JP5463798B2 - 伝送装置 - Google Patents

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Description

この発明は、運用系の障害発生時に予備系に回線を切り替えるMSPP(Multi Service Provisioning Platform)装置などの伝送装置に関する。
従来、自局と他局との間を、通常使用される運用系のn本の伝送路と、1本の予備系の伝送路で接続した1:n冗長構成の伝送装置を用いた伝送システムがある。伝送装置は、運用系の経路(伝送路、あるいはユニットまたはライン)の障害発生時には、運用系(Working Line)の回線を予備系(Protection Line)の回線に切り替える。伝送路には、光信号または電気信号が伝送される。
障害発生時における1:1および1:nの回線切り替えは、GR−253,ITU−T勧告 G.841の通信規格に定義されている。この際、監視装置との間で障害時対策用のコマンドを送受信して1:1,1:n切り替えが実施される。このコマンドとして、伝送フレームのヘッダに含まれるK1,K2バイトに切り替え情報が定義されている。そして、運用系での障害発生時には、この切り替え情報のK1,K2バイトは、予備系を伝送されるフレームを使って伝送装置間で送受信される。
図29は、従来の回線切り替えにおけるK1,K2バイトの定義を示す図表である。K1バイトの4ビット(bit1−4)には、切替要求(Switch Request)が定義され、他の4ビット(bit5−8)には、切替要求チャネル(Switch Request cannnel number)が定義されている。K2バイトの4ビット(bit1−4)には、予備系に切り替えたチャネルの情報(Bridging channel number)が定義され、1ビット(bit5)には、回線の切り替え方式(Architecture)が定義され、3ビット(bit6−8)には、モード(Mode)が定義されている。
K1バイトのbit1−4は、図中上方にしたがい優先順位(Priority)が高く、もっとも優先順位の高い切替要求にしたがって回線の切り替えを実行する。たとえば、bit1−4の値が「1000」のマニュアル・スイッチ(Manual Switch)よりも、「1110」のフォースド・スイッチ(Forced Switch)の方が優先順位が高い。
上記の定義にしたがって回線切り替えを行う従来技術としては、1:nなどの予備系側で動的に予備系の回線の割り当てをすることで、障害からの復旧後における切り戻し処理時の瞬断を回避し、予備系の伝送路を用いた長時間運用を可能とするものがある。障害発生時の予備系の回線を固定的に確保するのではなく、障害の発生および回復時における伝送路の品質と、伝送路の優先順位をもとに予備系として使用する伝送路を動的に決定する構成となっている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2001−339370号公報
図30は、従来の定義により切替要求があったときの状態遷移を説明する図である。自局のスロット(またはユニットまたはライン)単位での切り替えに着目した各状態間での遷移が示されている。なお、便宜上、図29に示した各定義の状態のうち一部の状態だけを示している。各状態としては、ノーリクエスト(No Request)P1、マニュアル・スイッチP2、シグナルフェイル(SF:Signal Fail、信号障害)P3、フォースド・スイッチ(Foeced Switch)P4の状態を示した。このほか、シグナル・ディグレード(SD:Signal Degrade、信号劣化)等がある。
マニュアル・スイッチP2の状態の場合、パスのエラーレートがSDに規定されたビットエラーレートの閾値よりも高くなったり、SF状態となると、保守者による回線の切り替え指示によらず、自動的にパスの冗長切り替えが動作する。これに対して、フォースド・スイッチP4の状態の場合、パスがSD状態、すなわち、パスのエラーレートがSDに規定されたビットエラーレートの閾値よりも高い場合や、SF状態となった場合でも、これらに応じた自動的な冗長切り替えは動作しない。これは、このフォースド・スイッチが、図29で示すように、SD、SF(P4)よりも優先順位が高いからである。
ここで問題となるのは、図30に定義されたマニュアル・スイッチP2の状態の後に、装置のユニットの取り外しあるいは障害や、ユニットからのケーブル抜け等のラインの障害などが発生した場合である。これは、例えば保守者が何らかの理由でユニットにマニュアル・スイッチの状態を設定していた状態で、前記のような障害が発生した場合に相当する。この場合、マニュアル・スイッチP2の状態より優先順位の高い条件(図中のSF(High)P3)に相当するため、図中p2の遷移が生じてマニュアル・スイッチP2の状態が自動でクリアされ、SF(High)P3の状態に遷移する。これは、保守者が設定していたマニュアル・スイッチの状態が、保守者が認識することなく、他の状態になることに相当する。
そして、この障害発生後に、保守者がユニットの交換や、ユニットに実装される光送受信モジュールであるSFP(Small Form factor Pluggable、ここではポートに相当)の交換や、光ファイバの交換などの復旧作業を行い、新しいユニットやSFPの実装、ケーブルの接続がなされると、保守者が意図しないにもかかわらず、対応するパスが、急に予備系から運用系の回線に切り戻ることになる。このとき、保守者は、切り戻し、あるいはエラーに関する確認が行えないため、新たに実装したユニットやケーブルに問題があった場合、信号断が生じる等の問題点があった。
上記のような状況としないためには、保守者がマニュアル・スイッチの状態ではなく、フォースド・スイッチP4の状態に設定することが考えられる。しかし、優先順位が高いフォースド・スイッチP4の状態は、他のユニットやラインの障害を救済できないことや、保守者のオペレーションミスによる解除忘れが起きると重大なトラブルに至るため、極力用いたくないという要望がある。このように、特定の事象に対しては、従来の状態の定義だけでは対応が困難な場合があった。
開示の伝送装置は、上述した問題点を解消するものであり、障害発生後の復旧時に回線の切り戻しを防止することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この伝送装置は、n個の運用系における障害発生時に1個の予備系に回線を切り替える伝送装置において、前記障害発生時に前記運用系から前記予備系に回線の切り替えを行い、前記障害が発生した前記運用系の系統に対して所定のコマンドを実行して当該所定のコマンドに対応した所定の回線切り替え状態にさせた場合、前記障害の復旧後であっても前記運用系の系統に対して前記所定のコマンドに対応した回線切り替えの状態を維持させる切替制御手段を備え、前記所定のコマンドは、所定の通信規格に準拠して障害の程度に対応した複数のコマンドが優先順位を有して設けられたものであり、前記切替制御手段には、前記複数のコマンドとして定義されているマニュアル・スイッチとフォースド・スイッチの優先順位との間に、前記マニュアル・スイッチよりも優先順位が高く、装置外部に対しては当該マニュアル・スイッチが有する回線切り替えの状態を維持して通知しつつ、装置内部ではマニュアル・スイッチよりも障害の程度が高い回線切り替えの状態とするアドバンスド・マニュアル・スイッチの定義が設定されたことを要件とする。
上記構成によれば、障害発生時に運用系から予備系に回線の切り替えを行ったときに実行した所定のコマンドがあるとき、障害の復旧後であっても前記運用系の系統に対して前記所定のコマンドに対応した回線切り替えの状態を維持させるため、障害発生後の復旧時に直ちに回線が切り戻されることを防止できるようになる。
