JP5470467B2 - 鉄道車両用空気圧縮装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両に設置され、この鉄道車両において用いられる圧縮空気を生成する鉄道車両用空気圧縮装置に関する。
鉄道車両においては、その鉄道車両にて用いられる圧縮空気を生成する鉄道車両用空気圧縮装置が設置される。このような鉄道車両用空気圧縮装置として用いることができる装置として、特許文献1に開示された油冷式空気圧縮機が知られている。特許文献1に開示された油冷式空気圧縮機は、油を伴った空気を圧縮した後に圧縮空気から油を分離して圧縮空気を生成する空気圧縮装置として構成されている。これにより、この空気圧縮装置は、圧縮熱の除去、油膜によるシール及び潤滑を行うことができるように構成されている。
油を用いて圧縮空気を生成する特許文献1に開示されているような空気圧縮装置においては、油タンクを有する油回収器、油タンクに回収された油を冷却するオイルクーラー、油温調整弁、等が設けられる。油回収器は、圧縮機において油を伴って圧縮された圧縮空気が誘導されて油を油タンクに回収するとともに、圧縮機に油を供給する油供給経路に連通するように構成される。油温調整弁は、油タンク内の油の温度(油温)を調整するために、油タンク内の油温に応じてオイルクーラーに油を循環させる状態と油の循環を規制する状態とのいずれかの状態に切り替えるように構成される。尚、特許文献1においては、上記の油回収器としての油分離器3が開示され、上記のオイルクーラーとしての油冷却器5が開示され、上記の油温調整弁としての油温調整弁51が開示されている。また、この油温調整弁51として、バイメタル機構等が用いられて油温に応じて独立して作動するものが開示されている。
特開平8−319976号公報
特許文献1に開示されているような空気圧縮装置においては、油は冷却と潤滑のために必須のものである。そして、このような空気圧縮装置が鉄道車両用空気圧縮装置として用いられる場合、油量が適切なレベルにあるかどうかについてのチェックが定期的に行われ、例えば鉄道車両の運行後に行われる。この場合、作業者が、油回収器に設置されて油タンク内の油面の位置を計測可能な油面計によって油面を確認し、必要に応じて油を補給することになる。
しかしながら、特許文献1に開示されているような油を用いて圧縮空気を生成する空気圧縮装置においては、前述のように、油タンク内の油温を調整するための機構として、オイルクーラーや油温調整弁が設けられる。このため、空気圧縮装置の運転を停止させた場合、運転を停止した時点における油の温度や油温調整弁の作動状態によっては、オイルクーラーと、オイルクーラー及び油タンクとを連通する経路とに滞留する油によって、油タンクへの油の回収量が変動してしまうことになる。よって、作業者が、油の補給が必要か否かを判断するために鉄道車両用空気圧縮装置の運転を停止させて油面計によって油タンク内の油面の位置を確認する場合、装置内を循環する油の合計量が同じであっても運転を停止した時点における油の温度や油温調整弁の作動状態によって油面の位置が変動してしまうことになる。このため、作業者は、油の補給が必要か否かを的確に判断することが難しいという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みることにより、油の補給が必要か否かを容易且つ的確に判断することが可能な鉄道車両用空気圧縮装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための第1発明に係る鉄道車両用空気圧縮装置は、鉄道車両に設置され、当該鉄道車両において用いられる圧縮空気を生成する鉄道車両用空気圧縮装置であって、外部から吸い込んだ空気を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機に油を供給する油供給経路と、油タンクを有し、前記圧縮機において油を伴って圧縮された圧縮空気が誘導され、誘導された圧縮空気から油を分離して前記油タンクに回収するとともに、前記油供給経路に連通する油回収器と、前記油タンクに回収された油を冷却するオイルクーラーと、前記油タンク内の油の温度である油温に応じて前記オイルクーラーに油を循環させる状態と油の循環を規制する状態とのいずれかの状態に切り替えて当該油温を調整する油温調整弁と、を備えている。そして、第1発明に係る鉄道車両用空気圧縮装置は、前記油温調整弁が、前記油回収器に対して連通する第1ポート、前記オイルクーラーにおいて冷却される油が前記油回収器から流入する前記オイルクーラーの流入部に対して連通する第2ポート、前記オイルクーラーにおいて冷却された油が流出する前記オイルクーラーの流出部に対して連通する第3ポート、及び、前記圧縮機に対して連通する第4ポートが設けられた本体部と、前記本体部の内側でスライド移動自在に設置され、前記第1ポート及び前記第2ポートを連通させるとともに前記第3ポート及び前記第4ポートを連通させることで前記オイルクーラーに油を循環させる循環位置と、前記第3ポートに連通する前記第4ポートに対して前記第1ポートを連通させることで前記オイルクーラーへの油の循環を規制する規制位置と、の間で位置を切り替えられる弁体と、前記油温に応じて独立して作動し、前記循環位置と前記規制位置との間で前記弁体の位置を切り替えるように当該弁体を駆動する弁体駆動部と、前記弁体が前記規制位置のときに前記第2ポートを前記第1ポートに連通させる規制位置連通部と、を有していることを特徴とする。
この発明によると、油を伴った空気を圧縮した後に圧縮空気から油を分離して圧縮空気を生成する装置として構成される鉄道車両用空気圧縮装置において、油温調整弁により、油タンク内の油温に応じてオイルクーラーに油を循環させる状態と油の循環を規制する状態とのいずれの状態に切り替えられる。このため、油温が高温になると油の冷却が行われ、油温が調整されることになる。そして、油温調整弁は、油温に応じて独立して作動する自立式の弁体駆動部によって弁体の位置が循環位置と規制位置との間で切り替えられる。これにより、鉄道車両用空気圧縮装置の運転中においては、循環位置の状態では、油回収器側とオイルクーラーの流入部側が接続されるとともに、オイルクーラーの流出部側と圧縮機側とが接続され、油の冷却が行われる。そして、規制位置では、油回収器側と圧縮機側とが接続され、オイルクーラーへの油の循環が規制される。
