JP2016184196A - 院内感染影響範囲閲覧システムおよび院内感染影響範囲表示方法 - Google Patents

院内感染影響範囲閲覧システムおよび院内感染影響範囲表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】院内感染の影響範囲に関与する人物の移動情報および影響の程度を詳細に追跡できる院内感染影響範囲閲覧システムおよび院内感染影響範囲表示方法を提供する。【解決手段】院内感染影響範囲閲覧システム1は、医療施設内に配置されたラウンド経路機器30と、ラウンド経路機器30との交信記録から人物のラウンド情報を記録するラウンドログ記録端末20と、予め設定された解析ルールに基づいてラウンド情報を解析して前記人物の感染危険度を算出するログ解析部112と、予め設定されたマップ情報と、ラウンド情報で得られた人物の移動経路と、人物の感染危険度とに基づいて、医療施設における感染影響範囲を表示するマップ表示部113と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、院内感染影響範囲閲覧システムおよび院内感染影響範囲表示方法に関する。
病院などの医療機関では、院内感染への対策が重要な課題とされている。院内感染が検出された際には、その影響とくに伝染経路や伝染範囲を把握することが要求される。
近年、医療業務における情報処理を支援する医療業務支援システムが盛んに導入されている。このようなシステムにおいて、院内感染の経路や範囲を把握しようとする試みがなされている。
特許文献1の感染情報提供システムは、感染源患者情報を基に、当該患者と同一時期に同一の病室に滞在した患者であって、指定された病原体に感染した患者について、その入退院移動情報、医療施設におけるフロアの滞在履歴等を調査し、バーグラフとして表示する。
特許文献2の感染通知方法及び感染通知装置は、移動端末毎の接触情報を収集しており、利用者の感染を検知すると、感染者の移動端末の情報から、感染期間内に感染者と飛沫感染範囲内に指定時間以上いた他の利用者を特定し、感染警告を通知する。
特許文献3の看護支援システムは、ナースコール親機に感染症対応検索モードが設定され、オペレータが感染症に指定された患者名又はIDと期間又は日付を検索条件として入力すると、在院履歴データベースが検索され、指定された患者と同一期間又は日に同一病棟又は病室に在院した他の患者のリストが作成されて表示される。
特開2012−234347号公報 特開2012−194808号公報 特開2005−025457号公報
前述した特許文献1のシステムは、指定された病原体に感染した患者(追跡対象の患者)について、その移動情報や滞在履歴等をバーグラフとして表示することができ、他の患者との関連を知る上で有益である。
しかし、特許文献1のシステムは、追跡対象の患者の滞在場所や時間は解るものの、そこで誰とどのように接触したかなど、感染に関するより詳細な情報は得られない。
この点は、特許文献2および特許文献3のシステムにおいても同様であり、より詳細な情報を追跡できるシステムが求められていた。
本発明の目的は、院内感染の影響範囲に関与する人物の移動情報および影響の程度を詳細に追跡できる院内感染影響範囲閲覧システムおよび院内感染影響範囲表示方法を提供することにある。
本発明の院内感染影響範囲閲覧システムは、医療施設内を移動する人物の移動情報を収集し、収集した移動情報から当該人物による院内感染の影響範囲を追跡する院内感染影響範囲閲覧システムであって、前記医療施設内に配置されたラウンド経路機器と、前記ラウンド経路機器との交信記録から前記人物のラウンド情報を記録するラウンドログ記録端末と、予め設定された解析ルールに基づいて前記ラウンド情報を解析して前記人物の感染危険度を算出するログ解析部と、予め設定されたマップ情報と、前記ラウンド情報で得られた前記人物の移動経路と、前記人物の感染危険度とに基づいて、前記医療施設における感染影響範囲を表示するマップ表示部と、を有することを特徴とする。
このような本発明では、医療施設内に配置されたラウンド経路機器を用いて院内の人物のラウンド情報を蓄積し、この人物の移動情報および各所での活動内容に基づいて、感染伝播の追跡を行うことができる。
追跡にあたっては、所定の解析ルールに基づいて感染の影響についての判定精度を高めることができる。
そして、感染の可能性がある人物の移動を追跡し、その結果をマップ表示することにより、二次感染の影響を視覚的に把握することができる。