開示の 伝送装置によれば、障害発生後の復旧時に直ちに回線に切り戻しが生じることを防止できるという効果を奏する。
伝送装置における切替要求の状態遷移を説明する図である。 伝送装置を含む伝送システムの構成図である。 伝送装置を含む光伝送システムの構成図である。 伝送装置に装着されるユニットの構成を示す図である。 制御系ユニットの内部構成を示すブロック図である。 伝送装置に設定されるコマンド毎の優先順位を示す図表である。 シェルフにポートが設けられた装置のハードウェア構成を示す図である。 インターフェースユニットにポートが設けられた装置のハードウェア構成を示す図である。 各インターフェースユニットの状態切り替えの処理を示すフローチャートである。 伝送装置全体における切り替え処理を示すフローチャートである。 マニュアル・スイッチを実行したスロットでインターフェースユニットが取り外された場合の説明図である。 図11に示す状態切り替えの処理を示すフローチャートである。 スロットからインターフェースユニットを取り外した後にこのスロットにマニュアル・スイッチを実行する場合の説明図である。 図13に示す状態切り替えの処理を示すフローチャートである。 スロットからインターフェースユニットを取り外した後にこのスロットにアドバンスド・マニュアル・スイッチを実行する場合の説明図である。 マニュアル・スイッチ実行後に別のスロットでインターフェースユニットが取り外された場合の説明図である。 マニュアル・スイッチを実行したポートからケーブルが外れた場合の説明図である。 ポートからケーブル抜けが発生した後にこのポートにマニュアル・スイッチを実行する場合の説明図である。 ポートからケーブルが抜けた後にこのポートにアドバンスド・マニュアル・スイッチを実行する場合の説明図である。 マニュアル・スイッチ実行後に別のポートでケーブルが抜けた場合の説明図である。 切り替え情報K1,K2の使用例を説明する図(その1)である。 切り替え情報K1,K2の使用例を説明する図(その2)である。 既存装置との間の対応動作(その1)を説明する図である。 既存装置との間の対応動作(その2)を説明する図である。 切り替え情報K1,K2の割り当て例を説明する図(その1)である。 切り替え情報K1,K2の割り当て例を説明する図(その2)である。 切り替え情報K1,K2内のアドバンスド・マニュアル・スイッチのビット割り当て例を説明する図表である。 切り替え情報K1,K2の交互送信処理例を示すフローチャートである。 従来の回線切り替えにおけるK1,K2バイトの定義を示す図表である。 従来の定義により切替要求があったときの状態遷移を説明する図である。
(実施の形態)
以下に添付図面を参照して、この伝送装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。この伝送装置は、n本の運用系の系統のいずれかに障害が発生したとき1本の予備系の系統に回線を切り替える1:n冗長切り替えの伝送装置である。たとえば、GR−253やITU−T勧告 G.841などに準拠した切り替え動作を行う伝送装置に適用できる。
図1は、実施の形態の伝送装置における切替要求の状態遷移を説明する図である。自局のスロット(上記ユニットに相当)、およびライン単位での切り替えに着目した各状態間での遷移が示されている。なお、便宜上、図1には、複数の状態のうち主要な一部の状態だけを示している。
この伝送装置では、装置内部で用いる障害時対策用のコマンドとして図30の各種コマンドに、アドバンスド・マニュアル・スイッチ(Advanced Manual Switch)P10の状態を追加した点が異なる。アドバンスド・マニュアル・スイッチP10は、装置内部での状態遷移のために追加されたものであり、マニュアル・スイッチP2の優先順位と、SF(High)P3の優先順位との間の優先順位として設定される。
すなわち、伝送装置は、このアドバンスド・マニュアル・スイッチP10の状態では、装置外部に対してはマニュアル・スイッチP2の状態として通知するものであり、装置外部からは、このマニュアル・スイッチP2の状態情報を読み出すことができる。ここで、アドバンスド・マニュアル・スイッチP10は、装置内部ではマニュアル・スイッチP2よりも優先順位の高い状態(装置内部では、マニュアル・スイッチP2でもフォースド・スイッチP4でもない状態)としている。これらの各状態およびコマンドは、優先順位が高いほど、障害の程度が高いものに対応して設けられている。
上述のように、アドバンスド・マニュアル・スイッチP10の状態は、装置外部に通知する状態情報としては、マニュアル・スイッチP2である。そして、装置内部における状態遷移においては、マニュアル・スイッチP2の状態にあるとき、上記のようなSF(High)障害の発生によって自動的にアドバンスド・マニュアル・スイッチP2の状態に遷移する。各スロット、あるいはラインに対する切替要求が生じたときには、すべて(n個)のスロット、あるいはライン間で切替要求を比較し、一つの最優先の要求に対する切り替えを行って回線の救済を実施できる。この動作自体は、GR−253,ITU−T G.841の通信規格で決められている。
アドバンスド・マニュアル・スイッチP10の状態が加えられたことにより、装置内部では、以下の状態遷移が追加されている。たとえば、マニュアル・スイッチP2の状態で、同一スロットにSF(High)の障害が発生すると、アドバンスド・マニュアル・スイッチP10の状態に遷移する(p21)。アドバンスド・マニュアル・スイッチP10の状態で、同一スロットのSF(High)の障害がクリアされると、マニュアル・スイッチP2の状態に遷移する(p22)。また、アドバンスド・マニュアル・スイッチP10の状態で、他のスロットにフォースド・スイッチP4などの優先順位の高い障害が発生したことによる切替要求が発生すると、SF(High)P3の状態に遷移する(p101)。また、SF(High)P3の状態で保守者等によりマニュアル・スイッチP10の状態が設定されると、アドバンスド・マニュアル・スイッチP10の状態に遷移する(p102)。また、アドバンスド・マニュアル・スイッチP10の状態で、フォースド・スイッチの障害が発生したことによる切替要求があると、フォースド・スイッチP4の状態に遷移する(p103)。
図1を用いて説明したアドバンスド・マニュアル・スイッチP10の状態は、機能的には、マニュアル・スイッチP2と、SF(High)P3の状態を兼ね備えている。なお、この実施の形態では、アドバンスド・マニュアル・スイッチP10の状態は、図1に記載のSF(High)P3の機能を兼ね備えた状態だけに限らず、図29に示したSF(Low)、SD:Signal Dergade(High),SD(Low)のそれぞれの状態についても定義している(詳細は後述する)。
そして、図1に示すように、マニュアル・スイッチP2の状態から一度アドバンスド・マニュアル・スイッチP10の状態に遷移した後においては、切替要求があっても直ぐにマニュアル・スイッチP2の状態が解除されることはない。アドバンスド・マニュアル・スイッチP10の状態が解除されてマニュアル・スイッチP2の状態に戻った後でなければこのマニュアル・スイッチP2の状態は解除されない。
上記構成によれば、障害が発生した系統において装置のユニットやケーブル交換の手順として、保守者は、まず、マニュアル・スイッチ(または後述するが直接、アドバンスド・マニュアル・スイッチ)への状態切り替えを最初に実行し、交換対象の運用系(Work)側の系統(ユニットやスロット、ポート)から予備系(Protection)側の系統に回線を切り替える。その後、対象の運用中の系統(ユニットあるいはポート上のSFPモジュールや、接続されているケーブル)を交換のために外しても、装置外部からみると、先に実行したマニュアル・スイッチ(またはアドバンスド・マニュアル・スイッチ)の状態を維持する。
