JP5462770B2 - 中空シリカナノ粒子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、中空シリカナノ粒子の製造方法、特に粒径が100nm以下の小粒径の中空シリカナノ粒子の製造方法に関する。
中空構造、すなわち、シリカを含有する外殻部とその内部の中空部と備える構造を持つシリカ粒子は、大きな空孔率や比表面積を持つことから、低誘電率材料、低屈折率材料、分離材、吸着材、触媒担体、酵素担体、ドラッグデリバリー(DDS)担体等、様々な用途展開が期待できる。特に、反射防止膜などの低屈折率材料やDDS担体などに利用するためには、粒径が100nm以下の中空シリカナノ粒子が有効である。
粒径が100nm以下の中空シリカナノ粒子の製造方法に関しては、炭酸カルシウムナノ粒子(非特許文献1)又はアルミノシリケートナノ粒子(特許文献1)を中空部形成剤に利用する方法や、マイクロエマルジョンを中空部形成剤に利用する方法(非特許文献2)がある。
一方、粒径が100nm以上の中空シリカ粒子の製造方法に関しては、2鎖型カチオン性界面活性剤ベシクルを中空部形成剤に利用する方法(非特許文献3)がある。
特許第4046921号
Jian−Feng Chen, et. al., Biomaterials, 25, 723 (2004) Yu−Shen Lin, et. al., Chemical Communications, 3542 (2009) Dominicus H. W. Hubert, et. al., Advanced Materials, 12, 1286 (2000)
しかし、非特許文献1や特許文献1が開示した従来技術では、中空シリカナノ粒子を製造するために、中空部形成剤である炭酸カルシウムナノ粒子やアルミノシリケートナノ粒子を酸溶解し、洗浄させる工程が必要であり、設備負荷が大きく高コストとなる。非特許文献2が開示した従来技術では、中空シリカナノ粒子の製造にW/Oマイクロエマルジョンを利用するために大量の油剤が必要となり、設備負荷が大きく高コストとなる。非特許文献3が開示した従来技術では、汎用の2鎖型カチオン性界面活性剤であるジオクタデシルジメチルアンモニウムブロミド(以下、DODAB)からなるベシクルを中空部形成剤に利用して中空シリカ粒子を製造しているが、この従来技術では粒径が100nm以下の中空シリカナノ粒子を製造することができない。
そこで、本発明は、中空シリカナノ粒子の製造方法であって、2鎖型カチオン性界面活性剤を用いる製造方法を提供する。
本発明は、下記工程(1)及び(2)を含む、一次粒径が100nm以下の中空シリカナノ粒子の製造方法に関する。
(1)2鎖型カチオン性界面活性剤(A)のクラフト点以上の温度で2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の水溶液に超音波照射を行うことにより、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液を調製する。
(2)2鎖型カチオン性界面活性剤(A)のクラフト点以下の温度で、工程(1)で得られる2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液とアルコキシシラン(B)とを混合する。
本発明によれば、2鎖型カチオン性界面活性剤を用いて一次粒径が100nm以下の中空シリカナノ粒子を製造できる。
図1は、実施例1で得られた中空シリカナノ粒子の一例のTEM写真である。 図2は、実施例2で得られた中空シリカナノ粒子の一例のTEM写真である。
本発明は、汎用の2鎖型カチオン性界面活性剤(A)のクラフト点以上の温度で2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の水溶液に超音波照射すると、ナノサイズ(例えば、DLS粒径が約100nm又はそれ以下)の会合体水分散液を得ることができ、さらに、この会合体水分散液が、前記クラフト点以下の温度で、ナノサイズ(例えば、一次粒径が100nm又はそれ以下)の中空シリカナノ粒子に適した中空部形成剤として使用できる、という知見に基づく。
