JPH06244821A - スペクトラム拡散通信システム - Google Patents

スペクトラム拡散通信システム

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Publication number
JPH06244821A
JPH06244821A JP5046117A JP4611793A JPH06244821A JP H06244821 A JPH06244821 A JP H06244821A JP 5046117 A JP5046117 A JP 5046117A JP 4611793 A JP4611793 A JP 4611793A JP H06244821 A JPH06244821 A JP H06244821A
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JP
Japan
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pseudo random
communication system
pseudo
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Withdrawn
Application number
JP5046117A
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English (en)
Inventor
Munehiko Sumiya
宗彦 角谷
Hideyuki Shinonaga
英之 篠永
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KDDI Corp
Original Assignee
Kokusai Denshin Denwa KK
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Publication date
Application filed by Kokusai Denshin Denwa KK filed Critical Kokusai Denshin Denwa KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同時通信者の各々に割り当てる擬似ランダム
符号の数を節約したスペクトラム拡散通信システムを提
供する。 【構成】 同時通信局の各々に、擬似ランダム符号発生
器31 〜3n から同一の擬似ランダム符号PN1 を割り
当て、また局部発振器61 〜6n の発振周波数も同一と
する。この時、複数の送信側は送信タイミングに同期を
とって、各々に対応する受信側での相関値ピークが互い
に妨害を与えないように及び妨害を受けないように遅延
器41 〜4n にて相互に時間差をつけて受信側へ送信す
る。受信側では他信号波の影響を小さく抑さえて、所望
波の相関値より所望する情報を受信、復調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトラム拡散通信
システムに関し、特に直接拡散スペクトラム拡散通信方
式において用いられる多元接続方式に関する。
【0002】
【従来の技術】直接拡散スペクトラム拡散通信方式によ
って同時通信を行う場合には、同一の周波数帯域を占有
する同時通信局の各々に異なる擬似ランダム符号(PN
符号)を割り当て、それらの符号間の相関が小さいこと
を利用して各局を識別し、所望信号をとりだすいわゆる
符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple
Access )を用いて同時通信が行われていた。
【0003】CDMA方式の概念図を図6に示す。同図
は同時通信局数がkの場合を示している。同図におい
て、11 〜1k はそれぞれ同時通信局の2進符号化され
た情報信号、21 〜2k は情報信号11 〜1k とこれら
情報信号をスペクトル拡散するための擬似ランダム符号
PN1 〜PNk とを2進乗算する変調器、31 〜3k
擬似ランダム符号PN1 〜PNk の発生器、51 〜5k
は変調器21 〜2k で得られたベースバンド信号で局部
発振器61 〜6k より与えられる搬送波を変調する変調
器、71 〜7k は変調信号から送信に必要な周波数成分
をとりだすための帯域通過フィルタである。
【0004】スペクトラム拡散通信方式は、有線通信シ
ステム、無線通信システムともに用いることができ、8
はそれらの伝送媒体中で個々の信号が多重化される様子
