JP5471568B2 - 検証プログラム、検証方法、および検証装置 - Google Patents

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Description

本発明は、MOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)に関する回路モデルを検証する検証プログラム、検証方法、および検証装置に関する。
従来より、BSIM(Berkeley Short−Channel IGFET MODEL)と呼ばれる回路シミュレーションで用いる回路モデルが知られている(たとえば、下記特許文献1,2を参照。)。回路モデルでは、MOSFET内で形成されるPN接合ダイオードを電流源と容量素子に置き換えていた。ここで、MOSFET内に形成されるPN接合ダイオードと、当該PN接合ダイオードが電流源と容量素子に置き換えられている例を示す。
図15は、従来のトランジスタに関する縦構造の一例を示す説明図である。図15では、NチャネルMOSFET(以下「NMOS」と称する。)の縦構造1500と、当該NMOSに電圧が印加された場合に形成される空乏層111とを示す。縦構造1500は、ゲート電極101と、ゲート絶縁膜102と、ソース領域107と、ドレイン領域108と、基板109と、素子分離110とを備えている。
基板109は、P型であり、基板領域とは、NMOSにおいては基板109を示すこととする。ソース領域107は、N型の領域であって、当該表面から深い側に形成されるソース領域103と、当該表面から浅い側に形成されるソース領域105とによって形成されている。ドレイン領域108は、N型の領域であって、当該表面から深い側に形成されるドレイン領域104と、当該表面から浅い側に形成されるドレイン領域106とによって形成されている。
縦構造1500では、空乏層111が形成される。さらに、当該縦構造1500においては、ソース領域107および基板109によってPN接合ダイオードが形成され、ドレイン領域108および基板109よってPN接合ダイオードが形成される。
回路モデルにおいて、ソース領域107および基板109によって形成されるPN接合ダイオードが、縦構造内の各位置によって分類される。ソース領域107および基板109によって形成されるPN接合ダイオードでは、ゲート電極101側にPN接合ダイオード112と、ソース領域107の底面側にPN接合ダイオード114と、素子分離110側にPN接合ダイオード116とに分類される。
そして、回路モデルにおいて、ドレイン領域108および基板109によって形成されるPN接合ダイオードが、縦構造内の位置によって複数のPN接合ダイオードに分類される。ドレイン側PN接合ダイオードでは、ゲート電極101側にPN接合ダイオード113と、ドレイン領域108の底面側にPN接合ダイオード115と、素子分離110側にPN接合ダイオード117とに分類される。
また、PチャネルMOSFET(以下、「PMOS」と称する。)の場合には、ソース領域107とドレイン領域108がP型の領域であって、ウェル領域がN型の領域となる。よって、PMOSでは、図に示すPN接合ダイオードの極性と逆の極性となる。
図16は、従来のNMOSの等価回路例を示す説明図である。まず、等価回路1600で示されているGがゲート電極101を示し、Sがソース領域107に接触して形成されるソース電極を示し、Dがドレイン領域108に接触して形成されるドレイン電極を示し、Bが基板109に接触して形成される基板電極を示している。
ここで、PN接合ダイオードの電気特性では、アノードとカソード間の電圧、温度および形状パラメータで決まる電流(以下、「接合リーク」と称する。)と、アノードとカソード間の電圧、温度および形状パラメータで決まる容量(以下、「接合容量」と称する。)をもつ。よって、PN接合ダイオードは、接合容量)と接合リークとで表すことができる。
したがって、等価回路1600では、PN接合ダイオード112が接合容量CJGSと接合リークJLGSとで表され、PN接合ダイオード113が接合容量CJGDと接合リークJLGDとで表されている。
さらに、等価回路1600では、PN接合ダイオード114が接合容量CJSと接合リークJLSとで表され、PN接合ダイオード115が接合容量CJDと接合リークJLDとで表されている。
そして、等価回路1600では、PN接合ダイオード116が接合容量CJSWSと接合リークJLSWSとで表され、PN接合ダイオード117が接合容量CJSWDと接合リークJLSWDとで表されている。また、等価回路1600内の基板抵抗Rsubは基板109内の電流の流れにくさを抵抗で表している。
半導体集積回路のタイミング歩留まりを上げるためには、回路内の遅延のシミュレーションが実測と一致していることが重要である。回路内の遅延は、接合容量が大きな影響を及ぼすため、接合容量をシミュレーションで精度良く再現することが必須である。
図17は、ゲート側の接合容量および接合リークに関する従来の等価回路例を示す説明図である。等価回路1700では、接合容量CJGSおよび接合リークJLGSと、接合容量CJGDおよび接合リークJLGDのみが示されている。等価回路1700では、ゲート電極Gとソース電極Sとドレイン電極Dとを共通電位に接地し、基板電極Bと接地の間にバイアスVbsと小信号交流電源が配置されている。基板抵抗Rsubに関しては、接合リークJLGSと接合リークJLGDと比較して小さいので無視している。
図18は、接合リークが抵抗素子に置き換えられた場合に関する従来の等価回路例を示す説明図である。等価回路1800では、図17で示した等価回路1700内の接合リークJLGSが接合抵抗RJLGSに置き換えられ、等価回路1700内の接合リークJLGDが接合抵抗RJLGDに置き換えられている。なお、回路モデルでは、等価回路1700の接続関係および各係数の値が定義されているが、ここでは詳細については省略し、等価回路1700を回路モデルとして説明する。
また、Vbs=Vbdなら特殊なプロセスでない限り接合容量CJGSと接合容量CJGDは、同一の容量値であり、接合抵抗RJLGSと接合抵抗RJLGDは、同一の抵抗値である。よって、CJG=CJGS=CJGDとし、RJLG=RJLGS=RJLGDとする。BSIM4.6.2では、接合容量CJGを下記式(1)の様に表す。
Figure 0005471568
ここで、Tは温度であり、TNOM,CJSWGS,PBSWGS,MJSWGS,TCJSWG,TPBSWGは、BSIM4.6.2のパラメータである(たとえば、下記非特許文献1を参照。)。なお、上記式(1)のCJSWGS(T)およびPBSWGS(T)は、それぞれ上記式(2)と上記式(3)である。
たとえば、温度T=TNOM(=室温)とすると、上記式(1)にT=TNOMが代入されると下記式(4)となる。
Figure 0005471568