すなわち、本発明は、一態様において、一次粒径が100nm以下の中空シリカナノ粒子の製造方法(以下、「本発明の製造方法」ともいう)であって、(1)2鎖型カチオン性界面活性剤(A)のクラフト点以上の温度で2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の水溶液に超音波照射を行うことにより2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液を調製すること、及び、(2)2鎖型カチオン性界面活性剤(A)のクラフト点以下の温度で工程(1)において得られる2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液とアルコキシシラン(B)とを混合することを含む、中空シリカナノ粒子の製造方法に関する。
本発明の製造方法によれば、従来のようにW/Oマイクロエマルジョンを利用する必要がないため、大量の油剤を使用することなく簡便に一次粒径が100nm以下の中空シリカナノ粒子を製造できるという効果を奏し得る。また、本発明の製造方法によれば、中空シリカナノ粒子の内部に残留する中空部形成剤等の除去は焼成により行うことができ、酸溶解をすること無く簡便に中空部形成剤が除去された一次粒径が100nm以下の中空シリカナノ粒子を製造できるという効果を奏し得る。
本明細書において「中空シリカナノ粒子」とは、中空構造、すなわち、シリカを含有する外殻部とその内部の中空部と備える構造を有する一次粒径が100nm以下のシリカ粒子をいう。
[2鎖型カチオン性界面活性剤(A)]
本明細書において、「2鎖型カチオン性界面活性剤」とは、長鎖のアルキル基(例えば、炭素数が8以上のアルキル基)を分子内に2つ有するカチオン性界面活性剤をいう。本発明の製造方法において使用する2鎖型カチオン性界面活性剤(A)としては、ナノサイズの会合体水分散液を得る観点から、下記一般式(I)で表わされる2鎖型カチオン性界面活性剤が好ましい。
上記一般式(I)において、R1−及びR2−は、それぞれ独立して、分岐していてもよい炭素数8〜22のアルキル基若しくはアルケニル基、又は、R5−Y−R6−で示される置換基であり、R5は分岐していてもよい炭素数7〜22のアルキル基又はアルケニル基であり、Yは−OCO−、−COO−、−NHCO−、及び−CONH−から選ばれるエステル基又はアミド基であり、R6は炭素数1〜10のアルキレン基又はポリオキシアルキレン基である。
上記一般式(I)において、R1−及び/又はR2−がアルキル基若しくはアルケニル基の場合、ナノサイズの会合体水分散液を得る観点から、炭素数は14〜18が好ましく、16〜18がより好ましい。また、R1−及び/又はR2−がR5−Y−R6−で示される置換基である場合、ナノサイズの会合体水分散液を得る観点から、R5の炭素数は13〜17が好ましく、R6の炭素数は2〜6が好ましい。
上記一般式(I)において、R3−及びR4−は、それぞれ独立して、分岐していてもよい炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基、又はベンジル基若しくは水素原子である。R3−及びR4−は、ナノサイズの会合体水分散液を得る観点および実用上の入手のしやすさから、それぞれ独立して、炭素数1〜2の直鎖アルキル基若しくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基が好ましい。
上記一般式(I)において、X-は、ハロゲンイオン又は炭素数1〜2のアルキル硫酸イオンを示す。前記ハロゲンとしては、Cl、Brなどがあげられる。アルキル硫酸イオンとしては、メチル硫酸イオンなどがあげられる。
本発明に用いる一般式(I)で示される2鎖型カチオン性界面活性剤(A)としては、ナノサイズの会合体水分散液を得る観点から、ジヘキサデシルジメチルアンモニウム塩、ジオクタデシルジメチルアンモニウム塩、ジオクタデセニルジメチルアンモニウム塩、ジ(ヘキサデカノイルオキシエチル)ジメチルアンモニウム塩、ジ(ヘキサデカノイルオキシエチル)(ヒドロキシエチル)メチルアンモニウム塩、ジ(オクタデカノイルオキシエチル)ジメチルアンモニウム塩、ジ(オクタデカノイルオキシエチル)(ヒドロキシエチル)メチルアンモニウム塩、(オクタデカノイルアミノプロピル)(オクタデカノイルオキシエチル)ジメチルアンモニウム塩、(オクタデカノイルアミノプロピル)(オクタデカノイルオキシエチル)メチルアミン酸塩などが好ましく、これらのなかでも、(オクタデカノイルアミノプロピル)(オクタデカノイルオキシエチル)ジメチルアンモニウム塩やジオクタデシルジメチルアンモニウム塩がより好ましく、(オクタデカノイルアミノプロピル)(オクタデカノイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリドやジオクタデシルジメチルアンモニウムブロミドが更に好ましく、(オクタデカノイルアミノプロピル)(オクタデカノイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリドが特に好ましい。これらは単一で使用される必要はなく、場合によっては複数種を同時に使用しても良い。
