることと
    前記少なくとも1つの時間オフセットに一部基づいて信号を送信することと
    を備え、前記信号は、第2の基地局に対する第2の時間オフセットに基づいて設定された送信時間をもつ第2のデバイスによって送信される第2の信号と同期し、前記基地局と前記第2の基地局は、非同期である、ワイヤレス通信のための方法。
  20. 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報を前記決定することは、
    前記デバイスでの、基地局に対する受信時間を決定することと、
    前記基地局に対する前記受信時間および基準時間に基づいて、前記基地局に対する時間オフセットを決定することと
    を備え、前記時間差情報は、前記基地局に対する前記時間オフセットを備える、
    請求項19に記載の方法。
  21. 前記基準時間は、協定世界時(UTC)に基づく、
    請求項20に記載の方法。
  22. 前記基準時間は、全地球航法衛星システム(GNSS)に基づく、
    請求項20に記載の方法。
  23. 前記基地局と前記デバイスとの間の伝播遅延を決定することをさらに備え、前記基地局に対する前記時間オフセットは、前記伝播遅延にさらに基づいて決定される、
    請求項20に記載の方法。
  24. 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報を前記決定することは、
    前記デバイスでの、第1の基地局に対する第1の受信時間を決定することと、
    前記デバイスでの、第2の基地局に対する第2の受信時間を決定することと、
    前記第1の基地局に対する前記第1の受信時間および前記第2の基地局に対する前記第2の受信時間に基づいて、前記第1および第2の基地局に関する到達時間差(TDOA)測定値を決定することと
    を備え、前記時間差情報は、前記TDOA測定値を備える、
    請求項19に記載の方法。
  25. 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報を前記決定することは、
    前記第1の基地局に対する第1の時間オフセットを取得することと、
    前記第2の基地局に対する第2の時間オフセットを取得することと、
    前記第1および第2の時間オフセットにさらに基づいて、前記第1および第2の基地局に関する前記TDOA測定値を決定することと
    をさらに備える、請求項24に記載の方法。
  26. 前記デバイスによって、前記少なくとも1つの基地局に関する周波数差情報を決定することと、
    前記周波数差情報を、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの周波数オフセットを決定するのに使うために、前記ネットワークエンティティに送ることと
    をさらに備える、請求項19に記載の方法。
  27. 前記少なくとも1つの基地局に関する前記周波数差情報を前記決定することは、
    前記デバイスでの、基地局のキャリア周波数を決定することと、
    前記基地局の前記キャリア周波数および基準周波数に基づいて、前記基地局に対する周波数オフセットを決定することと
    を備え、前記周波数差情報は、前記基地局に対する前記周波数オフセットを備える、請求項26に記載の方法。
  28. 前記少なくとも1つの基地局によって送信される少なくとも1つの信号を、第1の無線技術に基づいて受信することと、ここにおいて、前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報は、前記少なくとも1つの受信信号に基づいて決定される、
    前記第1の無線技術とは異なる第2の無線技術に基づいて、第2のデバイスと通信することと
    をさらに備える、請求項19に記載の方法。
  29. 前記少なくとも1つの基地局それぞれは、マクロ基地局であり、前記デバイスは、ホーム基地局、またはユーザ機器(UE)、または中継器である、
    請求項19に記載の方法。
  30. デバイスによって、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を決定するための手段と、
    前記時間差情報を、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定するのに使うために、ネットワークエンティティに送るための手段と
    前記少なくとも1つの時間オフセットに一部基づいて信号を送信するための手段と
    を備え、前記信号は、第2の基地局に対する第2の時間オフセットに基づいて設定された送信時間をもつ第2のデバイスによって送信される第2の信号と同期し、前記基地局と前記第2の基地局は、非同期である、ワイヤレス通信のための装置。
  31. 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報を決定するための前記手段は、
    前記デバイスでの、基地局に対する受信時間を決定するための手段と、
    前記基地局に対する前記受信時間および基準時間に基づいて、前記基地局に対する時間オフセットを決定するための手段と
    を備え、前記時間差情報は、前記基地局に対する前記時間オフセットを備える、
    請求項30に記載の装置。
  32. 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報を決定するための前記手段は、
    前記デバイスでの、第1の基地局に対する第1の受信時間を決定するための手段と、
    前記デバイスでの、第2の基地局に対する第2の受信時間を決定するための手段と、
