JP5458437B2 - ばら荷用サンプリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ばら荷の貯蔵槽の下端排出口に設けたゲートの開閉操作により該ゲートの下方に配置してある容器内へ投入されるばら荷の一部を試料として採取するために用いるばら荷用サンプリング装置に関するものである。
一般に、建設工事等に使用される生コンクリートは、バッチャプラント等の生コンクリート製造設備において、セメント、骨材(粗骨材としての砂利や細骨材としての砂)、水、混和剤等の生コンクリート構成材料を混練することにより製造されている。
ところで、生コンクリートは、打設作業時における作業性や、構造物が必要とする硬化後のコンクリート強度等の所望される性状に応じて、上記セメント、骨材(砂利や砂)、水、混和剤等の各生コンクリート構成材料の配合比を適切に選定するようにしてあるため、所望の性状を備えた生コンクリートの製造を行うためには、各生コンクリート構成材料同士が適切な配合比となるように、個々の生コンクリート構成材料の正確な計量が必要となる。
従来、上記各生コンクリート製造材料のうち、セメントや骨材(砂利や砂)の如きばら荷となる材料(原料)の計量を行う場合は、通常、図7にその一例の概略を示す如き計量装置1が用いられている。
上記図7に示した計量装置1は、セメントや骨材(砂利や砂)等のばら荷の材料2を貯蔵するようにしてあるばら荷貯蔵槽としての貯蔵ビン3の下端の排出口(図示せず)に、切出しゲートとしての計量ゲート(計量弁)4を、ゲート開閉機構として、たとえば、流体圧シリンダの如きアクチュエータ5の作動で開閉操作可能に装備する。且つ上記計量ゲート4の下方に、上記計量ゲート4の開閉操作により上記貯蔵ビン3より切り出されるばら荷の材料2を受けるための容器となる計量ホッパ6を配置して、該計量ホッパ6を荷重計としてのロードセル7で支持させるようにしてある。
更に、上記ロードセル7からの入力を基に、上記アクチュエータ5へ上記計量ゲート4の開閉操作を制御させるための指令を与える制御盤8を備えた構成としてある。これにより、上記制御盤8より上記アクチュエータ5へ制御指令を与えて上記計量ゲート4を開操作させると、上記貯蔵ビン3内に貯蔵されていたばら荷の材料2が、自重により該貯蔵ビン3の下端の排出口を通して下方の計量ホッパ6へ落下投入されるようになり、この際、該計量ホッパ6内に投入されたばら荷の材料2の重量が上記ロードセル7により計量されるようになる。よって、上記制御盤8では、上記計量ホッパ6内に投入されて上記ロードセル7で計量されるばら荷の材料2の重量を監視しながら、該ばら荷の材料2の粗計量を行った後に、微計量を行って最終的に所定の計量設定値に応じた量のばら荷の材料2が上記貯蔵ビン3より切り出されて計量ホッパ6内に投入されるように、上記アクチュエータ5による上記計量ゲート4の開閉操作を行わせるようにしてある(たとえば、特許文献1参照)。9は上記計量ホッパ6の下端開口に設けた放出弁である。
上記生コンクリート構成材料のうち、上記砂利や砂の骨材は、表面水等の水分が付着した湿潤状態のまま生コンクリートの製造に用いられることがあり、特に、細骨材とする砂は、一般的に濡れていることが多い。そのため、上記のような湿潤状態の骨材を使用する場合は、上記図7に示したと同様の計量装置1における対応する貯蔵ビン3より切り出されて計量ホッパ6で計量された後に、該計量ホッパ6の下流側の図示しないミキサへバッチ供給するようにしてあるばら荷の材料2としての骨材について、各バッチの骨材に含まれている水分量を予め測定し、この骨材に同伴されてミキサへ供給されることとなる水分量を考慮して、該ミキサにて上記生コンクリートの各構成材料を所定の配合比で混練するときに加える練混ぜ水量を調整する必要がある。
上記のような湿潤状態の骨材に含まれている水分量を計測する手段の1つとしては、たとえば、上記水分を含んだ(付着した)状態の骨材を、計量器に所定量の水と共に投入することで該骨材を水浸させ、その状態での容積と質量を基に、骨材と水の密度差を利用して個々の質量を算出して計量できるようにした水浸骨材用計量器が従来開発されてきている(たとえば、特許文献2参照)。
なお、バッチャプラントでは、上記計量装置1の貯蔵ビン3より切り出されて計量ホッパ6で1回に計量される骨材が数トンにもなることがあり、この骨材の全量を対象として上記水浸骨材用計量器を用いて水分量を計測しようとすると、該水浸骨材用計量器を大型化する必要が生じ、又、骨材の水分量の計測作業に要する手間及び時間が嵩んでしまう。
そこで、本発明者は、上記図7に示したと同様の計量装置1における対応する貯蔵ビン3より切り出されて計量ホッパ6で1回に計量される1バッチ分のばら荷の材料2としての骨材について、その一部を試料として分取し、該分取した骨材の試料のみを対象として水分量の計測を行なうことで、その計測結果を基に、上記貯蔵ビン3より切り出されて計量ホッパ6で1回に計量される骨材全量に含まれる水分量を測定できるようにすることを計画している。
特開2003−130718号公報 特開2002−355812号公報
ところが、上記図7に示した計量装置1における貯蔵ビン3内に、ばら荷の材料2として湿潤状態の骨材が貯蔵されている場合、骨材に含まれる水分が貯蔵ビン3内の骨材全体で均一にはなっておらず、該貯蔵ビン3内の骨材について、骨材単位重量当たりに含まれる水分量(以下、単位水分量と云う)の上下方向の分布にばらつきが生じていることがある。そのため、計量ホッパ6へ上記骨材の投入を行うために対応する貯蔵ビン3の計量ゲート4の開操作を行うと、貯蔵ビン3内で上下方向に分布していた単位水分量の異なる骨材が、該貯蔵ビン3の下端寄りに位置していたものから順に排出されるようになるため、上記貯蔵ビン3より骨材を計量ホッパ6へ投入している間は、時間の経過と共に単位水分量の異なる骨材が順次投入されることになる。
