JP5470149B2 - 基板処理装置、半導体装置の製造方法およびクリーニング方法 - Google Patents

基板処理装置、半導体装置の製造方法およびクリーニング方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板を処理する基板処理装置、及び基板を処理する工程を有する半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の製造工程の一工程として、例えば、熱化学気相成長法(熱CVD法)により、半導体ウエハ等の基板上に窒化シリコン膜(Si膜)等のCVD薄膜を形成する薄膜形成工程がある。熱CVD法による薄膜形成工程は、基板を搬入した処理室内に処理ガスを供給することにより行われる。薄膜形成工程の目的は基板表面への薄膜形成であるが、実際には、基板表面以外、例えば処理室を構成する反応管の内壁などにも薄膜を含む堆積物が付着してしまう場合がある。かかる堆積物は、薄膜形成工程を実施する度に累積的に付着し、一定の厚さ以上に到達すると剥離し、処理室内における異物(パーティクル)発生要因となってしまう。そのため、堆積物の厚さが一定の厚さに到達する毎に、堆積物を除去することで処理室内や処理室内部の部材をクリーニングする必要がある。
以前は、堆積物を除去する方法として、処理室を構成する反応管を基板処理装置から取り外し、HF水溶液の洗浄槽において反応管内壁に付着した堆積物を除去するウェットクリーニング法が主流であったが、近年、反応管を取り外す必要のないドライクリーニング法が用いられるようになってきた。係る方法では、フッ素原子(F)を含むガス(以下、クリーニングガスとも呼ぶ)と希釈ガスとを処理室内に直接供給し、処理室内の温度、圧力、ガスの流量を制御することにより、Si膜等のシリコン系堆積物をエッチングして除去する。なお、クリーニングの性能、すなわちエッチングレートを向上させる手段として、クリーニングガスに、酸素原子(O)等を含むガスを添加する技術が知られている(例えば特許文献1、2参照)。また、クリーニングガスとして、FNOガスを用いる技術も知られている(例えば特許文献3参照)。
特開平10−303186号号公報 特開2005−101583号公報 特開2003−144905号公報
クリーニングガスに添加する酸素原子等を含むガスとして、一酸化窒素(NO)ガスが有望視されている。しかしながら、クリーニングガスにNOガスを添加すると、温度や圧力等の処理条件を高温かつ高圧側の条件とする必要が生じたり、クリーニングの進行速度が低下してしまったりする場合があった。例えば、クリーニングガスとして三弗化窒素(NF)ガスを用いた場合、NFガスとNOガスとの反応性が低いことから、両ガスを充分に反応させるには、処理室内を高温かつ高圧にする必要があった。また、クリーニングガスとしてフッ素(F)ガスを用いた場合、FガスとNOガスとの反応性が高すぎることから、両ガスの反応が進みすぎてしまい、クリーニングの進行速度が低下してしまうことがあった。このように、クリーニングガスにNOガスを添加する場合、その取り扱いが難しく、制御性が悪くなるという課題があった。
また、クリーニングガスとしてFNOガスを用いると、クリーニングが進行しない場合があった。クリーニングガスに添加されたFNOガスは、クリーニングガスによるエッチ
ング反応を促進させる効果があるものの、単体でエッチングを進行させることはエッチングレートが低いために困難であった。また、FNOは、現時点ではガスとしては商品化されておらず、直ちにクリーニングガスとして利用することは困難であった。なお、これらの課題は、発明者の鋭意研究によって初めて明らかとなった新規課題である。
そこで本発明は、クリーニングガスに一酸化窒素ガスを添加して処理室内のドライクリーニングを行う際、その取り扱いを容易にし、制御性よくクリーニングの性能を向上させることができる基板処理装置、及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、基板を処理する処理容器と、前記処理容器内に処理ガスを供給する処理ガス供給系と、前記処理容器内にフッ素原子を含むガスと一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給する第1のクリーニングガス供給系と、前記第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられ、前記処理容器内に前記フッ素原子を含むガスを供給する第2のクリーニングガス供給系と、前記処理容器内を排気する排気系と、前記処理容器内に基板を収容した状態で、前記処理容器内に前記処理ガスを供給し排気して基板上に薄膜を形成する処理を行い、前記処理容器内から処理済基板を取り出した状態で、前記処理容器内に、前記第1のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスと前記一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給し排気すると共に、前記第2のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスを供給し排気して、前記処理容器内に付着した堆積物を除去するように、前記処理ガス供給系、前記第1のクリーニングガス供給系、前記第2のクリーニングガス供給系、および、前記排気系を制御する制御部と、を有する基板処理装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、基板を処理する処理容器と、前記処理容器内に処理ガスを供給する処理ガス供給系と、フッ素原子を含むガスを分解させる予備分解室を備え、該予備分解室によりフッ素原子を含むガスを分解させたガスと一酸化窒素ガスとを事前に混合させて前記処理容器内に供給する第1のクリーニングガス供給系と、前記第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられ、前記処理容器内に前記フッ素原子を含むガスを供給する第2のクリーニングガス供給系と、前記処理容器内を排気する排気系と、前記処理容器内に基板を収容した状態で、前記処理容器内に前記処理ガスを供給し排気して基板上に薄膜を形成する処理を行い、前記処理容器内から処理済基板を取り出した状態で、前記処理容器内に、前記第1のクリーニングガス供給系より前記予備分解室により前記フッ素原子を含むガスを分解させたガスと前記一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給し排気すると共に、前記第2のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスを供給し排気して、前記処理容器内に付着した堆積物を除去するように、前記処理ガス供給系、前記第1のクリーニングガス供給系、前記第2のクリーニングガス供給系、および、前記排気系を制御する制御部と、を有する基板処理装置が提供される。
本発明の更に他の態様によれば、処理容器内に基板を収容する工程と、前記処理容器内に基板を収容した状態で、前記処理容器内に処理ガスを供給し排気して基板上に薄膜を形成する処理を行う工程と、前記処理容器内から処理済基板を取り出す工程と、前記処理容器内から処理済基板を取り出した状態で、前記処理容器内に、第1のクリーニングガス供給系よりフッ素原子を含むガスと一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給し排気すると共に、前記第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられた第2のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスを供給し排気して、前記処理容器内に付着した堆積物を除去する工程と、を有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の更に他の態様によれば、処理容器内に基板を収容する工程と、前記処理容器内に基板を収容した状態で、前記処理容器内に処理ガスを供給し排気して基板上に薄膜を形