一方、鉄道車両用空気圧縮装置の運転が停止した後は、停止タイミングでの弁体の位置が循環位置であっても、油温の低下に伴う自立式の弁体駆動部の作動によって、弁体の位置が規制位置へと切り替えられることになる。このとき、油温調整弁には規制位置連通部が設けられているため、第2ポートと第1ポートとが連通した状態が維持されることになる。このため、鉄道車両用空気圧縮装置の運転停止後は、少なくとも暫く時間が経過して油温が低下した後は、第1ポートが第2ポート及び第3ポートに連通した状態が維持されることになる。これにより、オイルクーラーの流入部側及び流出部側が油回収器側に連通した状態が維持され、圧縮機の運転も停止していることから、オイルクーラーと、オイルクーラー及び油タンクとを連通する経路とに油が滞留することが抑制され、油が油タンクへと回収されることになり、油の回収量が変動してしまうことが抑制される。よって、作業者が油面計によって油タンク内の油面を確認する際に、装置内を循環する油の合計量が同じであれば、運転を停止した際における油温調整弁の作動状態によって油面の位置が変動してしまうことが抑制され、安定したほぼ同じ油面の位置に収束することになる。このため、作業者は、油の補給が必要か否かを容易且つ的確に判断することができる。尚、規制位置連通部は、弁体に一体に設けられる機構であってもよく、また、弁体とは独立して作動可能に設けられる機構であってもよい。
従って、本発明によると、油の補給が必要か否かを容易且つ的確に判断することが可能な鉄道車両用空気圧縮装置を提供することができる。
第2発明に係る鉄道車両用空気圧縮装置は、第1発明の鉄道車両用空気圧縮装置において、前記規制位置連通部は、前記弁体に形成された貫通孔として設けられ、前記貫通孔における一方の開口は、前記弁体が前記規制位置のときに前記第2ポートに対向し、前記弁体が前記循環位置のときに前記第2ポートと前記第3ポート又は第4ポートとの間に設けられた前記本体部における壁部によって遮蔽されることを特徴とする。
この発明によると、規制位置連通部が、弁体に形成された貫通孔として設けられる。このため、簡素な構造で容易に規制位置連通部を構築することができる。尚、貫通孔として設けられた規制位置連通部における一方の開口は、規制位置でのみ第2ポートに連通し、循環位置では第2ポートと第3又は第4ポートとの間の壁部によって遮蔽される。このため、循環位置において、規制位置連通部としての貫通孔によって第1ポートと第3ポート及び第4ポートとが連通してしまうことが防止され、油回収器側がオイルクーラーの流出部側及び圧縮機側に連通して油のオイルクーラーへの循環が阻害されてしまうことが防止されることになる。
本発明によると、油の補給が必要か否かを容易且つ的確に判断することが可能な鉄道車両用空気圧縮装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る鉄道車両用空気圧縮装置のシステム構成を模式的に示す系統図である。 図1に示す鉄道車両用空気圧縮装置における油温調整弁を介した油の流動経路を説明するための模式図である。 図2に示す油温調整弁を示す図である。 図1に示す鉄道車両用空気圧縮装置における油温調整弁の作動を説明するための模式図である。 図1に示す鉄道車両用空気圧縮装置における油温調整弁の作動を説明するための模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。尚、本実施形態は、鉄道車両に設置されてこの鉄道車両において用いられる圧縮空気を生成する鉄道車両用空気圧縮装置であって、油を伴った空気を圧縮した後に圧縮空気から油を分離して圧縮空気を生成する鉄道車両用空気圧縮装置において広く適用することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る鉄道車両用空気圧縮装置1(以下、単に「空気圧縮装置1」ともいう)のシステム構成を模式的に示す系統図である。図1に示す空気圧縮装置1は、図示しない鉄道車両に設置される。そして、この空気圧縮装置1において生成された圧縮空気は、鉄道車両において制動機器等の空圧機器を作動させるために用いられる。尚、この空気圧縮装置1は、例えば、鉄道車両の編成における各車両に設置される。
図1に示す空気圧縮装置1は、収容ケース11、圧縮機12、圧縮機駆動部13、カップリング14、カップリングケース15、冷却ファン16、アフタークーラー17、空気吸込み部18、圧縮空気送出部19、油供給経路20、油回収器21、油分離エレメント22、水油用分離器23、除湿器24、オイルクーラー25、油温調整弁26、油面計27、等を備えて構成されている。
そして、空気圧縮装置1は、空気吸込み部18から吸い込んだ空気を圧縮機12で圧縮し、アフタークーラー17で冷却した後に、圧縮空気送出部19から圧縮空気として送出する装置として構成されている。また、空気圧縮装置1は、油供給経路20、油回収器21、油分離エレメント22、水油用分離器23、オイルクーラー25、油温調整弁26、等を備えることで、油を伴った空気を圧縮した後に圧縮空気から油を分離して圧縮空気を生成する装置として構成されている。これにより、圧縮熱の除去、油膜によるシール及び潤滑を行うことができるように構成されている。以下、空気圧縮装置1における各構成要素について、詳しく説明する。
収容ケース11は、圧縮機12、圧縮機駆動部13、カップリングケース15、冷却ファン16、アフタークーラー17、油供給経路20、油回収器21、油分離エレメント22、水油用分離器23、除湿器24、オイルクーラー25、等を収容する箱状の筐体として設けられている。そして、この収容ケース11には、その壁部において空気吸込み部18と圧縮空気送出部19とが設置されている。
