JP5468487B2 - オイルポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、とりわけ、吐出ポートで発生した脈圧を低減する機能を備えたオイルポンプに関する。
近時、例えば自動車に用いられるオイルポンプは、高回転型とすることによってポンプ吐出量を増大させて小型化を促進することが望まれている。
しかし、オイルポンプを高回転化すると、発生するポンプの脈圧が大きくなって低回転型のオイルポンプよりも振動と振動音が悪化してしまう。
そこで、以下の特許文献1に記載されたオイルポンプにあっては、吐出ポートの下流側にオイルチャンバを設け、このオイルチャンバ内にオイルを滞留させて前記脈圧を低減させて、振動や振動音を抑制するようになっている。
特開2005−146995号公報
ところで、前記従来のオイルポンプには、ポンプ吐出量(吐出圧)が過大になると、弁体を開閉作動させて余剰オイルを排出して吐出圧を調整するリリーフ弁が設けられている。
しかしながら、前記リリーフ弁は、前記オイルチャンバの上流側に設けられていることから、ポンプの脈圧を直接的に受けると共に、前記弁体の開閉作動(ばたつき)に伴って前記脈圧が増幅されてしまう。このため、前記チャンバによる振動や振動音を十分に改善することができない。
本発明は、前記従来のオイルポンプの実状に鑑みて案出されたもので、リリーフ弁の弁体のばたつきを抑制できるオイルポンプを提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、ポンプ室の容積が減少する領域に開口する吐出ポートと、前記吐出ポートから吐出されたオイルを外部に吐出させる吐出口と、前記吐出ポートと前記吐出口とを連通する吐出室と、前記吐出室の圧力が所定以上になったときに、前記吐出室に開口したリリーフ孔を開口させてオイルを低圧部に導出させるリリーフ弁と、前記吐出室から開口部を介して分岐して形成されたチャンバと、を備え、
該チャンバの前記吐出室を介して前記吐出ポートに最も近い部位から前記吐出ポートまでの距離を、前記リリーフ弁の前記吐出ポートに最も近い部位から前記吐出ポートまでの距離よりも小さく設定したことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、吐出ポートから吐出部に吐出された油圧が所定圧以上になった場合に、弁体を可動させて、吐出されたオイルの一部を低圧部に開放するリリーフ弁を備え、
前記吐出ポートから前記リリーフ弁へのオイルの流れ方向の上流側に、前記吐出部から開口部を介して分岐して形成されて、前記吐出ポートから吐出部に吐出されたオイルを滞留させるチャンバを設けたことを特徴としている。
本発明によれば、リリーフ弁のばたつきを抑制することができる。
本発明のオイルポンプの一実施形態を示すポンプカバーを外した状態を示すポンプボディの正面図である。 図1におけるポンプ要素を外した状態を示すポンプボディの正面図である。 本発明のオイルポンプの一実施形態を示すポンプボディを外した状態を示すポンプカバーの正面図である。 本実施形態におけるオイルポンプの全体を示す斜視図である。 図4のA−A線断面図である。 本実施形態に供されるリリーフ弁を示す断面図である。 本実施形態に供されるチャンバの入口部を示す断面図である。 本実施形態に供される連通路を示す断面図である。
以下、本発明に係るオイルポンプの一実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態のオイルポンプ1は、二次振動を抑制するバランサ装置を用いない内燃機関に適用されたものであるが、スプロケットやチェーンを共用することから機関回転数に対して2倍の速度で回転するいわゆる高回転型が用いられている。