成する処理を行う工程と、前記処理容器内から処理済基板を取り出す工程と、前記処理容器内から処理済基板を取り出した状態で、前記処理容器内に、第1のクリーニングガス供給系より予備分解室によりフッ素原子を含むガスを分解させたガスと一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給し排気すると共に、前記第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられた第2のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスを供給し排気して、前記処理容器内に付着した堆積物を除去する工程と、を有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明にかかる基板処理装置、及び半導体装置の製造方法によれば、クリーニングガスに一酸化窒素ガスを添加して処理室内のドライクリーニングを行う際、その取り扱いを容易にし、制御性よくクリーニングの性能を向上させることができる。
一般的な半導体用CVD薄膜形成装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態で好適に用いられる基板処理装置の処理炉の概略構成図である。 本発明の他の実施形態で好適に用いられる基板処理装置の処理炉の概略構成図である。
上述したように、CVD薄膜は、基板を搬入した処理室内に処理ガスを供給することにより形成される。以下に、一般的な薄膜形成装置の構成と薄膜形成工程とについてそれぞれ簡単に説明する。
一般的な半導体用CVD薄膜形成装置の構成を、図1を参照しながら説明する。かかる薄膜形成装置は、基板100を処理する成膜室(処理室)101を内部に有する反応管103と、成膜室101内にて基板100を水平姿勢で多段に保持するボート102と、反応管103の周囲に配置された加熱源104と、CVD薄膜を形成する処理ガスを成膜室101内に供給する処理ガス供給ライン105と、堆積物をエッチングにより除去するクリーニングガスとしてのNFガスを成膜室101内に供給するクリーニングガス供給ライン107aと、クリーニングガスに添加するNOガスを供給する添加ガス供給ライン107bと、成膜室101内の圧力を調整する圧力調整バルブ106及び真空ポンプ109が上流から順に設けられた排気ライン108と、を備えている。反応管103やボート102は石英(SiO)により形成されている。
続いて、かかる薄膜形成装置により実施される薄膜形成工程について説明する。まず、複数の基板100を保持したボート102を成膜室101内に搬入する。そして、加熱源104により基板100の表面を所定の温度まで加熱する。その後、成膜室101内を排気ライン108により排気しながら、処理ガス供給ライン105により処理ガスを成膜室101内に供給し、CVD(Chemical Vapor Deposition)反応により基板100上に薄膜を形成する。このとき、排気ライン108に設けられた圧力調整バルブ106により、成膜室101内の圧力を一定の圧力に保つように調整する。基板100上に所定の膜厚の薄膜が形成されたら、処理ガス供給ライン105からの処理ガスの供給を停止する。そして、薄膜形成後の基板100を所定の温度まで降温させてから、ボート102を成膜室101外へと搬出する。
上述の薄膜形成工程においては、基板100上への薄膜の形成が本来の目的である。しかしながら、実際には、基板100上へ薄膜を形成する際に、成膜室101を構成する反応管103の内壁やボート102等の部材の表面にも薄膜を含む堆積物が付着してしまう
場合がある。かかる堆積物は、上述の薄膜形成工程を実施する度に累積的に付着し、一定の厚さ以上になると剥離、落下が生じ、基板100上での異物発生要因となってしまう。そのため堆積物の厚さが一定の厚さに到達する毎に、堆積物を除去する必要があった。
堆積物を除去する方法としては、反応管103を取り外してHF水溶液からなる洗浄液に浸漬して堆積物をウェットエッチングにより除去するウェットクリーニング法や、成膜室101内にエッチングガス(クリーニングガス)を供給して堆積物をドライエッチングにより除去するドライクリーニング法が知られている。近年、反応管103を取り外す必要のないドライクリーニング法が行われるようになってきた。以下に、ドライクリーニング法について簡単に説明する。
まず、表面に堆積物が付着した空のボート102を、内部に堆積物が付着した反応管103内、すなわち成膜室101内に搬入する。そして、加熱源104により成膜室101内を所定の温度まで加熱する。そして、排気ライン108により成膜室101内を排気しながら、クリーニングガス供給ライン107aによりNFガスを成膜室101内に供給し、クリーニングガスの分解により発生する活性種と堆積物とのエッチング反応により成膜室101内、すなわち反応管103内壁やボート102表面に付着している堆積物を除去する。このとき、添加ガス供給ライン107bからNOガスを供給し、成膜室101内に供給されたNFガスにNOガスを添加して、エッチングレートを向上させるようにする。またこのとき、排気ライン108に設けられた圧力調整バルブ106により、成膜室101内の圧力を一定の圧力に保つように調整する。成膜室101内の堆積物が除去されたら、クリーニングガス供給ライン107からのクリーニングガスの供給を停止する。そして、成膜室101内のシーズニング工程を行う。すなわち、基板100を搬入していない成膜室101内に処理ガスを供給し、成膜室101内、すなわち反応管103の内壁やボート102の表面に薄膜を形成(プリコート)して成膜室101を薄膜形成工程に移行できる状態に回復させる。
クリーニングガスとしては、フッ化窒素ガスとしての三弗化窒素(NF)ガスの他、フッ素(F)ガス等を用いることができる。しかしながら、上述したように、クリーニングガスとしてNFガスを用いた場合、NFガスとNOガスとの反応性が低いことから、両ガスを充分に反応させるためには、処理室内を例えば600℃程度の高温かつ高圧にする必要があった。また、クリーニングガスとしてFガスを用いた場合、FガスとNOガスとの反応性が高すぎることから、両ガスの反応が進みすぎてしまい、クリーニングの進行速度が低下してしまうことがあった。このようにクリーニングガスにNOガスを添加する場合、その取り扱いが難しく、制御性が悪くなるという課題があった。
また、クリーニングガスとしてFNOガスを単体で用いる技術も知られている。しかしながら、発明者等の鋭意研究によれば、FNOガスを単体で用いた場合、クリーニングが進行しない場合があった。すなわち、クリーニングガスに添加されたFNOガスは、クリーニングガスによるエッチング反応を促進させるように機能するものの、単体でエッチングを進行させることはエッチングレートが低いために困難であった。また、FNOは、現時点ではガスとしては商品化されておらず、直ちにクリーニングガスとして利用することは困難であった。
そこで発明者等は、処理室内のドライクリーニングを行う際、取り扱いが容易で、制御性よくクリーニングの性能を向上させる方法について鋭意研究を行った。その結果、フッ素原子を含むガスにFNOを添加することで、上述の課題を解決できるとの知見を得た。すなわち、FNOガスは、フッ素原子を含むガスによるエッチング反応を促進させるよう作用することから、フッ素原子を含むガスとFNOガスとが混在した状態を作り出すことで、上述の課題を解決できるとの知見を得た。本発明は、発明者が得た上記知見に基づく
ものである。
<本発明の一実施形態>
以下に、本発明の一実施形態について説明する。
(1)基板処理装置の構成
まず、本実施形態にかかる基板処理装置の構成を図面に基づいて説明する。図2は本実施形態で好適に用いられる基板処理装置の処理炉202の概略構成図であり、縦断面図として示されている。
図2に示されているように、処理炉202は加熱機構としてのヒータ206を有する。ヒータ206は円筒形状であり、保持板としてのヒータベース251に支持されることにより垂直に据え付けられている。
ヒータ206の内側には、ヒータ206と同心円状に反応管としてのプロセスチューブ203が配設されている。プロセスチューブ203は内部反応管としてのインナーチューブ204と、その外側に設けられた外部反応管としてのアウターチューブ205とから構成されている。インナーチューブ204は、例えば石英(SiO)または炭化シリコン(SiC)等の耐熱性材料からなり、上端および下端が開口した円筒形状に形成されている。インナーチューブ204の筒中空部には、基板としてのウエハ200上に薄膜を形成する処理を行う処理室201が形成されている。処理室201は、ウエハ200を後述するボート217によって水平姿勢で垂直方向に多段に整列した状態で収容可能に構成されている。アウターチューブ205は、例えば石英または炭化シリコン等の耐熱性材料からなり、内径がインナーチューブ204の外径よりも大きく、上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されており、インナーチューブ204と同心円状に設けられている。
