JP5699632B2 - 通信システム、受信装置及び干渉除去方法 - Google Patents

通信システム、受信装置及び干渉除去方法 Download PDF

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本発明は、スペクトル拡散通信方式を用いた通信システム、その通信システムにおける受信装置及びその通信システムにおける干渉除去方法に関する。
無線通信システムにおいて通信を行う場合に、スペクトラム拡散(SS:Spread Spectrum)方式に準拠して通信を行う場合がある。
ここで、スペクトラム拡散通信方式とは、通信の信号を本来よりも広い帯域に拡散して通信する方式である。
具体的には、送信側において、送信データを擬似雑音(PN:Pseudo random noise)系列等の符号(以下、適宜「拡散符号」と呼ぶ。)で拡散して符号化データを作成し、その符号化データを受信側に送信すると共に、受信側において、受信した符号化データを上記の拡散符号で逆拡散することで受信データを生成する。そして、スペクトラム拡散通信方式では受信側で送信側と同じ拡散符号を利用しないと元の信号が復元できないため、機密性を確保できるという効果を奏する。加えて、使用帯域が広いため伝送路ノイズに強く、また、過密状態になっても急激な品質低下を起こさない、といった効果も奏する。
このように、スペクトラム拡散通信方式には種々の効果を奏するというメリットが存在する。もっとも、拡散符号の数には一定の制限があるため、多数のユーザ収容の観点から、拡散符号を効率的に使用するための技術が求められている。
この、拡散符号の効率的な使用に関する技術の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の技術では、データをシリアル/パラレル変換し、変換後のデータを同一の拡散符号を用いて拡散し、複数の拡散後のデータをずらして遅延させることにより多重して通信するという方式を提案している。
これは、限られた帯域で高速伝送を行うために、同一の拡散符号で拡散した信号を意図的に遅延させることにより多重する方式(以下、適宜「遅延多重方式」と呼ぶ)である。図15を参照して具体的に説明すると、データ発生部121で発生したデータは、その後、S/P変換部123で多重する数にシリアル/パラレル変換され、それぞれに、乗算部124−1〜124−5でPN発生器125からのPN符号をかけて拡散する。その後、遅延素子126−1〜126−5にて、各々遅延する。そして、それらを合波器127で合波して、多値のデジタル信号としたもので、RF発振器129からの発振信号を変調器128にて変調して、周波数変換部130で周波数変換し、電力増幅部131等を経て、送信される。そして、通信システムの受信側において、この遅延多重した信号を受信、復調することにより高速のデータ通信を行うことができるようになる。
特開平10−303783号公報 特許庁ホームページ、標準技術集、MIMO(Multi Input Multi Output)関連技術、2−5−1 レプリカ生成型、2−5−1−1 Parallel Interference Canceller[online]、[平成22年11月24日検索]、インターネット<URL:http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/mimo/2-5-1.pdf#page=1> MIMOシステムにおける通信路推定及びデータ検出ZF-SAGEアルゴリズム、染谷隆雄、大槻知明[online]、[平成22年12月28日検索]、インターネット<URL:http://ci.nii.ac.jp/naid/110003250187>
特許文献1に記載されたような遅延多重方式を用いることによって、限られた帯域で高速伝送ができ、且つ、拡散符号を効率的に使用することが可能となる。
他方、多重性を上げるということは、多重させた信号間での干渉が増加するということである。そのため、上述した遅延多重方式を用いる場合にも干渉の影響を減らす必要が生じる。
もっとも、一般的な干渉低減方法(例えば、減算型並列干渉キャンセル(PIC:Parallel interference cancellation))は、異なる拡散符号により拡散させたシンボルを、遅延させることなく同時に多重化させて送信するという一般的な方式を想定したものであり、上述したような拡散した信号を意図的に遅延して多重するという遅延多重方式を想定したものではない。そのため、一般的な干渉低減方法では意図的な遅延について考慮した対応をすることはできず、遅延多重方式における干渉の影響を効果的に減らすことができない。
そこで、本発明は、同一の拡散符号で拡散した複数の信号を意図的にずらして遅延して多重するという遅延多重方式に準拠した場合であっても、多重させた信号間での干渉の影響を効果的に減らすことが可能な、通信システム、受信装置及び干渉除去方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、スペクトル拡散通信により通信を行う受信装置であって、同一の拡散符号を乗算することによって拡散された複数の異なるシンボルに対して逐次遅延を加え、当該複数のシンボルを加算することによって多重化された信号を受信するアンテナと、今回処理対象とする前記受信信号に、先行シンボルと、当該先行シンボルより遅延して多重化されており今回検出対象とするシンボルである検出対象シンボルと、が少なくとも含まれている場合に、前記検出対象シンボルの検出に先立って、前記処理対象とする受信信号から、既に検出済みである先行シンボルのレプリカに基づいて作成した信号であるレプリカ信号を減算する減算手段と、前記減算手段の出力信号を前記拡散符号を用いて逆拡散する逆拡散部と、確定前の前記先行シンボルの値を、前記検出対象シンボルに対応する部分が受信信号に現れることが始まるタイミングでサンプリングし、当該サンプリングした値を出力すると共に、前記逆拡散部の出力信号から前記検出対象シンボルを検出する検出手段と、前記検出手段が前記出力した前記サンプリングした値を、前記先行シンボルを検出するために用いている拡散信号と同一の拡散信号により拡散することにより前記レプリカ信号を生成する拡散手段と、前記検出対象シンボルと、前記先行シンボルとの重複期間のみ、前記減算手段に対して前記レプリカ信号を出力するスイッチと、を備えることを特徴とする受信装置が提供される。
