JP5463155B2 - 煮物鍋の保温カバー - Google Patents

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Description

この発明は、主に鍋で物を煮たときにそのまま鍋の中の温度が保たれるよう被せて使用する煮物鍋の保温カバーに関する。
食材を煮汁とともに煮たとき、単にその温度を保持することの他に、煮汁のうま味を食材に浸透させる目的で保温カバーが掛けられる。この場合、鍋に被せるカバーには有り合わせの毛布や新聞紙などが使用されてきたが、乱雑で不具合が感じられるなどから、図6に示すような、鍋に被せるだけで使用できる帽子状の保温キャップCが提供され使用されている。
食材の煮方については、煮ている加熱中よりも火を止めてから冷めるときに煮汁のうま味を食材に徐々に浸透し、食材も柔らかくなる。冷める時間を長くすると、つまり保温時間がながいと一層浸透率が多くなる。また、煮る冷ますを繰り返すとなおさらである。そこで、冷ますときにその時間が長くなるように、上記のように、従来、鍋に毛布等を被せたり、煮物鍋の保温キャップを被せたりしていた。
しかしながら、保温キャップは、図6に示すように、表裏布地の間に綿を詰めて止糸50で部分的に止めるとともに、予め所定形状に裁断した生地を糸52でつなぎ縫いしながら帽子状に形成するものであるため、製造が非常に難しい作業となり時間がかかることから、どうしてもコスト高となることは避けられなかった。また、常時キャップの形のままであるため、不使用の際に場所を取る不便があった。
この発明は、上記のような実情に鑑みて、原型が偏平でありその形から縫製が極めて容易であるために安価な提供が可能であり、また、キャップ状に構成することにより使用するがその構成が極簡単であり、しかも、場所を取らないよう原型の偏平に畳んで都合良く仕舞っておくことができる煮物鍋の保温カバーを提供することを課題とした。
上記の課題を解決するために、この発明は、柔軟な断熱カバー生地を横に二つ折りしその両端を縫合することにより、筒形に上下が開き得るよう開放可能な偏平体であって、前記縫合部を高さ略下半部に形成することで上半部に未縫による開き口を設け、偏平体には上端部に沿って紐通しを設けるとともに開き口に両引出口を開口し、紐通しに挿通される締紐は、偏平体の上端部を巾着絞り可能に引出口から両端部が突出させてあって、偏平体が巾着絞りにより鍋に被さる帽子状に変形するよう構成されていることを特徴とする煮物鍋の保温カバーを提供する。
煮物鍋の保温カバーを上記のように構成したから、これを使用するときには、締紐を引き絞って巾着絞りで偏平体を帽子状に変形させ、帽子状で煮終わった鍋に被せる。また、棒状の取っ手付き鍋(片手鍋)の場合であると、取っ手を開き口から通した状態で巾着絞りを行う。
以上説明したように、この発明の煮物鍋の保温カバーによれば、帽子状の形で煮物鍋を包んでそれを確実に保温でき、帽子状への組立てが容易であり取扱いやすく、また、原型が偏平体であるので、帽子状に形作る場合に比して縫製がはるかに容易で安価な提供が可能であるなどの優れた効果がある。
請求項2または3の場合であると、開閉具、例えば、スライドファスナー、マジックテープ(登録商標)、ボタンなどで、下端を閉じた袋状にすることによって、袋詰めの包装状態を取ることでさらに保温性を高めることができる。また、請求項4の場合であと、両手使いで巾着絞りができる。
この発明に係る実施例を使用要領で示す煮物鍋の保温カバーの一部切欠した斜視図である。 同煮物鍋の保温カバーを偏平状態で示す平面図である。 同煮物鍋の保温カバーの使用状態を示す斜視図である。 同煮物鍋の保温カバーを防災頭巾として使用した状態を示す斜視図である。 他の実施例を示す煮物鍋の保温カバーの偏平な上端部の平面図である。 従来例を示す斜視図である。
この発明において、偏平体1を形作る断熱カバー生地は、特に限定するものではないが、布団構造の生地や、キルティング構造の生地が軽量であり保温性に優れているので使用に好適である。また、基本の使用の仕方は、巾着絞りで帽子状に組み立て鍋に被せた状態とすることであるので、鍋を底受けするためのスライドファスナー17や内袋21は必ずしも要しなく、これらが無くても、この発明の趣旨に反しないことは言うまでもない(請求項1)。
内袋21は、鍋Pa,Pbが納まるように布地、プラスチックフィルムなどで平袋状に作られるが、断熱性を高めるために、アルミ箔をラミネートした素材を有効に使用できる。
図1ないし図4は一実施例を示したもので、その煮物鍋の保温カバーTは、布団構造の断熱カバー生地からなり、それを後端で二つ折りするとともに、二つ折りの両端縁を前で縫合することにより、筒形に開きうるように(図1は半ば開き状態を示す)縫製される、その前端の縫合部2は下半部のみとして上半部に開き口5が設けられ、また、上端部に紐通し3が形成される。
断熱カバー生地は、表生地4aと裏生地4bとの間に中綿6が入った布団構造のものが使用される。なお、中綿6の移動を阻止するために、止糸(図示省略)が点在している。厚手ではあるが、紐通し3を形成するために上端部では中綿を除き薄くしてある。そして、上端部を内側に折り返し、折返し部分12を上下の縫い糸7,8で止めることにより紐通し3が形成され、紐通し3の両端が開き口5で出口11,11として開口し、そこから締紐13の両端部13a,13aが突出している。そこで、締紐13を引き出しながら上端を絞ることにより帽子状に組み立てることができる(図3)。
図1では両持ち手14,14の鍋Paを、図3では棒状取っ手16の鍋Pbを示した。鍋Paでは巾着絞りで帽子状に組み立ててから被せるが、鍋Pbでは開き口5に取っ手16を通してから巾着絞りすると良い。
さらに、この煮物鍋の保温カバーTにおいては、下端にスライドファスナー17が装着されているので、閉じて底を有する袋状に組み立てることができる。このようにすると、上記のような使い方の他に、袋入れで鍋Pa,Pbを丸抱えに全体被覆し効率を高めて保温できる。また、このスライドファスナー17があるために防災頭巾としても使用できるし、買物袋としても使用できる。
(頭巾としての使用)
図4は防災頭巾としての使用状態を示したもので、スライドファスナー17を閉じて、開き口5から首を入れながら、スライドファスナー17で閉じた部分を後頭部に当てた状態で着用すると、丁度頭巾を被った状態となる。この閉じを保持するために、口許に当たる開き口5の近傍の一側にフック19を、他側にそれに掛けるループ20が取り付けられている。
(買物袋としての使用)
上記のように、スライドファスナー17で下端を閉じると、上端から物を入れる袋のようになるので、これでも買物袋としても使用できるが、スライドファスナー17が不用意に開くおそれがあり、また、そうならないまでも不完全に閉じられていると、袋として安心して使用できない。そこで、鍋Pa,Pbを包む袋を主眼とするものではあるが、物を入れることも図って内袋21を内装した。
内袋21は、偏平体1に挟まる偏平な平袋であって、開き口5に位置して鍋Pbの取っ手16を通す内開き口5aが設けられ、いずれの鍋Pa,Pbも納まるようになっている。偏平体1に対しては、上端を折返し部分12に挟み縫糸8を利用して止めてある。なお、偏平体1を下端開口の帽子状にして鍋Pa,Pbに被せるときには(袋入れしないときには)、内袋21は鍋Pa,Pbを包む用がないので鍋横または上部によけられることになる。
偏平体1には、前端に上記のように縫合部2の上に開き口5を設けてあるが、図5に示す場合は、後端にも小さな開き口5を切欠により設けてある。そして、紐通し3には上下一対に締紐13,13が挿入され、その端部の結び23,23が左右に突出させてある。そのため、両手使いで左右に締紐13,13を引き巾着絞りをなすことができる。
T 煮物鍋の保温カバー
Pa,Pb 鍋
1 偏平体
2 縫合部
3 紐通し
5 開き口
11 引出口
13 締紐
17 スライドファスナー
21 内袋

