JP5463585B2 - 部品供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品供給装置に係わり、特に、複数の小型電子部品を供給位置まで順次に搬送する部品供給装置に関する。
電子部品実装装置等に、チップ型電子部品(以下「チップ部品」と言う)を1個ずつ分離して供給する部品供給装置として、特許文献1に示すような、振動式部品供給装置(振動式パーツフィーダ)が知られている。
この振動式部品供給装置は、チップ部品を供給するための部品通路に対し、振動源から所定の加振周波数で振動を付与することにより、部品通路に一定方向の振動を生じさせ、この振動によりチップ部品を一定方向に供給するようにした部品供給装置である。
チップ部品は、長方形立法体、直方体等の外形を有する各種小型電子部品であり、例えば、コンデンサ、レジスタ、ダイオード、スイッチ、コネクタ等のチップタイプ部品である。これらチップ部品には、表側面及び裏側面が区別して構成され、例えば表側面を上側にした状態で供給しなければならないものがある。
このため、例えば、特許文献1に記載の部品供給装置は、搬送路に、チップ部品の目的面(例えば表側面)を検出するセンサが備えられ、センサの検出結果に応じて、目的面が上側になるようにチップ部品を噴気により反転させる表裏整列機構が設けられている。
特開2002−68460号公報
しかしながら、上記部品供給装置は、チップ部品の表裏を整列させるために、搬送路の構造が複雑で全体的に大型になっていた。このため、チップ部品の表裏を整列させる機構を備えつつ、より簡単化及び小型化された構造を有し、低コストで実現できる部品供給装置が望まれていた。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、チップ部品の表裏を整列させる機構を備えつつ、小型化を図ることができ、構造が簡単で低コストで実現できる部品供給装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明によれば、部品を供給位置まで搬送する搬送部と、供給位置にある部品の表裏を判定する表裏判定部と、部品が裏向きであると表裏判定部が判定した場合に、部品を表向きに整列させる表裏整列部と、を備えた部品供給装置であって、部品は、磁性材料を含んで構成され、表裏整列部は、部品に磁力線を向けながら、この磁力線の向きを所定角度回動させることにより、磁気力によって部品を裏向きから表向きに反転させることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、搬送部から送られてきた部品が裏返っている場合に、その部品を磁気力によって反転させる表裏整列部を備えている。この場合、その部品は、磁力線中に配置されたときに磁力線の向きに沿って所定の姿勢をとるような特性を有するように、磁性材料を含んで構成されたものである。部品を反転させるため、表裏整列部は、部品に向けて磁力線を出力して部品を所定姿勢に保持し、この磁力線を所定角度回動させることにより、この磁力線の回動に伴って、磁気力により部品を回動させ反転させることができる。このような構成により、部品を非接触で反転させることができると共に、簡易な構成により反転機能を付加することができるので、装置全体の構成を簡単化及び小型化して、低コスト化を図ることができる。
本発明において、好ましくは、表裏整列部は、部品に向けた磁力線の向きを、連続的に又は段階的に所定角度回転移動させる。このように構成された本発明においては、表裏整列部は、部品に向けた磁力線の向きを連続的に回動させる構成とすることも、断続的に回動させる構成とすることも可能であり、部品や装置に応じて適宜の構成を採用することができる。
本発明において、好ましくは、表裏整列部は、部品に向けて磁力線を発生させる磁力線発生手段と、磁力線の向きが回動するように、磁力線発生手段を移動させる移動手段と、を備える。このように構成された本発明においては、例えば永久磁石や電磁石等の磁力線発生装置を、移動手段により移動させることにより、磁力線が部品に向けられた状態でその磁力線の向きを回動させることができる。