本発明の第2の観点によれば、スペクトル拡散通信により通信を行う受信装置であって、同一の拡散符号を乗算することによって拡散された複数の異なるシンボルに対して逐次遅延を加え、当該複数のシンボルを加算することによって多重化された信号を受信するアンテナと、今回処理対象とする前記受信信号に、先行シンボルと、当該先行シンボルより遅延して多重化されており今回検出対象とするシンボルである検出対象シンボルと、が少なくとも含まれている場合に、前記検出対象シンボルの検出に先立って、前記処理対象とする受信信号から、既に検出済みである先行シンボルのレプリカに基づいて作成した信号であるレプリカ信号を減算する減算手段と、前記減算手段の出力信号を前記拡散符号を用いて逆拡散する逆拡散部と、前記逆拡散部の出力信号から前記検出対象シンボルを検出する検出手段と、受信信号の時系列ベクトルをrとし、前記受信信号が通信経路において受けたチャネル特性を示す行列を、チャネル行列Hとし、前記受信信号の時系列ベクトルrに対して前記チャネル行列Hの複素共役転置行列であるH を乗算することにより受信信号を等化する等化手段と、前記レプリカ信号に対して、前記チャネル行列H及び前記複素共役転置行列であるH を乗算することにより利得調整を行う利得調整手段と、を備え、前記減算手段では、前記等化後の受信信号から、前記利得調整後のレプリカ信号を減算することを特徴とする受信装置が提供される。
本発明の第の観点によれば、送信装置と、受信装置がスペクトル拡散通信により通信を行う通信システムであって、前記送信装置が、同一の拡散符号を乗算することによって拡散された複数の異なるシンボルに対して逐次遅延を加え、当該複数のシンボルを加算することによって多重化された信号を前記受信装置に対して送信し、前記受信装置が、本発明の第1の観点又は本発明の第2の観点により提供される受信装置であることを特徴とする通信システムが提供される。
本発明の第の観点によれば、スペクトル拡散通信により通信を行う装置が行う干渉除去方法であって、アンテナにより、同一の拡散符号を乗算することによって拡散された複数の異なるシンボルに対して逐次遅延を加え、当該複数のシンボルを加算することによって多重化された信号を受信するステップと、検出部により、今回処理対象とする前記受信信号に、先行シンボルと、当該先行シンボルより遅延して多重化されており今回検出対象とするシンボルである検出対象シンボルと、が少なくとも含まれている場合に、確定前の前記先行シンボルの値を、前記検出対象シンボルに対応する部分が受信信号に現れることが始まるタイミングでサンプリングし、当該サンプリングした値を出力するステップと、拡散部により、前記検出部が前記出力した前記サンプリングした値を、前記先行シンボルを検出するために用いている拡散信号と同一の拡散信号により拡散することにより、既に検出済みである先行シンボルのレプリカに基づいて作成した信号であるレプリカ信号を生成するステップと、スイッチにより、前記検出対象シンボルと、前記先行シンボルとの重複期間のみ、減算器に対して前記レプリカ信号を出力するステップと、前記減算器により、前記検出対象シンボルの検出に先立って、前記処理対象とする受信信号から、前記レプリカ信号を減算するステップと、逆拡散部により、前記減算器の出力信号を前記拡散符号を用いて逆拡散するステップと、前記検出部により、前記逆拡散部の出力信号から前記検出対象シンボルを検出するステップと、を備えることを特徴とする干渉除去方法が提供される。
本発明の第の観点によれば、送信装置と、受信装置がスペクトル拡散通信により通信をする通信システムが行う干渉除去方法であって、前記送信装置が、同一の拡散符号を乗算することによって拡散された複数の異なるシンボルに対して逐次遅延を加え、当該複数のシンボルを加算することによって多重化された信号を前記受信装置に対して送信するステップと、前記受信装置が、アンテナにより、前記送信装置が前記送信した前記信号を受信するステップと、前記受信装置が、検出部により、今回処理対象とする前記受信信号に、先行シンボルと、当該先行シンボルより遅延して多重化されており今回検出対象とするシンボルである検出対象シンボルと、が少なくとも含まれている場合に、確定前の前記先行シンボルの値を、前記検出対象シンボルに対応する部分が受信信号に現れることが始まるタイミングでサンプリングし、当該サンプリングした値を出力するステップと、前記受信装置が、拡散部により、前記検出部が前記出力した前記サンプリングした値を、前記先行シンボルを検出するために用いている拡散信号と同一の拡散信号により拡散することにより、既に検出済みである先行シンボルのレプリカに基づいて作成した信号であるレプリカ信号を生成するステップと、前記受信装置が、スイッチにより、前記検出対象シンボルと、前記先行シンボルとの重複期間のみ、減算器に対して前記レプリカ信号を出力するステップと、前記受信装置が、前記減算器により、前記検出対象シンボルの検出に先立って、前記処理対象とする受信信号から、前記レプリカ信号を減算するステップと、前記受信装置が、逆拡散部により、前記減算器の出力信号を前記拡散符号を用いて逆拡散するステップと、前記受信装置が、前記検出部により、前記逆拡散部の出力信号から前記検出対象シンボルを検出するステップと、を備えることを特徴とする干渉除去方法が提供される。
本発明によれば、意図的に遅延して多重化された複数の信号に対し、多重化された複数の信号のうちの既に検出済みの信号を利用して干渉を除去することから、同一の拡散符号で拡散した複数の信号を意図的にずらして遅延して多重するという遅延多重方式に準拠した場合であっても、意図的に多重させた複数の信号間での干渉の影響を効果的に減らすことが可能となる。
本発明の実施形態全体の基本的構成を表す図である。 本発明の実施形態における送信側装置の基本的構成を表す図である。 本発明の実施形態における切替器の切り替えについて表す図である。 本発明の実施形態における遅延多重方式について説明する図である。 本発明の第1の実施形態における受信側装置の基本的構成を表す図である。 本発明の実施形態における行列について表す図(1/2)である。 本発明の実施形態における行列について表す図(2/2)である。 本発明の第1及び第2の実施形態における送信側装置の信号について表す図である。 本発明の第1及び第2の実施形態における受信側装置の信号について表す図である。 本発明の実施形態の効果について表す図である。 本発明の第1の実施形態における受信側装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態における受信側装置の基本的構成を表す図である。 本発明の第2の実施形態における受信側装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第1及び第2の実施形態の変形例における受信側装置の信号について表す図である。 本発明の実施形態の変形例における行列について表す図である。 特許文献1の図20に相当する図である。
次に、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態は送信側装置100及び受信側装置200を有する。送信側装置100と、受信側装置200はスペクトラム拡散方式に準拠して通信を行っている。また、この通信では、同一の拡散符号で拡散した複数信号を意図的にずらして遅延して多重するという遅延多重方式を用いている。
ここで、本実施形態では、遅延多重方式を用いると共に、受信側装置200において干渉信号の除去を行う。そして、本実施形態では、減算型並列干渉キャンセル(PIC)を応用することにより干渉信号の除去を実現する。
