JP5460729B2 - 無線受信装置、無線通信システム、およびアンテナ設置支援方法 - Google Patents

無線受信装置、無線通信システム、およびアンテナ設置支援方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の機器間で映像信号等を非圧縮で無線伝送する際に、当該無線伝送に用いられるアンテナの設置を支援する無線受信装置に関する。
AV機器間で非圧縮のベースバンド映像信号とデジタル音声信号とを無線伝送する標準規格であるWiHD(WirelessHD(High Difinition))が策定されている。
WiHDは、Blu−ray Disc(登録商標、以下「BD」と記載する。)レコーダ等のデジタルビデオレコーダ、STB(Set−top box)、およびパソコンなどに蓄えられたHD動画データをケーブル接続することなくハイビジョンテレビなどで視聴するための技術仕様である。
また、WiHDで送受信される信号には双方向の制御信号も含んでいる。そのため、テレビとデジタルビデオレコーダとを連動させるために、および、ホームシアターを構成する各機器の一元的な制御等のためにプロトコルが定義されている。
加えて、WiHDによれば高品質のコンテンツの伝送が可能であるために、提供されるコンテンツが不正に再生されないように、また、違法にコピーされないように、コンテンツ保護方式としてDTCP(Digital Transmission Content Protection)が定義されている。
また、WiHDの通信モデルは、物理レイヤ、MAC(medium access control)サブレイヤ、アダプテーションサブレイヤの3つに機能的に区分されている。
これらのうち、物理レイヤとして、データ伝送の物理的な方式が2種類規定されている。具体的には、HRP(High−rate physical layer)、およびLRP(Low−rate physical layer)の2種類の物理レイヤが規定されている。
HRPは、3Gbps以上の高速伝送が可能であり、主に高品位なコンテンツを非圧縮で伝送するために用いられ、周波数帯の特性上、指向性が高いという特徴がある。一方、LRPは、無指向の電波であり、主に機器間の制御信号および電波の経路情報等の伝送に用いられる。
このような特徴を有するWiHDの無線伝送方法について、例えば、特許文献1および非特許文献1に示されている。
特表2009−505507号公報
WirelessHD Specification Version 1.0 Overview、2007年10月9日
ここで、WiHDにおけるHRPは、上述のように指向性が高いため、映像・音声送信機(以下、単に「送信機」という。)のアンテナと、映像・音声受信機(以下、単に「受信機」という。)のアンテナとが、互いに他方を基準とする一定の範囲内に収まるように、それぞれのアンテナの向きを考慮しながら設置する必要がある。
また、例えば、送信機が、受信機としてのテレビに映像信号を送信し、かつ、AV(Audio Visual)アンプに音声信号を送信する場合、送信機は、それぞれが受信機であるテレビおよびAVアンプに対して、HRP信号を送信する。そのため、各受信機が、当該送信機からのHRP信号の伝送が可能な範囲である伝送可能範囲内に設置されている必要がある。
しかしながら、無線信号の進行方向をユーザが特定するのは困難であるため、これら複数の機器のアンテナを適切に設置するのは困難である。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、無線受信装置と通信する2つの機器間の信号の伝送が可能なように、当該伝送に使用されるアンテナの設置を支援することのできる無線受信装置、無線通信システム、およびアンテナ設置支援方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る無線受信装置は、第一機器および第二機器から、それぞれが有するアンテナを介して送信される信号を受信する受信装置側アンテナと、前記第一機器が有する第一アンテナおよび前記第二機器が有する第二アンテナの、前記受信装置側アンテナの位置を基準とした相対的な位置関係を示す情報を検出する検出部と、前記第一機器および前記第二機器の一方から他方への映像信号または音声信号の伝送が可能であるか否かを示す通信状態情報を前記第一機器または前記第二機器から取得する通信状態取得部と、前記通信状態取得部により取得された通信状態情報が、前記伝送が可能ではないことを示す場合、前記検出部による検出結果に基づいて、前記第一アンテナの向きの変更方向を示す変更情報であって、前記第一アンテナからの前記映像信号または前記音声信号の伝送が可能な範囲である伝送可能範囲が前記第二アンテナに近づく方向を示す変更情報を生成して出力する変更情報生成部とを備える。
この構成によれば、例えば、無線受信装置であるテレビと、第一機器および第二機器である2台のAV機器とを設置する場合、これら2台のAV機器間で映像信号または音声信号の伝送が可能とさせる変更情報であって、少なくとも一方のAV機器のアンテナの向きを変更させるための変更情報が無線受信装置から出力される。つまり、当該伝送に用いられるアンテナの設置を支援する情報が無線受信装置から出力される。
このように、本発明の無線受信装置によれば、2台の機器間における映像信号または音声信号の伝送に用いられるアンテナの設置を支援することができる。
また、本発明の一態様に係る無線受信装置はさらに、前記変更情報生成部から出力された前記変更情報に示される前記変更方向を示す映像を表示する映像表示部を備えるとしてもよい。
この構成により、変更方向を示す映像が、映像表示部に表示されるため、ユーザは、変更方向を容易に知ることができる。つまり、ユーザは、容易に第一アンテナの向きの調整をすることがきる。
また、本発明の一態様に係る無線受信装置において、前記映像表示部は、前記変更方向を示す映像とともに、前記第一機器または前記第二機器から送信され、前記受信装置側アンテナにより受信された映像信号に示される映像を表示するとしてもよい。
この構成により、本態様の無線受信装置を、例えば、第一機器から受信した映像を表示するテレビとして実現することができ、かつ、変更情報をオンスクリーン表示することができる。
また、本発明の一態様に係る無線受信装置において、前記第一アンテナは、前記変更情報に従って駆動する回転駆動部により回転可能に支持されており、前記変更情報生成部は、前記第一アンテナの向きの変更方向を示す前記変更情報を生成し、生成した前記変更情報を前記回転駆動部に出力することで、前記第一アンテナを前記変更方向に回転させるとしてもよい。
この構成により、第一アンテナは自動的に向きを変更し、その結果、第一機器および第二機器の一方から他方への映像信号または音声信号の伝送が可能となる。つまり、アンテナの方向調整の自動化が図られる。
また、本発明の一態様に係る無線受信装置において、前記検出部は、前記第一機器から送信される信号の前記表示装置側アンテナに対する第一入射角および前記第二機器から送信される信号の前記表示装置側アンテナに対する第二入射角を、前記相対的な位置関係を示す情報として検出し、前記変更情報生成部は、前記第一入射角および前記第二入射角の大小関係から前記第一アンテナおよび前記第二アンテナの相対的な位置関係を求め、当該位置関係に従って前記第一アンテナの向きの変更方向を示す前記変更情報を生成するとしてもよい。