したがって、上記貯蔵ビン3より骨材が計量ホッパ6へ投入されているときに該骨材の一部をスポット的に採取して水分量計測用の試料とする手法や、計量ホッパ6における計量完了後の骨材の一部をスポット的に採取して水分量計測用の試料とする手法等、従来、広く一般的に採用されている試料のスポット的な採取手法では、スポット的に採取された骨材の試料に含まれている水分量を計測し、その計測結果を基に該骨材の試料における単位水分量を求めたとしても、該求められた骨材の単位水分量の値は、貯蔵ビン3より計量ホッパ6へ投入されて1回に計量される骨材全体の単位水分量の平均値とは一致しない。
そのため、上記スポット的な採取手法による骨材の試料について求めた単位水分量の値に、貯蔵ビン3より計量ホッパ6へ投入されて1回に計量される骨材の重量を掛けても、該貯蔵ビン3より計量ホッパ6へ投入されて1回に計量される骨材全体に実際に含まれている水分量との誤差が生じ、よって、上記計量ホッパ6の下流側の図示しないミキサにて生コンクリートの各構成材料を所定の配合比で混練するときに加える練混ぜ水量の正確な調整が困難になり、又、練混ぜ水のみでなく、骨材の表面水の量により、本来投入しなければならない骨材の量も変動してしまうことから、製造される生コンクリートにおける水の配合比の誤差が大きくなってしまうというのが実状である。
更に、上記ばら荷の材料2としての骨材の一部を試料としてスポット的に採取する手法では、スクリューコンベヤ等のサンプリング用の機器を使用することが考えられるが、このサンプリング用の機器は、上記骨材の試料の採取を行わないときには対応する貯蔵ビン3より骨材を切り出して計量ホッパ6へ投入する際の邪魔になるため、該サンプリング用の機器を上記貯蔵ビン3より切り出される骨材の落下位置や、上記計量ホッパ6内へ向けて出し入れ可能に装備する構成とする必要が生じる。しかし、この種の出し入れ可能な形式のサンプリング用機器を使用する場合は、その出し入れ操作に時間が取られると共に、該サンプリング用機器を出し入れするための機構に機械的なトラブルが生じる可能性がある。
そこで、本発明は、上記図7に示したバッチャプラントの計量装置1にて、ばら荷の材料2としての骨材を貯蔵ビン3の下端排出口に設けた計量ゲート4の開閉操作により切り出して、その下方に配置してある計量ホッパ6へ投入する場合に、上記貯蔵ビン3内の骨材に単位水分量の上下方向の分布にばらつきが生じていたとしても、上記計量ホッパ6に投入されて1回に計量される骨材全体を平均化した単位水分量を反映した単位水分量となる試料を採取することができる等、ばら荷を貯蔵するばら荷貯蔵槽の下端排出口に設けた切出しゲートの開閉操作により上記ばら荷を切り出して上記切出しゲートの下方に配置した容器へ投入する際に、該容器へ1回に投入される上記ばら荷の全量の性状を反映した性状を備えた試料を採取することができるばら荷用サンプリング装置を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に対応して、ばら荷貯蔵槽の下端排出口に設けた切出しゲートの開操作時に該ばら荷貯蔵槽内のばら荷が下方の容器へ向けて落下する領域内に、受入口と排出口を備えたケーシングと、該ケーシング内でばら荷を搬送するばら荷搬送手段を備えて上記受入口よりケーシング内に受け入れたばら荷をばら荷搬送手段により排出口まで搬送して該排出口より試料として回収できるようにしてなるサンプリング装置本体における上記受入口を配置して、上記ばら荷貯蔵槽より下方の容器へ落下するばら荷の一部が該サンプリング装置本体の受入口よりケーシング内へ受け入れられるようにすると共に、受け入れきれないばら荷は該受入口よりオーバーフローさせて上記下方の容器内へ落下させることができるようにし、更に、上記切出しゲートの開閉操作により上記下方の容器へばら荷が一回に切り出される時間内で上記サンプリング装置本体の受入口より排出口へ所望する試料採取量に応じた量のばら荷を搬送できるように上記ばら荷搬送手段へ運転指令を与える制御器を備えてなる構成とする。
又、上記構成におけるサンプリング装置本体を、横方向に延びる円筒形状として長手方向一端寄り個所に円筒壁の上半部を切欠いた形状の受入口を設け、且つ長手方向他端寄り個所の下部に排出口を設けてなるケーシングと、ばら荷搬送手段として上記ケーシング内に収納したスクリュー及び該スクリューを回転駆動する駆動モータを備えてなる構成とする。
更に、上記各構成において、ばら荷貯蔵槽の下端排出口に設ける切出しゲートを、2つのゲート体を互いに近接、離反させる方向へ移動させることで上記下端排出口の閉止と開放を行わせることができる形式として、該切出しゲートにおける一方のゲート体の真下にサンプリング装置本体の受入口を、配置するようにし、且つ該サンプリング装置本体における上記受入口の一側に、上下方向に延びる邪魔板を設け、該邪魔板の上端部が上記切出しゲートの一方のゲート体の閉止時に該一方のゲート体の下面を摺動できるようにした構成とする。
本発明のばら荷用サンプリング装置によれば、以下のような優れた効果を発揮する。
