JP5462669B2 - ガス吹き込みランス - Google Patents

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Description

本発明は溶鋼等の金属溶湯に酸素ガスやアルゴンガス等のガスを吹き込むガス吹き込みランスに関する。
ガス吹き込みランスは、長手方向に延びる芯体と、芯体に被覆され金属溶湯に浸漬または接近する耐火物層と、芯体および耐火物層のうちの少なくとも一方に設けられ酸素ガスやアルゴンガス等のガスを金属溶湯に向けて吹き出す第1ガス吹出口をもつ第1ガス通路とを有する(特許文献1,2)。一般的には、耐火物層は芯体を被覆するキャスタブル層で形成されている。上記したランスによれば、ランスの耐久性を更に向上させることが要請されている。
特開2008−121072号公報 特開2008−101244号公報
上記したランスによれば、ランスの芯体の長さ方向の途中部分において曲成部を有するものが提供されている。更に、芯体の曲成部が、内パイプと、内パイプの外周側にほぼ同軸的に配置された外パイプとで形成されているものがある。このものでは、製造過程における組付、もしくは、使用時における熱膨張等に起因して、内パイプの外壁面と外パイプの内壁面との間に形成されるガス通過用または断熱用の隙間の隙間幅が過剰に狭くなったり、隙間が消失したりするおそれがある。この場合、芯体の曲成部における耐久性および寿命が充分でなくなるおそれがある。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、製造過程における組付、もしくは、使用時における熱膨張等に起因して、内パイプの外壁面と外パイプの内壁面との間に形成されるガス通過用または断熱用の隙間の隙間幅が過剰に狭くなったり、隙間が消失したりするおそれを低減させ、芯体の曲成部における耐久性および寿命を更に高め得るガス吹き込みランスを提供することを課題とする。
本発明に係るガス吹き込みランスは、第1ガスを金属溶湯に向けて吹き出す第1ガス吹出口をもつ第1ガス通路を有すると共に第1ガス通路の一部を形成する曲成部を有する芯体と、芯体の外周部に被覆された耐火物層とを具備するランスにおいて、芯体の少なくとも曲成部は、内パイプと、内パイプの外周側に内パイプを覆うように配置された外パイプとを有しており、内パイプと外パイプとの間には、ガス通過用または断熱用の隙間を形成するスペーサ部材が設けられ、隙間は冷却用の第2ガスを通過させる通路を形成しており、スペーサ部材は、ガスを前記曲成部の曲げ外周側に案内させて曲成部の曲げ外周側の冷却性を高めるガスガイド作用を有することを特徴とする。
ランスの使用時には、ランスの先端部は金属溶湯に浸漬または接近された状態で、第1ガス通路を流れた第1ガスが第1ガス吹出口から金属溶湯に吹き出される。
芯体のうち少なくとも曲成部は、内パイプと、内パイプの外周側に内パイプを覆うように配置された外パイプとを有する。製造過程における組付、もしくは、使用時における熱膨張等に起因して、内パイプの外壁面と外パイプの内壁面とが接触するおそれがある。この場合、内パイプの外壁面と外パイプの内壁面との間に形成されるガス断熱用の隙間の隙間幅が過剰に狭くなったり、隙間が消失したりするおそれがある。この点について本願発明によれば、内パイプと外パイプとの間には、ガス通過用または断熱用の隙間を形成するスペーサ部材が設けられている。このためガス断熱用の隙間の隙間幅が良好に確保される。さらに、本願発明によれば、スペーサ部材はガスガイド作用を有し、ガスを前記曲成部の曲げ外周側に案内させて曲成部の曲げ外周側の冷却性を高める作用を有する。
本発明によれば、内パイプと外パイプとの間には、ガス断熱用の隙間を形成するスペーサ部材が設けられている。芯体の曲成部においてガス断熱用の隙間の隙間幅が良好に確保される。このため曲成部における耐久性および寿命および耐久性を更に高め得る。さらにスペーサ部材はガスガイド作用を有し、ガスを前記曲成部の曲げ外周側に案内させて曲成部の曲げ外周側の冷却性を更に高め得る。