ここで、減算型並列干渉キャンセルとは、一般的には、DS−CDMA(Direct sequence-Code Division Multiple Access)のように同一チャネルを複数のユーザが共用する伝送方式による通信や、MIMO(Multiple Input Multiple Output)方式による通信を行う際に干渉を除去する技術である。
減算型並列干渉キャンセルでは、受信信号から求めたい信号以外の信号のレプリカを減算することにより、求めたい信号以外の信号による干渉を除去する。例えば、DS−CDMAに準拠した通信の場合には、減算型並列干渉キャンセルはマルチユーザ検出の一手法として用いられ、他ユーザの判定信号から干渉信号のレプリカを生成し、このレプリカ信号を受信信号から減算することで干渉キャンセルを行う。このレプリカ減算と信号判定を繰り返すことで信号検出の精度を高めることが可能となる。このような、減算型並列干渉キャンセルについて記載した文献の一例としては、非特許文献1が挙げられる。また、本実施形態における、この減算型並列干渉キャンセルの具体的な応用方法については後述する。
ここで、本実施形態及び本発明において、或る干渉信号の生成元となったシンボルの推定値を複製したものを「シンボルレプリカ」と呼ぶ。また、シンボルレプリカを拡散し、必要な場合は更に利得調整を行うことにより生成した信号を「レプリカ信号」と呼ぶ。上記したシンボルの推定及び利得調整が適切であればレプリカ信号は干渉信号と同等の信号となる。
また、本実施形態では送信側装置100及び受信側装置200は具体的にどのような装置により実現されてもよい。例えば、両装置の片方又は両方が地上に設けられた基地局であってもよく、通信衛星であってもよく、無線LAN(Local Area Network)を構成するコンピュータであってもよい。また、両装置の片方又は両方が移動体通信端末として実現されてもよい。移動体通信端末とは例えば携帯電話機である。
続いて、図2を参照して送信側装置100の構成について説明する。図2を参照すると、送信側装置100は、切替器110、拡散符号生成部120、拡散部131、拡散部132、拡散部133、遅延付加部141、遅延付加部142、加算器150及びアンテナ160を含む。なお、本実施形態では、拡散部と遅延付加部の組を2列含んでいるが、これはあくまで一例に過ぎない。拡散部と遅延付加部の組は、任意の列数設けることが可能である。
切替器110は、送信データを入力し、入力した送信データを拡散部に対して出力する。具体的には、切替器110は、出力先となる拡散部を、拡散部131、拡散部132及び拡散部133から順次切り替える。
図3を参照して切替器110が行う切り替えについて説明する。図3を参照すると、送信データとして、a、a、a、a、a及びaがあった場合、最初のaは、拡散部131に入力される。続いて、aは、拡散部132に入力される。また、aは、拡散部133に入力される。同様に、aは、拡散部131に入力される。続いて、aは、拡散部132に入力される。また、aは、拡散部133に入力される。
拡散符号生成部120は、拡散符号を生成し、生成した拡散符号を拡散部131、拡散部132及び拡散部133に出力する。各拡散部に出力する拡散符号は同一のものである。
各拡散部は、切替器110から送信データを入力すると、その送信データに拡散符号生成部120から入力した拡散符号を乗算することにより拡散をし、拡散後データを生成する。拡散部131が生成した拡散後データは直接加算器150に出力される。一方、拡散部132及び拡散部133が生成した拡散後データはそれぞれ遅延付加部141、遅延付加部142を介して加算器150に出力される。
加算器150は、各拡散部から直接又は間接に入力した拡散後データを全て加算し、加算後の拡散後データをアンテナ160に出力する。加算器150における加算後の拡散データについて示す図が図4である。図4を参照すると拡散符号C1により拡散されたa0、及びa3は遅延無しで、a1及びa4は遅延Δ1を加えられて、a2及びa5は遅延Δ2を加えられて、多重化されていることが分かる。図4に示すようにして本実施形態は遅延多重方式による通信を行う。
アンテナ160は、加算器150から入力した拡散後データを送信信号として受信側装置200に対して送信する。なお、周波数変換部は、説明の簡略化のために省略した。以下でも同様に、周波数変換部を省略する。
続いて図5を参照して受信側装置200の構成について説明する。図5を参照すると、受信側装置200は、アンテナ201、等化部202、減算器203―1、203−2、203−3、拡散符号生成部204、逆拡散部205−1、205−2、205−3、利得調整部206−1、206−2、206−3、検出部207−1、207−2、207−3、遅延付加部210−2、210−3、拡散部211−1、211−2、211−3、拡散部212−1、212−2、212−3、利得調整部213−1、213−2、213−3、利得調整部214−1、214−2、214−3、スイッチ215−1、215−2、215−3及びスイッチ216−1、216−2、216−3を含む。アンテナ201、等化部202及び拡散符号生成部204以外の各部は3系統あるが、以下では、必要な場合を除き、説明の簡略化のために系列を表す接尾の数字を省略する。
アンテナ201は、送信側装置100のアンテナ160から通信路を介して送信されてきた送信信号を受信信号として受信する。
等化部202は、送信側装置100と受信側装置200間の通信路の影響を受けた受信信号を通信路の影響を受ける前の信号に戻し、各減算器203を介して各逆拡散部205に出力する。
各減算器203は、等化部202から入力された信号から、各スイッチ215及びスイッチ216から入力された信号を減算し、減算後の信号を各逆拡散部205に対して出力する。各減算器203における減算によって干渉信号は除去されることとなる。
拡散符号作成部204は、送信側装置100の拡散符号生成部120が作成した拡散符号と同一の拡散符号を生成し、生成した拡散符号を各逆拡散部205、各拡散部211及び拡散部212に出力する。
各逆拡散部205は、各減算器203から入力した信号と拡散符号作成部204から直接入力された拡散符号又は遅延付加部210−2及び遅延付加部210−3を介して入力された遅延後の拡散符号とに基づいて逆拡散を行う。逆拡散後の信号は各利得調整部206に出力される。
各利得調整部206は、各逆拡散部205から入力した信号に対して利得調整を行う。利得調整後の信号は各検出部207に対して出力される。
各検出部207は、各利得調整部206から入力した信号から、送信信号に含まれているシンボルを検出する。検出したシンボルは、受信データとして出力される。併せて、確定前のシンボルはシンボルレプリカとして各拡散部211及び拡散部212に出力される。ここで「確定前」とは、検出部207の内部のチップクロックで動作する加算器の出力値がシンボル周期の最後で確定する前を意味する。すなわち、シンボル周期の途中での加算器の出力値を意味する。
