JP5460162B2 - 抽選機を用いた遊戯装置 - Google Patents
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Description
このプッシャゲーム機における特別抽選は該当プレイヤに対してのみ行われることが基本である。該当プレイヤが特定の入賞をした場合のみ、他プレイヤに対して適用されることがある。その場合、該当プレイヤおよび他プレイヤ共にまったく同じゲーム・同じ結果が適用される。
特別抽選の結果が他プレイヤに対して適用されることがあっても、適用前に該当プレイヤが特定の入賞をすることが条件となり、他プレイヤへの適用回数が少ない。
また、結果が他プレイヤに対しても適用される場合、該当プレイヤもまったく同じ結果が適用されるため、面白みに欠けていた。
このゲーム機は各ステーション部のプッシャゲームで抽選が発生した場合、サテライト抽選装置で例えばジャックポット抽選を行うものであり、各ステーションがそれぞれサテライト抽選を行うもので、同時に多数のステーションがサテライト抽選を行うものではない。
各サテライト装置はゲーム順番に基づきメイン装置でのゲームを行うもので、メイン装置に対し同時に行うものではなくメイン装置を同時に共有してゲームを行うものではない。
本発明の請求項2は請求項1記載の発明において前記所定ゲームはビンゴゲームであることを特徴とする。
本発明の請求項3は請求項2記載の発明において前記各ターミナルは、他のターミナルが特別入賞チャンスを得た場合、ビンゴカードを未だ持っていないとき、ビンゴカードを作成し、前記漏斗状球体収集器への球体供給により行われる抽選により前記ビンゴカードのビンゴゲームを進める手段を有することを特徴とする。
本発明の請求項4は請求項2または3記載の発明において前記第1および第2の特別入賞チャンス発生手段とでは供給される球体の数が異なり、そのとき供給された球体でいずれのターミナルでもビンゴが発生しなかった場合、つぎに他のターミナルが特別入賞チャンスを得たとき、前記ビンゴが発生していないビンゴカードでビンゴゲームを継続することを特徴とする。
本発明の請求項5は請求項1または2記載の発明において前記球体を供給する手段は、透明管のボール供給路を有し、前記透明管の下部より透明管内に球体を送り出すことによりボール供給路内に球体を積み重ねるようにし、球体が排出される位置まで積み重ねられたときが透明管内がフル状態となり、さらに前記透明管の下部より透明管内に球体を送り出すことにより、透明管から球体を漏斗状球体収集器に供給するように構成し、球体が透明管内に増加する状態を視認可能にしたことを特徴とする。
図1は本発明による抽選機を用いた遊戯装置の外観を示す斜視図である。
遊戯装置1は筐体内前部に2つのプッシャゲーム機(1Pおよび2Pターミナル)が、背面に2つのプッシャゲーム機(3Pおよび4Pターミナル)が配置され、筐体中央に中央抽選機20が配置され構成されている。
1Pターミナルはプッシャフィールドにメダルを投入するエントリー131,131と、スロットゲーム,EXJP入賞やビンゴゲーム画面などを表示するモニタ121とを備えている。他のターミナル2P,3Pおよび4Pも同様に、2つのエントリーおよびモニタ122,123,124を備えている。
漏斗状球体収集器21の最深部は孔を有しており、孔にボール3を落下させる落下通路211が設けられている。
漏斗状球体収集器21の下部に抽選盤23が配置され、落下通路211を通ったボール3は抽選盤23に落下するようになっている。抽選盤23には落下したボール3が抽選盤23以外のところに弾んで飛び出ないように透明カバー22が覆い被せられている。
正面に1Pモニタ121が配置され、1Pモニタ121前に前後に往復動を繰り返すプッシャ台141が設けられている。プッシャ台141の前面側にスタートチェッカ161が設けられている。スタートチェッカ161にメダルが入ると1Pモニタ121に表示されているスロットの3つのリールが回転を開始し、順番に停止する処理が行われる。
プッシャ台141はフィールド171上の所定位置まで前進し、その後、前面側が1Pモニタ121下部の壁位置付近まで後退する。プッシャ台141の上にメダルが載っていれば、後退したときに1Pモニタ121下部の壁に押されてフィールド171の上に落下する。フィールド171の上のメダル181はプッシャ台141が前進するときに、プッシャ台141の前面で押されてフィールド171上を前方に移動する。多数のメダルが載っていれば、メダル同士で押すことになるので、プッシャ台141の往復動により徐々にメダルはフィールド171の前方位置に移動させられる。
