JP5472170B2 - 動圧気体軸受 - Google Patents

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Description

本発明は、航空機のエアサイクルマシン、ヘリウム液化装置の膨張タービン、自動車のターボチャージャ等の高速回転機械に使用される軸受に関し、特に、軸を取り付ける対象である軸受部材と軸に設けた回転受圧部との間に形成された気体膜により荷重を支持する動圧気体軸受に関する。
高速回転機械用に使用される軸受として、軸を取り付ける対象である軸受部材と軸に設けた回転受圧部との間に設けられ、軸の回転の際に気体膜を形成すべく前記回転受圧部との間にクサビ状空間を含む気体膜を形成するアッパフォイルと、このアッパフォイルと前記軸受部材との間に配してなり前記アッパフォイルを前記回転受圧部側に弾性付勢する凸部を有するアンダフォイルとを具備し、前記気体膜の潤滑作用により荷重を支持する動圧気体軸受が従来知られている(例えば、特許文献1、2を参照)。
ここで、特許文献1記載の構成では、前記クサビ状空間を適切に形成させるべく、アッパフォイルの上流側端縁と軸受部材との間にはアンダフォイルが存在せず、高さ寸法がアンダフォイルの凸部よりも小さなシムを設けている。ところが、このような構成では、アンダフォイルの凸部の高さにばらつきが存在する場合、各凸部とシムの高さとの差もばらつくことになるので、前記クサビ状空間の高さを適切なものに調整することが非常に困難である。
一方、特許文献2記載の構成では、アッパフォイル及びアンダフォイルの形状を、予め前記クサビ状空間の形状に対応させて成形しているが、この場合、アッパフォイル及びアンダフォイルの成形に高い精度が必要とされる。
そのため、高い加工精度を要求することなく、適切なクサビ状空間の形状を容易に得ることができる動圧気体軸受の構成を実現することが要望されている。
米国特許第4277712号公報 米国特許第6224263号公報
本発明は以上の点に着目したものであり、適切なクサビ状空間の形状を容易に得ることができる動圧気体軸受の構成を簡単な構成により実現することを所期の目的とする。
すなわち本発明に係る動圧気体軸受は、軸を取り付ける対象である軸受部材と軸に設けた回転受圧部との間に設けられ、軸の回転の際に気体膜を形成すべく前記回転受圧部との間にクサビ状空間を含む気体膜を形成するアッパフォイルと、このアッパフォイルと前記軸受部材との間に配してなり前記アッパフォイルを前記回転受圧部側に弾性付勢する凸部を有するアンダフォイルとを具備するものであって、前記アッパフォイルが、前記アンダフォイルの凸部の上方に位置する部分に該凸部が通過する凸部通過孔を有するアッパフォイルプレートと、一端部を前記アッパフォイルプレートに支持させてなるとともに前記アンダフォイルの凸部に支持される複数のアッパフォイルセグメントとを有し、前記アッパフォイルセグメントの他端部が隣接するアッパフォイルセグメントに重なり合うことを特徴とする。
このようなものであれば、アッパフォイルプレートが存在する領域では軸が回転し気体膜の圧力が発生するとアッパフォイルセグメントが大きく撓む一方、アンダフォイルセグメントが存在する領域ではアッパフォイルセグメントがアンダフォイルの凸部に直接支持されているのでアッパフォイルセグメントのたわみは小さく、従ってアッパフォイルプレートが存在する領域に適切な形状のクサビ状空間が形成される。
本発明によれば、簡単な構成により適切なクサビ状空間の形状を容易に得ることができる動圧気体軸受の構成を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る動圧気体軸受を示す概略図。 同実施形態に係る動圧気体軸受を示す分解斜視図。 同実施形態に係る動圧気体軸受のアッパフォイルを示す平面図。 本発明の他の実施形態に係る動圧気体軸受を示す概略図。
本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ以下に述べる。
本実施形態に係る動圧気体軸受は、図1及び図2に示すように、軸2を取り付ける対象である軸受部材1と軸2に設けた回転受圧部3との間に設けられ、軸2の回転の際に気体膜Sを形成すべく前記回転受圧部3との間にクサビ状空間を含む気体膜Sを形成するアッパフォイル4と、このアッパフォイル4と前記軸受部材1との間に配してなり前記アッパフォイル4を前記回転受圧部3側に弾性付勢する凸部5aを有するアンダフォイル5とを具備する。
前記アンダフォイル5は、本実施形態では中心部に軸2を挿し通すための軸挿通孔5xを有する円板状をなす部材である。このアンダフォイル5の外周部には、軸受部材1に設けた図示しない位置決め突起と係合することにより周方向の位置決めを行うための位置決め凹部5yを設けている。さらに、このアンダフォイル5の前記軸挿通孔5xに近い部位には、前記凸部5aを設けてなるアンダフォイルセグメント51を複数、具体的には8箇所設けている。このアンダフォイルセグメント51内には、前記凸部5aを周方向に複数隣接させて設けた凸部列511を、径方向に隣接させて複数設けている。一方、このアンダフォイルセグメント51を設けていない部位は、平板状のアンダフォイルプレート52としている。
前記アッパフォイル4は、前記図1、前記図2、及び図3に示すように、前記アンダフォイルプレート52に対向するとともに、前記アンダフォイルセグメント51の上方に対応する部分にこのアンダフォイルセグメント51の凸部5aが通過する凸部通過孔41xを有するアッパフォイルプレート41と、一端部を前記アッパフォイルプレート41に支持させてなるとともに前記アンダフォイル5の凸部5aに支持される複数のアッパフォイルセグメント42とを有する。