(1)ばら荷貯蔵槽の下端排出口に設けた切出しゲートの開操作時に該ばら荷貯蔵槽内のばら荷が下方の容器へ向けて落下する領域内に、受入口と排出口を備えたケーシングと、該ケーシング内でばら荷を搬送するばら荷搬送手段を備えて上記受入口よりケーシング内に受け入れたばら荷をばら荷搬送手段により排出口まで搬送して該排出口より試料として回収できるようにしてなるサンプリング装置本体における上記受入口を配置して、上記ばら荷貯蔵槽より下方の容器へ落下するばら荷の一部が該サンプリング装置本体の受入口よりケーシング内へ受け入れられるようにすると共に、受け入れきれないばら荷は該受入口よりオーバーフローさせて上記下方の容器内へ落下させることができるようにし、更に、上記切出しゲートの開閉操作により上記下方の容器へばら荷が一回に切り出される時間内で上記サンプリング装置本体の受入口より排出口へ所望する試料採取量に応じた量のばら荷を搬送できるように上記ばら荷搬送手段へ運転指令を与える制御器を備えてなる構成としてあるので、ばら荷貯蔵槽の下端排出口の切出しゲートを開操作している間は、時間の経過と共に上記ばら荷貯蔵槽の下端排出口から下方の容器へ順次投入されるばら荷の一部を、サンプリング装置本体の受入口より順次受け入れることができるため、上記切出しゲートが閉操作されてばら荷貯蔵槽の下端排出口が閉止された後に該サンプリング装置本体のケーシング内に残るばら荷を排出口より全量排出させると、該サンプリング装置本体の排出口より排出されたばら荷をすべて回収することで得られるばら荷の試料は、上記ばら荷貯蔵槽から下方の容器へのばら荷の投入開始から投入停止までの時系列に沿って上記ばら荷貯蔵槽より順に落下したばら荷をほぼ均等に含んだものとすることができ、よって、回収したばら荷の試料の性状を、上記ばら荷貯蔵槽から下方の容器へ投入されたばら荷の全量の性状を平均したものとすることができる。
(2)したがって、上記ばら荷貯蔵槽内にて、たとえば単位水分量等の性状が異なるばら荷が上下方向に分布していたとしても、上記サンプリング装置本体の排出口より回収されるばら荷の試料について、単位水分量等の性状を計測することで、上記ばら荷貯蔵槽から下方の容器へ投入されたばら荷の全量を平均した性状を精度よく測定することができる。
(3)上記ばら荷貯蔵槽を、コンクリート製造に用いるための骨材の貯蔵ビンとし、且つ下方の容器を計量ホッパとする場合は、上記貯蔵ビン内で上下方向に分布する骨材に単位水分量のばらつきがあるとしても、貯蔵ビンより計量ホッパに骨材を投入する際に、該骨材の一部を本発明のばら荷用サンプリング装置で骨材の試料として回収し、該回収された骨材の試料について単位水分量を計測することで、該計測された単位水分量に、上記計量ホッパに投入された骨材の量を掛けて、該計量ホッパ内に投入された骨材全量に含まれる水分量を精度よく測定することができるようになる。よって、上記計量ホッパで計量された骨材をミキサにて他の生コンクリートの各構成材料と所定の配合比で混練するときには、加える練混ぜ水量の調整と、骨材の量の調整を正確に行うことができて、製造する生コンクリートにおける水の配合比の誤差を小さくすることが可能になる。
(4)サンプリング装置本体を、横方向に延びる円筒形状として長手方向一端寄り個所に円筒壁の上半部を切欠いた形状の受入口を設け、且つ長手方向他端寄り個所の下部に排出口を設けてなるケーシングと、ばら荷搬送手段として上記ケーシング内に収納したスクリュー及び該スクリューを回転駆動する駆動モータを備えてなる構成とすることにより、サンプリング装置本体のケーシング内へ受入口より受け入れられたばら荷を、回転するスクリューにより排出口より容易に全量排出させることができる。よって、ばら荷貯蔵ビンより下方の容器へのばら荷の切り出しを行うときに、前回切り出したばら荷が試料に混入する虞を容易に解消できて、ばら荷の切出しを行う毎に、該切り出されたばら荷の性状を良好に反映したばら荷の試料を採取することができる。
(5)ばら荷貯蔵槽の下端排出口に設ける切出しゲートを、2つのゲート体を互いに近接、離反させる方向へ移動させることで上記下端排出口の閉止と開放を行わせることができる形式として、該切出しゲートにおける一方のゲート体の真下にサンプリング装置本体の受入口を、配置するようにし、且つ該サンプリング装置本体における上記受入口の一側に、上下方向に延びる邪魔板を設け、該邪魔板の上端部が上記切出しゲートの一方のゲート体の閉止時に該一方のゲート体の下面を摺動できるようにした構成とすることにより、切出しゲートの2つのゲート体の双方を開操作することによりばら荷の切出しを行うときには、サンプリング装置本体の受入口へばら荷の受け入れを行うことができる一方、上記切出しゲートの2つのゲート体のうちの一方のゲート体を閉止状態に保持したまま、他方のゲート体を開操作するときには、サンプリング装置本体の受入口にばら荷が投入されないようにすることができる。したがって、ばら荷貯蔵槽より下方の容器へ投入するばら荷の量を微調整する必要が生じた場合は、該下方の容器へ投入するばら荷の量を微調整する作業を、上記他方のゲート体の開閉操作のみで行うことができると共に、この微調整作業を行うときには、上記サンプリング装置本体のばら荷搬送手段を稼働させて受入口へ受け入れられたばら荷を全量排出させる操作を行う手間を省略することができる。
本発明のばら荷用サンプリング装置の実施の一形態として、バッチャプラントの骨材の計量装置にて貯蔵ビンより計量ホッパへ切り出して計量する骨材のサンプリングを行う場合の適用例を示す一部切断概略側面図である。 図1のA−A方向矢視図である。 図1のB−B方向矢視図である。 図1のばら荷用サンプリング装置を備えた計量装置により骨材の粗計量を行う状態を示す一部切断概略側面図である。 図1のばら荷用サンプリング装置を備えた計量装置により骨材の微計量を行う状態を示す一部切断概略側面図である。 本発明の実施の他の形態を示す図3に対応する図である。 ばら荷の材料を計量する計量装置の一例の概略を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5は本発明のばら荷用サンプリング装置の実施の一形態として、図7に示したバッチャプラントの計量装置1と同様に、ばら荷の材料としての骨材2aの貯蔵ビン3より切り出された骨材2aを該貯蔵ビン3の下方に配置された計量ホッパ6で計量できるようにしてある計量装置1aにて、上記貯蔵ビン3より切り出されて計量ホッパ6へ投入される骨材2aの一部を試料として採取する場合の適用例を示すもので、以下のような構成としてある。