漏斗状球体収集器21の最深部に落下孔212が設けられ、落下通路211が接続されている。落下通路211下部に配置されている抽選盤23は4隅が曲面となっている矩形形状台であり、該抽選盤23に多数のバンパー233および各数字を記した数字孔232が設けられ、さらに2つのEXJP孔231などが設けられている(図3(a))。
抽選盤23には上述したように透明カバー22が被せられ、ボールが弾んでも他の部分に飛んでいかないようになっている(図3(b)(c))。
図4において抽選盤23の略中央に4つのバンパー233,233,233,233が配置され、両端にEXJP孔231,231が配置されている。また、抽選盤23の両側面に沿って4つのIVENT孔234,234,234,234が配置されている。その他はビンゴの枡の数字に対応する数字孔232,・・・が配置されている。数字孔は「50」,「100」,「300」が記されており、また図示しないLEDでその孔の色(赤,青,黄緑色など)が表示される。数字が同じでも色が異なれば、ビンゴの枡はそれぞれ異なるものであり、4角錐の凹みの頂点部分にボールを収容する孔が設けられている。
EXチャンスを得たターミナル対応のボール供給路11からボール3が転がり出てくると、図5に示すように漏斗状球体収集器21の内壁を回って中央の孔212に入り、抽選盤23の中央付近に落下する。図6に「50」が記された数字孔にボールが落ちている状態が示されている。
あるターミナルにEXチャンスが発生した場合、あるターミナル以外のターミナルのモニタに表示されたビンゴカードである。
図7において、1行目に背景が赤色の「50」,緑色の「300」,黄色の「100」が、2行目に背景が緑色の「100」,青色の「50」,赤色の「300」が、3行目に背景が緑色の「50」,黄色の「50」,赤色の「IVE」がそれぞれ記されたカードであり、左上隅の赤色の「50」の枡が抽選機で当たった状態が示されている。
また、図8は斜め方向と右端の縦方向の2つにビンゴが成立した状態が示されている。
この実施の形態の回路ブロックは、各ターミナルのメダルプッシャゲーム機の回路であり、メダル検知部49,CPU30,画像処理部31,メモリ部32,インターフェイス回路33,通信部35,サウンド処理部39,スピーカ40,駆動回路37,41,ボール出力機構駆動回路43を備えている。
画像処理部31はモニタ12に表示画像データを供給する。メダル検知部49はメダルエントリー13から投入されるメダルを検出し、CPU30に検出情報を送出する。駆動回路41はメダル払出し機構42の駆動を行う。ボール出力機構駆動回路43はEXチャンスが発生した場合、ボール供給路にボールを送り出すボール出力機構44を駆動する。
通信部35はCPU30の指示にしたがい通信回線を通じて抽選機回路50と通信を行うことにより、送信データや抽選機回路50で抽選された数字などの送受信を行う。抽選機回路50にはすべてのターミナルのメダルプッシャゲーム機回路からの通信回線が接続されている。1つのターミナルにEXチャンスが発生した場合、そのターミナルは抽選機でEXJP入賞の抽選を行いつつ、並行して他のターミナルは抽選機によりビンゴゲームを行う。
インターフェイス回路33はプレイヤの操作部46の操作により決定や選択の情報が送られてくると、その情報をCPU30に送出する。
CPU30はメモリ部32の制御プログラム32aを読み込むことによりゲーム制御部30aの機能を実現する。ゲーム制御部30aはゲーム全体の制御を行う他、ゲーム待ち受け状態時にモニタ12に待ち受け画面を表示し、スピーカ40から待ち受け用のミュージックなどを出力する。
プッシャ制御部30cはプッシャ機構制御ソフトを読み込むことにより、プッシャ台を繰り返し前後動させる制御を行う。機構制御部30fは各機構制御ソフトを読み込むことにより、ボール出力機構44,メダル払出し機構42などの制御を行う。