従来では、上記式(4)により接合容量CJGが算出されていた。また、アドミタンスとコンダクタンスとサセプタンスは等価回路1800から下記式(5)〜(7)の様に表すことができる。
Figure 0005471568
なお、CJG=CJGS=CJGD、RJLG=RJLGS=RJLGDである。ここで、Ycnvがアドミタンスであり、Gcnvがコンダクタンスであり、Bcnvがサセプタンスである。上記式(7)よりCJGは下記式(8)の様に表すことができる。
Figure 0005471568
実測の際には、測定者がサセプタンスB/2ωを測定することで接合容量CJGを測定していることとしている。
また、図示していないが、短チャネル効果のためにソース領域とドレイン領域との間で基板よりも相対的に濃度が高い領域(以下、「中間ノード」と称する。)が形成されていた。
特開2003−68756号公報 特開2006−119716号公報
Wenwei(Morgan) Yang、外11名、"BSIM4.6.2 MOSFET MODEL User’s Manual"、[online]、2008、Department Of Electrical Engineering and Computer Sciences University of California,Berkeley,CA 94720[2009年12月11日検索]、インターネット[URL:http://www-device.eecs.berkeley.edu/~bsim3/BSIM4/BSIM462/doc/BSIM462_Manual.pdf]
しかしながら、近年では、微細化によってゲート長が短くなることで中間ノード直下にソース領域103と基板109とで形成される空乏層111と、ドレイン領域104と基板109とにより形成される空乏層とが接近もしくは重なりあうことがあった。
図18で示した等価回路1800を入力として上記式(4)により接合容量CJGを算出すると、中間ノード直下に広がる空乏層111の影響により接合容量CJGが実測と合わないという問題点があった。よって、シミュレーションの精度が低くなってしまう問題点があった。
本発明の一観点によれば、電界効果トランジスタに関する回路モデル内から、ソース領域と基板領域との接合を表す第1の接合抵抗および第1の接合容量と、ドレイン領域と前記基板領域との接合を表し、前記第1の接合抵抗と同一抵抗値である第2の接合抵抗および前記第1の接合容量と同一容量値である第2の接合容量とを備える並列回路と、当該並列回路と基板電極とを接続する接続抵抗を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された並列回路内の前記第1および第2の接合抵抗と前記検出手段により検出された接続抵抗とが振幅の変化に与える影響を示す第1の係数を、前記第1および第2の接合抵抗の値と前記接続抵抗の値とに基づいて算出する第1の係数算出手段と、前記検出手段により検出された並列回路内の前記第1および第2の接合容量と前記接続抵抗とが位相の変化に与える影響を示す第2の係数を、前記第1および第2の接合容量の値および前記接続抵抗の値に基づいて算出する第2の係数算出手段と、前記第1の係数算出手段により算出された第1の係数と前記第2の係数算出手段により算出された第2の係数との合計値を用いて前記第1および第2の接合容量の値を補正する補正手段と、前記補正手段により補正された補正結果を出力する出力手段と、を備える検証装置が提供される。
本検証プログラム、検証方法、および検証装置によれば、空乏層による影響を再現することでシミュレーションの精度を向上することができるという効果を奏する。
空乏層が重なりあう例を示す説明図である。 本発明のNMOSの等価回路例を示す説明図である。 ゲート側の接合容量および接合リークに関する等価回路例を示す説明図である。 接合リークが抵抗素子に置き換えられた例を示す説明図である。 実施の形態にかかる検証装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 検証装置の機能的構成を示すブロック図である。 接続抵抗値算出部603の詳細を示す説明図である。 接続抵抗Rdepの詳細を示す説明図である。 式(26)の生成に関する説明図(その1)である。 式(26)の生成に関する説明図(その2)である。 補正結果の一例を示す説明図である。 検証装置600による検証処理手順の一例を示すフローチャートである。 図12で示した接続抵抗値の算出処理(ステップS1209)の詳細な説明を示すフローチャートである。 図12で示したBnew/2ωの算出処理(ステップS1212)の詳細な説明を示すフローチャートである。 従来のトランジスタに関する縦構造の一例を示す説明図である。 従来のNMOSの等価回路例を示す説明図である。 ゲート側の接合容量および接合リークに関する従来の等価回路例を示す説明図である。 接合リークが抵抗素子に置き換えられた場合に関する従来の等価回路例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる検証プログラム、検証方法、および検証装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。まず、空乏層が重なりあう場合について詳細に説明する。
図1は、空乏層が重なりあう例を示す説明図である。ここでは、縦構造1500と異なる箇所のみ説明する。縦構造100では、空乏層111のうちソース領域103と基板109とのゲート電極側へ広がる空乏層(以下、「第1の空乏層」と称する。)と、空乏層111のうちドレイン領域104と基板109とのゲート電極側へ広がる空乏層(以下、「第2の空乏層」と称する。)とが重なっている例を示している。中間ノード118は、短チャネル効果を抑制するために基板109のP型よりも相対的に濃度が高いP型に形成されている。
よって、上述の第1の空乏層と第2の空乏層とは、それぞれ中間ノード118を避けて広がり中間ノード118直下の領域119において接近、もしくは重なりあってしまう。ゲート長が、長ければ重なりにくく、短ければ重なりやすいため、微細化によって当該領域119による影響が顕著に表れるようになった。
ここで、空乏層とは、電子や正孔がほとんど存在しない領域である。本実施の形態では、領域119を接続抵抗Rdepで表し、領域119は第1の空乏層と第2の空乏層が離れていれば基板109と同様に抵抗値は小さく、第1の空乏層と第2の空乏層が接近または接触して空乏化されていれば抵抗値は大きくなるように表す。
また、本実施の形態では、空乏層による影響を接続抵抗Rdepで表した等価回路を入力として当該等価回路がシミュレーションされる例を説明する。まず、接続抵抗Rdepを備えている等価回路について説明する。
(トランジスタの等価回路)