    前記第1の基地局に対する前記第1の受信時間および前記第2の基地局に対する前記第2の受信時間に基づいて、前記第1および第2の基地局に関する到達時間差(TDOA)測定値を決定するための手段と
    を備え、前記時間差情報は、前記TDOA測定値を備える、
    請求項30に記載の装置。
  33. 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報を決定するための前記手段は、
    前記第1の基地局に対する第1の時間オフセットを取得するための手段と、
    前記第2の基地局に対する第2の時間オフセットを取得するための手段と、
    前記第1および第2の時間オフセットにさらに基づいて、前記第1および第2の基地局に関する前記TDOA測定値を決定するための手段と
    をさらに備える、請求項32に記載の装置。
  34. 前記少なくとも1つの基地局によって送信される少なくとも1つの信号を、第1の無線技術に基づいて受信するための手段と、ここにおいて、前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報は、前記少なくとも1つの受信信号に基づいて決定される、
    前記第1の無線技術とは異なる第2の無線技術に基づいて、第2のデバイスと通信するための手段と
    をさらに備える、請求項30に記載の装置。
  35. デバイスによって、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を決定し、前記時間差情報を、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定するのに使うために、ネットワークエンティティに送り、前記少なくとも1つの時間オフセットに一部基づいて信号を送信するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備え、前記信号は、第2の基地局に対する第2の時間オフセットに基づいて設定された送信時間をもつ第2のデバイスによって送信される第2の信号と同期し、前記基地局と前記第2の基地局は、非同期である、ワイヤレス通信のための装置。
  36. 少なくとも1つのコンピュータに、デバイスによって、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を決定させるコードと、
    前記少なくとも1つのコンピュータに、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定するのに使うために、前記時間差情報をネットワークエンティティに送らせるコードと、
    前記少なくとも1つのコンピュータに、前記少なくとも1つの時間オフセットに一部基づいて信号を送信させるコードと
    を備え、前記信号は、第2の基地局に対する第2の時間オフセットに基づいて設定された送信時間をもつ第2のデバイスによって送信される第2の信号と同期し、前記基地局と前記第2の基地局は、非同期である、コンピュータプログラム。
  37. ネットワークエンティティによって、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を受信することと、
    前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報に基づいて、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定することと、
    前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを、少なくとも1つのデバイスの信号の送信時間を設定するのに使うために、前記少なくとも1つのデバイスに与えることと
    を備え、前記信号は、第2の基地局に対する第2の時間オフセットに基づいて設定された送信時間をもつ第2のデバイスによって送信される第2の信号と同期し、前記基地局と前記第2の基地局は、非同期である、ワイヤレス通信のための方法。
  38. 前記時間差情報は、前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを備え、1つまたは複数のデバイスから受信される、
    請求項37に記載の方法。
  39. 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報を前記受信することは、基地局に対する複数の時間オフセットを受信することを備え、前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを前記決定することは、前記複数の時間オフセットの中の最大時間オフセットを、前記基地局に対する時間オフセットとして選択することを備える、
    請求項37に記載の方法。
  40. 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報が、複数の基地局に関する到達時間差(TDOA)測定値を備える、請求項37に記載の方法。
  41. 前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを前記決定することは、前記複数の基地局に関する前記TDOA測定値に基づいて、前記複数の基地局に対する複数の時間オフセットを決定することを備える、
    請求項40に記載の方法。
  42. 前記複数の時間オフセットを前記決定することが、最小平均二乗誤差(MMSE)計算に基づいて、前記複数の時間オフセットを決定することを備える、請求項41に記載の方法。
  43. 前記複数の時間オフセットを前記決定することは、前記複数の基地局の1つに対する時間オフセットをゼロに設定することを備える、
