JP5474491B2 - 電子記録債権管理システム及び電子記録債権管理方法 - Google Patents

電子記録債権管理システム及び電子記録債権管理方法 Download PDF

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本発明は、電子記録債権管理システム及び電子記録債権管理方法に関する。
従来から、債権買取の際における利便性に優れた、電子記録債権の記録機関の記録原簿に電子記録債権を登録するための電子記録債権登録装置が知られている。これは、債権登録システムが債務者から電子記録債権の登録要求を受け付けると、買取対象となった場合の買取の可否を判定し、買取の可否を示すフラグを付して受け付けた電子記録債権の内容を債権情報DBに記憶させ、電子記録債権は記録機関システムによって電子記録債権DBの記録原簿に格納され、債権買取システムが債権者から電子記録債権の買取要求を受け付けると、債権情報DBでフラグを参照して買取の可否を判断し、買取を実行すると記録機関システムに譲渡記録を要求するものである。これによって、速やかな債権買取の処理が実行できるようになる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−080728号公報
ところで、債権者(仕入先)が持つ支払企業を債務者とする原因債権が差押えられた場合や、仕入先より原因債権を譲受したという譲受人が現れた場合などに、そのまま電子記録債権を発生させ、当該電子記録債権が差押えもしくは譲渡されると、債務者(支払企業)に原因債権と電子記録債権の二重払いリスクが発生してしまうという問題がある。金融機関側や電子債権記録機関は、事務上の時限的な理由により、発生記録直前での発生記録請求依頼の取消には応じられないため、債務者の二重払いリスクの回避は困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、債務者の二重払いリスクを回避することができる電子記録債権管理システム及び電子記録債権管理方法を提供することを目的とする。
本発明は、債務者の端末から送信された電子記録債権データを受信する受信手段と、前記受信した電子記録債権データに対して、抗弁権有りの情報を加えた発生記録請求データを作成する発生記録請求データ作成手段と、前記発生記録請求データを記録機関システムに送信し、発生記録を登録する発生記録登録手段と、発生記録の登録から所定期間内に前記抗弁権の切断中止連絡がなかった発生記録について、前記発生記録の前記抗弁権を有りから無しへ変更する変更記録請求データを作成する変更記録請求データ作成手段と、前記変更記録請求データを前記記録機関システムへ送信し、変更記録を登録する変更記録登録手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、債権者からの譲渡記録請求に基づく譲渡記録請求データを作成する譲渡記録請求データ作成手段と、前記譲渡記録請求データを前記記録機関システムへ送信し、前記変更記録を登録した後に譲渡記録を登録する譲渡記録登録手段とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明は、債務者の端末から送信された電子記録債権データを受信する受信ステップと、前記受信した電子記録債権データに対して、抗弁権有りの情報を加えた発生記録請求データを作成する発生記録請求データ作成ステップと、前記発生記録請求データを記録機関システムに送信し、発生記録を登録する発生記録登録ステップと、発生記録の登録から所定期間内に前記抗弁権の切断中止連絡がなかった発生記録について、前記発生記録の前記抗弁権を有りから無しへ変更する変更記録請求データを作成する変更記録請求データ作成ステップと、前記変更記録請求データを前記記録機関システムへ送信し、変更記録を登録する変更記録登録ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、債権者からの譲渡記録請求に基づく譲渡記録請求データを作成する譲渡記録請求データ作成ステップと、前記譲渡記録請求データを前記記録機関システムへ送信し、前記変更記録を登録した後に譲渡記録を登録する譲渡記録登録ステップとをさらに有することを特徴とする。