遅延付加部210−2及び遅延付加部210−3は、拡散符号生成部204から入力した拡散符号を遅延させた後に、各逆拡散部205、各拡散部211及び拡散部212に対して出力する。
ここで、遅延付加部210−2及び遅延付加部210−3が加える遅延は、それぞれ、送信側装置100の遅延付加部141、遅延付加部142と同様の遅延である。遅延は送信側装置100と受信側装置200で予め定めておくものとする。
各拡散部211及び各拡散部212は、各検出部207からそれぞれ入力したシンボルレプリカと、拡散符号作成部204から直接入力された拡散符号又は遅延付加210−2又は遅延付加部210−3を介して入力された遅延後の拡散符号とに基づいて拡散を行う。拡散後の信号は、それぞれ各利得調整部213及び利得調整部214に対して出力される。
各利得調整部213及び各利得調整部214は、それぞれ、各拡散部211及び拡散部212から入力した信号に対して利得調整を行う。利得調整後の信号は、それぞれ、各スイッチ215及び各スイッチ216に対して出力される。なお、各利得調整部213及び各利得調整部214における利得調整は、送信側装置100と受信側装置200間の通信路でのチャネル特性を示す行列である行列Hと行列Hの複素共役転置行列であるHを入力に対してかけるものである。ここで、各利得調整部213及び各利得調整部214が出力する信号がレプリカ信号である。
各スイッチ215及び各スイッチ216は、それぞれ、各利得調整部213及び利得調整部214から入力した信号のうちの一部の期間の部分より構成されるレプリカ信号を他の系列の減算器203に対して出力する。具体的には、スイッチ215−1及び各スイッチ216−1は、それぞれ、各利得調整部213−1及び利得調整部214−1から入力した信号のうちの一部の期間の部分より構成されるレプリカ信号を減算器203−2及び減算器203−3に対して出力する。同様に、スイッチ215−2及び各スイッチ216−2は、それぞれ、各利得調整部213−2及び利得調整部214−2から入力した信号のうちの一部の期間の部分より構成されるレプリカ信号を減算器203−3及び減算器203−1に対して出力する。スイッチ215−3及び各スイッチ216−3は、それぞれ、各利得調整部213−3及び利得調整部214−3から入力したレプリカ信号を減算器203−1及び減算器203−2に対して出力する。各スイッチ215及び各スイッチ216は、それぞれ、各利得調整部213及び利得調整部214から入力した信号がレプリカ信号を構成しない部分であるタイミングでは、他の系列の減算器203に対してゼロ信号を出力する。ここで、利得調整部が出力した信号がレプリカ信号を構成する期間は、等価部202から減算器203に入力される減算対象となる信号と減算するレプリカ信号とが重複する期間である。
続いて、具体的な文字及び数式を用いて各部における出力について説明する。なお、図面中においては、或る量が行列又はベクトルであることを強調するため、それを表す文字を太字で表現する。
続いて、各文字が示す内容について説明する。本実施形態においてCは、拡散符号行列を示すものとする。Cを示す図が、図6−1の(A)である。
また、Dは、遅延行列を示すものとする。また、Dの添字であるΔ及びそれに続く数字は遅延量を示す、また、更に続く添字がの場合は前シンボルからの遅延であることを示し、の場合は後シンボルからの遅延であることを示す。一例としてDΔ1Uを示すのが、図6−1の(B)である。更に、DΔ1Lを示すのが、図6−2の(C)である。
また、本実施形態において送信側装置100と、受信側装置200との通信経路はHで示されるチャネル特性を有するものとする。一般に、Hはm×mの次元を有する行列で表現され、「チャネル行列」と呼ばれる。このチャネル行列Hを示すのが、図6−2の(D)である。また、C は、行列Cの転置行列を示すものとする。また、Hは、行列Hの複素共役転置行列を示すものとする。
次に、図7を参照して送信側装置100における信号について説明する。図7では、説明の便宜上、5つの拡散部と4つの遅延付加部が示されているが、実際には図2の送信側装置100の構成により実現される。具体的には、図7におけるΔ1遅延1000に含まれる拡散部は拡散部132により実現される。また、Δ1遅延1000に含まれる遅延付加部は遅延付加部141により実現される。同様に、図7におけるΔ2遅延2000に含まれる拡散部は拡散部133により実現される。また、Δ2遅延2000に含まれる遅延付加部は遅延付加部142により実現される。
まず、送信データの入力を受けた切替器110が、送信データに含まれるシンボルai−2〜ai+2を各拡散部に出力する。aを基準とした場合、ai−2、ai−1はそれぞれ2つ前、1つ前、のシンボルである。また、aを基準とした場合、ai+1、ai+2はそれぞれ1つ後、2つ後、のシンボルである。
各拡散部では拡散符号Cを各シンボルに対して乗算する。その後、j=i−2i−1i+1i+2については、各遅延付加部により遅延が行われる。
加算器150は、拡散部131、Δ1遅延1000及びΔ2遅延2000のそれぞれからの出力を加算し、加算結果を送信信号sとしてアンテナ160より送信する。送信信号sは、以下の数式により表される。
Figure 0005699632
次に、図8を参照する。今回は、検出部207−1からの出力信号に対する処理を一例として説明する。そのため、この処理に特に関係する部分のみを図示する。
上述したように送信側装置100と、受信側装置200との通信経路はHで示されるチャネル特性を有するものとする。そのため、受信側装置200のアンテナ201は、送信信号sがチャネル特性Hの影響を受けた信号である受信信号rを受信する。受信信号rは、以下の数式により表される。
Figure 0005699632
受信した信号は等化部202によりHを乗算されることにより等化される。等化後の信号を示すのがrである。rは、以下の数式により表される。
Figure 0005699632
一方、遅延付加部210−2及び遅延付加部210−3は、拡散部204から入力した拡散符号をそれぞれ、DΔ1U、DΔ2U遅延させた後に、拡散部212−2、拡散部211−3に対してそれぞれ出力する。
拡散部212−2は、検出部207−2から入力したdi−2と、遅延付加210−2から入力した遅延後の拡散符号DΔ1Uとに基づいて拡散を行う。拡散後の信号は、利得調整部214−2に対して出力される。
拡散部211−3は、検出部207−3から入力したdi−1と、遅延付加210−3から入力した遅延後の拡散符号DΔ2Uとに基づいて拡散を行う。拡散後の信号は、利得調整部213−3に対して出力される。
利得調整部214−2、利得調整部213−3は、それぞれ、拡散部212−2、拡散部212−3から入力した信号に対してHHを乗算する。乗算後の信号は減算器203−1に対して出力される。
続いて、減算器203−1により減算が行われた後の信号を示すのがrである。rは、以下の数式により表される。
Figure 0005699632
