JP5463172B2 - 発泡成形体の製造装置及び製造方法 - Google Patents
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Description
また、本発明は、発泡成形体の成形型を搬送する工程を有し、開放させた成形型のキャビティに複数の発泡成形の原料を注入して、キャビティ内で発泡成形体を成形する発泡成形体の製造方法であって、各原料を注入する複数の注入ヘッドを順に、キャビティに設定された各原料の注入経路に沿って成形型の搬送方向の一方側から他方側に向けて移動させる工程と、開放させた成形型のキャビティに、注入経路に沿って移動する各注入ヘッドから各原料を注入する工程と、成形型を閉鎖してキャビティ内で発泡成形体を成形する工程と、を有し、前記複数の注入ヘッドを順に移動させる工程が、前の注入ヘッドが前記搬送方向の一方側から離れて注入経路中の所定位置まで移動したときに、次の注入ヘッドを前記搬送方向の一方側に移動させて注入経路に沿った移動を開始させる工程を有することを特徴とする。
本実施形態の製造装置は、型開きして開放させた成形型のキャビティに、複数の発泡成形のための原料(以下、単に原料という)をそれぞれ注入して混合させ、混合原料をキャビティ内で発泡させて成形し、所定形状の発泡成形体を製造する。以下では、樹脂からなる2つの原料(発泡樹脂原料)をキャビティに注入して、成形型内で発泡させつつ成形及び硬化させて、発泡成形体として車両用シートパッドを製造する例を説明する。
成形型10は、図示のように、上下に重ねて組み合わされる上型11と下型12とを有し、両型11、12間に区画される内部のキャビティ13内で、クッション状の発泡成形体20を成形する。
下型12は、図示のように、全体として平面視矩形状をなし、キャビティ13の上部側が全体に亘って外部に向かって開口して、周縁部12B内の中央部にキャビティ13の開口部13Aが設けられている。この開口部13Aと凹状の成形部12Aとの間の空間が、下型12におけるキャビティ13になっており、開口部13Aから、キャビティ13へ複数(ここでは2つ)の原料が注入される。複数の原料は、注入装置により、それぞれ予め設定されたキャビティ13の複数の注入位置に注入されて、キャビティ13内の重複する部分に供給され、各注入位置を中心に混合される。その後、成形型10が型閉めされてキャビティ13が閉鎖され、上型11と下型12間のキャビティ13で発泡成形体20が成形される。
注入装置2は、図示のように、発泡成形の原料Gをキャビティ13に注入する注入ヘッド30と、注入ヘッド30を移動させる移動装置であるロボット40とを有する。注入ヘッド30は、注入装置2の原料Gを注入する先端部に設けられて、キャビティ13の各注入位置に移動して原料Gを注入する原料Gの注入先端部(注入先端装置)であり、ロボット40の先端に取り付けられている。また、注入ヘッド30は、先端に原料Gを注入するための注入口が設けられたノズル31と、ノズル31を支持するハンド32(又はホルダ)と、ノズル31を開閉して原料Gの注入を開始及び停止させる開閉機構(図示せず)とを有する。注入ヘッド30は、管路33を介して原料Gの供給源(図示せず)に接続され、供給源から供給される原料Gをノズル31から噴出させてキャビティ13に注入する。
製造装置1は、図示のように、保持部材(図示せず)に保持された複数(図では8つ)の成形型10と、それらを所定の搬送方向(図4の矢印H)に搬送する搬送装置3と、装置全体を制御する制御装置50とを備えている。搬送装置3は、環状(ここでは円形状)をなすコンベヤ3Aと、コンベヤ3Aを循環駆動する駆動装置(図示せず)とを有し、コンベヤ3A上に複数の成形型10が一定間隔で配置され、コンベヤ3Aを循環駆動して成形型10を所定速度で搬送する。
この製造装置1では、まず、搬送装置3により発泡成形体20の成形型10を上記のように搬送しつつ、上型11(図1参照)を下型12から離間させて成形型10を型開きする。続いて、キャビティ13内に成形後の発泡成形体20があるときには発泡成形体20を取り出し、成形型10を注入装置2の位置(図4の搬送範囲P1)まで搬送する。次に、注入装置2を作動させて、移動手段4により注入ヘッド30A、30Bを移動させ、開放させた成形型10(下型12)のキャビティ13(図2参照)に、注入ヘッド30A、30Bから原料GA、GBを順に注入する。その際、注入ヘッド30A、30Bを所定の注入経路に沿って移動させて、原料GA、GBをキャビティ13に注入する。