本発明によれば、電子記録債権データに対して、抗弁権有りの情報を加えた発生記録請求データを作成して記録機関システムに送信することにより、発生記録を登録し、発生記録の登録から所定期間内に抗弁権の切断中止連絡がなかった発生記録について、発生記録の抗弁権を有りから無しへ変更する変更記録請求データを作成して記録機関システムへ送信することにより、変更記録を登録するようにしたため、債務者の二重払いリスクを回避することができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示す電子記録債権管理システム1の動作を示すフローチャートである。 図1に示す電子記録債権管理システム1の動作を示すフローチャートである。 図1に示す電子記録債権管理システム1の動作を示すフローチャートである。 図1に示す電子記録債権管理システム1の動作を示すフローチャートである。 図1に示す支払企業DB17に記憶される情報の構成を示す説明図である。 図1に示すデータ受付明細DB18に記憶される情報の構成を示す説明図である。 図1に示す電子記録債権DB61に記憶される情報の構成を示す説明図である。 図1に示す債権明細DB19に記憶される情報の構成を示す説明図である。 図1に示す電子記録債権DB61に記憶される情報の構成を示す説明図である。 図1に示す債権明細DB19に記憶される情報の構成を示す説明図である。 図1に示す電子記録債権DB61に記憶される情報の構成を示す説明図である。 図1に示す債権明細DB19に記憶される情報の構成を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態による電子記録債権管理システムを説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は、電子記録債権の管理業務を遂行するために、コンピュータ装置で構成された電子記録債権管理システムである。符号2は、キーボードやマウス等で構成する入力部であり、オペレータが入力操作を行う。符号3は、ディスプレイ装置で構成する表示部である。符号11は、他の機器との間で情報通信を行う通信部である。符号12は、電子記録債権管理システム1が管理する債務者(例えば、支払企業)の属性情報を登録するマスタ登録部である。符号13は、債務者から債権データを受信して、データベースに登録する債権データ入力部である。符号14は、電子記録債権の発生記録処理を行う発生記録処理部である。発生記録処理部14は、電子記録債権の発生記録から債権者からの資金化申込みに対応した買取代金を受取ることができる日でもっとも早い日、または、債権者が取引先に電子記録債権を譲渡できる日でもっとも早い日(以下、両方を指して資金化可能日という)までの間に抗弁権無しへの「変更記録請求」、資金化可能日の買取代金受取、または債権者の取引先への譲渡にかかる「譲渡記録請求」を行うことを勘案して、受信データの資金化可能日より発生記録請求」予定日(例えば、資金化可能日から2営業日前)を算出し、電子債権記録機関に対し、抗弁権有りの発生記録請求を行う。
符号15は、電子記録債権の変更記録処理を行う変更記録処理部である。変更記録処理部15は、発生記録後に資金化可能日における買取代金受取、または取引先への譲渡にかかる「譲渡記録請求」を実施する時点より前に「変更記録請求」することを勘案して、受信データの資金化可能日より「変更記録請求」予定日(例えば資金化可能日から1営業日前)を算出し、かつ請求順番が前後しないように、先日付の請求をコントロールした上で記録機関へ「変更記録請求」を実施する。符号16は、債権者により譲渡記録請求が行われた際に譲渡記録請求処理を行う譲渡記録処理部である。譲渡記録処理部16は、資金化可能日における買取代金受取、または取引先への譲渡にかかる「譲渡記録請求」より前に抗弁権を有りから無しへ変更する「変更記録請求」がされるように「譲渡記録請求」を行わず、譲渡記録請求を一旦データベースに蓄え、譲渡記録日の直前に「譲渡記録請求」を行う。
符号17は、債務者(支払企業)に関する情報を記憶しておく支払企業データベース(以下、データベースをDBと称する)である。符号18は、支払企業より受け付けた電子記録債権データを記憶しておくデータ受付明細DBである。符号19は、電子記録債権の明細データを記憶する債権明細DBである。符号20は、電子記録債権の発生記録請求に関するデータを記憶する発生記録請求DBである。符号21は、電子記録債権の変更記録請求に関するデータを記憶する変更記録請求DBである。符号22は、電子記録債権の譲渡記録請求に関するデータを記憶する譲渡記録請求DBである。符号4は、電話機である。符号5は、FAX(ファクシミリ)装置である。電子記録債権管理システム1、入力部2、表示部3、電話機4、FAX装置5は、1つの金融機関が備えているものである。
