JP5468816B2 - 系統連系インバータシステム - Google Patents

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本発明は、系統連系インバータシステムに関し、特に、直流電源の一方の極が接地されており、インバータ回路と電力系統とが絶縁されていない系統連系インバータシステムに関する。
従来、太陽電池などの直流電源から出力される直流電力を交流電力に変換して電力系統に供給する系統連系インバータシステムが開発されている。
図6は、従来の系統連系インバータシステムを説明するための図である。同図に示す系統連系インバータシステム100は、トランスレスインバータシステムである。なお、同図において、インバータ回路600を制御する制御装置は、省略されている(図7においても同様)。
系統連系インバータシステム100は、太陽電池を備えた直流電源200、この直流電源200から出力される直流電圧を昇圧するDC/DCコンバータ回路300、昇圧変換された直流電圧をスイッチング素子のスイッチングにより交流電圧に変換するインバータ回路600、インバータ回路600から出力される交流電圧に含まれるスイッチングノイズや高調波電圧・電流成分を除去するフィルタ回路700、DC/DCコンバータ回路300を制御する制御装置500、および、系統連系インバータシステム100を電力系統800から切り離す解列用遮断回路900を備えている。系統連系インバータシステム100は、インバータ回路600で生成した交流電力を電力系統800に供給する。なお、電力系統800は、三相の電源がΔ型に結線されたもので、一相(例えばV相)がグランドGに接地されている。
解列用遮断回路900は、機器停止時や故障時などに、系統連系インバータシステム100を電力系統800から切り離すためのものであり、系統連系インバータシステム100を制御する制御装置(図示しない)の指令により制御される。トランスレスインバータシステムは、機器定格電流の1%を超過する直流電流成分を検出した場合には交流出力を停止しなければならないことが、系統連系規定により定められている。したがって、当該直流電流成分が検出された場合、制御装置は、解列用遮断回路900に解列指令を出力し、解列用遮断回路900が系統連系インバータシステム100を電力系統800から切り離すことにより、系統連系インバータシステム100から出力される交流電力が電力系統800に供給されないようにしている。
近年普及傾向にある薄膜系太陽電池は、負極を接地しないと劣化するので、通常、図6に示すように直流電源200の負極bをグランドGに接地して使用される。また、例えばアメリカなどの国では、太陽電池の一方の極を接地することが義務付けられている。太陽電池が接地されていると、電力系統800の接地線と直流電源200の接地線とによって電流経路が形成され、インバータ回路600のスイッチング素子のスイッチングにより直流の漏洩電流がグランドGを介して流れる。この直流の漏洩電流が機器定格電流の1%を超過すると、解列用遮断回路900が系統連系インバータシステム100を電力系統800から切り離すので、系統連系インバータシステム100は電力系統800に電力を供給できなくなる。
この直流電流の漏洩を確実に防ぐために、図7に示すように、フィルタ回路700と解列用遮断回路900との間に、絶縁トランスを設け、直流電源200側のグランドGと電力系統800側のグランドGとを回路的に切り離す方法が周知である。
図7に示す系統連系インバータシステム100’は、フィルタ回路700と解列用遮断回路900との間に絶縁トランス1000が設けられたもので、この構成以外は、図6に示す系統連系インバータシステム100と同じ構成である。直流電源200の負極bもグランドGに接地されている。系統連系インバータシステム100’は、絶縁トランス1000によって、直流電源200と電力系統800とが絶縁されているので、グランドGを介して電力系統800側から直流電源200側に直流の漏洩電流が流れることがない。したがって、当該漏洩電流の検出によって、解列用遮断回路900が系統連系インバータシステム100を電力系統800から切り離すことがなく、系統連系インバータシステム100’は電力系統800に電力を供給できる。
特開2004−180490号公報
ところで、直流電源の一方の極を接地された系統連系インバータシステムにおいて、直流電流の漏洩を確実に防止しようとすると、図7に示すように、絶縁トランス1000を用いた絶縁型インバータシステムとして構成することが好ましい。しかしながら、絶縁トランス1000を用いると、絶縁トランス1000の巻線抵抗や鉄芯のヒステリシス特性や渦電流により電力ロスが発生するので、電力変換の効率が低下するというデメリットがある。また、絶縁トランス1000は、商用周波数(50Hzまたは60Hz)で使用されるものであるため、重量が重くなる、サイズが大きくなる、製造コストが高くなるなどのデメリットもある。
