JP5461663B1 - Pdクランプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】PDクランプからの回転操作棒の取り外しや高圧カットアウトの交換に係る作業の容易性及び安全性を向上させる。
【解決手段】PDクランプ装置は、高圧カットアウトから延びる縁線が挿入される開口部20c及び開口部20cに挿入された縁線に差し込む針電極を有する一対のPDクランプ10と、一対のPDクランプ10の針電極同士を電気的に接続するバイパス線と、PDクランプ10における開口部20cに挿入された縁線に沿った方向に対向する両側面の少なくともいずれか一方に配置され、縁線における高圧カットアウトからPDクランプ10までの部位の周囲を覆う略コ字型形状の保護部材14とを備え、PDクランプ10は、両側面に保護部材14を着脱自在に取り付ける取付部30を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、高圧カットアウトの電源側の縁線と負荷側の縁線とをバイパス線によって接続するために用いるPDクランプ装置に関する。
高圧カットアウトは、変圧器の過負荷保護を目的として変圧器の一次側に設置されている。この高圧カットアウトの故障によって停電が発生した場合、PDクランプ装置を用いて高圧カットアウトの電源側の縁線と負荷側の縁線とをバイパスさせる。PDクランプ装置は、2つのPDクランプと、2つのPDクランプを接続するバイパス線を備えており、作業員は、高圧カットアウトの電源側の縁線と負荷側の縁線にそれぞれPDクランプを取り付けて、2つのPDクランプを接続するバイパス線によって高圧カットアウトを迂回する回路を形成する。
PDクランプとしては、従来、特許文献1に記載されたクランプ装置がある。特許文献1には、被覆電線を保持する電線保持部と、電線保持部に保持される被覆電線に押しつけられて被覆に差し込まれ、当該被覆電線内部の芯線に接触する接触刃と、該接触刃を被覆電線に押し付けるためのねじ式駆動部材と、ねじ式駆動部材によって被覆電線に押し付けられた接触刃の、芯線との接触圧が所定の値になると作動して、それを知らせる手段と、を有するクランプ装置について提案されている。
PDクランプの取付作業おいて作業員は、PDクランプを装着した回転操作棒を持ってPDクランプの開口部に縁線を挿入し、回転操作棒を操作して縁線を挟持させることにより、PDクランプが有する針電極を縁線に差し込んで縁線内部の導線と針電極とを導通させる作業を行う。そして作業員は、PDクランプを取り付けた後に、高圧カットアウトの修理や交換といった作業を行う。
特開2002−305817号公報
ところで、PDクランプの取付作業おいて作業員は、高圧カットアウトの負荷側の縁線にPDクランプを取り付けてから、高圧カットアウトの電源側の縁線にPDクランプを取り付ける。このため、高圧カットアウトの負荷側の縁線にPDクランプを取り付けた後、このPDクランプから回転操作棒を取り外し、高圧カットアウトの電源側の縁線に取り付けるPDクランプに回転操作棒を取り付ける作業を行う。
ここで、PDクランプから回転操作棒を取り外す際に、回転操作棒を軸周りに回転させる操作を行うため、高圧カットアウトからPDクランプまでの縁線が長い場合には、縁線がPDクランプに巻き付くように動いてしまう場合がある。このため、回転操作棒がPDクランプから外しにくくなる。
そこで、回転操作棒をPDクランプから外しやすくするには、縁線における高圧カットアウトに近い部位にPDクランプを取り付けることが考えられる。しかし、この場合、高圧カットアウトとPDクランプとの間に、縁線を切断するための引下線カッターを挿入しにくくなり、高圧カットアウトを交換する際の作業性が低下するおそれがある。
また、作業員は、PDクランプの取付位置が決定できずに、PDクランプの取付位置を変える作業を繰り返してしまうおそれがある。
また、PDクランプ取付後、引下線カッターで縁線を切断した場合に充電部が露出してしまうおそれがある。
本発明は、このような問題点を解決し、PDクランプからの回転操作棒の取り外しや高圧カットアウトの交換に係る作業の容易性及び安全性を向上させることを実現したPDクランプ装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するため、次に記載する構成を備えている。
