JP5459788B2 - 巡視記録システム - Google Patents

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本発明は、病院や介護施設などにおいて、患者や被介護者の状態を確認するために、医療従事者や介護者が部屋に居る患者や被介護者に対して巡視したことを記憶するための巡視記録システムに関する。
従来、病院や介護施設(以下、施設とする)において、医療従事者や介護者(以下、監視者とする)は、施設内の全ての患者や被介護者(以下、被監視者とする)または特定の被監視者が居る部屋に行って被監視者の状態を直接その目で見て異常があるかどうかを確認する巡視を行っていた。また、監視者は、巡視を実施しているときに被監視者の異常に気づいたら迅速な処置を施し、不慮の事故の発生を未然に防いでいた。ここで、巡視は、所定の時間間隔で繰り返し行われることが多い。
しかしながら、このように巡視が行われていても、巡視の合間に不慮の事故が発生してしまうことがあった。不慮の事故が発生した場合、監視体制が問題となり、場合によっては、被監視者側から監視体制の不備が指摘され、被監視者の異常の発見が遅れたことを監視者側が追及されることがあった。
このような追及に対して、監視者側は、巡視が実施された日時を被監視者毎に記録しておくことで巡視が実施されていたことを明確にすることができ、監視体制に不備が無かったことを証明することができる。しかしながら、巡視対象である被監視者全員に対して巡視が実施されたことを記録することは、監視者にとって手間がかかってしまうという問題があった。これは、監視者が一人の被監視者の状態の確認を行う度にその被監視者への巡視が実施されたことを日時とともに記録するという作業を行わなければならないからである。このような問題を解決するために、部屋単位で巡視が実施されたことを記憶する技術が知られている(例えば、特許文献1など)。特許文献1に記載のナースコールシステムは、部屋の中に居る全ての被監視者に対して巡視が完了すると、監視者がその部屋の出入口付近に設置された個別情報廊下灯の巡視ボタンを押すことで、その個別情報廊下灯が設置されている部屋の部屋番号と巡視ボタンが押された時刻とを巡視データとして記録するようにしている。これにより、個別情報廊下灯の巡視ボタンを押すだけで、個別情報廊下灯が設置されている部屋に居る全ての被監視者に対して巡視データが記録されるので、巡視を実施する監視者は、被監視者の状態の確認を行う度に巡視データを記録するという作業を行わなくて済むようになり、被監視者に対して巡視が実施されたことをできるだけ手間をかけずに記録することができる。また、個別情報廊下灯の巡視ボタンが押された時刻が巡視の実施された時刻として記録されるので、全ての巡視が完了したことを操作する巡視ボタンをナースコール親機に設置する場合に比べて、巡視データが正確になる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ある部屋の全ての被監視者が自分の部屋に居ないと監視者が巡視ボタンを操作することができなくなってしまうという問題があった。また、全ての被監視者のうち一人でも自分の部屋に居ない状態で監視者が巡視ボタンを操作してしまうと、その部屋に居なかった被監視者についても巡視データが記録されてしまうという問題があった。このことから、監視者が巡視を完了した被監視者についても巡視データの記録を行うことができなくなったり、記録された巡視データが事実と異なるものになってしまったりするため、巡視データの信憑性が低くなってしまうという問題があった。
特開2007−6927号公報
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、巡視が実施されたことをできるだけ手間をかけずに記録するとともに、そのデータをできるだけ正確に記録することができるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の巡視記録システムでは、巡視すべき施設内を複数のエリアに分割し、あるエリアに居る被監視者に対して巡視が実施されたことをまとめて登録するための巡視登録装置を各エリアに設けて、巡視登録装置にて登録が行われた場合に、着床を検出してベッドを使用している被監視者の被監視者情報と現在日時を示す現在日時情報とを関連付けて巡視データとして記録するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、巡視登録装置にて登録が行われた場合に、その巡視登録装置が設置されているエリアに居る被監視者のうち、着床を検出してベッドを使用している被監視者についてのみ巡視データが記録される。