JP5468809B2 - アルミニウム製排ガス用熱交換器の製造方法およびその熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンの熱機関から排出される排ガスを主として冷却水で冷却する熱交換器に関し、特に排気再循環装置に用いられる排気ガスを冷却する熱交換器(EGRクーラ)或いは排熱回収用に最適なものである。
排ガス用熱交換器であるEGRクーラは、それぞれインナーフィンを有する多数のチューブを有し、そのチューブ内に排ガスが流通すると共にチューブの外面側に冷却水を流通させて、熱交換を行うものである。そのとき、排ガスが冷却水により冷却され、チューブ内には腐食性凝縮水が付着する。そのため、耐食性を確保するため、排ガスが流通するチューブおよびインナーフィンはステンレス材とする必要があった。なお、ガスが流通するものであっても、凝縮水が生成しないインタークーラではアルミニウム材を使用していた。また、チューブは一般に偏平チューブを用い、インナーフィンとしてストレートフィン、ウェーブフィン、オフセットフィンを用いていた。
特表2007−510119号公報
ステンレス製EGRクーラは、偏平チューブを一対の溝状部材を逆向きに嵌着し、その内面にニッケル(Ni)ろうの粉末をバインダーを介して付着させ、内部にインナーフィンを装着していた。その偏平チューブとヘッダとの間にも同様にNiろうを付着させ、全体を組立てて、炉内で一体にろう付け固定していた。
そのため、そのろう材の付着工程が複雑になると共に、高価なNiろう、その他の材料を必要とし、結果、EGRクーラが高価にならざるをえなかった。
インタークーラでは、ステンレス材の代わりにアルミニウム材を使用して、そのチューブの内面側にろう材がクラッドされたアルミニウム製クラッド材を用い、インナーフィンにはろう材の付着されていないベア材を用い、それらを組立てていた。
アルミニウム製熱交換器をEGRクーラに用いた場合には、ステンレス製熱交換器のような粉末ろうの塗布工程は不要となり、製造原価が低下することができる。しかし、排ガスが流通する偏平チューブ内に腐食性凝縮水が生成すると、それにより腐食が起こり、寿命が短いものとならざるをえなかった。
そこで、本発明はステンレス製熱交換器に比べて、各素材が安価で且つ製造しやすいアルミニウム製熱交換器であっても、腐食性凝縮水に耐えうる熱交換器の製造方法およびその熱交換器を提供することを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、端部を排ガスタンク(1)に連通させた複数の偏平チューブ(2)が並列され、その偏平チューブ(2) の内部にインナーフィン(3) が介装され、その偏平チューブ(2) 内に腐食性凝縮水が生成される排ガス用熱交換器の製造方法において、
それぞれアルミニウム製で、前記偏平チューブ(2) 材及び排ガスタンク(1)少なくとも内面側全面にZnを1.5〜3.0%含むろう材が被覆されると共に、インナーフィン(3) 材の両面の全面にZnを1.0〜2.0%を含むろう材が被覆された各部品を組み立てる工程と、その組み立体を炉内に挿入して、前記ろう材を溶融し、次いでそれを固化して、各部品間を一体にろう付け固定すると共に、その偏平チューブ(2) の内面全体およびインナーフィン(3) の全体及び排ガスタンク(1)の内面全体を固化した前記ろう材で被覆する工程とを有することを特徴とするアルミニウム製排ガス用熱交換器の製造方法である。
請求項2に記載の本発明は、端部を排ガスタンク(1) に連通させた複数の偏平チューブ(2) が並列され、その偏平チューブ(2) の内部にインナーフィン(3) が介装され、その偏平チューブ(2) 内に腐食性凝縮水が生成される排ガス用熱交換器の製造方法において、
それぞれアルミニウム製で、前記偏平チューブ(2) 材の内面側にZnを1.5〜3.5%含むろう材が被覆されると共に、インナーフィン(3) 材の両面にZnを1.0〜1.5%を含むろう材が被覆された各部品を組み立てる工程と、その組み立体を炉内に挿入して、前記ろう材を溶融し、次いでそれを固化して、各部品間を一体にろう付け固定すると共に、その偏平チューブ(2) の内面全体およびインナーフィン(3) の全体を固化した前記ろう材で被覆する工程とを有することを特徴とするアルミニウム製排ガス用熱交換器の製造方法である。
請求項3に記載の本発明は、端部を排ガスタンク(1) に連通させた複数の偏平チューブ(2) が並列され、その偏平チューブ(2) の内部にインナーフィン(3) が介装され、その偏平チューブ(2) 内に腐食性凝縮水が生成される排ガス用熱交換器の製造方法において、
