JP5464373B2 - 遅延量決定装置及び遅延量決定方法並びに多重信号通信システム及び多重信号通信方法 - Google Patents
遅延量決定装置及び遅延量決定方法並びに多重信号通信システム及び多重信号通信方法 Download PDFInfo
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Description
例えば、特許文献2には、「必要な伝送レートや所望の誤り率から、送受信機の設置時に、多重数および遅延量を決定し、送受信機の外部から入力する。そして、その入力に応じて、多重数/遅延量コントローラは、送受信部の多重数および遅延量を設定する」との記載がある。よって、遅延量を設定するという概念自体は存在しているといえる。
前記拡散符号と遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する計算手段を備え、前記計算手段は、或る系列の任意のデータと他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるようにおおまかな遅延量を予め定めておく手段と、おおまかに定められた遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する手段と、を備えることを特徴とする遅延量計算装置が提供される。
また、本発明の第2の観点によれば、同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重して通信する送信側装置及び受信側装置で用いられるべき遅延量を計算するための遅延量計算装置であって、前記拡散符号と遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する計算手段を備え、前記他の系列は、第1乃至第Nの他の系列を含み、前記計算手段は、或る系列の任意のデータと第i(ここで、i=1、2、・・・、N。以下、同様。)の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記第iの他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなり、前記第iの他の系列の第1のデータと第j(ここで、j=1、2、・・・、N。i<j。以下、同様。)の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記第iの他の系列の第2のデータと前記第jの他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるように、前記或る系列に対する前記第iの他の系列の第iの遅延量及び前記第iの他の系列に対する前記第jの系列の第(i、j)の遅延量をおおまかに定めておく手段と、おおまかに定められた第iの遅延量及び第(i、j)の遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記第iの他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第iの遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値、及び前記第iの他の系列の前記第1のデータと前記第jの他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第(i、j)の遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記第iの遅延量及び前記第(i、j)の遅延量を計算する手段と、を備えることを特徴とする遅延量計算装置が提供される。
更に、本発明の第3の観点によれば、同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重して通信する送信側装置及び受信側装置で用いられるべき遅延量を計算するための遅延量計算装置であって、前記拡散符号と遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する計算手段を備え、第1の信号と、前記第1の信号より第1の遅延量だけ遅延される第2の信号と、前記第2の信号より第2の遅延量だけ遅延される第3の信号が存在する場合に、前記計算手段は、前記第1の遅延量だけ遅延させた場合と、前記第2の遅延量だけ遅延させた場合と、前記第1及び第2の遅延量を合算した遅延量だけ遅延させた場合のそれぞれの場合における前記相関値に基づいて、前記それぞれの場合における前記相関値を合計した値が最小となるように前記通知する遅延量を決定することを特徴とする遅延量計算装置が提供される。
更に、本発明の第6の観点によれば、同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重して通信する送信側装置及び受信側装置で用いられる遅延量を計算するための遅延量計算方法であって、前記拡散符号と遅延された拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する計算ステップを備え、前記他の系列は、第1乃至第Nの他の系列を含み、前記計算ステップは、或る系列の任意のデータと第i(ここで、i=1、2、・・・、N。以下、同様。)の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記第iの他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなり、前記第iの他の系列の第1のデータと第j(ここで、j=1、2、・・・、N。i<j。以下、同様。)