JP5461149B2 - 油性ボールペン用インキ組成物 - Google Patents
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Description
「1.少なくとも着色剤、有機溶剤、水、アルキル基を有するノニオン性界面活性剤、有機アミンを含有する油性ボールペン用インキ組成物であって、前記アルキル基を有するノニオン性界面活性剤が、(-CH 2 -CH 2 -O-)部位および/または(-CH 2 CH-CH 2 -O-)部位を有し、かつ、前記有機アミンが(-CH 2 -CH 2 -O)部位を有する有機アミンであることを特徴とする油性ボールペン用インキ組成物。
2.前記アルキル基を有するノニオン性界面活性剤のアルキル基の炭素数が、1〜30であることを特徴とする第1項に記載の油性ボールペン用インキ組成物。
3.前記アルキル基を有するノニオン性界面活性剤が、脂肪酸アルカノールアミド、グリセリン脂肪酸エステルのうち少なくとも1種以上を含有することを特徴とする第1項または2に記載の油性ボールペン用インキ組成物。
4.前記アルキル基を有するノニオン性界面活性剤の含有量が、0.1〜20.0質量%であることを特徴とする第1項ないし第3項の何れか1項に記載の油性ボールペン用インキ組成物。
5.前記(-CH 2 -CH 2 -O)部位を有する有機アミンが、オキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミンを選択することを特徴とする第1項ないし第4項の何れか1項に記載の油性ボールペン用インキ組成物。
6.前記油性ボールペン用インキ組成物に、水溶性高分子を含有することを特徴とする第1項ないし第5項の何れか1項に記載の油性ボールペン用インキ組成物。
7.前記水の含有量が、0.1〜15.0質量%であることを特徴とする第1項ないし第6項の何れか1項に記載の油性ボールペン用インキ組成物。
8.20℃、剪断速度190sec−1におけるインキ粘度が、10〜5000mPa・sであることを特徴とする第1項ないし第7項の何れか1項に記載の油性ボールペン用インキ組成物。」とする。
R’)の炭素数が5〜20であるステアリン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド(1:1型)、オレイン酸ジエタノールアミド(1:2型)、ラウリル酸ジエタノールアミド(1:1型)、リノール酸ジエタノールアミド、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ポリグリセリンラウリル酸エステル、ポリグリセリンステアリン酸エステルなどが最も好ましい。
実施例1の油性ボールペン用インキ組成物は、着色剤として、染料、有機溶剤として、ベンジルアルコール、エチレングリコールモノフェニルエーテル、水、潤滑剤として、オレイン酸ジエタノールアミド(スタホームDO:日本油脂(株)社製)、オキシエチレンアルキルアミン(ナイミーンL207:日本油脂(株)社製)、樹脂としてポリビニルピロリドン(PVP K−90:アイエスピー・ジャパン(株)社製)、ケトン樹脂(ハイラック110H:日立化成(株)社製)を採用し、水以外を所定量秤量して、60℃に加温した後、ディスパー攪拌機を用いて完全溶解させ、室温まで冷却して、水を所定秤量しディスパー攪拌機をもちいて混合させ油性ボールペン用インキ組成物を得た。具体的な配合量は下記の通りである。尚、ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン(株)製 レオメーターSR5を用いて20℃の環境下で、剪断速度190sec−1にてインキ粘度を測定したところ、180mPa・sであった。
染料(スピロンブラック−GMH−S) 15.0質量%
染料(バリーファ−スト バイオレット1701) 15.0質量%
有機溶剤(ベンジルアルコール) 25.0質量%
有機溶剤(エチレングリコールモノフェニルエーテル) 25.0質量%
水 5.0質量%
潤滑剤(脂肪酸アルカノールアミド) 10.0質量%
安定剤(オレイン酸) 1.0質量%
安定剤(オキシエチレンアルキルアミン) 1.0質量%
樹脂(ポリビニルピロリドン) 0.5質量%
樹脂(ケトン樹脂) 2.5質量%
実施例1〜17及び比較例1〜7で作製した油性ボールペン用インキ組成物を、インキ収容筒(ポリプロピレン)に、ボール径がφ0.7mmのボールを回転自在に抱持したボールペンチップ(ステンレス綱線)を装着したボールペン用レフィルに充填し、筆記試験用紙として筆記用紙JIS P3201を用いて以下の試験及び評価を行った。
非常に滑らかなもの ・・◎
滑らかなもの ・・・○
やや重いもの ・・・△
重いもの ・・・×
ボール座の摩耗が2μm未満であり、筆記可能なもの ・・・◎
ボール座の摩耗が2μm以上、5μm未満であり、筆記可能なもの ・・・○
ボール座の摩耗が5μm以上、10μm未満であり、筆記不良になってしまうもの ・・・△
ボール座の摩耗が10μm以上であり、筆記不能になってしまうもの ・・・×
Claims (8)
- 少なくとも着色剤、有機溶剤、水、アルキル基を有するノニオン性界面活性剤、有機アミンを含有する油性ボールペン用インキ組成物であって、前記アルキル基を有するノニオン性界面活性剤が、(-CH 2 -CH 2 -O-)部位および/または(-CH 2 CH-CH 2 -O-)部位を有し、かつ、前記有機アミンが(-CH 2 -CH 2 -O)部位を有する有機アミンであることを特徴とする油性ボールペン用インキ組成物。
- 前記アルキル基を有するノニオン性界面活性剤のアルキル基の炭素数が、1〜30であることを特徴とする請求項1に記載の油性ボールペン用インキ組成物。
- 前記アルキル基を有するノニオン性界面活性剤が、脂肪酸アルカノールアミド、グリセリン脂肪酸エステルのうち少なくとも1種以上を含有することを特徴とする請求項1または2記載の油性ボールペン用インキ組成物。
- 前記アルキル基を有するノニオン性界面活性剤の含有量が、0.1〜20.0質量%であることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の油性ボールペン用インキ組成物。
- 前記(-CH 2 -CH 2 -O)部位を有する有機アミンが、オキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミンのうち少なくとも1種以上を選択することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の油性ボールペン用インキ組成物。
- 前記油性ボールペン用インキ組成物に、水溶性高分子を含有することを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の油性ボールペン用インキ組成物。
- 前記水の含有量が、0.1〜15.0質量%であることを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の油性ボールペン用インキ組成物。
- 20℃、剪断速度190sec−1におけるインキ粘度が、10〜5000mPa・sであることを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の油性ボールペン用インキ組成物。
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