アウターチューブ205の下方には、アウターチューブ205と同心円状にマニホールド209が配設されている。マニホールド209は、例えばステンレス等からなり、上端および下端が開口した円筒形状に形成されている。マニホールド209は、インナーチューブ204とアウターチューブ205に係合しており、これらを支持するように設けられている。尚、マニホールド209とアウターチューブ205との間には、シール部材としてのOリング220aが設けられている。マニホールド209がヒータベース251に支持されることにより、プロセスチューブ203は垂直に据え付けられた状態となっている。プロセスチューブ203とマニホールド209とにより処理容器としての反応容器が形成される。
マニホールド209には、ガス導入部としてのノズル230a、230bが処理室201内に連通するように接続されている。ノズル230a、230bには、薄膜を形成する処理ガスを処理室201内に供給する処理ガス供給管232a、232bがそれぞれ接続されている。処理ガス供給管232aのノズル230aとの接続側と反対側である上流側には、ガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)241aを介して第1処理ガス供給源としてのSiHCl(DCS)ガス供給源271が接続されている。処理ガス供給管232aのMFC241aよりも上流側、下流側にはそれぞれバルブ262a、261aが設けられている。処理ガス供給管232bのノズル230bとの接続側と反対側である上流側には、ガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)241bを介して第2処理ガス供給源としてのNHガス供給源272が接続されている。処理ガス供給管232bのMFC241bよりも上流側、下流側にはそれぞれバルブ262b、261bが設けられている。主に、処理ガス供給管232a,232b、MFC241a,241b、バルブ262a,261a,262b,261b、SiHClガス供給源271、NHガス供給源272により処理ガス供給系が構成される。
処理ガス供給管232a、232bのバルブ261a、261bよりも下流側には、それぞれ不活性ガス供給管232c、232dが接続されている。不活性ガス供給管232cの処理ガス供給管232aとの接続側と反対側である上流側には、ガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)241cを介して不活性ガス供給源としてのNガス供給源273が接続されている。不活性ガス供給管232cのMFC241cよりも上流側、下流側にはそれぞれバルブ262c、261cが設けられている。不活性ガス供給管232dの処理ガス供給管232bとの接続側と反対側である上流側には、ガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)241dを介してNガス供給源273が接続されている。正確には、不活性ガス供給管232dの上流側は不活性ガス供給管232cのバルブ262cよりも上流側に接続されており、不活性ガス供給管232dはバルブ262cよりも上流側で不活性ガス供給管232cから分岐するように設けられている。不活性ガス供給管232dのMFC241dよりも上流側、下流側にはそれぞれバルブ262d、261dが設けられている。主に、不活性ガス供給管232c,232d、MFC241c,241d、バルブ262c,261c,262d,261d、Nガス供給源273により、不活性ガス供給系が構成される。なお、不活性ガス供給系には処理ガスやクリーニングガスを希釈する役割もあり、不活性ガス供給系は、処理ガス供給系やクリーニングガス供給系の一部をも構成する。また、不活性ガス供給系はパージガス供給系としても機能する。
処理ガス供給管232bのバルブ261bよりも下流側であって、さらに不活性ガス供給管232dとの接続部よりも下流側には、フッ素原子を含むガスを分解させたガスと一酸化窒素(NO)ガスとを事前に混合させて処理室201内に供給する第1クリーニングガス供給管232hの下流端が接続されている。第1クリーニングガス供給管232hの処理ガス供給管232bとの接続側と反対側である上流側には、NFガスを供給するNFガス供給管232fの下流端と、NOガスを供給するNOガス供給管232gの下流端と、がそれぞれ接続されている。NFガス供給管232fには、上流側から順に、NFガス供給源274、バルブ262f、ガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)241f、バルブ261f、NFガスを分解させる予備分解室280fが設けられている。NOガス供給管232gには、上流側から順に、NOガス供給源275、バルブ262g、ガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)241g、バルブ261gが設けられている。なお、予備分解室280fは、フッ素原子を含むガスとしてのNFガスをプラズマや熱等を用いて分解し、Fガスを生成するように構成されている。NFガスを分解する分解源としては、例えばプラズマ源やヒータ等を用いることができる。主に、第1クリーニングガス供給管232h、NFガス供給管232f、NOガス供給管232g、MFC241f,241g、バルブ262f,261f,262g,261g、予備分解室280f、NFガス供給源274、NOガス供給源275により、第1のクリーニングガス供給系が構成される。
バルブ262f,261fを開けることにより、NFガス供給源274から供給されたNFガスは、MFC241fにより流量調整されつつ、予備分解室280f内に供給され、Fガス及びNガスに分解される。予備分解室280f内にて生成されたFガスは、NFガス供給管232fを介して第1クリーニングガス供給管232h内に供給される。このとき、バルブ262g,261gをさらに開けることにより、NOガス供給源275から供給されたNOガスは、MFC241gにより流量調整されつつ、NOガス供給管232gを介して第1クリーニングガス供給管232h内に供給される。そして、第1クリーニングガス供給管232h内にてFガスとNOガスとが混合されることでFNOが生成される。生成されたFNOを含むガスは、第1クリーニングガス供給管232h、処理ガス供給管232b、ノズル230bを介して処理室201内に供給される。このように、本実施形態では、予備分解により生成されたFガスとNOガスとを別々に処
理室201内に供給するのではなく、処理室201内に供給する前に第1クリーニングガス供給管232h内にて事前に混合(プリミックス)するようにしている。これにより、FNOの生成効率を高めることが可能となる。なお、FガスとNOガスとを別々に処理室201内に供給すると、FガスとNOガスとの反応が不充分となり、FNOの生成効率が低下してしまう。
なお、予備分解により生成されたFガスとNOガスとが合流してから処理室201内に至るまで経路(第1クリーニングガス供給管232h、処理ガス供給管232bの第1クリーニングガス供給管232hとの接続箇所よりも下流側)を長くすることで、FガスとNOガスとの反応性をさらに高め、FNOの生成効率をより向上させることが可能となる。すなわち、予備分解により生成されたFガスとNOガスとが混合された後、ごく短時間に処理室201内に供給されてしまうと、FガスとNOガスとの反応が不充分となってしまう場合があるが、上述のように経路を調整することで、FガスとNOガスとを充分に反応させることが可能となる。
処理ガス供給管232aのバルブ261aよりも下流側であって、さらに不活性ガス供給管232cとの接続部よりも下流側には、フッ素原子を含むガスとしてのNFガスを処理室201内に供給する第2クリーニングガス供給管232eの下流端が接続されている。第2クリーニングガス供給管232eの上流端は、NFガス供給管232fのバルブ262fよりも上流側に接続されている。第2クリーニングガス供給管232eには、上流側から順に、バルブ262e、ガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)241e、バルブ261eが設けられている。主に、NFガス供給管232f、第2クリーニングガス供給管232e、MFC241e、バルブ262e,261e、NFガス供給源274により、第2のクリーニングガス供給系が構成される。
バルブ262e,261eを開けることにより、NFガス供給源274から供給されたNFガスは、MFC241eにより流量調整されつつ、第2クリーニングガス供給管232e、処理ガス供給管232a、ノズル230aを介して処理室201内に供給される。このように、本実施形態では、第2のクリーニングガス供給系は、第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられている。そして、第1のクリーニングガス供給系から供給されるFNOを含むガスと、第2のクリーニングガス供給系から供給されるフッ素原子を含むガスとは、別々に処理室201内に供給され、処理室201内で初めて混合される(ポストミックス)されるように構成されている。