を表す。9は受信信号から復調に必要な周波数成分だけ
をとりだすための帯域通過フィルタ、10は周波数変換
器であり、11は周波数変換のための局部発振器、12
は帯域制限された信号から送信された情報を得るための
復調器、13は復調器により得られた情報信号を表す。
【0005】従来の技術によると、各情報信号11 〜1
k は、変調器21 〜2k において互いに相関の小さな異
なる種類の擬似ランダム符号PN1 〜PNk によりスペ
クトラム拡散される。局部発振器61 〜6k の発振周波
数は互いに等しいf1である。なお、図では示されてい
ないが、擬似ランダム符号発生器31 〜3k と局部発振
器61 〜6k とを互いに入れ換えた構成をもとり得る。
【0006】変調器51 〜5k により変調された信号
は、フィルタ71 〜7k により帯域制限された後、受信
側へ向けて送信される。復調器では所望情報信号を拡散
するのに用いた擬似ランダム符号が受信される多数の信
号波のうち所望信号に対してのみ強い相関を示すことを
利用して所望の信号をとりだす。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】直接拡散スペクトラム
拡散通信方式にて、拡散のために用いられる擬似ランダ
ム符号としては、最大周期系列(Maximum length sequen
ce) がよく知られている。符号長が例えば127の最大
周期系列は18個、255では16個、511では48
個しか存在せず、送信局をその擬似ランダム符号だけで
識別するCDMA方式においては、多くの同時通信局を
得るには符号長の長い即ち固有な系列が数多く存在する
最大周期系列を用いる必要がある。同一周波数帯域を占
有する同時通信局数を増すために符号長の長い擬似ラン
ダム系列を用いることは符号の作成過程、相関器の構造
及び復調の過程を複雑にする。
【0008】同じ擬似ランダム符号を同一周波数で使用
することはできないため、従来の技術によれば、存在す
る擬似ランダム符号の数以上の送信局が同時に通信を行
うには図7のスペクトラム例のようにそれぞれ用いる周
波数帯を変える必要がある。同図では、f1を中心周波
数とする1からk局のグループ、f2を中心周波数とす
る1からk局のグループが示されている。同時通信局数
をm倍即ち同じ擬似ランダム符号を繰り返しm回使うた
めには必要となる周波数帯域もm倍となってしまう。
【0009】以上のように従来より提案されているCD
MAによる多元接続方式では、同時通信局数が増すにつ
れ同じ数だけの擬似ランダム符号が必要となる。擬似ラ
ンダム符号の数は限られており、また符号の数を多くす
るために符号長を長くすると装置の規模は大きくなって
しまう。同じ符号を繰り返し用いるためには周波数帯を
変えて用いる必要があり、必要な周波数帯域の増加とな
る。
【0010】本発明は、上述の問題を解決するために、
全ての同時通信局に共通に与えられた1つの擬似ランダ
ム符号だけを用いて直接拡散スペクトラム拡散通信によ
る多元接続を行うスペクトラム拡散通信システムを提供
するものである。
【0011】また、従来のCDMAシステムに適用し
て、擬似ランダム符号の数はそのままに同時通信局数を
さらに増すことができるスペクトラム拡散通信システム
を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
送信側は同一の擬似ランダム符号及び同一の搬送波周波
数を用いてそれぞれディジタル情報を拡散し、搬送波を
変調する。この時、複数の送信側は各々に対応する受信
側での相関値ピークが互いに妨害を与えないように及び
妨害を受けないように送信タイミングに同期をとって相
互に時間差をつけて受信側へ送信する。受信側では他信
号波の影響を小さく抑さえて、所望波の相関値より所望
する情報を受信、復調することができる。
【0013】
【作用】互いに信号の送信に同期をとって通信を行うた
め、スペクトラム拡散にたとえ同じ擬似ランダム符号を
用いた場合でも、受信側での相関値ピークの出現時間が
互いに異なるため、一方が他方の通信を不可能にするよ
うなことなく双方共に通信を行うことができる。そのた
め擬似ランダム符号の数が足りなくなるようなシステム
においても送信タイミングをずらすことにより同じ擬似
ランダム符号を再利用することができ、同時通信局数を
さらに増やすことができる。
【0014】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0015】図1は本発明による直接拡散スペクトラム
拡散通信システムの第1の実施例を示している。同図は
同時通信局数がnの場合を示している。