これらにより、本発明によれば、院内感染の影響範囲に関与する人物の移動情報および影響の程度を詳細に追跡できる。
なお、本発明において、追跡対象の人物としては、複数の患者と接触する機会がある医師や看護師などのスタッフが主に想定されるが、患者や面会者などを含めてもよい。
本発明の院内感染影響範囲閲覧システムにおいて、前記ラウンド経路機器は、患者のバイタルを測定するバイタル機器、前記医療施設内に配置されたバーコードリーダ、前記医療施設内に配置された消毒ポンプの操作を検出するセンサの少なくともいずれかを含むことが好ましい。
このような本発明では、既存の機器を利用してラウンドログを収集することができる。例えば、看護師が患者のバイタル測定を行えば、その場所をラウンドログとして取得することができ、その際に患者のリストバンドのバーコードおよび看護師の名札のバーコードをリーダで読み取れば、誰と誰が接触したかをラウンドログとして取得することができる。
さらに、消毒ポンプの操作を検出するセンサを用いることで、消毒というイベントを記録することができる。消毒を行うことは、それにより感染の可能性を減少させることができるため、感染伝播の評価にあたって重要であり、解析が必要な情報量を削減すること(消毒のあとの移動では感染の評価を保留するなど)もできる。
本発明の院内感染影響範囲閲覧システムにおいて、前記解析ルールは、距離的影響レベル、時間的影響レベル、衛生的影響レベル、機会的影響レベルのいずれかを含む重み付ルールであり、前記重み付けルールで得られた影響レベルを危険度ルールで定める計算式で演算することで、前記人物の特定の時点での感染危険度を算出可能であることが好ましい。
このような本発明では、解析ルールを用いることで、感染危険度の精度を高めることができ、一方で感染度が低い場合の不必要な対策を解消することもできる。
本発明の院内感染影響範囲閲覧システムにおいて、前記マップ情報は、前記医療施設内のフロア配置およびベッド配置を示すマップデータと、前記マップデータに感染危険度を表示するためのエリア表示ルールと、を含むことが好ましい。
このような本発明では、感染の可能性がある人物の移動をマップ表示する際に、予め設定されたエリア表示ルールを用いることで、医療施設内のフロア配置およびベッド配置に応じた感染危険度を適切に表示することができる。
本発明の院内感染影響範囲表示方法は、医療施設内を移動する人物の移動情報を収集し、収集した移動情報から当該人物による院内感染の影響範囲を追跡する院内感染影響範囲表示方法であって、前記医療施設内に配置されたラウンド経路機器を用い、前記ラウンド経路機器との交信記録から前記人物のラウンド情報を記録し、予め設定された解析ルールに基づいて前記ラウンド情報を解析して前記人物の感染危険度を算出し、予め設定されたマップ情報と、前記ラウンド情報で得られた前記人物の移動経路と、前記人物の感染危険度とに基づいて、前記医療施設における感染影響範囲を表示することを特徴とする。
このような本発明では、前述した本発明の院内感染影響範囲閲覧システムと同様な作用効果を得ることができる。
本発明の院内感染影響範囲閲覧システムの一実施形態を示すブロック図。 前記実施形態におけるラウンドログ記録動作を示すシーケンス図。 前記実施形態におけるラウンドログの一例を示す図。 前記実施形態における重み付けルールを示す図。 前記実施形態における危険度ルールを示す図。 前記実施形態におけるラウンド中の危険度を示す模式図。 前記実施形態におけるマップデータを示す図。 前記実施形態におけるエリア表示ルールを示す図。 前記実施形態におけるエリア危険度の表示例を示す図。 前記実施形態における危険度マップ表示の一例を示す図。 前記実施形態における危険度マップ表示の他の例を示す図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
〔医療業務支援システム〕
図1には、本実施形態の院内感染影響範囲閲覧システム1の構成が示されている。
院内感染影響範囲閲覧システム1は、院内システムを管理するサーバ10、複数のラウンドログ記録端末20を有し、それぞれは院内ネットワーク2に接続されている。
ラウンド経路機器30は、医療施設内(院内)に配置されたバイタル機器31、バーコードリーダ32、消毒ポンプ33を含む。
バイタル機器31は、各室の患者用ベッド近傍に配置され、患者の体温、血圧、脈拍などを測定する計器などであり、各々は無線または有線で院内ネットワーク2に接続され、測定データをサーバ10へと送信可能である。