[アルコキシシラン(B)]
本明細書において、「アルコキシシラン」とは、加水分解によりシラノール化合物を生成する物質をいい、中空シリカナノ粒子の製造においてシリカ源となる物質をいう。本発明の製造方法において使用するアルコキシシラン(B)としては、ナノサイズの中空シリカナノ粒子を得る観点から、下記一般式(II)〜(VI)で示される化合物、又はこれらの組合せが好ましい。
SiZ4 (II)
7SiZ3 (III)
7 2SiZ2 (IV)
7 3SiZ (V)
3Si−R8−SiZ3 (VI)
[式中、R7はそれぞれ独立して、ケイ素原子に直接炭素原子が結合している有機基を示し、R8は炭素原子を1〜4個有する炭化水素基又はフェニレン基を示し、Zはアルコキシ基を示す。]
一般式(II)〜(VI)において、R7は、ナノサイズの中空シリカナノ粒子の製造容易性、コスト、構造均一性の観点から、それぞれ独立して、水素原子の一部がフッ素原子に置換していてもよい炭素数1〜22の炭化水素基であることが好ましい。R8は、同様の観点から、炭素数1〜4のアルカンジイル基(メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、プロパン−1,2−ジイル基、テトラメチレン基等)又はフェニレン基が好ましい。Zは、ナノサイズの中空シリカナノ粒子の製造容易性、コストの観点から、好ましくは炭素数1〜22、より好ましくは炭素数1〜8、さらに好ましくは炭素数1〜4、さらにより好ましくは炭素数1〜2のアルコキシ基である。本発明の製造方法に用いるアルコキシシラン(B)としては、ナノサイズの中空シリカナノ粒子の製造容易性、構造均一性の観点から、上記一般式(II)のテトラアルコキシシランが好ましく、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシランがより好ましく、テトラメトキシシランがさらに好ましい。
[工程(1)]
本発明の製造方法における工程(1)は、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)のクラフト点以上の温度で2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の水溶液に超音波照射を行うことにより、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液を調製する工程である。
[超音波照射]
本明細書において「2鎖型カチオン性界面活性剤(A)のクラフト点」とは、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の水への溶解度が急激に上昇する温度をいう。2鎖型カチオン性界面活性剤(A)のクラフト点以上の温度で超音波照射を行うことにより、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)が効率的に溶解し、その後、均一で微細(例えば、DLS粒径100nm以下)な会合体を形成しやすくなる。
超音波照射時の2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の水溶液の温度は、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体の製造容易性や構造均一性の観点から、クラフト点+2℃以上が好ましく、クラフト点+5℃以上がより好ましく、クラフト点+10℃以上がさらに好ましい。また、超音波照射時の2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の水溶液の温度は、同様の観点から、クラフト点+50℃以下が好ましく、クラフト点+30℃以下がより好ましく、クラフト点+20℃以下がさらに好ましい。
超音波照射時の2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の水溶液の含有量は、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体の製造容易性や構造均一性の観点から、0.01〜10重量%が好ましく、0.05〜1重量%がより好ましく、0.1〜0.3重量%がさらに好ましい。