その後、逆拡散部205−1により逆拡散が行われた後の信号を示すのがrである。rは、以下の数式により表される。
Figure 0005699632
次に、利得調整部206−1により利得調整が行われた後の信号を示すのがrである。rは、以下の数式により表される。
Figure 0005699632
ここで、送信信号の推定が正しい場合は、ai−2=di−2及びai−1=di−1が成り立つ。そのため、
Figure 0005699632
となる。
そして、検出部207−1によりrからdが検出され、出力される。
次に、本実施形態の効果について図9を参照して説明する。
図9の式aを参照すると、今回検出したい信号である所望信号(図中の所望信号)には、多重させた他の信号に起因する干渉信号(図中のレプリカ信号除去前)が付加されている。しかし、本実施形態では、検出部207−2が検出した既知のシンボルのレプリカに基づいて遅延付加部210−2、拡散部212−2及び利得調整部214−2が除去すべき第1の信号(図中のレプリカから作成した信号)を生成する。また検出部207−3が検出した既知のシンボルのレプリカに基づいて遅延付加部210−3、拡散部211−3及び利得調整部213−3が除去すべき第2の信号(図中のレプリカから作成した信号)を生成する。そして、生成した除去すべき2つの信号を減算器203−1において減算する。そのため、本実施形態では図9の式bのように4つの干渉信号のうちの2つの干渉信号を除去し、2つの干渉信号だけが残るようにすることが可能となるという効果を奏する(図中の(レプリカ信号除去後))。
また、複数のシンボルを同一の拡散符号で拡散して、送信することから拡散符号を効率的に使用することが可能となるという効果を奏する。
次に、本実施形態における受信側装置200の各部における信号についてタイミングチャートを参照して説明する。図5には受信側装置200の各部における信号に符号を付してある。また、図10は図5における符号を用いたタイミングチャートである。
上記の説明では、干渉除去の対象となる信号が一番上の系列の信号であるとしたが、次の説明では、干渉除去の対象となる信号が一番下の系列の信号であるとする。
まず、検出部207−1は、検出部207−1内の加算器の出力信号R1をサンプリングクロックSPL13がHIGHとなるタイミングでサンプリングし、拡散部211−1及び拡散部212−1に出力する。今回は、(N−2)番目の信号をサンプリングし、出力したものとする。そして、出力した(N−2)番目の信号を減算するのであるが、そのまま減算してしまうと、(N−2)番目の信号に起因した干渉が生じていないタイミングでも減算を行ってしまうこととなる。そのため、スイッチ216−1により減算対象となるN番目の信号と、今回出力する(N−2)番目の信号に基づくレプリカ信号との重複期間のみ、減算器203−3に対して(N−2)番目のレプリカ信号であるC13を出力する。一方、1シンボルあたりの拡散信号のチップ数が2のべき乗であるとすると、検出器207−1は、内部の加算器が1シンボル時間利得調整部206−1の出力を累積して得た累積値のMSB(Most Significant Bit)を内部のサンプルホルド部がサンプル/ホルドして、それを信号D1として出力する。
同様に、検出部207−2は、検出部207−2内の加算器の出力信号R2をサンプリングクロックSPL23がHIGHとなるタイミングでサンプリングし、拡散部211−2及び拡散部212−2に出力する。今回は、(N−1)番目の信号をサンプルし、出力したものとする。そして、出力した(N−1)番目の信号を減算するのであるが、そのまま減算してしまうと、(N−1)番目の信号に起因した干渉が生じていないタイミングでも減算を行ってしまうこととなる。そのため、スイッチ215−2により減算対象となるN番目の信号と、今回出力する(N−1)番目の信号に基づくレプリカ信号との重複期間のみ、減算器203−3に対して(N−1)番目のレプリカ信号であるC23を出力する。一方、1シンボルあたりの拡散信号のチップ数が2のべき乗であるとすると、検出器207−2では、内部の加算器が1シンボル時間利得調整部206−2の出力を累積して得た累積値のMSBを内部のサンプルホルド部がサンプル/ホルドして、それを信号D2として出力する。
そして減算器203−3において、等化部202の出力から信号C13及び信号C23を減算する。これにより干渉除去が実現される。
次に、上述した第1の実施形態の変形例である第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、受信側装置200のみが変形されており、第2の実施形態における送信側装置100は、第1の実施形態における送信側装置100と同一の構成であるものとする。また、送信側装置100と、受信側装置200における通信方式等も同一であるものとする。これら、同一の点については説明を省略し、主として受信側装置200について説明をする。
第2の実施形態においては、図9の(式b)の右辺の括弧内の第2項と第3項もなくす。すなわち、第1の実施形態では、対象となっているシンボルとタイミングが重なるシンボルのうち対象となっているシンボルよりも先行するシンボルによる干渉信号のみを減算したが、第2の実施形態では、対象となっているシンボルとタイミングが重なるシンボルのうち対象となっているシンボルよりも先行するシンボルによる干渉信号のみならず対象となっているシンボルに後続するシンボルによる干渉信号も減算する。
第1の実施形態においては、レプリカ信号を生成し、生成したレプリカ信号をスイッチ215、216により必要時にのみ減算器203に対して出力していた。
一方、第2の実施形態においては新たに遅延付加部220を設け、減算される対象となる信号に対して一シンボル周期の遅延を与える。これによりスイッチ215、216を不要とし、回路を簡略化することが可能となる。
図11を参照すると本実施形態の受信側装置200は、アンテナ201、等化部202、減算器203、拡散符号生成部204、逆拡散部205、利得調整部206、検出部207、遅延付加部210、拡散部211、利得調整部213、逆拡散部217、利得調整部218、予備検出部219及び遅延付加部220を含む。
上記の各部のうち第1の実施形態における受信側装置200と同一の符号が付されている各部は、第1の実施形態と同様の動作をする。同一の符号が付されていない各部は、以下のように動作する。
各逆拡散部217の動作内容は、各逆拡散部205の動作内容と同一である。具体的には等化部202から入力した信号を拡散符号作成部204から直接入力された拡散符号又は遅延付加部210−2又は遅延付加部210−3を介して入力された遅延後の拡散符号により逆拡散する。逆拡散後の信号は各利得調整部218に出力される。
各利得調整部218の動作内容は、各逆拡散部206の動作内容と同一である。具体的には各逆拡散部217より入力した信号に対して利得調整を行う。利得調整後の信号は各予備検出部219に対して出力される。