すなわち、横方向に所要寸法延びる円筒形状として長手方向一端寄り個所に円筒壁の上半部を切欠いた形状の受入口13を設け、且つ長手方向他端寄り個所の下部に排出口14を設けてなるケーシング12内に、ばら荷搬送手段として、シャフト16の外周に螺旋状のスクリュー羽根17を取り付けたスクリュー15を収納すると共に、該スクリュー15を回転駆動するための駆動モータ18を備えてサンプリング装置本体11を構成する。
上記サンプリング装置本体11は、ケーシング12に設けてある上記受入口13を、上記計量装置1aにおける貯蔵ビン3の下端排出口3aに設けた切出しゲートとしての計量ゲート19の下方で、且つ該計量ゲート19の開操作時に上記貯蔵ビン3より計量ホッパ6へ向けて骨材2aが落下する領域を横切るように配置した状態で、上記ケーシング12の長手方向における上記貯蔵ビン3より計量ホッパ6へ向けて骨材2aが落下する領域と干渉しない所要個所を、図示しない支持フレームに取り付けて支持させる。
更に、上記計量ゲート19の開操作により上記貯蔵ビン3より骨材2aが計量ホッパ6へ向けて落下投入されている間、上記サンプリング装置本体11の駆動モータ18によるスクリュー15の回転駆動を継続して行わせるための制御器20を備えて、本発明のばら荷用サンプリング装置を構成する。
詳述すると、上記計量装置1aの貯蔵ビン3の下端排出口に設ける計量ゲート19は、該貯蔵ビン3の下端排出口3aに、該下端排出口3aの開口面積の1/2よりもやや広い範囲の下側を開放、閉止させるための親ゲート体21と、上記下端排出口3aの残りの範囲の下側を開放、閉止させるための子ゲート体22を、互いに近接、離反する方向に回動可能に取り付けた構成として、該親ゲート体21及び子ゲート体22を、流体圧シリンダ等の親ゲート体開閉機構23及び子ゲート体開閉機構24により個別に開閉操作できるようにしてある。なお、上記子ゲート体22における親ゲート体21寄り端部の下部には、上記親ゲート体21における子ゲート体22寄りの端部の内側に挿入して嵌合させるための嵌合用突部22aが設けてある。これにより、上記各ゲート体開閉機構23,24により上記親ゲート体21と子ゲート体22を互いに近接させる方向へ回動させて、上記子ゲート体22の嵌合用突部22aを上記親ゲート体21における子ゲート体22寄り端部の内側に挿入して嵌合させることで、上記貯蔵ビン3の下端排出口3aを閉止できるようにしてある。
一方、上記のように親ゲート体21と子ゲート体22による貯蔵ビン3の下端排出口3aの閉止状態から、それぞれ対応するゲート体開閉機構23,24により上記親ゲート体21及び子ゲート体22を互いに離反する方向へ共に回動させると、上記貯蔵ビン3の下端排出口3aを大きな開口面積で開放させて、該貯蔵ビン3内に貯蔵してある骨材2aを、下端排出口3aを通して下方の計量ホッパ6へ速やかに大量投入することができるようにしてある。よって、上記計量ホッパ6で上記骨材2aの粗計量を行う場合に好適な投入量、投入速度を得ることができるようにしてある。
更に、上記したような親ゲート体21と子ゲート体22による貯蔵ビン3の下端排出口3aの閉止状態から、子ゲート体22の閉止姿勢を保持しながら、親ゲート体開閉機構23により親ゲート体21のみを上記子ゲート体22より離反する方向へ回動させると、上記貯蔵ビン3の下端排出口3aを小さい開口面積で開放させることができて、該下端排出口3aを通して、貯蔵ビン3内の骨材2aを少量ずつ計量ホッパ6へ投入できるようにしてある。よって、たとえば、上記貯蔵ビン3の下端排出口3aが閉止された状態から、上記親ゲート開閉機構23により親ゲート体21のみの開放、閉止操作を小刻みに行う所謂ジョギングの操作を行うか、あるいは、上記親ゲート体21のみを開放量を小さく制限した状態での開放操作を行うことで、上記計量ホッパ6で上記骨材2aの微計量を行うために好適な投入量、投入速度を得ることができるようにしてある。
上記サンプリング装置本体11は、ケーシング12に設けた受入口13のケーシング12長手方向に沿う方向の寸法が、上記計量ゲート19の子ゲート体22の回動軸に沿う方向の幅寸法よりもやや長くなるように設定してある。
更に、上記サンプリング装置本体11は、上記ケーシング12の長手方向を、上記計量ゲート19の子ゲート体22の回動軸方向に平行にした状態で、上記受入口13が、上記計量ゲート19の閉止状態の子ゲート体22の真下に位置し、且つ該受入口13の一側となるケーシング12の一方の側部が、上記閉止状態の子ゲート体22における親ゲート体21寄りの端縁部の真下に位置するようにするように配置してある。
更に又、上記受入口13の一側と対応するケーシング12の一方の側部には、上記受入口13の位置より上方へ所要寸法延びる取付座25を設けて、該取付座25に、上下方向に所要寸法延びる矩形板状としてその上端部を上記子ゲート体22の閉止時に該子ゲート体22における親ゲート体21寄りの端縁部の下面に摺動させるための邪魔板26の下端部を取り付ける。これにより、上記計量ゲート19における親ゲート体21と子ゲート体22の双方を、それぞれ対応するゲート開閉機構23,24により開操作して、上記貯蔵ビン3の下端排出口3aより骨材2aを上記計量ホッパ6へ向けて、該計量ホッパ6で骨材2aの粗計量を行う場合に好適な投入量、投入速度での投入を行うときには、上記貯蔵ビン3の下端排出口3aにおける上記子ゲート体22により開放された部分を通して落下する骨材2aの一部が、上記ケーシング12の受入口13に受けられるようにしてある。
