JPH0328279A - 油性ボールペンインク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） （式中、ｎは２以上の整数を示し、Ｒ，，ｒｔ２，Ｒ．
番よ、水素または炭素数１２乃至２２のアシル基を示す
。

（全てが同時に水素である時を含まない））本発明は、
油性ボールペンのインクとして、極めて優れた潤清性を
有し、滑らかな書昧のボールペン用インクを提供するも
のである。

（従来の技術） （問題点を解決するための手段〉 ボールペンの場合、ボールが円滑に回転するために、イ
ンクにｎｌ性を持たせなければならない。

このため、インク中にオレイン酸などの高級脂肪酸が添
加されてきた。

（発明が解決しようとしている問題点〉しかしながら、
それらは酸であるため、ボールペン先端の金属部分（以
下ボールペンチップ）を腐食させるという問題があった
。このため、アミン類などで中和して使用したり、或は
耐腐食性に優れたボールペンチップが使用されてきた。

しかしながら、高級脂肪酸類は、アミン等で中和すると
その潤滑剤としての効果が減少する．又、ステンレスス
チールなどの、耐腐食性に優れた材料は、加工しにくい
という欠点がある。そのため、化学的に中性で、潤滑効
果の高い油性ボールペンインクが望まれてきた． 本発明者らは、化学的に中性で、高級脂肪酸類と同等も
しくはそれ以上の潤滑効果を得られる物質を検索した結
果、（Ｉ）式で表されるポリグリセリンの脂肪酸エステ
ルを添加することによって、上記目的を達成することを
見いだし、本発明を完成した． また、ポリグリセリンの脂肪酸エステルは、食品添加物
として一般に知られており、生体に対す安全性は、公知
の通りである。

本発明に使用されるポリグリセリンの脂肪酸エステルは
、一般に、油性ボールペンインクの場合には、（Ｉ）式
中のｒｔ，，　ｎ，，　ｒｔｘが、水素亦は、１２乃至
２２個のアシル基で表される物が使用可能で、特に、一
般的使用には、炭素数１２乃至１８Ｎの物が好ましく、
アシル基は分子全体中に１乃至６程度の数が好ましい． 本発明のインクは、良好な潤滑効果を得るために上述の
ポリグリセリンエステルを０．０１〜５０重量％好まし
くは０．　　１〜５重量％配合される。

ポリグリセリンエステルは、化学的に中性且つ安定な物
質であり、アニオン及びカチオン性の物質に対しても悪
影響を及ぼさない。したがって、本発明の油性ボールペ
ンインクに用いられる着色剤は、その溶剤系に可溶な全
ての染料、及び有機もしくは無機顔料の中から任意に選
ぶことが出来るばかりでなく、染料可溶化剤、溶解助剤
、腐食防止剤など、現在一般に用いられる全てのインク
組成物と何等問題なく併用することが出来る。

（Ｉ） ？，−０〜（　Ｃ　１１　２−　Ｃ　ＩＩ　−　Ｃ　Ｉ
■一〇輌Ｒ２ｌ ＯＲ， （式中、ｎはエないし正の整数を示し、ｎ，，ｎ２，Ｒ
８は、水素または炭素数１２乃至２２のアシル基を示す
。（全てが同時に水素である時を含まない）（発明の効
果） 本発明の油性ボールペンインクは、ポリグリセリンの高
級脂肪酸エステルを含有することにより、潤滑性とボー
ルペンチップへの腐食性を著しく向上させたものであり
、加工性に優れるが耐腐食性に難点のある材料を用いて
造られたボールペンチップを使用して滑らかな書味のボ
ールペンを提供することが可能になった。又、本発明の
油性ボールペンインクは極めて優秀なｎ滑性を有するた
め、ステンレススチールなどの耐腐食性に優れた材料で
造られたボールペンチップに用いても従来のボールペン
インクよりも、滑らかな書味が得られる。