Claims (4)

  1. 柔軟な断熱カバー生地を横に二つ折りしその両端を縫合することにより、筒形に上下が開き得るよう開放可能な偏平体であって、前記縫合部を高さ略下半部に形成することで上半部に未縫による開き口を設け、偏平体には上端部に沿って紐通しを設けるとともに開き口に両引出口を開口し、紐通しに挿通される締紐は、偏平体の上端部を巾着絞り可能に引出口から両端部が突出させてあって、偏平体が巾着絞りにより鍋に被さる帽子状に変形するよう構成されていることを特徴とする煮物鍋の保温カバー。
  2. 偏平体の下端縁に沿ってその下端を開閉する開閉具が装着され、その開閉具の閉じにより袋状となるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の煮物鍋の保温カバー。
  3. 偏平体に、それが外袋となるように薄手の柔軟な内袋を内装し、内袋が上端部でのみ偏平体に縫着されることにより下端部が移動自由となっていることを特徴とする請求項2記載の煮物鍋の保温カバー。
  4. 偏平体の後端に紐通しが開口する開き口を切欠状に設け、紐通しに前記締紐の他に後端の開き口から引き出し可能な別途締紐を挿入し、両締紐を左右に分けて引くことにより巾着絞りをなし得るように構成したことを特徴とする請求項1,2又は3記載の煮物鍋の保温カバー。










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