各予備検出部219の動作内容は、検出部207の動作内容と同一である。具体的には各利得調整部218から入力した信号から、送信信号に含まれているシンボルを検出する。検出したシンボルは、各拡散部211に出力される。
また、本実施形態における受信側装置200の各部における信号についてタイミングチャートを参照して説明する。図11には受信側装置200の各部における信号に符号が付されている。また、図12は図11における符号を用いたタイミングチャートである。
今回干渉除去の対象とする信号がD3である場合を例にとって説明する。
まず、予備検出部219−1においてS1が検出される。同様に予備検出部219−2においてS2が検出される。そして減算器203−3においてBよりS1及びS2を減算する。これにより本実施形態における干渉除去が実現される。
干渉除去の対象となる信号がN番目の信号であるとした場合、始めの1/3シンボル周期で(N−2)番目の信号による干渉信号と(N−1)番目の信号による干渉信号とが除去され、真ん中の1/3シンボル周期で(N−1)番目の信号による干渉信号と(N+1)番目の信号による干渉信号とが除去され、最後の1/3シンボル周期で(N+1)番目の信号による干渉信号と(N+2)番目の信号による干渉信号とが除去される。
続いて、上述の実施形態1及び2に実装可能な変形例の一つを説明する。本変形例では、チャネル行列Hを動的に推定する。
上述したように本実施形態における送信側装置100及び受信側装置200は具体的にどのような装置により実現されてもよい。ここで、例えば、送信側装置100が通信衛星であるような場合や、両装置が移動しないような場合には、チャネル行列Hが可変しないものとして処理を行っても差し支えない場合がある。
一方、何れかの装置が移動体通信端末として実現されており、何れかの装置が通信中に移動する場合等には、通信路の状況が時間的に変化する。そのためチャネル行列Hが時間変動することとなる。このような場合には受信側装置200においてチャネル行列Hを動的に推定し、推定したチャネル行列Hに基づいて等化及び利得調整を行うことにより、より良好な特性を得ることができる。
本変形例の具体的な構成について図13を参照して説明する。
図13を参照すると本変形例は、新たに推定部230を含んでいる。推定部230は、アンテナ201で受信した信号に基づいてチャネル行列Hを動的に推定し、推定したチャネル行列Hを等化部202、利得調整部213−2及び利得調整部213−3に対して出力する。
推定部230におけるチャネル推定(通信路推定)には特に制限はなく、任意の推定方法により実現することができる。
具体的な一例を挙げるとすると、例えば非特許文献2の4.提案通信路推定及びデータ検出法、4.1に記載の既知信号を用いた初期推定法(Zero-Forcing)を用いることが可能である。
続いて、具体的な文字及び数式を用いて本変形例について説明する。今回は、検出部207−1からの出力信号に対する処理を一例として説明する。そのため、この処理に特に関係する部分のみを図示する。
また、本変形例の説明におけるチャネル行列Hを示すのが、図14(A)である。更に、チャネル行列Hに、チャネル行列Hの複素共役転置行列であるHHを乗算した行列H2を示すのが、図14(B)である。
また、今回送信側装置100が送信した送信信号Sを、以下の数式により表す。
Figure 0005699632
上述したように送信側装置100と、受信側装置200との通信経路はHで示されるチャネル特性を有するものとする。そのため、受信側装置200のアンテナ201は、送信信号Sがチャネル特性Hの影響を受けた信号である受信信号rを受信する。受信信号rは、以下の数式により表される。
Figure 0005699632
受信した信号は等化部202によりHを乗算されることにより等化される。等化後の信号を示すのがr2である。r2は、以下の数式により表される。
Figure 0005699632
一方、遅延付加部210−2及び遅延付加部210−3は、拡散部204から入力した拡散符号をそれぞれ、DΔ1U、DΔ2U遅延させた後に、拡散部212−2、拡散部211−3に対してそれぞれ出力する。
拡散部212−2は、検出部207−2から入力したdi−2と、遅延付加210−2から入力した遅延後の拡散符号DΔ1UCjとに基づいて拡散を行う。拡散後の信号は、利得調整部214−2に対して出力される。
拡散部211−3は、検出部207−3から入力したdi−1と、遅延付加210−3から入力した遅延後の拡散符号DΔ2UCjとに基づいて拡散を行う。拡散後の信号は、利得調整部213−3に対して出力される。
利得調整部214−2、利得調整部213−3は、それぞれ、拡散部212−2、拡散部212−3から入力した信号に対してHHを乗算する。乗算後の信号は減算器203−1に対して出力される。
続いて、減算器203−1により減算が行われた後の信号を示すのがr3である。r3は、以下の数式により表される。
Figure 0005699632
その後、逆拡散部205−1により逆拡散が行われた後の信号を示すのがr4である。r4は、以下の数式により表される。
Figure 0005699632
次に、利得調整部206−1により利得調整が行われた後の信号を示すのがr5である。r5は、以下の数式により表される。
Figure 0005699632
ここで、送信信号の推定が正しい場合は、ai−2=di−2及びai−1=di−1が成り立つ。そのため、
Figure 0005699632
となる。
そして、検出部207−1によりr5からdが検出され、出力される。以上のように本変形例においては、推定部230が推定したチャネル行列Hを利用することが可能となる。
上記の各実施形態では、3系列とも共通の拡散符号を用いるとしたが、系列毎に異なった拡散符号を用いても良い。この場合、遅延された拡散符号は、その遅延を持つ異なった拡散符号に置き換えられる。
なお、本発明の実施形態であるスペクトル拡散通信における干渉除去装置は、ハードウェアにより実現することもできるが、コンピュータをそのスペクトル拡散通信における干渉除去装置として機能させるためのプログラムをコンピュータがコンピュータ読み取り可能な記録媒体から読み込んで実行することによっても実現することができる。
また、本発明の実施形態によるスペクトル拡散通信における干渉除去方法は、ハードウェアにより実現することもできるが、コンピュータにその方法を実行させるためのプログラムをコンピュータがコンピュータ読み取り可能な記録媒体から読み込んで実行することによっても実現することができる。
また、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1) スペクトル拡散通信により通信を行う受信装置であって、
同一の拡散符号を乗算することによって拡散された複数の異なるシンボルに対して逐次遅延を加え、当該複数のシンボルを加算することによって多重化された信号を受信するアンテナと、