図2は、本発明のNMOSの等価回路例を示す説明図である。ここでは、図16で示した等価回路1600と異なる点のみを説明する。等価回路200では、接合容量CJGSおよび接合リークJLGSと、接合容量CJGDおよび接合リークJLGDとが、接続抵抗Rdepを介して基板抵抗Rsubと接続されている。なお、BPが、中間ノード118を示している。
(ゲート側の接合容量および接合リークに関する等価回路)
図3は、ゲート側の接合容量および接合リークに関する等価回路例を示す説明図である。等価回路300では、接合容量CJGSおよび接合リークJLGSと、接合容量CJGDおよび接合リークJLGDと、接続抵抗Rdepのみが示され、他の接合容量および接合リークは、省略されている。等価回路300では、ゲート電極Gとソース電極Sとドレイン電極Dとを共通電位に接地し、基板電極Bと接地の間にバイアス(ここでは、Vbs=Vbd)と小信号交流電源が配置されている。基板抵抗Rsubに関しては、接合リークJLGSと接合リークJLGDと比較して小さいので無視している。
(接合リークが接合抵抗に置き換えられた等価回路)
図4は、接合リークが抵抗素子に置き換えられた例を示す説明図である。上述した様に接合リークは、接合抵抗に置き換えることができる。よって、等価回路400では、図3で示した等価回路300の接合リークJLGSが接合抵抗RJLGSに置き換えられ、等価回路300の接合リークJLGDが接合抵抗RJLGDに置き換えられている。
また、Vbs=Vbdであるから、特殊なプロセスでない限り接合容量CJGSと接合容量CJGDは、同一の容量値であり、接合抵抗RJLGSと接合抵抗RJLGDは、同一抵抗値である。
回路モデルでは、等価回路400の接続関係および各係数の値が定義されているが、ここでは詳細については省略し、等価回路400を回路モデルとして説明する。なお、等価回路400は、コンピュータがアクセス可能な記憶装置に記憶されている。
(検証装置のハードウェア構成)
図5は、実施の形態にかかる検証装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図5において、検証装置は、CPU(Central Processing Unit)501と、ROM(Read‐Only Memory)502と、RAM(Random Access Memory)503と、磁気ディスクドライブ504と、磁気ディスク505と、光ディスクドライブ506と、光ディスク507と、ディスプレイ508と、I/F(Interface)509と、キーボード510と、マウス511と、スキャナ512と、プリンタ513と、を備えている。また、各構成部はバス500によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU501は、検証装置の全体の制御を司る。ROM502は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ504は、CPU501の制御にしたがって磁気ディスク505に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク505は、磁気ディスクドライブ504の制御で書き込まれたデータを記憶する。
光ディスクドライブ506は、CPU501の制御にしたがって光ディスク507に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク507は、光ディスクドライブ506の制御で書き込まれたデータを記憶したり、光ディスク507に記憶されたデータをコンピュータに読み取らせたりする。
ディスプレイ508は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ508は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
インターフェース(以下、「I/F」と略する。)509は、通信回線を通じてLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワーク514に接続され、このネットワーク514を介して他の装置に接続される。そして、I/F509は、ネットワーク514と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F509には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード510は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス511は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ512は、画像を光学的に読み取り、検証装置内に画像データを取り込む。なお、スキャナ512は、OCR(Optical Character Reader)機能を持たせてもよい。また、プリンタ513は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ513には、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。
(検証装置の機能的構成)
図6は、検証装置の機能的構成を示すブロック図である。検証装置600は、検出部601と、抽出部602と、接続抵抗値算出部603と、接合抵抗値算出部604と、接合容量値算出部605と、第1の係数算出部606と、第2の係数算出部607と、補正部608と、出力部609とを含む構成である。各機能(検出部601〜出力部609)は、具体的には、たとえば、図5に示したROM502、RAM503、磁気ディスク505、光ディスク507などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU501に実行させることにより、または、I/F509により、その機能を実現する。
まず、検出部601が、電界効果トランジスタに関する回路モデル内から、ソース領域と基板領域との接合を表す第1の接合抵抗および第1の接合容量を検出する。そして、検出部601が、回路モデル内から、ドレイン領域と基板領域との接合を表し、第1の接合抵抗と同一抵抗値である第2の接合抵抗および第1の接合容量と同一容量値である第2の接合容量とを備える並列回路を検出する。さらに、検出部601が、回路モデル内から、当該並列回路と基板電極とを接続する接続抵抗を検出する。
具体的には、たとえば、CPU501が、記憶装置にアクセスして等価回路400から、接合容量CJGSおよび接合抵抗RJLGSと、接合容量CJGDおよび接合抵抗RJLGDとを備える並列回路を検出する。さらに、具体的には、たとえば、CPU501が、等価回路400内から接続抵抗Rdepを検出する。
つぎに、抽出部602は、接続抵抗Rdepに関するパラメータと、接合容量CJGに関するパラメータと、接合抵抗RJLGに関するパラメータを抽出する。各パラメータは、等価回路400内に定義されている、またはCPU501がアクセス可能な記憶装置に等価回路400と関連付けられて記憶されている。各パラメータに関しては、後述する。
