JP5465975B2 - 水抜き工法及び水抜き管 - Google Patents
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Description
以下、図面を参照して、本発明の水抜き工法及び水抜き管の実施形態を説明する。
図1〜図3は本発明の実施形態に係る水抜き工法の施工状態を示すもので、図1は施工状態の説明図、図2はトンネルの縦断面図、図3はトンネルの側断面図である。
図4〜図5は、本発明の実施形態に係る水抜き管を示すもので、図4は水抜き管の側断面図、図5(a)はストレーナ鋼管の一部側断面図、図5(b)はストレーナ鋼管の一部を切り欠いた斜視図である。また、図6は連結部材の側面図である。
掘削ビット(トップビット)50には、その先端部に複数の掘削チップ51が埋め込まれている。また掘削ビット50の内部には、前後方向に貫通した貫通孔(図示せず)が設けられており、貫通孔から外部に向かって複数の水孔(図示せず)が設けられている。掘削ビット50の形状は、地山20の状況に応じて適宜変更して実施され、特に限定されるものではない。また、掘削ビット50におけるくり粉の排出方法は、内返しであっても外返しであってもよく、地山20の状況に応じて適宜変更して実施することができる。
鋼管40は、鋼管本体部41と、ストレーナ鋼管部42とからなる。ストレーナ鋼管部42は、地山20の土質に応じた所定径の水抜き孔(メッシュ部421)を複数有するとともに、少なくとも最先端部のストレーナ鋼管部42において補強構造が設けられている。鋼管40及びストレーナ鋼管部42の内径及び外径、材質、長さは、地山20の状況に応じて適宜変更して実施され、特に限定されるものではない。本実施形態では、外径10cm程度、長さ3m程度の鋼管パーツが使用される。
ストレーナ鋼管部42は、図5(a)及び図5(b)に示すように、メッシュ部421と、鋼管本体部41への接続部422とからなり、メッシュ部421及びメッシュ部421と接続部422との境界部に補強構造が設けられている。鋼管本体部41及びメッシュ部421の長さ、メッシュ径は、地山20の状況に応じて適宜変更して実施され、特に限定されるものではない。また、本実施形態では、メッシュ部421がストレーナ鋼管部42の先端側に設けられているが、ストレーナ鋼管部42におけるメッシュ部421の形成位置についても、特に限定されるものではない。
図示しないが、メッシュ部421は、帯状の鋼材を、所定の間隔を空けて螺旋状に巻き付けて管状とし、管の内面において、軸方向に所定太さの線状の鋼材を所定間隔で取り付けることにより、メッシュが形成されている。帯状の鋼材の巻き付け間隔や、内部に取り付ける線状の鋼材の間隔により、メッシュ径を調整することができる。また、帯状の鋼材の厚さ及び材質や、線状の鋼材の太さ及び材質を適宜選択することにより、メッシュ部421の強度を設定することができる。
本実施形態の水抜き管30には、メッシュ部421及びメッシュ部421と接続部422との境界部に補強構造が設けられている。メッシュ部421における補強構造は、上述したように、帯状の鋼材の厚さ及び材質や、線状の鋼材の太さ及び材質を適宜選択することにより形成される。すなわち、帯状の鋼材の厚さを増したり、線状の鋼材の太さを増したり、各鋼材として高強度の材質のものを用いたりすることにより、メッシュ部421を補強することができる。
本実施形態の水抜き管30は、掘削ビット50と回転ロッド60とを連結するための連結部材(ビットアダプター)80を備えている。この連結部材80は、図4及び図6に示すように、掘削回転させると掘削ビット50と係合する一方、掘削時とは逆方向に回転させると掘削ビット50との係合を離脱する着脱部81を有している。また、連結部材80の外周面には、回転軸方向に沿って螺旋状となった複数のくり粉排出溝82が設けられている。このくり粉排出溝82の先端側には、水孔84が設けられており、水孔84は、連結部材80の中心部を軸方向に貫通する貫通孔83に連通している。さらに、連結部材80の後端部には、スライム掘削歯85が設けられている。
20 地山
30 水抜き管
40 鋼管
41 鋼管本体部
42 ストレーナ鋼管部
421 メッシュ部
422 接続部
423 保護パイプ
424、425 全周溶接
426 ポイント溶接
427 窓部
43 ネジ部
50 掘削ビット
51 掘削チップ
60 回転ロッド
70 真空ポンプ
80 連結部材
81 着脱部
82 くり粉排出溝
83 貫通孔
84 水孔
85 スライム掘削歯
Claims (5)
- トンネル掘削を行う際に、地山の地下水位を低下させるための水抜き工法であって、
削孔機能を有する汎用トンネル作業機械を用いて、地山内に水抜き管を挿入する挿入工程と、
前記水抜き管を介して、地山内から地下水を排出する排水工程と、を含み、
前記水抜き管は、複数に分割された鋼管と、その先端部に着脱可能に取り付ける掘削ビットと、前記鋼管内に挿入して前記掘削ビットに回転掘削力を付与する回転ロッドと、を備え、
前記鋼管は、鋼管本体部と、ストレーナ鋼管部と、からなり、前記ストレーナ鋼管部は、地山の土質に応じた所定径の水抜き孔を複数有するとともに、少なくとも最先端部のストレーナ鋼管部において補強構造を備え、
前記ストレーナ鋼管部は、メッシュ部と、前記鋼管本体部への接続部とからなり、前記補強構造は、前記メッシュ部及び前記メッシュ部と前記接続部との境界部の少なくとも一方に設けられており、
前記水抜き管の挿入工程では、回転ロッドを回転させながら前記掘削ビットにより削孔を行うとともに、前記鋼管本体部と、前記ストレーナ鋼管部とを順次接続して所望の長さとなるまで挿入した後、鋼管本体部及びストレーナ鋼管部内から回転ロッドを引き抜いて一連となった水抜き管を形成する、
ことを特徴とする水抜き工法。 - 前記地下水の排水工程では、少なくとも、下向きに挿入した水抜き管の基端部に真空ポンプを接続し、水抜き管からの排水を促進させることを特徴とする請求項1に記載の水抜き工法。
- 削孔機能を有する汎用トンネル作業機械を用いて、地山内に挿入される水抜き管であって、
複数に分割された鋼管と、その先端部に着脱可能に取り付ける掘削ビットと、前記鋼管内に挿入して前記掘削ビットに回転掘削力を付与する回転ロッドと、を備え、
前記鋼管は、鋼管本体部と、ストレーナ鋼管部と、からなり、
前記ストレーナ鋼管部は、地山の土質に応じた所定径の水抜き孔を複数有するとともに、少なくとも最先端部のストレーナ鋼管部において補強構造を設け、
前記ストレーナ鋼管部は、メッシュ部と、前記鋼管本体部への接続部とからなり、前記補強構造は、前記メッシュ部及び前記メッシュ部と前記接続部との境界部の少なくとも一方に設けられている、
ことを特徴とする水抜き管。 - 前記掘削ビットと前記回転ロッドとを連結する連結部材を備え、
前記連結部材は、掘削回転させると掘削ビットと係合する一方、掘削時とは逆方向に回転させると掘削ビットとの係合を離脱する着脱部を有するとともに、その外周面には、回転軸方向に沿って螺旋状となった複数のくり粉排出溝を備えた、
ことを特徴とする請求項3に記載の水抜き管。 - 前記連結部材の後端部に、スライム掘削歯を備えた、
ことを特徴とする請求項4に記載の水抜き管。
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