【0016】同図において、11 〜1n はそれぞれ同時
通信局の2進符号化された情報信号、21 〜2n は情報
信号11 〜1n とこれら情報信号をスペクトル拡散する
ための擬似ランダム符号PN1 とを2進乗算する変調
器、31 〜3n は擬似ランダム符号PN1 の発生器、4
1 〜4n はそれぞれの送信タイミングに時間差をつける
ための遅延器である。51 〜5n は遅延器41 〜4n
得られたベースバンド信号で局部発振器61 〜6n より
与えられる搬送波を変調する変調器、71 〜7nは変調
信号から送信に必要な周波数成分をとりだすための帯域
通過フィルタである。
【0017】スペクトラム拡散通信方式は、有線通信シ
ステム、無線通信システムともに用いることができ、8
はそれらの伝送媒体中で個々の信号が多重化される様子
を表す。9は受信信号から復調に必要な周波数成分だけ
をとりだすための帯域通過フィルタ、10は周波数変換
器であり、11は周波数変換のための局部発振器、12
は帯域制限された信号から送信された情報を得るための
復調器、13は復調器により得られた情報信号を表す。
【0018】それぞれの通信局が同一の情報速度、拡散
速度で送信を行い、変調器51 〜5n は位相変調を行う
場合を仮定して、本発明による直接拡散スペクトラム拡
散通信システムの動作を以下に説明する。
【0019】情報11 は変調器21 により発生器31
らの擬似ランダム符号PN1 と乗算され、遅延器41
より他信号と送信時間タイミングが異なるように調整さ
れる。本信号は変調器51 により、局部発振器61 によ
り与えられる周波数f1を中心周波数とする信号とな
り、さらに帯域通過フィルタ71 を通過する。同様に他
の情報1j も変調器2j により発生器3j からの擬似ラ
ンダム符号PNj と乗算され、遅延器4j により送信時
間タイミングが調整された後、変調器5jにより局部発
振器6j により与えられる周波数f1を中心周波数とす
る信号となり、さらに帯域通過フィルタ7j を通過す
る。なお、同図では示されていないが擬似ランダム符号
発生器31 〜3n と局部発振器61 〜6n とを互いに入
れ換えた構成もとり得る。
【0020】従来の技術ではフィルタ71 から7n の出
力信号を複数の送信側でランダムな時間関係により送信
していたが、本システムでは各々の送信側で送信タイミ
ングに同期をとり遅延器41 〜4n の遅延量をt1 〜t
n と調整することにより、受信側で対応する相関値ピー
クがそれぞれ重ならないようになっている。各々の送信
局の送信時間差は予め局固有に割り当てられているもの
とする。
【0021】受信信号は帯域通過フィルタ9を通過後、
周波数変換器10により所望信号が復調器の入力中心周
波数となるよう周波数変換される。復調器12は、入力
された受信信号と送信側で拡散に用いた擬似ランダム符
号PN1 との相関を計算する。得られた相関値又はこの
相関値を用いて擬似ランダム符号の同期をとって逆拡散
復調を行うことにより伝送された情報をとりだすことが
できる。
【0022】上述の相関受信を行う復調器の具体的な例
としては、弾性表面波素子、CCD(Charge Coupled De
vice) 、ディジタル論理素子などがある。弾性表面波素
子は中間周波数段での相関演算を行うことができ、デバ
イスの種類としては整合フィルタ、畳み込み積分器など
がある。CCD及びディジタル論理素子は、搬送波検波
後のベースバンド信号に対し用いられる。
【0023】図1の構成における、送信側の各々の送信
信号の時間関係を図2に示す。図では(a)、(b)、
(c)に示す3局による多元接続通信が行われている例
が示されている。a1 〜an は擬似ランダム符号の1つ
のチップを表し、a1 からa n で1つのフレームであ
る。また1つのフレームが情報の1ビットに対応してい
る。受信信号(b)に対し、(c)はa時間(3チップ
時間)、(d)はb時間(5チップ時間)だけ遅れた様
子が示されている。相関器の符号パターンは各々の送信
信号のそれに合致しており、図では(a)で示されてい
る。
【0024】図2に対応した検波器出力の様子を図3に
示す。検波器出力は、受信信号(b)の擬似ランダム符
号1フレームがちょうど相関器に入った時に図のように
ピーク値をとる(この時間をtとする)。この時、受信
信号(c)、(d)の符号パターンと相関器のそれとは
1チップ以上ずれているため、擬似ランダム符号の性質
により相関値は極めて低く、受信信号(b)に対する相
関ピークに影響を与えない。さらにa時間後(t+aの
時)には、受信信号(c)の符号パターンと相関器のそ
れが一致した状態となり、受信信号(c)に対する相関