実施形態1に係り、ランスの先端部を金属溶湯に挿入しつつ第1ガスを金属溶湯に吹き込んでいる状態を示す断面図である。 実施形態1に係り、ランスの先端部の軸線に対して直交する方向に沿って切断した横断面図である。 実施形態1に係り、ランスの先端部の軸線方向に沿って切断した縦断面図である。 実施形態1に係り、芯体の曲成部付近の要部を示す縦断面図である。 実施形態2に係り、芯体の曲成部付近の要部を示す縦断面図である。 実施形態3に係り、芯体の曲成部付近の要部を示す縦断面図である。 実施形態3に係り、進退の曲成部の曲げ外周側を外方から視認する図である。 実施形態4に係り、進退の曲成部の曲げ外周側を外方から視認する図である。 実施形態5に係り、進退の曲成部の曲げ外周側を外方から視認する図である。 実施形態6に係り、芯体の曲成部付近の要部を示す縦断面図である。 実施形態7に係り、芯体の傾斜部付近を示す縦断面図である。
隙間はガスを通過させる通路を形成しており、スペーサ部材は、ガスを曲成部の曲げ外周側に案内させて曲成部の曲げ外周側の冷却性を高めるガスガイド作用を有する。第1ガス通路の径内方向に突出する突出部が曲成部に設けられている。スペーサ部材は、曲成部の曲げ外周側および/または内周側に設けられている。曲げ外周側および/または曲げ内周側において、ガス通過用または断熱用の隙間が良好に確保される。芯体は、第1ガス通路の第1ガス吹出口に向かうにつれて径内方向に円錐壁面状に変位する傾斜部をもつことが好ましい。この場合、内パイプのうち傾斜部を形成する壁部分と外パイプのうち傾斜部を形成する壁部分との間には、ガス通過用または断熱用の隙間を形成する第2スペーサ部材が設けられていることが好ましい。
(実施形態1)
図1〜図4は、本発明を適用した実施形態1の概念を示す。ガス吹き込みランス1は、溶鋼等の金属溶湯Mに酸素ガスまたはアルゴンガス等の第1ガスを吹き込むものである。ランス1は、長手方向に沿って延びる軸線P1を持つランス本体11と、ランス本体11の軸線P1に対して所定の角度で曲成されている軸線P2をもつ先端部12とをもつ。軸線P1,P2は芯体2の中心軸線P3を形成する。ランス1は、長手方向に延びる金属(例えば鋼)製の芯体2と、芯体2の外壁面側に被覆され少なくとも先端部が金属溶湯Mに浸漬される耐火物層3と、芯体2の内壁面で区画され第1ガスを金属溶湯Mに向けて吹き出す第1ガス吹出口41をもつ第1ガス通路4とを有する。
図1に示すように、第1ガスを吹き出す第1ガス吹出口41は、ランス1の先端部12の端面12fにおいて開口する。芯体2を構成する内パイプ51の内壁面は、第1ガスが流れる第1ガス通路4を形成する。第1ガスは例えば酸素ガスまたはアルゴンガスを採用できる。第1ガスが酸素ガスである場合には、溶鋼等の金属溶湯Mに含まれる合金成分(例えばシリコン、炭素、マンガン、アルミニウム、リン、硫黄等)が酸化して酸化物が生成され、金属溶湯の組成が調整される。第1ガスがアルゴンガスである場合には、湯面M1下方の金属溶湯Mがアルゴンガスにより攪拌される。第1ガス通路4の他端部側には、第1ガスを第1ガス通路4に供給する第1ガス供給口43が形成されている。第1ガス供給口43は第1ガス供給源400に繋がる。
耐火物層3は、芯体2の外周側を被覆するキャスタブル層32を有する。キャスタブル層32の材質は特に限定されるものではない。キャスタブル層32は、流動性をもつスラリー状の耐火物を芯体3の外壁面に被覆した状態で乾燥固化させたものである。キャスタブル層32は、芯体2の長手方向において先端部12以外の部位において芯体2の外壁面に被覆された本キャスタブル層320と、本キャスタブル層320の先端側の先端キャスタブル層322とを有する。芯体2に溶接などで固定された係合部材14は、厳しい環境に晒される先端キャスタブル層322に係合し、これの脱落を抑制させる。本キャスタブル層320の外周面320pは軸線P1,P2の回りを包囲する。先端キャスタブル層322の外周面322pは軸線P2の回りを包囲する。本キャスタブル層320は例えばアルミナ系、アルミナ−シリカ系で形成されているが、これに限定されるものではない。先端キャスタブル層322は、本キャスタブル層320よりも高い耐溶損性をもつことが好ましい。耐溶損性の確保を考慮すると、先端キャスタブル層322は、例えば、アルミナ−クロム系、アルミナ−カーボン系、マグネシア−カーボン系で形成されていることが好ましい。但しこれに限定されるものではない。アルミナ−カーボン系、マグネシア−カーボン系等のようにカーボンが含有されていると、カーボンが金属溶湯に対して濡れ性が低いため、高い耐溶損性を発揮でき、耐久性および寿命を向上できる。更に、カーボンは高い伝熱性を有するため、キャスタブル層32の均熱化に貢献でき、耐溶損性を高めるのに有利である。