それぞれアルミニウム製で、前記偏平チューブ(2) 材の内面側にZnを1.5〜2.5%含むろう材が被覆されると共に、インナーフィン(3) 材の両面にZnを1.0〜2.5%を含むろう材が被覆された各部品を組み立てる工程と、その組み立体を炉内に挿入して、前記ろう材を溶融し、次いでそれを固化して、各部品間を一体にろう付け固定すると共に、その偏平チューブ(2) の内面全体およびインナーフィン(3) の全体を固化した前記ろう材で被覆する工程とを有することを特徴とするアルミニウム製排ガス用熱交換器の製造方法である。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜請求項3のうち、何れか一つの製造方法により製造されたアルミニウム製排ガス用熱交換器である。
本発明の製造方法によれば、排ガスが流通する偏平チューブ2内面およびその偏平チューブ2に内装されるインナーフィン3の両面及び排ガスタンク(1)の内面側にそれぞれ所定量の亜鉛(Zn)を含むろう材が被覆されたものを用い、そのろう材により一体的にろう付け固定しかつ、偏平チューブ2内面全体およびインナーフィン3全体及び排ガスタンク(1)の内面全体をろう材で被覆することができる。そのろう材によって、排ガスの腐食性凝縮水からアルミニウム(Al)の芯材を保護し、耐食性の高いアルミニウム製排ガス用熱交換器を提供できる。
本発明の偏平チューブ2およびインナーフィン3の組立て状態を示す説明図であって、そのろう付け前の状態を示す。 同ろう付け後の状態を示す。 そのインナーフィン3を有する偏平チューブ2の要部斜視図。 インナーフィン3の一例を示す説明図。 図3におけるV−V矢視においてカットした試験体9の説明図。 本熱交換器の一例を示す分解斜視図。 同熱交換器の斜視図。 同熱交換器の要部縦断面図。
次に図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
本発明の熱交換器は、アルミニウム製のEGRクーラまたは排熱回収に最適なものである。一例として図6に示す如く、インナーフィン3を内装した複数の偏平チューブ2が並列されてコア10を構成し、そのコア10の外周がケーシング本体4aとケーシング蓋4bとからなるケーシング4で被嵌され、その長手方向の両端部に一対の排ガスタンク1が嵌着し、その排ガスタンク1にそれぞれフランジ5が取り付けられる。
このコア10を構成する偏平チューブ2は、図3に示す如く溝型に形成された一対のアルミニウム材からなり、その両端部の厚み方向に拡開部2dが形成されている。各溝型アルミニウム材の外周には多数のディンプル2eが突設され、その高さが拡開部2dの拡開高さに整合する。各偏平チューブ2内には、一例として図4に示すオフセット型のインナーフィン3が挿入される。なお、このオフセットフィンの代わりにストレートフィンあるいはウェーブフィンを挿入してもよい。図4に示すオフセットフィンを用いる場合には、その高さhは好ましくは1mm〜5mmとし、フィンピッチLはその高さhの0.5倍〜0.6倍、横ピッチQは高さhの0.5倍〜0.8倍である。また、偏平チューブ2の高さと幅の比は5〜50が好ましい。
このようなインナーフィン3を有する偏平チューブ2は図6に示す如く、その両端部のみが多数隙間なく積層されて、ヘッダープレートを不要とした、コア10を構成する。そして、そのコア10の両端に一対の排ガスタンク1が被嵌され、それらの外周をケーシング4が被嵌する。それと共に、一対の冷却水パイプ6がケーシング本体4aの開口に嵌着し、各排ガスタンク1にフランジ5が被着される。そして、全体が炉内に挿入され一体的にろう付け固定されるものである。そして、排ガスタンク1および偏平チューブ2内に図8の如く排ガス7が流通し、偏平チューブ2の外面側に冷却水8が流通して熱交換が行われるものである。その熱交換により、偏平チューブ2内部には腐食性凝縮水が生成される。
ここにおいて、本発明の特徴とするところは、その腐食性凝縮水に耐えうるアルミニウム製熱交換器の提供である。図1は偏平チューブ2およびインナーフィン3のろう付け前の状態を示す要部拡大図であり、図2はそのろう付け後の要部拡大図である。本発明の熱交換器は、腐食性のある凝縮水が接する側をすべてAl−Si−Zn系合金で被覆するものである。またチューブの芯材としてはAl−Mn−Cu系あるいはAl−Mn系合金を用いるものである。すなわち偏平チューブ2の芯材2aは、Al−Mn−Cu系で、インナーフィン3の芯材3aは、Al−Mn−Zn系あるいはAl−Mn系合金とする。そして偏平チューブ2、インナーフィン3のろう材2b、2c、3b、3cは、Al−Si−Zn系合金をクラッドしたブレージングシートを用いる。なお、偏平チューブ2の芯材2aの外面側にもろう材2bを用いている。これは偏平チューブ2を積層したとき、隣接する偏平チューブ2どうしを接合するものである。