一方、上記計量ゲート19における子ゲート体22を閉止姿勢に保持したまま、親ゲート開閉機構23により親ゲート体21のみ上記したようなジョギング等による開放操作を行うことで上記計量ホッパ6へ向けて、該計量ホッパ6で上記骨材2aの微計量を行う場合に好適な投入量、投入速度での投入を行うときには、上記ケーシング12の受入口13と上記閉止姿勢の子ゲート体22の下面との間が上記邪魔板26によって塞がれた状態となるようにしてあり、これにより、上記貯蔵ビン3の下端排出口3aにおける上記親ゲート体21のみによって開放された部分を通して落下する骨材2aは、上記ケーシングの受入口13に投入されないようにしてある。
上記、ケーシング12の取付座25には、下方へ向けて所要寸法延びるゴム等の弾性を有する材料製の板状部材27の上端部が取り付けてある。これにより、上記親ゲート体21の開操作時に上記貯蔵ビン3の下端排出口3aにおける上記親ゲート体21により開放された部分を通して落下する骨材2aによって上記取付座25が摩耗する虞を防止できるようにしてある。更に、上記貯蔵ビン3の下端排出口3aにおける上記親ゲート体21により開放された部分を通して落下する骨材2aが、上記ケーシング12の下面側に回り込んで付着する虞も防止できるようにしてある。
上記制御器20は、上記受入口13よりケーシング12内に受け入れられた骨材2aが回転するスクリュー15によりケーシング12内を排出口14まで搬送されて該排出口14より排出されるようになるときの骨材2aの搬送速度と、上記スクリュー15の回転速度の変化との相関に関するデータ、及び、上記計量ゲート19の親ゲート体21及び子ゲート体22を開操作して計量ホッパ6で粗計量するために該計量ホッパ6へ骨材2aを投入する際に要する時間に関するデータを、予め図示しないデータ記憶部に蓄積してあり、上記計量ホッパ6で粗計量する骨材2aの量と、採取すべき骨材2aの試料の量が指定されると、先ず、上記粗計量する骨材2aの量を基に、該粗計量を行うために必要とされる上記計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22の開放時間を求め、次いで、該求められた各ゲート体21,22の開放時間で上記ケーシング12の受入口13から排出口14までスクリュー15の回転により搬送される骨材2aの搬送量が、採取すべき骨材2aの試料の量に対応した量となるようにするための上記スクリュー15に必要とされる回転速度を求めて、該求められた回転速度で上記スクリュー15を回転駆動させるための運転指令を、上記駆動モータ18へ与える機能を備えた構成としてある。
具体的には、たとえば、計量装置1aが、粗計量のために上記計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22を共に開放させると、貯蔵ビン3より計量ホッパ6へ15秒間で2トンの骨材2aを投入できる能力を有するものとし、該計量装置1aで2トンの骨材2aの粗計量を行う際に、50kgの骨材2aの試料の採取が指定された場合、上記制御器20では、上記2トンの骨材2aの粗計量のために上記計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22を共に開放させる開放時間は15秒になることが判明する。したがって、上記制御器20では、上記ケーシング12の受入口13より排出口14までの骨材2aの搬送速度が15秒間で50kgとなるときのスクリュー15の回転速度を求めて、該求められた回転速度でスクリュー15を回転駆動させるための運転指令を駆動モータ18へ与えることができるようにしてある。
又、たとえば、上記計量装置1aで4トンの骨材2aの粗計量を行う際に、50kgの骨材2aの試料を採取することが指定された場合は、上記制御器20では、4トンの骨材2aの粗計量のために上記計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22を開放させる開放時間が30秒になることが求められる。よって、上記制御器20では、上記ケーシング12の受入口13より排出口14までの骨材2aの搬送速度が30秒間で50kgとなるスクリュー15の回転速度を求めて、該求められた回転速度でスクリュー15を回転駆動させるための運転指令を駆動モータ18へ与えることができるようにしてある。
更に、たとえば、上記計量装置1aで6トンの骨材2aの粗計量を行う際に、50kgの骨材2aの試料を採取することが指定された場合は、上記制御器20では、6トンの骨材2aの粗計量のために上記計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22を開放させる開放時間が45秒になることが求められる。よって、上記制御器20では、上記ケーシング12の受入口13より排出口14までの骨材2aの搬送速度が45秒間で50kgとなるスクリュー15の回転速度を求めて、該求められた回転速度でスクリュー15を回転駆動させるための運転指令を駆動モータ18へ与えることができるようにしてある。
更に又、骨材2aの試料を採取すべき指定量が増減されるときには、上記制御器20は、その採取量の増減に対応して上記スクリュー15の回転速度を増減させるための運転指令を駆動モータ18へ与えることができるようにしてある。
