JP5466220B2 - 水中マスク - Google Patents

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    • B63C11/00Equipment for dwelling or working underwater; Means for searching for underwater objects
    • B63C11/02Divers' equipment
    • B63C11/12Diving masks

Description

本発明は、ダイビング等に使用する水中マスク、特に、弾性スカートを着用者の顔面によりフィットさせることのできる水中マスクに関する。
従来、ダイビング等に使用する水中マスクは公知である。例えば、特許文献1には、一対のレンズが嵌められたレンズフレームと、レンズフレームから後方へ延びる弾性スカートと、レンズフレームの両側に配設され、バックルに掛け回されたヘッドストラップとを有する水中マスクが開示されている。
特開2003−265647号公報
特許文献1に開示の水中マスクによれば、ヘッドストラップを所要の長さに調整して着用者の頭部に掛け回すことによって、弾性スカートを着用者の顔面に当接させることができる。
しかし、弾性スカートは比較的に柔軟な弾性部材で形成されているが一定の強度を要するために全体が比較的に肉厚であって所要の剛性を有しており、着用者の顔面形状のうちの突出部位にフィットせず、隙間が生じて水がマスクの内部に浸入したり、着用するときに肌が弾性スカートとともに後方へ引っ張られて、着用者の肌に刺激を与えるという問題があった。
本発明の課題は、従来の水中マスクの改良であって、ゴム等の弾性材料から形成された弾性スカートの後方周縁部の一部に他の部位よりも弾性的により伸縮し易い領域を設けることによって、着用者の顔面に弾性スカートをよりフィットさせることのできる水中マスクの提供にある。
前記課題を解決するために、本発明は、縦方向と前記縦方向に直交する横方向と、前記縦方向と前記横方向とに直交する前後方向とを有し、レンズと、レンズフレームと、柔軟弾性部材から形成されていて、前記レンズフレームの周縁から後方に延び、着用者の顔面に当接する後方周縁部を有する弾性スカートとを有するマスク本体と、マスク本体の両側の連結部に連結されたヘッドストラップとを含む水中マスクに関する。
本発明に係る水中マスクは、前記弾性スカートの後方周縁部は、上方被覆域と、前記上方被覆域と前記縦方向において離間対向する下方被覆域と、前記横方向において互いに離間対向する両側被覆域とを有し、前記上方被覆域と前記両側被覆域とのうちの少なくとも一方には、前記後方周縁部の他の部位よりもその周方向に弾性的に伸縮する一対の高弾性伸縮部が形成されており、前記一対の高弾性伸縮部は、前記周方向において互いに離間する複数の凹部と、前記凹部間に位置する複数の離間部とを有することを特徴とする。
本発明の他の実施態様の一つとして、前記上方被覆域に位置し、互いに前記横方向において離間対向する第1高弾性伸縮部と第2高弾性伸縮部と、前記両側被覆域に位置する第3高弾性伸縮部と第4高弾性伸縮部とをさらに有する。
本発明の他の実施態様の一つとして、前記弾性スカートは前記横方向におけるその長さ寸法を2等分する縦中心線をさらに有し、前記第1及び第2高弾性伸縮部がそれぞれ前記上方被覆域における前記縦中心線と前記マスク本体の前記連結部との間に位置し、前記第3及び第4高弾性伸縮部がそれぞれ前記両側被覆域における前記連結部の下方側に位置する。
本発明の他の実施態様の一つとして、前記下方被覆域の中央部に位置し、全体として前記下方被覆域の他の部位に比して肉薄な第5高弾性伸縮部をさらに有する。
本発明の他の実施態様の一つとして、前記第3及び第4高弾性伸縮部と前記第5高弾性伸縮部との間には、それぞれリブが形成されている。