これにより、この後に、運用側の系統(ユニットやポート)の障害が復旧しても、装置はマニュアル・スイッチの状態が維持されているため、自動的に切り戻されることを防ぐことができ、保守者が意図しない状態の切り替えを防止できる。障害が復旧して、ユニット、ポート、ケーブルなどが正常であったとしても、保守者が問題がないか確認を行ってから、この保守者の操作設定により装置外部からマニュアル・スイッチ(またはアドバンスド・マニュアル・スイッチ)を解除してはじめて、運用中のユニット、あるいはポートに切り戻しができるため、回線の瞬断や回線障害を引き起こすことなくメンテナンスができるようになる。
(伝送装置の構成)
図2は、伝送装置を含む伝送システムの構成図である。図2に示す構成例は、2つの伝送装置100を記載してあり、この伝送装置100のシェルフ101にポート102が設けられた構成である。シェルフ101には、伝送路に接続され、1:n切り替えの対象になるインターフェースユニット110と、制御系ユニット111が装着されている。インターフェースユニット110は、運用系のn枚(図示の例では4枚)のユニット110a〜110dと、予備系の1枚のユニット110eからなる。
運用系の系統(伝送路あるいはユニット等)に障害が発生した場合、インターフェースユニット110の回線切り替えにより、予備系のユニット110eの回線を使用した障害の救済(Protection)が行える。この構成においては、運用系のポート102は、シェルフ101に固定されている。運用系のポート102は、シェルフ101の上部に設けられ、運用系の4枚のユニット110a〜110dに対応する送信用ポート(Tx)と、受信用ポート(Rx)の合計8つのポートからなる。2つの伝送装置100,100間は、運用系のポート102の送信側と受信側が互いに光ファイバや電気ケーブルを介して接続される(不図示)。
制御系ユニット111は、伝送路の信号の経路を切り替えるクロスコネクトの制御、およびn個の伝送路の運用系側で障害が発生したときに一つの予備系側に切り替える1:nのユニット切り替え制御、伝送路および装置内のアラーム監視などを行うもので、複数枚のユニットからなる。この制御系ユニット111は、LANやクラフトケーブル、USB等の通信回線160を介して、PC等の監視装置170に接続されている。監視装置170は、伝送装置100を状態監視し、コマンド入力により上記状態情報を読み出せる。また、障害時には、保守者の操作入力により、伝送装置100に対して切替要求のコマンドを入力できる。
図3は、伝送装置を含む光伝送システムの構成図である。図3に示す構成例は、2つの伝送装置100のシェルフ101に装着されるインターフェースユニット110に直接、ポート102が設けられている。この構成例の場合、運用系の系統(ポート102からのケーブル抜け等)に障害が発生した場合、予備系を使用した回線の切り替えで障害を救済でき、この際には予備系のユニット110eに設けられたポート102eが用いられる。
図4は、伝送装置に装着されるユニットの構成を示す図である。伝送装置100のシェルフ101のスロットに装着されるインターフェースユニット110は、シェルフ101内部にて制御系ユニット111と接続されており、制御系ユニット111は、内部に設けられたCPUおよびこのCPU上で動作する状態監視プログラムにより、インターフェースユニット110の状態等の情報を収集するとともに、監視装置170から送信されるコマンドに基づいてインターフェースユニット110のユニット切り替え等の設定が行える。インターフェースユニット110には、上記のポートに相当するSFP(Small Form factor Pluggable)仕様の送受信モジュール401が複数、着脱可能に設けられている。インターフェースユニット110の上部から下部に複数のラインが配置され、各ラインは、送信用SFP(Tx)と受信用SFP(Rx)が一対ずつ配置される。
図5は、制御系ユニットの内部構成を示すブロック図である。制御系ユニット111は、伝送路およびユニットの障害検出、障害発生時の1:nの回線切替制御を行う。この制御系ユニット111は、監視装置170から送信されたコマンドに基づきインターフェースユニット110に対する制御を行い、障害や動作状態を監視装置170に対してアラーム、およびレポート出力する。以下の各構成部は、CPU、メモリ、I/Oポート、ハードウェア(HW)レジスタ等により構成され、CPUにより切替制御プログラムを実行させることにより障害時のユニット切り替えが行われる。
n個の運用系のインターフェースユニット110a〜110d、および1個の予備系のインターフェースユニット110eからの障害情報は、ハードウェアレジスタ501を介して各インターフェースユニット110に対応した障害検出部502が検出する。また、送受信部503は、切り替え情報K1,K2バイトを検出する。監視装置170を操作するオペレータからのコマンド入力は、コマンド入出力部504を介して入力される。検出された情報および入力された情報は、切替制御部505に通知出力される。
切替制御部505は、入力されたすべての情報をもとに最優先の切り替え状態を決定し、I/O設定部506を介してハードウェアレジスタ501に対する切り替え制御の設定、送受信部503を介しての切り替え情報K1,K2バイトの送信、およびコマンド入出力部504を介して監視装置170に対するアラームおよびレポートの出力、のそれぞれの処理を行う。
図6は、伝送装置に設定されるコマンド毎の優先順位を示す図表である。対比のために従来から用いられているコマンドを併記してある。図示の設定では、優先順位が低く設定されているマニュアル・スイッチと、優先順位が高めに設定されているフォースド・スイッチとの間の範囲に、アドバンスド・マニュアル・スイッチの定義を追加する設定としている。
アドバンスド・マニュアル・スイッチは、SFと、SDの定義に対応してそれぞれ設定され、SFと、SDの優先順位より1段ずつ優先順位が低くなるよう設定されている。具体的には、SF(High)P3aと、SF(Low)P3bとの間には、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)P10aが設定される。SF(Low)P3bと、SD(High)P3cとの間には、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(Low)P10bが設定される。SD(High)P3cと、SD(Low)P3dとの間には、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SD(High)P10cが設定される。SD(Low)P3dと、マニュアル・スイッチP2との間には、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SD(Low)P10dが設定される。
上記設定における優先順位は、高い順でみると、フォースド・スイッチP4>SF(High)P3a>アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)P10a>SF(Low)P3b>アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(Low)P10b>SD(High)P3c>アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SD(High)P10c>SD(Low)P3d>アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SD(Low)P10d>マニュアル・スイッチP2となる。これら新たに設定したアドバンスド・マニュアル・スイッチP10(P10a〜P10d)のコマンドについては、他のコマンドと重ならないように、新たにK1,K2バイトのビット設定#1〜#4を行っている(詳細は後述する)。