超音波周波数は、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液の製造容易性や構造均一性の観点から、15〜400kHzが好ましく、20〜100kHzがより好ましく、30〜50kHzがさらに好ましい。また、超音波照射出力は、同様の観点から、10〜1000Wが好ましく、50〜500Wがより好ましく、100〜200Wがさらに好ましい。
超音波照射時間は、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液の製造容易性や構造均一性の観点から、0.1〜10時間が好ましく、0.5〜5時間がより好ましく、0.8〜2時間がさらに好ましい。
2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液の製造容易性や構造均一性の観点から、超音波照射前に2鎖型カチオン性界面活性剤(A)を水に予備分散させておくことが好ましい。予備分散の温度は、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)のクラフト点以上が好ましく、超音波照射時の温度と同じであることがより好ましい。予備分散の時間は、0.1〜10時間が好ましく、0.5〜5時間がより好ましく、0.8〜2時間がさらに好ましい。
2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液の製造容易性や構造均一性の観点から、超音波照射後、攪拌下、ゆっくりと室温まで冷却を行うことが好ましく、室温までの冷却所要時間は、0.1〜5時間が好ましく、0.2〜2時間がより好ましい。
[2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体]
前記工程(1)で得られる2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液は、ナノサイズの中空シリカナノ粒子を得る観点から、均一で微細な会合体であることが好ましく、前記会合体のDLS粒径が100nm以下を示すことが好ましい。得られる中空シリカナノ粒子の構造均一性の観点から、DLS粒径は10〜100nmが好ましく、20〜90nmがより好ましく、30〜70nmがさらに好ましい。DLS粒径の分布は、単一ピークであることが好ましく、粒径分布幅は狭いことが好ましい。なお、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液のDLS粒径は、例えば、実施例記載の方法により測定することができる。
[工程(2)]
本発明の製造方法における工程(2)は、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)のクラフト点以下の温度で、工程(1)で得られる2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液とアルコキシシラン(B)とを混合する工程である。
[アルコキシシランの混合]
アルコキシシラン(B)の混合液中の濃度は、中空シリカナノ粒子の製造容易性、コスト、構造均一性の観点から、SiO2重量換算濃度として、0.1〜10重量%が好ましく、0.2〜1重量%がより好ましい。SiO2重量換算濃度として、0.1重量%以上であると、生産性が向上し、コスト面で有利である。また、SiO2重量換算濃度として、10重量%以下であると、中空シリカナノ粒子水分散液が高粘度状態となることが回避されハンドリングし易くなり、また、得られる中空シリカナノ粒子の構造の均一性が向上する。
2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の濃度に対するアルコキシシラン(B)の濃度比は、中空シリカナノ粒子の製造容易性、構造均一性の観点から、SiO2重量換算濃度として、1〜100が好ましく、10〜50がより好ましい。SiO2重量換算濃度として、1以上であると、中空シリカナノ粒子の生産性が向上し、コスト面で有利であり、また、得られる中空シリカナノ粒子の外殻厚が薄過ぎたり、不均一であったりすることを抑制でき、外殻シリカの割れを抑制できる。一方、SiO2重量換算濃度として、100以下であると、中空部形成剤である2鎖型カチオン性界面活性剤(A)会合体が相対的に多くなり、中空構造でないシリカの副生を抑制できる。
