JP5461355B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばノート型パーソナルコンピュータ(以下、適宜、「ノートパソコン」と略称する)などの情報処理装置、特に、光ディスク装置を内蔵した、或いは、更にカード状の外部拡張装置を着脱可能に装着させる装着部を備えた、情報処理装置に関する。
周知のように、例えばノートパソコン等の情報処理装置においては、光ディスク装置を内蔵したものが一般的になりつつある。この光ディスク装置を情報処理装置に内蔵する構造として、当該光ディスク装置を情報処理装置の筐体の底部内面に固定する構造は公知である(例えば、特許文献1報参照)。
また、周知のように、例えばノートパソコン等の情報処理装置においては、外部拡張装置を着脱可能に装着させる装着部を備えたものが公知である。この外部拡張装置とは、当該情報処理装置に対して、例えばカード状の装置を外部から挿入することなどにより、外部から容易に拡張機能を付加してシステムの機能向上を図ることができるようにしたものである。
例えば特許文献2には、外面に開口した凹所により形成されたパック収納部を備えた箱状の筐体と、独立したモジュールとしてパッケージ化されたパック状機器であって、前記パック収納部に対して取り出し可能に装着されて筐体の外面の一部を構成するパック状機器とを備えた携帯形電子機器が開示されている。前記パック状機器内には、パッケージに応じてCD−ROM駆動装置またはフロッピーディスク装置が組み込まれており、必要に応じてこれらパック状機器を交換して用いられる。
カード状の外部拡張装置を着脱可能に装着させる装着部を情報処理装置に装備する場合、例えば、図14に示すように、情報処理装置の筐体内に組み込まれた基板91上に、カード状外部拡張装置の装着部のカードスロット92を固定することが考えられる。図14の例では、カードスロット92の側部に一対の固定用突起部93を設けておき、この突起部93がネジ部材94により基板91上に締結固定することにより、カードスロット92が基板91に対して固定される。
ところで、カード状の外部拡張装置として、例えば、PCMIA(Personal Computer Memory Card Interafce Association)が策定した所謂PCカード等が知られている。PCカードには、各種情報を書き込み及び読み出し可能な半導体メモリを内蔵したメモリカードや、PCカードよりも小型のメモリカードのアダプタとしての機能や、無線で情報を送受信可能な送信手段及び受信手段を内蔵した拡張カードなどがある。
このようなカード状外部拡張装置は、ノートパソコン等の情報処理装置のカードスロットに挿入・装着し、例えば個人認証や通信モデム等として広く適用されている。情報処理装置にカード状外部拡張装置を挿入する際に、当該カード状外部拡張装置の全体がカードスロットに挿入されてしまう構成では、外部拡張装置としての容量的な制限や無線通信する際に無線が遮断されてしまう等のおそれがあるため、最近では、カード状外部拡張装置の一部(例えば外部との通信用モジュール部分など)が情報処理装置の筐体側面から突出した状態で装着して用いられるようにしたものがある。
特開2000−105629号公報 特開平10−133776号公報
このように、カード状外部拡張装置が情報処理装置の筐体から突出した状態で用いられる場合、突出したカード状外部拡張装置に側方から衝撃力が加わると、前記図14の構成では、カード状外部拡張装置を介してカードスロット92に入力される衝撃力は全て、当該カードスロット92及びその基板91への固定部93に加わることになる。従って、カードスロット92自体の変形や損傷を招くおそれがある。また、カードスロット92は一般に強度が余り高くない基板91に固定されている関係上、その固定部93も変形や損傷を招くおそれがある。
また、前述の光ディスク装置は、一般に、光ディスクを回転可能に支持するターンテーブルと、前記光ディスクに対して情報信号の記録及び/又は再生を行う光ピックアップと、該光ピックアップを光ディスクの半径方向に移動させる移動機構とを備えており、光ピックアップの光軸精度や移動精度を含めて各部の動作精度を維持しその機能を支障なく発揮させるためには、光ディスク装置を安定した固定状態に保つ必要がある。
一方、近年では、ノートパソコン等の情報処理装置について、より一層の軽量化および薄型化が求められており、かかる要請に応える一環として、筐体の底部壁についてもより一層薄肉化され、底部壁の特に平坦な部分の剛性は低下する傾向にある。
しかしながら、従来では、光ディスク装置は、多くの場合、情報処理装置の筐体の底部内面の平坦な領域に固定されており、底部壁の薄肉化が進む下で、光ディスク装置が固定される平坦な領域自体の剛性が十分に確保されているとは言い難い。すなわち、筐体の底部に外力が加わった場合、光ディスク装置が固定される平坦な領域は、剛性が不足しがちなために比較的変形し易く、光ピックアップの光軸精度や移動精度を含めて光ディスク装置の所要の動作精度を維持する上で不利になる場合が生じ得る。