値ピークが現れる。この時にも上記と同じ理由により受
信信号(b)、(d)は、受信信号(c)に対する相関
値ピークに影響を与えない。同様にb時間後(t+bの
時)には受信信号(d)に対する相関値ピークが現れ
る。またT時間後(t+Tの時)には受信信号(b)に
対する次の相関値ピークが現れる。ここでTは、擬似ラ
ンダム符号の1フレーム時間即ち1情報ビット時間であ
る。
【0025】受信側では得られる相関値又はこの相関値
を用い擬似ランダム符号の同期を取って逆拡散復調を行
う。各々の送信情報には送信局を記した情報が含まれて
おり、これにより受信側は局を識別し、所望する情報を
とりだすことができる。
【0026】以上述べたように、本発明による直接拡散
スペクトラム拡散通信の多元接続方式においては、同時
通信局と同じ数の擬似ランダム符号を必要とすることな
く、1つの擬似ランダム符号を他局からの干渉量が要求
される品質で決まる許容範囲である限り再利用すること
ができる。これにより従来に比べ、同じ数の擬似ランダ
ム符号でより多くの同時通信局による直接拡散スペクト
ラム拡散通信による多元接続が可能となる。
【0027】第1の実施例では各々の送信局は予め送信
タイミングを固定的に割り当てられていた。しかしなが
ら、多元接続通信や通信路の環境により発生する多重反
射(マルチパス)の影響により本来の相関値ピーク(メ
インローブという)に対し、それ以外の時間位置で相関
値ピーク(サイドローブという)が発生する。このよう
な通信状態においては、各々の送信側に割り当てる送信
タイミングを通信状況を見計らって随時決定する方法が
よい。この第2の実施例における装置構成を図4に示
す。同図は同時通信局数がnの場合を示している。
【0028】同図において、11 〜1n はそれぞれ同時
通信局の2進符号化された情報信号、21 〜2n は情報
信号11 〜1n とこれら情報信号をスペクトル拡散する
ための擬似ランダム符号PN1 とを2進乗算する変調
器、31 〜3n は擬似ランダム符号PN1 の発生器、4
1 〜4n はそれぞれの送信タイミングに時間差をつける
ための遅延器である。51 〜5n は遅延器41 〜4n
得られたベースバンド信号で局部発振器61 〜6n より
与えられる搬送波を変調する変調器、71 〜7nは変調
信号から送信に必要な周波数成分をとりだすための帯域
通過フィルタである。
【0029】スペクトラム拡散通信方式は有線通信シス
テム、無線通信システムともに用いることができ、8は
それらの伝送媒体中で個々の信号が多重化される様子を
表す。9は受信信号から復調に必要な周波数成分をとり
だす帯域通過フィルタ、10は周波数変換器であり、1
1は周波数変換のための局部発振器、12は帯域制限さ
れた信号から送信された情報を得る復調器、13は復調
器により得られた情報信号を表す。14は測定器15か
らの相関値出力を見て各々の送信側に送信タイミングを
指示する制御器、15は通信環境の状況を制御器14に
知らせるための測定器である。
【0030】それぞれの通信局が同一の情報速度、拡散
速度で送信を行い、変調器51 〜5n は位相変調を行う
場合を仮定して、第2の実施例による直接拡散スペクト
ラム拡散通信システムの動作を以下に説明する。
【0031】送信側の動作は第1の実施例の場合と全く
同じであるが、それぞれの送信に際しては遅延時間が制
御器14からの指示に従い一括的に管理される。今、図
2に示すように3局による多元接続通信が行われている
時に、新たに同一の擬似ランダム符号及び同一の搬送波
周波数を用いて通信を行う場合の送信タイミングの決定
の一手順について説明する。
【0032】測定器15は上記の同一擬似ランダム符号
及び同一の搬送波周波数を用いて現在通信を行っている
局の状態を知ることができる。図5は新たな送信タイミ
ングの割り当てに際し、測定器15にて観測される検波
器出力の様子を表す。
【0033】時間t及びt+Tの時には図2における送
信信号(b)に、時間t+aの時には送信信号(c)
に、時間t+bの時には送信信号(d)にそれぞれ対応
した相関値ピークが見られる。また送信信号(b)に対
する相関値ピークにはマルチパスによる多重信号受信の
様子も表されている。この時、制御器14は利用可能と
思われる送信タイミングを例えばt+cの時間と判断
し、これを新たな送信側に知らせる。新たな送信側は指
示に従いトレーニング信号の送信を開始する。図4にお
いては制御器14及び測定器15は複数の送信側に共通
であるが、各々の送信側に制御器14及び測定器15を
具備する構成もとりうる。
【0034】トレーニング信号の送信開始後、制御器1