抽出部602の具体的な処理については、たとえば、CPU501が、等価回路400から、当該等価回路400内に定義されている各パラメータを抽出する。または、たとえば、CPU501が、等価回路400に関するパラメータを記憶する記憶装置にアクセスして各パラメータを抽出する。また、後述する空乏層111の第1の幅および空乏層111の第2の幅については、パラメータとして等価回路400内に定義されている値を抽出してもよいが、本実施の形態では、接続抵抗値算出部603において算出することとする。つぎに、接続抵抗Rdepの算出について詳細に説明する。
図7は、接続抵抗値算出部603の詳細を示す説明図である。接続抵抗値算出部603は、接続抵抗値を算出する機能である。そして、接続抵抗値算出部603は、第1の空乏層幅算出部701と、第2の空乏層幅算出部702と、領域幅算出部703と、判断部704と、抵抗率算出部705と、接続抵抗値算出部706と、を含む構成である。
第1の空乏層幅算出部701は、第1の初期幅とソース電極と基板電極間の電圧値とに基づいて空乏層の第1の幅を算出する。
第2の空乏層幅算出部702は、第2の初期幅とドレイン電極と基板電極間の電圧値とに基づいて空乏層の第2の幅を算出する。
つぎに、領域幅算出部703は、ゲート長と第1の長さと第2の長さとの合計値を算出する。そして、領域幅算出部703は、当該合計値から空乏層の第1の幅と空乏層の第2の幅との合計値を引くことで第1の空乏層のドレイン領域側の端部から第2の空乏層のソース領域側の端部までの第3の幅を算出する。第3の幅は、接続抵抗によって表される領域の幅である。
そして、抵抗率算出部705は、基板領域の抵抗値に関する係数を領域幅算出部703により算出された第3の幅で割ることで接続抵抗によって表される領域での抵抗率を算出する。
そして、接続抵抗値算出部706は、接続抵抗の値を抵抗率算出部705により算出された抵抗率をゲート幅で割ることで算出する。
まず、第1の空乏層幅算出部701と、第2の空乏層幅算出部702との詳細な処理に関する式を説明し、つぎに、領域幅算出部703と、抵抗率算出部705と、接続抵抗値算出部706との詳細な処理に関する式を説明する。
図8は、接続抵抗Rdepの詳細を示す説明図である。縦構造800では、接続抵抗Rdepに関して示している。接続抵抗Rdepは、中間ノード118直下でのソース領域103および基板109による空乏化の影響とドレイン領域104および基板109による空乏化の影響を表している。
Lは、ゲート長である。Loffsetは、ソース領域103のうちゲート電極101側の端部から、ゲート電極101のうちソース領域103側の端部までの第1の長さである。さらに、Loffsetは、ドレイン領域104のうちゲート電極101側の端部から、ゲート電極101のうちドレイン領域104側の端部までの第2の長さである。特殊なプロセスでない限り、第1の長さおよび第2の長さは、同一である。
そして、Wsは、空乏層111のうちソース領域103と基板109とのゲート電極101側へ広がる空乏層の第1の幅であり、Wdは、空乏層111のうちドレイン領域104と基板109とのゲート電極101側へ広がる空乏層111の第2の幅である。SPは、第1の空乏層のドレイン領域側の端部から第2の空乏層のソース領域側の端部までの第3の幅である。第3の幅SPの算出については後述する。
接続抵抗Rdepに関するパラメータは、ゲート長Lと、第1および第2の長さLoffsetと、空乏層111の第1の幅Wsと、空乏層111の第2の幅Wdと、基板領域の抵抗値に関する係数である。なお、ゲート長Lは、下記式(19)で算出されることとしてもよい。
さらに、接続抵抗Rdepに関するパラメータは、ソース電極と基板電極間の電圧値(Vbs)と、ドレイン電極と基板電極間の電圧値(Vbd)である。
本実施の形態では、空乏層111の第1の幅Wsおよび空乏層111の第2の幅Wdについては、第1の空乏層幅算出部701および第2の空乏層幅算出部702によりそれぞれ算出する。
具体的には、空乏層111の第1の幅Wsおよび空乏層111の第2の幅Wdは、PN接合がステップジャンクションであり、かつソース領域107とドレイン領域108の不純物濃度がチャネル不純物濃度より十分大きいと仮定するとそれぞれ下記式(9)および式(10)で表現される。
Figure 0005471568
ここで、εsiはSiの誘電率であり、qは電気素量であり、Naはチャネル不純物濃度であり、φbiは内蔵電位である。そして、上記式(9)から下記式(11)が表され、上記式(10)から下記式(12)が表される。
Figure 0005471568
ここで、W0は、ソース電極Sと基板電極B間の電圧値(Vbs)が0の場合においてソース領域103と基板109とにより形成される空乏層111の第1の初期幅である。かつW0は、ドレイン電極Dと基板電極B間の電圧値(Vbd)が0の場合においてドレイン領域104と基板109とにより形成される空乏層111の第2の初期幅である。特殊なプロセスでない限り第1の初期幅と第2の初期幅は、同一であるため、本実施の形態では、いずれもW0で表す。
Mは、深いPN接合の空乏層幅のバイアス依存係数であり、φbiは、深いPN接合の内蔵電位である。W0、M、φbiは、ステップジャンクションであると仮定すると一意に決まるが、実際のPN接合はステップジャンクションとは限らないため、フィッティングパラメータとしている。W0とMとφbiについては、接続抵抗Rdepに関するパラメータとして回路モデル内に定義されている、またはCPU501がアクセス可能な記憶装置に記憶されていることとする。
第1の空乏層幅算出部701の詳細については、たとえば、CPU501が、抽出したパラメータを上記式(11)に代入して空乏層111の第1の幅Wsを算出する。
第2の空乏層幅算出部702の詳細については、たとえば、CPU501が、抽出したパラメータを上記式(12)に代入して空乏層111の第2の幅Wdを算出する。
上記式(11)および式(12)については、等価回路400内に定義されているか、CPU501がアクセス可能な記憶装置に記憶されていることとする。
つぎに、領域幅算出部703と、抵抗率算出部705と、接続抵抗値算出部706との詳細な処理について説明する。接続抵抗Rdepは、ゲート長Lと、ゲート幅であるWと、空乏層111の第1の幅Wsと、空乏層111の第2の幅Wdとを用いて下記式(13)で表される。
Figure 0005471568
ここで、ρはWellの抵抗率[Ω・m]であり、LHは中間ノード118の最も深い箇所からソース領域またはドレイン領域の最も深い箇所までの距離[m]であり、Wはゲート幅である。RH[Ω・m2]は、ρ[Ω・m]×LH[m]であり、フィッティングパラメータである。RHとゲート幅Wは、接続抵抗Rdepに関するパラメータである。なお、Wは、後述する下記式(20)で算出されることとしてもよい。