本発明の他の実施態様の一つとして、前記各高弾性伸縮部を形成する凹部の外端縁は、前記後方周縁部の外側縁よりも前記後方周縁部の径方向の内方に位置している。
本発明の他の実施態様の一つとして、前記各高弾性伸縮部を形成する前記凹部が、前記後方周縁部の前記周方向及び前記径方向へ所与寸法離間して並んでいる。
本発明の他の実施態様の一つとして、前記各高弾性伸縮部は、前記後方へ向かうにつれて次第に幅広となる。
本発明の他の実施態様の一つとして、前記後方周縁部のうちの少なくとも前記各高弾性伸縮部の内面には、着用者の肌に対する滑りを良くするための化粧的に許容されるコーティング剤が塗布されている。
本発明に係る水中マスクの一つ以上の実施態様によれば、弾性スカートの後方周縁部の上方被覆域又は両側被覆域の少なくとも一方に一対の高弾性伸縮部が形成されているので、着用者の顔面形状における突出部位に沿って高弾性伸縮部が弾性的に伸縮して後方周縁部のフィット性がより向上し、該部位からの水中マスク内部への水の浸入を防止したり、着用時における着用者の肌への刺激を低減することができる。
本発明に係る水中マスクの斜視図。 弾性スカートの正面図。 弾性スカートの右側面図。 弾性スカートの左側面図。 図3に示すV−V線に沿う断面図。 図2に示すVI−VI線に沿う断面図。 水中マスクの着用状態における斜視図。 他の実施形態における図3と同様の弾性スカートの右側面図。 図8に示すIX−IX線に沿う断面図。
図1を参照すると、水中マスク10は、縦方向Yとそれに直交する横方向Xと縦方向Y及び横方向Xに直交する前後方向F,Rを有し、レンズ11を保持するレンズフレーム12と、レンズフレーム12から後方へ延びるゴム、プラスチック等の柔軟弾性材料から形成された弾性スカート13とを有するマスク本体14と、レンズフレーム12の両側に設けられたバックル15と、バックル15にその先端部分が長さ調整可能に掛けまわされているヘッドストラップ16とを含む。
レンズ11は、ガラス等の無機またはプラスチックス等の有機の硬質透明板から形成されており、レンズフレーム12は硬質プラスチック材料から形成されている。弾性スカート13は、レンズフレーム12の横方向Xの中央部に位置するレンズ保持部間において前方Fへ向かって突出する鼻覆い部18と、着用者の顔面に当接する環状の後方周縁部19とを有する。また、弾性スカート13の両側部には、後方周縁部19と一体に成形され、バックル15が連結された連結部20が設けられている。バックル15は、レンズフレーム12と同様に硬質プラスチック材料から形成されており、ヘッドストラップ16は弾性スカート13と同様にまたはそれ以上に軟質の柔軟弾性材料から形成されており、その内面には、その長さ方向へ等間隔に並んだ複数の係合歯22が配設されている。
図2を参照すると、弾性スカート13は、その横方向Xにおける寸法を二等分する縦中心線P−Pを有し、これに関して対称である。弾性スカート13は、レンズフレーム12に嵌合される一対の開口部23を有し、その後方周縁部19は、レンズフレーム12の中央部から後方Rへ延びる上方被覆域25と、鼻覆い部18の下方に位置して横方向Xへ延びる下方被覆域26と、連結部20が位置し、互いに横方向Xにおいて離間対向する両側被覆域27,28とを有する。
図3及び4を参照すると、後方周縁部19は複数の高弾性伸縮部を有しており、具体的には、上方被覆域25において、横方向Xに互いに離間対向して位置する第1及び第2高弾性伸縮部31,32と、両側被覆域27,28において、マスク本体14の連結部20よりも下方に位置する第3及び第4高弾性伸縮部33,34と、下方被覆域26の中央部に位置する第5高弾性伸縮部35とをそれぞれ有する。また、第3高弾性伸縮部及び第4高弾性伸縮部33,34と第5高弾性伸縮部35との間には、それぞれ、弾性スカート13の外面から突出するリブ36が配設されている。前記のとおり、水中マスク10は縦中心線P−Pに関して対称であるので、以下、図3を用いて弾性スカート13の左右側面のうちの右側面に位置する第1及び第3高弾性伸縮部31,33について説明する。