そこで、本発明は、光ディスク装置を内蔵する情報処理装置において、筐体内面の光ディスク装置が固定される領域の剛性を高め、当該筐体内面の前記領域に外力が加わった場合でも光ディスク装置をできるだけ安定した固定状態に保つことができるようにすることを、基本的な目的としてなされたものである。また、本発明の更なる目的は、かかる情報処理装置にカード状の外部拡張装置を着脱可能に装着させる装着部を備えた場合において、カード状外部拡張装置を介して装着部に側方から衝撃力が加わった場合でも、装着部のカードスロット及びその固定部の変形や損傷発生を抑制できるようにすることである。
このため、本発明に係る情報処理装置は、光ディスクを回転可能に支持するターンテーブルと、光ディスクに対して情報信号の記録及び/又は再生を行う光ピックアップと、該光ピックアップを光ディスクの半径方向に移動させる移動機構とを備えた光ディスク装置を筐体内部に備えた情報処理装置であって、筐体内面の前記光ディスク装置が固定される領域には、所定方向に延設された段差部が形成されており、光ディスク装置は、前記段差部に跨って配置された3箇所で筐体内面の前記領域に固定され、前記段差部と実質的に平行な方向に延設された今一つの段差部が前記筐体内面に形成されており、両段差部により筐体内面を段上げして形成される筐体外面の凹所には、カード状の外部拡張装置を着脱可能に装着させる装着部が設けられる、ことを特徴としたものである。
本発明によれば、筐体内面の光ディスク装置が固定される領域には所定方向に延設された段差部が形成されていることにより、外力の作用に対する筐体内面の前記領域の剛性を向上させることができる。しかも、光ディスク装置は、前記段差部に跨って配置された3箇所で筐体内面の前記領域に固定されているので、当該筐体内面の前記領域に外力が加わった場合でも光ディスク装置をより安定した固定状態に保つことができる。これにより、光ピックアップの光軸精度や移動精度を含めた光ディスク装置の所要の動作精度の維持に資することができる。また、前記両段差部を設けることによって筐体内面を段上げして形成される筐体外面の凹所を有効に利用して、カード状の外部拡張装置を着脱可能に装着させる装着部を設けることができ、情報処理装置のコンパクト化にも寄与することができる。換言すれば、かかる装着部を設けることによって形成される段差を利用して、筐体内面の剛性を向上させることができる。
実施形態に係るノートパソコンの使用可能状態を示す全体斜視図 前記ノートパソコンの不使用状態を示す全体斜視図 前記ノートパソコンの不使用状態における平面図 前記ノートパソコンの不使用状態における側面図 前記ノートパソコンの不使用状態における底面図 前記ノートパソコンの第2筐体の内部構造を示す斜視図 前記第2筐体の底部内面を示す斜視図 図7のY8−Y8線に沿った断面図 前記ノートパソコンの光ディスク装置の要部を示す平面図 前記ノートパソコンのPCカード装着部の内部構造を示す斜視図 前記PCカード装着部を拡大して示す底面図 図11のY12−Y12線に沿った断面図 前記PCカード装着部のスロット開口を拡大して示す第2筐体の側面図 従来のカード状外部拡張装置の装着部の固定状態の一例を示す斜視図
本発明に係る情報処理装置は、上述の構成を基本として、以下のような態様を取ることができる。
すなわち、前記情報処理装置において、前記段差部の延設方向は光ピックアップの移動方向と交差していることが好ましい。
この構成では、前記段差部の延設方向が光ピックアップの移動方向と交差していることにより、光ディスク装置が固定される筐体内面に段差部の延設方向を中心にした曲げ荷重が作用した場合でも、前記段差部の延設方向と光ピックアップの移動方向とが平行な場合に比して、光ピックアップの移動動作の精度に及ぼす影響を軽減することができる。
また、以上の場合において、光ピックアップの待機位置は、前記段差部による段上げ部分に設定されていることが好ましい。
情報処理装置の落下等による外部荷重の入力は稼働状態よりも非稼働状態(つまり、光ピックアップが待機位置に在る状態)の方が圧倒的に起こり易いのであるが、この構成では、情報処理装置の落下等による外部荷重が直接に入力される可能性がより高い筐体自体から段差部の高さだけ離間しており、しかも、段差部を設けることにより剛性が高められている、段上げ部分に光ピックアップの待機位置が設定されているので、非稼働状態で情報処理装置が落下等による外部荷重の入力を受けた場合でも、光ピックアップ及びその移動動作の精度に及ぼす悪影響を効果的に軽減することができる。この段差部を設けることによる剛性向上効果は、特に、段上げ部分における段差部(による角部)に近いほど大きいので、より好ましくは、光ピックアップの待機位置を段差部(による角部)に近く設定するほど、落下等による情報処理装置への外部荷重入力が光ピックアップ及びその移動動作の精度に及ぼす悪影響をより効果的に軽減することができる。
更に、以上の場合において、前記ターンテーブルを回転駆動するスピンドルモータは、前記段差部による段上げ部分に固定されていることが好ましい。