また、上記式(13)の分母のうち(L+2Loffset−Ws−Wd)が、第3の幅SPである。
領域幅算出部703の詳細については、たとえば、CPU501が、上記式(13)の分母のうち(L+2Loffset−Ws−Wd)を実施することで第3の幅SPを算出する。
RdepWは、RH[Ω・m2]/(L+2Loffset−Ws−Wd)[m]であり、接続抵抗Rdepで表される領域での抵抗率である。
抵抗率算出部705の詳細については、たとえば、CPU501が、上記式(13)内のRHを第3の幅SPで割ることで抵抗率RdepWを算出する。
そして、接続抵抗値算出部706の詳細については、たとえば、CPU501が、上記式(13)内の抵抗率RdepWとゲート幅Wにより接続抵抗Rdepを算出する。なお、上記式(13)は、CPU501がアクセス可能な記憶装置に記憶されているか、または等価回路で定義されていることとする。
第3の幅SPが0になると上記式(13)では、発散するが、第3の幅SPが0になる場合は、第1の空乏層と第2の空乏層とが接触することを意味し、図1で示した様に第1の空乏層と第2の空乏層とが重なっていることを意味する。実際には、空乏層であっても僅かながらにキャリアが存在するため、抵抗値が無限大にはならない。
そこで、あらかじめ利用者が、抵抗率RdepWに上限値をフィッティングパラメータとして決定する。上限値をRdepWmaxとする。上限値RdepWmaxは、接続抵抗Rdepに関するパラメータである。
判断部704は、領域幅算出部703により算出された幅が0以下であるか否かを判断する。そして、接続抵抗値算出部706は、判断部704により0以下であると判断された場合、指定抵抗率をゲート幅で割ることで接続抵抗値を算出する。具体的には、たとえば、CPU501が、第3の幅SPが0以下であるか否かを判断する。
そして、たとえば、CPU501が、0以下であると判断した場合には、抵抗率RdepWに上限値RdepWmaxを設定し、抵抗率RdepWをゲート幅Wで割ることで接続抵抗Rdepの値を算出する。
判断部704は、さらに、抵抗率算出部705により算出された抵抗率が指定抵抗率より大きいか否かを判断する。そして、接続抵抗値算出部706は、判断部704により抵抗率が指定抵抗率より大きいと判断された場合、指定抵抗率をゲート幅で割ることで接続抵抗値を算出する。
具体的には、たとえば、CPU501が、第3の幅SPが0より大きいと判断した場合、さらに、抵抗率RdepWが上限値RdepWmaxより大きいか否かを判断し、大きいと判断した場合、抵抗率RdepWに上限値RdepWmaxを設定する。そして、たとえば、CPU501が、抵抗率RdepWをゲート幅Wで割ることでRdepを算出する。
上記式(13)で示す様に抵抗率RdepWには、ゲート長Lの依存性とソース電極Sと基板電極B間の電圧依存性とドレイン電極Dと基板電極B間の電圧依存性をもつ。ゲート長Lが大きいと抵抗率RdepWが小さくなり、従来と同様にPN接合ダイオード112とPN接合ダイオード113が接続抵抗Rdepを介さずに直接基板電極Bに接続されることとなる。
一方、ソース電極Sと基板電極B間やドレイン電極Dと基板電極B間に逆バイアスがかかると、深い接合による空乏層が広がり、ゲート長Lによっては深い接合による空乏層が重なることが表現される。
つぎに、接合容量値算出部605が、接合容量CJGSおよび接合容量CJGDを算出する。CJGの算出については、従来と同様に上記式(4)により算出する。
そして、接合抵抗値算出部604が、RJLGを算出する。RJLGについては、従来と同様に算出する。まず、BSIM4.6.2では、JLGが下記式(14)の様に定められている。
Figure 0005471568
上記式(14)内のJSSWGS(T)と、JTSSWGS(T)と、NJTSSWG(T)と、Weffcjとは、BSIM4.6.2ではそれぞれ上記式(15)〜式(18)の様に表される。さらに、ゲート長Lと、ゲート幅Wと、Eg(T)と、Vtm0とは、BSIM4.6.2ではそれぞれ上記式(19)〜式(22)の様に表されている。
ここで、LdrawnはMOSFETの設計ゲート長であり、WdrawnはMOSFETの設計ゲート幅であり、NFはMOSFETのフィンガー数であり、qは電気素量であり、kBはボルツマン定数である。
XLと、XWと、NFと、DWJと、WLCと、WWCと、WWLCと、WLNと、WWNと、JSSWGSと、XTISと、NJSとは、BSIM4.6.2のパラメータである。さらに、JTSSWGSと、JTWEFFと、XTSSWGSと、VTSSWGSと、NJTSSWGと、TNJTSSWGは、BSIM4.6.2のパラメータである。Gminは、回路シミュレータの収束性向上のためのパラメータである。各パラメータは、接合抵抗値RJLGに関するパラメータであり、公知であるため説明を省略する(上記非特許文献1参照。)。
ここで、本実施の形態では、温度T=TNOM=室温とし、上記式(14)にT=TNOMを代入すると、JLGは下記式(23)で表される。
Figure 0005471568
RJLGは、微分抵抗であるため、下記式(24)で表される。
Figure 0005471568
上記式(24)の右辺の分母は、上記式(25)の様に表される。具体的には、たとえば、CPU501が、上記式(14)〜(25)を用いてRJLGを算出する。なお、上記式(14)〜(25)については、CPU501がアクセス可能な記憶装置に記憶されていることとしても、当該等価回路内に記述されていることとしてもよい。
つぎに、第1の係数算出部606は、検出部601により検出された並列回路内の第1および第2の接合抵抗と検出部601により検出された接続抵抗とが振幅の変化に与える影響を示す第1の係数を、算出部により算出された第1および第2の接合抵抗値と算出部により算出された接続抵抗値とに基づいて算出する。
第2の係数算出部607は、検出部601により検出された並列回路内の第1および第2の接合容量と接続抵抗とが位相の変化に与える影響を示す第2の係数を、回路モデル内に含まれる第1および第2の接合容量の値および接続抵抗の値に基づいて算出する。
補正部608は、第1の係数算出部606により算出された第1の係数と第2の係数算出部607により算出された第2の係数との合計値を用いて第1および第2の接合容量値を補正する。
下記式(26)が、第1の係数算出部606と、第2の係数算出部607と、補正部608の具体的な処理例を示す式である。
Figure 0005471568
具体的には、たとえば、CPU501が、上記式(26)を用いてサセプタンスBnew/2ωを算出する。サセプタンスBnew/2ωが補正後の接合容量CJGである。ここで、第1の係数が、上記式(26)の分母の(1+Rdep/(RJLG/2))^2(「^」は乗数を示す。)の算出結果である。そして、第2の係数が、上記式(26)の分母の(ω^2・(2CJG)^2・Rdep^2)の算出結果である。
