JP5472624B2 - 負荷駆動装置およびその制御方法 - Google Patents

負荷駆動装置およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5472624B2
JP5472624B2 JP2010086476A JP2010086476A JP5472624B2 JP 5472624 B2 JP5472624 B2 JP 5472624B2 JP 2010086476 A JP2010086476 A JP 2010086476A JP 2010086476 A JP2010086476 A JP 2010086476A JP 5472624 B2 JP5472624 B2 JP 5472624B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dead time
power supply
disturbance
switching power
supply circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010086476A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011223065A (ja
Inventor
重巳 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minebea Co Ltd filed Critical Minebea Co Ltd
Priority to JP2010086476A priority Critical patent/JP5472624B2/ja
Publication of JP2011223065A publication Critical patent/JP2011223065A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5472624B2 publication Critical patent/JP5472624B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

本発明は、負荷駆動装置に関し、特に、スイッチング電源回路を備えた負荷駆動装置の低損失化に関する。
従来、直流電圧源に直列に接続された2つのスイッチング素子を用い、PWM制御されたスイッチ駆動信号によりハイ(High)側のスイッチング素子とロー(Low)側のスイッチング素子とを交互にオン/オフさせることで所望の出力電圧を得るスイッチング電源回路、及び、このようなスイッチング電源回路を備えた負荷駆動装置が広く用いられている。
一般に、このようなスイッチング電源回路では、一方のスイッチング素子のオン状態から他方のスイッチング素子のオン状態に切り替えるときに、両方のスイッチング素子をオフにする所謂デッドタイムが設けられ、このデッドタイムの期間長は、スイッチング電源回路を備えた負荷駆動装置の効率に影響を及ぼすことが知られている。例えば、デッドタイム期間が長いと、還流電流による導通損失及び寄生ダイオードのリカバリ電流等による損失が増大し、効率が低下する。一方、デッドタイム期間が短すぎると、2つのスイッチング素子を貫通して短絡電流が流れ始めるため、やはり効率は低下する。したがって、負荷駆動装置の電力損失を低減し、その効率を改善するためには、最適なデッドタイムを設定することが望ましい。
この点に関連して、従来、最大の効率を達成するための最適なデッドタイムを設定することにより、同時に、スイッチング素子のオンデューティ(1スイッチングサイクル中のオン時間の割合)が最小になることが報告されており、この事実に着目したデッドタイムの最適化アルゴリズムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このアルゴリズムは、最初にデッドタイムをある程度長い初期値に設定して、オンデューティを監視しながらデッドタイムを徐々に短くしていき、これに伴うオンデューティの変化が減少から増大に転じるポイント(すなわち、オンデューティが最小と判断されるポイント)のデッドタイムを、その最適値とするものである。
特開2009−141564号公報
しかしながら、負荷駆動装置は、実際には、作動中常に外乱の影響を受けており、そのオンデューティも外乱によってランダムに変動する可能性がある。したがって、単に上記のアルゴリズムを実装するのみでは、例えば、デッドタイム最適化動作の実行中に、入力電圧の低下や負荷電流の増大等により、デッドタイムを短くしたこととは無関係にオンデューティが増大する可能性があり、これによって、本来最適ではないデッドタイムの値を最適値として誤認するおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、外乱等の影響を受けた場合でも、スイッチング電源のデッドタイムの最適値を誤認することなく、電力損失を低減することが可能な負荷駆動装置を提供することを目的とする。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、さらに他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)直流電圧源に直列に接続された2つのスイッチング素子を有するスイッチング電源回路と、前記スイッチング素子をオン/オフさせる駆動信号を前記スイッチング素子に供給するスイッチ制御回路と、前記2つのスイッチング素子の両方がオフとなるデッドタイムを設定するデッドタイム設定回路と、前記スイッチング電源回路の入力電圧、出力電流、出力電圧の少なくとも1つを検知する検知手段とを備える負荷駆動装置において、前記デッドタイム設定回路は、デッドタイムと前記駆動信号のオンデューティとの相関に基づいてデッドタイムの最適値を探索及び判別する最適値探索部と、前記検知手段で検知された値に基づいて外乱の発生有無を判別する手段と、外乱が発生したと判別された場合に前記最適値の探索及び判別から外乱の影響を排除するために、前記スイッチング電源回路の数学モデルに定義されたデッドタイムと前記駆動信号のオンデューティとの相関に基づいて、特定のデッドタイムに対応するオンデューティを算出する演算を実行する外乱補正演算部とを含むことを特徴とする負荷駆動装置(請求項1)。