本発明において、好ましくは、表裏整列部は、異なる位置に配置され、供給位置に向けて磁力線を発生可能に位置決めされた複数の磁力線発生手段と、部品に向ける磁力線の向きを回動させるように、複数の磁力線発生手段を順次に切り替えて作動させる切替手段と、を備える。このように構成された本発明においては、磁力線発生手段を移動させるのではなく、複数配置された磁力線発生手段を切替手段により時間的に順次に切替えることで、磁力線の向きを段階的に回動させることができる。
本発明によれば、チップ部品の表裏を整列させる機構を備えつつ、構造の小型化及び簡単化を図ることができ、低コストで実現可能な部品供給装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態による部品供給装置を部品装着装置に取り付けた状態を示す全体図である。 本発明の第1実施形態による部品供給装置を示す正面図(図2(a))、平面図(図2(b))、右側面図(図2(c))、左側面図(図2(d))である。 本発明の第1実施形態による部品供給装置を一部切り欠いて示す正面図である。 図3の要部拡大正面図である。 本発明の第1実施形態による部品供給装置の加振装置の一部を拡大して示す部分拡大正面図である。 本発明の第1実施形態による部品の部品通路を拡大して示す拡大正面図である。 本発明の第1実施形態による部品供給装置のシステム構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による部品供給装置の部品の取出位置の近傍部分を示す平面図である。 図8の側面図である。 本発明の第1実施形態による部品供給装置の表裏整列部の正面図である。 本発明の第1実施形態の部品供給装置の表裏整列部によりチップ部品を反転させる原理を説明する図である。 本発明の第1実施形態の部品供給装置の表裏整列部によるチップ部品反転動作の説明図である。 本発明の第2実施形態の部品供給装置の表裏整列部によるチップ部品反転動作の説明図である。
以下、添付図面により、本発明の実施形態による部品供給装置を説明する。
先ず、図1〜図12により、本発明の第1実施形態による部品供給装置を説明する。図1は部品供給装置を部品装着装置に取り付けた状態を示す全体図、図2は部品供給装置を示す正面図(図2(a))、平面図(図2(b))、右側面図(図2(c))、左側面図(図2(d))、図3は部品供給装置を一部切り欠いて示す正面図、図4は図3の要部拡大正面図、図5は加振装置の一部を拡大して示す部分拡大正面図、図6は部品通路を拡大して示す拡大正面図、図7は部品供給装置のシステム構成を示すブロック図、図8は取出位置の近傍部分を示す平面図、図9は図8の側面図、図10は表裏整列部の正面図、図11は表裏整列部によりチップ部品を反転させる原理を説明する図、図12は表裏整列部によるチップ部品反転動作の説明図である。
図1に示すように、符号1は、部品供給装置であり、この部品供給装置1が、電子部品実装装置(マウンター)2のテーブル4に取り付け固定されている。この部品供給装置1は、長方形立法体、直方体等の外形を有するコンデンサやレジスタ等のチップ型電子部品P(チップ部品P)を電子部品実装装置2に供給するようになっている。
電子部品実装装置2には、部品吸着ノズル6及びプリント基板8が設けられており、この部品吸着ノズル6が、部品供給装置1から供給されるチップ部品Pを取出位置で吸着して取り出し、チップ部品Pをプリント基板8上の所定位置に実装するようになっている。
なお、本実施形態による部品供給装置1は、チップ部品Pを順次に整列された状態で下流側に配置された装置に向けて供給する装置であり、下流側装置として、電子部品実装装置2以外にも適用可能である。例えば、測定された電気特性に基づき電子部品の良・不良を選別する電子部品特性選別機、撮像された画像に基づき電子部品の良・不良を選別する電子部品外観選別機、対象包装体の部品収納部に移乗・挿入する電子部品包装装置、他の部品搬送装置等に取り付けるようにしても良い。