メダルプッシャ機構はプッシャ台を繰り返し前後に往復動させてプレイ待機状態である。CPU30はエントリー13にメダルが投入されたか否かを監視している(ステップ(以下「S」という)001)。メダルが投入されると、メダルはプッシャ台に向かって放出されメダル検知部49はメダル検知情報をCPU30に送出する。メダルゲーム実行部30bは投入されたメダルがプッシャ機構のチェッカに入ったか否かを判断する(S002)。チェッカに入らなければ、放出されたメダルはプッシャ台やフィールド上に堆積される。チェッカに入れば、つぎに入ったチェッカはスタートチェッカ16か否かを判定する(S003)。スタートチェッカでなければ、ボーナスチェッカ15に入ったとしてボーナスメータをアップする(S004)。すなわち機構制御部30fはボール出力機構駆動回路43を駆動してボール出力機構を作動させボール供給路11にボールを出力する。ボーナスチェッカ15にメダルが入ることにより、ボーナスメータがアップすることとなる。
S003のスタートチェッカであるか否かの判断で、スタートチェッカであると判断した場合、メダルゲーム実行部30bはモニタに表示されるスロットの各リールの回転を開始させ、順番に停止させる(S006)。
プッシャゲーム時に各ターミナルはEXチャンスになった他のターミナルがあるか否かを判定する(S101)。他のターミナルでEXチャンスが発生した場合、通信部35を介してその情報が送られてくる。他のターミナルでEXチャンスが発生した場合、その情報を受信したターミナルのCPU30はゲーム制御部30aに制御を渡す。ゲーム制御部30aは既にビンゴカードを作成して保持しているか否かを判定する(S102)。ビンゴカードを保持していれば、ビンゴゲーム(EXチャンスゲーム)に移行しビンゴゲーム実行部30eがビンゴゲームを行う(S104)。ビンゴカードを保持していなければ、新たにビンゴカードを作成して(S103)、S104に移行する。
EXチャンス該当ターミナルが送出した弾力性のあるボールは遊戯装置筐体中央に位置する抽選機20の漏斗状球体収集器21に投入される。上述したようにボーナスメータフル・ミニゲームからの発生ではボールは1個、「7」入賞での発生ではボール3個が使用される。投入されたボールは、漏斗状球体収集器21の上を回りながら下部へ移動し、漏斗状球体収集器21の下部にある孔に入り、落下通路211を介して抽選盤23へと落下する。抽選盤23に落下したボールは、その弾力と、抽選盤23に備え付けられたピンボールに使われるバンパー233により、抽選盤23上を跳ね、移動する。ボールの移動が収まり、最終的に抽選盤23の上に備え付けられたいずれかの孔にボールが入ると、その孔に表示された文字または数字(色も含む)が抽選結果となる。このように払い出しメダル数(数字表示)と色でビンゴナンバを決定するが、色のみまたは数字のみ(1〜25など)で決定しても良い。
EX該当プレイヤがEXJP入賞しない場合はつぎにビンゴカード入賞(いずれかのライン対応のマスが埋まる)したか否かを判定する(S106)。ビンゴゲームでは各ターミナルに割り当てられたビンゴカードのうち、該当ナンバがあればそのマスが埋まり、該当ナンバがなければ、ビンゴカードのいずれのマスも埋まらない。ビンゴカード入賞でなければ、つぎに他のビンゴになったターミナルがあるか否かを判定する(S109)。ビンゴカード入賞であれば、ビンゴが成立したか否かを判定する(S107)。ビンゴが成立していなければ、S109の他のビンゴになったターミナルがあるか否かの判定に移行する。
一方、S109の他のビンゴになったターミナルがあるか否かの判定で、他のビンゴになったターミナルが存在する場合もビンゴカードをクリアして終了となる。また、他のビンゴになったターミナルが存在しない場合、抽選を終了する。
なお、いずれのターミナルでもビンゴが成立しなかった場合、ビンゴカードは次回へ持ち越される。ビンゴ成立のメダル払い出し数について1ラインの払い出し枚数は固定であり、同時に2ライン揃った場合は2倍、3ライン揃った場合は3倍の払い出し枚数となる。
EXチャンスを発生させた該当ターミナルは抽選機によるEXチャンスゲームに移行する(S201)。EXチャンスゲームは抽選機実行部30dによって開始される。EXチャンスゲームでは該当ターミナルの抽選機実行部30dはボール出力機構駆動回路43を駆動しボール出力機構44によりボール供給路にボールを出力する。これによりボールが漏斗状球体収集器21に落下し、その結果、抽選盤23のいずれかの孔にボールが入ることとなる。このとき、抽選機回路50はいずれの孔に入ったかを各ターミナルに報告する。該当ターミナルの抽選機実行部30dは報告によってボールがEXJPの孔に入ったか否かを判定する(S202)。