なお、バイタル機器31は、医療スタッフが持ち歩くものとしてもよい。
バーコードリーダ32は、医療業務が実施される院内の各所に設置され、バーコードの読み取り動作を行うことで、読み取ったコード情報をサーバ10へと送信可能である。
バーコードリーダ32で読み取られるバーコードとしては、医療スタッフのIDカードに表示されたスタッフID、患者のリストバンドに表示された患者ID、処置する薬剤のパッケージに表示された薬剤ID、その他、処置の指示書に記載された指示情報IDなどが含まれる。
なお、バーコードリーダ32は、医療スタッフが持ち歩くものとしてもよい。
また、本実施形態ではバーコードリーダ32としているが、至近距離で情報読み取りが可能な他の読み取り形式で代替してもよい。例えば、RFIDタグリーダその他の近距離無線通信手段が利用できる。衛生面を考慮すると、接触をなるべく回避できる読み取り方式であることが望ましい。
消毒ポンプ33は、病室の入口など院内の各所に設置されているほか、医療スタッフが個人で持ち歩く場合もある。
本実施形態において、消毒ポンプ33には、消毒液の吐出操作を検出するセンサが設置され、各センサは無線または有線で院内ネットワーク2に接続され、操作された消毒ポンプ33からは操作検出信号がサーバ10へと送信される。
ラウンドログ記録端末20は、例えばノート型パーソナルコンピュータなどで構成され、制御部21の制御のもとで動作する。
さらに、ラウンドログ記録端末20は、医療スタッフが操作するための操作部23および表示部24を有するとともに、通信部22を介して院内ネットワーク2に接続されている。
ラウンドログ記録端末20の制御部21は、データ読込部211、ログ記憶部212、ログ送信部213を有する。
データ読込部211は、院内ネットワーク2に接続されたラウンド経路機器30のうち、管轄範囲として指定された機器について、ラウンド情報を収集する。
ラウンド情報としては、バイタル機器31の操作、バーコードリーダ32によるバーコード読み取り、消毒ポンプ33の操作を含む。
ログ記憶部212は、収集したラウンド情報を一時的に記憶し、ラウンドログとして蓄積する。
ログ送信部213は、予め指定されたタイミングで、その時点まで蓄積されたラウンドログをサーバ10へと送信する。
サーバ10は、制御部11の制御のもとで動作するコンピュータシステムで構成され、通信部12を介して院内ネットワーク2に接続されている。さらに、サーバ10は、医療スタッフあるいは他のスタッフが操作するための操作部13および表示部14を備えている。
さらに、サーバ10は、制御部11で利用されるラウンドログデータベース15および院内情報データベース16を備えている。
サーバ10の制御部11は、ログ管理部111、ログ解析部112、マップ表示部113を有する。
ログ管理部111は、ラウンドログ記録端末20からラウンドログを受信し、ラウンドログデータベース15に記録する。
ログ解析部112は、操作部13もしくはラウンドログ記録端末20から解析指示された際に起動され、ラウンドログデータベース15に記録された多数のラウンドログを解析し、その結果を表示部14もしくはラウンドログ記録端末20に表示する。
マップ表示部113は、ログ解析部112によるラウンドログ解析の際に起動され、解析結果の表示の際に、院内の危険度マップ表示を提供する。
これらのログ解析部112およびマップ表示部113における処理は、本発明に係るものであり、このあと詳細に説明する。
また、ラウンドログデータベース15には前述したラウンドログが記録され、院内情報データベース16には、院内情報としてのマップ情報およびスタッフ情報、ラウンドログ解析用の解析ルールが記録されている。これらについてもこのあと詳細に説明する。
〔ラウンドログ〕
本実施形態においては、ラウンド経路機器30、ラウンドログ記録端末20およびサーバ10のログ管理部111により、ラウンドログデータベース15にラウンドログが蓄積される。
図2には、ラウンドログを収集する記録動作の一例が示されている。
図3には、収集されたラウンドログの一例が示されている。
図2は、看護師などのスタッフ3が、院内の担当フロアをラウンドする場合のラウンドログ収集の例である。
スタッフ3は、ラウンドに出る際に、まず「ラウンド開始」を登録する(処理S21)。具体的には、バーコードリーダ32で自分のIDカードを読み取る。読み取られた「スタッフID」は、読み取り「時刻」とともに、ラウンドログ記録端末20に記録される。