次に、図2及び図3に示すように、部品供給装置1は、プラットフォーム10と部品供給用アタッチメント12とを備えている。この部品供給用アタッチメント12は、チップ部品Pをバラ積み状態で収納する部品収納ケース14と、この部品収納ケース14内のチップ部品Pを導いて、一列に整列させる部品通路である部品供給用レール16とを備えている。さらに、この部品供給用アタッチメント12は、固定手段18により、プラットフォーム10に着脱自在に取り付けられている。
この部品供給用アタッチメント12は、チップ部品の種類毎に対応したものが準備され、共通であるプラットフォーム10に取り付けられるようになっている。
図2(b)に示すように、部品供給用アッタチメント12の搬送部である部品供給用レール16には、部品供給用通路16aと部品回収用通路16bが設けられている。
また、図3及び図4に示すように、プラットフォーム10には、部品供給用アッタチメント12の部品供給用通路16aと部品回収用通路16bをそれぞれ駆動するための、加振装置22a,22bが設けられている。
部品供給用通路16a用の加振装置22aは、ベースプレート24aと、トッププレート26aと、このベースプレート24aに取り付けられた振動源である圧電素子28aとこの圧電素子28aで発生した振動をトッププレート26aに伝達するための加振機構である板バネ30aとを備えている。ここで、トッププレート26aは、上述したように、固定手段18により、部品供給用アタッチメント12の部品供給用レール16の部品供給用通路16aに固定され、圧電素子28aからの振動を板バネ30aを介して伝達さるようになっている。ここで、板バネ30aは、図4において、右方向に傾いて設けられており、この板バネ30aが振動することにより、部品供給用通路16a上のチップ部品Pを部品供給方向(左方向)へ移動させるようになっている。
同様に、部品回収用通路16b用の加振装置22bも、ベースプレート24bと、トッププレート26bと、このベースプレート24bに取り付けられた振動源である圧電素子28bとこの圧電素子28bで発生した振動をトッププレート26bに伝達するための加振機構である板バネ30bとを備えている。ここで、トッププレート26bも、固定手段18により、部品供給用アタッチメント12の部品供給用レール16の部品回収用通路16bに固定され、圧電素子28bからの振動を板バネ30bを介して伝達さるようになっている。ここで、板バネ30bは、図4において、左方向に傾いて設けられており、この板バネ30bが振動することにより、部品回収用通路16b上のチップ部品Pを部品回収方向(右方向)へ移動させるようになっている。
次に、図5に示すように、トッププレート26aの先端側には、検出片32が取り付けられており、一方、プラットフォーム10のベース36には、検出片32に微小隙間を介して振動センサ34が取り付けられている。この振動センサ34は、圧電素子28aで加振されたトッププレート26aで発生している振動の振幅及び位相を検知するようになっている。また、同様の振動検出機構がトッププレート26b側にも設けられている。
次に、図6に示すように、部品供給用アッタチメント12の部品供給用レール16の部品供給用通路16aの下流側(供給側)の端部には、チップ部品Pの取出位置38が設けられており、この取出位置38まで供給されたチップ部品Pが、上述した電子部品実装装置2の部品吸着ノズル6により吸着されて取り出され、その後、図1に示すように、プリント基板8の所定位置まで搬送され、プリント基板8に実装されるようになっている。
次に、図3に示すように、部品供給装置1のプラットフォーム10には、更に、交流電圧発生部40及び制御部42が設けられている。
ここで、図7に示すように、本発明の一実施形態では、制御部42が、交流電圧発生部40に信号を送り、この交流電圧発生部40により加振装置22a、22bの圧電素子28a,28bが駆動されることにより、トッププレート26a、26b及びトッププレート26a、26bに取り付けられた部品供給用通路16a及び部品回収用通路16bが加振されて振動するようになっている。このように、本実施形態では、制御部42は、トッププレート26a、26bの振動振幅を検出する振動センサ34に接続されており、その検出された振幅の値に応じて振動源である圧電素子28a、28bに所定の振動を発生させるようにして電圧制御を行っている。
