JP5462147B2 - サブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤ - Google Patents

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本発明は、化学プラント及び圧力容器等のように、強度と靭性を要求される溶接継手又は溶接肉盛部位の作成に使用されるCr−Mo系のサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤに関し、特に、溶接金属の低水素化及び低酸素化が可能となるサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤに関する。
Cr−Mo鋼等の高強度鋼用のサブマージアーク溶接用ワイヤは、高強度化及び高靭性化を目的として種々の合金元素が添加されているが、合金元素量の増加に伴い製造性(伸線加工性)が劣化するという問題がある。この問題を解決すべく、これまでに種々のフラックス入りワイヤが開発されてきたが、高強度及び高靭性の溶接金属を得るには、溶接金属中の酸素を低減し、且つ拡散性水素も低減する必要がある。
特許文献1には、低酸素化を目的として、強脱酸のMg及びAlの添加を試みたが、Mgの添加は水素量の増加を招いて低温割れブローホールを引起こし、また、Alの添加は粗大な酸化物の増加を招いて靭性・強度を劣化させるという問題点があったと記載されている。そこで、特許文献1の発明では、充填フラックス中のC量を増加させて低酸素化を実現した。即ち、特許文献1の発明では、充填フラックス中にCを含有することにより、外皮からのCによる脱酸よりも、効率的にカーボン脱酸を行っている。
特開2009−34724
しかしながら、Cr−Mo鋼の溶接金属においては、C量の増加は硬度超過と靭性劣化を招き、C量の増加による低酸素化及び低水素化の手段は、適用できないという問題点がある。即ち、低合金耐熱鋼の溶接では、Cを充填フラックスに添加すると、溶接金属における偏析の問題が生じ、脱酸効果の安定性が劣化するという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、低酸素化及び低水素化により高強度及び高靭性の溶接金属を優れた溶接作業性で得ることができるサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤを提供することを目的とする。
本発明に係るサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤは、鋼製外皮の中にフラックスを充填したサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、前記外皮とフラックスとの合計成分で、ワイヤ全質量あたり、C:0.07乃至0.19質量%、Si:0.05乃至1.30質量%、Mn:0.60乃至2.80質量%、Cr:1.00乃至5.80質量%、Mo:0.30乃至1.50質量%、Fe:70乃至95質量%、Mg:0.10乃至1.20質量%、BaF:0.10乃至6.00質量%を含有することを特徴とする。
このサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、更に、金属炭酸塩をCO換算で2.0質量%以下含有することができる。
また、本発明のサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤは、更に、金属弗化物をF換算で2.5質量%以下含有することができる。
更に、本発明のサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤは、Vを0.10乃至0.50質量%含有することができる。
更にまた、本発明のサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤは、Nbを0.01乃至0.05質量%含有することができる。
更にまた、本発明のサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤは、溶接ワイヤと共に、被溶接材に供給されるフラックスとして、CaF及びBaFのいずれか一方又は双方を10質量%以下含有した焼結型フラックスを使用するものであることが好ましい。
本発明に係るサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤは、フラックス中に、金属弗化物として、BaF を0.10乃至6.00質量%含有しているので、このフラックス入りワイヤを使用して溶接することにより得られた溶接金属は、溶接金属酸素量を300ppm以下、拡散性水素量を4ml/100g以下にすることができる。