MFC241a、241b、241c、241d、241e、241f、241g、バルブ261a、261b、261c、261d、261e、261f、261g、262a、262b、262c、262d、262e、262f、262g、及び予備分解室280fには、ガス供給・流量制御部235が電気的に接続されている。ガス供給・流量制御部235は、後述する各ステップで処理室201内に供給するガスの種類が所望のガス種となるよう、また、供給するガスの流量が所望の流量となるよう、さらには、供給するガスの濃度が所望の濃度となるよう、MFC241a、241b、241c、241d、241e、241f、241g、バルブ261a、261b、261c、261d、261e、261f、261g、262a、262b、262c、262d、262e、262f、262gを所望のタイミングにて制御するように構成されている。また、ガス供給・流量制御部235は、予備分解室280fが備えるプラズマ源やヒータ等の分解源の動作を所望のタイミングにて制御するように構成されている。
マニホールド209には、処理室201内の雰囲気を排気する排気管231が設けられている。排気管231は、インナーチューブ204とアウターチューブ205との隙間によって形成される筒状空間250の下端部に配置されており、筒状空間250に連通して
いる。排気管231のマニホールド209との接続側と反対側である下流側には、圧力検出器としての圧力センサ245、および可変コンダクタンスバルブ、例えばAPC(Auto Pressure Controller)バルブ等の圧力調整装置242を介して、真空ポンプ等の真空排気装置246が接続されている。真空排気装置246は、処理室201内の圧力が所定の圧力(真空度)となるよう真空排気し得るように構成されている。圧力調整装置242および圧力センサ245には、圧力制御部236が電気的に接続されている。圧力制御部236は、処理室201内の圧力が所望の圧力となるように、圧力センサ245により検出された圧力に基づいて圧力調整装置242を所望のタイミングにて制御するように構成されている。主に、排気管231、圧力調整装置242、真空排気装置246、により排気系が構成される。
マニホールド209の下方には、マニホールド209の下端開口を気密に閉塞可能な第1の炉口蓋体としてのシールキャップ219が設けられている。シールキャップ219は、マニホールド209の下端に垂直方向下側から当接されるようになっている。シールキャップ219は、例えばステンレス等の金属からなり、円盤状に形成されている。シールキャップ219の上面には、マニホールド209の下端と当接するシール部材としてのOリング220bが設けられている。シールキャップ219の処理室201と反対側には、ボートを回転させる回転機構254が設置されている。回転機構254の回転軸255は、シールキャップ219を貫通して後述するボート217に接続されており、ボート217を回転させることでウエハ200を回転させるように構成されている。シールキャップ219はプロセスチューブ203の外部に垂直に設備された昇降機構としてのボートエレベータ115によって垂直方向に昇降されるように構成されており、これによりボート217を処理室201に対し搬入搬出することが可能となっている。回転機構254及びボートエレベータ115には、駆動制御部237が電気的に接続されている。駆動制御部237は、回転機構254及びボートエレベータ115が所望の動作をするよう所望のタイミングにて制御するように構成されている。また、マニホールド209の下方には、マニホールド209の下端開口を気密に閉塞可能な第2の炉口蓋体としてのシャッタ219aが設けられている。シャッタ219aは、昇降及び回動することで、処理室201内からボート217を搬出した後のマニホールド209の下端に当接され、ボート217を搬出した後の処理室201内を気密に閉塞するように構成されている。シャッタ219aの上面には、マニホールド209の下端と当接するシール部材としてのOリング220cが設けられている。
基板保持具としてのボート217は、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料からなり、複数枚のウエハ200を水平姿勢でかつ互いに中心を揃えた状態で整列させて多段に保持するように構成されている。尚、ボート217の下部には、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料からなる円板形状をした断熱部材としての断熱板216が水平姿勢で多段に複数枚配置されており、ヒータ206からの熱がマニホールド209側に伝わりにくくなるよう構成されている。
プロセスチューブ203内には、温度検出器としての温度センサ263が設置されている。ヒータ206と温度センサ263には、温度制御部238が電気的に接続されている。温度制御部238は、処理室201内の温度が所望の温度分布となるように、温度センサ263により検出された温度情報に基づいてヒータ206への通電具合を所望のタイミングにて制御するように構成されている。
ガス供給・流量制御部235、圧力制御部236、駆動制御部237、及び温度制御部238は、操作部、入出力部をも構成し、基板処理装置全体を制御する主制御部239に電気的に接続されている。これら、ガス供給・流量制御部235、圧力制御部236、駆動制御部237、温度制御部238、及び主制御部239は、コントローラ240として
構成されている。
(2)薄膜形成工程
次に、上記構成に係る処理炉202を用いて、半導体デバイスの製造工程の一工程として、CVD法により処理室201内でウエハ200上に薄膜を形成する工程について説明する。尚、以下の説明において、基板処理装置を構成する各部の動作はコントローラ240により制御される。
複数枚のウエハ200がボート217に装填(ウエハチャージ)されると、図2に示されているように、複数枚のウエハ200を保持したボート217は、ボートエレベータ115によって持ち上げられて処理室201内に搬入(ボートロード)される。この状態で、シールキャップ219はOリング220bを介してマニホールド209の下端をシールした状態となる。
処理室201内が所望の圧力(真空度)となるように真空排気装置246によって真空排気される。この際、処理室201内の圧力は圧力センサ245で測定され、この測定された圧力情報に基づき圧力調整装置242がフィードバック制御される。また、処理室201内が所望の温度となるようにヒータ206によって加熱される。この際、処理室201内の温度が所望の温度分布となるように、温度センサ263が検出した温度情報に基づきヒータ206への通電具合がフィードバック制御される。続いて、回転機構254によりボート217が回転されることでウエハ200が回転される。
次いで、処理室201内の温度、圧力が所望の温度、圧力に維持された状態で、第1処理ガス供給源としてのSiHClガス供給源271、第2処理ガス供給源としてのNHガス供給源272から、第1処理ガスとしてのSiHClガス、第2処理ガスとしてのNHガスがそれぞれ処理室201内に供給される。すなわち、バルブ262a、261a、262b、261bが開かれることでSiHClガス供給源271、NHガス供給源272からそれぞれ処理ガス供給管232a、232b内に供給されたSiHClガス、NHガスは、それぞれMFC241a、241bにて所望の流量となるように制御された後、処理ガス供給管232a、232bを通り、ノズル230a、230bから処理室201内に導入される。
このとき、同時に、不活性ガス供給源としてのNガス供給源273から処理室201内にNガスを供給し、処理ガス(SiHClガス、NHガス)を希釈するようにしてもよい。この場合、例えば、バルブ262c、261c、262d、261dが開かれることでNガス供給源273から不活性ガス供給管232c、232d内にそれぞれ供給されたNガスは、それぞれMFC241c、241dにて所望の流量となるように制御された後、不活性ガス供給管232c、232dを通り、処理ガス供給管232a、232bを経由して、ノズル230a、230bから処理室201内に導入される。Nガスは、処理ガス供給管232a、232b内でSiHClガス、NHガスのそれぞれと混合されることとなる。Nガスの供給流量を制御することで、処理ガスの濃度を制御することもできる。