たとえば、ゲート長Lが長ければ、接続抵抗Rdepの値が小さくなり、上記式(26)の分母が小さくなる。したがって、ゲート長Lが長ければ上記式(26)の算出結果は、従来の上記式(4)のCJGに近づく。一方、ゲート長Lが短ければ、接続抵抗Rdepの値が小さくなり、上記式(26)の分母が小さくなり、上記式(26)の算出結果は、従来の上記式(4)のCJGよりも容量値が減る。
なお、上記式(26)は、CPU501がアクセス可能な記憶装置に記憶されている、または等価回路400内に記述されていることとしてもよい。または、検出部601により並列回路と接続抵抗とが検出されると上記式(26)を検証装置600が、生成してもよい。
出力部609は、補正結果を出力する機能を有する。具体的には、たとえば、CPU501が、補正後のCJGを出力する。出力形式としては、たとえば、ディスプレイ508への表示、プリンタ513への印刷出力、I/F509による外部装置への送信がある。また、RAM503、磁気ディスク505、光ディスク507などの記憶装置に記憶することとしてもよい。
ここで、上記式(26)の導出について図9と図10を用いて詳細に説明する。
図9は、式(26)の生成に関する説明図(その1)である。等価回路900は、並列回路内の接合容量と接合抵抗とが合成された例である。CJGS+CJGDが、CJGSとCJGDとの合成を示し、RJLGS//RJLGDが、RJLGSとRJLGDの合成を示している。
図10は、式(26)の生成に関する説明図(その2)である。等価回路1000は、図9で示した等価回路900内の各素子がアドミタンスで表された例である。Y1は、CJGS+CJGDに関するアドミタンス、Y2は、RJLGS//RJLGDに関するアドミタンス、Y3は、Rdepに関するアドミタンスである。
よって、Y1〜Y3は、それぞれ下記式(27)〜式(29)の様に表される。
Figure 0005471568
上記式(27)〜式(29)に基づいて等価回路400内のアドミタンスが下記式(30)の様に表される。
Figure 0005471568
また、Ynewは、上記式(31)の様に実数部がコンダクタンスであり、虚数部がサセプタンスであるため、コンダクタンスGnewとサセプタンスBnewがそれぞれ上記式(32)と式(33)で表される。
ここで、接合容量CJGSと接合容量CJGDを上述の様に接合容量CJGとし、接合抵抗RJLGSと接合抵抗RJLGDを上述の様に接合抵抗RJLGとすると、サセプタンスBnewが下記式(34)となる。
Figure 0005471568
上述の様に実測では、サセプタンスB/2ωを接合容量CJGとしているため、上記式(34)の右辺および左辺をそれぞれ2ωで割ることで上記式(26)が生成される。
検証装置600は、検出部601により検出された並列回路内の接合容量CJGSと接合容量CJGDとに基づいて合成容量を算出する。検出部601により検出された並列回路内の接合抵抗RJGSと接合抵抗RJGDとに基づいて合成抵抗を算出する。
つぎに、検証装置600は、合成抵抗と合成容量と接続抵抗の各アドミタンスを生成する。そして、各アドミタンスから等価回路内の全体のアドミタンスを生成する。
そして、検証装置600は、全体のアドミタンスからコンダクタンスとサセプタンスを生成し、サセプタンスを2ωで割ることで上記式(26)を生成する。
そして、出力部609は、生成結果を出力する。具体的には、たとえば、CPU501が、上記式(26)を出力する。出力形式としては、たとえば、RAM503、磁気ディスク505、光ディスク507などの記憶装置に記憶する。
図11は、補正結果の一例を示す説明図である。グラフ1100は、実測値と、従来の接合容量CJGであり上記式(4)で算出されたサセプタンスBcnv/2ωと、上記式(26)を用いて算出されたサセプタンスBnew/2ωが示されている。縦軸がサセプタンスB/2ωであり、横軸がVbs(かつVbd)である。なお、Vddは、電源電圧である。
実測では、Vbs、Vbdの逆バイアスがかかるとサセプタンスB/2ωが減少している。すなわち接合容量CJGが減少することを示している。従来のサセプタンスBcnv/2ωではVbs、Vbdの逆バイアスによる接合容量CJGの減少が表れていないが、本実施の形態で示したサセプタンスBnew/2ωでは接合容量CJGの減少が表れている。
(検証装置600の検証処理手順)
図12は、検証装置600による検証処理手順の一例を示すフローチャートである。検証装置600は、AC解析またはトランジェント解析を実施する。まず、検証装置600が、回路モデルを取得し(ステップS1201)、検出部601により、取得した回路モデルからゲート電極側の接合抵抗と接合容量との並列回路を検出する(ステップS1202)。ゲート電極側の接合抵抗が、たとえば、接合抵抗RJLGSと接合抵抗RJLGDであり、ゲート電極側の接合容量が、たとえば、接合容量CJGSと接合容量CJGDである。
そして、検証装置600が、検出部601により、検出した並列回路と基板電極とを接続する接続抵抗Rdepを検出し(ステップS1203)、接続抵抗Rdepが検出されたか否かを判断する(ステップS1204)。
まず、検証装置600が、接続抵抗Rdepが検出されたと判断した場合(ステップS1204:Yes)、抽出部602により、各パラメータを回路モデルから抽出する(ステップS1205)。そして、検証装置600が、i=開始周波数とし(ステップS1206)、n=(終了周波数−開始周波数)/ステップ数とする(ステップS1207)。各パラメータとは、Rdepに関するパラメータと、RJLGに関するパラメータと、CJGに関するパラメータであり、回路モデル内に定義されている。また、開始周波数と、終了周波数と、ステップ数とは、AC解析としてあらかじめ回路モデル内に定義され、たとえば、抽出部602により各パラメータと同時に抽出される。
つぎに、検証装置600が、i≦終了周波数であるか否かを判断し(ステップS1208)、i≦終了周波数であると判断した場合(ステップS1208:Yes)、接続抵抗値算出部603により、接続抵抗値の算出処理を実施する(ステップS1209)。そして、検証装置600が、接合容量値算出部605により、接合容量値の算出処理を実施する(ステップS1210)。
つづいて、検証装置600が、接合抵抗値算出部604により、接合抵抗値の算出処理を実施し(ステップS1211)、第1の係数算出部606と第2の係数算出部607と補正部608により、サセプタンスBnew/2ωの算出処理を実施する(ステップS1212)。また、接続抵抗Rdepと接合容量CJGと接合抵抗RJLGの算出順は特に限定せず、同時であってもよいが、すべてサセプタンスBnew/2ωの算出処理で用いる。
そして、検証装置600が、i=i+nとし(ステップS1213)、ステップS1208に戻る。接続抵抗Rdepの値およびBnew/2ωについては、詳細なフローを後述するが、接合容量CJGの値および接合抵抗RJLGの値については、従来と同じであるため詳細な説明については省略する。