本発明の試験に使用した鋼板の開先形状を示す図である。
以下、本発明について、詳細に説明する。本発明者らは、本発明の課題を解決するために、鋼製外皮とフラックスとの合計成分において、特に、金属Mg又は合金MgとBaFの添加量について着目し、これらの量を種々変化させて、溶接金属酸素量及び拡散性水素量に及ぼす影響について、種々実験研究を重ねた。その結果、溶接ワイヤの金属Mg又は合金MgとBaFの添加量を最適化することにより、溶接金属の酸素量及び拡散性水素量が低減され、かつ良好な作業性を確保できることを見出した。
本発明のフラックス入りワイヤは、フラックス中に、金属弗化物として、BaF を0.10乃至6.00質量%含有している。本発明においては、従来のように、被溶接材上にまくフラックスとしてではなく、ワイヤ中のフラックスにBaFを添加して、溶融池にワイヤからBaFを添加しているので、酸素量を抑制しつつ、低塩基性フラックス並みの作業性を確保することができる。このような効果を得るために、ワイヤ中のフラックスは、ワイヤ全質量あたり、BaF を0.10乃至6.00質量%含有することが必要である。
また、本発明においては、フラックス入りワイヤに添加する金属弗化物はフッ化バリウムであることが必須であり、他の弗化物では効果が得られない。このように、本発明の効果を得るために重要なことは、BaFの添加にあるが、更に、このBaFの効果は、金属Mg又は合金Mgと併用して初めて発揮される。即ち、本発明の課題を解決するためには、BaFのみでは不十分で、Mgとの相乗作用が重要となる。
ワイヤ中のフラックスに添加したBaFは、高塩基度の溶融スラグを形成し、溶融金属の脱酸に寄与するが、一部には、アーク中で解離し、弗素ガスを生成する。Baはイオン化エネルギーが小さいため、BaFの解離による弗素ガス生成及び大気遮断効果が大きい。他の弗化物ではなく、BaFを使用する理由はこの点にある。このように、本発明の効果を得るために重要なことは、ワイヤ中のフラックスへのBaFの添加にあるが、更に、このBaFの効果は、金属Mg又は合金Mgと併用して更に有効に発揮される。即ち、本発明の課題を解決するためには、BaFの添加のみでは不十分で、Mgの添加との相乗作用が重要となる。また、サブマージアーク溶接ではフラックス入りワイヤと被溶接材上に供給されるフラックスとの組み合わせで溶接が行われるが、本発明のサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤの構成であれば、任意のフラックスとの組み合わせでも低水素化及び低酸素化の効果が得られる。
一方では、Mgは水素貯蔵合金としても用いられるように、水素は吸着(吸収)しやすく、溶接金属の拡散性水素量の面からは不適切な原料ではある。しかし、本願発明者らの実験研究によれば、BaFとの併用により、このMgの欠点を補完できることが判明した。
なお、本発明は低合金耐熱鋼の溶接に使用して多大の効果を発揮する。溶接対象が他の鋼種では、BaFとMgとの相乗効果は若干低下する。
また、本発明においては、更に、CaF+BaF≦10質量%の焼結型フラックスを併用することで、高塩基性フラックスに見られる作業性の劣化が抑えられ、より溶接作業性も良好となる。本発明では、焼結型フラックスから、塩基性成分であるCaF+BaFを供給しているので、溶接ワイヤのフラックスからの塩基性成分の添加は最小限に抑えることができ、溶接時の作業性の劣化を抑制することができると共に、溶融スラグの塩基度は、従来のように溶接ワイヤに高塩基性フラックスを使用した場合と同様に高めることができるので、溶接金属中の酸素量を高塩基性のフラックス入りワイヤを使用した場合と同等の酸素量に抑制することができる。これにより、溶接作業性と、溶接金属の低酸素量化及び低水素量化とが実現される。
以下、本発明のフラックス入りワイヤにおける成分添加理由及び組成限定理由について説明する。この組成は、鋼製外皮と外皮内のフラックスとの合計成分で規定したものである。
「C:0.04乃至0.19質量%」
Cは、溶接金属の焼入れ性に大きな影響を及ぼし、室温及び高温での強度と靱性を確保するために重要な役割を有する元素である。ワイヤ中のCが0.04質量%未満では焼入れ性が不十分のため強度・靭性が不足する。一方、Cが0.19質量%を超えると、過度に硬化し、靭性の劣化を招き、且つ、溶接凝固時に高温割れを招く。従って、ワイヤ中のC量は0.04乃至0.19質量%とする。より好ましくは、ワイヤのCは0.07乃至0.19質量%である。
「Si:0.05乃至1.30質量%」
Siは脱酸作用により溶接金属を浄化する。また溶融プールの粘性を高めて溶接部と母材とのナジミを良好にする効果を持つ。ワイヤ中のSiが0.05質量%未満では脱酸の効果が十分に得られず、同時に溶接金属の被溶接材への「ナジミ」が劣化する。一方、Siが1.30質量%を超えると、溶接金属に過度にSiが歩留るため、強度が高くなり、靭性が劣化する。また、Siは不純物の粒界偏析を助長するため、1.30質量%を超えると、溶接金属の焼戻し脆化特性が低下する。従って、ワイヤ中のSi量0.05乃至1.30質量%とする。より好ましくは、溶接ワイヤのSi量は0.05乃至1.10である。
