JP5463192B2 - エコノマイザ回路付き冷凍装置 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明にかかるエコノマイザ回路付き冷凍装置は、凝縮器で凝縮された液冷媒の一部を分流し、該冷媒をエコノマイザ用膨張弁で断熱膨張した後、中間熱交換器に導き、前記液冷媒と熱交換させて該液冷媒を過冷却し、蒸発した前記分流冷媒を圧縮機の中間圧の圧縮室にインジェクションするエコノマイザ回路を備えているエコノマイザ回路付き冷凍装置において、前記中間熱交換器が高温の状態下で前記エコノマイザ回路を作動する際、作動開始時のみ該エコノマイザ回路への前記分流冷媒の供給をインチング動作させる冷媒供給制御手段を備えていることを特徴とする。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図4を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係るエコノマイザ回路付き冷凍装置の冷媒回路図が示され、図2には、その制御フロー図が示されている。
輸送用冷凍装置等に適用されるエコノマイザ回路付き冷凍装置(または冷凍ユニット)1は、冷媒ガスを圧縮する圧縮機2と、電磁弁4と、高温高圧の冷媒ガスを凝縮液化する凝縮器5と、凝縮された液冷媒を溜めるレシーバ6と、液冷媒を過冷却するエコノマイザ用の中間熱交換器7と、高圧液冷媒と低圧冷媒ガスとを熱交換する内部熱交換器8と、高圧液冷媒を断熱膨張する電子膨張弁9と、断熱膨張された気液二相冷媒を蒸発する蒸発器10と、低圧冷媒ガス中から液分を分離するアキュームレータ11と、が冷媒配管12により順次接続されて構成された閉サイクルの主冷媒回路13を備えている。
上記冷凍装置(冷凍ユニット)1において、圧縮機2で圧縮された冷媒は、凝縮器5に送られ、図示省略の凝縮器用ファンにより送風される外気と熱交換して凝縮液化される。この冷媒は、中間熱交換器7、内部熱交換器8を経て電子膨張弁9に至り、ここで断熱膨張されて気液二相冷媒となり、蒸発器10に流入する。蒸発器10では、図示省略の蒸発器用ファンにより循環される庫内空気と冷媒とが熱交換され、庫内空気を冷却することによって冷媒は蒸発される。この冷媒は、内部熱交換器8、アキュームレータ11を経て圧縮機2に吸入され、再圧縮される。以降、同様の動作を繰り返すことにより、冷却庫内の冷却に供される。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、エコノマイザ用膨張弁20を電子膨張弁としている点が異なる。その他の点は第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、エコノマイザ用膨張弁20として電子膨張弁が用いられるが、ここでの電子膨張弁は、全閉状態と設定開度との間で開閉制御される固定絞りの電子膨張弁として用いられる。このため、温度センサ等の検出値に基づいて電子膨張弁の開度を制御する制御回路は不要とされる。また、電子膨張弁の開閉機能は利用できるため、電磁弁19の機能を電子膨張弁に兼用させることで電磁弁19を省略することができるとともに、高温状態下でエコノマイザ回路22を作動する際、冷媒供給制御手段27を介して電子膨張弁をインチング動作させるように構成している。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態は、上記した第2実施形態に対して、エコノマイザ用膨張弁20を電子膨張弁としている点は同様であるが、その動作形態が異なっている。その他の点は第1および第2実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、エコノマイザ用膨張弁20として電子膨張弁が用いられるが、ここでの電子膨張弁は、全閉状態と設定開度との間で開閉制御される固定絞りの電子膨張弁として用いられる。このため、温度センサ等の検出値に基づいて電子膨張弁の開度を制御する制御回路は不要とされる。また、電子膨張弁の開閉機能は利用できるため、電磁弁19の機能を電子膨張弁に兼用させることで電磁弁19を省略するとともに、高温状態下でエコノマイザ回路22を作動する際、冷媒供給制御手段27を介して電子膨張弁を或る一定時間だけ微少量の冷媒を流すことができる開度に設定可能な構成とされている。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