この構成により、例えば、第一アンテナおよび第二アンテナの相対的な位置関係を正確に求めることができる。
また、本発明の一態様に係る無線受信装置において、前記検出部は、前記第一機器から送信される信号の前記受信装置側アンテナに対する第一入射角および前記第二機器から送信される信号の前記受信装置側アンテナに対する第二入射角を、前記相対的な位置関係を示す情報として検出し、前記受信装置側アンテナは、前記第一入射角および前記第二入射角を示す情報を前記第一機器または前記第二機器に送信し、前記変更情報生成部は、前記情報を受信した前記第一機器または前記第二機器が、前記第一入射角および前記第二入射角の大小関係から求めた前記第一アンテナおよび前記第二アンテナの相対的な位置関係に従って前記第一アンテナの向きの変更方向を示す前記変更情報を生成するとしてもよい。
この構成により、例えば、無線受信装置の処理負荷を他に機器に分担させることができる。
また、本発明の一態様に係る無線受信装置において、前記通信状態取得部は、前記第一機器および前記第二機器の一方から他方への、WirelessHDの規格に規定されるHRP(High−rate physical layer)による映像信号または音声信号の伝送が可能であるか否かを示す通信状態情報を取得するとしてもよい。
この構成により、第一機器と第二機器との間におけるWirelessHDによる高品位なコンテンツの伝送のためのアンテナの設置が容易となる。
また、本発明の一態様に係る無線受信装置において、前記通信状態取得部はさらに、前記伝送が可能であることを示す通信状態情報を取得するまで、前記伝送が可能であるか否かを示す通信状態情報の取得を繰り返し、前記変更情報生成部はさらに、前記伝送が可能であることを示す通信状態情報が前記通信状態取得部によって取得されるまで、前記第一アンテナの伝送可能範囲が前記第二アンテナに近づく方向を示す変更情報の出力を繰り返すとしてもよい。
この構成により、例えば、第一アンテナまたは第二アンテナの一方から他方への映像信号または音声信号の伝送が可能となるまで、アンテナの設置支援を継続して行うことができる。
また、本発明の一態様に係る無線通信システムは、第一機器、第二機器、および無線受信装置を備える無線通信システムであって、前記第一機器は、前記第一機器と前記第二機器および前記無線受信装置のそれぞれとの間で信号の伝送をするための第一アンテナを有し、前記第二機器は、前記第二機器と前記第一機器および前記無線受信装置のそれぞれとの間で信号の伝送をするための第二アンテナを有し、前記無線受信装置は、第一機器および第二機器から、それぞれが有するアンテナを介して送信される信号を受信する受信装置側アンテナと、前記第一アンテナおよび前記第二アンテナの、前記受信装置側アンテナの位置を基準とした相対的な位置関係を示す情報を検出する検出部と、前記第一機器および前記第二機器の一方から他方への映像信号または音声信号の伝送が可能であるか否かを示す通信状態情報を前記第一機器または前記第二機器から取得する通信状態取得部と、前記通信状態取得部により取得された通信状態情報が、前記伝送が可能ではないことを示す場合、前記検出部による検出結果に基づいて、前記第一アンテナの向きの変更方向を示す変更情報であって、前記第一アンテナからの前記映像信号または前記音声信号の伝送が可能な範囲である伝送可能範囲が前記第二アンテナに近づく方向を示す変更情報を生成して出力する変更情報生成部とを有する。
また、本発明は、上記いずれかの態様に係る無線受信装置が備える構成要素それぞれによる処理を含むアンテナ設置支援方法として実現することもできる。
また、本発明は、本発明のアンテナ設置支援方法に含まれる各処理をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現することもできる。
また、そのプログラムをDVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して広く流通させることもできる。
また、本発明の上記いずれかの態様にかかる無線受信装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されていてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などを含むコンピュータシステムである。
本発明によれば、無線受信装置と通信する2つの機器間の信号の伝送が可能なように、当該伝送に使用されるアンテナの設置を支援するための無線受信装置、無線通信システム、およびアンテナ設置支援方法を提供することができる。
本発明によれば、例えば、無線受信装置であるテレビと、当該テレビと通信する2台のAV機器とを設置する場合、2台のAV機器の間で映像信号または音声信号の伝送ができるように、2台のAV機器のうちの少なくとも一方のAV機器のアンテナの向きの変更方向を示す変更情報が出力される。
これにより、例えばユーザは、アンテナの向きの変更方向を明瞭に知ることができ、アンテナの向きの適切な方向への変更を容易に行うことができる。また、例えば、アンテナを回転駆動する装置に変更情報を出力することで、アンテナの向きの自動調整が可能となる。
さらに、本発明によれば、無線受信装置および2台の機器の計3台を設置する場合に限らず、4台以上の機器を設置する場合においても、それぞれの機器が映像信号または音声信号を正常に送受信するためのアンテナの設置支援が実行される。
図1は、本発明の実施の形態に係るAVシステムの構成図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るテレビの主要な機能構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態に係るカムコーダの主要な機能構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の実施の形態に係るBDシステムの主要な機能構成を示すブロック図である。 図5Aは、実施の形態におけるアンテナの設置支援に係る基本的な処理の流れを示すフロー図である。 図5Bは、実施の形態のテレビが実行する、アンテナの設置支援に係る処理の流れの一例を示すフロー図である。 図6は、実施の形態のカムコーダおよびBDシステムが実行する、アンテナの設置支援に係る処理の流れの一例を示すフロー図である。 図7は、実施の形態における、WiHD−TXの信号の伝送可能範囲およびWiHD−RXTXの信号の伝送可能範囲の一例を示す図である。 図8は、実施の形態における、WiHD通信の可否を示す情報の表示例を示す図である。 図9は、実施の形態における、WiHD通信の問題の詳細を示す情報の表示例を示す図である。 図10は、実施の形態における、2つの信号の入射角とアンテナの変更方向との関係を説明するための図である。 図11は、実施の形態における、ユーザにアンテナの向きの変更方向を教えるための情報の表示例を示す図である。 図12は、実施の形態における、WiHD−TXの信号の伝送可能範囲およびWiHD−RXTXの信号の伝送可能範囲の別の一例を示す図である。 図13は、実施の形態における、ユーザに全ての機器間でWiHDによる通信が可能になったことを教えるための情報の表示例を示す図である。 図14は、実施の形態の変形例におけるAVシステムの構成図である。 図15は、実施の形態の変形例におけるテレビの主要な機能構成を示すブロック図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る画像処理装置の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るAVシステム100の構成図である。