（実施例〉 以下、本発明を実施例によって詳細に説明する。

実施例１ バリーファーストブラック＄１８０２　　１５ｗｔ％（
オリエント化学社製、登＃ｔＲ標名冫スビロンバイオレ
ットＣ　ｎ　ＩＩ （保土ケ谷化学社製、登録商標名） パリーファーストイエローＡＵＭ （オリエント化学社製、登録商標名） エチレンク゛リコールモノフエニルエーテルフ゜ロヒ゛
レンク゛リコール七ノエチルエーテルハイラック＃１１
０ （日立化成社製、登録商標名） ポリビニルビロリドン ヘキサグリセリンジステアレート 実施例２ バリーファーストブラック１１８０２ スビロンバイオレットＣ　ｎ　ＩＩ バリーファーストイエローＡＵＭ エチレンク゛リコールモノフェニルエーテルフ゜ロヒ゜
レンク゛リコール七ノエチルエーテルハイラック＃１１
０ ポリビニルビロリドン ジグリセリントリオレート １　０腎ｔ％ ５ｗｔ％ ４０賢ｔ％ １４ｗｔ％ １０ｗｔ％ ５賀ｔ％ ｌｗｔ％ １　５賢ｔ％ １　０％Ｉｔ％ ５Ｗｔ％ ４０％＋１％ Ｌｏｕｔ％ １０ｖｔ％ ５ｖｔ％ ５賛ｔ％ 実施例３ シアニンブルーＢＮＲＳ （東洋インク社製、登録商標名） スビロンバイオレットＣ　Ｉｔ　ＩＩ エチレンク゛リコールモノフエニルエーテルペンジルア
ルコール ポリビニルビロリドン グリセリントリオレート 比較例１ バリーファーストブラック＃１８０２ スビロンバイオレットＣ　Ｉｔ　ＩＩ バリーファーストイエローＡＵＭ エチレンク゛リコールモノフエニルエーテルフ“ロヒ゛
レンク゛リコールモノエチルエーテルハイラック＃１１
０ ポリビニルビロリドン ステアリン酸 ２５ｗｔ％ １　０讐ｔ％ ４　０　ｗｔ％ １　０賀ｔ％ １　０ｗｔ％ ５臀ｔ％ １　５賀ｔ％ １　０賀ｔ％ ５ｗｔ％ ４　０賀ｔ％ １４ｗｔ％ Ｌｏ　ｗｔ％ ５ｗｔ％ ｌｗｔ％ 比較例２ バリーファーストブラック＃１８０２ スビロンバイオレットＣ　Ｉｔ　ＩＩ バリーファーストイエローＡＵＭ エチレンク゛リコール七ノフエニルエーテルフ゜ロヒ゛
レンク゛リコールモノエチルエーテルハイラック＃１１
０ ポリビニルビロリドン オレイン酸 トリエタノールアミン 比較例３ シアニンブルーＢＮｒｔＳ スビロンバイオレットＣ　ｎ　ＩＩ エチレンク゛ＩＪコールモノフエニルエーテルペンジル
アルコール ポリビニルビロリドン オレイン酸 １　５賢ｔ％ １０ｗｔ％ ５Ｗｔ％ ４０賀ｔ％ １０ｗｔ％ １　０賀ｔ％ ５ｗｔ％ ３賀ｔ％ ２賀ｔ％ ２５ｗｔ％ １０ｗｔ％ ４　０　ｗｔ％ １０ｗｔ％ １０ｗｔ％ ５Ｗｔ％ 以上、実施例及び比較ＰＡ１〜３で得られたインクをボ
ールペンに充填し無作為に選ばれた１０人で書味の評価
を実施した。表１に記した結果は、その平均的意見であ
る。

又、得られたインクを小径のビーカー（１０ｃｃ用）に
約２ｇとり、各種材料で造られたボールペンチップをい
れて、解放したままの状態で５０゜Ｃ，温度８０％の恒
温恒湿槽中にｌケ月間放置した後、メタノールで洗浄し
て、腐食の状態を実体顕微鏡で観察した。その結果を表
２に記す。

表１　書昧の評価 表２ 各種材料を用いたボールペンチップ の腐食状態 （注）Ｏ全く変化無し ０ややくもり有り Δ変色有り ×明きらかに腐食有り 以上のように本発明の油性ボールペンインクは、その材
質に関わらずポールベンチップを腐食させず、且つ滑ら
かな筆感を与えるものである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも一種または複数種の有機溶剤と着色剤
   を有し下記一般式に表されるポリグリセリンの脂肪酸エ
   ステルを含有することを特徴とした油性ボールペン用イ
   ンク ▲数式、化学式、表等があります▼ （式中、ｎは２以上の整数を示し、Ｒ＿１、Ｒ＿２、Ｒ
   ＿ｘは、水素または炭素数１２乃至２２のアシル基を示
   す。 （全てが同時に水素である時を含まない））▲数式、化
   学式、表等があります▼ （式中、Ｒ＿１、Ｒ＿２、Ｒ＿３は、水素または炭素数
   １２乃至２２のアシル基を示す。（全てが同時に水素で
   ある時を含まない））