収容ケース11に設置される空気吸込み部18は、圧縮機12で圧縮される空気(外気)を吸い込むための機構として設けられ、圧縮機12に連通するように設けられている。そして、この空気吸込み部18には、吸い込まれる空気が通過する際に砂塵等の粉塵の通過を抑制する吸込みフィルタ18aが設けられている。また、圧縮空気送出部19は、アフタークーラー17で冷却された圧縮空気を送出する機構として設けられている。そして、この圧縮空気送出部19は、収容ケース11の外部に設置されて圧縮空気を貯留する図示しないエアタンク(圧縮空気溜め)に対して生成された圧縮空気を供給するように収容ケース11から外部に向かって延びる配管系統として設けられている。
また、収容ケース11には、冷却ファン16によって発生する冷却空気の流れの上流側に位置する壁部において、フィルタ部28が設置されている。このフィルタ部28は、例えば、収容ケース11に取り付けられた金網として設けられている。そして、冷却ファン16が回転することで、冷却空気となる外気がフィルタ部28を介して吸い込まれることになる。尚、図1においては、吸い込まれた外気の流れや乾燥した状態の空気の流れについては、白抜きで外形のみの状態の太い矢印で示されている。また、油滴、水滴、水蒸気を含む空気の流れについては、斜線のハッチングを付した状態の太い矢印で示されている。また、油の流れについては、細い矢印で示されている。
圧縮機12は、空気吸込み部18に連通し、空気吸込み部18を介して外部から吸い込んだ空気を圧縮するように構成されている。尚、圧縮機12は、圧縮機本体に一体的に形成された吸込み弁29を介して空気吸込み部18に連通するように構成されている。吸込み弁29は、弁体と、この弁体が着座及び離座が可能な弁座と、弁体を弁座に着座させる方向に付勢するバネと、を備えて構成されている。そして、圧縮機12が作動して圧縮機12側が負圧となることで外気の圧力によって弁体がバネのバネ力に抗して弁座から離座し、圧縮機12内に空気が吸い込まれることになる。
また、圧縮機12は、例えば、互いに逆方向に回転して空気を圧縮する一対のスクリューを有するスクリュー式の空気圧縮機として設けられている。スクリューが配置される圧縮機本体の内部では、吸込み弁29に連通する部分から油回収器21に連通する部分にかけて空気の圧力が上昇することになる。尚、本実施形態では、圧縮機12が、スクリュー式の空気圧縮機として設けられる場合を例にとって説明したが、この通りでなくてもよい。圧縮機12が、スクロール式の空気圧縮機、或いは、圧縮機駆動部13からの回転駆動力がクランク軸を介して往復駆動力に変換されて伝達されて駆動されるレシプロ式の空気圧縮機、等として設けられていてもよい。
圧縮機駆動部13は、電動モータ13aを有し、圧縮機12を回転駆動する駆動機構として設けられている。尚、本実施形態では、圧縮機駆動部13が、電動モータ13aのみで減速機部分が設けられていない駆動機構として設けられている場合を例示しているが、この通りでなくてもよい。即ち、圧縮機駆動部13が、電動モータ13aに連結される減速機部分を備える減速機付モータとして設けられていてもよい。
カップリング14は、圧縮機駆動部13と圧縮機12とを連結して圧縮機駆動部13の駆動力を圧縮機12に伝達するように構成されており、例えば、軸継手として設けられている。カップリングケース15は、カップリング14を収容する箱状体として設けられている。そして、カップリングケース15は、圧縮機12と圧縮機駆動部13との間に配置されるとともに、これらの圧縮機12及び圧縮機駆動部13に対して結合されている。
冷却ファン16は、圧縮機駆動部13に対して、カップリング15が連結される側と反対側の端部において取り付けられている。この冷却ファン16は、軸流ファンとして設けられ、プロペラ部とこのプロペラ部の周囲に設置される筒状のケース部(図示せず)とを備えて構成されている。そして、冷却ファン16は、電動モータ13aの回転軸の駆動力がカップリング側と反対側でプロペラ部に伝達されるように設置されている。このように、冷却ファン16は、電動モータ13aからの駆動力によって回転駆動され、これにより、フィルタ部28から吸い込まれる空気による冷却空気の流れを発生させるように構成されている。尚、本実施形態では、冷却ファン16が軸流ファンである場合を例示しているが、この通りでなくてもよく、シロッコファン等の他の形態の冷却ファンを用いることもできる。
アフタークーラー17は、圧縮機12で圧縮されて圧縮熱が残っている圧縮空気を冷却する熱交換器として設けられている。このアフタークーラー17は、冷却ファン16に対して、この冷却ファン16によって発生する冷却空気の流れの上流側に配置されている(尚、図1は、模式的に示す系統図であり、収容ケース11内でのアフタークーラー17の配置を特定するものではない)。これにより、アフタークーラー17が冷却ファン16によって発生する冷却空気によって外部から冷却され、更に、アフタークーラー17の内部を通過する圧縮空気が冷却されることになる。尚、アフタークーラー17は、オイルクーラー25と一体的に結合されて形成されている。また、アフタークーラー17は、冷却ファン16に対して、この冷却ファン16によって発生する冷却空気の流れの下流側に配置されていてもよい。
油回収器21は、油入り圧縮空気吐出経路21aと、油タンク21bとを備えて構成されている。油入り圧縮空気吐出経路21aは、圧縮機12と油タンク21bとに連通する経路として設けられている。圧縮機12において油を伴って圧縮された圧縮空気は、油入り圧縮空気吐出経路21aを介して油タンク21bに誘導され、圧縮空気とともに油入り圧縮空気吐出経路21aから吐出された油が、油タンク21bに回収されることになる。