図7は、シェルフにポートが設けられた装置のハードウェア構成を示す図である。図2に示したシェルフ101にポート102が設けられた場合の構成を示している。この場合、運用系のインターフェースユニット110(110a〜110d)は、セレクタ701,702を切り替えることにより、予備系のインターフェースユニット110eに回線を切り替えることができる。この構成例の場合、運用系のポート102は、シェルフ101に固定で設けられたものを用いる。図中703は、マトリクススイッチであり、制御系ユニット111に設けられ、伝送路からの信号の経路を切り替えて入出力する。
図8は、インターフェースユニットにポートが設けられた装置のハードウェア構成を示す図である。図3に示したインターフェースユニット110(110a〜110e)にポート102が設けられた場合の構成を示している。この場合、インターフェースユニット110(110a〜110d)は、一つのセレクタ701を切り替えることにより、予備系のインターフェースユニット110eに回線を切り替えることができる。
図9は、各インターフェースユニットの状態切り替えの処理を示すフローチャートである。インターフェースユニット110に対し、監視装置170における保守者の操作に基づく切替要求がコマンド入力されたとき、各インターフェースユニット110に対し状態確定させるまでの処理を示した。運用系のインターフェースユニット110で障害が新規発生、あるいは復旧が生じると(ステップS901)、以下の処理を状態確定に至るまでの間で優先順位が高いコマンド順に順次処理し、確定していく。
具体的には、障害の発生に伴って入力される切替要求が優先順位が高いフォースド・スイッチであれば(ステップS902:Yes)、フォースド・スイッチ要求を確定し(ステップS903)、切替要求がフォースド・スイッチでなければ(ステップS902:No)、SF(High)であるか判断する(ステップS904)。切替要求がSF(High)であれば(ステップS904:Yes)、現在の状態がマニュアル・スイッチの状態であるか判断し(ステップS905)、マニュアル・スイッチの状態でなければ(ステップS905:No)、SF(High)の状態を確定する(ステップS906)。現在がマニュアル・スイッチの状態であれば(ステップS905:Yes)、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)の状態を確定する(ステップS907)。
ステップS904において切替要求がSF(High)でなければ(ステップS904:No)、切替要求がマニュアル・スイッチであるか判断し(ステップS908)、切替要求がマニュアル・スイッチであれば(ステップS908:Yes)、この切替要求に合わせてマニュアル・スイッチの状態を確定する(ステップS909)。また、切替要求がマニュアル・スイッチでなければ(ステップS908:No)、切替要求がノーリクエストであるか判断する(ステップS910)。切替要求がノーリクエストであれば(ステップS910:Yes)、この切替要求に合わせてノーリクエストの状態を確定する(ステップS911)。上記処理では、新たに設定されたアドバンスド・マニュアル・スイッチに関する処理(ステップS904〜ステップS907)が加えられている。
図10は、伝送装置全体における切り替え処理を示すフローチャートである。シェルフ101には複数のインターフェースユニット110が装着されるn個のスロットが設けられており、図5に示した切替制御部505は、各スロットの切替要求を検出した上で優先順位が高い切替要求から順次処理する。
具体的には、各インターフェースユニット110に発生した障害、あるいは復旧に対応した切替要因の発生、あるいは復旧を検出すると(ステップS1001)、以下の処理を実行する。まず、切替要求の数を示す定数kを1に設定し(ステップS1002)、装置全体で実行する切替要求を設定する(ステップS1003)。この際、切替要求されたスロット番号と、切替要求された状態(たとえば、SF−High等)を設定する。
次に、定数kをインクリメントし(ステップS1004)、他のスロット(kスロット)の切替要求の方がコマンドの優先順位が高いか判断する(ステップS1005)。他のスロット(kスロット)の切替要求の方が優先順位が高ければ(ステップS1005:Yes)、ステップS1003で設定した装置全体の切替要求を更新する(ステップS1006)。更新により優先順位が高い他のスロットのスロット番号と、要求された状態が設定される。
一方、他のスロット(kスロット)の切替要求の優先順位が高くなければ(ステップS1005:No)、設定更新を行わず、ステップS1003の設定のままとする。次に、上記処理がn個のスロット全体で行ったか(k=n)判断し(ステップS1007)、スロット全体を処理していなければ(ステップS1007:No)、ステップS1004に復帰してさらに他のスロットに対する処理を行う。ステップS1007にてスロット全体の処理が終われば(ステップS1007:Yes)、n個のスロットを有する装置全体の切替要求が設定されることとなり、実際の回線切り替え(状態の遷移)を実施し(ステップS1008)、処理を終了する。
(実施例1)ユニット切り替え
次に、図2に示した伝送装置の回線切り替えをユニット単位で切り替える例を具体的に説明する。図11は、マニュアル・スイッチを実行したスロットでインターフェースユニットが取り外された場合の説明図である。シェルフ101のスロット3に装着された運用系のインターフェースユニット110bに障害が生じた場合を例に説明する。
この場合、スロット3に運用系のインターフェースユニット110bが正常実装されている状態で、監視装置170からマニュアル・スイッチの切替要求のコマンド「OPR−PROTNSW−EQPT(Manual)」を入力する。この後、スロット3のインターフェースユニット110bを取り外したとしても、スロット3のマニュアル・スイッチの状態は解除されずに継続する。そして装置外部の監視装置170からは、伝送装置のalarmや状態を確認するコマンド「RTRV−COND−ALL」を用いて、マニュアル・スイッチの状態が読み出せる。
この状態で、装置内部では、スロット3は、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)またはSF(Low)の状態となるが、装置外部に対してはマニュアル・スイッチの状態であるため、スロット3のインターフェースユニット110bの抜けだけでなく、インターフェースユニット110bの故障、あるいは誤実装が発生した場合でも同様に装置外部に対しては、マニュアル・スイッチの状態を継続して維持する。
図12は、図11に示す状態切り替えの処理を示すフローチャートである。初期状態では、スロット3がマニュアル・スイッチの状態であったとする(ステップS1201)。この後、スロット3のインターフェースユニット110bを取り外すことにより(ステップS1202)、SF(High)あるいはSF(Low)の状態となるが、スロット3がマニュアル・スイッチ状態であれば(ステップS1203:Yes)、このスロット3は、装置内部では、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(HighまたはLow)への状態の切り替えを要求する(ステップS1204)。スロット3がマニュアル・スイッチ状態でなければ(ステップS1203:No)、このスロット3は、SF(HighまたはLow)への状態の切り替えを要求する(ステップS1205)。
図13は、スロットからインターフェースユニットを取り外した後にこのスロットにマニュアル・スイッチを実行する場合の説明図である。上記同様にシェルフ101のスロット3に装着された運用系のインターフェースユニット110bに障害が生じた場合を例に説明する。