の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記第iの他の系列の第2のデータと前記第jの他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるように、前記或る系列に対する前記第iの他の系列の第iの遅延量及び前記第iの他の系列に対する前記第jの系列の第(i、j)の遅延量をおおまかに定めておくステップと、おおまかに定められた第iの遅延量及び第(i、j)の遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記第iの他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第iの遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値、及び前記第iの他の系列の前記第1のデータと前記第jの他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第(i、j)の遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記第iの遅延量及び前記第(i、j)の遅延量を計算するステップと、を含むことを特徴とする遅延量計算方法が提供される。
更に、本発明の第7の観点によれば、同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重して通信する送信側装置及び受信側装置で用いられる遅延量を計算するための遅延量計算方法であって、前記拡散符号と遅延された拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する計算ステップを備え、第1の信号と、前記第1の信号より第1の遅延量だけ遅延される第2の信号と、前記第2の信号より第2の遅延量だけ遅延される第3の信号が存在する場合に、前記計算ステップにおいて、前記第1の遅延量だけ遅延させた場合と、前記第2の遅延量だけ遅延させた場合と、前記第1及び第2の遅延量を合算した遅延量だけ遅延させた場合のそれぞれの場合における前記相関値に基づいて、前記それぞれの場合における前記相関値を合計した値が最小となるように前記通知する遅延量を決定することを特徴とする遅延量計算方法が提供される。
図1を参照すると、本発明の実施形態1は送信側装置100、受信側装置200及び遅延量計算装置300を含む。また、送信側装置100及び受信側装置200はそれぞれ遅延を付加するための遅延付加部140及び270を含む。更に、遅延量計算装置300は、遅延量を計算するための遅延量計算部310を含む。なお、送信側装置100、受信側装置200及び遅延量計算装置300には図1に図示した以外の構成要素を含むが、これらについては後述することとし、図1では図示を省略する。また、図1においては、遅延付加部140及び270がそれぞれ1つ図示されているが、各遅延付加部は複数存在していてもよい。
■W1を抽出する際の干渉成分は、以下のとおりとなる。
X0に関する干渉
SPN[1:A]×SPN[D−(A−1):D]T×X0
X1に関する干渉
SPN[(A+1):D]×SPN[1:D−A]T×X1
Y0に関する干渉
SPN[1:(A+B)]×SPN[D−(A+B−1):D]T×Y0
Y1に関する干渉
SPN[(A+B+1):D]×SPN[1:D−(A+B)]T×Y1
Z0に関する干渉
SPN[1:(A+B+C)]×SPN[D−(A+B+C−1):D]T×Z0
Z1に関する干渉
SPN[(A+B+C+1):D]×SPN[1:D−(A+B+C)]T×Z1
■X1を抽出する際の干渉成分は、以下のとおりとなる。
W1に関する干渉
SPN[1:D−A]×SPN[(A+1):D]T×W1
W2に関する干渉
SPN[D−(A−1):D]×SPN[1:A]T×W2
Y0に関する干渉
SPN[1:B]×SPN[D−(B−1):D]T×Y0
Y1に関する干渉
SPN[(B+1):D]×SPN[1:D−B]T×Y1
Z0に関する干渉
SPN[1:(B+C)]×SPN[D−(B+C−1):D]T×Z0
Z1に関する干渉
SPN[(B+C+1):D]×SPN[1:D−(B+C)]T×Z1
■Y1を抽出する際の干渉成分は、以下のとおりとなる。
W1に関する干渉
SPN[1:D−(A+B)]×SPN[(A+B+1):D]T×W1
W2に関する干渉
SPN[D−(A+B−1):D]×SPN[1:(A+B)]T×W2
X1に関する干渉
SPN[1:D−B]×SPN[(B+1):D]T×X1
X2に関する干渉
SPN[D−(B−1):D]×SPN[1:B]T×X2
Z0に関する干渉
SPN[1:C]×SPN[D−(C−1):D]T×Z0
Z1に関する干渉
SPN[(C+1):D]×SPN[1:D−C]T×Z1
■Z1を抽出する際の干渉成分は、以下のとおりとなる。
W1に関する干渉
SPN[1:D−(A+B+C)]×SPN[(A+B+C+1):D]T×W1
W2に関する干渉
SPN[D−(A+B+C−1):D]×SPN[1:(A+B+C)]T×W2
X1に関する干渉
SPN[1:D−(B+C)]×SPN[(B+C+1):D]T×X1
X2に関する干渉
SPN[D−(B+C−1):D]×SPN[1:(B+C)]T×X2
Y1に関する干渉
SPN[1:D−C]×SPN[D−(C+1):D]T×Y1
Y2に関する干渉
SPN[D−(C−1):D]×SPN[1:C]T×Y2
■X0に関する干渉<X1に関する干渉
SPN[1:A]×SPN[D−(A−1):D]T×X0<SPN[(A+1):D]×SPN[1:D−A]T×X1
■Y0に関する干渉<Y1に関する干渉
SPN[1:(A+B)]×SPN[D−(A+B−1):D]T×Y0<SPN[(A+B+1):D]×SPN[1:D−(A+B)]T×Y1
■Z0に関する干渉<Z1に関する干渉
SPN[1:(A+B+C)]×SPN[D−(A+B+C−1):D]T×Z0<SPN[(A+B+C+1):D]×SPN[1:D−(A+B+C)]T×Z1
■W1を抽出する際の干渉成分は、以下のとおりとなる。
X1に関する干渉
C[(A+1):D]×C[1:D−A]T×X1
Y1に関する干渉
C[(A+B+1):D]×C[1:D−(A+B)]T×Y1
Z1に関する干渉
C[(A+B+C+1):D]×C[1:D−(A+B+C)]T×Z1
■X1を抽出する際の干渉成分は、以下のとおりとなる。
W1に関する干渉
C[1:D−A]×C[(A+1):D]T×W1