図1〜図3に示すように、芯体2は、金属製の内パイプ51と、内パイプ51を覆うように設けられた金属製の外パイプ52と、内パイプ51の外壁面と外パイプ52の内壁面との間に形成された第2ガス通路6(図3,図4参照)とを有する。図4から理解できるように、内パイプ51は、エルボで形成された曲成部510と、曲成部510の一端側に溶接または取付具でほぼ同軸的に連接された第1直管520と、曲成部510の他端側に溶接または取付具でほぼ同軸的に連接された第2直管530とを有する。曲成部510は、曲げ内周510iと曲げ外周510pとを有する。
図4に示すように、外パイプ52は、エルボで形成された曲成部610と、曲成部610の一端側に溶接または取付具でほぼ同軸的に連接された第1直管620と、曲成部610の他端側に溶接または取付具でほぼ同軸的に連接された第2直管630とを有する。曲成部610は、曲げ内周610iと曲げ外周610pとを有する。但し、内パイプ51は一体成形品としても良い。外パイプ561についても同様に一体成形品としても良い。
ここで、図2は、芯体2の先端部12の軸線P2に対して直角方向に沿って切断された横断面を示す。芯体2の先端部12の横断面は、芯体2の先端部12以外の部分に対して異なる異形状をなす異形状部22を有する。異形状部22は、芯体2の横断面において、偏平化された長円形状をなしており、長径DLおよび短径DSをもつ。浸漬時において、短径DSは金属溶湯Mの深さ方向に沿っており、長径DLは金属溶湯Mの湯面にほぼ沿うことが好ましい。場合によっては、浸漬時において、長径DLは金属溶湯Mの深さ方向に沿っており、短径DSは金属溶湯Mは湯面M1に沿うことにしても良い。
図3から理解できるように、芯体2の先端部2fは、ランス1の先端部12の端面12fから離れるにつれて拡径方向に傾斜する傾斜部2rをもつ。傾斜部2rが形成されているため、第1ガスが第1ガス通路4を流れるとき、第1ガスが芯体2の傾斜部2rに衝突したり接触したりする頻度が増加する。よって第1ガスによる冷却作用を芯体2に伝熱でき、長寿命化に貢献できる利点が挙げられる。
本実施形態によれば、ランス1の使用時には、図1に示すように、ランス1の先端部12が金属溶湯Mの内部に浸漬される。この状態で、酸素ガスまたはアルゴンガスからなる第1ガスが第1ガス通路4に供給される。第1ガスは、ランス1の先端部12の端面12fの第1ガス吹出口41から、先端部12の軸線P2に沿って金属溶湯Mに向けて吹き出される。前述したように第1ガスは酸素ガスまたはアルゴンガスが好ましい。第1ガスが酸素ガスである場合には、金属溶湯Mに含まれる合金成分(例えばシリコン、炭素、マンガン、アルミニウム、リン、硫黄等)が酸化して酸化物が生成され、金属溶湯の組成が調整される。第1ガスがアルゴンガスである場合には、金属溶湯Mがアルゴンガスにより攪拌される。酸化熱により反応部分が昇温され易い。
上記したようにランス1の使用時には、ランス1の先端部12は金属溶湯Mに浸漬または接近された状態で、第1ガス吹出口41から第1ガスが金属溶湯Mに吹き出される。この場合、第1ガスに含有されている物質が芯体2の内パイプ51の曲成部510の内壁面に衝突すると、内パイプ51の曲成部510の曲げ外周側510pの内壁面が損傷するおそれがある。
特に、溶鋼等の金属溶湯を処理する脱硫剤、脱燐剤、脱酸剤等の粉末状または固形状の調整剤等の粒状の物体が第1ガスと共に金属溶湯に吹き込まれるとき、調整剤等の物体が芯体2の内パイプ51の曲成部510の曲げ外周510p側の内壁面に衝突摩擦し、曲成部510の内壁面が損傷し、更に外パイプ52の曲成部610の内壁面が損傷するおそれがある。