処理室201内に導入された処理ガスは、処理室201内を上昇し、インナーチューブ204の上端開口から筒状空間250に流出し、筒状空間250を流下した後、排気管231から排気される。処理ガスは、処理室201内を通過する際にウエハ200の表面と接触する。この際、熱CVD反応によってウエハ200の表面上に薄膜、すなわち窒化シリコン(Si)膜が堆積(デポジション)される。
予め設定された処理時間が経過すると、処理ガスの供給が停止される。すなわち、バル
ブ262a、261a、262b、261bが閉じられることで、SiHClガス供給源271、NHガス供給源272からのSiHClガス、NHガスの処理室201内への供給が停止される。その後、バルブ262c、261c、262d、261dが開かれ、Nガス供給源273から処理室201内にNガスが供給されつつ排気管231から排気されることで処理室201内がパージされる。そして、処理室201内がNガスに置換され、処理室201内の圧力が常圧に復帰される。
その後、ボートエレベータ115によりシールキャップ219が下降されてマニホールド209の下端が開口されるとともに、処理済のウエハ200が、ボート217に保持された状態でマニホールド209の下端からプロセスチューブ203の外部に搬出(ボートアンロード)される。その後、処理済のウエハ200はボート217より取出される(ウエハディスチャージ)。
尚、本実施形態の処理炉202にてウエハ200を処理する際の処理条件としては、例えば、窒化シリコン膜の成膜においては、
処理温度:650〜800℃、
処理圧力:10〜500Pa、
SiHClガス供給流量:100〜500sccm、
NHガス供給流量:500〜5000sccm
が例示され、それぞれの処理条件を、それぞれの範囲内のある値で一定に維持することでウエハ200に処理がなされる。
(3)クリーニング工程
次に、処理室201内をクリーニングする方法について説明する。尚、以下の説明において、基板処理装置を構成する各部の動作はコントローラ240により制御される。
上記の薄膜形成工程を繰り返すと、プロセスチューブ203の内壁等の処理室201内にも窒化シリコン膜等の薄膜が累積する。すなわち、この薄膜を含む堆積物がこの内壁等に付着する。この内壁等に付着した堆積物(累積した薄膜)の厚さが、堆積物に剥離・落下が生じる前の所定の厚さに達した時点で、処理室201内のクリーニングが行われる。クリーニングは、処理室201内から処理済のウエハ200を取り出した状態で、処理室201内に、第1のクリーニングガス供給系より、予備分解室280fによりNFガスを分解させたガスとNOガスとを事前に混合させて供給し排気すると共に、第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられた第2のクリーニングガス供給系より、NFガスを供給し排気して、処理室201内に付着した堆積物を除去することにより行う。
以下に、クリーニング工程の詳細について説明する。
空のボート217、すなわちウエハ200を装填していないボート217が、ボートエレベータ115によって持ち上げられて処理室201内に搬入(ボートロード)される。この状態で、シールキャップ219は、Oリング220bを介してマニホールド209の下端をシールした状態となる。
処理室201内が所望の圧力(真空度)となるように真空排気装置246によって真空排気される。この際、処理室201内の圧力は圧力センサ245で測定され、この測定された圧力情報に基づき圧力調整装置242がフィードバック制御される。また、処理室201内が所望の温度となるように、ヒータ206によって加熱される。この際、処理室201内の温度が所望の温度分布となるように、温度センサ263が検出した温度情報に基づきヒータ206への通電具合がフィードバック制御される。処理室201内の圧力、温度が、それぞれ所定の圧力、所定の温度に到達したら、その圧力、温度が維持されるよう
に制御が行われる。続いて、回転機構254によりボート217が回転される。尚、ボート217は回転させなくてもよい。
次いで、処理室201内の温度、圧力が、それぞれ所定の温度、所定の圧力に維持された状態で、処理室201内に、第1のクリーニングガス供給系より、予備分解室280fによりNFガスを分解させたガスとNOガスとを事前に混合させて供給し排気すると共に、第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられた第2のクリーニングガス供給系より、NFガスを供給し排気することで、処理室201内をクリーニングする。
すなわち、バルブ262f,261fが開かれることにより、NFガス供給源274から供給されたNFガスは、MFC241fにより流量調整されつつNFガス供給管232fを介して予備分解室280f内に供給され、Fガス及びNガスに分解されて、第1クリーニングガス供給管232h内に供給される。このとき、バルブ262g,261gをさらに開けることにより、NOガス供給源275から供給されたNOガスは、MFC241gにより流量調整されつつNOガス供給管232gを介して第1クリーニングガス供給管232h内に供給される。そして、第1クリーニングガス供給管232h内にてFガスとNOガスとが事前に混合されることでFNOが生成され、第1クリーニングガス供給管232h、処理ガス供給管232b、ノズル230bを介して処理室201内にFNOを含むガスが供給される。このように、予備分解により生成されたFガスとNOガスとを別々に処理室201内に供給するのではなく、処理室201内に供給する前に第1クリーニングガス供給管232h内にて事前に混合(プリミックス)することで、FNOの生成効率が高まる。
処理室201内へのFNOを含むガスの供給開始と共に、バルブ262e,261eを開けることにより、NFガス供給源274から供給されたNFガスは、MFC241eにより流量調整されつつ第2クリーニングガス供給管232e、処理ガス供給管232a、ノズル230aを介して処理室201内に供給される。
なお、予備分解室280f内におけるNFガスの分解率が100%である場合、NFガスは2NF→3F+Nの反応式に従って分解される。この場合において予備分解室280f内に供給されるNFガスの流量を1slmとすると、Fの含有濃度が75%、Nの含有濃度が25%である分解ガス(FガスとNガスとの混合ガス)が、2slmの流量で第1クリーニングガス供給管232h内に供給される。このとき、第1クリーニングガス供給管232h内に供給されるNOガスの流量を2slmとすると、第1クリーニングガス供給管232h内にて、FNOが、F+2NO→2FNOの反応式に従って生成され、2slmの流量で処理室201内に供給される。なお、第2クリーニングガス供給管232eを介して処理室201内に供給するNFガスの流量は例えば2slmとする。
処理室201内に導入されたFNOを含むガス及びNFガスは、処理室201内で混合され、処理室201内を上昇し、インナーチューブ204の上端開口から筒状空間250内に流出し、筒状空間250内を流下した後、排気管231から排気される。このとき、NFガスは、処理室201内を通過する際にプロセスチューブ203の内壁やボート217の表面に累積した窒化シリコン膜等の薄膜を含む堆積物と接触し、この際に熱化学反応により薄膜が除去される。また、FNOは、NFガスによるエッチング反応を促進させるよう作用する。このように、処理室201内にてFNOを含むガスとNFガスとを混合させ、処理室201内においてNFガスとFNOガスとが混在した状態を作り出すことで、NFガスによるエッチング速度を増大させることが可能となる。
このとき、不活性ガス供給源としてのNガス供給源273から処理室201内にN
ガスを供給し、FNOを含むガス及びNFガスを希釈するようにしてもよい。この場合、例えば、バルブ262c、261c、262d、261dが開かれることでNガス供給源273から不活性ガス供給管232c、232d内にそれぞれ供給されたNガスは、それぞれMFC241c、241dにて所望の流量となるように制御された後、不活性ガス供給管232c、232dを通り、処理ガス供給管232a、232bを経由して、ノズル230a、230bから処理室201内に導入される。Nガスは、処理ガス供給管232a、232b内でNFガス、FNOを含むガスとそれぞれ混合されることとなる。Nガスの供給流量を制御することで、FNOを含むガス及びNFガスの濃度を制御することもできる。なお、FNOを含むガス及びNFガスを希釈するガスとしては、Nガスのほか、アルゴン(Ar)ガス、ヘリウム(He)ガス等の希ガスを用いることも可能である。
尚、クリーニング工程における薄膜のエッチング条件としては、
処理室内温度:200℃〜600℃、
処理室内圧力:133Pa(1Torr)〜66500Pa(500Torr)、