Y1に関する干渉
C[(B+1):D]×C[1:D−B]T×Y1
Z1に関する干渉
C[(B+C+1):D]×C[1:D−(B+C)]T×Z1
■Y1を抽出する際の干渉成分は、以下のとおりとなる。
W1に関する干渉
C[1:D−(A+B)]×C[(A+B+1):D]T×W1
X1に関する干渉
C[1:D−B]×C[(B+1):D]T×X1
Z1に関する干渉
C[(C+1):D]×C[1:D−C]T×Z1
■Z1を抽出する際の干渉成分は、以下のとおりとなる。
W1に関する干渉
C[1:D−(A+B+C)]×C[(A+B+C+1):D]T×W1
X1に関する干渉
C[1:D−(B+C)]×C[(B+C+1):D]T×X1
Y1に関する干渉
C[1:D−C]×C[D−(C+1):D]T×Y1
■W1とX1の間の干渉に対応する遅延量(すなわちズレ量)がAのとき
■W1とY1の間の干渉に対応する遅延量(すなわちズレ量)がA+Bのとき
■X1とY1の間の干渉に対応する遅延量(すなわちズレ量)がBのとき
■W1とZ1の間の干渉に対応する遅延量(すなわちズレ量)がA+B+Cのとき
■X1とZ1の間の干渉に対応する遅延量(すなわちズレ量)がB+Cのとき
■Y1とZ1の間の干渉に対応する遅延量(すなわちズレ量)がCのとき
A=1
B=3
C=4
と遅延値を設定することにより干渉が小さくなる。
次に、上述した実施形態1を変形した実施形態である実施形態2について説明する。実施形態2は、遅延量の計算において計算量を減少させることを目的とする実施形態である。
同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重して通信する送信側装置及び受信側装置で用いられる遅延量を計算するための遅延量計算装置であって、
前記拡散符号と遅延された拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する計算手段を備えることを特徴とする遅延量計算装置。
付記1に記載の遅延量計算装置であって、
前記計算手段は、
或る系列の任意のデータと他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるようにおおまかな遅延量を予め定めておく手段と、
おおまかに定められた遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する手段と、
を備えることを特徴とする遅延量計算装置。
付記1又は2に記載の遅延量計算装置であって、
第1の信号と、前記第1の信号より第1の遅延量だけ遅延される第2の信号と、前記第第2の信号より第2の遅延量だけ遅延される第3の信号が存在する場合に、
前記第1の遅延量だけ遅延させた場合と、前記第2の遅延量だけ遅延させた場合と、前記第1及び第2の遅延量を合算した遅延量だけ遅延させた場合のそれぞれの場合における前記相関値に基づいて前記通知する遅延量を決定することを特徴とする遅延量計算装置。
付記3に記載の遅延量計算装置であって、
前記それぞれの場合における前記相関値を合計した値が最小となるように前記通知する遅延量を決定することを特徴とする遅延量計算装置。
付記1又は2に記載の遅延量計算装置であって、
前記相関値が許容可能な範囲に収まるように予め閾値を定めておき、前記相関値が前記閾値を下回る範囲内で前記通知する遅延量を決定することを特徴とする遅延量計算装置。
付記5に記載の遅延量計算装置であって、
自然数であるN個の信号を多重させる場合に存在する、N−1個の遅延量のそれぞれの量を単独で遅延させた場合と、前記N−1個の遅延量を組合せて合算した量で遅延させた場合、の全ての場合において前記相関値が前記閾値を下回るように遅延量を決定することを特徴とする遅延量計算装置。
付記1又は2に記載の遅延量計算装置であって、
前記他の系列は、第1の他の系列を含み、
前記計算手段は、
或る系列の任意のデータと第1の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記第1の他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるようにおおまかな遅延量を予め定めておく手段と、
おおまかに定められた遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記第1の他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する手段と、
を備えることを特徴とする遅延量計算装置。
付記1又は2に記載の遅延量計算装置であって、
前記他の系列は、第1の他の系列及び第2の他の系列を含み、
前記計算手段は、
或る系列の任意のデータと第1の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記第1の他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなり、前記或る系列の任意のデータと第2の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記第2の他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなり、前記第1の他の系列の第1のデータと第2の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記第1の他の系列の第1のデータと前記第2の他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるように、前記或る系列に対する前記第1の他の系列の第1の遅延量及び前記第1の他の系列に対する前記第2の系列の第2の遅延量をおおまかに定めておく手段と、