特に、数十kW以下の系統連系インバータシステムでは、上記のデメリットが大きく、絶縁トランスを設けていないトランスレスインバータシステムとすることが多くなっている。しかし、トランスレスインバータシステムとした場合、上記のように、回避しがたい直流の漏洩電流の問題がある。北米向けなどの系統連系インバータシステムでは、直流電源側の接地が義務付けられているので、直流電流の漏洩を防止しようとすると、絶縁型インバータシステムとしなければならない。
従って、上記のデメリットを考慮すると、絶縁トランスを設けることなく、直流電流の漏洩を確実に防止することのできる系統連系インバータシステムが要望されているが、従来、そのような系統連系インバータシステムは提案されておらず、実用化もなされていない。
本発明は上記した事情のもとで考え出されたものであって、絶縁トランスを設けることなく、インバータ回路からの直流電流の漏洩を防止する系統連系インバータシステムを提供することをその目的としている。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明によって提供される系統連系インバータシステムは、直流電源が出力する直流電圧をDC/DCコンバータ回路により電圧変換した後、インバータ回路で交流電圧に変換して電力系統に供給する系統連系インバータシステムであって、前記DC/DCコンバータ回路は、前記直流電源の一方の極に接続される接地用の端子と、前記直流電源の他方の極に接続される入力端子と、前記直流電源の一方の極よりも高い電圧を出力する出力端子と、スイッチング素子とを備える第1のDC/DCコンバータ回路と、前記直流電源の一方の極に接続される接地用の端子と、前記直流電源の他方の極に接続される入力端子と、前記直流電源の一方の極よりも低い電圧を出力する出力端子と、スイッチング素子とを備える第2のDC/DCコンバータ回路とを備え、前記インバータ回路は、前記第1および第2のDC/DCコンバータ回路の各出力端子にそれぞれ接続される一対の入力端子と、前記第1および第2のDC/DCコンバータ回路の接地用の端子と前記電力系統の接地された相の入力端子とに接続される接地用の端子と、前記交流電圧が出力され、前記電力系統の接地されていない相の入力端子に接続された少なくとも1の出力端子とを備えており、前記直流電源の一方の極が前記DC/DCコンバータ回路および前記インバータ回路の接地用の端子を介して前記電力系統の接地された相の入力端子に接続されていることを特徴とする。
この構成によると、直流電源の一方の極がDC/DCコンバータ回路およびインバータ回路を介して電力系統の接地された相に直接接続されているので、直流電源の一方の極が接地されていても、インバータ回路からの直流の漏洩電流が接地ラインを通して直流電源の一方の極に流れることはない。したがって、直流電流の漏洩が確実に防止でき、直流の漏洩電流の検出に起因する解列を確実に防ぐことができる。
また、直流電源から出力される直流電圧を、2つのDC/DCコンバータ回路で互いに極性の異なる電圧にそれぞれ昇圧することで、インバータ回路に入力する電圧を昇圧合成することができる。したがって、上記構成は、1つのDC/DCコンバータ回路で直流電圧を昇圧する場合と比べて、DC/DCコンバータ回路を構成するための半導体素子を定格電圧の小さいものにすることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記一方の極は負極であり、前記他方の極は正極であり、前記第1のDC/DCコンバータ回路は、入力された電圧を昇圧して出力する昇圧型コンバータ回路であり、前記第2のDC/DCコンバータ回路は、入力された電圧とは極性が反対の電圧を出力する昇降圧型コンバータ回路である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第1のDC/DCコンバータ回路が有するスイッチング素子のスイッチング周期におけるオン状態の割合であるデューティ比をD1とすると、前記第2のDC/DCコンバータ回路が有するスイッチング素子のデューティ比がD2=1/(2−D1)である。
この構成によると、2つのDC/DCコンバータ回路が出力する電圧は、互いに極性が異なる等しい大きさの電圧となる。したがって、2つのDC/DCコンバータ回路より出力された電圧から合成された電圧であり、インバータ回路に入力される電圧を、制御することが容易となる。