そこで本実施形態によれば、図1に示すように、芯体2の内パイプ51の曲成部510の曲げ外周510p側の内壁面には、複数の突出部8(単数としても良い)が溶接または取付具等により固定されて設けられている。突出部8により調整剤等の粒状の物体が内パイプ51の曲成部510の内壁面に堆積され易くなる。この結果、第1ガスに含まれている調整剤等の粒状の物体が、芯体2の内パイプ51の曲成部510の内壁面の母材に直接衝突することが抑制される。よって、内パイプ51の曲成部510の曲げ外周510p側の内壁面が摩耗することが抑制される。調整剤等の物体が硬質であっても、曲成部510の内壁面の母材が摩耗することが抑制される。ひいては、内パイプ51の曲成部510、更には外パイプ52の曲成部610の長寿命化および耐久性の向上を図り得る。使用時において突出部8の材質は内パイプ51の材質よりも硬質であることが好ましい。
殊に、図1に示すように、ランス1の使用時において、曲成部510の曲げ内周510iよりも、曲げ外周510pは下方に位置する。このため、重力等の関係で、調整剤等の物体は曲成部510の曲げ内周510i側よりも、曲げ外周510p側に堆積され易くなる。よって、内パイプ51の曲成部510の曲げ外周510p側における長寿命化および耐久性の向上を図り得る。但し、突出部8は必要に応じて設ければ良いものであり、場合によっては、廃止することもできる。
場合によっては、ランス1の使用時において、内パイプ51の曲成部510の曲げ内周510iよりも、曲げ外周510pは上方に位置する状態でランス1が使用されるときには、重力等の関係で、調整剤等の粒状等の物体は曲成部510の曲げ外周510p側よりも、曲げ内周510i側に堆積され易くなる。堆積された調整剤等の粒状等の物体が保護層となるためである。よって、内パイプ51の曲成部510の曲げ内周510i側における長寿命化および耐久性の向上を図り得る。
さて本実施形態によれば、芯体2は、内パイプ51と、内パイプ51を覆うようにこれの外周側に配置された外パイプ51とで形成されている。製造過程の組み付け、ランスの使用時における熱膨張等の影響で、内パイプ51の曲成部510および外パイプ52の曲成部610の同軸性が低下する。この結果、内パイプ51の曲成部510の外壁面と外パイプ52の曲成部610の内壁面とが接触するおそれがある。この場合、内パイプ51の曲成部510の外壁面と外パイプ52の曲成部610の内壁面との間に形成される第2ガス通過用の隙間である第2ガス通路6の通路部分6pの隙間幅tp(図4参照,曲げ外周510p,610p側の隙間幅)が過剰に狭くなったり、隙間幅tpが消失したりするおそれがある。
この点について本実施形態によれば、図4に示すように、内パイプ51の曲成部510と外パイプ52の曲成部610との間には、第2ガス通路6のうち曲げ外周側510p,610pの通路部分6pの隙間幅tpを確保するためのスペーサ部材9が設けられている。スペーサ部材9は必要に応じて単数または複数とすることができる。スペーサ部材9は、内パイプ51の曲成部510の外壁面に設けられていても良いし、あるいは、外パイプ52の曲成部610の内壁面に設けられていても良い。スペーサ部材9の材質は特に限定されないが、炭素鋼や合金鋼等の金属製でも良いし、セラミックス製でも良い。スペーサ部材9の取り付け手段としては、溶接、ボルト等の取付具が例示される。スペーサ部材9を内パイプ51の曲成部510の外壁面と外パイプ52の曲成部610の内壁面との間に介在させておくだけでも良い。スペーサ部材9は、内パイプ51の外壁面と外パイプ52の内壁面との間の全体に分散して設けても良いし、あるいは、曲成部510の外壁面と曲成部610の内壁面との間にのみ設けることにしても良い。
上記した本実施形態によれば、組付誤差、使用時における熱膨張等があったとしても、第2ガス通路6のうち、内パイプ51の曲成部510の外壁面と外パイプ52の曲成部610の内壁面との間における曲げ外周510p,610p側の通路部分6pの隙間幅tpが、スペーサ部材9により良好に確保される。従って、芯体2の内パイプ51の曲成部510の曲げ外周510pおよび外パイプ52の曲成部610の曲げ外周610pを、第2冷却ガスで良好に冷却させることができる。従って、内パイプ51の曲成部510の曲げ外周510pおよび外パイプ52の曲成部610の曲げ外周610pの耐久性および長寿命化を図り得る。ひいては通路部分6pに対向する位置に設けられている突出部8に対する冷却性も確保されるため、突出部8の過熱も抑えられ、調整剤等の粒状の物体等の粒状などの物体を堆積させ得る突出部8の耐久性の向上および長寿命化に更に貢献できる。ひいては内パイプ51の耐久性の向上および長寿命化に貢献できる。