AVシステム100は、本発明の無線通信システムの一例であり、図1に示すように、テレビ10と、カムコーダ20と、BDシステム30とを備える。
テレビ10は、WiHD映像・音声受信アンテナであるWiHD−RX11を備える。カムコーダ20は、WiHD映像・音声送信アンテナであるWiHD−TX21を備える。BDシステム30は、WiHD映像・音声送受信アンテナであるWiHD−RXTX31を備える。
なお、テレビ10、カムコーダ20、およびBDシステム30のそれぞれは、本発明の無線受信装置、ならびに、無線受信装置の通信相手である第一機器および第二機器のいずれかとして動作する装置の一例である。
本実施の形態では、テレビ10が無線受信装置として動作し、カムコーダ20およびBDシステム30の一方が第一機器として動作し、他方が第二機器として動作する場合を想定し、以下の説明を行う。
また、WiHD−RX11は、本発明の無線受信装置における受信装置側アンテナの一例である。WiHD−TX21は、本発明の無線受信装置の通信相手である第一機器が有する第一アンテナ、および、本発明の無線受信装置の通信相手である第二機器が有する第二アンテナのうちの一方の一例である。WiHD−RXTX31は、前記第一アンテナおよび前記第二アンテナのうちの他方の一例である。
また、これらアンテナのそれぞれは、図1では、それぞれの機器本体の外部に接続されるものとして表現されているが、それぞれの機器本体に内蔵されていてもよい。
本実施の形態では、カムコーダ20は、WiHD−TX21を介して、テレビ10に映像信号を送信するとともに、当該映像信号に対応する音声信号をBDシステム30に送信する。
テレビ10は、カムコーダ20から受信する映像信号を再生し表示する。BDシステム30は、カムコーダ20から受信する音声信号を、BDシステム30が有するアンプおよびスピーカを用いて再生し出力する。
また、BDシステム30は、BDに記録されたAVコンテンツを再生する場合、WiHD−RXTX31を介して当該AVコンテンツの映像信号をテレビ10に送信するとともに、当該AVコンテンツの音声を自身が有するスピーカから出力する。
この場合、テレビ10は、BDシステム30から受信する映像信号を再生し表示する。
図2は、本発明の実施の形態に係るテレビ10の主要な機能構成を示すブロック図である。
テレビ10は、WiHD−RX11が有するアンテナ部106を介して受信したWiHD信号、または、放送受信用アンテナ(図示せず)を介して受信した放送信号をデコードして、映像および音声を再生し出力する装置である。
テレビ10は、WiHD−RX11、記憶部105、デコーダ107、映像表示部108、音声出力部109、およびチューナ110を備える。
また、WiHD−RX11は、アンテナ部106、信号合成部101、方向検出部102、制御信号送受信部103、および制御部104を有する。
アンテナ部106は複数のアンテナ素子を有し、HRP信号を受信し、また、LRP信号の送受信を行なう。映像・音声信号は、HRP信号として伝送され、制御信号はLRP信号として送受信される。
なお、「信号が伝送される」という場合、2つの機器の少なくとも一方から他方への信号の送信が行われることを意味する。
信号合成部101は、アンテナ部106が受信したWiHD信号のうち、映像・音声信号をデコーダ107に転送し、制御信号を制御信号送受信部103に転送する。
また、信号合成部101は、制御信号送受信部103からの制御信号をWiHD信号へ変換して、アンテナ部106を介して送信する。
なお、本明細書において、「WiHD信号」は、WiHDの規格に従いHRP信号またはLRP信号として送受信される信号の総称として用いている。
方向検出部102は、カムコーダ20が有するWiHD−TX21、およびBDシステム30が有するWiHD−RXTX31の、WiHD−RX11を基準とした相対的な位置関係を示す情報を検出する処理部である。
具体的には、本実施の形態では、方向検出部102は、アンテナ部106が有する各アンテナ素子における信号の受信状況(複数のアンテナ素子間における受信信号の位相差など)から、受信した信号のWiHD−RX11に対する入射角度を検出する。つまり、上記の位置関係を示す情報として、WiHD−TX21およびWiHD−RXTX31から送信される信号の入射角を検出する。さらに、検出結果を制御部104に通知する。
制御信号送受信部103は、信号合成部101を介して得られたWiHDの制御信号を制御部104に通知し、また、制御部104から指示された制御コマンドをWiHDの制御信号に変換して信号合成部101に通知する。
制御部104は、通信状態取得部104aと変更情報生成部104bとを有する。
制御部104は、アンテナ部106、制御信号送受信部103、記憶部105、映像表示部108等を制御し、方向検出部102から得られる情報に基づいて、ユーザのアンテナ設置に対する支援を行なう処理部である。
制御部104が有する通信状態取得部104aおよび変更情報生成部104bは、具体的には以下の処理を行う。
通信状態取得部104aは、カムコーダ20およびBDシステム30の一方から他方への映像信号または音声信号の伝送が可能であるか否かを示す通信状態情報をカムコーダ20またはBDシステム30から取得する。
本実施の形態においては、通信状態取得部104aは、カムコーダ20からBDシステム30への音声信号の伝送が可能か否かを示す通信状態情報を、カムコーダ20またはBDシステム30から取得する。また、通信状態情報はLRP信号としてカムコーダ20から送信され、通信状態取得部104aは、アンテナ部106を介して当該通信状態情報を取得する。
変更情報生成部104bは、通信状態取得部104aにより取得された通信状態情報が、前記伝送が可能ではないことを示す場合、方向検出部102による検出結果に基づいて変更情報を生成する。
ここで、変更情報は、変更対象のアンテナ(WiHD−TX21またはWiHD−RXTX31)の向きの変更方向を示す情報である。より具体的には、変更情報は、当該アンテナからの映像信号また音声信号の伝送が可能な範囲である伝送可能範囲が、WiHD−RX11に近づく方向を示す情報である。
すなわち、変更情報生成部104bは、当該伝送が可能となるようにWiHD−TX21またはWiHD−RXTX31の向きを変更させるための変更情報を生成して出力する。
なお、制御部104により実行される各種の処理は、例えばCPU(Central Processing Unit)が所定のプログラムを実行することにより実現される。また、後述する他の機器の制御部(205および305)による各種の処理も、例えばCPUが所定のプログラムを実行することにより実現される。
記憶部105は、テレビ10とWiHDを介して通信を行なう各機器の情報を、制御部104を介して記憶する。
デコーダ107は、信号合成部101またはチューナ110から映像信号および音声信号を受信し、映像表示部108および音声出力部109にて再生できるようにデコードする。デコードにより得られた映像信号は映像表示部108に送信され、デコードにより得られた音声信号は音声出力部109に送信される。
映像表示部108は、ディスプレイパネルなどを有し、デコーダ107から得られた映像を表示する装置である。また、映像表示部108は、制御部104から指示された情報のオンスクリーン表示(OSD)を行なうことができる。