おおまかに定められた第1の遅延量及び第2の遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記第1の他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第1の遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値、前記或る系列の前記任意のデータと前記第2の他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第1の遅延量と前記第2の遅延量とを合わせた遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値及び前記第1の他の系列の前記第1のデータと前記第2の他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第2の遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記第1の遅延量及び前記第2の遅延量を計算する手段と、
を備えることを特徴とする遅延量計算装置。
付記1又は2に記載の遅延量計算装置であって、
前記他の系列は、第1乃至第Nの他の系列を含み、
前記計算手段は、
或る系列の任意のデータと第i(ここで、i=1、2、・・・、N。以下、同様。)の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記第iの他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなり、前記第iの他の系列の第1のデータと第j(ここで、j=1、2、・・・、N。i<j。以下、同様。)の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記第iの他の系列の第2のデータと前記第jの他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるように、前記或る系列に対する前記第iの他の系列の第iの遅延量及び前記第iの他の系列に対する前記第jの系列の第(i、j)の遅延量をおおまかに定めておく手段と、
おおまかに定められた第iの遅延量及び第(i、j)の遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記第iの他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第iの遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値、及び前記第iの他の系列の前記第1のデータと前記第jの他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第(i、j)の遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記第iの遅延量及び前記第(i、j)の遅延量を計算する手段と、
を備えることを特徴とする遅延量計算装置。
送信側装置と、前記送信側装置と通信を行う受信側装置とを含んだ多重信号通信システムであって、
前記通信は、同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重して通信することにより実現され、
前記遅延量は前記拡散符号と遅延された拡散符号との間の相関値に基づいて計算されたものであることを特徴とする多重信号通信システム。
付記10に記載の多重信号通信システムであって、
前記遅延量を計算する装置である遅延量計算装置を更に含み、当該遅延量計算装置が、付記1乃至9の何れか1に記載の遅延量計算装置であることを特徴とする多重信号通信システム。
受信側装置と通信を行う送信側装置であって、
前記通信を、同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重した信号を生成して、送信することにより実現し、
前記遅延量は、前記拡散符号と遅延された拡散符号との間の相関値に基づいて計算されたものであることを特徴とする送信側装置。
受信側装置と通信を行う送信側装置と、遅延量を計算する装置である遅延量計算装置を含む多重通信システムであって、
前記送信側装置が付記12に記載の送信側装置であり、
当該遅延量計算装置が、付記1乃至9の何れか1に記載の遅延量計算装置であることを特徴とする多重信号通信システム。
送信側装置と通信を行う受信側装置であって、
前記通信を、同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重した信号を受信することにより実現し、
前記遅延量は、前記拡散符号と遅延された拡散符号との間の相関値に基づいて計算されたものであることを特徴とする受信側装置。
送信側装置と通信を行う受信側装置と、遅延量を計算する装置である遅延量計算装置を含む多重通信システムであって、
前記受信側装置が付記14に記載の受信側装置であり、
当該遅延量計算装置が、付記1乃至9の何れか1に記載の遅延量計算装置であることを特徴とする多重信号通信システム。
同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重して通信する送信側装置及び受信側装置で用いられる遅延量を計算するための遅延量計算方法であって、
前記拡散符号と遅延された拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する計算ステップを備えることを特徴とする遅延量計算方法。
付記16に記載の遅延量計算方法であって、
前記計算ステップは、
或る系列の任意のデータと他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるようにおおまかな遅延量を予め定めておくステップと、
おおまかに定められた遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算するステップと、
を備えることを特徴とする遅延量計算方法。
付記16又は17に記載の遅延量計算方法であって、
第1の信号と、前記第1の信号より第1の遅延量だけ遅延される第2の信号と、前記第第2の信号より第2の遅延量だけ遅延される第3の信号が存在する場合に、