スタッフ3は、院内の廊下などに配置された消毒ポンプ33で手を消毒する(処理S22)。この際、消毒の「操作」が消毒ポンプ33で検出され、「消毒記録」がその「時刻」とともに、ラウンドログ記録端末20に記録される。
この際、スタッフ3が、消毒ポンプ33に最寄りのバーコードリーダ32で自分のIDカードを読み取ることで、「スタッフID」が「時刻」とともにラウンドログ記録端末20に記録される。
ラウンドログ記録端末20は、バーコードリーダ32の場所と消毒ポンプ33の場所の近さと時刻の近さから、「消毒記録」と「スタッフID」とを紐付ける。つまり、「消毒したのはスタッフ3である」というイベントとして記録する。
スタッフ3は、A室に入る(処理S23)。
この際、スタッフ3が、A室入口のバーコードリーダ32で自分のIDカードを読み取ることで、「スタッフID」が「時刻」とともにラウンドログ記録端末20に記録される。
ラウンドログ記録端末20は、バーコードリーダ32がA室入口であることから、この記録が「スタッフ3がA室に入った」ことを示すイベントとして記録する。
スタッフ3は、A室の患者の処置を行う(処理S24)。
この際、スタッフ3は、バーコードリーダ32で自分のIDカードを読み取ることで、「スタッフID」が「時刻」とともにラウンドログ記録端末20に記録される。同様に、バーコードリーダ32で患者のリストバンドを読み取ることで、「患者ID」が「時刻」とともにラウンドログ記録端末20に記録される。
さらに、スタッフ3が、バイタル機器31を操作することで、バイタルデータがラウンドログ記録端末20を介してサーバ10に送信されるとともに、「時刻」がラウンドログ記録端末20に記録される。
ラウンドログ記録端末20は、A室という場所の近さと時刻の近さから、バイタル機器31の「操作」と「スタッフID」と「患者ID」とを紐付ける。つまり、「スタッフ3はA室の患者とバイタル測定で接触した」というイベントとして記録する。
スタッフ3は、A室を出る(処理S25)。
この際、スタッフ3が、A室入口のバーコードリーダ32で自分のIDカードを読み取ることで、「スタッフID」が「時刻」とともにラウンドログ記録端末20に記録される。
ラウンドログ記録端末20は、バーコードリーダ32がA室入口であり、かつ先に「入った」記録があることから、この記録が「スタッフ3がA室を出た」ことを示すイベントとして記録する。
スタッフ3は、再び消毒ポンプ33で手を消毒する(処理S26)。この際の動作は前述した処理S22と同様である。
スタッフ3は、ラウンドを終了する際に、「ラウンド終了」を登録する(処理S27)。具体的な操作は、ラウンド開始の処理S21と同様である。
ラウンドログ記録端末20は、ラウンド開始(処理S21)からラウンド終了(処理S27)までのイベントを、ひとまとまりのラウンドログとして記録する。
そして、ラウンドログ記録端末20は、毎日午前0時などの予め指定されたタイミングで、記録されたラウンドログを、サーバ10に送信し、保存させる(処理S28)。
なお、サーバ10への送信は、予め指定されたタイミングに限らず、ひとまとまりのラウンドログが記録された都度、これをサーバ10に送信してもよい。
図3には、収集されたラウンドログ40の一例が示されている。この例は、図2のログ収集で得られたラウンドログに対応している。
ラウンドログ40は、一連のログを構成する複数のイベントにレコードを連続させたものであり、各レコードは、以下のようなフィールドを有する。
ラウンドログ40には、ログ管理情報401として、ログ番号41、ログ日付42、ログ時刻43、ログ機器44が記録される。
また、ログ内容情報402として、スタッフ45、患者46、場所47、イベント48が記録される。
図3のレコードR31は、前述した図2の処理S21(ラウンド開始)に対応するものであり、ラウンドログ記録端末20に送信された「時刻」がログ時刻43に、「スタッフID」がスタッフ45に登録され、イベント48は「ラウンド開始」と設定される。
図3のレコードR32,R33は、前述した図2の処理S22(消毒)に対応するものであり、ラウンドログ記録端末20に送信された「時刻」がログ時刻43に、「スタッフID」がスタッフ45に登録され、「消毒記録」に基づいてイベント48は「消毒」と設定される。
図3のレコードR35,R36,R37は、前述した図2の処理S24(患者処置)に対応するものであり、3つのレコードが関連づけられ、スタッフ45「一山二子」が患者46「三川四郎」に対して、場所47「A室3ベッド」で、イベント48「バイタル測定」を行ったことを示す。