音声出力部109は、アンプおよびスピーカ(図示せず)などを有し、デコーダ107から得られた音声を出力する装置である。
チューナ110は、放送受信用アンテナ(図示せず)を介して放送信号を受信し、映像・音声データをデコーダ107に送出する装置である。
なお、テレビ10は、制御部104以外に、デコーダ107等の処理部を制御するCPU等を備えているが、本発明の特徴の明確化のために、それらの図示および説明は省略する。
図3は、本発明の実施の形態に係るカムコーダ20の主要な機能構成を示すブロック図である。
カムコーダ20は、映像・音声入力部210を介して入力される映像・音声信号を記録し、また、記録された映像・音声信号をデコードして、WiHD−TX21が有するアンテナ部201を介してWiHD信号として送信する機器である。
カムコーダ20は、WiHD−TX21、記憶部206、デコーダ207、映像・音声記憶部208、エンコーダ209、および映像・音声入力部210を備える。
また、WiHD−TX21は、アンテナ部201、信号合成部202、制御信号送受信部204、および制御部205を有する。
アンテナ部201は、WiHDにおけるLRP信号を受信し、受信した信号を信号合成部202に通知する。また、アンテナ部201は、信号合成部202からの信号をHRP信号または、LRP信号として送信する。
具体的には、映像信号および音声信号は、HRP信号として伝送され、制御信号はLRP信号として送受信される。
信号合成部202は、アンテナ部201が受信したWiHD信号のうち、制御信号は制御信号送受信部204に転送する。また、デコーダ207からの映像・音声信号および、制御信号送受信部204からの制御信号をWiHD信号へ変換して、アンテナ部201を介して送信する。
なお、上述のように、映像信号はテレビ10に送信され、当該映像信号に対応する音声信号は、BDシステム30に送信される。
制御信号送受信部204は、信号合成部202を介して得られたWiHDの制御信号を制御部205に通知する。また、制御信号送受信部204は、制御部205から指示された制御コマンドをWiHDの制御信号に変換して信号合成部202に通知する。
制御部205は、所定のプログラムを実行することで各種の制御を行う処理部である。
記憶部206は、カムコーダ20とWiHD通信を行なう各機器の情報を、制御部205を介して記憶する。
デコーダ207は、映像・音声記憶部208から映像・音声信号を受信してデコードし、デコードにより得られた信号を信号合成部202に送信する。
映像・音声記憶部208は、記録時にはエンコーダ209が圧縮したデータを記憶し、再生時には該データをデコーダ207に送信する。映像・音声記憶部208は、ハードディスクまたは、フラッシュメモリなどにより構成される。
エンコーダ209は、映像・音声入力部210から得られた映像・音声信号を映像・音声記憶部208に記憶できるようにMPEG4などの圧縮データに変換する。
映像・音声入力部210は、カメラおよびマイク(図示せず)から入力された映像信号・音声信号をエンコーダ209に送出する。
なお、カムコーダ20は、制御部205以外に、デコーダ207等の処理部を制御するCPU等を備えているが、本発明の特徴の明確化のために、それらの図示および説明は省略する。
図4は、本発明の実施の形態に係るBDシステム30の主要な機能構成を示すブロック図である。
BDシステム30は、WiHD−RXTX31が有するアンテナ部301を介して受信したWiHD信号のうち音声信号を再生しスピーカから出力する機能を備える機器である。BDシステム30はさらに、映像・音声入力部310を介して入力された映像・音声データデコードして、アンテナ部301を介してWiHD信号として送信する機能も備えている。
BDシステム30は、WiHD−RXTX31、記憶部306、デコーダ308、音声出力部309、および映像・音声入力部310を備える。
WiHD−RXTX31は、アンテナ部301、信号合成部302、方向検出部303、制御信号送受信部304、および制御部305を有する。
アンテナ部301は、複数のアンテナ素子を有し、WiHDにおけるHRP信号およびLRP信号を受信し、受信した信号を信号合成部302に通知する。また、アンテナ部301は、信号合成部302から得られる信号をHRP信号またはLRP信号として送信する。
信号合成部302は、アンテナ部301が受信したWiHD信号のうち、音声信号を音声出力部309に送信し、制御信号を制御信号送受信部304に送信する。
また、信号合成部302は、デコーダ308からの映像信号および、制御信号送受信部304からの制御信号をWiHD信号へ変換して、アンテナ部301を介して送信する。
方向検出部303は、アンテナ部301が有する各アンテナ素子における信号の受信状況から、受信した信号のWiHD−RXTX31に対する入射角度を検出し、制御部305に通知する。
制御信号送受信部304は、信号合成部302を介して得られたWiHDの制御信号を制御部305に通知し、また、制御部305から指示された制御コマンドをWiHDの制御信号に変換して信号合成部302に通知する。
制御部305は、所定のプログラムを実行することで各種の制御を行う処理部である。
記憶部306は、BDシステム30とWiHD通信を行なう各機器の情報を、制御部305を介して記憶する。
デコーダ308は、映像・音声入力部310から音声信号を受信し、音声出力部309にて再生できるようにデコードする。デコードにより得られた音声信号は音声出力部309に送信される。
また、デコーダ308は、映像・音声入力部310から映像信号を受信し、テレビ10にて再生できるようにデコードする。デコードにより得られた映像信号は、信号合成部302に送信され、アンテナ部301を介してHRP信号としてテレビ10へ送信される。
音声出力部309は、デコーダ308および信号合成部302から得られた音声を出力する装置であり、アンプ(図示せず)およびスピーカ(図1参照)などを有する。
映像・音声入力部310は、ハードディスク、DVD(Digital Versatile Disc)/BDドライブ(図示せず)などを有し、BD等の記録媒体から映像・音声信号を取得し、デコーダ308に送信する。
なお、BDシステム30は、制御部305以外に、デコーダ308等の処理部を制御するCPU等を備えているが、本発明の特徴の明確化のために、それらの図示および説明は省略する。
以上のように構成されたAVシステム100において、テレビ10がアンテナの設置支援に係る処理を行う際の、テレビ10等の各機器の動作を以下に説明する。
まず、図5Aを用いて、テレビ10が実行するアンテナの設置支援に係る基本的な処理の流れを説明する。
図5Aは、実施の形態におけるアンテナの設置支援に係る基本的な処理の流れを示すフロー図である。
テレビ10が備える方向検出部102は、第一アンテナおよび第二アンテナの、WiHD−RX11の位置を基準とした相対的な位置関係を示す情報を検出する(S10)。
本実施の形態では、第一アンテナおよび第二アンテナの一方が、WiHD−TX21であり、他方がWiHD−RXTX31である。
テレビ10が備える通信状態取得部104aは、第一機器および前記第二機器の一方から他方への映像信号または音声信号の伝送が可能であるか否かを示す通信状態情報を第一機器または第二機器から取得する(S20)。
