JP5458383B2 - ジブクレーン - Google Patents
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Description
そのような作業は本設の人荷用エレベータを用いて行うこともあるが、エレベータは屋上までサービスしていないことが通常であるため、一部で人力運搬が発生するし、エレベータに搭載できない大きな資機材も多いことから、工事の初期と最終段階で補助的に使用されるに留まる。
なお、荷揚げ場所の近傍で中型ジブクレーンを組み立て、本体に取り付けられている車輪を使ってそれを設置場所まで移動させることも考えられるが、その場合には屋上に大きな輪圧が局所的に加わることから屋上防水の養生が必要であるし、床面段差や既設の障害物などを回避する必要もあるので、実際上は困難であり現実的ではない。
しかし、ジブクレーンを移動させるための軌道を屋上に設置するためには屋上に対する補強や防水保護が必要となるので現実的ではないし、屋上の外周部には窓拭き用ゴンドラ設備の軌道としてのゴンドラレールが設置されていることも多いことから、その場合にはジブクレーンを移動させるための軌道をゴンドラレールの内側に設けることになり、したがってジブクレーンの設置位置が外壁から大きく離れることになるので作業半径が必要以上に大きいジブクレーンを設置しなければならず、合理的ではない。
また、運搬台車はアウトリガを備えているので、クレーン本体を搭載した状態で安定に走行可能であるし、定置時にアウトリガを展開してクレーン本体を台車部とアウトリガに跨る位置まで移動させることにより安定に定置可能であり、揚重時の引き抜き反力を生じさせないジブクレーンの形で作業させることが可能である。
本実施形態のジブクレーンCは、それ自体が通常の中型程度のジブクレーンとして機能するクレーン本体1と、それを屋上において移動させるとともに所定位置に定置するための設置架台ないし走行架台として機能する運搬台車2とを主体とするものであるが、その運搬台車2はそれ自体で各種の資機材を運搬可能な汎用の運搬台車としても機能するものである。
そして、台車部3の上面とアウトリガ10の上面には、アウトリガ10を展開した状態で直線状に連続する一連のガイドレール12が設けられ、それらガイドレール12には該ガイドレール12に沿ってスライド自在なスライダ13が設けられており、そのスライダ13に支持されてクレーン本体1が台車部3に搭載されるようになっている。
また、本実施形態の運搬台車2としては、そのようなクレーン本体1を用いることを前提として積載荷重を10ton程度と想定することが好ましく、台車部3の寸法を1.5m幅×3.0m程度とし、それを自走させるために必要な駆動源を備えることが好ましい。また、運搬台車2を走行させるゴンドラレールRの仕様としては、RG1000〜1800mm、125〜175Wとされることが一般的であるので、運搬台車2が備える走行機構はそれに対応するものとすれば良い。
いずれにしても、運搬台車2は汎用の建設資材を用いて手組にて容易にかつ安価に組立・解体できるものとすることが好ましく、必要に応じて走行時および定置時の転倒を確実に防止するための適宜の転倒防止機構を備えることが好ましい。
その際、クレーン本体1の重心が可及的に台車部3のほぼ中心位置に合致せしめることにより、クレーン本体1を運搬台車2上に安定に搭載可能であり、運搬台車2を安定に走行させることができる。
すなわち、設置位置には図2および図4に示すように予め仮設の受梁15をゴンドラレールRの内側に配置しておき、台車部3をその位置で停止させたら、図4に示すようにアウトリガ10を展開し、ジャッキ11を伸張させて受梁15上面に対して押圧せしめ、双方のアウトリガ10を連結部材14(図2(a)参照)により適宜固定する。これにより、台車部3が備える4輪の車輪に加えてアウトリガ10を加えた全6点で運搬台車2の全体を屋上に対して安定に支持した状態で定置することができる。
これにより、本実施形態のジブクレーンCを屋上に対して安定に定置することができ、ゴンドラレールRには大きな引き抜き反力が作用することもなく、そのジブクレーンCを支障なく作動させて揚重作業を実施することが可能となる。
しかも、運搬台車2は建物の内側に展開可能なアウトリガ10を備えるとともに、クレーン本体1を支持してスライドさせるためのガイドレール12とスライダ13とを備えているので、アウトリガ10を収納した状態で安定に移動させることができることはもとより、定置時にアウトリガ10を展開してクレーン本体1をスライドさせることにより揚重時の引き抜き反力を安定に支持することが可能であり、したがって特許文献1に示されるような小型の屋上ジブクレーンを適用できないような大規模工事にも本実施形態のジブクレーンCを適用することが可能となる。
また、上記実施形態のようにガイドレール12およびスライダ13を設けることが好ましいが、クレーン本体1が車輪を備えていてそれ自体が運搬台車2上において側方に移動できるような場合、あるいは被運搬物としての各種資機材を台車部3上にスライド自在に搭載可能である場合には、必ずしもガイドレール12およびスライダ13は設けることはなく省略することも可能である。
C ジブクレーン
1 クレーン本体
2 運搬台車
3 台車部
4 モータ
5 駆動輪
6 従動輪
7 アーム
8 アームブラケット
9 支持ピン
10 アウトリガ
11 ジャッキ
12 ガイドレール
13 スライダ
14 連結部材
15 受梁
16 仮設レール
17 車輪
Claims (3)
- 建物の屋上の外周部に設置されているゴンドラレールを利用して屋上において移動可能かつ所望位置に定置可能に設置されて各種資機材を揚重するジブクレーンであって、
前記ゴンドラレールを軌道として走行可能な台車部に該軌道の外側に展開可能なアウトリガを設けてなる運搬台車と、該運搬台車に搭載されたクレーン本体とからなり、前記運搬台車を前記ゴンドラレールに沿って走行させることにより前記クレーン本体を所望位置に運搬可能とし、かつ所望位置で前記運搬台車を停止させて前記アウトリガを展開することにより、前記クレーン本体を前記台車部上から該台車部と前記アウトリガに跨る位置に移動させた位置に定置可能とし、
さらに、前記ゴンドラレールの内側に該ゴンドラレールと平行に仮設レールを敷設し、前記アウトリガの先端を該仮設レールにより支持しつつ前記運搬台車を前記ゴンドラレールおよび前記仮設レールに沿って走行可能としたことを特徴とするジブクレーン。 - 請求項1記載のジブクレーンであって、
前記台車部には前記アウトリガを展開した状態で該台車部の上部から前記アウトリガの上部にわたる一連のガイドレールを設け、該ガイドレールにより前記クレーン本体を摺動自在に支持可能であることを特徴とするジブクレーン。 - 請求項2記載のジブクレーンであって、
前記ガイドレールには該ガイドレールに沿って摺動自在なスライダを設け、前記クレーン本体を該スライダ上に搭載してなることを特徴とするジブクレーン。
Priority Applications (1)
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JP2010015889A JP5458383B2 (ja) | 2010-01-27 | 2010-01-27 | ジブクレーン |
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JP2010015889A JP5458383B2 (ja) | 2010-01-27 | 2010-01-27 | ジブクレーン |
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Family Applications (1)
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2010
- 2010-01-27 JP JP2010015889A patent/JP5458383B2/ja not_active Expired - Fee Related
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