2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液とアルコキシシラン(B)との混合は、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)のクラフト点以下で行う。アルコキシシラン混合温度は、中空シリカナノ粒子の製造容易性、構造均一性の観点から、クラフト点未満が好ましく、クラフト点−10℃以下がより好ましく、クラフト点−20℃以下がさらに好ましい。また、アルコキシシラン混合温度は、同様の観点から、0℃以上が好ましく、10℃以上がより好ましく、20〜30℃がさらに好ましい。アルコキシシラン混合温度がクラフト点以下であると、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体の構造が不安定な状態でアルコキシシランと反応することを避けることができ、得られる中空シリカナノ粒子の構造のばらつき発生を抑制できる。また、アルコキシシラン混合温度がクラフト点以下であると、アルコキシシランの加水分解及び/又は縮合反応の急速な進行を抑制でき、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体と相互作用する前にシリカ粒子が析出して非中空粒子が生成することを抑制できる。一方、アルコキシシラン混合温度が0℃以上であると溶媒の水の凍結を抑制でき、均一な反応が可能となる。
中空シリカナノ粒子の製造容易性や構造均一性の観点から、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液とアルコキシシラン(B)との混合時に、アルコキシシラン(B)のアルカリ触媒を共存させることが好ましい。アルカリ触媒を共存させることにより、アルコキシシラン(B)の加水分解、縮合反応が進行し、生成するシリカ前駆体(アルコキシシランオリゴマー)のシラノラート基(SiO-)が、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体と効率的に静電的相互作用し、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体の周囲にシリカが析出しやすくなり、中空シリカナノ粒子が効率的に生成すると推定される。
アルコキシシラン(B)のアルカリ触媒としては、特に限定するものではないが、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニアなどの無機アルカリや水酸化4級アンモニウムなどの有機アルカリなどが使用できる。中空シリカナノ粒子の製造容易性、コストの観点から、アルカリ触媒としては、水酸化ナトリウム、アンモニア、水酸化テトラメチルアンモニウムが好ましく、水酸化ナトリウム、水酸化テトラメチルアンモニウムがより好ましく、水酸化テトラメチルアンモニウムが特に好ましい。
反応液のpHは、中空シリカナノ粒子の製造容易性や構造均一性の観点から、好ましくは7〜13、より好ましくは7〜9、さらに好ましくは7〜8である。pHの調整は、アルコキシシラン(B)のアルカリ触媒量を調整することで行える。例えば、アルカリ触媒として水酸化テトラメチルアンモニウムを用いた場合、反応液中の水酸化テトラメチルアンモニウムの濃度は、0.01〜1重量%が好ましく、0.01〜0.1重量%がより好ましく、0.03〜0.07重量%がさらに好ましい。
中空シリカナノ粒子の製造容易性や構造均一性の観点から、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液とアルコキシシラン(B)との混合に要する時間は、0.01〜30分が好ましく、0.1〜5分がより好ましく、0.1〜1分がさらに好ましい。2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液とアルコキシシラン(B)との混合に要する時間が、30分以内であると、アルコキシシラン(B)の加水分解、縮合反応が進行して一部シリカが析出した状態でアルコキシシラン(B)がさらに供給される状態を抑制でき、中空でないシリカ粒子の副生を抑制できる。一方、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液とアルコキシシラン(B)との混合に要する時間が、0.01分以上であると、反応液中のアルコキシシラン(B)の局所濃度が異常に高くなることを抑制でき、シリカ前駆体が2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体と相互作用する前にシリカ粒子として析出して中空でないシリカ粒子が副生することを抑制できる。