具体的には、カムコーダ20およびBDシステム30の一方から他方への、HRP信号の伝送が可能であるか否かを示す通信状態情報が、通信状態取得部104aによって取得される。
テレビ10が備える変更情報生成部104bは、通信状態情報が、当該伝送が可能ではないことを示す場合、上記の検出結果に基づいて、第一アンテナの向きの変更方向を示す変更情報を生成して出力する(S30)。
例えば、カムコーダ20からBDシステム30へのHRP信号の伝送が可能ではない場合、WiHD−TX21からのHRP信号の伝送可能範囲がWiHD−RXTX31に近づく方向を示す変更情報が生成され、出力される。
次に、実施の形態におけるアンテナの設置支援に係る処理の流れの具体的を、図5B等を用いて説明する。
図5Bは、実施の形態のテレビ10が実行する、アンテナの設置支援に係る処理の流れの一例を示すフロー図である。
図6は、実施の形態のカムコーダ20およびBDシステム30が実行する、アンテナの設置支援に係る処理の流れの一例を示すフロー図である。
図5Bおよび図6を用い、後述する図7〜図13を参照しながら、テレビ10、カムコーダ20およびBDシステム30の処理の流れを説明する。
テレビ10、カムコーダ20、およびBDシステム30のそれぞれは、電源が入って、WiHD機能が有効になると、WiHDで通信可能な機器(図5Bおよび図6における「WiHDネットワーク機器」)を確認する。その結果、通信可能な範囲内にWiHDで通信可能な機器を発見すると、自機に備えられた制御信号送受信部(103、204、または304)を介して制御信号の送受信を行ない、各機器に制御信号を送信するために各機器のアドレスを取得する(図5BのS101、図6のS201)。
さらに、テレビ10、カムコーダ20、およびBDシステム30のそれぞれは、WiHDを介して、自機が映像・音声のHRP送信機能(TX機能)を有しているのか否か、および、受信機能(RX機能)を有しているのか否かを示す機器情報を他の機器に通知する。
本実施の形態では、テレビ10はRX機能を有しており、カムコーダ20はTX機能を有しており、BDシステム30はTX機能とRX機能の両方を有している。なお、WiHDにおける制御信号は、各機器のアンテナ部(106、201、および301)を介してLRP信号として送受信される。
カムコーダ20およびBDシステム30は、WiHDの制御信号により検出された、全てのRX機能を有している機器に対して、HRP信号によるデータの伝送(HRP伝送)が可能であるかの確認を行なう。本実施の形態では、カムコーダ20は、テレビ10およびBDシステム30に対して、アンテナ部201を介してテストのためのHRP伝送を開始する。
カムコーダ20は、このHRP伝送の際は、送信前にテスト用のHRP伝送を行うことを示す制御信号を送信する。なお、カムコーダ20が送信していることを示す情報が当該制御信号を含む送信パケットに含められている。
また、BDシステム30も同様に、全てのRX機能を有している機器に対して、HRP伝送が可能であるかの確認を行なうために、アンテナ部301を介してテスト用のHRP伝送を行う。ただし、BDシステム30は、TX機能とRX機能の両方を有しているが、BDシステム30のRX機能へのHRP送信は行なわない。つまり、本実施の形態においてはテレビ10に対してのみテスト用のHRP伝送を行う。
RX機能を有するテレビ10およびBDシステム30は、各々のアンテナ部(106、301)にて、前記TX機能を有している機器が送信するHRP信号を受信できたか否かを確認する。
受信できた場合は、受信した信号の入射角を方向検出部(102、303)にて検出し、制御部(104、305)に通知する。
また、それぞれの制御部(104、305)は、受信したHRP信号の送信元機器の情報と、信号の入射角をセットにして、記憶部(105、306)に記憶する。また、受信に成功したか否かを、送信元機器に制御信号にて通知する。
カムコーダ20およびBDシステム30は、RX機能を有する全ての機器から、受信に成功したか否かを示す制御信号を受信すると、各々の機器からのHRP伝送の可否をテレビ10へ制御信号を介して通知する(図6のS202)。
例えば、カムコーダ20は、BDシステム30に対するHRP伝送が可能であるか否かを示す通信状態情報をLRP信号でテレビ10に送信する。
テレビ10は、S202においてカムコーダ20およびBDシステム30のそれぞれからLRP信号により送信された通信状態情報を受信する。これにより、通信状態取得部104aは、当該通信状態情報を取得し、記憶部105に記憶させる(図5BのS102)。
図7は、実施の形態における、WiHD−TX21の信号の伝送可能範囲およびWiHD−RXTX31の信号の伝送可能範囲の一例を示す図である。
例えば、図7に示すように各アンテナ(11、21、および31)が設置された場合を想定する。この場合、WiHD−TX21のHRP信号の伝送可能範囲2100内、およびWiHD−RXTX31のHRP信号の伝送可能範囲3100内の双方に、テレビ10のWiHD−RX11が存在する。
なお、これらアンテナのそれぞれにはHRP信号の受信範囲も定められている。そのため、例えばテレビ10がカムコーダ20およびBDシステム30の双方からHRP信号を受信するためには、WiHD−RX11の受信範囲内に、WiHD−TX21およびWiHD−RXTX31それぞれの少なくとも一部が存在しているという条件を満たす必要があるが、本実施の形態においては、当該条件を満たしていることを前提とする。
従って、カムコーダ20からテレビ10へのHRP伝送、および、BDシステム30からテレビ10へのHRP伝送は可能である。
しかし、WiHD−TX21のHRP信号の伝送可能範囲2100内に、WiHD−RXTX31が位置していない。そのため、カムコーダ20からBDシステム30へのHRP伝送は不可能な状態である。
この場合、各機器は次のように通信状態を検出する。
テレビ10は、カムコーダ20および、BDシステム30から送信されるHRP信号の受信が可能である。
そこで、テレビ10の方向検出部102は、カムコーダ20から送信される信号の入射角を角度Bとして検出し、BDシステム30から送信される信号の入射角を角度Cとして検出する。
これら角度Bおよび角度Cは、本発明の無線受信装置が検出する、第一アンテナおよび第二アンテナの、前記受信装置側アンテナの位置を基準とした相対的な位置関係を示す情報の一例である。
なお、角度Bおよび角度Cは、図7に示すWiHD−RX11から延びる法線1000を基準とし右回りを正とする角度である。つまり、角度Bは正の値であり、角度Cは負の値である。
カムコーダ20は、テレビ10へのHRP伝送は可能であるが、BDシステム30へのHRP伝送は不可能であることを検出し、その旨を示す通信状態情報をLRP信号でテレビ10に送信する。
BDシステム30は、テレビ10へのHRP伝送が可能であるが、カムコーダ20からのHRP信号の受信は不可能であると検出し、その旨を示す通信状態情報をLRP信号でテレビ10に送信する。
テレビ10の制御部104は、このようにして受信した通信状態情報に基づいて、各機器のWiHD通信に問題があるか否かを、映像表示部108にOSDするように指示する。これにより、各機器におけるWiHD通信の可否を示す情報がテレビ10に表示される(図5BのS103)。
なお、カムコーダ20とBDシステム30との間のWiHD通信の可否は、いずれか一方から送信される通信状態情報によって判断可能である。
図8は、実施の形態におけるWiHD通信の可否を示す情報の表示例を示す図である。