各原料GA、GBの注入経路Tは、図示のように、キャビティ13の寸法や形状等に応じて、原料GA、GBをキャビティ13の全体に適宜注入できるように、その全体に亘って、かつ、搬送装置3による成形型10の搬送方向Hの一方側から他方側に向けて設定される。原料GA、GBは、注入ヘッド30A、30Bにより、それぞれキャビティ13に設定された注入経路Tに沿って、注入経路T中の複数の注入位置(図5の丸で示す位置)でキャビティ13に順に注入される。
製造装置1は、制御装置50により移動手段4を制御して、まず、第1の注入ヘッド30A(図6A参照)の移動を注入経路Tの位置R1から開始させて、第1の注入ヘッド30Aを搬送方向Hの上流側の位置R3まで移動させる。また、第1の注入ヘッド30Aが位置R3まで移動するのに合わせて、第2の注入ヘッド30B(図6B参照)を搬送方向Hの下流側に移動させて、その位置R1からの移動を開始させる。次に、両注入ヘッド30A、30Bを、注入経路Tの異なる範囲で同時に移動させ(図6C参照)、第1の注入ヘッド30Aの移動を位置R4で終了させた後、第2の注入ヘッド30Bの移動を位置R2、R3を経て位置R4で終了させる(図5参照)。
Claims (8)
- キャビティ内で発泡成形体を成形する成形型と、成形型を搬送する搬送装置とを備え、開放させた成形型のキャビティに複数の発泡成形の原料を注入して発泡成形体を製造する発泡成形体の製造装置であって、
各原料をキャビティに注入する複数の注入ヘッドと、
複数の注入ヘッドを順に、キャビティに設定された各原料の注入経路に沿って成形型の搬送方向の一方側から他方側に向けて移動させる移動手段と、
移動手段を制御して、前の注入ヘッドが前記搬送方向の一方側から離れて注入経路中の所定位置まで移動したときに、次の注入ヘッドを前記搬送方向の一方側に移動させて注入経路に沿った移動を開始させる制御装置と、
を備えたことを特徴とする発泡成形体の製造装置。 - 請求項1に記載された発泡成形体の製造装置において、
搬送装置により成形型を搬送しながら複数の発泡成形の原料をキャビティに注入することを特徴とする発泡成形体の製造装置。 - 請求項2に記載された発泡成形体の製造装置において、
前記搬送方向の一方側が搬送方向の下流側であり、前記搬送方向の他方側が搬送方向の上流側であることを特徴とする発泡成形体の製造装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載された発泡成形体の製造装置において、
移動手段が、キャビティ内で、各注入ヘッドを前記搬送方向の他方側まで移動させて、各注入ヘッドに設定された移動の基準位置側で注入経路に沿った移動を終了させることを特徴とする発泡成形体の製造装置。 - 発泡成形体の成形型を搬送する工程を有し、開放させた成形型のキャビティに複数の発泡成形の原料を注入して、キャビティ内で発泡成形体を成形する発泡成形体の製造方法であって、
各原料を注入する複数の注入ヘッドを順に、キャビティに設定された各原料の注入経路に沿って成形型の搬送方向の一方側から他方側に向けて移動させる工程と、
開放させた成形型のキャビティに、注入経路に沿って移動する各注入ヘッドから各原料を注入する工程と、
成形型を閉鎖してキャビティ内で発泡成形体を成形する工程と、を有し、
前記複数の注入ヘッドを順に移動させる工程が、前の注入ヘッドが前記搬送方向の一方側から離れて注入経路中の所定位置まで移動したときに、次の注入ヘッドを前記搬送方向の一方側に移動させて注入経路に沿った移動を開始させる工程を有することを特徴とする発泡成形体の製造方法。 - 請求項5に記載された発泡成形体の製造方法において、
成形型を搬送しながら複数の発泡成形の原料をキャビティに注入することを特徴とする発泡成形体の製造方法。 - 請求項6に記載された発泡成形体の製造方法において、
前記搬送方向の一方側が搬送方向の下流側であり、前記搬送方向の他方側が搬送方向の上流側であることを特徴とする発泡成形体の製造方法。 - 請求項5ないし7のいずれかに記載された発泡成形体の製造方法において、
前記複数の注入ヘッドを順に移動させる工程が、キャビティ内で、各注入ヘッドを前記搬送方向の他方側まで移動させて、各注入ヘッドに設定された移動の基準位置側で注入経路に沿った移動を終了させる工程を有することを特徴とする発泡成形体の製造方法。
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