すなわち、オイルポンプ1は、図1、図4及び図5に示すように、トロコイド型であって、アルミ合金材によって一体に形成されたポンプボディ2と、同じくアルミ合金材によって一体に形成されてポンプボディ2の前端側を閉塞するポンプカバー3と、を備え、図外の機関のシリンダブロックまたはラダーフレームの下面に吊下状態にボルト固定されていると共に、下部がオイルパンによって覆われている。
前記ポンプボディ2は、ボディ本体2aと、該ボディ本体2aの後端部から前後方向に一体に延びた円筒部2bとを有し、ボディ本体2aと円筒部2bの内部軸方向に貫通形成されたシャフト挿通孔2c内を駆動軸であるドライブシャフト4が貫通配置されていると共に、前記ボディ本体2aの前端内部には、円形凹状のロータ収容室2dが形成されている。
前記ボディ本体2aは、肉厚なプレート状に形成され、外周の6箇所にほぼ円形状のボス部2fが一体に形成されていると共に、該各ボス部2fには前記ポンプカバー3が取り付け固定されるボルト19が挿通するボルト挿通孔2gがそれぞれ貫通形成されている。
前記円筒部2bの内部には、前記シャフト挿通孔2cを挿通したドライブシャフト4の前後を軸受する第1、第2軸受部5a、5bが形成されていると共に、該両軸受部5a、5bの間には環状空間部5cが形成されている。この環状空間部5cは、機関始動時に、後述する吐出室14からオイルが油溝5dを介して導入されて、ここから特に第1軸受部5aに強制的に供給されるようになっている。つまり、前記ドライブシャフト4の先端部4aには、図外の従動スプロケットが取り付けられて、この従動スプロケットとクランクシャフトの駆動スプロケットに巻回されたチェーンを介して張力が発生していることから、前記第1軸受部5aには大きな負荷が作用する。したがって、環状空間部5cから第1軸受部5aの円周方向全体に強制的に潤滑油を供給することによって良好な潤滑性を得られるようになっている。また、前記油溝5dによって環状空間部5c内のオイルが吐出ポート12よりも減圧されることから、第1軸受部5aからのオイルのリーク量が減少する。この結果、ポンプ効率や機関内への供給油圧の低下を抑制できる。
前記円筒部2bの外周面には、一端が前記ボディ本体2aに結合した複数の放熱フィン2hが軸方向に沿って立設されている。これによって、前記環状空間部5c内のオイルを冷却でき、高油温時においても第1軸受部5aに対する潤滑油の油温の過上昇を抑制できるので良好な潤滑性能を維持できる。
前記ポンプカバー3は、図3〜図5に示すように、比較的肉厚なプレート状に形成され、ほぼ中央位置にドライブシャフト4の他端部4bが挿通される挿通孔3aが貫通形成されていると共に、外形が前記ポンプボディ2のボディ本体2aの外形とほぼ同一に形成されて、後述する吸入、吐出ポート11,12や吸入室、吐出室13,14などがボディ本体2aに合わせることによって形成されている。また、ポンプカバー3は、外周に前記ボディ本体2a外周の6つのボス部2fと対応した位置に、6つのボス部3bが一体に形成されていると共に、該ボス部3bには前記各ボルト19先端の雄ねじが螺着する雌ねじ孔3cがそれぞれ形成されている。
前記ボディ本体2aに形成されたロータ収容室2dには、図1、図5に示すようにポンプ要素であるアウターロータ6が回転自在に収容されていると共に、該アウターロータ6の内周側にインナーロータ7が回転自在に保持されている。
前記アウターロータ6は、内周にトロコイド曲線からなる9つの内歯6aが形成されている。一方、前記インナーロータ7は、外周に前記アウターロータ6の内歯6aと噛み合うトロコイド曲線からなる8つの外歯7aが形成されていると共に、ほぼ中央位置に形成されたシャフト固定用孔7bを介して前記ドライブシャフト4の他端部4bに圧入固定されている。
前記アウタロータ6は、インナーロータ7の軸心、つまりドライブシャフト4の軸心に対して径方向へ偏心して配置され、内歯6aが最偏心位置でインナーロータ7の内側に噛合されると共に、残余の部分が円周方向の複数個所で外歯7aに対して滑り接触するようになっている。
