JP5474340B2 - 光変調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、反射型の空間光変調器を備える光変調装置に関するものである。
特許文献1には、反射型の空間光変調器(SLM:SpatialLight Modulator)を用いた装置が記載されている。この文献に記載された装置では、仮想基準直線上に二つのミラーが配置され、仮想基準直線から垂直方向にずれた位置に反射型のSLMが配置されている。そして、仮想基準直線に沿って入射してくる入力光は一方のミラーで反射し、SLMに入射する。この光はSLMにより変調され、他方のミラーで反射したのち仮想基準直線に沿って出力される。
近年、SLMをレーザ加工装置や顕微鏡等に応用する技術が研究されている。例えばレーザ加工装置にSLMを応用する場合、位相変調型のSLMによりレーザ光を位相変調し、その位相変調後のレーザ光を集光レンズにより加工部位に集光することにより、集光点における収差を補正して加工精度を高めることが可能となる。
ここで、SLMを顕微鏡に応用する場合には対象部位に光を当ててその部位を観察することが必要となるが、SLMをレーザ加工装置に応用する場合においても、加工位置を高精度に特定するために対象部位(加工部位)を観察できることが望ましい。そのため、一般的には、レーザ光とは波長が異なる照明光を対象部位に照射し、その照明光の照射に伴って対象部位で発生した反射光や散乱光(以下、観察光という)を受光することにより、その部位を観察する。
国際公開2006/035775号パンフレット
特許文献1に記載されたような構成において、上述した照明光を用いて対象部位を観察する場合、例えばレーザ光と照明光とを同一の光路上に重ねて入力し、各ミラーやSLMにおいてこれらの光を反射させたのち、対象部位から反射または散乱した観察光をレーザ光から分岐して受光することとなる。しかしながらこのような構成では、照明光及び観測光に含まれるレーザ光と同じ偏光成分もSLMにより変調されてしまうので、観察光を受光する際の光量が低下し、解像度が劣化してしまう。
本発明は、上記した問題点を鑑みてなされたものであり、観察光の解像度および光量を保ちつつ対象部位を観察できる光変調装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明による光変調装置は、レーザ光、及びレーザ光とは波長が異なりレーザ光が照射される対象部位を観察するために対象部位に照射される照明光を同一の光路上に出射する光源部と、照明光を透過する第1の透光性部材上に形成され、光源部から同一の光路でもって入射するレーザ光及び照明光を受け、レーザ光を反射させて照明光を透過させる第1の誘電体多層膜鏡と、第1の誘電体多層膜鏡からレーザ光を斜め前方より受け、該レーザ光を反射させつつ、二次元配列された複数の画素毎にレーザ光を変調する反射型の空間光変調器と、第1の透光性部材上、又は第1の透光性部材とは別に設けられ照明光を透過させる第2の透光性部材上に形成され、空間光変調器から受けたレーザ光を反射させるとともに、第1の誘電体多層膜鏡、及び少なくとも第1の透光性部材を透過した照明光を反射後のレーザ光と同一の光路上へ透過させる第2の誘電体多層膜鏡と、第2の誘電体多層膜鏡から同一の光路でもって入射する照明光及びレーザ光を受け、照明光及びレーザ光を集光する集光レンズとを備えることを特徴とする。
上記した光変調装置では、レーザ光および照明光が光源部から同一の光路上に入力されたのち、第1の誘電体多層膜鏡に入射する。この第1の誘電体多層膜鏡においてレーザ光および照明光は分岐され、レーザ光のみが反射型SLMに入射する。その後、反射型SLMによって変調されたレーザ光と照明光とは第2の誘電体多層膜鏡によって再び同一光路を進み、加工対象物や観察対象物の対象部位に達する。また、この対象部位における反射または散乱により得られる観察光は、上述した照明光と逆の光路を辿る。すなわち、この光変調装置によれば、照明光および観察光が反射型SLMによる変調を回避することができるので、観察光の解像度および光量を保ちつつ対象部位を観察することができる。
