JP5463956B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートポンプ機能を用いて定着部を加熱するとともに冷却対象を冷却する画像形成装置に関する。
画像形成装置において、例えば冷却対象ユニットから発生した熱を吸熱部から吸収し、その熱を定着部に与えて加熱するヒートポンプ機能を用いることにより、省エネルギーを図るとともに、画像形成装置内の各ユニットの昇温を防止する技術が既に知られている。
しかし、従来では、ヒートポンプ機能を駆動させると、加熱と同時に冷却が実施されてしまう。従って、冷却対象が冷却不要でありかつ定着部が要加熱である状態、又は、冷却対象が要冷却でありかつ定着部が加熱不要である状態においても、必要以上な冷却対象への冷却、必要以上な定着部への加熱が行われてしまい、画像形成装置内における温度制御が適切にできないという問題があった。
特許文献1には、画像形成装置において、省エネルギーを図るとともに各ユニットの昇温を防止する目的の技術が開示されている。この特許文献1の技術では、冷却対象ユニットの排熱をヒートポンプの吸熱部で吸収し、その吸収した熱をヒートポンプの放熱部から定着部に供給してトナー像の加熱に利用するとともに、冷却対象ユニットを冷却する。
この特許文献1の技術は、ヒートポンプ機能を用いて、定着部を加熱し、かつ、冷却対象ユニットを冷却するものではあるが、上述した問題を解消できるものではない。すなわち、特許文献1の技術は、冷却対象が冷却不要でありかつ定着部が要加熱である状態、又は、冷却対象が要冷却でありかつ定着部が加熱不要である状態においても、必要以上な冷却対象への冷却、必要以上な定着部への加熱が行われてしまい、画像形成装置の機内温度を適切に保つことができないという問題を解消できていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ヒートポンプ機能を用いて加熱及び冷却を行ったとしても、画像形成装置内における温度制御を適切にできる画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、記録媒体に対し、画像データに基づく画像を、発熱源を持つ処理手段により定着させる定着装置と、冷却対象装置から吸熱部で吸収した熱を吸熱部よりも高温である発熱部に移動させることにより、冷却対象装置を冷却できるとともに発熱源へ熱エネルギーを加えることができるヒートポンプ手段と、定着装置の温度を検知する定着装置温度検知手段と、冷却対象装置の温度を検知する冷却装置温度検知手段と、定着装置温度検知手段と冷却装置温度検知手段による検知結果に基づいて、定着装置と冷却対象装置の温度状況を分類する分類手段と、画像形成装置の動作状況を監視する監視手段と、分類手段により分類される温度状況と、監視手段により監視される動作状況とに基づいて、ヒートポンプ手段の駆動制御を実行する駆動制御手段と、を備えた画像形成装置であって、発熱部の近傍に配置され、発熱部の熱を電気エネルギーに変換する熱電素子と、熱電素子の近傍に配置され、熱電素子で変換された電気エネルギーを蓄電する蓄電地と、熱電素子と蓄電池との間に挿入された蓄電池充電機能駆動制御スイッチと、蓄電池と定着装置との間に挿入された蓄電池放電機能駆動制御スイッチと、を備え、駆動制御手段は、定着装置の温度が要加熱の場合において、蓄電池充電機能駆動制御スイッチをオフにすると共に、蓄電池放電機能駆動制御スイッチをオンにすることにより、蓄電池を充電から放電に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、ヒートポンプ機能を用いて加熱及び冷却を行ったとしても、画像形成装置内における温度制御を適切にすることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成について説明する図である。 ヒートポンプの構成及び動作原理について説明する図である。 ヒートポンプの動作を示すT−S線図について説明する図である。 具体的な定着器における温度制御状態遷移について説明する図である。 ゼーベック効果を利用した熱電素子の原理について説明する図である。 ヒートポンプ機能駆動制御における構成概略について説明する図である。 定着部の温度状態と、冷却対象の温度状態について説明する図である。 