本項に記載の負荷駆動装置によれば、デッドタイム設定回路が、デッドタイムの最適値を探索及び判別する最適値探索部だけなく、最適値の探索及び判別から外乱の影響を排除するための演算を実行する外乱補正演算部を備えることによって、外乱の影響によるデッドタイムの最適値の誤認を発生させることなく、負荷駆動装置の電力損失を低減することが可能となる。
また、本項に記載の負荷駆動装置において、外乱の発生は、前記スイッチング電源回路の入力電圧、出力電圧、及び出力電流のいずれか1つまたはこれらの任意の組合せに基づいて判別されるものであそして、本項に記載の負荷駆動装置によれば、外乱補正演算部が、数学モデルに定義されたデッドタイムと駆動信号のオンデューティとの相関に基づいて、特定のデッドタイムに対応するオンデューティを算出する演算を実行することによって、外乱の発生時にも、数学モデルと外乱が発生する以前のスイッチング電源回路の入出力状態に基づいて、外乱が発生しなかった場合のオンデューティを算出することができるため、デッドタイムの最適値の探索及び判別から、外乱の影響を確実に排除することができる。
(2)直流電圧源に直列に接続された2つのスイッチング素子を有するスイッチング電源回路と、前記スイッチング素子をオン/オフさせる駆動信号を前記スイッチング素子に供給するスイッチ制御回路と、前記2つのスイッチング素子の両方がオフとなるデッドタイムを設定するデッドタイム設定回路と、前記スイッチング電源回路の入力電圧、出力電流、出力電圧の少なくとも1つを検知する検知手段とを備える負荷駆動装置において、前記デッドタイム設定回路は、デッドタイムと前記スイッチング電源回路の出力電圧との相関に基づいてデッドタイムの最適値を探索及び判別する最適値探索部と、前記検知手段で検知された値に基づいて外乱の発生有無を判別する手段と、外乱が発生したと判別された場合に、前記最適値の探索及び判別から外乱の影響を排除するために、前記スイッチング電源回路の数学モデルに定義されたデッドタイムと前記スイッチング電源回路の出力電圧との相関に基づいて、特定のデッドタイムに対応する出力電圧を算出する演算を実行する外乱補正演算部とを含むことを特徴とする負荷駆動装置(請求項2)
本項に記載の負荷駆動装置によれば、デッドタイム設定回路が、デッドタイムの最適値を探索及び判別する最適値探索部だけなく、最適値の探索及び判別から外乱の影響を排除するための演算を実行する外乱補正演算部を備えることによって、外乱の影響によるデッドタイムの最適値の誤認を発生させることなく、負荷駆動装置の電力損失を低減することが可能となる。また、本項に記載の負荷駆動装置において、外乱の発生は、前記スイッチング電源回路の入力電圧、出力電圧、及び出力電流のいずれか1つまたはこれらの任意の組合せに基づいて判別されるものである。そして、本項に記載の負荷駆動装置によれば、外乱補正演算部が、数学モデルに定義されたデッドタイムとスイッチング電源回路の出力電圧との相関に基づいて、特定のデッドタイムに対応する出力電圧を算出する演算を実行することによって、外乱の発生時にも、数学モデルと外乱が発生する以前のスイッチング電源回路の入出力状態に基づいて、外乱が発生しなかった場合の出力電圧を算出することができるため、デッドタイムの最適値の探索及び判別から、外乱の影響を確実に排除することができる。
(3)(1)または(2)項に記載の負荷駆動装置において、前記数学モデルは、前記2つのスイッチング素子のうち、一方のスイッチング素子がオンかつ他方のスイッチング素子がオフの状態と、前記一方及び他方のスイッチング素子がオフの状態と、前記一方のスイッチング素子がオフかつ前記他方のスイッチング素子がオンの状態の三状態を平均化する状態平均化法に基づいて作成されることを特徴とする負荷駆動装置(請求項3)。
本項に記載の負荷駆動装置によれば、スイッチング電源回路の、デッドタイムを加味した有効な数学モデルを作成することが可能になる。
さらに、本項に記載の負荷駆動装置において、数学モデルに含まれるパラメータについては、スイッチング電源回路の作動中の入出力状態と、入出力状態から推定される状態変数に基づいて算出されたパラメータを適用するものであってもよい。さらに、本項に記載の負荷駆動装置は、意図的に外乱を発生させる外乱発生部を備え、上記パラメータの決定は、この外乱の影響も加味してなされることが好ましい。これによって、数学モデルに対して、スイッチング電源回路の回路定数の実機ごとのばらつき、温度ドリフト、及び経年変化等を反映させ、デッドタイムの最適値を確実に判別することが可能となる。