また、油入り圧縮空気吐出経路21aにおける油タンク21b内での吐出部分には分離機30が設置されている。油を伴った圧縮空気が油入り圧縮空気吐出経路21aを通過して誘導されてその吐出部分から吐出されると、分離機30によって圧縮空気から油が分離されて油タンク21b内で飛散しながら重力で落下して油タンク21b内に回収されることになる。そして、油タンク21b内は、回収された油31が貯留された状態となる。
油面計27は、油回収器21における油タンク21bに設置されている。そして、油タンク21b内の油31の油面の位置を計測可能な計測手段として設けられている。油タンク21b内の油面を確認する作業者は、この油面計27によって油面の位置を確認することになる。尚、油面計27としては、種々の形態の油面計を用いることができる。例えば、油面位置を外部から作業者が視認可能な窓部として設けられた油面計、フロート式の油面計、超音波式の油面計、圧力式の油面計、等を用いることができる。
また、油タンク21bには、油タンク21b内の油31の温度(油温)を検知する温度センサとしての温度スイッチ32が設置されている。この温度スイッチ32は、検知した油温が所定の上限温度以上となると装置全体を強制停止させるための信号を出力する温度センサとして設けられている。
油供給経路20は、油回収器21の油タンク21bと圧縮機12とに連通するように設置されており、圧縮機12に油タンク21bから油を供給する経路として設けられている。油供給経路20は、圧縮機12における圧縮機本体に対して、吸込み弁29に連通する吸い込み側であって圧力が低い低圧側に連通している。また、油供給経路20は、油タンク21bに対して、油タンク21b内の油31の油面よりも低い位置で連通するように構成されている。このように油供給経路20が圧縮機12及び油タンク21bに連通しているため、油入り圧縮空気吐出経路21aから吐出された圧縮空気が油31の油面を押し下げることで、油供給経路20を介して圧縮機12に油が供給されることになる。尚、油供給経路20の途中には、フィルタ要素としての油チリコシ20aが配置されており、油タンク21b内の異物(例えば、劣化した油が凝集したスカム状の物質等)が圧縮機12内に供給されてしまうことが防止されている。
油分離エレメント22は、油回収器21の油タンク21bとアフタークーラー17とを連通する経路に配置されており、圧縮機12において油を伴って圧縮されて油回収器21を通過した圧縮空気から更に油を分離するフィルタ要素を備えて構成されている。この油分離エレメント22において、油回収器21において回収されなかった細かい油滴が圧縮空気から分離されることになる。
また、油分離エレメント22からは、圧縮機連通路33が、圧縮機12又は吸込み弁29に向かって延びるように設けられている。この圧縮機連通路33は、油分離エレメント22のハウジング部分の内部における下部と圧縮機12とを連通するように設置されており、油分離エレメント22で分離された油が圧縮空気によって押し上げられて圧縮機12に供給されるように構成されている。尚、圧縮機連通路33には、圧縮空気の通過量を抑制するための絞りが設置されている。
また、油分離エレメント22とアフタークーラー17とを連通する経路には、所定の圧力以上の圧縮空気のアフタークーラー17側への通過を許容する保圧逆止弁34と、圧縮空気の圧力が所定の過大な圧力以上になったときに外部に対して圧縮空気を逃がすための安全弁35と、が設けられている。
水油用分離器23は、アフタークーラー17と除湿器24とを連通する経路に配置されており、アフタークーラー17で冷却された圧縮空気から水分と油分とを分離する複数のフィルタ要素を備えて構成されている。この水油用分離器23において、圧縮空気から水分が分離されるとともに、油分離エレメント22において分離されなかった微量の油分も圧縮空気から分離されることになる。尚、水油用分離器23において分離された水分等は、ドレン弁36から排出されることになる。
除湿器24は、水油用分離器23と圧縮空気送出部19との間に配置され、水油用分離器23で水分と油分とが分離された圧縮空気に対して更に除湿を行う乾燥剤が含まれたフィルタ要素あるいは中空糸膜方式の除湿を行うフィルタ要素を備えて構成されている。この除湿器24において、圧縮空気送出部19から送出される圧縮空気に対する最終的な除湿が行われることになる。尚、除湿器24と圧縮空気送出部19とを連通する経路には、所定の圧力以上の圧縮空気の圧縮空気送出部19側への通過を許容する逆止弁37が、図示しないエアタンク(圧縮空気溜め)からの圧縮空気の逆流防止のために設けられている。
オイルクーラー25は、油供給経路20における油タンク21b側と圧縮機12側とに対して油温調整弁26を介して連通するように設けられ、油タンク21b内の油を冷却して油供給経路20に供給可能な熱交換器として設けられている。このオイルクーラー25は、前述のように、アフタークーラー17と一体的に結合されて形成されている。また、オイルクーラー25は、冷却ファン16に対して冷却空気の流れの上流側であって油回収器21よりも上方に配置されている(尚、図1は、模式的に示す系統図であり、収容ケース11内でのオイルクーラー25の配置を特定するものではない)。そして、オイルクーラー25が冷却ファン16によって発生する冷却空気によって外部から冷却されることで、オイルクーラー25の内部を通過する油が冷却されることになる。尚、オイルクーラー25は、冷却ファン16に対して冷却空気の流れの下流側に配置されていてもよい。
上記のように、オイルクーラー25は、油供給経路20に対して、油タンク21bに連通する側と圧縮機12に連通する側との2箇所において油温調整弁26を介して連通するように設けられている。これにより、オイルクーラー25は、油タンク21bから油供給経路20に流入した油を油供給経路20から油温調整弁26を介して分岐する油経路38aを経て取り込んで冷却し、その冷却した油を油経路38bを経て油温調整弁26を介して油供給経路20に戻すように構成されている。尚、オイルクーラー25での冷却を経て油供給経路20に戻る油の流動は、油入り圧縮空気吐出経路21aから吐出された圧縮空気が油31の油面を押し下げることで行われる。