運用系のスロット3に装着されたインターフェースユニット110bに障害(FLT,RMV,MEA等のEQPT障害)が発生したとする。そして、保守者によりこのインターフェースユニット110bを取り外し、予備系のスロット1のインターフェースユニット110eに切り替わった状態の後でも、スロット3に対して上記同様に監視装置170からマニュアル・スイッチのコマンド「OPR−PROTNSW−EQPT(Manual)」を入力して状態の切り替えを実行できる。この場合、装置外部に対しては、スロット3はマニュアル・スイッチの状態であり、監視装置170からコマンド「RTRV−COND−ALL」を用いてこのマニュアル・スイッチの状態を読み出せる。一方、装置内部では、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(HighまたはLow)の状態になる。
この後、スロット3のインターフェースユニット110bを取り外した場合でも、装置外部に対しては、スロット3に対するマニュアル・スイッチの状態は解除されずに継続される。ユニット抜け状態での装置内部の状態は、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(HighまたはLow)の状態への切り替えが要求され、装置内部では、その切替要求にしたがった切り替えが発生する。また、インターフェースユニット110bの再実装後には、状態遷移により、マニュアル・スイッチの状態になる。なお、従来技術では、上述した障害発生時にインターフェースユニット110bが取り外された時点でマニュアル・スイッチが解除されていた。
図14は、図13に示す状態切り替えの処理を示すフローチャートである。初期状態では、スロット3のインターフェースユニット110bを取り外してSF(HighまたはLow)の状態が発生し(ステップS1401)、この後、スロット3に対しマニュアル・スイッチの状態とするコマンド入力を行ったとする(ステップS1402)。この場合、スロット3がSF(HighあるいはLow)の状態であれば(ステップS1403:Yes)、このスロット3は、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(HighまたはLow)の状態の切り替えを要求する(ステップS1404)。スロット3がSF(HighまたはLow)の状態でなければ(ステップS1403:No)、このスロット3は、マニュアル・スイッチの状態への切り替えを要求する(ステップS1405)。
図15は、スロットからインターフェースユニットを取り外した後にこのスロットにアドバンスド・マニュアル・スイッチを実行する場合の説明図である。上述したようなコマンド「OPR−PROTNSW−EQPT(Manual)」を用いてマニュアル・スイッチの状態への切り替えを指定するのではなく、図示のように、コマンドで直接、「OPR−PROTNSW−EQPT(Advanced Manual)」アドバンスド・マニュアル・スイッチへの状態切り替えを入力する構成としてもよい。
図16は、マニュアル・スイッチ実行後に別のスロットでインターフェースユニットが取り外された場合の説明図である。運用系のスロット3に装着されたインターフェースユニット110bに障害が発生して予備系のスロット1のインターフェースユニット110eに切り替わった状態で、運用系のスロット3に対してマニュアル・スイッチの状態にするコマンド「OPR−PROTNSW−EQPT(Manual)」を入力し、スロット3をマニュアル・スイッチの状態とする。この後、スロット3のインターフェースユニット110を取り外しても、上記同様にスロット3はマニュアル・スイッチの状態を維持する。この後に、運用系の別のスロット4に障害が発生した場合には、マニュアル・スイッチの状態を解除して、これらスロット3,4の優先順位の設定にしたがい、救済動作する。ここで、スロット3,4の優先順位(PRI=High/Low)設定が図示のように同じ設定(Low)の場合には、先に切り替えを行ったスロット3を優先して救済を継続する。
(実施例2)ライン切り替え
次に、図3に示した伝送装置の回線切り替えをライン単位で切り替える具体的に説明する。図17は、マニュアル・スイッチを実行したポートからケーブルが外れた場合の説明図である。シェルフ101のスロット3に運用系のインターフェースユニット110bが設けられており、このスロット3のポート102からケーブルが抜け等により外れた障害が生じた場合を例に説明する。
この場合、運用系のポート3が正常でNo alarm状態とする。そして、監視装置170からマニュアル・スイッチの切替要求のコマンド「OPR−PROTNSW−OC3(Manual)」を入力する。この後、ポート3に接続されるケーブルを抜挿した場合や、SF(High),SF(Low),SD(High),SD(Low)相当の障害が発生した場合でもマニュアル・スイッチの状態は解除されずに継続する。そして、監視装置170からは、状態確認用のコマンド「RTRV−COND−ALL」を用いてマニュアル・スイッチの状態が読み出せる。この状態で装置内部では、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(HighまたはLow)の切り替えが要求され、この要求にしたがってアドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(HighまたはLow)の状態に遷移する。
図18は、ポートからケーブル抜けが発生した後にこのポートにマニュアル・スイッチを実行する場合の説明図である。運用系のポート3からケーブルが抜けた場合、運用系のポート3にSF、あるいはSD(Signal Degrade)の状態が発生して、予備系のポート1に切り替わる。この状態において、運用系のポート3に対してコマンド「OPR−PROTNSW−OC3(Manual)」を入力してマニュアル・スイッチの状態にできる。装置外部の監視装置170からは、コマンド「RTRV−COND−ALL」でこのマニュアル・スイッチの状態を読み出せる。また、装置内部においては、切替要求は、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(HighまたはLow)であり、その要求にしたがってアドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(HighまたはLow)の状態に遷移する。
その後、ポート3に接続されるケーブルを取り外した場合や、SF,SD相当の障害が発生した場合でもマニュアル・スイッチの状態は解除されずに継続される。ケーブル抜け状態での装置内部の状態は、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(HighまたはLow)であり、その要求にしたがった切り替えが発生する。また、ケーブルの再装着後には、状態遷移により、マニュアル・スイッチの状態になる。なお、従来技術では、ケーブルが抜けた時点でマニュアル・スイッチが解除されていた。
図19は、ポートからケーブルが抜けた後にこのポートにアドバンスド・マニュアル・スイッチを実行する場合の説明図である。上述したようなコマンド「OPR−PROTNSW−OC3(Manual)」を用いてマニュアル・スイッチを指定するのではなく、図示のように、直接、コマンド「OPR−PROTNSW−OC3(Advanced Manual)」でアドバンスド・マニュアル・スイッチを入力する構成としてもよい。
図20は、マニュアル・スイッチ実行後に別のポートでケーブルが抜けた場合の説明図である。運用系のポート3からケーブルが抜けてSF,SD相当の障害が発生して予備系側のポート1に切り替わった状態において、運用系のポート3に対してマニュアル・スイッチの状態に切り替えるコマンド「OPR−PROTNSW−OC3(Manual)」を入力し、スロット3をマニュアル・スイッチの状態とする。この後、ポート3のインターフェースユニット110を取り外しても、上記同様にポート3はマニュアル・スイッチの状態を維持する。この後に、運用系の別のポート4でケーブルが抜ける等してSF,SD相当の障害が発生した場合には、マニュアル・スイッチの状態を解除して、ポート3,4の優先順位にしたがい、救済動作する。ここで、ポート3,4の優先順位(PRI=High/Low)設定が図示のように同じ設定(Low)の場合には、先に切り替えを行ったポート3を優先して救済を継続する。