これにより、被監視者の居るエリア毎に巡視データが記録されるので、巡視を実施する監視者は、被監視者の状態の確認を行う度に巡視データを記録するという作業を行わなくて済むようになり、被監視者に対して巡視が実施されたことをできるだけ手間をかけずに記録することができる。また、巡視登録装置が設置されているエリアに居ない被監視者については巡視データが記録されない。従って、記録された巡視データの中に、監視者が状態の確認を行うことができた被監視者に該当する巡視データが確実に含まれ、監視者が状態の確認を行うことができなかった被監視者に該当する巡視データが含まれなくなるので、巡視データをできるだけ正確に記録することができる。従って、記録された巡視データが事実と一致するため、記録した巡視データの信憑性を高くすることができる。
本実施形態による巡視記録システムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態による巡視記録システムの着床センサおよび巡視登録装置の配置例を示す説明図である。 本実施形態による巡視記録システムの制御装置の記憶部の記憶内容の例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態による巡視記録システムの構成例を示すブロック図を図1に示す。同図に示すように、本実施形態による巡視記録システムは、着床センサ1、巡視登録装置2、制御装置10を備えて構成されている。
図1において、着床センサ1は、ベッド上に設置されており、シート状のセンサなどにより構成されている。ここで、着床センサ1は、シート上に一定値以上の荷重を検出する(以下、荷重を検出すると記載する)ことでベッド上に人が着床していることを検出する。また、本実施形態では、ベッド上には、そのベッドを使用している人が着床するものとする。また、着床センサ1は、伝送線を介して制御装置10に接続されている。
また、着床センサ1は、シート上の荷重を検出したときに着床信号を生成して制御装置10へ出力する。また、着床信号は、この着床センサ1と他の着床センサ1とを識別するための着床センサ識別情報を含む。また、着床センサ1は、シート上の荷重を検出し続けている間、着床信号を出力し続ける。
巡視登録装置2は、巡視すべき施設内を所定のエリアに分割したエリア毎に設置されており、そのエリアに居る被監視者に対して巡視が実施された場合に、巡視を実施した監視者が登録操作を行うために使用される。ここで、所定のエリアは、部屋などであり、巡視登録装置2は、部屋の出入口付近の廊下側の壁面などに取り付けられる。また、巡視登録装置2は、伝送線を介して制御装置10に接続されている。また、登録操作とは、部屋に居る被監視者に対して巡視が実施されたことをまとめて登録するための操作である。また、巡視登録装置2は、巡視登録装置用制御部3、登録操作部4、巡視登録装置用インターフェース(以下、I/Fとする)部5を備えて構成されている。
図2は、本実施形態による巡視記録システムの着床センサ1および巡視登録装置2の配置例を示す図である。同図に示すように、部屋の中には、被監視者がそれぞれ使用するベッドB1〜B3が設置されている。これらのベッドB1〜B3のうち、図2中の上方に位置するベッドB1上には着床センサ1aが設置されている。また、これらのベッドB1〜B3のうち、図2中の中央に位置するベッドB2上には着床センサ1bが設置されている。また、これらのベッドB1〜B3のうち、図2中の下方に位置するベッドB3上には着床センサ1cが設置されている。また、図2中の部屋の出入口付近の廊下側の壁面には、巡視登録装置2が設置されている。また、ベッドB1には被監視者識別情報が「001」の被監視者が着床しており、ベッドB3には被監視者識別情報が「003」の被監視者が着床している。また、ベッドB2を使用している被監視者識別情報が「002」の被監視者は離床している。
制御装置10は、監視者が居る部屋(例えば、スタッフルーム)などに設置されており、部屋に居る被監視者に対して巡視が実施されたことを記録するためのものである。ここで、制御装置10には、各ベッド上に設置されている着床センサ1や各部屋の出入口付近に設置されている巡視登録装置2が接続されている。また、制御装置10は、制御部11、インターフェース(以下、I/Fとする)部12、記憶部13、現在日時情報取得部14を備えて構成されている。
巡視登録装置2の巡視登録装置用制御部3は、CPU(Central Processing Unit)などにより構成されており、巡視登録装置2の各構成要素を後述するように制御する。登録操作部4は、ボタンなどにより構成されており、部屋に居る被監視者に対して巡視が実施されたことを登録するために操作される。巡視登録装置用I/F部5は、巡視登録装置2に制御装置10を接続している。巡視登録装置用I/F部5は、自装置が生成した巡視登録信号を制御装置10へ出力する。ここで、巡視登録信号は、この巡視登録装置2を他の巡視登録装置2と識別するための巡視登録装置識別情報を含む。