図2は、空気圧縮装置1における油温調整弁26を介した油の流動経路を説明するための模式図であり、油温調整弁26、圧縮機12、油回収器21及びオイルクーラー25を示している。尚、図2の模式図においては、オイルクーラー25の例示として、流入した油が仕切壁25aをオーバーフローしながら冷却されて流出する構造のオイルクーラー25が模式的に図示されている。また、図2においては、油温調整弁26については、断面図として図示されるとともに一部の要素については外形が図示されている。
ここで、油温調整弁26について詳しく説明する。図2に示すように、油温調整弁26は、油供給経路20と油経路38a及び油経路38bとが連通する箇所に設けられている。これにより、油温調整弁26は、油回収器21と、オイルクーラー25において冷却される油が油回収器21から流入するオイルクーラー25の流入部25bと、オイルクーラー25において冷却された油が流出するオイルクーラー25の流出部25cと、圧縮機12とに対して連通するように設けられている。
図1及び図2に示す油温調整弁26は、油タンク21b内の油の温度である油温に応じてオイルクーラー25に油を循環させる状態と油の循環を規制する状態とのいずれかの状態に切り替えて油温を調整する弁機構として設けられている。そして、この油温調整弁26は、本体部39、弁体40、弁体駆動部41、規制位置連通部42、等を備えて構成されている。尚、この油温調整弁26の作動により、油タンク21b内の油温が制御され、油温が高すぎることによる油の酸化が防止されることになる。
図3は、図2に示す油温調整弁26を拡大して示す図である。図2及び図3に示すように、本体部39は、弁体40が配置される内部空間と、この内部空間に連通する第1ポート43a、第2ポート43b、第3ポート43c及び第4ポート43dとが設けられたブロック状の構造体として構成されている。尚、本体部39は、1つの部材で構成されていてもよく、また、図3に示すように、複数の部材が一体に組み合わされて構成されていてもよい。
第1ポート43aは、油供給経路20を介して油回収器21に対して連通するように構成されている。第2ポート43bは、油経路38aを介してオイルクーラー25の流入部25bに対して連通するように構成されている。第3ポート43cは、油経路38bを介してオイルクーラー25の流出部25cに対して連通するように構成されている。第4ポート43dは、油供給経路20を介して圧縮機12に対して連通するように構成されている。
弁体40は、例えば、一体化された二重筒状の構造体として設けられている。そして、この弁体40には、内側に配置された内筒部40aと、内筒部40aの外側に配置された外筒部40bと、内筒部40a及び外筒部40bを架橋するように連結する複数の架橋部40cと、が設けられている。内筒部40aは、例えば、一方の端部側から他方の端部側にかけて段階的に縮径する筒状に形成されている。外筒部40bは、例えば、内筒部40aと同心状に配置されるとともに、内筒部40aに対してその軸方向において一方側に偏った位置に配置されている。
また、架橋部40cは、例えば、内筒部40aの外周から径方向の外側に向かって放射状に延びるように突出するとともに、内筒部40aの周方向における略均等角度の位置で突出するように複数設けられている。そして、各架橋部40cは、一方の端部が内筒部40aの外周に一体に形成され、他方の端部が外筒部40bの内周に一体に形成されている。このため、内筒部40aと外筒部40bとは複数の架橋部40cを介して一体に連結されるとともに、隣り合う架橋部40cの間には油が流動可能な空間が設けられている。
この弁体40は、本体部39の内側でスライド移動自在に設置されている。そして、弁体40は、オイルクーラー25に油を循環させる循環位置と、オイルクーラー25への油の循環を規制する規制位置と、の間で位置を切り替えられるように構成されている。図4は、油温調整弁26の作動を説明するための模式図であり、弁体40が循環位置に位置した状態を示している。一方、図2は、弁体40が規制位置に位置した状態を示している。
上記の循環位置と規制位置との間での弁体40の位置の切り替えは、後述の弁体駆動部41によって行われる。そして、図4に示すように、弁体40は、循環位置に位置した状態では、第1ポート43a及び第2ポート43bを連通させるとともに第3ポート43c及び第4ポート43dを連通させることで、オイルクーラー25に油を循環させるように構成されている。
図4では、弁体40が循環位置のときにおける油が循環する経路が、複数の矢印Cで示されている。弁体40が循環位置のときは、圧縮機12から圧縮空気とともに吐出された油は、油入り圧縮空気吐出経路21aを経て油タンク21bに回収される。そして、前述のように、圧縮空気が油タンク21b内の油の油面を押し下げることに伴って、油は、油タンク21bから油温調整弁26を経てオイルクーラー25の流入部25bへと流動する。このとき、油は、油温調整弁26に対して第1ポート43aから流入し、内筒部40aと外筒部40bとの間の空間を流動した後、第2ポート43bから油経路38aへと流出する。更に、油は、オイルクーラー25内で冷却されて流出部25cから流出し、油温調整弁26を経て圧縮機12に吸い込まれる。このとき、油は、油温調整弁26に対して第3ポート43cから流入し、本体部39内における外筒部40bの外側の空間を流動した後、第4ポート43dから油供給経路20へと流出する。