ヒートポンプ機能駆動制御で用いられる制御テーブルについて説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態(実施形態)について添付図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、冷却対象が冷却不要でありかつ定着部が要加熱である状態、又は、冷却対象が要冷却でありかつ定着部が加熱不要である状態においても、適切なヒートポンプ機能の駆動制御を実施することで、画像形成装置内における機内温度制御を適切にする。そのために、本実施形態の画像形成装置は、冷却対象及び定着部の温度状況や画像形成装置の動作状況を監視し、各々の対象が冷却及び加熱を要する状態であるかを検知し、検知した状態に基づいて適切なヒートポンプ機能の駆動制御を実施することを特徴としている。この特徴により、本実施形態の画像形成装置では、画像形成装置内における機内温度の適正化を図ることができる。以下、本実施形態の画像形成装置について具体的に説明する。
まず、図1を用いて、本実施形態の画像形成装置100の全体構成について説明する。図1は、本実施形態の画像形成装置の全体構成を左側面から見た様子を示す概要図である。
本実施形態の画像形成装置100は、給紙カセット101と、給紙ローラ102と、搬送路103と、中間転写ベルト104と、現像ユニット105(K、C、M、Y)と、感光体106(K、C、M、Y)と、テンションローラ107と、駆動ローラ108と、2次転写ローラ109と、定着器(定着装置の一例)110と、ヒータ(発熱源の一例)111と、制御手段(駆動制御手段及び監視手段の一例)112と、演算処理部(分類手段の一例)113と、ヒートポンプ(ヒートポンプ手段の一例)114と、書込みユニット(冷却対象装置の一例)115と、定着器温度検知手段(定着装置温度検知手段の一例)116と、書込みユニット温度検知手段(冷却装置温度検知手段の一例)117と、によって構成されている。
給紙カセット101は、印刷する前の用紙(記録媒体の一例)を積載する。給紙ローラ102は、給紙カセット101に積載された用紙を最も上にあるものから順に搬送路103へ給紙する。一枚ずつ分離されて給紙された用紙は、中間転写ベルト104上の画像が転写されるタイミングに合わせて2次転写ローラ109に搬送される。中間転写ベルト104は、駆動ローラ108と、テンションローラ107とに巻回されたベルトである。中間転写ベルト104は、駆動ローラ108によって駆動され、テンションローラ107によってたるみが防がれている。
図1における画像形成装置100は、中間転写ベルト104に沿って補色関係にある各色の現像ユニット(105K、105M、105C、105Y)が並べられた構成を備える、いわゆる、タンデムタイプといわれるものである。Kはブラック、Mはマゼンタ、Cはシアン、Yはイエローを示し、各現像ユニット(105K、105M、105C、105Y)にはそれぞれの色のトナーによるトナー画像を担持可能な感光体(106K、106M、106C、106Y)を備えている。
図1において、中間転写ベルト104は反時計回りに回転し、回転方向の上流側から順に、複数の現像ユニット105K、105M、105C、105Yが配列されている。これら複数の現像ユニット105K、105M、105C、105Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。以下の説明では、全ての現像ユニット、または、全ての感光体に共通する内容の場合には現像ユニット105、または、感光体106と表す。
図1において、感光体106を含む現像ユニット105は、画像形成装置100において図示しない現像ユニット収容部に対して着脱可能に構成されている。
画像形成に際し、感光体106の外周面は、暗中にて一様に帯電される。その後、書込みユニット115によって、それぞれの色の画像に対応したレーザ光を照射して一様に帯電した感光体106の外周面を露光する。これによって静電潜像が形成される。この静電潜像を可視像化することによって感光体106上にそれぞれの色のトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体106と中間転写ベルト104とが接する位置(1次転写位置)で、図示しない1次転写ローラにより中間転写ベルト104上に転写される。この転写により、中間転写ベルト104上にトナーによる画像が形成される。