ところで、実際のバッチャプラントでは、生コンクリートを製造する際に、計量ホッパ6で毎回或る一定量の骨材2aの計量を行うことが多い。
又、計量装置1aで骨材2aの粗計量を行う際に、上記計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22を共に開放させて計量ホッパ6への骨材2aの投入を開始させた後、該計量ホッパ6で計量される骨材2aの計量値が、計量を所望する上記或る一定量に達する所定重量手前となる時点で、上記計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22を閉止させるようにする制御が行われていることがある。
しかし、このような計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22の開閉操作を、計量ホッパ6による骨材2aの計量値に基づいて制御する場合であっても、上記したように、計量ホッパ6で毎回或る一定量の骨材2aの計量を行うようにしてある場合は、該骨材2aの粗計量を実施するために上記計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22を開放している開放時間はだいたい一定となる。
よって、この場合は、制御器20に、上記したように骨材2aの粗計量を行うためにだいたい一定となる各ゲート体21,22の開放時間に対応させて、この開放時間でサンプリング装置本体11のケーシング12の受入口13から排出口14までスクリュー15の回転により搬送される骨材2aの搬送量が、採取すべき骨材2aの試料の量にほぼ対応した量となるように上記スクリュー15を所要の回転速度で回転駆動させる機能を備えるようにすればよい。
28はケーシング12の長手方向両端壁の中央部にスクリュー15のシャフト16の両端部を回転自在に保持させるための軸受、29は一方の軸受28より突出させた上記スクリュー15のシャフト16の一端部に取り付けたスプロケット、30は駆動モータ18の出力軸に取り付けたスプロケット、31は上記各スプロケット29と30に無端状に掛け回したチェーン、32は上記ケーシング12の他端部の側方に配置してある上記駆動モータ18を上記ケーシング12に対し固定するための固定部材である。
なお、図示してないが、図7に示した計量装置1における制御盤8と同様に、計量ホッパ6を支持するロードセル7(図7参照)からの入力を基に、計量ホッパ6に投入された骨材2aの計量結果に応じて、上記親ゲート体開閉機構23及び子ゲート体開閉機構24へ上記計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22の開閉操作を制御させるための制御指令を送る制御盤を別途備えた構成としてあるものとする。
以上の構成としてある本発明のばら荷用サンプリング装置10を装備した計量装置1aを使用してばら荷としての骨材2aの計量を行うと共に該骨材2aの試料の採取を行う場合は、本発明のばら荷用サンプリング装置10における制御器20に、予め計量ホッパ6で粗計量する骨材2aの量と、採取すべき骨材2aの試料の量を指定して、該制御器20より駆動モータ18へ運転指令を与えて、上記各指定された値に応じて求まる所要の回転数でスクリュー15を回転駆動させておく。
この状態で、図1に示す如き初期状態から、図4に示すように、貯蔵ビン3の下端排出口3aに設けてある計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22の双方が開操作されて、上記貯蔵ビン3内の下端排出口3aより計量ホッパ6へ投入される骨材2aの粗計量が開始されると、上記貯蔵ビン3の下端排出口3aにおける子ゲート体22により開放された部分を経て計量ホッパ6へ向けて落下する骨材2aの一部が、サンプリング装置本体11におけるケーシング12の受入口13に受けられる。その後、上記ケーシング12の受入口13にて、該受入口13を通してケーシング12内に既に骨材2aが受け入れられている部分では、後から落下してくる骨材2aのケーシング12内への受け入れが阻害され、該受入口13に受け入れられない骨材2aは、オーバーフローして上記計量ホッパ6へ落下させられるようになる。一方、上記受入口13よりケーシング12内へ受け入れられた骨材2aは、上記回転駆動されたスクリュー15により排出口側へ順次搬送されることにより、上記ケーシング12の開口部13におけるスクリュー15の搬送方向の後方側に位置する部分では、順次空き(隙間)が形成されて、該空いた部分に対しては、その時点で上記貯蔵ビン3より落下して受入口13に達した骨材2aが順次新たに受け入れられるようになる。
その後、上記計量ホッパ6に落下投入された骨材2aの量が、指定された粗計量を行うべき量に達すると、上記計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22の双方が共に閉操作されて、上記貯蔵ビン3の下端排出口3aが一旦閉止されて、上記計量ホッパ6への骨材2aの投入が一旦停止される。このため、上記サンプリング装置本体11における受入口13を通したケーシング12内への新たな骨材2aの受け入れは行われなくなる。 したがって、この時点で、上記サンプリング装置本体11では、上記受入口13よりケーシング12内へ、上記貯蔵ビン3から計量ホッパ6への骨材2aの投入開始から投入停止までの時系列に沿って上記貯蔵ビン3より順に落下してきた骨材2aが受け入れられていることから、上記駆動モータ18によるスクリュー15の回転駆動を所要時間継続して行わせて、上記ケーシング12内に残っている骨材2aを排出口14より排出させると、該排出口14より回収された骨材2aを試料とすると、該骨材2aの試料は、上記貯蔵ビン3から計量ホッパ6への骨材2aの投入開始から投入停止までの時系列に沿って上記貯蔵ビン3より順に落下した骨材2aが、ほぼ均等に含まれたものとなる。