また、光変調装置は、第1の透光性部材はプリズムから成り、第1の誘電体多層膜鏡が、プリズムの第1の面上に形成されており、第2の誘電体多層膜鏡が、プリズムの第2の面上に形成されており、照明光が第1の面からプリズム内に入射してプリズムの第3の面において全反射し、全反射した照明光はプリズム内を伝搬して第2の面に達することを特徴としてもよい。このような構成により、第1の誘電体多層膜鏡においてレーザ光および照明光の各光路を分岐し、第2の誘電体多層膜鏡においてこれらの光を再び同一光路とする構成を好適に実現できる。また、第1及び第2の誘電体多層膜鏡の角度や、これらを透過する照明光の光路を調整する必要がないので、当該光変調装置の組み立てを簡易にできる。
本発明による光変調装置によれば、観察光の解像度および光量を保ちつつ対象部位を観察できる。
以下、添付図面を参照しながら本発明による光変調装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施の形態)
先ず、本発明に係る光変調装置の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る光変調装置1Aの構成図である。この図に示される光変調装置1Aは、光源11、光源21、観察部31、ハーフミラー41、ダイクロイックミラー42、プリズム43、反射型SLM51、駆動部52、および集光レンズ61を備える。
光源11、光源21、およびダイクロイックミラー42は、本実施形態における光源部を構成する。光源11は、被変調光であるレーザ光Lrを出射するレーザ光源である。光源21は、照明光Liを出射する照明光源である。なお、光源21としては、例えばハロゲンランプが用いられる。ダイクロイックミラー42は、特定波長の光を選択的に反射し、他の波長の光を透過させる。すなわち、ダイクロイックミラー42は、光源11から出射されて到達するレーザ光Lrを反射させるとともに、光源21から出射されて到達する照明光Liを透過させる。このダイクロイックミラー42によって、互いに波長が異なるレーザ光Lr及び照明光Liは、プリズム43へ向けて同一の光路上に出射される。
プリズム43は、本実施形態における第1の透光性部材であり、少なくとも照明光Liを透過する透光性の材質から成る。プリズム43は、その一断面が三角形状となる四面体を呈しており、該三角形状の三辺のうち一辺を含む第1の面43aと、他の一辺を含む第2の面43bと、残りの一辺を含む第3の面43cとを有する。なお、これらの面43a〜43cは全て、プリズム43の厚さ方向と平行である。第1の面43aには、レーザ光Lrを反射して照明光Liを透過する誘電体多層膜鏡(第1の誘電体多層膜鏡)44aが形成されており、第2の面43bには、同様にレーザ光Lrを反射して照明光Liを透過する誘電体多層膜鏡(第2の誘電体多層膜鏡)44bが形成されている。
誘電体多層膜鏡44aは、ダイクロイックミラー42から到達したレーザ光Lrを反射型SLM51へ向けて反射させるとともに、照明光Liを透過させる。誘電体多層膜鏡44bは、反射型SLM51から出射されて到達したレーザ光Lrを集光レンズ61へ向けて反射させるとともに、誘電体多層膜鏡44aからプリズム43を介して受けた照明光Liを、反射後のレーザ光Lrと同一の光路上へ透過させる。
なお、誘電体多層膜鏡44aを透過して第1の面43aからプリズム43内へ入射した照明光Liは、第3の面43cにおいて全反射し、プリズム43を伝搬して第2の面43bの誘電体多層膜鏡44bに到達する。
反射型SLM51は、誘電体多層膜鏡44aにおいて反射したレーザ光Lrを斜め前方より受け、該レーザ光Lrを反射させつつ、二次元配列された複数の画素毎にレーザ光Lrを変調する。本実施形態の反射型SLM51は、位相変調型のものであって、例えば以下に説明する構造を備える。