本実施形態は、上記した第1ないし第3実施形態に対して、エコノマイザ用膨張弁20を流量調整弁としている点が異なる。その他の点は第1ないし第3実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、エコノマイザ用膨張弁20として流量調整弁が用いられるが、ここでの流量調整弁は、全閉状態と設定開度との間で開閉制御される固定絞りの流量調整弁として用いられる。このため、温度センサ等の検出値に基づいて流量調整弁の開度を制御する制御回路は不要とされる。また、流量調整弁の開閉機能は利用できるため、電磁弁19の機能を流量調整弁に兼用させることで電磁弁19を省略するとともに、高温状態下でエコノマイザ回路22を作動する際、冷媒供給制御手段27を介して流量調整弁を或る一定時間だけ微少量の冷媒を流すことができる開度に設定可能な構成とされている。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、エコノマイザ回路22のエコノマイザ電磁弁19と並列に、第2電磁弁と微少量の冷媒を流すことができる流量調整手段(キャピラリチューブ)とを備えた並列回路を設けた構成とされている点が異なる。その他の点は第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、エコノマイザ回路22のエコノマイザ電磁弁19に対して並列に、プレ冷却用の第2電磁弁と微少量の液冷媒を流すことができる流量調整手段(キャピラリチューブ)とを備えた並列回路を接続した構成とされている。このため、温度センサ等の検出値に基づいての制御回路等は不要とされる。また、この第2電磁弁は、高温状態下でエコノマイザ回路22を作動する際、冷媒供給制御手段27を介して作動開始から一定時間だけ開とされ、一定時間経過後に第2電磁弁が閉、エコノマイザ電磁弁19が開とされるようになっている。
2 圧縮機
5 凝縮器
7 中間熱交換器
19 電磁弁(エコノマイザ電磁弁)
20 エコノマイザ用膨張弁
21 インジェクション回路
22 エコノマイザ回路
26 エコノマイザ制御手段
27 冷媒供給制御手段
28 外気温センサ
29 高圧圧力センサ
Claims (8)
- 凝縮器で凝縮された液冷媒の一部を分流し、該冷媒をエコノマイザ用膨張弁で断熱膨張した後、中間熱交換器に導き、前記液冷媒と熱交換させて該液冷媒を過冷却し、蒸発した前記分流冷媒を圧縮機の中間圧の圧縮室にインジェクションするエコノマイザ回路を備えているエコノマイザ回路付き冷凍装置において、
前記中間熱交換器が高温の状態下で前記エコノマイザ回路を作動する際、作動開始時のみ該エコノマイザ回路への前記分流冷媒の供給をインチング動作させる冷媒供給制御手段を備えていることを特徴とするエコノマイザ回路付き冷凍装置。 - 前記冷媒供給制御手段は、前記エコノマイザ用膨張弁の入口側に直列に接続されている電磁弁を備えていることを特徴とする請求項1に記載のエコノマイザ回路付き冷凍装置。
- 前記冷媒供給制御手段は、前記エコノマイザ回路の作動開始時のみ、所定の時間間隔で数回インチング動作されることを特徴とする請求項1または2に記載のエコノマイザ回路付き冷凍装置。
- 前記冷媒供給制御手段は、外気温センサあるいは高圧圧力センサの検出値に基づいてインチング動作されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエコノマイザ回路付き冷凍装置。
- 前記エコノマイザ用膨張弁は、温度式自動膨張弁とされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のエコノマイザ回路付き冷凍装置。
- 凝縮器で凝縮された液冷媒の一部を分流し、該冷媒をエコノマイザ用絞りで断熱膨張した後、中間熱交換器に導き、前記液冷媒と熱交換させて該液冷媒を過冷却し、蒸発した前記分流冷媒を圧縮機の中間圧の圧縮室にインジェクションするエコノマイザ回路を備えているエコノマイザ回路付き冷凍装置において、
前記エコノマイザ用絞りは、前記中間熱交換器が高温の状態下で前記エコノマイザ回路を作動する際、作動開始時のみ設定開度に調整され、前記エコノマイザ回路への前記分流冷媒の供給を微少量に調整可能な固定絞りとして機能する電子膨張弁とされていることを特徴とするエコノマイザ回路付き冷凍装置。 - 凝縮器で凝縮された液冷媒の一部を分流し、該冷媒をエコノマイザ用絞りで断熱膨張した後、中間熱交換器に導き、前記液冷媒と熱交換させて該液冷媒を過冷却し、蒸発した前記分流冷媒を圧縮機の中間圧の圧縮室にインジェクションするエコノマイザ回路を備えているエコノマイザ回路付き冷凍装置において、
前記エコノマイザ用絞りは、前記中間熱交換器が高温の状態下で前記エコノマイザ回路を作動する際、作動開始時のみ設定開度に調整され、前記エコノマイザ回路への前記分流冷媒の供給を微少量に調整可能な固定絞りとして機能する流量調整弁とされていることを特徴とするエコノマイザ回路付き冷凍装置。 - 凝縮器で凝縮された液冷媒の一部を分流し、該冷媒をエコノマイザ用絞りで断熱膨張した後、中間熱交換器に導き、前記液冷媒と熱交換させて該液冷媒を過冷却し、蒸発した前記分流冷媒を圧縮機の中間圧の圧縮室にインジェクションするエコノマイザ回路を備えているエコノマイザ回路付き冷凍装置において、
前記エコノマイザ回路の入口に設けられている電磁弁と並列に、前記中間熱交換器が高温の状態下で前記エコノマイザ回路を作動する際、作動開始から一定時間だけ開放され、前記エコノマイザ回路への前記分流冷媒の供給を微少量に調整可能なプレ冷却用の第2電磁弁および流量調整手段を備えた並列回路が設けられていることを特徴とするエコノマイザ回路付き冷凍装置。
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