上記計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22の双方を開操作して行った骨材2aの粗計量の後は、上記親ゲート21のみをジョギング又は開放量を小さく制限した状態で開閉操作することで微計量を行って、最終的に所定の計量設定値に応じた量の骨材2aが上記貯蔵ビン3より切り出されて計量ホッパ6内に投入されるようにすればよい。
なお、上記微計量の際に上記貯蔵ビン3より計量ゲート19の親ゲート体21のみにより切り出される骨材2aについては、上記サンプリング装置本体11による試料の採取が行われないが、この微計量の際に計量ビン3より切り出される骨材2aの量は、上記計量設定値で設定された骨材2aの全量、及び、上記粗計量を行った骨材2aの量に比して非常に少ないため、上記採取した骨材2aの試料に、該微計量の際に切り出された骨材2aの性状が反映されないことによる影響は無視できる。
したがって、たとえ、上記貯蔵ビン3内の骨材2aについて、単位水分量の上下方向の分布にばらつきが生じていることに起因して、該貯蔵ビン3内で上下方向に分布していた単位水分量の異なる骨材2aが、貯蔵ビン3の下端寄りに位置していたものから順に下端排出口3aを通して排出されることで、計量ホッパ6へ時間の経過と共に単位水分量の異なる骨材2aが順次投入されていたとしても、上記採取した骨材2aの試料は、上記時間の経過と共に計量ホッパ6へ投入された単位水分量の異なる骨材2aのすべてがほぼ平均して含まれたものとなる。
よって、上記採取した骨材2aの試料について水浸骨材用計量器等を用いて含まれている水分量を計測して、該骨材2aの試料における単位水分量を求めると、該求められた骨材2aの試料の単位水分量の値は、上記貯蔵ビン3より計量ホッパ6へ投入されて1回に計量された骨材2a全体の単位水分量の平均値を良好に反映されたものとなる。
これにより、骨材2aの試料について求めた単位水分量の値に、上記貯蔵ビン3より計量ホッパ6へ投入されて1回に計量された骨材2aの重量を掛けることで、該計量ホッパ6で1回に計量された骨材2a全体に実際に含まれている水分量を精度よく求めることができることから、上記計量ホッパ6の下流側の図示しないミキサにて生コンクリートの各構成材料を所定の配合比で混練するときに加える練混ぜ水量の調整を正確に行うことができて、製造する生コンクリートにおける水の配合比の誤差を小さくすることが可能になる。
上記においては、制御器20を、計量ホッパ6で粗計量する骨材2aの量を基に、該粗計量を行うために必要とされる上記計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22の開放時間を求め、該求められた各ゲート体21,22の開放時間で上記ケーシング12の受入口13から排出口14までスクリュー15の回転により搬送される骨材2aの搬送量が、採取すべき骨材2aの試料の量に対応した量となるようにするための上記スクリュー15に必要とされる回転速度を求めて、該求められた回転速度で上記スクリュー15を回転駆動させるための運転指令を、上記駆動モータ18へ与える機能を備えるものとして説明したが、骨材2aの性状によっては、貯蔵ビン3の下端排出口3aに設けてある計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22の双方を開操作して、計量ホッパ6へ粗計量のための骨材2aの投入を行う際に、上記貯蔵ビン3の下端排出口3aからの落下が実際に開始されるまでのタイミングや、サンプリング装置本体11のケーシング12の受入口13に受けられる骨材2aの圧密状態の変化等により、採取される骨材2aの試料の量にばらつきが生じる可能性がある。
このような場合は、図6に本発明の実施の他の形態を示すように、図1乃至図5と同様の構成において、サンプリング装置本体11の排出口14より排出される骨材2aの試料の量を計量する計量器33を設けると共に、制御器20に、図1乃至図5の実施の形態と同様に骨材2aの粗計量を行う際に、上記計量器33により検出される骨材2aの試料の量と、上記サンプリング装置本体11のケーシング12における受入口13から排出口14までの内部容積に骨材2aの比重(密度)を掛けることで求められる該ケーシング12内に存在する骨材2aの量との和が、所望する骨材2aの試料の採取量に達した時点で、上記計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22の双方を閉操作させるための指令をそれぞれ対応するゲート体開閉機構23,24へ与える機能を付加した構成としてもよい。
かかる構成とすれば、上記計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22の双方を閉操作させた後、サンプリング装置本体11のスクリュー15を継続して回転駆動してケーシング12内の骨材2aを排出口14より全量排出させることで、採取する骨材2aの試料の量が、所望する試料採取量に対してばらつくことを抑制することができる。
なお、上記のように計量器33により検出される骨材2aの試料の量と、ケーシング12内に存在する骨材2aの量との和が所望する骨材2aの試料の採取量に達した時点で上記計量ゲート19の親ゲート体21と子ゲート体22の双方を閉操作させた後は、親ゲート体21のみの開閉操作を行うことで、微計量を行って、最終的に所定の計量設定値に応じた量の骨材2aが上記貯蔵ビン3より切り出されて計量ホッパ6内に投入されるようにすればよい。