(6)直流電圧源に直列に接続された2つのスイッチング素子を有するスイッチング電源回路と、前記スイッチング素子をオン/オフさせる駆動信号を前記スイッチング素子に供給するスイッチ制御回路と、前記スイッチング電源回路の入力電圧、出力電流、出力電圧の少なくとも1つを検知する検知手段とを備える負荷駆動装置の制御方法であって、前記2つのスイッチング素子の両方がオフとなるデッドタイムの最適値を、デッドタイムと前記駆動信号のオンデューティとの相関またはデッドタイムと前記スイッチング電源回路の出力電圧との相関に基づいて探索及び判別する段階と、前記検知手段で検知された値に基づいて外乱の発生有無を判別する段階と、外乱が発生したと判別された場合、デッドタイムと前記駆動信号のオンデューティとの相関に基づく前記最適値の探索及び判別から外乱の影響を排除するために、前記スイッチング電源回路の数学モデルに定義されたデッドタイムと前記駆動信号のオンデューティとの相関に基づいて、特定のデッドタイムに対応するオンデューティを算出する演算を実行するか、または、前記デッドタイムと前記スイッチング電源回路の出力電圧との相関に基づく前記最適値の探索及び判別から外乱の影響を排除するために、前記スイッチング電源回路の数学モデルに定義されたデッドタイムと前記スイッチング電源回路の出力電圧との相関に基いて、特定のデッドタイムに対応する出力電圧を算出する演算を実行する段階と、を備えることを特徴とする制御方法(請求項)。
本発明に係る負荷駆動装置は、以上のように構成したため、スイッチング電源を備えた負荷駆動装置において、外乱等の影響を受けた場合でも、スイッチング電源のデッドタイムの最適値を誤認することなく、負荷駆動装置の効率を最大化する最適なデッドタイムを設定することができ、ひいては負荷駆動装置の電力損失を低減することが可能となる。
本発明の一実施形態における負荷駆動装置を示す回路構成図である。 図1に示す負荷駆動装置のデッドタイム設定回路の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態において、スイッチング電源回路の三状態を示す図であり、(a)は、スイッチング電源回路の等価回路図、(b)は、一方のスイッチング素子がオンかつ他方のスイッチング素子がオフの状態、(c)は、一方及び他方のスイッチング素子がオフの状態、(d)は、一方のスイッチング素子がオフかつ他方のスイッチング素子がオンの状態をそれぞれ示す等価回路図である。 本発明に一実施形態において、スイッチング電源回路の数学モデルを示すブロック線図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における負荷駆動装置1を示す回路構成図である。図1に示す負荷駆動装置1は、所謂降圧型のDC−DCコンバータを構成するものであり、直流電圧源Vccに直列に接続された2つのスイッチング素子Q1、Q2を有するスイッチング電源回路2と、スイッチング素子Q1、Q2をオン/オフさせる駆動信号をこれらのスイッチング素子Q1、Q2に供給するスイッチ制御回路3と、抵抗R1,R2からなり、スイッチング電源回路2の出力電圧を検出する電圧検出回路4と、検出した出力電圧と基準電圧Vdcとの誤差を出力するエラーアンプ8を含む補償回路5とを備えている。
スイッチング電源回路2において、スイッチング素子Q1、Q2はMOSFETからなり、スイッチング素子Q1のドレインは直流電圧源Vccの正極側に接続されてハイ側のスイッチング素子として構成され、スイッチング素子Q2のソースは直流電圧源Vccの負極側(GND)に接続されてロー側のスイッチング素子として構成されている。スイッチング素子Q1のソースとスイッチング素子Q2のドレインは互いに接続されており、その接続点に、インダクタL1の一端が接続されている。そして、インダクタL1の他端は、コンデンサC1の一端に接続され、コンデンサC1の他端は、直流電圧源Vccの負極側に接続されており、コンデンサC1と並列に負荷7が接続される。
スイッチ制御回路3は、補償回路5からの出力と、後述するデッドタイム設定回路6からの出力に基づいて、適切なオンデューティとデッドタイムを有する駆動信号(ゲート駆動信号)をスイッチング素子Q1、Q2に出力し、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2とを交互にオン/オフすることによって、スイッチング電源回路2の所望の出力電圧を達成するものである。
本実施形態における負荷駆動装置1は、さらに、最適値探索部9及び外乱補正演算部10を含むデッドタイム設定回路6を有しており、以下、その動作の詳細について説明する。
尚、本実施形態において、補償回路5、スイッチ制御回路3、及びデッドタイム設定回路6は、一体のプログラマブルデバイスにより構成されることが好ましい。その際、デッドタイム設定回路6の最適値探索部9及び外乱補正演算部10は、好ましくは、以下に説明する動作を実行するソフトウェアモジュールとして実装されるものである。
但し、本発明は、これらの構成要素の実装態様によって限定されるものではなく、また、デッドタイム設定回路6は、後述する制御動作を実行する限り、任意の適切なハードウェアまたはソフトウェア、またはそれらの組合せによって実現されるものであってもよい。
図2は、負荷駆動装置1におけるデッドタイム設定回路6の制御動作を示すフローチャートであり、以下、図2を参照して、その動作をステップ毎に説明する。
まず、適切なトリガー信号等によりデッドタイム設定回路6の動作が開始された(Start)後、デッドタイム変数Tdnに初期値Tdiが設定される(ステップS1)。この際、初期値Tdiとしては、通常、ある程度大きな値(すなわち、予想されるデッドタイムの最適値よりも長い時間に対応する値)が設定される。