更に本実施形態によれば、第2ガス通路6のうち、内パイプ51および外パイプ52の曲げ内周510i,610i側の通路部分6iの隙間幅tiも良好に確保される。従って、芯体2の曲げ内周510iおよび曲げ内周610iを、第2冷却ガスで良好に冷却させることができる。従って、内パイプ51の曲成部510の曲げ内周510iおよび外パイプ52の曲成部610の曲げ内周610iの耐久性および長寿命化を図り得る。
このような本実施形態によれば、組付誤差、使用時における熱膨張等があったとしても、スペーサ部材9により内パイプ51の曲成部510および外パイプ52の曲成部610の同軸性を高くでき、冷却用の第2ガスを通過させる第2ガス通路6の通路幅を良好に確保し易い。この場合、内パイプ51および外パイプ52の耐久性の向上に貢献できる。
なお本実施形態によれば、第2ガス通路6のうち、内パイプ51の曲成部510の外壁面の曲げ内周510i側と外パイプ52の曲成部610の曲げ内周610p側との間には、スペーサ部材が設けられていない。従って、第2ガス通路6のうち、曲げ外周510p,610p側の通路部分6p(図4参照)の隙間幅tpが優先的に確保される。なお、図4に示すように、スペーサ部材9は、第2ガスの上流に向かうにつれて幅狭となる案内面9uをもつ、スペーサ部材9は、第2ガスの下流に向かうにつれて幅狭となる案内面9dをもつ。このため、第2ガスの流れが良好に確保される。
(実施形態2)
図5は実施形態2を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。場合によっては、図5に示すように、第2ガス通路6のうち、内パイプ51の曲成部510の外壁面の曲げ内周510i側と外パイプ52の曲成部610の曲げ内周610i側との間には、隙間幅tiを確保するためのスペーサ部材9Wが設けられている。曲げ外周510p,610p側には、隙間幅tpを確保するためのスペーサ部材9が設けられている。
(実施形態3)
図6および図7は実施形態3を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。図7は、芯体2の外パイプ52の曲成部610を外方から視認する図を示す。図6および図7に示すように、スペーサ部材9Bは端901,902にかけて延びており、板厚twをもち、第2ガス通路6において第2ガスが流れる方向に沿って、板状に延設されている。このため第2ガス通路6を流れる第2ガスの抵抗性が低下する。スペーサ部材9Bは、曲げ内周510i,610i側ではなく、内パイプ51の曲成部510の曲げ外周510pおよび外パイプ52の曲成部610の曲げ外周610p側に形成されている。
組付誤差、使用時における熱膨張等があったとしても、第2ガス通路6のうち、内パイプ51の曲成部510の外壁面と外パイプ52の曲成部610の内壁面との間における曲げ外周510p,610p側の通路部分6pの隙間幅tpが良好に確保される。従って、曲げ外周510pおよび曲げ外周610pを、第2冷却ガスで良好に冷却させることができる。従って、曲成部510の曲げ外周510pおよび曲成部610の曲げ外周610pの耐久性および長寿命化を図り得る。更には曲げ外周510p側に設けられている突出部8についても良好に冷却できる。スペーサ部材9Bは内パイプ51および外パイプ52のいずれに形成されていても良い。図7に示すように、スペーサ部材9Bは、突出部8と交差する方向に沿って延設されている。
(実施形態4)
図8は実施形態4を示す。本実施形態は実施形態1〜3と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。図8は、芯体2の外パイプ52の曲成部610を外方から視認する図を示す。図8に示すように、スペーサ部材9Cは、第2ガスが流れる方向に延びる薄い板状をなしており、板厚twをもち、第2ガス通路6において第2ガスが流れる方向に沿って板状に延設されており、複数個並設されている。スペーサ部材9Cは、曲げ外周510p,610p側に形成されている。従って、曲げ外周510p,610pを、第2冷却ガスで良好に冷却させることができる。従って、曲成部510の曲げ外周510pおよび曲成部610の曲げ外周610pの耐久性および長寿命化を図り得る。