今回処理対象とする前記受信信号に、先行シンボルと、当該先行シンボルより遅延して多重化されており今回検出対象とするシンボルである検出対象シンボルと、が少なくとも含まれている場合に、前記検出対象シンボルの検出に先立って、前記処理対象とする受信信号から、既に検出済みである先行シンボルのレプリカに基づいて作成した信号であるレプリカ信号を減算する減算手段と、
前記減算手段の出力信号を前記拡散符号を用いて逆拡散する逆拡散部と、
前記逆拡散部の出力信号から前記検出対象シンボルを検出する検出手段と、
を備えることを特徴とする受信装置。
(付記2) 付記1に記載の受信装置であって、
前記検出手段は、
前記確定させる前の前記先行シンボルの値を、前記検出対象シンボルに対応する部分が受信信号に現れることが始まるタイミングでサンプリングし、当該サンプリングした値を出力し、
当該受信装置は、
前記検出手段が前記出力した前記サンプリングした値を、前記先行シンボルを検出するために用いている拡散信号と同一の拡散信号により拡散することにより前記レプリカ信号を生成する拡散手段と、
前記検出対象シンボルと、前記先行シンボルとの重複期間のみ、前記減算手段に対して前記レプリカ信号を出力するスイッチと、
を更に備えることを特徴とする受信装置。
(付記3) 付記1に記載の受信装置であって、
前記拡散信号を用いて逆拡散された前記受信した信号から前記先行シンボルを検出する予備検出手段と、
前記予備検出手段が検出した前記先行シンボルを前記拡散信号によって拡散することにより前記レプリカ信号を生成する拡散手段と、
前記処理対象とする受信信号に対して一シンボル周期の遅延を加える遅延付加手段と、
を更に備え、
前記減算手段は、前記遅延付加手段により遅延を加えられた前記処理対象とする受信信号から、前記拡散手段が生成した前記レプリカ信号を減算することを特徴とする受信装置。
(付記4) 付記3に記載の受信装置であって、
今回処理対象とする受信信号に、前記先行シンボル及び前記検出対象シンボルに加えて、前記検出対象シンボルより遅延して多重化されているシンボルである後続シンボルが含まれている場合に、当該後続シンボルにも基づいてレプリカ信号を生成し、前記処理対象とする受信信号から、前記後続シンボルに基づいて生成したレプリカ信号をも減算することを特徴とする受信装置。
(付記5) 付記1乃至4の何れか1に記載の受信装置であって、
複数の前記先行シンボルのレプリカに各々対応する複数の前記レプリカ信号を生成し、前記処理対象とする一つの受信信号から前記複数の前記レプリカ信号を減算することを特徴とする受信装置。
(付記6) 付記1乃至5の何れか1に記載の受信装置であって、
受信信号の時系列ベクトルをrとし、
前記受信信号が通信経路において受けたチャネル特性を示す行列を、チャネル行列Hとし、
前記受信信号の時系列ベクトルrに対して前記チャネル行列Hの複素共役転置行列であるHを乗算することにより受信信号を等化する等化手段と、
前記レプリカ信号に対して、前記チャネル行列H及び前記複素共役転置行列であるHを乗算することにより利得調整を行う利得調整手段を更に備え、
前記減算手段では、前記等化後の受信信号から、前記利得調整後のレプリカ信号を減算することを特徴とする受信装置。
(付記7) 付記1乃至6の何れか1に記載の受信装置であって、
前記チャネル行列Hを推定することを特徴とする受信装置。
(付記8) 送信装置と、受信装置がスペクトル拡散通信により通信を行う通信システムであって、
前記送信装置が、同一の拡散符号を乗算することによって拡散された複数の異なるシンボルに対して逐次遅延を加え、当該複数のシンボルを加算することによって多重化された信号を前記受信装置に対して送信し、
前記受信装置が、付記1乃至7の何れか1に記載の受信装置であることを特徴とする通信システム。
(付記9) スペクトル拡散通信により通信を行う装置が行う干渉除去方法であって、
アンテナにより、同一の拡散符号を乗算することによって拡散された複数の異なるシンボルに対して逐次遅延を加え、当該複数のシンボルを加算することによって多重化された信号を受信するステップと、
減算器により、今回処理対象とする前記受信信号に、先行シンボルと、当該先行シンボルより遅延して多重化されており今回検出対象とするシンボルである検出対象シンボルと、が少なくとも含まれている場合に、前記検出対象シンボルの検出に先立って、前記処理対象とする受信信号から、既に検出済みである先行シンボルのレプリカに基づいて作成した信号であるレプリカ信号を減算する減算ステップと、
逆拡散部により、前記減算器の出力信号を前記拡散符号を用いて逆拡散する逆拡散ステップと、
前記逆拡散部の出力信号から前記検出対象シンボルを検出する検出ステップと、
を備えることを特徴とする干渉除去方法。
(付記10) 送信装置と、受信装置がスペクトル拡散通信により通信をする通信システムが行う干渉除去方法であって、
前記送信装置が、同一の拡散符号を乗算することによって拡散された複数の異なるシンボルに対して逐次遅延を加え、当該複数のシンボルを加算することによって多重化された信号を前記受信装置に対して送信するステップと、
前記受信装置が、アンテナにより、同一の拡散符号を乗算することによって拡散された複数の異なるシンボルに対して逐次遅延を加え、当該複数のシンボルを加算することによって多重化された信号を受信するステップと、
前記受信装置が、減算器により、今回処理対象とする前記受信信号に、先行シンボルと、当該先行シンボルより遅延して多重化されており今回検出対象とするシンボルである検出対象シンボルと、が少なくとも含まれている場合に、前記検出対象シンボルの検出に先立って、前記処理対象とする受信信号から、既に検出済みである先行シンボルのレプリカに基づいて作成した信号であるレプリカ信号を減算する減算ステップと、
前記受信装置が、逆拡散部により、前記減算器の出力信号を前記拡散符号を用いて逆拡散する逆拡散ステップと、
前記受信装置が、前記逆拡散部の出力信号から前記検出対象シンボルを検出する検出ステップと、
を備えることを特徴とする干渉除去方法。
100 送信側装置
110 切替器
120 拡散符号生成部
131、132、133 拡散部
141、142 遅延付加部
150 加算器
160 アンテナ
200 受信側装置
201 アンテナ
202 等化部
203 減算器
204 拡散符号生成部
205、217 逆拡散部
206、262、263 利得調整部
207 検出部
210 遅延付加部
211、212 拡散部
213、214、218 利得調整部
215、216 スイッチ
219 予備検出部
220 遅延付加部
230 推定部
1000 Δ1遅延
2000 Δ2遅延

Claims (7)

  1. スペクトル拡散通信により通信を行う受信装置であって、
    同一の拡散符号を乗算することによって拡散された複数の異なるシンボルに対して逐次遅延を加え、当該複数のシンボルを加算することによって多重化された信号を受信するアンテナと、