「Mn:0.60乃至2.80質量%」
MnはCと同様に溶接金属の焼入れ性に大きな影響を及ぼし、靭性確保に重要な役割を果たす。ワイヤ中のMnが0.20質量%未満では十分な焼入れ性が得られず、靭性が劣化する。特に、本発明のようなCrMo系の溶接金属は、溶接後熱処理(PWHT)における炭化物による析出硬化が避けられないため、Mnを添加し靭性を底上げしておくことは必須である。一方、MnはSiと同様に不純物の粒界偏析を助長するため、2.80質量%を超えると、溶接金属の焼戻し脆化特性が低下する。従って、ワイヤ中のMn量0.60乃至2.80質量%とする。より好ましくは0.60乃至2.10である。
「Cr:1.00乃至5.80質量%」
CrとMoは耐熱性に優れたCr乃至Mo鋼の主要構成元素であり、V及びNbと同様に炭化物の生成によって溶接金属の強度を向上させる。ワイヤ中のCrが1.20質量%未満では炭化物を作るのに十分ではなく、強度が不足する。一方、Crが5.80質量%を超えると、溶接金属の焼入れ性が増大し、靭性が劣化する。従って、ワイヤ中のCr量は1.00乃至5.80質量%とする。
「Mo: 0.30乃至1.50質量%」
CrとMoは耐熱性に優れたCr−Mo鋼の主要構成元素であり、V及びNbと同様に、炭化物の生成によって溶接金属の強度を確保する。ワイヤ中のMoが0.20質量%未満では、炭化物を形成するのに十分ではなく、強度が不足する。一方、Moが1.50質量%を超えると、Moを含む炭化物の析出が過剰となり、靭性が劣化する。従って、ワイヤ中のMo量は0.30乃至1.50質量%とする。
「Fe:70乃至95質量%」
Feは溶着金属量を増加させる効果を有し、溶接施工効率を上昇させる。また、他のフラックス原料と混ざり合い、フラックスの流動性を良好にし、フラックス充填率の変動を抑制する。Feが70質量%未満では上記の効果が得られない。一方、Feが95質量%を超えると、前述の種々のフラックス成分を添加できなくなる。従って、ワイヤ中のFe量は70質量%乃至95質量%とする。なお、フラックス充填率は本発明の場合、5乃至30質量%の範囲で適切に調整すればよい。
「Mg:0.10乃至1.20質量%、BaF:0.10乃至6.00質量%」
MgとBaFの複合添加は本発明の最も重要な要素である。MgとBaFを同時に添加することは、溶接金属の酸素量及び拡散性水素量の低減に重要な役割を果たす。Mgは強力な脱酸剤であるが、フラックス入りワイヤにおいては、大気からの吸湿が避けられず、Mg添加によっても、溶接金属の低酸素化、特に溶接金属酸素量≦300ppmを実現するのが困難である。
また、Mgは水と反応して水素を発生することから、単独の添加では拡散性水素量の観点からは好ましくない。例えば、特開2008−105036号公報では、『サブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤのワイヤ中のMg量が0.70質量%を越えると溶接中にMg+2HO→Mg(OH)2+Hの反応を起こし、水素ガスが発生する』と記載されている。更に、Mgは他のフラックス原料に比較して低比重のため、フラックス中で偏析し易いため、多量に添加するとフラックス中に均一に分散せず、製造が困難となる。
本発明においては、Mgを0.10乃至1.20質量%添加するのと同時に、BaFを0.10乃至6.00質量%添加することで、酸素量と同時に拡散性水素量も低減できることを開示した。本発明では、これらの成分をワイヤに添加し、上記の効果を得ているため、通常、サブマージアーク溶接で低酸素化を意図して行われるような焼結フラックスの高塩基度化は必要ではなく、作業性の劣化を回避できる。従って、ワイヤ中のMg及びBaF量は、夫々0.10乃至1.20質量%及び0.10乃至6.00質量%とする。
「金属炭酸塩(CO換算)で2.0質量%以下、金属弗化物(F換算)で2.5質量%以下」
金属炭酸塩及び金属弗化物は、いずれも脱酸剤及びスラグ形成材として、必要に応じて添加することができる。本発明では、ワイヤ中にBaFが0.10乃至6.00質量%添加されるため、金属炭酸塩及び金属弗化物の過度の添加は溶接作業性の劣化(ポックマークの発生)及び溶接効率の低下を招く。従って、金属炭酸塩及び金属弗化物を添加する場合、ワイヤ中の金属炭酸塩(CO換算)及び金属弗化物(F換算)は夫々2.0質量%以下及び2.5質量%以下とする。なお、この場合の金属弗化物(F換算)はBaF由来のFは含まない。
「V:0.10乃至0.50質量%、Nb:0.01乃至0.05質量%」