図8では、BDシステム30にはWiHD通信についての問題は発生していないが、カムコーダ20にはWiHD通信についての問題が発生していることが示されている。
このように、AVシステム100において、全ての機器間でWiHD通信が可能であるという状態ではない場合(図5BのS104でNO)、例えばユーザによるテレビ10に対する所定の操作により、図9に示すように、当該問題の詳細が表示される(図5BのS105)。
図9は、実施の形態におけるWiHD通信の問題の詳細を示す情報の表示例を示す図である。
本例の場合、上述のように、各アンテナ(11、21、および31)が図7に示すように配置されている。そのため、図9に示すように、カムコーダ20からテレビ10へのHRP伝送は問題がないが、カムコーダ20からBDシステム30へのHRP伝送が不可能であることが示されている。
なお、全ての機器間でWiHD通信が可能であるという状態である場合(図5BのS104でYES)、アンテナ設置支援に係る処理は終了する。
テレビ10の制御部104は、問題が発生している機器からのHRP信号の入射角Bと、当該機器の送信相手の機器からのHRP信号の入射角Cとを、記憶部105から取得する(図5BのS106)。
本例では、カムコーダ20からのWiHD信号の入射角Bおよび、BDシステム30からのWiHD信号の入射角Cを取得する。
制御部104の変更情報生成部104bは、入射角Bおよび入射角Cから、問題が発生しているカムコーダ20のアンテナ(WiHD−TX21)の向きの変更方向を算出する(図5BのS107)。例えば、入射角B−入射角C>0の場合は、右回転を示す変更情報を生成し、入射角B−入射角C<0の場合には、左回転を示す変更情報を生成する。
図10は、2つの信号の入射角とアンテナの変更方向との関係を説明するための図である。
図10に示すように、テレビ10のアンテナ(WiHD−RX11)の法線を基準(0°)とし、右回りを正とすると、入射角B>0であり、入射角C<0である。従って、入射角B−入射角C>0であり、カムコーダ20およびBDシステム30の相対的な位置関係、すなわち、WiHD−TX21およびWiHD−RXTX31のWiHD−RX11を基準とした相対的な位置関係は、テレビ10から見てWiHD−TX21がWiHD−RXTX31の右側に位置する関係であると判断できる。
従って、カムコーダ20からBDシステム30へのHRP信号の伝送を可能とするためには、WiHD−TX21のHRP信号の伝送可能範囲2100内に、WiHD−RXTX31を位置させるように、WiHD−TX21を、テレビ10に向かって右方向に回転させるべきであることが分かる。
そこで、変更情報生成部104bは、カムコーダ20のWiHD−TX21の向きを変更させるための変更情報を生成し出力する(図5BのS108)。変更情報生成部104bは、具体的には、WiHD−TX21の伝送可能範囲2100がWiHD−RXTX31に近づく方向を示す変更情報を生成し出力する。
本実施の形態において、変更情報生成部104bは、WiHD−TX21をユーザに右方向に回転させるための指示を変更情報として生成し、映像表示部108に表示させる。
図11は、ユーザにアンテナの向きの変更方向を教えるための情報の表示例を示す図である。
ユーザは、例えば図11に示す表示内容を見ることで、カムコーダ20のアンテナ(WiHD−TX21)を右方向に回転させればよいことが分かる。
この表示内容を見たユーザが当該アンテナの向きを調整している間、テレビ10では、各機器からの通信状態情報の取得(図5BのS102)から、変更情報の出力(図5BのS108)までの処理が、全ての機器が通信可能になるまで繰り返される。
例えば、0.5秒ごとに上記処理を繰り返し、図11等に示すOSD表示が更新される。
さらに、本例において、ユーザがWiHD−TX21の向きを変更したことにより、カムコーダ20からBDシステム30へのHRP信号の伝送が可能になった場合つまり、全ての機器間でWiHD通信が可能な状態になった場合、テレビ10の制御部104は、その旨を映像表示部108にOSD表示させ、ユーザに通知する。
図12は、実施の形態における、WiHD−TX21の伝送可能範囲およびWiHD−RXTX31の伝送可能範囲の別の一例を示す図である。
このように、WiHD−TX21の向きがユーザにより右方向に変更される。これにより、WiHD−TX21のHRP信号の伝送可能範囲2100に、WiHD−RXTX31の一部が含まれることになる。その結果、カムコーダ20からBDシステム30へのHRP信号の伝送が可能となる。
なお、図12に示す状態では、WiHD−RXTX31のHRP信号の受信可能範囲内にWiHD−TX21が位置しているものとする。
このように、カムコーダ20からBDシステム30へのHRP信号の伝送が可能になると、テレビ10の通信状態取得部104aは、当該伝送が可能になったことを示す通信状態情報を、カムコーダ20およびBDシステム30の少なくとも一方から受け取る。
通信状態取得部104aはさらに、全ての機器間でWiHDによる通信が可能になった旨を変更情報生成部104bに通知する。
変更情報生成部104bは、この通知を受け取ると、映像表示部108に例えば、図13に示すような情報をOSD表示させる。
図13は、ユーザに全ての機器間でWiHDによる通信が可能になったことを教えるための情報の表示例を示す図である。
このような情報が表示されると、所定の時間の経過後、または、ユーザによるテレビ10に対する所定の操作により、当該表示は消える。その後、ユーザは、例えば、カムコーダ20に記録されたAVコンテンツの映像をテレビ10に表示させながら、当該AVコンテンツの音声をBDシステム30のスピーカから出力させることができる。
このように、本実施の形態のテレビ10によれば、テレビ10と通信する複数の機器間でWiHD信号を伝送する場合において、ユーザは、当該伝送に用いられるアンテナを、容易に適切な向きで設置することができる。
なお、本実施の形態において、方向検出部102は、2つの機器から送信された信号の、WiHD−RX11に対する入射角を検出し、変更情報生成部104bは、これら入射角の大小関係から、2つのアンテナ(WiHD−TX21およびWiHD−RXTX31)のWiHD−RX11を基準とした相対的な位置関係を求め、その結果を含む変更情報を生成している。
また、これら入射角は、WiHD−RX11から伸びる法線を基準とする角度である。しかしながら、入射角は当該法線を基準としなくてもよい。要するに、複数の入射角の大小関係が判断できれば、基準となる線は、WiHD−RX11からどのような方向に伸びていてもよい。
また、2つのアンテナの相対的な位置関係は、これらアンテナからの信号の入射角の大小関係以外から求められてもよい。例えば、カムコーダ20から送信された信号をアンテナ部106が有する複数のアンテナ素子が受信した際に、これら複数のアンテナ素子間における受信信号の位相差から、当該受信信号がWiHD−RX11から見て左右のどちらから送信されたかを判定する。つまり、WiHD−TX21がWiHD−RX11から見て左右のどちらに存在するかを判定する。
さらに、BDシステム30のWiHD−RXTX31についても、WiHD−RX11から見て左右のどちらに存在するかを判定する。
これらの判定の結果、2つのアンテナのうち、いずれか一方が右で他方が左であれば、これら2つのアンテナの相対的な位置関係は判明する。