このほか、図3のレコードR34は図2の処理S23(A室に入る)、図3のレコードR38は図2の処理S25(A室を出る)、図3のレコードR3A,R3Bは図2の処理S26(消毒)、図3のレコードR3Cは図2の処理S27(ラウンド終了)に対応している。
なお、図2および図3は一例を示すものであり、実際のラウンドログ40には、さらに多数の、様々な内容のイベントが記録される。
〔解析ルール〕
ラウンドログの解析を行うために、解析ルールが参照される。
解析ルールとしては、図4に示す重み付けルール50と、図5に示す危険度ルール60とが用いられる。
重み付けルール50は、ラウンドログの各時点における危険度の重み付けをするための「重み」を与えるものであり、重みの基準はラウンドログにおけるイベント内容とされる。
図4において、重み付けルール50は、距離的影響レベル51、時間的影響レベル52、衛生的影響レベル53、機会的影響レベル54の各テーブルを有する。
距離的影響レベル51は、感染源患者との距離による感染危険度の判定要素である。
感染源患者は当然感染源であるが、感染源患者と接触したスタッフも準感染源として、接触の有無および近接した際の距離により、感染の可能性を評価するものである。
本実施形態においては、感染源患者と接触した医療従事者と接触がなければ「1」、ある場合には距離10m以内が「2」、距離5m以内が「3」、距離3m以内が「4」、距離1m以内が「5」とされる。
時間的影響レベル52は、感染源患者と接触した時間による感染危険度の判定要素である。
本実施形態においては、感染源患者と接触した医療従事者と接触がなければ「1」、ある場合には対峙したのが1分以上なら「2」、2分以上なら「3」、10分以上なら「4」とされる。
衛生的影響レベル53は、感染源患者および他の患者と接触した際の衛生状態に基づく感染危険度の判定要素である。
本実施形態においては、「感染源患者および他の患者と対峙する都度消毒していた」ならば「1」、「感染源患者以外の患者と対峙する際消毒を忘れた」ならば「2」、「感染源患者と対峙する際消毒を忘れた」ならば「3」、「感染源患者および他の患者と対峙する際、一度も消毒していない」ならば「4」とされる。
なお、本実施形態では、衛生的影響レベル53とは別に、消毒ポンプ33による「消毒」イベントがあった際には、その時点での累積危険度を「0」にする、という特別ルールを採用している。
また、消毒ポンプ33による「消毒」イベントがあった際に、その時点で累積危険度を減算する特別ルールを採用することもできる。
機会的影響レベル54は、感染源患者との接触の機会に関する感染危険度の判定要素である。
本実施形態においては、評価時点の所在場所が「個室」であれば「1」、「4床の病室」であれば「2」、「8床の病室」であれば「3」、「12床の病室」であれば「4」とされる。
危険度ルール60は、重み付けルール50で得られた重み数値から、ラウンドログの各時点における感染危険度および危険度ランクを具体的に算出するものである。
図5において、危険度ルール60は、感染危険度算出式61と、危険度ランク判定テーブル62とを有する。
感染危険度算出式61は、重み付けルール50の距離的影響レベル51による「距離」、時間的影響レベル52による「時間」、衛生的影響レベル53による「衛生」、機会的影響レベル54による「機会」の各要素を順次積算し、その結果を「感染危険度」とする。
例えば、「感染源患者接触後の医療従事者の半径1m以内」(距離=5)に「2分以上10分未満」滞在し(時間=3)、「感染源患者以外の患者と対峙する際消毒を忘れた」(ただし感染源患者と対峙する際には消毒している)(衛生=2)、それが「4床の病室」だった(機会=2)とすると、これらの積で「60」が感染危険度となる。
危険度ランク判定テーブル62は、感染危険度が「241〜320」をランク「高」、「161〜240」をランク「やや高」、「81〜160」をランク「中」、「1〜80」をランク「低」と判定する。
従って、前述の例の感染危険度「60」は、危険度「低」と判定される。
〔ラウンドログの解析〕
図1に戻って、ログ解析部112は、ログ解析の指示を受けると、ラウンドログデータベース15から解析対象のラウンドログを取得し、院内情報データベース16に記録されている重み付けルール50(図4)および危険度ルール60(図5)を参照しつつ、ラウンドログの各時点における危険度ランクを判定してゆく。