(1) 高圧カットアウトから延びる縁線が挿入される開口部及び当該開口部に挿入された縁線に差し込む針電極を有する一対のPDクランプと、前記一対のPDクランプの前記針電極同士を電気的に接続するバイパス線と、前記PDクランプにおける前記開口部に挿入された縁線に沿った方向に対向する両側面の少なくともいずれか一方の側面に配置され、前記縁線における高圧カットアウトから前記PDクランプまでの部位の周囲を覆う側面視略コ字型形状の保護部材とを備え、前記PDクランプは、前記両側面に前記保護部材を着脱自在に取り付ける取付部を備えることを特徴とするPDクランプ装置。
(1)によれば、PDクランプの高圧カットアウト側に保護部材を装着し、PDクランプの開口部及び保護部材に縁線を挿入して、保護部材を高圧カットアウトに当接させる。この時、PDクランプから高圧カットアウトの長さが、縁線の切断作業及びPDクランプを操作棒から取り外す作業の両方を行うのに最適な長さとなるように、PDクランプを配置することが可能になる。これにより、PDクランプの取付位置を容易に決定することが可能になる。更に、保護部材を高圧カットアウトに当接させることにより、PDクランプを操作棒から取り外すために操作棒を回転させた場合に、PDクランプが回転することが保護部材によって規制される。これにより、PDクランプからの操作棒の取り外しを円滑に行うことが可能になる。また、PDクランプと高圧カットアウトとの間の縁線を切断した場合に、縁線の切断面の周囲が保護部材によって囲まれる。これにより、作業の安全性を向上させることが可能になる。
(2) (1)において、前記取付部は、前記PDクランプに固定された磁石からなり、前記保護部材は、略コ字型の両側面に、前記磁石に吸着する磁性部材を備えることを特徴とするPDクランプ装置。
(2)によれば、保護部材をPDクランプに固定された磁石に吸着させることによって容易に取り付けることが可能になる。
(3) (1)、(2)において、前前記保護部材は、前記高圧カットアウトに対向する側面を覆う壁面部を有し、当該壁面部には、側面視前記PDクランプの前記開口部に一致する部位に切欠が形成されていることを特徴とするPDクランプ装置。
(3)によれば、高圧カットアウト近傍の縁線が壁面部の切欠に挿入された場合に、縁線が、保護部材の奥側の面に対して手前側に離れた状態で保持されるため、縁線の切断作業を容易に行うことが可能になる。
本発明によれば、PDクランプからの回転操作棒の取り外しや高圧カットアウトの交換に係る作業の容易性及び安全性を向上させることが可能になる。
本発明の第1実施形態におけるPDクランプ装置1を、PDクランプ取付用アダプタ5を介して回転操作棒7に装備した状態を示す正面図である。 PDクランプ10の内部構成を示す説明図である。 PDクランプ10の外観を示す説明図である。 保護部材4の構成を示す斜視図である。 PDクランプの取付位置の一例を示す説明図である。 PDクランプ10を縁線に取り付けた状態を示す説明図である。 PDクランプ10を縁線に取り付けた状態を示す説明図である。 本発明の第2実施形態におけるPDクランプ装置1に係る保護部材4の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態におけるPDクランプ装置1を、PDクランプ取付用アダプタ5を介して回転操作棒7に装備した状態を示す正面図である。
PDクランプ装置1は、一対のPDクランプ10と、バイパス線12と、保護部材14とを備えている。
図2はPDクランプ10の内部構成を示す断面図、図3はPDクランプ10の外観を示す説明図であり、図3(a)は正面図、図3(b)は側面図である。PDクランプ10は、絶縁カバー20と、電線締付コマ22と、針電極24と、リンク部材26と、支持棒28と、取付部30とを備えている。
絶縁カバー20は、平面視略正方形の中空の直方体における下面が開放された形状のケース体の背面に、図3(b)に示すように、側面視台形の四角柱体のケース体を組み合わせた形状であり、絶縁カバー20の下部には筒部20aが形成されている。更に、筒部20aの下部には、溝20bが2箇所形成されている。この溝20bは、図2に示すように、筒部20aの下端面の一部から上方に延び、更に水平方向に延びて、更に下方に延びており、所謂、J字型に形成されている。また、2箇所の溝20bは、筒部20aの中心軸に対して、180度回転した位置にそれぞれ形成されている。