(実施例3)切り替え情報の使用例
次に、上述した切り替え情報K1,K2バイトを伝送装置間で送受信する使用例について説明する。図2,図3に示したように、互いの伝送装置100,100のシェルフ1,2間では、伝送経路を運用系から予備系に切替自在な構成であるとする。
図21は、切り替え情報K1,K2の使用例を説明する図(その1)である。初期状態で図21に示すように、シェルフ2側の運用ポートW4がアドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)の状態、運用ポートW2がSD(High)の状態、運用ポートW1,W3はNo Requestの状態であるとする。図中MANは、マニュアル・スイッチの略である。この状態では、SD(High)の状態よりもアドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)の状態の方が優先順位が高いため、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)の状態への切り替えを実行し、W4を運用系に切り替える。そして、シェルフ1、2間では、予備系(Protection)のポート102aを介して切り替え情報K1,K2バイトを送受信する。シェルフ2は、この切り替え情報K1,K2バイトを用いて「MAN(マニュアル・スイッチ)/W4/W4/1:n/Bi(Bi−directional mode、図29参照)」という切り替え情報をシェルフ1に送信する。
この状態では、シェルフ1の運用ポートW1〜W4は、No Requestで特に切替が必要な障害要因は発生していないとする。また、この状態では、K2バイトに回線の切り替え方式としてBi−directionalが設定されており、シェルフ1、シェルフ2間ではシェルフ2から送信される切り替え情報「MAN/W4/W4/1:n/Bi」に対応した切り替えを優先して実行する。
また、シェルフ2から切り替え情報として「SF(High)/W4/W4/1:n/Bi」送信することも考えられるが、Far end要求によるマニュアル・スイッチ状態をレポート表示するために切り替え情報「MAN/W4/W4/1:n/Bi」としてマニュアル・スイッチを送信している。
図22は、切り替え情報K1,K2の使用例を説明する図(その2)である。図21の状態の後、シェルフ1の運用ポートW2にSF(Low)の障害が発生したとする。この場合、シェルフ1は、シェルフ2から切り替え情報「MAN/W4/W4/1:n/Bi」を受信しているため、シェルフ1(自局)でのSF(Low)の状態の方が優先順位は高いと判定し、シェルフ1は、切り替え情報「SF−L/W2/W4/1:n/Bi」をシェルフ2に送信する。これにより、シェルフ2では、優先順位にしたがってSF(Low)の状態への切り替えが発生するはずであるが、シェルフ2から一定時間応答がない場合には、シェルフ1はシェルフ2を異常として検出する。ただし、シェルフ1では、Protection Switch byte Failureなどの装置外部に対するアラームは出力せずに、相手のシェルフ2がアドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(LowあるいはHigh)の状態であるものと判断する。これにより、シェルフ1は、切り替え情報「SF−L/W2/W4/1:n/Bi」を継続してシェルフ2に送信する。
図23は、既存装置との間の対応動作(その1)を説明する図である。アドバンスド・マニュアル・スイッチの定義および設定がなされていない既存装置との間での相互の対向動作について説明する。シェルフ1(100x)が上述したアドバンスド・マニュアル・スイッチの状態の定義がない既存の装置であり、シェルフ2側がアドバンスド・マニュアル・スイッチの状態の定義および設定を有する装置である。図21と同様の状態が発生してW4が運用系に切り替えられたとする。この場合、シェルフ1側の運用ポートW4は、マニュアル・スイッチの状態であり、シェルフ2側の運用ポートW4がアドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)の状態であるとする。そして、シェルフ1、2間では、予備系(Protection)のポート102aを介してK1,K2バイトを送受信する。
図24は、既存装置との間の対応動作(その2)を説明する図である。図23の後、シェルフ1の運用ポートW2にSF(Low)の障害が発生したとする。これにより、シェルフ1(100x)側は、一定時間、K1,K2バイトを用いて切り替え情報「SF−L(Low)/W2/W4/1:n/Bi」をシェルフ2に送信する。しかし、シェルフ2側がSF−H(High)の状態への切り替えをおこなわなければ、相手のシェルフ2が異常とみなす(Protection switch byte failure APS)を検出する。この場合、シェルフ1はK1,K2バイトを用いて切り替え情報「SF−L/W2/W4/1:n/Bi」を継続してシェルフ2に送信する。このように、既存の装置であるシェルフ1から切り替え情報「SF−L/W2/W4/1:n/Bi」送信したにもかかわらず、シェルフ2から一定時間経過後においてもマニュアル・スイッチ状態である受信が継続されているときには、同様の切り替え情報の送信を継続すればよい。この際、相手側のシェルフ2ではアドバンスド・マニュアル・スイッチが実行されている。これにより、シェルフ1側がアドバンスド・マニュアル・スイッチの設定が無い既存の装置であってもシェルフ2との間の対向動作を継続させることができる。
(実施例4)切り替え情報のビット割り当てについて(その1)
実施例4では、新たに定義したアドバンスド・マニュアル・スイッチの切り替え情報K1,K2のビット割り当て例を説明する。図29を用いて説明したように、K2バイトのbit6−8では、現在、「011」,「010」が定義されておらず、将来使うための予約になっており、このbit8−8を用いる。
図25は、切り替え情報K1,K2の割り当て例を説明する図(その1)である。図25に示す例では、K2バイトのbit6−8で未定義の「011」,「010」を下記のようにアドバンスド・マニュアル・スイッチのために用いる。
「011」:Bi−directional Mode+アドバンスド・マニュアル・スイッチ
「010」:Uni−directional Mode+アドバンスド・マニュアル・スイッチ
上記のように定義し、このK2バイトのbit6−8の「011」,「010」は、アドバンスド・マニュアル・スイッチ時のみ送受信する。
受信側では、K2バイトのbit6−8が「011」である場合は、回線切り替え方式がBi−directional Modeでアドバンスド・マニュアル・スイッチであると判断するとともに、K1バイトのbit1−4の情報により、対向ノードの状態が以下のいずれであるかを判断する。
「1101」:アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)
「1100」:アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(Low)
「1011」:アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SD(High)
「1010」:アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SD(Low)