尚、図4に示す循環位置では、弁体40の外筒部40bにおける外周側面40d(図3及び図4を参照)の一端側は、本体部39において第1ポート43aと第3ポート43c及び第4ポート43dとの間の壁面として設けられた第1内周シール面39aに対して密着する位置に位置している。そして、外周側面40bの他端側は、本体部39において第2ポート43bと第3ポート43c及び第4ポート43dとの間の壁面として設けられた第2内周シール面39bに対して密着する位置に位置している。これにより、弁体40が循環位置のときは、第1ポート43a及び第2ポート43bが連通する油の経路と、第3ポート43c及び第4ポート43dが連通する油の経路とが、本体部39の第1及び第2内周シール面(39a、39b)と外筒部40bの外周側面40dとによってシールされることで、互いに遮断されることになる。
また、図2に示すように、弁体40は、規制位置に位置した状態では、第3ポート43cに連通する第4ポート43dに対して第1ポート43aを連通させることで、オイルクーラー25への油の循環を規制するように構成されている。
図2では、圧縮機12の運転中であって弁体40が規制位置のときにおける油が循環する経路が、複数の矢印Aで示されている。弁体40が規制位置のときは、圧縮機12から圧縮空気とともに吐出された油は、油入り圧縮空気吐出経路21aを経て油タンク21bに回収される。そして、圧縮空気が油タンク21b内の油の油面を押し下げることに伴って、油は、油タンク21bから油温調整弁26を経て流動し、圧縮機12に吸い込まれる。このとき、第1内周シール面39aと外周側面40bとは離間しており、油は、油温調整弁26に対して第1ポート43aから流入し、第1内周シール面39aと外筒部40bとの間の空間を流動した後、第4ポート43dから油供給経路20へと流出する。
また、図2に示す規制位置では、外筒部40bの外周側面40dは、第1内周シール面39aに対しては離間し、第2内周シール面39bに対しては密着する位置に位置している。そして、外筒部40bにおける第1ポート43aとは反対側の端部の端面40e(図3を参照)は、本体部39において第2ポート43bに対応する位置で突出する筒状の部分の端部の端面39cに対して密着して当接する位置に位置している。
尚、上述の規制位置では、第2ポート43bについては、後述の規制位置連通部42を介して第1及び第4ポート(43a、43d)に連通しており、第3ポート43cについても、第1及び第4ポート(43a、43d)に連通している。このため、油温調整弁26とオイルクーラー25との間の油経路38a及び油経路38bにおいては、図2にて両端矢印Bで示すように、油の圧力が平衡した状態が維持されることになる。
弁体駆動部41は、油タンク21b内の油31の温度である油温に応じて独立して作動し、循環位置と規制位置との間で弁体40の位置を切り替えるように弁体40を駆動する機構として設けられている。そして、この弁体駆動部41は、図2乃至図4に例示するように、バネ44と、温度によって体積変化するバイメタル機構が内蔵された軸部45とを備え、温度によって作動する自立式の駆動機構として構成されている。
バネ44は、例えば、コイルバネとして設けられ、本体部39の内部空間に配置されるとともに、弁体40の外筒部40bと内筒部40aとの間に配置されている。そして、バネ44は、一端側が第1ポート43aの周縁部分で本体部39の内壁に当接し、他端側が架橋部40cに対して当接している。これにより、バネ44は、本体部39内において弁体40を第1ポート43aと反対側に向かって付勢している。
バイメタル機構が内蔵された軸部45は、その一方の端部が本体部39に取り付けられ、他方の端部が弁体40に取り付けられている。そして、軸部45における一方の端部は、本体部39において第1ポート43aと反対側の内壁に形成された取り付け穴39dに嵌め込まれて取り付けられている。そして、軸部45における他方の端部は、内筒部40aの内側において内筒部40aに対して取り付けられている。また、軸部45における内筒部40a内に配置された部分は、油タンク21bから流動してきた油31に浸された状態に維持されている。これにより、軸部45が油タンク21b内の油温に応じて作動するように構成されている。
また、軸部45は、油タンク21b内の油温が所定の温度以下であれば、長さが短い状態となっている。このため、弁体40は、バネ44のバネ力により、本体部39内において第1ポート43aと反対側に付勢され、図2に示す規制位置に切り替えられた状態が維持されることになる。これにより、油タンク21b内の油温が所定の温度以下の低温であれば、オイルクーラー25への油の循環が規制され、オイルクーラー25による油の冷却は行われないことになる。
一方、軸部45は、油タンク21b内の油温が所定の温度を超えると、長さが長く伸びた状態となる。このため、弁体40は、バネ44のバネ力に抗して伸びる軸部45によって、本体部39内において第1ポート43a側に向かって付勢され、図4に示す循環位置に切り替えられることになる。これにより、油タンク21b内の油温が所定の温度を超えた高温であれば、オイルクーラー25への油の循環が行われ、オイルクーラー25による油の冷却が行われることになる。
図2乃至図4に示す規制位置連通部42は、弁体40が規制位置のときに第2ポート43bを第1ポート43aに連通させる機構として設けられている。そして、本実施形態においては、規制位置連通部42は、弁体40の外筒部40bにおいて外側と内側とを連通させるように貫通形成された貫通孔(以下、「貫通孔42」ともいう)として構成されている。
図2及び図3に示すように、貫通孔42における一方の開口は、弁体40が規制位置のときに第2ポート43bに対向するように配置される。このため、弁体40が規制位置のときには、第2ポート43bが貫通孔42を介して第1ポート43aに連通した状態が維持されることになる。一方、図4に示すように、貫通孔42における一方の開口は、弁体40が循環位置のときには、第2ポート43bと第3ポート43cとの間に設けられた本体部39における壁部46によって遮蔽されるように配置される。即ち、貫通孔42における一方の開口が、壁部46における第2内周シール面39bによって遮蔽された状態となる。