    請求項41に記載の方法。
  44. 前記複数の時間オフセットを前記決定することは、前記複数の基地局のうち、異なる基地局に対する時間オフセットを、異なる時間間隔中にゼロに設定することを備える、
    請求項41に記載の方法。
  45. 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報を前記受信することは、基地局のペアに関する複数の到達時間差(TDOA)測定値を受信することを備え、前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを前記決定することは、前記基地局ペアに関する前記複数のTDOA測定値の中の最小TDOA測定に基づいて、前記少なくとも1つの時間オフセットを決定することを備える、
    請求項37に記載の方法。
  46. 前記ネットワークエンティティによって、前記少なくとも1つの基地局に関する周波数差情報を受信することと、
    前記少なくとも1つの基地局に関する前記周波数差情報に基づいて、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの周波数オフセットを決定することと、
    1つまたは複数のデバイスのキャリア周波数を設定するのに使うために、前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの周波数オフセットを前記1つまたは複数のデバイスに与えることと
    をさらに備える、請求項37に記載の方法。
  47. 前記ネットワークエンティティは、移動管理エンティティ(MME)、またはHeNB管理サーバ(HMS)、または運用、管理および保守(OAM)サーバ、またはロケーションサーバである、
    請求項37に記載の方法。
  48. ネットワークエンティティによって、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を受信するための手段と、
    前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報に基づいて、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定するための手段と、
    前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを、少なくとも1つのデバイスの信号の送信時間を設定するのに使うために、前記少なくとも1つのデバイスに与えるための手段と
    を備え、前記信号は、第2の基地局に対する第2の時間オフセットに基づいて設定された送信時間をもつ第2のデバイスによって送信される第2の信号と同期し、前記基地局と前記第2の基地局は、非同期である、ワイヤレス通信のための装置。
  49. 前記時間差情報は、前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを備え、1つまたは複数のデバイスから受信される、
    請求項48に記載の装置。
  50. 前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報は、複数の基地局に関する到達時間差(TDOA)測定値を備え、前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを決定するための前記手段は、前記複数の基地局に関する前記TDOA測定値に基づいて、前記複数の基地局に対する複数の時間オフセットを決定するための手段を備える、
    請求項48に記載の装置。
  51. ネットワークエンティティによって、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を受信し、前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報に基づいて、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定し、少なくとも1つのデバイスの信号の送信時間を設定するのに使うために、前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを前記少なくとも1つのデバイスに与えるように構成された少なくとも1つのプロセッサを備え、前記信号は、第2の基地局に対する第2の時間オフセットに基づいて設定された送信時間をもつ第2のデバイスによって送信される第2の信号と同期し、前記基地局と前記第2の基地局は、非同期である、ワイヤレス通信のための装置。
  52. 少なくとも1つのコンピュータに、ネットワークエンティティによって、少なくとも1つの基地局に関する時間差情報を受信させるコードと、
    前記少なくとも1つのコンピュータに、前記少なくとも1つの基地局に関する前記時間差情報に基づいて、前記少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの時間オフセットを決定させるコードと、
    前記少なくとも1つのコンピュータに、前記少なくとも1つの基地局に対する前記少なくとも1つの時間オフセットを、少なくとも1つのデバイスの信号の送信時間を設定するのに使うために、前記少なくとも1つのデバイスに与えさせるコードと
    を備え、前記信号は、第2の基地局に対する第2の時間オフセットに基づいて設定された送信時間をもつ第2のデバイスによって送信される第2の信号と同期し、前記基地局と前記第2の基地局は、非同期である、コンピュータプログラム。
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