次に、図8及び図9により、部品供給装置1の取出位置38においてチップ部品Pを取り出すための機構を説明する。
部品供給用通路16aの上方には、チップ部品Pの飛び出しを防止するシュートガイド44が設けられている。また、取出位置38では、部品供給用通路16aの下流側の端部に、先頭のチップ部品P1を受け取るためのストッパー部材46が固定配置されている。
ストッパー部材46は、部品供給用通路16a側及び上側が開口した部品受取部又は供給位置である凹部48を備えている。凹部48は、その底面が部品供給用通路16aと連続するように形成され、後続のチップ部品P2によって部品供給用通路16aから押し出されてくる先頭のチップ部品P1を1個だけ収容する奥行き及び幅を有している。凹部48に収容されたチップ部品P1は、図9に示すように、電子部品実装装置2等の部品吸着ノズル6によって吸着され、凹部48から上方に向けて搬出される。
ストッパー部材46内には、凹部48の底壁を隔てて下方に検出センサ50が配置され、凹部48を形成する側壁を隔てた搬送方向Aの下流側に表裏整列部60が配置されている。
検出センサ50は、例えば光電センサであり、チップ部品P1の底面を光学的に検出して、検出信号を制御部42に出力する。制御部42は、この検出信号から、チップ部品P1の表側面aが上側に位置しているか否か(又は、裏側面bが下側に位置しているか否か)、すなわちチップ部品P1が表向きであるか裏向きであるかの表裏判定を行う。制御部42及び検出センサ50は、表裏判定部を構成している。なお、本明細書では、チップ部品Pの表側面aとは、部品受取部である凹部48において上側を向くべき面を意味しており、したがって、チップ部品Pの実用上の表側面とは異なる場合がある。
また、本実施形態では、凹部48の底面は、光を透過可能な透明又は半透明の材料で形成されており、この底面を通して検出センサ50が、チップ部品P1の底面を検出可能となっている。なお、これに限らず、凹部48の底面に貫通孔を形成して、この貫通孔を通して検出センサ50が、チップ部品P1の底面を検出可能としてもよい。
また、本実施形態では、検出センサ50を凹部48の下部に配置しているが、これに限らず、凹部48内の上方又は斜め上方に配置してもよい。また、チップ部品P1が凹部48に受け入れられる前に、予めチップ部品P1の表裏を検出するように、検出センサ50を部品供給用通路16a側に配置してもよい。この場合、検出センサ50は、凹部48に受け入れられる数個手前の段階で将来のチップ部品P1を事前に検出することになる。
図9及び図10に示すように、表裏整列部60は、磁力線発生手段である永久磁石62と、永久磁石62を支持する円盤状の支持部材63と、支持部材63を回転させる移動手段である回転部64とを備えている。表裏整列部60は、凹部48に配置されたチップ部品P1とチップ部品P1の長さ方向(搬送方向A),幅方向及び高さ方向に対して正対するように、搬送方向A側に位置決めされている。
永久磁石62は、常時は、図10に示すように、N極及びS極が水平方向に配列する状態で支持部材63に支持されている。永久磁石62は、その中央位置が支持部材63の回転中心Oに対応するように配置されている。回転部64は、モータ及び減速機構等から構成されており、制御部42からの1回の駆動信号により、支持部材63を所定時間で180度ずつ回転させる。なお、この回転動作は連続的な回転であってもよいし、ステップ状の段階的な回転であってもよい。
次に、図11に基づいて、表裏整列部60が、チップ部品P1の表裏を反転させる原理について説明する。
本実施形態のチップ部品Pは、表裏を有する長方形立法体(長さL,幅W,高さH)であり、磁性材料で形成された部分を含んで構成されている。チップ部品Pは、磁性材料を含んで構成されており、磁力線B中に配置した場合に、磁力による回転モーメントを受けることにより、所定の姿勢で磁力線Bの延びる方向に沿って整列される特性を有している。本例では、チップ部品Pは、磁力線B中でその幅方向(W)が磁力線Bの向きと一致するように整列されるものとする。