光ディスク装置の主要な構成部品の中ではスピンドルモータが最も重量が嵩み、例えば情報処理装置の落下等により光ディスク装置が外部荷重の入力を受けた際には、スピンドルモータがこの外部荷重を受けることで、ディスク装置の作動に大きな悪影響を及ぼすことが考えられるが、この構成では、情報処理装置の落下等による外部荷重が直接に入力される可能性がより高い筐体自体から段差部の高さだけ離間しており、しかも、段差部を設けることにより剛性が高められている、段上げ部分にスピンドルモータを固定したことにより、情報処理装置の落下等によってスピンドルモータが外部荷重を受けた際の光ディスク装置の作動に及ぼす悪影響を効果的に軽減することができる。この段差部を設けることによる剛性向上効果は、特に、段上げ部分における段差部(による角部)に近いほど大きいので、より好ましくは、スピンドルモータの固定位置を段差部(による角部)に近く設定するほど、情報処理装置が落下した場合の光ディスク装置の作動に及ぼす悪影響をより効果的に軽減することができる。
また、好ましくは、前記凹所は筐体側面に開口を有すると共に、前記外部拡張装置を挿入させるカードスロットを収容し得る厚さを有しており、前記カードスロットは、装着された前記カード状外部拡張装置の左右側部に対応する左右の外側面が前記凹所の縦壁の少なくとも一部に近接するように該凹所内に収容された状態で、当該凹所に固定されている。

この構成によれば、前記装着部のカードスロットは、装着された前記カード状外部拡張装置の左右側部に対応する左右の外側面が、前記筐体の装着部を設けた側面に連続する背面の一部に形成した前記凹所の縦壁の少なくとも一部に近接するように該凹所内に収容された状態で、当該凹所に固定されている。従って、カード状外部拡張装置が情報処理装置の筐体から突出した状態で用いられる場合に、筐体から突出したカード状外部拡張装置に側方から衝撃力が加わっても、その衝撃力は、或る程度以上大きければ、カードスロット及びその固定部だけでなく、当該カードスロットの左右の外側面に近接した前記凹所の縦壁によっても受け持たれる。その結果、カードスロットに入力される衝撃力が全て当該カードスロット及びその固定部に加わるようになっていた従来に比して、カードスロット及びその固定部の変形や損傷発生を効果的に抑制できる。また、カードスロットは、情報処理装置の筐体の一部を構成する前記凹所に固定されているので、強度が余り高くない基板に固定されていた従来に比して、固定強度を高めることができることからも、固定部の変形や損傷発生をより効果的に抑制することができる。
また、この場合において、好ましくは、前記カードスロットの背面側には、前記凹所の筐体側面への開口に対応する前記カード状外部拡張装置の着脱用スロット開口のシャッタを有すると共に前記装着部の背面側を覆うカバー体が配置され、該カバー体も前記凹所に固定されている。
この構成では、カード状外部拡張装置の着脱用スロット開口のシャッタを有するカバー体も筐体の一部を構成する前記凹所に固定されているので、筐体から突出したカード状外部拡張装置に側方から衝撃力が加わった場合、シャッタ部分の着脱用スロット開口についても、変形や損傷発生を抑制できる。また、装着部のカードスロットは、片側が筐体の一部を構成する前記凹所に固定されると共に、背面側も前記凹所に固定された前記カバー体で覆われることにより、固定強度をより高めることができる。
(実施の形態)
以下、本発明の実施形態について、所謂ノートパソコンを例にとって、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
尚、以下の説明では、特定の方向を意味する用語(例えば、「上」、「下」、「左」、「右」、およびそれらを含む他の用語、「時計回り方向」、「反時計回り方向」)を使用する場合があるが、それらの使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明は限定的に解釈されるべきものではない。
図1及び図2は、本実施形態に係るノートパソコンの使用可能状態(開状態)および不使用状態(閉状態)をそれぞれ示す斜視図である。また、図3,図4及び図5は、前記ノートパソコンの不使用状態における平面図,側面図および底面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る情報処理装置としてのノートパソコンWは、例えば液晶式とされた表示画面12を有する表示部10と、該表示部10に入力される表示信号を生成し得る操作制御部30とを備えている。該操作制御部30は、キーボード等の入力装置32、該入力装置32による入力操作等に基づいて表示部へ出力する表示信号を生成する信号処理回路や中央演算処理装置(所謂CPU)、更にはそれらの周辺部品(何れも不図示)などを含むものである。
また、ユーザ(使用者)がノートパソコンWを操作する操作状態において当該ユーザから見てキーボード32の手前側には、タッチパッド33が設けられており、ユーザはこのタッチパッド33を上下左右になぞるだけで、カーソルの移動や表示画面12のスクロール等を行うことができる。
本実施形態では、前記タッチパッド33の側方(図1における右側方)に、上下方向に開閉可能なリッド(蓋部材)34が配置され、該リッド34の下方に、後で詳しく説明する光ディスク装置40が内蔵されている。
前記表示部10は、表示部側の筐体11(第1筐体)に格納されてその周縁および背面が覆われており、一方、制御操作部30は操作制御部側の筐体31(第2筐体)に格納され、両筐体11,31は、ヒンジ機構20により開閉可能に結合されている。