以上の工程(1)、工程(2)により2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体を含む中空シリカナノ粒子を得ることができる。本発明の製造方法は、さらに、工程(3):粒子内部の2鎖型カチオン性界面活性剤(A)を除去する工程を含むことができる。粒子内部の2鎖型カチオン性界面活性剤(A)を除去することにより、有機分の少ない中空シリカナノ粒子を得ることができる。2鎖型カチオン性界面活性剤(A)を除去する方法は、焼成や溶媒抽出など常法に従って行うことができる。
[中空シリカナノ粒子]
したがって、本発明は、その他の態様として、一次粒径が100nm以下である中空ナノシリカ粒子であって、本発明の製造方法により製造されうる中空シリカナノ粒子(以下、「本発明の中空シリカナノ粒子」ともいう)に関する。
本発明の中空シリカナノ粒子の一実施形態として、シリカを含む外殻部と内部の中空部とを備え、一次粒径が100nm以下であり、前記中空部に2鎖型カチオン性界面活性剤(A)を含有する中空シリカナノ粒子が挙げられる。この形態の中空シリカナノ粒子は、本発明の製造方法の前記工程(1)及び(2)を経て製造されうる。また、本発明の中空シリカナノ粒子のその他の実施形態として、内部の中空部とを備え、一次粒径が100nm以下であり、前記中空部に2鎖型カチオン性界面活性剤(A)を含有しない中空シリカナノ粒子が挙げられる。この形態の中空シリカナノ粒子は、本発明の製造方法の前記工程(1)〜(3)を経て製造されうる。
本発明の中空シリカナノ粒子の一次粒径は、用途にもよるが、中空シリカナノ粒子の汎用性、構造安定性、性能発現の観点から、10〜90nmが好ましく、20〜50nmがより好ましく、25〜40nmがさらに好ましい。また、本発明の中空シリカナノ粒子の中空部径は、同様の観点から、5〜80nmが好ましく、10〜50nmがより好ましく、15〜30nmがさらに好ましい。また、本発明の中空シリカナノ粒子の外殻厚は、同様の観点から、1〜40nmが好ましく、2〜20nmがより好ましく、3〜10nmがさらに好ましい。さらに、本発明の中空シリカナノ粒子の一次粒径に対する中空部径の比は、同様の観点から、0.1〜0.95が好ましく、0.2〜0.9がより好ましく、0.4〜0.85がさらに好ましい。なお、中空シリカナノ粒子の一次粒径、中空部径、外殻厚などは、実施例記載の方法により求めることができる。
本発明の中空シリカナノ粒子は、メソ細孔構造を持たないが、高空孔率で一次粒径が小さいことから、高比表面積を示す。用途にもよるが、中空シリカナノ粒子の汎用性、性能発現の観点から、中空シリカナノ粒子のBET比表面積は、100〜900m2/gが好ましく、200〜800m2/gがより好ましく、300〜700m2/gがさらに好ましい。なお、中空シリカナノ粒子のBET比表面積は、実施例記載の方法により求めることができる。
本発明の中空シリカナノ粒子には、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)などの有機分や水分などが含まれていても良く、またSi以外の金属元素が含まれていても良いが、用途にもよるが、中空シリカナノ粒子の汎用性、構造安定性、性能発現の観点から、シリカが主成分であることが好ましく、SiO2重量換算濃度で50〜100%が好ましく、60〜100%がより好ましく、90〜100%がさらに好ましい。なお、中空シリカナノ粒子の組成は、実施例記載の方法により求めることができる。
本発明により得られる中空シリカナノ粒子は、低誘電率材料、低屈折率材料、分離材、吸着材、触媒担体、酵素担体、ドラッグデリバリー(DDS)担体、研磨剤等、様々な用途に有用である。
以下、実施例により本発明を説明する。後述する実施例及び比較例において、中空シリカナノ粒子の各種測定及び評価は、以下の方法で行った。
(1)粉末X線回折(XRD)パターンの測定
粉末X線回折装置(理学電機工業株式会社製、商品名:RINT2500VPC)を用いて、粉末X線回折測定を行った。走査範囲を回折角(2θ)1〜20°、走査速度を4.0°/分とした連続スキャン法を用いた。
X線源:Cu-kα
管電圧:40mA