以上のように、現像ユニット105Kでブラックのトナー画像を転写された中間転写ベルト104は、カラー印刷要求がされた場合などは、次の現像ユニット105Mに搬送される。現像ユニット105Mでは、現像ユニット105Kでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体106M上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのトナー画像が中間転写ベルト104上に形成されたブラックの画像に重畳されて転写される。
中間転写ベルト104は、さらに次の現像ユニット105C、105Yに搬送され、同様の動作により、感光体106C上に形成されたシアンのトナー画像と、感光体106Y上に形成されたイエローのトナー画像とが、中間転写ベルト104上に重畳されて転写される。こうして、中間転写ベルト104上にフルカラーの画像が形成される。このフルカラーの重ね画像が形成された中間転写ベルト104は、2次転写ローラ109の位置まで搬送され、中間転写ベルト104上のフルカラーの画像は、用紙に転写される。
定着器110は、用紙に転写されたトナー画像を熱融着し、トナー画像を用紙に固着させる。ヒータ111は、その発熱源として使用される。定着器温度検知手段116は、サーミスタやサーモパイルなどが使用され、ヒータ111の熱量制御を実施する際に、制御手段112が定着器110の温度を読取ることで、ヒータ111に与える熱量を演算処理部113が演算処理を行った上で決定する。
なお、画像形成に際して、ブラックのみの印刷(モノクロ印刷)の場合は感光体106M、感光体106C、感光体106Yは、中間転写ベルト104から離間された位置に退避し、前述の画像形成プロセスをブラックの場合のみ行う。
書込みユニット温度検知手段117、熱電素子118、蓄電池119に関しては、後述する。
図2は、本実施形態の画像形成装置に係るヒートポンプ114の構成及び動作原理について説明する図である。ヒートポンプ114は、図2に示すように、熱を移動、変換する手段として、圧縮器201、凝縮器202、膨張弁203、蒸発器204を有している。また、ヒートポンプ114は、図2に示すように、排熱部205、発熱部206、吸熱部207、冷却部208を有している。排熱部205は、例えば定着器110で発生して排熱された熱を定着装置から移動させて吸収する。発熱部206は、例えば定着装置の発熱源に熱エネルギーを加える。吸熱部207は、例えば冷却対象(冷却対象ユニット、冷却対象装置)で発生した熱を吸収する。冷却部208は、例えば冷却対象に冷風を与える。
このヒートポンプ114は、クーラー等の冷却装置(冷凍装置)と同様な動作を行うものである。以下、図2及び図3を用いて、ヒートポンプ114の動作原理を説明する。図3は、ヒートポンプの動作を示すT−S線図について説明する図である。
圧縮器201は、冷媒の乾き飽和蒸気Aを発熱部206の所望温度に対する飽和蒸気圧以上の圧力まで圧縮して加熱飽和蒸気Bにし、凝縮器202に送る。凝縮器202に送られた加熱飽和蒸気Bは、排熱部205から送られてくる排熱と接触し、発熱部206に熱量Q1(熱エネルギー)を与えることで液化し、飽和液Cになる。この飽和液Cは、膨張弁203に送られ、膨張弁203によって等エンタルピ膨張することで蒸気Dとなり、蒸発器204に送られる。蒸発器204に送られた蒸気Dは、吸熱部207から熱量Q2を吸収して気化し、乾き飽和蒸気Aに戻る。このとき、冷却部208から冷風が出力される。この冷風により、冷却対象が冷却される。なお、吸熱部207にて吸収される熱は、冷却対象の近傍から吸熱部207へ移動させられる。
画像形成装置100は、以上のような熱サイクルを繰り返すヒートポンプ114を使用する。これにより、冷却部208(冷却対象)を所望の温度に冷却し、発熱部206(定着装置の発熱源)を所望の温度に加熱することが可能となる。
なお、本実施形態の説明では、冷却対象の一例を書込みユニットとして説明するが、これに限定されず、例えば、感光体(K、C、M、Y)106と、駆動ローラ108と、定着器110とを駆動させる図1に図示しない駆動源であってもよい。また、駆動源は、ブラシモータ、ブラシレスモータ、ステッピングモータ、クラッチ、ソレノイドであってもよい。
次に、本実施形態の画像形成装置に係る定着器110の温度制御状態について、図4を用いて以下に説明する。
S401はウオームアップ状態であり、以下の(A)〜(C)のいずれかの制御を実施する状態である。