図3及び5を参照すると、第1及び第3高弾性伸縮部31,33は、後方周縁部19の周方向に並ぶ複数の凹部39を有するものであって、隣り合う凹部39間には、離間部40が位置している。図3に示すとおり、第1高弾性伸縮部31を形成する凹部39は、離間部40を含めた弾性スカート13の他の部分よりも肉薄になっている。具体的には、後方周縁部19の厚さ寸法R1が約1.0〜2.0mmであるのに対し、凹部39の深さ寸法Dは、約0.4〜1.2mmである。したがって、水中マスク10が着用者の顔面に着用されて、弾性スカート13が後方周縁部19の周方向に引っ張られたときに、他の部位に比して肉薄の凹部39がより後方周縁部19の周方向に拡げられて第1高弾性伸縮部31全体が他の部分に比して弾性的に伸縮し易くなっている。
第1及び第3高弾性伸縮部31,33それぞれを連続的に後方周縁部19の他の部分に比して肉薄にすることによってその周方向へ弾性的に伸縮し易くすることもできるが、本実施形態のように複数の凹部39と離間部40とを後方周縁部19の周方向に交互に配置することによって、着用者の顔面形状に沿って弾性的に伸縮し易くなっている一方、部分的に適度な剛性を有して安定的に着用者の顔面にフィットし、水中において第1及び第3高弾性伸縮部31,33が顔面から離間するおそれはない。また、凹部39や離間部40の厚さ寸法や形状、大きさによって第1及び第3高弾性伸縮部31,33の伸縮度合いを適宜調整することができる。本実施形態においては、着用者の顔面に対する弾性スカート13のフィット性をより向上させるために、後方周縁部19には上方被覆域25に位置する第1及び第2高弾性伸縮部31,32と、両側被覆域27,28に位置する第3及び第4高弾性伸縮部33,34とが設けられているが、かかる効果を奏する限りにおいて、少なくともそれらのいずれか一方が形成されていればよい。
ここで、本明細書における「高弾性伸縮部」とは、同一の材料、すなわち、柔軟弾性材料から形成された弾性スカート13において部分的に肉薄な部分を形成して他の領域に比して弾性的に伸縮し易くなっている部分を意味する。具体的には、後方周縁部19の各高弾性伸縮部以外の他の部位を周方向へ所定の大きさの力で引っ張ったときの伸長率(長さ変化量)は約1.0〜4.0%であるのに対し、第1〜第4高弾性伸縮部31,32,33,34を後方周縁部19の周方向において所定の大きさの力で引っ張ったときの伸長率(長さ変化量)は約5.0〜8.0%である。かかる伸長率は比較的に小さいものといえるが、弾性スカート13を着用者の顔面形状に沿って弾性的に伸縮させてそれにフィットさせる限りにおいて、十分な伸長率といえる。
<各高弾性伸縮部の伸長率の測定方法>
各高弾性伸縮部の伸長率は、引張・圧縮試験機((株)昭和試験機製作所製)を用いて以下の方法により測定する。各高弾性伸縮部について、それぞれ、幅寸法(後方周縁部19の径方向における寸法)10mm、長さ寸法(後方周縁部19の周方向における寸法)45mmを切り取ってサンプルとする。各サンプルにおける45mmの間を14.7N(実際に、着用者の顔面に装着されるときに想定される後方周縁部19の周方向への引っ張り力)の荷重/10mm幅で引っ張り、伸長後のサンプルの長さをA(mm)とする。伸長率は、「(A−45)/45×100」、すなわち、(14.7Nで伸長後のサンプルの長さ−伸長前のサンプルの長さ)/(伸長前のサンプルの長さ)×100で求める。各高弾性伸縮部について同様に複数(N=3)測定し、その平均値を伸長率(%)とする。後方周縁部19の各高弾性伸縮部以外の他の部位における伸長率についても同様の方法で測定する。