ここで、このデッドタイム変数Tdnの値はスイッチ制御回路3に出力され、スイッチ制御回路3は、このTdnの値に基づいて設定されたデッドタイムを有する駆動信号をスイッチング素子Q1、Q2に対して出力する。
次に、デッドタイムの最適値変数Tdoにデッドタイム変数Tdnの値が設定される(ステップS2)。次に、デッドタイム設定回路6は、スイッチ制御回路3から、駆動信号のこの時点のオンデューティを受け取り、オンデューティ変数DoにこのオンデューティDが設定される(ステップS3)。次に、デッドタイム変数Tdnの値が所定の時間幅ΔTdnだけ短縮される(Tdn−ΔTdnが、デッドタイム変数Tdnの新たな値として設定される)(ステップS4)。
次に、ステップS5において、負荷駆動装置1に現在外乱が発生しているか否かが判別される。この判別は、例えば、補償回路5からの出力が予め設定された許容範囲内にあるか否かに基づいて実行される。すなわち、この許容範囲は、スイッチング電源回路の出力電圧の正常範囲と対応し、外乱の影響を受けて出力電圧が異常な変動を示した場合、補償回路5からの出力が許容範囲から逸脱するように定められている。そして、補償回路5からの出力が許容範囲内にある場合、外乱は発生してないと判別されて、制御は、ステップS8に移行する。
尚、本実施形態における負荷駆動装置1は、スイッチング電源回路2の入力電圧、出力電流、出力電圧のいずれか1つまたはこれらの任意の組合せの検知手段(図示は省略する)を備えて、外乱の判別は、これらのうちの1つまたは複数が予め設定された許容範囲内にあるか否かに基づいて実行されるものであってもよい。
次に、ステップ8において、デッドタイム設定回路6は、スイッチ制御回路3から、駆動信号のこの時点のオンデューティDを受け取り、このオンデューティD(すなわち、デッドタイムを時間幅ΔTdnだけ短縮した後のオンデューティ)と、オンデューティ変数Doの値(すなわち、デッドタイムを時間幅ΔTdnだけ短縮する以前のオンデューティ)が比較される。そして、このオンデューティDが、デッドタイムを時間幅ΔTdnだけ短縮する以前のオンデューティDo以下(D≦Do)であった場合(Y)、制御は、ステップS7に移行する。
ステップS7では、再びオンデューティDとオンデューティ変数Doの値が比較され、オンデューティDが、デッドタイムを時間幅ΔTdnだけ短縮する以前のオンデューティDoよりも減少していた場合(Y)、制御は、ステップS2に戻る。ステップS2では、この時点のデッドタイム変数Tdnの値が最適値変数Tdoに設定される。これによって、最適値変数Tdoの値は、以前の値から時間幅ΔTdnだけ短縮された値に更新され、以後のステップが繰り返される。また、ステップS7において、オンデューティDが以前のオンデューティDoよりも減少していなかった場合(N)、制御はステップS3に戻り、最適値変数Tdoの値を更新することなく、以後のステップが繰り返される。
一方、ステップS8において、オンデューティDが、デッドタイムを時間幅ΔTdnだけ短縮する以前のデューティ比Doよりも増大していた(D>Do)場合(N)、制御は、ステップS9に移行する。そして、ステップS9において、このときの最適値変数Tdoの値(すなわち、直前のステップS4において時間幅ΔTdnだけ短縮される以前のデッドタイム変数Tdnの値)が、最適値としてデッドタイム変数Tdnに設定され、以後、スイッチ制御回路3は、ここで設定されたデッドタイムを有する駆動信号をスイッチング素子Q1、Q2に供給することになる。
このように、本実施形態における負荷駆動装置1において、図2に示すデッドタイム設定回路6の動作のうち、ステップS1〜S5、S7〜S9は、最適値探索部9における最適値の探索及び判別の動作に相当するものであり、この最適値探索部9は、デッドタイムとスイッチング素子Q1、Q2を駆動する駆動信号のオンデューティとの相関に基づいて、デッドタイムの最適値を探索及び判別するものである。
そして、ステップS5において、外乱が発生していると判別された場合、制御はステップS6に移行し、以後の最適値の探索及び判別から外乱の影響を排除するための演算が実行される。すなわち、本実施形態において、ステップS6は、外乱補正演算部10の動作に相当する。
外乱補正演算部10は、予め作成されたスイッチング電源回路2の数学モデルを備えており、この数学モデルに基づいて、外乱が発生しなかった場合のスイッチング電源回路2の現在の状態を推定(算出)するものである。以下、図3及び図4を参照して、好ましい数学モデルの一例について詳述する。
図3(a)は、スイッチング電源回路2の等価回路図であり、d1、d2は、それぞれスイッチング素子Q1、Q2のボディダイオードを示す。また、図3(b)〜(d)は、図3(a)に示すスイッチング電源回路2において、それぞれ、ハイ側のスイッチング素子Q1がオンかつロー側のスイッチング素子Q2がオフの状態(図3(b))、ハイ側のスイッチング素子Q1及びロー側のスイッチング素子Q2が共にオフの状態(図3(c))、ハイ側のスイッチング素子Q1がオフかつロー側のスイッチング素子Q2がオンの状態(図3(d))を示す等価回路図である。
ここで、図3(c)に示す状態が持続する期間がデッドタイムに相当する。また、以下では、図3(b)に示す状態が持続する期間及び図3(d)に示す状態が持続する期間を、ハイ側のスイッチング素子Q1を基準として、それぞれオンタイム及びオフタイムという。そして、図3(b)〜(d)に示す三状態の期間長の合計に対する各状態の期間長の割合を、それぞれオンデューティD、デッドタイムデューティD、オフデューティDという。
この定義により、オンデューティD、デッドタイムデユーティD、オフデューティDは、次式(1)を満たしている。