管電流:40kV
サンプリング幅:0.02°
発散スリット:1/2°
発散スリット縦:1.2mm
散乱スリット:1/2°
受光スリット:0.15mm
(2)平均一次粒子径、平均中空部径(外殻部の平均内径)及び平均外殻部厚みの測定
透過型電子顕微鏡(TEM)(日本電子株式会社製、商品名:JEM−2100)を用いて加速電圧160kVで中空シリカナノ粒子の観察を行い、数平均一次粒子径、数平均中空部径、及び数平均外殻部厚みを求めた。なお、中空シリカナノ粒子の観察は、高分解能用カーボン支持膜付きCuメッシュ(応研商事株式会社製、200−Aメッシュ)に試料を付着させ、余分な試料をブローで除去したものを用いて行った。
(3)BET比表面積、及び細孔径分布の測定
比表面積・細孔分布測定装置(株式会社島津製作所製、商品名:ASAP2020)を用いて、液体窒素を用いた多点法で、中空シリカナノ粒子のBET比表面積を測定し、パラメータCが正になる範囲で値を導出した。細孔径分布の導出にはBJH法を採用した。試料には250℃で2時間加熱する前処理を施した。
(4)組成分析
中空シリカナノ粒子のSi分析は、蛍光X線分析装置(理学電機工業株式会社製、ZSX100E)を用いて行った。
(5)DLS粒径の測定
動的光散乱光度計(DLS)(マルバーン株式会社製、商品名:データサイザーNano−ZS)を用いて、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液を25℃にて測定し、溶媒(水)の屈折率1.333、溶媒(水)の吸収係数0、会合体の屈折率1.5、会合体の吸収係数0として算出した体積平均粒径をDLS粒径とした。
<実施例1>
0.2重量%の(オクタデカノイルアミノプロピル)(オクタデカノイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド(エステルアミド4級塩、以下「QEA」という、花王製、クラフト点58℃)水分散液を70℃で1時間攪拌後、さらに70℃で1時間超音波照射(シャープ製、UT−206、出力:37kHz、200W、100%)を行った。得られたQEA水分散液を攪拌しながら室温まで1時間かけて冷却することにより、微白色均一なQEA会合体水分散液(DLS粒径62nm)を得た。
25℃攪拌下、得られたQEA会合体水分散液を水で10倍希釈した分散液200gに25%水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液(和光純薬製)0.4gを混合後、テトラメトキシシラン(東京化成製)1.5gを10秒かけて添加、さらに25℃で3日間攪拌した。得られた白色分散液(25℃のpH7.5)をメンブランフィルター(材質:硝酸セルロース、孔径:0.1μm)でろ過、水洗後、100℃で1日乾燥させた。得られた白色乾燥粉末を焼成炉(モトヤマ製、スーパーバーン)を用いて、エアーフロー(流量3L/min)しながら、6時間かけて600℃まで昇温後、600℃で2時間焼成を行うことにより、中空シリカ粉末を得た。
この中空シリカ粉末のBET比表面積は、500m2/gであった。XRD測定及び細孔径分布測定の結果、この中空シリカ粉末はメソ細孔構造を持たないことが示された。TEM観察の結果、平均一次粒径30nm、平均外殻厚5nm、平均中空部径20nmの中空シリカ粒子であった(図1)。組成分析の結果、中空シリカ粉末のSiO2重量換算濃度は、96%であった。
<実施例2>
実施例1の(オクタデカノイルアミノプロピル)(オクタデカノイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド(QEA)の代わりに、ジオクタデシルジメチルアンモニウムブロミド(和光純薬製、DODAB、クラフト点53℃)を用いた以外は、実施例1と同様にして中空シリカ粒子を製造した。
DODAB会合体水分散液のDLS粒径は、80nmであった。このDODAB会合体を中空部形成剤に用いて製造した中空シリカ粉末のBET比表面積は、390m2/gであった。XRD測定及び細孔径分布測定の結果、この中空シリカ粉末はメソ細孔構造を持たないことが示された。TEM観察の結果、平均一次粒径30nm、平均外殻厚5nm、平均中空部径20nmの中空シリカ粒子であった(図2)。組成分析の結果、中空シリカ粉末のSiO2重量換算濃度は、96%であった。
<比較例1>
実施例1のテトラメトキシシランの混合温度を70℃で行った以外は、実施例1と同様にしてシリカ粉末を製造した。このシリカ粉末のTEM観察の結果、中空粒子ではなく、一次粒径10nmの球状粒子であった。