図3に示すとおり、凹部39の外端縁39aは後方周縁部19の外側縁19aよりもその径方向の内方に位置している。したがって、これらの高弾性伸縮部31,33が後方周縁部19の周方向に引っ張られて凹部39が着用前の状態からさらに肉薄になったとしても、凹部39の外端縁39aの一部が切れたり、ひび割れしたりするおそれはない。また、凹部39は、後方周縁部19の径方向へ延びるほぼ矩形であるところ、外方に向かうにつれて次第に幅広となる形状を有していてもよい。その場合には、第1及び第3高弾性伸縮部31,33全体が外方へ向かうにつれて弾性的に伸縮し易くなるので、後方周縁部19の外側縁19aをより着用者の身体にフィットさせることができ、確実に水中マスク10内への水の浸入を防止することができる。
図6を参照すると、第5高弾性伸縮部35は、その全体が弾性スカート13の他の領域に比して肉薄になっている。具体的には、第5高弾性伸縮部35の厚さ寸法R2は約0.4〜1.2mmである。第5高弾性伸縮部35は、全体として肉薄になっているので、第1〜4高弾性伸縮部31,32,33,34よりも弾性的に伸び易くなっており、具体的には、前記の測定方法による、後方周縁部19の周方向に所定の大きさの力で引っ張ったときの伸長率(長さ変化量)は約5.0〜9.0%である。なお、第5高弾性伸縮部35を第1〜第4高弾性伸縮部31,32,33,34と同様に複数の凹部39と離間部40とを交互に後方周縁部19の周方向に配列することによって形成してもよいし、第1〜第4高弾性伸縮部31,32,33,34を第5高弾性伸縮部35と同様に全体的に肉薄にすることによって形成してもよい。ただし、第5高弾性伸縮部35は、後記のとおり、着用者の鼻下の部位を被覆する部位であるので、外観上、第1〜第4高弾性伸縮部31,32,33,34のような複数の凹部39と離間部40とからなる蛇腹のような模様形状を有していないことが好ましい。
図7を参照すると、水中マスク10を着用者Hの顔面に着用させた状態において、第1及び第2高弾性伸縮部31,32は、着用者Hの眉上近傍の前頭骨の突出した部位(側方突出部位)と対向して位置している。また、第3及び第4高弾性伸縮部33,34は、着用者Hの頬骨と対向して位置している。前頭骨の側方突出部位と頬骨とは着用者Hの顔面形状において他の部位に比して突出した部位であって、かかる突出部位の形状に沿って第1〜4高弾性伸縮部31,32,33,34が後方周縁部19の周方向に弾性的に伸縮し易いので、後方周縁部19全体が着用者Hの顔面にフィットする。したがって、これら突出部位から後方周縁部19の一部が離間して水中マスク10の内部に水が浸入するおそれはない。また、頬骨や前頭骨の側方突出部位においては皮膚が薄くなっており、弾性スカート13が伸び難く比較的に剛性が高い材料から形成されている場合には、ヘッドストラップ16を頭部に掛け回したときに皮膚が後方に引っ張られて着用者Hの肌に刺激を与えるおそれがある。第1〜第4高弾性伸縮部31,32,33,34では、複数の凹部39によって伸縮し易くなっているうえに、全体として剛性が低くなっているので肌当たりが良好であって、皮膚の薄くなっている部分が弾性スカート13とともに後方へ引っ張られることを抑制することができ、着用者Hの肌に与える刺激を低減することができる。
潜水時には、水中マスク10を着用した状態のままレギュレータ42のマウスピース43を口に咥えることがある。かかる場合には、マウスピース43を口に咥えたときに上唇が持ち上げられて後方周縁部19の下方被覆域26がそれとともに湾曲される。下方被覆域26の中央部、言い換えれば、着用者Hの鼻下の部位と対向する位置には第5高弾性伸縮部35が形成されているので、それが持ち上げられた該鼻下部位の形状に沿って後方被覆部19の周方向へ伸縮してフィットする。したがって、該部位に隙間が生じて水が水中マスク10の内部に浸入したり、着用者Hに違和感を与えたりするおそれはない。