予備分解室内温度:500℃〜800℃、
予備分解室内圧力:133Pa(1Torr)〜大気圧(760Torr)、
NFガス供給流量:200sccm(0.2slm)〜4000sccm(4slm)、
NOガス供給流量:200sccm(0.2slm)〜4000sccm(4slm)、
ガス供給流量:500sccm(0.5slm)〜20000sccm(20slm)
が例示され、それぞれのエッチング条件を、それぞれの範囲内のある値で一定に維持することで薄膜のエッチングがなされる。
予め設定されたエッチング時間が経過し、処理室201内のエッチングが終了すると、バルブ262e,261e,262f,261f,262g,261gが閉じられることで、FNOを含むガス及びNFガスの処理室201内への供給が停止される。その後、バルブ262c,261c,262d,261dが開かれ、Nガス供給源273から処理室201内にNガスが供給されつつ排気管231から排気されることで処理室201内がパージされる。そして、処理室201内がNガスに置換され、処理室201内の圧力が常圧に復帰され、本実施形態に係るクリーニング工程が終了する。
クリーニング工程が終了したら、シーズニング工程、すなわち処理室201内へのプリコートが行われ、その後、上述の薄膜形成工程が再開されることとなる。
(4)本実施形態にかかる効果
本実施形態によれば、以下に示す1つまたは複数の効果を奏する。
本実施形態によれば、処理室201内から処理済のウエハ200を取り出した状態で、処理室201内に、第1のクリーニングガス供給系よりNFを予備分解して得たFガスとNOガスとの反応により生成されたFNOを含むガスを供給し排気すると共に、第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられた第2のクリーニングガス供給系よりNFガスを供給し排気するようにしている。すなわち、クリーニング工程において、処理室201内にてFNOを含むガスとNFガスとを混合(ポストミックス)させ、処理室201内においてNFガスとFNOガスとが混在した状態を作り出すようにしている。FNOは、NFガスによるエッチング反応を促進させるよう作用することから、エッチング速度を増大させ、クリーニング性能を向上させることが可能となる。また、処理室201内においてNFガスとFNOガスとが混在した状態を作り出すことにより、温度や圧力
等の処理条件を低温、低圧側の条件とすることが可能となる。例えば、処理室201内の温度を400℃、処理室201内の圧力を100Torrとした場合であっても、クリーニングを充分に進行させることができる。なお、処理室201内においてNFガスとFNOガスとが混在した状態ではなく、FNOガスが単体で存在する状態とした場合、FNOガス単体ではエッチングレートが低いためにエッチングを進行させることが困難であることを確認している。すなわち、FNOガスには、クリーニングガスへの添加によりクリーニングガスによるエッチング反応を促進させる効果があるものの、単体ではエッチングを進行させることが困難であることが判明している。
また、本実施形態によれば、予備分解室280f内にてNFガスをFガス及びNガスに分解させ、第1クリーニングガス供給管232h内にてFガスとNOガスとを混合させるようにしている。すなわち、本実施形態では、FガスとNOガスとを別々に処理室201内に供給するのではなく、第1クリーニングガス供給管232h内にて事前に混合(プリミックス)させるようにしている。このように、FガスとNOガスとを第1クリーニングガス供給管232h内にて事前に混合させることで、FNOの生成効率を高めることが可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、フッ素原子を含むガスにNOガスを添加してクリーニングする場合に、その取り扱いを容易にし、制御性よくクリーニングの性能を向上させることが可能となる。
また、本実施形態によれば、Fガスと混合させる酸素含有ガスとしてNOガスを用いている。これにより、FNOの生成効率を高めることができる。なお、酸素含有ガスとして、NOガスの代わりにNOガスやNOガスを用いる場合、NOガスやNOガスはフッ素原子を含むガスとは反応し難いため、それ専用の予備分解室、すなわちNOガスやNOガス用の予備分解室が必要となってしまう。これに対して、NOガスは、第1クリーニングガス供給管232h内にて充分にFガスと反応することから、このような専用の予備分解室、すなわちNOガス用の予備分解室を設ける必要がない。また、酸素含有ガスとして、NOガスの代わりにOガスを用いると、FNOが生成されなくなってしまう。
また、本実施形態によれば、処理室201内にてFNOを含むガスとNFガスとを混合させ、NFガスとFNOガスとが混在した状態を作り出すことで、石英よりも窒化シリコン膜の方が多くエッチングされるようにすることができる。これにより、処理室201内の石英部材(プロセスチューブ203やボート217等)へのダメージを低減させることが可能となる。なお、FNOガスにはSiO膜等の酸化膜に対するエッチング効果があり、FNOガスによる石英部材腐食の懸念がある。しかしながら、処理室201内にてFNOを含むガスとNFガスとを混合させ、FNOガスとNFガスとが混在した状態を作り出すことで、窒化シリコン膜に対するエッチング効果を促進しつつ、石英部材に対するエッチング効果を抑制することが可能となり、石英部材の腐食、すなわち、石英部材へのダメージを低減させることが可能となる。
<本発明の他の実施形態>
以上、本発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、NOガスと混合させるフッ素原子を含むガスとして、NFガスの代わりに、例えばFガスやフッ化塩素ガスとしての三弗化塩素(ClF)ガス等の、NOガスとの反応性が高いガスを用いるようにしてもよい。係る場合、予備分解室280fにプラズマ源やヒータ等の分解源を設けなくてもよく、また、図3に例示するように、第1のクリ
ーニングガス供給系に予備分解室280fを設けなくてもよい。なお、FガスやClFガス等を用いる場合であっても、分解源や予備分解室280fを設けてもよく、この場合、フッ素原子を含むガスの分解をさらに促進させることが可能となる。また、予備分解により生成されたFガス或いは直接供給されたFガスと、NOガスとが合流してから、処理室201内に至るまでの経路を長くすることで、フッ素原子を含むガスとNOガスとの反応性をより高めるようにしてもよい。
本実施形態においても、NOガスとの反応性が高いフッ素原子を含むガスとNOガスとを事前に混合(プリミックス)させることで、FNOを生成することができる。そして、クリーニング工程において、処理室201内にFガスあるいはClFガスとFNOガスとが混在した状態が作り出されることで、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
なお、フッ素含有ガスとしてFガスを用いた場合のクリーニング工程における薄膜のエッチング条件としては、
処理室内温度:200℃〜500℃、
処理室内圧力:133Pa(1Torr)〜66500Pa(500Torr)、
ガス供給流量:200sccm(0.2slm)〜4000sccm(4slm)、
NOガス供給流量:200sccm(0.2slm)〜4000sccm(4slm)、
ガス供給流量:500sccm(0.5slm)〜20000sccm(20slm)
が例示される。
また、フッ素含有ガスとしてClFガスを用いた場合のクリーニング工程における薄膜のエッチング条件としては、
処理室内温度:200℃〜500℃、
処理室内圧力:133Pa(1Torr)〜66500Pa(500Torr)、
ClFガス供給流量:200sccm(0.2slm)〜2000sccm(2slm)、
NOガス供給流量:200sccm(0.2slm)〜2000sccm(2slm)、
ガス供給流量:500sccm(0.5slm)〜20000sccm(20slm)
が例示される。
ところで、フッ素(F)ガスは反応性が非常に高く、また取り扱いに十分な注意が必要なため、安全上の問題から高圧でボンベに充填することが不可能である。よって充填圧はフッ素ガスの分圧換算で最高でも数バールと制限されている。この理由から、ボンベでガスを供給する場合、長時間のクリーニングを行ったり、あるいは複数台の成膜装置を併行してクリーニングすることが困難となる。あるいは頻繁なボンベの交換が必要となり、ガス漏洩の危険性が高くなる。フッ素ガスを現場で合成することで、この問題を回避することができるが、付帯設備が非常に高価で、また反応性の高いフッ化水素(HF)を原料にして電気分解で製造することから、細心の注意が必要となる。またフッ化水素は配管等の腐食を引き起こす原因となる。