例えば、図3のラウンドログ40の解析を行う場合、ラウンドログ40にはレコードR31の「ラウンド開始」、レコードR32の「消毒」、レコードR34の「A室入る」、レコードR37「バイタル測定」、レコードR38「A室出る」、レコードR3A「消毒」、レコードR3C「ラウンド終了」の各イベントがある。
図6に、前述したラウンドにおけるスタッフの危険度の時系列変化を示す。
「ラウンド開始」の段階では、スタッフの危険度「低」であったが、「消毒」により危険度が「0」に下がっている。
スタッフは、「A室入る」の後、患者のバイタル測定を行う。ここで患者が感染源であり「危険度高」であったとすると、スタッフも「危険度高」となり、その後は「高」状態が継続される。
ただし、「A室出る」の後、「消毒」を行うことで、危険度は「0」に戻る。
つまり、患者が感染源となり「危険度高」になったとすると、スタッフによる感染伝播の可能性が生じるが、上述した時系列変化からは、「消毒」までの間の「危険度高」状態での他との接触での感染伝播を確認すればよいことが解る。
なお、患者が感染源であっても、接触した結果「危険度中」であれば、図6の点線の通り、消毒までの期間の危険度は「中」で継続される。
〔マップ表示〕
図1に戻って、マップ表示部113は、ログ解析部112で得られるログ解析結果と、院内情報データベース16から得られるマップデータ70(図7参照)およびエリア表示ルール80(図8参照)に基づいて、院内感染影響範囲を示す危険度マップを作成し、表示する。
図7に示すように、マップデータ70は、院内のフロア配置を画像表示可能な情報であり、ナースステーション71、病室72、病室内のベッド73、廊下74、廊下に面した病室の出入口75の情報を含んでいる。
図8に示すように、エリア表示ルール80は、マップデータ70に院内感染影響範囲を示すエリアを規定するものであり、エリア81,エリア定義82,表示する危険度83の各フィールドを備えている。
「隣室」エリア(エリア81が「隣室」)は、エリア定義82で「直接隣接するベッド」と定義され、表示する危険度83は「感染者の危険度ランク」とされている。
つまり、感染者と直接隣接するベッドの患者は、感染者と同じ危険度ランクとなる(感染する可能性が最大)とされる。
「同室」エリアは、エリア定義82で「同室の全ベッドおよび隣室の入口側ベッド」と定義され、表示する危険度83は「感染者の危険度ランク−1」とされている。
「隣室」エリアは、エリア定義82で「隣室全体および同フロアの他の室の入口側」と定義され、表示する危険度83は「感染者の危険度ランク−2」とされている。
「同フロア」エリアは、エリア定義82で「(上記以外の)同フロアの全室」と定義され、表示する危険度83は「感染者の危険度ランク−3」とされている。
このように、エリア表示ルール80では、ベッド配置の関係性に基づいてエリアが規定され、空間的な距離および室構成に基づいて、遠いほど感染の危険が少なく、危険度ランクが低くなる設定とされている。
図9は、前述したエリア表示ルール80により、各エリアに設定される危険度の例を示す。
図9において、感染源の患者の危険度が「高」の場合、「隣接」エリアは「危険度高」(危険度同じ)とされ、「同室」エリアは「危険度やや高」(危険度高−1)、「隣室」エリアは「危険度中」(危険度高−2)、「同フロア」エリアは「危険度低」(危険度高−3)とされる。
同様に、感染源の患者の危険度が「やや高」の場合、「隣接」エリアは「危険度やや高」とされ、「同室」エリアは「危険度中」、「隣室」エリアは「危険度低」とされ、「危険度低」以下となる「同フロア」エリアは「(なし)」とされる。
図10には、マップ表示の一例が示されている。
この例では、スタッフ(看護師)が、「ナースステーション」を出て、「西1」室に立ち寄り、「東8」室、「東4」室、「東5」室、「東6」室と順次立ち寄り、「ナースステーション」に戻る、というラウンド(矢印表示)を行った例である。
スタッフのラウンドの後、「東5」室の入口側ベッドの患者に「危険度高」の感染が発見されたとする。
サーバ10において、ログ解析部112は、ラウンドログデータベース15を参照して、図10に示すスタッフのラウンドにおいて、感染源患者との接触があったことが検出される。
そして、ログ解析部112は、スタッフのラウンドログから、「東5」室までの移動では危険度ランク「低」であり(図10中の移動を示す白抜き線の矢印参照)、接触後の移動(黒太線の矢印参照)では危険度ランク「高」と判定したとする。