尚、図3において、Vは直流電圧源Vccの電圧値、LはインダクタL1のインダクタンス、CはコンデンサC1のキャパシタンス、Rは負荷7の等価抵抗であり、rs1、rs2は、それぞれスイッチング素子Q1、Q2のオン抵抗、rd2はボディダイオードd2のオン抵抗、rはインダクタL1の直流抵抗成分、resrはコンデンサC1の等価直列抵抗である。
本実施形態において外乱補正演算部10が備える数学モデルは、所謂状態平均化法に基づいて作成され、その際、スイッチング電源回路2のオンタイム(図3(b))及びオフタイム(図3(d))だけでなく、デッドタイム(図3(c))を加えた三状態を平均化することにより、例えば、デッドタイムデューティDとオンデューティDとを関係付けることを可能にするものである。
具体的には、インダクタ電流iと、コンデンサ電圧Vを用いて、次のように状態変数xを定義すると、

図3(b)〜(c)に示す各状態について、それぞれ次式(3)〜(5)に示すような状態方程式が成立する。
但し、式(3)〜(5)において、係数行列A1〜A3,b1は、次式(6)〜(8)で表される。



また、αは、式の簡略化のため次式(9)により定義された定数である。
さらに、図3(b)〜(c)に示す各状態において、次式(10)に示すような出力方程式が成立する。
ここで、式(3)〜(5)を、それぞれのデューティにしたがって平均化すると、平均化状態変数(11)は、次式(12)に示すような平均化状態方程式を満足する。