符号31は、インターネット等のコンピュータネットワーク(以下、ネットワークと称する)である。符号32は、ネットワーク31に接続され、電子記録債権管理システム1との間で情報通信を行うことができるパソコン等で構成する端末である。符号33は、電話網である。符号34は、電話機である。符号35は、FAX装置である。符号6は、電子記録債権データを記録しておく記録機関システムである。符号61は、電子記録債権データを記憶する電子記録債権DBである。電子記録債権管理システム1と記録機関システム6との間は専用の通信回線で接続されている。
次に、図面を参照して、図1に示す電子記録債権管理システム1の動作を説明する。初めに、図2を参照して、支払企業DB17に債務者の情報を予め登録しておく動作を説明する。まず、債務者は、端末32からマスタ情報を含むマスタ登録要求を電子記録債権管理システム1に対して送信する(ステップS1)。このマスタ登録要求は、通信部11を介して、マスタ登録部12が受信する。そして、マスタ登録部12は、受信したマスタ登録要求に含まれるマスタ情報を支払企業DB17へ登録する(ステップS2)。
図6に、支払企業DB17に記憶される情報の構成を示す。マスタ情報は、支払企業名、抗弁権記録要否フラグ、その他の登録情報(住所や電話番号等)から構成する。図6では、「あ社」は抗弁権記録要否フラグに「要」が記憶されている例を示している。支払企業DB17には、債務者である複数の支払企業についてマスタ情報が記憶されることになる。なお、マスタ情報の登録は、必ずしも端末32を使用して行う必要はなく、登録用紙に必要事項を記入し、この登録用紙を金融機関に郵送し、金融機関の担当者が、入力部2を操作して登録するようにしてもよい。
次に、図3、図4を参照して、債権データ受信、発生記録処理、変更記録処理の動作を説明する。まず、債務者は、端末32から電子記録債権データを電子記録債権管理システム1に対して送信する(ステップS11)。この電子記録債権データは、通信部11を介して債権データ入力部13が受信する。債権データ入力部13は、受信した電子記録債権データをデータ受付明細DB18と債権明細DB19へ記憶する(ステップS12)。図7に、データ受付明細DB18に記憶される情報の構成を示す。電子記録債権データは、支払企業名(債務者)、仕入先名(債権者)、仕入先名毎に、資金化可能日、金額、支払期日が含まれる。図7に示す例では、仕入先が3社ある例を示しており、債権者である仕入先の数だけ、資金化可能日、金額、支払期日が記憶されることになる。
次に、債権データ入力部13は、データ確定処理を行う(ステップS13)。データの確定処理が終わると金融機関は、電子記録債権明細残高予定表を債権者に対して送付する。債権者は、この電子記録債権明細残高予定表を受領後に譲渡記録請求の申込みを行うことが可能となる。
一方、データの確定処理が終わり、発生記録請求予定日(例えば資金化可能日から2営業日前)になると、発生記録処理部14は、支払企業DB17に記憶されている抗弁権記録要否フラグを参照して、抗弁権記録の要否を判定する(ステップS14)。図6に示す例では、支払企業名があ社である場合は、抗弁権有りで発生記録を請求すると判定することになる。そして、発生記録処理部14は、請求するべき発生記録請求に必要な発生記録請求データを作成して、債権明細DB19と発生記録請求DB20へ記憶するとともに、作成した発生記録請求データを記録機関システム6へ送信する(ステップS15)。これを受けて、記録機関システム6は、発生記録請求データを受信して、発生記録を電子記録債権DB61へ登録する(ステップS16)。
図8に、発生記録請求データの構成を示す。発生記録請求データは、図7に示すデータ受付明細DB18に記憶される電子記録債権データに抗弁権有無の情報を加えた情報となる。発生記録の時点では、すべての抗弁権は「有り」となる。
次に、記録機関システム6は、発生記録の登録が終わると、電子記録債権管理システム1に対して、発生記録請求結果データを送信する。発生記録処理部14は、この発生記録請求結果データを受信して、債権明細DB19と発生記録請求DB20へ記憶する。そして、発生記録処理部14は、発生記録請求を確定する(ステップS17)。