図2は、反射型SLM51の一例として、LCOS(LiquidCrystal on Silicon)型の構造を示す分解斜視図である。図2に示すように、この反射型SLM51は、シリコン基板55と、シリコン基板55上に設けられた金属電極層56と、金属電極層56上に設けられたミラー層57と、ミラー層57上に設けられた液晶層58と、液晶層58上に設けられた透明電極層59と、透明電極層59上に設けられたガラス板60と、を備えている。金属電極層56及び透明電極層59は、複数行および複数列からなる二次元状に配置された複数の電極部56a,59aを有しており、金属電極層56の各電極部56aと透明電極層59の各電極部59aとは、反射型SLM51の積層方向において互いに対向している。そして、一対の電極部56a,59aによって、反射型SLM51における画素が規定される。
このように構成された反射型SLM51において、レーザ光Lrは、外部からガラス板60及び透明電極層59を順次透過して液晶層58に入射し、ミラー層57によって反射されて、液晶層58から透明電極層59及びガラス板60を順次透過して外部に出射される。このとき、互いに対向する一対の電極部56a,59a毎に電圧が印加され、その電圧に応じて、液晶層58において互いに対向する一対の電極部56a,59aに挟まれた部分の屈折率が変化している。これにより、複数の画素のそれぞれにおいて、レーザ光Lrの進行方向と直交する所定の方向の成分の位相にずれが生じ、レーザ光Lrが画素毎に整形(位相変調)されることとなる。
再び図1を参照すると、駆動部52は、反射型SLM51の二次元配列された複数の画素それぞれにおける位相変調量を設定するものであり、その画素毎の位相変調量設定のための信号を反射型SLM51に与える。
集光レンズ61は、誘電体多層膜鏡44bから出射したレーザ光Lrおよび照明光Liの光路上に配置される。集光レンズ61は、反射型SLM51から出力され誘電体多層膜鏡44bにおいて反射したレーザ光Lr、および誘電体多層膜鏡44bを透過した照明光Liを集光して、レーザ光Lrを対象物91の対象部位(加工部位または観察部位)において結像させる。また、集光レンズ61は、対象物91において照明光Liが反射・散乱して生じる光(すなわち観察光Lo)を入力して、その観察光Loをプリズム43へ向けて出力する。なお、集光レンズ61としては、無限焦点対物レンズが好適に用いられる。
観察光Loは、照明光Liと同じ波長成分を含むので、集光レンズ61から誘電体多層膜鏡44bに達したのち、誘電体多層膜鏡44bを透過してプリズム43の内部を伝搬する。観察光Loは、プリズム43の第3の面43cにおいて反射したのち誘電体多層膜鏡44aを透過し、更にダイクロイックミラー42を透過する。
ここで、ハーフミラー41は、光源21とダイクロイックミラー42との間に配置される。ハーフミラー41は、光源21から出射された照明光Liをダイクロイックミラー42へ向けて透過させるとともに、ダイクロイックミラー42を透過して到達した観察光Loを観察部31へ向けて反射させる。観察部31は、ハーフミラー41から到達した観察光Loを撮像素子により受光して、この観察光Loに基づく対象物91の対象部位の画像を取得する。
続いて、本実施形態の光変調装置1Aが備えるプリズム43、反射型SLM51、および集光レンズ61の具体的な構成例について説明する。図3は、プリズム43、反射型SLM51、および集光レンズ61を有するSLMモジュール2の平面図である。また、図4は、図3に示すSLMモジュール2のIV−IV線に沿った断面を示す側断面図であり、図5は、図3に示すSLMモジュール2のV−V線に沿った断面を示す側断面図である。
図3〜図5を参照すると、SLMモジュール2は、筐体3と、筐体3の内部に収容されたプリズム43および反射型SLM51と、筐体3の壁面に取り付けられた集光レンズ61とを備える。筐体3は略直方体状の外観を有しており、その一対の側壁の一方に集光レンズ61が取り付けられており、他方には開口3aが設けられている。この開口3aからは、光源部(光源11、光源21、およびダイクロイックミラー42)からレーザ光Lrおよび照明光Liが入射する。
プリズム43は、その厚さ方向が、開口3aと集光レンズ61とを結ぶ軸線と直交するように、筐体3の底板3b上に載置される。そして、プリズム43の第1の面43aは筐体3の開口3aに向けて配置され、第2の面43bは集光レンズ61に向けて配置される。プリズム43の第3の面43cは、筐体3の底板上に配置される。