但し、係数行列A,bは、次のように定義され、

具体的には、

となる。
また、rは、式の簡略化のため次式(16)により定義された定数である。
ここで、平均化状態方程式(12)を成分毎に書き下せば、次式(17)、(18)のようになり(但し、平均を表す上付きバーを省略した)、これらの平均化状態方程式と出力方程式(10)と合わせて、スイッチング電源回路2の数学モデルが構成される。

ここで、式(17)、(18)及び式(10)をブロック線図として表した図を、図4に示す。但し、図4において、図1における負荷7の等価抵抗Rは、出力電圧Vと出力電流Iを用いて

で表されている。
尚、図4中、「×」、「÷」が記載された四角形のブロック及び「+」、「−」が記載された円のブロックは、それぞれのブロックへの入力に対して対応する演算を施して出力することを表し、定数(例えば、resr)が記載された四角形のブロックは、その定数がブロックから出力されることを表す。また、三角形のブロックは、ブロック内に記載された定数を比例定数とする比例ゲインであり、「1/s」が記載された四角形のブロックは積分を表す。
図4からも分かるように、この数学モデルは、スイッチング電源回路2の入出力状態(入力電圧V、出力電圧V)、状態変数(インダクタ電流i、コンデンサ電圧V)、オンデューティD、及び、デッドタイムデューティDを関係付けるものであり、この数学モデルを用いて、例えば、入力電圧V、出力電圧V、及びデッドタイムデューティDの関数として、オンデューティDを算出することができる。
そして、図2のステップS6の動作について詳述すれば、次の通りである。
ここで、負荷駆動装置1は、例えば、入力電圧Viの検知手段(図示は省略する)及び出力電圧Vの検知手段(電圧検出回路4の出力を直接用いるものであっても、補償回路5の出力から出力電圧Vを求めるものであってもよい)を備えており、デッドタイム設定回路6は、その始動後、ステップS5で外乱が発生したと判別される前の任意の時点で、外乱が発生していないときの入力電圧V及び出力電圧Vの値を保存しているものとする。
ステップS5において外乱が発生していると判別された後、ステップS6では、最適値探索部からその時点のデッドタイムTdnを受け取り、そのデッドタイムを、(必要な場合適当に換算して)、デッドタイムデューティDとして用い、さらに、予め保存されている外乱が発生していないときの入力電圧V及び出力電圧V(デッドタイム設定回路6の始動後、このような検知及び保存が複数回行われている場合は、最新の値)を用いて、上述した数学モデルからオンタイムデューティDを算出する。そして、算出されたオンタイムデューティDが、(必要な場合適当に換算された後)、この時点のオンデューティDとして、ステップS6に受け渡されることになる。
これによって、ステップS6では、外乱の影響を受けている可能性のある(実際の)オンデューティではなく、数学モデルに基づいて算出されたオンデューティ(すなわち、仮に外乱が発生しなかった場合に、この時点のデッドタイムTdnに対応するオンデューティとしてより適切な値)を使用して、オンデューティ変数Doとの比較判別が実施されるため、最適値探索部6によるデッドタイムの探索及び判別から外乱の影響を排除することができる。
ここで、一般に、回路素子の回路定数には、実機ごとのばらつき、及び、温度ドリフトや経年変化等による変動があるため、数学モデルに含まれるパラメータ(例えば、係数行列A、bの成分)は、これらの回路素子のばらつきまたは変動に応じて定められることが望ましい。この点に鑑みて、負荷駆動装置1は、その入出力状態から状態変数を推定する推定手段(所謂オブザーバ)を備え、入出力状態から推定された状態変数を用いて、各実機毎に、かつ、その実機の使用環境及び使用時間等に応じた適切なタイミングで、上記パラメータの算出を実行し、この算出されたパラメータを、デッドタイム設定回路6が備える数学モデルに対して適用するものであってもよい。これによって、デッドタイムの最適値をさらに確実に判別することが可能となる。
尚、上述した数学モデルは、ハイ側のスイッチング素子Q1のオフからロー側のスイッチング素子のオンまでのデッドタイムに関連して説明したが、本実施形態における数学モデルを含むデッドタイム設定回路6が、ロー側のスイッチング素子Q2のオフからハイ側のスイッチング素子のオンまでのデッドタイムに対しても同様に適用可能なものである。
また、デッドタイム設定回路6は、負荷駆動装置1の作動中、任意の適切なタイミングで始動させることが可能であり、例えば、負荷駆動装置1の動作開始後、周期的に始動させるものであってもよい。
以上、本発明に係る負荷駆動装置の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る負荷駆動装置は、その最適値探索部9が、デッドタイムとスイッチング電源回路2の出力電圧との相関に基づいて、最適値を探索及び判別するものであってもよい。
この場合、最適値探索部9は、図2に示した動作と同様の動作により、出力電圧が最大と判断されるポイント(デッドタイムの短縮に伴って、出力電圧が増大から減少に転じるポイント)におけるデッドタイムを、最適値として判別し、また、外乱補正演算部10は、その数学モデルに表されたスイッチング電源回路2の入出力状態(入力電圧V、出力電圧V)、状態変数(インダクタ電流i、コンデンサ電圧V)、オンデューティD、及び、デッドタイムデューティDとの相関から、最適値探索部9から受け取ったデッドタイムTdnに応じた、外乱が発生していない場合の出力電圧Voを算出するものである。
1:負荷駆動装置、2:スイッチング電源回路、3:スイッチ制御回路、4:電圧検出回路、5:補償回路、6:デッドタイム設定回路、7:負荷、8:エラーアンプ、9:最適値探索部、10:外乱補正演算部、C1:コンデンサ、L1:インダクタ、Q1,Q2:スイッチング素子、R1,R2:抵抗、Vcc:直流電源電圧、Vdc:基準電圧