より詳しく説明すれば、第1筐体11および第2筐体31は共に、平面視における全体としての基本形状が略長方形状に形成されており、その一辺11r,31r側(つまり、ユーザがノートパソコンWを操作する操作状態における当該ノートパソコンWのユーザから見た後辺側)どうしをヒンジ機構20を介して結合することにより、ヒンジ軸21(図4参照)を中心にして両筐体が相対的に開閉動作を行えるようになっている。尚、本明細書において、前記「長方形」とは、その一形態として「正方形」である場合を含むものである。
前記ノートパソコンWは、例えば、充電式のバッテリ(電池)からの給電によって駆動することができるものであり、図5に示されるように、ノートパソコンWの後側底部には、充電式の電池をユニット化した電池パック50が着脱可能に装着されている。
また、図5に示されるように、ノートパソコンWの前後方向における略中間の底部には、カード状外部拡張装置としての所謂PCカードを着脱可能に装着させるPCカード装着部60が設けられ、該装着部60の外側(下側)は例えば樹脂製のカバー体70で覆われている。前記PCカード装着部60のスロット開口部を開閉するシャッタ71は、第2筐体31の側面(図5における右側面)31sに配置されている。尚、このPCカード装着部60の構造等については後述する。
図6は、前記ノートパソコンWの第2筐体31の上記リッド34を含む上面部分を取り外して、その内部構造を示す斜視図である。この図に示すように、前記リッド34の下方には、光ディスク(不図示)に記録された情報信号の再生と光ディスクへの情報信号の記録の少なくとも何れか一方を行うための光ディスク装置(光ディスクドライブ)40が内蔵されている。
前記光ディスク装置40は、基本的な構成要素として、光ディスクを内径側から把持するチャック部41cを有して光ディスクを回転可能に支持するターンテーブル41と、光ディスクに対して情報信号の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ42と、該光ピックアップ42を光ディスクの半径方向Lpに移動させる移動機構43とを備え、これらの主要構成要素は全てベース板45上に支持されている。ターンテーブル41を回転駆動するスピンドルモータ44は、このベース板45の下面側に位置している。光ピックアップ42は、移動機構43により、一対のガイドレール43g(後述する図9参照)に沿って光ディスクの半径方向Lpへ移動させられる。尚、この光ディスク装置40は、従来公知のものと同様の構成を備え同様の機能を有するものであるので、これ以上の詳細な説明および図示は省略する。
前記光ディスク装置40のベース板45は、三角形の頂点を形成するように位置設定された3箇所の固定部46A,46B,46Cで、それぞれネジ部材47A,47B,47Cを用いて、第2筐体31の底部壁35に対して締結固定されている。
図7は、第2筐体31の底部壁35の内面を示す斜視図である。この図に示すように、底部壁35の内面には、光ディスク装置40のベース板45の3箇所の固定部46A,46B,46Cにそれぞれ対応する部位に固定用ボス部36A,36B,36Cが、底部壁35と一体的に立設されている。
各固定用ボス部36A,36B,36Cには、前記ネジ部材47A,47B,47Cの雄ネジに螺合する雌ネジが形成されており、前記ベース板45の3箇所の固定部46A,46B,46Cを底部壁35の固定用ボス部36A,36B,36Cに嵌挿させた上で、ネジ部材47A,47B,47Cをねじ込んで締め付けることにより、光ディスク装置40のベース板45が第2筐体31の底部壁35に対して締結固定される。なお、固定部46A、46B、46Cと固定用ボス部36A、36B、36Cとの間には、例えば防振ゴム等の緩衝材を適宜介在させても良い。この緩衝材を介在させることで、光ディスク装置40のターンテーブル41を回転させる前記スピンドルモータ44の振動を低減させることができる。
本実施形態では、前述のように(図1参照)、ユーザがノートパソコンWを操作する操作状態において当該ユーザから見てキーボード32の手前側でタッチパッド33の側方に(つまり、第2筐体31の所謂ハンドレスト部分に)、上下方向に開閉可能なリッド34が配置され、該リッド34の下方に光ディスク装置40が配設されている。
かかるタイプの光ディスク装置40では、図9から良く分かるように、例えばポータブル型のオーディオプレーヤやポータブル型のディジタルビデオディスクプレーヤ等に見受けられるように、スピンドルモータ44で回転駆動されるターンテーブル41は移動せず、ターンテーブル41上に載置された光ディスクの記録再生に応じて、光ピックアップ42のみが、移動機構43のガイドレール43gに沿って移動する。
すなわち、リッド34を開蓋し、光ディスクをターンテーブル41上に載置した後閉蓋すると、ターンテーブル41の回転に伴い、光ピックアップ42は、図9に示された待機位置から所望の位置に移動し、対物レンズ42aからレーザ光を放射し始める。レーザ光を放射した光ピックアップ42は、ターンテーブル41上に載置された光ディスクの最内周にある情報を読み取り、ディスクの種類等を把握するようになっている。
本実施形態では、光ピックアップ42の待機位置は、図9に示しように、ターンテーブル41上に載置された光ディスクの最内周に対応する位置に設定されている。