又、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、ばら荷貯蔵槽の下端排出口に設けた切出しゲートの開閉操作により、上記ばら荷貯蔵槽より切り出して下方の容器内へ落下投入させるようにしてあるばら荷であれば、骨材以外のいかなるばら荷の試料の採取に適用してもよい。
試料の採取対象となるばら荷の形状、サイズ、性状や、採取すべきばら荷の試料の量、ばら荷貯蔵槽の切出しゲートによるばら荷の1回の切出しに要する時間等に応じて、サンプリング装置本体11におけるケーシング12の径、スクリュー15のスクリュー羽根のサイズや螺旋形状のピッチ、受入口13及び排出口14の大きさ等は適宜変更してもよい。
図1乃至図5の実施の形態では、計量ゲート19を、親ゲート体21と、該親ゲート体21よりもやや小さい子ゲート体22とからなるものとして示したが、上記各ゲート体21と22は同じサイズとしてもよい。
又、上記子ゲート体22を、その親ゲート体21寄り端部の下部に嵌合用突部22aを備えてなる構成として、親ゲート体21と子ゲート体22を閉止するときには、上記子ゲート体22の嵌合用突部22aを、親ゲート体21における子ゲート体22寄りの端部の内側に挿入して嵌合させるものとして示したが、親ゲート体21と子ゲート体22の閉止時に該各ゲート体21と22同士の間を通してばら荷が漏れ出ないようにシールできれば、上記各ゲート体21と22同士の間に設けるシール構造(シール手段)は、図示した以外のいかなる形式のものを採用してもよい。
図1乃至図5の実施の形態、及び、図6の実施の形態では、ばら荷貯蔵槽としての骨材2aの貯蔵ビン3の下端排出口3aに、切出しゲートとして、親ゲート体21と子ゲート体22を互いに近接、離反させるよう回動させる形式の計量ゲート19を設けた構成を示したが、ばら荷貯蔵槽の下端排出口にばら荷を切り出すために備える切出しゲートとしては、上記計量ゲート19以外のいかなる形式の切出しゲートを採用した構成としてもよい。この場合、サンプリング装置本体11は、そのケーシングに設けた受入口13が、上記ばら荷貯蔵槽の下端排出口に設けた切出しゲートの開操作時にばら荷が落下する領域に配置される状態で設置すればよい。
サンプリング装置本体11のケーシング12内に設けるばら荷搬送手段としては、駆動モータ18により回転駆動されるスクリュー15を例示したが、上記ケーシング12の受入口13よりオーバーフローすることなく該ケーシング12内に受け入れられたばら荷の全量を、排出口まで搬送して排出できるようにしてあれば、ベルトコンベヤ形式等、スクリュー以外のいかなる形式のばら荷搬送手段を採用してもよい。又、ばら荷搬送手段の形式に応じて、上記サンプリング装置本体11におけるケーシングの断面形状や寸法は適宜変更してもよい。
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
2a 骨材(ばら荷)
3 貯蔵ビン(ばら荷貯蔵槽)
6 計量ホッパ(容器)
11 サンプリング装置本体
12 ケーシング
13 受入口
14 排出口
15 スクリュー(ばら荷搬送手段)
18 駆動モータ(ばら荷搬送手段)
19 計量ゲート(切出しゲート)
20 制御器
21 親ゲート体(他方のゲート体)
22 子ゲート体(一方のゲート体)
26 邪魔板

Claims (3)

  1. ばら荷貯蔵槽の下端排出口に設けた切出しゲートの開操作時に該ばら荷貯蔵槽内のばら荷が下方の容器へ向けて落下する領域内に、受入口と排出口を備えたケーシングと、該ケーシング内でばら荷を搬送するばら荷搬送手段を備えて上記受入口よりケーシング内に受け入れたばら荷をばら荷搬送手段により排出口まで搬送して該排出口より試料として回収できるようにしてなるサンプリング装置本体における上記受入口を配置して、上記ばら荷貯蔵槽より下方の容器へ落下するばら荷の一部が該サンプリング装置本体の受入口よりケーシング内へ受け入れられるようにすると共に、受け入れきれないばら荷は該受入口よりオーバーフローさせて上記下方の容器内へ落下させることができるようにし、更に、上記切出しゲートの開閉操作により上記下方の容器へばら荷が一回に切り出される時間内で上記サンプリング装置本体の受入口より排出口へ所望する試料採取量に応じた量のばら荷を搬送できるように上記ばら荷搬送手段へ運転指令を与える制御器を備えてなる構成を有することを特徴とするばら荷用サンプリング装置。
  2. サンプリング装置本体を、横方向に延びる円筒形状として長手方向一端寄り個所に円筒壁の上半部を切欠いた形状の受入口を設け、且つ長手方向他端寄り個所の下部に排出口を設けてなるケーシングと、ばら荷搬送手段として上記ケーシング内に収納したスクリュー及び該スクリューを回転駆動する駆動モータを備えてなる構成とした請求項1記載のばら荷用サンプリング装置。
  3. ばら荷貯蔵槽の下端排出口に設ける切出しゲートを、2つのゲート体を互いに近接、離反させる方向へ移動させることで上記下端排出口の閉止と開放を行わせることができる形式として、該切出しゲートにおける一方のゲート体の真下にサンプリング装置本体の受入口を、配置するようにし、且つ該サンプリング装置本体における上記受入口の一側に、上下方向に延びる邪魔板を設け、該邪魔板の上端部が上記切出しゲートの一方のゲート体の閉止時に該一方のゲート体の下面を摺動できるようにした請求項1又は2記載のばら荷用サンプリング装置。
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