    今回処理対象とする前記受信信号に、先行シンボルと、当該先行シンボルより遅延して多重化されており今回検出対象とするシンボルである検出対象シンボルと、が少なくとも含まれている場合に、前記検出対象シンボルの検出に先立って、前記処理対象とする受信信号から、既に検出済みである先行シンボルのレプリカに基づいて作成した信号であるレプリカ信号を減算する減算手段と、
    前記減算手段の出力信号を前記拡散符号を用いて逆拡散する逆拡散部と、
    確定前の前記先行シンボルの値を、前記検出対象シンボルに対応する部分が受信信号に現れることが始まるタイミングでサンプリングし、当該サンプリングした値を出力すると共に、前記逆拡散部の出力信号から前記検出対象シンボルを検出する検出手段と、
    前記検出手段が前記出力した前記サンプリングした値を、前記先行シンボルを検出するために用いている拡散信号と同一の拡散信号により拡散することにより前記レプリカ信号を生成する拡散手段と、
    前記検出対象シンボルと、前記先行シンボルとの重複期間のみ、前記減算手段に対して前記レプリカ信号を出力するスイッチと、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. スペクトル拡散通信により通信を行う受信装置であって、
    同一の拡散符号を乗算することによって拡散された複数の異なるシンボルに対して逐次遅延を加え、当該複数のシンボルを加算することによって多重化された信号を受信するアンテナと、
    今回処理対象とする前記受信信号に、先行シンボルと、当該先行シンボルより遅延して多重化されており今回検出対象とするシンボルである検出対象シンボルと、が少なくとも含まれている場合に、前記検出対象シンボルの検出に先立って、前記処理対象とする受信信号から、既に検出済みである先行シンボルのレプリカに基づいて作成した信号であるレプリカ信号を減算する減算手段と、
    前記減算手段の出力信号を前記拡散符号を用いて逆拡散する逆拡散部と、
    前記逆拡散部の出力信号から前記検出対象シンボルを検出する検出手段と、
    受信信号の時系列ベクトルをrとし、前記受信信号が通信経路において受けたチャネル特性を示す行列を、チャネル行列Hとし、前記受信信号の時系列ベクトルrに対して前記チャネル行列Hの複素共役転置行列であるHを乗算することにより受信信号を等化する等化手段と、
    前記レプリカ信号に対して、前記チャネル行列H及び前記複素共役転置行列であるHを乗算することにより利得調整を行う利得調整手段と、
    を備え、
    前記減算手段では、前記等化後の受信信号から、前記利得調整後のレプリカ信号を減算することを特徴とする受信装置。
  3. 請求項に記載の受信装置であって、
    前記チャネル行列Hを推定することを特徴とする受信装置。
  4. 請求項1乃至の何れか1項に記載の受信装置であって、
    複数の前記先行シンボルのレプリカに各々対応する複数の前記レプリカ信号を生成し、前記処理対象とする一つの受信信号から前記複数の前記レプリカ信号を減算することを特徴とする受信装置。
  5. 送信装置と、受信装置がスペクトル拡散通信により通信を行う通信システムであって、
    前記送信装置が、同一の拡散符号を乗算することによって拡散された複数の異なるシンボルに対して逐次遅延を加え、当該複数のシンボルを加算することによって多重化された信号を前記受信装置に対して送信し、
    前記受信装置が、請求項1乃至の何れか1項に記載の受信装置であることを特徴とする通信システム。
  6. スペクトル拡散通信により通信を行う装置が行う干渉除去方法であって、
    アンテナにより、同一の拡散符号を乗算することによって拡散された複数の異なるシンボルに対して逐次遅延を加え、当該複数のシンボルを加算することによって多重化された信号を受信するステップと、
    検出部により、今回処理対象とする前記受信信号に、先行シンボルと、当該先行シンボルより遅延して多重化されており今回検出対象とするシンボルである検出対象シンボルと、が少なくとも含まれている場合に、確定前の前記先行シンボルの値を、前記検出対象シンボルに対応する部分が受信信号に現れることが始まるタイミングでサンプリングし、当該サンプリングした値を出力するステップと、
    拡散部により、前記検出部が前記出力した前記サンプリングした値を、前記先行シンボルを検出するために用いている拡散信号と同一の拡散信号により拡散することにより、既に検出済みである先行シンボルのレプリカに基づいて作成した信号であるレプリカ信号を生成するステップと、
    スイッチにより、前記検出対象シンボルと、前記先行シンボルとの重複期間のみ、減算器に対して前記レプリカ信号を出力するステップと、
    前記減算器により、前記検出対象シンボルの検出に先立って、前記処理対象とする受信信号から、前記レプリカ信号を減算するステップと、
    逆拡散部により、前記減算器の出力信号を前記拡散符号を用いて逆拡散するステップと、
    前記検出部により、前記逆拡散部の出力信号から前記検出対象シンボルを検出するステップと、
    を備えることを特徴とする干渉除去方法。
  7. 送信装置と、受信装置がスペクトル拡散通信により通信をする通信システムが行う干渉除去方法であって、
    前記送信装置が、同一の拡散符号を乗算することによって拡散された複数の異なるシンボルに対して逐次遅延を加え、当該複数のシンボルを加算することによって多重化された信号を前記受信装置に対して送信するステップと、
    前記受信装置が、アンテナにより、前記送信装置が前記送信した前記信号を受信するステップと、
    前記受信装置が、検出部により、今回処理対象とする前記受信信号に、先行シンボルと、当該先行シンボルより遅延して多重化されており今回検出対象とするシンボルである検出対象シンボルと、が少なくとも含まれている場合に、確定前の前記先行シンボルの値を、前記検出対象シンボルに対応する部分が受信信号に現れることが始まるタイミングでサンプリングし、当該サンプリングした値を出力するステップと、
    前記受信装置が、拡散部により、前記検出部が前記出力した前記サンプリングした値を、前記先行シンボルを検出するために用いている拡散信号と同一の拡散信号により拡散することにより、既に検出済みである先行シンボルのレプリカに基づいて作成した信号であるレプリカ信号を生成するステップと、
    前記受信装置が、スイッチにより、前記検出対象シンボルと、前記先行シンボルとの重複期間のみ、減算器に対して前記レプリカ信号を出力するステップと、
    前記受信装置が、前記減算器により、前記検出対象シンボルの検出に先立って、前記処理対象とする受信信号から、前記レプリカ信号を減算するステップと、
    前記受信装置が、逆拡散部により、前記減算器の出力信号を前記拡散符号を用いて逆拡散するステップと、
    前記受信装置が、前記検出部により、前記逆拡散部の出力信号から前記検出対象シンボルを検出するステップと、
    を備えることを特徴とする干渉除去方法。
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