また、絶縁カバー20における正面の上部には、図3(a)に示すように、開口部20cが形成されている。この開口部20cは、筒部20aの中心軸に対して垂直方向に延びており、図3(b)に示すように、絶縁カバー20の両側面を切り欠いている。また、絶縁カバー20を側面視した場合、開口部20cは、正面側から側面の中央部に延び、更に上方に延びており、所謂、L字型に形成されている。
このように形成された絶縁カバー20の内部に、図2に示すように、電線締付コマ22と、針電極24と、リンク部材26とが配設されている。
針電極24は、絶縁カバー20における開口部20cの上部に設置され、電線締付コマ22は、開口部20cの下部に設置されている。また、リンク部材26は、一端部に電線締付コマ22が連結されており、リンク部材26の他端側が筒部20a内に配置されている。
針電極24は先端部が鋭利に形成されており、この先端部は、絶縁カバー20を側面視した場合に、開口部20cにおけるL字型の上部から下方に突出している。電線締付コマ22は、針電極24の先端部に対向配置されている。
リンク部材26は、他端部に回転が伝達されて回転することによって一端部が上下動する機構を備えている。このため、電線締付コマ22は、リンク部材26に連動して上下動する。
支持棒28は、開口部20cに挿入可能な太さの棒状部材であり、絶縁カバー20における開口部20cの背面側に設置されており、絶縁カバー20から側方に突出している。この時の支持棒28の長手方向は開口部20cが延びる方向に平行である。
また、支持棒28は、一対のPDクランプ10における一方のPDクランプ10に設けられており、他方のPDクランプ10には設けられていない。通常、支持棒28は、他方のPDクランプ10の開口部20cに嵌合されている。これにより、一対のPDクランプ10は一体化されている。
取付部30は、コ字状に形成された板状の磁石からなる。また、取付部30は、図3(a)に示すように、絶縁カバー20の両側面に固定されており、図3(b)に示すように、L字型に形成された開口部20cの周囲が、取付部30によって囲まれる。
また、図1において、バイパス線12は、一対のPDクランプ10それぞれに取り付けられ、針電極24(図2参照)に電気的に接続されている。
保護部材14は、保護部材本体14aと、磁石14bとを備えている。図4は、保護部材14の構成を示す斜視図であり、保護部材本体14aは、長方形の中央面部14cと、この中央面部14cの長手方向に対向する両側部から直角に延びている壁面部14d、14dとを備え、中央面部14c及び壁面部14d、14dを側面視した場合、コ字状に形成された部材である。保護部材本体14aの両側面は、取付部30と同じ形状である。
磁石14bは、保護部材本体14aの両側面と同型に形成されており、保護部材本体14aの両側面に固定される。本実施形態においては、磁石14bと取付部30とは同一の部材である。なお、保護部材本体14aの両側面に固定する部材は、磁石に吸着する部材であれば磁石14bの代わりに適用可能である。例えば鉄板が適用可能である。
また、図1において、PDクランプ取付用アダプタ5は、PDクランプ10と回転操作棒7との間に介在し、内部にPDクランプ取付用アダプタ5本体に対して独立して回転する回転軸5aを備えている。PDクランプ取付用アダプタ5本体の一端部は、回転操作棒7の先端部が挿入可能な円筒型に形成されており、PDクランプ取付用アダプタ5本体の他端部は、PDクランプ10の筒部20aに挿入可能な円柱部5bと、この円柱部5bに固定され、溝20bに係合する係合ピン5cとを備えている。
また、図1において、回転操作棒7は、長尺の円筒状の棒状部材7aと、この棒状部材7aの先端に固定された装着部7bと、棒状部材7aの内部に設けられ、棒状部材7aに対して独立して回転可能な操作棒回転軸7cとを備えている。装着部7bは、PDクランプ取付用アダプタ5の一端部(PDクランプ10側端部)と同一の構成であり、中心部から操作棒回転軸7cが突出している。また、回転操作棒7は、後端部に図示しないハンドルが設けられており、作業員がハンドルを操作することによって、操作棒回転軸7cが回転する。
そして、回転操作棒7の先端部をPDクランプ取付用アダプタ5本体の一端部に挿入しかつ固定することにより、回転操作棒7にPDクランプ取付用アダプタ5が連結される。また、PDクランプ取付用アダプタ5本体の他端部をPDクランプ10の筒部20aに挿入し、PDクランプ取付用アダプタ5を回転させて、溝20bに係合ピンを係合させることにより、PDクランプ取付用アダプタ5がPDクランプ10に連結される。