V及びNbはCr、Moに比べて少量の添加により、溶接金属の強度を大きく向上させる効果を有する。このため、V及びNbは必要に応じて添加される。しかし、両元素とも過剰な添加は硬度超過と靭性の劣化を招く。特に、Nb添加による効果はV添加によるそれと比較しても大きい。従って、V及びNbを添加する場合、ワイヤ中のV及びNb量は夫々V:0.10乃至0.50質量%及びNb:0.01乃至0.05質量%とする。より好ましくは、V及びNbは、V:0.10乃至0.40質量%及びNb:0.01乃至0.04質量%である。
「組合せる焼結型フラックスの組成がCaF+BaF≦10質量%」
組み合わせる焼結型フラックスには、CaF及びBaFのいずれか一方又は双方を含むことが好ましい。この場合に、CaF及びBaFの合計含有量は10質量%以下とする。この合計含有量が10質量%を超えると、ビード外観(リップル形状)がやや悪くなる。従って、組合せる焼結型フラックスの組成は、CaF+BaF≦10質量%であることが好ましい。
以下、本発明の効果を実施例により具体的に説明する。下記表1(実施例)及び表2(比較例)に本試験に用いたワイヤの化学組成を示す。下記表3に本試験に用いた焼結フラックスの化学組成を示す。これらのワイヤを下記表4に示す条件で溶接した。なお、溶接母材には溶接金属に近い成分の鋼板(厚さ20mm)を用いた。開先形状を図1に示す。被溶接材1に開先角度30°、ルートギャップ13mmの開先を設け、その下方に裏当材2を設けた。表5及び表6に溶接金属の評価結果を示す。なお、表5及び表6において、「−」の記号は、測定していないか、又は備考がないものを示す。また、焼結型フラックス組成を示す表3において、請求項6を満足するものを実施例、請求項6を満足しないものを比較例と記載したが、表5において、ワイヤ組成が本発明の請求項1を満たすフラックス入りワイヤを使用した場合の溶接金属を実施例といい、ワイヤ組成が本発明の請求項1から外れるフラックス入りワイヤを使用した場合の溶接金属を比較例という。
Figure 0005462147
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この表5及び表6に示すように、本発明の実施例の溶接ワイヤにより溶接した溶接金属は、溶接金属の酸素量及び拡散性水素量が低く、このため、強度及び靭性が優れたものであることが推定される。また、溶接作業性も良好であった。なお、本発明の請求項6から外れる焼結型フラックスを使用した実施例(溶接金属D−13〜D−16)はリップルがやや粗いものであった。これに対し、比較例の溶接ワイヤを使用した場合(D−17〜D−36)には、比較例の溶接金属D−29及びD−31に示されているように、溶接金属酸素量が高く、また拡散性水素量も高いものであった。このため、備考欄に示されているように、これらの比較例の溶接金属D−17〜D36は強度及び靭性等が問題となる。
1:被溶接材
2:裏当材

Claims (6)

  1. 鋼製外皮の中にフラックスを充填したサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、
    前記外皮とフラックスとの合計成分で、
    ワイヤ全質量あたり、C:0.07乃至0.19質量%、Si:0.05乃至1.30質量%、Mn:0.60乃至2.80質量%、Cr:1.00乃至5.80質量%、Mo:0.30乃至1.50質量%、Fe:70乃至95質量%、Mg:0.10乃至1.20質量%、BaF:0.10乃至6.00質量%を含有することを特徴とするサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
  2. 更に、金属炭酸塩をCO換算で2.0質量%以下含有することを特徴とする請求項1に記載のサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
  3. 更に、BaF以外の金属弗化物をF換算で2.5質量%以下含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
  4. 更に、Vを0.10乃至0.50質量%含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
  5. 更に、Nbを0.01乃至0.05質量%含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
  6. 溶接ワイヤと共に、被溶接材に供給されるフラックスとして、CaF及びBaFのいずれか一方又は双方を10質量%以下含有した焼結型フラックスを使用するものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
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