図11(A)は、チップ部品Pが、裏側面bが上側を向くように水平面上に配置された状況を示している。さらにチップ部品Pの長さ方向前方には、チップ部品Pの前面と正対するように永久磁石70が配置されている。したがって、永久磁石70の長手方向の中央部がチップ部品Pの長さ方向前方に位置している。また、永久磁石70は、その長手方向がチップ部品Pの幅方向に沿っており、N極が左側でS極が右側に位置するように水平方向に配向されている。この状態では、チップ部品Pには、永久磁石70のN極からS極に向かう磁束が幅方向に沿って通過している。
この状態から、図11(B),(C)に示すように、チップ部品Pの長さ方向に沿う仮想の回転軸Cを中心として永久磁石70を反時計方向Dに回転させる。なお、回転軸Cは、永久磁石70の長手方向中央部を短手方向に横切ると共に、チップ部品Pの幅方向中央部を長さ方向に横切るものである。図11(B),(C)は、永久磁石70を反時計方向Dにそれぞれ90度,180度回転させた状態を示している。
このように、永久磁石70を回転させていくと、この回転に伴って、チップ部品Pの位置における磁力線Bの向きが回転していく。このため、チップ部品Pは、その幅方向が磁力線Bの向きと一致するように、磁力線Bとの磁気的な相互作用によって回転モーメントを受ける。これにより、チップ部品Pは、永久磁石70と姿勢が同期するように、回転していく。
永久磁石70を180度まで回転させると、この回転に伴って、チップ部品Pの位置での磁力線Bも180度回転するため、チップ部品Pは180度回転する。これにより、チップ部品Pは、表側面aが上側を向くように表裏が反転する。
なお、上記説明では、チップ部品Pが、磁力線B中でその幅方向が磁力線Bの向きに沿うような特性を有する場合を説明したが、これに限らず、チップ部品Pの長さ方向又は高さ方向が磁力線Bの向きに沿うような特性を持つ場合には、図11(A)に対応する初期位置において、長さ方向又は高さ方向に沿うような磁力線Bを発生させるように、永久磁石70を配置するとよい。この状態から永久磁石70を同様に180度回転させることで、チップ部品Pを反転させることができる。さらに、磁力線B中でチップ部品Pが磁力線Bの向きに対して所定の角度をなす姿勢をとるような特性を有する場合には、この姿勢方向に合わせて永久磁石70を配置及び回転動作させればよい。
次に、上述した本実施形態による部品供給装置1の動作を説明する。部品収納ケース14にバラ積み状態で収納されたチップ部品Pは、部品供給用通路16a上に落下し、その後、加振装置22aにより部品供給用通路16aへ振動が付与され、部品供給用通路16aが振動することにより、チップ部品Pは、一列に整列して部品供給用通路16aの下流側の端部の取出位置38まで移動する。なお、部品供給用通路16a上で過剰となったチップ部品Pは、部品回収用通路16bに移動し、加振装置22bにより部品回収用通路16bへ振動が付与され、部品回収用通路16bが振動することにより、チップ部品Pは上流側へ戻される。
次に、図12(A)で模式的に示すように、部品供給装置1の取出位置38で、先頭のチップ部品P1が搬送方向Aに沿って前進し凹部48に到達すると、検出センサ50から検出信号が制御部42に送られ、制御部42は、この検出信号に基づいて、チップ部品P1の表側面aが上側を向いているか否かを判定する。
チップ部品P1の表側面aが上側を向いていると判定した場合は、制御部42は、表裏整列部60に駆動信号を出力しない。このため、表裏整列部60は作動せず、チップ部品P1は、反転することなく表側面aが部品吸着ノズル6によって吸着され、外部へ搬出される。
一方、チップ部品P1の表側面aが上側を向いていないと判定した場合は、制御部42は、表裏整列部60に駆動信号を出力する。これにより、図12(B),(C)に示すように、表裏整列部60は、回転部64が作動して、支持部材63を180度回転させる。これにより、永久磁石62は、同図(A)に示す水平状態から、同図(B)に示す直立状態を経て、同図(C)に示す水平状態まで回転する。
このように永久磁石62が180度回転することで、図11を参照して説明したように、チップ部品P1を通過する磁力線Bが180度回転し、この磁力線Bの回転に伴って、表側面aが上を向くようにチップ部品P1が反転する。部品吸着ノズル6は、反転したチップ部品P1を吸着し、外部へ搬出する。