さらに別形態である、本発明によって提供される系統連系インバータシステムは、直流電源が出力する直流電圧をDC/DCコンバータ回路により電圧変換した後、インバータ回路で交流電圧に変換して電力系統に供給する系統連系インバータシステムであって、前記直流電源は二次電池であり、前記DC/DCコンバータ回路は、前記直流電源の一方の極に接続される接地用の端子と、前記直流電源の他方の極に接続される電池側接続端子と、前記直流電源の一方の極よりも高い電圧を出力し、または、入力されるインバータ側接続端子と、スイッチング素子とを備える第1のDC/DCコンバータ回路と、前記直流電源の一方の極に接続される接地用の端子と、前記直流電源の他方の極に接続される電池側接続端子と、前記直流電源の一方の極よりも低い電圧を出力し、または、入力されるインバータ側接続端子と、スイッチング素子とを備える第2のDC/DCコンバータ回路とを備え、前記インバータ側から入力される直流電圧を電圧変換して前記直流電源に出力でき、前記インバータ回路は、前記第1および第2のDC/DCコンバータ回路の各インバータ側接続端子にそれぞれ接続される一対のコンバータ側接続端子と、前記第1および第2のDC/DCコンバータ回路の接地用の端子と前記電力系統の接地された相の接続端子とに接続される接地用の端子と、前記交流電圧が入出力され、前記電力系統の接地されていない相の接続端子に接続された少なくとも1の系統側接続端子とを備えており、前記直流電源の一方の極が前記DC/DCコンバータ回路および前記インバータ回路の接地用の端子を介して前記電力系統の接地された相の入力端子に接続されていることを特徴とする。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明に係る系統連系インバータシステムの第1実施形態を説明するための図である。 本発明に係る系統連系インバータシステムの第2実施形態を説明するための図である。 本発明に係る系統連系インバータシステムの第3実施形態を説明するための図である。 本発明に係る系統連系インバータシステムの第4実施形態を説明するための図である。 本発明に係る系統連系インバータシステムの第5実施形態を説明するための図である。 従来のトランスレスインバータを用いた系統連系インバータシステムを説明するための図である。 従来の絶縁トランスを用いた系統連系インバータシステムを説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係る系統連系インバータシステムの第1実施形態を説明するための図である。同図に示す系統連系インバータシステム1は、トランスレスインバータシステムである。
系統連系インバータシステム1は、直流電源2、DC/DCコンバータ回路3,4、制御装置5、インバータ回路6、フィルタ回路7、および、解列用遮断回路9を備えており、直流電源2が出力する直流電力を交流電力に変換して電力系統8に出力するものである。なお、電力系統8は、U相、V相、W相が△型に結線された三相3線式の交流系統であり、例えばV相がグランドGに接地されている。同図において、制御装置5はDC/DCコンバータ回路3,4を制御するものであり、インバータ回路6を制御する制御装置は、本願発明に関係しないので、省略されている(図2および図3においても同様)。
直流電源2は、系統連系インバータシステム1に直流電力を供給するものであり、太陽電池を備えている。太陽電池は薄膜系太陽電池であり、負極bがグランドGに接地されている。なお、太陽電池は、薄膜系太陽電池に限定されるものではない。他の種類の太陽電池であっても、一方の極を接地する場合は、本発明を適用することができる。太陽電池は、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換することで、直流電力を生成する。直流電源2が出力する直流電圧は、DC/DCコンバータ回路3,4に入力される。
DC/DCコンバータ回路3(以下、省略して、「コンバータ3」とする。)は、昇圧型コンバータ回路であり、入力端子3aと接地端子3bが直流電源2の正極端子aと負極端子bとにそれぞれ接続されている。コンバータ3は、直流電源2から入力される直流電圧Vinを昇圧して、インバータ回路6に出力する。コンバータ3は、スイッチング素子としてのIGBT31、リアクトル32、およびダイオード33を備えている。なお、スイッチング素子は、IGBTに限定するものでなく、MOSFETやGTOなどでもよい。コンバータ3は、入力端子と出力端子との間にリアクトル32とダイオード33とを直列に接続し、その接続点にIGBT31を並列に接続した構成となっている。そして、コンバータ3の出力端子3c(ダイオード33のカソード側の出力端子)は、インバータ回路6の一方の入力端子6aに接続されている。なお、コンバータ3の構成はこれに限定されず、PWM信号で制御される周知の昇圧型コンバータ回路であればよい。また、多重化したマルチフェーズ構成の昇圧型コンバータ回路も適応できる。