巡視登録装置用制御部3は、登録操作部4が操作されたか否かを判定する。登録操作部4が操作されたと巡視登録装置用制御部3にて判定した場合に、巡視登録装置用制御部3は巡視登録信号を生成する。巡視登録装置用I/F部5は、巡視登録装置用制御部3にて生成した巡視登録信号を制御装置10へ出力する。
制御装置10の制御部11は、CPUなどにより構成されており、制御装置10の各構成要素を後述するように制御する。I/F部12は、制御装置10に着床センサ1および巡視登録装置2を接続している。また、I/F部12は、着床センサ1から出力された着床信号を入力する。また、I/F部12は、巡視登録装置2から出力された巡視登録信号を入力する。
記憶部13は、メモリなどの記憶装置により構成されている。また、記憶部13は、巡視登録装置2の巡視登録装置識別情報、この巡視登録装置2が設置されている部屋内のベッドに設置されている着床センサ1の着床センサ識別情報およびこの着床センサ1が設置されているベッドを使用している被監視者の被監視者識別情報(特許請求の範囲の被監視者情報に該当する)を予め関連付けて記憶している。例えば、図2に示す着床センサ1a〜1c、巡視登録装置2が部屋に設置されている場合、記憶部13は、図3(a)に示すように、巡視登録装置識別情報「2」、着床センサ識別情報「1a」および被監視者識別情報「001」を関連付けて記憶し、巡視登録装置識別情報「2」、着床センサ識別情報「1b」および被監視者識別情報「002」を関連付けて記憶して、巡視登録装置識別情報「2」、着床センサ識別情報「1c」および被監視者識別情報「003」を関連付けて記憶している。また、記憶部13は、巡視を実施した被監視者を示す被監視者識別情報および巡視を実施した日時を示す巡視日時情報を関連付けて巡視データとして記憶する。ここで、初期状態において、巡視データは記憶部13に記憶されていない。
現在日時情報取得部14は、現在日時を計測する図示しない時計部から、現在日時を示す現在日時情報を取得する。制御部11は、I/F部12が巡視登録装置2から出力された巡視登録信号を入力したか否かを判定する。I/F部12が巡視登録信号を入力したと制御部11にて判定した場合に、制御部11は、I/F部12が着床センサ1から出力された着床信号を入力しているか否かを判定する。ここで、上記判定を行う際に、制御部11は、記憶部13を参照して、巡視登録信号に含まれる巡視登録装置識別情報と着床信号に含まれる着床センサ識別情報が関連付けて記憶されているか否かも同時に判定し、関連付けて記憶されている場合のみ着床信号を入力したと判定する。これは、着床信号を出力した着床センサ1と巡視登録信号を出力した巡視登録装置2とが同一の部屋に設置されていることを示す。
I/F部12が着床信号を入力していないと制御部11にて判定した場合に、制御部11は、I/F部12が巡視登録信号を入力したか否かを判定する処理に戻る。一方、I/F部12が着床信号を入力していると制御部11にて判定した場合に、制御部11は、記憶部13を参照し、着床信号に含まれる着床センサ識別情報に関連付けて記憶されている被監視者識別情報を取得する。また、制御部11は、現在日時情報取得部14を動作させ、現在日時情報取得部14は現在日時情報を取得する。また、制御部11は、取得した被監視者識別情報および現在日時情報取得部14が取得した現在日時情報を関連付けて巡視データとして記憶部13に記憶させる。なお、被監視者識別情報を見ただけでは、巡視が実施された被監視者が誰かわかり難いため、被監視者識別情報と被監視者の氏名を示す氏名情報(特許請求の範囲の被監視者情報に該当する)とを関連付けて記憶しておき、氏名情報を巡視データとして記憶するようにしても良い。
例えば、図2に示す部屋において、部屋に設置されているベッドB1〜B3のうち、ベッドB1およびベッドB3に被監視者がそれぞれ着床している状態で、巡視を実施した監視者が巡視登録装置2の登録操作部4を操作すると、制御装置10のI/F部12が着床センサ1aから出力された着床信号および着床センサ1cから出力された着床信号を入力しているので、制御部11は、着床センサ1aから出力された着床信号に含まれる着床センサ識別情報「1a」に関連付けて記憶部13に記憶されている被監視者識別情報「001」および現在日時情報取得部14が取得した現在日時情報「06/28 18:00」を関連付けて巡視データとして記憶部13に記憶させる。また、制御部11は、着床センサ1bから出力された着床信号に含まれる着床センサ識別情報「1b」に関連付けて記憶部13に記憶されている被監視者識別情報「003」および現在日時情報取得部14が取得した現在日時情報「06/28 18:00」を関連付けて巡視データとして記憶部13に記憶させる。また、I/F部12は、着床センサ1bから出力された着床信号を入力していないので、制御部11は、上記処理を実行しない。すると、記憶部13には、図3(b)に示すように、巡視データとして、被監視者識別情報「001」および巡視日時情報「06/28 18:00」が関連付けて記憶され、被監視者識別情報「003」および巡視日時情報「06/28 18:00」が関連付けて記憶される。