マップ表示部113は、ログ解析部112での解析結果を受けて、マップデータ70とエリア表示ルール80を参照し、図10のようなエリア危険度マップ(院内感染影響範囲マップ)を表示する。
「東5」室において、感染者(危険度高)のベッドと直接隣接する「隣接」エリアは、「危険度高」とされている。ただし、その病室の奥のベッドは「同室」であるため、「危険度やや高」とされる。
「東4」室において、入口側エリアは、感染源患者の「同室」ルール(隣室の入口側)に該当するため、「危険度やや高」とされる。ただし、その病室の奥のベッドは、感染源患者の「隣室」に該当するため、「危険度中」とされる。
「東6」室は、危険度ランク「高」のスタッフが立ち入っているため、「同室」扱いで「危険度やや高」とされる。
他の室は、「同フロア」ルールに基づいて、入口側が「危険度中」、奥のベッドが「危険度低」とされる。
従って、図10のエリア危険度マップを参照することで、表示されたベッド毎にその感染危険度を把握することができる。
図11には、スタッフのラウンドが同じであって、感染源患者の感染危険度が一段低い「やや高」だった場合のエリア危険度マップを示す。
このマップにおいては、各エリアの危険度が図10から一ランクずつ下げられており、東4〜東6以外の各室奥側などは危険度「なし」とされている。
〔本実施形態の効果〕
本実施形態によれば、医療施設内に配置されたラウンド経路機器30およびラウンドログ記録端末20を用いて、サーバ10のラウンドログデータベース15に院内の人物のラウンド情報を蓄積し、ログ解析部112により解析することで、ラウンドした人物の移動情報および各所での活動内容に基づいて、感染伝播の追跡を行うことができる。
ログ解析部112での追跡にあたっては、解析ルールとして重み付けルール50および危険度ルール60を用いることで、感染の影響についての判定精度を高めることができる。
そして、マップ表示部113により、感染の可能性がある人物の移動を追跡した結果を、図10あるいは図11のエリア危険度マップにマップ表示することにより、二次感染の影響を視覚的に把握することができる。
本実施形態では、院内にある既存の機器を利用してラウンドログを収集することができる。
すなわち、ラウンド経路機器30として、バイタル機器31、バーコードリーダ32、操作を検出するセンサをもつ消毒ポンプ33を用いたため、既存の機器を活用してラウンドログを収集することができる。
例えば、看護師がバイタル機器31で患者のバイタル測定を行えば、その場所をラウンドログとして取得することができる。その際に、患者のリストバンドのバーコードおよび看護師のIDカードのバーコードをバーコードリーダ32で読み取れば、誰と誰が接触したかをラウンドログとして取得することができる。
さらに、消毒ポンプ33の操作を検出することで、消毒のイベントを記録することができる。
本実施形態では、消毒のイベントがあった際に、その後の危険度を「0」にすることで、処理する情報量の削減が図れる。
本実施形態では、ログ解析部112が参照する解析ルールとして、距離的影響レベル、時間的影響レベル、衛生的影響レベル、機会的影響レベルを全て含むとしたので、感染危険度の精度を高めることができ、一方で感染度が低い場合の不必要な対策を解消することもできる。
本実施形態では、マップ表示部113が参照するマップ情報として、医療施設内のフロア配置およびベッド配置を示すマップデータ70と、マップデータに感染危険度を表示するためのエリア表示ルール80と、を含むようにしたため、感染の可能性がある人物の移動をマップ表示する際に、医療施設内のフロア配置およびベッド配置に応じた感染危険度を適切に表示することができる。
〔変形例〕
本発明は、前述した実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形なども、本発明に含まれる。
例えば、ログ解析のための重み付けルール50および危険度ルール60において、それぞれのランク数および判定基準は、実施にあたって適宜設定すればよい。
また、マップ表示のためのエリア表示ルール80についても、そのランク数、判定基準、エリア範囲は実施にあたって適宜設定すればよい。
ラウンドログのデータ項目は、図3のラウンドログ40の構成に限らず、必要に応じて適宜加除してよい。
また、ラウンドログを収集する構成としては、ラウンドログ記録端末20で分散処理するのではなく、サーバ10で一括して処理してもよい。