回転操作棒7と、PDクランプ取付用アダプタ5と、PDクランプ10とが互いに連結された時、回転操作棒7内部に有する操作棒回転軸7cと、PDクランプ取付用アダプタ5が有する回転軸5aと、PDクランプ10のリンク部材26とが連結される。これにより、回転操作棒7のハンドル操作によって、電線締付コマ22を上下動させることが可能になる。
次に、故障した高圧カットアウトを撤去するまでの作業手順について説明する。
図5は、PDクランプの取付位置の一例を示す説明図である。電柱100に変圧器102、腕金104が装柱されており、腕金104には高圧カットアウト106が装着されている。高圧カットアウト106からは負荷側縁線106a及び電源側縁線106bが延びており、負荷側縁線106aは変圧器102に接続されており、電源側縁線106bは図示しない送電線から分岐した分岐線に接続されている。図1に示すPDクランプ装置1において、一方のPDクランプ10は、図5に示す負荷側縁線106aにおける高圧カットアウト106近傍の取付部位Aに取り付けられ、他方のPDクランプ10は、図5に示す電源側縁線106bにおける高圧カットアウト106近傍の取付部位Bに取り付けられる。
まず、作業員は、一対のPDクランプ10に対してそれぞれ保護部材14を取り付ける。保護部材14をPDクランプ10の両側面に付けるか、あるいは高圧カットアウト106に対向する側面のみに取り付けるかは、作業員が、作業環境に応じて適宜決定する。本実施形態においては、保護部材14がPDクランプ10の両側面に取り付けられるものとする。
次に、作業員は、回転操作棒7にPDクランプ取付用アダプタ5を連結し、更にPDクランプ取付用アダプタ5に一方のPDクランプ10を連結する。そして、作業員は、回転操作棒7を操作して、高圧カットアウト106から延びる負荷側縁線106aにPDクランプ10の開口部20cを挿入し、PDクランプ10を負荷側縁線106aに引っ掛けるとともに、保護部材14の内部に負荷側縁線106aを配置させる。
次に、作業員は、回転操作棒7を操作してPDクランプ10を高圧カットアウト106側に移動させて、図6に示すように、高圧カットアウト106に保護部材14を当接させる。そして、作業員は、回転操作棒7のハンドルを操作してPDクランプ10の電線締付コマ22を上昇させ、負荷側縁線106aに針電極24を差し込んで針電極24と負荷側縁線106a内の導線とを電気的に接続する。
次に、作業員は、回転操作棒7を回転させてPDクランプ10からPDクランプ取付用アダプタ5を取り外し、PDクランプ取付用アダプタ5に他方のPDクランプ10を連結する。そして、作業員は、回転操作棒7を操作して、高圧カットアウト106から延びる電源側縁線106bにPDクランプ10の開口部20cを挿入し、PDクランプ10を電源側縁線106bに引っ掛ける。
以下、一方のPDクランプ10と同じ手順で他方のPDクランプ10を電源側縁線106bにPDクランプ10の開口部20cに取り付けて、PDクランプ10からPDクランプ取付用アダプタ5を取り外す。
次に、作業員は、図7に示すように、保護部材14の内部に引下線カッター50を挿入し、保護部材14の内部に延びている高圧カットアウト106からPDクランプ10までの負荷側縁線106aを切断し、同様に電源側縁線106bを切断した後、故障した高圧カットアウトを撤去する。
以上説明したように、本発明の第1実施形態によれば、PDクランプ10の高圧カットアウト106側に保護部材14を装着し、PDクランプ10の開口部20c及び保護部材14に縁線を挿入して、保護部材14を高圧カットアウト106に当接させる。この時、PDクランプ10から高圧カットアウト106の長さが、縁線の切断作業及びPDクランプ10を回転操作棒7から取り外す作業の両方を行うのに最適な長さとなるように、PDクランプ10を配置することが可能になる。これにより、PDクランプの取付位置を容易に決定することが可能になる。更に、保護部材14を高圧カットアウト106に当接させることにより、PDクランプ10を回転操作棒7から取り外すために回転操作棒7を回転させた場合に、PDクランプ10が回転することが保護部材14によって規制される。これにより、PDクランプ10からの回転操作棒7の取り外しを円滑に行うことが可能になる。