以上、詳しく説明したように、本実施形態の巡視記録システムでは、巡視すべき施設内の各部屋に設置されている各ベッドに被監視者が着床していることを検出する着床センサ1を設置し、部屋に居る被監視者に対して巡視を実施した監視者が登録操作を行うために使用される巡視登録装置2を各部屋に設置する。そして、巡視登録装置2の登録操作部4が操作されて、I/F部12が巡視登録装置2から出力された巡視登録信号を入力した場合に、この巡視登録装置2が設置されている部屋内のベッドに設置されている着床センサ1から出力された着床信号をI/F部12が入力しているときに、制御部11は、記憶部13を参照し、着床信号に含まれる着床センサ識別情報に関連付けて記憶されている被監視者識別情報および現在日時情報取得部14が取得した現在日時情報を関連付けて巡視データとして記憶部13に記憶させるようにしている。
これにより、巡視登録装置2にて登録が行われた場合に、その巡視登録装置2が設置されている部屋に居る被監視者のうち、着床を検出してベッドを使用している被監視者についてのみ巡視データが記録される。このことから、被監視者の居る部屋毎に巡視データが記録されるので、巡視を実施する監視者は、被監視者の状態の確認を行う度に巡視データを記録するという作業を行わなくて済むようになり、被監視者に対して巡視が実施されたことをできるだけ手間をかけずに記録することができる。また、巡視登録装置2が設置されている部屋に居ない被監視者については巡視データが記録されない。従って、記録された巡視データの中に、監視者が状態の確認を行うことができた被監視者に該当する巡視データが確実に含まれ、監視者が状態の確認を行うことができなかった被監視者に該当する巡視データが含まれなくなるので、巡視データをできるだけ正確に記録することができる。従って、記録された巡視データが事実と一致するため、記録した巡視データの信憑性を高くすることができる。
なお、前述した実施形態では、巡視すべき施設内のエリアを部屋としているが、これに限定されない。例えば、巡視すべき施設内のエリアを部屋内を複数に分割したブロックや複数の部屋を含むエリア、同じ階に存在する部屋などとしても良い。
また、前述した実施形態では、着床センサ1は、シート状のセンサにより構成されているが、これに限定されない。例えば、照射された赤外線の反射光の受光量の変化や赤外線の遮断により人が居たり居なかったりすることを検出する赤外線センサを用いて着床センサ1を構成するようにしても良い。
また、前述した実施形態では、着床センサ1は、シート上の荷重を検出したときに着床信号を出力し続けているが、これに限定されない。例えば、着床センサ1がシート上の加重を検出したときにワンショットの着床信号を生成して出力し、シート上の荷重を検出しなくなったときにワンショットの離床信号を生成して出力するようにしても良い。この場合、制御装置10は、I/F部12が着床信号を入力した場合に、離床信号をI/F部12が入力するまで着床信号を入力していると判断し、I/F部12が離床信号を入力した場合に、着床信号をI/F部12が入力するまで離床信号を入力し続けていると判断する。
また、前述した実施形態では、登録操作部4はボタンにより構成されているが、これに限定されない。例えば、登録操作部4がICタグを読み取るICタグリーダーにより構成されるようにしても良い。具体的には、ICタグは、巡視を実施する監視者により携行される。また、ICタグリーダーは、巡視を実施する監視者がICタグを容易にかざすことができるような位置に設置される。巡視を実施した監視者がICタグリーダーにICタグをかざすと、ICタグリーダーは、そのICタグに記憶されている監視者識別情報を読み取り、巡視登録装置用制御部3へ出力する。そして、監視者識別情報を入力した巡視登録装置用制御部3は巡視登録信号を生成する。巡視登録装置用I/F部5は、巡視登録装置用制御部3により生成された巡視登録信号を制御装置10へ出力する。ここで、巡視登録信号に監視者識別情報を含むようにすれば、制御装置10の制御部11は、巡視データに監視者識別情報を含ませて記憶部13に記憶させることができる。これにより、ICタグリーダーにICタグをかざすだけで巡視データが記録されるので、巡視を実施した監視者は、巡視データを記録するためにボタンを操作する必要が無くなる。また、ICタグを携行させた監視者だけが巡視データを記録することができるので、登録操作部4が被監視者や他の監視者によって誤って操作されることを防ぐことができる。また、巡視登録信号が監視者識別情報を含む場合には、監視者識別情報を含む巡視データが記憶部13に記録されるので、巡視を実施した監視者を特定することができる。