同様に受信側ではK2バイト bit6−8が「010」である場合は、回線切り替え方式がUni−directional Modeでアドバンスド・マニュアル・スイッチであると判断するとともに、K1バイトのbit1−4の情報をもとに、対向ノードの状態が以下のいずれであるかを判断する。
「1101」:アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)
「1100」:アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(Low)
「1011」:アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SD(High)
「1010」:アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SD(Low)
図25の例では、シェルフ2の運用系のポートW2がSD(High)の状態、W4がアドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)の状態であり、この場合、シェルフ2は、K1、K2バイトを使用した切り替え情報として「SF−H/W4/W4/1:n/011」を送信する。
(実施例5)切り替え情報のビット割り当てについて(その2)
図26は、切り替え情報K1,K2の割り当て例を説明する図(その2)である。シェルフ2では、図21と同様の状態が発生してポートW4が運用系に切り替えられたとする。この実施例では、シェルフ2では、自局のW1〜W4のそれぞれのポートの切替要求をもとに最高の優先順位のアドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)の状態への切り替えを実行する。このシェルフ2は、アドバンスド・マニュアル・スイッチの状態への切り替えを実行するために、K1,K2バイトを用いて下記の2つの切り替え情報をシェルフ1に交互に送信する。
切り替え情報1「SF−H/W4/W4/1:n/Bi」
切り替え情報2「MAN/W4/W4/1:n/Bi」
これにより、受信側のシェルフ1は、シェルフ2側でアドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)の状態であるものと判断し、対応した切り替えを実施する。上記2つの切り替え情報を交互に送信する場合、K1,K2バイトが安定しないようにみえるが、シェルフ1側では、この2つの特定の切り替え情報を受信した場合については、Protection Switch byte Failureとして検出しない例外条件を設定しておけばよい。
図27は、切り替え情報K1,K2内のアドバンスド・マニュアル・スイッチのビット割り当て例を説明する図表である。アドバンスド・マニュアル・スイッチの切り替え情報#1〜#4については、図6を用いて説明した各コマンドのK1バイトのうち、他のコマンドに割り当てられているコード(ビット情報)を用いる。
構成例1は、K1バイトのbit1−4によりSF,SDの状態を割り当て、K2バイトのbit6−8で設定されていないビット「010」,「011」を用いてアドバンスド・マニュアル・スイッチのコマンドとして割り当てる。構成例2では、K1バイトのbit1−4だけを用い、SF、SDの設定「1101」,「1100」,「1011」,「1010」のうちいずれかと、マニュアル・スイッチの設定「1000」とを交互に送信する。
図28は、切り替え情報K1,K2の送信処理例を説明するフローチャートである。この図の例では、構成例2に示したうち、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)のコマンドを送信する例について説明している。アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)に切り替える場合(ステップS2801)、上述したSF(High)のコマンド「SF−H/W4/W4/1:n/Bi」と、マニュアル・スイッチ「MAN/W4/W4/1:n/Bi」とからなる切り替え情報K1,K2を作成する(ステップS2802)。
次に、送信元の装置では、カウンタkを初期値1とし(ステップS2803)、kが奇数であるか判断し(ステップS2804)、奇数であるため(ステップS2804:Yes)、始めにSF(High)のコマンド「SF−H/W4/W4/1:n/Bi」を送信し(ステップS2805)、カウンタkをインクリメントする(ステップS2806)。この後、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)のコマンドの送信終了の時期(アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)の解除の要求発生時)に至るまで(ステップS2807)、ステップS2804以降の処理を繰り返す。次の送信は、kが偶数であり(ステップS2804:No)、マニュアル・スイッチのコマンド「MAN/W4/W4/1:n/Bi」を送信する(ステップS2808)。以降、SF(High)とマニュアル・スイッチのコマンドを交互に送信する。
そして、以上説明した実施の形態で説明したアドバンスド・マニュアル・スイッチの設定によれば、障害が発生した運用中の系統のユニットやケーブルを交換のために外しても、先に実行したマニュアル・スイッチの状態を維持できる。これによって、運用側の系統の障害が復旧しても、直ちに切り戻しが発生することを防止でき、回線の瞬断や回線障害を引き起こすことがない。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)n個の運用系における障害発生時に1個の予備系に回線を切り替える伝送装置において、
前記障害発生時に前記運用系から前記予備系に回線の切り替えを行い、前記障害が発生した前記運用系の系統に対して所定のコマンドを実行して当該所定のコマンドに対応した所定の回線切り替え状態にさせた場合、前記障害の復旧後であっても前記運用系の系統に対して前記所定のコマンドに対応した回線切り替えの状態を維持させる切替制御手段を備えたことを特徴とする伝送装置。
(付記2)前記所定のコマンドは、所定の通信規格に準拠して障害の程度に対応した複数のコマンドが優先順位を有して設けられたものであり、
前記切替制御手段には、前記複数のコマンドとして定義されているマニュアル・スイッチとフォースド・スイッチの優先順位との間に、前記マニュアル・スイッチよりも優先順位が高く、装置外部に対しては当該マニュアル・スイッチが有する回線切り替えの状態を維持して通知しつつ、装置内部ではマニュアル・スイッチよりも障害の程度が高い回線切り替えの状態とするアドバンスド・マニュアル・スイッチの定義が設定されたことを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記3)前記所定のコマンドは、優先順位が高い順に、フォースド・スイッチ>SF(High)>アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(Signal Fail−High)>SF(Low)>アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(Low)>SD(Signal Degrade−High)>アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SD(High)>SD(Low)>アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SD(Low)>マニュアル・スイッチ
(但し、上記の「+以後」の項目は、装置外部に対して出力する状態通知)