〔実験例〕
本発明では各種実験の結果、偏平チューブ2の内面側のろう材2cとインナーフィン3のろう材3b、3cにおけるZnの成分範囲は、異なる方が好ましいことをつきとめた。 一例として、アルミニウム製(アルミニウム合金、以下同じ)の偏平チューブ2のろう材2cのZn量を全体の1.5〜3.0重量%(以下全て重量%)としたとき、アルミニウム製インナーフィン3のろう材3b、3cのZn量は1.0〜2.0%とすることが最も好ましい。
次に偏平チューブ2のろう材2cのZn量を1.5〜3.5%としたときには、インナーフィン3のろう材3b、3cのZn量は1.0〜1.5%である。
また、偏平チューブ2のろう材2cのZn量を1.5〜2.5%としたときには、インナーフィン3のろう材3b、3cは1.0〜2.5%が好ましい。このようなブレージングシートを用いたインナーフィン3内装の偏平チューブ2を積層してコア10を構成すると共に、排ガスタンク1も、偏平チューブ2同様にその内外面に同一のろう材を被覆したブレージングシートを用いて、そのコア10の両端に嵌着する。また、ケーシング4は少なくとも内面側にろう材が被覆されたものを用いる。そして、フランジ5、冷却水パイプ6を取付け、全体を高温の炉内に挿入し、各部品間を一体的にろう付け固定する。すると、偏平チューブ2の内面側およびインナーフィン3の両面側全体にろう材が被覆される。このように、排ガス7が流通し、その凝縮水が発生する内面側にろう材が被覆されると、その各ろう材のZn成分量により腐食しにくくなることが下記実験により明らかとなった。
先ず偏平チューブ2の芯材2aとしてAl−Mn−Cu系合金を用いる。具体的にはAl−1%Mn−0.5%Cuである。そのろう材2b、2cとしてAl−Si−Zn系合金を用いる。具体的にはSiが7.5%、Znを0.5〜4.0%、残部をAlとする。
次にインナーフィン3はその芯材3aとして、Al−Mn−Zn系合金あるいは、Al−Mn−Si−Zn系合金を用いる。具体的にはMnが1%、Znが1%、残部Alである。そして、インナーフィン3のろう材3b、3cとして、Al−Si−Zn系を用い、Siを7.5%、Znを0.5〜3.0%、残部Alとする。
そして、図4におけるインナーフィン3を、図3の如く、偏平チューブ2内に挿入する。そして、炉内でろう付け後、偏平チューブ2の厚み方向に、中心線上で二分割し、図5に示す試験体9を作る。
そして、ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンの燃焼ガスから生じる凝縮液の相当液をあらかじめ用意する。この模擬的な凝縮水成分は、水にSO 2-が5000ppm、CH3COO-が2500ppm、HCOO-が5000ppm、NO -が500ppm、Cl-が50ppmである。
そして、試験条件として、模擬凝縮水に2分間試験体9を浸漬し、次いで280℃で5分間高温乾燥させ、次に空冷を10分間行う。これを1サイクルとして100サイクル繰返し行う。
そして、各部を切断し、その侵食深さを顕微鏡により判定した。
その結果が表1である。この表において、白丸は各部とも侵食深さが極めて小さいものであり、ろう材による模擬凝縮水による耐食性が証明された範囲である。黒丸はチューブの侵食深さが大で侵食形態は孔食状である。黒三角はフィンの腐食量が多いあるいは、フィンに粒界腐食が発生している。黒四角はろうフィレット部の腐食が大である。あるいは共晶部が選択腐食している。
Figure 0005468809
○ ・・各部位とも腐食深さが小さい
●・・チューブ腐食深さが大で、腐食形態は孔食状
▲・・フィン腐食量が多い。あるいは、粒界腐食状形態が発生
■・・ろう付フィレット部の腐食が大。あるいは、共晶部が選択腐食発生
この結果から、クラッドチューブのろう材のZn量が1.5%〜3.0%の条件ではクラッドフィン材のろう材のZn量が1.0〜2.0%の範囲でフィンおよびチューブ各部とも腐食深さが小さいことが分かる。
またクラッドチューブのろう材のZn量が1.5〜3.5%の範囲ではクラッドフィンのろう材のZn量が1.0〜1.5%の範囲で各部とも侵食深さが小さいことが分かる。
さらにクラッドチューブのろう材のZn量が1.5〜2.5%の範囲では、クラッドフィン材のろう材のZn量が1.0〜2.5%までの範囲で各部とも侵食深さが小さいことが分かる。