次に、図4を参照して、抗弁権切断中止連絡があった場合に変更記録請求を行う動作を説明する。ここでは、B社を仕入先とする発生記録請求について、抗弁権の切断を中止するものとして説明する。まず、債務者が電話機34またはFAX装置35によって抗弁権の切断中止の連絡する(ステップS20)と、この連絡を電話機4またはFAX装置5によって受けた金融機関の担当者は、抗弁権切断中止処理を行う(ステップS21)。抗弁権切断中止処理は、担当者が入力部2を操作して、「B社を仕入先とする発生記録請求について、抗弁権の切断を中止する」ことを示す情報を入力し、これを受けた変更記録処理部15が債権明細DB19内の抗弁権切断中止フラグを0から1へ変更することにより行う。
図9に、債権明細DB19に記憶されている情報の構成を示す。債権明細DB19は、支払企業名に紐付く仕入先名毎に、抗弁権有無フラグ、抗弁権切断中止フラグ、資金化可能日、その他の各情報が関係付けられて記憶されている。発生記録時には、抗弁権切断中止フラグは、全て「0」(中止しない)になっているが、抗弁権切断中止連絡があった場合には、対象の仕入先の抗弁権切断中止フラグを「1」(中止)にする。抗弁権切断を中止することは、抗弁権を有りから無しへの変更を禁止することを意味し、債権の譲渡記録請求を実施しないことに相当する。
次に、変更記録請求予定日(資金化可能日から1営業日前)になると、変更記録処理部15は、債権明細DB19を参照して、抗弁権切断が可能であるか否かを判定し(ステップS22)、抗弁権切断中止であれば譲渡記録請求不可処理を行い(ステップS23)、譲渡記録請求を禁止する。既に譲渡請求が受け付けられている場合には、受け付けられている譲渡請求を取り消す。
一方、判定の結果、抗弁権切断可能であれば、変更記録処理部15は、請求するべき変更記録請求に必要な変更記録請求データを作成し、債権明細DB19と変更記録請求DB21へ記憶するとともに、作成した変更記録請求データを記録機関システム6へ送信する(ステップS24)。これを受けて、記録機関システム6は、変更記録請求データを受信して、変更記録を電子記録債権DB61へ登録する(ステップS25)。
図10に、変更記録請求データの構成を示す。変更記録請求データは、抗弁権を有りから無しへ変更する仕入先名が支払企業名に関係付けられているデータである。図10に示す例では、B社は、抗弁権を有りから無しへ変更しない例を示しているため、変更記録請求データ内にB社のデータが含まれていない。また、図11に債権明細DB19に記憶される情報の構成を示す。変更記録請求データに基づいて、債権明細DB19内の抗弁権有無フラグが有りから無しへ変更される。図11に示す例では、B社は、抗弁権を有りから無しへ変更しない例を示している。
記録機関システム6は、変更記録の登録が終わると、電子記録債権管理システム1に対して、変更記録請求結果データを送信する。変更記録処理部15は、この変更記録請求結果データを受信して、債権明細DB19と変更記録請求DB21へ記憶する。そして、変更記録処理部15は、変更記録請求を確定し(ステップS26)、譲渡記録請求可能処理を行い(ステップS27)、譲渡記録請求を可能にする。
次に、図5を参照して、債権者より譲渡記録請求があった場合、譲渡記録請求を行う動作を説明する。債権者が端末32から譲渡記録請求データを送信すると(ステップS31)、譲渡記録処理部16は、この譲渡記録請求データを受信する(ステップS32)。そして、譲渡記録処理部16は、譲渡可否のチェックする(ステップS33)。このチェックの結果、譲渡可能であれば、譲渡記録処理部16は、請求するべき譲渡記録請求に必要な譲渡記録請求データを作成し、債権明細DB19と譲渡記録請求DB22へ記憶するとともに、作成した譲渡記録請求データを記録機関システム6へ送信する。これを受けて、記録機関システム6は、譲渡記録請求データを受信して、譲渡記録を電子記録債権DB61へ登録する(ステップS34)。
図12に、譲渡記録請求データの構成を示す。譲渡記録請求データは、譲渡人、譲受人、譲渡日、債権番号とから構成する。図12は、A社からE社へ譲渡すること、C社からF社へ譲渡することを示す譲渡記録請求データの例を示している。また、図13に債権明細DB19に記憶される情報の構成を示す。譲渡記録請求データに基づいて、債権明細DB19内の抗弁権有無フラグが有りから無しへ変更され、B社のみ抗弁権有無フラグが有りのまま保持され、抗弁権切断中止フラグが1となっている。