一方、ステップS1208において、検証装置600が、i≦終了周波数でないと判断した場合(ステップS1208:No)、出力部609により、出力処理を実施し(ステップS1214)、一連の処理を終了する。
また、ステップS1204において、検証装置600が、接続抵抗が検出されていないと判断した場合(ステップS1204:No)、出力部609により、回路モデルが異なることを出力し(ステップS1215)、一連の処理を終了する。
図13は、図12で示した接続抵抗値の算出処理(ステップS1209)の詳細な説明を示すフローチャートである。まず、検証装置600が、第1の空乏層幅算出部701により、W0とVbsに基づいてWsを算出し(ステップS1301)、第2の空乏層幅算出部702により、W0とVbdに基づいてWdを算出する(ステップS1302)。Wsは、上記式(11)により算出され、Wdは、上記式(12)により算出される。
そして、検証装置600が、領域幅算出部703により、Lと2Loffsetの合計値からWsとWdの合計値を引くことで第3の幅SPを算出する(ステップS1303)。つぎに、検証装置600が、判断部704により、第3の幅SP>0であるか否かを判断する(ステップS1304)。第3の幅SPが0より大きい場合は、中間ノード118直下に形成される空乏層が重なっていないこと(たとえば、図8)を示し、第3の幅SPが0以下である場合は、中間ノード118直下に形成される空乏層が重なっていること(たとえば、図1)を示している。
まず、検証装置600が、第3の幅SP>0であると判断した場合(ステップS1304:Yes)、抵抗率算出部705により、RHを第3の幅で割ることでRdepWを算出する(ステップS1305)。
つづいて、検証装置600が、判断部704により、RdepW≦RdepWmaxであるか否かを判断する(ステップS1306)。まず、検証装置600が、RdepW≦RdepWmaxであると判断した場合(ステップS1306:Yes)、Rdep=RdepW/Wとし(ステップS1308)、ステップS1210へ移行する。
一方、検証装置600が、第3の幅>0でないと判断した場合(ステップS1304:No)、またはRdepW≦RdepWmaxでないと判断した場合(ステップS1306:No)、RdepWにRdepWmaxを設定する(ステップS1307)。そして、ステップS1307のつぎに、ステップS1308へ移行する。
図14は、図12で示したBnew/2ωの算出処理(ステップS1212)の詳細な説明を示すフローチャートである。まず、検証装置600が、第1の係数算出部606によりRdepとRJLGとに基づいて第1の係数を算出し(ステップS1401)、第2の係数算出部607によりCJGとRdepとに基づいて第2の係数を算出する(ステップS1402)。
つぎに、検証装置600が、第1の係数と第2の係数との合計値を算出し(ステップS1403)、補正部608により、CJGを合計値により補正し(ステップS1404)、ステップS1213へ移行する。なお、補正結果がサセプタンスBnew/2ωであり、実際には、上記式(26)により求めることができる。
以上説明した様に、検証プログラム、検証方法、および検証装置によれば、接合容量および接合抵抗が接続抵抗を介して基板電極に接続されているMOSFETに関する回路モデル内の接合容量の値を、接続抵抗の値により補正する。これにより、中間ノード直下に形成される空乏層の影響を再現でき、シミュレーション精度を向上させることができる。
したがって、ソース側の接合容量(たとえば、CJGS)を流れる電流のシミュレーションの際には、ソース電極と基板電極間の電圧だけではなく、ドレイン電位の影響が考慮される。そして、ドレイン側の接合容量(たとえば、CJGD)を流れる電流値のシミュレーションの際には、ドレイン電極と基板電極間の電圧だけではなく、ソース電位の影響が考慮される。
また、接続抵抗の値をゲート長が長ければ小さく、ゲート長が短ければ大きくなる様に算出することで、空乏層の影響を再現でき、シミュレーション精度を向上させることができる。
また、接続抵抗の値を電圧値によって広がる空乏層の幅に基づいて決定することで、空乏層の影響を再現でき、シミュレーション精度を向上させることができる。
また、ドレイン領域と基板により形成される空乏層と、ソース領域と基板により形成される空乏層とが重なってしまった場合において接続抵抗で表される領域での抵抗率を上限値とし、接続抵抗の値を算出する。これにより、空乏層において僅かに存在するキャリアによる影響を再現でき、シミュレーション精度を向上させることができる。
また、接続抵抗で表される領域での抵抗率に上限値を定めることで、空乏層において僅かに存在するキャリアによる影響を再現でき、シミュレーション精度を向上させることができる。
なお、本実施の形態で説明した検証方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本検証プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本検証プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
600 検証装置
601 検出部
602 抽出部
606 第1の係数算出部
607 第2の係数算出部
608 補正部
609 出力部
701 第1の空乏層幅算出部
702 第2の空乏層幅算出部
703 領域幅算出部
704 判断部
705 抵抗率算出部
706 接続抵抗値算出部

Claims (7)

  1. 電界効果トランジスタに関する回路モデル内から、ソース領域と基板領域との接合を表す第1の接合抵抗および第1の接合容量と、ドレイン領域と前記基板領域との接合を表し、前記第1の接合抵抗と同一抵抗値である第2の接合抵抗および前記第1の接合容量と同一容量値である第2の接合容量とを備える並列回路と、当該並列回路と基板電極とを接続する接続抵抗を検出し、
    前記検出された並列回路内の前記第1および第2の接合抵抗と前記検出された接続抵抗とが振幅の変化に与える影響を示す第1の係数を、前記第1および第2の接合抵抗の値と前記接続抵抗の値とに基づいて算出し、
    前記検出された並列回路内の前記第1および第2の接合容量と前記接続抵抗とが位相の変化に与える影響を示す第2の係数を、前記第1および第2の接合容量の値および前記接続抵抗の値に基づいて算出し、
    前記算出された第1の係数と前記算出された第2の係数との合計値を用いて前記第1および第2の接合容量の値を補正し、
    補正された補正結果を出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする検証プログラム。