以上のように、本実施形態の部品供給装置1では、磁性材料を含んで構成されたチップ部品P1が裏返った状態で凹部48まで搬送された場合、表裏整列部60が、チップ部品P1を通過する磁力線Bの方向を180度回転させることにより、磁力の回転モーメントにより、チップ部品Pを反転させる。これにより、正しい面(表側面a)を上側に向けた状態で次工程へ受け渡すことができる。
本実施形態では、表裏整列部60は、磁力を用いているので、チップ部品P1との機械的な接触なしに、チップ部品Pを正しい向きに反転させることができる。また、表裏整列部60は、凹部48の位置における磁力線Bを反転させる機構であるので、部品供給用レール16が反転させるための形状を有する必要がなく、装置全体の構成を簡単化及び小型化することができると共に、制御処理も簡単であるので、装置の低コスト化を図ることができる。
なお、本実施形態では、チップ部品Pが、磁力線Bに対して幅方向が磁力線Bの向きに一致するように回転モーメントを受ける構造であるため、表裏整列部60を凹部48の搬送方向下流側に配置している。しかしながら、これに限らず、チップ部品Pが、例えば、磁力線Bに対して長さ方向が磁力線Bの向きに一致するように回転モーメントを受ける構造である場合は、表裏整列部60を搬送方向Aに対して凹部48の左右いずれかに配置してもよい。
同様に、チップ部品Pが、磁力線Bに対して高さ方向が磁力線Bの向きに一致するように回転モーメントを受ける構造である場合は、表裏整列部60を凹部48の搬送方向下流側に配置することができる。ただし、この場合は、図12(A)に対応する初期位置において、磁力線Bがチップ部品P1を垂直方向に通過するように表裏整列部60を配置する。このように初期位置に搬送されてきたチップ部品P1が、初期位置において磁気力によって回転モーメントを受けて姿勢が変位しないような向きに磁力線Bが出力されるよう、表裏整列部60を配置するとよい。
次に、図13に基づいて、本発明の第2実施形態による部品供給装置を説明する。本実施形態の部品供給装置は、表裏整列部のみが上記実施形態と異なるので、表裏整列部についてのみ説明する。
上記実施形態では、磁力線発生手段である永久磁石62自体を回転させることで、チップ部品P1を通過する磁力線Bの向きを反転させていたが、以下で説明する実施形態では、複数の磁力線発生手段を用いて、これらを順次に切り替えて作動させることで、同様にチップ部品P1を通過する磁力線Bの向きを反転又は回動させる構成である。
図13に模式的に示されているように、この実施形態では、表裏整列部160は、凹部48に配置されたチップ部品P1を中心として、進行方向Aに対して、図中、紙面方向に放射状かつ離散的に複数配置された電磁石162a,162b,162c,162dを備えている。電磁石162a,162dは、凹部48を挟んで対称に、互いに対抗する向きに配置されている。そして、電磁石162a−162dは、凹部48に対して、互いに中心角で約45度の角度をなし、凹部48に配置されるチップ部品P1に磁力線出力方向が向くように配置されている。なお、本例では、4個の電磁石を用いているが、これに限らず、複数の電磁石を用いてもよい。
これら電磁石162a−162dは、それぞれ磁性材料からなる鉄心にコイルが巻回された構成であり、制御部42から駆動電流を受けて作動状態になると、所定の磁力線出力方向に磁力線Bを出力するようになっている。電磁石162a−162dは、出力される磁力線Bが凹部48に配置されたチップ部品P1を通過するよう配向されている。
次に、本実施形態の表裏整列部160の動作について説明する。
図13(A)に示すように、凹部48にチップ部品P1が配置されると、検出センサ50から検知信号が制御部42に送られ、制御部42は、この検出信号に基づいて、チップ部品P1の表側面aが上側を向いているか否かを判定する。
チップ部品P1の表側面aが上側を向いていると判定した場合は、制御部42は、表裏整列部160に駆動信号を出力しないため、チップ部品P1は反転することなく表側面aが部品吸着ノズル6によって吸着され外部へ搬出される。