(実施形態5)
図9は実施形態5を示す。本実施形態は上記した各実施形態と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。図9は、芯体2の外パイプ52の曲成部610を外方から視認する図を示す。図9に示すように、スペーサ部材9Dは、薄い板状をなしており、板厚twをもち、第2ガス通路6において第2ガスが流れる方向に沿って延設されており、複数個並設されている。
図9に示すように、スペーサ部材9Dは、中心軸線P3に対して傾斜している。スペーサ部材9Dの下流端は上流端よりもαぶん中心軸線P3に寄っている。このようにスペーサ部材9Dは、中心軸線P3に対して傾斜して配置されており、第2ガス通路6の上流から下流に向けて流れる第2ガスを内パイプ51の曲成部510の曲げ外周510pの外周側、外パイプ52の曲成部610の曲げ外周610pの外周側に集中的に案内させる。内パイプ51のうち曲成部510の曲げ外周510p側は調整剤等の物体により摩耗しやすい。
この結果、スペーサ部材9Dは、曲成部510,610の曲げ外周510p,610p側に向けて流れる単位時間あたりガス流量を増加させ、曲げ外周510p,610p側の冷却性を高めるガスガイド作用を有する。更に、曲げ外周510p,610p側に位置する突出部8の冷却性を高め、突出部8の耐久性を更に高め、突出部8により調整剤を堆積させる作用を良好に維持させるのに貢献できる。
(実施形態6)
図10は実施形態6を示す。本実施形態は各実施形態と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。図10に示すように、曲げ外周510p,610p側に設けられたスペーサ部材9Bは、端901から端902にかけて延びており、第2ガス通路6において第2ガスが流れる方向に沿って板状とされている。更に図10に示すように、スペーサ部材9Eは、内パイプ51の曲成部510の曲げ内周510iおよび外パイプ52の曲成部610の曲げ内周610i側に形成されており、第2ガスの流れ方向に沿って延設されている。従って、第2ガス通路6のうち、芯体2の曲げ内周510i,曲げ内周610i側の通路部分6iの隙間幅が確保され、通路部分6iを第2ガスで良好に冷却させることができる。ここで、曲げ外周510p,610p側のスペーサ部材9Bの突出高さをMbとする。曲げ内周510i,610i側のスペーサ部材9Eの突出高さをMeとする。芯体2の曲げ外周510p,610p側の長寿命化および耐久性の向上に貢献すべく、第2ガス通路6のうち曲げ外周510p,610p側の通路部分6pの隙間幅tpを曲げ内周側よりも多めに確保するため、MbはMeよりも大きくされている(Mb>Me)ことが好ましい。曲げ内周510i,610i側の冷却性が確保され、突出部8の過熱が抑えられるため、調整剤等を堆積させて内パイプ51を保護する突出部8の耐久性の向上に効率よく貢献できる。但し、場合によっては、Mb=Me、Mb=Me、Mb<Meとしても良い。
(実施形態7)
図11は実施形態7を示す。本実施形態は各実施形態と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。図11に示すように、芯体2の先端側の傾斜部2rについて、内パイプ51と外パイプ52との間には、第2ガス通路6の隙間幅txを確保するための第2スペーサ部材9Xが設けられている。第2スペーサ部材9Xは、中心軸線P3の回りで所定の間隔を隔てて複数個設けられていることが好ましい。第2スペーサ部材9Xは、内パイプ51の外壁面に設けられていても良いし、あるいは、外パイプ52の内壁面に設けられていても良い。第2スペーサ部材9Xの材質は特に限定されないが、炭素鋼や合金鋼等の金属製でも良いし、セラミックス製でも良い。第2スペーサ部材9Xの取り付け手段としては、溶接、ボルト等の取付具が例示される。なお、第2スペーサ部材9Xを内パイプ51の曲成部510の外壁面と外パイプ52の曲成部610の内壁面との間に介在させておくだけでも良い。本実施形態によれば、組付誤差、使用時における熱膨張等があったとしても、第2ガス通路6のうち傾斜部2rに対面する通路部分6xの隙間幅txが第2スペーサ部材9Xにより良好に確保される。