また、光ディスク装置40の主要な構成部品の中で最も重量が嵩む部品は、ターンテーブル41を回転させるスピンドルモータ44であり、例えばノートパソコンWの落下等による外乱(外部からの入力)を受けた際には、スピンドルモータ44が衝撃荷重を受けることで、光ディスク装置40の作動に大きな悪影響を及ぼすという課題があった。従って、かかる外乱受けた際にスピンドルモータ44に加わる衝撃荷重に対する耐性を高めることが重要である。
更に、例えばノートパソコンWを持ち運ぶ場合などのように、光ディスク装置40が稼働していない状態(非稼働状態)では、前記光ピックアップ42は常に待機位置に静止している。ノートパソコンWの落下は、稼働状態よりも非稼働状態の方が圧倒的に起こり易い。従って、ノートパソコンWが落下した場合に、待機位置にある光ピックアップ42に及ぼす悪影響をできるだけ抑制することが重要である。
本実施形態では、第2筐体31の底部壁35に、第2筐体31の後辺31rに略平行で側面31sに略直交する方向Lsに延びる段差部(前側段差部)37が形成されている。この段差部37は、光ディスク装置40のベース板45が固定される領域を横切るようにして延設されている。このような段差部37を設けたことにより、光ディスク装置40が固定される領域の剛性を高めることができる。この段差部37の延設方向Lsは、より好ましくは、光ディスク装置40の光ピックアップ42の移動方向Lpと一定の角度(本実施形態では、略45°)をなして交差している(図6参照)。
図8は、図7のY8−Y8線に沿った断面図で、第2筐体31の底部壁35の縦断面構造を示している。この図から良く分かるように、前側段差部37は、底部壁35の前方から後方に向かって立ち上がるように所定量だけ段上げして形成されている。また、この前側段差部37よりも所定距離後方には、底部壁35の前方から後方に向かって立ち下がるように所定量だけ段下げして形成された後側段差部38が、前側段差部37を構成する傾斜と逆方向に設けられている。前側段差部37と後側段差部38とによって両者間に形成された底部壁35の段上げ部分35sは、光ディスク装置40のベース板45を載置する平面を成す。また、ベース板45は、ターンテーブル41の光ディスク載置面と平行に構成されている。尚、符号49は、フレキシブル回路基板を示している。
このように、前側段差部37と後側段差部38との間に形成された段上げ部分35sは、第2筐体31の底壁部35全体の面積と比べるかなりと小さい面積であるため、前側段差部37及び後側段差部38による剛性向上効果が著しい。
従って、前側段差部37と後側段差部38との間に、底部壁35の外側(図8における下側)から内側(図8における上側)に向かって凹む、所定の幅および深さの凹所39が形成されている。前記PCカード装着部60はこの凹所39に設けられている。この凹所39は、底壁39bと、該底壁39bの前後方向における端部に位置する前後一対の縦壁39wとを備えており、これら縦壁39wが前述の段差部37,38に対応している。
より詳しく説明すれば、光ディスク装置40が第2筐体31の底壁部35に占める専有面積は、PCカード装着部60の専有面積に比べると遙かに広い。底壁部35を間に挟むようにして、PCカード装着部60を光ディスク装置40の背面に配置させているため、専有面積の差に起因する境界部が必ず存在する。前述の前側段差部37及び後側段差部38がこの境界部に相当している。これら境界部(前側段差部37及び後側段差部38)は第2筐体31の側面31sから直交方向に底部壁35上を延在している。
本実施形態では、光ディスク装置40をより安定した固定状態に保つことができるように、光ディスク装置40のベース板45の3箇所の固定部46A,46B,46Cにそれぞれ対応する固定用ボス部36A,36B,36Cは、前側段差部37に跨って配置されている。すなわち、固定用ボス部36Bは前側段差部37よりも前方に位置する一方、残りの固定用ボス部36A,36Cは前側段差部37よりも後方に配置されている。
このように、本実施形態によれば、第2筐体31の底部壁35に前側段差部37及び後側段差部38を底部壁35に形成したことにより、第2筐体31の底部壁35の剛性を高め、第2筐体31の堅牢性を向上させることができる。特に、底部壁35の光ディスク装置40が固定される領域に、該領域を横切って所定方向に延びる段差部37(前側段差部)が形成されていることにより、外力の作用に対する底部壁37の光ディスク装置40が固定される領域の剛性を向上させることができる。
しかも、光ディスク装置40は、前側段差部37に跨って配置された3箇所の固定部46A,46B,46Cで第2筐体31の底部壁35に固定されているので、当該底部壁35の光ディスク装置40が固定される領域に外力が加わった場合でも、光ディスク装置40をより安定した固定状態に保つことができる。これにより、光ピックアップ42の光軸精度や移動精度を含めた光ディスク装置40の所要の動作精度を維持するのに大いに貢献することができる。
更に、前側段差部37の延設方向Lsは、光ディスク装置40の光ピックアップ42の移動方向Lpと交差しているので、光ディスク装置40が固定される底部壁35に前側段差部37の延設方向Lsを中心にした曲げ荷重が作用した場合でも、前側段差部37の延設向Lsと光ピックアップ42の移動方向Lpとが平行な場合に比して、光ピックアップ42の移動動作の精度に及ぼす影響を軽減することができる。