一方、チップ部品P1の表側面aが上側を向いていないと判定した場合は、切替手段である制御部42は、表裏整列部160に駆動信号を出力する。これにより、図13(A)に示すように、まず、制御部42は、電磁石162aのみを作動状態にする。これにより、電磁石162aから、チップ部品P1の幅方向が沿うように磁力線Bが出力される。
引き続き、制御部42は、電磁石162aを不作動にして、電磁石162bのみを作動状態にする(図13(B)参照)。これにより、電磁石162bから、チップ部品P1を斜め上方に横切るように磁力線Bが出力される。チップ部品P1は、この斜め方向に進む磁力線Bを受けることにより、磁力により回転モーメントが作用して、この磁力線Bに幅方向が沿うように変位する。さらに、制御部42は、同様にして、電磁石162c,162dの順で、これらのみを順次に作動状態にする(図13(C),(D)参照)。
これにより、チップ部品P1を通過する磁力線Bの向きは段階的に180度回転し、これに伴って、表側面aが上側を向くようにチップ部品P1が反転する。部品吸着ノズル6は、反転したチップ部品P1を吸着し、外部へ搬出する。
本実施形態では、表裏整列部160は、複数の磁力発生部である電磁石162a−162dを順次に作動状態にすることで、凹部48の位置における磁力線Bを反転させる機構であるので、従来技術と比べて構成及び制御が簡単で低コストで実現することができる。
なお、本実施形態では、電磁石162a−162dにより、磁力線Bの向きが全体として180度回動するように構成されているが、これに限らず、磁力線Bの向きの変位によりチップ部品P1を反転させることができれば、180度以上又は180度以下の回動となるように構成してもよい。
なお、上記実施形態では、複数の電磁石の作動を切り替えて、凹部48の位置における磁力線Bの方向を段階的に反転させていたが、これに限らず、凹部48に向けて磁力線Bを出力する磁気発生手段(電磁石や永久磁石等)を、凹部48を回転中心として回転させることで、連続的に磁力線Bの向きを反転させるように構成してもよい。
1 部品供給装置
2 電子部品実装装置
6 部品吸着ノズル
10 プラットフォーム
14 部品収納ケース
16 部品供給用レール
16a 部品供給用通路
16b 部品回収用通路
38 取出位置
42 制御部
48 凹部
50 検出センサ
60 表裏整列部
70 永久磁石
160 表裏整列部
A 搬送方向
B 磁力線
P、P1、P2 チップ型電子部品

Claims (4)

  1. 部品を供給位置まで搬送する搬送部と、
    前記供給位置にある部品の表裏を判定する表裏判定部と、
    前記部品が裏向きであると前記表裏判定部が判定した場合に、前記部品を表向きに整列させる表裏整列部と、を備えた部品供給装置であって、
    前記部品は、磁性材料を含んで構成され、
    前記表裏整列部は、前記部品に磁力線を向けながら、この磁力線の向きを所定角度回動させることにより、磁気力によって前記部品を裏向きから表向きに反転させることを特徴とする部品供給装置。
  2. 前記表裏整列部は、前記部品に向けた磁力線の向きを、連続的に又は段階的に所定角度回転移動させることを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 前記表裏整列部は、
    前記部品に向けて磁力線を発生させる磁力線発生手段と、
    前記磁力線の向きが回動するように、前記磁力線発生手段を移動させる移動手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の部品供給装置。
  4. 前記表裏整列部は、
    異なる位置に配置され、前記供給位置に向けて磁力線を発生可能に位置決めされた複数の磁力線発生手段と、
    前記部品に向ける磁力線の向きを回動させるように、前記複数の磁力線発生手段を順次に切り替えて作動させる切替手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の部品供給装置。
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