また、前述した実施形態では、着床センサ1は、制御装置10へ接続されているが、これに限定されない。例えば、着床センサ1が設置されている部屋の巡視登録装置2へ着床センサ1を接続するようにしても良い。この場合、巡視登録装置2の巡視登録装置用I/F部5が着床センサ1から出力された着床信号を入力する。また、巡視登録装置2の巡視登録装置用制御部3は、制御装置10の制御部11が実行していた巡視登録信号を入力したか否かを判定する処理、巡視登録信号を入力したと判定した場合に着床信号を入力しているか否かを判定する処理および、着床信号を入力したと判定した場合に巡視登録信号を制御装置10へ出力する処理を実行する。
そして、登録操作部4が操作されたと巡視登録装置用制御部3にて判定した場合に、巡視登録装置用I/F部5が着床センサ1から出力された着床信号を入力していると巡視登録装置用制御部3にて判定したときに、巡視登録装置用制御部3は、着床信号に含まれる着床センサ識別情報を含む巡視登録信号を生成して、巡視登録装置用I/F部5によって制御装置10へ出力する。制御装置10のI/F部12が巡視登録装置2から出力された巡視登録信号を入力すると、制御部11は、記憶部13を参照し、入力した巡視登録信号に含まれる着床センサ識別情報に関連付けて記憶されている被監視者識別情報を取得し、現在日時情報取得部14が取得した現在日時情報を関連付けて巡視データとして記憶部13に記憶させる。これにより、着床センサ1から出力された着床信号を巡視登録装置2が入力するようになり、登録操作部4が操作された場合に、制御装置10がベッドを着床している被監視者の被監視者識別情報を入力するようになるため、制御装置10は、着床センサ1から出力された着床信号を常に入力しなくて済む。
また、この変形例において、着床センサ1が出力する着床信号に着床センサ識別情報を含めず、着床センサ1の巡視登録装置用I/F部5への接続位置により各着床センサ1を識別するようにしても良い。この場合、巡視登録装置2の内部に設けた図示しない巡視登録装置用記憶部に着床センサ識別情報を記憶しておき、着床信号を入力した際に、着床センサ1の巡視登録装置用I/F部5への接続位置に応じて着床センサ識別情報を巡視登録信号に付加し、その巡視登録信号を制御装置10へ出力する。これにより、着床センサ1から出力される着床信号が着床センサ識別情報を含む必要が無くなる。
その他、巡視記録システムの構成、処理手順、内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の組み合わせにより種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除するようにしても良い。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせるようにしても良い。
1(1a〜1c) 着床センサ
2 巡視登録装置
3 巡視登録装置用制御部
4 登録操作部
5 巡視登録装置用インターフェース(I/F)部
10 制御装置
11 制御部
12 インターフェース(I/F)部
13 記憶部
14 現在日時情報取得部

Claims (1)

  1. 巡視すべき施設内を分割したエリア毎に設置され、分割したあるエリアに居る被監視者に対して巡視が実施された場合に操作され、この操作により巡視登録信号を生成して出力する巡視登録装置と、
    前記被監視者が前記分割したあるエリアに設置されているベッドに着床していることを検出して着床信号を生成して出力する着床センサと、
    前記巡視登録装置から出力された巡視登録信号および前記着床センサから出力された着床信号入力するインターフェース部と、巡視を実施した被監視者を示す被監視者情報および巡視を実施した日時を示す巡視日時情報を関連付けて巡視データとして記憶する記憶部と、現在日時を示す現在日時情報を取得する現在日時情報取得部と、前記インターフェース部が巡視登録信号を入力した場合に、前記インターフェースが着床信号を入力しているか否かを判定し、前記着床信号を入力していると判定したときに、前記現在日時情報取得部から現在日時情報を取得し、前記被監視者を示す被監視者情報に関連付けて巡視データとして前記記憶部に記憶させる制御部とを有する制御装置と、
    を備えたことを特徴とする巡視記録システム。
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