(A)画像形成装置100が電源ONされ、印刷要求を画像形成装置100が受けた場合、用紙に転写されたトナー画像を熱融着し、トナー画像を用紙に固着させるための温度まで定着器110の温度を上昇させる。所定の温度まで上昇した後、印刷状態S402に遷移する。
(B)画像形成装置100が電源ONされ、印刷要求を画像形成装置100が受けていない場合、待機状態S404にて必要な温度まで定着器110の温度を上昇させる。所定の温度まで上昇した後、待機状態S404に遷移する。
(C)待機状態S404のときに印刷要求を画像形成装置100が受けた場合、用紙に転写されたトナー画像を熱融着し、トナー画像を用紙に固着させるための温度まで定着器110の温度を上昇させる。所定の温度まで上昇した後、印刷状態S402に遷移する。
S402は印刷状態であり、画像形成装置100が印刷要求を受けた際、全ての印刷が終了するまで用紙に転写されたトナー画像を熱融着し、トナー画像を用紙に固着させるための温度を維持し続ける状態である。印刷終了後、待機前状態S403に遷移する。
S403は待機前状態であり、定着器110が印刷状態S402で必要とされる温度から待機状態S404で必要とされる温度に到達するまでの状態である。
S404は待機状態であり、画像形成装置100が印刷要求を受けた際、すぐさま用紙に転写されたトナー画像を熱融着し、トナー画像を用紙に固着させるための温度まで上昇することが可能なように、所定の温度を維持し続ける状態である。画像形成装置が印刷要求を受ければウオームアップ状態S401に遷移し、一定時間印刷要求を受けなければスリープ前状態S405に遷移する。
S405はスリープ前状態であり、定着器110が待機状態S404で必要とされる温度からスリープ状態S406で必要とされる温度に到達するまでの状態である。
S406はスリープ状態であり、省エネルギーの観点より、画像形成装置100が一定時間以上印刷要求を受けない場合に、定着器110の温度を雰囲気温度にまで落とす状態である。
Q401は排熱であり、待機前状態S403及びスリープ前状態S405で発生する熱エネルギーである。画像形成装置100において、印刷を実施されるのに必要とされない熱エネルギーなので、ヒートポンプ制御対象となる。
以上のように、定着器110の温度は、画像形成装置100の動作状況によって制御される。制御手段112は、画像形成装置100の動作状況を監視することで、定着器110における温度の制御状況の遷移を監視できることになる。この監視結果は、ヒートポンプ機能の駆動制御に用いられる。
次に、本実施形態の画像形成装置に係る熱電素子118について、図5を用いて説明する。図5は、ゼーベック効果を利用した熱電素子の原理について説明する図である。
図5に示す熱電素子118は、ゼーベック効果を利用した熱電素子である。接続部501を高温側に、電極502P、502Nを低温側として、両端に温度差を与えると、ゼーベック効果により、図5に示すようにP型・N型半導体内において、電荷の移動が生じて、図中の矢印方向に電流が流れる為、正・負の電極(502P・502N)間で接合された負荷抵抗503の両端に電力が発生する。
熱電素子118を構成するP型及びN型半導体の材料及び組み合わせとしては、現在多種多様な材料及び組み合わせが提案されている。本実施形態に適用可能なものは、熱電変換効果が得られるものであれば、特に材料及び組み合わせは限定されない。
また、熱電変換装置として、図5のような構成を持つ素子が一個だけでは得られる電力が小さい場合もあり、複数個の素子を組み合わせて使用されることも提案されている。本実施形態に適用可能なものは、熱電変換効果がえられるものであれば、特に個数は限定されない。
次に、本実施形態の画像形成装置に係るヒートポンプ機能の駆動制御について、図6、図7、図8を用いて説明する。図6は、ヒートポンプ機能の駆動制御における構成概略について説明する図である。図7は、定着部の温度状態と、冷却対象の温度状態について説明する図である。図8は、ヒートポンプ機能の駆動制御で用いられる制御テーブルについて説明する図である。
演算処理部113は、サーミスタなどの定着部温度検知手段116を用いて、定着器110の温度を監視する。それと同時に、演算処理部113は、サーミスタなどの書込みユニット温度検知手段117を用いて、書込みユニット115の温度を監視する。そして、演算処理部113は、定着部温度検知手段116と書込みユニット温度検知手段117の検知結果から演算を行い、定着器110の温度状況及び書込みユニット115の温度状況を分類する。