前記第1の遅延量だけ遅延させた場合と、前記第2の遅延量だけ遅延させた場合と、前記第1及び第2の遅延量を合算した遅延量だけ遅延させた場合のそれぞれの場合における前記相関値に基づいて前記通知する遅延量を決定することを特徴とする遅延量計算方法。
付記18に記載の遅延量計算方法であって、
前記それぞれの場合における前記相関値を合計した値が最小となるように前記通知する遅延量を決定することを特徴とする遅延量計算方法。
付記16又は17に記載の遅延量計算方法であって、
前記相関値が許容可能な範囲に収まるように予め閾値を定めておき、前記相関値が前記閾値を下回る範囲内で前記通知する遅延量を決定することを特徴とする遅延量計算方法。
付記20に記載の遅延量計算方法であって、
自然数であるN個の信号を多重させる場合に存在する、N−1個の遅延量のそれぞれの量を単独で遅延させた場合と、前記N−1個の遅延量を組合せて合算した量で遅延させた場合、の全ての場合において前記相関値が前記閾値を下回るように遅延量を決定することを特徴とする遅延量計算方法。
付記16又は17に記載の遅延量計算方法であって、
前記他の系列は、第1の他の系列を含み、
前記計算ステップは、
或る系列の任意のデータと第1の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記第1の他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるようにおおまかな遅延量を予め定めておくステップと、
おおまかに定められた遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記第1の他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算するステップと、
を備えることを特徴とする遅延量計算方法。
付記16又は17に記載の遅延量計算方法であって、
前記他の系列は、第1の他の系列及び第2の他の系列を含み、
前記計算ステップは、
或る系列の任意のデータと第1の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記第1の他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなり、前記或る系列の任意のデータと第2の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記第2の他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなり、前記第1の他の系列の第1のデータと第2の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記第1の他の系列の第1のデータと前記第2の他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるように、前記或る系列に対する前記第1の他の系列の第1の遅延量及び前記第1の他の系列に対する前記第2の系列の第2の遅延量をおおまかに定めておくステップと、
おおまかに定められた第1の遅延量及び第2の遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記第1の他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第1の遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値、前記或る系列の前記任意のデータと前記第2の他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第1の遅延量と前記第2の遅延量とを合わせた遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値及び前記第1の他の系列の前記第1のデータと前記第2の他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第2の遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記第1の遅延量及び前記第2の遅延量を計算するステップと、
を備えることを特徴とする遅延量計算方法。
付記16又は17に記載の遅延量計算方法であって、
前記他の系列は、第1乃至第Nの他の系列を含み、
前記計算ステップは、
或る系列の任意のデータと第i(ここで、i=1、2、・・・、N。以下、同様。)の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記第iの他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなり、前記第iの他の系列の第1のデータと第j(ここで、j=1、2、・・・、N。i<j。以下、同様。)の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記第iの他の系列の第2のデータと前記第jの他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるように、前記或る系列に対する前記第iの他の系列の第iの遅延量及び前記第iの他の系列に対する前記第jの系列の第(i、j)の遅延量をおおまかに定めておくステップと、
おおまかに定められた第iの遅延量及び第(i、j)の遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記第iの他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第iの遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値、及び前記第iの他の系列の前記第1のデータと前記第jの他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第(i、j)の遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記第iの遅延量及び前記第(i、j)の遅延量を計算するステップと、