光ピックアップ42は、上述したように一対のガイドレール43gに沿って光ディスクが備える情報層の近傍を半径方向に移動するが、ガイドレール43gの延設方向Lpが前側段差部37と交差していることにより、機械的変形に対する耐性が最も高い段差部37の角部を利用して、上述の平行性維持効果はより顕著に発揮することができる。
また、前述のように、ノートパソコンWの落下等による外部荷重(具体的には衝撃荷重)の入力は稼働状態よりも非稼働状態(つまり、光ピックアップ42が待機位置に在る状態)の方が圧倒的に起こり易いのであるが、本実施形態では、光ピックアップ42の待機位置は、前側および後側段差部37,38により両者間に形成された段上げ部分35sに設定されている。
すなわち、本実施形態では、ノートパソコンWの落下等による外部荷重が直接に入力される可能性がより高い第2筐体31の底部壁35から段差部37,38の高さだけ離間しており、しかも、段差部37,38を設けることにより剛性が高められている、段上げ部分35sに光ピックアップ42の待機位置が設定されているので、非稼働状態でノートパソコンWが落下等による外部荷重の入力を受けた場合でも、光ピックアップ42に及ぼす悪影響を効果的に軽減することができる。前側段差部37を設けることによる剛性向上効果は、特に、段上げ部分35sにおける段差部37の角部に近いほど大きいので、より好ましくは、光ピックアップ37の待機位置を前側段差部37の角部に近く設定するほど、落下等によるノートパソコンWへの外部荷重入力が光ピックアップ42へ及ぼす悪影響をより効果的に軽減することができる。
更に、前述のように、光ディスク装置40の主要な構成部品の中ではスピンドルモータ44が最も重量が嵩み、例えばノートパソコンWの落下等により光ディスク装置40が外部荷重(具体的には衝撃荷重)の入力を受けた際には、スピンドルモータ44がこの外部荷重を受けることで、光ディスク装置40の作動に大きな悪影響を及ぼすことが考えられるが、本実施形態では、スピンドルモータ44は、前側および後側段差部37,38により両者間に形成された段上げ部分35sに固定されている。
すなわち、本実施形態では、ノートパソコンWの落下等による外部荷重が直接に入力される可能性がより高い第2筐体31の底部壁35から段差部37,38の高さだけ離間しており、しかも、段差部37,38を設けることにより剛性が高められている、段上げ部分35sにスピンドルモータ44を固定したので、ノートパソコンWの落下等によってスピンドルモータ44が外部荷重を受けた際の光ディスク装置40の作動に及ぼす悪影響を効果的に軽減することができる。前側段差部37を設けることによる剛性向上効果は、特に、段上げ部分35sにおける段差部37の角部に近いほど大きいので、より好ましくは、スピンドルモータ44の固定位置を前側段差部37の角部に近く設定するほど、落下等によるノートパソコンWへの外部荷重入力が光ディスク装置40に及ぼす悪影響をより効果的に軽減することができる。
また更に、本実施形態では、実質的に互いに平行な前側段差部37及び後側段差部38を設けることで底部壁35を段上げして形成される段上げ部35sに対応して、底部壁35の外面に凹所39が形成されるが、この凹所39を有効に利用して、PCカードを着脱可能に装着させるPCカード装着部60を設けることができ、ノートパソコンWのコンパクト化にも寄与することができる。つまり、かかるPCカード装着部60を設けることによって形成される段差部37,38を利用して、第2筐体31の底部壁35の剛性を向上させることができるのである。
より詳しく説明すれば、前側段差部37及び後側段差部38は、第2筐体31の側面31sに直交する方向において底部壁35上を延在し、光ディスク装置40の移動機構43のガイドレール43gは前記段差部37,38の延在方向に対して傾斜(例えば45°)しているので、光ディスク装置40及びPCカード装着部60の耐衝撃性を向上させることができ、更に、光ディスク装置40とPCカード装着部60とは、底部壁35を介して表裏に配置される構成であるため、当該底部壁35に両者を固定することができ、耐衝撃性の向上に加え、両者40,60を設けるに際してコンパクト化も達成できる。
図6等から良く分かるように、光ディスク装置40が底壁部35に占める専有面積は、PCカード装着部60の専有面積と比べると遙かに広い。光ディスク装置40とPCカード装着部60とを第2筐体31の底壁部35の表裏に配置する際に、PCカード装着部60の専有面積がより狭いことを利用して段差部37,38を設け、かかる段差部37,38を設けることを利用して耐衝撃性を向上させているとも言い得る。
尚、以上の説明は、PCカード装着部60を配置するため、底部壁35の外面に凹所39を形成する平面を備える構成であるが、光ディスク装置40を固定する底部壁35の機械的強度を向上させるためだけであれば、例えばボス36A及び36Cの植設箇所における底部壁35を湾曲させても何等問題はない。
前述のように(例えば図5参照)、ノートパソコンWの前後方向における略中間の底部には、カード状外部拡張装置としての所謂PCカードを、第2筐体31の側面31sから着脱可能に装着させるPCカード装着部60が設けられ、該装着部60の外側(背面側)は例えば樹脂製のカバー体70で覆われている。