<比較例2>
実施例2のテトラメトキシシランの混合温度を70℃で行った以外は、実施例2と同様にしてシリカ粉末を製造した。このシリカ粉末のTEM観察の結果、中空粒子ではなく、一次粒径10nmの球状粒子であった。
<比較例3>
実施例1の超音波照射しなかった以外は、実施例1と同様にして白色均一なQEA会合体水分散液を製造した。このQEA会合体水分散液のDLS粒径は、410nmであった。
<比較例4>
実施例2の超音波照射しなかった以外は、実施例2と同様にして白色均一なDODAB会合体水分散液を製造した。このDODAB会合体水分散液のDLS粒径は、470nmであった。
<比較例5>
実施例2のDODAB水分散液を25℃で1時間攪拌後、30℃で1時間超音波照射した以外は、実施例2と同様にして白色均一なDODAB会合体水分散液を製造した。このDODAB会合体水分散液のDLS粒径は、780nmであった。
以上の実施例1〜2、及び比較例1〜5の製造条件及び得られたシリカ粒子の物性を下記表1に示す。
上記表1に示すとおり、クラフト点以上の温度で超音波照射し、かつ、クラフト点以下の温度でシリカ源を添加した実施例1及び2において、一次粒径が100nmより小さい中空シリカナノ粒子を得ることができた。クラフト点以上の温度で超音波照射したがシリカ源の添加の温度がクラフト点以上の温度であった比較例1及び2では、中空シリカ粒子を製造できなかった。また、クラフト点以上の温度で超音波照射しない比較例3〜5では、DLS粒径が100nm以下となる会合体水分散液を得ることができなかった。比較例3〜5では、一次粒径が100nm以下の中空シリカナノ粒子を得ることができなかった(data not shown)。
以上説明したとおり、本発明は、中空シリカナノ粒子の製造方法として有用である。

Claims (7)

  1. 下記工程(1)及び(2)を含む、一次粒径が100nm以下の中空シリカナノ粒子の製造方法。
    (1)2鎖型カチオン性界面活性剤(A)のクラフト点以上の温度で2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の水溶液に超音波照射を行うことにより、2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液を調製する。
    (2)2鎖型カチオン性界面活性剤(A)のクラフト点以下の温度で、工程(1)で得られる2鎖型カチオン性界面活性剤(A)の会合体水分散液とアルコキシシラン(B)とを混合する。
  2. 前記工程(1)の会合体水分散液の、動的光散乱法(DLS)で測定した前記会合体の粒径が100nm以下である、請求項1記載の中空シリカナノ粒子の製造方法。
  3. 前記2鎖型カチオン性界面活性剤(A)が、下記一般式(I)で表わされる、請求項1又は2に記載の中空シリカナノ粒子の製造方法。
    [上記一般式(I)において、R1−及びR2−は、それぞれ独立して、分岐していてもよい炭素数8〜22のアルキル基若しくはアルケニル基、又は、R5−Y−R6−で示される置換基であり、R5は分岐していてもよい炭素数7〜22のアルキル基又はアルケニル基であり、Yは−OCO−、−COO−、−NHCO−、及び−CONH−から選ばれるエステル基又はアミド基であり、R6は炭素数1〜10のアルキレン基又はポリオキシアルキレン基であり、
    3−及びR4−は、それぞれ独立して、分岐していてもよい炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基、又はベンジル基、水素原子であり、
    -は、ハロゲンイオン又は炭素数1〜2のアルキル硫酸イオンを示す。]
  4. さらに、下記工程(3)を含む、請求項1から3のいずれかに記載の中空シリカナノ粒子の製造方法。
    (3)粒子内部の2鎖型カチオン性界面活性剤(A)を除去する工程。
  5. シリカを含む外殻部と内部の中空部とを備え、一次粒径が100nm以下であり、前記中空部に2鎖型カチオン性界面活性剤(A)を含有する、中空シリカナノ粒子。
  6. 請求項1から3のいずれかに記載の製造方法により得られる、請求項5記載の中空シリカナノ粒子。
  7. 請求項1から4のいずれかに記載の製造方法により得られる、中空シリカナノ粒子。
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