次に、上記表1では、チューブ芯材としてAl−Mn−Cu系を用いたが、それに代えてAl−Mn−Si−Cuでも同様の実験を行ったが、同様の実験結果が得られた。また、ろう材としてAl−7.5%Si−ZnにおけるSi量を5.0〜10.0%に変化させても、同様の結果を得られた。
〔比較実験〕
チューブ材のみにクラッドろう材を用い、フィン材にはろう材を被覆せず(ベア材)、そのフィンの芯材のみとし、それ自体にZnを有するアルミニウム合金を用いた。クラッドチューブ材としては、表1の場合と同様に、その芯材にAl−Mn−Cu合金を用いクラッドろう材としてAl−7.5%Si−Znを用い、そのZnを1.0〜4.0%とした。そして、フィン材の芯材成分は表2の如く用い、そのZn量を1.0〜1.5%とする。
その結果は表2に示す通りである。
Figure 0005468809
○ ・・各部位とも腐食深さが小さい
●・・チューブ腐食深さが大で、腐食形態は孔食状
▲・・フィン腐食量が多い。あるいは、粒界腐食状形態が発生
■・・ろう付フィレット部の腐食が大。あるいは、共晶部が選択腐食発生
フィン材にろう材を被覆しなかった場合には、芯材にZnを有するものを用いても、フィンの腐食が大きく、かついずれもフィン材に粒界腐食が発生することが分かった。これはそのフィン腐食により熱交換性能を永続的に維持することができないものである。
1 排ガスタンク
2 偏平チューブ
2a 芯材
2b ろう材
2c ろう材
2d 拡開部
2e ディンプル
3 インナーフィン
3a 芯材
3b ろう材
3c ろう材
4 ケーシング
4a ケーシング本体
4b ケーシング蓋
5 フランジ
6 冷却水パイプ
7 排ガス
8 冷却水
9 試験体
10 コア

Claims (4)

  1. 端部を排ガスタンク(1)に連通させた複数の偏平チューブ(2)が並列され、その偏平チューブ(2) の内部にインナーフィン(3) が介装され、その偏平チューブ(2) 内に腐食性凝縮水が生成される排ガス用熱交換器の製造方法において、
    それぞれアルミニウム製で、前記偏平チューブ(2) 材及び排ガスタンク(1)少なくとも内面側全面にZnを1.5〜3.0%含むろう材が被覆されると共に、インナーフィン(3) 材の両面の全面にZnを1.0〜2.0%を含むろう材が被覆された各部品を組み立てる工程と、その組み立体を炉内に挿入して、前記ろう材を溶融し、次いでそれを固化して、各部品間を一体にろう付け固定すると共に、その偏平チューブ(2) の内面全体およびインナーフィン(3) の全体及び排ガスタンク(1)の内面全体を固化した前記ろう材で被覆する工程とを有することを特徴とするアルミニウム製排ガス用熱交換器の製造方法。
  2. 端部を排ガスタンク(1) に連通させた複数の偏平チューブ(2) が並列され、その偏平チューブ(2) の内部にインナーフィン(3) が介装され、その偏平チューブ(2) 内に腐食性凝縮水が生成される排ガス用熱交換器の製造方法において、
    それぞれアルミニウム製で、前記偏平チューブ(2) 材の内面側にZnを1.5〜3.5%含むろう材が被覆されると共に、インナーフィン(3) 材の両面にZnを1.0〜1.5%を含むろう材が被覆された各部品を組み立てる工程と、その組み立体を炉内に挿入して、前記ろう材を溶融し、次いでそれを固化して、各部品間を一体にろう付け固定すると共に、その偏平チューブ(2) の内面全体およびインナーフィン(3) の全体を固化した前記ろう材で被覆する工程とを有することを特徴とするアルミニウム製排ガス用熱交換器の製造方法。
  3. 端部を排ガスタンク(1) に連通させた複数の偏平チューブ(2) が並列され、その偏平チューブ(2) の内部にインナーフィン(3) が介装され、その偏平チューブ(2) 内に腐食性凝縮水が生成される排ガス用熱交換器の製造方法において、
    それぞれアルミニウム製で、前記偏平チューブ(2) 材の内面側にZnを1.5〜2.5%含むろう材が被覆されると共に、インナーフィン(3) 材の両面にZnを1.0〜2.5%を含むろう材が被覆された各部品を組み立てる工程と、その組み立体を炉内に挿入して、前記ろう材を溶融し、次いでそれを固化して、各部品間を一体にろう付け固定すると共に、その偏平チューブ(2) の内面全体およびインナーフィン(3) の全体を固化した前記ろう材で被覆する工程とを有することを特徴とするアルミニウム製排ガス用熱交換器の製造方法。
  4. 請求項1〜請求項3のうち、何れか一つの製造方法により製造されたアルミニウム製排ガス用熱交換器。
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