IGBT31は、制御装置5から入力されるPWM信号P1によって、オンとオフが切り替えられる。IGBT31がオンの期間には、直流電源2から入力される電力がリアクトル32に電磁エネルギーとして蓄積される。IGBT31がオフの期間には、リアクトル32に蓄積された電磁エネルギーがダイオード33を介して放出される。このとき、放出される電磁エネルギーによるリアクトル電圧が直流電源2から入力される直流電圧Vinに重畳される。IGBT31のオンとオフとの切替により、リアクトル32への電磁エネルギーの蓄積とリアクトル32からの電磁エネルギーの放出とが交互に繰り返される。
コンバータ3の出力電圧V1は、リアクトル32へ蓄積される電磁エネルギーとリアクトル32から放出される電磁エネルギーが等しくなることから算出できる。PWM信号P1のデューティ比(=オンの期間/(オンの期間+オフの期間))をD1とすると、

V1=Vin×1/(1−D1) ・・・・・(1)

となる。D1は「0」から「1」までの値となるので、V1はVin以上の電圧となり、直流電源2から入力される直流電圧Vinを昇圧した電圧となる。
DC/DCコンバータ回路4(以下、省略して、「コンバータ4」とする。)は、昇降圧型コンバータ回路であり、コンバータ3と同様、入力端子4aと接地端子4bが直流電源2の正極端子aと負極端子bとにそれぞれ接続されている。従って、コンバータ3とコンバータ4とは直流電源2に並列に接続された構成であるので、コンバータ3の出力端子3cとコンバータ4の出力端子4cとの間の電圧Vbがバス電圧となっている。コンバータ4は、直流電源2から入力される直流電圧Vinを昇圧または降圧して、インバータ回路6に出力する。コンバータ4は、スイッチング素子としてのIGBT41、リアクトル42、およびダイオード43を備えている。なお、スイッチング素子は、IGBTに限定するものでなく、MOSFETやGTOなどでもよい。コンバータ4は、入力端子と出力端子との間にIGBT41とダイオード43とを直列的に接続し、その接続点にリアクトル42を並列に接続した構成となっている。そして、コンバータ4の出力端子4c(ダイオード43のアノード側の出力端子)は、インバータ回路6の他方の入力端子6bに接続されている。なお、コンバータ4の構成はこれに限定されず、PWM信号で制御される周知の昇降圧型コンバータ回路であればよい。また、多重化したマルチフェーズ構成の昇降圧型コンバータ回路も適応できる。
IGBT41は、制御装置5から入力されるPWM信号P2によって、オンとオフが切り替えられる。IGBT41がオンの期間には、直流電源2から入力される電力がリアクトル42に電磁エネルギーとして蓄積される。IGBT41がオフの期間には、リアクトル42に蓄積された電磁エネルギーがダイオード43を介して放出される。このとき、放出される電磁エネルギーによる電圧が直流電源2から入力される直流電圧Vinに重畳される。IGBT41のオンとオフとの切替により、リアクトル42への電磁エネルギーの蓄積とリアクトル42からの電磁エネルギーの放出とが交互に繰り返される。
コンバータ4の出力電圧V2(出力電圧V1の極性とは反対の極性である。)は、リアクトル42へ蓄積される電磁エネルギーとリアクトル42から放出される電磁エネルギーが等しくなることから算出できる。PWM信号P2のデューティ比をD2とすると、

V2=−Vin×D2/(1−D2) ・・・・・(2)

となる。D2も「0」から「1」までの値となるが、D2が0.5のときV2=−Vinとなる。また、D2が0.5より大きい場合、V2はVinより大きさ(絶対値)の大きい電圧となり、直流電源2から入力される直流電圧Vinを昇圧した電圧となる。一方、D2が0.5より小さい場合、V2はVinより大きさの小さい電圧となり、直流電源2から入力される直流電圧Vinを降圧した電圧となる。
コンバータ3の出力電圧V1とコンバータ4の出力電圧V2とは、極性が反対となっている。したがって、コンバータ3の出力端子3cとコンバータ4の出力端子4cとの間のバス電圧Vbは、Vb=V1−V2となる。
制御装置5は、コンバータ3の動作を制御することによりコンバータ3の出力電圧V1を調整し、コンバータ4の動作を制御することによりコンバータ4の出力電圧V2を調整するものである。制御装置5は、PWM信号P1を生成してコンバータ3に入力し、コンバータ3が有するスイッチング素子のオンとオフの切り替えを制御することでコンバータ3の動作を制御し、PWM信号P2を生成してコンバータ4に入力し、コンバータ4が有するスイッチング素子のオンとオフの切り替えを制御することで、コンバータ4の動作を制御する。