前記アッパフォイルプレート41は、上述したように前記アンダフォイルセグメント51の上方に対応する部分にこのアンダフォイルセグメント51の凸部5aが通過する凸部通過孔41xを有するとともに、中央部が軸2を挿し通すべく開口している円板状をなす部材である。そして、互いに隣接する前記アンダフォイルセグメント51の間に対応する部位のうち4箇所には、径方向に延伸するアッパフォイルセグメント取付部411を備えている。また、このアッパフォイルプレート41の外周部にも、軸受部材1に設けた図示しない位置決め突起と係合することにより周方向の位置決めを行うための位置決め凹部4yを設けている。
前記アッパフォイルセグメント42は、本実施形態では平面視略4分の1円弧状をなす板状の部材であり、本実施形態ではその上流側端縁42aを前記アッパフォイルプレート41のアッパフォイルセグメント取付部411に溶接することにより固定している。また、前記アッパフォイルセグメント42の下流側端縁42bは、隣接するアッパフォイルセグメント42の上流側端縁42aの上方に重なり合うように配している。そして、各アッパフォイルセグメント42と軸受部材1との間には、アンダフォイルセグメント51が2つずつ配されている。
ここで、軸2が回転し気体膜Sの圧力が発生すると、平面視においてアッパフォイルプレート41が存在する領域では、アッパフォイルプレート41と軸受部材1との間に隙間SSが存在するので、アッパフォイルセグメント42の下流端端縁42bが気体膜Sの圧力を受けることにより、このアッパフォイルセグメント42の下流側に隣接するアッパフォイルセグメント42の上流側端縁42a、及びこのアッパフォイルセグメント42の上流側端縁42aが固定されているアッパフォイルプレート41のアッパフォイルセグメント取付部411が、前記隙間SSを小さくする方向に大きく撓む。一方、アンダフォイルセグメント51が存在する領域ではアッパフォイルセグメント42がアンダフォイル5の凸部5aに直接支持されているので、アッパフォイルセグメント42はこの凸部5aの弾性力により回転受圧部3側に向けて付勢され、アッパフォイルセグメント42の撓みが小さくなる。このようにして、平面視においてアッパフォイルプレート41が存在する領域において、アッパフォイルセグメント42と回転受圧部3との間にクサビ状の空間Sが形成される。
以上に述べたように、本実施形態の構成によれば、上述したようにアッパフォイルプレート41が存在する領域のみでアッパフォイルセグメント42が大きく撓み、アンダフォイルセグメント51が存在する領域ではアッパフォイルセグメント42の撓みは小さくなるので、このことを利用して、簡単な構成により適切な形状のクサビ状空間Sを形成することができる。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限らず、種々に変形してよい。
例えば、図4に示すように、各アッパフォイルセグメント42の下流側端縁42bと、該アッパフォイルセグメント42の下流側に隣接するアッパフォイルセグメント42の上流側端縁42aとの間に、シムプレート43を設けてもよい。
このような態様においても、平面視においてアッパフォイルプレート41が存在する領域において、アッパフォイルプレート41と軸受部材1との間に隙間SSが存在するので、アッパフォイルセグメント42の下流端端縁42bが気体膜Sの圧力を受けることにより、このアッパフォイルセグメント42の下流側に隣接するアッパフォイルセグメント42の上流側端縁42a、及びこのアッパフォイルセグメント42の上流側端縁42aが固定されているアッパフォイルプレート41のアッパフォイルセグメント取付部411が、前記隙間SSを小さくする方向に大きく撓む。その上で、このような構成を採用すれば、アッパフォイルプレート41とアッパフォイルセグメント42の下流側端縁42bとの間にシムプレート43を設けているので、アッパフォイルセグメント42の厚さ寸法に関わらず、このシムプレート43の厚さ寸法を適切なものに設定することにより、適切な形状の適切な形状のクサビ状空間Sを形成することができる。
また、アンダフォイルセグメント及びアッパフォイルセグメントの数は任意に設定してもよい。さらに、上述した実施形態では、アッパフォイルセグメントの数をアンダフォイルセグメントの数の半数とし、各アッパフォイルセグメントと軸受部材との間にアンダフォイルセグメントが2つずつ配されるようにしているが、各アッパフォイルセグメントと軸受部材との間にアンダフォイルセグメントを1つだけ配するようにしてもよく、アンダフォイルセグメントを3つ以上配するようにしてもよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変形してよい。
1…軸受部材
2…軸
3…回転受圧部
4…アッパフォイル
41…アッパフォイルプレート
41x…凸部通過孔
42…アッパフォイルセグメント
43…シムプレート
5…アンダフォイル
5a…凸部

Claims (2)

  1. 軸を取り付ける対象である軸受部材と軸に設けた回転受圧部との間に設けられ、軸の回転の際に気体膜を形成すべく前記回転受圧部との間にクサビ状空間を含む気体膜を形成するアッパフォイルと、このアッパフォイルと前記軸受部材との間に配してなり前記アッパフォイルを前記回転受圧部側に弾性付勢する凸部を有するアンダフォイルとを具備するものであって、
    前記アッパフォイルが、前記アンダフォイルの凸部の上方に位置する部分に該凸部が通過する凸部通過孔を有するアッパフォイルプレートと、一端部を前記アッパフォイルプレートに支持させてなるとともに前記アンダフォイルの凸部に支持される複数のアッパフォイルセグメントとを有し、前記アッパフォイルセグメントの他端部が隣接するアッパフォイルセグメントに重なり合うことを特徴とする動圧気体軸受。
  2. 前記アッパフォイルセグメントの他端部と隣接するアッパフォイルセグメントとの間にシムプレートを配している請求項1記載の動圧気体軸受。
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