を備えることを特徴とする遅延量計算方法。
送信側装置と、前記送信側装置と通信を行う受信側装置と、前記送信側装置及び受信側装置で用いられる遅延量を計算する遅延量計算装置とを含むシステムにおける多重信号通信方法において、
前記通信は、同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重して通信することにより実現され、
前記遅延量は、前記遅延量計算装置が前記拡散符号と遅延された拡散符号との間の相関値に基づいて計算する計算ステップにより計算したものであることを特徴とする多重信号通信方法。
付記25に記載の多重信号通信方法であって、
前記計算ステップは、
或る系列の任意のデータと他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるようにおおまかな遅延量を予め定めておくステップと、
おおまかに定められた遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算するステップと、
を備えることを特徴とする多重信号通信方法。
付記25又は26に記載の多重信号通信方法であって、
第1の信号と、前記第1の信号より第1の遅延量だけ遅延される第2の信号と、前記第第2の信号より第2の遅延量だけ遅延される第3の信号が存在する場合に、
前記第1の遅延量だけ遅延させた場合と、前記第2の遅延量だけ遅延させた場合と、前記第1及び第2の遅延量を合算した遅延量だけ遅延させた場合のそれぞれの場合における前記相関値に基づいて前記通知する遅延量を決定することを特徴とする多重信号通信方法。
付記27に記載の多重信号通信方法であって、
前記それぞれの場合における前記相関値を合計した値が最小となるように前記通知する遅延量を決定することを特徴とする多重信号通信方法。
付記25又は26に記載の多重信号通信方法であって、
前記相関値が許容可能な範囲に収まるように予め閾値を定めておき、前記相関値が前記閾値を下回る範囲内で前記通知する遅延量を決定することを特徴とする多重信号通信方法。
付記29に記載の多重信号通信方法であって、
自然数であるN個の信号を多重させる場合に存在する、N−1個の遅延量のそれぞれの量を単独で遅延させた場合と、前記N−1個の遅延量を組合せて合算した量で遅延させた場合、の全ての場合において前記相関値が前記閾値を下回るように遅延量を決定することを特徴とする多重信号通信方法。
付記25又は26に記載の多重信号通信方法であって、
前記他の系列は、第1の他の系列を含み、
前記計算ステップは、
或る系列の任意のデータと第1の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記第1の他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるようにおおまかな遅延量を予め定めておくステップと、
おおまかに定められた遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記第1の他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算するステップと、
を備えることを特徴とする多重信号通信方法。
付記25又は26に記載の多重信号通信方法であって、
前記他の系列は、第1の他の系列及び第2の他の系列を含み、
前記計算ステップは、
或る系列の任意のデータと第1の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記第1の他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなり、前記或る系列の任意のデータと第2の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記第2の他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなり、前記第1の他の系列の第1のデータと第2の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記第1の他の系列の第1のデータと前記第2の他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるように、前記或る系列に対する前記第1の他の系列の第1の遅延量及び前記第1の他の系列に対する前記第2の系列の第2の遅延量をおおまかに定めておくステップと、
おおまかに定められた第1の遅延量及び第2の遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記第1の他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第1の遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値、前記或る系列の前記任意のデータと前記第2の他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第1の遅延量と前記第2の遅延量とを合わせた遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値及び前記第1の他の系列の前記第1のデータと前記第2の他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第2の遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記第1の遅延量及び前記第2の遅延量を計算するステップと、
を備えることを特徴とする多重信号通信方法。
付記25又は26に記載の多重信号通信方法であって、
前記他の系列は、第1乃至第Nの他の系列を含み、
前記計算ステップは、