さらに、ラウンド経路機器30は、バイタル機器31、バーコードリーダ32、消毒ポンプ33の全てが必須ではなく、その一部だけを用いてもよく、あるいは他の通信機器を追加してもよい。
1…院内感染影響範囲閲覧システム、10…サーバ、11…制御部、111…ログ管理部、112…ログ解析部、113…マップ表示部、12…通信部、13…操作部、14…表示部、15…ラウンドログデータベース、16…院内情報データベース、2…院内ネットワーク、20…ラウンドログ記録端末、21…制御部、211…データ読込部、212…ログ記憶部、213…ログ送信部、22…通信部、23…操作部、24…表示部、3…スタッフ、30…ラウンド経路機器、31…バイタル機器、32…バーコードリーダ、33…消毒ポンプ、40…ラウンドログ、401…ログ管理情報、402…ログ内容情報、41…ログ番号、42…ログ日付、43…ログ時刻、44…ログ機器、45…スタッフ、46…患者、47…場所、48…イベント、50…重み付けルール、51…距離的影響レベル、52…時間的影響レベル、53…衛生的影響レベル、54…機会的影響レベル、60…危険度ルール、61…感染危険度算出式、62…危険度ランク判定テーブル、70…マップデータ、71…ナースステーション、72…病室、73…ベッド、74…廊下、75…出入口、80…エリア表示ルール、81…エリア、82…エリア定義、83…危険度、R31,R32,R33,R34,R35,R36,R37,R38,R3A,R3B,R3C…レコード、S21,S22,S23,S24,S25,S26,S27,S28…処理。

Claims (5)

  1. 医療施設内を移動する人物の移動情報を収集し、収集した移動情報から当該人物による院内感染の影響範囲を追跡する院内感染影響範囲閲覧システムであって、
    前記医療施設内に配置されたラウンド経路機器と、
    前記ラウンド経路機器との交信記録から前記人物のラウンド情報を記録するラウンドログ記録端末と、
    予め設定された解析ルールに基づいて前記ラウンド情報を解析して前記人物の感染危険度を算出するログ解析部と、
    予め設定されたマップ情報と、前記ラウンド情報で得られた前記人物の移動経路と、前記人物の感染危険度とに基づいて、前記医療施設における感染影響範囲を表示するマップ表示部と、を有することを特徴とする院内感染影響範囲閲覧システム。
  2. 請求項1に記載された院内感染影響範囲閲覧システムにおいて、
    前記ラウンド経路機器は、患者のバイタルを測定するバイタル機器、前記医療施設内に配置されたバーコードリーダ、前記医療施設内に配置された消毒ポンプの操作を検出するセンサの少なくともいずれかを含むことを特徴とする院内感染影響範囲閲覧システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載された院内感染影響範囲閲覧システムにおいて、
    前記解析ルールは、距離的影響レベル、時間的影響レベル、衛生的影響レベル、機会的影響レベルのいずれかを含む重み付ルールであり、前記重み付けルールで得られた影響レベルを危険度ルールで定める計算式で演算することで、前記人物の特定の時点での感染危険度を算出可能であることを特徴とする院内感染影響範囲閲覧システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された院内感染影響範囲閲覧システムにおいて、
    前記マップ情報は、前記医療施設内のフロア配置およびベッド配置を示すマップデータと、前記マップデータに感染危険度を表示するためのエリア表示ルールと、を含むことを特徴とする院内感染影響範囲閲覧システム。
  5. 医療施設内を移動する人物の移動情報を収集し、収集した移動情報から当該人物による院内感染の影響範囲を追跡する院内感染影響範囲表示方法であって、
    前記医療施設内に配置されたラウンド経路機器を用い、前記ラウンド経路機器との交信記録から前記人物のラウンド情報を記録し、
    予め設定された解析ルールに基づいて前記ラウンド情報を解析して前記人物の感染危険度を算出し、
    予め設定されたマップ情報と、前記ラウンド情報で得られた前記人物の移動経路と、前記人物の感染危険度とに基づいて、前記医療施設における感染影響範囲を表示することを特徴とする院内感染影響範囲表示方法。
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