また、三弗化塩素(ClF)ガスは反応性が高く常温で液体のガスであり、大気中における許容濃度(しきい値)が0.1ppmと非常に低いため、国によっては使用が敬遠されている。また室温における初期圧力が非常に低いことから、大量供給の場合は外部から熱を与えて気化を促進することが必要となるため、付帯設備が高価となる。また配管内
で再液化した場合、腐食が起こることも考えられる。
これに対して、三弗化窒素(NF)ガスは強力な酸化剤であるが、室温付近では化学的に極めて不活性で不燃性である。大気中におけるNFガスの許容濃度は30ppmとFガスの1ppmと比べて非常に高いしきい値を有するため、有害性が相対的に低い。また、シリンダーによる大量供給が可能で、近年の半導体製造工程で多くの量が消費されている。
このように、NFガスには、FガスやClFガスに比べ、化学的安定性が高く、有害性が低く、さらに、取り扱いが容易であるというメリットがある。この点で、フッ素含有ガスとしてNFガスを用いる場合の優位性、すなわち、上述の実施形態の優位性が窺える。
また、例えば、NOガスと混合させるフッ素原子を含むガスとして、NFガスの代わりに、例えばCF、C、C等のPFC(perfluorocarbon)ガス、すなわち、フッ化炭素ガスを用いるようにしてもよい。係る場合、予備分解室280fにおいてプラズマ源やヒータ等の分解源によりPFCガスを予備分解することとなる。なお、PFCガスはNFガスよりも熱分解し難く、熱分解温度が高い。よって、PFCガスを熱的に分解するには比較的高温で加熱する必要があり、プラズマで分解させるのが好ましい。すなわち、PFCガスは予備分解室280fにおいてプラズマ源により予備分解するのが好ましい。
また、PFCガス(例えばCFガス)を予備分解してFガスを生成した場合、分解したFガスがCFガスに戻ろうとするのを防ぐためにOを添加するのが好ましい。すなわち、CFガスにOを添加したガスを予備分解室280fにおいてプラズマ源により予備分解するのが好ましい。また、上述の実施形態と同様、予備分解により生成されたFガスと、NOガスとが合流してから、処理室201内に至るまでの経路を長くすることで、フッ素原子を含むガスとNOガスとの反応性をより高めるようにしてもよい。
本実施形態においても、フッ素原子を含むガスとしてのPFCガスを予備分解させたガスとNOガスとを事前に混合(プリミックス)させることで、FNOを生成することができる。そして、クリーニング工程において、処理室201内にPFCガスとFNOガスとが混在した状態が作り出されることで、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
なお、フッ素含有ガスとしてCFガスを用いた場合のクリーニング工程における薄膜のエッチング条件としては、
処理室内温度:200℃〜600℃、
処理室内圧力:133Pa(1Torr)〜66500Pa(500Torr)、
CFガス+Oガス供給流量:200sccm(0.2slm)〜4000sccm(4slm)、
NOガス供給流量:200sccm(0.2slm)〜4000sccm(4slm)、
ガス供給流量:500sccm(0.5slm)〜20000sccm(20slm)
が例示される。
なお、PFCガスの中でも分子構造中に二重結合を含まない(フッ素で完全飽和された脂肪族系炭化水素)CFガス、Cガス等は非常に安定なガスであり、分子結合エネルギーは、NFガスよりも二倍以上高いことから、非常に化学反応を受けくいガスである。その反面、地球温暖化係数はその安定性から非常に高いのが難点と言える。
<本発明の好ましい態様>
以下に、本発明の好ましい態様について付記する。
本発明の一態様によれば、基板を処理する処理容器と、前記処理容器内に処理ガスを供給する処理ガス供給系と、前記処理容器内にフッ素原子を含むガスと一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給する第1のクリーニングガス供給系と、前記第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられ、前記処理容器内に前記フッ素原子を含むガスを供給する第2のクリーニングガス供給系と、前記処理容器内を排気する排気系と、前記処理容器内に基板を収容した状態で、前記処理容器内に前記処理ガスを供給し排気して基板上に薄膜を形成する処理を行い、前記処理容器内から処理済基板を取り出した状態で、前記処理容器内に、前記第1のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスと前記一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給し排気すると共に、前記第2のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスを供給し排気して、前記処理容器内に付着した堆積物を除去するように、前記処理ガス供給系、前記第1のクリーニングガス供給系、前記第2のクリーニングガス供給系、および、前記排気系を制御する制御部と、を有する基板処理装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、基板を処理する処理容器と、前記処理容器内に処理ガスを供給する処理ガス供給系と、フッ素原子を含むガスを分解させる予備分解室を備え、該予備分解室によりフッ素原子を含むガスを分解させたガスと一酸化窒素ガスとを事前に混合させて前記処理容器内に供給する第1のクリーニングガス供給系と、前記第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられ、前記処理容器内に前記フッ素原子を含むガスを供給する第2のクリーニングガス供給系と、前記処理容器内を排気する排気系と、前記処理容器内に基板を収容した状態で、前記処理容器内に前記処理ガスを供給し排気して基板上に薄膜を形成する処理を行い、前記処理容器内から処理済基板を取り出した状態で、前記処理容器内に、前記第1のクリーニングガス供給系より前記予備分解室により前記フッ素原子を含むガスを分解させたガスと前記一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給し排気すると共に、前記第2のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスを供給し排気して、前記処理容器内に付着した堆積物を除去するように、前記処理ガス供給系、前記第1のクリーニングガス供給系、前記第2のクリーニングガス供給系、および、前記排気系を制御する制御部と、を有する基板処理装置が提供される。
好ましくは、前記第1のクリーニングガス供給系は、前記フッ素原子を含むガスと前記一酸化窒素ガスとを混合させてFNOガスを生成させ、このFNOガスを供給するように構成されている。
また好ましくは、前記第1のクリーニングガス供給系は、前記予備分解室により前記フッ素原子を含むガスを分解させたガスと前記一酸化窒素ガスとを混合させてFNOガスを生成させ、このFNOガスを供給するように構成されている。
また好ましくは、前記フッ素原子を含むガスがフッ素ガスまたはフッ化塩素ガスである。
また好ましくは、前記フッ素原子を含むガスがフッ化窒素ガスまたはフッ化炭素ガスである。
本発明の更に他の態様によれば、処理容器内に基板を収容する工程と、前記処理容器内に基板を収容した状態で、前記処理容器内に処理ガスを供給し排気して基板上に薄膜を形成する処理を行う工程と、前記処理容器内から処理済基板を取り出す工程と、前記処理容
器内から処理済基板を取り出した状態で、前記処理容器内に、第1のクリーニングガス供給系よりフッ素原子を含むガスと一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給し排気すると共に、前記第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられた第2のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスを供給し排気して、前記処理容器内に付着した堆積物を除去する工程と、を有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の更に他の態様によれば、処理容器内に基板を収容する工程と、前記処理容器内に基板を収容した状態で、前記処理容器内に処理ガスを供給し排気して基板上に薄膜を形成する処理を行う工程と、前記処理容器内から処理済基板を取り出す工程と、前記処理容器内から処理済基板を取り出した状態で、前記処理容器内に、第1のクリーニングガス供給系より予備分解室によりフッ素原子を含むガスを分解させたガスと一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給し排気すると共に、前記第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられた第2のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスを供給し排気して、前記処理容器内に付着した堆積物を除去する工程と、を有する半導体装置の製造方法が提供される。