制御装置5は、コンバータ3の出力電圧V1とコンバータ4の出力電圧V2の大きさが等しくなるように、PWM信号P1およびP2のデューティ比D1およびD2を調整している。これは、出力電圧V1と出力電圧V2の大きさが等しい場合、バス電圧Vbが出力電圧V1の2倍の電圧となるので、バス電圧Vbを制御しやすいからである。したがって、出力電圧V1および出力電圧V2をそれぞれ別に制御することによりバス電圧Vbを制御する場合は、V1とV2の大きさが等しくなるように制御しなくてもよい。
制御装置5は、コンバータ3の出力電圧V1とコンバータ4の出力電圧V2の大きさが等しくなるように制御するために、PWM信号P1およびP2のデューティ比D1およびD2を調整する。V1=−V2とするためには、上記(1)式および(2)式より、

D2=1/(2−D1) ・・・・・(3)

とする必要がある。したがって、制御装置5は、上記(3)式を満たすように、PWM信号P1およびP2を生成する。D1は「0」から「1」までの値となるので、上記(3)式より、D2は「0.5」から「1」までの値となる。したがって、コンバータ4は、直流電圧Vinを昇圧して出力することになる。
また、制御装置5は、PWM信号のデューティ比を変更することで、バス電圧Vbを制御する。すなわち、Vb=2×V1=2×Vin/(1−D1)であるから、PWM信号P1のデューティ比D1を大きくすることで出力電圧V1を大きくし、バス電圧Vbを大きくする。なお、バス電圧Vbは、上記(2)式とV1=−V2より、Vb=2×(−V2)=2×Vin×D2/(1―D2)で表される。D1とD2とは上記(3)式の関係にあるので、D1を大きくするとD2も大きくなり、出力電圧V2の大きさも大きくなってバス電圧Vbは大きくなる。逆に、制御装置5は、PWM信号P1およびP2のデューティ比D1およびD2を小さくすることで出力電圧V1およびV2の大きさを小さくし、バス電圧Vbを小さくする。
インバータ回路6は、入力される直流電圧を交流電圧に変換して出力するものである。インバータ回路6は、スイッチング素子としてのIGBTが2つ直列に接続されたアームが2つ含まれるブリッジ回路を有するハーフブリッジインバータ回路である。なお、スイッチング素子は、IGBTに限定するものでなく、MOSFETやGTOなどでもよい。インバータ回路6はハーフブリッジインバータ回路であるので、接地端子6cを有し、この接地端子6cは、コンバータ3,4の接地端子3b,4bに接続されるとともに、電力系統8の接地されたV相の入力端子に接続されている。また、インバータ回路6の一方のアームの2つのIGBTの接続点6dがフィルタ回路7を介して電力系統8のU相の入力端子に接続され、他方のアームの2つのIGBTの接続点6eがフィルタ回路7を介して電力系統8のW相の入力端子に接続されている。従って、直流電源2の負極bは、コンバータ3,4、インバータ回路6およびフィルタ回路7を介して電力系統8の接地されたV相に接続されている。
インバータ回路6は、図示しない制御装置から入力されるPWM信号によりスイッチング素子のオンとオフとが切り替えられることで、入力される直流電力を交流電力に変換する。なお、インバータ回路6の構成はこれに限定されず、周知のハーフブリッジインバータ回路であればよい。
インバータ回路6の一方の入力端子6aはコンバータ3の出力端子3cに接続されており、他方の入力端子6bはコンバータ4の出力端子4cに接続されている。したがって、インバータ回路6には、バス電圧Vb(=V1−V2)が入力される。インバータ回路6は、バス電圧Vbを交流電圧に変換して、フィルタ回路7に出力する。
フィルタ回路7は、インバータ回路6から入力される交流電圧から、スイッチングノイズや高調波電圧・電流を除去するものである。フィルタ回路7は、リアクトルとコンデンサとを備えたローパスフィルタを2つ備え、各フィルタはU相とV相の間とW相とV相の間とに設けられている。フィルタ回路7でスイッチングノイズや高調波電圧・電流を除去された交流電圧(U相電圧とW相電圧)は、電力系統8に出力される。なお、フィルタ回路7の構成はこれに限定されず、スイッチングノイズや高調波電圧・電流を除去するための周知のフィルタ回路であればよい。
解列用遮断回路9は、機器停止時や故障時などに、系統連系インバータシステム1を電力系統8から切り離すためのものであり、系統連系インバータシステム1を制御する制御装置(図示しない)の指令により制御される。機器定格電流の1%を超過する直流電流成分が検出された場合、制御装置は、解列用遮断回路9に解列指令を出力する。解列用遮断回路9は、制御装置から解列指令を入力されると、系統連系インバータシステム1を電力系統8から切り離す。これにより、系統連系インバータシステム1から出力される交流電力が電力系統8に供給されることを防ぐことができる
次に、系統連系インバータシステム1の作用について説明する。