前記インナロータ7とアウタロータ6の接触部間に形成された複数の空間部はポンプ室8として形成され、これらの各ポンプ室8がインナロータ7の回転に伴って容積を連続的に増減変化させるようになっている。つまり、ポンプ室8は、図1のほぼ真下領域で最小容積となり、反時計方向(矢印方向)に回転しながら図中右側の領域で容積が膨張して吸入行程(吸入領域)となる。また、ほぼ真上領域で最大容積となり、図中左側の領域で容積が収縮して吐出行程(吐出領域)となっている。
前記ポンプボディ2(ボディ本体2a)とポンプカバー3は、図1〜図3に示すように、内部の下側にほぼ十字形状の立壁部9、10が互いに対向して突設されている。この両立壁部9,10は、互いに合わさった状態で後述する吸入ポート11と吐出ポート12並びに吸入室13と吐出室14などを隔成するためのもので、各上端部9a、10aが前記ロータ収容室2dの一部を構成する凹状に形成されていると共に、各下端部9b、10bがポンプボディ2とポンプカバー3のそれぞれの外周壁に結合されている。これによって、ポンプボディ2とポンプカバー3の剛性、強度が高められている。
図2、図3に示すように、前記ポンプボディ2(ボディ本体2a)とポンプカバー3との間には、前記シャフト挿通孔2cの両側に、図中右側の吸入ポート11と図中左側の吐出ポート部12がそれぞれ形成されており、この吸入ポート11と吐出ポート12は、アウターロータ6の円周方向に沿った円弧状に形成されて、ボディ本体2aとポンプカバー3の対向内面にそれぞれ形成された吸入ポート部11a、11bと吐出ポート部12a、12bとを合わせて構成されている。
該吸入ポート11と吐出ポート12は、アウターロータ6の外周面から内側の範囲に設定されている。
また、前記ポンプボディ2とポンプカバー3の対向した内部両側には、前記吸入ポート11と吐出ポート12にそれぞれ連通する吸入室13と吐出室14が形成されており、前記吸入室13と吐出室14は、前記アウターロータ6の外周面から外側の範囲に設定されている。
すなわち、前記吸入室13は、ボディ本体2a側の吸入室13aとポンプカバー3側の吸入室13bを合わせて構成され、断面積が大きな上端側が前記吸入ポート11に連通していると共に、下端側が図3に示すように、ポンプカバー3に設けられた吸入口15に連通しており、この吸入口15は、図外のオイルパン内にオイルストレーナ31を介して連通している。前記オイルパン内のオイルは、前記吸入口15から吸入ポート11に導かれ、吸入行程で各ポンプ室8に容積の膨張とともに吸入ポート11から吸入されるようになっている。
前記吐出室14は、ボディ本体2a側の吐出室部14aとポンプカバー3側の吐出室部14bを合わせて構成され、一端側が前記吐出ポート12に連通していると共に、他端側が図3に示すように、ポンプカバー3に設けられた吐出口20に連通している。前記吐出ポート12から吐出されたオイルは、前記吐出室14を経由して前記吐出口20から図外のメインオイルギャラリーを介して機関の動弁装置などの摺動部や所定に機器類に供給されるようになっている。
つまり、前記各ポンプ室8は、吐出行程で吐出ポート12に開口して容積の収縮と共に吐出ポート12にオイルを吐出するようになっている。
そして、前記吐出室14と前記吐出口20との間には、図1〜図3に示すように、オイルチャンバ16とリリーフ弁21が配置されている。
前記オイルチャンバ16は、ボディ本体2aとポンプカバー3の対向した位置にそれぞれ形成された両チャンバ部16a、16bを合わせて1つに構成され、全体として所定容積のボックス状に形成されていると共に、前記吐出室14から分岐されて該吐出室14のほぼ直下部に配置されている。すなわち、前記オイルチャンバ16は、ボディ本体2aとポンプカバー3の吐出室14の下方位置にそれぞれ立設された隔壁片17a,17bによって構成された隔壁17によって前記吐出室14と隔成されていると共に、外周側が前記ボディ本体2aとポンプカバー3の各外側壁によって隔成されている。また、前記隔壁17には、前記吐出室14とオイルチャンバ16の内部とを連通させる開口部である入口部18が形成されている。