後方周縁部19の各高弾性伸縮部以外の部分は所要の厚さを有するので、該部分では着用者の顔面に安定的に押し当てられる。特に、着用者の前頭部と頬下とを被覆する部位には着用者の額や頬の動きによって弾性スカート13がずれないように所要の厚さと剛性とを要するところ、頬下を被覆する部位にはリブ36が設けられているので、弾性スカート13が頬下に安定的に押し当てられてその動きに順応するので、使用中に該部位において弾性スカート13が着用者の肌から離間するおそれはない。
図示していないが、後方周縁部19の内面と肌との滑り摩擦を抑えるために、その内面に肌に対する滑りを良くするための化粧的に許容されるコーティング剤を塗布することが好ましい。通常の水中マスクでは、弾性スカートがシリコーンゴムやエラストマー等の柔軟弾性材料で形成されており、その内面が着用者の肌に張り付いて摺動性が低く、水中マスクを着用するときに後方に引っ張られる弾性スカートとともに肌が後方へ引っ張られ易くなり着用者の肌に刺激を与えたり、後方周縁部の外側縁沿いが折れ曲がって肌から離間して水中マスク内部に水が浸入する原因ともなりうる。したがって、肌に対する滑りを良くするコーティング剤を弾性スカートの内面、特に、少なくとも後方周縁部19の外側縁19aに沿って塗布することによって、肌が弾性スカートとともに後方へ引っ張られるのを抑制することができる。かかるコーティング剤としては、例えば、有機樹脂粉末や無機充填剤粉末であって、ポリエチレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ナイロン、ウレタン樹脂、シリコーンゴム、アクリルゴムなどの微粒子を含むものを使用することができる。第1〜第5高弾性伸縮部31,32,33,34,35の伸縮時の肌に対する滑りをさらに良くするために、コーティング剤は、後方周縁部19のうちのこれら高弾性伸縮部の内面に塗布されていることが好ましい。弾性スカート13の内面の肌に対する滑りを良くするために、コ―ティング剤を塗布するほかに、弾性スカート13の内面にシボ等の微細な凹凸を形成してもよいし、弾性スカート13自体を肌に対する滑り性の良い弾性材料から形成してもよい。
図8及び9を参照すると、本実施形態においては、第1及び第3高弾性伸縮部31,33は、ドット状の複数の凹部39が後方周縁部19の周方向に並ぶことによって形成された複数の第1列51と、複数の凹部39が後方周縁部19の径方向へ並ぶことによって形成された複数の第2列52とを有する。隣り合う第1列51どうしは後方周縁部19の径方向において互いに離間し、隣り合う第2列52どうしは後方周縁部19の周方向において互いに離間しており、それらの間には離間部40が位置している。このように、第1及び第3高弾性伸縮部31,33では、複数の凹部39を配列した第1及び第2列51,52が形成されていることによって、後方周縁部19の周方向のみならず径方向にも伸縮し易くなっており、着用者の顔面形状に沿って伸縮し、かつ、フィットすることができる。
凹部39は、径方向の外方に向かうにつれてその面積が大きくなる大小様々なドット状であって、第1列51を形成する凹部39の数は後方周縁部19の径方向の外方に向かうにつれて次第に多くなっており、第1及び第3高弾性伸縮部31,33は全体的に後方へ向かうにつれて幅広となる形状を有している。したがって、後方周縁部19の外側縁19aに向かうにつれて後方周縁部19の周方向及び径方向へより弾性的に伸び易くなっていので、顔面形状にフィットし、水中マスク内部に水が浸入するのを防止することができる。このように、第1及び第2列51,52の凹部39の個数、面積及び深さ寸法を変えることによって、第1及び第3高弾性伸縮部31,33の伸縮度合いを細かく設定することができる。また、複数の凹部39がドット状に配列されているので、それらが意匠装飾としての機能も有し、水中マスク10の外観上も好ましい。