なお、2つのアンテナの双方が、WiHD−RX11から見て右または左に存在すると判定された場合は、上述の実施の形態と同じく、それぞれの入射角を検出し、それら入射角の大小関係から2つのアンテナの相対的な位置関係を求めればよい。
また、例えば、2つのアンテナから送信される赤外線または音波等のWiHD−RX11に対する入射角、もしくは、GPS(Global Positioning System)により取得されたこれら2つのアンテナの絶対的な位置を示す情報などから、これら2つのアンテナの相対的な位置関係を求めてもよい。
また、例えばWiHD−RX11の位置から撮像された映像を処理することで、これら2つのアンテナの相対的な位置関係を求めてもよい。
また、変更情報生成部104bではなく、方向検出部102が、これら2つのアンテナの相対的な位置関係の算出までを行ってもよい。この場合、変更情報生成部104bは、その算出結果を取得して当該算出結果を含む変更情報を生成すればよい。
また、テレビ10以外の機器が変更方向の算出を行ってもよい。例えば、カムコーダ20またはBDシステム30が入射角Bおよび入射角C(図7参照)を示す情報をテレビ10からLRP信号で受信し、当該情報を用いて変更方向を算出してもよい。この場合、変更情報生成部104bは、カムコーダ20またはBDシステム30から受信した変更方向を示す変更情報を生成すればよい。
つまり、変更情報生成部104bは、WiHD−TX21およびWiHD−RXTX31の、WiHD−RX11の位置を基準とした相対的な位置関係を示す検出結果に基づいて変更情報を生成すればよく、当該検出結果に対する演算等の途中の処理は他の機器が行ってもよい。
また、本実施の形態において、カムコーダ20からBDシステム30へのHRP信号の伝送が不可能な場合、変更情報生成部104bは、カムコーダ20のアンテナ(WiHD−TX21)の向きを変更させるための変更情報を生成するとした。
しかしながら、WiHD−RXTX31の向きを変更させることで、WiHD−RXTX31の少なくとも一部が、WiHD−TX21の伝送可能範囲2100内に位置することも考えられる。そのため、変更情報生成部104bは、BDシステム30のアンテナWiHD−RXTX31の向きを変更させるための変更情報を生成してもよい。
また、双方のアンテナの向きを変更させるための変更情報を生成してもよい。つまり、2つの機器の一方から他方への信号の伝送を行わせる場合、少なくともいずれか一方のアンテナの向きを変更させるための変更情報を生成し出力することで、当該伝送に用いられるアンテナの設置を容易化することができる。
また、本実施の形態では、図11に示されるように、変更情報に示される変更方向を映像としてユーザに提示している。
しかしながら、変更方向をユーザに提示する方法は、これに限られず、音声、光の点滅、または、物体の振動などを介して、変更方向をユーザに提示してもよい。さらに、これらを組み合わせて変更方向をユーザに提示してもよい。
また、本実施の形態では、テレビ10、カムコーダ20、およびBDシステム30のそれぞれの間における無線伝送方式としてWiHDが採用されている。しかしながら、他の無線伝送方式が採用されてもよい。
例えば、2.4GHz帯や5GHz帯の電波を用いたIEEE802.11で規定された無線伝送方式など、ミリ波帯の電波を用いた無線伝送方式が採用されてもよい。
すなわち、ミリ波帯の電波など指向性が高い電波が無線伝送に用いられる場合、従来であればユーザによるアンテナ設置には困難が伴うが、本実施の形態のテレビ10であれば、ユーザによるアンテナの設置を適切に支援することができる。
(実施の形態の変形例)
以上説明した本実施の形態において、変更情報生成部104bは、例えば図11に示すような表示内容を含む変更情報を生成し、映像表示部108に表示させている。これにより、ユーザによるアンテナの向きの適切な方向への変更を支援している。
しかしながら、変更対象のアンテナが、例えばモータ等を有する回転駆動部により回転させることが可能な場合、変更情報生成部104bは、当該回転駆動部に変更情報を送信してもよい。
つまり、ユーザにアンテナの向きを変更させるのではなく、自動的にアンテナの向きを変更させてもよい。
図14は、実施の形態の変形例におけるAVシステム150の構成図である。
図15は、実施の形態の変形例におけるテレビ10の主要な機能構成を示すブロック図である。
AVシステム150は、本発明の無線通信システムの別の一例である。AVシステム150においては、図14に示すように、カムコーダ20のWiHD−TX21は回転駆動部22により回転可能に支持されている。回転駆動部22は、例えばステップモータを有し、指示された角度だけWiHD−TX21を回転させることができる。
また、図15に示すように、実施の形態の変形例における制御部104は、変更情報生成部104bにより生成された変更情報を回転駆動部22に送信している。
なお、この変更情報は、例えば、図7に示す入射角Bおよび入射角Cを用いて算出された、WiHD−TX21を回転させるべき方向および回転角を示す情報等が含まれている。また、変更情報は、LRP信号で、WiHD−TX21に送信され、回転駆動部22はWiHD−TX21を介して当該変更情報を受け取ることができる。
この回転角は、例えば、入射角Bおよび入射角Cから推定される値であり、当該変更情報を受け取った回転駆動部22は、当該回転角だけWiHD−TX21を回転させる。
その後、テレビ10では、カムコーダ20から、BDシステム30に対するHRP信号の伝送が可能か否かを示す通信状態情報を受け取り、伝送可能であれば、WiHD−TX21の向きを変更させるための処理を終了する。
また、当該通信状態情報が、伝送可能でないことを示す場合、変更情報生成部104bは、当該伝送が可能となるまで、予め決定された角度(例えば5°)だけさらに回転させる指示を含む変更情報を生成し、回転駆動部22に送信することを繰り返す。
なお、最初の変更情報に、入射角Bおよび入射角Cから推定される回転角に代えて、予め決定された角度(例えば5°)を含んでいてもよい。この場合であっても、カムコーダ20から、BDシステム30に対するHRP信号の伝送が可能か否かの確認と、伝送が可能でない場合の変更情報の再送信とを繰り返すことで、当該伝送を可能とすることができる。
また、変更情報生成部104bは、WiHD−TX21を回転させるための変更情報を回転駆動部22に出力し、かつ、WiHD−TX21の向きの調整のためにWiHD−TX21を回転させることをユーザに提示するための変更情報を映像表示部108に出力してもよい。
これにより、自動的な制御によってWiHD−TX21が回転していることをユーザに明示的に教えることができる。
また、テレビ10は、WiHD−TX21に代えて、または、WiHD−TX21に加えて、WiHD−RXTX31を自動的に回転させるように、変更情報を生成し出力してもよい。
本発明は、通信機能を有する複数のAV機器を備える無線通信システムにおいて、ユーザがこれら機器を設置する際に、これら機器のアンテナを適切な方向を向けて設置するための装置および方法として有用である。従って、複数のAV機器を備える無線通信システム、および無線通信システムに含まれる無線受信装置等として有用である。
10 テレビ
11 WiHD−RX
20 カムコーダ
21 WiHD−TX
22 回転駆動部
30 BDシステム
31 WiHD−RXTX
100、150 AVシステム
101、202、302 信号合成部