反射型SLM51は、筐体3の内部においてプリズム43の上方に配置される。反射型SLM51は、あおり機構4によって支持される。あおり機構4は、反射型SLM51の角度を調整するために筐体3に固定されており、反射型SLM51を吊下している。なお、あおり機構4と筐体3の天板3cとの間には、反射型SLM51を制御するための回路基板5が配置される。
以上の構成を備える本実施形態の光変調装置1Aにおける作用および効果について説明する。本実施形態に係る光変調装置1Aでは、レーザ光Lrおよび照明光Liが光源部(光源11、光源21、およびダイクロイックミラー42)から同一の光路上に入力されたのち、これらの光が誘電体多層膜鏡44aに入射する。この誘電体多層膜鏡44aにおいてレーザ光Lrおよび照明光Liは分岐され、レーザ光Lrのみが反射型SLM51に入射する。その後、反射型SLM51によって変調されたレーザ光Lrと照明光Liとは誘電体多層膜鏡44bによって再び同一光路を進み、加工対象物または観察対象物としての対象物91の対象部位に達する。また、この対象部位における反射または散乱により得られる観察光Loは、上述した照明光Liと逆の光路を辿ってハーフミラー41に達し、観察部31において観察される。
このように、本実施形態に係る光変調装置1Aにおいては、照明光Liおよび観察光Loがプリズム43の内部を通過し、反射型SLM51には入射しない。すなわち、光変調装置1Aによれば、照明光Liおよび観察光Loが反射型SLM51による変調を回避することができるので、観察部31に入射する観察光Loの解像度および光量を保ちつつ対象部位を観察することができる。
また、本実施形態のように、誘電体多層膜鏡44a,44bが形成される透光性部材としてプリズム43を用い、照明光Liおよび観察光Loにプリズム43内を伝搬させることによって、誘電体多層膜鏡44aにおいてレーザ光Lrおよび照明光Liの各光路を分岐し、誘電体多層膜鏡44bにおいてこれらの光を再び同一光路とする構成を好適に実現できる。また、このような構成によれば、誘電体多層膜鏡44a,44bの角度や、これらを透過する照明光Liの光路を調整する必要がないので、光変調装置1Aの組み立てを簡易にできる。
(第2の実施の形態)
続いて、本発明に係る光変調装置の第2実施形態について説明する。図6は、第2実施形態に係る光変調装置1Bの構成図である。この図に示される光変調装置1Bと第1実施形態の光変調装置1Aとの構成上の相違点は、誘電体多層膜鏡44a,44bが形成される透光性部材の態様である。なお、他の構成(光源11、光源21、観察部31、ハーフミラー41、ダイクロイックミラー42、反射型SLM51、駆動部52、および集光レンズ61)の構成および作用に関しては、前述した第1実施形態と同様なので詳細な説明を省略する。
図6に示すように、光変調装置1Bは、図1に示したプリズム43に代えて、本実施形態における第1の透光性部材としての透光板45と、本実施形態における第2の透光性部材として透光板45とは別に設けられた透光板46とを備える。透光板45,46は、少なくとも照明光Liを透過する透光性の材質から成る。そして、透光板45の板面には第1の誘電体多層膜鏡44aが形成されており、透光板46の板面には第2の誘電体多層膜鏡44bが形成されている。
第1実施形態と同様に、誘電体多層膜鏡44aは、ダイクロイックミラー42から到達したレーザ光Lrを反射型SLM51へ向けて反射させるとともに、照明光Liを透過させる。誘電体多層膜鏡44aを透過した照明光Liは透光板45および透光板46を透過して誘電体多層膜鏡44bに達する。一方、レーザ光Lrは反射型SLM51へ入射し、変調された後に誘電体多層膜鏡44bに達する。誘電体多層膜鏡44bは、レーザ光Lrを集光レンズ61へ向けて反射させるとともに、照明光Liを、反射後のレーザ光Lrと同一の光路上へ透過させる。