200 ウエハ(基板)
201 処理室
232h 第1クリーニングガス供給管
232e 第2クリーニングガス供給管
240 コントローラ
280f 予備分解室

Claims (9)

  1. 基板を処理する処理容器と、
    前記処理容器内に処理ガスを供給する処理ガス供給系と、
    前記処理容器内にフッ素原子を含むガスと一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給する第1のクリーニングガス供給系と、
    前記第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられ、前記処理容器内に前記フッ素原子を含むガスを供給する第2のクリーニングガス供給系と、
    前記処理容器内を排気する排気系と、
    前記処理容器内に基板を収容した状態で、前記処理容器内に前記処理ガスを供給し排気して基板上に薄膜を形成する処理を行い、前記処理容器内から処理済基板を取り出した状態で、前記処理容器内に、前記第1のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスと前記一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給し排気すると共に、前記第2のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスを供給し排気して、前記処理容器内に付着した堆積物を除去するように、前記処理ガス供給系、前記第1のクリーニングガス供給系、前記第2のクリーニングガス供給系、および、前記排気系を制御する制御部と、
    を有し、
    前記フッ素原子を含むガスがフッ素ガスまたはフッ化塩素ガスであることを特徴とする基板処理装置。
  2. 基板を処理する処理容器と、
    前記処理容器内に処理ガスを供給する処理ガス供給系と、
    フッ素原子を含むガスを分解させる予備分解室を備え、該予備分解室によりフッ素原子を含むガスを分解させたガスと一酸化窒素ガスとを事前に混合させて前記処理容器内に供給する第1のクリーニングガス供給系と、
    前記第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられ、前記処理容器内に前記フッ素原子を含むガスを供給する第2のクリーニングガス供給系と、
    前記処理容器内を排気する排気系と、
    前記処理容器内に基板を収容した状態で、前記処理容器内に前記処理ガスを供給し排気して基板上に薄膜を形成する処理を行い、前記処理容器内から処理済基板を取り出した状態で、前記処理容器内に、前記第1のクリーニングガス供給系より前記予備分解室により前記フッ素原子を含むガスを分解させたガスと前記一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給し排気すると共に、前記第2のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスを供給し排気して、前記処理容器内に付着した堆積物を除去するように、前記処理ガス供給系、前記第1のクリーニングガス供給系、前記第2のクリーニングガス供給系、および、前記排気系を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする基板処理装置。
  3. 前記第1のクリーニングガス供給系は、前記フッ素原子を含むガスと前記一酸化窒素ガスとを混合させてFNOガスを生成させ、このFNOガスを供給するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  4. 前記第1のクリーニングガス供給系は、前記予備分解室により前記フッ素原子を含むガスを分解させたガスと前記一酸化窒素ガスとを混合させてFNOガスを生成させ、このFNOガスを供給するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の基板処理装置。
  5. 前記フッ素原子を含むガスがフッ化窒素ガスまたはフッ化炭素ガスであることを特徴とする請求項2に記載の基板処理装置。
  6. 処理容器内に基板を収容する工程と、
    前記処理容器内に基板を収容した状態で、前記処理容器内に処理ガスを供給し排気して基板上に薄膜を形成する処理を行う工程と、
    前記処理容器内から処理済基板を取り出す工程と、
    前記処理容器内から処理済基板を取り出した状態で、前記処理容器内に、第1のクリーニングガス供給系よりフッ素原子を含むガスと一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給し排気すると共に、前記第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられた第2のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスを供給し排気して、前記処理容器内に付着した堆積物を除去する工程と、
    を有し、
    前記フッ素原子を含むガスがフッ素ガスまたはフッ化塩素ガスであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 処理容器内に基板を収容する工程と、
    前記処理容器内に基板を収容した状態で、前記処理容器内に処理ガスを供給し排気して基板上に薄膜を形成する処理を行う工程と、
    前記処理容器内から処理済基板を取り出す工程と、
    前記処理容器内から処理済基板を取り出した状態で、前記処理容器内に、第1のクリーニングガス供給系より予備分解室によりフッ素原子を含むガスを分解させたガスと一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給し排気すると共に、前記第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられた第2のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスを供給し排気して、前記処理容器内に付着した堆積物を除去する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 処理容器内に基板を収容した状態で、前記処理容器内に処理ガスを供給し排気して基板上に薄膜を形成する処理を行った後の前記処理容器を提供する工程と、
    前記処理容器内から処理済基板を取り出した状態で、前記処理容器内に、第1のクリーニングガス供給系よりフッ素原子を含むガスと一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給し排気すると共に、前記第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられた第2のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスを供給し排気して、前記処理容器内に付着した堆積物を除去する工程と、
    を有し、
    前記フッ素原子を含むガスがフッ素ガスまたはフッ化塩素ガスであることを特徴とするクリーニング方法。
  9. 処理容器内に基板を収容した状態で、前記処理容器内に処理ガスを供給し排気して基板上に薄膜を形成する処理を行った後の前記処理容器を提供する工程と、
    前記処理容器内から処理済基板を取り出した状態で、前記処理容器内に、第1のクリーニングガス供給系より予備分解室によりフッ素原子を含むガスを分解させたガスと一酸化窒素ガスとを事前に混合させて供給し排気すると共に、前記第1のクリーニングガス供給系とは別に設けられた第2のクリーニングガス供給系より前記フッ素原子を含むガスを供給し排気して、前記処理容器内に付着した堆積物を除去する工程と、
    を有することを特徴とするクリーニング方法。
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