本実施形態においては、直流電源2の負極bがコンバータ3,4の接地端子3b,4b、インバータ回路6の接地端子6c、電力系統8のV相の入力端子を介してグランドGに接続されるので、インバータ回路6で生じる直流の漏洩電流は、直流電源2の負極bから電力系統8側のグランドGまでのラインM(図1の太線で示すライン)を流れることになり、直流電源2の負極bがグランドGに接地されていても、電力系統8側のグランドGから当該グランドGを介して直流電源2側のグランドGに漏洩電流が流れることはないので、直流の漏洩電流の検出に起因する解列を確実に防ぐことができる。
また、本実施形態においては、直流電源2から出力される直流電圧Vinを、コンバータ3およびコンバータ4でそれぞれV1およびV2に昇圧することで、必要なバス電圧Vb(=V1−V2)を得ている。したがって、1つのDC/DCコンバータ回路で直流電圧Vinを必要なバス電圧Vbに昇圧する場合と比べて、DC/DCコンバータ回路を構成するための半導体素子を定格電圧の低いものにすることができ、半導体素子の導通損失が低くなる。
また、昇降圧型コンバータ回路を1個追加するだけであり回路が複雑化することもないので、絶縁トランスを追加する場合よりも、小型化することが可能であり、製造コストを抑制することもできる。また、絶縁トランスを用いた絶縁型インバータシステムの場合と比べて、出力電圧の制御が容易になり、出力応答向上、電力変換効率を改善できる。
なお、第1実施形態では、コンバータ3が昇圧型コンバータ回路である場合について説明したが、これに限られない。コンバータ3が降圧型コンバータ回路であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、第1実施形態では、直流電源2が太陽電池により直流電力を生成する場合について説明したが、これに限られない。例えば、直流電源2が、燃料電池、蓄電池、電気二重層コンデンサやリチウムイオン電池であってもよいし、ディーゼルエンジン発電機、マイクロガスタービン発電機や風力タービン発電機などにより生成された交流電力を直流電力に変換して出力する装置であってもよい。
第1実施形態では、三相3線式の電力系統8に接続される場合について説明したが、他の種類の交流系統に接続される場合にも、本発明を適用することができる。
図2は、本発明に係る系統連系インバータシステムの第2実施形態を説明するための図である。系統連系インバータシステム1’は、単相2線式の電力系統8'に接続されるものである。なお、同図において、図1に示す系統連系インバータシステム1と同一または類似の要素には、同一の符号を付している。
系統連系インバータシステム1’は、インバータ回路6'のブリッジ回路が1つのアームのみで構成されている点と、フィルタ回路7'のローパスフィルタが1つのみである点とが、系統連系インバータシステム1とは異なる。すなわち、図2に示す系統連系インバータシステム1’は、図1に示す系統連系インバータシステム1において、インバータ回路6の左側のアームとフィルタ回路7の下側のローパスフィルタを削除したものである。
本実施形態においても、直流電源2の負極bから電力系統8’側のグランドGまでのラインMを備えるので、上述した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
図3は、本発明に係る系統連系インバータシステムの第3実施形態を説明するための図である。系統連系インバータシステム1”は、三相4線式の電力系統8”に接続されるものである。なお、同図において、図1に示す系統連系インバータシステム1と同一または類似の要素には、同一の符号を付している。
系統連系インバータシステム1”は、インバータ回路6”が3つのアームで構成されたブリッジ回路を有するフルブリッジインバータ回路である点と、フィルタ回路7”のローパスフィルタが3つである点とが、系統連系インバータシステム1とは異なる。すなわち、図3に示す系統連系インバータシステム1”は、図1に示す系統連系インバータシステム1において、インバータ回路6の2つのアームの間にアームを1個追加するとともに、フィルタ回路7のU相とW相の間にローパスフィルタを追加し、インバータ回路6の接地端子6cを電力系統8”側のグランドGに接続し、追加したアームの2つのIGBTの接続点6fをフィルタ回路7を介して電力系統8”のV相に接続したものである。なお、この実施形態では、電力系統8”は、U相、V相、W相がY型に結線され、中性点NがグランドGに接地されている三相4線式の交流系統である。
本実施形態においても、直流電源2の負極bから電力系統8’側のグランドGまでのラインMを備えるので、上述した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