以上の構成を備える本実施形態の光変調装置1Bにおいては、照明光Liおよび観察光Loが透光板45、透光板46という経路を通過し、反射型SLM51には入射しない。すなわち、光変調装置1Bにおいても、照明光Liおよび観察光Loが反射型SLM51による変調を回避することができるので、観察部31に入射する観察光Loの解像度および光量を保ちつつ対象部位を観察することができる。
また、本実施形態では、誘電体多層膜鏡44a,44bが別個の透光板45,46上にそれぞれ形成され、誘電体多層膜鏡44aを透過した照明光Liが誘電体多層膜鏡44bへ向けて伝播する。このような構成により、誘電体多層膜鏡44aにおいてレーザ光Lrおよび照明光Liの各光路を分岐し、誘電体多層膜鏡44bにおいてこれらの光を再び同一光路とする構成を好適に実現できる。
本発明による光変調装置は、上記した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記第1実施形態では第1の透光性部材としてプリズムを例示し、第2実施形態では第1及び第2の透光性部材として透光板を例示したが、本発明における第1の透光性部材や第2の透光性部材はこれらに限られるものではなく、照明光を透過し得る様々な材質・形状の部材によって構成されることができる。
第1実施形態に係る光変調装置1Aの構成図である。 反射型SLM51の一例として、LCOS型の構造を示す分解斜視図である。 プリズム43、反射型SLM51、および集光レンズ61を有するSLMモジュール2の平面図である。 図3に示すSLMモジュール2のIV−IV線に沿った断面を示す側断面図である。 図3に示すSLMモジュール2のV−V線に沿った断面を示す側断面図である。 第2実施形態に係る光変調装置1Bの構成図である。
符号の説明
1A…光変調装置、1B…光変調装置、2…SLMモジュール、3…筐体、3a…開口、3b…底板、3c…天板、4…あおり機構、5…回路基板、11,21…光源、31…観察部、41…ハーフミラー、42…ダイクロイックミラー、43…プリズム、43a…第1の面、43b…第2の面、43c…第3の面、44a…(第1の)誘電体多層膜鏡、44b…(第2の)誘電体多層膜鏡、45,46…透光板、51…反射型SLM、52…駆動部、61…集光レンズ、91…対象物、Li…照明光、Lo…観察光、Lr…レーザ光。

Claims (2)

  1. レーザ光、及び前記レーザ光とは波長が異なり前記レーザ光が照射される対象部位を観察するために前記対象部位に照射される照明光を同一の光路上に出射する光源部と、
    前記照明光を透過する第1の透光性部材上に形成され、前記光源部から同一の光路でもって入射する前記レーザ光及び前記照明光を受け、前記レーザ光を反射させて前記照明光を透過させる第1の誘電体多層膜鏡と、
    前記第1の誘電体多層膜鏡から前記レーザ光を斜め前方より受け、該レーザ光を反射させつつ、二次元配列された複数の画素毎に前記レーザ光を変調する反射型の空間光変調器と、
    前記第1の透光性部材上、又は前記第1の透光性部材とは別に設けられ前記照明光を透過させる第2の透光性部材上に形成され、前記空間光変調器から受けた前記レーザ光を反射させるとともに、前記第1の誘電体多層膜鏡、及び少なくとも前記第1の透光性部材を透過した前記照明光を反射後の前記レーザ光と同一の光路上へ透過させる第2の誘電体多層膜鏡と、
    前記第2の誘電体多層膜鏡から同一の光路でもって入射する前記照明光及び前記レーザ光を受け、前記照明光及び前記レーザ光を集光する集光レンズとを備えることを特徴とする、光変調装置。
  2. 前記第1の透光性部材はプリズムから成り、
    前記第1の誘電体多層膜鏡が、前記プリズムの第1の面上に形成されており、
    前記第2の誘電体多層膜鏡が、前記プリズムの第2の面上に形成されており、
    前記照明光が前記第1の面から前記プリズム内に入射して前記プリズムの第3の面において全反射し、全反射した前記照明光は前記プリズム内を伝搬して前記第2の面に達することを特徴とする、請求項1に記載の光変調装置。
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