以下、このPCカード装着部60について説明する。
図10は前記ノートパソコンWのPCカード装着部60の内部構造を示す斜視図、図11は前記PCカード装着部60を拡大して示す底面図、図12は図11のY12−Y12線に沿った断面図、また、図13は前記PCカード装着部60のスロット開口を拡大して示す第2筐体31の側面図である。
これらの図に示すように、第2筐体31には、前記側面31sに連続する背面31bの一部に、図13から良く分かるように、背面31bから所定量だけ窪んだ前述の凹所39が形成されており、この凹所39内に、前記PCカード装着部60のカードスロット61が収容されている。該カードスロット61は、所定厚さの金属板を打ち抜き及び折曲成形して製作されており、装着されるPCカードK(図11参照)の左右側部に対応する左右の外側面が前記凹所39の縦壁39wの少なくとも一部に近接するように該凹所39内に収容されている。前記凹所39の窪みの深さは、カードスロット61を収容し得る深さに設定されている。
本実施形態では、前記PCカードKは、例えば外部との通信機能のために通信モジュールKmを備えたもので、図11において1点鎖線で表示されるように、第2筐体31の側面31sからPCカード装着部60内に装着した状態では、少なくとも前記通信モジュールKmが第2筐体31の側面31sから突出している。
図10及び図11から良く分かるように、前記カードスロット61の第2筐体側面31sに比較的近い側には、カードスロット61を凹所39内に固定するための固定用突起部62,63が形成されており、一方(図11における左方)の固定用突起部62は、凹所39の縦壁39w及び底壁39bと一体的に形成された固定用ボス部56上にネジ部材N1を用いて締結固定されている。また、他方(図11における右方)の固定用突起部63は、カードスロット61の外側面との間にエジェクタ部材64を挟むようにして凹所39の底壁39bに向かって延長された上で、底壁39bと平行に折り曲げられ、ネジ部材N2を用いて底壁39b上に直接に締結固定されている。
また、カードスロット61の固定用突起部62,63よりも第2筐体側面31sに近い側には、カバー体70を凹所39内に固定するためのボス状の固定部57A,57Bが、それぞれ凹所39の縦壁39w及び底壁39bと一体的に形成されている。図11及び図12における左側のボス状固定部57Aは、カードスロット61の左外側面と略接触しており、また、右側のボス状固定部57Bは、カードスロット61の右外側面に密着するように沿って延設された前記エジェクタ部材64と近接している。
PCカードKのカードスロット61内への挿入状態で第2筐体31の側面31sから突出している部分Kmに、図11及び図12における右側方から衝撃力が加わった場合、その衝撃力が或る程度以上大きい場合には、カードスロット61及びその固定用突起部62,63だけでなく、当該カードスロット61の左外側面に近接した前記凹所39の縦壁39wの一部(具体的には、図11及び図12における左側のボス状固定部57A)によっても受け持たれる。また、図11における左側方から衝撃力が加わった場合、その衝撃力が或る程度以上大きい場合には、カードスロット61及びその固定用突起部62,63だけでなく、当該カードスロット61の右外側面(具体的には、この右外側面に密着したエジェクタ部材64)に近接した前記凹所39の縦壁39wの一部(具体的には、図11及び図12における右側のボス状固定部57B)によっても受け持たれる。
更に、前記ボス状固定部57A,57Bよりも第2筐体側面31sから遠い側にも、カバー体70を凹所39内に固定するための左右一対の固定部57C,57Dが設けられている。尚、カバー体70は、凹所39の筐体側面31sへの開口に対応して、PCカードKの着脱用スロット開口のシャッタ71を一体的に備えている。
そして、カードスロット61の背面側にカバー体70を配置し、各ボス状固定部57A〜57Dに対して位置決めした上でネジ部材75(図12及び図5参照)をねじ込むことにより、樹脂製のカバー体70が、カードスロット61の背面側を覆った上で、前記凹所39に固定されている。第2筐体側面31sから遠い側のボス状固定部57C及び57Dには、PCカード装着部60のコネクタ部60cの近傍に設けた孔を介してネジ部材75が適用され、前記カバー体70が固定されている。
このカバー体70は、カードスロット61の背面側を覆った固定状態では、第2筐体31の底壁部35の背面と略面一に近い状態となる。
このように、前記凹所39は第2筐体31と一体に構成され、この凹所39に立設した4箇所のボス状固定部57A〜57D,カードスロット61及びカバー体70が螺結関係にあるため、耐衝撃性が著しく高められている。
以上、説明したように、前記PCカード装着部60のカードスロット61は、装着されるPCカードKの左右側部に対応する左右の外側面が、第2筐体31の装着部60を設けた側面31sに連続する背面31bの一部に形成した前記凹所39の縦壁39wの少なくとも一部に近接するように該凹所39内に収容された状態で、当該凹所39に固定されている。