上記第1実施形態ないし第3実施形態では、直流電源2の負極bを接地する場合について説明したが、正極aを設置する場合にも本発明を適用することができる。
図4は、本発明に係る系統連系インバータシステムの第4実施形態を説明するための図である。系統連系インバータシステム10は、直流電源2の正極aを接地したものである。なお、同図において、図1に示す系統連系インバータシステム1と同一または類似の要素には、同一の符号を付している。
系統連系インバータシステム10は、直流電源2の負極bに代えて正極aがグランドGに接地されている点と、コンバータ3およびコンバータ4に代えてDC/DCコンバータ回路30および40を備えている点とが、系統連系インバータシステム1とは異なる。
DC/DCコンバータ回路30(以下、省略して、「コンバータ30」とする。)は、昇圧型コンバータ回路であり、入力端子3aが直流電源2の負極端子bに接続され、接地端子3bが直流電源2の正極端子aに接続されている。コンバータ30の出力端子3c(ダイオード33のアノード側の出力端子)は、インバータ回路6の一方の入力端子6bに接続されている。DC/DCコンバータ回路40(以下、省略して、「コンバータ40」とする。)は、昇降圧型コンバータ回路であり、入力端子4aが直流電源2の負極端子bに接続され、接地端子4bが直流電源2の正極端子aに接続されている。コンバータ40の出力端子4c(ダイオード43のカソード側の出力端子)は、インバータ回路6の一方の入力端子6aに接続されている。なお、コンバータ30およびコンバータ40の構成はこれに限定されない。
本実施形態においても、グランドGに接地されている直流電源2の正極aから電力系統8側のグランドGまでのラインMを備えるので、上述した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
上記第1実施形態ないし第4実施形態では、直流電源2より電力を供給する場合について説明したが、電力系統から二次電池に充放電する場合にも本発明を適用することができる。
図5は、本発明に係る系統連系インバータシステムの第5実施形態を説明するための図である。系統連系インバータシステム10’は、電力系統8から二次電池2’に充電を行い、二次電池2’に充電された電力を電力系統8に供給するものである。なお、同図において、図1に示す系統連系インバータシステム1と同一または類似の要素には、同一の符号を付している。
系統連系インバータシステム10’は、直流電源2に代えて二次電池2’を備えている点と、コンバータ3およびコンバータ4に代えてDC/DCコンバータ回路30’および40’を備えている点と、制御装置5に代えて制御装置5’を備えている点とが、系統連系インバータシステム1とは異なる。
DC/DCコンバータ回路30’(以下、省略して、「コンバータ30’」とする。)は、昇圧型双方向コンバータ回路であり、IGBT31に代えて逆並列ダイオード接続IGBT31’を備えている点と、ダイオード33に代えて逆並列ダイオード接続IGBT33’を備えている点とでコンバータ3と異なる。DC/DCコンバータ回路40’(以下、省略して、「コンバータ40’」とする。)は、昇降圧型双方向コンバータ回路であり、IGBT41に代えて逆並列ダイオード接続IGBT41’を備えている点と、ダイオード43に代えて逆並列ダイオード接続IGBT43’を備えている点とでコンバータ4と異なる。なお、コンバータ30’およびコンバータ40’の構成はこれに限定されない。
制御装置5’は、PWM信号P1およびP2に加えて、PWM信号P1’およびP2’を生成して出力する点で、制御装置5と異なる。PWM信号P1,P2,P1’,P2’は、それぞれ逆並列ダイオード接続IGBT31’,41’,33’,43’に入力されて、オンとオフの切り替えを制御する。制御装置5’は、逆並列ダイオード接続IGBT33’,43’をオフ状態に固定し、逆並列ダイオード接続IGBT31’,41’のオンとオフを切り替えることで、二次電池2’からコンバータ30’に入力される電圧を昇圧させて出力させる。インバータ回路6はコンバータ30’から入力される電圧を交流電圧に変換して電力系統8に供給する。また、制御装置5’は、逆並列ダイオード接続IGBT31’,41’をオフ状態に固定し、逆並列ダイオード接続IGBT33’,43’のオンとオフを切り替えることで、インバータ回路6を介して電力系統8から入力される電圧を降圧して二次電池2’に充電する。
本実施形態においても、グランドGに接地されている二次電池2’の負極bから電力系統8側のグランドGまでのラインMを備えるので、上述した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