4は測定器15からの相関値出力を監視し、今回新たに
割り当てた通信タイミングにより今まで通信中であった
信号に妨害を与えていないか、また今まで通信中であっ
た信号からの妨害を受けていないかを調べる。新たに送
信タイミングを割り当てたことにより与妨害か被妨害が
あるならば別の利用可能と思われる送信タイミングを指
示し直す。妨害がなければ通信を開始し、割り当て作業
は終了する。
【0035】受信側の動作は第1の実施例の場合と全く
同じであり、他の送信タイミングで送信された他の信号
波は所望波の復調に際し影響をおよぼさない。
【0036】以上のように、送信側の送信タイミングを
予め局に固定的に割り当てないで、マルチパスやサイド
ローブによる相関値ピークの状況を見ながら適応的に割
り当てていけば、どのような通信環境においても本発明
による符号節約効果即ち擬似ランダム符号の数よりも多
くの同時通信局数をシステムに収容することができる。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、同時通信局数が増えてもそれと同じ数の擬似ランダ
ム符号を必要とせず、1つの擬似ランダム符号を他局か
らの干渉量が要求される品質で決まる許容範囲である限
り再利用して、直接拡散スペクトラム拡散による多元接
続が可能になる。また、本発明による直接拡散スペクト
ラム拡散通信システムは、従来の技術により行われる直
接拡散スペクトラム拡散通信システムに適用することに
より、さらに同時通信局数を増やすことができる。
【0038】従って本発明は、スペクトラム拡散通信方
式を例えば構内無線通信システム、無線LANに適用し
てそれらの装置規模を小さくすることが要求される場合
又は装置を共通化したい場合等に、非常に簡単な装置構
成、規模で多元接続通信を行うことができる。また1つ
のエリア内に収容することのできる同時通信局数が擬似
ランダム符号の数よりも多くなるようなシステムにおい
ても、同じ擬似ランダム符号を繰り返し割り当てること
ができ、符号の節約をはかることが可能である。これに
より、より多くの局による同時通信が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスペクトラム拡散通信システムの
第1の実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明によるスペクトラム拡散通信システムの
第1の実施例における各々の送信信号の時間関係を表す
図である。
【図3】本発明によるスペクトラム拡散通信システムの
第1の実施例における検波出力の様子を表す図である。
【図4】本発明によるスペクトラム拡散通信システムの
第2の実施例の構成を示す図である。
【図5】本発明によるスペクトラム拡散通信システムの
第2の実施例における検波出力の様子を表す図である。
【図6】従来の技術によるスペクトラム拡散通信システ
ムの構成例を示す図である。
【図7】従来の技術によるスペクトラム拡散通信システ
ムにおける受信信号スペクトラムを表す図である。
【符号の説明】 11 、1j 、1n 送信ディジタル情報信号 21 、2j 、2n 変調器 31 、3j 、3n 擬似ランダム符号発生器 41 、4j 、4n 遅延器 51 、5j 、5n 変調器 61 、6j 、6n 局部発振器 71 、7j 、7n 帯域通過フィルタ 8 複数の信号波が重なって受信される様子を示す合成
器 9 帯域制限フィルタ 10 周波数変換器 11 局部発振器 12 復調器 13 復調ディジタル情報 14 制御器 15 測定器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側では、ディジタル情報を擬似ラン
    ダム符号で変調し得られたディジタル信号を用いて搬送
    波を変調し、又は搬送波をディジタル情報により変調し
    得られた変調信号を擬似ランダム符号で変調し、有線又
    は無線伝送路を用いて受信側へ送信し、受信側では、送
    信者に割り当てられた擬似ランダム符号に整合した相関
    器を用いて受信信号と該パターンとの相関をとり、該相
    関器出力より送信されたディジタル情報を復調するか、
    又は該相関器出力を擬似ランダム符号の同期情報として
    用い逆拡散復調により送信されたディジタル情報を復調
    するスペクトラム拡散通信システムにおいて、 複数の送信側は同一の擬似ランダム符号及び同一の搬送
    波周波数を用いてディジタル情報を拡散し、各々の送信
    側は互いに同期をとり、受信側で対応する相関値ピーク