分類された定着器110の温度状況及び書込みユニット115の温度状況を表したのが、図7である。例えば温度状況は全部で9通りあり、9つの温度状況(1)〜(9)について以下に説明する。
(1)は、定着器110の温度が加熱不要(適温以上)であり、書込みユニット115の温度が要冷却(適温以上)である状況である。
(2)は、定着器110の温度が加熱不要(適温以上)であり、書込みユニット115の温度が適温である状況である。
(3)は、定着器110の温度が加熱不要(適温以上)であり、書込みユニット115の温度が冷却不要(適温以下)である状況である。
(4)は、定着器110の温度が適温であり、書込みユニット115の温度が要冷却(適温以上)である状況である。
(5)は、定着器110の温度が適温であり、書込みユニット115の温度が適温である状況である。
(6)は、定着器110の温度が適温であり、書込みユニット115の温度が冷却不要(適温以下)である状況である。
(7)は、定着器110の温度が要加熱(適温以下)であり、書込みユニット115の温度が要冷却(適温以上)である状況である。
(8)は、定着器110の温度が要加熱(適温以下)であり、書込みユニット115の温度が適温である状況である。
(9)は、定着器110の温度が要加熱(適温以下)であり、書込みユニット115の温度が冷却不要(適温以下)である状況である。
上記(1)〜(9)でいう適温とは、画像形成装置において最も品質を優位に保てる温度である。
図8に示す制御テーブルは、制御手段112により実行されるヒートポンプ114の駆動制御の内容が定義されたデータである。すなわち、この制御テーブルでは、演算処理部113によって分類される温度状況(図7の(1)〜(9))と、制御手段112によって監視される画像形成装置100の動作状況(図4で説明した定着器110における温度の制御状況の遷移)とに応じて、制御の内容が予め定義されている。この制御テーブルは、制御手段112自身又は画像形成装置の図示しない記憶手段に予め設定され、記憶されているとする。
制御手段112は、演算処理部113で分類された温度状況と、制御手段112自身で監視する画像形成装置100の動作状況と、図8に示す制御テーブルとに従って、制御の内容を特定し、図6に示すSW1、SW2、SW3のON/OFFの制御を実行する。これにより、ヒートポンプ114の駆動制御を適切に実行することができ、画像形成装置における機内温度制御の適正化を図れる。
なお、本実施形態の説明では、熱電素子118及び蓄電池119を用いて必要以上に加熱される場合において、熱電変換を実施する例を挙げたが、代替手段としてファンモータを用いて冷却制御を実施してもよい。
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置によれば、冷却対象及び定着部の温度や画像形成装置の動作状況を監視して、各々の対象が冷却及び加熱を要する状態であるかを検知し、その検知した状態に基づいてヒートポンプ機能の駆動(動作)を適切に制御する。これにより、本実施形態の画像形成装置は、ヒートポンプを用いて加熱及び冷却を行ったとしても、画像形成装置内における機内温度制御の適正化を図れる。従って、本実施形態の画像形成装置では、冷却対象が冷却不要でありかつ定着部が要加熱である状態、又は、冷却対象が要冷却でありかつ定着部が加熱不要である状態においても、適切なヒートポンプ機能の駆動制御が実施できるので、画像形成装置内における機内温度を適切にすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
例えば、上述した実施形態における動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成によって実行することも可能である。
ソフトウェアによる処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させてもよい。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させてもよい。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magneto Optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送してもよい。または、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送してもよい。コンピュータでは、転送されてきたプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることが可能である。