本発明に係る系統連系インバータシステムは、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る系統連系インバータシステムの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
1,1',1”,10,10’ 系統連系インバータシステム
2 直流電源
2’二次電池
3,4,30,40,30’,40’ DC/DCコンバータ回路
31,41 IGBT
32,42 リアクトル
33,43 ダイオード
31’,33’,41’,43’ 逆並列ダイオード接続IGBT
5,5’ 制御装置
6,6',6” インバータ回路
7,7',7” フィルタ回路
8,8',8” 電力系統
9 解列用遮断回路
G グランド

Claims (4)

  1. 直流電源が出力する直流電圧をDC/DCコンバータ回路により電圧変換した後、インバータ回路で交流電圧に変換して電力系統に供給する系統連系インバータシステムであって、
    前記DC/DCコンバータ回路は、
    前記直流電源の一方の極に接続される接地用の端子と、前記直流電源の他方の極に接続される入力端子と、前記直流電源の一方の極よりも高い電圧を出力する出力端子と、スイッチング素子とを備える第1のDC/DCコンバータ回路と、
    前記直流電源の一方の極に接続される接地用の端子と、前記直流電源の他方の極に接続される入力端子と、前記直流電源の一方の極よりも低い電圧を出力する出力端子と、スイッチング素子とを備える第2のDC/DCコンバータ回路とを備え、
    前記インバータ回路は、
    前記第1および第2のDC/DCコンバータ回路の各出力端子にそれぞれ接続される一対の入力端子と、前記第1および第2のDC/DCコンバータ回路の接地用の端子と前記電力系統の接地された相の入力端子とに接続される接地用の端子と、前記交流電圧が出力され、前記電力系統の接地されていない相の入力端子に接続された少なくとも1の出力端子とを備えており、
    前記直流電源の一方の極が前記DC/DCコンバータ回路および前記インバータ回路の接地用の端子を介して前記電力系統の接地された相の入力端子に接続されている、
    ことを特徴とする系統連系インバータシステム。
  2. 前記一方の極は負極であり、
    前記他方の極は正極であり、
    前記第1のDC/DCコンバータ回路は、昇圧型コンバータ回路であり、
    前記第2のDC/DCコンバータ回路は、昇降圧型コンバータ回路である、
    請求項1に記載の系統連系インバータシステム。
  3. 前記第1のDC/DCコンバータ回路が有するスイッチング素子のスイッチング周期におけるオン状態の割合であるデューティ比をD1とすると、前記第2のDC/DCコンバータ回路が有するスイッチング素子のデューティ比がD2=1/(2−D1)である、
    請求項2に記載の系統連系インバータシステム。
  4. 直流電源が出力する直流電圧をDC/DCコンバータ回路により電圧変換した後、インバータ回路で交流電圧に変換して電力系統に供給する系統連系インバータシステムであって、
    前記直流電源は二次電池であり、
    前記DC/DCコンバータ回路は、
    前記直流電源の一方の極に接続される接地用の端子と、前記直流電源の他方の極に接続される電池側接続端子と、前記直流電源の一方の極よりも高い電圧を出力し、または、入力されるインバータ側接続端子と、スイッチング素子とを備える第1のDC/DCコンバータ回路と、
    前記直流電源の一方の極に接続される接地用の端子と、前記直流電源の他方の極に接続される電池側接続端子と、前記直流電源の一方の極よりも低い電圧を出力し、または、入力されるインバータ側接続端子と、スイッチング素子とを備える第2のDC/DCコンバータ回路とを備え、
    前記インバータ側から入力される直流電圧を電圧変換して前記直流電源に出力でき、
    前記インバータ回路は、
    前記第1および第2のDC/DCコンバータ回路の各インバータ側接続端子にそれぞれ接続される一対のコンバータ側接続端子と、前記第1および第2のDC/DCコンバータ回路の接地用の端子と前記電力系統の接地された相の接続端子とに接続される接地用の端子と、前記交流電圧が入出力され、前記電力系統の接地されていない相の接続端子に接続された少なくとも1の系統側接続端子とを備えており、
    前記直流電源の一方の極が前記DC/DCコンバータ回路および前記インバータ回路の接地用の端子を介して前記電力系統の接地された相の入力端子に接続されている、
    ことを特徴とする系統連系インバータシステム。
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