従って、PCカードKが第2筐体31から突出した状態で用いられる場合に、該第2筐体31から突出した部分Kmに側方から衝撃力が加わっても、その衝撃力は、或る程度以上大きければ、カードスロット61及びその固定用突起部62,63だけでなく、当該カードスロット61の左右の外側面に近接した前記凹所39の縦壁39wの一部(具体的には、図11及び図12における左右のボス状固定部57A,57B)によっても受け持たれる。
その結果、カードスロット61に入力される衝撃力が全て当該カードスロット61及びその固定部に加わるようになっていた従来に比して、カードスロット61及びその固定用突起部62,63の変形や損傷発生を効果的に抑制できるのである。また、カードスロット61は、ノートパソコンWの第2筐体31の一部を構成する前記凹所39に固定されているので、強度が余り高くない基板に固定されていた従来(図14参照)に比して、固定強度を高めることができることからも、固定用突起部62,63の変形や損傷発生をより効果的に抑制することができる。
また、PCカードKの着脱用スロット開口のシャッタ71を有するカバー体70も第2筐体31の一部を構成する前記凹所39に固定されているので、PCカードKの第2筐体31の側面31sから突出した部分Kmに側方から衝撃力が加わった場合、シャッタ71部分の着脱用スロット開口についても、変形や損傷発生を抑制できる。また、PCカード装着部60のカードスロット61は、片側が第2筐体31の一部を構成する前記凹所39に固定されると共に、背面側も前記凹所39に固定された前記カバー体70で覆われることにより、固定強度をより高めることができる。
尚、以上の説明は、ノートパソコンを例にとったものであったが、本発明はかかる場合に限定されるものではなく、光ディスク装置を内蔵した、或いは、更にPCカード等のカード状外部拡張装置の装着部を備えた、他の種々の情報処理装置においても、有効に適用することができる。
このように、本発明は、上述の実施形態や変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更や設計上の改良等を行い得るものであることは、言うまでもない。
本発明は、例えばノートパソコンなどの情報処理装置における光ディスク装置の配設構造として、有効に利用することができる。
11 第1筐体
31 第2筐体
31s (第2筐体の)側面
35 (第2筐体の)底壁部
35s 段上げ部分
36A〜36C 固定用ボス部
37 前側段差部
38 後側段差部
39 凹所
39w 凹所の縦壁
40 光ディスク装置
41 ターンテーブル
42 光ピックアップ
43 移動機構
44 スピンドルモータ
45 ベース板
46A〜46C (ベース板の)固定部
57A〜57D ボス状固定部
60 PCカード装着部
61 カードスロット
70 カバー体
71 シャッタ
K PCカード
Lp 光ピックアップ移動方向
Ls 段差部延設方向
W ノートパソコン

Claims (6)

  1. 光ディスクを回転可能に支持するターンテーブルと、前記光ディスクに対して情報信号の記録及び/又は再生を行う光ピックアップと、該光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に移動させる移動機構とを備えた光ディスク装置を筐体内部に備えた情報処理装置であって、
    筐体内面の前記光ディスク装置が固定される領域には、所定方向に延設された段差部が形成されており、
    前記光ディスク装置は、前記段差部に跨って配置された3箇所で筐体内面の前記領域に固定され、
    前記段差部と実質的に平行な方向に延設された今一つの段差部が前記筐体内面に形成されており、
    両段差部により段上げして形成される筐体外面の凹所には、カード状の外部拡張装置を着脱可能に装着させる装着部が設けられている、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記段差部の延設方向は、前記光ピックアップの移動方向と交差している、ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記光ピックアップの待機位置は、前記段差部による段上げ部分に設定されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ターンテーブルを回転駆動するスピンドルモータは、前記段差部による段上げ部分に固定されている、ことを特徴とする請求項1から3の何れか一に記載の情報処理装置。
  5. 前記凹所は筐体側面に開口を有すると共に、前記外部拡張装置を挿入させるカードスロットを収容し得る厚さを有しており、
    前記カードスロットは、装着された前記カード状外部拡張装置の左右側部に対応する左右の外側面が前記凹所の縦壁の少なくとも一部に近接するように該凹所内に収容された状態で、当該凹所に固定されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記カードスロットの背面側には、前記凹所の筐体側面への開口に対応する前記カード状外部拡張装置の着脱用スロット開口のシャッタを有すると共に前記装着部の背面側を覆うカバー体が配置され、該カバー体も前記凹所に固定されている、ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
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