また、PDクランプ10と高圧カットアウト106との間の縁線を切断した場合に、縁線の切断面の周囲が保護部材14によって囲まれる。これにより、作業の安全性が維持され、縁線の切断面に端末キャップを取り付けるといった作業を省略することが可能になる。
[第2実施形態]
図8は、本発明の第2実施形態におけるPDクランプ装置1に係る保護部材14の構成を示す斜視図である。なお、図1に示す第1実施形態における保護部材14の構成部材と同一の構成部材については、同一の符号を付すことにより、詳細な説明は省略する。
第2実施形態における保護部材14は、図4に示す第1実施形態に係る保護部材14における高圧カットアウトに対向する側面に、図8に示すように、側壁面部14eを設けたものである。この側壁面部14eには、縁線が挿入される切欠部14fが形成されている。
この切欠部14fは、側壁面部14eにおけるPDクランプ10の側面の開口部20cに対向する部位に形成されている。すなわち、切欠部14fの形状は、PDクランプ10の側面の開口部20cの形状に一致する。
このように構成された第2実施形態によれば、高圧カットアウト106近傍の縁線が側壁面部14eの切欠部14fに挿入された場合に、縁線が中央面部14cに対して手前側に離れた状態で保持されるため、縁線の切断作業を容易に行うことが可能になる。
なお、図8に示す保護部材14は、高圧カットアウト106に対向する側面に側壁面部14eが設けられているが、それに限らず、側壁面部14eを保護部材14の内側にスライドさせた位置に設けてもよい。これにより、高圧カットアウト106から延びる縁線の基端部が太い場合において、縁線の太い部分を保護部材14の内側に位置付けることが可能になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明に係る実施形態は、上述した実施形態に限るものではない。例えば、保護部材14における高圧カットアウト106に対向する側面にゴム部材を取り付けてもよい。これにより、PDクランプ10からPDクランプ取付用アダプタ5を取り外す際に、保護部材14が高圧カットアウト106に当接した状態を維持することができるため、PDクランプ10からPDクランプ取付用アダプタ5を取り外す作業を円滑に行うことが可能になる。
また、上述した実施形態においては、取付部30として磁石を用いているが、それに限らず、例えば、両面に粘着性を有するテープや面ファスナを用いてもよい。更には、保護部材14にPDクランプ10の背面部を挟持させる補助的な取付機構を設けてもよい。
1 クランプ装置
5 PDクランプ取付用アダプタ
7 回転操作棒
10 クランプ
12 バイパス線
14 保護部材
14a 保護部材本体
14b 磁石
14c 中央面部
14d 壁面部
14e 側壁面部
14f 切欠部
20 絶縁カバー
20a 筒部
20b 溝
20c 開口部
22 電線締付コマ
24 針電極
26 リンク部材
28 支持棒
30 取付部
50 引下線カッター

Claims (3)

  1. 高圧カットアウトから延びる縁線が挿入される開口部及び当該開口部に挿入された縁線に差し込む針電極を有する一対のPDクランプと、
    前記一対のPDクランプの前記針電極同士を電気的に接続するバイパス線と、
    前記PDクランプにおける前記開口部に挿入された縁線に沿った方向に対向する両側面の少なくともいずれか一方の側面に配置され、前記縁線における高圧カットアウトから前記PDクランプまでの部位の周囲を覆う側面視略コ字型形状の保護部材とを備え、
    前記PDクランプは、前記両側面に前記保護部材を着脱自在に取り付ける取付部を備えることを特徴とするPDクランプ装置。
  2. 前記取付部は、前記PDクランプに固定された磁石からなり、
    前記保護部材は、略コ字型の両側面に、前記磁石に吸着する磁性部材を備えることを特徴とする請求項1記載のPDクランプ装置。
  3. 前記保護部材は、前記高圧カットアウトに対向する側面を覆う壁面部を有し、
    当該壁面部には、側面視前記PDクランプの前記開口部に一致する部位に切欠が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のPDクランプ装置。
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