また、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。
100 画像形成装置
101 給紙カセット
102 給紙ローラ
103 搬送路
104 中間転写ベルト
105 現像ユニット(K、C、M、Y)
106 感光体(K、C、M、Y)
107 テンションローラ
108 駆動ローラ
109 2次転写ローラ
110 定着器
111 ヒータ
112 制御手段
113 演算処理部
114 ヒートポンプ
115 書込みユニット
116 定着器温度検知手段
117 書込みユニット温度検知手段
118 熱電素子
119 蓄電池
201 圧縮器
202 凝縮器
203 膨張弁
204 蒸発器
205 排熱部
206 発熱部
207 吸熱部
208 冷却部
S401 ウオームアップ状態
S402 印刷状態
S403 待機前状態
S404 待機状態
S405 スリープ前状態
S406 スリープ状態
Q401 排熱
501 接続部
502 電極(P:正/N:負)
503 負荷抵抗
SW1 ヒートポンプ機能駆動制御スイッチ
SW2 蓄電池充電機能駆動制御スイッチ
SW3 蓄電池放電機能駆動制御スイッチ
特開2005−258003号公報

Claims (4)

  1. 記録媒体に対し、画像データに基づく画像を、発熱源を持つ処理手段により定着させる定着装置と、冷却対象装置から吸熱部で吸収した熱を前記吸熱部よりも高温である発熱部に移動させることにより、前記冷却対象装置を冷却できるとともに前記発熱源へ熱エネルギーを加えることができるヒートポンプ手段と、
    前記定着装置の温度を検知する定着装置温度検知手段と、
    前記冷却対象装置の温度を検知する冷却装置温度検知手段と、
    前記定着装置温度検知手段と前記冷却装置温度検知手段による検知結果に基づいて、前記定着装置と前記冷却対象装置の温度状況を分類する分類手段と、
    前記画像形成装置の動作状況を監視する監視手段と、
    前記分類手段により分類される前記温度状況と、前記監視手段により監視される前記動作状況とに基づいて、前記ヒートポンプ手段の駆動制御を実行する駆動制御手段と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記発熱部の近傍に配置され、前記発熱部の熱を電気エネルギーに変換する熱電素子と、
    前記熱電素子の近傍に配置され、前記熱電素子で変換された電気エネルギーを蓄電する蓄電地と、
    前記熱電素子と前記蓄電池との間に挿入された蓄電池充電機能駆動制御スイッチと、
    前記蓄電池と前記定着装置との間に挿入された蓄電池放電機能駆動制御スイッチと、を備え、
    前記駆動制御手段は、
    前記定着装置の温度が要加熱の場合において、前記蓄電池充電機能駆動制御スイッチをオフにすると共に、蓄電池放電機能駆動制御スイッチをオンにすることにより、前記蓄電池を充電から放電に切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ヒートポンプ手段は、
    前記吸熱部により前記冷却対象装置から熱を吸収する場合、前記冷却対象装置近傍から熱を前記吸熱部へ移動させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記ヒートポンプ手段は、
    前記定着装置で発生して排熱された熱を、前記定着装置から移動させて吸収することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記定着装置は、
    前記発熱部から放出された熱を用いて、前記発熱源を加熱させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2010044490A 2010-03-01 2010-03-01 画像形成装置 Expired - Fee Related JP5463956B2 (ja)

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