Claims (4)

  1. 直流電圧源に直列に接続された2つのスイッチング素子を有するスイッチング電源回路と、前記スイッチング素子をオン/オフさせる駆動信号を前記スイッチング素子に供給するスイッチ制御回路と、前記2つのスイッチング素子の両方がオフとなるデッドタイムを設定するデッドタイム設定回路と、前記スイッチング電源回路の入力電圧、出力電流、出力電圧の少なくとも1つを検知する検知手段とを備える負荷駆動装置において、
    前記デッドタイム設定回路は、デッドタイムと前記駆動信号のオンデューティとの相関に基づいてデッドタイムの最適値を探索及び判別する最適値探索部と、前記検知手段で検知された値に基づいて外乱の発生有無を判別する手段と、外乱が発生したと判別された場合に前記最適値の探索及び判別から外乱の影響を排除するために、前記スイッチング電源回路の数学モデルに定義されたデッドタイムと前記駆動信号のオンデューティとの相関に基づいて、特定のデッドタイムに対応するオンデューティを算出する演算を実行する外乱補正演算部とを含むことを特徴とする負荷駆動装置。
  2. 直流電圧源に直列に接続された2つのスイッチング素子を有するスイッチング電源回路と、前記スイッチング素子をオン/オフさせる駆動信号を前記スイッチング素子に供給するスイッチ制御回路と、前記2つのスイッチング素子の両方がオフとなるデッドタイムを設定するデッドタイム設定回路と、前記スイッチング電源回路の入力電圧、出力電流、出力電圧の少なくとも1つを検知する検知手段とを備える負荷駆動装置において、
    前記デッドタイム設定回路は、デッドタイムと前記スイッチング電源回路の出力電圧との相関に基づいてデッドタイムの最適値を探索及び判別する最適値探索部と、前記検知手段で検知された値に基づいて外乱の発生有無を判別する手段と、外乱が発生したと判別された場合に、前記最適値の探索及び判別から外乱の影響を排除するために、前記スイッチング電源回路の数学モデルに定義されたデッドタイムと前記スイッチング電源回路の出力電圧との相関に基づいて、特定のデッドタイムに対応する出力電圧を算出する演算を実行する外乱補正演算部とを含むことを特徴とする負荷駆動装置
  3. 前記数学モデルは、前記2つのスイッチング素子のうち、一方のスイッチング素子がオンかつ他方のスイッチング素子がオフの状態と、前記一方及び他方のスイッチング素子がオフの状態と、前記一方のスイッチング素子がオフかつ前記他方のスイッチング素子がオンの状態の三状態を平均化する状態平均化法に基づいて作成されることを特徴とする請求項1または2に記載の負荷駆動装置。
  4. 直流電圧源に直列に接続された2つのスイッチング素子を有するスイッチング電源回路と、前記スイッチング素子をオン/オフさせる駆動信号を前記スイッチング素子に供給するスイッチ制御回路と、前記スイッチング電源回路の入力電圧、出力電流、出力電圧の少なくとも1つを検知する検知手段とを備える負荷駆動装置の制御方法であって、
    前記2つのスイッチング素子の両方がオフとなるデッドタイムの最適値を、デッドタイムと前記駆動信号のオンデューティとの相関またはデッドタイムと前記スイッチング電源回路の出力電圧との相関に基づいて探索及び判別する段階と、
    前記検知手段で検知された値に基づいて外乱の発生有無を判別する段階と、
    外乱が発生したと判別された場合、デッドタイムと前記駆動信号のオンデューティとの相関に基づく前記最適値の探索及び判別から外乱の影響を排除するために、前記スイッチング電源回路の数学モデルに定義されたデッドタイムと前記駆動信号のオンデューティとの相関に基づいて、特定のデッドタイムに対応するオンデューティを算出する演算を実行するか、または、前記デッドタイムと前記スイッチング電源回路の出力電圧との相関に基づく前記最適値の探索及び判別から外乱の影響を排除するために、前記スイッチング電源回路の数学モデルに定義されたデッドタイムと前記スイッチング電源回路の出力電圧との相関に基いて、特定のデッドタイムに対応する出力電圧を算出する演算を実行する段階と、を備えることを特徴とする制御方法。
JP2010086476A 2010-04-02 2010-04-02 負荷駆動装置およびその制御方法 Expired - Fee Related JP5472624B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010086476A JP5472624B2 (ja) 2010-04-02 2010-04-02 負荷駆動装置およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010086476A JP5472624B2 (ja) 2010-04-02 2010-04-02 負荷駆動装置およびその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011223065A JP2011223065A (ja) 2011-11-04
JP5472624B2 true JP5472624B2 (ja) 2014-04-16