次に、上述した空気圧縮装置1の作動について説明する。空気圧縮装置1において圧縮空気が生成される運転が行われている状態では、まず、外気である空気が、圧縮機12の作動によって発生する負圧によって、空気吸込み部18から吸い込まれる。そして、吸い込まれた空気の圧力によって開いた状態の吸込み弁29をこの吸い込まれた空気が通過し、圧縮機12内に流入する。このとき、圧縮機12には、前述したように、油供給経路20から油が供給されており、圧縮機12内において、吸い込まれた空気が油を伴って圧縮されることになる。
油を伴って圧縮された圧縮空気は、油入り圧縮空気吐出経路21aを通過し、更に分離機30を経て油タンク21b内に吐出される。また、分離機30で圧縮空気から分離された油は、油タンク21b内に回収されることになる。この回収された油は、油供給経路20を経て圧縮機12に対して供給されることになる。
油タンク21b内に吐出された圧縮空気は、油分離エレメント22を通過し、更に油が分離されることになる。そして、油分離エレメント22を通過した圧縮空気は、アフタークーラー17へ誘導され、アフタークーラー17において冷却される。更に、アフタークーラー17で冷却された圧縮空気は、水油用分離器23において水分と油分とが分離され、除湿器24において更に除湿が行われ、圧縮空気送出部19からエアタンクへと送出されることになる。
上記のように圧縮空気が生成される運転が行われている状態において、油タンク21b内の油温が所定の温度以下であれば、図2に示すように、油温調整弁26の弁体40が規制位置に位置した状態が維持されている。この状態では、前述のように、オイルクーラー25への油の循環が規制され、オイルクーラー25での油の冷却が行われず、油は、油回収器21と圧縮機12との間を循環することになる。
一方、油タンク21b内の油温が上昇して所定の温度を超えた高温の状態になると、前述のように、弁体駆動部41によって弁体40が駆動され、図4に示すように、弁体40が循環位置に切り替えられる。この状態では、前述のように、油回収器21からオイルクーラー25を経て圧縮機12へと至る経路にて油が循環し、オイルクーラー25での油の冷却が行われることになる。
空気圧縮装置1において、圧縮空気を生成する上記の運転が終了すると、圧縮機12の運転が停止される。この停止タイミングにおいて、油タンク21b内の油温が所定の温度以下の低温であれば、油温調整弁26の弁体40は規制位置に位置している。そして、圧縮機12の運転が停止しており、油温が低温のままであるため、弁体40が規制位置に位置した状態が維持される。一方、圧縮機12の停止タイミングにおいて、油タンク21b内の油温が所定の温度を超えた高温であれば、弁体40は循環位置に位置している。しかし、圧縮機12の運転が停止されており、油温が低下するため、弁体駆動部41の作動によって弁体40の位置が循環位置から規制位置に切り替えられ、弁体40が規制位置に位置した状態が維持されることになる。よって、空気圧縮装置1の運転が停止されると、少なくとも暫く時間が経過して油温が低下した後は、弁体40の位置が規制位置に切り替えられた状態となる。
図5は、油温調整弁26の作動を説明するための模式図であり、上述のように、圧縮機12の運転が停止されて弁体40が規制位置に位置した状態を示している。また、図5では、圧縮機12の運転停止後における油の流動経路が、複数の矢印Dで示されている。圧縮機12の運転が停止されて弁体40が規制位置に位置した状態では、貫通孔42の開口が第2ポート43bに対向しており、第2ポート43bと第1ポート43aとが連通した状態が維持されることになる。このため、油タンク21bよりも上方に配置されたオイルクーラー25からは、重力によって油が流出することになる。そして、油は、オイルクーラー25の流出部25cから流出するとともに、油冷却時とは逆にオイルクーラー25の流入部25bからも流出することになる。
オイルクーラー25の流入部25bから流出した油は、重力によって、油経路38aを経て、第2ポート43bから貫通孔42を介して外筒部40bの内側に流入し、更に、第1ポート43aから流出して油供給経路20を運転時とは逆に流動し、油タンク21bへと回収されることになる。また、オイルクーラー25の流出部25cから流出した油は、重力によって、油経路38bを経て、第3ポート43cから本体部39の内側に流入し、更に、第1ポート43aから流出して油供給経路20を運転時とは逆に流動し、油タンク21bへと回収されることになる。
以上説明したように、本実施形態によると、油を伴った空気を圧縮した後に圧縮空気から油を分離して圧縮空気を生成する装置として構成される鉄道車両用空気圧縮装置1において、油温調整弁26により、油タンク21b内の油温に応じてオイルクーラー25に油を循環させる状態と油の循環を規制する状態とのいずれの状態に切り替えられる。このため、油温が高温になると油の冷却が行われ、油温が調整されることになる。そして、油温調整弁26は、油温に応じて独立して作動する自立式の弁体駆動部41によって弁体40の位置が循環位置と規制位置との間で切り替えられる。これにより、空気圧縮装置1の運転中においては、循環位置の状態では、油回収器21側とオイルクーラー25の流入部25b側が接続されるとともに、オイルクーラー25の流出部25c側と圧縮機12側とが接続され、油の冷却が行われる。そして、規制位置では、油回収器21側と圧縮機12側とが接続され、オイルクーラー25への油の循環が規制される。