に設定されたことを特徴とする付記2に記載の伝送装置。
(付記4)前記切替制御手段は前記障害が発生した前記系統に対して前記マニュアル・スイッチのコマンドを実行した後において、より優先順位の高い障害が発生した場合には、当該優先順位の高い障害に相当する状態に遷移することを特徴とする付記2に記載の伝送装置。
(付記5)前記切替制御手段は、前記運用系の系統がマニュアル・スイッチ状態のときに、切替要求としてSF(High)が発生した場合には、装置外部に対しては、SF(High)の状態を出力し、装置内部では、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(High)の状態となることを特徴とする付記3に記載の伝送装置。
(付記6)前記切替制御手段は、前記運用系の系統がマニュアル・スイッチ状態のときに、切替要求としてSF(Low)が発生した場合には、装置外部に対しては、SF(Low)の状態を出力し、装置内部では、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(Low)の状態となることを特徴とする付記3に記載の伝送装置。
(付記7)前記切替制御手段は、前記運用系の系統がマニュアル・スイッチ状態のときに、切替要求としてSD(High)が発生した場合には、装置外部に対しては、SD(High)の状態を出力し、装置内部では、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SD(High)の状態となることを特徴とする付記3に記載の伝送装置。
(付記8)前記切替制御手段は、前記運用系の系統がマニュアル・スイッチ状態のときに、切替要求としてSD(Low)が発生した場合には、装置外部に対しては、SD(Low)の状態を出力し、装置内部では、アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SD(Low)の状態となることを特徴とする付記3に記載の伝送装置。
(付記9)前記切替制御手段は、前記マニュアル・スイッチのコマンド入力を受け付け、その後にSD、SFの障害の発生があった場合、装置内部でアドバンスド・マニュアル・スイッチの状態となることを特徴とする付記3に記載の伝送装置。
(付記10)前記切替制御手段は、前記アドバンスド・マニュアル・スイッチの状態の後に、前記SD、SFの障害からの復旧時には、装置内部でマニュアル・スイッチ状態に遷移することを特徴とする付記3に記載の伝送装置。
(付記11)前記切替制御手段は、前記アドバンスド・マニュアル・スイッチのコマンド入力を受け付け、前記SD、SFの障害の発生、あるいは復旧によって、装置内部でアドバンスド・マニュアル・スイッチの状態に遷移することを特徴とする付記3に記載の伝送装置。
(付記12)前記切替制御手段により切り替えられた状態がアドバンスド・マニュアル・スイッチの場合、装置外部に対して通知する切り替え情報としてマニュアル・スイッチを送信するコマンド入出力手段を備えたことを特徴とする付記1〜11のいずれか一つに記載の伝送装置。
(付記13)前記コマンド入出力手段は、前記切り替え情報として、K1バイトのbit1−4に定義されたマニュアル・スイッチのビット情報を送信する付記12に記載の伝送装置。
(付記14)前記切替制御手段は、他の伝送装置で前記SF、SDの障害が発生して、前記切り替え情報の送信にもかかわらず、前記他の伝送装置からマニュアル・スイッチ状態が継続して受信された場合には、対向側ではアドバンスド・マニュアル・スイッチが実行されているものと判断する付記3〜13のいずれか一つに記載の伝送装置。
(付記15)前記コマンド入出力手段は、前記切り替え情報として、アドバンスト・マニュアル・スイッチの送信時には、前記K1バイトを構成するbit1−4に前記SF、あるいはSDのビット情報を送信することを特徴とする付記12に記載の伝送装置。
(付記16)前記コマンド入出力手段は、前記切り替え情報として、アドバンスト・マニュアル・スイッチの送信時には、K2バイトの未定義のビット情報を用いてBi−directional Mode、あるいはUni−directional Modeの情報を送信することを特徴とする付記12に記載の伝送装置。
(付記17)前記コマンド入出力手段は、前記切り替え情報として、アドバンスト・マニュアル・スイッチの送信時には、K1バイトのbit1−4を用いて、マニュアル・スイッチのビット情報と、前記SF、SDの情報とを交互に送信することを特徴とする付記12に記載の伝送装置。
100 伝送装置
101 シェルフ
102 ポート
110 インターフェースユニット
110a〜110d 運用系
110e 予備系
111 制御系ユニット
160 通信回線
170 監視装置
501 ハードウェアレジスタ
502 障害検出部
503 送受信部
504 コマンド入出力部
505 切替制御部
506 I/O設定部
P2 マニュアル・スイッチ
P3 SF(シグナルフェイル)
P4 フォースド・スイッチ
P10 アドバンスド・マニュアル・スイッチ

Claims (4)

  1. n個の運用系における障害発生時に1個の予備系に回線を切り替える伝送装置において、
    前記障害発生時に前記運用系から前記予備系に回線の切り替えを行い、前記障害が発生した前記運用系の系統に対して所定のコマンドを実行して当該所定のコマンドに対応した所定の回線切り替え状態にさせた場合、前記障害の復旧後であっても前記運用系の系統に対して前記所定のコマンドに対応した回線切り替えの状態を維持させる切替制御手段を備え
    前記所定のコマンドは、所定の通信規格に準拠して障害の程度に対応した複数のコマンドが優先順位を有して設けられたものであり、
    前記切替制御手段には、前記複数のコマンドとして定義されているマニュアル・スイッチとフォースド・スイッチの優先順位との間に、前記マニュアル・スイッチよりも優先順位が高く、装置外部に対しては当該マニュアル・スイッチが有する回線切り替えの状態を維持して通知しつつ、装置内部ではマニュアル・スイッチよりも障害の程度が高い回線切り替えの状態とするアドバンスド・マニュアル・スイッチの定義が設定されたことを特徴とする伝送装置。
  2. 前記所定のコマンドは、優先順位が高い順に、フォースド・スイッチ>SF(High)>アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(Signal Fail−High)>SF(Low)>アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SF(Low)>SD(Signal Degrade−High)>アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SD(High)>SD(Low)>アドバンスド・マニュアル・スイッチ+SD(Low)>マニュアル・スイッチ
    (但し、上記の「+以後」の項目は、装置外部に対して出力する状態通知)
    に設定されたことを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記切替制御手段は前記障害が発生した前記系統に対して前記マニュアル・スイッチのコマンドを実行した後において、より優先順位の高い障害が発生した場合には、当該優先順位の高い障害に相当する状態に遷移することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  4. 前記切替制御手段は、前記マニュアル・スイッチのコマンド入力を受け付け、その後にSD、SFに相当する障害の発生があった場合、装置内部でアドバンスド・マニュアル・スイッチの状態となることを特徴とする請求項2に記載の伝送装置。
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