    の現われるタイミングが互いに重ならないように、予め
    定められたタイミングで送信して多元接続を行うことを
    特徴とするスペクトラム拡散通信システム。
  2. 【請求項2】 送信側では、ディジタル情報を擬似ラン
    ダム符号で変調し得られたディジタル信号を用いて搬送
    波を変調し、又は搬送波をディジタル情報により変調し
    得られた変調信号を擬似ランダム符号で変調し、有線又
    は無線伝送路を用いて受信側へ送信し、受信側では、送
    信者に割り当てられた擬似ランダム符号に整合した相関
    器を用いて受信信号と該パターンとの相関をとり、該相
    関器出力より送信されたディジタル情報を復調するか、
    又は該相関器出力を擬似ランダム符号の同期情報として
    用い逆拡散復調により送信されたディジタル情報を復調
    するスペクトラム拡散通信システムにおいて、 複数の送信側は同一の擬似ランダム符号及び同一の搬送
    波周波数を用いてディジタル情報を拡散し、各々の送信
    側は互いに同期をとり、現在通信が行われている複数の
    送信側に対応する受信側での相関値ピークを妨害しない
    ように及び該送信側から妨害を受けないように適応的に
    送信タイミングを調整して送信を始めて多元接続通信を
    行うことを特徴とするスペクトラム拡散通信システム。
  3. 【請求項3】 送信側では、ディジタル情報を擬似ラン
    ダム符号で変調し得られたディジタル信号を用いて搬送
    波を変調し、又は搬送波をディジタル情報により変調し
    得られた変調信号を擬似ランダム符号で変調し、有線又
    は無線伝送路を用いて受信側へ送信し、受信側では、送
    信者に割り当てられた擬似ランダム符号に整合した相関
    器を用いて受信信号と該パターンとの相関をとり、該相
    関器出力より送信されたディジタル情報を復調するか、
    又は該相関器出力を擬似ランダム符号の同期情報として
    用い逆拡散復調により送信されたディジタル情報を復調
    するスペクトラム拡散通信システムにおいて、 複数の送信側はその同時通信局数よりも少ない数の擬似
    ランダム符号及び同一の搬送波周波数を用いてディジタ
    ル情報を拡散し、各々の送信側は互いに同期をとり、受
    信側で対応する相関値ピークの現われるタイミングが互
    いに重ならないように、予め定められたタイミングで送
    信して多元接続を行うことを特徴とするスペクトラム拡
    散通信システム。
  4. 【請求項4】 送信側では、ディジタル情報を擬似ラン
    ダム符号で変調し得られたディジタル信号を用いて搬送
    波を変調し、又は搬送波をディジタル情報により変調し
    得られた変調信号を擬似ランダム符号で変調し、有線又
    は無線伝送路を用いて受信側へ送信し、受信側では、送
    信者に割り当てられた擬似ランダム符号に整合した相関
    器を用いて受信信号と該パターンとの相関をとり、該相
    関器出力より送信されたディジタル情報を復調するか、
    又は該相関器出力を擬似ランダム符号の同期情報として
    用い逆拡散復調により送信されたディジタル情報を復調
    するスペクトラム拡散通信システムにおいて、 複数の送信側はその同時通信局数よりも少ない数の擬似
    ランダム符号及び同一の搬送波周波数を用いてディジタ
    ル情報を拡散し、各々の送信側は互いに同期をとり、現
    在通信が行われている複数の送信側に対応する受信側で
    の相関値ピークを妨害しないように及び該送信側から妨
    害を受けないように適応的に送信タイミングを調整して
    送信を始めて多元接続通信を行うことを特徴とするスペ
    クトラム拡散通信システム。
JP5046117A 1993-02-12 1993-02-12 スペクトラム拡散通信システム Withdrawn JPH06244821A (ja)

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JP5046117A JPH06244821A (ja) 1993-02-12 1993-02-12 スペクトラム拡散通信システム

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JP5046117A JPH06244821A (ja) 1993-02-12 1993-02-12 スペクトラム拡散通信システム

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