従って、傾斜部2rについて内パイプ51および外パイプ52のガス冷却性が確保され、耐久性および長寿命化を図り得る。傾斜部2rは第2ガス吹出口61に近く、高温となり易いため、傾斜部2rに対面する通路部分6xの隙間幅txの確保は有効である。傾斜部2rを有する他の実施形態についても、第2スペーサ部材9Xを設けることにしても良い。傾斜部2rの内壁面には調整剤等の物体が当たりやすいため、傾斜部2rの第2ガスによる冷却性を高めて傾斜部2rの過熱を抑えること、過熱による傾斜部2rの耐摩耗性の低下を抑えることは、傾斜部2rの内壁面の耐久性の向上に貢献できる。
(その他)
本発明は上記し且つ図面に示した各実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。芯体2は、曲成部と第1直管と第2直管とを連結して形成されているが、これ限らず、一体成形品であっても良い。芯体2の先端側の異形状部22は横長化されて偏平化構造とされているが、これに限らず、芯体2の先端側の異形状部22は縦長化されて偏平化構造とされていても良く、芯体2の先端側は真円形状またはこれに近い円筒パイプ構造でも良いし、第1ガス吹出口41に向けて拡開する形状でも良い。曲成部510は摩耗しやすいため、直管520および/または直管530よりも耐摩耗性が良い材料(硬質な材料)で形成することもできる。突出部8は内パイプ51の曲成部510よりも耐摩耗性が良い材料(硬質な材料)で形成することもできる。耐摩耗性が良い材料としては、炭化物、窒化物などの硬質相を母材に分散させた炭素鋼、合金鋼、焼入鋼等の金属材料、セラミックス、超鋼合金等で形成しても良い。キャスタブル層32は、本キャスタブル層320と先端キャスタブル層322とを有するが、これに限らず、全体で均一組成のキャスタブル層としても良い。更にはキャスタブル層に限らず、焼成レンガまたは非焼成レンガで形成しても良い。キャスタブル層32の厚みは均一でも偏肉でも良い。第2ガス通路6に換えて、第2ガスが通過しない単なる断熱隙間としても良い。
1はランス、11はランス本体、12は先端部、2は芯体、22は異形状部、3は耐火物層、32はキャスタブル層、4は第1ガス通路、41は第1ガス吹出口、51は内パイプ、52は外パイプ、6は第2ガス通路(隙間)、61は第2ガス吹出口、510i,610iは曲げ内周、510p,610pは曲げ外周、8は突出部、9はスペーサ部材、9Xはスペーサ部材を示す。

Claims (4)

  1. 第1ガスを金属溶湯に向けて吹き出す第1ガス吹出口をもつ第1ガス通路を有すると共に前記第1ガス通路の一部を形成する曲成部を有する芯体と、前記芯体の外周部に被覆された耐火物層とを具備するランスにおいて、
    前記芯体の少なくとも曲成部は、内パイプと、前記内パイプの外周側に前記内パイプを覆うように配置された外パイプとを有しており、前記内パイプと前記外パイプとの間には、ガス通過用または断熱用の隙間を形成するスペーサ部材が設けられ
    前記隙間は冷却用の第2ガスを通過させる通路を形成しており、
    前記スペーサ部材は、前記ガスを前記曲成部の曲げ外周側に案内させて前記曲成部の前記曲げ外周側の冷却性を高めるガスガイド作用を有することを特徴とするガス吹き込みランス。
  2. 請求項1において、前記スペーサ部材は、前記曲成部の曲げ外周側および/または曲げ内周側に設けられているガス吹き込みランス。
  3. 請求項1又は2のいずれか一項において、前記第1ガス通路の径内方向に突出する突出部が前記曲成部のうち前記第1ガス通路を形成する芯体の内壁面に設けられているガス吹き込みランス。
  4. 請求項1〜3のうちの一項において、前記芯体は、前記第1ガス通路の前記第1ガス吹出口に向かうにつれて径内方向に円錐壁面状に変位する傾斜部をもち、
    前記内パイプのうち前記傾斜部を形成する壁部分と前記外パイプのうち前記傾斜部を形
    成する壁部分との間には、ガス通過用または断熱用の前記隙間を形成する第2スペーサ部
    材が設けられているガス吹き込みランス。
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