一方、空気圧縮装置1の運転が停止した後は、停止タイミングでの弁体40の位置が循環位置であっても、油温の低下に伴う自立式の弁体駆動部41の作動によって、弁体40の位置が規制位置へと切り替えられることになる。このとき、油温調整弁26には規制位置連通部42が設けられているため、第2ポート43bと第1ポート43aとが連通した状態が維持されることになる。このため、空気圧縮装置1の運転停止後は、少なくとも暫く時間が経過して油温が低下した後は、第1ポート43aが第2ポート43b及び第3ポート43cに連通した状態が維持されることになる。これにより、オイルクーラー25の流入部25b側及び流出部25c側が油回収器21側に連通した状態が維持され、圧縮機12の運転も停止していることから、オイルクーラー25と、オイルクーラー25及び油タンク21bとを連通する経路とに油が滞留することが抑制され、油が油タンク21bへと回収されることになり、油の回収量が変動してしまうことが抑制される。よって、作業者が油面計27によって油タンク21b内の油面を確認する際に、装置内を循環する油の合計量が同じであれば、運転を停止した際における油温調整弁26の作動状態によって油面の位置が変動してしまうことが抑制され、安定したほぼ同じ油面の位置に収束することになる。このため、作業者は、油の補給が必要か否かを容易且つ的確に判断することができる。
従って、本実施形態によると、油の補給が必要か否かを容易且つ的確に判断することが可能な鉄道車両用空気圧縮装置1を提供することができる。
また、空気圧縮装置1によると、規制位置連通部42が、弁体40に形成された貫通孔として設けられる。このため、簡素な構造で容易に規制位置連通部42を構築することができる。尚、貫通孔として設けられた規制位置連通部42における一方の開口は、規制位置でのみ第2ポート43bに連通し、循環位置では第2ポート43bと第3ポート43cとの間の壁部46によって遮蔽される。このため、循環位置において、規制位置連通部42としての貫通孔によって第1ポート43aと第3ポート43c及び第4ポート43dとが連通してしまうことが防止され、油回収器21側がオイルクーラー25の流出部25c側及び圧縮機12側に連通して油のオイルクーラー25への循環が阻害されてしまうことが防止されることになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができるものである。上述の実施形態では、アフタークーラー、油分離エレメント、水油用分離器、除湿器、等も備えた構成を例にとって説明したが、これらの構成については、必ずしも備えられていなくてもよい。また、上述の実施形態では、圧縮機、油回収器、等の各機器が収容ケースに収容された形態を例にとって説明したが、この形態でなくてもよい。また、上述の実施形態では、規制位置連通部が弁体に一体に設けられる機構である形態を例にとって説明したが、必ずしもこの形態でなくてもよい。例えば、規制位置連通部が、電磁弁等を備え、弁体とは独立して作動可能に設けられる機構であってもよい。また、上述の実施形態では、弁体駆動部の形態として、バイメタル機構が内蔵された軸部を備えて構成された形態を例にとって説明したが、この通りでなくてもよい。弁体駆動部は、油温に応じて独立して作動する機構として構成されていればよく、例えば、温度によって体積変化するワックスを用いた機構として構成されていてもよい。
本発明は、鉄道車両に設置されてこの鉄道車両において用いられる圧縮空気を生成する鉄道車両用空気圧縮装置に対して広く適用することができる。
1 鉄道車両用空気圧縮装置
12 圧縮機
20 油供給経路
21 油回収器
21a 油タンク
25 オイルクーラー
26 油温調整弁
39 本体部
40 弁体
41 弁体駆動部
42 貫通孔(規制位置連通部)
43a 第1ポート
43b 第2ポート
43c 第3ポート
43d 第4ポート

Claims (2)

  1. 鉄道車両に設置され、当該鉄道車両において用いられる圧縮空気を生成する鉄道車両用空気圧縮装置であって、
    外部から吸い込んだ空気を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機に油を供給する油供給経路と、
    油タンクを有し、前記圧縮機において油を伴って圧縮された圧縮空気が誘導され、誘導された圧縮空気から油を分離して前記油タンクに回収するとともに、前記油供給経路に連通する油回収器と、
    前記油タンクに回収された油を冷却するオイルクーラーと、
    前記油タンク内の油の温度である油温に応じて前記オイルクーラーに油を循環させる状態と油の循環を規制する状態とのいずれかの状態に切り替えて当該油温を調整する油温調整弁と、
    を備え、
    前記油温調整弁は、
    前記油回収器に対して連通する第1ポート、前記オイルクーラーにおいて冷却される油が前記油回収器から流入する前記オイルクーラーの流入部に対して連通する第2ポート、前記オイルクーラーにおいて冷却された油が流出する前記オイルクーラーの流出部に対して連通する第3ポート、及び、前記圧縮機に対して連通する第4ポートが設けられた本体部と、
    前記本体部の内側でスライド移動自在に設置され、前記第1ポート及び前記第2ポートを連通させるとともに前記第3ポート及び前記第4ポートを連通させることで前記オイルクーラーに油を循環させる循環位置と、前記第3ポートに連通する前記第4ポートに対して前記第1ポートを連通させることで前記オイルクーラーへの油の循環を規制する規制位置と、の間で位置を切り替えられる弁体と、
    前記油温に応じて独立して作動し、前記循環位置と前記規制位置との間で前記弁体の位置を切り替えるように当該弁体を駆動する弁体駆動部と、
    前記弁体が前記規制位置のときに前記第2ポートを前記第1ポートに連通させる規制位置連通部と、
    を有していることを特徴とする、鉄道車両用空気圧縮装置。
  2. 請求項1に記載の鉄道車両用空気圧縮装置であって、
    前記規制位置連通部は、前記弁体に形成された貫通孔として設けられ、
    前記貫通孔における一方の開口は、前記弁体が前記規制位置のときに前記第2ポートに対向し、前記弁体が前記循環位置のときに前記第2ポートと前記第3ポート又は第4ポートとの間に設けられた前記本体部における壁部によって遮蔽されることを特徴とする、鉄道車両用空気圧縮装置。
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