102、303 方向検出部
103、204、304 制御信号送受信部
104、205、305 制御部
104a 通信状態取得部
104b 変更情報生成部
105、206、306 記憶部
106、201、301 アンテナ部
107、207、308 デコーダ
108 映像表示部
109、309 音声出力部
110 チューナ
208 映像・音声記憶部
209 エンコーダ
210、310 映像・音声入力部

Claims (10)

  1. 無線受信装置であって、
    第一機器および第二機器から、それぞれが有するアンテナを介して送信される信号を受信する受信装置側アンテナと、
    前記第一機器が有する第一アンテナおよび前記第二機器が有する第二アンテナの、前記受信装置側アンテナの位置を基準とした相対的な位置関係を示す情報を検出する検出部と、
    前記第一機器および前記第二機器の一方から他方への映像信号または音声信号の伝送が可能であるか否かを示す通信状態情報を前記第一機器または前記第二機器から取得する通信状態取得部と、
    前記通信状態取得部により取得された通信状態情報が、前記伝送が可能ではないことを示す場合、前記検出部による検出結果に基づいて、前記第一アンテナの向きの変更方向を示す変更情報であって、前記第一アンテナからの前記映像信号または前記音声信号の伝送が可能な範囲である伝送可能範囲が前記第二アンテナに近づく方向を示す変更情報を生成して出力する変更情報生成部と
    を備える無線受信装置。
  2. さらに、前記変更情報生成部から出力された前記変更情報に示される前記変更方向を示す映像を表示する映像表示部を備える
    請求項1記載の無線受信装置。
  3. 前記映像表示部は、前記変更方向を示す映像とともに、前記第一機器または前記第二機器から送信され、前記受信装置側アンテナにより受信された映像信号に示される映像を表示する
    請求項2記載の無線受信装置。
  4. 前記第一アンテナは、前記変更情報に従って駆動する回転駆動部により回転可能に支持されており、
    前記変更情報生成部は、前記第一アンテナの向きの変更方向を示す前記変更情報を生成し、生成した前記変更情報を前記回転駆動部に出力することで、前記第一アンテナを前記変更方向に回転させる
    請求項1記載の無線受信装置。
  5. 前記検出部は、前記第一機器から送信される信号の前記受信装置側アンテナに対する第一入射角および前記第二機器から送信される信号の前記受信装置側アンテナに対する第二入射角を、前記相対的な位置関係を示す情報として検出し、
    前記変更情報生成部は、前記第一入射角および前記第二入射角の大小関係から前記第一アンテナおよび前記第二アンテナの相対的な位置関係を求め、当該位置関係に従って前記第一アンテナの向きの変更方向を示す前記変更情報を生成する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線受信装置。
  6. 前記検出部は、前記第一機器から送信される信号の前記受信装置側アンテナに対する第一入射角および前記第二機器から送信される信号の前記受信装置側アンテナに対する第二入射角を、前記相対的な位置関係を示す情報として検出し、
    前記受信装置側アンテナは、前記第一入射角および前記第二入射角を示す情報を前記第一機器または前記第二機器に送信し、
    前記変更情報生成部は、前記情報を受信した前記第一機器または前記第二機器が、前記第一入射角および前記第二入射角の大小関係から求めた前記第一アンテナおよび前記第二アンテナの相対的な位置関係に従って前記第一アンテナの向きの変更方向を示す前記変更情報を生成する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線受信装置。
  7. 前記通信状態取得部は、前記第一機器および前記第二機器の一方から他方への、WirelessHDの規格に規定されるHRP(High−rate physical layer)による映像信号または音声信号の伝送が可能であるか否かを示す通信状態情報を取得する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の無線受信装置。
  8. 前記通信状態取得部はさらに、前記伝送が可能であることを示す通信状態情報を取得するまで、前記伝送が可能であるか否かを示す通信状態情報の取得を繰り返し、
    前記変更情報生成部はさらに、前記伝送が可能であることを示す通信状態情報が前記通信状態取得部によって取得されるまで、前記第一アンテナの伝送可能範囲が前記第二アンテナに近づく方向を示す変更情報の出力を繰り返す
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の無線受信装置。
  9. 第一機器、第二機器、および無線受信装置を備える無線通信システムであって、
    前記第一機器は、
    前記第一機器と前記第二機器および前記無線受信装置のそれぞれとの間で信号の伝送をするための第一アンテナを有し、
    前記第二機器は、
    前記第二機器と前記第一機器および前記無線受信装置のそれぞれとの間で信号の伝送をするための第二アンテナを有し、
    前記無線受信装置は、
    第一機器および第二機器から、それぞれが有するアンテナを介して送信される信号を受信する受信装置側アンテナと、
    前記第一アンテナおよび前記第二アンテナの、前記受信装置側アンテナの位置を基準とした相対的な位置関係を示す情報を検出する検出部と、
    前記第一機器および前記第二機器の一方から他方への映像信号または音声信号の伝送が可能であるか否かを示す通信状態情報を前記第一機器または前記第二機器から取得する通信状態取得部と、
    前記通信状態取得部により取得された通信状態情報が、前記伝送が可能ではないことを示す場合、前記検出部による検出結果に基づいて、前記第一アンテナの向きの変更方向を示す変更情報であって、前記第一アンテナからの前記映像信号または前記音声信号の伝送が可能な範囲である伝送可能範囲が前記第二アンテナに近づく方向を示す変更情報を生成して出力する変更情報生成部とを有する
    無線通信システム。
  10. 無線受信装置が行うアンテナ設置支援方法であって、
    前記無線受信装置は、第一機器および第二機器から、それぞれが有するアンテナを介して送信される信号を受信する受信装置側アンテナを備え、
    前記アンテナ設置支援方法は、
    前記第一機器が有する第一アンテナおよび前記第二機器が有する第二アンテナの、前記受信装置側アンテナの位置を基準とした相対的な位置関係を示す情報を検出する検出ステップと、
    前記第一機器および前記第二機器の一方から他方への映像信号または音声信号の伝送が可能であるか否かを示す通信状態情報を前記第一機器または前記第二機器から取得する通信状態取得ステップと、
    前記通信状態取得ステップにおいて取得された通信状態情報が、前記伝送が可能ではないことを示す場合、前記検出ステップにおける検出結果に基づいて、前記第一アンテナの向きの変更方向を示す変更情報であって、前記第一アンテナからの前記映像信号または前記音声信号の伝送が可能な範囲である伝送可能範囲が前記第二アンテナに近づく方向を示す変更情報を生成して出力する変更情報生成ステップと
    を含むアンテナ設置支援方法。
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