水中マスク10を構成する各構成部材には、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の物品において通常用いられている各種の公知の材料を制限なく用いることができる、また、本発明の明細書及び特許請求の範囲において、「第1」および「第2」の用語は、同様の要素、位置などを単に区別するために用いられている。
10 水中マスク
11 レンズ
12 レンズフレーム
13 弾性スカート
14 マスク本体
15 バックル
16 ヘッドストラップ
19 後方周縁部
19a 後方周縁部の外側縁
20 連結部
25 上方被覆域
26 下方被覆域
27,28 両側被覆域
31 第1高弾性伸縮部
32 第2高弾性伸縮部
33 第3高弾性伸縮部
34 第4高弾性伸縮部
35 第5高弾性伸縮部
36 リブ
39 凹部
39a 凹部の外端縁
40 離間部
F 前方
P−P 弾性スカートの縦中心線
R 後方
X 横方向
Y 縦方向

Claims (9)

  1. 縦方向と前記縦方向に直交する横方向と、前記縦方向と前記横方向とに直交する前後方向とを有し、レンズと、レンズフレームと、柔軟弾性材料から形成されていて、前記レンズフレームの周縁から後方に延び、着用者の顔面に当接する後方周縁部を有する弾性スカートとを有するマスク本体と、マスク本体の両側の連結部に連結されたヘッドストラップとを含む水中マスクにおいて、
    前記弾性スカートの前記後方周縁部は、上方被覆域と、前記上方被覆域と前記縦方向において離間対向する下方被覆域と、前記横方向において互いに離間対向する両側被覆域とを有し、前記上方被覆域と前記両側被覆域とのうちの少なくとも一方には、前記後方周縁部の他の部分よりもその周方向に弾性的に伸縮する一対の高弾性伸縮部が形成されており、
    前記一対の高弾性伸縮部は、前記周方向において互いに離間する複数の凹部と、前記凹部間に位置する複数の離間部とを有することを特徴とする前記水中マスク。
  2. 前記上方被覆域に位置し、互いに前記横方向において離間対向する第1高弾性伸縮部と第2高弾性伸縮部と、前記両側被覆域に位置する第3高弾性伸縮部と第4高弾性伸縮部とをさらに有する請求項に記載の水中マスク。
  3. 前記弾性スカートは前記横方向におけるその長さ寸法を2等分する縦中心線をさらに有し、前記第1及び第2高弾性伸縮部がそれぞれ前記上方被覆域における前記縦中心線と前記マスク本体の前記連結部との間に位置し、前記第3及び第4高弾性伸縮部がそれぞれ前記両側被覆域における前記連結部の下方側に位置する請求項1又は2に記載の水中マスク。
  4. 前記下方被覆域の中央部に位置し、全体として前記下方被覆域の他の部位に比して肉薄な第5高弾性伸縮部をさらに有する請求項1〜3のいずれかに記載の水中マスク。
  5. 前記第3及び第4高弾性伸縮部と前記第5高弾性伸縮部との間には、それぞれリブが形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の水中マスク。
  6. 前記各高弾性伸縮部を形成する凹部の外端縁は、前記後方周縁部の外側縁よりも前記後方周縁部の径方向の内方に位置している請求項1〜5のいずれかに記載の水中マスク。
  7. 前記各高弾性伸縮部を形成する前記凹部が、前記後方周縁部の前記周方向及び前記径方向へ所与寸法離間して並んでいる請求項1〜6のいずれかに記載の水中マスク。
  8. 前記各高弾性伸縮部は、前記後方へ向かうにつれて次第に幅広となる請求項1〜7のいずれかに記載の水中マスク。
  9. 前記後方周縁部のうちの少なくとも前記各高弾性伸縮部の内面には、着用者の肌に対する滑りを良くするための化粧的に許容されるコーティング剤が塗布されている請求項1〜8のいずれかに記載の水中マスク。
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