或る系列の任意のデータと第i(ここで、i=1、2、・・・、N。以下、同様。)の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記第iの他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなり、前記第iの他の系列の第1のデータと第j(ここで、j=1、2、・・・、N。i<j。以下、同様。)の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記第iの他の系列の第2のデータと前記第jの他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるように、前記或る系列に対する前記第iの他の系列の第iの遅延量及び前記第iの他の系列に対する前記第jの系列の第(i、j)の遅延量をおおまかに定めておくステップと、
おおまかに定められた第iの遅延量及び第(i、j)の遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記第iの他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第iの遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値、及び前記第iの他の系列の前記第1のデータと前記第jの他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第(i、j)の遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記第iの遅延量及び前記第(i、j)の遅延量を計算するステップと、
を備えることを特徴とする多重信号通信方法。
受信側装置と通信をする送信側装置が行う多重信号通信方法であって、
前記通信を、同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重した信号を生成して、送信することにより実現し、
前記遅延量は、前記拡散符号と遅延された拡散符号との間の相関値に基づいて計算されたものであることを特徴とする多重信号通信方法。
送信側装置と通信をする受信側装置が行う多重信号通信方法であって、
前記通信を、同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重した信号を受信することにより実現し、
前記遅延量は、前記拡散符号と遅延された拡散符号との間の相関値に基づいて計算されたものであることを特徴とする多重信号通信方法。
110 切替器
120 拡散符号生成部
130 拡散部
140 遅延付加部
150 加算器
160 アンテナ
200 受信側装置
210 アンテナ
220 等化部
230 逆拡散部
240 利得調整部
250 検出部
260 拡散符号生成部
270 遅延付加部
300 遅延量計算装置
310 遅延量計算部
320 無線通信部
330 有線通信部
340 有線接続部
350 アンテナ
Claims (9)
- 同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重して通信する送信側装置及び受信側装置で用いられるべき遅延量を計算するための遅延量計算装置であって、
前記拡散符号と遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する計算手段を備え、
前記計算手段は、
或る系列の任意のデータと他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるようにおおまかな遅延量を予め定めておく手段と、
おおまかに定められた遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する手段と、
を備えることを特徴とする遅延量計算装置。 - 同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重して通信する送信側装置及び受信側装置で用いられるべき遅延量を計算するための遅延量計算装置であって、
前記拡散符号と遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する計算手段を備え、
前記他の系列は、第1乃至第Nの他の系列を含み、
前記計算手段は、
或る系列の任意のデータと第i(ここで、i=1、2、・・・、N。以下、同様。)の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記第iの他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなり、前記第iの他の系列の第1のデータと第j(ここで、j=1、2、・・・、N。i<j。以下、同様。)の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記第iの他の系列の第2のデータと前記第jの他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるように、前記或る系列に対する前記第iの他の系列の第iの遅延量及び前記第iの他の系列に対する前記第jの系列の第(i、j)の遅延量をおおまかに定めておく手段と、
おおまかに定められた第iの遅延量及び第(i、j)の遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記第iの他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第iの遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値、及び前記第iの他の系列の前記第1のデータと前記第jの他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第(i、j)の遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記第iの遅延量及び前記第(i、j)の遅延量を計算する手段と、