前記各隔壁片17a、17aは、薄肉なプレート状に形成されていると共に、それぞれへ字形状に屈曲形成されて、長辺部17c側の各一端部が一つの前記ボス部2f、3bにそれぞれ結合されている一方、短辺部17d側の各他端部がはす向かいにある別異のボス部2f、3bにそれぞれ結合されている。
前記入口部18は、図7にも示すように、前記隔壁片17a、17bの対向合わせ面に跨ってそれぞれ凹溝18a、18bを合わせた状態で形成され、該合わせ面の前記長辺部17c側の長手方向に沿って横長、つまり長方形状に形成され、その長さLが長辺部17cのほぼ1/2に設定されていると共に、各凹溝18a、18bのそれぞれの深さD、D’が比較的浅いほぼ同一深さに設定されている。また、この入口部18は、オイルポンプ1をシリンダブロックに取り付けた際に、オイルチャンバ16の鉛直方向の最上位置に形成されている。
また、前記オイルチャンバ16の各底面16c、16dには、図1〜図3に示すように、クロス状に配置された第1、第2凸部22a,23a、22b,23bが一体に突設されている。長尺な第1凸部22a、23aは、オイルチャンバ16の長手方向に沿って線状に延設され、一端が前記ボス部2f、3bの側面に結合されていると共に、他端がはす向かいで対向する他のボス部2f、3bの側面に結合されている。一方、短尺な第2凸部22b,23bは、第1凸部22a,23aにほぼ直交する方向へ延設され、一端が前記各隔壁片17a、17bの内側面に結合されていると共に、他端がボディ本体2aとポンプカバー3の外側壁の内面に結合されている。また、前記第1凸部22a,23aの他端側と第2凸部22b,23bの他端側は、融合して膨出状に形成されている。
また、前記隔壁17の短辺部17dの各ボス部2fとの結合部には、図8に示すように、前記オイルチャンバ16内に流入した金属粉などのコンタミを排出する連通路である排出孔24が形成されている。この排出孔24は、ボディ本体2a側の隔壁片17aの合わせ面のみを切欠してほぼ正方形状に形成され、その開口面積が十分に小さく設定されていると共に、前記ボディ本体2a側の立壁部9にほぼ直交する方向に指向している。
前記リリーフ弁21は、図6にも示すように、ボディ本体2aの下端部に有するバルブボディ2i内に形成されたほぼ円柱状の弁孔25と、該弁孔25の先端部に形成されて、前記吐出室14に指向した入口孔26と、前記弁孔25の入口孔26付近の側部に直径方向から貫通形成されたリリーフ孔27と、前記弁孔25の内部に摺動自在に設けられた有底円筒状の弁体28と、弁孔25の他端部を閉塞するプラグ29と、該プラグ29と弁体28との間に弾装されて、弁体28を、入口孔26を閉止する方向へ付勢するバルブスプリング30と、から主として構成されている。
前記弁孔25は、前記オイルチャンバ16下流側に位置する前記バルブボディ2iに前記ドライブシャフト4とほぼ直交する方向に沿って形成されている。前記開口部26は、弁孔25と同軸上に配置されていると共に、弁孔25の内径よりも小さな円柱状に形成されており、オイルチャンバ16下流の前記吐出室14内の吐出圧を流入するようになっている。
前記リリーフ孔27は、図1及び図2に示すように、バルブボディ2iの円周方向の2箇所に形成されて各内端が前記弁孔25に開口形成されている一方、各外端が低圧部である前記吸入室13に開口形成されている。
前記弁体28は、平坦な先端面28aが前記入口孔26に臨んで受圧面として形成され、先端部の外周面に前記各リリーフ孔27に臨む円環溝28bが形成されている。
前記プラグ29は、ボルト型のいわゆる栓体であって、先端の筒状部の外周に前記弁孔25の後端内周に形成された雌ねじに螺着締結する雄ねじ29aが形成されている。
前記バルブスプリング30は、そのばね設定圧が前記吐出室14内の吐出圧との相対関係で決定され、前記弁体28の先端面28aに所定以上の過大な吐出圧が作用した場合は、圧縮変形して弁体28を後退移動させて前記リリーフ孔27を開成するようになっている。
このように、前記リリーフ弁21は、吐出室14内のオイル吐出量(吐出圧)が所定以上になった場合に、前記弁体28がバルブスプリング30のばね力に抗して後退移動してリリーフ孔27を開成して余剰オイルを吸入室13内にリターンさせることによって機関への吐出圧を調整するようになっている。
そして、前記リリーフ弁21は、その配設位置が前述したように、前記オイルチャンバ16の下流側に配置されている。すなわち、図1に示すように、オイルチャンバ16の入口部18から前記吐出室14を介して吐出ポート12までの距離Xは、リリーフ弁21の入口孔26から前記吐出室14を介して吐出ポート12までの距離Yよりも短く設定されている。
以下、本実施形態のオイルポンプ1の作動および効果について説明する。
機関が始動されると、クランクシャフトの回転に伴いドライブシャフト4を介してインナーロータ7が回転すると、アウターロータ6も回転して複数のポンプ室8の容積が連続的に変化し、吸入ポート11から吸い込まれたオイルは吐出ポート12に連続的に吐出する。
このとき、前記吐出されたオイルは脈圧を含む。特に、本実施形態のオイルポンプ1のように、機関回転の2倍速で回転するものは比較的大きな脈圧を発生する。ところが、吐出室14の直下部にはオイルチャンバ16が設けられているため、その脈圧はオイルチャンバ16によって十分に減衰される。
また、前記オイルチャンバ16内に導入されているオイルには若干のエアが含まれているため、入口部18に作用する脈圧はオイルチャンバ16内のオイルの若干の容積変化によって減衰される。つまり、エアの圧縮によるダンピング効果によって効果的に減衰されるのである。
しかも、前記オイルチャンバ16の底面16c、16dには、第1凸部22a,23aと第2凸部22b,23bが形成されていることから、オイルチャンバ16内に伝播された脈圧が各凸部22a〜23bの側面などに干渉して内部で打ち消し合うため、この点でも前記脈圧による振動、騒音抑制効果が大きくなる。
また、第1凸部22a,23aと第2凸部22b,23bが、補強リブとして機能することから、各チャンバ16a、16bの底壁及びその付近の強度が高くなって脈圧による振動などを抑制できる。特に、第1凸部22a、23aは、点状ではなく線状に形成されて両端部が各ボス部2f、2fに結合されていると共に、第2凸部22b、23bと交差状に結合されていることから、各チャンバ部16a、16bの底壁及び立壁部17a、17bの剛性が一層高くなって脈圧による振動低減効果がより高くなる。
さらに、各隔壁部17a、17bの対向合わせ面に形成された前記入口部18は、横長に形成されてその深さD,D’が小さくなっているので、縦長に形成された場合に比較して隔壁16の強度低下を抑制することができる。しかも、前記各隔壁部17a、17bは、それぞれへ字形状に形成されていることから、単純な直線状の場合に比較して隔壁17全体の強度の低下を抑制できる。よって、これら点からしても、脈圧による振動低減効果が促進できる。
また、このオイルポンプ1においては、オイルチャンバ16の入口部18が鉛直方向の上方でオイルチャンバ16の最上位置に配置されているため、オイルチャンバ16内のエアが入口部18から上昇して吐出室14内に抜けやすくなる。これによって、脈圧低減効果の急変を抑制することができる。
すなわち、オイルチャンバ16内にエアが滞留していた方が脈圧効果は大きくなるが、オイルチャンバ16の形状や容積によって決定されるチャンバの管路共振周波数と、アウターロータ6とインナーロータ7の各歯6a、7aの歯数とポンプ回転数によって決定される脈圧の周波数が互いに重なった際に共振を起こしてしまうおそれがある。前記滞留したエアが抜けるとオイルチャンバ16の脈圧低減効果が急変するため、振動や騒音も急変して、車両の乗員に耳障りな音になってしまう。したがって、オイルチャンバ16内のエアによる脈圧低減効果は、オイルにエアが僅かに混入している程度で十分であり、多く滞留していないほうが望ましい。
また、機関を長時間停止して吐出ポート12からオイルが抜け落ちることがあっても、オイルチャンバ16内のオイルは抜け落ちることがない。したがって、機関停止時にオイルチャンバ16内に大量のエアが入り込むことがなく、機関始動後に所定回転域でエアが急激に吐き出されて脈圧性能が急変する不具合は生じない。
以上のように、本実施形態では、吐出室14内に吐出されたオイルの脈圧がオイルチャンバ16によって効果的に低減されることから、斯かるオイルチャンバ16の下流側に配置された前記リリーフ弁21の弁体28には、前記大きな脈圧が作用しなくなる。このため、従来技術のように、脈圧によるリリーフ弁21の弁体28のばたつきの発生を十分に抑制することができる。
また、前記オイルチャンバ16は、吐出室14側に隔壁17を介して近接して設けられていることから、オイルポンプ1全体の形状が必要最小限の大きさにできる、つまり、可及的に小型化することができる。この結果、オイルポンプ1レイアウトの自由度が向上して、オイルポンプ1周囲の部品との干渉を抑制できる。
しかも、前記オイルチャンバ16を、ポンプボディ2とポンプカバー3のいずれか一方に形成するのではなく、両者2,3に跨って形成したため、この点でもオイルポンプ1の小型化が促進できる。
さらに、前記隔壁17に小径な排出孔24を設けたことによってオイルチャンバ16内のコンタミなどを徐々に排出することができるため、オイルチャンバ16内のコンタミの堆積を抑制できることは勿論のこと、リリーフ弁21方向へ一度に多くのコンタミを排出することがないのでリリーフ弁21の作動に支障を来すことがない。つまり、オイルチャンバ16が、リリーフ弁21の上流側に配置されていることから、コンタミなどが一度に多量に排出されると、このコンタミなどが弁孔25と弁体28との間に挟み込まれて、弁体28の作動を阻害するおそれがあるが、前記小径な排出孔24によって徐々に排出されるため、前記挟み込みなどによる弁体28の作動の悪化を抑制できる。
しかも、前記排出孔24は、前記リリーフ弁21の入口孔26の軸線方向、つまり弁体28の先端面28aとは軸方向で異なる位置に形成されていることから、排出孔24から排出されたコンタミなどが、リリーフ弁21の入口孔26から弁孔25内部へ直接流入することがない。
また、前記排出孔24は、その開口面積が小さく、かつその軸線方向が前記入口部18の軸線方向とは、約60°ずれていることから、直接的に連通することがない。このため、入口部18からオイルチャンバ16内に伝播された脈圧がそのまま排出孔24から直接的に排出されることがなく、オイルチャンバ16内で反射し干渉して打ち消し合うので、オイルチャンバ16での脈圧低減効果が損なわれることがない。
前記排出孔24を、立壁部16aのみを切り欠いて形成したため、この製造作業が容易である。
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、前記オイルチャンバ16を、ポンプボディ2とポンプカバー3の両方に跨って形成して、容積を拡大することにより脈圧低減効果を大きくしているが、オイルポンプ1の外周近傍に配置される他の機器類などのレイアウトの関係でポンプボディ2とポンプカバー3のいずれか一方にのみ形成することも可能である。
また、前記排出孔24を、両隔壁部17a、17bの両方に跨って形成することも可能であり、また、他方の隔壁部17b側にのみ形成することも可能である。
さらに、オイルポンプ1としては、トロコイド型の他に例えばベーン型であってもよい。
前記実施形態から把握される前記請求項以外の発明の技術的思想について以下に説明する。
〔請求項a〕請求項1に記載されたオイルポンプにおいて、
前記チャンバは、前記吐出室から分岐して連通する開口部を有すると共に、前記吐出室と連通し、前記開口部の開口面積よりも小さな連通部を有することを特徴とするオイルポンプ。
この発明によれば、開口部からチャンバ内に流入した金属粉などのコンタミなどを連通部から外部へ速やかに排出させることができる。このため、チャンバ内でのコンタミなどの堆積が抑制できる。
〔請求項b〕請求項2に記載のオイルポンプにおいて、
前記連通部は、前記リリーフ孔が開口した壁面に指向して開口形成されていると共に、
前記リリーフ弁は、前記吐出室の圧力を受圧して移動することによって前記吐出室内のオイルを低圧部に流出させる弁体を備え、
前記連通部の開口部は、前記弁体の受圧面とは軸方向で異なる位置に開口形成されていることを特徴とするオイルポンプ。
この発明によれば、連通部の製造が容易になると共に、弁体の受圧面とは軸方向で異なる位置に形成されていることから、連通部から排出されたコンタミなどが、前記弁体の受圧面、つまりリリーフ弁の開口部から弁内部へ直接流入することがない。
〔請求項c〕請求項1に記載のオイルポンプにおいて、
前記オイルポンプは、ポンプ要素を収容するポンプボディと、該ポンプボディに合わせ面を介して固定されるポンプカバーと、を備え、
前記チャンバは、前記ポンプボディとポンプカバーの少なくとも一方の内部において隔壁によって前記吐出室と隔成されていると共に、前記吐出室から分岐形成された開口部が前記ポンプボディとポンプカバーとの合わせ面に形成されていることを特徴とするオイルポンプ。
チャンバの開口部を、ポンプボディとポンプカバーとの間の合わせ面に形成したことによって、例えば、ポンプボディとポンプカバーを鋳造する際に一緒に形成できるので、製造作業が容易である。
〔請求項d〕請求項cに記載されたオイルポンプにおいて、
前記吐出室から分岐されたチャンバ開口部は、前記隔壁における前記ポンプボディとポンプカバーの合わせ面の両方に跨って形成されていることを特徴とするオイルポンプ。
チャンバ開口部を前記両者の合わせ面に跨って形成したことから、所定の開口面積を確保しながら、ポンプボディとポンプカバーの互いの隔壁の切欠深さを浅くすることができる。したがって、隔壁の強度低下を抑制できる。
〔請求項e〕請求項cに記載されたオイルポンプにおいて、
前記チャンバの開口部は、前記ポンプボディとポンプカバーとの合わせ面に沿って横長に形成されていることを特徴とするオイルポンプ。
請求項dの発明と同じく、開口部を横長に形成したことにより、縦長に形成する場合よりも隔壁の強度低下を抑制できる。
〔請求項f〕請求項cに記載されたオイルポンプにおいて、
前記吐出室及びチャンバは、前記ポンプボディとポンプカバーの両方に跨って設けられていることを特徴とするオイルポンプ。
両方の跨って設けたことから、オイルポンプ全体の構造を大きくすることなく、吐出室とチャンバの容積を十分に大きくすることが可能になる。
〔請求項g〕請求項cに記載されたオイルポンプにおいて、
前記隔壁を、長手方向の所定位置で屈曲状に形成したことを特徴とするオイルポンプ。
屈曲形成することによって、隔壁の強度を高くすることができる。
〔請求項h〕請求項cに記載されたオイルポンプにおいて、
前記チャンバの開口部の中央軸線と連通孔の中央軸線を所定角度をもって交差するように配置したことを特徴とするオイルポンプ。
開口部と連通孔が直線上の位置に形成されるのではなく、所定角度をもって配置して互いに対向しないようにしたことから、吐出室から開口部を介してチャンバ内に流入したオイルは、直接的に連通孔から流出することがなくなる。
〔請求項h〕請求項cに記載されたオイルポンプにおいて、
前記隔壁が設けられたポンプボディと及び/または前記ポンプカバーにおけるチャンバ底面には、凸部が一体に設けられていることを特徴とするオイルポンプ。
凸部が補強リブとしての機能を発揮するため、チャンバ底壁を含むポンプボディ、ポンプカバーの剛性が向上する。
しかも、チャンバ内に伝播された脈動がチャンバの内面と前記凸部の側面などに干渉して互いに打ち消し合うことから、チャンバ自体の前記脈圧の低減効果と相俟ってさらに脈圧を低減することが可能になる。
〔請求項i〕請求項hに記載されたオイルポンプにおいて、
前記凸部は、前記チャンバの内壁面から連続して延びる線状に形成されていることを特徴とするオイルポンプ。
凸部を、単に点状ではなく線状に形成したことによって、チャンバ底壁やその周囲の壁部の剛性(強度)がさらに向上すると共に、前記脈圧の干渉作用が促進されて、より脈圧低減効果が向上する。
〔請求項j〕請求項iに記載されたオイルポンプにおいて、
前記凸部を、交差する2つの線状によって前記凸部を形成したことを特徴とするオイルポンプ。
〔請求項k〕請求項jに記載されたオイルポンプにおいて、
前記2つの線状の一対の凸部を、ほぼ直交状態に形成したことを特徴とするオイルポンプ。
前記にように、凸部を交差する線状とし、また、直交状態に形成することによって、壁部の強度をさらに向上させることが可能になると共に、脈圧低減効果が向上する。
〔請求項l〕
駆動軸の回転によって複数のポンプ室が容積を連続的に増減変化させ、容積が拡大する前記ポンプ室に開口する吸入ポートから吸い込んだオイルを加圧して、容積が減少する前記ポンプ室に開口する吐出ポートを経由して吐出部に吐出するオイルポンプであって、
前記吐出部側にオイルを滞留させるチャンバを設け、該チャンバの内周壁の少なくとも一部に凸部を設けたことを特徴とするオイルポンプ。
1…オイルポンプ
2…ポンプボディ
2a…ボディ本体
3…ポンプカバー
4…ドライブシャフト(駆動軸)
6…アウターロータ
7…インナーロータ
8…ポンプ室
11…吸入ポート
12…吐出ポート
13…吸入室(低圧部)
14…吐出室
15…吸入口
16…オイルチャンバ
16a、16b…チャンバ部
17…隔壁
17a、17b…隔壁片
18…入口部(開口部)
20…吐出口
21…リリーフ弁
22・23…第1、第2凸部
24…排出孔(連通部)
26…入口孔(開口部)
27…リリーフ孔
28…弁体

Claims (2)

  1. 駆動軸の回転によって複数のポンプ室の容積を連続的に増減変化させてオイルを吐出するオイルポンプであって、
    前記ポンプ室の容積が減少する領域に開口する吐出ポートと、
    前記吐出ポートから吐出されたオイルを外部に吐出させる吐出口と、
    前記吐出ポートと前記吐出口とを連通する吐出室と、
    前記吐出室の圧力が所定以上になったときに、前記吐出室に開口したリリーフ孔を開口させてオイルを低圧部に導出させるリリーフ弁と、
    前記吐出室から開口部を介して分岐して形成されたチャンバと、を備え、
    該チャンバの前記吐出室を介して前記吐出ポートに最も近い部位から前記吐出ポートまでの距離を、前記リリーフ弁の前記吐出ポートに最も近い部位から前記吐出ポートまでの距離よりも小さく設定したことを特徴とするオイルポンプ。
  2. 駆動軸の回転によって複数のポンプ室の容積を連続的に増減変化させ、前記ポンプ室の容積が拡大する領域に開口する吸入ポートから吸い込んだオイルを加圧して、前記ポンプ室の容積が減少する領域に開口する吐出ポートを経由して吐出部へ吐出するオイルポンプであって、
    前記吐出ポートから吐出部に吐出された油圧が所定圧以上になった場合に、弁体を可動させて、吐出されたオイルの一部を低圧部に開放するリリーフ弁を備え、
    前記吐出ポートから前記リリーフ弁へのオイルの流れ方向の上流側に、前記吐出部から開口部を介して分岐して形成されて、前記吐出ポートから吐出部に吐出されたオイルを滞留させるチャンバを設けたことを特徴とするオイルポンプ。
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