記録機関システム6は、譲渡記録の登録が終わると、電子記録債権管理システム1に対して、譲渡記録請求結果データを送信する。譲渡記録処理部16は、この譲渡記録請求結果データを受信して、債権明細DB19と譲渡記録請求DB22へ記憶する。そして、譲渡記録処理部16は、譲渡記録請求を確定する(ステップS35)。これにより、債権者(譲渡人)から譲受人に電子記録債権が譲渡され、買取代金受取を目的に譲渡した債権者(譲渡人)については譲渡代金を受領することになる。なお、譲渡請求時点において、抗弁権切断中止フラグが「1」の場合には、仕入先からの譲渡申込みの受付を行わない。
以上説明したように、支払企業(債務者;あ社)が抗弁権「無し」で仕入先(債権者:A社)を債権者とする電子記録債権を発生させた後、(1)A社が保有するあ社向け債権(原因債権)を譲り受けたという譲受人Bが現れた場合、(2)A社が保有するあ社向け債権(原因債権)が差押権者Cによって差押さえを受けた場合に、さらに、(3)発生した電子記録債権が差押さえられた場合、もしくは譲渡された場合、あ社は、電子記録債権の差押債権者もしくは譲受人だけでなく、原因債権の譲受人Bもしくは原因債権の差押権者Cに対しても支払うことになり、その結果、あ社に二重払いリスクが発生してしまう。しかしながら、前述した処理動作を実行することにより、あ社の二重払いリスクを回避することができる。
なお、図1に示す処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより電子記録債権管理処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
電子記録債権を用いる場合に、債務者の二重払いリスクを回避することが不可欠な用途に適用できる。
1・・・電子記録債権管理システム、2・・・入力部、3・・・表示部、4・・・電話機(TEL)、5・・・FAX装置、6・・・記録機関システム、61・・・電子記録債権DB

Claims (4)

  1. 債務者の端末から送信された電子記録債権データを受信する受信手段と、
    前記受信した電子記録債権データに対して、抗弁権有りの情報を加えた発生記録請求データを作成する発生記録請求データ作成手段と、
    前記発生記録請求データを記録機関システムに送信し、発生記録を登録する発生記録登録手段と、
    発生記録の登録から所定期間内に前記抗弁権の切断中止連絡がなかった発生記録について、前記発生記録の前記抗弁権を有りから無しへ変更する変更記録請求データを作成する変更記録請求データ作成手段と、
    前記変更記録請求データを前記記録機関システムへ送信し、変更記録を登録する変更記録登録手段と
    を備えたことを特徴とする電子記録債権管理システム。
  2. 前記変更記録を登録した後に、債権者からの譲渡記録請求に基づく譲渡記録請求データを作成する譲渡記録請求データ作成手段と、
    前記譲渡記録請求データを前記記録機関システムへ送信し、譲渡記録を登録する譲渡記録登録手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子記録債権管理システム。
  3. 債務者の端末から送信された電子記録債権データを受信する受信ステップと、
    前記受信した電子記録債権データに対して、抗弁権有りの情報を加えた発生記録請求データを作成する発生記録請求データ作成ステップと、
    前記発生記録請求データを記録機関システムに送信し、発生記録を登録する発生記録登録ステップと、
    発生記録の登録から所定期間内に前記抗弁権の切断中止連絡がなかった発生記録について、前記発生記録の前記抗弁権を有りから無しへ変更する変更記録請求データを作成する変更記録請求データ作成ステップと、
    前記変更記録請求データを前記記録機関システムへ送信し、変更記録を登録する変更記録登録ステップと
    を有することを特徴とする電子記録債権管理方法。
  4. 前記変更記録を登録した後に、債権者からの譲渡記録請求に基づく譲渡記録請求データを作成する譲渡記録請求データ作成ステップと、
    前記譲渡記録請求データを前記記録機関システムへ送信し、譲渡記録を登録する譲渡記録登録ステップと
    をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の電子記録債権管理方法。
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