また、球体としてボールの例を示したが、球体は転がりやすいものであれば、必ずしも球である必要はなく、楕円体やその他の曲面体であってもよい。
3 ボール
10 1Pターミナル
12,121,122,123,124 モニタ
13,131,132,133,134 エントリー
20 中央抽選機
21 漏斗状球体収集器
22 透明カバー
23 抽選盤
30 CPU
31 画像処理部
32 メモリ部
33 インターフェイス回路
35 通信部
37,41 駆動回路
38 メダルプッシャ機構
39 サウンド処理部
40 スピーカ
42 メダル払出し機構
43 ボール出力機構駆動回路
44 ボール出力機構
46 操作部
49 メダル検知部
50 抽選機回路
11,111,112,113,114 ボール供給路
141 プッシャ台
15,151 ボーナスチェッカ
16,161 スタートチェッカ
171 フィールド
181 メダル
211 落下通路
231 EXJP孔
232 数字孔
233 バンパー
234 IVENT孔
Claims (5)
- 複数のターミナルと、
ターミナルで特別入賞チャンスを得た場合に起動され、ターミナルから球体を受ける漏斗状球体収集器,該漏斗状球体収集器から落下した球体を入れるため多数の孔を有し、各孔は所定ゲーム用の数字,符号に対応し、かつ特別入賞に対応する抽選盤および該抽選盤の孔に入った場合、その孔対応の情報をターミナルに返送する手段を含む抽選装置とからなる遊戯装置であって、
前記複数のターミナルのいずれかが特別入賞チャンスを得た場合、該特別入賞チャンスを得たターミナルが前記漏斗状球体収集器に球体を供給する手段と、
前記特別入賞チャンスを得たターミナルは、前記球体が特別入賞に対応する孔に入った場合、その特別入賞対応の払い出しを行う特別入賞実行手段と、
前記特別入賞チャンスを得たターミナル以外のターミナルは、前記球体が所定ゲーム対応の孔に入った場合、ターミナルのモニタに表示される所定ゲームを行う所定ゲーム実行手段と、
を有し、
各ターミナルはメダルプッシャ機構であり、
エントリーよりメダルが投入され、スタートチェッカーに入った場合、各ターミナルのモニタに表示されるスロットゲームの各リールを回転させ、リールが停止したときの数字,符号が所定の並びになった場合、特別入賞チャンスを得る第1特別入賞チャンス発生手段と、
メダルがボーナスチェッカーに入った場合、ボーナスメータを増加させ、ボーナスメータがフルになったとき、特別入賞チャンスを得る第2特別入賞チャンス発生手段と、
を備えたことを特徴とする抽選装置を用いた遊戯装置。 - 前記所定ゲームはビンゴゲームであることを特徴とする請求項1記載の抽選装置を用いた遊戯装置。
- 前記各ターミナルは、他のターミナルが特別入賞チャンスを得た場合、ビンゴカードを未だ持っていないとき、ビンゴカードを作成し、
前記漏斗状球体収集器への球体供給により行われる抽選により前記ビンゴカードのビンゴゲームを進める手段を有することを特徴とする請求項2記載の抽選装置を用いた遊戯装置。 - 前記第1および第2の特別入賞チャンス発生手段とでは供給される球体の数が異なり、そのとき供給された球体でいずれのターミナルでもビンゴが発生しなかった場合、
つぎに他のターミナルが特別入賞チャンスを得たとき、前記ビンゴが発生していないビンゴカードでビンゴゲームを継続することを特徴とする請求項2または3記載の抽選装置を用いた遊戯装置。 - 前記球体を供給する手段は、透明管のボール供給路を有し、前記透明管の下部より透明管内に球体を送り出すことによりボール供給路内に球体を積み重ねるようにし、球体が排出される位置まで積み重ねられたときが透明管内がフル状態となり、さらに前記透明管の下部より透明管内に球体を送り出すことにより、透明管から球体を漏斗状球体収集器に供給するように構成し、
球体が透明管内に増加する状態を視認可能にしたことを特徴とする請求項1または2記載の抽選装置を用いた遊戯装置。
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2009
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