  2. 前記接続抵抗が検出された場合、前記回路モデル内から、ゲート長と、前記ソース領域のうちゲート電極側の端部から前記ゲート電極のうち前記ソース領域側の端部までの第1の長さと、前記ドレイン領域のうち前記ゲート電極側の端部から前記ゲート電極のうち前記ドレイン領域側の端部までの第2の長さと、空乏層において前記ソース領域と前記基板領域との前記ゲート電極側への第1の幅と、前記空乏層において前記ドレイン領域と前記基板領域との前記ゲート電極側への第2の幅と、前記基板領域の抵抗値に関する係数を抽出し、
    前記抽出されたゲート長と第1の長さと第2の長さとの合計値から、前記抽出された第1の幅と第2の幅との合計値を引くことで前記接続抵抗が存在する領域の第3の幅を算出し、
    前記抽出された係数を前記算出された第3の幅で割ることで前記接続抵抗が存在する領域における抵抗率を算出し、
    前記接続抵抗の値を、前記算出された抵抗率をゲート幅で割ることで算出する、
    処理を前記コンピュータに実行させ、
    前記第1の係数を算出する処理は、
    前記第1の係数を、前記第1および第2の接合抵抗の値と前記算出された接続抵抗の値とに基づいて算出する処理を含み、
    前記第2の係数を算出する処理は、
    前記第2の係数を、前記第1および第2の接合容量の値および前記算出された前記接続抵抗の値に基づいて算出する処理を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の検証プログラム。
  3. 前記空乏層においてソース電極と前記基板電極間の電圧値が0の場合での前記ソース領域と前記基板領域との前記ゲート電極側への第1の初期幅と前記ソース電極と前記基板電極間の電圧値に基づいて前記第1の幅を算出し、
    前記空乏層においてドレイン電極と前記基板電極間の電圧値が0の場合での前記ドレイン領域と前記基板領域との前記ゲート電極側への第2の初期幅と、前記ドレイン電極と前記基板電極間の電圧値とに基づいて前記第2の幅を算出する、
    処理をコンピュータに実行させ、
    前記ゲート長と、前記第1の長さと、前記第2の長さと、前記第1の幅と、前記第2の幅と、前記基板領域の抵抗値に関する係数を抽出する処理は、
    さらに、前記第1の初期幅と、前記ソース電極と前記基板電極間の電圧値と、前記第2の初期幅と、前記ドレイン電極と前記基板電極間の電圧値とを抽出する処理を含み、
    前記第1の幅を算出する処理は、
    前記抽出された第1の初期幅と、前記ソース電極と前記基板電極間の電圧値とに基づいて前記第1の幅を算出する処理を含み、
    前記第2の幅を算出する処理は、
    前記抽出された第2の初期幅と、前記ドレイン電極と前記基板電極間の電圧値とに基づいて前記第2の幅を算出する処理を含み、
    前記第3の幅を算出する処理は、
    前記ゲート長と前記第1の長さと前記第2の長さとの合計値から、前記算出された第1の幅と前記算出された第2の幅との合計値を引くことで前記第3の幅を算出する処理を含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の検証プログラム。
  4. 前記算出された第3の幅が0以下であるか否かを判断する、
    処理をコンピュータに実行させ、
    前記接続抵抗の値を算出する処理は、
    前記第3の幅が0以下であると判断された場合、指定抵抗率を前記ゲート幅で割ることで前記接続抵抗の値を算出する処理を含む
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の検証プログラム。
  5. 前記算出された第3の幅が0以下であるか否かを判断する処理は、
    さらに、前記算出された抵抗率が前記指定抵抗率より大きいか否かを判断する処理を含み、
    前記接続抵抗の値を算出する処理は、
    前記抵抗率が前記指定抵抗率より大きいと判断された場合、前記指定抵抗率を前記ゲート幅で割ることで前記接続抵抗の値を算出する処理を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の検証プログラム。
  6. コンピュータが、
    電界効果トランジスタに関する回路モデル内から、ソース領域と基板領域との接合を表す第1の接合抵抗および第1の接合容量と、ドレイン領域と前記基板領域との接合を表し、前記第1の接合抵抗と同一抵抗値である第2の接合抵抗および前記第1の接合容量と同一容量値である第2の接合容量とを備える並列回路と、当該並列回路と基板電極とを接続する接続抵抗を検出する検出工程と、
    前記検出工程により検出された並列回路内の前記第1および第2の接合抵抗と前記検出工程により検出された接続抵抗とが振幅の変化に与える影響を示す第1の係数を、前記第1および第2の接合抵抗の値と前記接続抵抗の値とに基づいて算出する第1の係数算出工程と、
    前記検出工程により検出された並列回路内の前記第1および第2の接合容量と前記接続抵抗とが位相の変化に与える影響を示す第2の係数を、前記第1および第2の接合容量の値および前記接続抵抗の値に基づいて算出する第2の係数算出工程と、
    前記第1の係数算出工程により算出された第1の係数と前記第2の係数算出工程により算出された第2の係数との合計値を用いて前記第1および第2の接合容量の値を補正する補正工程と、
    前記補正工程により補正された補正結果を出力する出力工程と、
    を実行することを特徴とする検証方法。
  7. 電界効果トランジスタに関する回路モデルを記憶する記憶装置にアクセスする検証装置であって、
    記回路モデル内から、ソース領域と基板領域との接合を表す第1の接合抵抗および第1の接合容量と、ドレイン領域と前記基板領域との接合を表し、前記第1の接合抵抗と同一抵抗値である第2の接合抵抗および前記第1の接合容量と同一容量値である第2の接合容量とを備える並列回路と、当該並列回路と基板電極とを接続する接続抵抗を検出する検出手段と
    前記検出された並列回路内の前記第1および第2の接合抵抗と前記検出された接続抵抗とが振幅の変化に与える影響を示す第1の係数を、前記第1および第2の接合抵抗の値と前記接続抵抗の値とに基づいて算出する第1の係数算出手段と
    前記検出された並列回路内の前記第1および第2の接合容量と前記接続抵抗とが位相の変化に与える影響を示す第2の係数を、前記第1および第2の接合容量の値および前記接続抵抗の値に基づいて算出する第2の係数算出手段と
    前記算出された第1の係数と前記算出された第2の係数との合計値を用いて前記第1および第2の接合容量の値を補正する補正手段と
    前記第1および第2の接合容量の値の前記補正の結果を出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする検証装置。
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