Family

ID=45039530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010086476A Expired - Fee Related JP5472624B2 (ja) 2010-04-02 2010-04-02 負荷駆動装置およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5472624B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6069957B2 (ja) * 2012-08-27 2017-02-01 富士電機株式会社 スイッチング電源装置
KR101893678B1 (ko) 2016-11-04 2018-08-30 한양대학교 에리카산학협력단 직류-직류 벅 컨버터
US11831235B1 (en) 2022-08-26 2023-11-28 dcbel Inc. Multi-level power converter with software control of switches and deadtime

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4533677B2 (ja) * 2004-06-17 2010-09-01 株式会社東芝 電力変換装置
JP4621636B2 (ja) * 2005-07-14 2011-01-26 株式会社東芝 電源装置及びその制御方法
JP2009044814A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 同期整流型dc/dcコンバータ
JP4575420B2 (ja) * 2007-12-05 2010-11-04 株式会社東芝 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011223065A (ja) 2011-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11346893B2 (en) Method and assessment unit for determining the remaining service life of a capacitor, and system
EP2365346B1 (en) Switching power supply
JP6232935B2 (ja) 電源装置及び電源装置の異常判定方法
JP5348028B2 (ja) チョッパ回路の故障検出装置
US9906125B2 (en) Power circuit with switching frequency control circuit and control method thereof
JP6361479B2 (ja) 電力変換装置
JP5472624B2 (ja) 負荷駆動装置およびその制御方法
JP2019092336A (ja) 電源装置及び制御装置
JP2010154679A (ja) 車両の電源装置
JP2011167040A (ja) Dc−dcコンバータの制御装置
JP4798547B2 (ja) Pwmインバータ装置とその電流制御方法
US7719250B2 (en) Half bridge switching regulator and electronic device
JP2004320922A (ja) 昇圧回路及び昇圧回路の制御方法
JP6274906B2 (ja) Dc/dcコンバータおよびdc/dcコンバータの制御方法
JP5487700B2 (ja) Dcdcコンバータの制御装置
JP6284582B2 (ja) 調光駆動回路及びその制御方法
WO2020189656A1 (ja) 車載用dcdcコンバータ
JP5402914B2 (ja) 短絡検出装置、昇圧装置、太陽光発電システム、短絡検出方法、およびプログラム
US10367427B2 (en) Resonant inverter device
JP5849994B2 (ja) アクチュエータ駆動装置
WO2024122260A1 (ja) Dcdcコンバータの制御装置、プログラム
JP2015154625A (ja) 電力変換装置
WO2023105896A1 (ja) 電力変換装置およびその制御方法
JP2011205837A (ja) 負荷駆動装置及びその制御方法
JP2012100484A (ja) 電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5472624

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees