以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.構成
図1は、本発明の実施形態に係る遊技機の外観構成を示す斜視図である。
本実施形態の遊技機は、いわゆるスロットマシンあるいは回胴式遊技機と呼ばれるもので、メダルを遊技媒体として用いた遊技を行う種類の遊技機である。
本実施形態の遊技機は、収納箱BX、前面上扉UD、および前面下扉DDからなる箱形の筐体内に第1リールR1〜第3リールR3(複数のリール)からなるリールユニットが収められている。また筐体内のリールユニットの下部には、メダルの払出装置としてのホッパーユニット(図示省略)が収められている。また本実施形態の遊技機の筐体内には、CPU、ROM(情報記憶媒体の一例)、RAM等を搭載し、遊技機の動作を制御する制御基板も収められている。
図1に示す第1リールR1〜第3リールR3は、それぞれ外周面が一定の間隔で21の領域(各領域を「コマ」と称する)に区画されており、各コマに複数種類の図柄のいずれかが配列されている。また第1リールR1〜第3リールR3は、ステップモータ(リール駆動手段:図示省略)に軸支されており、それぞれステップモータの軸周りに回転駆動され、ステップモータの駆動パルスのパルス数やパルス幅などを制御することによって、コマ単位(所定の回転角度単位、所定の回転量単位)で停止可能に設けられている。すなわち本実施形態の遊技機では、ステップモータが制御基板から供給された駆動パルスに応じて第1リールR1〜第3リールR3を回転駆動し、制御基板から駆動パルスの供給が断たれると、ステップモータの回転が停止することに伴って第1リールR1〜第3リールR3が停止する。
前面上扉UDと前面下扉DDとは個別に開閉可能に設けられており、前面上扉UDには第1リールR1〜第3リールR3の回転状態及び停止状態を観察可能にする表示窓DWが設けられている。第1リールR1〜第3リールR3の停止状態では、第1リールR1〜第3リールR3それぞれの外周面に一定間隔で配列された複数種類の図柄のうち、外周面上に連続して配列されている3つの図柄(上段図柄、中段図柄、下段図柄)を遊技機の正面から表示窓DWを通じて観察できるようになっている。
また本実施形態の遊技機では、表示窓DWを通じて図柄を観察するための表示位置として、各リールについて上段、中段、下段が設けられており、各リールに関する図柄の表示位置の組合せによって有効ラインL1〜L4が設定されている。具体的には、第1リールR1の上段(第1表示位置)、第2リールR2の中段(第1表示位置)、および第3リールR3の下段(第2表示位置)の組合せによって有効ラインL1が設定され、第1リールR1の上段(第1表示位置)、第2リールR2の上段(第2表示位置)、および第3リールR3の上段(第1表示位置)の組合せによって有効ラインL2が設定され、第1リールR1の中段(第2表示位置)、第2リールR2の中段(第1表示位置)、および第3リールR3の中段(第2表示位置)の組合せによって有効ラインL3が設定され、第1リールR1の下段(第2表示位置)、第2リールR2の中段(第1表示位置)、および第3リールR3の上段(第1表示位置)の組合せによって有効ラインL4が設定されている。すなわち本実施形態の遊技機では、第1リールR1の上段、第2リールR2の中段、および第3リールR3の上段は、複数の有効ラインに共通の表示位置(第1表示位置)となっており、第1リールR1の中段および下段、第2リールR2の上段、ならびに第3リールR3の中段および下段は、1の有効ライン上の表示位置(第2表示位置)となっている。なお本実施形態の遊技機では、第2リールR2の下段は、いずれの有効ライン上の表示位置ともなっていない。
そして遊技結果は表示窓DW内の有効ラインL1〜L4に停止表示された図柄組合せによって判断され、有効ラインL1〜L4上の図柄組合せが予め定められた役に対応した図柄組合せである場合には、その役が入賞したものとしてホッパーユニットからメダルの払い出し等が行われる。なお、本実施形態の遊技機では、1回の遊技に関して必要となるメダルの数、いわゆる規定投入数が3枚に設定され、規定投入数のメダルが投入されたことに基づいて有効ラインL1〜L4が設定される。なお規定投入数については、遊技状態に応じて異なっていてもよく、規定投入数が複数種類設定されている場合には、規定投入数に応じて有効ラインの数や種類が異なっていてもよい。
また前面上扉UDには、遊技情報表示部DSが設けられている。遊技情報表示部DSは、LED、ランプ、7セグメント表示器等からなり、メダルのクレジット数、1回の遊技におけるメダルの払出数あるいは獲得数、ボーナス遊技の残り回数等の各種遊技情報が表示される。
また前面上扉UDには、遊技演出を行うための液晶ディスプレイLCDが設けられている。この液晶ディスプレイLCDには、遊技を補助したり、遊技を盛り上げたりするための各種の映像(または画像)が表示される。また本実施形態の遊技機では、前面上扉UDや前面下扉DDに対して、遊技演出を行うためのスピーカ(図示省略)が複数設けられている。このスピーカからは、遊技を補助したり、遊技を盛り上げたりするための各種の音声が出力される。
また前面下扉DDには、各種の操作手段が設けられている。操作手段としては、クレジット(貯留)されたメダルを投入する操作を行うためのベットボタン(投入操作手段)B0、第1リールR1〜第3リールR3を回転させて遊技を開始する契機となる操作を行うためのスタートレバー(回転開始操作手段)SL、ステップモータにより回転駆動されている第1リールR1〜第3リールR3のそれぞれを停止させる契機となる操作を行うためのストップボタン(停止操作手段)B1〜B3などが設けられている。
本実施形態の遊技機では、遊技者がメダルをメダル投入口MIに投入するか、ベットボタンB0を押下する操作を行うことで、第1リールR1〜第3リールR3の回転制御を開始することが可能な準備状態にセットされる。そして、遊技者がスタートレバーSLを押下すると、制御基板において第1リールR1〜第3リールR3をステップモータの駆動により回転開始させるとともに、乱数値を用いた内部抽選が行われ、第1リールR1〜第3リールR3の回転速度が所定の速度まで上昇したことを条件に、ストップボタンB1〜B3の押下操作が許可(有効化)される。
その後、遊技者が任意のタイミングでストップボタンB1〜B3を押下していくと、ストップボタンB1〜B3のそれぞれに内蔵されているストップスイッチ(停止信号出力手段:例えば、フォトセンサ、導通センサ、圧力センサなど)がオン動作を行い、制御基板に入力されるリール停止信号をオフ状態からオン状態へ変化させる。
また遊技者が任意のタイミングで押下状態にあるストップボタンB1〜B3を解放すると、各ボタンのストップスイッチがオフ動作を行い、制御基板に入力されるリール停止信号をオン状態からオフ状態に変化させる。
そして制御基板は、ストップボタンB1〜B3の押下タイミング及び解放タイミングに応じて信号状態が変化するリール停止信号のオフ状態からオン状態への変化に基づいて、内部抽選の結果に応じた停止位置で第1リールR1〜第3リールR3を停止させる。
また前面下扉DDの下部には、メダル払い出し口MOとメダル受け皿MPとが設けられており、遊技の結果に応じた枚数のメダルがメダル払い出し口MOからメダル受け皿MPへ払い出されるようになっている。
図2は、本実施形態の遊技機の機能ブロック図である。
本実施形態の遊技機は、遊技制御手段(制御基板)100によって制御される。遊技制御手段100は、メダル投入スイッチ210、ベットスイッチ220、スタートスイッチ230、ストップスイッチ240等の入力手段からの入力信号を受けて、遊技を実行するための各種の演算を行い、演算結果に基づいてリールユニット310、ホッパーユニット320、表示装置330、音響装置340等の出力手段の動作制御を行う。遊技制御手段100の機能は各種のプロセッサ(CPU、DSPなど)、ASIC(ゲートアレイなど)、ROM(情報記憶媒体の一例)、あるいはRAMなどのハードウェアや、ROMなどに予め記憶されている所与のプログラムからなるソフトウェアにより実現される。
そして遊技制御手段100は、投入受付手段105、乱数発生手段110、内部抽選手段120、リール制御手段130、入賞判定手段140、払出制御手段150、リプレイ処理手段160、遊技状態移行制御手段170、リプレイ確率変動手段175、演出制御手段180、記憶手段190を含む。
投入受付手段105は、遊技毎にメダルの投入を受け付けて、規定投入数に相当する3枚のメダルが投入されたことに基づいて、スタートレバー(回転開始操作手段)SLに対する第1リールR1〜第3リールR3の回転開始操作を許可する処理を行う。なお本実施形態の遊技機では、スタートレバーSLの押下操作が、第1リールR1〜第3リールR3の回転を開始させる契機となっているとともに、内部抽選を実行する契機となっている。
また本実施形態の遊技機では、メダル投入口MIにメダルが投入されると、メダル投入スイッチ210が作動することに伴って、投入受付手段105が、遊技状態に応じた規定投入数を限度として、投入されたメダルを投入状態に設定する。また本実施形態の遊技機では、遊技機にメダルがクレジットされた状態で、ベットボタンB0が押下されると、ベットスイッチ220が作動することに伴って、投入受付手段105が、規定投入数を限度して、クレジットされたメダルを投入状態に設定する。
乱数発生手段110は、抽選用の乱数値を発生させる手段である。乱数値は、例えば、インクリメントカウンタ(所定のカウント範囲を循環するように数値をカウントするカウンタ)のカウント値に基づいて発生させることができる。なお本実施形態において「乱数値」には、数学的な意味でランダムに発生する値のみならず、その発生自体は規則的であっても、その取得タイミング等が不規則であるために実質的に乱数として機能しうる値も含まれる。
内部抽選手段120は、遊技者がスタートレバー(回転開始操作手段)SLの押下操作により作動するスタートスイッチ230からのスタート信号に基づいて、役の当否を決定する内部抽選を行う手段であって、抽選テーブル選択処理、乱数判定処理、抽選フラグ設定処理などを行う。
抽選テーブル選択処理では、記憶手段190の内部抽選テーブル記憶手段1911に格納されている複数の内部抽選テーブルのうち、いずれの内部抽選テーブルを用いて内部抽選を行うかを決定する。本実施形態の遊技機では、内部抽選テーブル記憶手段1911に、図3に示すような4種類の内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルDが記憶されている。そして各抽選テーブルでは、複数の乱数値(例えば、0〜65535の65536個の乱数値)のそれぞれに対して、リプレイ、小役、およびビッグボーナス(BB:ボーナス)などの各種の役が対応づけられている。
なお本実施形態の遊技機では、リプレイとして、リプレイA、リプレイB、リプレイC、リプレイDが用意されており、内部抽選テーブルAおよび内部抽選テーブルCでは、リプレイAが単独で当選するように役と乱数値との対応関係が設定され、内部抽選テーブルBでは、リプレイAが単独で当選する場合と、リプレイAおよびリプレイBが重複して当選する場合と、リプレイAおよびリプレイCが重複して当選する場合と、リプレイAおよびリプレイDが重複して当選する場合とが存在するように役と乱数値との対応関係が設定されている。
また本実施形態の遊技機では、小役として、チェリー、ベル(第1役群に属する役)、スイカA(第2役群に属する役)、スイカB(第2役群に属する役)、スイカC(第2役群に属する役)、スイカD(第2役群に属する役)、スイカE(第2役群に属する役)、スイカF(第2役群に属する役)、スイカG(第2役群に属する役)、スイカH(第2役群に属する役)が用意されており、内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルCにおける小役グループ1〜小役グループ12は、ベルおよびスイカA〜スイカHの9種類の小役のうち、グループ毎に定められた3種類の小役が重複して当選することを示している。
具体的には、図4に示すように、ベル、スイカA、およびスイカDが小役グループ1として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカB、およびスイカCが小役グループ2として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカE、およびスイカHが小役グループ3として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカF、およびスイカGが小役グループ4として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカA、およびスイカFが小役グループ5として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカB、およびスイカEが小役グループ6として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカC、およびスイカHが小役グループ7として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカD、およびスイカGが小役グループ8として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカA、およびスイカGが小役グループ9として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカB、およびスイカHが小役グループ10として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカC、およびスイカEが小役グループ11として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカD、およびスイカFが小役グループ12として同一の乱数値に対応づけられている。
また本実施形態の遊技機では、遊技状態として、通常状態、ボーナス成立状態、およびボーナス状態が設定可能とされ、さらにリプレイ(リプレイA〜リプレイD)の抽選状態として、リプレイ無抽選状態、第1リプレイ低確率状態、第2リプレイ低確率状態、第3リプレイ低確率状態、およびリプレイ高確率状態が設定可能とされ、抽選テーブル選択処理では、遊技状態とリプレイの抽選状態とに応じて内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルDのいずれか1つを内部抽選で使用する内部抽選テーブルとして選択する。
乱数判定処理では、スタートスイッチ230からのスタート信号に基づいて、遊技毎に乱数発生手段110から乱数値(抽選用乱数)を取得し、取得した乱数値について記憶手段190の内部抽選テーブル記憶手段1911に記憶されている内部抽選テーブルを参照して役に当選したか否かを判定する。
抽選フラグ設定処理では、乱数判定処理の結果に基づいて、当選したと判定された役に対応する抽選フラグを非当選状態(第1のフラグ状態、オフ状態)から当選状態(第2のフラグ状態、オン状態)に設定する。本実施形態の遊技機では、2種類以上の役が重複して当選した場合には、重複して当選した2種類以上の役のそれぞれに対応する抽選フラグが当選状態に設定される。なお抽選フラグの設定情報は、記憶手段190の抽選フラグ記憶手段1912に格納される。
また本実施形態の遊技機では、入賞するまで次回以降の遊技に当選状態を持ち越し可能な抽選フラグ(持越可能フラグ)と、入賞の如何に関わらず次回以降の遊技に当選状態を持ち越さずに非当選状態にリセットされる抽選フラグ(持越不可フラグ)とが用意されている。前者の持越可能フラグが対応づけられる役としては、ビッグボーナス(BB)があり、それ以外の役(例えば、小役、リプレイ)は後者の持越不可フラグに対応づけられている。すなわち抽選フラグ設定処理では、内部抽選でビッグボーナス(BB)に当選すると、当選したビッグボーナス(BB)の抽選フラグの当選状態を、当選したビッグボーナス(BB)が入賞するまで持ち越す処理を行う。このとき内部抽選手段120は、ビッグボーナス(BB)の抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技でも、ビッグボーナス(BB)以外の役(小役およびリプレイ)についての当否を決定する内部抽選を行っている。すなわち抽選フラグ設定処理では、ビッグボーナス(BB)の抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技において、内部抽選でビッグボーナス(BB)以外の役が当選した場合には、既に当選しているビッグボーナス(BB)の抽選フラグと内部抽選で当選したビッグボーナス(BB)以外の役の抽選フラグとからなる2種類以上の役に対応する抽選フラグを当選状態に設定する。
リール制御手段130は、遊技者がスタートレバー(回転開始操作手段)SLの押下操作(回転開始操作)により作動するスタートスイッチ230からのスタート信号に基づいて、第1リールR1〜第3リールR3をステップモータにより回転駆動して、第1リールR1〜第3リールR3の回転速度が所定速度(約80rpm:1分間あたり約80回転となる回転速度)に達した状態において回転中のリールに対応するストップボタンB1〜B3の押下操作(停止操作)を許可する制御を行うとともに、ステップモータにより回転駆動されている第1リールR1〜第3リールR3を抽選フラグの設定状態(内部抽選の結果)に応じて停止させる制御を行う。
そしてリール制御手段130は、ストップボタン(停止操作手段)B1〜B3に対する押下操作(停止操作)が許可(有効化)された状態において、遊技者がストップボタンB1〜B3を押下することによりストップスイッチ240が作動すると、ストップスイッチ240からのリール停止信号に基づいて、リールユニット310のステップモータへの駆動パルス(モータ駆動信号)の供給を停止することにより、第1リールR1〜第3リールR3の各リールを停止させる制御を行う。
すなわちリール制御手段130は、ストップボタンB1〜B3の各ボタンが押下される毎に、第1リールR1〜第3リールR3のうち押下されたボタンに対応するリールの停止位置を決定して、決定された停止位置でリールを停止させる制御を行っている。なお本実施形態の遊技機では、ストップボタンB1を押下することが第1リールR1の停止操作に対応し、ストップボタンB2を押下することが第2リールR2の停止操作に対応し、ストップボタンB3を押下することが第3リールR3の停止操作に対応する。すなわち本実施形態の遊技機では、ストップボタンB1〜B3の押下順序が変化すると、第1リールR1〜第3リールR3の停止順序が変化する。
また本実施形態の遊技機では、第1リールR1〜第3リールR3が、ストップボタンB1〜B3が押下された時点から190ms以内に、押下されたストップボタンに対応する回転中のリールを停止させる制御状態に設定されている。すなわち回転している各リールの停止位置は、ストップボタンB1〜B3の押下時点から各リールR1〜R3が停止するまでに要するコマ数が0コマ〜4コマの範囲(所定の引き込み範囲)で決定される。そして、リール制御手段130は、ストップボタンB1〜B3のうち押下操作が行われたストップボタンに対応する回転中のリールの外周面上において、内部抽選で当選した役に対応する図柄が、ストップボタンに対する押下操作が行われた時点で有効ライン上の表示位置に対して0コマ〜4コマの範囲内に位置する場合に、当選した役に対応する図柄が有効ライン上の表示位置に表示されるように、押下操作が行われたストップボタンに対応する回転中のリールを停止させる制御を行っている。
具体的には、リール制御手段130は、ロジック演算により回転中のリールの停止位置を求める処理(ロジック演算処理)と、記憶手段190の停止制御テーブル記憶手段1913に記憶されている停止制御テーブルを参照して回転中のリールの停止位置を決定する処理(テーブル参照処理)とを行っている。
まずロジック演算処理では、役毎に定められた優先順位データに従ってストップスイッチ240の作動時点(ストップボタンの押下操作が検出された時点)におけるリールの位置である押下検出位置から0コマ〜4コマの範囲内に存在する5コマ分の停止位置の候補に対して優先度を求める。そして各停止位置の候補の優先度のうち最も優先度の高い停止位置の候補を実際の停止位置として決定する。ただしロジック演算処理では、内部抽選の結果や押下検出位置などに応じて複数の停止位置の候補に対して同一の優先度が求まる場合があり、最も優先度の高い停止位置の候補が複数となった場合には、後述するテーブル参照処理によって実際の停止位置を決定する。このようにすれば、ロジック演算処理で停止位置が決定される場合については、テーブル参照処理で停止位置を決定する必要がなくなるため、停止制御テーブルを設計する際に、全てのデータについて詳細な検証作業を行わなくてもよくなる分だけ遊技機の開発環境を改善することができる。
特に本実施形態の遊技機では、「リプレイ(リプレイA、リプレイB、リプレイC、リプレイD)>小役(チェリー、ベル、スイカA〜スイカH)>ビッグボーナス(BB)」の順序で優先順位が定められており、ロジック演算処理では、2種類以上の役に関する抽選フラグが内部当選状態に設定されている場合には、各役に対応付けられた優先順位に従って、優先順位が低い役の入賞形態を構成する図柄を含む停止位置の候補よりも優先順位の高い役の入賞形態を構成する図柄を含む停止位置の候補のほうが優先度が高くなるように優先度を求める。なお小役(ベル、スイカA〜スイカH)とビッグボーナス(BB)との間の優先順位は、上記の場合と逆であってもよく、「リプレイ(リプレイA、リプレイB、リプレイC)>ビッグボーナス(BB)>小役(チェリー、ベル、スイカA〜スイカH)」の順序で優先順位が定められていてもよい。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選で複数種類の小役が当選した場合における小役間の優先順位については、各小役について予め定められている配当に基づくメダルの払出数に応じて優先順位が設定され、メダルの払出数が多いほど優先順位が高くなるように小役間の優先順位を設定している。すなわち複数種類の小役が重複して当選した遊技では、入賞時におけるメダルの払出数が多い小役の入賞形態を構成する図柄を有効ライン上の表示位置に表示させる停止位置の候補の優先度が入賞時におけるメダルの払出数が少ない小役の入賞形態を構成する図柄を有効ライン上の表示位置に表示させる停止位置の候補の優先度よりも高くなるようにロジック演算が行われ、重複して当選している複数種類の小役の配当が等しい場合には、いずれの小役が入賞した場合であってもメダルの払出数が等しくなるため、各小役の入賞形態を構成する図柄が有効ライン上の表示位置に表示される停止位置の候補について同一の優先度が与えられるようにロジック演算を行う。
またロジック演算処理では、いわゆる引き込み処理と蹴飛ばし処理とをリールの停止位置の候補を求める処理として行っている。引き込み処理とは、抽選フラグが当選状態に設定された役を可能な限り入賞させることができるようにリールの停止位置の候補を求める処理である。一方蹴飛ばし処理とは、抽選フラグが非当選状態に設定された役を入賞させることができないようにリールの停止位置の候補を求める処理である。このようにリール制御手段130は、抽選フラグが当選状態に設定された役の図柄を入賞の形態で停止可能にし、一方で抽選フラグが非当選状態に設定された役の図柄が入賞の形態で停止しないようにリールの停止位置の候補を求めるロジック演算処理を行っている。
また本実施形態の遊技機では、リールユニット310がフォトセンサからなるリールインデックス315を備えており、リール制御手段130は、リールが1回転する毎にリールインデックス315で検出される基準位置信号に基づいて、リールの基準位置(リールインデックスによって検出されるコマ)からの回転角度(ステップモータの回転軸の回転ステップ数)を求めることによって、現在のリールの回転状態を監視することができるようになっている。すなわちリール制御手段130は、ストップスイッチ240の作動時におけるリールの位置を、リールの基準位置からの回転角度を求めることにより得ることができる。
テーブル参照処理では、ロジック演算処理を行った結果、最も優先度の高い停止位置の候補が複数得られた場合に、いずれの位置を停止位置とするかを、記憶手段190の停止制御テーブル記憶手段1913に記憶されている停止制御テーブルを参照して決定する。
ここで停止制御テーブルでは、抽選フラグの設定状態に応じて、ストップスイッチ240の作動時点(ストップボタンの押下操作が検出された時点)におけるリールの位置である押下検出位置と、実際の停止位置との対応関係が設定されている。なお停止制御テーブルでは、抽選フラグの設定状態に応じて、押下検出位置と押下検出位置から実際の停止位置までの回転量を示す滑りコマ数との対応関係が設定されていてもよい。
また本実施形態の遊技機では、図5に示すように、第1リールR1〜第3リールR3のそれぞれの外周面にリプレイ図柄「RP」が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらず、リプレイ図柄「RP」を有効ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また本実施形態の遊技機では、図5に示すように、第1リールR1〜第3リールR3のそれぞれの外周面にベル図柄「BL」が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらず、ベル図柄「BL」を有効ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また本実施形態の遊技機では、図5に示すように、第1リールR1〜第3リールR3のそれぞれの外周面に複数のスイカ図柄A「WMA」(特定図柄)と複数のスイカ図柄B「WMB」(特定図柄)とが配列されており、スイカ図柄A「WMA」同士の間隔、およびスイカ図柄B「WMB」同士の間隔は、それぞれ4コマ以内となっているとともに、スイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」との間隔は、4コマとなっているため、ストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらず、スイカ図柄「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」のいずれかを有効ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また図5に示すように、第1リールR1の外周面では、3番のスイカ図柄A「WMA」および16番のスイカ図柄B「WMB」のそれぞれの上側および下側にベル図柄「BL」が1コマの間隔を空けて配列されている。このため、第1リールR1については、3番のスイカ図柄A「WMA」あるいは16番のスイカ図柄B「WMB」が有効ラインL3上の表示位置(中段)に表示され、ベル図柄「BL」がいずれの有効ライン上の表示位置(上段、中段、下段)にも表示されない停止位置である特定停止位置が存在するようになっている。
また図5に示すように、第1リールR1の外周面では、0番のスイカ図柄A「WMA」8番のスイカ図柄B「WMB」、および13番のスイカ図柄B「WMB」のそれぞれの上側に配置されているベル図柄「BL」が2コマ以上の間隔を空けて配列されている。このため、第1リールR1については、0番のスイカ図柄A「WMA」、8番のスイカ図柄B「WMB」、あるいは13番のスイカ図柄B「WMB」が有効ラインL4上の表示位置(下段)に表示され、ベル図柄「BL」がいずれの有効ライン上の表示位置(上段、中段、下段)にも表示されない停止位置である特定停止位置が存在するようになっている。
また図5に示すように、第2リールR2の外周面では、スイカ図柄A「WMA」およびスイカ図柄B「WMB」のそれぞれの下側にベル図柄「BL」が1コマの間隔を空けて配列されている。このため、第2リールR2については、スイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」が有効ラインL2上の表示位置(上段)に表示され、ベル図柄「BL」がいずれの有効ライン上の表示位置(上段、中段)にも表示されない停止位置である特定停止位置が存在するようになっている。
また図5に示すように、第3リールR3の外周面では、3番のスイカ図柄A「WMA」、11番のスイカ図柄B「WMB」、および16番のスイカ図柄B「WMB」のそれぞれの上側および下側にベル図柄「BL」が1コマ以上の間隔を空けて配列されている。このため、第3リールR3については、3番のスイカ図柄A「WMA」、11番のスイカ図柄B「WMB」、あるいは16番のスイカ図柄B「WMB」が有効ラインL3上の表示位置(中段)に表示され、ベル図柄「BL」がいずれの有効ライン上の表示位置(上段、中段、下段)にも表示されない停止位置である特定停止位置が存在するようになっている。
また図5に示すように、第3リールR3の外周面では、0番のスイカ図柄A「WMA」、8番のスイカ図柄B「WMB」、および16番のスイカ図柄B「WMB」のそれぞれの上側に配置されているベル図柄「BL」が2コマ以上の間隔を空けて配列されている。このため、第3リールR3については、0番のスイカ図柄A「WMA」、8番のスイカ図柄B「WMB」、あるいは16番のスイカ図柄B「WMB」が有効ラインL1上の表示位置(下段)に表示され、ベル図柄「BL」がいずれの有効ライン上の表示位置(上段、中段、下段)にも表示されない停止位置である特定停止位置が存在するようになっている。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選でリプレイAおよびリプレイBが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、リプレイBをリプレイAに優先して入賞させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選でリプレイAおよびリプレイCが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、リプレイCをリプレイAに優先して入賞させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選でリプレイAおよびリプレイDが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、リプレイDをリプレイAに優先して入賞させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ1に属するベル、スイカA、およびスイカDが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカAあるいはスイカDが入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ1に属するベル、スイカA、およびスイカDが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第2リールR2あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ2に属するベル、スイカB、およびスイカCが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカBあるいはスイカCが入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ2に属するベル、スイカB、およびスイカCが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第2リールR2あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ3に属するベル、スイカE、およびスイカHが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカEあるいはスイカHが入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ3に属するベル、スイカE、およびスイカHが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第2リールR2あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ4に属するベル、スイカF、およびスイカGが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカFあるいはスイカGが入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ4に属するベル、スイカF、およびスイカGが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第2リールR2あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ5に属するベル、スイカA、およびスイカFが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカAあるいはスイカFが入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ5に属するベル、スイカA、およびスイカFが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ6に属するベル、スイカB、およびスイカEが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカBあるいはスイカEが入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ6に属するベル、スイカB、およびスイカEが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ7に属するベル、スイカC、およびスイカHが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカCあるいはスイカHが入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ7に属するベル、スイカC、およびスイカHが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ8に属するベル、スイカD、およびスイカGが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカDあるいはスイカGが入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ8に属するベル、スイカD、およびスイカGが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ9に属するベル、スイカA、およびスイカGが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカAあるいはスイカGが入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ9に属するベル、スイカA、およびスイカGが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第2リールR2のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ10に属するベル、スイカB、およびスイカHが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカBあるいはスイカHが入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ10に属するベル、スイカB、およびスイカHが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第2リールR2のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ11に属するベル、スイカC、およびスイカEが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカCあるいはスイカEが入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ11に属するベル、スイカC、およびスイカEが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第2リールR2のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ12に属するベル、スイカD、およびスイカFが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカDあるいはスイカFが入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本実施形態の遊技機では、内部抽選で小役グループ12に属するベル、スイカD、およびスイカFが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第2リールR2のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
このように本実施形態の遊技機では、リール制御手段130が、小役グループ1〜小役グループ12に属する複数種類の小役が重複して当選した遊技において、上述した停止制御テーブルを参照して停止位置を決定することによって、ベルをストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらず入賞させるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる第1停止制御と、ベルの入賞を回避しつつベル以外の2種類の小役(スイカA〜スイカHのうちの2種類)のいずれかをストップボタンB1〜B3の押下タイミングが当選している小役に応じたタイミングであることに基づいて入賞させるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる第2停止制御とをストップボタンB1〜B3のうち最初に押下されたストップボタンの種類に応じて切り替えている。
ここで本実施形態の遊技機では、図6に示すように、ベルおよびスイカA〜スイカHの配当がいずれも9枚であることによって、第1リールR1〜第3リールR3のうち少なくとも1つのリールについては、必ずロジック演算において最も優先度の高い停止位置の候補が複数存在するようになっている。すなわち小役グループ1〜小役グループ12に属する複数種類の小役が重複して当選した遊技では、必ず上述した停止制御テーブルを参照して停止位置が決定されるリールが存在する。すなわち本実施形態の遊技機では、小役グループ1〜小役グループ12に属する複数種類の小役が重複して当選した遊技では、ベルおよびベル以外の小役(スイカA〜スイカHのうちの2種類)の配当が等しいことに基づいて、停止制御テーブルを参照して停止位置を決定する処理が行われることによって第1停止制御と第2停止制御とをストップボタンB1〜B3のうち最初に押下されたストップボタンの種類に応じて切り替えることができるようになっている。このようにすれば、ベルが入賞した場合とスイカA〜スイカHが入賞した場合とにおいて遊技者が得られるメダルの枚数に差を設けることなく、ストップボタンの押下順序に応じて役の入賞難易度を変化させる遊技仕様を実現することができる。
また本実施形態の遊技機では、リール制御手段130が、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ12に属する複数種類の小役が重複して当選した遊技におけるストップボタンB1〜B3の押下操作の態様が、内部抽選で当選した小役グループに属する複数種類の小役をいずれも入賞させることができない態様である場合に、特殊図柄組合せとして、「BL・WMA・WMA」の図柄組合せ、「BL・WMA・WMB」の図柄組合せ、「BL・WMB・WMA」の図柄組合せ、「BL・WMB・WMB」の図柄組合せ、「WMA・BL・WMA」の図柄組合せ、「WMA・BL・WMB」の図柄組合せ、「WMB・BL・WMA」の図柄組合せ、「WMB・BL・WMB」の図柄組合せ、「WMA・WMA・BL」の図柄組合せ、「WMA・WMB・BL」の図柄組合せ、「WMB・WMA・BL」の図柄組合せ、「WMB・WMB・BL」の図柄組合せのいずれかが有効ライン上に表示されるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる制御を行っている。すなわちリール制御手段130は、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ12に属する複数種類の小役が当選した遊技におけるストップボタンB1〜B3の押下操作の態様が、複数種類の小役のいずれかを入賞させることができる態様である場合には、上記の特殊図柄組合せが有効ライン上に表示されることを回避しつつ、内部抽選で当選した小役グループに属する複数種類の小役のいずれかの入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる制御を行う。
入賞判定手段140は、第1リールR1〜第3リールR3の停止態様に基づいて、役が入賞したか否かを判定する処理を行う。具体的には、記憶手段190の入賞判定テーブル記憶手段1914に記憶されている入賞判定テーブルを参照しながら、第1リールR1〜第3リールR3の全てが停止した時点で有効ラインL1〜L4上に表示されている図柄組合せが、予め定められた役の入賞の形態であるか否かを判定する。
本実施形態では、図5に示すように、リールユニット310を構成する第1リールR1〜第3リールR3の外周面に対して、赤7図柄「赤7」、黒7図柄「黒7」、白7図柄「白7」、ベル図柄「BL」、スイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、チェリー図柄「CH」、リプレイ図柄「RP」、ダミー図柄「DUM」が配列されている。そして、各リールが停止した状態における有効ラインL1〜L4に表示された図柄組合せによって、図6に示すように、ビッグボーナス(BB)、リプレイA〜リプレイD、チェリー、ベル、スイカA〜スイカHの入賞の有無が判定できるように入賞判定テーブルが用意されている。なお本実施形態の遊技機では、ベルの入賞形態を示す図柄組合せは、スイカ図柄A「WMA」およびスイカ図柄B「WMB」のいずれとも異なるベル図柄「BL」によって構成され、スイカA〜スイカHの入賞形態を示す図柄組合せは、第1リールR1〜第3リールR3のそれぞれに配列されているスイカ図柄A「WMA」およびスイカ図柄B「WMB」のうち1種類または2種類のスイカ図柄から構成されているとともに、スイカA〜スイカHの入賞形態を示す図柄組合せにおいては、第1リールR1〜第3リールR3のうち少なくとも1つのリールに関する表示図柄が異なっている。
そして本実施形態では、図6に示すように、有効ライン上に「赤7・赤7・赤7」の図柄組合せが表示された場合に、ビッグボーナス(BB)が入賞したと判定され、有効ライン上に「RP・RP・RP」の図柄組合せが表示された場合に、リプレイAが入賞したと判定され、有効ライン上に「赤7・RP・RP」の図柄組合せが表示された場合に、リプレイBが入賞したと判定され、有効ライン上に「黒7・RP・RP」の図柄組合せが表示された場合に、リプレイCが入賞したと判定され、有効ライン上に「白7・RP・RP」の図柄組合せが表示された場合に、リプレイDが入賞したと判定され、有効ライン上に「CH・CH・CH」の図柄組合せが表示された場合に、チェリーが入賞したと判定され、有効ライン上に「BL・BL・BL」の図柄組合せが表示された場合に、ベルが入賞したと判定され、有効ライン上に「WMA・WMA・WMA」の図柄組合せが表示された場合に、スイカAが入賞したと判定され、有効ライン上に「WMA・WMA・WMB」の図柄組合せが表示された場合に、スイカBが入賞したと判定され、有効ライン上に「WMA・WMB・WMA」の図柄組合せが表示された場合に、スイカCが入賞したと判定され、有効ライン上に「WMA・WMB・WMB」の図柄組合せが表示された場合に、スイカDが入賞したと判定され、有効ライン上に「WMB・WMA・WMA」の図柄組合せが表示された場合に、スイカEが入賞したと判定され、有効ライン上に「WMB・WMA・WMB」の図柄組合せが表示された場合に、スイカFが入賞したと判定され、有効ライン上に「WMB・WMB・WMA」の図柄組合せが表示された場合に、スイカGが入賞したと判定され、有効ライン上に「WMB・WMB・WMB」の図柄組合せが表示された場合に、スイカHが入賞したと判定される。
そして本実施形態の遊技機では、入賞判定手段140の判定結果に基づいて、入賞時処理が実行される。入賞時処理としては、例えば、小役(チェリー、ベル、スイカA〜スイカH)が入賞した場合には払出制御手段150によってメダルの払出制御処理が行われ、リプレイ(リプレイA〜リプレイD)が入賞した場合にはリプレイ処理手段160によってリプレイ処理が行われ、ビッグボーナス(BB)が入賞した場合には遊技状態移行制御手段170によって遊技状態を移行させる遊技状態移行制御処理が行われる。
払出制御手段150は、遊技結果に応じたメダルの払い出しに関する払出制御処理を行う。具体的には、小役が入賞した場合に、役毎に予め定められている配当に基づいて遊技におけるメダルの払出数を決定し、決定された払出数に相当するメダルを、ホッパーユニット320(払出装置)に払い出させる制御を行う。なお本実施形態の遊技機では、1回の遊技におけるメダルの払出数に上限が設けられており、具体的には、9枚がメダルの払出数の上限とされている。
ホッパーユニット320は、払出制御手段150によって指示された払出数のメダルを払い出す動作を行う。ホッパーユニット320には、メダルを1枚払い出す毎に作動する払出メダル検出スイッチ325が備えられており、払出制御手段150は、払出メダル検出スイッチ325からの入力信号に基づいてホッパーユニット320から実際に払い出されたメダルの数を管理することができるように構成されている。
なおメダルのクレジット(内部貯留)が許可されている場合には、ホッパーユニット320によって実際にメダルの払い出しを行う代わりに、記憶手段190のクレジット記憶領域(図示省略)に記憶されているクレジット数(クレジットされたメダルの数)に対して払出数を加算するクレジット加算処理を行って仮想的にメダルを払い出す処理を行う。また遊技の結果、リプレイ(リプレイA〜リプレイD)あるいはビッグボーナス(BB)が入賞した場合には、図6に示すように、リプレイ(リプレイA〜リプレイD)およびビッグボーナス(BB)に対して配当が設定されていないため、ホッパーユニット320からのメダルの払い出しは行われないが、形式的に0枚のメダルを払い出したとする処理(0枚処理)が行われる。
リプレイ処理手段160は、リプレイ(リプレイA〜リプレイD)が入賞した場合に、次回の遊技に関して遊技者の所有するメダルの投入を要さずに前回の遊技と同じ準備状態に設定するリプレイ処理(再遊技処理)を行う。すなわち本実施形態の遊技機では、リプレイ(リプレイA〜リプレイD)が入賞した場合には、前回の遊技と同じ枚数分のメダルを遊技者の手持ちのメダル(クレジットメダルを含む)を使わずに自動的に投入する自動投入処理が行われ、前回の遊技と同じ有効ラインを有効化した状態で次回の遊技の開始操作(遊技者によるスタートレバーSLの押下操作)を待機する。
遊技状態移行制御手段170は、所定の移行条件の成立に基づいて、通常状態、ボーナス成立状態、およびボーナス状態の間で遊技状態を移行させる遊技状態移行制御処理を行う。遊技状態の移行条件は、1の条件が定められていてもよいし、複数の条件が定められていてもよい。複数の条件が定められている場合には、複数の予め定められた条件のうち1の条件が成立したこと、あるいは複数の予め定められた条件の全てが成立したことに基づいて、遊技状態を別の遊技状態へ移行させることができる。
通常状態は、複数種類の遊技状態の中で初期状態に相当する遊技状態で、通常状態からはボーナス成立状態への移行が可能となっている。また通常状態では、図3に示す内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルDのうち、ビッグボーナス(BB)が抽選対象として設定されている内部抽選テーブルAまたは内部抽選テーブルBを参照した内部抽選が行われる。
そして本実施形態の遊技機では、リプレイ(リプレイA〜リプレイD)の抽選状態に応じて通常状態での内部抽選で参照される内部抽選テーブルが選択される。具体的には、通常状態においてリプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態あるいは第2リプレイ低確率状態である場合には、内部抽選テーブルAを参照して内部抽選が行われ、通常状態においてリプレイの抽選状態がリプレイ高確率状態である場合には、内部抽選テーブルAよりもリプレイの当選確率(リプレイA〜リプレイDのうち少なくとも1種類のリプレイが当選する確率)が高い内部抽選テーブルBを参照して内部抽選が行われる。
ボーナス成立状態は、内部抽選でビッグボーナス(BB)に当選したことを契機として移行する遊技状態である。ボーナス成立状態では、リプレイの抽選状態が第3リプレイ低確率状態に設定され、図3に示す内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルDのうち、小役の当選確率が通常状態と同一に設定され、ビッグボーナス(BB)が抽選対象から除外された内部抽選テーブルCを参照した内部抽選が行われる。
またボーナス成立状態では、ビッグボーナス(BB)が入賞するまでビッグボーナス(BB)に対応する抽選フラグが当選状態に維持され、ビッグボーナス(BB)の入賞形態を示す図柄組合せ「赤7・赤7・赤7」が有効ライン上に表示されると、遊技状態移行制御手段170は、遊技状態をボーナス成立状態からボーナス状態へ移行させる制御を行う。
ボーナス状態は、ボーナス成立状態においてビッグボーナス(BB)の入賞形態を示す図柄組合せ「赤7・赤7・赤7」が有効ライン上に表示されたことを契機として移行する遊技状態である。ボーナス状態では、リプレイの抽選状態がリプレイ無抽選状態に設定され、図3に示す内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルDのうち、ビッグボーナス(BB)およびリプレイ(リプレイA〜リプレイD)が内部抽選の対象から除外され、小役の当選確率が内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルCよりも高く設定された内部抽選テーブルDを参照した内部抽選が行われる。すなわちボーナス状態では、他の遊技状態よりも小役が頻繁に当選するようになっている点で、通常状態やボーナス成立状態よりも遊技者に有利な遊技状態となっている。
またボーナス状態では、ボーナス遊技によって払い出されたメダルの合計数により終了条件が成立したか否かを判断し、予め定められた払出上限数(例えば、300枚)を超えるメダルが払い出されると、遊技状態移行制御手段170は、ボーナス状態を終了させて、遊技状態を通常状態へ復帰させる制御を行う。
リプレイ確率変動手段175は、所定条件下で内部抽選におけるリプレイの当選確率(リプレイA〜リプレイDのうち少なくとも1種類のリプレイが当選する確率)を変動させる制御を行う。本実施形態の遊技機では、リプレイの抽選状態として、リプレイが内部抽選の対象から除外されるリプレイ無抽選状態、リプレイの当選確率が約1/7.3に設定される第1リプレイ低確率状態、第2リプレイ低確率状態、および第3リプレイ低確率状態、ならびにリプレイの当選確率が約1/1.5に設定されるリプレイ高確率状態という複数種類の抽選状態を設定可能とされており、リプレイ確率変動手段175は、図7に示すように、リプレイの抽選状態を変化させることにより、内部抽選におけるリプレイの当選確率を変動させる。
具体的に説明すると、リプレイ確率変動手段175は、初期状態としてリプレイの抽選状態を第1リプレイ低確率状態に設定し、リプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態である場合において、有効ライン上に特殊図柄組合せが表示されたことに基づいて、リプレイの抽選状態をリプレイ高確率状態に設定する。
またリプレイ確率変動手段175は、リプレイの抽選状態がリプレイ高確率状態である場合に、有効ライン上にリプレイB〜リプレイDのいずれかの入賞形態を示す図柄組合せが表示されると、リプレイB〜リプレイDのいずれかが入賞することに伴って、リプレイの抽選状態を第2リプレイ低確率状態に設定する。
またリプレイ確率変動手段175は、リプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態、第2リプレイ低確率状態、あるいはリプレイ高確率状態である場合に、内部抽選でビッグボーナス(BB)が当選すると、リプレイの抽選状態を第3リプレイ低確率状態に設定する。
またリプレイ確率変動手段175は、リプレイの抽選状態がリプレイ高確率状態である場合にリプレイB〜リプレイDのいずれかが入賞したことに伴ってリプレイの抽選状態が第2リプレイ低確率状態に設定されることを契機として、記憶手段190のRT終了判定カウンタ1915に所定回数分の遊技回数(例えば、500回:規定遊技回数)に相当する値(例えば、500)を書き込み、第2リプレイ低確率状態での遊技が行われる毎にRT終了判定カウンタ1915の記憶値から1回分の遊技回数に相当する値(例えば、1)を減算するデクリメント更新を行う。そしてRT終了判定カウンタ1915の記憶値が初期値(例えば、0)に達すると、リプレイの抽選状態を第1リプレイ低確率状態に復帰させる。ただし、リプレイの抽選状態が第2リプレイ低確率状態である場合に、内部抽選でビッグボーナス(BB)が当選すると、リプレイ確率変動手段175は、リプレイの抽選状態が第3リプレイ低確率状態に設定されることに伴って、RT終了判定カウンタ1915のデクリメント更新を中止し、ビッグボーナス(BB)の入賞によってリプレイの抽選状態がリプレイ無抽選状態に設定されることに伴って、RT終了判定カウンタ1915の記憶値を初期値(例えば、0)にリセットする。なおリプレイの抽選状態が第2リプレイ低確率状態である場合に、内部抽選でビッグボーナス(BB)が当選すると、リプレイの抽選状態が第3リプレイ低確率状態に設定されることに伴って、即座にRT終了判定カウンタ1915の記憶値を初期値(例えば、0)にリセットするようにしてもよい。
またリプレイ確率変動手段175は、リプレイの抽選状態が第3リプレイ低確率状態である場合に、ビッグボーナス(BB)が入賞すると、リプレイの抽選状態をリプレイ無抽選状態に設定し、ボーナス状態の終了を契機として、リプレイの抽選状態を第1リプレイ低確率状態に復帰させる。
演出制御手段180は、演出データ記憶手段1921に記憶されている演出データに基づいて、表示装置330(演出装置の一例)を用いて行う表示演出や音響装置340(演出装置の一例)を用いて行う音響演出に関する制御を行う。例えば、メダルの投入やベットボタンB0、スタートレバーSL、ストップボタンB1〜B3に対する操作、遊技状態の変動などの遊技イベントの発生に応じてランプやLEDを点灯あるいは点滅させたり、液晶ディスプレイLCDの表示内容を変化させたり、スピーカから音を出力させたりすることにより、遊技を盛り上げたり、遊技を補助するための演出の実行制御を行う。
特に本実施形態の遊技機では、演出制御手段180が、複数種類の演出状態の間で演出状態を変化させており、所定条件下で演出用フラグ記憶手段1922にATフラグを設定することにより演出状態をアシストタイム状態(AT状態:特別演出状態)に設定し、予め定められたAT状態の終了条件の成立に伴いATフラグをクリアすることによってAT状態を終了させる制御を行う。
具体的に説明すると、演出制御手段180は、内部抽選でビッグボーナス(BB)が当選したことを契機としてAT抽選(所定の演出抽選)を行う。AT抽選では、0〜32767までの32768個の乱数値のいずれかを取得して、取得した乱数値を演出抽選テーブル記憶手段1923に記憶されているAT抽選テーブルと比較して、比較結果に応じてAT抽選に当選したか否かを判定する。演出抽選テーブル記憶手段1923に記憶されているAT抽選テーブルでは、0〜32767までの32768個の乱数値のそれぞれに対して、当選あるいはハズレのいずれかが対応付けられており、AT抽選で取得した乱数値がAT抽選テーブルにおいて当選に対応付けられている場合に、AT抽選に当選したと判定される。なおAT抽選は、ビッグボーナス(BB)の当選時からリプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態での遊技において特殊図柄組合せが有効ライン上に表示された時までの間に行えばよい。特にリプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態での遊技において特殊図柄組合せが有効ライン上に表示された時に限ってAT抽選を行うようにすれば、後述するAT予約フラグの設定処理を省略して、特殊図柄組合せが有効ライン上に表示されたことに基づいて演出用フラグ記憶手段1922にATフラグを設定することができる。
また演出制御手段180は、AT抽選に当選すると、演出用フラグ記憶手段1922にAT予約フラグを設定し、リプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態からリプレイ高確率状態に変動する際に、演出用フラグ記憶手段1922にAT予約フラグが設定されているか否かを判定し、AT予約フラグが設定されている場合には、AT予約フラグをクリアするとともに、演出用フラグ記憶手段1922にATフラグを設定して、演出状態をAT状態に設定する。
また演出制御手段180は、ATフラグを設定する際に所定回数(例えば、200回)の遊技に相当する値(例えば、200)をAT終了判定カウンタ1924に書き込む処理を行う。AT状態では、遊技毎にスタートレバーSLが押下されると、AT終了判定カウンタ1924の値から1回分の遊技に相当する値(例えば、1)を減算するデクリメント更新が行われ、AT終了判定カウンタ1924の値が初期値(例えば、0)に達すると、演出制御手段180は、AT状態の終了条件が成立したものと判断して、ATフラグをクリアすることによりAT状態を終了させる。なお、ビッグボーナス(BB)の当選によってリプレイの抽選状態がリプレイ高確率状態から第3リプレイ低確率状態に変動する場合や、リプレイB〜リプレイDのいずれかの入賞によってリプレイの抽選状態がリプレイ高確率状態から第2リプレイ低確率状態に変動する場合にも、AT状態の終了条件が成立したと判断して、ATフラグをクリアすることによってAT状態を終了させてもよい。この場合には、AT終了判定カウンタ1924の値が初期値に達することなくAT状態が終了することになるが、AT終了判定カウンタ1924の値を初期値にリセットしてもよいし、AT終了判定カウンタ1924の値を次回のAT状態の開始時まで保持するようにしてもよい。
また演出制御手段180は、演出状態がAT状態に設定されている場合に複数種類の役のうち予め定められた役が当選した遊技で当選役の入賞あるいは入賞回避を補助する特別演出(第1特別演出、第2特別演出)を表示装置330や音響装置340に実行させる制御を行う。
具体的に説明すると、演出制御手段180は、演出状態がAT状態に設定されている遊技における内部抽選で小役グループ1〜小役グループ12のいずれかが当選すると、当選した小役グループに属する複数種類の小役のうち、ベルを入賞させることができるストップボタンの押下順序を報知する第1特別演出を表示装置330や音響装置340に実行させる制御を行う。第1特別演出としては、種々の演出を採用することができ、例えば、ベルを入賞させるために最初に押下すべきストップボタンの種類を報知する演出画像を液晶ディスプレイLCDに表示させたり、ベルを入賞させるために最初に押下すべきストップボタンの種類を報知するランプを点灯させたり、ベルを入賞させるために最初に押下すべきストップボタンの種類を報知する音声をスピーカから出力させたりすることができる。このように本実施の形態では、演出状態がAT状態に設定されていると、ベルの入賞が補助されることによって、演出状態がAT状態に設定されていない場合に比べてベルの入賞率を上昇させることができるようになっている。
また演出制御手段180は、演出状態がAT状態に設定されている遊技における内部抽選でリプレイAおよびリプレイB、リプレイAおよびリプレイC、あるいはリプレイAおよびリプレイDが当選すると、リプレイの当選態様を報知する第2特別演出を表示装置330や音響装置340に実行させる制御を行う。第2特別演出としては、種々の演出を採用することができ、例えば、リプレイの当選態様を報知する演出画像を液晶ディスプレイLCDに表示させたり、リプレイの当選態様を報知するランプを点灯させたり、リプレイの当選態様を報知する音声をスピーカから出力させたりすることができる。
例えば、リプレイAとリプレイBとが重複して当選している場合には、赤7図柄「赤7」を模した画像を液晶ディスプレイLCDに表示させて、リプレイAとともにリプレイBが当選していることを報知することができる。この場合に、遊技者が、白7図柄「白7」が表示窓DWに表示されているタイミングでストップボタンB1を押下すれば、赤7図柄「赤7」を有効ライン上の表示位置に引き込むことができないため、リプレイBの入賞を確実に回避することができる。なお、リプレイAとリプレイBとが重複して当選した場合に、リプレイBの入賞回避を補助するために、第1リールR1に関して白7図柄「白7」を狙ってストップボタンB1を押下すべきことを報知するようにしてもよい。
また例えば、リプレイAとリプレイCとが重複して当選している場合には、黒7図柄「黒7」を模した画像を液晶ディスプレイLCDに表示させて、リプレイAとともにリプレイCが当選していることを報知することができる。この場合に、遊技者が、赤7図柄「赤7」が表示窓DWに表示されているタイミングでストップボタンB1を押下すれば、黒7図柄「黒7」を有効ライン上の表示位置に引き込むことができないため、リプレイCの入賞を確実に回避することができる。なお、リプレイAとリプレイCとが重複して当選した場合に、リプレイCの入賞回避を補助するために、第1リールR1に関して赤7図柄「赤7」を狙ってストップボタンB1を押下すべきことを報知するようにしてもよい。
また例えば、リプレイAとリプレイDとが重複して当選している場合には、白7図柄「白7」を模した画像を液晶ディスプレイLCDに表示させて、リプレイAとともにリプレイDが当選していることを報知することができる。この場合に、遊技者が、黒7図柄「黒7」が表示窓DWに表示されているタイミングでストップボタンB1を押下すれば、白7図柄「白7」を有効ライン上の表示位置に引き込むことができないため、リプレイDの入賞を確実に回避することができる。なお、リプレイAとリプレイDとが重複して当選した場合に、リプレイDの入賞回避を補助するために、第1リールR1に関して黒7図柄「黒7」を狙ってストップボタンB1を押下すべきことを報知するようにしてもよい。
このように本実施の形態では、リプレイの抽選状態がリプレイ高確率状態である場合に、演出状態がAT状態に設定されていると、リプレイの当選態様が報知されたことを利用して遊技者がリプレイB〜リプレイDの入賞を回避することによって、リプレイの抽選状態が第2リプレイ低確率状態に転落することを防ぐことができるようになっている。なお演出状態がAT状態に設定されていても、リプレイの抽選状態が既に第2リプレイ低確率状態に転落している場合には、第2特別演出を実行しないようにしてもよい。
なお本実施形態の機能ブロック構成は、コンピュータシステム(ゲームシステムを含む)に関しても適用することができる。これらのシステムでは、本実施形態の遊技制御手段100としてコンピュータを機能させるプログラムを、CD、DVD等の情報記憶媒体あるいはインターネット上のWebサーバからネットワークを介してダウンロードすることによって、その機能を実現することができる。また上記コンピュータシステムでは、メダル投入スイッチ210、ベットスイッチ220、スタートスイッチ230、ストップスイッチ240等は、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、あるいはコントローラなどの操作手段に対してそれらの機能を仮想的に割り当てることにより実現することができる。また上記コンピュータシステムでは、リールユニット310、ホッパーユニット320などは必須の構成要件ではなく、これらの装置ユニットは、ディスプレイ(表示装置330)に表示出力される画像の制御によってそれらの機能を仮想的に実現することができる。
2.本実施形態の制御手法
以下では、図8〜図12を参照しながら、本実施形態の遊技機において採用されている各種の制御手法を具体的に説明する。
図8は、本実施形態の遊技機における遊技毎の制御処理を示すフローチャートである。
まず遊技を行うために必要なメダルの投入を受け付ける投入受付処理が行われる(ステップS100)。投入受付処理では、遊技者がメダル投入口MIにメダルを投入することにより投入されたメダルを投入状態に設定し、遊技者がベットボタンB0を押下してベットスイッチ220が作動することにより予め遊技機内にクレジットされたメダルを投入状態に設定する。また、前回の遊技でリプレイが入賞した場合には、遊技者の手持ちのメダルを要さずに、遊技機側で自動的に前回の遊技と同じ投入数のメダルを投入状態に設定する。そして遊技開始条件として設定されている規定投入数(例えば、3枚)のメダルの投入が完了すると(ステップS101でY)、スタートレバーSLの押下操作を待機する(ステップS102)。
そして遊技者がスタートレバーSLを押下してスタートスイッチ230が作動すると(ステップS102でY)、内部抽選が行われるとともに(ステップS103)、第1リールR1〜第3リールR3を駆動するステップモータへ駆動パルスの供給が開始されて各リールの回転駆動が開始される(ステップS104)。内部抽選では、スタートスイッチ230の作動に伴って取得した乱数値を、遊技状態に応じて選択される抽選テーブルと比較することによって役の当否を決定し、当選した役(当選役)のフラグを内部当選状態に設定する。
特に本実施の形態では、通常状態およびボーナス成立状態における内部抽選の抽選対象として小役グループ1〜小役グループ12が設定されており、内部抽選で取得された乱数値が内部抽選テーブルにおいて小役グループに対応付けられている場合、小役グループに応じた3種類の小役が重複して当選するようになっている。
そして各リールの回転速度が所定速度に達すると(ステップS105でY)、ストップボタンB1〜B3に対する操作が有効化され(ステップS106)、ストップボタンの押下操作に応答して回転中のリールを停止させるリール停止制御を行う(ステップS107)。特に本実施の形態では、図9に示すフローチャートに従ってリール停止制御が行われる。
まず遊技者がストップボタンを押下すると(ステップS200でY)、押下されたストップボタンに対する操作を無効化してから(ステップS201)、押下されたストップボタンに対応する回転中のリールの停止位置を決定する処理を行っていく(ステップS202〜ステップS205)。
具体的には、はじめにロジック演算によりストップボタンの押下時点における回転中のリールの位置を示す押下検出位置から0コマ〜4コマの範囲にある計5コマ分の停止位置の候補のそれぞれについて優先度を求める。かかるロジック演算では、有効ライン上の表示位置に当選役に対応する図柄が表示される停止位置の候補が、有効ライン上の表示位置に当選役に対応する図柄が表示されない停止位置の候補よりも優先度が高くなるように停止位置の候補のそれぞれについての優先度を求める。またロジック演算では、内部抽選で複数種類の役が当選している場合、役毎に定められた優先順位に従って、有効ライン上の表示位置に優先度の高い当選役に対応する図柄が表示される停止位置の候補が、有効ライン上の表示位置に優先度の低い当選役に対応する図柄が表示される停止位置の候補よりも優先度が高くなるように停止位置の候補のそれぞれについての優先度を求める。
なお小役が当選した遊技における各停止位置の候補の優先度については、遊技におけるメダルの払出数に応じて変動するようになっており、遊技におけるメダルの払出数が多くなるほど優先度が高くなるように各停止位置の候補の優先度を求める。また本実施の形態では、遊技におけるメダルの払出数の上限が9枚と定められているため、入賞の可能性がある小役が全て入賞すると仮定した場合におけるメダルの払出数が9枚以上となるような停止位置の候補については、遊技におけるメダルの払出数が9枚になるものとして優先度を求める。
そしてロジック演算を行った結果、最も優先度の高い停止位置の候補が1つであった場合には(ステップS203でY)、ロジック演算により求められた最も優先度の高い停止位置の候補を回転中のリールの停止位置として決定する(ステップS204)。
一方、ロジック演算を行った結果、最も優先度の高い停止位置の候補が複数であった場合には(ステップS203でN)、停止制御テーブルを参照して停止位置を決定する(ステップS205)。
そしてロジック演算あるいは停止制御テーブルを参照することによって停止位置が決定されると、押下されたストップボタンに対応した回転中のリールを回転駆動しているステップモータへの駆動パルスの供給を停止させることによりリールを停止させる(ステップ206)。
そして、全てのリールが停止すると(ステップS207でY)、各リールの停止状態に基づいて入賞判定処理が行われる(ステップS108)。本実施形態では、有効ライン上に役の入賞形態を示す図柄組合せが表示されたか否かに基づいて、役の入賞の有無を判定する。そして入賞判定の結果、役が入賞した場合には(ステップS108でY)、入賞役に応じた入賞時処理を行って一連の処理を終了する(ステップS109)。
ここで本実施の形態では、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ12に属する複数種類の小役が重複して当選した場合に、ベルをストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらず入賞させるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる第1停止制御と、ベルの入賞を回避しつつベル以外の2種類の小役(スイカA〜スイカHのうちの2種類)のいずれかをストップボタンB1〜B3の押下タイミングが当選している小役に応じたタイミングであることに基づいて入賞させるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる第2停止制御とをストップボタンB1〜B3のうち最初に押下されたストップボタンの種類に応じて切り替えており、第2停止制御が行われる場合には、第1リールR1〜第3リールR3のうち最初に停止するリールを、ベル図柄「BL」がいずれの有効ライン上の表示位置にも表示されずにスイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」のいずれかが1の有効ライン上のみの表示位置に表示される特定停止位置で停止させる手法を採用している。
例えば、内部抽選で小役グループ5〜小役グループ12のいずれかに属する3種類の小役が重複して当選した場合、これらの小役グループに属する3種類の小役には、必ずベルが含まれており、第1リールR1の外周面にはベルの入賞形態を構成するベル図柄「BL」が4コマ以内の間隔で配列されている。このため、内部抽選で小役グループ5〜小役グループ12のいずれかに属する3種類の小役が重複して当選した場合に、ストップボタンB1が最初に押下されると、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、ベル図柄「BL」を第1リールR1の有効ライン上の表示位置である上段、中段、および下段のそれぞれに表示させる停止位置の候補が存在する。また本実施の形態では第1リールR1の外周面には、スイカ図柄A「WMA」同士の間隔、およびスイカ図柄B「WMB」同士の間隔がそれぞれ4コマ以内であって、スイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」との間隔が4コマとなるようにスイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」とが配列されているため、ストップボタンB1の押下タイミングによっては、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」が表示されるが、ベル図柄「BL」は有効ライン上の表示位置に表示されない停止位置の候補や、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」とベル図柄「BL」とがともに表示される停止位置の候補が存在する場合がある。
ここで本実施の形態では、1回の遊技におけるメダルの払出数に上限を定めており、各停止位置の候補について入賞の可能性がある全ての小役が入賞したと仮定した場合におけるメダルの払出数が9枚以上となる場合であっても、遊技におけるメダルの払出数は9枚になるものとしてロジック演算を行うようにしている。
従って、内部抽選で小役グループ5〜小役グループ12のいずれかに属する3種類の小役が重複して当選した遊技においてストップボタンB1が最初に押下された場合、ベル図柄「BL」を有効ライン上の表示位置に表示させる停止位置の候補は必ず3つ以上存在し、少なくとも3つの停止位置の候補について最も高い優先度が付与され、さらに有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」が表示されるが、ベル図柄「BL」は有効ライン上の表示位置に表示されない停止位置の候補や、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」とベル図柄「BL」とがともに表示される停止位置の候補が存在していた場合であっても、これらの停止位置の候補についての優先度は同一となるようにロジック演算が行われる。このように内部抽選で小役グループ5〜小役グループ12のいずれかに属する3種類の小役が重複して当選した場合にストップボタンB1が最初に押下されると、最も優先度の高い停止位置の候補が複数存在するようにロジック演算が行われ、第1リールR1の停止位置は停止制御テーブルを参照することにより決定される。
そして本実施の形態では、小役グループ5〜小役グループ12のいずれかに属する3種類の小役が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1が最初に押下されると、スイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」が中段あるいは下段に表示され、かつベル図柄「BL」が有効ライン上に表示されない特定停止位置で第1リールR1が停止するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。例えば、図10(A)に示すように、3番のスイカ図柄A「WMA」が上段に位置し、4番の赤7図柄「赤7」が中段に位置し、5番のベル図柄「BL」が下段に位置するタイミングでストップボタンB1が押下されたとすると、図10(B)に示すように、3番のスイカ図柄A「WMA」が中段に表示されるように第1リールR1を停止させる。このようにすれば、第1リールR1が停止した状態では、スイカ図柄A「WMA」が中段に表示されることによって小役グループ5〜小役グループ12に属するスイカA、スイカB、スイカC、あるいはスイカDのいずれかを入賞させることができる有効ラインを有効ラインL3のみに絞り込むとともに、ベル図柄「BL」がいずれの有効ライン上の表示位置にも表示されないことによってベルの入賞を確実に回避することができる。
また例えば、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ4あるいは小役グループ9〜小役グループ12のいずれかに属する3種類の小役が重複して当選した場合、これらの小役グループに属する3種類の小役には、必ずベルが含まれており、第2リールR2の外周面にはベルの入賞形態を構成するベル図柄「BL」が4コマ以内の間隔で配列されている。このため、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ4あるいは小役グループ9〜小役グループ12のいずれかに属する3種類の小役が重複して当選した場合に、ストップボタンB2が最初に押下されると、ストップボタンB2の押下タイミングに関わらずに、ベル図柄「BL」を第2リールR2の有効ライン上の表示位置である上段および中段のそれぞれに表示させる停止位置の候補が存在する。また本実施の形態では第2リールR2の外周面には、スイカ図柄A「WMA」同士の間隔、およびスイカ図柄B「WMB」同士の間隔がそれぞれ4コマ以内であって、スイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」との間隔が4コマとなるようにスイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」とが配列されているため、ストップボタンB2の押下タイミングによっては、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」が表示されるが、ベル図柄「BL」は有効ライン上の表示位置に表示されない停止位置の候補や、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」とベル図柄「BL」とがともに表示される停止位置の候補が存在する場合がある。
そして本実施の形態では、前述したように各停止位置の候補について入賞の可能性がある全ての小役が入賞したと仮定した場合におけるメダルの払出数が9枚以上となる場合であっても、遊技におけるメダルの払出数は9枚になるものとしてロジック演算を行うようにしているため、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ4あるいは小役グループ9〜小役グループ12のいずれかに属する3種類の小役が重複して当選した遊技においてストップボタンB2が最初に押下された場合、ベル図柄「BL」を有効ライン上の表示位置に表示させる停止位置の候補は必ず2つ以上存在し、少なくとも2つの停止位置の候補について最も高い優先度が付与され、さらに有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」が表示されるが、ベル図柄「BL」は有効ライン上の表示位置に表示されない停止位置の候補や、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」とベル図柄「BL」とがともに表示される停止位置の候補が存在していた場合であっても、これらの停止位置の候補についての優先度は同一となるようにロジック演算が行われる。このように内部抽選で小役グループ1〜小役グループ4あるいは小役グループ9〜小役グループ12のいずれかに属する3種類の小役が重複して当選した場合にストップボタンB2が最初に押下されると、最も優先度の高い停止位置の候補が複数存在するようにロジック演算が行われ、第2リールR2の停止位置は停止制御テーブルを参照することにより決定される。
そして本実施の形態では、小役グループ1〜小役グループ4あるいは小役グループ9〜小役グループ12のいずれかに属する3種類の小役が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB2が最初に押下されると、スイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」が上段に表示され、かつベル図柄「BL」が有効ライン上に表示されない特定停止位置で第2リールR2が停止するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。例えば、図11(A)に示すように、9番のベル図柄「BL」が上段に位置し、10番のスイカ図柄B「WMB」が中段に位置し、11番のリプレイ図柄「RP」が下段に位置するタイミングでストップボタンB2が押下されたとすると、図11(B)に示すように、7番のスイカ図柄B「WMB」が上段に表示されるように第2リールR2を停止させる。ここで図11(B)に示す例では、下段にベル図柄「BL」が表示されるが、第2リールR2における下段はいずれの有効ライン上の表示位置ともなっていない。すなわち、第2リールR2が停止した状態では、スイカ図柄B「WMB」が上段に表示されることによって小役グループ1〜小役グループ4あるいは小役グループ9〜小役グループ12に属するスイカC、スイカD、スイカG、あるいはスイカHのいずれかを入賞させることができる有効ラインを有効ラインL2のみに絞り込むとともに、ベル図柄「BL」がいずれの有効ライン上の表示位置にも表示されないことによってベルの入賞を確実に回避することができる。
また例えば、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ8のいずれかに属する3種類の小役が重複して当選した場合、これらの小役グループに属する3種類の小役には、必ずベルが含まれており、第3リールR3の外周面にはベルの入賞形態を構成するベル図柄「BL」が4コマ以内の間隔で配列されている。このため、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ8のいずれかに属する3種類の小役が重複して当選した場合に、ストップボタンB3が最初に押下されると、ストップボタンB3の押下タイミングに関わらずに、ベル図柄「BL」を第3リールR3の有効ライン上の表示位置である上段、中段、および下段のそれぞれに表示させる停止位置の候補が存在する。また本実施の形態では第3リールR3の外周面には、スイカ図柄A「WMA」同士の間隔、およびスイカ図柄B「WMB」同士の間隔がそれぞれ4コマ以内であって、スイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」との間隔が4コマとなるようにスイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」とが配列されているため、ストップボタンB3の押下タイミングによっては、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」が表示されるが、ベル図柄「BL」は有効ライン上の表示位置に表示されない停止位置の候補や、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」とベル図柄「BL」とがともに表示される停止位置の候補が存在する場合がある。
そして本実施の形態では、前述したように各停止位置の候補について入賞の可能性がある全ての小役が入賞したと仮定した場合におけるメダルの払出数が9枚以上となる場合であっても、遊技におけるメダルの払出数は9枚になるものとしてロジック演算を行うようにしているため、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ8のいずれかに属する3種類の小役が重複して当選した遊技においてストップボタンB3が最初に押下された場合、ベル図柄「BL」を有効ライン上の表示位置に表示させる停止位置の候補は必ず3つ以上存在し、少なくとも3つの停止位置の候補について最も高い優先度が付与され、さらに有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」が表示されるが、ベル図柄「BL」は有効ライン上の表示位置に表示されない停止位置の候補や、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」とベル図柄「BL」とがともに表示される停止位置の候補が存在していた場合であっても、これらの停止位置の候補についての優先度は同一となるようにロジック演算が行われる。このように内部抽選で小役グループ1〜小役グループ8のいずれかに属する3種類の小役が重複して当選した場合にストップボタンB3が最初に押下されると、最も優先度の高い停止位置の候補が複数存在するようにロジック演算が行われ、第3リールR3の停止位置は停止制御テーブルを参照することにより決定される。
そして本実施の形態では、小役グループ1〜小役グループ8に属する3種類の小役が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB3が最初に押下されると、スイカ図柄A「WMA」あるいはスイカ図柄B「WMB」が中段あるいは下段に表示され、かつベル図柄「BL」が有効ライン上に表示されない特定停止位置で第3リールR3が停止するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。例えば、図12(A)に示すように、9番のベル図柄「BL」が上段に位置し、10番のリプレイ図柄「RP」が中段に位置し、11番のスイカ図柄B「WMB」が下段に位置するタイミングでストップボタンB3が押下されたとすると、図12(B)に示すように、8番のスイカ図柄B「WMB」が下段に表示されるように第3リールR3を停止させる。このようにすれば、第3リールR3が停止した状態では、スイカ図柄B「WMB」が下段に表示されることによって小役グループ1〜小役グループ8に属するスイカB、スイカD、スイカF、あるいはスイカHのいずれかを入賞させることができる有効ラインを有効ラインL1のみに絞り込むとともに、ベル図柄「BL」がいずれの有効ライン上の表示位置にも表示されないことによってベルの入賞を確実に回避することができる。
以上に述べた本実施形態の制御手法では、小役グループ1〜小役グループ12に属する3種類の小役が重複して当選した場合に、ベルの入賞を許可する第1停止制御とスイカA〜スイカHのいずれかの入賞を許可する第2停止制御とが第1リールR1〜第3リールR3のうち最初に停止するリールの種類に応じて切り替えられ、第1停止制御が行われる場合にはストップボタンの押下タイミングに関わらずベルを入賞させることができるのに対し、第2停止制御が行われる場合にはストップボタンの押下タイミングが適切でなければスイカA〜スイカHを入賞させることができないため、ベルよりもスイカA〜スイカHの方が入賞させにくくなっている。
そして本実施の形態では、第2停止制御を行う場合に、第1リールR1〜第3リールR3のうち最初に停止するリールを特定停止位置で停止させることによって、スイカA〜スイカHを入賞させることができる有効ラインを1つに絞り込むようにしている。このため本実施の形態によれば、スイカ図柄A「WMA」およびスイカ図柄B「WMB」についての実質的な引き込み範囲の拡大を防ぐことができる。また本実施の形態では、第2停止制御が行われる場合に、最初に停止するリールを特定停止位置で停止させることによって、ベルの入賞を確実に回避することができるため、残りの2つのリールに関しては、ベルの入賞を回避する必要が無くなる分だけ、残りの2つのリールを停止させる際の制御に関する自由度を高める効果も期待できる。また本実施の形態では、有効ラインL1〜L4が全て直線状のラインであるため、役の入賞形態を示す図柄組合せが直線状に表示されることによって役の入賞を遊技者に分かりやすくすることができる。
3.変形例
本発明は、上記の実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能であり、以下に変形例を紹介する。なお、上記実施形態や、以下において変形例として説明する各種の手法は、本発明を実現する制御手法として適宜組み合わせて採用することができる。
上記実施形態では、第1役群に属する役および第2役群に属する役が小役である場合について説明をしたが、第1役群に属する役および第2役群に属する役がリプレイであってもよい。
また上記実施形態では、第1役群に属する役が1種類である場合について説明をしたが、第1役群に属する役が2種類以上であってもよい。
また上記実施形態では、図5に示すように、スイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」との間隔が4コマである場合について説明をしたが、スイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」との間隔は、少なくとも1つのリールにおいて5コマ以上であってもよい。
また上記実施形態では有効ライン上に特殊図柄組合せが表示された場合にリプレイの当選確率が上昇するようにリプレイの抽選状態を変動させる場合について説明をしたが、有効ライン上に特殊図柄組合せが表示された場合にリプレイの当選確率が低下するようにリプレイの抽選状態を変動させるようにしてもよい。
また上記実施形態では有効ライン上に特殊図柄組合せが表示された場合に演出状態がAT状態へ移行するように演出状態の移行制御を行う場合について説明をしたが、演出状態がAT状態である場合に有効ライン上に特殊図柄組合せが表示されたことに基づいてAT状態が終了するように演出状態の移行制御を行うようにしてもよい。
また上記実施形態では、図3に示す内部抽選テーブルBのみにおいて、リプレイB〜リプレイDが抽選対象となる場合を例に取り説明をしたが、図3に示す内部抽選テーブルAや内部抽選テーブルCでもリプレイB〜リプレイDを抽選対象とするようにしてもよい。
また上記実施形態では、図7に示すように、内部抽選でビッグボーナス(BB)に当選すると、リプレイの抽選状態を第3リプレイ低確率状態に設定する場合を例に取り説明をしたが、内部抽選でビッグボーナス(BB)に当選した場合に、リプレイの当選確率がリプレイ高確率状態と等しくなるようにリプレイの抽選状態を設定してもよいし、リプレイの当選確率が第1リプレイ低確率状態や第2リプレイ低確率状態よりも高いが、リプレイ高確率状態よりはリプレイの当選確率が低くなるようにリプレイの抽選状態を設定するようにしてもよい。
また上記実施形態では、特定図柄がスイカ図柄A「WMA」およびスイカ図柄B「WMB」の2種類であった場合について説明をしたが、3種類以上の特定図柄を用意してもよい。そして上記実施形態の制御手法は、例えば、図13に示すような図柄配列の場合についても適用することができる。以下では、具体的な構成を挙げて変形例を説明する。なお以下で説明する変形例については、上記実施形態と共通の構成や機能の説明を省略する。
まず本変形例では、図13に示すように、リールユニット310を構成する第1リールR1〜第3リールR3の外周面に対して、赤7図柄「赤7」、白7図柄「白7」、ベル図柄A「BLA」、ベル図柄B「BLB」、スイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、スイカ図柄C「WMC」、チェリー図柄「CH」、リプレイ図柄「RP」、ダミー図柄「DUM」が配列されている。
そして図13に示すように、第1リールR1〜第3リールR3のそれぞれの外周面には、リプレイ図柄「RP」が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらず、リプレイ図柄「RP」を有効ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また図13に示すように、第1リールR1の外周面には、ベル図柄A「BLA」およびベス図柄B「BLB」が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらず、ベル図柄A「BLA」あるいはベル図柄B「BLB」を有効ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また図13に示すように、第2リールR2および第3リールR3のそれぞれの外周面には、ベル図柄A「BLA」が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップボタンB2,B3の押下タイミングに関わらず、ベル図柄A「BLA」を有効ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また図13に示すように、第1リールR1の外周面には、2つのスイカ図柄A「WMA」(特定図柄)と、1つのスイカ図柄B「WMB」(特定図柄)と、2つのスイカ図柄C「WMC」(特定図柄)とが配列されており、スイカ図柄A「WMA」同士の間隔、およびスイカ図柄C「WMC」同士の間隔は、それぞれ4コマ以内となっているとともに、スイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」との間隔、スイカ図柄B「WMB」とスイカ図柄C「WMC」との間隔、およびスイカ図柄C「WMC」とスイカ図柄A「WMA」との間隔は、4コマとなっているため、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらず、スイカ図柄「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」のいずれかを有効ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また図13に示すように、第1リールR1の外周面では、3番のスイカ図柄C「WMC」および16番のスイカ図柄A「WMA」のそれぞれの上側および下側にベル図柄A「BLA」またはベル図柄B「BLB」が1コマの間隔を空けて配列されている。このため、第1リールR1については、3番のスイカ図柄C「WMC」あるいは16番のスイカ図柄A「WMA」が有効ラインL3上の表示位置(中段)に表示され、ベル図柄A「BLA」およびベル図柄B「BLB」がいずれの有効ライン上の表示位置(上段、中段、下段)にも表示されない停止位置である特定停止位置が存在するようになっている。
また図13に示すように、第1リールR1の外周面では、0番のスイカ図柄C「WMC」8番のスイカ図柄B「WMB」、および13番のスイカ図柄A「WMA」のそれぞれの上側に配置されているベル図柄A「BLA」が2コマ以上の間隔を空けて配列されている。このため、第1リールR1については、0番のスイカ図柄C「WMC」、8番のスイカ図柄B「WMB」、あるいは13番のスイカ図柄A「WMA」が有効ラインL4上の表示位置(下段)に表示され、ベル図柄A「BLA」およびベル図柄B「BLB」がいずれの有効ライン上の表示位置(上段、中段、下段)にも表示されない停止位置である特定停止位置が存在するようになっている。
また図13に示すように、第2リールR2の外周面には、2つのスイカ図柄A「WMA」(特定図柄)と、2つのスイカ図柄B「WMB」(特定図柄)と、1つのスイカ図柄C「WMC」(特定図柄)とが配列されており、スイカ図柄A「WMA」同士の間隔、およびスイカ図柄B「WMB」同士の間隔は、それぞれ4コマ以内となっているとともに、スイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」との間隔、スイカ図柄B「WMB」とスイカ図柄C「WMC」との間隔、およびスイカ図柄C「WMC」とスイカ図柄A「WMA」との間隔は、4コマとなっているため、ストップボタンB2の押下タイミングに関わらず、スイカ図柄「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」のいずれかを有効ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また図13に示すように、第2リールR2の外周面では、スイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、およびスイカ図柄C「WMC」のそれぞれの下側にベル図柄A「BLA」が1コマの間隔を空けて配列されている。このため、第2リールR2については、スイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」が有効ラインL2上の表示位置(上段)に表示され、ベル図柄A「BLA」がいずれの有効ライン上の表示位置(上段、中段)にも表示されない停止位置である特定停止位置が存在するようになっている。
また図13に示すように、第3リールR3の外周面には、2つのスイカ図柄A「WMA」(特定図柄)と、2つのスイカ図柄B「WMB」(特定図柄)と、1つのスイカ図柄C「WMC」(特定図柄)とが配列されており、スイカ図柄A「WMA」同士の間隔、およびスイカ図柄B「WMB」同士の間隔は、それぞれ4コマ以内となっているとともに、スイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」との間隔、スイカ図柄B「WMB」とスイカ図柄C「WMC」との間隔、およびスイカ図柄C「WMC」とスイカ図柄A「WMA」との間隔は、4コマとなっているため、ストップボタンB3の押下タイミングに関わらず、スイカ図柄「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」のいずれかを有効ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また図13に示すように、第3リールR3の外周面では、3番のスイカ図柄A「WMA」、11番のスイカ図柄B「WMB」、および16番のスイカ図柄C「WMC」のそれぞれの上側および下側にベル図柄A「BLA」が1コマ以上の間隔を空けて配列されている。このため、第3リールR3については、3番のスイカ図柄A「WMA」、11番のスイカ図柄B「WMB」、あるいは16番のスイカ図柄C「WMC」が有効ラインL3上の表示位置(中段)に表示され、ベル図柄A「BLA」がいずれの有効ライン上の表示位置(上段、中段、下段)にも表示されない停止位置である特定停止位置が存在するようになっている。
また図13に示すように、第3リールR3の外周面では、0番のスイカ図柄A「WMA」、8番のスイカ図柄B「WMB」、および16番のスイカ図柄B「WMB」のそれぞれの上側に配置されているベル図柄A「BLA」が2コマ以上の間隔を空けて配列されている。このため、第3リールR3については、0番のスイカ図柄A「WMA」、8番のスイカ図柄B「WMB」、あるいは16番のスイカ図柄C「WMC」が有効ラインL1上の表示位置(下段)に表示され、ベル図柄A「BLA」がいずれの有効ライン上の表示位置(上段、中段、下段)にも表示されない停止位置である特定停止位置が存在するようになっている。
また本変形例では、図2に示す内部抽選テーブル記憶手段1911に、図14に示すような5種類の内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルEが記憶されている。本変形例では、リプレイとして、リプレイA、リプレイB、リプレイC、リプレイDが用意されており、内部抽選テーブルAおよび内部抽選テーブルCでは、リプレイA、リプレイB、リプレイC、およびリプレイDが重複して当選するように役と乱数値との対応関係が設定され、内部抽選テーブルBおよび内部抽選テーブルDでは、リプレイAが単独で当選する場合と、リプレイAおよびリプレイBが重複して当選する場合と、リプレイA、リプレイB、およびリプレイCが重複して当選する場合と、リプレイAおよびリプレイDが重複して当選する場合とが存在するように役と乱数値との対応関係が設定されている。
また本変形例では、小役として、ベル(第1役群に属する役)、スイカ1(第2役群に属する役)、スイカ2(第2役群に属する役)、スイカ3(第2役群に属する役)、スイカ4(第2役群に属する役)、スイカ5(第2役群に属する役)、スイカ6(第2役群に属する役)、スイカ7(第2役群に属する役)、スイカ8(第2役群に属する役)、スイカ9(第2役群に属する役)、スイカ10(第2役群に属する役)、スイカ11(第2役群に属する役)、スイカ12(第2役群に属する役)、スイカ13(第2役群に属する役)、スイカ14(第2役群に属する役)、スイカ15(第2役群に属する役)、スイカ16(第2役群に属する役)、スイカ17(第2役群に属する役)、スイカ18(第2役群に属する役)、スイカ19(第2役群に属する役)、スイカ20(第2役群に属する役)、スイカ21(第2役群に属する役)、スイカ22(第2役群に属する役)、スイカ23(第2役群に属する役)、スイカ24(第2役群に属する役)、スイカ25(第2役群に属する役)、スイカ26(第2役群に属する役)、スイカ27(第2役群に属する役)が用意されており、内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルDにおける小役グループ1〜小役グループ27は、ベルおよびスイカ1〜スイカ27の28種類の小役のうち、グループ毎に定められた4種類の小役が重複して当選することを示している。
具体的には、図15に示すように、ベル、スイカ1、スイカ5、およびスイカ9が小役グループ1として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカ2、スイカ6、およびスイカ7が小役グループ2として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカ3、スイカ4、およびスイカ8が小役グループ3として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカ10、スイカ14、およびスイカ18が小役グループ4として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカ11、スイカ15、およびスイカ16が小役グループ5として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカ12、スイカ13、およびスイカ17が小役グループ6として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカ19、スイカ23、およびスイカ27が小役グループ7として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカ20、スイカ24、およびスイカ25が小役グループ8として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカ21、スイカ22、およびスイカ26が小役グループ9として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカ1、スイカ11、およびスイカ21が小役グループ10として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカ2、スイカ12、およびスイカ19が小役グループ11として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカ3、スイカ10、およびスイカ20が小役グループ12として同一の乱数値に対応づけられ、ベル、スイカ4、スイカ14、およびスイカ24が小役グループ13として同一の乱数値に対応付けられ、ベル、スイカ5、スイカ15、およびスイカ22が小役グループ14として同一の乱数値に対応付けられ、ベル、スイカ6、スイカ13、およびスイカ23が小役グループ15として同一の乱数値に対応付けられ、ベル、スイカ7、スイカ17、およびスイカ27が小役グループ16として同一の乱数値に対応付けられ、ベル、スイカ8、スイカ18、およびスイカ25が小役グループ17として同一の乱数値に対応付けられ、ベル、スイカ9、スイカ16、およびスイカ26が小役グループ18として同一の乱数値に対応付けられ、ベル、スイカ1、スイカ13、およびスイカ25が小役グループ19として同一の乱数値に対応付けられ、ベル、スイカ4、スイカ16、およびスイカ19が小役グループ20として同一の乱数値に対応付けられ、ベル、スイカ7、スイカ10、およびスイカ22が小役グループ21として同一の乱数値に対応付けられ、ベル、スイカ2、スイカ14、およびスイカ26が小役グループ22として同一の乱数値に対応付けられ、ベル、スイカ5、スイカ17、およびスイカ20が小役グループ23として同一の乱数値に対応付けられ、ベル、スイカ8、スイカ11、およびスイカ23が小役グループ24として同一の乱数値に対応付けられ、ベル、スイカ3、スイカ15、およびスイカ27が小役グループ25として同一の乱数値に対応付けられ、ベル、スイカ6、スイカ18、およびスイカ21が小役グループ26として同一の乱数値に対応付けられ、ベル、スイカ9、スイカ12、およびスイカ24が小役グループ27として同一の乱数値に対応付けられている。
また本変形例では、遊技状態として、通常状態、ボーナス成立状態、およびボーナス状態が設定可能とされ、さらにリプレイ(リプレイA〜リプレイD)の抽選状態として、リプレイ無抽選状態、第1リプレイ低確率状態、第2リプレイ低確率状態、およびリプレイ高確率状態が設定可能とされ、抽選テーブル選択処理では、遊技状態とリプレイの抽選状態とに応じて内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルEのいずれか1つを内部抽選で使用する内部抽選テーブルとして選択する。
また本変形例では、図2に示すリール制御手段130が、上記実施形態と同様に、ロジック演算処理とテーブル参照処理とによって回転中のリールの停止位置を決定している。そして本変形例では、役同士の優先順位が、「リプレイ(リプレイA、リプレイB、リプレイC、リプレイD)>小役(ベル、スイカ1〜スイカ27)>ビッグボーナス(BB)」の順序で優先順位が定められている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ1に属するベル、スイカ1、スイカ5、およびスイカ9が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ1、スイカ5、あるいはスイカ9が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ1に属するベル、スイカ1、スイカ5、およびスイカ9が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第2リールR2あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ2に属するベル、スイカ2、スイカ6、およびスイカ7が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ2、スイカ6、あるいはスイカ7が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ2に属するベル、スイカ2、スイカ6、およびスイカ7が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第2リールR2あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ3に属するベル、スイカ3、スイカ4、およびスイカ8が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ3、スイカ4、あるいはスイカ8が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ3に属するベル、スイカ3、スイカ4、およびスイカ8が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第2リールR2あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ4に属するベル、スイカ10、スイカ14、およびスイカ18が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ10、スイカ14、あるいはスイカ18が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ4に属するベル、スイカ10、スイカ14、およびスイカ18が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第2リールR2あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ5に属するベル、スイカ11、スイカ15、およびスイカ16が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ11、スイカ15、あるいはスイカ16が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ5に属するベル、スイカ11、スイカ15、およびスイカ16が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第2リールR2あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ6に属するベル、スイカ12、スイカ13、およびスイカ17が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ12、スイカ13、あるいはスイカ17が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ6に属するベル、スイカ12、スイカ13、およびスイカ17が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第2リールR2あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ7に属するベル、スイカ19、スイカ23、およびスイカ27が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ19、スイカ23、あるいはスイカ27が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ7に属するベル、スイカ19、スイカ23、およびスイカ27が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第2リールR2あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ8に属するベル、スイカ20、スイカ24、およびスイカ25が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ20、スイカ24、あるいはスイカ25が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ8に属するベル、スイカ20、スイカ24、およびスイカ25が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第2リールR2あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ9に属するベル、スイカ21、スイカ22、およびスイカ26が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ21、スイカ22、あるいはスイカ26が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ9に属するベル、スイカ21、スイカ22、およびスイカ26が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第2リールR2あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ10に属するベル、スイカ1、スイカ11、およびスイカ21が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ1、スイカ11、あるいはスイカ21が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ10に属するベル、スイカ1、スイカ11、およびスイカ21が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ11に属するベル、スイカ2、スイカ12、およびスイカ19が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ2、スイカ12、あるいはスイカ19が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ11に属するベル、スイカ2、スイカ12、およびスイカ19が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ12に属するベル、スイカ3、スイカ10、およびスイカ20が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ3、スイカ10、あるいはスイカ20が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ12に属するベル、スイカ3、スイカ10、およびスイカ20が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ13に属するベル、スイカ4、スイカ14、およびスイカ24が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ4、スイカ14、あるいはスイカ24が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ13に属するベル、スイカ4、スイカ14、およびスイカ24が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ14に属するベル、スイカ5、スイカ15、およびスイカ22が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ5、スイカ15、あるいはスイカ22が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ14に属するベル、スイカ5、スイカ15、およびスイカ22が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ15に属するベル、スイカ6、スイカ13、およびスイカ23が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ6、スイカ13、あるいはスイカ23が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ15に属するベル、スイカ6、スイカ13、およびスイカ23が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ16に属するベル、スイカ7、スイカ17、およびスイカ27が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ7、スイカ17、あるいはスイカ27が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ16に属するベル、スイカ7、スイカ17、およびスイカ27が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ17に属するベル、スイカ8、スイカ18、およびスイカ25が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ8、スイカ18、あるいはスイカ25が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ17に属するベル、スイカ8、スイカ18、およびスイカ25が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ18に属するベル、スイカ9、スイカ16、およびスイカ26が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ9、スイカ16、あるいはスイカ26が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ18に属するベル、スイカ9、スイカ16、およびスイカ26が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第3リールR3のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ19に属するベル、スイカ1、スイカ13、およびスイカ25が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ1、スイカ13、あるいはスイカ25が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ19に属するベル、スイカ1、スイカ13、およびスイカ25が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第2リールR2のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ20に属するベル、スイカ4、スイカ16、およびスイカ19が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ4、スイカ16、あるいはスイカ19が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ20に属するベル、スイカ4、スイカ16、およびスイカ19が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第2リールR2のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ21に属するベル、スイカ7、スイカ10、およびスイカ22が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ7、スイカ10、あるいはスイカ22が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ21に属するベル、スイカ7、スイカ10、およびスイカ22が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第2リールR2のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ22に属するベル、スイカ2、スイカ14、およびスイカ26が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ2、スイカ14、あるいはスイカ26が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ22に属するベル、スイカ2、スイカ14、およびスイカ26が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第2リールR2のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ23に属するベル、スイカ5、スイカ17、およびスイカ20が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ5、スイカ17、あるいはスイカ20が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ23に属するベル、スイカ5、スイカ17、およびスイカ20が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第2リールR2のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ24に属するベル、スイカ8、スイカ11、およびスイカ23が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ8、スイカ11、あるいはスイカ23が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ24に属するベル、スイカ8、スイカ11、およびスイカ23が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第2リールR2のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ25に属するベル、スイカ3、スイカ15、およびスイカ27が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ3、スイカ15、あるいはスイカ27が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ25に属するベル、スイカ3、スイカ15、およびスイカ27が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第2リールR2のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ26に属するベル、スイカ6、スイカ18、およびスイカ21が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ6、スイカ18、あるいはスイカ21が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ26に属するベル、スイカ6、スイカ18、およびスイカ21が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第2リールR2のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選で小役グループ27に属するベル、スイカ9、スイカ12、およびスイカ24が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB3が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルが入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されるとストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずベルの入賞を回避しつつストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じてスイカ9、スイカ12、あるいはスイカ24が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。特に本変形例では、内部抽選で小役グループ27に属するベル、スイカ9、スイカ12、およびスイカ24が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されると、第1リールR1あるいは第2リールR2のうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
このように本変形例においても、リール制御手段130は、小役グループ1〜小役グループ27に属する複数種類の小役が重複して当選した遊技において、上述した停止制御テーブルを参照して停止位置を決定することによって、ベルをストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらず入賞させるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる第1停止制御と、ベルの入賞を回避しつつベル以外の3種類の小役(スイカ1〜スイカ27のうちの3種類)のいずれかをストップボタンB1〜B3の押下タイミングが当選している小役に応じたタイミングであることに基づいて入賞させるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる第2停止制御とをストップボタンB1〜B3のうち最初に押下されたストップボタンの種類に応じて切り替えている。
また本変形例では、図16に示すように、ベルおよびスイカ1〜スイカ27の配当がいずれも9枚であることによって、第1リールR1〜第3リールR3のうち少なくとも1つのリールについては、必ずロジック演算において最も優先度の高い停止位置の候補が複数存在するようになっている。すなわち小役グループ1〜小役グループ27に属する複数種類の小役が重複して当選した遊技では、必ず上述した停止制御テーブルを参照して停止位置が決定されるリールが存在する。すなわち本変形例でも、小役グループ1〜小役グループ27に属する複数種類の小役が重複して当選した遊技では、ベルおよびベル以外の小役(スイカ1〜スイカ27のうちの3種類)の配当が等しいことに基づいて、停止制御テーブルを参照して停止位置を決定する処理が行われることによって第1停止制御と第2停止制御とをストップボタンB1〜B3のうち最初に押下されたストップボタンの種類に応じて切り替えることができるようになっている。
また本変形例では、リール制御手段130が、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ27に属する複数種類の小役が重複して当選した遊技におけるストップボタンB1〜B3の押下操作の態様が、内部抽選で当選した小役グループに属する複数種類の小役をいずれも入賞させることができない態様である場合に、第1特殊図柄組合せとして、「WBA・WMA・RP」の図柄組合せ、「WBA・WBA・CH」の図柄組合せ、「WBA・WMB・RP」の図柄組合せ、「WMA・WMB・CH」の図柄組合せ、「WMA・WMC・RP」の図柄組合せ、「WBA・WMC・CH」の図柄組合せ、「WMB・WMA・RP」の図柄組合せ、「WMB・WMA・CH」の図柄組合せ、「WMB・WMB・RP」の図柄組合せ、「WMB・WMB・CH」の図柄組合せ、「WMB・WMC・RP」の図柄組合せ、「WMB・WMC・CH」の図柄組合せ、「WMC・WMA・RP」の図柄組合せ、「WMC・WMA・CH」の図柄組合せ、「WMC・WMB・RP」の図柄組合せ、「WMC・WMB・CH」の図柄組合せ、「WMC・WMC・RP」の図柄組合せ、「WMC・WMC・CH」の図柄組合せ、「WMA・RP・WMA」の図柄組合せ、「WMA・RP・WMB」の図柄組合せ、「WMA・RP・WMC」の図柄組合せ、「WMB・RP・WMA」の図柄組合せ、「WMB・RP・WMB」の図柄組合せ、「WMB・RP・WMC」の図柄組合せ、「WMC・RP・WMA」の図柄組合せ、「WMC・RP・WMB」の図柄組合せ、「WMC・RP・WMC」の図柄組合せのいずれかが有効ライン上に表示されるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる制御を行っている。すなわちリール制御手段130は、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ27に属する複数種類の小役が当選した遊技におけるストップボタンB1〜B3の押下操作の態様が、複数種類の小役のいずれかを入賞させることができる態様である場合には、上記の第1特殊図柄組合せが有効ライン上に表示されることを回避しつつ、内部抽選で当選した小役グループに属する複数種類の小役のいずれかの入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる制御を行う。
また本変形例では、内部抽選でリプレイAが単独で当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1が最初に押下されると、リプレイAが有効ラインL1,L3,L4のいずれかにおいて入賞し、ストップボタンB2あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとリプレイAが有効ラインL2において入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本変形例では、内部抽選でリプレイAおよびリプレイBが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずリプレイAをリプレイBに優先して入賞させるとともに、ストップボタンB2が最初に押下されると、リプレイAが有効ラインL1,L3,L4のいずれかにおいて入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB3が最初に押下されるとリプレイAが有効ラインL2において入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。なお、内部抽選でリプレイAおよびリプレイBが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB2が最初に押下された場合にリプレイBも入賞可能であるように押下検出位置に対する停止位置が設定されていてもよい。
また本変形例では、内部抽選でリプレイA、リプレイB、およびリプレイCが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずリプレイAをリプレイBおよびリプレイCに優先して入賞させるとともに、ストップボタンB3が最初に押下されると、リプレイAが有効ラインL1,L3,L4のいずれかにおいて入賞し、ストップボタンB1あるいはストップボタンB2が最初に押下されるとリプレイAが有効ラインL2において入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。なお、内部抽選でリプレイA、リプレイB、およびリプレイCが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB3が最初に押下された場合にリプレイBやリプレイCも入賞可能であるように押下検出位置に対する停止位置が設定されていてもよい。
また本変形例では、内部抽選でリプレイAおよびリプレイDが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずリプレイAをリプレイDに優先して入賞させるとともに、ストップボタンB1〜B3がいずれの順序で押下された場合であっても、リプレイAが有効ラインL1,L3,L4のいずれかにおいて入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。なお、内部抽選でリプレイAおよびリプレイDが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、リプレイDも入賞可能であるように押下検出位置に対する停止位置が設定されていてもよい。
また本変形例では、内部抽選でリプレイA、リプレイB、リプレイC、およびリプレイDが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずリプレイAをリプレイB〜リプレイDに優先して入賞させるとともに、ストップボタンB1〜B3がいずれの順序で押下された場合であっても、リプレイAが有効ラインL1,L3,L4のいずれかにおいて入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。なお、内部抽選でリプレイA、リプレイB、リプレイC、およびリプレイDが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、リプレイB〜リプレイDも入賞可能であるように押下検出位置に対する停止位置が設定されていてもよい。
そして本変形例では、図13に示すように、第2リールR2の外周面において、リプレイ図柄「RP」の下側に隣接するようにベル図柄A「BLA」が配列され、第3リールR3の外周面において、リプレイ図柄「RP」の下側にベル図柄A「BLA」、チェリー図柄「CH」、白7図柄「白7」のいずれかが1コマの間隔を空けて配列されている。このため、本変形例では、リプレイAが有効ラインL2において入賞する場合、有効ラインL1に第2特殊図柄組合せとして、「RP・BLA・BLA」の図柄組合せ、「RP・BLA・CH」の図柄組合せ、あるいは「RP・BLA・白7」のいずれかが表示されるようになっている。
また本変形例では、図2に示す入賞判定手段140が、図16に示す入賞判定テーブルに基づいて、ビッグボーナス(BB)、リプレイA〜リプレイD、ベル、スイカ1〜スイカ27の入賞の有無を判定する。なお本変形例では、ベルの入賞形態を示す図柄組合せは、スイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、およびスイカ図柄C「WMC」のいずれとも異なるベル図柄A「BLA」やベル図柄B「BLB」によって構成され、スイカ1〜スイカ27の入賞形態を示す図柄組合せは、第1リールR1〜第3リールR3のそれぞれに配列されているスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、スイカ図柄C「WMC」のうち1種類、2種類、または3種類のスイカ図柄から構成されているとともに、スイカ1〜スイカ27の入賞形態を示す図柄組合せにおいては、第1リールR1〜第3リールR3のうち少なくとも1つのリールに関する表示図柄が異なっている。
そして本変形例では、図16に示すように、有効ライン上に「赤7・赤7・赤7」の図柄組合せが表示された場合に、ビッグボーナス(BB)が入賞したと判定され、有効ライン上に「RP・RP・RP」の図柄組合せが表示された場合に、リプレイAが入賞したと判定され、有効ライン上に「DUM・BL・CH」の図柄組合せが表示された場合に、リプレイBが入賞したと判定され、有効ライン上に「BLA・CH・ANY」(ANYはいずれの図柄でもよいことを示す)の図柄組合せが表示された場合に、リプレイCが入賞したと判定され、有効ライン上に「CH・CH・赤7」の図柄組合せが表示された場合に、リプレイDが入賞したと判定され、有効ライン上に「BLA・BLA・BLA」の図柄組合せあるいは「BLB・BLA・BLA」の図柄組合せが表示された場合に、ベルが入賞したと判定され、有効ライン上に「WMA・WMA・WMA」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ1が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMA・WMA・WMB」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ2が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMA・WMA・WMC」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ3が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMA・WMB・WMA」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ4が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMA・WMB・WMB」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ5が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMA・WMB・WMC」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ6が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMA・WMC・WMA」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ7が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMA・WMC・WMB」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ8が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMA・WMC・WMC」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ9が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMB・WMA・WMA」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ10が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMB・WMA・WMB」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ11が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMB・WMA・WMC」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ12が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMB・WMB・WMA」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ13が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMB・WMB・WMB」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ14が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMB・WMB・WMC」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ15が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMB・WMC・WMA」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ16が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMB・WMC・WMB」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ17が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMB・WMC・WMC」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ18が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMC・WMA・WMA」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ19が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMC・WMA・WMB」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ20が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMC・WMA・WMC」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ21が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMC・WMB・WMA」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ22が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMC・WMB・WMB」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ23が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMC・WMB・WMC」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ24が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMC・WMC・WMA」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ25が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMC・WMC・WMB」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ26が入賞したと判定され、有効ライン上に「WMC・WMC・WMC」の図柄組合せが表示された場合に、スイカ27が入賞したと判定される。
また本変形例では、図2に示す遊技状態移行制御手段170が、通常状態、ボーナス成立状態、およびボーナス状態の間で遊技状態を移行させる遊技状態移行制御処理を行い、各遊技状態の詳細は以下の通りである。
通常状態は、複数種類の遊技状態の中で初期状態に相当する遊技状態で、通常状態からはボーナス成立状態への移行が可能となっている。また通常状態では、図14に示す内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルEのうち、ビッグボーナス(BB)が抽選対象として設定されている内部抽選テーブルAまたは内部抽選テーブルBを参照した内部抽選が行われる。
そして本変形例では、リプレイ(リプレイA〜リプレイD)の抽選状態に応じて通常状態での内部抽選で参照される内部抽選テーブルが選択される。具体的には、通常状態においてリプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態あるいは第2リプレイ低確率状態である場合には、内部抽選テーブルAを参照して内部抽選が行われ、通常状態においてリプレイの抽選状態がリプレイ高確率状態である場合には、内部抽選テーブルAよりもリプレイの当選確率(リプレイA〜リプレイDのうち少なくとも1種類のリプレイが当選する確率)が高い内部抽選テーブルBを参照して内部抽選が行われる。
ボーナス成立状態は、内部抽選でビッグボーナス(BB)に当選したことを契機として移行する遊技状態である。ボーナス成立状態では、図14に示す内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルEのうち、小役の当選確率が通常状態と同一に設定され、ビッグボーナス(BB)が抽選対象から除外された内部抽選テーブルCまたは内部抽選テーブルDを参照した内部抽選が行われ、ビッグボーナス(BB)が入賞するまでビッグボーナス(BB)に対応する抽選フラグが当選状態に維持される。
そして本変形例では、リプレイ(リプレイA〜リプレイD)の抽選状態に応じてボーナス成立状態での内部抽選で参照される内部抽選テーブルが選択される。具体的には、ボーナス成立状態においてリプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態あるいは第2リプレイ低確率状態である場合には、内部抽選テーブルCを参照して内部抽選が行われ、ボーナス成立状態においてリプレイの抽選状態がリプレイ高確率状態である場合には、内部抽選テーブルCよりもリプレイの当選確率(リプレイA〜リプレイDのうち少なくとも1種類のリプレイが当選する確率)が高い内部抽選テーブルDを参照して内部抽選が行われる。
ボーナス状態は、ボーナス成立状態においてビッグボーナス(BB)の入賞形態を示す図柄組合せ「赤7・赤7・赤7」が有効ライン上に表示されたことを契機として移行する遊技状態である。ボーナス状態では、リプレイの抽選状態がリプレイ無抽選状態に設定され、図14に示す内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルEのうち、ビッグボーナス(BB)およびリプレイ(リプレイA〜リプレイD)が内部抽選の対象から除外され、小役の当選確率が内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルDよりも高く設定された内部抽選テーブルEを参照した内部抽選が行われる。
また本変形例においても、ボーナス遊技によって払い出されたメダルの合計数によりボーナス状態の終了条件が成立したか否かを判断し、予め定められた払出上限数(例えば、300枚)を超えるメダルが払い出されると、遊技状態移行制御手段170は、ボーナス状態を終了させて、遊技状態を通常状態へ復帰させる制御を行う。
また本変形例では、リプレイの抽選状態として、リプレイが内部抽選の対象から除外されるリプレイ無抽選状態、リプレイの当選確率が約1/7.3に設定される第1リプレイ低確率状態および第2リプレイ低確率状態、ならびにリプレイの当選確率が約1/1.5に設定されるリプレイ高確率状態という複数種類の抽選状態を設定可能とされており、図2に示すリプレイ確率変動手段175は、図17に示すように、リプレイの抽選状態を変化させることにより、内部抽選におけるリプレイの当選確率を変動させる。
具体的に説明すると、リプレイ確率変動手段175は、初期状態としてリプレイの抽選状態を第1リプレイ低確率状態に設定し、リプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態である場合において、有効ライン上に第1特殊図柄組合せが表示されたことに基づいて、リプレイの抽選状態をリプレイ高確率状態に設定する。
またリプレイ確率変動手段175は、リプレイの抽選状態がリプレイ高確率状態である場合に、有効ライン上にリプレイAが有効ラインL2において入賞することに伴って有効ラインL1に第2特殊図柄組合せが表示されると、リプレイの抽選状態を第2リプレイ低確率状態に設定する。
またリプレイ確率変動手段175は、リプレイの抽選状態が第2リプレイ低確率状態に設定されることを契機として、図2に示すRT終了判定カウンタ1915に所定回数分の遊技回数(例えば、500回:規定遊技回数)に相当する値(例えば、500)を書き込み、第2リプレイ低確率状態での遊技が行われる毎にRT終了判定カウンタ1915の記憶値から1回分の遊技回数に相当する値(例えば、1)を減算するデクリメント更新を行う。そしてRT終了判定カウンタ1915の記憶値が初期値(例えば、0)に達すると、リプレイの抽選状態を第1リプレイ低確率状態に復帰させる。ただし、リプレイの抽選状態が第2リプレイ低確率状態である場合に、ビッグボーナス(BB)が入賞すると、リプレイ確率変動手段175は、リプレイの抽選状態がリプレイ無抽選状態に設定されることに伴って、RT終了判定カウンタ1915の記憶値を初期値(例えば、0)にリセットする。
またリプレイ確率変動手段175は、リプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態、第2リプレイ低確率状態、あるいはリプレイ高確率状態である場合に、ビッグボーナス(BB)が入賞すると、リプレイの抽選状態をリプレイ無抽選状態に設定し、ボーナス状態の終了を契機として、リプレイの抽選状態を第1リプレイ低確率状態に復帰させる。
また本変形例では、上記実施形態と同様に、内部抽選でビッグボーナス(BB)が当選したことを契機として、図2に示す演出制御手段180がAT抽選を行い、AT抽選に当選すると、図2に示す演出用フラグ記憶手段1922にAT予約フラグを設定する。なおAT抽選は、ビッグボーナス(BB)の当選時からリプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態での遊技において第1特殊図柄組合せが有効ライン上に表示された時までの間に行えばよい。特にリプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態での遊技において特殊図柄組合せが有効ライン上に表示された時に限ってAT抽選を行うようにすれば、AT予約フラグの設定処理を省略することができる。そして本変形例では、リプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態からリプレイ高確率状態に変動する際に、演出用フラグ記憶手段1922にAT予約フラグが設定されている場合には、演出制御手段180が、AT予約フラグをクリアするとともに、演出用フラグ記憶手段1922にATフラグを設定して、演出状態をAT状態に設定する。
また本変形例でも、上記実施形態と同様に、図2に示すAT終了判定カウンタ1924の値に基づき、AT状態で行われた遊技の回数に応じて、AT状態の終了条件が成立したか否かが判断されるが、演出状態がAT状態に設定されている遊技においてビッグボーナス(BB)が入賞した場合にも、AT状態の終了条件が成立したものとしてATフラグがクリアされてAT状態が終了する。この場合には、AT終了判定カウンタ1924の値が初期値に達することなくAT状態が終了することになるが、AT終了判定カウンタ1924の値を初期値にリセットしてもよいし、AT終了判定カウンタ1924の値を次回のAT状態の開始時まで保持するようにしてもよい。なおリプレイの抽選状態がリプレイ高確率状態に設定されている場合に、有効ライン上に第2特殊図柄組合せが表示されてリプレイの抽選状態が第2リプレイ低確率状態に変動する場合にも、AT状態の終了条件が成立したと判断するようにしてもよい。
また本変形例でも、演出状態がAT状態に設定されている場合には、上記実施形態と同様に、第1特別演出や第2特別演出が実行されるようになっている。
具体的に説明すると、演出制御手段180は、演出状態がAT状態に設定されている遊技における内部抽選で小役グループ1〜小役グループ27のいずれかが当選すると、当選した小役グループに属する複数種類の小役のうち、ベルを入賞させることができるストップボタンの押下順序を報知する第1特別演出を表示装置330や音響装置340に実行させる制御を行う。第1特別演出としては、種々の演出を採用することができ、例えば、ベルを入賞させるために最初に押下すべきストップボタンの種類を報知する演出画像を液晶ディスプレイLCDに表示させたり、ベルを入賞させるために最初に押下すべきストップボタンの種類を報知するランプを点灯させたり、ベルを入賞させるために最初に押下すべきストップボタンの種類を報知する音声をスピーカから出力させたりすることができる。
また演出制御手段180は、演出状態がAT状態に設定されている遊技における内部抽選でリプレイAが単独で当選した場合、リプレイAおよびリプレイBが重複して当選した場合、ならびにリプレイA、リプレイB、およびリプレイCが重複して当選した場合に、リプレイAを有効ラインL1,L3,L4において入賞させることができるストップボタンの押下順序を報知する第2特別演出を表示装置330や音響装置340に実行させる制御を行う。第2特別演出としては、種々の演出を採用することができ、例えば、リプレイAを有効ラインL1,L3,L4において入賞させるために最初に押下すべきストップボタンの種類を報知する演出画像を液晶ディスプレイLCDに表示させたり、リプレイAを有効ラインL1,L3,L4において入賞させるために最初に押下すべきストップボタンの種類を報知するランプを点灯させたり、リプレイAを有効ラインL1,L3,L4において入賞させるために最初に押下すべきストップボタンの種類を報知する音声をスピーカから出力させたりすることができる。すなわち本変形例では、内部抽選でリプレイAが単独で当選した場合、リプレイAおよびリプレイBが重複して当選した場合、ならびにリプレイA、リプレイB、およびリプレイCが重複して当選した場合に、第2特別演出に従った順序でストップボタンB1〜B3を押下することによってリプレイAが有効ラインL2において入賞することによって第2特殊図柄組合せが有効ラインL1に表示されることを回避することができるようになっている。
そして本変形例では、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ27に属する複数種類の小役が重複して当選した遊技で第2停止制御が行われる場合には、第1リールR1〜第3リールR3のうち最初に停止するリールを、ベル図柄A「BLA」やベル図柄B「BLB」がいずれの有効ライン上の表示位置にも表示されずにスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、スイカ図柄C「WMC」のいずれかが1の有効ライン上のみの表示位置に表示される特定停止位置で停止させる手法を採用している。
例えば、内部抽選で小役グループ10〜小役グループ27のいずれかに属する4種類の小役が重複して当選した場合、これらの小役グループに属する4種類の小役には、必ずベルが含まれており、第1リールR1の外周面にはベルの入賞形態を構成するベル図柄A「BLA」同士の間隔、およびベル図柄A「BLA」とベル図柄B「BLB」との間隔が4コマ以内となるように配列されている。このため、内部抽選で小役グループ10〜小役グループ27のいずれかに属する4種類の小役が重複して当選した場合に、ストップボタンB1が最初に押下されると、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、ベル図柄A「BLA」あるいはベル図柄B「BLB」を第1リールR1の有効ライン上の表示位置である上段、中段、および下段のそれぞれに表示させる停止位置の候補が存在する。また本変形例では第1リールR1の外周面には、スイカ図柄A「WMA」同士の間隔、およびスイカ図柄C「WMC」同士の間隔がそれぞれ4コマ以内であって、スイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」との間隔、スイカ図柄B「WMC」とスイカ図柄C「WMC」との間隔、およびスイカ図柄C「WMC」とスイカ図柄A「WMA」との間隔が4コマとなるようにスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、およびスイカ図柄C「WMC」が配列されているため、ストップボタンB1の押下タイミングによっては、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」が表示されるが、ベル図柄A「BLA」やベル図柄B「BLB」が有効ライン上の表示位置に表示されない停止位置の候補や、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」と、ベル図柄A「BLA」あるいはベル図柄B「BLB」とがともに表示される停止位置の候補が存在する場合がある。
ここで本変形例でも、上記実施形態と同様に、1回の遊技におけるメダルの払出数に上限を定めており、各停止位置の候補について入賞の可能性がある全ての小役が入賞したと仮定した場合におけるメダルの払出数が9枚以上となる場合であっても、遊技におけるメダルの払出数は9枚になるものとしてロジック演算を行うようにしている。
従って、内部抽選で小役グループ10〜小役グループ27のいずれかに属する4種類の小役が重複して当選した遊技においてストップボタンB1が最初に押下された場合、ベル図柄A「BLA」やベル図柄B「BLB」を有効ライン上の表示位置に表示させる停止位置の候補は必ず3つ以上存在し、少なくとも3つの停止位置の候補について最も高い優先度が付与され、さらに有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」が表示されるが、ベル図柄A「BLA」やベル図柄B「BLB」は有効ライン上の表示位置に表示されない停止位置の候補や、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」と、ベル図柄A「BLA」あるいはベル図柄B「BLB」とがともに表示される停止位置の候補が存在していた場合であっても、これらの停止位置の候補についての優先度は同一となるようにロジック演算が行われる。このように内部抽選で小役グループ10〜小役グループ27のいずれかに属する4種類の小役が重複して当選した場合にストップボタンB1が最初に押下されると、最も優先度の高い停止位置の候補が複数存在するようにロジック演算が行われ、第1リールR1の停止位置は停止制御テーブルを参照することにより決定される。
そして本変形例では、小役グループ10〜小役グループ27のいずれかに属する4種類の小役が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1が最初に押下されると、スイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」が中段あるいは下段に表示され、かつベル図柄A「BL」およびベル図柄B「BLB」が有効ライン上に表示されない特定停止位置で第1リールR1が停止するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。例えば、図18(A)に示すように、1番のベル図柄B「BLB」が上段に位置し、2番のリプレイ図柄「RP」が中段に位置し、3番のスイカ図柄C「WMC」が下段に位置するタイミングでストップボタンB1が押下されたとすると、図18(B)に示すように、0番のスイカ図柄C「WMC」が下段に表示されるように第1リールR1を停止させる。このようにすれば、第1リールR1が停止した状態では、スイカ図柄C「WMC」が下段に表示されることによって小役グループ10〜小役グループ27に属するスイカ19〜スイカ27のいずれかを入賞させることができる有効ラインを有効ラインL4のみに絞り込むとともに、ベル図柄A「BLA」およびベル図柄B「BLB」がいずれの有効ライン上の表示位置にも表示されないことによってベルの入賞を確実に回避することができる。
また例えば、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ9あるいは小役グループ19〜小役グループ27のいずれかに属する4種類の小役が重複して当選した場合、これらの小役グループに属する4種類の小役には、必ずベルが含まれており、第2リールR2の外周面にはベルの入賞形態を構成するベル図柄A「BLA」が4コマ以内の間隔で配列されている。このため、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ9あるいは小役グループ19〜小役グループ27のいずれかに属する4種類の小役が重複して当選した場合に、ストップボタンB2が最初に押下されると、ストップボタンB2の押下タイミングに関わらずに、ベル図柄A「BLA」を第2リールR2の有効ライン上の表示位置である上段および中段のそれぞれに表示させる停止位置の候補が存在する。また本変形例では第2リールR2の外周面には、スイカ図柄A「WMA」同士の間隔、およびスイカ図柄B「WMB」同士の間隔がそれぞれ4コマ以内であって、スイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」との間隔、スイカ図柄B「WMB」とスイカ図柄C「WMC」との間隔、およびスイカ図柄C「WMC」とスイカ図柄A「WMA」との間隔が4コマとなるようにスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、およびスイカ図柄C「WMC」が配列されているため、ストップボタンB2の押下タイミングによっては、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」が表示されるが、ベル図柄A「BLA」は有効ライン上の表示位置に表示されない停止位置の候補や、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」と、ベル図柄A「BLA」とがともに表示される停止位置の候補が存在する場合がある。
そして本変形例では、前述したように各停止位置の候補について入賞の可能性がある全ての小役が入賞したと仮定した場合におけるメダルの払出数が9枚以上となる場合であっても、遊技におけるメダルの払出数は9枚になるものとしてロジック演算を行うようにしているため、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ9あるいは小役グループ19〜小役グループ27のいずれかに属する4種類の小役が重複して当選した遊技においてストップボタンB2が最初に押下された場合、ベル図柄A「BLA」を有効ライン上の表示位置に表示させる停止位置の候補は必ず2つ以上存在し、少なくとも2つの停止位置の候補について最も高い優先度が付与され、さらに有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」が表示されるが、ベル図柄A「BLA」は有効ライン上の表示位置に表示されない停止位置の候補や、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」と、ベル図柄A「BLA」とがともに表示される停止位置の候補が存在していた場合であっても、これらの停止位置の候補についての優先度は同一となるようにロジック演算が行われる。このように内部抽選で小役グループ1〜小役グループ9あるいは小役グループ19〜小役グループ27のいずれかに属する4種類の小役が重複して当選した場合にストップボタンB2が最初に押下されると、最も優先度の高い停止位置の候補が複数存在するようにロジック演算が行われ、第2リールR2の停止位置は停止制御テーブルを参照することにより決定される。
そして本変形例では、小役グループ1〜小役グループ9あるいは小役グループ19〜小役グループ27のいずれかに属する4種類の小役が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB2が最初に押下されると、スイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」が上段に表示され、かつベル図柄A「BLA」が有効ライン上に表示されない特定停止位置で第2リールR2が停止するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。例えば、図19(A)に示すように、1番のベル図柄A「BLA」が上段に位置し、2番のスイカ図柄A「WMA」が中段に位置し、3番のリプレイ図柄「RP」が下段に位置するタイミングでストップボタンB2が押下されたとすると、図19(B)に示すように、20番のスイカ図柄A「WMA」が上段に表示されるように第2リールR2を停止させる。ここで図19(B)に示す例では、下段にベル図柄A「BLA」が表示されるが、第2リールR2における下段はいずれの有効ライン上の表示位置ともなっていない。すなわち、第2リールR2が停止した状態では、スイカ図柄A「WMA」が上段に表示されることによって小役グループ1〜小役グループ9あるいは小役グループ9〜小役グループ27に属するスイカ1〜スイカ3、スイカ10〜スイカ12、あるいはスイカ19〜スイカ21のいずれかを入賞させることができる有効ラインを有効ラインL2のみに絞り込むとともに、ベル図柄A「BLA」がいずれの有効ライン上の表示位置にも表示されないことによってベルの入賞を確実に回避することができる。
また例えば、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ18のいずれかに属する4種類の小役が重複して当選した場合、これらの小役グループに属する4種類の小役には、必ずベルが含まれており、第3リールR3の外周面にはベルの入賞形態を構成するベル図柄A「BLA」が4コマ以内の間隔で配列されている。このため、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ18のいずれかに属する4種類の小役が重複して当選した場合に、ストップボタンB3が最初に押下されると、ストップボタンB3の押下タイミングに関わらずに、ベル図柄A「BLA」を第3リールR3の有効ライン上の表示位置である上段、中段、および下段のそれぞれに表示させる停止位置の候補が存在する。また本変形例では第3リールR3の外周面には、スイカ図柄A「WMA」同士の間隔、およびスイカ図柄B「WMB」同士の間隔がそれぞれ4コマ以内であって、スイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」との間隔、スイカ図柄B「WMB」とスイカ図柄C「WMC」との間隔、およびスイカ図柄C「WMC」とスイカ図柄A「WMA」との間隔が4コマとなるようにスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、およびスイカ図柄C「WMC」が配列されているため、ストップボタンB3の押下タイミングによっては、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」が表示されるが、ベル図柄A「BLA」は有効ライン上の表示位置に表示されない停止位置の候補や、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、スイカ図柄C「WMC」と、ベル図柄A「BLA」とがともに表示される停止位置の候補が存在する場合がある。
そして本変形例では、前述したように各停止位置の候補について入賞の可能性がある全ての小役が入賞したと仮定した場合におけるメダルの払出数が9枚以上となる場合であっても、遊技におけるメダルの払出数は9枚になるものとしてロジック演算を行うようにしているため、内部抽選で小役グループ1〜小役グループ18のいずれかに属する4種類の小役が重複して当選した遊技においてストップボタンB3が最初に押下された場合、ベル図柄A「BLA」を有効ライン上の表示位置に表示させる停止位置の候補は必ず3つ以上存在し、少なくとも3つの停止位置の候補について最も高い優先度が付与され、さらに有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」が表示されるが、ベル図柄A「BLA」は有効ライン上の表示位置に表示されない停止位置の候補や、有効ライン上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」と、ベル図柄A「BLA」とがともに表示される停止位置の候補が存在していた場合であっても、これらの停止位置の候補についての優先度は同一となるようにロジック演算が行われる。このように内部抽選で小役グループ1〜小役グループ18のいずれかに属する4種類の小役が重複して当選した場合にストップボタンB3が最初に押下されると、最も優先度の高い停止位置の候補が複数存在するようにロジック演算が行われ、第3リールR3の停止位置は停止制御テーブルを参照することにより決定される。
そして本変形例では、小役グループ1〜小役グループ18に属する4種類の小役が重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB3が最初に押下されると、スイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、あるいはスイカ図柄C「WMC」が中段あるいは下段に表示され、かつベル図柄A「BLA」が有効ライン上に表示されない特定停止位置で第3リールR3が停止するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。例えば、図20(A)に示すように、11番のスイカ図柄B「WMB」が上段に位置し、12番のチェリー図柄「CH」が中段に位置し、13番のベル図柄A「BLA」が下段に位置するタイミングでストップボタンB3が押下されたとすると、図20(B)に示すように、11番のスイカ図柄B「WMB」が中段に表示されるように第3リールR3を停止させる。このようにすれば、第3リールR3が停止した状態では、スイカ図柄B「WMB」が中段に表示されることによって小役グループ1〜小役グループ18に属するスイカ2、スイカ5、スイカ8、スイカ11、スイカ14、スイカ20、スイカ23、あるいはスイカ26のいずれかを入賞させることができる有効ラインを有効ラインL3のみに絞り込むとともに、ベル図柄A「BLA」がいずれの有効ライン上の表示位置にも表示されないことによってベルの入賞を確実に回避することができる。
以上に述べた変形例でも、スイカ1〜スイカ27のうちの3種類のスイカの入賞を許可する第2停止制御を行う場合に、第1リールR1〜第3リールR3のうち最初に停止するリールを特定停止位置で停止させることによって、スイカ1〜スイカ27のうちの3種類のスイカを入賞させることができる有効ラインを1つに絞り込むようにしている。このため本変形例によれば、スイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、およびスイカ図柄C「WMC」についての実質的な引き込み範囲の拡大を防ぐことができる。また本変形例でも、第2停止制御が行われる場合に、最初に停止するリールを特定停止位置で停止させることによって、ベルの入賞を確実に回避することができるため、残りの2つのリールに関しては、ベルの入賞を回避する必要が無くなる分だけ、残りの2つのリールを停止させる際の制御に関する自由度を高める効果も期待できる。また本変形例でも、上記実施形態と同様に、有効ラインL1〜L4が全て直線状のラインであるため、役の入賞形態を示す図柄組合せが直線状に表示されることによって役の入賞を遊技者に分かりやすくすることができる。