を備えることを特徴とする遅延量計算装置。 - 同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重して通信する送信側装置及び受信側装置で用いられるべき遅延量を計算するための遅延量計算装置であって、
前記拡散符号と遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する計算手段を備え、
第1の信号と、前記第1の信号より第1の遅延量だけ遅延される第2の信号と、前記第2の信号より第2の遅延量だけ遅延される第3の信号が存在する場合に、
前記計算手段は、
前記第1の遅延量だけ遅延させた場合と、前記第2の遅延量だけ遅延させた場合と、前記第1及び第2の遅延量を合算した遅延量だけ遅延させた場合のそれぞれの場合における前記相関値に基づいて、前記それぞれの場合における前記相関値を合計した値が最小となるように前記通知する遅延量を決定することを特徴とする遅延量計算装置。 - 請求項1に記載の遅延量計算装置であって、
前記相関値が許容可能な範囲に収まるように予め閾値を定めておき、前記相関値が前記閾値を下回る範囲内で前記通知する遅延量を決定することを特徴とする遅延量計算装置。 - 請求項4に記載の遅延量計算装置であって、
自然数であるN個の信号を多重させる場合に存在する、N−1個の遅延量のそれぞれの量を単独で遅延させた場合と、前記N−1個の遅延量を組合せて合算した量で遅延させた場合、の全ての場合において前記相関値が前記閾値を下回るように遅延量を決定することを特徴とする遅延量計算装置。 - 送信側装置と、前記送信側装置と通信を行う受信側装置と、遅延量を計算する装置である遅延量計算装置とを含んだ多重信号通信システムであって、
前記通信は、同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった前記遅延量が与えられた複数系列の信号を多重して通信することにより実現され、
前記遅延量は前記拡散符号と遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて計算されたものであり、
前記遅延量計算装置が、請求項1乃至5の何れか1項に記載の遅延量計算装置であることを特徴とする多重信号通信システム。 - 同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重して通信する送信側装置及び受信側装置で用いられる遅延量を計算するための遅延量計算方法であって、
前記拡散符号と遅延された拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する計算ステップを備え、
前記計ステップは、
或る系列の任意のデータと他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるようにおおまかな遅延量を予め定めておくステップと、
おおまかに定められた遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算するステップと、
を含むことを特徴とする遅延量計算方法。 - 同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重して通信する送信側装置及び受信側装置で用いられる遅延量を計算するための遅延量計算方法であって、
前記拡散符号と遅延された拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する計算ステップを備え、
前記他の系列は、第1乃至第Nの他の系列を含み、
前記計算ステップは、
或る系列の任意のデータと第i(ここで、i=1、2、・・・、N。以下、同様。)の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記或る系列の前記任意のデータと前記第iの他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなり、前記第iの他の系列の第1のデータと第j(ここで、j=1、2、・・・、N。i<j。以下、同様。)の他の系列の第1のデータとの間の干渉が、前記第iの他の系列の第2のデータと前記第jの他の系列の第2のデータとの間の干渉よりも大きくなるように、前記或る系列に対する前記第iの他の系列の第iの遅延量及び前記第iの他の系列に対する前記第jの系列の第(i、j)の遅延量をおおまかに定めておくステップと、
おおまかに定められた第iの遅延量及び第(i、j)の遅延量の近傍で、前記或る系列の前記任意のデータと前記第iの他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第iの遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値、及び前記第iの他の系列の前記第1のデータと前記第jの他の系列の第1のデータとの間の干渉の量に対応した、前記拡散符号と前記第(i、j)の遅延量だけ遅延された前記拡散符号との間の相関値に基づいて前記第iの遅延量及び前記第(i、j)の遅延量を計算するステップと、
を含むことを特徴とする遅延量計算方法。 - 同一の拡散符号により拡散され、相互に異なった遅延量が与えられた複数系列の信号を多重して通信する送信側装置及び受信側装置で用いられる遅延量を計算するための遅延量計算方法であって、
前記拡散符号と遅延された拡散符号との間の相関値に基づいて前記遅延量を計算する計算ステップを備え、
第1の信号と、前記第1の信号より第1の遅延量だけ遅延される第2の信号と、前記第2の信号より第2の遅延量だけ遅延される第3の信号が存在する場合に、
前記計算ステップにおいて、
前記第1の遅延量だけ遅延させた場合と、前記第2の遅延量だけ遅延させた場合と、前記第1及び第2の遅延量を合算した遅延量だけ遅延させた場合のそれぞれの場合における前記相関値に基づいて、前記それぞれの場合における前記相関値を合計した値が最小となるように前記通知する遅延量を決定することを特徴とする遅延量計算方法。
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